JP2000250989A - 作業者割付システム及び作業者割付方法及び作業者割付プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

作業者割付システム及び作業者割付方法及び作業者割付プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体

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JP2000250989A
JP2000250989A JP11052397A JP5239799A JP2000250989A JP 2000250989 A JP2000250989 A JP 2000250989A JP 11052397 A JP11052397 A JP 11052397A JP 5239799 A JP5239799 A JP 5239799A JP 2000250989 A JP2000250989 A JP 2000250989A
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Yotaro Miyanishi
洋太郎 宮西
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Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業を構成する各プロセスを正常に遂行する
正常遂行確率に基づいて作業者の割付を行う作業者割付
システムを提供する。 【解決手段】 遂行する作業を構成するプロセスのプロ
セス名と、上記プロセスを実施する能力として要求され
る要求能力に関する情報とを入力する入力部1と、上記
プロセスを実施する複数の作業者の作業者名と、各作業
者のプロセス実施能力に関する作業者能力に関する情報
とを記憶する作業者情報記憶部3と、入力された要求能
力に関する情報と上記作業者情報記憶部に記憶された作
業者能力に関する情報とに基づいて、各作業者が各プロ
セスを正常に完了する正常遂行確率を算出する確率算出
部8と、算出した正常遂行確率に基づいてプロセスを遂
行する作業者の割付を行う作業最適化部9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】一のまたは複数のプロセスか
ら構成される作業において、候補の中から最適の作業者
(または作業グループ、作業企業)を割付ける作業者割
付システム、作業者割付方法及び作業者割付プログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、産業界は厳しい国際競争の環境下
におかれている。この環境では、提供する製品または役
務について、斬新性、機能、品質、価格、流通体制、サ
ービス体制などにおける本質的な優劣が競い合われる。
このような競争環境に対応する企業の方策の一つとし
て、提供する製品または役務に関するプロセスをすべて
自己の企業内部で遂行するのではなく、適宜場合に応じ
て企業外部の資源(人的資源、部品、半製品、設備な
ど)を活用し、企業内外から最適の部品、役務を集積す
ることができるならば、その結果としての製品または役
務は、他に比べて大いに競争力のあるものとなろう。こ
の外部資源の活用を一段と進め、従来、企業内で閉じて
行っていたプロセスの一部を、複数の異なる企業の間で
必要都度分担し、企業間の連携を行い、あたかも一つの
企業のようにふるまう企業形態はバーチャルエンタープ
ライズと呼ばれている(NIIIP(National
Industrial Information I
nfrastructure Protocols),
1996,http://www.niiip.org
/public−forum/)。
【0003】標準部品調達などとは異なり、設計作業な
どのように、調達内容を明確にし難いプロセスを外部か
ら調達することは、調達のリスクが大きいので、歴史的
に企業はそのようなプロセスを自己の企業内部に取り込
むことにより、企業は自己の担当するプロセスの範囲お
よび規模を拡大してきた(今井賢一,伊丹敬之,小池和
男,「内部組織の経済学」,東洋経済新報社,東京,1
992)。企業が大規模になるに伴う問題は過度の分業
と部門間における意思疎通の欠如の問題として指摘され
ており(依田直也訳,「Made in Americ
a」,草思社,1990,MIT産業生産性調査委員
会)、(Hammer,M.,Champy,J.,
“Reengineering A Manifest
o forBusiness Revolutio
n,”Linda MichaelsLiterary
Agency,野中郁次郎監訳,「リエンジニアリン
グ革命」,日本経済新聞,東京,1993)、それらの
問題は新しい企業形態の必要性の要因ともなっている。
一方、外部調達の困難性は一般的に、商取引における次
の取引コストの観点で分析されている(例えば、矢作敏
行,「現代流通」,有斐閣アルマ,東京,1996)。
探索コストは、調達先を特定するためのコストである。
交渉コストは、契約条件の交渉に関わるコストである。
監視コストは契約通りに実施されるかを監視するコスト
である。この監視コストの概念の中に、契約が計画通り
に進捗しない場合における進捗回復のためのコストも含
まれると理解すべきであろう。バーチャルエンタープラ
イズは一般に企業間で長期継続的な取引関係を有しない
企業連携の形態であり、この企業形態が産業界に普遍し
ていくためには、上記の取引コストが合理的なレベルま
で低減されるように社会的に諸条件が整備される必要が
ある。特に調達契約前の「あるプロセスまたは半製品の
調達を社内で行うか、社外で行うか(make or
buy)という意思決定問題」についての合理的な計画
機能および契約後の監視・制御機能が必要となってく
る。すなわち、計画通りに契約先からの調達が進捗しな
い場合についての、事前のリスク評価とプロセス遂行後
のリスク発生時の対処についての検討が必要である。
【0004】リスク管理については、金融の分野でマー
ケットリスク、クレジットリスクの面で実用されている
(二宮祥一,田島玲,水田秀行,「金融リスク管理にお
けるITの最前線」,情報処理,第39巻,第8号,1
998,pp.794−799)。この明細書のリスク
は金融分野のクレジットリスクに類似しているが、クレ
ジットリスクは金融製品を発行する企業の信用によって
その金融製品の価値を評価するという観点であり、この
明細書のリスクは作業を委託する場合に計画通りの結果
が得られないリスクについての観点であり、両者の観点
が異なる。
【0005】次に、バーチャルエンタープライズの定義
について概観する。米国において、インターネット、S
TEP(Standard for the Exch
ange of Product Model Dat
a)、CORBA(Common Object Re
quest Broker Architectur
e)、ワークフロー管理の4つの要素技術を用いてバー
チャルエンタープライズを実現しようとする国家予算プ
ロジェクトNIIIP(National Indus
trial Information Infrast
ructure Protocols)の96年版報告
書(NRT96−01)では、バーチャルエンタープラ
イズを次のように定義している(NIIIP,199
6)。Virtual Enterprise is
a temporary consortium or
alliance of companies fo
rmed to share costs and s
kills andexploit fast−cha
nging opportunities.これを翻訳
すると、「バーチャルエンタープライズは、コスト、ス
キルを共有し、変化の速い機会を迅速にとらえ、企業活
動を行うための、企業の一時的なコンソーシアムまたは
連合である。」ここで、特に強調すべきは、従来の資本
系列や個別の交渉による企業連携とは異なり、不特定
(とはいえ何らかの登録制度の下)の企業が必要の都度
連携を行い、必要がなくなると連携も解消される企業連
携の形態である。その意味で従来の企業連携前に個別に
多くの交渉事項を要する共同企業体(ジョイントベンチ
ャ)などの企業形態とは異なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】バーチャルエンタープ
ライズ普遍化のための課題について以下に説明する。バ
ーチャルエンタープライズという企業形態が普遍的にな
るためには、相互に関係のある以下の技術的課題、非技
術的課題を解決する必要がある。第1に、企業間に共通
のエンタープライズ参照モデルおよび用語の策定が必要
である。バーチャルエンタープライズ設立時、できるだ
け個別に検討する事項の低減すなわち交渉コスト低減の
ために、メンバー企業間で分担するプロセスや内容の共
通理解を事前に得ておくことが望ましい。そのために、
参照モデルと用語を標準化することは効果がある。参照
モデルの代表的な検討として現在、ISOのTC184
では、ISO(International Orga
nizationforStandardizatio
n)14258(CD)において、PERA(Purd
ue Enterprise Reference A
rchitecture)手法に基づきエンタープライ
ズモデルが検討されている(ISO 1997,htt
p://www.mel.nist.gov/sc5w
g1/std−drft.htm)。ISOの他にはI
MS(IntelligentManufacturi
ng System)プロジェクト(IMS 199
8,http://ims.toyo−eng.co.
jp/pub/gm21pub/h8_abst_e
/)、日本機械工業連合会(日機連,1997,日本機
械工業連合会「バーチャル企業の標準化に関する調査研
究(その1)」平成8年度報告書,1997、日機連,
1998,日本機械工業連合会「バーチャル企業の標準
化に関する調査研究(その2)」平成9年度報告書,1
998)などにおいても検討されている。第2に、企業
情報開示基盤の整備が必要である。すなわち、取引の探
索コスト低減のために、一定要件を備えたバーチャルエ
ンタープライズ構成候補メンバー企業を登録し、その情
報を開示する情報基盤が必要である。第3に、統合デー
タ環境の整備が必要である。バーチャルエンタープライ
ズ設立後その運用のために、管理データ、設計データ、
製造データなどをメンバー企業間で共有するために、契
約者以外からのアクセスを禁止するなどのセキュリティ
機能を具備する統合データ環境(IDE:Integr
ated Data Environment)が必要
である。現在、米軍ユーザ運用プロセスを主な用途とす
るIDEとして、米国防総省がJCALS(Joint
Continuous Acquisition a
ndLife−cycle Support)プロジェ
クトにおいて実用化している(JCALS,1998,
http://150.149.1.11/segme
nted_products/csc/capr3_1
/)が、民間用として不特定企業間での協調設計作業プ
ロセスにおけるデータ共有などにも適用できるような標
準化が望まれる。我が国においても、NCALS(生産
・調達・運用支援統合情報システム技術研究組合)、そ
れを継承するJECALS(企業間電子商取引推進機構
(http://www.jecals.jipde
c.or.jp/))において検討が行われている。第
4に、バーチャルエンタープライズ設立、運用の技術が
必要である。登録されてはいるが、長期継続的取引関係
のない企業と、一時的とは言えあたかも一つの企業のよ
うに協調作業を行うことが必要であるので、候補メンバ
ー(作業者、企業)に対する信頼の問題、すなわちリス
ク評価の方法が必要である。また、契約後バーチャルエ
ンタープライズを運用していくための監視・制御につい
ての方法も必要である。その動向の1つとして、企業が
バーチャルエンタープライズ時代に向けて、どのような
対応状態にあるかを表現する枠組みの検討がカナダを中
心としてTEMPLETプロジェクトでなされている
(http://www.templet.org)。
第5に、法制度の整備が必要である。バーチャルエンタ
ープライズが法的に一つの法人として、契約その他の法
的行為をはたすことができることや、バーチャルエンタ
ープライズを構成する企業の分担部分に応じた法的責任
を負うことなどに対応する法制度の整備が必要である。
税法、商法、その他、知的財産権、製造者責任に関連す
る法律体系にバーチャルエンタープライズという新しい
企業形態が適用可能となるような見直しが必要である。
第6に、調停機関の設立が必要である。バーチャルエン
タープライズの契約を公証し、作業が完了した後に、契
約通りの作業がなされていない場合の調停を行う機関が
必要である。上記のようにバーチャルエンタープライズ
実現、普及のためには多くの課題が存在するが、この発
明は、上記のバーチャルエンタープライズ設立、運用の
技術課題の一つとして、あるプロセスを外部委託する場
合のリスク評価についての課題を解決することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る作業者割
付システムは、遂行する作業を構成するプロセスのプロ
セス名と、上記プロセスを実施する能力として要求され
る要求能力に関する情報とを入力情報として入力する入
力部と、上記入力部で入力された入力情報を記憶する入
力情報記憶部と、上記プロセスを実施する候補となる複
数の作業者の作業者名と、各作業者のプロセス実施能力
に関する作業者能力に関する情報とを記憶する作業者情
報記憶部と、上記入力情報記憶部に記憶された要求能力
に関する情報と上記作業者情報記憶部に記憶された作業
者能力に関する情報とに基づいて、各作業者が上記プロ
セスを正常に完了する正常遂行確率を算出し、算出した
正常遂行確率に基づいてプロセスを遂行する作業者の割
付を行う演算処理部と、上記演算処理部で割付けた作業
者の作業者名を記憶する出力情報記憶部と、上記出力情
報記憶部に記憶された作業者の作業者名を出力する出力
部とを備えたことを特徴とする。
【0008】上記作業者割付システムは、さらに、上記
正常遂行確率を記憶する確率記憶部を備え、上記入力部
は、複数のプロセスのプロセス名と、上記プロセスに対
応した複数の要求能力に関する情報とを含む入力情報を
入力し、上記演算処理部は、作業者が各プロセスを正常
に完了する正常遂行確率を算出し、算出した正常遂行確
率を上記確率記憶部へ記憶する確率算出部と、上記確率
記憶部に記憶された正常遂行確率に基づいて上記プロセ
スを遂行する作業者の割付を行なう作業最適化部とを備
えたことを特徴とする。
【0009】上記作業者情報記憶部に記憶された作業者
能力に関する情報は、作業者の能力の分布を表わす平均
値(ベクトル)と、作業者の能力の値の共分散(マトリ
クス)とを有し、上記確率算出部は、上記入力情報記憶
部に記憶された要求能力に関する情報と上記作業者情報
記憶部に記憶された平均値及び共分散とに基づいて正常
遂行確率を算出することを特徴とする。
【0010】上記入力部は、上記プロセスを実施する複
数種類の能力の要求能力に関する情報を入力し、上記入
力情報記憶部は、上記入力部で入力された上記要求能力
を入力情報として記憶し、上記作業者情報記憶部に記憶
された作業者能力に関する情報は、作業者の複数種類の
能力の分布を表わす平均値と、作業者の能力の値の共分
散とを有し、上記確率算出部は、上記入力情報記憶部に
記憶された上記要求能力に関する情報と上記作業者情報
記憶部に記憶された平均値及び共分散とに基づいて正常
遂行確率を算出することを特徴とする。
【0011】上記入力部は、各プロセスが実施する作業
の作業量を入力し、上記入力情報記憶部は、上記入力部
で入力された上記作業量を入力情報として記憶し、上記
作業最適化部は、上記確率記憶部に記憶された正常遂行
確率と上記入力情報記憶部に記憶された作業量とに基づ
いて全体の作業が正常に完了する確率である全体正常遂
行確率を算出し、算出した全体正常遂行確率に基づいて
作業を遂行する作業者の割付を最適化することを特徴と
する。
【0012】上記作業最適化部は、上記確率記憶部に記
憶された正常遂行確率に基づいて作業者が各プロセスを
正常に完了しない確率であるリスクを算出し、算出した
リスクに基づいて作業全体のリスクを算出し、算出した
作業全体のリスクに基づいて作業を遂行する作業者の割
付を最適化することを特徴とする。
【0013】上記作業者情報記憶部は、さらに、各作業
者の単位当たりの作業単価を記憶し、上記作業最適化部
は、上記作業者情報記憶部に記憶された作業単価と、上
記全体正常遂行確率とに基づいて作業を遂行する作業者
の割付を最適化することを特徴とする。
【0014】上記入力部で入力される要求能力に関する
情報は、要求される能力の分布を表わす平均値及び共分
散であることを特徴とする。
【0015】この発明に係る作業者割付方法は、遂行す
る作業を構成するプロセスのプロセス名と、上記プロセ
スを実施する能力として要求される要求能力に関する情
報とを入力情報として入力する入力工程と、上記入力工
程で入力された入力情報を記憶部へ記憶する入力情報記
憶工程と、上記プロセスを実施する複数の候補となる作
業者の作業者名と、各作業者のプロセス実施能力に関す
る作業者能力に関する情報とを記憶部へ記憶する作業者
情報記憶工程と、上記入力情報記憶工程で記憶された要
求能力に関する情報と上記作業者情報記憶工程で記憶さ
れた作業者能力に関する情報とに基づいて、各作業者が
上記プロセスを正常に完了する正常遂行確率を算出し、
算出した正常遂行確率に基づいてプロセスを遂行する作
業者の割付を行う演算処理工程と、上記演算処理工程で
割付けた作業者の作業者名を記憶部へ記憶する出力情報
記憶工程と、上記出力情報記憶工程で記憶された作業者
の作業者名を出力する出力工程とを備えたことを特徴と
する。
【0016】この発明に係る作業者割付プログラムを記
録したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、遂行
する作業を構成するプロセスのプロセス名と、上記プロ
セスを実施する能力として要求される要求能力に関する
情報とを入力情報として入力する入力工程と、上記入力
工程で入力された入力情報を記憶部へ記憶する入力情報
記憶工程と、上記プロセスを実施する候補となる複数の
作業者の作業者名と、各作業者のプロセス実施能力に関
する作業者能力に関する情報とを記憶部へ記憶する作業
者情報記憶工程と、上記入力情報記憶工程で記憶された
要求能力に関する情報と上記作業者情報記憶工程で記憶
された作業者能力に関する情報とに基づいて、各作業者
が上記プロセスを正常に完了する正常遂行確率を算出
し、算出した正常遂行確率に基づいてプロセスを遂行す
る作業者の割付を行う演算処理工程と、上記演算処理工
程で割付けた作業者の作業者名を記憶部へ記憶する出力
情報記憶工程と、上記出力情報記憶工程で記憶された作
業者の作業者名を出力する出力工程とを備えた作業者割
付プログラムを記録したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、バーチャルエンタープライ
ズのプロセスモデルについて説明する。バーチャルエン
タープライズの参照モデルは前述の必要性により、各方
面で検討がなされている。ここでは、後のリスク評価の
議論に必要な範囲で製造業を例にとり、以下の観点から
プロセスモデルをやや詳細に描くことを試みる。第1
に、情報の流れと物質の流れの観点でエンタープライズ
内のプロセス捉える。ポーター(マイケル・E・ポータ
ー他,「進展する情報技術を競争優位にどう取り込む
か」,DHB,ダイヤモンド社,1985年11月,p
p.4−16)は、企業活動は、付加価値を創造する
「価値活動」からなる「価値連鎖」として捉えている。
価値活動は「主力活動」と「支援活動」に大別されてい
る。ポーターにおける支援活動が概略、以下で説明する
発明の実施での情報の流れに対応するが、相違点もあ
る。例えば製品設計業務は主力活動であるが、取扱う対
象は物質ではなく、情報である。第2に、ISOのCD
14258(ISO,1997)の階層的なwhat,
how,doのブレークダウン手法に準拠する。第3
に、PDCA(Plan,Do,Check,Acti
on)の観点を加える。上記(ISO,1997)のw
hat,howがほぼPlanに相当するが、ISO
(1997)ではCheck,Actionの観点が不
十分である。第4に、エンタープライズ全体の活動を製
品の使用者のフェーズも含めて、製品ライフサイクルの
観点から捉える。第5に、描画の手法は基本的にIDE
F0(ICAM definitionlanguag
e)(例えば(圓川隆夫,国澤直樹,手塚潤治,片桐守
雅,宮西洋太郎,「特集CALS」,オペレーションズ
・リサーチ,第40巻,第11号,pp.614−64
0,1995))に従い、情報の流れを細線、物質の流
れを太線で区別する。
【0018】製造業エンタープライズ(企業)の活動
は、基本的には製品を構想し、設計し、製造し、利用者
に販売することである。各活動は情報の側面と物質の側
面をもつ。各活動での入力と出力は、情報は入力に比べ
出力は情報が詳細になっていく、すなわち情報空間の次
元が増加し、特定的になっていく。物質も入力に比べ、
出力は、加工されたもの、または組み立てられたものと
なり、物理空間の次元が増加し、特定的になっていく。
情報空間の場合には、入力に対して、作業者の能力が働
き出力が生成される。物理空間の場合には、入力に対し
て、情報空間の指示に従い、作業者、製造設備の能力が
働き出力が生成される。このような観点で供給者、使用
者にわたる企業活動のプロセスを図3に示す。図3は、
全体の情報の流れ(単純な変換のみの流れでは無く、情
報が詳細になっていく流れ)および物質の流れ(単純な
物質の移動である物流も含まれるが、大部分は単純な移
動の流れではなく、加工・組み立てが行われ、より特定
的な特性に変化していく流れ)を示しているが、1つの
ブロックの中においても階層的に情報と物質の流れが存
在する。それを例えば図3の「製造」の部分について分
解すると、図4になる。他のプロセスも同様に階層的に
ブレークダウンできる。
【0019】図4において、管理(計画、監視、制御)
はこのブロックが担当するプロセスについて、プロセス
より小さい単位となるサブプロセスに分解することによ
りブロック内全体の実行を計画し、各サブプロセスが計
画通りに実施されているかを監視し、計画から外れた場
合に適切な行為を行う部分である。PDCA(Pla
n,Do,Check,Action)の観点から、
P,C,Aの部分に相当する。このブロック内の管理部
分以外はこのブロックが担当するDの部分に相当する。
製造設計は管理の計画部分と連携し、各サブプロセスの
作業手順を生成する。すなわち上流で与えられた設計情
報(仕様がwhatであるのに対し、設計情報がho
w)の部分をさらに詳細化する。図4は、単純に複数の
材料、部品を加工して組み立て、一つの製品を製造する
プロセスを示しているが、一般的に「製造」プロセスは
業種によっては、「分解」、「加工」、「組立」のプロ
セスが階層的に構成されたプロセスとなる。ここでは、
一つのブロックが情報の面と物質の面からなり、このブ
ロックが多かれ少なかれ管理的な機能をもち、自律的に
動作することを示す。
【0020】次に、情報空間の観点から設計プロセスを
モデル化する。図5に設計プロセスのモデルを示す。図
5において入力情報をId 出力情報をOd とする。Id
は、nid次元ベクトルであらわされるものとすると、入
力情報である仕様書は、nid次元情報空間の中のある一
定の領域である(例えば、新規に設計する乗用車の仕様
速度は毎時140から150Kmとし、重量は1000
Kgから1200Kgとする、など)。設計結果として
の出力情報Od はnod次元ベクトルであり、nod次元情
報空間のある一定の領域である。出力情報は目標物(w
hat)をあらわす入力情報に比べ、製作方法(ho
w)をあらわす情報も含まれ、詳細になっているので次
元の数が増加し、nod>nidである。また出力情報は特
定的となる場合もあり、その場合には入力情報の同じ次
元の変数であっても、その領域の範囲が狭くなっている
(例えば、新規に設計した乗用車の最大速度は毎時14
5Kmとする)。設計プロセスは、設計支援設備の能力
を含めて、設計作業者の能力(知識、創造性、作業速
度)を発揮して、入力情報から、出力情報を創出するプ
ロセスである。当該の設計を遂行するのに要求される設
計作業者(設計支援設備を含む)の能力をRd とする。
出力情報を生成するための作業者の能力は少なくとも入
力情報の次元数を出力情報の次元数に置き換えていく能
力であるので、Rd の次元はnid×nod次元のマトリク
スであらわされるものとする。以上の前提で、設計プロ
セスは次の式で概念的に表現できるものとする。
【0021】
【数1】
【0022】次に、情報空間、物理空間の観点から、製
造プロセスを考察しモデル化する。図6に製造プロセス
のモデルを示す。図6において入力情報は、設計出力情
報Od であり、入力物質Im 、出力物質Om とする。I
m はnim次元ベクトルであらわされるものとすると、n
im次元の物理空間の領域である(例えば、幅2000m
m、長さ10000mm、厚さ1mmの鉄板)。Om
om次元ベクトルであり、nom次元物理空間の領域であ
る(例えば、設計図の通りに加工された乗用車の扉)。
出力物質は加工または組み立てが施されており、詳細に
なっているので次元の数が増加し、nom>nimである。
また同一次元であっても、例えば三次元の材料から加工
された三次元形状のように特定化された領域となってい
る。製造プロセスは、製造設備の能力を含めて、加工・
組み立て作業者の能力(技能、作業速度)を発揮して、
設計情報にできる限り忠実に入力物質から、出力物質を
製造するプロセスである。当該の製造プロセスを遂行す
るのに要求される加工・組み立て作業者(製造設備を含
む)の能力をRm とする。出力物質を生成するための作
業者の能力は少なくとも入力物質の次元数を出力物質の
次元数に加工・組み立ていしていく能力であるので、R
m の次元はnim×nom次元のマトリクスであらわされる
ものとする。設計情報Od は、本来は当該製造プロセス
の入力情報であり、図6における実線のように描かれる
が、作業者がこれを理解し、作業時に参照する情報であ
るので、図6における点線のように、作業者の能力に間
接的に含まれているものとみなす。以上の前提で、製造
プロセスは次の式で概念的に表現できるものとする。
【0023】
【数2】
【0024】設計、製造プロセスともに入力情報または
入力物質に作業者の能力が働いて出力情報または出力物
質が生成されるものと共通的にモデル化できる。作業者
(組織)の能力は、大別して、(1)技術能力(知識お
よび創造力)、(2)管理能力、(3)支援設備からな
っており、あるプロセスに必要な能力(要求能力)はプ
ロセスに応じて詳細化および特定化がなされる。詳細
化、特定化に対応して、公的資格、ベンダー資格、アン
ケート、インタビューなども能力の指標として利用する
ことができる。
【0025】実施の形態1.上記で説明したバーチャル
エンタープライズのプロセスモデルに基づいて、以下に
この発明に係る作業者割付システム及び作業者割付方法
及び作業者割付プログラムの一例を示す実施の形態を説
明する。図1は、この実施の形態の一例を示すブロック
図である。1は、遂行する作業を構成するプロセスのプ
ロセス名と、上記プロセスを実施する能力として要求さ
れる要求能力に関する情報とを入力情報として入力する
入力部である。また、入力部1で、入力情報を入力する
入力工程を実施する。2は、入力部1で入力された入力
情報を記憶する入力情報記憶部である。また、入力情報
記憶工程によって入力情報を入力情報記憶部2へ記憶す
る。3は、プロセスを実施する複数の作業者の作業者名
と、各作業者のプロセス実施能力に関する作業者能力に
関する情報とを記憶する作業者情報記憶部である。ま
た、作業者情報記憶工程によって作業者能力に関する情
報を作業者情報記憶部3へ記憶する。4は、入力情報記
憶部2に記憶された要求能力に関する情報と作業者情報
記憶部3に記憶された作業者能力に関する情報とに基づ
いて、各作業者が上記プロセスを正常に完了する正常遂
行確率を算出し、算出した正常遂行確率に基づいてプロ
セスを遂行する作業者の割付を行う演算処理部である。
また、演算処理部4で、正常遂行確率を算出し、作業者
の割付を行う演算処理工程を実施する。5は、演算処理
部4で割付けた作業者の作業者名を記憶する出力情報記
憶部である。また、また、出力情報記憶工程によって割
付けた作業者の作業者名を出力情報記憶部5へ記憶す
る。6は、出力情報記憶部5に記憶された作業者の作業
者名を出力する出力部である。また、出力部6によっ
て、作業者の作業者名を出力する出力工程を実施する。
7は、演算処理部4で算出した正常遂行確率を記憶する
確率記憶部である。また、上記演算処理部4は、作業者
が各プロセスを正常に完了する正常遂行確率を算出し、
算出した正常遂行確率を確率記憶部7へ記憶する確率算
出部8と、確率記憶部7に記憶された正常遂行確率に基
づいて上記プロセスを遂行する作業者の割付を行なう作
業最適化部9とを含む構成となっている。
【0026】図1に示すシステムは、図2に一例として
示す計算機上で実現する。201は入力装置、202は
記憶装置、203は制御装置、204は演算装置、20
5は出力装置である。入力部1は、入力装置201に含
まれ、一例として、キーボード、マウスなどの入力装置
のほか、通信網を介してデータが入力されることも考え
られる。入力情報記憶部2、作業者情報記憶部3、確率
記憶部7、及び出力情報記憶部5は、記憶装置202に
含まれる。一例として、キャッシュメモリ、ハードディ
スク装置、フレキシブルディスク、光ディスクなどが考
えられる。なお、入力情報記憶部2は、計算機に内蔵さ
れている記憶装置のみならず、計算機の外部にある記憶
装置であってもよい。演算処理部4、確率算出部8、及
び作業最適化部9は、演算装置204に含まれる。出力
部6は、出力装置205に含まれ、一例として、プリン
タ、画面表示装置などである。また、この作業者割付プ
ログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に
記憶されており、入力装置201で読み取ったプログラ
ムが演算装置204で動作することになる。
【0027】次に、入力情報記憶部2に記憶する入力情
報について説明する。入力情報は、少なくとも、遂行す
る作業を構成するプロセスのプロセス名と、上記プロセ
スを実施する能力として要求される要求能力に関する情
報とを入力部1から入力する。この実施の形態では、プ
ロセスのプロセス名、要求能力、各プロセスの作業量を
入力情報とした場合を説明する。また、以下の説明で
は、入力されたプロセスのプロセス名をプロセスとして
説明する場合があるが、プロセスのプロセス名を示す。
以下、全体のプロセスの総数をI(i=1,
2,.....,I)とし、各プロセスをqi 、各プロ
セスに要求される要求能力をri 、各プロセスの作業量
i とする。各プロセスqi からなる全体のプロセス構
成Qを策定する。全体プロセス構成を、Q={q1 ,q
2 ,.....,qI }とする。各プロセスqi を遂行
するための要求能力ri を策定し、要求能力の全体を、
R={r1 ,r2 ,.....,rI }とする。ri
ベクトル量であり、後に述べる。各プロセスqi の作業
量wi を策定し、作業量の全体を、W={w1
2 ,.....,wI }とする。wi は適切な単位
(時間、日など)で策定するスカラー量である。
【0028】次に、出力情報記憶部5に記憶する出力情
報について説明する。出力情報は、少なくとも、演算処
理部4で割付けた作業者の作業者名を含む。割付けた作
業者の作業者名と、後述するリスクの評価値を出力情報
としてもよい。作業者名とリスクの評価値は、上記入力
情報を本システムに入力することにより、出力として得
ることができる値である。Gは各プロセスqi にこのシ
ステムによって最適に割付けた作業者の作業者名、また
は作業グループや作業企業の全体である。また、リスク
の評価値(以下「リスク」ともいう)が出力される。作
業者名とリスクは、第1の最適値以外に、第2、第3・
・・といった代替案も提示できる。割付け作業者(また
は作業グループ、作業企業)は、G={gq1
q2,.....,gqI}とする。この明細書内では、
作業者の作業者名を作業者と記述する場合もあるが、作
業者の作業者名を示す。リスクは、Riskとする。
【0029】次に、作業者情報記憶部3に記憶されてい
る内部情報について説明する。作業者情報記憶部3に
は、少なくとも、プロセスを実施する複数の作業者の作
業者名と、各作業者のプロセス実施能力に関する作業者
能力に関する情報とを記憶する。この他の要素があって
も構わない。これらの情報は、予め入力されている。候
補作業者は、作業グループ、作業企業である場合も考え
られる。各作業者g j (jの最大はJ)について、各作
業者の能力情報(平均値cj 、共分散Σj )を作業者情
報記憶部3へ記憶する。平均値cj は要求能力と同様な
ベクトル量である。共分散Σj はその共分散である。 C={c1 ,c2 ,.....,cj } (5) Σ={Σ1 ,Σ2 ,.....,Σj } (6) Cは、各候補者能力の平均値cj の集合である。Σは、
各候補者能力の共分散Σj の集合である。この候補者能
力の情報は、当該作業終了後の実績および、継続する各
作業の実績を観測して、適切に修正される。
【0030】次に、動作について説明する。遂行する作
業の作業者割付をする場合、入力部1より入力情報を入
力する。作業者割付システムは、演算処理部4の確率算
出部8と作業最適化部9によって、入力情報と作業者情
報記憶部3に記憶された作業者能力に基づいて作業者の
割付けを行なう。割付けられた作業者は、出力情報記憶
部5に記憶され、出力部6により、出力される。以上
が、全体の動作の概略である。
【0031】以下に、この発明のポイントとなる演算処
理部4の処理について説明する。演算処理部4では、各
作業者が上記プロセスを正常に完了する正常遂行確率を
算出し、算出した正常遂行確率に基づいてリスクを算出
し、算出したリスクに基づいてプロセスを遂行する作業
者の割付を行う。そこで、まず、リスク評価方式につい
て説明し、作業者の割付の方法を示す。リスク評価方式
の提案は、単一プロセスのリスクを算出し、算出した単
一プロセスリスクに基づいて複合したプロセス全体のリ
スクを算出する。まず、単一プロセスのリスクについて
述べ、次に、単一プロセスのリスクに基づいた複合した
プロセス全体のリスクについて述べる。
【0032】以下に、単一プロセスのリスクについて説
明する。バーチャルエンタープライズにおいて、プロセ
スの一部を外部に委託するが、そのために、委託したプ
ロセスの出力に不確実さが生じる。組織内部でそのプロ
セスを実施した場合にもプロセスの出力に不確実さが生
じるが、同一組織内であるので、組織内の努力で解決さ
れるが、バーチャルエンタープライズの場合に、明示的
な問題となってくる。前述のように出力情報、出力物質
は委託する相手の能力に依存して変化するので、能力の
不確実さによって、出力情報、出力物質も不確実となり
分布する。出力情報および出力物質が計画通りにならな
い確率をこのプロセスのリスクとする。プロセスの出力
そのものの確率分布は直接求めることが困難であるの
で、リスクの考えを要求能力と候補者能力との関係で考
える。例えば、作業者への要求能力として設計能力をr
d 、製造能力をrm とし、候補者の候補者能力として設
計能力をcd 、製造能力をcm とする。候補者能力は不
確実性があるので、候補者能力を平均値cd ,cm 、分
散Σd ,Σm 、多次元正規分布であらわされるものとす
る。この候補者能力が要求能力rd ,rm を超える確率
が、当該プロセスの出力情報、出力物質が計画通りに得
られる確率とする。ここでrd ,rm は前述の要求能力
マトリクスRd ,Rm をベクトルとして並べ直したもの
とする。従ってリスクは1からその確率を減じたものと
なる。
【0033】上記のリスクの定義を整理すると、以下と
なる。リスクとは、「当該プロセスの出力結果が計画通
りに達成されない確率」であると定義できる。また、リ
スクは、「割付けた作業者(組織)が当該プロセスに要
求される能力に到達しない確率」と言い換えることも可
能である。ここで、添え字の設計、製造を意味するd,
mを省略し、候補者能力x(n次元ベクトル)は確率密
度分布関数f(x)として平均値c(n次元ベクト
ル)、共分散行列Σ(n×n次元マトリクス)の多次元
正規分布に従うものとすると、次の式であらわされる。
【0034】
【数3】
【0035】この式の解釈として、平均値は能力の公称
値であり、分散はこの公称値に対する信用の度合いをあ
らわすと解釈できる。当該プロセスの出力が正常に計画
通りに達成される確率(以下、「正常遂行確率」とす
る)Pは、候補者能力xが要求能力rを上回る確率とす
る。Pは次の式で計算できる。候補者能力xが要求能力
rはn次元ベクトルであるので、次式は多重積分とな
る。
【0036】
【数4】
【0037】従って、リスクRiskは、次の式とな
る。 Risk=1−P (7)
【0038】次に、作業全体プロセスのリスクについて
説明する。バーチャルエンタープライズにおいて、全体
プロセスの構成をバーチャルエンタープライズ形成時の
契約単位を意識しつつ作成する。それぞれのプロセスと
プロセスとの間の関係は、次の図7のように分解、組
立、直列の3種類にパターン化される。図7における3
つのパターンのプロセス構成において、全体の業務正常
遂行確率(全体としての出力が計画通りの出力になる確
率)の計算方法を考察する。信頼性理論における計算方
法のように、どのプロセスも冗長となっていないなら
ば、どのプロセスも全体の業務の遂行に不可欠であり、
従っては各プロセスの遂行が独立事象であるとすると、
全体の業務正常遂行確率は各プロセスの業務正常遂行確
率の積(同時確率)とする考え方もできよう。しかし、
この考え方はこの実施の形態の場合に適切とは言えな
い。すなわち、この実施の形態の場合のように各プロセ
スの出力成果を集積して全体の出力成果とする場合に
は、信頼性計算方法のように各プロセスの正常か異常か
の場合分けのみによる確率の計算方法は適切ではない。
また、あるプロセスの作業成果は、前段の作業成果にも
依存するが、プロセス間での作業の依存関係についての
考察は将来の課題とし、ここでは、依存関係については
考慮しないものとする。この実施の形態では、全体正常
遂行確率は、全体業務量のうち平均的にどの程度の業務
が正常に完了するかということで定義する。以下に全体
正常遂行確率、および全体リスクの計算手順を示す。
【0039】まず、全体のプロセス構成qi (i=1,
2,.....,I)を策定する。プロセスの総数をI
とする。 Q={q1 ,q2 ,.....,qI } (8) 次に、各プロセスqi (i=1,2,.....,I)
を遂行するための要求能力ri を策定する。 R={r1 ,r2 ,.....,rI } (9) 各プロセスqi (i=1,2,.....,I)の作業
量wi を策定する。 W={w1 ,w2 ,.....,wI } (10)
【0040】
【数5】
【0041】
【数6】
【0042】
【数7】
【0043】全体プロセスの正常遂行確率Pは、平均正
常遂行出力量の全体作業量に対する比率と定義する。
【0044】
【数8】
【0045】すなわち、全体正常遂行確率は各プロセス
の正常遂行確率の加重平均値となっている。全体プロセ
スのリスクRiskは、次の式であらわされる。
【0046】
【数9】
【0047】すなわち、全体リスクは各プロセスのリス
クの加重平均値となる。
【0048】次に、上記で算出したリスクについての評
価方式を考察する。まず、リスク評価方式の説明のため
に、ある想定した場合のリスク計算例を示す。次に、リ
スク評価方式の応用として、バーチャルエンタープライ
ズ設立時、すなわち外部にプロセスを委託する契約を行
うときのリスク評価について述べる。次に、プロセス進
行中のリスクについて述べ、最後に、このような機能を
実現するために必要となる情報基盤についての提言を行
う。
【0049】まず、リスク評価の計算例を示す。簡単に
するために、候補者能力は一次元の正規分布とする。図
8はある候補者の能力の確率密度分布を示し、図9は候
補者能力が要求能力に到達しない確率分布すなわち、リ
スクの確率分布を示す。図8,9において、候補者(組
織)A,B,Cはそれぞれ平均値1.5,1.5,2.
0、標準偏差0.25,0.5,1.0の正規分布に従
うものとする。図9において、要求能力がa(=1.0
0)よりも小さい範囲では、候補者A,B,Cの順でリ
スクは小さい、要求能力がaからb(≒1.33)の間
では、候補者A,C,Bの順でリスクは小さい。一般に
リスクは1よりも相当に小さくなるように計画されるの
で、例えば、図7の例では、候補者Cの公称的な能力
(すなわち平均値)が2と候補者Aの公称的な能力の1
を上回っていても、信用度合い(すなわち分散値)によ
っては、リスクは逆転する場合もあることを示してい
る。
【0050】次に、バーチャルエンタープライズ設立時
のリスク評価について説明する。バーチャルエンタープ
ライズ設立時には、上記の評価方法を行い、外部に委託
するプロセスのリスクを評価する。また自社内で行うプ
ロセスも同様に評価でき、内部調達か外部調達か(ma
ke or buy)の判断が明確な判断基準で可能と
なる。バーチャルエンタープライズ設立時の考え方とし
て、コスト優先とリスク優先の二つがありうる。コスト
優先とは、一定のトータルコストに対して、トータルコ
ストを各プロセスに配分し、各プロセスのコストとリス
クを評価し、リスクが最小になるように候補者(含む自
社)を選択することを言う。コスト優先の場合には、ト
ータルコストのうちリスクに見合ったコストを回復のた
めのコストとして配分することが望ましい。リスク優先
とは、すべてのプロセスにおけるリスクがある値以下に
なるように候補者を選択することを言う。選択した候補
者によってプロセスを遂行する場合のコストを見積も
る。
【0051】次に、バーチャルエンタープライズ運営時
のリスクについて説明する。設立時に全プロセスのリス
ク、コストを計画し、タイムリーな監視により、実績進
捗を監視する。作業が計画通りに終了したプロセスは、
その時点でリスクが消滅する。作業が計画通りに終了し
なかったプロセスは、追加の対策を講じて、当該プロセ
スを遂行する。進捗の監視は全体のプロセスが終了し
て、初めてチェックするのではなく、少なくとも要素と
してのサブプロセスごとに、開始時、終了時、何回かの
中間時点において監視機能を働かせることが全体プロセ
スの円滑な遂行のために必要である。一般にプロセスの
進行にともないリスクは減少していく。プロセスが1か
らkまで、正常に完了していることを確認した後の残り
のリスクは次のようにあらわされる(プロセス集合は全
順序集合を仮定)。
【0052】
【数10】
【0053】最後に、情報基盤について説明する。特
に、企業能力情報の扱いについて説明する。社会的情報
基盤の整備については、バーチャルエンタープライズ設
立時の探索コストを減少させるために、以下の対策が社
会的情報基盤として整備が望まれる。 (イ)候補企業登録制の設定。 (ロ)公的な能力指標の設定。 (ハ)候補企業情報データベースの整備。 (ニ)情報維持機関の設置(参照モデル、用語、能力指
標の更新、データベースの維持)。
【0054】発信側については、上記の社会的情報基盤
に向けて以下の情報を発信するという整備が望まれる。 (ホ)自社の持つ能力(組織、従業員)を公的能力指標
に基づきネットワーク上に公告する。 (へ)自社の持つ能力の公的能力指標以外の次元の能力
をネットワーク上に公告する。 (ト)実績情報を公告する。
【0055】受信側(バーチャルエンタープライズ取り
まとめ側)については、社会的情報基盤から候補企業の
情報を入手し、以下の各社独自の取り扱いを行うという
整備が望まれる。 (チ)公告された企業能力(公的指標、非公的指標)を
参考にして、自社としての能力指標を設定する。一般的
に受信した能力指標をブレークダウンし、次元数は増加
する。 (リ)実績情報は公告された能力に対する信用の度合い
をあらわすもので、前述の分散行列の値に反映される。 (ヌ)受信する情報を鵜呑みにするのではなく、自社と
して独自の評価方法を確立する。
【0056】以上のように、バーチャルエンタープライ
ズという企業形態が真に普遍的となるためにはまだ、社
会全体として整備すべき事項および企業が独自に整備す
べき事項が多く残されている。バーチャルエンタープラ
イズを形成する際に、最も重要な要素の一つと考えられ
る「社外の組織に業務を委託して本当に大丈夫(品質、
工期、コスト)なのか」という問題をリスク評価という
観点から定式化することを試み、リスク評価方式を提案
した。本方式によると、従来漠然とした判断に合理的な
判断が代わることが期待できる。また、実績を反映して
いくことにより、より正確な判断が可能となる。今後の
課題としては以下の課題が考えられる。 ・要求能力および候補者能力の指標(尺度)の設定方
式。 ・そのような能力情報を社会基盤としての整備方式。 ・発信側からの申告された能力と実績をどのようなアル
ゴリズムでパラメータを推定、学習し、公的な企業能力
の情報としての提供方式。 ・企業としてそのような情報の独自な活用方式(自社と
しての能力次元の詳細化、共分散行列の設定)。 ・プロセス間での依存のある場合のリスク評価方式。
【0057】実施の形態2.上記実施の形態1では、リ
スクを評価する方法について説明したが、この実施の形
態では、費用とリスクによって評価する場合について説
明する。この実施の形態では、図10に示すように、作
業者情報記憶部3aに候補作業者の単位当たりの作業単
価を記憶する。リスクと同様に、候補作業者の作業単価
を内部情報として、作業者情報記憶部3aにもつことに
より、作業量と作業単価とから作業全体としてのコスト
も計算できる。計算した作業全体のコストとリスクを作
業者割付の判断材料として提供することができる。これ
らの判断材料に基づいて作業者の割付を選択することに
よって作業者の割付の最適化が可能になる。
【0058】実施の形態3.この実施の形態の作業者割
付システムにおいて、プロセスi(総数I)に作業者j
(総数J)を割付ける際の最適解(リスク最小という評
価基準)を求めるが、本発明は、そのアルゴリズムを提
案するものではない。本発明は、ある割付のパターンに
おける、リスクを算定できることに発明のポイントがあ
る。従って、最適アルゴリズムは、総当たり的にプロセ
スiと作業者jとの組み合わせパターンを検査すること
により最適の作業者の割付を求めることができるが、そ
の数は膨大なものとなる(組み合せJI)。そこで、候
補者を分類しておく、または、プロセスを難易度(要求
能力のの度合い)によって分類しておく、などにより、
組み合わせ数を減少させる工夫をすることができる。こ
のような候補者を分類をすることにより、効率よく最適
の作業者の割付を求めることができる。
【0059】実施の形態4.上記実施の形態では、作業
者の要求能力と候補者能力とのベクトルの次元が異なる
場合の取り扱いに付いて説明する。要求能力と候補者能
力とは、同じ次元のベクトルでなくてもよい。但し、要
求能力のベクトルの次元に含まれている要素が候補者能
力のベクトルに有る場合は問題が無い。候補者能力のベ
クトルのうち、要求能力に無いベクトルの要素について
無視されるだけである。具体的には、要求能力では設計
能力が要求されていた場合、候補者能力には設計能力と
製造能力が有るとすると、設計能力は使用するが、製造
能力は無視されるということである。一方、要求能力の
ベクトルに含まれる要素が候補者能力のベクトルに無い
場合には、以下のような処置が必要であると考えられ
る。要求能力にあって候補者能力に無いベクトルを有す
る候補者について、候補者能力に無いベクトルを新たに
入力を要請する、または、要求能力にあって候補者能力
に無いベクトルを有する候補者は、作業者の割付の対象
外にする、という処置が必要となる。具体的には、要求
能力では、設計能力と製造能力が要求されていた場合、
候補者能力には設計能力がなく、製造能力が有るとする
と、設計能力の入力を要請するか、あるいは、その候補
者は作業者の割付の対象外にするということである。こ
のようにして、要求能力と候補者能力のベクトルが異な
る場合にも、作業者の最適化が実施できる。
【0060】実施の形態5.上記実施の形態では、要求
能力と候補者能力が多次元の場合について説明したが、
要求能力と候補者能力は、一次元の場合でもよい。この
場合にも、一次元のベクトルの候補者能力から、平均値
と分散を計算して作業者割付の最適化が実施できる。多
次元における平均値(平均値ベクトル)は、一次元にお
いては平均値に相当する。平均値は、多次元ではベクト
ル値であるが、一次元ではスカラー値となる。多次元に
おける共分散(共分散マトリクス)は、一次元において
は分散に相当する。また、要求能力が一次元のベクトル
であっても、候補者能力は多次元のベクトルでもよいこ
とは、上記実施の形態4と同様である。
【0061】実施の形態6.更に、要求能力が確率変数
である場合もこの発明に係る作業者割付システムでの実
施が可能であり、作業者割付方法を使用することができ
る。図11に一例を示す。入力情報記憶部2bに要求能
力の平均値ri と共分散rΣiとを入力情報として入力部
1より入力する。この場合、畳み込み積分を用いること
によって実現できる。
【0062】実施の形態7.上記実施の形態では、作業
全体が複数のプロセスから構成されている場合を説明し
たが、プロセスの数が一の場合であっても、この発明に
係る作業者割付システムでの実施が可能であり、また、
作業者割付方法を使用することができる。
【0063】実施の形態8.作業遂行能力には、要求能
力と候補者能力があるが、いずれも共通の尺度で評価さ
れる。能力の評価基準は新技術の出現など、時代ととも
に変化していく。ここでは、評価基準を多次元のベクト
ルにて評価することにしているが、新技術の出現によ
り、付加すべき次元の評価基準もあるし、また同一次元
においても、時代の進展とともに世の中の一般的な基準
が増大していく場合もある。すなわち、本システムを適
用する際、例えばある年度の能力基準といった基準を設
定する。これを例えば年度ごとに見直し、次元の追加、
削除、各候補者の能力テーブルの更新を行う。また、上
記実施の形態では、確率変数は、正規分布である場合を
示したが、指数分布やχ2 分布などその他の任意の分布
である場合にも、(6)式に相当する式を数値積分する
ことにより、この作業者割付システム及び方法を適用す
ることは可能である。
【0064】
【発明の効果】この発明に係る作業者割付システム、作
業者割付方法及び作業者割付プログラムを記録したコン
ピュータで読み取り可能な記憶媒体によれば、作業の正
常遂行確率に基づいて最適化した作業者割付けを得るこ
とができる。
【0065】また、この発明に係る作業者割付システム
によれば、作業者能力の平均値、分散を考慮して算出し
た作業の正常遂行確率に基づいて最適化した作業者割付
けを得ることができる。
【0066】さらに、この発明に係る作業者割付システ
ムによれば、多次元の作業者能力の平均値、共分散を考
慮して算出した作業の正常遂行確率に基づいて最適化し
た作業者割付けを得ることができる。
【0067】この発明に係る作業者割付システムによれ
ば、さらに、各プロセスの作業量を考慮して算出した作
業全体の正常遂行確率に基づいて最適化した作業者割付
けを得ることができる。
【0068】この発明に係る作業者割付システムによれ
ば、作業の正常遂行確率からリスクを算出し、リスクか
ら算出した作業全体のリスクに基づいて最適化した作業
者割付けを得ることができる。
【0069】さらに、この発明に係る作業者割付システ
ムによれば、コストに基づいて最適化した作業者割付け
を得ることができる。
【0070】さらに、この発明に係る作業者割付システ
ムによれば、作業者に要求される要求能力が能力の分布
を表わす平均値である場合にも最適化した作業者割付け
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の一例を表わしたブ
ロック図である。
【図2】 計算機の基本的なブロックの一例を表わした
図である。
【図3】 企業活動のプロセスモデルの一例を表わした
図である。
【図4】 図3の企業活動のプロセスモデルにおける製
造の部分を詳細化した図である。
【図5】 設計プロセスのモデルを表わした図である。
【図6】 製造プロセスのモデルを表わした図である。
【図7】 全体プロセス構成のパターンを表わした図で
ある。
【図8】 候補者能力の確率密度の分布の一例を表わし
た図である。
【図9】 要求能力に対するリスクの確率分布の一例を
表わした図である。
【図10】 この発明の実施の形態2の一例を表わした
ブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態6の一例を表わした
ブロック図である。
【符号の説明】
1 入力部、2,2b 入力情報記憶部、3,3a 作
業者情報記憶部、4演算処理部、5 出力情報記憶部、
6 出力部、7 確率記憶部、8 確率算出部、9 作
業最適化部、201 入力装置、202 記憶装置、2
03 制御装置、204 演算装置、205 出力装
置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遂行する作業を構成するプロセスのプロ
    セス名と、上記プロセスを実施する能力として要求され
    る要求能力に関する情報とを入力情報として入力する入
    力部と、 上記入力部で入力された入力情報を記憶する入力情報記
    憶部と、 上記プロセスを実施する候補となる複数の作業者の作業
    者名と、各作業者のプロセス実施能力に関する作業者能
    力に関する情報とを記憶する作業者情報記憶部と、 上記入力情報記憶部に記憶された要求能力に関する情報
    と上記作業者情報記憶部に記憶された作業者能力に関す
    る情報とに基づいて、各作業者が上記プロセスを正常に
    完了する正常遂行確率を算出し、算出した正常遂行確率
    に基づいてプロセスを遂行する作業者の割付を行う演算
    処理部と、 上記演算処理部で割付けた作業者の作業者名を記憶する
    出力情報記憶部と、 上記出力情報記憶部に記憶された作業者の作業者名を出
    力する出力部とを備えたことを特徴とする作業者割付シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 上記作業者割付システムは、さらに、上
    記正常遂行確率を記憶する確率記憶部を備え、 上記入力部は、複数のプロセスのプロセス名と、上記プ
    ロセスに対応した複数の要求能力に関する情報とを含む
    入力情報を入力し、 上記演算処理部は、作業者が各プロセスを正常に完了す
    る正常遂行確率を算出し、算出した正常遂行確率を上記
    確率記憶部へ記憶する確率算出部と、 上記確率記憶部に記憶された正常遂行確率に基づいて上
    記プロセスを遂行する作業者の割付を行なう作業最適化
    部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の作業者割
    付システム。
  3. 【請求項3】 上記作業者情報記憶部に記憶された作業
    者能力に関する情報は、作業者の能力の分布を表わす平
    均値(ベクトル)と、作業者の能力の値の共分散(マト
    リクス)とを有し、 上記確率算出部は、上記入力情報記憶部に記憶された要
    求能力に関する情報と上記作業者情報記憶部に記憶され
    た平均値及び共分散とに基づいて正常遂行確率を算出す
    ることを特徴とする請求項2記載の作業者割付システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記入力部は、上記プロセスを実施する
    複数種類の能力の要求能力に関する情報を入力し、 上記入力情報記憶部は、上記入力部で入力された上記要
    求能力を入力情報として記憶し、 上記作業者情報記憶部に記憶された作業者能力に関する
    情報は、作業者の複数種類の能力の分布を表わす平均値
    と、作業者の能力の値の共分散とを有し、 上記確率算出部は、上記入力情報記憶部に記憶された上
    記要求能力に関する情報と上記作業者情報記憶部に記憶
    された平均値及び共分散とに基づいて正常遂行確率を算
    出することを特徴とする請求項2記載の作業者割付シス
    テム。
  5. 【請求項5】 上記入力部は、各プロセスが実施する作
    業の作業量を入力し、 上記入力情報記憶部は、上記入力部で入力された上記作
    業量を入力情報として記憶し、 上記作業最適化部は、上記確率記憶部に記憶された正常
    遂行確率と上記入力情報記憶部に記憶された作業量とに
    基づいて全体の作業が正常に完了する確率である全体正
    常遂行確率を算出し、算出した全体正常遂行確率に基づ
    いて作業を遂行する作業者の割付を最適化することを特
    徴とする請求項2から4いずれかに記載の作業者割付シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 上記作業最適化部は、上記確率記憶部に
    記憶された正常遂行確率に基づいて作業者が各プロセス
    を正常に完了しない確率であるリスクを算出し、算出し
    たリスクに基づいて作業全体のリスクを算出し、算出し
    た作業全体のリスクに基づいて作業を遂行する作業者の
    割付を最適化することを特徴とする請求項5記載の作業
    者割付システム。
  7. 【請求項7】 上記作業者情報記憶部は、さらに、各作
    業者の単位当たりの作業単価を記憶し、 上記作業最適化部は、上記作業者情報記憶部に記憶され
    た作業単価と、上記全体正常遂行確率とに基づいて作業
    を遂行する作業者の割付を最適化することを特徴とする
    請求項5記載の作業者割付システム。
  8. 【請求項8】 上記入力部で入力される要求能力に関す
    る情報は、要求される能力の分布を表わす平均値及び共
    分散であることを特徴とする請求項1から7いずれかに
    記載の作業者割付システム。
  9. 【請求項9】 遂行する作業を構成するプロセスのプロ
    セス名と、上記プロセスを実施する能力として要求され
    る要求能力に関する情報とを入力情報として入力する入
    力工程と、 上記入力工程で入力された入力情報を記憶部へ記憶する
    入力情報記憶工程と、 上記プロセスを実施する複数の候補となる作業者の作業
    者名と、各作業者のプロセス実施能力に関する作業者能
    力に関する情報とを記憶部へ記憶する作業者情報記憶工
    程と、 上記入力情報記憶工程で記憶された要求能力に関する情
    報と上記作業者情報記憶工程で記憶された作業者能力に
    関する情報とに基づいて、各作業者が上記プロセスを正
    常に完了する正常遂行確率を算出し、算出した正常遂行
    確率に基づいてプロセスを遂行する作業者の割付を行う
    演算処理工程と、 上記演算処理工程で割付けた作業者の作業者名を記憶部
    へ記憶する出力情報記憶工程と、 上記出力情報記憶工程で記憶された作業者の作業者名を
    出力する出力工程とを備えたことを特徴とする作業者割
    付方法。
  10. 【請求項10】 遂行する作業を構成するプロセスのプ
    ロセス名と、上記プロセスを実施する能力として要求さ
    れる要求能力に関する情報とを入力情報として入力する
    入力工程と、 上記入力工程で入力された入力情報を記憶部へ記憶する
    入力情報記憶工程と、 上記プロセスを実施する候補となる複数の作業者の作業
    者名と、各作業者のプロセス実施能力に関する作業者能
    力に関する情報とを記憶部へ記憶する作業者情報記憶工
    程と、 上記入力情報記憶工程で記憶された要求能力に関する情
    報と上記作業者情報記憶工程で記憶された作業者能力に
    関する情報とに基づいて、各作業者が上記プロセスを正
    常に完了する正常遂行確率を算出し、算出した正常遂行
    確率に基づいてプロセスを遂行する作業者の割付を行う
    演算処理工程と、 上記演算処理工程で割付けた作業者の作業者名を記憶部
    へ記憶する出力情報記憶工程と、 上記出力情報記憶工程で記憶された作業者の作業者名を
    出力する出力工程とを備えた作業者割付プログラムを記
    録したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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