JP2000249382A - エアカーテン装置 - Google Patents

エアカーテン装置

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JP2000249382A
JP2000249382A JP11050069A JP5006999A JP2000249382A JP 2000249382 A JP2000249382 A JP 2000249382A JP 11050069 A JP11050069 A JP 11050069A JP 5006999 A JP5006999 A JP 5006999A JP 2000249382 A JP2000249382 A JP 2000249382A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方向吹き下ろし型エアカーテン装置に見ら
れた吹き下ろし空気到達点での遮断効率の低下、還流型
エアカーテンに見られた冷気漏れに起因する結露の問題
を解決し、遮断効率が高く、結露の心配のないエアカー
テンを提供する。 【構成】 本発明のエアカーテン装置は、建屋外壁50
に沿い左右開閉自在の防熱扉10a、10bを設け、そ
の防熱扉10a、10bの当接側の内側方向に突出部を
持つ当接部20a、20bに外気遮断流路12を形成さ
せ、防熱扉の上部には遮断空気14を還流させる循環フ
ァン13aを内蔵する還流路13を設け遮断空気14の
空気循環路を形成させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度差のある出入
口に設けた建屋の防熱扉開口部における外気の流通を遮
断するエアカーテン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、建屋に使用されている防熱扉
の開口空間よりの外気の侵入を遮断する従来型エアカー
テン装置は、図7(A)及び(A)のVIIB−VIIB視図
である(B)に示すように、建屋の外壁50に接し、そ
の外郭輪郭線51の外側でゴムやビニール等よりなる充
填材を介して開閉可能に設けてある防熱扉57、57の
外側に空気循環ファン54を含む空気循環路55を内蔵
するアーチ状ダクト53を設け、該ダクトの左右脚柱の
対向脚柱面53a、53aにより外気遮断流路56を防
熱扉の外側に形成させて外気の屋内への侵入を防止する
ようにしたものである。なお、上記左右の脚柱と防熱扉
57、57との間の間隙53b、53bにはゴム、ビニ
ール等により充填し外気の侵入を防ぐ構造としている。
【0003】上記従来例の場合、図7(B)に見るよう
に防熱扉57、57を左右に開いた時は、前記輪郭線5
1の外側の点線で囲む開口空間65aが形成され、外気
遮断流路56によるエアカーテンが形成されても、防熱
扉57を外壁50より吊下げている図3のレール59に
邪魔されて躯体外壁50から扉の厚さ分の上部空間は外
気の侵入が遮断できない問題点があり、効果が発揮され
ない。
【0004】また、従来の上記実施例とは別の構成を持
つ提案が実開平5−73436号公報に提案されてい
る。上記提案は、図8(A)及び(A)のVIIIB−VIII
B視図である(B)に見るように、建屋の外壁50に接
し、その外郭輪郭線51の外側でゴムやビニール等の隙
間充填材を介して左右開閉可能に設けてある防熱扉6
0、61を設け、該防熱扉60、61内に内蔵する断熱
材52により防熱扉閉鎖時の内外断熱を可能の構造とし
てある防熱扉において、上記左右の防熱扉60、61の
それぞれの左側及び右側にシロッコファン60a、61
aを設け、外気を右側より取り入れ防熱扉の外側を還流
させ外気遮断流路62を形成させ左側に排出させ、外気
遮断のエアカーテンを形成させたものである。
【0005】上記提案の場合は、建屋の外郭輪郭線51
の外側に前記図6同様の点線で囲まれた開口空間65b
が形成され、外気遮断流路62によるエアカーテンが形
成されても、上記開口空間65bの上部隙間からの外気
の屋内侵入を防止できない問題点がある。また、一方向
に還流させることから常に外気が吸入されるため、還流
温度が高く、漏れた空気との接触で白煙(結露)が生じ
やすい。また、還流により冷気を流出させることにな
り、遮断効率を高くすることはできない。また、冷気と
暖気が混ざる境界上の床面や扉の接合面には結露する問
題がある。
【0006】上記したように、従来の横方向還流型の場
合は、図7、図8に示すように防熱扉57、60、61
を吊架して左右開閉させるレール58、滑車59aとを
含む吊架部59周辺部位よりの外気侵入の問題がある。
【0007】一方従来から広く使用されている一方向吹
き下ろし型のエアカーテンが図7(C)、及び(C)の
断面図(D)に示してある。図に見るように、吹き下ろ
し型エアカーテン63は躯体50の上部に設けられ、遮
断空気流63aが防熱扉64の頭越しに吹き下ろす簡便
な方式であるので、一般に広く用いられているが、吹き
出し空気の流速が最も低下する床面付近では遮断効率が
低下し、庫内から漏れた冷気と庫外空気との接点で白煙
が生ずるとともに床面に結露する問題がある。また、吹
き下ろし角度が固定であるのでカーテン効果が安定しな
く、また、庫内外温度差の大きいときは下部付近での遮
断効果は低下し、また、エアカーテンの風量、風速が小
さいとカーテンが破られやすい。以上の問題点のため、
一方吹き下ろし型エアカーテン装置に冷気漏れ遮断効果
を発揮させるには難しい問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、上記従来の一方向吹き下ろし型エ
アカーテン装置に見られた吹き下ろし空気到達点での遮
断効率の低下、還流型エアカーテンに見られた冷気漏れ
に起因する結露の問題を解決し、遮断効率が高く、結露
の心配のないエアカーテン装置の提供を目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の第1の
発明のエアカーテン装置は、温度差のある出入口に設け
た防熱扉の解放時に建屋内外の空気の流通を遮断するエ
アカーテン装置において、防熱扉に設けた空気吹き出し
口、及び吸入口により形成された外気遮断流路により構
成したことを特徴とする。
【0010】上記請求項1記載の発明の構成により、エ
アカーテンを形成する外気の侵入を遮断する外気遮断流
路を建屋の外壁に沿って摺動開閉する防熱扉が閉鎖時に
互いに当接する両開き防熱扉の開閉当接面に、その出入
口を設ける構成としたため、外気侵入を遮断するエアカ
ーテンを家屋の外郭輪郭線に接近して設けることがで
き、従来例に見られた外気侵入を許す開口空間を削減な
いし排除することができる。
【0011】また、本発明の第2の発明のエアカーテン
装置は、温度差のある出入口に設けた防熱扉の解放時に
建屋内外の空気の流通を遮断するエアカーテン装置にお
いて、2面の両開き防熱扉の外部に設けた空気循環ファ
ンと、該循環ファンに結合するフレキシブルチューブを
設け、前記扉の開閉当接面のいずれか一方に設けた空気
吹き出し口に送気し他方に設けた吸入口より吸気する空
気循環路に前記扉の開口空間を介在させ該空間に形成さ
せた外気遮断流路により構成したことを特徴とする。
【0012】上記請求項2記載の発明の構成により、2
面の両開き防熱扉の間に形成される外気遮断流路にファ
ンを内蔵する外部還流路を設けて空気循環路を形成した
ため、防熱扉の内蔵する断熱材の機能を低下させること
なく遮断流路を防熱扉の家屋外壁と接触する側に設ける
ことができ、前記家屋外郭輪郭線と間の開口空間を削減
ないし皆無にすることができ、外気侵入を高い効率で遮
断できる。また、循環空気の使用により庫内との温度差
が少なく白煙の発生及び結露の発生を防止できる。
【0013】また、本発明の第3の発明のエアカーテン
装置は、温度差のある出入口に設けた防熱扉の解放時に
建屋内外の空気の流通を遮断するエアカーテン装置にお
いて、2面の両開き防熱扉のそれぞれに空気循環ファ
ン、空気吹き出し口、空気吸入口を設け、前記扉の開口
空間に形成させた外気遮断往復流路により構成したこと
を特徴とする。
【0014】上記請求項3記載の発明の構成により、2
面の防熱扉のそれぞれに空気循環ファン、空気吹き出し
口、空気吸気口、前記循環ファンと吸入口との間を結ぶ
通路により防熱扉内に空気循環ファンを含む循環空気圧
送部を設け、外気遮断流路を空気往路と空気還流路とに
よりなる外気遮断往復路により構成させたもので、開口
空間の下部に冷気遮断流路を形成させ、上部に暖気遮断
流路を形成させ効率的外気遮断が出来る。
【0015】また、本発明の第4の発明のエアカーテン
は装置、温度差のある出入口に設けた防熱扉の解放時に
建屋内外の空気の流通を遮断するエアカーテン装置にお
いて、片開き防熱扉と固定面(壁、柱)との間で、形成
された請求項2、請求項3記載の外気遮断流路により構
成したことを特徴とする。
【0016】上記請求項4記載の発明の構成は、前記請
求項2、請求項3記載の発明を片開き防熱扉に適用した
ものである。
【0017】上記請求項1、請求項2、請求項3、請求
項4記載のエアカーテン装置においては、吹き出し口に
設けるノズル角度はカーテン流を破って漏れようとする
冷気の流れを止め押し戻す角度は0°〜20°が必要
で、このときの冷気流と接触する境界上で庫内側に斜め
に傾斜させた吸入口を設けても良い。
【0018】また、上記ノズル角度は、可変とし、扉の
開き始めより終了までの全領域にわたり遮断効率の向上
を図ることが好ましい。
【0019】上記請求項5記載の発明の構成は、温度差
のある出入口に設けた防熱扉の解放時に建屋内外の空気
の流通状況は、開口空間の上下により空気の移動状態に
は変化があり、大きく分けて暖気流入の上部領域と冷気
流出の下部領域と内外空気の移動のない中間無風領域に
分けることができ、そのため、請求項5記載の発明にお
いては上記状況を分析対処し、最も状況に対応した効率
的エアカーテンを構成させたもので、中間領域を境界に
して下部領域と上部領域に開口空間に露出流路を持つ空
気循環路を構成させ、該空気循環路の往路により下部領
域に形成させた冷気遮断流路と、復路である還流空気に
より上部領域に形成させた暖気遮断流路により構成する
ようにしたものである。
【0020】また、本発明の第5の発明のエアカーテン
装置は、温度差のある出入口に設けた防熱扉の解放時に
建屋内外の空気の流通を遮断するエアカーテン装置にお
いて、扉開口空間の高さ方向の内外移動量に対応して冷
気流出を遮断する吹き出し領域を開口部下部の大半に設
定し、暖気流入を遮断する吹き出し領域を残る領域と上
部吹き下ろし空間に設定するとともに、2面の両開き防
熱扉の一方には還流空気の上部吸入口より循環ファンを
経由して下部吹き出し口に向け遮断空気の通路を設け、
他の一方には遮断空気の下部吸入口より循環ファンを経
由して上部吹き出し口に向け還流空気の通路を配設し、
扉の開口部上部には還流空気の一部を下方に向け吹き出
す吹き出しノズルを配設して、前記扉の開口空間の下部
に下部吹き出し口を介して形成させた冷気遮断流路と、
前記開口空間の上部に、還流空気の一部により形成され
る上部吹き下ろし流と上部吹き出し口を介しての還流空
気流とにより形成させた暖気流遮断流路により構成した
ことを特徴とする。
【0021】温度差のある出入口に設けた防熱扉の解放
時に建屋内外の空気の流通状況は、開口空間の上下によ
り空気の移動状態には変化があり、大きく分けて暖気流
入の上部領域と冷気流出の下部領域と内外空気の移動の
ない中間無風領域に分けることができ、そのため、請求
項5記載の発明においては上記状況を分析対処し、最も
実際の状況に対応した効率的なエアカーテン装置を構成
させたものである。即ち、上記請求項5記載の発明の構
成は、扉開口空間の暖気冷気の出入の流れ方向及び風速
の変化は、下部に於いて最大の冷気流出量を示し、高さ
の変化につれ冷気流出量は暫減し遂には零の無風状態に
なり、以後天井部に向かって暖気流入量が増大する状態
に対応したもので、冷気流出の遮断にはその吹き出し領
域を開口部下部の大半に設定するとともに、暖気流入の
遮断には吹き出し領域を残る領域と上部よりの吹き下ろ
し領域に設定するようにしたもので、上記各領域の設定
は実験データに基づき決めるようにしてある。
【0022】そのため、2面の両開き防熱扉の一方の当
接端面側には、還流空気の上部吸入口より循環ファンを
経由して下部吹き出し口への遮断空気の通路を設け、他
の一方の当接端面側には、前記一方側の下部吹き出し口
より吹き出した遮断空気を吸入する下部吸入口より循環
ファンを経由して上部吹き出し口への還流空気の通路を
配設するとともに、扉開口部上部には還流空気の一部を
下方の開口空間に吹き出す吹き出しノズルを設けて、扉
開口空間の半分以上に冷気遮断流路を形成させ残る半分
以下に還流空気による暖気遮断流路を形成させるととも
に、扉の開口空間の上側より吹き下ろす暖気遮断流路を
併設させて、効率的に冷気と暖気を遮断するエアカーテ
ン装置を構成するようにしたものである。
【0023】上記請求項5記載のエアカーテン装置にお
いては、冷気を遮断する床面に近い吹き出し口に設ける
吹き出しノズルは庫内の方向に可変とし、上部の暖気を
遮断する吹き下ろし口に設けた吹き出しノズルは庫外方
向に向け可変として、扉の開き始めより終了までの開閉
全域での遮断効率を上げる構造とした方が好ましい。ま
た、吹き出し流の先端は幅方向に広がるため、吸入口は
吸入面を斜めに傾斜させ吸入面積の拡大を図るようにす
ることが望ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特
に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1
は本発明の第1の実施例の概略の構成を示す斜視図で、
図2は図1のII−II視図で、図4は本発明の第2の実施
例の概略の構成を示す図である。
【0025】図1に示すように、本発明の第1の実施例
によるエアカーテン装置は、建屋外壁50にゴムやビニ
ール等の隙間充填材を介して気密裡に左右開閉自在とす
る防熱扉10a、10bにおいて、該防熱扉10a、1
0bの当接側の内側方向に突出部を持つ当接部20a、
20bに外気遮断流路12を形成する遮断空気14の吹
き出し口11aと入り口11bとをそれぞれ設け、防熱
扉の上部には遮断空気14を還流させる循環ファン13
aを内蔵する還流路13を設け、左右の防熱扉10a、
10b内でそれぞれ吹き出し口、入り口11a、11b
とを結ぶ内部流路16a、16bとを設け、遮断空気1
4の空気循環路を形成させている。
【0026】なお、図2に見るように、前記したよう
に、防熱扉10a、10bの当接部位に屋内側に突出さ
せた当接部20a、20bを設け、外気遮断流路12の
吹き出し口11a、入り口11bを建屋外郭輪郭線51
より建屋の内側に配設し、外気遮断流路12を建屋内に
設ける構成にしてある。そのため、従来例に見られた外
郭輪郭線51より外側の外気侵入を許す開口空間を皆無
とし、外気侵入を防止できる。
【0027】また、図3(A)、(B)、(C)に示す
前記当接部の断面図に見るように、前記外気遮断流路の
吹き出し口及び入り口を形成する外気遮断空気14の流
路の位置が図の(A)に示す屋内側に配設した場合は、
図の(B)(C)の場合に比較し前記開口空間を皆無と
するとともに、レール58と滑車59aよりなる吊架部
59よりの外気侵入を防止できる。
【0028】上記のようにして、外気遮断空気14は循
環ファン13aを介して防熱扉10aに導入され内部流
路16aを介して吹き出し口11aに到り、外気遮断流
路12によりエアカーテンを形成する。前記エアカーテ
ンを形成する外気遮断空気は防熱扉10bの入り口11
bより該防熱扉10bの内部に導入され、内部流路16
bを介して還流路13の循環ファンに還流して空気循環
路を形成する。上記空気循環路により、防熱扉に内蔵す
る断熱材15の機能を外気の影響を受けることなく機能
させ、外気遮断空気は建屋内雰囲気空気の状況により冷
暖の切り替え使用を可能にすることができる。
【0029】図4には、本発明の第2の実施例によるエ
アカーテン装置の概略の構成が示してある。図に示すよ
うに、本発明の第2の実施例によるエアカーテンは、図
示していない建屋外壁にゴムやビニール等の隙間充填材
を介して気密裡に左右開閉自在に設けた2面両開きの防
熱扉21、22と、前記防熱扉22の右側上端部に取り
付けられ解放状態の防熱扉21の左側上部端部に連通す
る上部吹き出しダクト28とより構成する。上記防熱扉
21は、開閉当接端面の下部には遮断空気吹き出し口2
6を設け、その上部には還流空気の吸入口24を設け、
内蔵した空気循環ファン33により吸入口24より吸入
した還流空気を吹き出し口26へ送気吹き出させ冷気遮
断流路を形成させ、上記防熱扉22は、開閉当接端面の
下部には遮断空気の吸入口27を設け、その上部には還
流空気の吹き出し口23を設け、内蔵した空気循環ファ
ン34により吸入口27より吸気した遮断空気を還流空
気として吹き出し口23へ還流送気して暖気遮断流路を
形成させている。上記上部吹き出しダクト28には、
前記還流空気の一部を分割して、上部吹き出し口29よ
り下方に吹き下ろす暖気遮断流路を形成する構成にして
ある。
【0030】なお、上記冷気遮断流路を形成する冷気吹
き出し口26の高さ寸法及び遮断吹き出し領域及び暖気
遮断流路形成用の吹き出し口23の寸法の設定は、例え
ば図5に示す実験データ等を参考にして決めている。図
5には、冷蔵庫のエアカーテンを作動させないときの冷
気と暖気の流れ方向と風量を風速ベクトルで示してあ
る。図に見るように、a、全体の高さをHとすると、床
から0.5H以上、上部(開口部上部)から0.3H以上のと
ころは基本的には空気流の流れが小さく流れないところ
が存在する。b、吹き出しノズルから吹き出した後の広
がりは、図示してないが水平、垂直方向にも約10℃程
度の広がりを持つ。c、吹き出した後の吸入部付近での
風量は約3倍になるが循環ファンは必要風量しか吸入で
きない。等の現象が見受けられる。
【0031】即ち、上記事項を参考にした場合、2面両
開き防熱扉の開口空間の高さHに対して、例えば、前記
防熱扉21側には 高さ1/2Hで大なるノズル幅を持つ冷
気遮断流路形成用に吹き出し口26を設定し、中間の1/
10Hのめくら部25を介してその上部に高さ4/10Hの吸
入口24を配設する。ついで、防熱扉22側には、高温
側空気を遮断する暖気遮断流路を形成する吹き出し口2
3を高さ3/10Hの小幅ノズルで構成し、吸入口27を床
面より7/10Hの高さに配設するのが好ましい。また、扉
の開口幅が2m以上開くものは上部からの暖気遮断流路形
成用の上部吹き出しダクトを扉に連動して動くように設
け、開口上部より暖気を遮断するのが好ましい。また、
吹き出しノズルの角度は、扉の開く幅、庫内の温度差、
外部よりの側風の有無によって使用条件に対応するた
め、可変機構26bを設けることが望ましい。扉端面の
扉の厚さに対して吸入口の面積を増加させるため、風向
きに対し角度を付けた構造にする。
【0032】上記設定のもとに全循環風量を決め、各部
無駄なく循環させ、冷気漏れの最も大である床面に対し
ては最大の風量と風速、吹き出し厚さを設定し、上部暖
気流入遮断には、余った風量を上部の水平ダクトよりの
吹き下ろし遮断流を形成させ、より完全に暖気の侵入を
遮断するとともにエアカーテンの膜強化を図るようにし
てある。
【0033】図6には、上記事項を勘案した吹き出し口
と吸気口とその間に形成される空気流の態様を示してあ
る。図に見るように、吹き出しノズル26aのノズル角
θを庫内の冷気側に傾斜させ、庫内側冷気と庫外側暖気
の接触する境界Sが傾斜した吸気口27aの中心に到達
するように、前記使用条件に対応して前記角度を可変機
構26bを介して調整し、最適角度θを設定することが
好ましい。なお、図に見るように吸気口27aの面を傾
斜させ、吸気面積を大きく取るようにすることが好まし
い。
【0034】
【発明の効果】上記構成により下記効果を奏する。請求
項1記載の発明により、外気遮断空気流路を両開き防熱
扉の開口空間に設け対向する防熱扉の当接面より外気遮
断流路の吹き出し口と吸入口を設けたため、外気侵入の
開口空間を殆ど皆無とすることができる。
【0035】また、請求項2記載の発明により、外気遮
断空気の循環路を形成することにより外気の影響を受け
ることなく断熱効果を上げることができる。
【0036】また、請求項3、請求項4記載の発明によ
り、2面の防熱扉のそれぞれに空気循環ファン、空気吹
き出し口、空気吸気口、前記循環ファンと吸入口との間
を結ぶ通路により防熱扉内に空気循環ファンを含む循環
空気圧送部を設け、外気遮断流路を空気往路と空気還流
路とによりなる外気遮断往復路により構成させたもの
で、開口空間の下部に冷気遮断流路を形成させ、上部に
暖気遮断流路を形成させ効率的外気遮断が出来る。ま
た、遮断空気と冷気との温度差も小さく白煙の発生及び
結露の発生も防止できる。
【0037】また、請求項5記載の発明のより、扉開口
空間の高さ方向の内外移動量に対応して冷気遮断吹き出
し量と、暖気遮断吹き出し量、及び暖気遮断吹き下ろし
量を適宜最適に設定して、実際の状況に適応した漏れの
ない丈夫なエアカーテンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るエアカーテン装
置の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1のII−II視図である。
【図3】図1の当接部の断面図で外気遮断流路の吹き出
し口及び吸入口を形成する外気遮断空気の流路の位置を
示す図で、(A)は前記流路を建屋内側に配設した場合
を示し、(B)は前記流路を中間位置に配設した場合を
示し、(C)は前記流路を外側に配設した場合を示す図
である。
【図4】本発明の第2の実施形態の概略の構成を示す図
である。
【図5】冷蔵庫における内外空気の移動状況の実験デー
タを示す図である。
【図6】図1、図4における空気吹き出し口と吸気口と
その間に形成される空気流の態様を示す図である。
【図7】(A)は従来のエアカーテン装置の概略構成を
示す正面図で、(B)は(A)のVIIB−VIIB視図であ
る。(C)は従来の吹き下ろし型エアカーテンの正面図
で、(D)は(C)の断面図である。
【図8】(A)は従来のエアカーテン装置の概略構成を
示す正面図で、(B)は(A)のVIIIB−VIIIB視図で
ある。
【図9】防熱扉の吊架部の構造を示す図である。
【符号の説明】
10a、10b、21、22 防熱扉 11a、23、26 吹き出し口 11b、24、27 吸入口 12 外気遮断流路 13 還流路 14 空気 15 断熱材 16a、16b 内部流路 20a、20b 当接部 25 めくら 28 上部吹き出しダクト 29 上部吹き出し口 33、34 空気循環ファン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度差のある出入口に設けた防熱扉の解
    放時に建屋内外の空気の流通を遮断するエアカーテン装
    置において、 防熱扉に設けた空気吹き出し口、及び吸入口により形成
    された外気遮断流路により構成したことを特徴とするエ
    アカーテン装置。
  2. 【請求項2】 温度差のある出入口に設けた防熱扉の解
    放時に建屋内外の空気の流通を遮断するエアカーテン装
    置において、 2面の両開き防熱扉の外部に設けた空気循環ファンと、
    該循環ファンに結合するフレキシブルチューブを設け、
    前記扉の開閉当接面のいずれか一方に設けた空気吹き出
    し口に送気し他方に設けた吸入口より吸気する空気循環
    路に前記扉の開口空間を介在させその空間に形成させた
    外気遮断流路により構成したことを特徴とするエアカー
    テン装置。
  3. 【請求項3】 温度差のある出入口に設けた防熱扉の解
    放時に建屋内外の空気の流通を遮断するエアカーテン装
    置において、 2面の両開き防熱扉のそれぞれに空気循環ファン、空気
    吹き出し口、空気吸入口を設け、前記扉の開口空間に形
    成させた外気遮断往復流路により構成したことを特徴と
    するエアカーテン装置。
  4. 【請求項4】 温度差のある出入口に設けた防熱扉の解
    放時に建屋内外の空気の流通を遮断するエアカーテン装
    置において、 片開き防熱扉と固定面(壁、柱)との間で、形成された
    請求項2、請求項3記載の外気遮断流路により構成した
    ことを特徴とするエアカーテン装置。
  5. 【請求項5】 温度差のある出入口に設けた防熱扉の解
    放時に建屋内外の空気の流通を遮断するエアカーテン装
    置において、 扉開口空間の高さ方向の内外空気の移動量に対応して、
    冷気流出を遮断する吹き出し領域を開口下半部に設定
    し、暖気流入を遮断する吹き出し領域を残る領域と上部
    吹き下ろし空間に設定するとともに、 2面の両開き防熱扉の一方には還流空気の上部吸入口よ
    り循環ファンを経由して下部吹き出し口に向け遮断空気
    の通路を設け、 他の一方には遮断空気の下部吸入口より循環ファンを経
    由して上部吹き出し口に向け還流空気の通路を配設し、
    扉の開口部上部には還流空気の一部を下方に向け吹き出
    す吹き出しノズルを配設して、 前記扉の開口空間の下部に下部吹き出し口を介して形成
    させた冷気遮断流路と、前記開口空間の上部に、還流空
    気の一部により形成される上部吹き出し流と上部吹き出
    し口を介しての還流空気流とにより形成させた暖気流遮
    断流路により構成したことを特徴とするエアカーテン装
    置。
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