JP2000249295A - タンク建設工法 - Google Patents

タンク建設工法

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JP2000249295A
JP2000249295A JP11057110A JP5711099A JP2000249295A JP 2000249295 A JP2000249295 A JP 2000249295A JP 11057110 A JP11057110 A JP 11057110A JP 5711099 A JP5711099 A JP 5711099A JP 2000249295 A JP2000249295 A JP 2000249295A
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JP
Japan
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storage tank
cavity
concrete
main body
stationary position
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JP11057110A
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English (en)
Inventor
Masao Kikuchi
正雄 菊池
Masayuki Makita
昌之 牧田
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IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現地における工事期間の大幅な短縮化を図り
且つ用地確保を容易に行い得るようにしたタンク建設工
法を提供する。 【解決手段】 構造の一部に浮体として機能させる為の
空洞部2を装備した貯槽本体3を適宜な建造施設で建造
し、該貯槽本体3を空洞部2に封入した空気の浮力によ
り海上に浮かべて所定の据置位置まで曳航し、該据置位
置の直上で空洞部2を大気開放して浮力を消失すること
により貯槽本体3を沈降させ、これにより貯槽本体3下
部を据置位置の海底15に予め設置しておいた基礎18
上に着座させて固定し、次いで、空洞部2内に加圧空気
を導入して海水を排出した後に、空になった空洞部2内
にコンクリートを打設して該空洞部2を強度部材として
完成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンク建設工法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、LPGやLNG等を貯蔵する
大型タンクを建設する場合、現地における土木作業と、
工場で製作した部品を現地で組み立てる建造作業とが必
要となり、その着工から完成までには長期に亘る工事期
間が要求されることになる。
【0003】また、大型タンクを建設するにあたって
は、タンク自体の建設用地を確保するだけに留まらず、
その周辺に作業用用地を確保しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工事期
間が長期に亘るものになると、工事車両の通行の為に道
路設備の補強や仮設が必要となったり、騒音問題や交通
渋滞等といった周辺環境への影響も長期化するという問
題があり、また、輸送船からの液受け入れが容易な海岸
線付近における用地不足が深刻化してきているという問
題もある。
【0005】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、現地における工事期間の大幅な短縮化を図り且つ用
地確保を容易に行い得るようにしたタンク建設工法を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、構造の一部に
浮体として機能させる為の空洞部を装備した貯槽本体を
適宜な建造施設で建造し、該貯槽本体を空洞部に封入し
た空気の浮力により海上に浮かべて所定の据置位置まで
曳航し、該据置位置の直上で空洞部を大気開放して浮力
を消失することにより貯槽本体を沈降させ、これにより
貯槽本体下部を据置位置の海底に予め設置しておいた基
礎上に着座させて固定し、次いで、空洞部内に加圧空気
を導入して海水を排出した後に、空になった空洞部内に
コンクリートを打設して該空洞部を強度部材として完成
させることを特徴とするタンク建設工法、に係るもので
ある。
【0007】而して、このようにタンク建設を行えば、
建設予定地とは異なる適宜な建造施設にて貯槽本体を建
造し、然る後に、貯槽本体を所定の据置位置まで曳航し
て基礎上に着座させるだけで現地作業が完了するので、
現地における工事期間が大幅に短縮化されることにな
り、工事車両の為の道路設備の補強や仮設が殆ど不要と
なり、騒音問題や交通渋滞等といった周辺環境への影響
も必要最小限に抑え且つ短期間に限定することが可能と
なる。
【0008】また、輸送船からの液受け入れが容易な海
岸線付近の海底に貯槽本体を据え付けるようにしている
ので、陸上に用地を確保する必要がなくなって用地不足
の問題を解消することが可能となる。
【0009】また、本発明においては、空洞部を貯槽本
体の胴体部分を成す外周囲に装備し且つコンクリート打
設によりコンクリート側壁として完成させることが好ま
しく、このようにすれば、空洞部を浮体として機能させ
るに十分な浮力を比較的容易に得ることが可能となり、
しかも、コンクリート側壁として完成させることにより
防波堤の機能を有する強度部材として有効に利用するこ
とが可能となる。
【0010】更に、貯槽本体を建造する建造施設として
は、日本国内の各地方に多く現存している造船用ドック
を利用することが好ましく、このようにすれば、造船用
大型重機設備等を用いて大容量の貯槽本体を格別な困難
性なく容易に建造することが可能であり、しかも、建造
後に海上に浮かべる作業も船の場合と同様にして容易に
行うことが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しつつ説明する。
【0012】図1〜図6は本発明を実施する形態の一例
を示すもので、本形態例においては、図1に示すよう
に、建設予定地とは異なる造船用ドック1にて、構造の
一部に浮体として機能させる為の空洞部2を装備した貯
槽本体3を建造するようにしている。
【0013】ここで、図示する貯槽本体3は、円筒状に
起立して胴体部分を成すコンクリート側壁4と、該コン
クリート側壁4の外周面に敷設された粒状パーライトか
ら成る保冷層5と、タンク底部を成すコンクリート底盤
6と、該コンクリート底盤6の上面に敷設されたパーラ
イトコンクリート製の保冷層7とから成るコンクリート
躯体8を主構成とし、該コンクリート躯体8のコンクリ
ート側壁4上端には、低温材から成るドーム型の屋根部
材9が設置されて貯蔵空間10上部が閉塞されるように
なっている。
【0014】また、コンクリート躯体8におけるタンク
底部の保冷層7上面及びコンクリート側壁4内周面と、
屋根部材9における内側面とには、ウレタン等から成る
保冷材11が全域に亘り内張りされており、特にタンク
底部の保冷層7上面及びコンクリート側壁4内周面に内
張りされた保冷材11の更に内側には、貯槽空間の液密
を図る為のシール部材であるメンブレン12が被覆され
ている。
【0015】そして、浮体として機能する空洞部2は、
前記コンクリート躯体8のコンクリート側壁4及び保冷
層5の更に外周囲に設けられており、より具体的には、
前記コンクリート躯体8の外皮を成す金属製の躯体外板
13に対し所要間隔を隔ててコンクリート側壁外板14
を装着し、該コンクリート側壁外板14と躯体外板13
との間に、上端がコンクリート側壁外板14により閉塞
され且つ下端が開放された空洞部2が円筒状に形成され
るようにしてある。
【0016】尚、ここで、貯槽本体3の建造は作業台等
の上に載置して行うようにし、前記コンクリート側壁外
板14の下端部をスカート状に拡張し且つコンクリート
躯体8下端より下方まで延ばすようにする。
【0017】そして、このような貯槽本体3を建造し終
えたら、通常の船の場合と同様にドック内に注水し、図
2に示すように、貯槽本体3を空洞部2に封入した空気
の浮力により海上に浮かべ、図示しないタグボート等を
利用して所定の据置位置まで曳航する。
【0018】ここで、据置位置の海底15には、コンク
リート躯体8の下面の外径と略等しい外径としたコンク
リート製の環状基礎枠16を沈めて設置し且つその内側
にレベル調整用砕石17を敷き詰めて成る基礎18が予
め据え付けられている。
【0019】尚、少くとも環状基礎枠16が設置される
場所については海底15を均しておき、環状基礎枠16
が良好な水平度を有して設置されるように考慮し、その
内側については、砕石17の量を適宜に増減することで
水平度をだすようにする。
【0020】そして、図3に示すように、据置位置の直
上にて、空洞部2上端の図示しないエアベントを開けて
空洞部2を大気開放し、その浮力を消失することにより
貯槽本体3を沈降させ、これにより貯槽本体3下部を据
置位置の海底15における基礎18上に着座させて適宜
なアンカー手段により固定する。
【0021】次いで、空洞部2内に加圧空気を導入して
海水を排出した後に、図4及び図5に示すように、コン
クリート側壁外板14の下端部外周面における円周方向
に連続して設けられた上下二段のコの字型ホルダ19に
対し、縦方向に延びる長板状のコンクリート流出防止用
鋼板20を上方から差し入れて落とし、これら各鋼板2
0によりコンクリート側壁外板14下端と海底15との
隙間を該海底15の凹凸形状に応じて閉塞し、然る後
に、図6に示すように、空になった空洞部2内にコンク
リートを打設して該空洞部2をコンクリート側壁21
(強度部材)として完成させる。
【0022】而して、このようにタンク建設を行えば、
建設予定地とは異なる造船用ドック1で貯槽本体3を建
造し、然る後に、貯槽本体3を所定の据置位置まで曳航
して基礎18上に着座させるだけで現地作業が完了する
ので、現地における工事期間が大幅に短縮化されること
になり、工事車両の為の道路設備の補強や仮設が殆ど不
要となり、騒音問題や交通渋滞等といった周辺環境への
影響も必要最小限に抑え且つ短期間に限定することが可
能となる。
【0023】また、輸送船からの液受け入れが容易な海
岸線付近の海底15に貯槽本体3を据え付けるようにし
ているので、陸上に用地を確保する必要がなくなって用
地不足の問題を解消することが可能となる。
【0024】また、特に本形態例では、空洞部2を貯槽
本体3の胴体部分を成す外周囲に装備し且つコンクリー
ト打設によりコンクリート側壁21として完成させるよ
うにしているので、空洞部2を浮体として機能させるに
十分な浮力を比較的容易に得ることが可能となり、しか
も、コンクリート側壁21として完成させることにより
防波堤の機能を有する強度部材として有効に利用するこ
とが可能となる。
【0025】更に、貯槽本体3を建造する建造施設とし
て、日本国内の各地方に多く現存している造船用ドック
1を利用するようにしているので、造船用大型重機設備
等を用いて大容量の貯槽本体3を格別な困難性なく容易
に建造することが可能であり、しかも、建造後に海上に
浮かべる作業も船の場合と同様にして容易に行うことが
可能である。
【0026】尚、本発明のタンク建設工法は、上述の形
態例にのみ限定されるものではなく、空胴部は貯槽本体
の構造の一部に装備されていれば良いこと、その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】上記した本発明のタンク建設工法によれ
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0028】(I)本発明の請求項1に記載の発明によ
れば、現地における工事期間を大幅に短縮化することが
できるので、工事車両の為の道路設備の補強や仮設が必
要最小限で済み、騒音問題や交通渋滞等といった周辺環
境への影響も必要最小限に抑え且つ短期間に限定するこ
とができ、しかも、輸送船からの液受け入れが容易な海
岸線付近の海底に貯槽本体を据え付けるようにして用地
不足の問題を解消することができる。
【0029】(II)本発明の請求項2に記載の発明に
よれば、空洞部を浮体として機能させるに十分な浮力を
比較的容易に得ることができ、しかも、コンクリート側
壁として完成させることにより防波堤の機能を有する強
度部材として有効に利用することができる。
【0030】(III)本発明の請求項3に記載の発明
によれば、造船用大型重機設備等を用いて大容量の貯槽
本体を格別な困難性なく容易に建造することができ、し
かも、建造後に海上に浮かべる作業も船の場合と同様に
して容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例において貯槽本体
を造船用ドックで建造している状態を示す概略図であ
る。
【図2】図1の貯槽本体を海上に浮かべて曳航している
状態を示す概略図である。
【図3】図2の貯槽本体を沈降させて基礎上に着座させ
た状態を示す概略図である。
【図4】図3のコンクリート側壁外板下端と海底との隙
間を鋼板で塞いだ状態を示す拡大断面図である。
【図5】図4の鋼板の詳細を示す斜視図である。
【図6】図4の空洞部にコンクリートを打設してコンク
リート側壁として完成させた状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 海底造船用ドック(建造施設) 2 空洞部 3 貯槽本体 15 海底 16 環状基礎枠 18 基礎 21 コンクリート側壁(強度部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造の一部に浮体として機能させる為の
    空洞部を装備した貯槽本体を適宜な建造施設で建造し、
    該貯槽本体を空洞部に封入した空気の浮力により海上に
    浮かべて所定の据置位置まで曳航し、該据置位置の直上
    で空洞部を大気開放して浮力を消失することにより貯槽
    本体を沈降させ、これにより貯槽本体下部を据置位置の
    海底に予め設置しておいた基礎上に着座させて固定し、
    次いで、空洞部内に加圧空気を導入して海水を排出した
    後に、空になった空洞部内にコンクリートを打設して該
    空洞部を強度部材として完成させることを特徴とするタ
    ンク建設工法。
  2. 【請求項2】 空洞部を貯槽本体の胴体部分を成す外周
    囲に装備し且つコンクリート打設によりコンクリート側
    壁として完成させることを特徴とする請求項1に記載の
    タンク建設工法。
  3. 【請求項3】 貯槽本体を建造する建造施設が造船用ド
    ックであることを特徴とする請求項1又は2に記載のタ
    ンク建設工法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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