JP2000248523A - 反射体付き柵およびこの柵に取り付けられる反射体付き継手 - Google Patents

反射体付き柵およびこの柵に取り付けられる反射体付き継手

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JP2000248523A
JP2000248523A JP11049426A JP4942699A JP2000248523A JP 2000248523 A JP2000248523 A JP 2000248523A JP 11049426 A JP11049426 A JP 11049426A JP 4942699 A JP4942699 A JP 4942699A JP 2000248523 A JP2000248523 A JP 2000248523A
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 道路の路側や歩車道境界線上、あるいは公
園や遊歩道、自転車道に沿って設置される防護柵の支柱
の外観を反射シート貼付け等で損なうことなく、外力や
ボルトの緩みで歪められたり脱落することなく、さらに
照射される車両の光に対して確実な反射効果が得られる
反射体を取り付ける。 【解決手段】支柱3とビーム5の間に介在してビーム5
の端部を挿通する貫通孔11が形成されたリング体12
に、係止部13が形成されてこれが支柱3の側面に開穿
されたビーム孔31に係止され、このリング体12に反
射体21が取り付けられて、反射体21が反射の中心線
8を車両から到達する光に対して対向させ取り付けられ
て効果的な夜間の視認性が得られる継手1を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の路側や歩車
道境界線上に用いられ、あるいは公園や遊歩道、自転車
道に沿って設置される防護柵の、夜間の視認性を高める
目的で設置される反射体付き柵およびこの柵に取り付け
られる反射体付き継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路や公園等に設置される防護柵
の夜間視認性を高めるために、支柱に図16(a)に示
す反射シート9が巻回され貼り付けられるのが一般的で
ある。また、ガードレール90については図16(b)
の様に支柱頂部に反射体91を突設させる形態のものが
一般的である。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、防護柵
等の支柱に反射シートをまっすぐに貼付けるのは難し
く、かつ支柱に貼り付けた状態は外観的には見苦しく、
支柱に対して貼付けられた状態で車両の前照灯などの光
に対しては垂直に面する一部分のみが中心となって反射
するために反射光の光量が少なく、自転車のような光量
の少ない光に対してその効果は弱く、必ずしも安全対策
として十分なものではなかった。
【0003】また、ガードレール用支柱の頂部に設置さ
れる形態の反射体は、まず一般的に車両のヘッドライト
では通常路面を中心に照射されているためにガードレー
ル用支柱の頂部では少し高すぎて反射効率が劣り、した
がって車両等に向けて角度をつけて反射面を車両等のヘ
ッドライトの方向に対して直面させて設置されるが、柵
の本体より突出しているために接触事故等の外力に対し
ては弱く破損し易い。また、ガードレールの側板固定用
ボルト頭部に係止させて取り付けられる反射体として図
16(c)の92に示す如き実用新案公開昭58−15
4901号公報のものが、あるいは側板固定用のボルト
頭部を反射体付きとする実施形態として登録実用新案第
3052730公報において図16(d)の93に示す
如き実施形態のものが開示されているが、これらはいず
れもガードレールの側板固定用ボルトの頭部に限定して
専用部品として提供されるものであって反射体部品が別
体で準備されているために、前者においてガードレール
の側板固定用のボルトの頭部への係止が外れた際脱落し
てしまう恐れがあり、また後者ガードレール側板用反射
ヘッドにおいてはベースとなるボルト自体や、そのボル
トへの螺入回転停止角度が一定しないために反射体部品
を所定の反射効果を得させる角度状態に設置しづらく、
また取付角度を調整して取り付けた後においてもボルト
螺入の緩みによって簡単に設置角度が変わってしまって
反射体としての用途を成さなくなるという欠点を有して
いる。
【0004】そこで本発明者はかかる従来の問題点を解
消し、道路の路側や歩車道境界線上、あるいは公園や遊
歩道、自転車道に沿って設置される防護柵の支柱の外観
を損なうような反射シート等を貼りつける必要がなく
て、その取り付け状態が外力やボルト自体の緩み等によ
って簡単に歪められることなく照射される車両等の光に
対し確実な反射効果を得させるために、防護柵の構成部
品である継手に反射体を取り付け、夜間の視認性の確保
がなされた反射体付き柵およびこの柵に取り付けられる
反射体付き継手を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明反射体付き柵においては、適宜間隔をおいて
立設された支柱間に柵体が継手を介して架設され、この
柵の組立構成部材である継手に反射体が取り付けられて
いるものである。
【0006】また、本発明反射体付き柵においては、セ
ンタービーム式の柵の場合に継手がビーム端部を挿通す
る貫通孔が形成されたリング体に、支柱の側面に開穿さ
れたビーム孔に係止される係止部が形成され、このリン
グ体に反射体が取り付けられているものである。
【0007】さらにまた、本発明反射体付き柵において
は、センタービーム式の柵の場合に継手がビーム端部を
挿入する筒状の支持部と、支持部を支柱の側面に固着さ
せる固定部とからなり、前記支持部または固定部、ある
いはそれら両者に反射体が取り付けられているものであ
る。
【0008】そしてまた、本発明反射体付き柵において
は、センタービーム式の柵の場合に柵体の端部および支
柱の側面より継手をそれぞれ相対向して突出させて、そ
れら両継手を相互に組み合わせることによって柵体が支
柱間に架設される形態の柵に用いられる継手に反射体が
取り付けられているものである。
【0009】あるいはまた、本発明反射体付き柵のフロ
ントビーム式の柵において、継手が支柱の前面に固着さ
れるとともにビームを支持する支持金具と支持金具にビ
ームを固定する固定金具とからなり、前記支持金具また
は固定金具、あるいはそれら両者に反射体が取り付けら
れられているもの、または前記支持金具,固定金具のい
ずれかまたはそれら両者に対して反射体が取り付けられ
たカバー材が被せられてこのカバー材を介して継手に反
射体が取り付けられているものである。
【0010】ところでまた、本発明反射体付き柵におい
ては、適宜間隔をおいて立設された支柱間に柵体が継手
を介して架設された柵において、横ビーム端部に反射体
が取り付けられたキャップが取り付けられているもので
ある。
【0011】そしてまた、本発明反射体付き柵において
は、取り付けられる反射体が基体にガラスビーズ製の反
射器が半埋込状態に埋設されて再帰反射性を有するよう
になされたものである。
【0012】なおまた、本発明反射体付き柵において
は、反射体が光源に対して対向させられて取り付けら
れ、その対向させられた反射中心線が、柵の柵体の架設
通り芯の中心線に対して鋭角に成されたものである。
【0013】さらにまた、本発明反射体付き柵に取り付
けられた反射体付き継手は、上記のいずれかの反射体付
き柵に使用される反射体付き継手とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
について説明する。図1(a)〜(d)は、防護柵の基
本的な形態を表す側面図,正面図であり、以下各々基本
的な形態毎に本発明を適用した実施形態例について詳述
する。
【0015】防護柵の基本的な形態は、図1(a)〜
(c)の如く適宜間隔をおいて立設される支柱3間の支
柱断面中心線の線上に継手1を介して柵体が架設される
形態の「センタービーム式」、図1(d)の適宜間隔を
おいて立設される支柱3の前面に継手1を介して柵体が
架設される形態の「フロントビーム式」に大別される。
ここにおいて、柵体とは図1(b),(d)に示す如き
管体等によるビーム5、図1(a),(c)のように上
下の横桟(これもビームと呼ぶ)間に多数の縦桟がその
端部を取着された状態となされた柵パネル4等の、適宜
間隔をおいて立設される支柱間や支柱の前側面に架設さ
れる架設材を総称するものである。また、継手とは前記
柵体を架設する際に支柱と柵体の間に介在して支柱に取
り付けられるとともに柵体を支持して支柱と柵体とを接
続するものであり、さらには柵体がビームの場合に接続
されるビームの継ぎ目部分に用いられる場合には、それ
らのビームどうしを接続するための柵構成部材としても
機能するものでもある。
【0016】図2は、図1(a)に示す「センタービー
ム式」防護柵の形態における構成の、支柱とビームの接
続部分を表す(a)は分解図、(b)は組立断面図であ
る。この“抜け止めピン式”防護柵は、端部にピン孔5
1を設けたビーム5の端部を挿通させる貫通孔11が形
成されたリング体12に、支柱3の側面に開穿されたビ
ーム孔31に係止される係止部13が形成された継手1
を支柱のビーム孔31に係止させたうえ、その貫通孔1
1にビーム5の端部を挿入し、支柱3の内部に挿入され
た複数のビーム5端部のピン孔51全てを貫通する抜け
止めピン52によって、ビーム5端部が支柱のビーム孔
31から抜けないような構成となされて防護柵が組み立
てられるもので、この継手1はビーム5端部を支持する
とともに支柱3に対してビーム5がガタつかないように
ビーム5の端部を固着させる役目も果たしている。
【0017】図3は、この“抜け止めピン式”防護柵に
本発明に係る反射体付き継手を適用した実施形態の1例
を表す(a)反射体付き継手の斜視図,(b)組立断面
図で、支柱3とビーム5の間に介在して支柱3に対して
ビーム5を接続するとともに接続部分でのガタつきを防
止する役目をする継手1の、リング体12の一部に反射
体2が取り付けられている。この継手1は、本図の実施
形態例では樹脂材料によるインジェクション成型品によ
って製作されたものであるが、バネ鋼材料等の金属板材
によって製作されたものでもよく、支柱とビームの間に
介在して支柱に対してビームを接続するとともに接続部
分でのガタつき防止の役目を果たす継手であれば、イン
ジェクション成型品の場合と同様に反射体付き継手とし
て使用できる。
【0018】ここで、反射体はシート状の基材の上に反
射膜を設け、その上に透明ガラス等の球状レンズを多数
配設させた「反射シート」や、基板の前面に空気層を介
してポリカーボネートやアクリル等透明プラスチックか
らなるレンズ体を配設させて製作された「プリズム反射
体」、またはこの「プリズム反射体」の基板をシート状
の薄板とした「プリズム反射シート」によって製作され
たものが貼り付けられあるいは嵌め込まれて取り付けら
れるが、他に図4に示すような樹脂製からなる反射体基
体24に対して球体26の底面に鏡面が形成されて再帰
反射性を備えた透明なガラスビーズ製の反射器25が半
埋込状態に埋設されて配設された「ビーズ埋設反射体」
21が用いられた場合には、反射器の材料がガラスであ
るので耐候劣化の心配がなく、耐久性が良くて高い反射
効果を維持できて好適である。
【0019】図4(a)は、図3の実施形態と同様の他
の1例を表す継手の斜視図であり、(b)は同図のA−
A部分の拡大断面図、また(c),(d)は反射体基体
24に半埋込状態に埋設され配設されているガラスビー
ズ製の反射器25の光の再帰反射の様子を示しており、
反射器25を構成する球体26の底面には図中の矢印に
示す光跡のように光の入射方向と逆方向に折り返されて
光を反射させるための鏡面処理がなされており、本実施
例では透明ガラスビーズの反射面27にメッキ蒸着によ
って鏡面が形成されている。また、反射器25を構成す
る球体26は光を透過させる透明なガラス、または透明
樹脂ガラスからなり、その用途によって、例えば危険防
止の警告標示には「黄色」、保安・安全・景観保護イメ
ージから「緑色」、その他「青色」,「赤色」というよ
うに着色がなされて使用されるが、無着色の場合には着
色された場合に比べて反射光の照度が高く、さらに加え
て、後述するが反射体2の再帰反射の中心線8が照射さ
れる車両等から到達する光に対して対向させられてこの
反射体基体24が継手1に取り付けられているために効
率良い反射効果が得られて、例えば車両が高速走行する
車道に沿った防護柵の柵体と支柱の間に介在する継手の
全てにこの反射体付き継手が適用された場合にはきわめ
て高い視線誘導効果が得られる。
【0020】また、反射体基体24はポリエチレン樹
脂,ABS樹脂等の埋設されるガラスビーズ製の反射器
25に密接してそれを保持する樹脂材料が使用されるの
が良く、一般には黒色に着色されるのが耐候性に優れて
いて耐久性面から好適である。ここで、反射体基体24
に対して多数のガラスビーズ製の反射器25はこれらの
反射器25をインサート部品としてインサート射出成型
によって製造されるか、あるいはあらかじめガラスビー
ズ製の反射器25の外形状に近似した窪みを形成してお
いたうえ、後工程で反射器25が嵌め込まれて製造され
る。
【0021】なお、図4の実施形態例の反射体2は反射
器25底面に光を反射する鏡面処理がなされたものであ
るが、埋設されるガラスビーズ製球体を透明な球体26
としてこれと密着する反射体基体24の球体保持面に鏡
面処理が施されて同様の再帰反射効果が得られるように
なされていてもよい。
【0022】さらに、図4(a)の実施形態の例の場
合、継手1に対し再帰反射性を有するガラスビーズ製の
反射器25が半埋め込み状態に埋設された樹脂製の反射
体基体24が取り付けられた実施形態例により説明した
が、樹脂で成型された継手1の本体を一体的に反射体基
体として成型しガラスビーズ製の反射器25が直接的に
半埋め込み状態に埋設されて本発明の反射体付き継手と
なされていてもよい。
【0023】図5は、図1(b)に示す「センタービー
ム式」防護柵の形態の部材構成の、支柱とビームの接続
部分を表す、(a)は分解図、(b)は組立断面図であ
る。この“ビーム受けブラケット式”防護柵はビーム端
部を挿入させて支持する筒状の支持部14と、支柱3の
側面にボルトを介して固着される固定部15とからなる
継手1を介して、ビーム5端部が支柱3に対して接続さ
れる構成となされて防護柵が組み立てられている。な
お、この形態の継手1を構成する各部材は鋼製やステン
レススチールによるプレス成型品やアルミ,亜鉛等の合
金によるダイキャスト成型品として製造されるが、図5
中で支柱3をはさんで左右に表すように、支持部14と
固定部15が一体型となされた形態のものと別体となさ
れた分離型の形態のものがあり、これらの継手1の支持
部14または固定部15、あるいはその両方に反射体が
取り付けられて本発明に係る反射体とすることができ
る。
【0024】図6は、この“ビーム受けブラケット式”
防護柵に本発明の反射体付き継手を適用して組み立てた
実施形態3例の、支柱3とビーム5の接続部斜視図であ
り、(a),(b)は継手1の固定部15の一部に
(a):ビーズ埋設反射体21、(b):反射シート2
3がそれぞれ取り付けられており、また(c)の実施形
態例では支持部14の一部にプリズム反射体22が付設
されている。
【0025】図7は、図1(c)に示す「センタービー
ム式」防護柵の形態の部材構成の、支柱と柵パネルとの
接続部分を表す、(a),(b)2例の組立分解図であ
る。この形態の“柵パネル連結金具式”防護柵は、柵パ
ネル4の端部および支柱3の側面のそれぞれに取り付け
られた継手42,継手32が相互に組み合わせられ、ボ
ルト等を介して接続されて柵体が支柱間に架設される構
成となされて防護柵が組み立てられている。
【0026】図8は、この“柵パネル連結金具式”防護
柵に本発明を適用した反射体付き継手の実施形態の2例
を表す組立分解図であり、(a)は柵パネル4の端部を
構成する縦桟41および支柱3の側面それぞれに取り付
けられた継手42,継手32相互を組み合わせて接続さ
せる継手にプリズム反射体22が取り付けられた場合
を、(b)は柵パネル4の端部を構成する縦桟41に取
り付けられた継手42に反射シート23が取り付けられ
た場合を表している。なお、(b)の形態において継手
部品の実施形状によっては、支柱3に固着された継手の
側に反射体が取り付けられていてもよい。
【0027】図9は、図1(d)に示す「フロントビー
ム式」防護柵の形態の部材構成の、支柱とビームの接続
部分を表す実施形態の1例の組立分解図であって、継手
1は支柱3の前面に固着されるとともにビーム5を支持
する支持金具16にビーム5を支持させたうえ、ボルト
を介して固定金具17と支持金具16によってビーム5
を支柱3に接続させる部材構成となされている。なお、
この形態の部材構成で図示した如き固定金具17を使用
せずに支持金具16に対してボルト,ナットによってビ
ームを直接的に固定する場合は、これらボルト,ナット
が固定金具17として機能する。
【0028】図10は、図9に示す形態の防護柵に本発
明を適用した反射体付き継手の実施形態例の部材構成図
で、(c)に表す支持金具16に対して固定金具17と
して(d):ビーズ埋設反射体21付き,(e):プリ
ズム反射体22付き,(f):反射シート23付きの各
反射体が取り付けられたものが用いられて、防護柵の支
柱3とビーム5とを接続する継手1が構成される部材構
成を表しており、本実施形態例では各部品をアルミや亜
鉛の合金によるダイキャストによって成型される場合に
ついて表しており、(c)の支持金具16に対して固定
金具17として(d)のビーズ埋設反射体21付きのも
のを適用した場合の組立状態図を示したものが(a):
一部断面〔A−A部〕の上面図,(b):正面図であ
る。
【0029】図11は、図9に示す形態の防護柵に本発
明を適用した反射体付き継手の実施形態の他の例を表す
部材構成の(a):組立分解斜視図,(b):組立断面
図であり、本実施形態例において支持金具16は鋼製や
ステンレススチール等金属板のプレスで成型され、ボル
トを締め付けた際の挟み込みによってビーム5を固定す
るために固定金具17として用いられるナットに対して
反射体2が取り付けられたカバー材18が取り付けられ
ている。
【0030】続く図12は、図9の形態の防護柵に本発
明を適用した反射体付き継手の実施形態のさらに他の例
を表す部材構成の(a):組立分解斜視図,(b):組
立断面図であり、図11の実施形態例と同様に金属板の
プレスで成型された支持金具16に対して、ナットであ
る固定金具17を介してボルトを締め付けてビーム5が
固定され、固定金具17に反射体2が取り付けられたカ
バー材18が取り付けられている。
【0031】なお、図11,図12ではいずれもアル
ミ,亜鉛合金によるダイキャスト品、またはポリカーボ
ネート等の樹脂材料によるインジェクション成型品、あ
るいは鋼板やステンレススチール等の金属板のプレス品
からなるカバー材18にナットである固定金具17を組
み込んでおいてこのナットに対してボルトを螺入させて
支持金具16との間でビーム5を挟着させる構成として
いるが、支持金具16に対しナットを固定金具17とし
てボルトを螺入させてまずビーム5を挟着させたうえで
反射体2が取り付けられたカバー材18が被せられても
よいし、あるいはまた、ダイキャスト品,樹脂成型品に
よって固定金具17に一体的にナット部を形成させてお
いてこれに直接ボルトを螺入させる形態となされていて
もよい。
【0032】さらに続く図13は、図9の形態の防護柵
に本発明を適用した反射体付き継手の実施形態のさらに
別の例の支柱とビームの接続部分をの組立分解図であっ
て、内挿芯部材19でビーム5どおしを接続して支持金
具16によりそれを支持し、固定金具17によりビーム
を固定するダイキャスト品として製造される構成の、対
車両用に用いられる代表的な防護柵実施形態例である
が、図中(a)における固定金具17−1の上から反射
体2が取り付けられたナット状固定金具17−2に対し
てボルトが螺入されて接続される様子を示し、あるいは
(b)においては固定金具17−3に一体的に反射体2
が取り付けられる場合につき、(c)にはビーム5の中
間部分に適用される実施形態の例を支持金具と固定金具
を合わせたダイキャスト製の挿嵌筒状支持金具17−4
に反射体2を取り付けた形態として、それぞれの継手に
反射体が取り付けられる各実施形態について示した。
【0033】また図14は、柵体の横ビーム端部のキャ
ップに反射体が取り付けられた実施形態例を、柵体とし
て柵パネルが用いられる「センタービーム式」柵の継手
1によって架設された柵パネル4を構成する桟材である
横ビーム5端部に装嵌されたキャップ53に反射体2が
取り付けられた例によって表しており、本実施形態例で
は樹脂による成型品を反射体基体として再帰反射性を有
するガラスビーズ製の反射器25が半埋め込み状態に埋
設されたキャップを使用することにより本発明の反射体
付き柵が構成されている。ここにおいて、この反射器2
5の反射効率の最も良い反射中心線は、この柵の柵体の
架設通り芯の中心線に対して5〜15°程度の角度Rを
もって取り付けがなされていて車両等のヘッドライトか
らの光に対してまっすぐに直面しているため、かような
キャップという小部品の限られた寸法条件のもとでも高
い再帰反射性を発揮できる。
【0034】最後に、以上詳述してきた本発明反射体付
き柵およびこの柵に取り付けられる反射体付き継手を、
実際の用途展開の例によって説明する。図15は、車道
を走行する車両6の前照灯の光が歩車道境界線上に設置
された防護柵70の設置中心線(この防護柵の柵体の架
設通り芯の中心線7)に対して鋭角を成して到達する様
子を表しており、(a),(c)はそれぞれ「センター
ビーム式」,「フロントビーム式」の各防護柵に適用さ
れた場合を示しており、(b),(d)は(a),
(c)それぞれの継手1の接続部分の断面拡大図で、こ
れら図中に示す反射体2の反射面に垂直な反射中心線8
が防護柵の柵体の架設通り芯の中心線7に対し鋭角を成
しており、反射体に到達する前照灯等の入射光の中心線
上にその中心線8を向けて反射体が設置されている様子
を示している。なお、本実施形態の様に対象を直線道路
上の車両とする場合上述の設定角度Rは5〜15°程度
とするのが好適で、公園や自転車道,遊歩道に設置され
る柵では対象を人や自転車とするため対車両の場合に比
較して短距離からの入射光を対象としたやや大きめの設
定角度の10〜30°程度に設置するのが好ましい。
【0035】なお、反射体付き継手は必ずしも支柱に取
り付けられる柵体等のビームすべての継手について取り
付けられなくてもよく、対象とする光が車両の前照灯の
場合にはその重点照射高さを根拠として地上150〜3
00mm程度の比較的低い高さ位置に架設される柵体等ビ
ーム用の継手のみに取り付けられるのが好適であり、ま
た転落防止柵や横断防止柵の場合には人の目線高さに配
慮して比較的高い位置に取り付けられるのがふさわし
い。
【0036】
【発明の効果】上述の如く、本発明反射体付き柵におい
ては、適宜間隔をおいて立設された支柱間に柵体が継手
を介して架設され、この柵の組立構成部材である継手に
反射体が取り付けられており、継手が柵の組立基本構成
部材に組入れられているので接触事故などの外力によっ
て取り付け状態が歪められ難くて脱落することが無いた
めに設定通り所定の柵の夜間視認性効果を失うことな
く、また通常の柵設置工程の中でこの反射体付き柵の施
工がなされるので、柵支柱に反射シートをわざわざ貼り
付けるというような余分な作業を伴わず、かつ反射シー
ト貼り付けのような柵の外観を損うことが無くて景観を
害することがない。
【0037】また、本発明反射体付き柵のセンタービー
ム式の柵において、継手がビーム端部を挿通する貫通孔
が形成されたリング体に支柱の側面に開穿されたビーム
孔に係止される係止部が形成され、このリング体に反射
体が取り付けられた場合には、この継手のリング体にビ
ーム端部が挿通されているため反射体が脱落することが
無く、またこの継手のリング体に形成された係止部が支
柱の側面のビーム孔に係止されているためこの反射体が
取り付けられたリング体が回転等取り付け状態を歪めら
れることなく、したがって設定通りの所定の柵の夜間視
認性効果を失うことがない。そしてまた、この反射体付
きの継手は支柱の幅寸法から飛び出していないため接触
事故の原因となることがなく、またこの反射体付きの継
手に接触される心配がないため破損によって反射性を喪
失する恐れがない。
【0038】さらにまた、本発明反射体付き柵のセンタ
ービーム式の柵において、継手がビーム端部を挿入する
筒状の支持部と支持部を支柱の側面に固着させる固定部
とからなり、前記支持部または固定部、あるいはそれら
両者に反射体が取り付けられた場合には、この継手の筒
状の支持部にビーム端部が挿入されてこの支持部が固定
部によって支柱の側面に固着れているために反射体が脱
落すること無く、また支柱の側面に固着されているた
め、継手が回転等取り付け状態を歪められることがな
く、したがって設定通りの所定の柵の夜間の視認性効果
を失うことがない。そしてまた、この反射体付きの継手
は支柱の幅寸法から飛び出していないために接触事故の
原因となることがなく、またこの反射体付きの継手に接
触される心配がないため破損によって反射性を喪失する
恐れがない。
【0039】そしてまた、本発明反射体付き柵のセンタ
ービーム式の柵において、柵体の端部および支柱の側面
より継手をそれぞれ相対向して突出させて、それら両継
手を相互に組み合わせることにより柵体が支柱間に架設
される形態の柵に用いられる継手に反射体が取り付けら
れた場合には、これらの継手は柵体の端部および支柱側
面にから突出されて組み合わせられて接続されているた
め、それら継手に取り付けられた反射体が脱落すること
が無く、かつ継手は回転等取り付け状態を歪められるこ
とがないからそれらに取り付けられた反射体は所定の柵
の夜間の視認性効果を失うことがない。そしてまた、こ
の反射体付きの継手は支柱の幅寸法から飛び出していな
いために接触事故の原因となることがなく、また反射体
付きの継手に接触される心配がないため破損によって反
射性を喪失する恐れがない。
【0040】あるいはまた、本発明反射体付き柵のフロ
ントビーム式の柵において、継手が支柱の前面に固着さ
れるとともにビームを支持する支持金具と支持金具にビ
ームを固定する固定金具とからなり、前記支持金具また
は固定金具、あるいはそれら両者に反射体が取り付けら
れられているもの、または前記支持金具,固定金具のい
ずれかまたはそれら両者に反射体が取り付けられたカバ
ー材が被せられてこのカバー材を介して継手に反射体が
取り付けられた場合には、これら反射体は上記いずれの
場合にも支柱より前面側に(すなわち、この柵が車道に
面している場合に車両が走行する側に)取り付けられて
いるので夜間視認性が高くなり、反射体本来の基本機能
である柵の夜間視認性効果が十分に発揮される。また、
カバー材を介して継手に反射体が取り付けられた場合に
は、必要に応じてこの反射体付きカバー材の取り付けが
できるので、カーブなどの危険な部分のみに取り付けさ
れたこの柵によって、夜間の視線誘導が必要な箇所にの
み重点的に設置がなされて経済的な施工形態が可能とな
る。
【0041】ところでまた、本発明反射体付き柵におい
ては、適宜間隔をおいて立設された支柱間に柵体が継手
を介して架設された柵の、横ビーム端部に反射体が取り
付けられたキャップが取り付けられた場合には、柵の端
部となるビーム端部の視認性が向上して車両等が柵に接
触する危険が回避され、あるいは柵体として柵パネルが
架設される形態の場合各支柱間に配置された柵パネルを
構成する横ビーム端部の反射体付きキャップによって、
この柵の夜間の視線誘導効果が高められる。
【0042】そしてまた、本発明反射体付き柵において
は、取り付けられる反射体が基体にガラスビーズ製の反
射器が半埋込状態に埋設されて再帰反射性を有するよう
になされた場合には、反射器の材料がガラスで耐候劣化
の心配がなくてこの反射器の前面に保護フィルムの被覆
層を設ける必要が無く、したがって反射効率は極めて高
くかつ耐久性が良いので半永久的に高い反射効果を維持
できる。
【0043】なおまた、本発明反射体付き柵において
は、反射体は車両の前照灯等の光源に対して対向され、
反射体の反射面が柵体の架設通り芯の中心線に対して鋭
角に成された場合には、反射体に到達する前照灯等入射
光の中心線に向けてまっすぐに対面させられて反射体が
設置されるので、この反射体の取り付けられた柵に接近
してくる車両や自転車等の対象とされる光源に対して最
も反射効率の良い状態に反射体が設置されて、優れた柵
の夜間視認性効果が得られる。
【0044】そして、本発明反射体付き柵に取り付けら
れる反射体付き継手は、適宜間隔をおいて立設された支
柱間に柵体を架設させるために用いられる柵の組立構成
部材であり、この継手に反射体が取り付けられていて柵
の組立基本構成の一部として組入れられているので、接
触事故等の外力によって取り付け状態が歪められ難く脱
落することが無いことから設定通りの所定の柵の夜間視
認性効果を失うことがなく、また通常の柵の設置工程の
中でこの反射体付き柵の施工がなされるので、柵の支柱
に反射シートをわざわざ貼り付けるというような余分な
作業を伴わず、かつ反射シート貼り付けの如く柵の外観
を損わず景観を害することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】防護柵の基本的な形態(a)〜(d)の側面図
および正面図を示す。
【図2】図1(a)の防護柵の形態の基本構成を表す
(a)は継手近辺部分の分解図、(b)は組立断面図で
ある。
【図3】図2の形態の防護柵に本発明を適用した例を表
す(a)継手の斜視図,(b)は組立断面図である。
【図4】図2の形態の防護柵に本発明を適用した他の例
を表す(a)は継手の斜視図、(b)はそのA−A部分
の部分拡大断面図、また(c),(d)はガラスビーズ
製反射器の光の再帰反射の様子を表す部分拡大断面図で
ある。
【図5】図1(b)の防護柵の形態の基本構成を表す
(a)は継手近辺部分の分解図、(b)は組立断面図で
ある。
【図6】図5の形態の防護柵に本発明を適用した3実施
例を表す斜視図である。
【図7】図1(c)の防護柵の形態の基本構成を表す継
手近辺部分の2実施例を示した組立分解図である。
【図8】図7の形態の防護柵に本発明を適用した2実施
例を表す組立分解図である。
【図9】図1(d)の防護柵の形態の基本構成につい
て、1実施例表す継手近辺部分の分解図である。
【図10】図9の実施形態例の防護柵に本発明を適用し
た各例を表す部材構成図であり、(d):ビーズ埋設反
射体付,(e):プリズム反射体付,(f):反射シー
ト付の各反射体が付設された展開の組立分解図、および
ビーズ埋設反射体付を適用して組み立てた場合の
(a):一部断面の上面図,(b):正面図である。
【図11】図9に示す形態の防護柵に本発明を適用した
反射体付き継手の実施形態の他の例を表す部品構成の
(a):組立分解斜視図,(b):組立断面図である。
【図12】図9の形態の防護柵に本発明を適用した反射
体付き継手の実施形態のさらに他の例を表す部品構成の
(a):組立分解斜視図,(b):組立断面図である。
【図13】図1(d)の防護柵の形態の基本構成につい
て、さらに他の1実施例に本発明を適用した反射体付き
継手の実施形態について、(a),(b),(c)の展
開で説明するための継手近辺部分の分解斜視図,斜視図
である。
【図14】柵の横ビーム端部の部分に本発明を適用した
例を表す斜視図である。
【図15】本発明に係る反射体付き継手の実施形態に関
し、歩車道境界線上に設置された防護柵への展開例によ
って説明する(a),(c)は上面レイアウト図であ
り、(b),(d)はそれぞれの継手の反射体部分にお
ける光の反射状態を示す部分拡大図である。
【図16】従来の防護柵への反射体取付の実施形態の典
型的な例を示す(a),(b)、およびガードレール用
に提案されている実施形態の2例を示す(c),(d)
のそれぞれ斜視図である。
【符号の説明】
1 継手 11 貫通孔 12 リング体 13 係止部 14 支持部 15 固定部(分離型,一体型) 16 支持金具 17 固定金具 18 カバー材 19 内挿芯部材 2 反射体 21 ビーズ埋設反射体 22 プリズム反射体 23 反射シート 24 反射体基体 25 反射器 26 球体 27 反射面 3 支柱 31 ビーム孔 32 継手(支柱側) 4 柵パネル 41 縦桟(柵パネルの端部) 42 継手(柵パネル側) 5 ビーム 51 ピン孔 52 抜け止めピン 53 キャップ 6 車両 7 歩車道境界線(防護柵の柵体の架設通り芯の中心
線) 70 防護柵 8 入射光の中心線(反射体の再帰反射の中心線) 9 反射シート 90 ガードレール 91 支柱頂部の反射体 92 ガードレール側板固定用ボルト頭部に係止される
反射体 93 ガードレール側板用反射ヘッド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適宜間隔をおいて立設された支柱間に柵体
    が継手を介して架設され、継手に反射体が取り付けら
    れ、この反射体によって夜間の視認性が高められている
    ことを特徴とする反射体付き柵。
  2. 【請求項2】柵はセンタービーム式の柵であり、継手は
    ビーム端部を挿通する貫通孔が形成されたリング体に、
    支柱の側面に開穿されたビーム孔に係止される係止部が
    形成され、リング体に反射体が取り付けられた、請求項
    1に記載の反射体付き柵。
  3. 【請求項3】柵はセンタービーム式の柵であり、継手は
    ビーム端部を挿入する筒状の支持部と、支持部を支柱の
    側面に固着させる固定部とからなり、前記支持部または
    /および固定部に反射体が取り付けられた、請求項1に
    記載の反射体付き柵。
  4. 【請求項4】柵はセンタービーム式の柵であり、柵体の
    端部及び支柱の側面より継手をそれぞれ相対向して突出
    させ、両継手を相互に組み合わせることによって柵体が
    支柱間に架設される柵の継手に反射体が取り付けられ
    た、請求項1に記載の反射体付き柵。
  5. 【請求項5】柵はフロントビーム式の柵であり、継手は
    支柱の前面に固着されるとともにビームを支持する支持
    金具と支持金具にビームを固定する固定金具とからな
    り、支持金具または/および固定金具に反射体が取り付
    けられ、あるいはこれら支持金具または/および固定金
    具に反射体が取り付けられたカバー材が被せられてこの
    カバー材を介して継手に反射体が取り付けられた、請求
    項1に記載の反射体付き柵。
  6. 【請求項6】適宜間隔をおいて立設された支柱間に柵体
    が継手を介して架設された柵において、横ビーム端部に
    反射体が取り付けられたキャップが取り付けられ、この
    反射体によって柵の夜間の視認性が高められていること
    を特徴とする反射体付き柵。
  7. 【請求項7】反射体は、基体にガラスビーズ製の反射器
    が半埋込状態に埋設されて再帰反射性を有するものであ
    ることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記
    載の反射体付き柵。
  8. 【請求項8】反射体は車両の前照灯等の光源に対して対
    向され、反射体の反射面が柵体の架設通り芯の中心線に
    対して鋭角を成していることを特徴とする、請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の反射体付き柵。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項に記載の反射
    体付き柵に取り付けられた反射体付き継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007120162A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Sekisui Jushi Co Ltd 防護柵
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JP2015081468A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 伊藤鉄工株式会社 鋳物柵及びその柵における支柱と横桟との取付部材
JP2021014750A (ja) * 2019-07-16 2021-02-12 積水樹脂株式会社 接続金具、及びその接続金具を用いた防護柵
JP2022053666A (ja) * 2020-09-25 2022-04-06 積水樹脂株式会社 転落防止装置及び転落防止体

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