JP2000250001A - 光学装置 - Google Patents
光学装置Info
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- JP2000250001A JP2000250001A JP11051750A JP5175099A JP2000250001A JP 2000250001 A JP2000250001 A JP 2000250001A JP 11051750 A JP11051750 A JP 11051750A JP 5175099 A JP5175099 A JP 5175099A JP 2000250001 A JP2000250001 A JP 2000250001A
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- light source
- emitted
- color
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高輝度で、光学系が簡単な光学装置を得る。
【解決手段】異なる複数の波長を含む光を発する光源手
段50と、一枚の空間光変調素子52と、光源手段から
の出射光を空間光変調素子に導く光学手段51とを具備
する。光源手段は、独立した異なる波長の光を発する複
数の光源64R、64G、64Bから構成され、光源手
段より、出射光の異なる波長の光がそれぞれ異なる時間
に一定周期で繰り返し出射される。光源手段50からの
R、G、B光を無駄なく利用できるので、高輝度の映像
となる。空間光変調素子52が1枚であるため、これに
光を導くための光学系が簡単になる。
段50と、一枚の空間光変調素子52と、光源手段から
の出射光を空間光変調素子に導く光学手段51とを具備
する。光源手段は、独立した異なる波長の光を発する複
数の光源64R、64G、64Bから構成され、光源手
段より、出射光の異なる波長の光がそれぞれ異なる時間
に一定周期で繰り返し出射される。光源手段50からの
R、G、B光を無駄なく利用できるので、高輝度の映像
となる。空間光変調素子52が1枚であるため、これに
光を導くための光学系が簡単になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビデオプロジェクタ
装置などに適用して好適な光学装置に関する。詳しく
は、単一の空間光変調素子と、それぞれ異なる波長の光
を出射する複数の光源を使用することによって、小型軽
量で、高い輝度レベルが得られる光学装置を提案するこ
とを目的とする。
装置などに適用して好適な光学装置に関する。詳しく
は、単一の空間光変調素子と、それぞれ異なる波長の光
を出射する複数の光源を使用することによって、小型軽
量で、高い輝度レベルが得られる光学装置を提案するこ
とを目的とする。
【0002】
【従来の技術】ビデオプロジェクタ装置は、周知のよう
に空間的に光変調を行う二次元液晶素子などのような空
間光変調素子に画像信号を印加し、空間光変調されたそ
の映像をスクリーンなどの表示手段に拡大投影するよう
にした映像表示装置である。
に空間的に光変調を行う二次元液晶素子などのような空
間光変調素子に画像信号を印加し、空間光変調されたそ
の映像をスクリーンなどの表示手段に拡大投影するよう
にした映像表示装置である。
【0003】このビデオプロジェクタ装置では、投射を
行う光学レンズ系を選ぶことによって、任意の大きさの
映像をスクリーンに映し出すことができ、テレビ映像や
宣伝広告映像の分野など広範囲の分野にわたって使用さ
れている。
行う光学レンズ系を選ぶことによって、任意の大きさの
映像をスクリーンに映し出すことができ、テレビ映像や
宣伝広告映像の分野など広範囲の分野にわたって使用さ
れている。
【0004】空間光変調素子としては上述したように二
次元液晶素子が多用され、光源としては放電ランプなど
の白色光源が利用される場合が多い。ビデオプロジェク
タ装置に使用されている最もポピュラーな光学装置の幾
つかを図面を参照して説明する。ビデオプロジェクタ装
置は大別して空間光変調素子を3枚使用するいわゆる3
板式と、1枚しか使用しない単板式とに分類される。
次元液晶素子が多用され、光源としては放電ランプなど
の白色光源が利用される場合が多い。ビデオプロジェク
タ装置に使用されている最もポピュラーな光学装置の幾
つかを図面を参照して説明する。ビデオプロジェクタ装
置は大別して空間光変調素子を3枚使用するいわゆる3
板式と、1枚しか使用しない単板式とに分類される。
【0005】図14は3板式の代表例を示す。このビデ
オプロジェクタ装置10では、光源11としては白色光
を発する放電ランプが使用され、この放電ランプ11か
らの出射光が色分解ミラーを用いてR,G,Bの原色光
に分解される。
オプロジェクタ装置10では、光源11としては白色光
を発する放電ランプが使用され、この放電ランプ11か
らの出射光が色分解ミラーを用いてR,G,Bの原色光
に分解される。
【0006】まず出射光は集光レンズ12およびダイク
ロイックミラーなどの色分解ミラー13aに導かれて例
えば赤色出射光(R光)が分解され、分解されたR光が
全反射ミラー14aおよびフィールドレンズ16Rを介
して空間光変調素子である液晶パネル17Rに照射され
る。液晶パネル17RにはRの映像信号(変調映像信
号)が供給されているので、この映像信号によってR光
が変調される。したがって液晶パネル17RからはRの
色分解像(光)が得られる。
ロイックミラーなどの色分解ミラー13aに導かれて例
えば赤色出射光(R光)が分解され、分解されたR光が
全反射ミラー14aおよびフィールドレンズ16Rを介
して空間光変調素子である液晶パネル17Rに照射され
る。液晶パネル17RにはRの映像信号(変調映像信
号)が供給されているので、この映像信号によってR光
が変調される。したがって液晶パネル17RからはRの
色分解像(光)が得られる。
【0007】同様に、色分解ミラー13bで分離された
緑色出射光(G光)がフィールドレンズ16Gを介して
G用の液晶パネル17Gに照射される。同様に、リレー
レンズ15、ミラー14b,14cおよびフィールドレ
ンズ16Bを介して残りの出射光であるB光が液晶パネ
ル17Bに照射される。
緑色出射光(G光)がフィールドレンズ16Gを介して
G用の液晶パネル17Gに照射される。同様に、リレー
レンズ15、ミラー14b,14cおよびフィールドレ
ンズ16Bを介して残りの出射光であるB光が液晶パネ
ル17Bに照射される。
【0008】それぞれの液晶パネル17G,17Bには
対応するG色およびB色の映像信号が印加されているの
で、液晶パネル17G、17BからはGおよびBの色分
解像がそれぞれ得られる。映像信号によって変調された
R,G,Bの各色分解像は色合成プリズム18によって
再び合成された後、投射レンズ19を介して画像表示部
であるスクリーン20に拡大投影される。
対応するG色およびB色の映像信号が印加されているの
で、液晶パネル17G、17BからはGおよびBの色分
解像がそれぞれ得られる。映像信号によって変調された
R,G,Bの各色分解像は色合成プリズム18によって
再び合成された後、投射レンズ19を介して画像表示部
であるスクリーン20に拡大投影される。
【0009】このように構成された3板方式のビデオプ
ロジェクタ装置10は、画面輝度が高い、つまり高輝度
画面を実現できる。これはR,G,Bの液晶パネル17
R,17G,17Bに入射する光束としては対応する波
長の光のみが入射するので、捨て去る光が少ないためで
ある。
ロジェクタ装置10は、画面輝度が高い、つまり高輝度
画面を実現できる。これはR,G,Bの液晶パネル17
R,17G,17Bに入射する光束としては対応する波
長の光のみが入射するので、捨て去る光が少ないためで
ある。
【0010】しかしこのビデオプロジェクタ装置10を
構成する光学装置は、光を3原色信号(R,G,B)に
分解し、光変調後再び合成するという処理を行う必要が
あるため、光学素子数が増大し、それに伴って装置体積
が増大してしまう。つまり、この3板方式では、高輝度
映像が得られる反面、装置の体積が増加し、比較的高価
となってしまうという問題がある。
構成する光学装置は、光を3原色信号(R,G,B)に
分解し、光変調後再び合成するという処理を行う必要が
あるため、光学素子数が増大し、それに伴って装置体積
が増大してしまう。つまり、この3板方式では、高輝度
映像が得られる反面、装置の体積が増加し、比較的高価
となってしまうという問題がある。
【0011】一方単板方式は、空間光変調素子である二
次元液晶素子を1枚使用する構成である。この単板方式
には複数のタイプが存在する。以下にそれぞれのタイプ
別にその構成などを説明する。
次元液晶素子を1枚使用する構成である。この単板方式
には複数のタイプが存在する。以下にそれぞれのタイプ
別にその構成などを説明する。
【0012】(1)カラーフィルタ方式 この方式はR,G,Bの全波長成分を含む白色光を光源
として使用する代わりに、カラーフィルタ30AでR,
G,Bの光変調を行うタイプである。図15にその構成
例を示す。光源11から出射した白色光は集光レンズ1
2、光ガイド体21および集光レンズ22を介してそれ
ぞれ原色光に分解する色分解ミラー23R,23G,2
3Bに導かれてR,G,Bの各原色光に分離分解され
る。
として使用する代わりに、カラーフィルタ30AでR,
G,Bの光変調を行うタイプである。図15にその構成
例を示す。光源11から出射した白色光は集光レンズ1
2、光ガイド体21および集光レンズ22を介してそれ
ぞれ原色光に分解する色分解ミラー23R,23G,2
3Bに導かれてR,G,Bの各原色光に分離分解され
る。
【0013】それぞれの原色光は色分離手段30を介し
て液晶パネル17に照射される。色分離手段30として
はR,G,Bに分離するカラーフィルタが使用される。
それぞれの色分解像は一対の投影レンズ25,26を介
してスクリーン20に拡大投影されてカラー映像が得ら
れる。
て液晶パネル17に照射される。色分離手段30として
はR,G,Bに分離するカラーフィルタが使用される。
それぞれの色分解像は一対の投影レンズ25,26を介
してスクリーン20に拡大投影されてカラー映像が得ら
れる。
【0014】色分解ミラー23Rが存在するのでカラー
フィルタ30AのRに対応した開口部には、Rの波長の
みの光しか入射しないようになされている。同様にカラ
ーフィルタ30Aに設けられたG,Bの開口部には、色
分解ミラー23G、23Bで色分解されたG光とB光が
それぞれ入射されるようになっている。
フィルタ30AのRに対応した開口部には、Rの波長の
みの光しか入射しないようになされている。同様にカラ
ーフィルタ30Aに設けられたG,Bの開口部には、色
分解ミラー23G、23Bで色分解されたG光とB光が
それぞれ入射されるようになっている。
【0015】(2)角度分離方式 この方式は、図16にその一部を拡大して示すように、
色分離手段30としてマイクロレンズ30Bを使用する
タイプである。このマイクロレンズ30Bの内容につい
ては、「特開平4−60538号公報」などで詳しく提
案されている。
色分離手段30としてマイクロレンズ30Bを使用する
タイプである。このマイクロレンズ30Bの内容につい
ては、「特開平4−60538号公報」などで詳しく提
案されている。
【0016】図16に示すように、R,G,Bに対応し
た3つの画素(開口部)17R,17G,17Bを有
し、この液晶パネル17の前面に、これら3つの開口部
17R、17G,17Bを包含するような口径を有する
マイクロレンズ部(微小レンズ部)31がマトリックス
状に多数配列されてマイクロレンズ30Bが構成され
る。
た3つの画素(開口部)17R,17G,17Bを有
し、この液晶パネル17の前面に、これら3つの開口部
17R、17G,17Bを包含するような口径を有する
マイクロレンズ部(微小レンズ部)31がマトリックス
状に多数配列されてマイクロレンズ30Bが構成され
る。
【0017】これらのマイクロレンズ部31に対して入
射光の角度に従い、R,G,Bの各画素に各光束1,
2,3を割り振る。そのために図15に示す色分解ミラ
ー23R,23G,23Bはその出射角度を変えて配置
される。これによって、カラーフィルタ30Aを使用し
たのと同じように液晶パネル17からはR,G,Bの色
分解像が得られる。
射光の角度に従い、R,G,Bの各画素に各光束1,
2,3を割り振る。そのために図15に示す色分解ミラ
ー23R,23G,23Bはその出射角度を変えて配置
される。これによって、カラーフィルタ30Aを使用し
たのと同じように液晶パネル17からはR,G,Bの色
分解像が得られる。
【0018】(3)色円盤回転方式(カラーホイール方
式) この単板方式は色分離手段30として図17に示すよう
なカラーホイール30Cが使用される。カラーホイール
30Cは回転円盤32で構成される。回転円盤32は回
転中心を基準にして円周方向に3分割され、それぞれが
異なる波長の光R、G、Bをそれぞれ透過するようなフ
ィルタ32R,32G,32Bとして構成されている。
式) この単板方式は色分離手段30として図17に示すよう
なカラーホイール30Cが使用される。カラーホイール
30Cは回転円盤32で構成される。回転円盤32は回
転中心を基準にして円周方向に3分割され、それぞれが
異なる波長の光R、G、Bをそれぞれ透過するようなフ
ィルタ32R,32G,32Bとして構成されている。
【0019】液晶パネル17に入射する光はこのカラー
ホイール30Cを透過することによって、時間ごとに
R,G,Bに分解されるので、液晶パネル17に印加す
るR,G,Bの各映像信号を、このカラーホイール30
Cの回転に同期させて供給すれば液晶パネル17からは
R,G,Bの色分解像が得られる。カラーホイール30
Bの回転速度がある程度速くなると、人間の目の残像を
利用してカラー画像を表示できる。
ホイール30Cを透過することによって、時間ごとに
R,G,Bに分解されるので、液晶パネル17に印加す
るR,G,Bの各映像信号を、このカラーホイール30
Cの回転に同期させて供給すれば液晶パネル17からは
R,G,Bの色分解像が得られる。カラーホイール30
Bの回転速度がある程度速くなると、人間の目の残像を
利用してカラー画像を表示できる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した単
板方式による光学装置ではそのタイプの相違に拘わらず
光学素子の数が少なく、安価で軽量な装置が実現できる
という利点がある。例えば3板方式では3色を合成する
ために、液晶パネル17と投射レンズ19の間に、色合
成プリズム18などを設ける必要があるのに対し、単板
方式ではこの色合成部分が不要になるため、投射レンズ
19のバックフォーカス長を短かくできる。これによっ
て投射レンズ19を小さくできるので小型軽量な装置を
実現できるからである。これらの有利な点を持ち合わせ
る反面、それぞれ共通でしかも固有の問題も持ってい
る。
板方式による光学装置ではそのタイプの相違に拘わらず
光学素子の数が少なく、安価で軽量な装置が実現できる
という利点がある。例えば3板方式では3色を合成する
ために、液晶パネル17と投射レンズ19の間に、色合
成プリズム18などを設ける必要があるのに対し、単板
方式ではこの色合成部分が不要になるため、投射レンズ
19のバックフォーカス長を短かくできる。これによっ
て投射レンズ19を小さくできるので小型軽量な装置を
実現できるからである。これらの有利な点を持ち合わせ
る反面、それぞれ共通でしかも固有の問題も持ってい
る。
【0021】単板方式の共通の問題点は、画面上の輝度
が低いということである。カラーフィルタ方式では、カ
ラーフィルタ30Aを用いて液晶パネル17の画素(開
口部)に入射する光を制限しているため、Rの開口部に
入射したGとBの光束はカラーフィルタ30Aで吸収さ
れ、これによって光利用効率が劣化し、低輝度となる。
が低いということである。カラーフィルタ方式では、カ
ラーフィルタ30Aを用いて液晶パネル17の画素(開
口部)に入射する光を制限しているため、Rの開口部に
入射したGとBの光束はカラーフィルタ30Aで吸収さ
れ、これによって光利用効率が劣化し、低輝度となる。
【0022】また固有の問題として液晶パネル17で光
を吸収するために、この液晶パネル17自体の温度が上
昇するという欠点がある。
を吸収するために、この液晶パネル17自体の温度が上
昇するという欠点がある。
【0023】角度分離方式では、液晶パネル17内では
光の損失は発生しないが、入射角度によって、R,G,
Bの3つの画素に対応するように光を分離するために、
液晶パネル17に入射できる光束の角度が小さくなる。
そのために大光量の光束を入射できず、光源11からの
光束の利用率が低下し、結果として低輝度化を招く。
光の損失は発生しないが、入射角度によって、R,G,
Bの3つの画素に対応するように光を分離するために、
液晶パネル17に入射できる光束の角度が小さくなる。
そのために大光量の光束を入射できず、光源11からの
光束の利用率が低下し、結果として低輝度化を招く。
【0024】固有の問題としては、色分解ミラー23
R,23G,23Bの高い調整精度が要求される。取り
付け角度などが狂うと、液晶パネル17の対応画素に別
の光が入射して、色漏れの現象が発生する。
R,23G,23Bの高い調整精度が要求される。取り
付け角度などが狂うと、液晶パネル17の対応画素に別
の光が入射して、色漏れの現象が発生する。
【0025】カラーホイール方式では、カラーホイール
30Cで光を吸収するために光の損失が生じ、低輝度化
を招いている。
30Cで光を吸収するために光の損失が生じ、低輝度化
を招いている。
【0026】また固有の問題としては、カラーホイール
30Cで光吸収が起こるため熱対策が必要になる。また
カラーホイール30Cの回転によってR,G,Bに色分
解するため、カラーホイール30Cの回転方向に同期し
て、観察者が動くと色分離が起きる。
30Cで光吸収が起こるため熱対策が必要になる。また
カラーホイール30Cの回転によってR,G,Bに色分
解するため、カラーホイール30Cの回転方向に同期し
て、観察者が動くと色分離が起きる。
【0027】例えば図17のように、Y軸方向(紙面に
垂直)にカラーホイール30Cの色の境界が動いたと
き、観察者もY軸方向に、かつ回転円盤32の境界の移
動方向と同じ方向に動いた場合、カラーホイール30C
と観察者との相対速度が小さくなる。投射レンズ18を
介在させると投影像が反転するため、この場合には観察
者が上方向に動くと、目の残像効果が弱まる。その結
果、スクリーン20では白色を映し出しているはずの映
像が、各色が分離して見えてしまう。実際には、観察者
が上下に動かなくても、顔を上下に振るだけで各色が分
離して見えてしまう。これによって画質劣化が発生す
る。
垂直)にカラーホイール30Cの色の境界が動いたと
き、観察者もY軸方向に、かつ回転円盤32の境界の移
動方向と同じ方向に動いた場合、カラーホイール30C
と観察者との相対速度が小さくなる。投射レンズ18を
介在させると投影像が反転するため、この場合には観察
者が上方向に動くと、目の残像効果が弱まる。その結
果、スクリーン20では白色を映し出しているはずの映
像が、各色が分離して見えてしまう。実際には、観察者
が上下に動かなくても、顔を上下に振るだけで各色が分
離して見えてしまう。これによって画質劣化が発生す
る。
【0028】以上のように、単板方式は小型で軽量かつ
安価な装置を実現できるが、低輝度や画質の劣化などの
問題がある。
安価な装置を実現できるが、低輝度や画質の劣化などの
問題がある。
【0029】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、単板方式を採用することによ
て、小型・軽量かつ安価な装置を提供すると共に、高輝
度で高画質の装置を実現するものである。
を解決したものであって、単板方式を採用することによ
て、小型・軽量かつ安価な装置を提供すると共に、高輝
度で高画質の装置を実現するものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ためこの発明に係る光学装置では、異なる複数の波長を
含む光を発する光源手段と、一枚の空間光変調素子と、
前記光源からの出射光を前記空間光変調素子に導く光学
手段とを具備し、前記光源手段は、独立した異なる波長
の光を発する複数の光源から構成されており、前記光源
手段より、出射光の異なる波長の光がそれぞれ異なる時
間に一定周期で繰り返し出射されるようになされたこと
を特徴とする。
ためこの発明に係る光学装置では、異なる複数の波長を
含む光を発する光源手段と、一枚の空間光変調素子と、
前記光源からの出射光を前記空間光変調素子に導く光学
手段とを具備し、前記光源手段は、独立した異なる波長
の光を発する複数の光源から構成されており、前記光源
手段より、出射光の異なる波長の光がそれぞれ異なる時
間に一定周期で繰り返し出射されるようになされたこと
を特徴とする。
【0031】この発明では光源手段が複数の異なる波長
の光を発光する光源が設けられる。例えばR、G、Bの
光がそれぞれ得られる。それぞれからのR、G、Bの光
が1枚の空間光変調素子に照射される。空間光変調素子
にはR、G、Bの光に対応してR、G、Bの映像信号が
供給されているので、R、G、B光がこの対応する映像
信号によって光変調される。光変調された色分解像が光
学系を介してスクリーンに拡大投影される。光源手段か
らの光は、それぞれ特定の波長を有した光であるので、
その光を有効に使える。したがって輝度が高い。また、
1枚の空間光変調素子を使用しているので、その光学系
が簡単になる。
の光を発光する光源が設けられる。例えばR、G、Bの
光がそれぞれ得られる。それぞれからのR、G、Bの光
が1枚の空間光変調素子に照射される。空間光変調素子
にはR、G、Bの光に対応してR、G、Bの映像信号が
供給されているので、R、G、B光がこの対応する映像
信号によって光変調される。光変調された色分解像が光
学系を介してスクリーンに拡大投影される。光源手段か
らの光は、それぞれ特定の波長を有した光であるので、
その光を有効に使える。したがって輝度が高い。また、
1枚の空間光変調素子を使用しているので、その光学系
が簡単になる。
【0032】
【発明の実施の形態】続いてこの発明に係る光学装置の
一実施形態を、上述したビデオプロジェクタ装置に適用
した場合について図を参照して詳細に説明する。
一実施形態を、上述したビデオプロジェクタ装置に適用
した場合について図を参照して詳細に説明する。
【0033】図1はこの発明の概念図である。光源手段
50からのこの例では原色光であるR,G,Bに対応し
た波長の光は集光レンズ51を介して空間光変調素子で
あるこの例では単一の二次元液晶パネル52に照射され
る。
50からのこの例では原色光であるR,G,Bに対応し
た波長の光は集光レンズ51を介して空間光変調素子で
あるこの例では単一の二次元液晶パネル52に照射され
る。
【0034】端子61には表示すべき映像信号SVが供
給され、これが色分離処理装置62に供給される。また
光源手段50からのR,G,B光に同期した信号が同期
回路60に供給され、これより得られた色同期信号が色
分離処理装置62に供給される。その結果端子61に供
給されたカラー映像信号は、R,G,B光に対応した
R,G,B用の映像信号(原色映像信号)に分離され、
分離された映像信号に基づいて液晶パネル52がスイッ
チング駆動される。
給され、これが色分離処理装置62に供給される。また
光源手段50からのR,G,B光に同期した信号が同期
回路60に供給され、これより得られた色同期信号が色
分離処理装置62に供給される。その結果端子61に供
給されたカラー映像信号は、R,G,B光に対応した
R,G,B用の映像信号(原色映像信号)に分離され、
分離された映像信号に基づいて液晶パネル52がスイッ
チング駆動される。
【0035】つまり、R用映像信号が供給されるとき
は、R用映像信号によってR光が光変調される。同様
に、G用映像信号によってG光が光変調され、そしてB
用映像信号が供給されるときはこれに同期して入射する
B光がB用映像信号によって光変調される。液晶パネル
52から出射したR,G,Bの色分解像が投影レンズ5
3を介して映像表示部であるスクリーン54に拡大投影
されて、カラー映像が得られる。
は、R用映像信号によってR光が光変調される。同様
に、G用映像信号によってG光が光変調され、そしてB
用映像信号が供給されるときはこれに同期して入射する
B光がB用映像信号によって光変調される。液晶パネル
52から出射したR,G,Bの色分解像が投影レンズ5
3を介して映像表示部であるスクリーン54に拡大投影
されて、カラー映像が得られる。
【0036】光源手段50は異なる複数の波長を含む光
を発するものが使用される。波長の異なる複数の光とし
ては3つの原色光R、G、Bが好適である。その場合出
射位相が互いに120゜ずれるようになされている。出
射する光のスペクトラムは図2Aのような間隔が互いに
空いている矩形波であっても、図2Bのような三角波で
あっても、あるいは図2Cのような連続する矩形波であ
ってもよい。
を発するものが使用される。波長の異なる複数の光とし
ては3つの原色光R、G、Bが好適である。その場合出
射位相が互いに120゜ずれるようになされている。出
射する光のスペクトラムは図2Aのような間隔が互いに
空いている矩形波であっても、図2Bのような三角波で
あっても、あるいは図2Cのような連続する矩形波であ
ってもよい。
【0037】例えば図2Aの矩形波状の光が所定間隔で
出射するような光源手段50を使用する場合には、色分
離処理装置62から出力されるR,G,B用の映像信号
が図3Aであったときには、図3Bのような輝度レベル
を有した色分解像となってスクリーン54に投影され
る。
出射するような光源手段50を使用する場合には、色分
離処理装置62から出力されるR,G,B用の映像信号
が図3Aであったときには、図3Bのような輝度レベル
を有した色分解像となってスクリーン54に投影され
る。
【0038】図4は図1をさらに詳細に説明したビデオ
プロジェクタ装置10の構成図である。
プロジェクタ装置10の構成図である。
【0039】光源手段50は、独立した異なる波長の光
を発する複数の光源64R,64G,64Bで構成され
る。図4の例は3つの光源としてそれぞれ同じレーザダ
イオードLDを使用した場合であって、レーザダイオー
ド64RはR光を発光するダイオード(例えば半導体レ
ーザダイオード、以下同様)であり、レーザダイオード
64GはG光を発光するダイオードであり、そしてレー
ザダイオード64BはB光を発光するダイオードであ
る。それぞれには共通のドライバ63から得られる駆動
パルスPr,Pg,Pbによってそれぞれの励起状態が
制御される。
を発する複数の光源64R,64G,64Bで構成され
る。図4の例は3つの光源としてそれぞれ同じレーザダ
イオードLDを使用した場合であって、レーザダイオー
ド64RはR光を発光するダイオード(例えば半導体レ
ーザダイオード、以下同様)であり、レーザダイオード
64GはG光を発光するダイオードであり、そしてレー
ザダイオード64BはB光を発光するダイオードであ
る。それぞれには共通のドライバ63から得られる駆動
パルスPr,Pg,Pbによってそれぞれの励起状態が
制御される。
【0040】図5では単位繰り返し周期を1フレーム
(映像フレーム)としたとき、これを3分割し、例えば
その最初の1/3周期にR用の駆動パルスPrを当てて
レーザダイオード64Rを1/3周期の期間だけ励起す
る。次の1/3の期間ではG用の駆動パルスPgを割り
当て、これで次のレーザダイオード64Gを励起する。
そして、最後の1/3期間にはB用の駆動パルスPbを
割り当てる。
(映像フレーム)としたとき、これを3分割し、例えば
その最初の1/3周期にR用の駆動パルスPrを当てて
レーザダイオード64Rを1/3周期の期間だけ励起す
る。次の1/3の期間ではG用の駆動パルスPgを割り
当て、これで次のレーザダイオード64Gを励起する。
そして、最後の1/3期間にはB用の駆動パルスPbを
割り当てる。
【0041】このように時間を変えてレーザダイオード
64R,64G,64Bを励起することによって、出射
位相が互いに120゜ずれた、異なる波長の光を発する
光源手段50を構築できる。駆動パルスPr,Pg,P
bによってレーザダイオード64R,64G,64Bの
駆動電源を直接コントロールすることもできる。駆動電
源そのものをオンオフ制御しても図5のパルス間隔で光
を出射させることができる。
64R,64G,64Bを励起することによって、出射
位相が互いに120゜ずれた、異なる波長の光を発する
光源手段50を構築できる。駆動パルスPr,Pg,P
bによってレーザダイオード64R,64G,64Bの
駆動電源を直接コントロールすることもできる。駆動電
源そのものをオンオフ制御しても図5のパルス間隔で光
を出射させることができる。
【0042】レーザダイオード64RからのR光は直接
集光レンズ(集光レンズ系)51に設けられた集光レン
ズ70に導かれる。レーザダイオード64Gはミラー6
5,66を介して集光レンズ70に光合成することなく
導かれる。同様に、残りのレーザダイオード64Bもミ
ラー67および66を介して集光レンズ70に導かれ
る。
集光レンズ(集光レンズ系)51に設けられた集光レン
ズ70に導かれる。レーザダイオード64Gはミラー6
5,66を介して集光レンズ70に光合成することなく
導かれる。同様に、残りのレーザダイオード64Bもミ
ラー67および66を介して集光レンズ70に導かれ
る。
【0043】集光レンズ系51は導光体71と、その前
後に配された集光レンズ70,72とで構成される。ま
ず、光合成されることなく集光レンズ70に導かれた
R,G,B光は導光体71内に導かれて光合成される。
導光体71は図6に示すような液晶パネル52と同様な
端面形状をなす角状の透明ロッドである。導光体71は
透明プラスチックスや透明ガラスを使用して構成でき
る。導光体71はその長さが50〜150mm程度の矩
形体を使用することができる。図6の例では高さが5m
m、横幅が7mmでその長さが70mmのものが使用さ
れている。
後に配された集光レンズ70,72とで構成される。ま
ず、光合成されることなく集光レンズ70に導かれた
R,G,B光は導光体71内に導かれて光合成される。
導光体71は図6に示すような液晶パネル52と同様な
端面形状をなす角状の透明ロッドである。導光体71は
透明プラスチックスや透明ガラスを使用して構成でき
る。導光体71はその長さが50〜150mm程度の矩
形体を使用することができる。図6の例では高さが5m
m、横幅が7mmでその長さが70mmのものが使用さ
れている。
【0044】R,G,B光は光合成されることなく導光
体71の入り口端面71aに入射するので、この端面側
では図7AのようにR,G,B光は合成されず互いに独
立している。しかし、導光体71の内部では全反射して
伝搬するので、結局出口側端面71bより出射する光
は、図7Bのように目の積分効果を利用する場合には合
成された状態(白色光)となって得られる。導光体71
より出射したR,G,B光は集光レンズ72を介して1
枚の液晶パネル(空間光変調素子)52に導かれる。
体71の入り口端面71aに入射するので、この端面側
では図7AのようにR,G,B光は合成されず互いに独
立している。しかし、導光体71の内部では全反射して
伝搬するので、結局出口側端面71bより出射する光
は、図7Bのように目の積分効果を利用する場合には合
成された状態(白色光)となって得られる。導光体71
より出射したR,G,B光は集光レンズ72を介して1
枚の液晶パネル(空間光変調素子)52に導かれる。
【0045】一方、駆動パルスPr,Pg,Pbは同期
回路60にも供給され、ここで生成された同期制御信号
Scが色分離処理装置62に供給されて、端子61から
のカラー映像信号がR,G,B用の映像信号に分離され
る。したがって同期制御信号Scは図5と同じ信号形態
であってもよい。つまり、Rのレーザダイオード64R
が駆動される駆動パルスPrが得られる期間は色分離処
理装置62からはR用映像信号が出力され、以下同様に
Gのレーザダイオード64Gが駆動される駆動パルスP
gが得られる期間はG用映像信号が出力され、そしてB
のレーザダイオード64Bが駆動される駆動パルスPb
が得られる期間はB用映像信号が出力されるようになっ
ている。
回路60にも供給され、ここで生成された同期制御信号
Scが色分離処理装置62に供給されて、端子61から
のカラー映像信号がR,G,B用の映像信号に分離され
る。したがって同期制御信号Scは図5と同じ信号形態
であってもよい。つまり、Rのレーザダイオード64R
が駆動される駆動パルスPrが得られる期間は色分離処
理装置62からはR用映像信号が出力され、以下同様に
Gのレーザダイオード64Gが駆動される駆動パルスP
gが得られる期間はG用映像信号が出力され、そしてB
のレーザダイオード64Bが駆動される駆動パルスPb
が得られる期間はB用映像信号が出力されるようになっ
ている。
【0046】R,G,B用映像信号は液晶パネル52に
供給されるので、従来と同じくR用映像信号によってR
光が変調されてR用色分解像が出射する。同様にG用映
像信号によってこれに同期して入力するG光が変調され
てG用の色分解像が出射し、B用映像信号によって入力
したB光が光変調されてB用の色分解像が出射する。
供給されるので、従来と同じくR用映像信号によってR
光が変調されてR用色分解像が出射する。同様にG用映
像信号によってこれに同期して入力するG光が変調され
てG用の色分解像が出射し、B用映像信号によって入力
したB光が光変調されてB用の色分解像が出射する。
【0047】出射したR,G,B用色分解像が投影レン
ズ系53を介してスクリーン54に拡大投影されること
によってスクリーン54で光合成されて所望のカラー映
像が映し出されることになる。
ズ系53を介してスクリーン54に拡大投影されること
によってスクリーン54で光合成されて所望のカラー映
像が映し出されることになる。
【0048】このように、間欠的であって、しかも一定
周期で供給されるR,G,B光の全てを利用してカラー
映像が表示される。集光レンズ系51や液晶パネル52
においても光の損失は発生しない。そのため、高輝度画
面を得ることができる。
周期で供給されるR,G,B光の全てを利用してカラー
映像が表示される。集光レンズ系51や液晶パネル52
においても光の損失は発生しない。そのため、高輝度画
面を得ることができる。
【0049】もちろん、小型・軽量・安価という単板方
式の利点はそのまま生かすことができる。
式の利点はそのまま生かすことができる。
【0050】図8は光源手段50の他の実施形態を示す
もので、この例では一対のダイクロイックミラー75と
76およびミラー77を使用し、光源手段50の内部で
光合成するようにしたものである。光合成した状態で集
光レンズ系51を介して液晶素子52に照射される。こ
のような構成でも、液晶素子52にはR、G、B光が間
欠的に照射されることになるので、図4の場合と同様な
結果となる。
もので、この例では一対のダイクロイックミラー75と
76およびミラー77を使用し、光源手段50の内部で
光合成するようにしたものである。光合成した状態で集
光レンズ系51を介して液晶素子52に照射される。こ
のような構成でも、液晶素子52にはR、G、B光が間
欠的に照射されることになるので、図4の場合と同様な
結果となる。
【0051】図4および図8の例に示した光源手段50
として、レーザダイオードに代えて発光ダイオード(L
ED)を使用することもできる。単一の発光ダイオード
ではその発光輝度が低いときは複数の発光ダイオードを
集めて使用すればよい。
として、レーザダイオードに代えて発光ダイオード(L
ED)を使用することもできる。単一の発光ダイオード
ではその発光輝度が低いときは複数の発光ダイオードを
集めて使用すればよい。
【0052】図9は光源手段50を構成する複数の光源
として、それぞれ別々のタイプの光源を使用して構成し
た場合である。光源手段50以外の構成は全て同一であ
るので、光源手段50についてのみ説明することにす
る。
として、それぞれ別々のタイプの光源を使用して構成し
た場合である。光源手段50以外の構成は全て同一であ
るので、光源手段50についてのみ説明することにす
る。
【0053】この例ではB光を発光する光源80として
レーザダイオードが使用され、R光を発光する光源とし
てはレーザ光源例えばヘリウム・ネオン(He・Ne)
を使用した個体レーザ源81を使用することができる。
そして、G光を発光する光源82としては別のレーザ光
源が使用される。このレーザ光源82としてはYAGレ
ーザ(イットリウム・アルミニウム・ガリウム・レー
ザ)を使用した個体レーザ源を使用することができる。
レーザダイオードが使用され、R光を発光する光源とし
てはレーザ光源例えばヘリウム・ネオン(He・Ne)
を使用した個体レーザ源81を使用することができる。
そして、G光を発光する光源82としては別のレーザ光
源が使用される。このレーザ光源82としてはYAGレ
ーザ(イットリウム・アルミニウム・ガリウム・レー
ザ)を使用した個体レーザ源を使用することができる。
【0054】YAGレーザ源82の場合には、このYA
Gレーザ源82から出射する光の波長として、1064
nmの波長に設定した場合には、波長変換素子86を通
してその2分の1であるGの波長(532nm)を取り
出す。波長変換素子86としては非線形結晶体である波
長変換結晶体例えばKTP結晶体を使用することができ
る。G光はミラー85およびダイクロイックミラー8
4,83を介して、R光はダイクロイックミラー84,
83を介してそれぞれB光と合成される。
Gレーザ源82から出射する光の波長として、1064
nmの波長に設定した場合には、波長変換素子86を通
してその2分の1であるGの波長(532nm)を取り
出す。波長変換素子86としては非線形結晶体である波
長変換結晶体例えばKTP結晶体を使用することができ
る。G光はミラー85およびダイクロイックミラー8
4,83を介して、R光はダイクロイックミラー84,
83を介してそれぞれB光と合成される。
【0055】このようにレーザ光源を使用する場合、レ
ーザへの印加電圧や印加電流によっては、出力光を変調
できないものも存在する。He・Neレーザ源81やY
AGレーザ源82がこれに当たる。そのような場合には
共振鋭度Qを使用した、いわゆるQスイッチを用いて出
射位相を制御できる。このQスイッチを使用した個体レ
ーザ光源について次に説明する。
ーザへの印加電圧や印加電流によっては、出力光を変調
できないものも存在する。He・Neレーザ源81やY
AGレーザ源82がこれに当たる。そのような場合には
共振鋭度Qを使用した、いわゆるQスイッチを用いて出
射位相を制御できる。このQスイッチを使用した個体レ
ーザ光源について次に説明する。
【0056】図10はYAGレーザ源82の構成例であ
る。
る。
【0057】YAGレーザ源82の場合には励起用の半
導体レーザ90が使用される。この例では、G光を出力
する関係で、励起波長としては808nmで発振する半
導体レーザが使用される。励起用レーザ光は光ファイバ
ー92を使用してレーザ共振器94に導かれる。
導体レーザ90が使用される。この例では、G光を出力
する関係で、励起波長としては808nmで発振する半
導体レーザが使用される。励起用レーザ光は光ファイバ
ー92を使用してレーザ共振器94に導かれる。
【0058】レーザ共振器94は筐体95を有し、その
一側面側には一部透過ミラー96が配され、これと対向
する他方の側面側にも一部透過ミラー98が配される。
一方のミラー96は特定の波長(808nm)を透過
し、それ以外の特定の波長(1064nm)は反射する
ようなミラーである。他方のミラー98は1064nm
の波長のレーザ光を一部透過するようなミラーである。
一側面側には一部透過ミラー96が配され、これと対向
する他方の側面側にも一部透過ミラー98が配される。
一方のミラー96は特定の波長(808nm)を透過
し、それ以外の特定の波長(1064nm)は反射する
ようなミラーである。他方のミラー98は1064nm
の波長のレーザ光を一部透過するようなミラーである。
【0059】これらミラー96と98との間にはレーザ
発振用、換言すれば光共振体として機能するYAG結晶
体100と、このYAG結晶体100とミラー98との
間に、音響光学変調器いわゆるQスイッチ102が配さ
れる。Qスイッチ102は共振鋭度Q、つまりYAG結
晶体100の損失度合いをコントロールできるスイッチ
として機能し、外部に設けられた正弦波発振器104か
ら所定周波数のスイッチング信号が供給される。
発振用、換言すれば光共振体として機能するYAG結晶
体100と、このYAG結晶体100とミラー98との
間に、音響光学変調器いわゆるQスイッチ102が配さ
れる。Qスイッチ102は共振鋭度Q、つまりYAG結
晶体100の損失度合いをコントロールできるスイッチ
として機能し、外部に設けられた正弦波発振器104か
ら所定周波数のスイッチング信号が供給される。
【0060】さて、このように構成されたYAGレーザ
源82の動作について次に説明する。
源82の動作について次に説明する。
【0061】Qスイッチ102がオフの状態ではレーザ
媒質であるYAG結晶体100の損失が大きくなり、ミ
ラー96を介して供給された光のエネルギーはYAG結
晶体100の内部に蓄積される。
媒質であるYAG結晶体100の損失が大きくなり、ミ
ラー96を介して供給された光のエネルギーはYAG結
晶体100の内部に蓄積される。
【0062】スイッチング信号によってQスイッチ10
2をオフにすると、YAG結晶体100の損失が小さく
なるから、レーザ発振閾値を超えると、その瞬間に、そ
れまでに貯えられた蓄積エネルギーが全てレーザ光とし
て放出される。これによって、パルス光でかつ、そのピ
ーク値が大きいパルスレーザ発振出力を得ることができ
る。
2をオフにすると、YAG結晶体100の損失が小さく
なるから、レーザ発振閾値を超えると、その瞬間に、そ
れまでに貯えられた蓄積エネルギーが全てレーザ光とし
て放出される。これによって、パルス光でかつ、そのピ
ーク値が大きいパルスレーザ発振出力を得ることができ
る。
【0063】このように励起用半導体レーザ90として
赤外レーザ光を発光する光源を使用すると、この赤外レ
ーザ光によりYAG結晶体100が励起されてレーザ発
振する。YAGレーザ源82から出てくるレーザ光(パ
ルス光)の波長は1064nmである。したがって、こ
のレーザ光を図9に示すKTP結晶などの非線形光学結
晶体86に対して適当な入射角度で照射すると、結晶の
非線型光学特性によって、1064nmの1/2長の波
長を得ることができる。こうして波長が532nmであ
るG光を作ることができる。
赤外レーザ光を発光する光源を使用すると、この赤外レ
ーザ光によりYAG結晶体100が励起されてレーザ発
振する。YAGレーザ源82から出てくるレーザ光(パ
ルス光)の波長は1064nmである。したがって、こ
のレーザ光を図9に示すKTP結晶などの非線形光学結
晶体86に対して適当な入射角度で照射すると、結晶の
非線型光学特性によって、1064nmの1/2長の波
長を得ることができる。こうして波長が532nmであ
るG光を作ることができる。
【0064】図11はHe・Neレーザ源81の具体例
であって、この場合にも上述したQスイッチが使用され
る。図11に示すように筐体110内にはヘリウムガス
とネオンガスが充填され、内部には全反射のミラー11
2と、特定の波長の光のみ一部出射できる一部透過型ミ
ラー114とが互いに対向するように配置される。そし
て、一部透過型ミラー114の前面にQスイッチ116
が配される。その制御端子117に発振回路118より
所定周波数のスイッチング信号が与えられる。一部透過
型ミラー112とQスイッチ116との間の共振現象に
よって、特定の波長この例ではRの波長が共振する。し
たがって図5Aに示すように所定の周期でQスイッチ1
18をオンオフさせると、Rのレーザ光(波長は633
nm)が得られる。
であって、この場合にも上述したQスイッチが使用され
る。図11に示すように筐体110内にはヘリウムガス
とネオンガスが充填され、内部には全反射のミラー11
2と、特定の波長の光のみ一部出射できる一部透過型ミ
ラー114とが互いに対向するように配置される。そし
て、一部透過型ミラー114の前面にQスイッチ116
が配される。その制御端子117に発振回路118より
所定周波数のスイッチング信号が与えられる。一部透過
型ミラー112とQスイッチ116との間の共振現象に
よって、特定の波長この例ではRの波長が共振する。し
たがって図5Aに示すように所定の周期でQスイッチ1
18をオンオフさせると、Rのレーザ光(波長は633
nm)が得られる。
【0065】光源80は半導体レーザそのもののレーザ
光(B光)を利用できるので、このような発振手段は必
要ない。Bの波長を発生する青色用半導体レーザダイオ
ードは、GaN(窒化ガリウム)を素材とするレーザダ
イオードなどを利用できる。
光(B光)を利用できるので、このような発振手段は必
要ない。Bの波長を発生する青色用半導体レーザダイオ
ードは、GaN(窒化ガリウム)を素材とするレーザダ
イオードなどを利用できる。
【0066】このようにそれぞれ異なる光源80,8
1,82を使用する場合でも目的の光を得ることができ
るが、その出射位相は図5のような位相関係となるよう
に正弦波発振器104の出射位相などが調整される。
1,82を使用する場合でも目的の光を得ることができ
るが、その出射位相は図5のような位相関係となるよう
に正弦波発振器104の出射位相などが調整される。
【0067】光源手段50としてそれぞれYAGレーザ
で構成された3つの光源を使用することもでき、その場
合にも、R,G,B用のレーザに印加するQスイッチを
制御するスイッチング信号を図5のようにそれぞれ所定
位相だけずらし、出射したR,G,Bのレーザ光を合成
することで、図5に示すような波形を持つ光源手段50
を形成することができる。
で構成された3つの光源を使用することもでき、その場
合にも、R,G,B用のレーザに印加するQスイッチを
制御するスイッチング信号を図5のようにそれぞれ所定
位相だけずらし、出射したR,G,Bのレーザ光を合成
することで、図5に示すような波形を持つ光源手段50
を形成することができる。
【0068】ところで、スクリーン54に表示される映
像の中間調を得るには、図3のように励起電流の値を調
整すればよい。レーザダイオードのような場合にはデジ
タル的に階調をとることができる。その1つの方法とし
てPWM(Pulse Width Modulation)変調がある。PW
M変調の一例を図12および図13に示す。
像の中間調を得るには、図3のように励起電流の値を調
整すればよい。レーザダイオードのような場合にはデジ
タル的に階調をとることができる。その1つの方法とし
てPWM(Pulse Width Modulation)変調がある。PW
M変調の一例を図12および図13に示す。
【0069】図12は1フレームを1/3に分割すると
共に、それぞれをさらに8分割した例である。そうする
と8階調を実現できる(図12A)。階調制御例を図1
2B,Cに示す。
共に、それぞれをさらに8分割した例である。そうする
と8階調を実現できる(図12A)。階調制御例を図1
2B,Cに示す。
【0070】他の変調例を図13に示す。この例は1フ
レームを、(階調−1)×3分割して、最小単位時間の
変調をR、G、B、R、G、Bと繰り返して行う変調方
式である。図13B、C、DにR、G、B信号に対する
階調設定例を示す。図13のように短時間でR,G,B
を繰り返す必要がある場合は図2A、B、Cに示す何れ
の波形の出力光でも適応できる。
レームを、(階調−1)×3分割して、最小単位時間の
変調をR、G、B、R、G、Bと繰り返して行う変調方
式である。図13B、C、DにR、G、B信号に対する
階調設定例を示す。図13のように短時間でR,G,B
を繰り返す必要がある場合は図2A、B、Cに示す何れ
の波形の出力光でも適応できる。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では一枚の空
間光変調素子を用いて高効率な光学装置を実現したもの
である。
間光変調素子を用いて高効率な光学装置を実現したもの
である。
【0072】本発明では一枚の空間光変調素子を用いる
ことで、装置の小型化、内部の光学素子数の減少、装置
の軽量化が可能になると共に、安価に製造できる特徴を
有する。
ことで、装置の小型化、内部の光学素子数の減少、装置
の軽量化が可能になると共に、安価に製造できる特徴を
有する。
【0073】加えて、R、G、Bの独立光源を複数用い
た光源手段を用いることで、高効率で高い輝度が得られ
るカラービデオプロジェクタ装置用光学装置を実現でき
る。これにより、消費電力の減少、発熱量の減少などが
達成できる。
た光源手段を用いることで、高効率で高い輝度が得られ
るカラービデオプロジェクタ装置用光学装置を実現でき
る。これにより、消費電力の減少、発熱量の減少などが
達成できる。
【図1】この発明に係る光源装置の一実施形態をカラー
ビデオプロジェクタ装置に適用した場合の要部の系統図
である。
ビデオプロジェクタ装置に適用した場合の要部の系統図
である。
【図2】出射光の波形および位相関係を示す図である。
【図3】光変調動作の説明図である。
【図4】この発明を適用したカラービデオプロジェクタ
装置の一実施形態を示す系統図である。
装置の一実施形態を示す系統図である。
【図5】R、G、B光源の出射位相の図である。
【図6】導光体の斜視図である。
【図7】光合成の説明図である。
【図8】光源手段の他の実施形態を示す図である。
【図9】この発明を適用したカラービデオプロジェクタ
装置の他の実施形態を示す系統図である。
装置の他の実施形態を示す系統図である。
【図10】YAGレーザ源の構成図である。
【図11】He・Neレーザ源の構成図である。
【図12】階調制御の説明図である(その1)。
【図13】階調制御の説明図である(その2)。
【図14】3板式プロジェクタ装置の従来例を示す構成
図である。
図である。
【図15】単板式プロジェクタ装置の従来例を示す構成
図である。
図である。
【図16】色分離手段と空間光変調素子との関係を示す
図である(その1)。
図である(その1)。
【図17】色分離手段と空間光変調素子との関係を示す
図である(その2)。
図である(その2)。
52・・・空間光変調素子、54・・・スクリーン、5
0・・・光源手段、64R、64G、64B、80,8
1,82・・・光源
0・・・光源手段、64R、64G、64B、80,8
1,82・・・光源
Claims (7)
- 【請求項1】 異なる複数の波長を含む光を発する光源
手段と、 一枚の空間光変調素子と、 前記光源からの出射光を前記空間光変調素子に導く光学
手段とを具備し、 前記光源手段は、独立した異なる波長の光を発する複数
の光源から構成されており、 前記光源手段より、出射光の異なる波長の光がそれぞれ
異なる時間に一定周期で繰り返し出射されるようになさ
れたことを特徴とする光学装置。 - 【請求項2】 前記空間光変調素子に入射する前記光源
手段から出射された光の波長に同期して変調映像信号が
前記空間光変調素子に供給されることを特徴とする請求
項1記載の光学装置。 - 【請求項3】 前記光源手段を構成する光源は、発光ダ
イオードからなることを特徴とする請求項1記載の光学
装置。 - 【請求項4】 前記光源手段を構成する光源は、レーザ
からなることを特徴とする請求項1記載の光学装置。 - 【請求項5】 前記光源手段を構成する1以上の光源と
してレーザを使用するとき、 前記光源には共振鋭度を決めるQスイッチが設けられ、 このQスイッチを制御することで、出射位相が制御され
たパルスレーザ光が得られることを特徴とする請求項4
記載の光学装置。 - 【請求項6】 前記空間光変調素子は、二次元液晶素子
であることを特徴とする請求項1記載の光学装置。 - 【請求項7】 前記光源手段からは3原色信号の光が出
射されるようになされたことを特徴とする請求項1記載
の光学装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11051750A JP2000250001A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11051750A JP2000250001A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 光学装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000250001A true JP2000250001A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12895621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11051750A Pending JP2000250001A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 光学装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000250001A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003036610A1 (en) * | 2001-10-23 | 2003-05-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image displaying method and image displaying device |
| JP2012032553A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 光源装置及び投写型映像表示装置 |
| JP2015515015A (ja) * | 2012-02-06 | 2015-05-21 | エーブリー デニソン コーポレイションAvery Dennison Corporation | 方向能動的投写 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11051750A patent/JP2000250001A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2003036610A1 (en) * | 2001-10-23 | 2003-05-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image displaying method and image displaying device |
| US7129955B2 (en) | 2001-10-23 | 2006-10-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Image displaying method and image displaying device |
| CN1293407C (zh) * | 2001-10-23 | 2007-01-03 | 松下电器产业株式会社 | 图像显示方法及图像显示装置 |
| JP2012032553A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 光源装置及び投写型映像表示装置 |
| JP2015515015A (ja) * | 2012-02-06 | 2015-05-21 | エーブリー デニソン コーポレイションAvery Dennison Corporation | 方向能動的投写 |
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