JP2000246852A - 農業用多層フィルム - Google Patents
農業用多層フィルムInfo
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- JP2000246852A JP2000246852A JP11053675A JP5367599A JP2000246852A JP 2000246852 A JP2000246852 A JP 2000246852A JP 11053675 A JP11053675 A JP 11053675A JP 5367599 A JP5367599 A JP 5367599A JP 2000246852 A JP2000246852 A JP 2000246852A
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- Japan
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- resin
- film
- weight
- ethylene
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
- Greenhouses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 初期透明性、開口性及び長期間の光線透過性
(防塵性)に特に優れ、かつ、防曇持続性、機械的強度
などの諸性能において優れた農業用ポリオレフィン系多
層フィルムを提供する。 【解決手段】メタロセン触媒により共重合して得られる
下記(a)〜(d)の特性を有するエチレン−α−オレ
フィン共重合樹脂(A)と、高密度ポリエチレン樹脂
(B)が、重量比で(A)/(B)=99/1〜70/
30の範囲にあり、かつ、当該樹脂が合計で60重量%
以上配合された樹脂組成物からなる層が、外層及び/ま
たは内層に少なくとも1層構成されてなることを特徴と
する農業用ポリオレフィン系樹脂多層フィルム。 (a)エチレンと炭素原子数3〜10のα−オレフィン
との共重合樹脂であり、当該α−オレフィンから導かれ
る構成単位が30重量%以下。 (b)メルトフローレート:0.1〜10g/10分 (c)密度:0.88〜0.930g/cm3 (d)分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量):
1.5〜3.5
(防塵性)に特に優れ、かつ、防曇持続性、機械的強度
などの諸性能において優れた農業用ポリオレフィン系多
層フィルムを提供する。 【解決手段】メタロセン触媒により共重合して得られる
下記(a)〜(d)の特性を有するエチレン−α−オレ
フィン共重合樹脂(A)と、高密度ポリエチレン樹脂
(B)が、重量比で(A)/(B)=99/1〜70/
30の範囲にあり、かつ、当該樹脂が合計で60重量%
以上配合された樹脂組成物からなる層が、外層及び/ま
たは内層に少なくとも1層構成されてなることを特徴と
する農業用ポリオレフィン系樹脂多層フィルム。 (a)エチレンと炭素原子数3〜10のα−オレフィン
との共重合樹脂であり、当該α−オレフィンから導かれ
る構成単位が30重量%以下。 (b)メルトフローレート:0.1〜10g/10分 (c)密度:0.88〜0.930g/cm3 (d)分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量):
1.5〜3.5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農業用に関するも
のである。更に詳しくは、初期透明性、開口性に優れ、
かつ、長期間の光線透過性(防曇性)に優れた農業用ポ
リオレフィン系樹脂多層フィルムに関するものである。
のである。更に詳しくは、初期透明性、開口性に優れ、
かつ、長期間の光線透過性(防曇性)に優れた農業用ポ
リオレフィン系樹脂多層フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、農作物を促成または抑制栽培し
て、その市場性、生産性を高めるため、農業用塩化ビニ
ルフィルムやポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体およびポリオレフィン系樹脂を主体とした特殊フィ
ルム等の農業用被覆資材による被覆下に有用植物を栽培
する、いわゆるハウス栽培やトンネル栽培が盛んに行わ
れている。中でもポリオレフィン系樹脂を主体とした特
殊フィルムは、密度が塩化ビニル樹脂より小さいために
軽く、化学的に安定な構造をしているため、長期の使用
にも機械的物性は殆ど変化せず、また、焼却しても有害
ガスの発生がなく、更に、インフレーション成形法によ
り、巾継ぎの為の接着加工を必要としない広幅フィルム
が安価に提供できることなどから盛んに利用されるよう
になってきている。
て、その市場性、生産性を高めるため、農業用塩化ビニ
ルフィルムやポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体およびポリオレフィン系樹脂を主体とした特殊フィ
ルム等の農業用被覆資材による被覆下に有用植物を栽培
する、いわゆるハウス栽培やトンネル栽培が盛んに行わ
れている。中でもポリオレフィン系樹脂を主体とした特
殊フィルムは、密度が塩化ビニル樹脂より小さいために
軽く、化学的に安定な構造をしているため、長期の使用
にも機械的物性は殆ど変化せず、また、焼却しても有害
ガスの発生がなく、更に、インフレーション成形法によ
り、巾継ぎの為の接着加工を必要としない広幅フィルム
が安価に提供できることなどから盛んに利用されるよう
になってきている。
【0003】さて、この様な農業用ハウスは年々大型化
しており、ハウスをフィルムで覆うためのフィルム展張
作業は多くの人手を要するようになってきている。その
一方で、農業従事者の数は年々減少すると共に高齢化が
進行しており、毎年の展張作業に人手を確保することは
容易ではない状況にある。この様な状況に鑑み、ハウス
に展張するフィルムは展張作業が容易で極力張り替えま
での使用期間の長いフィルム、言い換えれば、2年以上
の長寿命を有する農業用フィルムの開発が求められてい
る。この様な要求に対して、フィルムの具備すべき性能
としては、透明性、耐候性、防曇性、保温性、及び開口
性(フィルムがべたつかず容易に展開できる)などが挙
げられる。これらの性能の中で、上述したようにフィル
ムの長期展張化に伴い、重要な性能として初期透明性及
び防塵性に優れたフィルムが要求される様になってき
た。一般的には、農業用ポリオレフィン系樹脂フィルム
は農業用塩化ビニルフィルムに比較して、やや初期透明
性は劣るものの、フィルム中に可塑剤などのブリード物
を多量に含まないので、防塵性は良好であるといわれて
いる。
しており、ハウスをフィルムで覆うためのフィルム展張
作業は多くの人手を要するようになってきている。その
一方で、農業従事者の数は年々減少すると共に高齢化が
進行しており、毎年の展張作業に人手を確保することは
容易ではない状況にある。この様な状況に鑑み、ハウス
に展張するフィルムは展張作業が容易で極力張り替えま
での使用期間の長いフィルム、言い換えれば、2年以上
の長寿命を有する農業用フィルムの開発が求められてい
る。この様な要求に対して、フィルムの具備すべき性能
としては、透明性、耐候性、防曇性、保温性、及び開口
性(フィルムがべたつかず容易に展開できる)などが挙
げられる。これらの性能の中で、上述したようにフィル
ムの長期展張化に伴い、重要な性能として初期透明性及
び防塵性に優れたフィルムが要求される様になってき
た。一般的には、農業用ポリオレフィン系樹脂フィルム
は農業用塩化ビニルフィルムに比較して、やや初期透明
性は劣るものの、フィルム中に可塑剤などのブリード物
を多量に含まないので、防塵性は良好であるといわれて
いる。
【0004】しかしながら、ポリオレフィン系樹脂フィ
ルムといえども、フィルム内部には種々の低分子物質が
含まれており、経年におけるこれらの表面ブリード物へ
の埃の付着や、光や熱による樹脂の劣化により透明性は
悪影響を受け、防塵性は必ずしも満足されるものでなく
更なる改良が切望されている。また、一般に農業用フィ
ルムには防曇性付与のため防曇剤が練り込まれており、
この防曇剤がフィルム表面へブリードアウトして防曇性
を発現するものであるが、フィルム生産〜保管中にブリ
ードアウトした防曇剤がフィルム表面で溶融、固化する
事により、フィルムが密着し開口性が悪化する。このた
め、展張作業時にフィルムの展開が困難となり、展張作
業に支障を来すこととなる。
ルムといえども、フィルム内部には種々の低分子物質が
含まれており、経年におけるこれらの表面ブリード物へ
の埃の付着や、光や熱による樹脂の劣化により透明性は
悪影響を受け、防塵性は必ずしも満足されるものでなく
更なる改良が切望されている。また、一般に農業用フィ
ルムには防曇性付与のため防曇剤が練り込まれており、
この防曇剤がフィルム表面へブリードアウトして防曇性
を発現するものであるが、フィルム生産〜保管中にブリ
ードアウトした防曇剤がフィルム表面で溶融、固化する
事により、フィルムが密着し開口性が悪化する。このた
め、展張作業時にフィルムの展開が困難となり、展張作
業に支障を来すこととなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記欠
点を克服し、初期透明性、開口性に優れ、かつ、長期間
の光線透過性(防塵性)を満足するフィルムについて鋭
意検討した結果、メタロセン触媒で共重合して得られる
特定のエチレン−α−オレフィン共重合樹脂と、高密度
ポリエチレン樹脂とを、特定の比率で配合した樹脂組成
物を多層フィルムの外層及び/又は内層の少なくとも1
層に構成することで、本目的が達成し得ることを見いだ
し本発明を完成した。
点を克服し、初期透明性、開口性に優れ、かつ、長期間
の光線透過性(防塵性)を満足するフィルムについて鋭
意検討した結果、メタロセン触媒で共重合して得られる
特定のエチレン−α−オレフィン共重合樹脂と、高密度
ポリエチレン樹脂とを、特定の比率で配合した樹脂組成
物を多層フィルムの外層及び/又は内層の少なくとも1
層に構成することで、本目的が達成し得ることを見いだ
し本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨とす
るところは、メタロセン触媒により共重合して得られる
下記(a)〜(d)の特性を有するエチレン−α−オレ
フィン共重合樹脂(A)と、高密度ポリエチレン樹脂
(B)が、重量比で(A)/(B)=99/1〜70/
30の範囲にあり、かつ、当該樹脂が合計で60重量%
以上配合された樹脂組成物からなる層が、外層及び/ま
たは内層に少なくとも1層構成されてなることを特徴と
する農業用ポリオレフィン系樹脂フィルムに存する。 ・エチレン−α−オレフィン共重合樹脂(A)の特性値 (a)エチレンと炭素原子数3〜10のα−オレフィン
との共重合樹脂であり、当該α−オレフィンから導かれ
る構成単位が30重量%以下。 (b)メルトフローレート:0.1〜10g/10分 (c)密度:0.88〜0.930g/cm3 (d)分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量):
1.5〜3.5
るところは、メタロセン触媒により共重合して得られる
下記(a)〜(d)の特性を有するエチレン−α−オレ
フィン共重合樹脂(A)と、高密度ポリエチレン樹脂
(B)が、重量比で(A)/(B)=99/1〜70/
30の範囲にあり、かつ、当該樹脂が合計で60重量%
以上配合された樹脂組成物からなる層が、外層及び/ま
たは内層に少なくとも1層構成されてなることを特徴と
する農業用ポリオレフィン系樹脂フィルムに存する。 ・エチレン−α−オレフィン共重合樹脂(A)の特性値 (a)エチレンと炭素原子数3〜10のα−オレフィン
との共重合樹脂であり、当該α−オレフィンから導かれ
る構成単位が30重量%以下。 (b)メルトフローレート:0.1〜10g/10分 (c)密度:0.88〜0.930g/cm3 (d)分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量):
1.5〜3.5
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂多層フィルムは2
層以上の層構成からなっており本発明のフィルムを実際
のハウスやトンネルに展張使用した場合に、外側になる
面を外層、内側になる面を内層と称し、また、それらの
中間に層を設けた場合はその層を中間層とする。
本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂多層フィルムは2
層以上の層構成からなっており本発明のフィルムを実際
のハウスやトンネルに展張使用した場合に、外側になる
面を外層、内側になる面を内層と称し、また、それらの
中間に層を設けた場合はその層を中間層とする。
【0008】フィルム外層及び/または内層樹脂 本発明の外層及び/または内層は、メタロセン触媒によ
り共重合して得られる特定の特性を有するエチレン−α
−オレフィン共重合樹脂(A)と高密度ポリエチレン
(B)が重量比で(A)/(B)=99/1〜70/3
0、より好ましくは95/5〜80/20の範囲で混合
され、該混合物が60重量%以上、より好ましくは80
重量%以上配合されてなる樹脂組成物である。該樹脂混
合物中の高密度ポリエチレン(B)の重量比率が1未満
であると、成形時及び展張作業時の開口性が著しく悪化
すると共に、成形時にバブルが蛇行し巻き取りフィルム
の端部が不揃いとなると共に、フィルム厚みの変動が大
きくなり成形安定性が悪化する。
り共重合して得られる特定の特性を有するエチレン−α
−オレフィン共重合樹脂(A)と高密度ポリエチレン
(B)が重量比で(A)/(B)=99/1〜70/3
0、より好ましくは95/5〜80/20の範囲で混合
され、該混合物が60重量%以上、より好ましくは80
重量%以上配合されてなる樹脂組成物である。該樹脂混
合物中の高密度ポリエチレン(B)の重量比率が1未満
であると、成形時及び展張作業時の開口性が著しく悪化
すると共に、成形時にバブルが蛇行し巻き取りフィルム
の端部が不揃いとなると共に、フィルム厚みの変動が大
きくなり成形安定性が悪化する。
【0009】逆に、高密度ポリエチレン(B)の重量比
率が30を越えると、高密度ポリエチレンの結晶化によ
り得られたフィルムの透明性が著しく悪化すると共に、
高密度ポリエチレンの配向による縦裂け(フィルムが樹
脂の流れ方向に裂けやすくなる)や衝撃強度等の機械的
強度が低下する。また、該樹脂混合物が60重量%未満
であると、フィルム展張後の経年において低分子物等の
ブリードアウトにより防塵性が悪化すると共に、機械的
強度の低下が大きい。
率が30を越えると、高密度ポリエチレンの結晶化によ
り得られたフィルムの透明性が著しく悪化すると共に、
高密度ポリエチレンの配向による縦裂け(フィルムが樹
脂の流れ方向に裂けやすくなる)や衝撃強度等の機械的
強度が低下する。また、該樹脂混合物が60重量%未満
であると、フィルム展張後の経年において低分子物等の
ブリードアウトにより防塵性が悪化すると共に、機械的
強度の低下が大きい。
【0010】本発明に用いられるエチレン−α−オレフ
ィン共重合樹脂(A)は、通常メタロセンポリエチレン
といわれているものであり、エチレンとプロピレン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−
1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン等、炭素原子
数3〜10のα−オレフィンとの共重合体が挙げられ
る。これらの中では、炭素原子数4〜8のα−オレフィ
ンとの共重合体が得られる樹脂の強度と生産コストの点
からより好ましい。この共重合体は、(I法)特開昭5
8−19309号、特開昭59−95292号、特開昭
60−35005号、特開昭60−35006号、特開
昭60−35007号、特開昭60−35008号、特
開昭60−35009号、特開昭61−130314
号、特開平3−163088号の各公開公報、ヨーロッ
パ特許出願公開第420436号明細書、米国特許第5
055438号明細書及び国際公報WO91/0424
7号明細書などに記載されている方法、即ちメタロセン
触媒、特にメタロセン・アンモキサン触媒、又は、例え
ば、国際公開公報WO92/01723号明細書等に開
示されているような、メタロセン化合物と、メタロセン
化合物と反応して安定なイオンとなる化合物からなる触
媒、又は、更には、特開平5−295020号、特開平
5−295022号などに記載されているような、メタ
ロセン化合物を無機化合物に担持させた触媒などを使用
して、主成分のエチレンと従成分の炭素数3〜10のα
−オレフィンとを、得られる共重合体の密度が0.88
0〜0.930g/cm3 となるように共重合させる方
法である。この重合方法としては、高圧イオン重合法、
溶液法、スラリー法、気相法などを挙げることができ
る。これらの中では高圧イオン重合法で製造するのが好
ましい。
ィン共重合樹脂(A)は、通常メタロセンポリエチレン
といわれているものであり、エチレンとプロピレン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−
1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン等、炭素原子
数3〜10のα−オレフィンとの共重合体が挙げられ
る。これらの中では、炭素原子数4〜8のα−オレフィ
ンとの共重合体が得られる樹脂の強度と生産コストの点
からより好ましい。この共重合体は、(I法)特開昭5
8−19309号、特開昭59−95292号、特開昭
60−35005号、特開昭60−35006号、特開
昭60−35007号、特開昭60−35008号、特
開昭60−35009号、特開昭61−130314
号、特開平3−163088号の各公開公報、ヨーロッ
パ特許出願公開第420436号明細書、米国特許第5
055438号明細書及び国際公報WO91/0424
7号明細書などに記載されている方法、即ちメタロセン
触媒、特にメタロセン・アンモキサン触媒、又は、例え
ば、国際公開公報WO92/01723号明細書等に開
示されているような、メタロセン化合物と、メタロセン
化合物と反応して安定なイオンとなる化合物からなる触
媒、又は、更には、特開平5−295020号、特開平
5−295022号などに記載されているような、メタ
ロセン化合物を無機化合物に担持させた触媒などを使用
して、主成分のエチレンと従成分の炭素数3〜10のα
−オレフィンとを、得られる共重合体の密度が0.88
0〜0.930g/cm3 となるように共重合させる方
法である。この重合方法としては、高圧イオン重合法、
溶液法、スラリー法、気相法などを挙げることができ
る。これらの中では高圧イオン重合法で製造するのが好
ましい。
【0011】なお、この高圧イオン重合法とは、特開昭
56−18607号、特開昭58−25106号の各公
報に記載されているが、圧力が100kg/cm2 以
上、好ましくは300〜1500kg/cm2 で、温度
が125℃以上、好ましくは150〜200℃の反応条
件下に高圧イオン重合法により製造されるものである。
他方、メタロセンポリエチレンといわれるエチレン−α
−オレフィン共重合体の製造方法として、例えば、(II
法)特開平6−9724号、特開平6−136195
号、特開平6−136196号、特開平6−20705
7号の各公開公報に記載されているメタロセン触媒成
分、有機アルミニウムオキシ化合物触媒成分、微粒子状
担体、および必要に応じて有機アルミニウム化合物触媒
成分、イオン化イオン性化合物触媒成分を含む、オレフ
ィン重合用触媒の存在下に、気相、またはスラリー状あ
るいは溶液状の液相で種々の条件でエチレンとα−オレ
フィン、具体的には炭素原子数3〜20のα−オレフィ
ンとを、得られる共重合体の密度が0.900〜0.9
30g/cm3 となるように共重合させることによって
も調製することができるが、本発明の主目的であるフィ
ルムでの良好な初期透明性及び防塵性が得られる点で上
記(I)法によりメタロセンポリエチレンの製造がより
好ましい。
56−18607号、特開昭58−25106号の各公
報に記載されているが、圧力が100kg/cm2 以
上、好ましくは300〜1500kg/cm2 で、温度
が125℃以上、好ましくは150〜200℃の反応条
件下に高圧イオン重合法により製造されるものである。
他方、メタロセンポリエチレンといわれるエチレン−α
−オレフィン共重合体の製造方法として、例えば、(II
法)特開平6−9724号、特開平6−136195
号、特開平6−136196号、特開平6−20705
7号の各公開公報に記載されているメタロセン触媒成
分、有機アルミニウムオキシ化合物触媒成分、微粒子状
担体、および必要に応じて有機アルミニウム化合物触媒
成分、イオン化イオン性化合物触媒成分を含む、オレフ
ィン重合用触媒の存在下に、気相、またはスラリー状あ
るいは溶液状の液相で種々の条件でエチレンとα−オレ
フィン、具体的には炭素原子数3〜20のα−オレフィ
ンとを、得られる共重合体の密度が0.900〜0.9
30g/cm3 となるように共重合させることによって
も調製することができるが、本発明の主目的であるフィ
ルムでの良好な初期透明性及び防塵性が得られる点で上
記(I)法によりメタロセンポリエチレンの製造がより
好ましい。
【0012】(I)法によりメタロセンポリエチレン
は、温度上昇溶離分別(TREF:Temperatu
re Rising Elution Fractio
nation)による測定によって得られる微分溶出曲
線で特定される。即ち、温度上昇溶離分別によって得ら
れる溶出曲線のピークが1つ存在するもので、そのピー
ク温度が20〜100℃、好ましくは40〜80℃の範
囲内にあるものである。また、該ピーク温度の溶出温度
以外の温度において溶出するものが実質的に該溶出曲線
に存在することがある。上記溶出曲線のピーク温度内の
ピークが2つ以上存在すると透明性が劣るものとなる。
また、存在していない場合にはフィルムがべたつくこと
になる。
は、温度上昇溶離分別(TREF:Temperatu
re Rising Elution Fractio
nation)による測定によって得られる微分溶出曲
線で特定される。即ち、温度上昇溶離分別によって得ら
れる溶出曲線のピークが1つ存在するもので、そのピー
ク温度が20〜100℃、好ましくは40〜80℃の範
囲内にあるものである。また、該ピーク温度の溶出温度
以外の温度において溶出するものが実質的に該溶出曲線
に存在することがある。上記溶出曲線のピーク温度内の
ピークが2つ以上存在すると透明性が劣るものとなる。
また、存在していない場合にはフィルムがべたつくこと
になる。
【0013】温度上昇溶離分別(TREF)による溶出
曲線の測定 上記温度上昇溶離分別(Temperature Ri
sing Elution Fractionatio
n:TREF)による溶出曲線の測定は、「Journ
al of Applied Polymer Sci
ence.Vol 126,4,217−4,231
(1981)」、「高分子討論会予稿集2P1C09
(昭和63年)」等の文献に記載されている原理に基づ
いて実施される。すなわち、まず対象とするポリエチレ
ンを溶媒中で一度完全に溶解させる。その後、冷却し、
不活性担体表面に薄いポリマー層を生成させる。かかる
ポリマー層は結晶し易いものが内側(不活性担体表面に
近い側)に形成され、結晶し難いものが外側に形成され
てなるものである。次に、温度を連続又は段階的に昇温
することにより、先ず、低温度では対象ポリマー中の非
晶部分から、すなわち、ポリマーの持つ短鎖分岐の分岐
度の多いものから溶出する。溶出温度が上昇すると共
に、徐々に分岐度の少ないものが溶出し、ついには分岐
の無い直鎖状の部分が溶出して測定は終了する。この各
温度での溶出成分の濃度を連続的に検出して、その溶出
量と溶出温度によって描かれるグラフ(溶出曲線)のピ
ークによってポリマーの組成分布を測定する事ができる
ものである。
曲線の測定 上記温度上昇溶離分別(Temperature Ri
sing Elution Fractionatio
n:TREF)による溶出曲線の測定は、「Journ
al of Applied Polymer Sci
ence.Vol 126,4,217−4,231
(1981)」、「高分子討論会予稿集2P1C09
(昭和63年)」等の文献に記載されている原理に基づ
いて実施される。すなわち、まず対象とするポリエチレ
ンを溶媒中で一度完全に溶解させる。その後、冷却し、
不活性担体表面に薄いポリマー層を生成させる。かかる
ポリマー層は結晶し易いものが内側(不活性担体表面に
近い側)に形成され、結晶し難いものが外側に形成され
てなるものである。次に、温度を連続又は段階的に昇温
することにより、先ず、低温度では対象ポリマー中の非
晶部分から、すなわち、ポリマーの持つ短鎖分岐の分岐
度の多いものから溶出する。溶出温度が上昇すると共
に、徐々に分岐度の少ないものが溶出し、ついには分岐
の無い直鎖状の部分が溶出して測定は終了する。この各
温度での溶出成分の濃度を連続的に検出して、その溶出
量と溶出温度によって描かれるグラフ(溶出曲線)のピ
ークによってポリマーの組成分布を測定する事ができる
ものである。
【0014】本発明における外層及び/又は内層に用い
られるエチレン−α−オレフィン共重合樹脂(A)は炭
素原子数3〜10のα−オレフィンから導かれる構成単
位が30重量%以下、より好ましくは5〜20重量%の
量で存在する事が好ましい。上記エチレン−α−オレフ
ィン共重合樹脂(A)のメルトフローレート(MFR)
は、JIS−K6760による測定法で0.1〜10g
/10分、好ましくは0.2〜5g/10分、より好ま
しくは0.5〜5g/10分の範囲にある。該MFRが
この範囲より大きいと高密度ポリエチレンを所定量配合
しても、インフレーション成形時にフィルムが蛇行し巻
き取りフィルムの端部が不揃いとなり、成形安定性に欠
ける。また、該MFRがこの範囲より小さいと成形機へ
の負荷が増大するため、生産速度を減少させて圧力の増
大を抑制しなければならず、生産性が著しく低下し実用
性に乏しい。
られるエチレン−α−オレフィン共重合樹脂(A)は炭
素原子数3〜10のα−オレフィンから導かれる構成単
位が30重量%以下、より好ましくは5〜20重量%の
量で存在する事が好ましい。上記エチレン−α−オレフ
ィン共重合樹脂(A)のメルトフローレート(MFR)
は、JIS−K6760による測定法で0.1〜10g
/10分、好ましくは0.2〜5g/10分、より好ま
しくは0.5〜5g/10分の範囲にある。該MFRが
この範囲より大きいと高密度ポリエチレンを所定量配合
しても、インフレーション成形時にフィルムが蛇行し巻
き取りフィルムの端部が不揃いとなり、成形安定性に欠
ける。また、該MFRがこの範囲より小さいと成形機へ
の負荷が増大するため、生産速度を減少させて圧力の増
大を抑制しなければならず、生産性が著しく低下し実用
性に乏しい。
【0015】エチレン−α−オレフィン共重合樹脂
(A)の密度はJIS−K6760による測定法で0.
880〜0.930g/cm3 、好ましくは0.900
〜0.930g/cm3 、より好ましくは0.905〜
0.925g/cm3 の範囲にある。該密度がこの範囲
より大きいとフィルムの透明性が悪化するとともに機械
的強度も低下する。また、該密度がこの範囲より小さい
と、高密度ポリエチレンを所定量配合してもフィルム表
面のベタツキによりブロッキングが生じ、ハウスへの展
張作業時の開口性やフィルムの展開性が著しく悪化する
ため実用性に乏しい。
(A)の密度はJIS−K6760による測定法で0.
880〜0.930g/cm3 、好ましくは0.900
〜0.930g/cm3 、より好ましくは0.905〜
0.925g/cm3 の範囲にある。該密度がこの範囲
より大きいとフィルムの透明性が悪化するとともに機械
的強度も低下する。また、該密度がこの範囲より小さい
と、高密度ポリエチレンを所定量配合してもフィルム表
面のベタツキによりブロッキングが生じ、ハウスへの展
張作業時の開口性やフィルムの展開性が著しく悪化する
ため実用性に乏しい。
【0016】エチレン−α−オレフィン共重合樹脂の分
子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)はゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって求
められる。この場合の分子量分布は1.5〜3.5、好
ましくは1.5〜3.0の範囲にある。該分子量分布が
この範囲より大きいと機械的強度が低下するとともに、
低分子量成分のブリードアウトにより防塵性が悪化する
ため好ましくない。該分子量分布がこの範囲より小さい
と高密度ポリエチレンを所定量配合しても、成形時にフ
ィルムが蛇行しバブルの安定性が著しく悪化する。
子量分布(重量平均分子量/数平均分子量)はゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって求
められる。この場合の分子量分布は1.5〜3.5、好
ましくは1.5〜3.0の範囲にある。該分子量分布が
この範囲より大きいと機械的強度が低下するとともに、
低分子量成分のブリードアウトにより防塵性が悪化する
ため好ましくない。該分子量分布がこの範囲より小さい
と高密度ポリエチレンを所定量配合しても、成形時にフ
ィルムが蛇行しバブルの安定性が著しく悪化する。
【0017】本発明における外層及び/又は内層に用い
られる高密度ポリエチレン樹脂(B)は、エチレンとプ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセ
ン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセ
ン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタ
デセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイ
コデセン等、炭素原子数3〜20のα−オレフィンとの
共重合体が挙げられる。これらの中では、炭素原子数4
〜10のα−オレフィンとの共重合体が得られる樹脂の
強度と生産コストの点からより好ましい。
られる高密度ポリエチレン樹脂(B)は、エチレンとプ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デセ
ン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセ
ン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタ
デセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイ
コデセン等、炭素原子数3〜20のα−オレフィンとの
共重合体が挙げられる。これらの中では、炭素原子数4
〜10のα−オレフィンとの共重合体が得られる樹脂の
強度と生産コストの点からより好ましい。
【0018】なお、本発明においては、上記のようなα
−オレフィンを単独で、または2種以上組み合わせて用
いることが出来る。本発明に用いられる高密度ポリエチ
レン樹脂(B)は炭素原子数3〜20のα−オレフィン
から導かれる構成単位が20重量%以下、より好ましく
は10重量%以下の量で存在する事が好ましい。
−オレフィンを単独で、または2種以上組み合わせて用
いることが出来る。本発明に用いられる高密度ポリエチ
レン樹脂(B)は炭素原子数3〜20のα−オレフィン
から導かれる構成単位が20重量%以下、より好ましく
は10重量%以下の量で存在する事が好ましい。
【0019】高密度ポリエチレン樹脂(B)のメルトフ
ローレート(MFR)はJIS−K6760による測定
法で0.1〜30g/10分、好ましくは0.5〜20
g/10分、より好ましくは1.0〜20g/10分の
範囲にある。該MFRがこの範囲より大きいと成形時に
フィルムが蛇行し、バブルの安定性が悪化する。また、
該MFRがこの範囲より小さいと、未溶融物(ゲル、ブ
ツ)の生成により著しくフィルム外観が悪化し透明性、
防塵性に悪影響を及ぼすため実用性に乏しい。高密度ポ
リエチレン樹脂(B)の密度はJIS−K6760によ
る測定法で0.940〜0.970g/cm3 、好まし
くは0.945〜0.965g/cm 3 、より好ましく
は0.950〜0.965g/cm3 範囲にある。該密
度がこの範囲より大きいと成形時に結晶化による球晶の
生成、成長によりフィルムの透明性が悪化するとともに
機械的強度が低下する。また、該密度がこの範囲より小
さいと、成形時にフィルムが蛇行しバブルの安定性が悪
化すると共に開口性が悪化するため実用性に乏しい。
ローレート(MFR)はJIS−K6760による測定
法で0.1〜30g/10分、好ましくは0.5〜20
g/10分、より好ましくは1.0〜20g/10分の
範囲にある。該MFRがこの範囲より大きいと成形時に
フィルムが蛇行し、バブルの安定性が悪化する。また、
該MFRがこの範囲より小さいと、未溶融物(ゲル、ブ
ツ)の生成により著しくフィルム外観が悪化し透明性、
防塵性に悪影響を及ぼすため実用性に乏しい。高密度ポ
リエチレン樹脂(B)の密度はJIS−K6760によ
る測定法で0.940〜0.970g/cm3 、好まし
くは0.945〜0.965g/cm 3 、より好ましく
は0.950〜0.965g/cm3 範囲にある。該密
度がこの範囲より大きいと成形時に結晶化による球晶の
生成、成長によりフィルムの透明性が悪化するとともに
機械的強度が低下する。また、該密度がこの範囲より小
さいと、成形時にフィルムが蛇行しバブルの安定性が悪
化すると共に開口性が悪化するため実用性に乏しい。
【0020】本発明における外層及び/又は内層の少な
くとも1層を構成する他の混合成分としては、以下のポ
リオレフィン系樹脂が挙げられる。高圧ラジカル法で製
造されたエチレンの単独重合体(通称LDPE樹脂)、
チーグラー触媒、酸化クロム触媒、酸化モリブデン触媒
の存在下、液相又は気相で共重合させる事により得られ
るエチレン−α−オレフィン共重合樹脂(通称L−LD
PE樹脂)、酢酸ビニル含有量が1〜15重量%のエチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂(通称EVA樹脂)。これ
らの中でも、MFRが0.1〜5g/10分、かつ、密
度が0.910〜0.935の範囲にあるLDPE、L
−LDPE樹脂及び酢酸ビニル含量が1〜15重量%の
範囲にあるEVA樹脂が耐候性、価格の点から好まし
い。
くとも1層を構成する他の混合成分としては、以下のポ
リオレフィン系樹脂が挙げられる。高圧ラジカル法で製
造されたエチレンの単独重合体(通称LDPE樹脂)、
チーグラー触媒、酸化クロム触媒、酸化モリブデン触媒
の存在下、液相又は気相で共重合させる事により得られ
るエチレン−α−オレフィン共重合樹脂(通称L−LD
PE樹脂)、酢酸ビニル含有量が1〜15重量%のエチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂(通称EVA樹脂)。これ
らの中でも、MFRが0.1〜5g/10分、かつ、密
度が0.910〜0.935の範囲にあるLDPE、L
−LDPE樹脂及び酢酸ビニル含量が1〜15重量%の
範囲にあるEVA樹脂が耐候性、価格の点から好まし
い。
【0021】なお、これらの樹脂は単独で、または2種
以上を組み合わせて用いることが出来る。しかして、こ
れら混合成分が用いられる量は40重量%以下、より好
ましくは20重量%以下である。該混合成分が40重量
%を越えると本発明の目的である初期透明性及び長期間
の光線透過性(防塵性)に優れたフィルムが得られな
い。本発明における外層及び/又は内層の少なくとも1
層を構成する層の厚みとして、10〜100μmが好ま
しい。10μm未満では実質的に強度が不足し、100
μmを越えると、初期透明性が不足するため好ましくな
い。
以上を組み合わせて用いることが出来る。しかして、こ
れら混合成分が用いられる量は40重量%以下、より好
ましくは20重量%以下である。該混合成分が40重量
%を越えると本発明の目的である初期透明性及び長期間
の光線透過性(防塵性)に優れたフィルムが得られな
い。本発明における外層及び/又は内層の少なくとも1
層を構成する層の厚みとして、10〜100μmが好ま
しい。10μm未満では実質的に強度が不足し、100
μmを越えると、初期透明性が不足するため好ましくな
い。
【0022】本発明における外層及び/又は内層の少な
くとも1層を構成する樹脂組成物は、上記樹脂に本発明
の目的を損なわない範囲で、酸化防止剤、滑剤ないし熱
安定剤、アンチブロッキング剤、紫外線吸収剤、ヒンダ
ードアミン系光安定剤、着色剤、帯電防止剤、防曇剤
(界面活性剤)等、各種添加剤を配合することが出来
る。本発明における、外層及び/または内層以外の層を
構成する樹脂としては、酢酸ビニル含有量が25重量%
以下のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂及び/または密
度が0.910〜0.940g/cm3 のポリオレフィ
ン系樹脂から選ばれる。ポリオレフィン系樹脂として
は、α−オレフィン系の単独重合体、α−オレフィンを
主成分とする異種単量体との共重合体であり、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合
体、1−ヘキセン共重合体、1−オクテン共重合体、1
−デセン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エ
チレン−メチルアクリル酸共重合体、エチレン−エチル
アクリル酸共重合体、イオノマー樹脂等が挙げられる。
これらのうち、酢酸ビニル含有量が25重量%以下のエ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂および密度が0.910
〜0.930の低密度ポリエチレンやエチレン−α−オ
レフィン共重合体が、透明性や耐候性及び価格の点から
好ましい。
くとも1層を構成する樹脂組成物は、上記樹脂に本発明
の目的を損なわない範囲で、酸化防止剤、滑剤ないし熱
安定剤、アンチブロッキング剤、紫外線吸収剤、ヒンダ
ードアミン系光安定剤、着色剤、帯電防止剤、防曇剤
(界面活性剤)等、各種添加剤を配合することが出来
る。本発明における、外層及び/または内層以外の層を
構成する樹脂としては、酢酸ビニル含有量が25重量%
以下のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂及び/または密
度が0.910〜0.940g/cm3 のポリオレフィ
ン系樹脂から選ばれる。ポリオレフィン系樹脂として
は、α−オレフィン系の単独重合体、α−オレフィンを
主成分とする異種単量体との共重合体であり、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、エチレン−4−メチル−1−ペンテン共重合
体、1−ヘキセン共重合体、1−オクテン共重合体、1
−デセン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エ
チレン−メチルアクリル酸共重合体、エチレン−エチル
アクリル酸共重合体、イオノマー樹脂等が挙げられる。
これらのうち、酢酸ビニル含有量が25重量%以下のエ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂および密度が0.910
〜0.930の低密度ポリエチレンやエチレン−α−オ
レフィン共重合体が、透明性や耐候性及び価格の点から
好ましい。
【0023】更に、酢酸ビニル含有量が2〜20重量%
のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂はこれらのうちでも
特に透明性、柔軟性、保温性、耐候性等の点でより好ま
しい。なお、本発明においては、上記のようなエチレン
−酢酸ビニル共重合樹脂を単独で、または他の樹脂と2
種以上組み合わせて、酢酸ビニル含有量が25重量%以
下となるように調整して用いることが出来る。
のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂はこれらのうちでも
特に透明性、柔軟性、保温性、耐候性等の点でより好ま
しい。なお、本発明においては、上記のようなエチレン
−酢酸ビニル共重合樹脂を単独で、または他の樹脂と2
種以上組み合わせて、酢酸ビニル含有量が25重量%以
下となるように調整して用いることが出来る。
【0024】本発明における外層及び/または内層以外
を構成する樹脂層には、本発明の目的を損なわない範囲
で外層及び/または内層の樹脂組成物同様、従来農業用
ポリオレフィン系フィルムに慣用されている酸化防止
剤、滑剤、アンチブロッキング剤、紫外線吸収剤、ヒン
ダードアミン系光安定剤、着色剤、防曇剤(界面活性
剤)、保温剤等、各種添加剤を配合することが出来る。
を構成する樹脂層には、本発明の目的を損なわない範囲
で外層及び/または内層の樹脂組成物同様、従来農業用
ポリオレフィン系フィルムに慣用されている酸化防止
剤、滑剤、アンチブロッキング剤、紫外線吸収剤、ヒン
ダードアミン系光安定剤、着色剤、防曇剤(界面活性
剤)、保温剤等、各種添加剤を配合することが出来る。
【0025】本発明において使用しうる酸化防止剤とし
ては、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、2,2−メチレンビス(6−t−ブチル−4−エチ
ルフェノール)、ジラウリルチオジプロピオネート等の
ヒンダードフェノール系、リン系、イオウ系のもの等を
挙げることが出来る。これら酸化防止剤は単独で、また
は2種以上を組み合わせて用いることができ、通常0.
01〜0.5重量部の範囲が好ましい。
ては、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、2,2−メチレンビス(6−t−ブチル−4−エチ
ルフェノール)、ジラウリルチオジプロピオネート等の
ヒンダードフェノール系、リン系、イオウ系のもの等を
挙げることが出来る。これら酸化防止剤は単独で、また
は2種以上を組み合わせて用いることができ、通常0.
01〜0.5重量部の範囲が好ましい。
【0026】滑剤ないし熱安定剤としては、例えばポリ
エチレンワックス、流動パラフィン、脂肪族アルコー
ル、ステアリン酸、ラウリン酸アマイド、パルミチン酸
アマイド、オレイン酸アマイド、ステアリン酸アマイ
ド、エルシン酸アマイド、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸バリウム、リシノール酸バリウム、ジブチル錫ジマ
レート、有機リン酸金属塩、有機ホスフェート化合物、
有機ホスファイト化合物、フェノール類、β−ジケトン
化合物等が挙げられる。これら滑剤ないしは熱安定剤は
単独で、または2種以上を組み合わせて用いることがで
き、通常0.01〜0.5重量%の範囲が好ましい。
エチレンワックス、流動パラフィン、脂肪族アルコー
ル、ステアリン酸、ラウリン酸アマイド、パルミチン酸
アマイド、オレイン酸アマイド、ステアリン酸アマイ
ド、エルシン酸アマイド、ステアリン酸亜鉛、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸バリウム、リシノール酸バリウム、ジブチル錫ジマ
レート、有機リン酸金属塩、有機ホスフェート化合物、
有機ホスファイト化合物、フェノール類、β−ジケトン
化合物等が挙げられる。これら滑剤ないしは熱安定剤は
単独で、または2種以上を組み合わせて用いることがで
き、通常0.01〜0.5重量%の範囲が好ましい。
【0027】アンチブロッキング剤としては、珪藻土、
合成シリカ、タルク、マイカ、ゼオライト等が挙げられ
る。これらアンチブロッキング剤は単独で、または2種
以上を組み合わせて用いることができ、通常0.01〜
0.5重量%の範囲が好ましい。紫外線吸収剤として
は、ヒドロキシベンゾフェノン系化合物、ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール系化合物、ベンゾエート系化合物、サ
リチル酸エステル系化合物、ニッケル錯塩系化合物、シ
アノアクリレート系化合物、2−(4,6−ジフェニル
−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキ
シル)オキシ]−フェノール等のトリアジン系化合物等
が挙げられる。これら紫外線吸収剤は単独で、または2
種以上を組み合わせて用いることができ、通常0.01
〜1.0重量%の範囲が好ましい。ヒンダードアミン系
光安定剤としては、特公昭62−59745号公報第5
欄第37行〜第16欄第18行目、特開平2−3052
9号明細書第20項第15行〜第38項第3行目に記載
されているヒンダードアミン系化合物である。
合成シリカ、タルク、マイカ、ゼオライト等が挙げられ
る。これらアンチブロッキング剤は単独で、または2種
以上を組み合わせて用いることができ、通常0.01〜
0.5重量%の範囲が好ましい。紫外線吸収剤として
は、ヒドロキシベンゾフェノン系化合物、ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール系化合物、ベンゾエート系化合物、サ
リチル酸エステル系化合物、ニッケル錯塩系化合物、シ
アノアクリレート系化合物、2−(4,6−ジフェニル
−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキ
シル)オキシ]−フェノール等のトリアジン系化合物等
が挙げられる。これら紫外線吸収剤は単独で、または2
種以上を組み合わせて用いることができ、通常0.01
〜1.0重量%の範囲が好ましい。ヒンダードアミン系
光安定剤としては、特公昭62−59745号公報第5
欄第37行〜第16欄第18行目、特開平2−3052
9号明細書第20項第15行〜第38項第3行目に記載
されているヒンダードアミン系化合物である。
【0028】本発明で使用可能な市販のヒンダードアミ
ン系化合物を例示すれば、TINUVIN770、TI
NUVIN780、TINUVIN144、TINUV
IN622、CHIMASSORB119、CHIMA
SSORB944(以上、チバ・スペシャリティ・ケミ
カルズ社製)、サノールLS765、(三井(株)
製)、MARK LA−62、MARK LA−63、
MARK LA−67、MARK LA−68、MAR
K LA−57(以上、旭電化社製)等が挙げられる。
これらヒンダードアミン系光安定剤は単独で、または2
種以上を組み合わせて用いることができ、通常0.05
〜1.0重量%の範囲が好ましい。
ン系化合物を例示すれば、TINUVIN770、TI
NUVIN780、TINUVIN144、TINUV
IN622、CHIMASSORB119、CHIMA
SSORB944(以上、チバ・スペシャリティ・ケミ
カルズ社製)、サノールLS765、(三井(株)
製)、MARK LA−62、MARK LA−63、
MARK LA−67、MARK LA−68、MAR
K LA−57(以上、旭電化社製)等が挙げられる。
これらヒンダードアミン系光安定剤は単独で、または2
種以上を組み合わせて用いることができ、通常0.05
〜1.0重量%の範囲が好ましい。
【0029】着色剤としては例えば、フタロシアニンブ
ルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエロー、アリ
ザリンレーキ、酸化チタン、酸化亜鉛、群青、パーマネ
ントレッド、キナクリドン、カーボンブラック等が挙げ
られる。保温剤としては、酸化マグネシウム、酸化カル
シウム、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化チタン、水
酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カル
シウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシ
ウム、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウム、燐酸リチウム、燐
酸ナトリウム、燐酸カリウム、燐酸カルシウム、珪酸マ
グネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸
チタン、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、
アルミン酸カルシウム、アルミノ珪酸ナトリウム、アル
ミノ珪酸カリウム、アルミノ珪酸カルシウム、カオリ
ン、タルク、マイカ、クレー、ハイドロタルサイト類化
合物、リチウムアルミニウム複合水酸化物等が挙げられ
る。これら保温剤は、本発明の多層フィルムにおいて、
外層以外の層に配合されるのが好ましく、配合量として
は、5〜30重量%が好ましい。特に本発明の多層フィ
ルムが3層以上の層構成を有する場合は、最外層および
最内層以外の層に配合されるのが好ましい。
ルー、フタロシアニングリーン、ハンザイエロー、アリ
ザリンレーキ、酸化チタン、酸化亜鉛、群青、パーマネ
ントレッド、キナクリドン、カーボンブラック等が挙げ
られる。保温剤としては、酸化マグネシウム、酸化カル
シウム、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化チタン、水
酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カル
シウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシ
ウム、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウム、燐酸リチウム、燐
酸ナトリウム、燐酸カリウム、燐酸カルシウム、珪酸マ
グネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、珪酸
チタン、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、
アルミン酸カルシウム、アルミノ珪酸ナトリウム、アル
ミノ珪酸カリウム、アルミノ珪酸カルシウム、カオリ
ン、タルク、マイカ、クレー、ハイドロタルサイト類化
合物、リチウムアルミニウム複合水酸化物等が挙げられ
る。これら保温剤は、本発明の多層フィルムにおいて、
外層以外の層に配合されるのが好ましく、配合量として
は、5〜30重量%が好ましい。特に本発明の多層フィ
ルムが3層以上の層構成を有する場合は、最外層および
最内層以外の層に配合されるのが好ましい。
【0030】防曇剤(界面活性剤)としては、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、蔗糖脂肪酸エステル、シリコーン系界面活性剤、フ
ルオロアルキル基やフルオロアルケニル基を含有するフ
ッ素系界面活性剤等が挙げられる。これら防曇剤(界面
活性剤)は単独で、または2種以上を組み合わせて用い
ることができ、通常0.5〜2.0重量%の範囲が好ま
しい。しかしながら、これら防曇剤は、フィルム表面へ
ブリードアウトして防曇性を発現するものであるが、こ
のブリードアウトにより本発明の目的とする初期透明性
および開口性に悪影響を及ぼす事例がある。
ン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、蔗糖脂肪酸エステル、シリコーン系界面活性剤、フ
ルオロアルキル基やフルオロアルケニル基を含有するフ
ッ素系界面活性剤等が挙げられる。これら防曇剤(界面
活性剤)は単独で、または2種以上を組み合わせて用い
ることができ、通常0.5〜2.0重量%の範囲が好ま
しい。しかしながら、これら防曇剤は、フィルム表面へ
ブリードアウトして防曇性を発現するものであるが、こ
のブリードアウトにより本発明の目的とする初期透明性
および開口性に悪影響を及ぼす事例がある。
【0031】本発明の多層フィルムはその目的とする初
期透明性および開口性の点から、実質的にフィルム中に
この様な防曇剤を含まないのが望ましく、ハウス内面層
に防曇性被膜を形成する方法が好ましい。ただし、あら
かじめ各層の基体樹脂に各種添加剤を濃縮配合したマス
ターバッチとして用いる場合に混練時の粘着防止剤とし
て、あるいは、防曇性被膜を形成する際の表面改質剤と
して本発明の目的を損なわない範囲で少量を用いること
ができ、その場合の量としては、0.01〜0.2重量
%が好ましい。なお、本発明の多層フィルムに防曇性被
膜として形成される組成物としては、シリカゾール及び
/またはアルミナゾル等の無機質コロイドゾルと、熱可
塑性樹脂等のバインダー樹脂を主成分とする組成物等が
挙げられる。
期透明性および開口性の点から、実質的にフィルム中に
この様な防曇剤を含まないのが望ましく、ハウス内面層
に防曇性被膜を形成する方法が好ましい。ただし、あら
かじめ各層の基体樹脂に各種添加剤を濃縮配合したマス
ターバッチとして用いる場合に混練時の粘着防止剤とし
て、あるいは、防曇性被膜を形成する際の表面改質剤と
して本発明の目的を損なわない範囲で少量を用いること
ができ、その場合の量としては、0.01〜0.2重量
%が好ましい。なお、本発明の多層フィルムに防曇性被
膜として形成される組成物としては、シリカゾール及び
/またはアルミナゾル等の無機質コロイドゾルと、熱可
塑性樹脂等のバインダー樹脂を主成分とする組成物等が
挙げられる。
【0032】本発明の基体ポリオレフィン系樹脂に、各
種添加剤を配合するには、各々必要量配合しリボンブレ
ンダー、加圧ニーダー、バンバリーミキサー、スーパー
ミキサーその他従来から知られている配合機、混合機、
混練機を使用すればよい。この様にして得られた樹脂組
成物を多層フィルムとしてフィルム化するには、それ自
体公知の方法、例えば溶融共押出し成形法(Tダイ法、
インフレーション法を含む)、カレンダー成形法、ラミ
ネート法等の従来から知られている方法によればよい。
これらの内でも、特に、空冷インフレーション共押出し
成形法が農業用として適した広幅フィルムが得られる点
でより好ましい。
種添加剤を配合するには、各々必要量配合しリボンブレ
ンダー、加圧ニーダー、バンバリーミキサー、スーパー
ミキサーその他従来から知られている配合機、混合機、
混練機を使用すればよい。この様にして得られた樹脂組
成物を多層フィルムとしてフィルム化するには、それ自
体公知の方法、例えば溶融共押出し成形法(Tダイ法、
インフレーション法を含む)、カレンダー成形法、ラミ
ネート法等の従来から知られている方法によればよい。
これらの内でも、特に、空冷インフレーション共押出し
成形法が農業用として適した広幅フィルムが得られる点
でより好ましい。
【0033】本発明に係る多層フィルムは、透明でも、
梨地でも、半梨地でもよく、その用途は農業用ハウス
(温室)、トンネル等の被覆用に使用できる。本発明の
多層フィルムの厚みについては強度やコストの点で0.
03〜0.3mmの範囲が好ましく、0.05〜0.2
mmの範囲がより好ましい。また、本発明の外層及び/
または内層を構成する樹脂層(I)と、外層及び/また
は内層以外を構成する樹脂層(II)の層比としては、
(I)/(II)=1/0.5〜1/6の範囲が好まし
く、1/1〜1/5の範囲が成形安定性や強度の点でよ
り好ましい。
梨地でも、半梨地でもよく、その用途は農業用ハウス
(温室)、トンネル等の被覆用に使用できる。本発明の
多層フィルムの厚みについては強度やコストの点で0.
03〜0.3mmの範囲が好ましく、0.05〜0.2
mmの範囲がより好ましい。また、本発明の外層及び/
または内層を構成する樹脂層(I)と、外層及び/また
は内層以外を構成する樹脂層(II)の層比としては、
(I)/(II)=1/0.5〜1/6の範囲が好まし
く、1/1〜1/5の範囲が成形安定性や強度の点でよ
り好ましい。
【0034】また、フィルム表面に防曇性被膜を形成す
るには、一般に防曇性組成物の溶液または分散液をドク
ターブレードコート法、ロールコート法、ディップコー
ト法、スプレーコート法、ハケ塗り法等それ自体公知の
塗布方法を採用し、塗布後乾燥すればよい。塗布後の乾
燥方法は、自然乾燥法、強制乾燥法のいずれの乾燥法を
採用しても良い。強制乾燥法としては、熱風乾燥法、赤
外線乾燥法、遠赤外線乾燥法及び紫外線硬化法等が挙げ
られる。
るには、一般に防曇性組成物の溶液または分散液をドク
ターブレードコート法、ロールコート法、ディップコー
ト法、スプレーコート法、ハケ塗り法等それ自体公知の
塗布方法を採用し、塗布後乾燥すればよい。塗布後の乾
燥方法は、自然乾燥法、強制乾燥法のいずれの乾燥法を
採用しても良い。強制乾燥法としては、熱風乾燥法、赤
外線乾燥法、遠赤外線乾燥法及び紫外線硬化法等が挙げ
られる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例に基づいて説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例
に限定されるものではない。
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の例
に限定されるものではない。
【0036】(1)多層フィルムの調整 3層インフレーション成形装置として3層ダイに100
mmφ((株)プラ工研製)を用い、押出機はチューブ
外内層を30mmφ((株)プラ工研製)2台、中間層
を40mmφ((株)プラ工研製)として、外内層押出
し機温度180℃、中間層押し出し機温度170℃、ダ
イス温度180℃、ブロー比2.5、引取り速度4m/
分、厚さ0.15mmにて表−1〜表−6に示した成分
からなる3層のフィルムを得た。なお、これらのフィル
ムは、製膜時のチューブ内層が展張時にはハウスの外層
(外面)となる。得られた各多層フィルムについて、以
下に示す測定評価を行った。その結果を表−7及び表−
8に示した。
mmφ((株)プラ工研製)を用い、押出機はチューブ
外内層を30mmφ((株)プラ工研製)2台、中間層
を40mmφ((株)プラ工研製)として、外内層押出
し機温度180℃、中間層押し出し機温度170℃、ダ
イス温度180℃、ブロー比2.5、引取り速度4m/
分、厚さ0.15mmにて表−1〜表−6に示した成分
からなる3層のフィルムを得た。なお、これらのフィル
ムは、製膜時のチューブ内層が展張時にはハウスの外層
(外面)となる。得られた各多層フィルムについて、以
下に示す測定評価を行った。その結果を表−7及び表−
8に示した。
【0037】(2)防曇性被膜の形成 後述するパイプハウスに各多層フィルムを展張後、米国
ソーラー・サンスティル社製防曇剤「サンクリアー」を
イオン交換樹脂にて浄化した水道水で200倍に希釈し
たのち、霧吹きにてスプレー噴霧処理を行った。
ソーラー・サンスティル社製防曇剤「サンクリアー」を
イオン交換樹脂にて浄化した水道水で200倍に希釈し
たのち、霧吹きにてスプレー噴霧処理を行った。
【0038】初期透明性 3層インフレーション成形により得られた多層フィルム
の製膜直後及び、50℃×85%RHに調整した恒温恒
湿機内に2ケ月放置した後の、波長555ミリミクロン
における平行光線透過率を分光光度計(日立製作所製、
U3410型)により測定し、その値を示した。 開口性 3層インフレーション成形により得られたチューブ状フ
ィルムを製膜直後及び、50℃×85%RHに調整した
恒温恒湿機内に2ケ月放置した後のフィルムのT字剥離
力をオートグラフ試験機(日立製作所製:IM500
型、ロードセル=100g、引張り速度=100cm/
分)で測定し、その値を示した。また、三重県一志郡の
圃場に、高さ1.5m、間口2m、奥行き5mのパイプ
ハウスを構築し、パイプハウスに展張した際の展開性の
良さを感応試験にて評価した。評価基準は次の通りであ
る。(平成8年4月3日実施) ◎…紙管に巻いたチューブ状フィルム(片側端部切り開
き)の巻き出しが軽く、巻き出したフィルムが、ハウス
長さ方向の両端での展開動作のみでスムーズにフィルム
全体が展開する。 ○…フィルムの巻き出し及び巻き出したフィルムの展開
にやや抵抗を感じるが、フィルムの展開は、ハウス長さ
方向両端での展開動作のみで概ね支障無く行える。 △…フィルムの巻き出しが重く、展開時に抵抗があり重
く感じ、ハウス長さ方向の両端での展開動作のみではフ
ィルム全体が展開しきらない。 ×…フィルムの巻き出しが重く、また、展開時に抵抗が
極めて大きいため、長さ方向の片側から徐々にフィルム
を開かないと展開できない。
の製膜直後及び、50℃×85%RHに調整した恒温恒
湿機内に2ケ月放置した後の、波長555ミリミクロン
における平行光線透過率を分光光度計(日立製作所製、
U3410型)により測定し、その値を示した。 開口性 3層インフレーション成形により得られたチューブ状フ
ィルムを製膜直後及び、50℃×85%RHに調整した
恒温恒湿機内に2ケ月放置した後のフィルムのT字剥離
力をオートグラフ試験機(日立製作所製:IM500
型、ロードセル=100g、引張り速度=100cm/
分)で測定し、その値を示した。また、三重県一志郡の
圃場に、高さ1.5m、間口2m、奥行き5mのパイプ
ハウスを構築し、パイプハウスに展張した際の展開性の
良さを感応試験にて評価した。評価基準は次の通りであ
る。(平成8年4月3日実施) ◎…紙管に巻いたチューブ状フィルム(片側端部切り開
き)の巻き出しが軽く、巻き出したフィルムが、ハウス
長さ方向の両端での展開動作のみでスムーズにフィルム
全体が展開する。 ○…フィルムの巻き出し及び巻き出したフィルムの展開
にやや抵抗を感じるが、フィルムの展開は、ハウス長さ
方向両端での展開動作のみで概ね支障無く行える。 △…フィルムの巻き出しが重く、展開時に抵抗があり重
く感じ、ハウス長さ方向の両端での展開動作のみではフ
ィルム全体が展開しきらない。 ×…フィルムの巻き出しが重く、また、展開時に抵抗が
極めて大きいため、長さ方向の片側から徐々にフィルム
を開かないと展開できない。
【0039】防塵性 上記、三重県一志郡の圃場に構築したパイプハウスにフ
ィルムを展張後、妻面及びサイド部を解放し、上記防曇
剤「サンクリアー」を200倍に水希釈したものをスプ
レー処理した。この状態で丸1日目自然乾燥した後、密
閉状態になるように展張した。平成8年4月初旬〜平成
10年9月下旬の約2年半に渡り展張した時の波長55
5ミリミクロンにおける平行光線透過率を分光光度計
(日立製作所製、U3410型)により測定し、その値
を示した。 防曇持続性 同上圃場のフィルムを展張したハウスで、防曇持続性を
評価した。評価方法はハウスの内面に水滴の付着する状
況を経時的に目視で観察した。評価基準は次の通りであ
る。(平成8年4月3日開始) ◎…フィルム表面(ハウス内面、以下同じ)に付着した
水滴同士が合体して薄膜状に広がり、この薄膜状部分の
面積がフィルム表面の3/4以上に認められるもの。 ○…フィルム表面に付着した水滴同士が合体して薄膜状
に広がった部分の面積がフィルム表面の1/2〜3/4
に認められるもの。 △…フィルム表面に付着した水滴同士が合体して薄膜状
に広がった部分の面積がフィルム表面の1/2未満に認
められるもの。 ×…フィルム表面に付着した水滴同士の合体が認められ
ないもの。
ィルムを展張後、妻面及びサイド部を解放し、上記防曇
剤「サンクリアー」を200倍に水希釈したものをスプ
レー処理した。この状態で丸1日目自然乾燥した後、密
閉状態になるように展張した。平成8年4月初旬〜平成
10年9月下旬の約2年半に渡り展張した時の波長55
5ミリミクロンにおける平行光線透過率を分光光度計
(日立製作所製、U3410型)により測定し、その値
を示した。 防曇持続性 同上圃場のフィルムを展張したハウスで、防曇持続性を
評価した。評価方法はハウスの内面に水滴の付着する状
況を経時的に目視で観察した。評価基準は次の通りであ
る。(平成8年4月3日開始) ◎…フィルム表面(ハウス内面、以下同じ)に付着した
水滴同士が合体して薄膜状に広がり、この薄膜状部分の
面積がフィルム表面の3/4以上に認められるもの。 ○…フィルム表面に付着した水滴同士が合体して薄膜状
に広がった部分の面積がフィルム表面の1/2〜3/4
に認められるもの。 △…フィルム表面に付着した水滴同士が合体して薄膜状
に広がった部分の面積がフィルム表面の1/2未満に認
められるもの。 ×…フィルム表面に付着した水滴同士の合体が認められ
ないもの。
【0040】促進防曇性試験500ccのビーカーに
300ccの水を入れ、防曇性被膜の形成された面がビ
ーカーの内面になるように上記フィルムにて被覆した
後、恒温水槽(50℃)にビーカーを地表面から10度
傾斜させて底部から2/3の部分まで水浸させ、20℃
の恒温室に所定期間放置したときのフィルム内面の水滴
付着状況を、前記防曇持続性試験と同じ基準で評価し
た。 得られた各多層フィルムの機械的強度をJIS−K6
732の測定法に準拠して、測定温度0℃におけるエレ
メンドルフ引き裂き強度をフィルムの流れ方向(タ
テ)、横断方向(ヨコ)を測定し、その数値を示した。
300ccの水を入れ、防曇性被膜の形成された面がビ
ーカーの内面になるように上記フィルムにて被覆した
後、恒温水槽(50℃)にビーカーを地表面から10度
傾斜させて底部から2/3の部分まで水浸させ、20℃
の恒温室に所定期間放置したときのフィルム内面の水滴
付着状況を、前記防曇持続性試験と同じ基準で評価し
た。 得られた各多層フィルムの機械的強度をJIS−K6
732の測定法に準拠して、測定温度0℃におけるエレ
メンドルフ引き裂き強度をフィルムの流れ方向(タ
テ)、横断方向(ヨコ)を測定し、その数値を示した。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】
【表6】
【0047】
【表7】
【0048】
【表8】
【0049】
【発明の効果】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フ
ィルムは、初期透明性、開口性及び長期間の光線透過性
(防塵性)に特に優れ、かつ、防曇持続性、機械的強度
などの諸性能において優れたものであり、農業用被覆資
材としての利用価値は極めて高いものである。
ィルムは、初期透明性、開口性及び長期間の光線透過性
(防塵性)に特に優れ、かつ、防曇持続性、機械的強度
などの諸性能において優れたものであり、農業用被覆資
材としての利用価値は極めて高いものである。
フロントページの続き Fターム(参考) 2B024 DB07 2B029 EB03 EC02 EC20 4F100 AK03C AK05A AK05B AK06 AK63A AK63B AK68C AL05A AL05B AL05C BA02 BA03 BA06 BA07 BA10A BA10B CA06 CA07 GB01 JA06A JA06B JA07A JA07B JA13A JA13B JA13C JB05 JL14 JN01 YY00A YY00B YY00C
Claims (4)
- 【請求項1】 メタロセン触媒により共重合して得られ
る下記(a)〜(d)の特性を有するエチレン−α−オ
レフィン共重合樹脂(A)と、高密度ポリエチレン樹脂
(B)が、重量比で(A)/(B)=99/1〜70/
30の範囲にあり、かつ、当該樹脂が合計で60重量%
以上配合された樹脂組成物からなる層が、外層及び/ま
たは内層に少なくとも1層構成されてなることを特徴と
する農業用ポリオレフィン系樹脂多層フィルム。 (a)エチレンと炭素原子数3〜10のα−オレフィン
との共重合樹脂であり、当該α−オレフィンから導かれ
る構成単位が30重量%以下。 (b)メルトフローレート:0.1〜10g/10分 (c)密度:0.88〜0.930g/cm3 (d)分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量):
1.5〜3.5 - 【請求項2】 外層及び/または内層以外の層が、酢酸
ビニル含有量が25重量%以下のエチレン−酢酸ビニル
共重合樹脂及び/または密度が0.910〜0.940
g/cm3 のポリオレフィン系樹脂を主成分とした組成
物であることを特徴とする請求項1記載の農業用ポリオ
レフィン系樹脂多層フィルム。 - 【請求項3】 エチレン−α−オレフィン共重合樹脂
(A)が、温度上昇溶離分別(TREF)による測定に
よって求められる微分溶出曲線のピークが1個であるこ
とを特徴とする請求項1記載の農業用ポリオレフィン系
樹脂多層フィルム。 - 【請求項4】 フィルム中に実質的に防曇剤を含有せ
ず、ハウス内面に防曇性被膜が形成されてなることを特
徴とする請求項1記載の農業用ポリオレフィン系樹脂多
層フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11053675A JP2000246852A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 農業用多層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11053675A JP2000246852A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 農業用多層フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246852A true JP2000246852A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12949409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11053675A Pending JP2000246852A (ja) | 1999-03-02 | 1999-03-02 | 農業用多層フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000246852A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002370329A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-24 | Mitsubishi Chem Mkv Co | 農業用多層フィルム |
| US6960375B2 (en) * | 2003-05-27 | 2005-11-01 | Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. | Bottle containing recycled polymers |
| US10857768B2 (en) | 2016-09-29 | 2020-12-08 | Dow Glo | Multilayer stretch films and methods thereof |
| US10960635B1 (en) | 2018-01-16 | 2021-03-30 | Ube Industries, Ltd. | Multilayer tube |
| US11319419B2 (en) | 2017-05-11 | 2022-05-03 | Dow Global Technologies Llc | Multilayer polyolefin greenhouse films with high transparency |
-
1999
- 1999-03-02 JP JP11053675A patent/JP2000246852A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002370329A (ja) * | 2001-06-18 | 2002-12-24 | Mitsubishi Chem Mkv Co | 農業用多層フィルム |
| US6960375B2 (en) * | 2003-05-27 | 2005-11-01 | Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. | Bottle containing recycled polymers |
| US10857768B2 (en) | 2016-09-29 | 2020-12-08 | Dow Glo | Multilayer stretch films and methods thereof |
| US11319419B2 (en) | 2017-05-11 | 2022-05-03 | Dow Global Technologies Llc | Multilayer polyolefin greenhouse films with high transparency |
| US10960635B1 (en) | 2018-01-16 | 2021-03-30 | Ube Industries, Ltd. | Multilayer tube |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050422 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050913 |