JP2000249131A - ボルトまたはナットの回り止め構造 - Google Patents
ボルトまたはナットの回り止め構造Info
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Abstract
頭部又はナットに係合させる回り止め板を取り外さなく
ても、ボルトまたはナットを緩めることのできるボルト
またはナットの回り止め構造を提供すること。 【解決手段】ボルト3の頭部3aまたはナット15とこ
れに対向する被固定物2の対向面6との間に介在させる
スペーサー12と、前記頭部3aまたはナット15の外
側部に係合可能な係合孔9を穿設するとともに、被固定
物2に水平回転不能に配置した回り止め板8と、回り止
め板8と前記対向面6との間に介在させる弾性体10と
を有し、常時は前記係合孔9が前記頭部3aまたはナッ
ト15の外側部に係合し、回り止め板8を前記対向面6
側に押圧すると、前記係合孔9と前記頭部3またはナッ
ト15の外側部との係合が解除されるようにしたボルト
またはナットの回り止め構造。
Description
をボルトおよびナットで締付けて固定した後、ボルトま
たはナットが緩むのを防止することができるボルトまた
はナットの回り止め構造に関するものである。
造として、例えば実開昭52−170958号公報に記
載された緩み止め板や実公平3−32825号公報に記
載のボルト又はナットの回り止め用座金が知られてい
る。
に嵌合する開口を設け、この開口の内周縁には複数の舌
を設けるとともに、対向する舌の先端間の距離をボルト
の頭部の対角距離よりも小さくするようにして舌を折り
曲げ、基板には緊締対象物の側面に係合させる係合部を
設けてボルトまたはナットの緩みを防止している。
金は、薄板等の金属製または合成樹脂板製等の比較的弾
性を有する材料で形成されており、台座にボルトを挿通
可能なボルト挿通孔を形成し、緊締対象物に形成した溝
部に係合させる係止片を台座の両端に形成し、前記ボル
ト挿通孔の周縁に切込み部を設けて当接片と抜止片とを
形成している。この当接片は、ボルトの頭部の側面に弾
性復元力によって当接させてボルトの緩みを防止し、抜
止片は、ボルトの頭部の下方に形成される空間に配置さ
せて座金が抜けるのを防止している。
た前者の緩み止め板にあっては、ボルトまたはナットを
回転させる場合には、緩み止め板を取り外さなければな
らないため、緩み止め板を紛失してしまったり、施工完
了後に緩み止め板を装着するのを忘れてしまい、その後
ボルトまたはナットが緩んでしまうという問題があっ
た。
め用座金にあっては、弾性復元力を利用して当接片をボ
ルトの頭部の側面に当接させていることから、その状態
でボルトを回転させれば、当接片を変形させながら回転
させることができるが、作業の度に座金が変形してしま
い新しい座金に取り替えなければならないという問題が
あった。
トまたはナットを回転させることができ、しかも回転さ
せた後も取り替える必要のないボルトまたはナットの回
り止め構造を提供することを目的とする。
めに、本発明のボルトまたはナットの回り止め構造は固
定物にボルトとナットによって緊結される被固定物と、
前記ボルトまたはこのボルトに螺合したナットが緩むの
を防止する回り止め機構とからなるボルトまたはナット
の回り止め構造であって、前記回り止め機構は、ボルト
の頭部またはナットとこれに対向する被固定物の対向面
との間に介在させるスペーサーと、前記頭部またはナッ
トの外側部に係合可能な係合孔を穿設するとともに、被
固定物に水平回転不能に配置した回り止め板と、回り止
め板と前記対向面との間に介在させる弾性体とを有し、
常時は前記係合孔が前記頭部またはナットの外側部に係
合し、回り止め板を前記対向面側に押圧すると、前記係
合孔と前記頭部またはナットの外側部との係合が解除さ
れるように構成したことを特徴としている。
回り止め板の係合孔がボルトの頭部またはナットの外側
部に係合しているため、ボルトまたはナットの緩みを防
止することができる。また、ボルトまたはナットを緩め
る場合、工具で回り止め板を対向面側に押圧すると回り
止め板が弾性体の弾性力に抗して下降しボルトまたはナ
ットとの係合が解除されるため、ボルトまたはナットを
緩めることができる。さらに、ボルトまたはナットを回
転させた後においては、工具を外すときにボルトの頭部
またはナットと回り止め板の係合孔とを整合させるよう
にすれば、回り止め板が弾性体の弾性復元力によって上
昇して回り止め板の係合孔がボルトの頭部またはナット
の外側部に係合し、ボルトまたはナットの緩みを防止す
ることができる。
り止め構造では、前記スペーサーおよび弾性体の下方に
座金を配置させ、この座金をスペーサーの下面と被固定
物の対向面とで挟持し、座金、弾性体および回り止め板
を相互に接合して一体としたことにより、装着後、振動
や衝撃等で回り止め板がボルトまたはナットから外れる
のを防止することができる。
的に説明する。先ず、第1実施例を図1乃至図4を用い
て説明する。
する固定物としての側塊1と、その上方に設置される被
固定物としての受枠2とをボルト3で固定し、このボル
ト3の緩みを回り止め機構によって防止するようにして
いる。
面上部の等間隔位置3ヵ所に固定突出部1aを設け、こ
の固定突出部1aにはその上下に貫通するインサートナ
ット1bを埋設している。
内周面上部で蓋本体(図示せず)を開閉可能に嵌合支持す
るものであり、この受枠2の内周面下部には、側塊1の
上方に設置したときに前記側塊1の固定突出部1aと整
合する突出部2aを、周方向に等間隔で3ヵ所形成して
いる。この突出部2aの上面には、ボルト3の頭部3a
に対向する対向面としての底面部6と中心方向を除く三
方を取り囲む側面部5とからなる凹溝4を形成し、その
底面部6の中央には前記インサートナット1bの軸線上
に、ボルト3の径よりやや径大の透孔6aを穿設してい
る。
した状態で側塊1上に設置し、その突出部2aの底面部
6上に、後述する回り止め機構としての回り止め板8、
弾性体10,座金11およびスペーサー12を配置した
状態で、透孔6aにボルト3を上方から挿通させ、その
先端を側塊1のインサートナット1bに螺合させて側塊
1に固定させている。
り止め板8は、図2および図3に示すように、その外周
が凹溝4の側面部5に係合する平面視四角形状の平板
で、その中央には、ボルト3の六角形状の頭部3aの外
側部に係合する係合部9aを30°間隔の12カ所に設
けた係合孔9を形成している。
レンゴムからなる平面視四角形状の弾性体10を配置
し、回り止め板8を押圧することで回り止め板8がボル
ト3の軸方向に下降可能としている。なお、本実施例で
は、弾性体10としてクロロプレンゴムを使用したが、
スポンジ、皿バネまたはコイルバネ等を使用することも
できる。
角形状の座金11を配置させ、この座金11、弾性体1
0および回り止め板8を相互に接着して一体にしてい
る。
が挿通可能でボルト3の頭部3aより径小の筒状のスペ
ーサー12を前記弾性体10に内接するようにして配置
し、回り止め板8を押圧した場合に回り止め板8がボル
ト3の頭部3aより下方に位置するように、ボルト3の
頭部3a下面と座金11上面との間に一定の間隔を保持
させている。
置は次のようにして行う。まず、側塊1の上面に設置し
た蒿調整リング7の上面に受枠2を設置し、受枠2の突
出部2aに形成した凹溝4の底面部6に、一体とした座
金11,弾性体10および回り止め板8を配置するとと
もに、スペーサー12を底面部6の透孔6aと連通する
ように配置する。そして、回り止め板8の係合孔9にボ
ルト3を挿通し、側塊1の固定突出部1aに埋設したイ
ンサートナット1bにボルト3の先端を螺合する。この
とき、図4(イ)に示すように、ボルト3の頭部3aに
ボックススパナ13を被せ、弾性体10の弾性力に抗し
て回り止め板8を上方から押圧すると、回り止め板8が
ボルト3の頭部3aより下方に移動し、係合孔9の係合
部9aとボルト3の頭部3aの外側部との係合が解除さ
れるので、その状態でボルト3を締付ければよい。
すように、ボックススパナ13を取り外すと、回り止め
板8が弾性体10の弾性復元力によって上昇し、係合孔
9の係合部9aがボルト3の頭部3aの外側部に係合す
ることになり、ボルト3の緩みを防止することができ
る。このとき、係合孔9の係合部9aは、30°間隔で
12カ所に形成されているため、ボルト3の六角形状の
頭部3a外側部に係合しない位置があるが、その場合に
は、ボルト3を僅かに回転させるか、回り止め板8を凹
溝4内で水平方向にガタつかせるようにすれば、係合孔
9の係合部9aをボルト3の頭部3aの外側部に係合さ
せることができる。
トの回り止め構造にあっては、回り止め板8の外周が凹
溝4の側面部5に係合し水平回転不能とされるととも
に、係合孔9の係合部9aがボルト3の頭部3aの外側
部に係合することによってボルト3の緩みを防止するよ
うにしている。また、ボルト3を再度回転させる場合
は、回り止め板8をボックススパナ13で押圧すれば、
上記で述べたとおり係合部9aとボルト3の頭部3aの
外側部との係合が解除されるため、回り止め板8を外さ
ずにボルト3を回転させることができる。しかもボルト
3を回転した後においても、上記で述べたとおり、回り
止め板8の押圧を解除するだけで回り止め板8が弾性体
10の弾性復元力によって上昇し、ボルト3の頭部3a
の外側部に係合してボルト3の緩みを防止することがで
きる。
ルトまたはナットの回り止め構造の第2実施例乃至第5
実施例を示す縦断面図である。これらの第2実施例乃至
第5実施例において、第1実施例と同一の構成要素につ
いては、同一の符号を付してその説明を省略する。
3の頭部3aの下面にスペーサー12を一体に形成する
ことによって、部品点数を減らして装着しやすくしたも
ので、このスペーサー12の下面で座金11の内周側上
面を押さえるようにしている。
の凹溝4の底面部6にスペーサー12を一体に形成する
ことによって、部品点数を減らして装着しやすくしたも
ので、この場合は、座金を用いずに、弾性体10の下面
を凹溝4の底面部6に直接接着しておき、装着後回り止
め板8がボルト3の頭部3aから外れないようにしてい
る。
固定突出部1aに植設されたアンカーボルト3に、上方
からナット15を螺合させて受枠2を側塊1上に固定す
る場合の例である。この第4実施例では、アンカーボル
ト3の先端を、受枠2の凹溝4の底面部6に形成した透
孔6aに挿通させ、このボルト3の先端に、一体とした
座金11,弾性体10および回り止め板8を装着すると
ともに、スペーサー12を弾性体10に内接させてから
ナット15を螺合するようにしており、このナット15
の外側部に係合孔9の係合部9aを係合させてナット1
5が緩むのを防止するようにしている。
に、受枠2の内周面下部に突出部2aを形成し、その上
面には凹溝を形成せずに平面としている。したがって、
回り止め板8は、その一辺を折り曲げて爪部8aを形成
し、その爪部8aを受枠2の突出部2aの側面に係合さ
せることによって、水平回転不能とされている。
止め構造について、各実施例を説明したが、本発明は、
これらの各実施例に限定されるものではない。
1の上方に被固定物としての受枠2を設置する際に、受
枠2側でボルト3またはナット15が緩むのを防止する
ようにしたが、固定物を受枠2とし被固定物を側塊1と
してもよい。この場合には、上述した実施例においてボ
ルト3またはナット15が緩むのを防止したのと同様
に、側塊1側でボルト3またはナット15の緩みを防止
する。
座金11,弾性体10および回り止め板8をそれぞれ接
着剤で接着して一体としたが、一体とする手段に限定さ
れるものではない。なお、それぞれを一体とせずに装着
してもよいが、装着後車両の振動や衝撃等で回り止め板
8が外れるのを防止するためには、座金11,弾性体1
0および回り止め板8を一体として、座金11の内周側
上面をスペーサー12で押圧しておくのが好ましい。
9に係合部9aを30°間隔で12個形成しているが、
さらに係合部9aの個数を多くしておけば、係合部9a
をボルト3の頭部3aまたはナット15の外側部に係合
させやすくなるため好ましい。
突出部1aおよび受枠2に形成した突出部2aをそれぞ
れの内周面側に形成し、これらの固定突出部1aおよび
突出部2aに挿通したボルト3が緩むのを防止する場合
について説明したが、側塊1の上面に下端を埋設して立
設させたアンカーボルトを受枠2の外周に形成したフラ
ンジのアンカー孔に挿通し、このアンカーボルトに螺合
したナットが緩むのを防止する場合に適用してもよい。
構造は上述のように構成したので、常時は回り止め板の
係合孔がボルトの頭部またはナットの外側部に係合し、
ボルトまたはナットの緩みを防止することができる。ま
た、ボルトまたはナットを緩める場合、回り止め板を工
具で対向面側に押圧することにより、弾性体が圧縮され
て回り止め板の係合孔と、ボルトの頭部またはナットの
外側部との係合が解除されるので、回り止め板を取り外
さなくてもボルトまたはナットを緩ませることができ
る。しかも回り止め板を変形させることなくボルトまた
はナットを回転させることができるため、回り止め板を
取り替えることなく継続して使用することができる。
後、工具を外すときにボルトの頭部またはナットの外側
部と回り止め板の係合孔とを整合させれば、回り止め板
が弾性体の弾性復元力によって上昇して回り止め板の係
合孔がボルトの頭部の外周またはナットの外側部に係合
するため、回り止め板を装着するのを忘れることがな
く、ボルトまたはナットの緩みを確実に防止すると共
に、回り止め板を紛失するのを防止することができる。
金を配置させ、この座金をスペーサーの下面と被固定物
の対向面とで挟持し、座金、弾性体および回り止め板を
相互に接合して一体としたことにより、装着後、振動や
衝撃等で回り止め板がボルトまたはナットから外れるの
を防止することができる。
第1実施例を示す縦断面図である。
る。
を回転可能にした状態の正面図である。 (ロ)図はボルトの締付けが完了し、回り止め板の係合
部をボルトの頭部外側部に係合させた状態の正面図であ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 固定物にボルトとナットによって緊結さ
れる被固定物と、前記ボルトまたはこのボルトに螺合し
たナットが緩むのを防止する回り止め機構とからなるボ
ルトまたはナットの回り止め構造であって、 前記回り止め機構は、 ボルトの頭部またはナットとこれに対向する被固定物の
対向面との間に介在させるスペーサーと、 前記頭部またはナットの外側部に係合可能な係合孔を穿
設するとともに、被固定物に水平回転不能に配置した回
り止め板と、 回り止め板と前記対向面との間に介在させる弾性体とを
有し、 常時は前記係合孔が前記頭部またはナットの外側部に係
合し、回り止め板を前記対向面側に押圧すると、前記係
合孔と前記頭部またはナットの外側部との係合が解除さ
れるように構成したことを特徴とするボルトまたはナッ
トの回り止め構造。 - 【請求項2】 前記スペーサーおよび弾性体の下方に座
金を配置させ、この座金をスペーサーの下面と被固定物
の対向面とで挟持し、座金、弾性体および回り止め板を
相互に接合して一体とした請求項1に記載のボルトまた
はナットの回り止め構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04930599A JP4213282B2 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | ボルトまたはナットの回り止め構造 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04930599A JP4213282B2 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | ボルトまたはナットの回り止め構造 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000249131A true JP2000249131A (ja) | 2000-09-12 |
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|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP4213282B2 (ja) |
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1999
- 1999-02-26 JP JP04930599A patent/JP4213282B2/ja not_active Expired - Fee Related
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