JP2000246871A - 色修正装置及び色修正方法 - Google Patents
色修正装置及び色修正方法Info
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- JP2000246871A JP2000246871A JP11056820A JP5682099A JP2000246871A JP 2000246871 A JP2000246871 A JP 2000246871A JP 11056820 A JP11056820 A JP 11056820A JP 5682099 A JP5682099 A JP 5682099A JP 2000246871 A JP2000246871 A JP 2000246871A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、印刷済の印刷物の色変化を検出し
た際に、着色液体の配合量を色変化前の状態に修正で
き、印刷物の品質の向上を図る。 【解決手段】 液体モニタ部6a〜6dが、容器中から
抽出した印刷インキAに光を照射してその透過光の分光
特性を測定し、印刷物モニタ部5が、ウェブ印刷シート
4に印刷された印刷インキAの分光反射率を測定し、演
算制御部7が、この分光反射率から色彩値を算出して色
彩値の変化の有無を判定し、色彩値の変化有と判定され
たとき、液体モニタ部6a〜6dが、分光透過率T
(λ)の変化に基づいて、容器内における印刷インキA
の配合量の追加量ΔCi を算出し、追加量ΔCi に従っ
て容器内にベースインキ(着色液体)又はレジューサ
(透明液体)を供給する色修正装置及び色修正方法。
た際に、着色液体の配合量を色変化前の状態に修正で
き、印刷物の品質の向上を図る。 【解決手段】 液体モニタ部6a〜6dが、容器中から
抽出した印刷インキAに光を照射してその透過光の分光
特性を測定し、印刷物モニタ部5が、ウェブ印刷シート
4に印刷された印刷インキAの分光反射率を測定し、演
算制御部7が、この分光反射率から色彩値を算出して色
彩値の変化の有無を判定し、色彩値の変化有と判定され
たとき、液体モニタ部6a〜6dが、分光透過率T
(λ)の変化に基づいて、容器内における印刷インキA
の配合量の追加量ΔCi を算出し、追加量ΔCi に従っ
て容器内にベースインキ(着色液体)又はレジューサ
(透明液体)を供給する色修正装置及び色修正方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば印刷分野に
て、印刷用の着色液体(特殊な場合を除くと具体例はイ
ンキ)の色と印刷済の印刷物の色とを夫々測定し、印刷
物の色変化を検出したとき、着色液体の配合量を色変化
前の状態に修正し得る色修正装置及び色修正方法に関す
る。
て、印刷用の着色液体(特殊な場合を除くと具体例はイ
ンキ)の色と印刷済の印刷物の色とを夫々測定し、印刷
物の色変化を検出したとき、着色液体の配合量を色変化
前の状態に修正し得る色修正装置及び色修正方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インキ、塗料、プラスチック等の
着色液体を用いた例えば印刷工程においては、容器に収
容された着色液体を連続的に供給される印刷シートに繰
返し印刷する際に、目視又は測色により印刷済の印刷シ
ート(以下、印刷物という)の色が管理され、印刷物の
品質が一定に保持されている。
着色液体を用いた例えば印刷工程においては、容器に収
容された着色液体を連続的に供給される印刷シートに繰
返し印刷する際に、目視又は測色により印刷済の印刷シ
ート(以下、印刷物という)の色が管理され、印刷物の
品質が一定に保持されている。
【0003】具体的には、現在の目視又は測色された色
と、印刷開始直後に目視又は測色された目標色とを一致
させるように、追加すべき原色剤(ベースインキ)を選
択し、追加量を試行錯誤により決定し又は印刷条件を変
更し、印刷物の色を一定とするように着色液体の配合量
を修正する色修正方法が知られている。
と、印刷開始直後に目視又は測色された目標色とを一致
させるように、追加すべき原色剤(ベースインキ)を選
択し、追加量を試行錯誤により決定し又は印刷条件を変
更し、印刷物の色を一定とするように着色液体の配合量
を修正する色修正方法が知られている。
【0004】この種の色修正方法では、熟練者の負荷を
低減させる観点から目視に代えて、着色液体の測色の際
に、着色液体を測色用セルに抽出して溶液状態で測色す
る技術が適用可能となっている。例えば、特開昭61−
56923号公報、特開昭61−65123号公報など
には、ライトガイド並びに検出プローブを着色液体中に
浸漬して測色する方式が開示されている。
低減させる観点から目視に代えて、着色液体の測色の際
に、着色液体を測色用セルに抽出して溶液状態で測色す
る技術が適用可能となっている。例えば、特開昭61−
56923号公報、特開昭61−65123号公報など
には、ライトガイド並びに検出プローブを着色液体中に
浸漬して測色する方式が開示されている。
【0005】また、特開平6−50819号公報には、
隠蔽性の高い塗料等の測色の際に、着色液体の液面に対
し所定の入射角で光を入射させ、垂直方向の反射光をカ
ラーセンサで検知する方式が開示されている。
隠蔽性の高い塗料等の測色の際に、着色液体の液面に対
し所定の入射角で光を入射させ、垂直方向の反射光をカ
ラーセンサで検知する方式が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような色修正方法では、いずれの測色方式も以下に述べ
るように、着色液体の測色には不十分であるため、印刷
物の品質を低下させてしまう可能性がある。
ような色修正方法では、いずれの測色方式も以下に述べ
るように、着色液体の測色には不十分であるため、印刷
物の品質を低下させてしまう可能性がある。
【0007】例えば、ライトガイドを浸漬させる方式の
場合、測色用セルの急速な洗浄が不可能であるため、測
色用セルのガラスに着色成分が付着すると共に、付着し
た着色成分の完全な除去が困難となっている。また、付
着した着色成分により、変色した色が検知されるため、
測色結果が不正確になってしまう。
場合、測色用セルの急速な洗浄が不可能であるため、測
色用セルのガラスに着色成分が付着すると共に、付着し
た着色成分の完全な除去が困難となっている。また、付
着した着色成分により、変色した色が検知されるため、
測色結果が不正確になってしまう。
【0008】さらに、この方式では、検出プローブの払
拭装置を必要とする上、払拭の繰返しにより、プローブ
先端にダメージを与える可能性がある。一方、反射光を
検知する方式は、塗料等の隠蔽性の高い着色液体に限定
されるため、グラビアインキの如き、透明性の高い着色
液体には適用不可能となっている。理由は、隠蔽性の高
い着色液体の場合、下地の色の影響を受けず、紙等の支
持体に塗布された色と、溶液状態での色とが一致するた
め、反射光の測定が可能となるが、透明性の高い着色液
体の場合、下地の色の影響を受けるため、支持体に塗布
された色と、溶液状態の色とが異なるからである。
拭装置を必要とする上、払拭の繰返しにより、プローブ
先端にダメージを与える可能性がある。一方、反射光を
検知する方式は、塗料等の隠蔽性の高い着色液体に限定
されるため、グラビアインキの如き、透明性の高い着色
液体には適用不可能となっている。理由は、隠蔽性の高
い着色液体の場合、下地の色の影響を受けず、紙等の支
持体に塗布された色と、溶液状態での色とが一致するた
め、反射光の測定が可能となるが、透明性の高い着色液
体の場合、下地の色の影響を受けるため、支持体に塗布
された色と、溶液状態の色とが異なるからである。
【0009】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、印刷済の印刷物の色変化を検出した際に、着色液体
の配合量を色変化前の状態に修正でき、印刷物の品質を
向上し得る色修正装置及び色修正方法を提供することを
目的とする。
で、印刷済の印刷物の色変化を検出した際に、着色液体
の配合量を色変化前の状態に修正でき、印刷物の品質を
向上し得る色修正装置及び色修正方法を提供することを
目的とする。
【0010】また、本発明の他の目的は、測定用セルへ
の着色成分の付着を阻止しつつ、透明性の高い着色液体
にも適用し得ることにある。
の着色成分の付着を阻止しつつ、透明性の高い着色液体
にも適用し得ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、容器に収容された着色液体を連続的に供給される印
刷シートに繰返し印刷する際に、前記印刷シート上の着
色液体の色を一定に修正するための色修正装置であっ
て、前記容器中の着色液体をサンプリングして液体のま
ま該着色液体に光を照射し、反射又は透過した光の分光
特性を測定する液体モニタ部と、前記印刷シートに印刷
された着色液体の分光反射率を測定する印刷物モニタ部
と、前記印刷物モニタ部により測定された分光反射率か
ら色彩値を算出し、この算出結果に基づいて、前記色彩
値の変化の有無を判定する色彩変化判定手段と、前記色
彩変化判定手段により色彩値の変化有と判定されたと
き、前記液体モニタ部により測定された分光特性の変化
に基づいて、前記容器内における着色液体の配合量の変
化量を算出する配合変化算出手段と、前記配合変化算出
手段により算出された変化量を零に修正するように前記
容器内に着色液体又は透明液体を供給する配合修正手段
とを備えた色修正装置である。
は、容器に収容された着色液体を連続的に供給される印
刷シートに繰返し印刷する際に、前記印刷シート上の着
色液体の色を一定に修正するための色修正装置であっ
て、前記容器中の着色液体をサンプリングして液体のま
ま該着色液体に光を照射し、反射又は透過した光の分光
特性を測定する液体モニタ部と、前記印刷シートに印刷
された着色液体の分光反射率を測定する印刷物モニタ部
と、前記印刷物モニタ部により測定された分光反射率か
ら色彩値を算出し、この算出結果に基づいて、前記色彩
値の変化の有無を判定する色彩変化判定手段と、前記色
彩変化判定手段により色彩値の変化有と判定されたと
き、前記液体モニタ部により測定された分光特性の変化
に基づいて、前記容器内における着色液体の配合量の変
化量を算出する配合変化算出手段と、前記配合変化算出
手段により算出された変化量を零に修正するように前記
容器内に着色液体又は透明液体を供給する配合修正手段
とを備えた色修正装置である。
【0012】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応する色修正装置において、前記液体モニタ部と
しては、互いに対向配置されて間隔を調節自在な2枚の
透明な平行平板を有し、且つ前記平行平板間に前記着色
液体を通過させるための液体供給ポート並びに液体排出
ポートを備えた測定用セルと、前記平行平板間の着色液
体に光を入射するための入射光学系と、前記入射光学系
により光が入射されるとき、前記平行平板間の着色液体
を透過する透過光の透過光率を測定するための分光光度
計とを備えた色修正装置である。
1に対応する色修正装置において、前記液体モニタ部と
しては、互いに対向配置されて間隔を調節自在な2枚の
透明な平行平板を有し、且つ前記平行平板間に前記着色
液体を通過させるための液体供給ポート並びに液体排出
ポートを備えた測定用セルと、前記平行平板間の着色液
体に光を入射するための入射光学系と、前記入射光学系
により光が入射されるとき、前記平行平板間の着色液体
を透過する透過光の透過光率を測定するための分光光度
計とを備えた色修正装置である。
【0013】さらに、請求項3に対応する発明は、容器
に収容された着色液体を連続的に供給される印刷シート
に繰返し印刷する際に、前記印刷シート上の着色液体の
色を一定に修正するための色修正方法であって、前記容
器中の着色液体をサンプリングして液体のまま該着色液
体に光を照射し、反射又は透過した光の分光特性を測定
する液体モニタ工程と、前記印刷シートに印刷された着
色液体の分光反射率を測定する印刷物モニタ工程と、前
記印刷物モニタ工程により測定された分光反射率から色
彩値を算出し、この算出結果に基づいて、前記色彩値の
変化の有無を判定する色彩変化判定工程と、前記色彩変
化判定工程により色彩値の変化有と判定されたとき、前
記液体モニタ工程により測定された分光特性の変化に基
づいて、前記容器内における着色液体の配合量の変化量
を算出する配合変化算出工程と、前記配合変化算出工程
により算出された変化量を零に修正するように前記容器
内に着色液体又は透明液体を供給する配合修正工程とを
含んでいる色修正方法である。
に収容された着色液体を連続的に供給される印刷シート
に繰返し印刷する際に、前記印刷シート上の着色液体の
色を一定に修正するための色修正方法であって、前記容
器中の着色液体をサンプリングして液体のまま該着色液
体に光を照射し、反射又は透過した光の分光特性を測定
する液体モニタ工程と、前記印刷シートに印刷された着
色液体の分光反射率を測定する印刷物モニタ工程と、前
記印刷物モニタ工程により測定された分光反射率から色
彩値を算出し、この算出結果に基づいて、前記色彩値の
変化の有無を判定する色彩変化判定工程と、前記色彩変
化判定工程により色彩値の変化有と判定されたとき、前
記液体モニタ工程により測定された分光特性の変化に基
づいて、前記容器内における着色液体の配合量の変化量
を算出する配合変化算出工程と、前記配合変化算出工程
により算出された変化量を零に修正するように前記容器
内に着色液体又は透明液体を供給する配合修正工程とを
含んでいる色修正方法である。
【0014】なお、着色液体を測色する具体策として
は、例えば容器中の着色液体の中で透明な平行平板の間
に着色液体を満たして、着色液体の厚さの薄い膜を形成
し、この薄い膜の反射率又は透過率を測定する構成が好
ましい。
は、例えば容器中の着色液体の中で透明な平行平板の間
に着色液体を満たして、着色液体の厚さの薄い膜を形成
し、この薄い膜の反射率又は透過率を測定する構成が好
ましい。
【0015】(作用)従って、請求項1,3に対応する
発明は以上のような手段を講じたことにより、液体モニ
タ部が、容器中の着色液体をサンプリングして液体のま
ま該着色液体に光を照射し、反射又は透過した光の分光
特性を測定し、印刷物モニタ部が、印刷シートに印刷さ
れた着色液体の分光反射率を測定し、色彩変化判定手段
が、印刷物モニタ部により測定された分光反射率から色
彩値を算出し、この算出結果に基づいて、色彩値の変化
の有無を判定し、配合変化算出手段が、色彩変化判定手
段により色彩値の変化有と判定されたとき、液体モニタ
部により測定された分光特性の変化に基づいて、容器内
における着色液体の配合量の変化量を算出し、配合修正
手段が、配合変化算出手段により算出された変化量を零
に修正するように容器内に着色液体又は透明液体を供給
するので、印刷済の印刷物の色変化を検出した際に、着
色液体の配合量を色変化前の状態に修正でき、印刷物の
品質を向上させることができる。
発明は以上のような手段を講じたことにより、液体モニ
タ部が、容器中の着色液体をサンプリングして液体のま
ま該着色液体に光を照射し、反射又は透過した光の分光
特性を測定し、印刷物モニタ部が、印刷シートに印刷さ
れた着色液体の分光反射率を測定し、色彩変化判定手段
が、印刷物モニタ部により測定された分光反射率から色
彩値を算出し、この算出結果に基づいて、色彩値の変化
の有無を判定し、配合変化算出手段が、色彩変化判定手
段により色彩値の変化有と判定されたとき、液体モニタ
部により測定された分光特性の変化に基づいて、容器内
における着色液体の配合量の変化量を算出し、配合修正
手段が、配合変化算出手段により算出された変化量を零
に修正するように容器内に着色液体又は透明液体を供給
するので、印刷済の印刷物の色変化を検出した際に、着
色液体の配合量を色変化前の状態に修正でき、印刷物の
品質を向上させることができる。
【0016】また、請求項2に対応する発明は、液体モ
ニタ部としては、互いに対向配置されて間隔を調節自在
な2枚の透明な平行平板を有し、且つ平行平板間に着色
液体を通過させるための液体供給ポート並びに液体排出
ポートを備えた測定用セルと、平行平板間の着色液体に
光を入射するための入射光学系と、入射光学系により光
が入射されるとき、平行平板間の着色液体を透過する透
過光の透過光率を測定するための分光光度計とを備えた
ので、請求項1に対応する作用に加え、測定セル内に着
色液体を通過させることにより、測定用セルへの着色成
分の付着を阻止しつつ、透過光の透過光率を測定するこ
とにより、透明性の高い着色液体にも適用させることが
できる。
ニタ部としては、互いに対向配置されて間隔を調節自在
な2枚の透明な平行平板を有し、且つ平行平板間に着色
液体を通過させるための液体供給ポート並びに液体排出
ポートを備えた測定用セルと、平行平板間の着色液体に
光を入射するための入射光学系と、入射光学系により光
が入射されるとき、平行平板間の着色液体を透過する透
過光の透過光率を測定するための分光光度計とを備えた
ので、請求項1に対応する作用に加え、測定セル内に着
色液体を通過させることにより、測定用セルへの着色成
分の付着を阻止しつつ、透過光の透過光率を測定するこ
とにより、透明性の高い着色液体にも適用させることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
に係る色修正装置の適用された印刷システムの概略構成
を示す模式図であり、図2はこの色修正装置に適用され
た印刷物モニタ部の概念を示す模式図である。
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
に係る色修正装置の適用された印刷システムの概略構成
を示す模式図であり、図2はこの色修正装置に適用され
た印刷物モニタ部の概念を示す模式図である。
【0018】この色修正装置は、給紙部1、4色(黄、
赤、藍、レジューサ)の印刷ユニット2a〜2d、乾燥
部(図示せず)、冷却・ウェブパス部3(前段を図示)
及び折り部(図示せず)を備え、給紙部1から連続的に
供給されるウェブ(巻取紙)印刷シート4に対して各印
刷ユニット2a〜2d内のタンク(容器、インキパンと
もいう;図示せず)に収容された各着色液体(以下、印
刷インキともいう)を繰り返し印刷する周知のグラビア
輪転機に設けた場合を例に挙げて説明する。
赤、藍、レジューサ)の印刷ユニット2a〜2d、乾燥
部(図示せず)、冷却・ウェブパス部3(前段を図示)
及び折り部(図示せず)を備え、給紙部1から連続的に
供給されるウェブ(巻取紙)印刷シート4に対して各印
刷ユニット2a〜2d内のタンク(容器、インキパンと
もいう;図示せず)に収容された各着色液体(以下、印
刷インキともいう)を繰り返し印刷する周知のグラビア
輪転機に設けた場合を例に挙げて説明する。
【0019】具体的には、乾燥部と冷却・ウェブパス部
3との間のウェブ印刷シート4近傍に印刷部モニタ部5
が配置され、各印刷ユニット2a〜2dに夫々液体モニ
タ部6a〜6dが配置され、両モニタ部4,6a〜6d
間に演算制御部7が設けられている。
3との間のウェブ印刷シート4近傍に印刷部モニタ部5
が配置され、各印刷ユニット2a〜2dに夫々液体モニ
タ部6a〜6dが配置され、両モニタ部4,6a〜6d
間に演算制御部7が設けられている。
【0020】ここで、印刷物モニタ部5は、図2及び図
3に示すように、光源部8、センサ9、走査部10、測
色部11、表示部(PC ; personal computer)12及びこ
れら光源部8、センサ9、走査部10、測色部11及び
表示部12に対する安定化電源(AVR ; automatic volta
ge regulator) 13とを備えている。
3に示すように、光源部8、センサ9、走査部10、測
色部11、表示部(PC ; personal computer)12及びこ
れら光源部8、センサ9、走査部10、測色部11及び
表示部12に対する安定化電源(AVR ; automatic volta
ge regulator) 13とを備えている。
【0021】光源部8は、ウェブ印刷シート4に光を入
射するためのものであり、具体的には、白色光を発生す
るハロゲンランプが使用される。但し、光源部8は、ハ
ロゲンランプに代えて、発光波長範囲の比較的広いタン
グステンランプ又はキセノンランプを用いてもよく、あ
るいは超高圧水銀灯に代えてもよい。
射するためのものであり、具体的には、白色光を発生す
るハロゲンランプが使用される。但し、光源部8は、ハ
ロゲンランプに代えて、発光波長範囲の比較的広いタン
グステンランプ又はキセノンランプを用いてもよく、あ
るいは超高圧水銀灯に代えてもよい。
【0022】センサ9は、乾燥後の走行途中のウェブ印
刷シート4に近接配置され、走査部10により、ウェブ
印刷シート4の走行方向Rとは直交する幅方向Wに走査
され、ウェブ印刷シート4からの反射光を検出し、検出
信号を測色部11に与える機能をもっている。なお、セ
ンサ9は、走査型に代えて、固定型としてもよく、ま
た、光源部8及びセンサ9は、シート面に対して0−4
5度などの傾きを設ける等の光学設計が適宜なされてい
る。
刷シート4に近接配置され、走査部10により、ウェブ
印刷シート4の走行方向Rとは直交する幅方向Wに走査
され、ウェブ印刷シート4からの反射光を検出し、検出
信号を測色部11に与える機能をもっている。なお、セ
ンサ9は、走査型に代えて、固定型としてもよく、ま
た、光源部8及びセンサ9は、シート面に対して0−4
5度などの傾きを設ける等の光学設計が適宜なされてい
る。
【0023】走査部10は、センサを走査するためのも
のであり、安定化電源13に接続されたブレーカ10
a、走査用のリレー10b及びシーケンサ10cを有
し、センサの制御信号をシーケンサ10cから表示部1
2のRC232−C 12a及びSCSI(small compu
ter system interface) 12bを介してセンサ9に与え
る機能をもっている。
のであり、安定化電源13に接続されたブレーカ10
a、走査用のリレー10b及びシーケンサ10cを有
し、センサの制御信号をシーケンサ10cから表示部1
2のRC232−C 12a及びSCSI(small compu
ter system interface) 12bを介してセンサ9に与え
る機能をもっている。
【0024】測色部11は、センサ9から受ける検出信
号に基づいて反射光の分光反射率を測定し、測定結果を
表示部12及び演算制御部7に送出する機能をもってい
る。
号に基づいて反射光の分光反射率を測定し、測定結果を
表示部12及び演算制御部7に送出する機能をもってい
る。
【0025】表示部12は、測色部11から受ける測定
結果を表示するためのものであり、例えば汎用のパーソ
ナルコンピュータが使用可能となっている。
結果を表示するためのものであり、例えば汎用のパーソ
ナルコンピュータが使用可能となっている。
【0026】演算制御部7は、印刷物モニタ部5及び液
体モニタ部6a〜6dの両者に同時に測色するための指
示を与える機能と、印刷物モニタ部5で測定した分光反
射率からL*a*b*値等の色彩値を算出し、前回の印
刷ロットとのL*a*b*値の差(以下、色差ともい
う)を算出し、この色差によって印刷物色の良否を判定
する機能と、色差が規格の上限値を超えた場合を不良と
判定し、不良判定時点の不良検出信号及び色差が最小の
時点の履歴情報(例えば300m印刷時など)を液体モ
ニタ部6a〜6dへ送出する機能とをもっている。
体モニタ部6a〜6dの両者に同時に測色するための指
示を与える機能と、印刷物モニタ部5で測定した分光反
射率からL*a*b*値等の色彩値を算出し、前回の印
刷ロットとのL*a*b*値の差(以下、色差ともい
う)を算出し、この色差によって印刷物色の良否を判定
する機能と、色差が規格の上限値を超えた場合を不良と
判定し、不良判定時点の不良検出信号及び色差が最小の
時点の履歴情報(例えば300m印刷時など)を液体モ
ニタ部6a〜6dへ送出する機能とをもっている。
【0027】次に、各液体モニタ部6a〜6dの構成を
説明するが、各液体モニタ部6a〜6dは、扱う色を除
いて互いに同一構成のため、1つの液体モニタ部6aを
代表例に挙げて述べる。
説明するが、各液体モニタ部6a〜6dは、扱う色を除
いて互いに同一構成のため、1つの液体モニタ部6aを
代表例に挙げて述べる。
【0028】液体モニタ部6aは、図4に示すように、
互いに対向配置されて間隔を調節自在な2枚の透明な平
行平面基板からなる第1及び第2平面ガラス部21,2
2を有し、且つ第1及び第2平面ガラス部21,22間
に着色液体を通過させるための液体供給ポート23a並
びに液体排出ポート23bが形成された測定用セルを備
えた膜形成装置20と、膜形成装置20内の第1及び第
2平面ガラス部21,22間の着色液体に光を入射する
ための入射光学系と、入射光学系により光が入射される
とき、第1及び第2平面ガラス部21,22間の着色液
体を透過する透過光の透過光率を測定するための分光光
度計31と、測定結果に基づいて色修正を行なう計算機
32とを備えている。
互いに対向配置されて間隔を調節自在な2枚の透明な平
行平面基板からなる第1及び第2平面ガラス部21,2
2を有し、且つ第1及び第2平面ガラス部21,22間
に着色液体を通過させるための液体供給ポート23a並
びに液体排出ポート23bが形成された測定用セルを備
えた膜形成装置20と、膜形成装置20内の第1及び第
2平面ガラス部21,22間の着色液体に光を入射する
ための入射光学系と、入射光学系により光が入射される
とき、第1及び第2平面ガラス部21,22間の着色液
体を透過する透過光の透過光率を測定するための分光光
度計31と、測定結果に基づいて色修正を行なう計算機
32とを備えている。
【0029】ここで、膜形成装置20は、底部としての
第1平面ガラス部21と、第1平面ガラス部21の周囲
上に立設され、着色液体の液体供給ポート23a及び液
体排出ポート23bが形成されたハウジングガラス23
と、内壁中央部に凸部24aが形成された両端開口の円
筒形状を有し、下方の開口部24bがハウジングガラス
23を円筒内に収容するように設けられたピストンケー
ス24と、下端にハウジングガラス23内壁に摺動自在
なピストンガラス25を保持し、且つピストンケース凸
部24aに係止される凸部26aが外壁中央部に形成さ
れてピストンケース凸部24aに摺動自在な上下ピスト
ン26と、ピストンケース24上に設けられ、上下ピス
トン26の後端側の外壁を進退自在に保持する蓋部材2
7と、上下ピストン26を進退自在に駆動するための駆
動部とを備えている。
第1平面ガラス部21と、第1平面ガラス部21の周囲
上に立設され、着色液体の液体供給ポート23a及び液
体排出ポート23bが形成されたハウジングガラス23
と、内壁中央部に凸部24aが形成された両端開口の円
筒形状を有し、下方の開口部24bがハウジングガラス
23を円筒内に収容するように設けられたピストンケー
ス24と、下端にハウジングガラス23内壁に摺動自在
なピストンガラス25を保持し、且つピストンケース凸
部24aに係止される凸部26aが外壁中央部に形成さ
れてピストンケース凸部24aに摺動自在な上下ピスト
ン26と、ピストンケース24上に設けられ、上下ピス
トン26の後端側の外壁を進退自在に保持する蓋部材2
7と、上下ピストン26を進退自在に駆動するための駆
動部とを備えている。
【0030】ここで、第1平面ガラス部21、ハウジン
グガラス23、ピストンガラス25及びピストンガラス
底部の第2平面ガラス部22は、石英ガラス、合成石英
ガラス又はBK7ガラス等の透明な材質から形成されて
いる。
グガラス23、ピストンガラス25及びピストンガラス
底部の第2平面ガラス部22は、石英ガラス、合成石英
ガラス又はBK7ガラス等の透明な材質から形成されて
いる。
【0031】なお、少なくとも第1平面ガラス部21及
びこれに平行に対向配置された第2平面ガラス部22
は、隙間のゼロ位置合せ等のように互いに当接する場合
があるため、透明な性質に加え、充分な硬度をも備えた
材質が好ましく、さらに、互いの当接面が平滑に形成さ
れることが望ましい。
びこれに平行に対向配置された第2平面ガラス部22
は、隙間のゼロ位置合せ等のように互いに当接する場合
があるため、透明な性質に加え、充分な硬度をも備えた
材質が好ましく、さらに、互いの当接面が平滑に形成さ
れることが望ましい。
【0032】また、第1及び第2平面ガラス部21,2
2、ハウジングガラス23及びピストンガラス25は、
着色液体に接する内部空間(測定用セル)の表面にフッ
素樹脂の薄膜(数nm〜数10nm厚)からなる図示し
ない撥水層を備えている。
2、ハウジングガラス23及びピストンガラス25は、
着色液体に接する内部空間(測定用セル)の表面にフッ
素樹脂の薄膜(数nm〜数10nm厚)からなる図示し
ない撥水層を備えている。
【0033】液体供給ポート23a及び液体排出ポート
23bは、各々ハウジングガラス23の内周部と外周部
とを連通させるように形成され、互いに光軸を介して対
向配置されている。液体供給ポート23aには、着色液
体としての例えば印刷インキAを導入するための第1導
管28aの一端が接続されている。第1導管28aの他
端は、逆止弁29aを介して着色液体供給源としての、
例えば印刷インキAを収容するインキパン30aに連通
されている。
23bは、各々ハウジングガラス23の内周部と外周部
とを連通させるように形成され、互いに光軸を介して対
向配置されている。液体供給ポート23aには、着色液
体としての例えば印刷インキAを導入するための第1導
管28aの一端が接続されている。第1導管28aの他
端は、逆止弁29aを介して着色液体供給源としての、
例えば印刷インキAを収容するインキパン30aに連通
されている。
【0034】一方、液体排出ポート23bは第2導管2
8bの一端が接続されている。第2導管28bの他端
は、逆止弁29bを介して廃液用インキパン30bに連
通されている。
8bの一端が接続されている。第2導管28bの他端
は、逆止弁29bを介して廃液用インキパン30bに連
通されている。
【0035】ピストンガラス25は、内部が中空であっ
て後述する分光光度計31が保持されており、ピストン
ガラス底部の第2平面ガラス部22は、ピストンガラス
25の下降により、第1平面ガラス部21に近接し、互
いに平行平板を形成して第1及び第2平面ガラス部2
1,22間に着色液体(印刷インキA)の薄膜を生成す
る隙間が形成される構造となっている。隙間の値は、例
えば数ミクロン〜数10ミクロンの間となっており、イ
ンキAの隠蔽性に応じ、少なくとも所定値以上の透過光
量を得られるように予め適正な値が選択される。膜厚が
一定であると、隠蔽性の高いインキAを測色するとき、
透過光量の不足により、得られる分光特性が不正確とな
るからである。隙間の適正な値は、グラビアインキの場
合、5ミクロン〜20ミクロン位になると考えられる。
て後述する分光光度計31が保持されており、ピストン
ガラス底部の第2平面ガラス部22は、ピストンガラス
25の下降により、第1平面ガラス部21に近接し、互
いに平行平板を形成して第1及び第2平面ガラス部2
1,22間に着色液体(印刷インキA)の薄膜を生成す
る隙間が形成される構造となっている。隙間の値は、例
えば数ミクロン〜数10ミクロンの間となっており、イ
ンキAの隠蔽性に応じ、少なくとも所定値以上の透過光
量を得られるように予め適正な値が選択される。膜厚が
一定であると、隠蔽性の高いインキAを測色するとき、
透過光量の不足により、得られる分光特性が不正確とな
るからである。隙間の適正な値は、グラビアインキの場
合、5ミクロン〜20ミクロン位になると考えられる。
【0036】駆動部は、上下ピストン26を上下動させ
るためのエア等の流体圧シリンダが使用されている。な
お、駆動部は、第1及び第2平面ガラス部21,22の
間を所望するミクロン単位(数μm〜数十μm)の隙間
に形成するサブミクロンの位置制御が可能な性能を有す
るものであれば、流体圧シリンダに限らず、ステッピン
グモータ又はサーボモータ等を用いてもよい。
るためのエア等の流体圧シリンダが使用されている。な
お、駆動部は、第1及び第2平面ガラス部21,22の
間を所望するミクロン単位(数μm〜数十μm)の隙間
に形成するサブミクロンの位置制御が可能な性能を有す
るものであれば、流体圧シリンダに限らず、ステッピン
グモータ又はサーボモータ等を用いてもよい。
【0037】流体圧シリンダは、上下ピストン26を駆
動するための流体を供給する流体圧源33と、凸部26
aよりも上方に形成されて内周面と外周面とを連通させ
る上方連通口24c及び凸部26bよりも下方に形成さ
れて内周面と外周面とを連通させる下方連通口24dを
有するピストンケース24と、流体圧源33と上方連通
口24cとの間を連通又は遮断する上方電磁弁34a
と、流体圧源33と下方連通口24dとの間を連通又は
遮断する下方電磁弁34bとを備えている。
動するための流体を供給する流体圧源33と、凸部26
aよりも上方に形成されて内周面と外周面とを連通させ
る上方連通口24c及び凸部26bよりも下方に形成さ
れて内周面と外周面とを連通させる下方連通口24dを
有するピストンケース24と、流体圧源33と上方連通
口24cとの間を連通又は遮断する上方電磁弁34a
と、流体圧源33と下方連通口24dとの間を連通又は
遮断する下方電磁弁34bとを備えている。
【0038】すなわち、流体圧シリンダは、上方電磁弁
34aの開により流体圧源33から導入された流体が上
下ピストン26を凸部26aごと押下げる機能と、同様
の下方電磁弁34bの開により上下ピストン26を凸部
26aごと押上げる機能とを有している。
34aの開により流体圧源33から導入された流体が上
下ピストン26を凸部26aごと押下げる機能と、同様
の下方電磁弁34bの開により上下ピストン26を凸部
26aごと押上げる機能とを有している。
【0039】また、ピストンケース24は、下降限界に
位置した上下ピストン26及び上昇限界に位置した上下
ピストン26を夫々検出して後述する計算機32に送出
するための位置センサ35a,35bを備えている。各
位置センサ35a,35bの検出結果により、上下ピス
トン26の位置を規制可能としている。
位置した上下ピストン26及び上昇限界に位置した上下
ピストン26を夫々検出して後述する計算機32に送出
するための位置センサ35a,35bを備えている。各
位置センサ35a,35bの検出結果により、上下ピス
トン26の位置を規制可能としている。
【0040】入射光学系は、膜形成装置20の第1平面
ガラス部21の下方に配置され、第1平面ガラス部21
間の着色液体に光を照射するための光源部36を有して
いる。光源部36は、白色光を発生する100Wのハロ
ゲンランプ及び白色光を導入するためのライトガイドが
使用されるが、発光波長範囲の比較的広いタングステン
ランプ又はキセノンランプなどに代えてもよく、あるい
は超高圧水銀灯に代えてもよい。
ガラス部21の下方に配置され、第1平面ガラス部21
間の着色液体に光を照射するための光源部36を有して
いる。光源部36は、白色光を発生する100Wのハロ
ゲンランプ及び白色光を導入するためのライトガイドが
使用されるが、発光波長範囲の比較的広いタングステン
ランプ又はキセノンランプなどに代えてもよく、あるい
は超高圧水銀灯に代えてもよい。
【0041】分光光度計31は、ピストンガラス25内
に保持され、ピストンガラス底部の第2平面ガラス部2
2と第1平面ガラス部21との間の隙間にある着色液体
を透過した透過光に関し、光電子増倍管(フォトマル;
浜松ホトニクス製)が透過光量を検知し、グレーティン
グとCCDアレイとが分光透過率T(λ)を測定し、測
定結果を計算機32に与える機能をもっている。
に保持され、ピストンガラス底部の第2平面ガラス部2
2と第1平面ガラス部21との間の隙間にある着色液体
を透過した透過光に関し、光電子増倍管(フォトマル;
浜松ホトニクス製)が透過光量を検知し、グレーティン
グとCCDアレイとが分光透過率T(λ)を測定し、測
定結果を計算機32に与える機能をもっている。
【0042】なお、分光透過率T(λ)は、約400n
m〜700nmの可視光領域が例えば20nm間隔で測
定される。また、分光光度計31は、グレーティングに
代えて、フィルタを用いてもよい。
m〜700nmの可視光領域が例えば20nm間隔で測
定される。また、分光光度計31は、グレーティングに
代えて、フィルタを用いてもよい。
【0043】計算機32は、分光光度計31から受けた
分光透過率T(λ)を時系列に沿って保持し、演算制御
部7から不良検出信号及び(最適時点の色を示す)履歴
情報を受けたとき、最適時点の分光透過率To (λ)を
吸収係数Ko (λ)に変換すると共に、不良判定時点の
分光透過率Tf (λ)を吸収係数Kf (λ)に変換し、
両吸収係数の差分{Ko (λ)−Kf (λ)}に基づい
て、印刷ユニットの容器内に追加するベースインキの追
加量ΔCi を算出し、この算出結果に従って、外部タン
ク内のベースインキを配管設備(図示せず)を介して印
刷ユニットの容器内に追加する色修正機能を有してい
る。
分光透過率T(λ)を時系列に沿って保持し、演算制御
部7から不良検出信号及び(最適時点の色を示す)履歴
情報を受けたとき、最適時点の分光透過率To (λ)を
吸収係数Ko (λ)に変換すると共に、不良判定時点の
分光透過率Tf (λ)を吸収係数Kf (λ)に変換し、
両吸収係数の差分{Ko (λ)−Kf (λ)}に基づい
て、印刷ユニットの容器内に追加するベースインキの追
加量ΔCi を算出し、この算出結果に従って、外部タン
ク内のベースインキを配管設備(図示せず)を介して印
刷ユニットの容器内に追加する色修正機能を有してい
る。
【0044】また、計算機32は、省略可能な機能であ
るが、各位置センサ35a,35bの検出結果に基づい
て流体圧シリンダを制御し、下降位置又は上昇位置を規
制しながら上下ピストン26を測色前に下降させて測色
完了後に上昇させる機能を備えてもよい。
るが、各位置センサ35a,35bの検出結果に基づい
て流体圧シリンダを制御し、下降位置又は上昇位置を規
制しながら上下ピストン26を測色前に下降させて測色
完了後に上昇させる機能を備えてもよい。
【0045】なお、上下ピストン26の下降位置は、実
際には第2平面ガラス部22が第1平面ガラス部21に
当接することにより規制されるので、下降限界に位置し
た上下ピストンを検出する方の位置センサ35aは省略
してもよく、あるいは下降限界の若干手前で検出信号を
送出するように変形してもよい。
際には第2平面ガラス部22が第1平面ガラス部21に
当接することにより規制されるので、下降限界に位置し
た上下ピストンを検出する方の位置センサ35aは省略
してもよく、あるいは下降限界の若干手前で検出信号を
送出するように変形してもよい。
【0046】次に、このような色修正装置による色修正
方法について図5のフローチャートを用いて説明する。
方法について図5のフローチャートを用いて説明する。
【0047】いま、液体モニタ部6a〜6dにおいて
は、第1及び第2平面ガラス部21,22が数mmの間
隔を有しているとする(ST1)。図示しない真空ポン
プ等の駆動により、インキパン30a内の印刷インキA
を液体供給ポート23aを通して測定用セルに流入し、
第1及び第2平面ガラス部21,22の間を通過させて
液体排出ポート23bから吐出させる(ST2)。
は、第1及び第2平面ガラス部21,22が数mmの間
隔を有しているとする(ST1)。図示しない真空ポン
プ等の駆動により、インキパン30a内の印刷インキA
を液体供給ポート23aを通して測定用セルに流入し、
第1及び第2平面ガラス部21,22の間を通過させて
液体排出ポート23bから吐出させる(ST2)。
【0048】次に、流体圧シリンダによりシリンダガラ
ス25を下降させ(ST3)、一定間隔になるまで印刷
インキAを押し潰し、印刷インキAを所望するミクロン
単位の薄い層にしながら、液体排出ポート23bから吐
出させる。
ス25を下降させ(ST3)、一定間隔になるまで印刷
インキAを押し潰し、印刷インキAを所望するミクロン
単位の薄い層にしながら、液体排出ポート23bから吐
出させる。
【0049】これにより、膜形成装置20では、常時、
平行平面の第1及び第2ガラス部21,22間を通過す
るミクロン単位の印刷インキAの薄膜が形成される(S
T4)。
平行平面の第1及び第2ガラス部21,22間を通過す
るミクロン単位の印刷インキAの薄膜が形成される(S
T4)。
【0050】その後、液体モニタ部6a〜6dは、イン
キパン30aからサンプリングされて測定用セルを通過
する印刷インキAに光源部36から光を照射する。ま
た、印刷物モニタ部5は、ウェブ印刷シート4上に光源
部8から光を照射する(ST5)。これにより、両モニ
タ部5,6a〜6dは、測色可能な状態になる。
キパン30aからサンプリングされて測定用セルを通過
する印刷インキAに光源部36から光を照射する。ま
た、印刷物モニタ部5は、ウェブ印刷シート4上に光源
部8から光を照射する(ST5)。これにより、両モニ
タ部5,6a〜6dは、測色可能な状態になる。
【0051】ここで、グラビア輪転機は、印刷を開始
し、各印刷ユニット2a〜2d内の容器に収容された印
刷インキを連続的に供給されるウェブ印刷シート4に繰
返し印刷する(ST6)。このとき、演算制御部7は、
所定の印刷長さ毎(又は所定時間毎)に定期的に、分光
特性を測定する旨の指示を液体モニタ部6a〜6d及び
印刷物モニタ部5の両者に同時に与える(ST7)。
し、各印刷ユニット2a〜2d内の容器に収容された印
刷インキを連続的に供給されるウェブ印刷シート4に繰
返し印刷する(ST6)。このとき、演算制御部7は、
所定の印刷長さ毎(又は所定時間毎)に定期的に、分光
特性を測定する旨の指示を液体モニタ部6a〜6d及び
印刷物モニタ部5の両者に同時に与える(ST7)。
【0052】液体モニタ部6a〜6dは、演算制御部7
から指示を受けると、着色液体を透過した透過光の分光
透過率T(λ)を測定し、得られた分光透過率T(λ)
と印刷開始から100メートル(又は測定時刻)等の履
歴情報とを組にして保存する。
から指示を受けると、着色液体を透過した透過光の分光
透過率T(λ)を測定し、得られた分光透過率T(λ)
と印刷開始から100メートル(又は測定時刻)等の履
歴情報とを組にして保存する。
【0053】一方、印刷物モニタ部5は、印刷シートに
印刷された着色液体の分光反射率を測定し(ST8)、
得られた分光反射率を演算制御部7に与える。
印刷された着色液体の分光反射率を測定し(ST8)、
得られた分光反射率を演算制御部7に与える。
【0054】演算制御部7は、この分光反射率から色彩
値としてのL*a*b*値を算出し(ST9;色彩変化
判定手段)、前回測定されたL*a*b*値との色差を
求め、この色差が規格の上限値を超えたか否かにより、
L*a*b*値の変化の有無、すなわち印刷物の良否を
判定する(ST10;色彩変化判定手段)。
値としてのL*a*b*値を算出し(ST9;色彩変化
判定手段)、前回測定されたL*a*b*値との色差を
求め、この色差が規格の上限値を超えたか否かにより、
L*a*b*値の変化の有無、すなわち印刷物の良否を
判定する(ST10;色彩変化判定手段)。
【0055】なお、L*a*b*値は、印刷物の色に相
当し、図6に示すように、印刷プロセス中の温度変化に
伴うインキ変化、印刷条件変化等の変動要因の影響によ
り、刻々と変動するが、可能な限り一定であることが望
まれる。
当し、図6に示すように、印刷プロセス中の温度変化に
伴うインキ変化、印刷条件変化等の変動要因の影響によ
り、刻々と変動するが、可能な限り一定であることが望
まれる。
【0056】演算制御部7は、今回のL*a*b*値が
変化無のとき、印刷物の品質が一定である「良」の判定
を行ない、このL*a*b*値と印刷開始から100メ
ートル(又は測定時刻)等の履歴情報とを組にして保存
する(ST11)。
変化無のとき、印刷物の品質が一定である「良」の判定
を行ない、このL*a*b*値と印刷開始から100メ
ートル(又は測定時刻)等の履歴情報とを組にして保存
する(ST11)。
【0057】また、演算制御部7は、今回のL*a*b
*値の変化があるとき、印刷物の品質が一定でない「不
良」の判定を行ない、不良判定時点の不良検出信号及び
色差が最小の最適時点の履歴情報を液体モニタ部6a〜
6dに送出する(ST12)。
*値の変化があるとき、印刷物の品質が一定でない「不
良」の判定を行ない、不良判定時点の不良検出信号及び
色差が最小の最適時点の履歴情報を液体モニタ部6a〜
6dに送出する(ST12)。
【0058】液体モニタ部6a〜6dは、不良検出信号
及び最適時点の履歴情報を受けると、不良検出信号に基
づき、今回の不良判定時点の分光透過率Tf (λ)を読
出し、最適時点の履歴情報により、最適時点の分光透過
率To (λ)を読出す。
及び最適時点の履歴情報を受けると、不良検出信号に基
づき、今回の不良判定時点の分光透過率Tf (λ)を読
出し、最適時点の履歴情報により、最適時点の分光透過
率To (λ)を読出す。
【0059】そして、液体モニタ部6a〜6dは、最適
時点の着色液体の分光透過率To (λ)を吸収係数Ko
に変換すると共に、不良判定時点の着色液体の分光透過
率Tf (λ)を吸収係数Kf に変換する(ST13;配
合変化算出手段)。
時点の着色液体の分光透過率To (λ)を吸収係数Ko
に変換すると共に、不良判定時点の着色液体の分光透過
率Tf (λ)を吸収係数Kf に変換する(ST13;配
合変化算出手段)。
【0060】なお、一般に高い透明性をもつ液体は、液
体の厚さをXとすると、吸収係数Kと透過率Tとが次の
(1)式の関係にある。 K=ln(T)/X …(1) ここで、Xが測定時の膜厚であり一定のため、(1)式
は、次の(2)式と等価となる。
体の厚さをXとすると、吸収係数Kと透過率Tとが次の
(1)式の関係にある。 K=ln(T)/X …(1) ここで、Xが測定時の膜厚であり一定のため、(1)式
は、次の(2)式と等価となる。
【0061】K=−ln(T) …(2) この(2)式は、透過率Tを吸収係数Kに変換できるこ
とを示している。すなわち、液体モニタ部6a〜6d
は、(2)式を用い、分光透過率T(λ)を吸収係数K
(λ)に変換する。
とを示している。すなわち、液体モニタ部6a〜6d
は、(2)式を用い、分光透過率T(λ)を吸収係数K
(λ)に変換する。
【0062】続いて、液体モニタ部6a〜6dは、次の
(3)式を用い、配合量の修正内容を算出する。
(3)式を用い、配合量の修正内容を算出する。
【数1】
【0063】ここで、Ci は、ある例えば印刷ユニット
2aに供給されるi番目のベースインキの配合量であ
り、(K)i はこのi番目のベースインキの吸収係数で
ある。(K)mix は、例えば印刷ユニット2aの容器内
の着色液体(1〜n番目の各ベースインキの配合された
混色溶液)の吸収係数である。
2aに供給されるi番目のベースインキの配合量であ
り、(K)i はこのi番目のベースインキの吸収係数で
ある。(K)mix は、例えば印刷ユニット2aの容器内
の着色液体(1〜n番目の各ベースインキの配合された
混色溶液)の吸収係数である。
【0064】なお、最適時点及び不良判定時点の両吸収
係数Ko ,Kf の差分が、すでに算出済の(3)式の右
辺{Σ(Ci ×(K)i )}に等しいと仮定すると、
(3)式の左辺を置換して次の(4)式が導出される。
係数Ko ,Kf の差分が、すでに算出済の(3)式の右
辺{Σ(Ci ×(K)i )}に等しいと仮定すると、
(3)式の左辺を置換して次の(4)式が導出される。
【0065】
【数2】
【0066】但し、 Ko =Σ(Ci ×(K)i ) Kf =Σ(Ci ×(K)i ) ΔCi :インキ追加量 液体モニタ部6a〜6dは、両吸収係数Ko ,Kf の差
分を示す(4)式の左辺を可視光領域で波長毎に算出す
る(ST14;配合変化算出手段)。算出の結果、
(4)式の左辺が負となる波長のある場合、着色液体の
濃い旨を判定し、全可視光領域で(4)式の左辺を正の
値とするまで、レジューサの無色の溶液を外部タンクの
配管設備から該当する例えば印刷ユニット2aの容器内
に供給し、着色液体を薄める。
分を示す(4)式の左辺を可視光領域で波長毎に算出す
る(ST14;配合変化算出手段)。算出の結果、
(4)式の左辺が負となる波長のある場合、着色液体の
濃い旨を判定し、全可視光領域で(4)式の左辺を正の
値とするまで、レジューサの無色の溶液を外部タンクの
配管設備から該当する例えば印刷ユニット2aの容器内
に供給し、着色液体を薄める。
【0067】次に、液体モニタ部6a〜6dは、最小二
乗法を用い、(4)式の左辺を(4)式の右辺{Σ(Δ
Ci ×(K)i )}と等しくするように、各ベースイン
キの追加量ΔCi を算出する(ST15;配合変化算出
手段)。
乗法を用い、(4)式の左辺を(4)式の右辺{Σ(Δ
Ci ×(K)i )}と等しくするように、各ベースイン
キの追加量ΔCi を算出する(ST15;配合変化算出
手段)。
【0068】続いて、液体モニタ部6a〜6dは、最小
二乗法により得た追加量ΔCi に従って、外部タンクの
配管設備から各印刷ユニット2a〜2dへ夫々ベースイ
ンキを追加する(ST16;配合修正手段)。
二乗法により得た追加量ΔCi に従って、外部タンクの
配管設備から各印刷ユニット2a〜2dへ夫々ベースイ
ンキを追加する(ST16;配合修正手段)。
【0069】このように、不良判定時点の印刷ユニット
2a〜2d内の着色液体の吸収係数Kf を最適時点の吸
収係数Ko に近づけるように着色液体の配合量を修正す
ることにより、ウェブ印刷シート4上の印刷色の色変動
を抑制することができる。
2a〜2d内の着色液体の吸収係数Kf を最適時点の吸
収係数Ko に近づけるように着色液体の配合量を修正す
ることにより、ウェブ印刷シート4上の印刷色の色変動
を抑制することができる。
【0070】次に、本実施形態の具体例について説明す
る。例えば、ポリテックス社製の建装材用水性グラビア
インキ(黄、赤、藍、レジューサ)を#4のザーンカッ
プで13秒となるように粘度調製し、適当量混色したイ
ンキで印刷を開始する。
る。例えば、ポリテックス社製の建装材用水性グラビア
インキ(黄、赤、藍、レジューサ)を#4のザーンカッ
プで13秒となるように粘度調製し、適当量混色したイ
ンキで印刷を開始する。
【0071】演算制御部7は、測色の指示を液体モニタ
部6a〜6d及び印刷物モニタ部5に定期的に同時に送
出する。液体モニタ部6a〜6dは、測色の指示によ
り、容器の印刷インキAを可視光領域400nm〜70
0nmを20nm間隔で測色し、実質的に同時に、印刷
物モニタ部5は、測色の指示により、ウェブ印刷シート
4を可視光領域400nm〜700nmを20nm間隔
で測色する。
部6a〜6d及び印刷物モニタ部5に定期的に同時に送
出する。液体モニタ部6a〜6dは、測色の指示によ
り、容器の印刷インキAを可視光領域400nm〜70
0nmを20nm間隔で測色し、実質的に同時に、印刷
物モニタ部5は、測色の指示により、ウェブ印刷シート
4を可視光領域400nm〜700nmを20nm間隔
で測色する。
【0072】なお、300m印刷時点で最適と判定され
た印刷インキA1の分光透過率To(λ)を得た。その
後、1000m印刷時点で不良が発生し、この不良と判
定されたインキA2の分光透過率Tf (λ)を得たの
で、色修正を行なう。
た印刷インキA1の分光透過率To(λ)を得た。その
後、1000m印刷時点で不良が発生し、この不良と判
定されたインキA2の分光透過率Tf (λ)を得たの
で、色修正を行なう。
【0073】液体モニタ部6a〜6dは、最適時点の分
光透過率To (λ)から吸収係数Ko (λ)を求めると
共に、不良判定時点の分光透過率Tf (λ)から吸収係
数Kf (λ)を求め、波長毎に両吸収係数の差分{Ko
(λ)−Kf (λ)}を求めた後、ベースインキの追加
量ΔCi を算出する。
光透過率To (λ)から吸収係数Ko (λ)を求めると
共に、不良判定時点の分光透過率Tf (λ)から吸収係
数Kf (λ)を求め、波長毎に両吸収係数の差分{Ko
(λ)−Kf (λ)}を求めた後、ベースインキの追加
量ΔCi を算出する。
【0074】ここで、分光透過率To (λ),Tf
(λ)、吸収係数Ko (λ),Kf (λ)及び両吸収係
数の差分の値は、図7に示す通りである。
(λ)、吸収係数Ko (λ),Kf (λ)及び両吸収係
数の差分の値は、図7に示す通りである。
【0075】上記の測定結果から、ベースインキの追加
量ΔCi は、黄0.84%、赤0.74%、藍0.59
%、レジューサ5%として算出された。また、追加量Δ
Ciに基づき、着色液体の配合量を修正した結果、紙製
のウェブ印刷シート4上での色変動を減少させることが
できた。
量ΔCi は、黄0.84%、赤0.74%、藍0.59
%、レジューサ5%として算出された。また、追加量Δ
Ciに基づき、着色液体の配合量を修正した結果、紙製
のウェブ印刷シート4上での色変動を減少させることが
できた。
【0076】以下同様に、不良判定時点でこのような色
修正を繰返すことにより、印刷中の着色液体の色変動を
抑制することができる。
修正を繰返すことにより、印刷中の着色液体の色変動を
抑制することができる。
【0077】上述したように本実施形態によれば、液体
モニタ部6a〜6dが、容器中から抽出した印刷インキ
Aに光を照射してその透過光の分光特性を測定し、印刷
物モニタ部5が、ウェブ印刷シート4に印刷された印刷
インキAの分光反射率を測定し、演算制御部7が、この
分光反射率から色彩値を算出して色彩値の変化の有無を
判定し、色彩値の変化有と判定されたとき、液体モニタ
部6a〜6dが、分光透過率T(λ)の変化に基づい
て、容器内における印刷インキAの配合量の追加量ΔC
i を算出し、追加量ΔCi に従って容器内にベースイン
キ(着色液体)又はレジューサ(透明液体)を供給する
ので、印刷済の印刷物の色変化を検出した際に、着色液
体の配合量を色変化前の状態に修正でき、印刷物の品質
を向上させることができる。
モニタ部6a〜6dが、容器中から抽出した印刷インキ
Aに光を照射してその透過光の分光特性を測定し、印刷
物モニタ部5が、ウェブ印刷シート4に印刷された印刷
インキAの分光反射率を測定し、演算制御部7が、この
分光反射率から色彩値を算出して色彩値の変化の有無を
判定し、色彩値の変化有と判定されたとき、液体モニタ
部6a〜6dが、分光透過率T(λ)の変化に基づい
て、容器内における印刷インキAの配合量の追加量ΔC
i を算出し、追加量ΔCi に従って容器内にベースイン
キ(着色液体)又はレジューサ(透明液体)を供給する
ので、印刷済の印刷物の色変化を検出した際に、着色液
体の配合量を色変化前の状態に修正でき、印刷物の品質
を向上させることができる。
【0078】補足すると、周知技術のコンピュータ・カ
ラーマッチング(CCM ; computer color matching) と呼
ばれる調色方法では、印刷ユニットの着色液体の吸収係
数(K)mix を目標の着色液体の吸収係数Ko と一致さ
せるように各ベースインキの配合量Ci を算出してい
る。
ラーマッチング(CCM ; computer color matching) と呼
ばれる調色方法では、印刷ユニットの着色液体の吸収係
数(K)mix を目標の着色液体の吸収係数Ko と一致さ
せるように各ベースインキの配合量Ci を算出してい
る。
【0079】これに対し、本実施形態は、このCCMを
応用したものであり、最適時点の着色液体の吸収係数K
o と不良判定時点の吸収係数Kf との差分の吸収係数
(Ko−Kf )から、例えば最小二乗法を用いて着色液
体の配合量の追加量ΔCi を算出している。
応用したものであり、最適時点の着色液体の吸収係数K
o と不良判定時点の吸収係数Kf との差分の吸収係数
(Ko−Kf )から、例えば最小二乗法を用いて着色液
体の配合量の追加量ΔCi を算出している。
【0080】また、液体モニタ部6a〜6bとしては、
互いに対向配置されて間隔を調節自在な2枚の透明な第
1及び第2の平面ガラス部21,22を有し、且つ各平
面ガラス部21,22間に印刷インキAを通過させるた
めの液体供給ポート23a並びに液体排出ポート23b
を備えた測定用セルと、各平面ガラス部21,22間の
印刷インキAに光を入射するための入射光学系と、入射
光学系により光が入射されるとき、印刷インキAを透過
する透過光の透過光率を測定するための分光光度計31
とを備えたので、測定セル内に着色液体を通過させるこ
とにより、測定用セルへの着色成分の付着を阻止しつ
つ、透過光の透過光率を測定することにより、透明性の
高い着色液体にも適用させることができる。
互いに対向配置されて間隔を調節自在な2枚の透明な第
1及び第2の平面ガラス部21,22を有し、且つ各平
面ガラス部21,22間に印刷インキAを通過させるた
めの液体供給ポート23a並びに液体排出ポート23b
を備えた測定用セルと、各平面ガラス部21,22間の
印刷インキAに光を入射するための入射光学系と、入射
光学系により光が入射されるとき、印刷インキAを透過
する透過光の透過光率を測定するための分光光度計31
とを備えたので、測定セル内に着色液体を通過させるこ
とにより、測定用セルへの着色成分の付着を阻止しつ
つ、透過光の透過光率を測定することにより、透明性の
高い着色液体にも適用させることができる。
【0081】また、ポンプにより、インキパン30aの
印刷インキAを膜形成装置20に自動供給できるので、
人手を不要として現場サイドで測色を行なうことがで
き、また人手を不要とすることから、印刷インキAの測
色を高精度に安定的に行なうことができる。
印刷インキAを膜形成装置20に自動供給できるので、
人手を不要として現場サイドで測色を行なうことがで
き、また人手を不要とすることから、印刷インキAの測
色を高精度に安定的に行なうことができる。
【0082】また、第1及び第2平面ガラス部21,2
2を互いに当接させてゼロ位置を合せてから一定の隙間
を形成することにより、測色用セル内の相対的な位置関
係などが経時変化する場合であっても膜厚制御に誤差を
生じないので、膜厚制御の信頼性を向上させることがで
きる。
2を互いに当接させてゼロ位置を合せてから一定の隙間
を形成することにより、測色用セル内の相対的な位置関
係などが経時変化する場合であっても膜厚制御に誤差を
生じないので、膜厚制御の信頼性を向上させることがで
きる。
【0083】また、第1及び第2平面ガラス部21,2
2としては、互いの当接面が平滑に形成されたので、本
実施形態の効果を容易且つ確実に奏することができる。
2としては、互いの当接面が平滑に形成されたので、本
実施形態の効果を容易且つ確実に奏することができる。
【0084】さらに、第1及び第2平面ガラス部21,
22、ハウジングガラス23及びピストンガラス25
は、石英ガラス、合成石英ガラス又はBK7ガラス等の
透明な材質から形成されているので、本実施形態の効果
を容易且つ確実に奏することができる。
22、ハウジングガラス23及びピストンガラス25
は、石英ガラス、合成石英ガラス又はBK7ガラス等の
透明な材質から形成されているので、本実施形態の効果
を容易且つ確実に奏することができる。
【0085】また、第1及び第2平面ガラス部21,2
2、ハウジングガラス23及びピストンガラス25とし
ては、印刷インキAに接する面にフッ素樹脂の薄膜から
なる撥水層を備えたので、異なる色の着色液体を測定す
る際に、従来とは異なり、測色毎の洗浄を不要とするこ
とができる。
2、ハウジングガラス23及びピストンガラス25とし
ては、印刷インキAに接する面にフッ素樹脂の薄膜から
なる撥水層を備えたので、異なる色の着色液体を測定す
る際に、従来とは異なり、測色毎の洗浄を不要とするこ
とができる。
【0086】また、駆動手段として流体圧シリンダを備
えたので、本実施形態の効果を容易且つ確実に奏するこ
とができる。
えたので、本実施形態の効果を容易且つ確実に奏するこ
とができる。
【0087】さらに、上下ピストン26の下降限界の位
置及び上昇限界の位置を夫々検出するための位置センサ
35a,35bを備えた場合、上下ピストン26の位置
が自動的に規制可能となるので、操作性の向上を図るこ
とができる。
置及び上昇限界の位置を夫々検出するための位置センサ
35a,35bを備えた場合、上下ピストン26の位置
が自動的に規制可能となるので、操作性の向上を図るこ
とができる。
【0088】なお、上記実施形態では、液体モニタ部6
a〜6dが印刷インキAの追加量ΔCi を算出して配合
量を修正する場合を説明したが、これに限らず、演算制
御部7が着色液体の追加量ΔCi を算出して配合量を修
正する構成としても、本発明を同様に実施して同様の効
果を得ることができる。すなわち、透過率及び反射率等
の分光特性の測定以外のデータ処理(色彩変化判定手
段、配合変化算出手段及び配合修正手段)は、液体モニ
タ部6a〜6d、印刷物モニタ部5及び演算制御部7の
いずれに分担させるように変形してもよく、全体として
同様の作用効果を有する変形構成であれば、本発明の範
囲に包含される。
a〜6dが印刷インキAの追加量ΔCi を算出して配合
量を修正する場合を説明したが、これに限らず、演算制
御部7が着色液体の追加量ΔCi を算出して配合量を修
正する構成としても、本発明を同様に実施して同様の効
果を得ることができる。すなわち、透過率及び反射率等
の分光特性の測定以外のデータ処理(色彩変化判定手
段、配合変化算出手段及び配合修正手段)は、液体モニ
タ部6a〜6d、印刷物モニタ部5及び演算制御部7の
いずれに分担させるように変形してもよく、全体として
同様の作用効果を有する変形構成であれば、本発明の範
囲に包含される。
【0089】また、光を均一化する観点から、光源部3
6と第1平面ガラス部31との間の入射光軸上、あるい
は第2平面ガラス部22と分光光度計31との間の透過
光軸上に周知技術の積分球(例えば大塚電子製)を介在
させた構成としても、本発明を同様に実施して同様の効
果を有することができる。なお、散乱・吸収等を起こし
つつ着色液体を透過した透過光を180度取込んで測色
精度を向上させる観点から、積分球は容器と一体型に設
けることが好ましい。
6と第1平面ガラス部31との間の入射光軸上、あるい
は第2平面ガラス部22と分光光度計31との間の透過
光軸上に周知技術の積分球(例えば大塚電子製)を介在
させた構成としても、本発明を同様に実施して同様の効
果を有することができる。なお、散乱・吸収等を起こし
つつ着色液体を透過した透過光を180度取込んで測色
精度を向上させる観点から、積分球は容器と一体型に設
けることが好ましい。
【0090】また、分光光度計31が分光透過率を測定
する場合を説明したが、これに限らず、分光光度計31
が分光吸収強度又は分光反射率(分光反射率測定の場
合、分光光度計31と光源部36とは同じ側に配置す
る)などの分光特性を測定する構成としても、本発明を
同様に実施して同様の効果を得ることができる。
する場合を説明したが、これに限らず、分光光度計31
が分光吸収強度又は分光反射率(分光反射率測定の場
合、分光光度計31と光源部36とは同じ側に配置す
る)などの分光特性を測定する構成としても、本発明を
同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0091】さらに、分光光度計31をピストンガラス
25内に保持し、光源部36を第1平面ガラス部21の
下方に配置した場合を説明したが、これに限らず、分光
光度計31と光源部36との配置を逆にしても、本発明
を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
25内に保持し、光源部36を第1平面ガラス部21の
下方に配置した場合を説明したが、これに限らず、分光
光度計31と光源部36との配置を逆にしても、本発明
を同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0092】また、分光光度計31と光源部36とを着
色液体から見て異なる側に配置して透過光を測定する場
合を説明したが、これに限らず、分光光度計31と光源
部36とを着色液体から見て同じ側に配置し、分光光度
計31が着色液体からの反射光を測定する構成に変形し
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。
色液体から見て異なる側に配置して透過光を測定する場
合を説明したが、これに限らず、分光光度計31と光源
部36とを着色液体から見て同じ側に配置し、分光光度
計31が着色液体からの反射光を測定する構成に変形し
ても、本発明を同様に実施して同様の効果を得ることが
できる。
【0093】また、着色液体をインキパン30aの外に
取出すようにサンプリングしてインキパン30aの外部
で測定する場合について説明したが、これに限らず、着
色液体をインキパン30a中でサンプリングしてインキ
パン30aの内部で測定する構成としても、本発明を同
様に実施して同様の効果を得ることができる。
取出すようにサンプリングしてインキパン30aの外部
で測定する場合について説明したが、これに限らず、着
色液体をインキパン30a中でサンプリングしてインキ
パン30aの内部で測定する構成としても、本発明を同
様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0094】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
囲で種々変形して実施できる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、印
刷済の印刷物の色変化を検出した際に、着色液体の配合
量を色変化前の状態に修正でき、印刷物の品質を向上し
得る色修正装置及び色修正方法を提供できる。
刷済の印刷物の色変化を検出した際に、着色液体の配合
量を色変化前の状態に修正でき、印刷物の品質を向上し
得る色修正装置及び色修正方法を提供できる。
【0096】また、測定用セルへの着色成分の付着を阻
止しつつ、透明性の高い着色液体にも適用できる。
止しつつ、透明性の高い着色液体にも適用できる。
【図1】本発明の一実施形態に係る色修正装置の適用さ
れた印刷システムの概略構成を示す模式図
れた印刷システムの概略構成を示す模式図
【図2】同実施形態における印刷物モニタ部の概念を示
す模式図
す模式図
【図3】同実施形態における印刷物モニタ部の構成を示
すブロック図
すブロック図
【図4】同実施形態における液体モニタ部の構成を示す
模式図
模式図
【図5】同実施形態における動作を説明するためのフロ
ーチャート
ーチャート
【図6】同実施形態における色彩値の変動を説明するた
めの図
めの図
【図7】同実施形態における具体例を説明するためのデ
ータ表を示す図
ータ表を示す図
1…給紙部 2a〜2d…印刷ユニット 3…冷却・ウェブパス部 4…ウェブ印刷シート 5…印刷部モニタ部 6a〜6d…液体モニタ部 7…演算制御部 8,36…光源部 9…センサ 10…走査部 11…測色部 12…表示部 13…安定化電源 20…膜形成装置 21,22…平面ガラス部 23…ハウジングガラス 23a…液体供給ポート 23b…液体排出ポート 24…ピストンケース 24a,26a…凸部 24b…開口部 24c,24d…連通口 25…ピストンガラス 26…上下ピストン 27…蓋部材 28a,28b…導管 29a,29b…逆止弁 30a,30b…インキパン 31…分光光度計 32…計算機 33…流体圧源 34a,34b…電磁弁 35a,35b…位置センサ A…印刷インキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲村 崇 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AS05 KK04 KK13 KK22 KK32 2C250 EA23 EB32 2G020 AA08 DA02 DA03 DA04 DA12 DA21 DA43 DA62 DA65 5C074 AA07 AA10 BB19 DD21 DD27 EE01 EE11 FF15 GG01 HH04
Claims (3)
- 【請求項1】 容器に収容された着色液体を連続的に供
給される印刷シートに繰返し印刷する際に、前記印刷シ
ート上の着色液体の色を一定に修正するための色修正装
置であって、 前記容器中の着色液体をサンプリングして液体のまま該
着色液体に光を照射し、反射又は透過した光の分光特性
を測定する液体モニタ部と、 前記印刷シートに印刷された着色液体の分光反射率を測
定する印刷物モニタ部と、 前記印刷物モニタ部により測定された分光反射率から色
彩値を算出し、この算出結果に基づいて、前記色彩値の
変化の有無を判定する色彩変化判定手段と、 前記色彩変化判定手段により色彩値の変化有と判定され
たとき、前記液体モニタ部により測定された分光特性の
変化に基づいて、前記容器内における着色液体の配合量
の変化量を算出する配合変化算出手段と、 前記配合変化算出手段により算出された変化量を零に修
正するように前記容器内に着色液体又は透明液体を供給
する配合修正手段とを備えたことを特徴とする色修正装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の色修正装置において、 前記液体モニタ部は、 互いに対向配置されて間隔を調節自在な2枚の透明な平
行平板を有し、且つ前記平行平板間に前記着色液体を通
過させるための液体供給ポート並びに液体排出ポートを
備えた測定用セルと、 前記平行平板間の着色液体に光を入射するための入射光
学系と、 前記入射光学系により光が入射されるとき、前記平行平
板間の着色液体を透過する透過光の透過光率を測定する
ための分光光度計とを備えたことを特徴とする色修正装
置。 - 【請求項3】 容器に収容された着色液体を連続的に供
給される印刷シートに繰返し印刷する際に、前記印刷シ
ート上の着色液体の色を一定に修正するための色修正方
法であって、 前記容器中の着色液体をサンプリングして液体のまま該
着色液体に光を照射し、反射又は透過した光の分光特性
を測定する液体モニタ工程と、 前記印刷シートに印刷された着色液体の分光反射率を測
定する印刷物モニタ工程と、 前記印刷物モニタ工程により測定された分光反射率から
色彩値を算出し、この算出結果に基づいて、前記色彩値
の変化の有無を判定する色彩変化判定工程と、 前記色彩変化判定工程により色彩値の変化有と判定され
たとき、前記液体モニタ工程により測定された分光特性
の変化に基づいて、前記容器内における着色液体の配合
量の変化量を算出する配合変化算出工程と、 前記配合変化算出工程により算出された変化量を零に修
正するように前記容器内に着色液体又は透明液体を供給
する配合修正工程とを含んでいることを特徴とする色修
正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056820A JP2000246871A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 色修正装置及び色修正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056820A JP2000246871A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 色修正装置及び色修正方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000246871A true JP2000246871A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=13038020
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11056820A Pending JP2000246871A (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 色修正装置及び色修正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000246871A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008168444A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-07-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 調色方法、及び装置 |
| JP2009202528A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 配合量算出方法及び配合量算出装置 |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP11056820A patent/JP2000246871A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008168444A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-07-24 | Dainippon Printing Co Ltd | 調色方法、及び装置 |
| JP2009202528A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 配合量算出方法及び配合量算出装置 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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