JP2000250016A - 低反射タッチパネル付き液晶ディスプレイ装置 - Google Patents

低反射タッチパネル付き液晶ディスプレイ装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の1/4波長板と第2の1/4波長板の
うち少なくとも一方に透明導電膜が直接形成されている
低反射タッチパネルの製造コストを抑えた低反射タッチ
パネル付き液晶ディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】 液晶ディスプレイ1側から順に第1の1
/4波長板3、スペーサーを介して対向する2層の透明
導電膜5、第1の1/4波長板3と光軸が直交する第2
の1/4波長板6、偏光板8を少なくとも配置してな
り、第1の1/4波長板3と第2の1/4波長板6のう
ち少なくとも一方に透明導電膜5が直接形成されている
低反射タッチパネルを液晶ディスプレイ1の前面に備え
た低反射タッチパネル付き液晶ディスプレイ装置におい
て、液晶ディスプレイ1と低反射タッチパネルの第1の
1/4波長板3との間に、第1の1/4波長板3の光軸
4が第1の1/4波長板3の辺に対して平行又は垂直に
なるような偏光方向補正板10を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低反射タッチパネ
ルの製造コストを抑えた低反射タッチパネル付き液晶デ
ィスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ装置は、従来からワー
ドプロセッサ、ノート型パソコン、携帯電話機、PDA
(パーソナル・デジタル・アシスタント)、デジタルカ
メラ、ビデオカメラにも広く用いられるが、最近では液
晶ディスプレイの前面にタッチパネルを備えたタッチパ
ネル付き液晶ディスプレイ装置がある。タッチパネル
は、透明導電膜を形成した2枚の透明板を透明導電膜ど
うしがスペーサーを介して対向するように配置させた構
造となっており、スペーサーによって絶縁されていた両
透明導電膜をパネル表面の一部を押圧することにより接
触させて電気的に導通させ入力できるようにしたもので
ある。透明導電膜は、酸化錫、酸化インジウム、酸化ア
ンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、ITO等の金属
酸化物や金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、パ
ラジウム等の金属の薄膜である。
【0003】しかし、上記タッチパネルは、入力作業を
蛍光灯などのある部屋や屋外において行うとき、透明導
電膜面で外部からの光の反射があるため、表示画面が非
常に見にくいものであった。
【0004】そこで、このような問題を解消するため、
特開平10−48625号公報には、液晶ディスプレイ
1側から順に第1の1/4波長板3、スペーサーを介し
て対向する2層の透明導電膜5、第1の1/4波長板3
と光軸4が直交する第2の1/4波長板6、偏光板8を
少なくとも配置した低反射タッチパネルが提案されてい
る(図3参照)。第2の1/4波長板6と偏光板8とで
円偏光タイプの反射防止フィルターを形成させ、外部か
ら入射した光の透明導電膜5での反射を効率よくカット
するのである。なお、第2の1/4波長板6の一枚だけ
であると液晶ディスプレイ1側から表示用として入射す
る直線偏光2も円偏光に変えてしまうため、第2の1/
4波長板6と光軸が直交する第1の1/4波長板3を2
層の透明導電膜5と液晶ディスプレイ1との間に配置す
ることによって位相を打ち消させている。つまり、第1
の1/4波長板3で円偏光にされた後、第2の1/4波
長板6で再び元の直線偏光に戻される。また、透明導電
膜5は、光学等方性のガラス板や光学等方性の透明樹脂
フィルム等の光学等方性の透明板の上に形成される場合
や、第1の1/4波長板3および第2の1/4波長板6
の少なくとも一方の上に直接形成される場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記円偏光タ
イプの反射防止フィルターを形成する低反射タッチパネ
ルは、第1の1/4波長板3の光軸4が液晶ディスプレ
イ1側から表示用として入射する直線偏光2と45°又
は135°となるように液晶ディスプレイ1の前面に配
置されるが、液晶ディスプレイ1の表面から表示用とし
て出射する直線偏光2と画面の辺とのなす角度が製品に
よって様々であるため、当然、第1の1/4波長板3の
光軸4が第1の1/4波長板3の辺となす角度も液晶デ
ィスプレイ1の製品によって異なってくる。そして、多
くの場合、図3に示すように第1の1/4波長板3の光
軸4が第1の1/4波長板3の辺に対して平行又は垂直
にはならない。そして、このとき第2の1/4波長板6
の光軸7も第1の1/4波長板3の光軸4と直交するの
であるから、同様に第2の1/4波長板6の辺に対して
平行又は垂直にはならない。
【0006】また、第1の1/4波長板3および第2の
1/4波長板6は、通常、大幅長尺の1/4波長板原反
12から所望の寸法に切り取られる。そして、前述した
ように第1の1/4波長板3および第2の1/4波長板
6の少なくとも一方の上に透明導電膜5が直接形成され
る場合、1/4波長板原反12から切り取る前の段階で
既に透明導電膜5が真空蒸着法等で全面的に形成されて
いる。この1/4波長板原反12の光軸は、原反製造時
の延伸方向、すなわち原反の長さ方向に平行である。
【0007】これらの結果、第1の1/4波長板3およ
び第2の1/4波長板6はその辺が原反の長さ方向に対
して斜めになるように切り取ることになり、原反に無駄
に棄てる部分ができる(図4参照)。1/4波長板だけ
で考えれば製造コストへの影響は少ないが、ITO等の
透明導電膜5が原反に形成されている場合には、透明導
電膜5を無駄にすることによる製造コストへの影響は大
きい。
【0008】したがって、本発明の目的は、上記の問題
を解決することにあって、第1の1/4波長板と第2の
1/4波長板のうち少なくとも一方に透明導電膜が直接
形成されている低反射タッチパネルの製造コストを抑え
た低反射タッチパネル付き液晶ディスプレイ装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、液晶ディスプレイ側から順に第1の1
/4波長板、スペーサーを介して対向する2層の透明導
電膜、第1の1/4波長板と光軸が直交する第2の1/
4波長板、偏光板を少なくとも配置してなり、第1の1
/4波長板と第2の1/4波長板のうち少なくとも一方
に透明導電膜が直接形成されている低反射タッチパネル
を液晶ディスプレイの前面に備えた低反射タッチパネル
付き液晶ディスプレイ装置において、液晶ディスプレイ
と低反射タッチパネルの第1の1/4波長板との間に、
第1の1/4波長板の光軸が第1の1/4波長板の辺に
対して平行又は垂直になるような偏光方向補正板を配置
した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明において、第1の1/4波長板3および第
2の1/4波長板6は、直線偏光を分解した互いに直交
する2成分の偏光に時間的な位相のズレ(位相差)を与
えることにより、直線偏光を円偏光あるいは略円偏光に
変える機能を持ち、一方の偏光を可視光領域の中心波長
の入射光に対し1/4波長だけ位相を遅らせる機能を持
たせたポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテ
ルスルホン、ポリスルホン、ノルボルネン系樹脂等の透
明樹脂板またはフィルムである。この場合、直交する2
成分の偏光の振幅が等しければ円偏光となり、そうでな
ければ楕円偏光となる。人間の可視光領域は約400n
m〜700nmであり、その中で視感度のピークは中心
波長の約550nmにある。屋内の蛍光灯の反射や屋外の
外光に起因する反射光を人間の目で感じないようにする
ために、この波長での光反射を抑えるのである。位相差
は、未延伸の状態の前記樹脂等からなる板素材またはフ
ィルム素材を一軸延伸させ、その延伸方向(光軸方向)
であるx方向の屈折率と、x方向に直交するy方向の屈
折率と、厚さ方向すなわちx方向とy方向に直交するz
方向の屈折率とを制御することによって与えることがで
きる。
【0011】第1の1/4波長板3および第2の1/4
波長板6は、延伸によって位相差の与えられた大幅長尺
の1/4波長板原反12から、低反射タッチパネル一個
分や多数個分などの所望の寸法に切り取られる。本発明
の第1の1/4波長板3の光軸4は、第1の1/4波長
板3の辺に対して平行又は垂直である。また、第2の1
/4波長板6の光軸7も、第1の1/4波長板3の光軸
4と直交するため、第2の1/4波長板6の辺に対して
平行又は垂直である。つまり、第1の1/4波長板3お
よび第2の1/4波長板6の辺が原反の長さ方向に対し
て斜めにならずに切り取ることができ、原反を無駄に棄
てずにすむ。
【0012】第2の1/4波長板6は、その前面の偏光
板8と組み合わせて、円偏光タイプの反射防止フィルタ
ーを形成している。屋内の蛍光灯の反射や屋外の外光は
偏光板8を通り直線偏光となり、第2の1/4波長板6
を透過することによって円偏光となるが、透明導電膜5
で反射しても、円偏光が再び第2の1/4波長板6を通
過して偏光板8の透過軸と垂直な直線偏光になるため、
反射光が抑えられる。なお、第2の1/4波長板6は、
ペンや指による入力を容易にするために可撓性を備えて
いるものが用いられる。
【0013】第1の1/4波長板3は、第2の1/4波
長板6と光軸が直交するように2層の透明導電膜5と液
晶ディスプレイ1との間に配置することによって位相を
打ち消させるものである。すなわち、液晶ディスプレイ
1側から表示用として第1の1/4波長板3に入射した
直線偏光は、第1の1/4波長板3を透過することによ
って円偏光となるが、第2の1/4波長板6を透過する
ことにより再び直線偏光に戻り、そのまま偏光板8を通
り表示を行なう。
【0014】第2の1/4波長板6の前面に配置される
偏光板8は、第2の1/4波長板6と組み合わせて円偏
光タイプの反射防止フィルターを形成するものであり、
また表示画像を完成させる偏光板をその構成中に有して
いない液晶ディスプレイ1に対して低反射タッチパネル
を配置する場合には表示画像を完成させるための偏光板
の役割を果たす。第2の1/4波長板6の前面に配置さ
れる偏光板8の吸収軸は、第2の1/4波長板6の光軸
7と45°または135°になるように形成される。ま
た、偏光板8上には、防眩処理、防汚処理、アンチリフ
レクション処理などを直接施したり、あるいは防眩処
理、防汚処理、アンチリフレクション処理などを施した
フィルムを貼りつけたりしてもよい。
【0015】2層の透明導電膜5は、スペーサーを介し
て対向してタッチパネルの電極となるものである。透明
導電膜5の材料としては、酸化錫、酸化インジウム、酸
化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、ITO等の
金属酸化物や金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウ
ム、パラジウム等の金属の薄膜が用いられる。透明導電
膜5の形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法、CVD法等が用いられ
る。本発明においては、第1の1/4波長板3および第
2の1/4波長板6の一方が透明導電膜5との間に光学
等方性のガラス板や光学等方性の樹脂フィルム、光学等
方性の樹脂板等の光学等方性の透明板9を介在させてい
てもよいし(図1参照)、第1の1/4波長板3および
第2の1/4波長板6のそれぞれに透明導電膜5を直接
形成してもよい(図2参照)。なお、第1の1/4波長
板3および第2の1/4波長板6のうち透明導電膜5が
直接形成されている方は、1/4波長板原反12から切
り取る前の段階で既に透明導電膜5が形成されている。
これは、1/4波長板原反12をロール状にして透明導
電膜5の形成を連続的に行なうことができるため、1/
4波長板原反12から切り取った後に透明導電膜5を形
成するよりも生産性の面で有利である。
【0016】スペーサーは、いずれかの透明導電膜5の
表面に形成されている(図中省略)。スペーサーとして
は、透明な光硬化型樹脂をフォトプロセスで微細なドッ
ト状に形成して得ることができる。また、印刷法により
微細なドットを多数形成してスペーサーとすることもで
きる。また、低反射タッチパネルの透明導電膜5を直接
形成した部材間は、両面接着テープや透明粘着剤によっ
て表示領域外のみ接着される。
【0017】本発明の特徴である偏光方向補正板10
は、液晶ディスプレイ1と低反射タッチパネルの第1の
1/4波長板3との間に、第1の1/4波長板3の光軸
4が第1の1/4波長板3の辺に対して平行又は垂直に
なるように配置した。すなわち、偏光方向補正板10
は、第1の1/4波長板3の辺に対して平行又は垂直で
ある第1の1/4波長板3の光軸4と偏光方向補正板1
0を通過し表示用として出射した直線偏光11とのなす
角度が約45°又は約135°となるように、液晶ディ
スプレイ1表面から表示用として出射する直線偏光2に
応じて位相差および光軸方向が設定される。偏光方向補
正板10の位相差は、ポリビニルアルコール系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリエーテルスルホン
系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ノルボルネン系樹脂など
の板状またはフィルム状材料を用い、前記したような延
伸条件を調整することによって所望の値に設定する。な
お、偏光方向補正板10を通過し表示用として出射した
直線偏光11と第1の1/4波長板3の光軸4とのなす
角度を約45°又は約135°とするのは、第1の1/
4波長板3において液晶ディスプレイ1側より入射する
直線偏光を円偏光に変えるためである。
【0018】また、低反射タッチパネル自身に剛性をも
たせるため、さらに第1の1/4波長板3と液晶ディス
プレイ1側との間に、支持体としてさらに光学等方性の
ガラス板または光学等方性の樹脂板を配置した構造とし
てもよい。
【0019】また、以上のような構成の低反射タッチパ
ネル付き液晶ディスプレイ装置においては、低反射タッ
チパネルの透明導電膜5を直接形成した部材間を除いて
前後の部材どうしを1組以上貼り合わせてもよいし、単
に配置するだけでもよい。貼合わせは、両面接着テープ
によって表示領域外のみに行なったり、透明粘着剤又は
透明再剥離シートによって全面的に行なったりすること
ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の低反射タッチパネル付き液晶デ
ィスプレイ装置は、以上のような構成及び作用からなる
ので、以下のような効果を奏する。
【0021】すなわち、第1の1/4波長板と第2の1
/4波長板のうち少なくとも一方に透明導電膜が直接形
成されている低反射タッチパネルを液晶ディスプレイの
前面に備えた低反射タッチパネル付き液晶ディスプレイ
装置において、液晶ディスプレイと低反射タッチパネル
の第1の1/4波長板との間に、第1の1/4波長板の
光軸が1/4波長板の辺に対して平行又は垂直になるよ
うな偏光方向補正板を配置したので、ITO等の透明導
電膜が全面的に形成された1/4波長板原反から多数の
第1の1/4波長板または第2の1/4波長板を切り取
る際に、切り取る第1の1/4波長板または第2の1/
4波長板の辺を原反の長さ方向に対して平行にし、無駄
に棄てる部分を無くすことができる。したがって、透明
導電膜を無駄にしないため、低反射タッチパネルの製造
コストを抑えた低反射タッチパネル付き液晶ディスプレ
イ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る低反射タッチパネル付き液晶ディ
スプレイ装置の一例における要部の光学的配置を示した
分解図である。
【図2】本発明に係る低反射タッチパネル付き液晶ディ
スプレイ装置の一例における要部の光学的配置を示した
分解図である。
【図3】従来技術に係る低反射タッチパネル付き液晶デ
ィスプレイ装置の一例における要部の光学的配置を示し
た分解図である。
【図4】全面に透明導電膜の形成された製造幅の1/4
波長板原反における所望の光軸角度を有する第1の1/
4波長板または第2の1/4波長板の切り取り方を示す
図である。
【符号の説明】
1 液晶ディスプレイ 2 直線偏光 3 第1の1/4波長板 4 光軸 5 透明導電膜 6 第2の1/4波長板 7 光軸 8 偏光板 9 光学等方性の透明板 10 偏光方向補正板 11 直線偏光 12 1/4波長板原反
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 HA18 QA05 QA13 TA14 2H091 FA08X FA11X FB02 FC08 FD07 FD08 FD10 GA03 LA30 5B087 AE09 CC02 CC17 CC18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶ディスプレイ側から順に第1の1/
    4波長板、スペーサーを介して対向する2層の透明導電
    膜、第1の1/4波長板と光軸が直交する第2の1/4
    波長板、偏光板を少なくとも配置してなり、第1の1/
    4波長板と第2の1/4波長板のうち少なくとも一方に
    透明導電膜が直接形成されている低反射タッチパネルを
    液晶ディスプレイの前面に備えた低反射タッチパネル付
    き液晶ディスプレイ装置において、 液晶ディスプレイと低反射タッチパネルの第1の1/4
    波長板との間に、第1の1/4波長板の光軸が第1の1
    /4波長板の辺に対して平行又は垂直になるような偏光
    方向補正板を配置したことを特徴とする低反射タッチパ
    ネル付き液晶ディスプレイ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020038520A (ko) * 2000-11-16 2002-05-23 구사마 사부로 액정 표시 장치의 제조방법 및 액정 표시 장치
JP2004309922A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Sony Corp 液晶表示装置
KR100917011B1 (ko) * 2002-11-05 2009-09-10 삼성전자주식회사 터치패널을 갖는 액정 표시 장치
JP4963523B2 (ja) * 2010-07-07 2012-06-27 アルプス電気株式会社 入力装置

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