JP2000246921A - 収納容器及び管理システム - Google Patents

収納容器及び管理システム

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JP2000246921A
JP2000246921A JP11370142A JP37014299A JP2000246921A JP 2000246921 A JP2000246921 A JP 2000246921A JP 11370142 A JP11370142 A JP 11370142A JP 37014299 A JP37014299 A JP 37014299A JP 2000246921 A JP2000246921 A JP 2000246921A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタ用インクカートリッジ、トナーカー
トリッジなどのように本体機器で使用される消耗品を容
器に収容して供給する形式の消耗品供給システムにおい
て、正規の消耗品である事を認知して本体機器を作動さ
せる事により、非正規品による機器の劣化、性能の低
下、故障などを未然に防止する方法を提供すること。 【解決手段】 カートリッジなど消耗品容器に同定情
報、インク残量などの情報を記憶させたICチップ2を
有し、機器側に該チップと交信するための結合コイル4
を設け、本体側が同定情報や前回残量情報を取得するこ
とにより、正規の消耗品であることを認知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に管理システ
ムに係り、特に消耗品の適正使用を管理する管理システ
ムに関する。本発明は、例えば、消耗品をリサイクルす
るリサイクルシステムに好適である。「消耗品」は、例
えば、プリンタ、コピー機、ファクシミリ、ワープロ又
はこれらの複合機などに使用される媒体や被記録体を含
む。媒体はインク、トナー、リボンなどを含み、被記録
体は普通紙、OHPフィルム、感熱紙などを含む。
【0002】消耗品は、カートリッジ、タンク、ケース
など名称を問わない収納容器に収納されている場合が多
い。もちろん本発明のリサイクルシステムは、印刷分野
に限定されるものではなく、消耗品は、燃料、潤滑油、
冷却剤、防腐剤、その他の化合物を広く含む。なお、本
発明のリサイクルシステムは、消耗品を収納容器に再充
填(リフィル)することを必ずしも要求するものではな
く、使用済みの収納容器を破棄してもよい。
【0003】また、「非接触情報媒体」とは、一般に
は、ICチップなどの情報記録媒体と当該情報記録媒体
と外部装置との非接触交信手段であるコイルやアンテナ
等が結合したものを備え、外部装置と非接触に交信する
媒体をいう。従って、非接触であれば、電波の波長を問
わず、また、通信距離の長さも問わない。なお、非接触
情報媒体は広義にはその通信手段を問わないが、本出願
では電(磁)波を媒介として交信するものとする。
【0004】ICチップを内蔵した非接触情報媒体の典
型的なものは、例えば、電磁結合やマイクロ波を利用し
てリーダライタと非接触通信する非接触ICカードであ
る。なお、本出願においては、「ICカード」は、スマ
ートカード、インテリジェントカード、チップインカー
ド、マイクロサーキット(マイコン)カード、メモリー
カード、スーパーカード、多機能カード、コンビネーシ
ョンカードなどを総括している。
【0005】また、非接触情報媒体はその形状がカード
に限定されるものではない。従って、それはいわゆるI
Cタグも含む。ここでは、「ICタグ」は、ICカード
と同様の機能を有するが、切手サイズやそれ以下の超小
型やコイン等の形状を有する全ての情報記録媒体を含む
ものである。また、ICチップ上に通信用コイルを微細
加工により形成したコイルオンチップ型モジュールも含
む。
【0006】
【従来の技術】インクジェットプリンタや、複写機など
の電子写真式記録装置は、メーカーが指定する専用のカ
ートリッジに収納された専用のインク、トナー又は紙類
などの純正品(なお、本出願では特に断らない限り、
「純正品」は純正品と同視できる正当な製品も含むもの
とする。)の使用を義務付けている場合が多い。
【0007】メーカーがこのような純正品の使用を義務
付けているのは、メーカーが、機器が純正品の使用した
場合に所期の性能(安定した動作と安定したアウトプッ
ト品質の提供)を発揮することができることを予め確認
して、その機器の性能を保証しているためである。ま
た、その他の理由として消耗品の交換作業の容易性など
を挙げることができる。特に、専用の収納容器を使用す
れば、チックにより再利用可能と判断された場合、資源
の有効利用などの観点から収納容器に単に消耗品を再充
填して再出荷することができるため、低コスト・対環境
性に優れるなどの利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザーの中
には純正品ではないメーカー製の、しばしば安価である
が一般には劣悪な品質(以下、「海賊版」という。)
の、消耗品を利用する場合がある。より詳細には、ユー
ザーは最初から海賊版の収納容器を使用する場合や、最
初は純正品を購入して消耗品を使用し、消耗品がなくな
った純正品の収納容器に海賊版の消耗品を補充する場合
などがある。品質が劣悪な海賊版の消耗品は本体機器の
故障や動作不良を招く。しかも、かかる機器の故障をメ
ーカーに保証させるユーザーも存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、この
ような従来の課題を解決する新規かつ有用な収納容器及
び管理システムを提供することを例示的な概括的目的と
する。
【0010】より特定的には、本発明は、収納容器、好
ましくは収納容器と消耗品の両方、が純正品であること
を確認することによって本体機器の劣化、性能の低下、
故障、誤動作などを未然に防止する収納容器及び消耗品
の管理システムを安価に提供することをより例示的目的
とする。
【0011】また、本発明は、収納容器及び消耗品の管
理システムの管理データが容易に改ざんされることから
保護することを別の例示的目的とする。
【0012】かかる目的を達成するために、本発明の例
示的一態様としての収納容器は、本体機器に使用される
消耗品を収納する収納部と、外部装置から読み出し可能
な前記容器のID情報を格納するメモリとを有して、前
記本体機器に着脱可能である。かかる収納容器によれ
ば、外部装置は、メモリが格納しているID情報を読み
出すことによって容器が純正かどうかを判断することが
できる。
【0013】本発明の例示的一態様としての管理システ
ムは、本体機器で使用される消耗品を容器に収容して供
給するシステムであって、前記容器に結合されたメモリ
と、当該メモリの情報の書き換え又は読み取りを行う機
構とを備え、本体機器の判断により前記メモリが格納し
ている情報が異常である場合には必要な処置を行う。か
かる管理システムによれば、メモリが格納している情報
が異常(例えば、容器が純正品ではない、容器が収納し
ている消耗品が純正品ではない、利用許可回数・時間を
超えている、容器及び/又は消耗品が劣化しているな
ど)であると本体機器により判断された場合には管理シ
ステムは適切な措置(本体機器の動作を停止させる、そ
の旨を表示する、その対応策を表示するなど)を行う。
【0014】本発明の別の例示的一態様としての管理シ
ステムは、本体機器に着脱可能で当該本体機器に使用さ
れる消耗品を収納する収納容器と、当該収納容器に位置
決めされる非接触情報媒体と、前記非接触情報媒体と非
接触で交信可能なリーダライタと、当該リーダライタに
接続され、前記リーダライタが前記非接触情報媒体から
得た情報によって前記消耗品の適正使用を判定する処理
装置とを有し、前記非接触情報媒体は、前記収納容器の
ID情報を格納するメモリと、前記メモリが前記リーダ
ライタと非接触に通信することを可能にする通信部とを
有する。かかる管理システムによれば、処理装置はメモ
リが格納しているID情報を読み出すことによって容器
が純正かどうかを判断することができる。
【0015】本発明の更に別の例示的一態様としての管
理システムは、本体機器に着脱可能で当該本体機器に使
用される消耗品を収納する収納容器と、リーダライタ
と、当該リーダライタに接続され、前記リーダライタが
得た情報によって前記消耗品の適正使用を判定する処理
装置とを有し、前記収納容器は、前記消耗品を収納する
収納部と、前記収納容器のID情報を格納するメモリ
と、前記メモリが前記リーダライタと非接触に通信する
ことを可能にする通信部とを有する。かかる管理システ
ムによれば、処理装置はメモリが格納しているID情報
を読み出すことによって容器が純正かどうかを判断する
ことができる。
【0016】本発明の他の目的及び更なる特徴は、以
下、添付図面を参照して説明される実施例により明らか
にされるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の収納容器の例示的一態様としてのインクカートリッ
ジ100を説明する。なお、各図において、同一の参照
番号を付した部材は同一部材を表すものとし、重複説明
は省略する。
【0018】図1に示すように、インクカートリッジ1
00は、容器本体110と、容器本体110に形成され
てインクUを収納する収納部120と、非接触情報媒体
1とを有する。ここで、図1は、インクカートリッジ1
00と外部装置であるリーダライタ200との関係を示
す概略ブロック図である。なお、リーダライタ200
は、本実施例では図6及び図7を参照して後述されるよ
うに本体機器(インクジェットプリンタ)400に内蔵
されているが、本体機器400の外付けとして設けられ
てもよい。容器本体110は、例えば、プラスチック成
形体からなり、収納部120は、ブラックインク、シア
ンインク、マゼンタインク、イエローインクなど任意の
インクを消耗品の一例として収納することができる。
【0019】非接触情報媒体1は樹脂ケース(又はパッ
ケージ)10に収納されている。樹脂ケース10は、外
部からの衝撃から非接触情報媒体1を保護すると共に防
水加工されてインクが非接触情報媒体1に接触すること
を防止する。また、ケース10は正当な権限を有しない
者が容易に非接触情報媒体1を取り出すことを物理的に
防止する機能を有する。例えば、適正な方法で樹脂ケー
ス10を開封しなければ非接触情報媒体1の後述するメ
モリ26の内容は消去される。また、モールド法等によ
り非接触情報媒体1と樹脂ケース10を一体構造とする
こともできる。
【0020】ケース10はカード形状を有している。但
し、ケース10は、インクカートリッジ100の形状に
適合する任意の形状(例えば、ペンダント形状、コイン
形状、キー形状、カード形状、タグ形状など)を有する
ことができる。また、容器本体110の凹部に結合し、
一体化する凸形状とすることも出来る。選択的に、ケー
ス10は、図示しないディスプレイ、キーボード、電源
などの各種スイッチなどを有して更なる多機能化を実現
してもよい。ケース10には、エンボス、サインパネ
ル、ホログラム、刻印、ホットスタンプ、画像プリン
ト、写真などが形成されてもよい。また、ケース10と
容器本体110を別部材とせずに一体成形し、容器本体
110に非接触情報媒体1が設置された構造をとること
も可能である。
【0021】非接触情報媒体1は、外部装置の一部であ
るリーダライタ200と後述する電(磁)波を使用して
非接触に通信するため、外部装置に接続される端子、コ
ネクタ等を有しておらず、また、ケース10は密封され
ている。この結果、非接触情報媒体1は、かかる端子な
どを介して収納部120の環境を破壊・汚染するおそれ
がなく、かつ、かかる端子などを介して破壊・汚染され
るおそれもない。また、ケース10には防水加工が施さ
れているために後述するリサイクル時にカートリッジと
共に洗浄されることができ、取り扱いが便利である。但
し、本発明は、接触型の情報媒体が使用されることを妨
げるものではない。
【0022】以下、図2及び図3を参照して、非接触情
報媒体1の構成について説明する。ここで、図2は、図
1に示す非接触情報媒体1の具体的構成を示す概略平面
図である。また、図3は、図1に示す非接触情報媒体1
のICチップ20の詳細を示す概略ブロック図である。
【0023】アンテナコイル12はリーダライタ200
のコイルに非接触に電磁結合されて、任意の周波数帯の
キャリア周波数fc(例えば、13.56MHz)を有
する電波Wによりリーダライタ200と交信する。アン
テナコイル12は必要があればサブキャリア周波数を併
用してもよい。図1は、アンテナコイル12を概念的に
示しており、実際の非接触情報媒体1においては、アン
テナコイル12は、例えば、図2に示すように、ICチ
ップ20を取り囲むように形成されている。上から見た
場合にアンテナコイル14の形状は円形、四角形、楕円
形など所望の形状を有することができる。アンテナコイ
ル12はICチップ20の接続端子21にワイヤボンデ
ィング方式やTAB(Tape Automated
Bonding)方式などによって電気的に接続されて
いる。アンテナコイル12とリーダライタ200との通
信距離は、例えば数cm〜数10cmである。アンテナ
コイル12は、銅やアルミニウムなどを使用したエッチ
ング、プリント配線方式による印刷、ワイヤによる形成
など当業界で周知ないずれの方法によっても形成するこ
とができる。アンテナコイル12は、実装面積、その他
の条件に応じて所望の寸法、形状、自己インダクタン
ス、相互インダクタンスを有する。本発明は、アンテナ
コイル12の代わりに、ダイポールアンテナ、モノポー
ルアンテナ、ループアンテナ、スロットアンテナ、マイ
クロストリップアンテナなど当業界で周知のアンテナを
適用することを妨げるものではない。また、アンテナコ
イル12をICチップ20上に微細加工法により形成し
た、コイルオンチップ型することにより低コスト化、小
型化が可能となる。
【0024】図3を参照するに、アンテナコイル12
は、好ましくは、共振用コンデンサ14に接続されてい
る。コンデンサ14は静電容量Cを有し、アンテナコイ
ル12のインダクタンスLと協同して、送受信用電波の
キャリア周波数fcに共振する共振回路を形成するのに
使用される。コイル12とコンデンサ14が形成する共
振周波数frはfr=(1/2π)(LC)-1/2となるか
ら、これをキャリア周波数fcに一致させればコイル1
2及びコンデンサ14に大きな共振電流を流すことがで
き、かかる共振電流をICチップ20に供給することが
できる。コンデンサ14の位置は、以下に説明するIC
チップ20の各コンポーネントと同一平面に(即ち、単
層的に)形成されてもよいし、その上に(即ち、多層的
に)形成されてもよい。
【0025】図1及び図3に示すように、ICチップ2
0は、電源回路22と、リセット信号発生回路23と、
送受信回路24と、ロジック制御回路26と、タイミン
グ回路(TIM)28と、メモリ30とを有し、リーダ
ライタ200と交信して、メモリ30の読み出し及び書
き込みを行う。
【0026】電源回路(PS)にはリセット信号発生回
路23が接続されており、リセット信号発生回路23は
ロジック制御回路26のリセット端子(RST)に接続
されている。ICチップ20は、リーダライタ200か
ら受信した電波W(キャリア周波数fc)から電磁誘導
によって通信系の動作電圧Vcc(例えば、5V)を各
ロジックに供給している。動作電力Vccが生成される
とリセット信号発生回路23はロジック制御回路26を
リセットして新規な動作の準備をする。
【0027】送受信回路24は、検波器(DET)24
a、変調器(MOD)24b、復調器(DEM)24c
及び符号器(ENC)24dを含んでいる。復調器24
cと符号器24dは、それぞれロジック制御回路26の
データ端子DI及びDOに接続されている。必要があれ
ば復調器24cの後段に独立の部材としてD/A変換器
等からなる復号器が配置されてもよい。タイミング回路
23は各種タイミング信号を生成するのに使用され、ロ
ジック制御回路26のクロック端子(CLK)に接続さ
れている。
【0028】送受信回路24の受信部は、検波器24a
と復調器24cとにより構成されている。受信した電波
Wは検波器24aによって検波されて復調器24cが検
波信号からデータを得るために基底帯域信号を復元す
る。復元された基底帯域信号(必要があればその後復号
された信号)はデータ信号DIとしてロジック制御回路
26に送られる。
【0029】送受信回路24の送信部は、変調器24b
と符号器24dとにより構成されている。変調器24b
や符号器24dには当業界で周知のいかなる構成をも使
用することができる。データを送信するために搬送波を
送信データに応じて変化させてコイル12に送信する。
変調方式には、例えば、キャリア(搬送)周波数の振幅
を変えるASK、位相を変えるPSKなどを使用するこ
とができるが、負荷変調を使用することもできる。負荷
変調とは、媒体電力(負荷)を送信信号に従って変調す
る方式をいう。符号器24dは、送信されるべきデータ
DOを所定の符号(例えば、マンチェスター符号化やP
SK符号化など)で符号化(ビットエンコーディング)
した後にアンテナコイル12に送信する。
【0030】送受信回路24はロジック制御回路26に
よって制御されて、タイミング回路28によって生成さ
れるタイミング信号(クロック)に同期して動作する。
ロジック制御回路26はCPUにより実現することがで
きる。
【0031】メモリ30は各種データを保存するRO
M、RAM、EEPROM及び/又はFRAM等から構
成される。メモリ30が、不揮発性メモリとして構成さ
れれば記憶しているデータがリーダライタ200により
読み出されることを許容するが変更されることは防止す
る。代替的に、メモリ30は書換え可能型メモリとして
構成されて、ロジック制御回路26がソフトウェア的に
リーダライタ200からのアクセスを制御してもよい。
非接触情報媒体1はリーダライタ200とかかるデータ
に基づいて交信したり、ロジック制御回路26は所定の
処理を行ったりすることができる。
【0032】メモリ30は、カートリッジ100のID
番号(製造業者ID、製造業者の担当部署、住所、電話
番号、ファックス番号、電子メールアドレス、製品のロ
ット番号、製造年月日など)、インクのプリンタにおけ
る使用条件(暫定使用時間(例えば、3000枚分の印
刷用か6000枚分の印刷用か)、使用有効期限(イン
ク充填後3年以内など)、使用温度、使用可能なプリン
タのリスト、故障時の対応策など)に関する情報、イン
クメーカーのID情報(製造業者ID、製造業者の担当
部署、住所、電話番号、ファックス番号、電子メールア
ドレス、製造年月日)、インクの検査及びリサイクル履
歴情報(最終検査を行った日時及び者、その者の連絡
先、インクを回収した日時及び者、その者の連絡先、イ
ンクを補充した日時及びインクを補充した者、その者の
連絡先など)、カートリッジ100におけるインクの残
量の情報、利用許可回数・時間、インクの組成情報、カ
ートリッジ利用の実時間を含む情報の一又は複数の情報
を格納することができる。このように、本発明は後述す
る管理システムに必要な各種のデータをメモリ30に格
納することにより、かかるデータを人為的に記録する場
合よりもデータの信頼性を向上させている。メモリ30
が格納する情報は必要により暗号的に保護されてもよ
い。
【0033】なお、実時間情報は、リーダライタ200
や後述する端末装置300から得てもよいし、非接触情
報媒体1が実時間時計を有していてもよい。かかる非接
触情報媒体1aを図4に示す。非接触情報媒体1aは、
IC部40と、IC部に設けられた実時間時計42と、
IC部40に接続された電池50及び水晶発振器52と
を有する。IC部40は非接触インターフェース部20
と接続されており、非接触インターフェース部20に接
続されたコイル12を介して非接触通信をおこなう。実
時間時計42は水晶発振器52(発振周波数32、76
8kHz)に接続されて実時間を計測する。実時間はロ
ジック制御回路26に送信され、ロジック制御回路26
からメモリ30に送られる。実時間時計42は必要があ
れば温度補償されてもよい。
【0034】IC部40は、必要があれば、消耗品の環
境(温度、湿度、圧力、光量、音量、速度、振動、衝撃
などから選択される)パラメータを測定してアナログ信
号として出力するセンサを有してもよい。かかるセンサ
は、温度センサ、湿度センサ、圧力センサなどからな
る。センサには、当業界で周知のいかなるセンサをも適
用することができ、例えば、温度センサの場合ではバン
ドギャップ回路を利用して温度センサがIC内に他の回
路と一体構成される。インクカートリッジ100の収納
部120におけるインクの残量を検出する手段は通常プ
リンタに配置されているが、かかるセンサをIC部40
に設けることも可能である。また、これらのセンサを有
する場合には、IC部40は、センサの出力をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器その他の付随回路を有す
ることになるであろう。ロジック制御回路26は、消耗
品の環境と保存時間を知ることにより消耗品が劣化した
かどうかを判断することができる。
【0035】非接触情報媒体1及び1aの各構成要素
は、別々のICチップとして構成されてもよいし、ワン
チップのモノリシック半導体デバイスで構成されてもよ
い。ワンチップICとしてICチップ上にコイルを微細
加工により形成した構成にすれば、ICチップの外部に
引き出し線を要せず、極めて簡単な構成となる。このた
め回路コスト、組み立てコストが節減でき、また回路の
信頼性を大きく向上させる事ができる。また、ケース1
0の屈曲などによる接続端子の断線などの問題がなくな
るために好ましい。
【0036】次に、図5を参照して、本発明の例示的一
態様としての管理システム700について説明する。こ
こで、図5は、管理システム700の概略ブロック図で
ある。管理システム700は管理対象である消耗品Uを
収納する収納容器100のIDその他の情報を格納して
管理することによって消耗品Uの適正使用を確保するこ
とを企図するシステムである。より詳細には、本発明の
管理システム700は、機器本体(例えば、プリンタ)
に使用される消耗品Uが純正品であるかどうかを検出し
て、リサイクルの過程(例えば、消耗品Uのユーザーに
よる使用時及びメーカーによる消耗品Uの交換時)にこ
れを排除することを例示的な目的としている。そして、
消耗品Uが純正品であることを表す様々なデータをメモ
リ30に格納することにより、かかるデータを人為的に
記録する場合よりもデータの信頼性を向上させている。
【0037】管理システム700は、リサイクルの各過
程において収納容器100(及び好ましくは消耗品U)
が純正品であるかどうかを検査して、海賊版製品を発見
して排除することを可能にし、本体機器の故障を防止す
ることができる。また、管理システム700はデータの
改ざんが困難なように構成されており、データの信頼性
は向上している。更に、管理システム700は、データ
へのアクセスを制限することができ、データの機密保持
を図ることも容易である。
【0038】図5に示すように、管理システム700
は、非接触情報媒体1と、収納容器100と、リーダラ
イタ200と、端末装置300A及び300Bと、本体
機器(本実施例ではインクジェットプリンタ)400
と、ICカード500A及び500Bと、消耗品補充装
置550と、ホストインターフェース610と、ホスト
データベース620とを有している。リーダライタ20
0は本体機器400に内蔵されている。
【0039】端末装置300は、本体機器400にプリ
ンタケーブルなどによって接続されたパーソナルコンピ
ュータなどからなる。なお、端末装置300はリーダラ
イタ200を有していてもよい。端末装置300がリー
ダライタ200を有すれば、メーカーAは本体機器40
0を有しなくても収納容器100が純正品であるかどう
かを当該リーダライタ200を利用して判断することが
できる。その場合、リーダライタ200は端末300の
本体に一体型であってもよいし、本体のPCIバスなど
に所定のインターフェースを介して接続されてもよい。
代替的に、リーダライタ200と端末300の本体は一
般的な通信手段、例えば、PHS、IrDAその他の接
続手段によって接続されてもよい。
【0040】リーダライタ200は、非接触に非接触情
報媒体1と交信してメモリ30の情報を読み出してこれ
を端末装置300及び/又は本体機器400の図示しな
い制御部に送信すると共に、ICカード500又はその
他の入力手段から端末装置300及び/又は本体機器4
00に入力された情報を受信してこれをメモリ30に書
き込むのに使用される。本実施例では、非接触情報媒体
1を収納容器100に取り外し不能に固定(例えば、埋
め込み等により)しているが、代替的に非接触情報媒体
1は収納容器100に取り外し可能に固定してもよい。
同様に、本実施例では、リーダライタ200を本体機器
400に取り外し不能に固定(例えば、埋め込み等によ
り)しているが、代替的にリーダライタ200は本体機
器400に取り外し可能に固定してもよい。本体機器4
00に配置された非接触情報媒体1とリーダライタ20
0を図6及び図7に示す。なお、更に代替的には、IC
カード500を非接触ICカードに構成して非接触情報
媒体1とリーダライタ200との通信を、ICカード5
00を媒介として行ってもよい。
【0041】図6及び図7を参照するに、非接触情報媒
体1は樹脂ケース10により封止されてインクカートリ
ッジ100の側壁に設けられた凹部130に収納されて
いる。本実施例では、ICチップ20は、例えば、約2
mm角の大きさを有する。外観上、非接触情報媒体1の
存在が分からないように着色などの処理がなされればセ
キュリティ上好ましい。
【0042】本体機器400は、カートリッジ100が
装着されたことを図示しないセンサなどの検出手段によ
り検知することができる。かかる検出手段の検知結果に
応答して、本体機器400(の図示しない制御部)はリ
ーダライタ200を駆動する。この結果、リーダライタ
200は、非接触情報媒体1に電波を送信して非接触情
報媒体1と通信を開始する。
【0043】また、本体機器400は、カートリッジ1
00内の収納部120のインクU残量を検出する検出手
段を有している。かかる検出手段は、当業界で周知のい
かなる構成をも採用することができるのでここでは詳し
い説明は省略する。例えば、検出手段は、インク内に設
けられてインク量と共に上下するブイの位置を計測する
ことによって検出してもよいし、インクの最初の充填量
と印刷時間からインクの量を間接的に検出してもよい。
【0044】リーダライタ200は、図8に示すよう
に、制御インターフェース部210とアンテナ部220
とを有しており、両者はケーブル230により接続され
ている。ここで、図8はリーダライタ200の構成を示
すブロック図である。リーダライタ200は、所定のキ
ャリア周波数fcを有する電波Wを非接触情報媒体1へ
送信及び受信し、無線通信を利用して非接触情報媒体1
と交信する。なお、上述したように電波Wは任意の周波
数帯のキャリア周波数fc(例えば、13.56MH
z)を使用することができる。必要があればサブキャリ
ア周波数を併用してもよい。リーダライタ200は、制
御インターフェース部210を介して本体機器400の
図示しない制御部及び図示しないプリンタケーブルを介
して端末装置300に接続されている。制御インターフ
ェース210と端末装置300との間にホスト、制御装
置、パーソナルコンピュータ、ディスプレイなどその他
の外部装置が介在していてもよい。
【0045】制御インターフェース部210は、送信回
路(変調回路)212と、受信回路(復調回路)214
と、コントローラ216とを内蔵している。送信回路2
12は、本体250からのデータを、例えば、キャリア
周波数の振幅を変えることにより(ASK変調方式)、
伝送信号に変換してアンテナ部220に送信する。ま
た、受信回路214はアンテナ部220を通じて非接触
情報媒体1から受信した信号を基底帯域信号に変換して
データを得て本体250に送信する。送信回路212と
受信回路214は、実際の回路では、図9に示すよう
に、複数の駆動回路218及び219に接続されてお
り、これらの駆動回路によって駆動される。ここで、図
9はリーダライタ200の模式的透視平面図である。な
お、当業者は、送信回路212、受信回路214及び駆
動回路218及び219の動作や構成を容易に理解して
実現することができるので、ここでは詳細な説明は省略
する。
【0046】アンテナ部220は、例えば、図9に示す
ようなアンテナコイル222と整合回路224とを有し
ている。図9は、整合回路224が抵抗とコンデンサか
らなる具体的構成を示している。
【0047】端末装置300は、図示しないインターフ
ェースを介してホストインターフェース610に接続さ
れており、ホストインターフェース610に接続されて
いるホストコンピュータのホストデータベース620と
交信することができる。端末装置300は、ホストコン
ピュータとLAN、インターネット、商業専用回線など
によって接続されることができる。なお、端末装置30
0は、一般に、メーカーAと本体機器400のユーザー
の双方が有する。
【0048】ICカード500はメーカーAが初期条件
及びリサイクル条件を非接触情報媒体1に書き込むため
に非接触情報媒体1のメモリ30にアクセスするための
情報を格納しており、接触型、非接触型又はコンビネー
ション型でもよい。コンビネーション型とは接触型と非
接触型の2つの機能を有するICカードをいう。従っ
て、ICカード500に非接触型が利用されれば、端末
装置300は、それがリーダライタ200を備えていれ
ば、リーダライタ200を非接触情報媒体1及びICカ
ード500の両方の通信用に利用することができる。ま
た、ICカード500に接触型が利用されれば、端末装
置300は接触型リーダライタを別個有することになる
であろう。もっとも管理システム700は、ICカード
500を使用せずに、メーカーAが端末装置300の図
示しないキーボード、マウスなどの入力手段を利用して
所定の情報を直接入力する場合を許容している。また、
ICカード500の代わりに、ICタグが利用されても
よい。
【0049】本実施例においては、メーカーAは消耗品
Uを収納容器100の収納部120に収納してこれをユ
ーザー(又は小売店)に供給し、消耗品Uが使用済みの
収納容器100を回収して消耗品Uを再充填して再びユ
ーザー(又は小売店)に供給する者をいう。メーカーA
は、ユーザーから回収した収納容器100に消耗品Uを
再充填してこれを同一のユーザーに返却してもよいし、
原ユーザーとは無関係の商品販売ルートに置いてもよ
い。メーカーAは、本体機器400のメーカーであって
もよいし、別のメーカーであってもよい。また、管理シ
ステム700の管理者はメーカーAであってもよいし、
別の者であってもよい。
【0050】ICカード500はメーカーAのID情報
(社名、住所、電話番号、ファクシミリ番号、システム
名、担当者名、社内ID番号など)を含んでいる。メー
カーAは、ホストインターフェース610及びホストデ
ータベース620に接続して、このID情報の認証を依
頼する。ホストデータベース620がメーカーAのID
情報を認証するとメーカーAは、非接触情報媒体1のメ
モリ30にアクセスしてこれを初期設定、更新、クリア
などする権限を有する。認証方法には当業界で周知のい
かなる方法をも適用することができ、ここでは詳しい説
明は省略する。
【0051】その後、メーカーAは、メモリ30に所定
の情報の全部又は一部を端末装置300及びリーダライ
タ200を使用して格納する。これらの情報は、上述し
たように、カートリッジ100のID番号(メーカーA
のID情報、製品のロット番号、製造年月日など)、イ
ンクのプリンタにおける使用条件(暫定使用時間(例え
ば、3000枚分の印刷用か6000枚分の印刷用
か)、使用有効期限(インク充填日時と耐用年数な
ど)、使用温度、互換性のあるプリンタのリスト、故障
時の対応策など)に関する情報、インクメーカーのID
情報、インクの検査及びリサイクル履歴情報、カートリ
ッジ100におけるインクの残量の情報、インクの組成
情報、実時間を一又は複数を含んでいる。代替的に、端
末装置300はホストインターフェース610及びホス
トデータベース620を介してこれらの情報の全部又は
一部を得てもよい。
【0052】メーカーAがICカード500その他の手
段を利用して端末装置300を介して非接触情報媒体1
のメモリ30に格納した情報はホストデータベース62
0にも格納される。従って、その後、ユーザーが非接触
情報媒体1のメモリ30の内容を書き換えようとしても
メモリ30の内容とホストデータベース620が格納し
ている情報との不一致により改ざんを発見することがで
きる。このため、非接触情報媒体1にアクセスしようと
する者はホストデータベース620にアクセスして認証
されることが要件とされることが好ましい。
【0053】ホストデータベース620にアクセスする
には所定のIDと認証が要求されるようにし、端末装置
300とホストデータベース620との交信に暗号が使
用されるようにすればホストデータベース620に格納
されている情報の機密性は保持される。また、上述した
ように、樹脂ケース10はインクカートリッジ100と
は不可分に固定されており、本実施例では、樹脂ケース
10をむりやり取り外すと非接触情報媒体1の破損をも
たらすか、図5に示すメーカーAがその後判別できるよ
うな傷を残すことになる。例えば、密封されている非接
触情報媒体1にシールを施して、非接触情報媒体1内の
メモリ30にアクセスしようとする場合にはシールの破
損により不正に変更がなされたことを検出することがで
きるようにしてもよい。この結果、メモリ30に格納さ
れているデータの機密性も向上される。更に必要があれ
ば、指紋読取装置、音声認識装置、網膜スキャナなどの
バイオメトリック識別装置がデータの機密性を更に高め
るために端末装置300と共に使用されてもよい。
【0054】代替的に、収納容器100は、非接触情報
媒体1の機能を有してもよい。この場合には、本体11
0に図2及び図3に示すコンポーネントが設けられるこ
とになる。
【0055】リーダライタ200は、非接触情報媒体1
又は非接触情報媒体1の機能を有する収納容器100と
交信することによって、収納容器100のID情報を本
体機器400及び/又は端末装置300の図示しない制
御部に送信する。それらの制御部が収納容器100のI
D情報が真正なものであることを確認すれば、本体機器
400はインクがなくなるまでインクカートリッジ10
0を使用し続けることができる。制御部は、本体機器4
00の図示しないROMなどに格納されたファームウェ
ア又はソフトウェア、端末装置300のプリンタドライ
バを利用することができる。
【0056】収納容器100が純正品であるかどうかに
関して、制御部は、例えば、現在の収納容器100のI
D情報を本体機器400又は端末装置300の図示しな
いメモリに予め格納している使用可能な収納容器100
のリストと比較してそこに存在すれば当該収納容器10
0が純正品であると判断することができる。制御部は、
収納容器100のID情報が得られない場合や、収納容
器100が使用可能な収納容器100のリストにないI
D情報を有している場合(海賊品である場合や当該本体
機器400以外の本体機器400に使用されることが予
定されている場合など)には、収納容器100が適正に
使用されていないものと判断する。収納容器100が適
正に使用されていないと制御部が判断した場合、本体機
器400の図示しない表示部や、端末装置300に接続
されたディスプレイ、若しくは、それらに接続されたス
ピーカー、ランプなどの警告手段を利用して、警告表示
や警告音を発するように各部を制御する。同時に、制御
部は、本体機器400を動作不能にすることが好まし
い。この結果、予定されていない収納容器100内に格
納された消耗品が使用されて本体機器400が故障、誤
動作など生じることを防止することができる。
【0057】好ましくは、制御部は、収納容器100が
純正品であることを確認した後であってもそれに収納さ
れている消耗品が純正品であるかどうかを検査する。検
査方法は幾つかの方法を含む。例えば、制御部は、本体
機器400に通常備えられているインクの現在の残量を
メモリ30に格納されている前回のインク残量と比較す
ることによって、かかる判断を行うことができる。制御
部は、現在のインク残量が前回のインク残量よりも少な
ければ現在の消耗品は純正品であると擬制し、メモリ3
0の内容を現在のインク残量で更新することを許容す
る。一方、制御部は、現在のインク残量が前回のインク
残量よりも多ければユーザーが不正にインクを補充した
とみなして現在の消耗品は適正に使用されていないと判
断し、メモリ30の内容を現在のインク残量で更新する
ことを禁止する。この場合、制御部は、その旨及び/又
はその他の警告を上述のように表示等することができ
る。
【0058】より好ましくは、制御部は、純正品である
が劣化した消耗品を検査する。例えば、製造年月日より
も相当期間未使用のインクは固化などして同様に本体機
器400に故障や誤動作などの悪影響を与える場合があ
るからである。この場合、制御部は、メモリ30に格納
された使用可能期間などをチェックしてそれを実時間時
計などから得られる現在の時刻と比較し、かかる判断を
行うことができる。かかる検査は、消耗品に特に高品質
が要求される場合(例えば、セキュリティ上の目的から
付される通常肉眼では不可視なバーコードを形成するイ
ンクであって紫外線を当てた場合にのみ認識可能な蛍光
インクなど)には有効である。
【0059】使用済みの収納容器100は回収されてメ
ーカーAは、容器100を洗浄し、その収納部120に
補充装置を使用して消耗品Uを補充する。その後、IC
カード500を使用してホストデータベース620にア
クセスして認証されると共に補充された収納容器100
の非接触情報媒体1のメモリ50の従来の記録をクリア
して新たな記録(補充日など)を書き込む。
【0060】収納容器100及び/又はそれに収納され
ている消耗品Uが不良品である場合も収納容器100は
メーカーAによって回収される。メーカーAは、同様に
リーダライタ200と端末装置300を使用して非接触
情報媒体1と交信する。メモリ30が検査履歴を格納し
ていれば、メーカーAが不良の原因を確認して消耗品U
及び/又は収納容器100を改良するのに役立つ。
【0061】管理システム100の動作を説明するに、
まず、メーカーAが消耗品を充填する。次いで、ICカ
ード500及び端末装置300を使用してホストデータ
ベース620に認証された後で端末装置300とリーダ
ライタ200を使用して収納容器100の非接触情報媒
体1のメモリ30に収納容器100のIDその他の必要
な情報を書き込む。かかる情報はホストデータベース6
20にも記録される。
【0062】収納容器100を購入したユーザーはこれ
を本体機器400に装着する。すると、本体機器400
が収納容器100を検知してリーダライタ200を駆動
する。リーダライタ200は、非接触情報媒体1と交信
して、メモリのデータを本体機器400及び/又は本体
機器400に接続された端末装置300に送信する。こ
れに応答して、本体機器400又は端末装置300の制
御部は、収納容器100(及び消耗品U)が純正品であ
るかどうかを判断する。純正品であると判断すると、制
御部は収納容器100の本体機器400における使用を
許容する。制御部は、収納容器100(及び/又は消耗
品U)が純正品でないと判断すると本体機器400の動
作を停止して、警告など必要な表示を行う。
【0063】消耗品がなくなるとユーザーはメーカーA
に収納容器100を回収してもうか新たに消耗品の再充
填を依頼する。メーカーAは回収した収納容器100を
洗浄して、その後、その非接触情報媒体1を端末装置3
00に接続されたリーダライタ200を利用して読み取
る。非接触情報媒体1は密封されて防水加工が施されて
いるので収納容器100と共に洗浄されることも可能で
ある。読み取られた収納容器100に対応する消耗品を
補充装置500により再充填する。例えば、モノクロカ
ラーインク用の収納容器100にはブラックインクを再
充填するなどである。メーカーは不適当なIDを有する
収納容器100や破損した収納容器100は廃棄する。
メーカーAは、収納容器100の再充填を適正に行った
後に、同様な手順でホストデータベース620にアクセ
スする。ホストデータベース620により認証される
と、メーカーAは非接触情報媒体1のメモリ30をクリ
アして新たな情報を書き込む。この結果、不適当な者が
メモリ30をクリアすることが防止される。かかる情報
はホストデータベース620にも記録される。その後、
メーカーAは収納容器100をリサイクル流通過程に置
く。
【0064】以上、本発明の好ましい実施例について説
明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないこと
はいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び
変更が可能である。例えば、メモリ30を初期設定及び
クリアする者の認証はホストデータベース620ではな
くロジック制御回路26が行ってもよい。また、上述し
たように、本発明の本体機器はインクジェットプリンタ
に限定されず、本発明の管理システムは消耗品を収納容
器の形態で本体機器に供給するシステム全般に適用する
ことができる。かかるシステムは、トナーをカートリッ
ジで供給する複写機器、印画紙をカートリッジで供給す
るカメラ、作動油をカートリッジで供給する機械装置な
どを含むものである。
【0065】
【発明の効果】本発明の例示的一態様としての非接触情
報媒体及び収納容器によれば、純正品ではない収納容器
が本体機器で使用されることを防止することができるの
で、本体機器は故障などを起こさずに所期の性能を発揮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的一態様としてのインクカート
リッジと外部装置であるリーダライタとの関係を示す概
略ブロック図である。
【図2】 図1に示す非接触情報媒体の具体的構成を示
す平面図である。
【図3】 図1に示す非接触情報媒体の非接触インター
フェース部の詳細を示す概略ブロック図である。
【図4】 図1に示す非接触情報媒体の変形例を示す概
略ブロック図である。
【図5】 本発明の例示的一態様としての管理システム
の概略ブロック図である。
【図6】 図5に示す本体機器の概略断面図である。
【図7】 図6に示す本体機器の部分拡大断面図であ
る。
【図8】 図5に示すリーダライタの構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】 図8に示すリーダライタの構成のより詳細な
ブロック図である。
【符号の説明】
1 非接触情報媒体 100 収納容器 110 本体 120 収納部 200 リーダライタ 300 端末装置 400 本体機器 500 ICカード 550 消耗品補充装置 620 ホストデータベース 700 管理システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA19 EA21 EB20 EB29 EB30 EB31 EB38 EB56 EC19 EC26 EC28 FB02 KC22 KC30 KD10 2H027 DA39 DA50 DD02 DD07 DE04 DE07 DE09 EJ08 EK03 GB01 GB07 ZA07 2H077 DA15 DA24 DA42 DA58 DB10 DB25 GA01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体機器に使用される消耗品を収納する
    収納部と、 外部装置から読み出し可能なID情報を格納するメモリ
    とを有する、 前記本体機器に着脱可能な収納容器。
  2. 【請求項2】 前記メモリは、前記消耗品の前記本体機
    器における使用条件に関する情報、前記消耗品の製造業
    者のID情報、及び、前記消耗品の検査履歴情報の少な
    くとも一つを更に格納する請求項1記載の収納容器。
  3. 【請求項3】 前記メモリが外部装置と非接触に通信す
    ることを可能にする通信部を更に有する請求項1記載の
    収納容器。
  4. 【請求項4】 実時間を測定する実時間時計を更に有す
    る請求項1記載の収納容器。
  5. 【請求項5】 前記メモリ及び前記通信部がワンチップ
    のモノリシック半導体デバイスで構成されている請求項
    1記載の収納容器。
  6. 【請求項6】 前記メモリは改ざん防止機能を有する請
    求項1記載の収納容器。
  7. 【請求項7】 前記外部装置から入力されるアクセス用
    情報の認証を行う認証手段と、 前記認証手段により前記アクセス用情報が認証された場
    合に前記メモリが前記外部装置との交信を許容するアク
    セス制御手段とを有する請求項1記載の収納容器。
  8. 【請求項8】 本体機器で使用される消耗品を収納容器
    に収容して供給する管理システムであって、前記収納容
    器に結合されたメモリと、当該メモリの情報の書き換え
    又は読み取りを行う機構とを備え、前記本体機器側の判
    断により前記メモリに格納している情報が異常である場
    合には必要な措置を行う管理システム。
  9. 【請求項9】 本体機器に着脱可能で当該本体機器に使
    用される消耗品を収納する収納容器と、 当該収納容器に位置決めされる非接触情報媒体と、 前記非接触情報媒体と非接触で交信可能なリーダライタ
    と、 当該リーダライタに接続され、前記リーダライタが前記
    非接触情報媒体から得た情報によって前記消耗品の適正
    使用を判定する処理装置とを有する管理システムであっ
    て、 前記非接触情報媒体は、 前記収納容器のID情報を格納するメモリを有するIC
    チップと、 前記ICチップが前記リーダライタと非接触に通信する
    ことを可能にする通信部とを有する管理システム。
  10. 【請求項10】 本体機器に着脱可能で当該本体機器に
    使用される消耗品を収納する収納容器と、 リーダライタと、 当該リーダライタに接続され、前記リーダライタが得た
    情報によって前記消耗品の適正使用を判定する処理装置
    とを有する管理システムであって、 前記収納容器は、 前記消耗品を収納する収納部と、 前記収納容器のID情報を格納するメモリを有するIC
    チップと、 前記ICチップが前記リーダライタと非接触に通信する
    ことを可能にする通信部とを有する管理システム。
  11. 【請求項11】 前記メモリは、前記消耗品の前記本体
    機器における使用条件に関する情報、前記消耗品の製造
    業者のID情報、及び、前記消耗品の検査履歴情報の少
    なくとも一つを更に格納する請求項9又は10記載の管
    理システム。
  12. 【請求項12】 前記ICチップは、適当な認証作業後
    に前記メモリをクリアするためのクリア信号を動作可能
    にする制御部を更に有する請求項9又は10記載の管理
    システム。
  13. 【請求項13】 前記処理装置は、 前記メモリを利用して前記消耗品が適正使用されている
    かどうかを判断する判断手段と、 前記判断手段により前記消耗品の使用が不適当である場
    合、不適当と判断された旨を知らせる警告手段を更に有
    する請求項9又は10記載の管理システム。
  14. 【請求項14】 前記判断手段は、前記メモリを利用し
    て前記収納容器及び/又は前記消耗品が前記本体機器に
    対して純正品でない場合に不適当であると判断する請求
    項13記載の管理システム。
  15. 【請求項15】 前記処理装置は前記本体機器に接続さ
    れ、前記消耗品が適正使用されていないと判断した場合
    に前記本体機器の動作を停止させる請求項9又は10記
    載の管理システム。
  16. 【請求項16】 前記収納容器内の前記消耗品の残量を
    検出する検出部を更に有し、 前記メモリは前記検出部の検出値を更に格納し、 前記処理装置は、前記検出部によって検出された前記消
    耗品の残量が前記メモリに格納している前記消耗品の前
    回の残量よりも小さい場合に前記メモリが前記消耗品の
    現在の残量により更新されることを許容し、前記消耗品
    の残量が前記メモリに格納している前記消耗品の前回の
    残量よりも大きい場合に前記メモリが前記消耗品の現在
    の残量により更新されることを禁止して前記本体機器の
    動作を停止させる請求項9又は10記載の管理システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記管理システムは前記消耗品のリサ
    イクルシステムであり、前記収納容器に前記消耗品を補
    充する補充装置を更に有する請求項9又は10記載の管
    理システム。
  18. 【請求項18】 前記本体機器は記録装置であり、前記
    収納容器はインクカートリッジ又はトナーカートリッジ
    である請求項8乃至17のうちいずれか一項記載の管理
    システム。
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