JP2000249630A - インジェクター - Google Patents

インジェクター

Info

Publication number
JP2000249630A
JP2000249630A JP11055742A JP5574299A JP2000249630A JP 2000249630 A JP2000249630 A JP 2000249630A JP 11055742 A JP11055742 A JP 11055742A JP 5574299 A JP5574299 A JP 5574299A JP 2000249630 A JP2000249630 A JP 2000249630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
liquid
injector
thin film
polymer thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11055742A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Matsui
正巳 松居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP11055742A priority Critical patent/JP2000249630A/ja
Publication of JP2000249630A publication Critical patent/JP2000249630A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスクロマトグラフ,ガスクロマトグラフ−
質量分析計,燃焼式全炭素計,高速液体クロマトグラフ
等の分析装置に適用することができ、取り扱いが容易な
インジェクターを提供する。 【解決手段】 分配による選択的分離機能を有する非多
孔質の高分子薄膜13と、高分子薄膜13を隔壁として
備える容器12とを備え、容器12内において、高分子
薄膜13で離隔される一方の側に試料Sを含む試料相4
1を導入し、高分子薄膜13で離隔される他方の側に移
動相31を導入し、高分子薄膜13を通して試料Sを移
動相31内に移動させることによって試料Sの注入を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料を移動相に導
入するためのインジェクターに関し、ガスクロマトグラ
フ,ガスクロマトグラフ−質量分析計,燃焼式全炭素
計,高速液体クロマトグラフ等の分析装置に適用するこ
とができる。
【0002】
【従来の技術】ガスクロマトグラフや高速液体クロマト
グラフ等において、インジェクターによって試料を移動
相内への注入を行っている。ガスクロマトグラフでは、
試料を注入したキャリヤーガスをカラムに導入し、分離
することによって試料の分析を行う分析装置である。ガ
スクロマトグラフのインジェクターは、マイクロシリン
ジ等で注入した液体試料を加熱によって気化させ、キャ
リヤーガス中に分散させている。
【0003】また、高速液体クロマトグラフでは、試料
を注入した液体のキャリヤー液をカラムに導入し、分離
することによって試料の分析を行う分析装置である。高
速液体クロマトグラフのインジェクターは、マイクロシ
リンジやループバルブインジェクターを用いて試料を液
体のキャリヤー液内に導入している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ガスクロマトグラフに
おいて、分析する試料中には、金属,高分子,糖類,タ
ンパク質,セルロース等の加熱によって気化しない成分
が含まれている場合がある。加熱で気化しない成分は、
インジェクターの試料導入口に残留する。そのため、試
料中に内に気化しない成分が含まれている場合には、こ
れらの成分を抽出によって除去したり、試料導入口に残
留した残留成分を洗浄する必要があるという問題があ
る。
【0005】また、液体が気体に気化すると体積が大き
く膨張する。例えば、水18mlが気化すると気体の体
積は22.4lとなる。そのため、限られた容積の気化
室では、注入することができる試料量は微小量となり、
測定精度の向上が難しいという問題がある。また、気化
させるために気化室を最大400〜500℃の高温に加
熱する必要があり、大きな消費エネルギーを要するとい
う問題もある。
【0006】また、高速液体クロマトグラフでは、キャ
リヤー液は水やメタノールを一定割合とした液体を使用
する。このキャリヤー液に多量のベンゼンやトルエンな
どの物質を含む試料を導入する場合には、キャリヤー液
の割合が変化し、目的成分の分離に影響するという問題
がある。
【0007】そこで、本発明は前記した従来の問題点を
解決し、ガスクロマトグラフ,ガスクロマトグラフ−質
量分析計,燃焼式全炭素計,高速液体クロマトグラフ等
の分析装置に適用することができ、取り扱いが容易なイ
ンジェクターを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のインジェクター
は、分配による選択的分離機能を有する非多孔質の高分
子薄膜と、前記高分子薄膜を隔壁として備える容器とを
備え、容器内において、高分子薄膜で離隔される一方の
側に試料を含む試料相を導入し、高分子薄膜で離隔され
る他方の側に移動相を導入し、高分子薄膜を通して試料
を移動相内に移動させることによって試料の注入を行う
構成とする。
【0009】特定の物質を選択的に分離する機能を備え
る分離膜として、シリコン膜等の非多孔質の高分子薄膜
が知られている。非多孔質の高分子薄膜では、膜に取り
込まれた低分子物質が、その濃度勾配や圧力勾配を駆動
力として、膜を構成している高分子のセグメント運動に
基づく高分子鎖の間隙を拡散するものであり、分配によ
る分離過程によって高分子薄膜を通して移動が行われ
る。
【0010】図1は、高分子薄膜の機能を説明するため
の図である。本発明のインジェクターは、この非多孔質
の高分子薄膜が備える分配による選択的分離機能を用い
て、試料の移動相への導入を行うものである。非多孔質
の高分子薄膜を挟んで試料を含む試料相と移動相とを隣
接させると、高分子薄膜が備える選択的分離機能によっ
て、試料相中の試料成分が移動相側にて移動する。
【0011】インジェクターをガスクロマトグラフに適
用した場合、試料を含む試料相は液体相であり、移動相
はキャリヤーガスとなる。なお、試料が液体の場合に
は、該液体試料を水等の液体に導入して形成した液体相
を試料相とし、試料が個体の場合には、該個体試料を水
等の液体に溶解して形成した液体相を試料相とする。
【0012】図1(a)において、高分子薄膜を挟んで
液体相と気体相とを隣接させ、液体相の圧力を高圧とし
気体相の圧力を低圧とすると、パーベーパレーションと
呼ばれる分配作用によって、液体相に含まれる特定成分
が高分子薄膜を通して気体状になって気体相に移動す
る。このインジェクターを用いることによって、ガスク
ロマトグラフ,ガスクロマトグラフ−質量分析計等にお
いて、試料をキャリヤーガス内に導入することができ
る。
【0013】本発明のインジェクターをガスクロマトグ
ラフに適用した場合には、分配によって試料の移動を行
い、加熱による気化を要さないため、加熱のための消費
エネルギーを低減させることができ、また、難揮発性の
化合物を含む試料を抽出処理を行うことなく直接分析す
ることができる。また、残留成分を除去する洗浄処理を
要さず、インジェクターをメンテナンスフリーとするこ
とができる。
【0014】さらに、従来のガスクロマトグラフ,ガス
クロマトグラフ−質量分析計と比較して、100〜10
00倍の多量の試料を導入することができる。
【0015】インジェクターを高速液体クロマトグラフ
に適用した場合、試料を含む試料相は液体相あるいは気
体相であり、移動相はキャリヤー液となる。なお、試料
が液体の場合には、該液体試料を水等の液体に導入して
形成した液体相を試料相とし、試料が個体の場合には、
該個体試料を水等の液体に溶解して形成した液体相を試
料相とすることができる。
【0016】図1(b)において、高分子薄膜を挟んで
濃度差や圧力差がある液体相を隣接させると、分配作用
によって、一方の液体相に含まれる特定成分が高分子薄
膜を通して他方の液体相に移動する。また、高分子薄膜
を挟んで高圧の気体相と液体相とを隣接させると、分配
作用によって、気体相に含まれる特定成分が高分子薄膜
を通して液体相に移動する。図1(b)の左方の液体相
あるいは気体相を試料側とし、右方の液体相をキャリヤ
ー液とすると、試料中の成分をキャリヤー液内に導入す
ることができる。このインジェクターを用いることによ
って、高速液体クロマトグラフにおいて、試料をキャリ
ヤー液に導入することができる。
【0017】本発明のインジェクターを高速液体クロマ
トグラフに適用した場合には、試料の目的成分を高分子
薄膜を通してキャリヤー液内に導入するため、従来のよ
うに試料導入に伴うキャリヤー液の割合の変化が生じ
ず、目的成分の分離への影響を低減させることができ
る。
【0018】また、高速液体クロマトグラフにおいて、
高分子薄膜を挟んでキャリヤー液と空気や窒素等の気体
相を隣接させることによって、キャリヤー液中に含まれ
る不純物を気体相内に移動させ、キャリヤー液中の不純
物を選択的に除去することができる。キャリヤー液中の
不純物を除去することによって、カラムに送る液体試料
への妨害成分の侵入を防止することができる。
【0019】したがって、本発明のインジェクターはガ
スクロマトグラフや高速液体クロマトグラフに適用する
ことができ、加熱を要さないため消費エネルギーを低減
することができ、難揮発性化合物を含む廃液試料などで
も直接分析を行うことができ、インジェクターを汚染す
ることなくメンテナンスフリーとすることができ、従来
のインジェクターと比較して多量の試料を導入すること
ができ、また、キャリヤー相中の不純物を選択的に除去
することができる。また、インジェクターのコストも低
減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照しながら詳細に説明する。本発明のインジェ
クターをガスクロマトグラフに適用した例を図2,3に
示し、本発明のインジェクターを高速液体クロマトグラ
フに適用した例を図4,5に示す。
【0021】図2は本発明のインジェクターを適用した
ガスクロマトグラフの概略ブロック図である。図2に示
すガスクロマトグラフは、通常のガスクロマトグラフと
同様の構成とすることができ、カラム17に送るキャリ
ヤーガス31の流量を制御する流量制御装置16と、キ
ャリヤーガス31に試料液Sの成分を導入するインジェ
クター11(図2中の一点鎖線で囲まれた部分)と、試
料成分を導入したキャリヤーガス31を導入して分離を
行うカラム17と、分離した成分を検出する検出器18
と、検出器18で検出したデータを処理するデータ処理
部19を備える。
【0022】本発明のインジェクター11は、高分子薄
膜で形成された管13と、高分子薄膜管13を内部に通
すインジェクター容器12と、高分子薄膜管13内に水
等の液体相41を導入するポンプ15と、液体相41内
に試料液Sを注入する試料注入口14とを備える。イン
ジェクター容器12の内部は高分子薄膜管13によって
2つの空間部分に離隔され、高分子薄膜管13の内側に
は試料液Sが注入された液体相41が通され、高分子薄
膜管13の外側にはキャリヤーガス31が通される。
【0023】上記構成によって、インジェクター容器1
2内では、高分子薄膜を挟んで試料液Sが注入された液
体相41とキャリヤーガス31とが隣接しながら流れ、
高分子薄膜を通して液体相41中の試料成分がキャリヤ
ーガス31に導入される。
【0024】高分子薄膜管13を通過した液体相41
は、インジェクター11の外部に排出され図示しないド
レインに廃棄される。また、試料成分が導入されたキャ
リヤーガス31はカラム17に導かれ、通常のガスクロ
マトグラフと同様に成分をカラム17で分離して検出器
18で検出する。
【0025】インジェクター11によってキャリヤーガ
ス31中に導入される試料成分の量は、試料注入口14
から注入される試料液Sの注入量で定まる。したがっ
て、試料成分の導入量は任意とすることができ、従来の
インジェクターと比較して多量の試料成分を導入するこ
とができる。通常、ガスクロマトグラフによる分析は分
析試料の検出結果と標準試料の検出結果との比較で行う
ため、多量の試料成分を導入することによって、測定誤
差を低下させて、測定精度を高めることができる。
【0026】また、試料液Sに含まれる不純物は、液体
相41と共にインジェクター11から排出されるため、
難揮発性化合物を含む廃液試料であっても、不純物の抽
出処理を要することなく試料液をそのままインジェクタ
ー11に注入することができ、また、インジェクター自
体も汚染されないためインジェクターを洗浄する必要が
ない。
【0027】また、高分子薄膜管に液体相のみを流すこ
とによって試料液を洗浄することができるため、分析す
る試料を変更する場合にも、インジェクターを洗浄する
ことなく用いることができる。
【0028】図3は、ガスクロマトグラフに適用する他
のインジェクターを説明するための図である。図3
(a)に示すインジェクター11aは、インジェクター
容器12a内に対するキャリヤーガス31aと液体相4
1aの導入関係を逆とする他は、図2に示すインジェク
ター11と同様の構成とし、高分子薄膜で形成された管
13aと、高分子薄膜管13aを内部に通すインジェク
ター容器12aと、インジェクター容器12a内で高分
子薄膜管13aの外側部分に液体相41aを導入するポ
ンプ15aと、液体相41a内に試料液Sを注入する試
料注入口14aとを備える。
【0029】インジェクター容器12aの内部は高分子
薄膜管13aによって2つの空間部分に離隔され、高分
子薄膜管13aの内側にはキャリヤーガス31が通さ
れ、高分子薄膜管13a外側には試料液Sが注入された
液体相41aが通される。
【0030】インジェクター11aの動作は図2に示す
インジェクター11と同様であり、インジェクター容器
12a内では、高分子薄膜を挟んで試料液Sが注入され
た液体相41aとキャリヤーガス31aとが隣接しなが
ら流れ、高分子薄膜を通して液体相41a中の試料成分
がキャリヤーガス31aに導入される。
【0031】また、図3(b)に示すインジェクター1
1bは、高分子薄膜の管13,13aに代えて高分子薄
膜の隔壁13bを備え、その他の構成は図2のインジェ
クター11及び図3(a)のインジェクター11aと同
様の構成である。インジェクター11bは、高分子薄膜
で形成された隔壁13bと、高分子薄膜隔壁13bを内
部に設けたインジェクター容器12bと、高分子薄膜隔
壁13bで離隔された一方の空間に液体相41bを導入
するポンプ15bと、液体相41b内に試料液Sを注入
する試料注入口14bとを備える。
【0032】インジェクター容器12bの内部は高分子
薄膜隔壁13bによって2つの空間部分に離隔され、一
方には試料液Sが注入された液体相41aが通され、他
方にはキャリヤーガス31bが通される。
【0033】インジェクター11aの動作は図2のイン
ジェクター11及び図3(a)のインジェクターaと同
様であり、インジェクター容器12b内では、高分子薄
膜の隔壁13bを挟んで試料液Sが注入された液体相4
1bとキャリヤーガス31bとが隣接しながら流れ、高
分子薄膜を通して液体相41b中の試料成分がキャリヤ
ーガス31bに導入される。
【0034】なお、図2,図3(a)では、インジェク
ター容器12,12a内に1本の高分子薄膜管13,1
3aを設けた構成を示しているが、高分子薄膜管13,
13aの本数は任意とすることができる。また、図3
(b)では、インジェクター容器12b内に1枚の高分
子薄膜隔壁13bを設けた構成を示しているが、高分子
薄膜管隔壁13bの枚数は任意とすることができる。
【0035】図4は本発明のインジェクターを適用した
高速液体クロマトグラフの概略ブロック図である。図4
に示す高速液体クロマトグラフは、通常の高速液体クロ
マトグラフと同様の構成とすることができ、カラム27
に送るキャリヤー液32の送液ポンプ26と、キャリヤ
ー液32に試料液Sの成分を導入するインジェクター2
1(図4中の一点鎖線で囲まれた部分)と、試料成分を
導入したキャリヤー液32を導入して分離を行うカラム
27と、分離した成分を検出する検出器28と、検出器
28で検出したデータを処理するデータ処理部29を備
える。
【0036】本発明のインジェクター21は、高分子薄
膜で形成された管23と、高分子薄膜管23を内部に通
すインジェクター容器22と、高分子薄膜管23内に水
等の液体相41(または気体相42)を導入するポンプ
25と、液体相41(または気体相42)内に試料液S
を注入する試料注入口24とを備える。インジェクター
容器22の内部は高分子薄膜管23によって2つの空間
部分に離隔され、高分子薄膜管23の内側には試料液S
が注入された液体相41(または気体相42)が通さ
れ、高分子薄膜管23の外側にはキャリヤー液32が通
される。
【0037】上記構成によって、インジェクター容器2
1内では、高分子薄膜を挟んで試料液Sが注入された液
体相41(または気体相42)とキャリヤー液32とが
隣接しながら流れ、高分子薄膜を通して液体相41(ま
たは気体相42)中の試料成分がキャリヤー液32に導
入される。
【0038】高分子薄膜管23を通過した液体相41
(または気体相42)は、インジェクター21の外部に
排出され図示しないドレインに廃棄される。また、試料
成分が導入されたキャリヤー液32はカラム27に導か
れ、通常の高速液体クロマトグラフと同様に成分をカラ
ム27で分離して検出器28で検出する。
【0039】インジェクター21は、前記したインジェ
クター11と同様の効果をそうすることができ、試料成
分の導入量は任意とすることができ、従来のインジェク
ターと比較して多量の試料成分を導入することができ、
また、廃液試料等の不純物を含む試料液についても、イ
ンジェクター自体を汚染することなく導入を行うことが
でき、インジェクターの洗浄が不要である。また、分析
する試料を変更する場合にも、インジェクターを洗浄す
ることなく用いることができる。
【0040】図5は本発明のインジェクターを適用した
他の高速液体クロマトグラフの概略ブロック図である。
図5に示す高速液体クロマトグラフは、図4の構成例に
加えて高分子薄膜を用いた除去装置51を備えるもので
ある。
【0041】高速液体クロマトグラフ20aは、図4の
高速液体クロマトグラフ20と同様に、カラム27aに
キャリヤー液32aを送る送液ポンプ26と、キャリヤ
ー液32aに試料液Sの成分を導入するインジェクター
21a(図4中の一点鎖線で囲まれた部分)と、試料成
分を導入したキャリヤー液32aを導入して分離を行う
カラム27aと、分離した成分を検出する検出器28a
と、検出器28aで検出したデータを処理するデータ処
理部29aを備え、さらに、送液ポンプ26aとインジ
ェクター21aとの間に除去装置51を備える。
【0042】除去装置51はキャリヤー液32a中に含
まれる不純物を除去する装置であり、高分子薄膜で形成
された管53と、高分子薄膜管53を内部に通す除去容
器52と、高分子薄膜管53に空気や窒素やヘリウム等
の気体相を送るポンプ55とを備える。
【0043】除去容器52内には、送液ポンプ26によ
ってキャリヤー液32aが送り込まれる。除去容器52
内において、キャリヤー液32aに含まれる不純物はパ
ーベーパレーションによって高分子薄膜管53を通して
気体相中に移動する。除去装置51によって精製された
キャリヤー液32aはインジェクター21に送られる。
この後は、前記した図4の高速液体クロマトグラフと同
様の動作によって、試料成分がキャリヤー液32a内に
導入され分析が行われる。
【0044】図6は本発明のインジェクターを用いたガ
スクロマトグラフによって、試料に含まれる有機溶剤を
検出した分析結果例である。図6(a)は標準試料の分
析結果であり、aはメタノール(3.873μg),b
はn−ヘキサン(10.12ng),cは酢酸エチル
(10.86ng),dはクロロホルム(10.71n
g),eはベンゼン(9.73ng),fはジオキサン
(20.87ng),gはトルエン(11.95n
g),hはキシレン(10.31ng)である。
【0045】この標準試料に対して、図6(b),
(c)は廃油や汚泥等を試料とした場合に分析結果であ
る。
【0046】本発明のインジェクターを用いることによ
って、難揮発性化合物を含む廃液試料についても抽出処
理を行うことなく直接分析を行うことができ、またイン
ジェクターを汚染することなく分析を行うことができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガスクロマトグラフ,ガスクロマトグラフ−質量分析
計,燃焼式全炭素計,高速液体クロマトグラフ等の分析
装置に適用することができ、取り扱いが容易なインジェ
クターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高分子薄膜の機能を説明するための図である。
【図2】本発明のインジェクターを適用したガスクロマ
トグラフの概略ブロック図である。
【図3】ガスクロマトグラフに適用する本発明の他のイ
ンジェクターの構成例を示す図である。
【図4】本発明のインジェクターを適用した高速液体ク
ロマトグラフの概略ブロック図である。
【図5】本発明のインジェクターを適用した他の高速液
体クロマトグラフの概略ブロック図である。
【図6】本発明のインジェクターを用いたガスクロマト
グラフによる分析結果例である。
【符号の説明】
10…ガスクロマトグラフ、11,11a,21,21
a…インジェクター、12,12a,12b,22,2
2a…インジェクター容器、13,13a,23,23
a,53…高分子薄膜管、13b…高分子薄膜隔壁、1
4,14a,14b,24,24a…試料注入口、1
5,15a,15b,25,25a…ポンプ、16…流
量制御装置、17,27,27a…カラム、18,2
8,28a…検出器、19,29,29a…データ処理
装置、25…ポンプ、26…相液ポンプ、31,31
a,31b…キャリヤーガス、32,32a…キャリヤ
ー液、41,41a,41b…液体相、42…気体相、
51…除去装置、52…除去容器、S…試料液。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分配による選択的分離機能を有する非多
    孔質の高分子薄膜と、前記高分子薄膜を隔壁として備え
    る容器とを備え、前記容器内において、高分子薄膜で離
    隔される一方の側に試料を含む試料相を導入し、高分子
    薄膜で離隔される他方の側に移動相を導入し、高分子薄
    膜を通して試料を移動相内に移動させることによって試
    料の注入を行う、インジェクター。
JP11055742A 1999-03-03 1999-03-03 インジェクター Withdrawn JP2000249630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11055742A JP2000249630A (ja) 1999-03-03 1999-03-03 インジェクター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11055742A JP2000249630A (ja) 1999-03-03 1999-03-03 インジェクター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000249630A true JP2000249630A (ja) 2000-09-14

Family

ID=13007326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11055742A Withdrawn JP2000249630A (ja) 1999-03-03 1999-03-03 インジェクター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000249630A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10788467B2 (en) Systems and methods for two-dimensional chromatography
CN1180254C (zh) 液相色谱仪
US8408044B2 (en) Automated systems and methods for detection of chemical compounds
CN103529115B (zh) 一种用于在线质谱的直热式管状膜富集进样装置
JP2006516717A5 (ja)
GB2433901A (en) Liquid chromatograph
Mol et al. Use of open‐tubular trapping columns for on‐line extraction–capillary gas chromatography of aqueous samples
JP2013200231A (ja) 複数の流路を持つクロマトグラフ分析装置
Pinto et al. Analytical applications of separation techniques through membranes
Guo et al. Development of pulse introduction membrane extraction for analysis of volatile organic compounds in individual aqueous samples, and for continuous on-line monitoring
JPS6197567A (ja) 試料の前処理方法
CN202486108U (zh) 一种色谱分析系统
JP2000249630A (ja) インジェクター
KR102531213B1 (ko) 복수의 성분을 포함하는 유체 샘플을 부분적으로 변환하는 장치 및 방법, 및 이들 성분의 온라인 판정 및 분석 방법
RU2102742C1 (ru) Способ газохроматографического анализа смесей
CN105911182A (zh) 纺织品中测定富马酸二甲酯的前处理装置及其分析方法
Slack et al. Extraction of volatile organic compounds from solids and liquids
JP3322325B2 (ja) 分析用試料濃縮装置
JP3777615B2 (ja) 溶液の濃縮方法およびその装置
CN114878732A (zh) 气体萃取的气相色谱进样方法
EP1376122A1 (en) Sampler of volatile components
Boonjob et al. In-line sequential injection-based hollow-fiber sorptive microextraction as a front-end to gas chromatography–mass spectrometry: a novel fully automatic sample processing technique for residue analysis
CN102539590A (zh) 一种色谱分析系统和方法
Heiduk et al. Multi-stage liquid/liquid extraction with a zaiput apparatus
KR102798178B1 (ko) 가스 크로마토그래피 시스템 및 이를 이용하여 대상시료를 분석하는 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509