JP2000251032A - 送受信回路、送受信回路システム - Google Patents

送受信回路、送受信回路システム

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JP2000251032A
JP2000251032A JP11055332A JP5533299A JP2000251032A JP 2000251032 A JP2000251032 A JP 2000251032A JP 11055332 A JP11055332 A JP 11055332A JP 5533299 A JP5533299 A JP 5533299A JP 2000251032 A JP2000251032 A JP 2000251032A
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transmission
coil
reception
receiving
circuit
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JP11055332A
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Yusuke Naganuma
祐資 長沼
Hiroshi Yamazaki
博史 山崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信時に受信コイルを送信コイルの共振コイ
ルとして利用し出力を増大させかつ受信時には送信コイ
ルの整合を外し受信コイルへ回り込む信号を減らし受信
感度を向上させた送受信回路および送受信回路システム
を得る。 【解決手段】 電磁波により電力および信号の送信、信
号の受信を行い、送信コイル3、この送信コイルと電磁
結合関係を有する受信コイル4、受信コイルに接続され
る送信用共振コンデンサ32、受信コイルに接続される
受信コイル整合回路7、送信時に送信用共振コンデンサ
を受信コイル両端間に接続しかつ受信コイルを受信コイ
ル整合回路から離し、受信時に送信用共振コンデンサを
受信コイルから離しかつ受信コイルを受信コイル整合回
路に接続する切り替え手段30、31を備え、送信用共
振コンデンサが受信コイルが送信時に共振コイルとして
機能する時に送信コイルの共振周波数が送信用の周波数
になるような容量を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一方から電源を
持たない他方に電力と信号を送信し、他方からのこれに
対する応答信号だけを受ける、リーダライタとICカー
ドあるいはFA(ファクトリーオートメーション)タグ等
との関係のような、バッテリレス非接触式データキャリ
アシステム等で使用される送受信回路、および送受信回
路システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のこの種の送受信回路システ
ムの一例を示すもので、リーダライタとタグからなるも
のを示す。リーダライタ1からタグ2へ送信する、リー
ダライタ送信電力・データ信号52の周波数はf1、タ
グ2からリーダライタ1へ送信する、リーダライタ受信
データ信号58の周波数はf2である。
【0003】リーダライタ1は、無線制御装置20と、
送信回路9と、送信コイル整合回路6と、送信コイル3
(L1)、受信コイル4(L3)と、受信コイル整合回路7
と、受信回路10から構成される。送信回路9には変調
器13、および発振器23が、受信回路10にはフィル
タ14、フィルタ15が含まれている。
【0004】タグ2は、送受信コイル5(L2)と、タグ
用共振コンデンサ8(Cd)と、負荷回路25で構成され
る。負荷回路25は、タグ送信回路11と、タグ受信回
路12と、クロック保持回路16と、整流回路17と、
平滑回路24、制御部21と、メモリ22で構成され
る。平滑回路24は、コンデンサ18(Cc)と、抵抗1
9(Rc)で構成される。
【0005】図9は、送信回路9と、送信コイル整合回
路6と、送信コイル3と、送受信コイル5と、タグ用共
振コンデンサ8と、合成回路25と、受信コイル4と、
受信コイル整合回路7と、受信回路10で構成される伝
送系の等価回路である。本例では、送信コイル整合回路
6は、コンデンサ70(Cs1)、コンデンサ71(Cp1)、
受信コイル整合回路7は、コンデンサ72(Cs3)、コン
デンサ73(Cp3)から構成される。
【0006】図9を用いて、送信コイル整合回路6と、
送信回路9と、受信コイル整合回路7の調整方法を説明
する。調整は、リーダライタ1とタグ2について別々に
行うので、送信コイル3と送受信コイル5の相互インダ
クタンスM2177、送受信コイル5と受信コイル4間の
相互インダクタンスM3278は、それぞれ0と考える。
【0007】一方、リーダライタ1の送信時および受信
時の指向性は同一であるのが望ましいので、送信コイル
3と受信コイル4は、一般的に同心円上、同平面に配置
される。そのため、送信コイル3と受信コイル4間の相
互インダクタンスM3179は存在する。したがって、送
信コイル整合回路6の端子から見た入力インピーダンス
1101は受信回路10の出力インピーダンスZc3
6を用いて、式(1)のように表せる。ただし、角周波数
ω、周波数fとすると、ω=2πf。
【0008】
【数1】
【0009】なぜなら、送信コイル3と受信コイル4
は、図10のような等価回路に変換できるからである。
同様に、受信コイル整合回路7の端子から見た入力イン
ピーダンスZ3102は送信回路9の入力インピーダン
スZc174を用いて、式(2)のように表せる。
【0010】
【数2】
【0011】リーダライタ送信電力・データ信号52の
周波数f1で、送信コイル3を送信回路9に整合させる
には、次の条件を満たす必要がある。
【0012】
【数3】
【0013】リーダライタ受信データ信号58の周波数
2で、受信コイル4を受信回路10に整合させるに
は、次の条件を満たす必要がある。
【0014】
【数4】
【0015】式(3)、(4)を満たすように、コンデンサ
s170、コンデンサCp171、コンデンサCs372、
コンデンサCp373を調整することで、送信回路9から
送信コイル3へ供給される電力、受信コイル4から受信
回路10へ供給される電力が最大になる。
【0016】次にタグ用共振コンデンサ8について、そ
の調整方法を説明する。送受信コイル5の端子から見た
入力インピーダンスZ2103が、負荷回路25の合成
インピーダンスZc275と、インピーダンス整合が取れ
ているとき、タグ受信電力54は最大になる。しかし、
一般に合成インピーダンスZc275は高く調整が難しい
ので、タグ用共振コンデンサ8による調整により、合成
インピーダンスZc275にかかる電圧V21003を最
大にする。入力インピーダンスZ2103は式(5)のよ
うに表せる。
【0017】
【数5】
【0018】電圧V21003は、合成インピーダンス
c275を流れる電流と逆向きの電流I2104、送受
信コイル5流れる電流I2’84を用いて式(6)のよう
に表せる。
【0019】
【数6】
【0020】よって、電流I2’84と電流I2104の
関係は、
【0021】
【数7】
【0022】電流I2’84は、リーダライタ1のリー
ダライタ送信電力・データ信号52のレベルによって決
定される。式(7)から、電流I2104も、リーダライ
タ送信電力・データ信号52のレベルによって決定され
る。リーダライタ送信電力・データ信号52のレベルが
一定の場合、電流I2104が一定なので、式(8)が成
立するとき電圧V21003は周波数f1において最大と
なる。
【0023】
【数8】
【0024】電圧V21003を最大にするためには、
タグ用共振コンデンサ8の容量は式(9)のように決定さ
れる。
【0025】
【数9】
【0026】タグ用共振コンデンサ8のみによって送受
信コイル5を調整する場合、式(10)より電圧V210
03が最大のとき、タグ受信電力54(Pt)は最大にな
る。
【0027】
【数10】
【0028】次に動作について説明する。常時、発振器
23において、周波数f1の搬送波51が生成される。
無線制御装置20から、送信回路9へリーダライタ送信
データ信号50が伝達される。変調器13により搬送波
51をリーダライタ送信データ信号50で変調したリー
ダライタ送信電力・データ信号52が、送信コイル3か
らタグ2へ送信される。送信コイル3は、送信コイル整
合回路6により周波数f1において送信回路9とインピ
ーダンス整合がとられている。
【0029】タグ2は、リーダライタ送信電力・データ
信号52を送受信コイル5で受信し、これを整流回路1
7、平滑回路24を通して、タグ2のタグ受信電力54
を得る。送受信コイル5の共振周波数はタグ用共振コン
デンサ8により周波数f1に調整されている。リーダラ
イタ送信電力・データ信号52の一部は、クロック53
としてクロック保持回路16を介して制御部21へ伝達
される。また、リーダライタ送信電力・データ信号52
の一部は、タグ受信データ信号55としてタグ受信回路
12に伝達され、さらに復調され、リーダライタ送信デ
ータ信号(復調)56となり、制御部21に伝達される。
必要に応じてメモリ22に記憶されたタグ2の情報の引
き出しや、書き換えが行われる。
【0030】さらに、制御部21からタグ送信データ信
号57がタグ送信回路11へ伝達される。周波数f1
搬送波51にタグ送信データ信号57を変調した、周波
数f2のリーダライタ受信データ信号58が(実際にはリ
ーダライタ1からの搬送波であるクロックの周波数を変
えてタグ2からの搬送波(サブキャリア)を生成してこれ
をタグ送信データ信号57で変調する)、送受信コイル
5を通してリーダライタ1へ送信される。リーダライタ
1は受信コイル4により、リーダライタ受信データ信号
58を受信する。受信コイル4は受信コイル整合回路7
により周波数f 2において受信回路10とインピーダン
ス整合がとられている。リーダライタ受信データ信号5
8は受信回路10で復調され、タグ送信データ信号(復
調)59となり、無線制御装置20に伝達される。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のこ
の種の送受信回路では、送信コイル3と受信コイル4が
近くに設置されているので、送信コイル3と受信コイル
4の結合が大きい。この送信コイル3と受信コイル4の
結合量S3196(図11参照)は、以下のように表せる。
【0032】図9の等価回路において、タグ2がリーダ
ライタ1から十分に離れている場合、相互インダクタン
スM2177、相互インダクタンスM3278は、それぞれ
0と考えられる。このとき、送信コイル3の端子90
(図11参照)、受信コイル4の端子92間の散乱パラメ
ータを求めるために、図9の等価回路を図11のように
考える。電圧V1’80、電流I1’83、電圧V3’8
2、電流I3’85には、式(11)のような関係があ
る。
【0033】
【数11】
【0034】端子1’と端子3’間の規格インピーダン
スパラメータは、送信コイル整合回路6と送信回路9の
入力インピーダンスZc174の合成インピーダンス
c1’93、および受信コイル整合回路7と受信回路1
0の出力インピーダンスZc376の合成インピーダンス
c3’95とした場合、式(12)のようになる。
【0035】
【数12】
【0036】また、送信コイル3と受信コイル4間の散
乱行列は式(13)のように表せる。
【0037】
【数13】
【0038】送信コイル3と受信コイル4の結合量S31
96は、式(13)の2行1列成分と等しいので、式(1
4)のように表せる。
【0039】
【数14】
【0040】言い換えると、タグ2がリーダライタ1に
影響を与えない位置にあるときは、リーダライタ送信電
力・データ信号52は受信コイル4へ回り込んでいた。
すなわち式(15)のように表せた。
【0041】
【数15】
【0042】タグ2がリーダライタ1に近づいたとき、
送信コイル3から放射されるリーダライタ送信電力・デ
ータ信号52の一部がタグ2で受信された。そのため、
受信コイル4で受信するリーダライタ受信データ信号5
8に対する、式(14)の項の割合が大きいので、S/N
比が小さかった。したがって受信感度が劣化し、通信距
離が短くなるという問題があった。従来は、受信回路1
0内部に、フィルタ14、フィルタ15などを設けて、
周波数f1のリーダライタ送信電力・データ信号52の
成分をカットしていたためロスが多かった。
【0043】この発明は上記のような問題点を解決し、
リーダライタ送信電力・データ信号を有効に活用するた
めになされたもので、リーダライタ送信電力・データ信
号の送信時には受信コイルを送信コイルの共振コイルと
して利用することで、リーダライタ送信電力・データ信
号の出力を増大させ、かつリーダライタ受信データ信号
の受信時には送信コイルの整合を外すことで、受信コイ
ルへ回り込むリーダライタ送信電力・データ信号を減ら
し、受信感度を向上させることで、通信距離の伸長を可
能とし、同時に、送信コイル整合回路の削減と、受信回
路におけるフィルタの削減が可能な送受信回路および送
受信回路システムを提供することを目的とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、電磁波により電力および信号の送信ならびに信
号の受信を行う送受信回路であって、送信コイルと、こ
の送信コイルと電磁結合関係を有する受信コイルと、こ
の受信コイルの両端間に接続される送信用共振コンデン
サと、上記受信コイルに接続された受信コイル整合回路
と、送信時に上記送信用共振コンデンサを受信コイルの
両端間に接続すると共に上記受信コイルを受信コイル整
合回路から切り離し、受信時に上記送信用共振コンデン
サと受信コイルの接続を解除すると共に上記受信コイル
を受信コイル整合回路に接続する切り替え手段と、を備
え、上記送信用共振コンデンサが上記受信コイルが送信
時に共振コイルとして機能するときに上記送信コイルの
共振周波数が送信用の周波数になるような容量を有する
ことを特徴とする送受信回路にある。
【0045】またこの発明は、電磁波により電力および
信号の送信ならびに信号の受信を行う送受信回路であっ
て、送信コイルと、この送信コイルと電磁結合関係を有
する受信コイルと、この受信コイルに接続された受信コ
イル整合回路と、送信時に上記受信コイルの両端間を接
続すると共に上記受信コイルを受信コイル整合回路から
切り離し、受信時に上記受信コイルの両端間を切り離し
これらを受信コイル整合回路に接続する切り替え手段
と、を備え、上記受信コイルが送信時に共振コイルとし
て機能するときに上記送信コイルの共振周波数が送信用
の周波数になるような位置および形状を有することを特
徴とする送受信回路にある。
【0046】またこの発明は、上記切り替え手段が、送
信時に上記送信用共振コンデンサを受信コイルの両端間
に接続し受信時に切り離しをする送信用切り替えスイッ
チと、送信時に上記受信コイルを受信コイル整合回路か
ら切り離し、受信時にこれらを接続する受信用切り替え
スイッチとからなり、さらに送信時に上記送信用切り替
えスイッチまたは受信用切り替えスイッチの開閉により
信号送信のための変調を行うことを特徴とする送受信回
路にある。
【0047】またこの発明は、上記切り替え手段が、送
信時に上記受信コイルの両端間に上記送信用共振コンデ
ンサを接続し、受信時にこれを切り離し送信時に上記受
信コイルを受信コイル整合回路に接続する送受信用切り
替えスイッチと、送信時に上記受信コイルを受信コイル
整合回路から切り離し、受信時にこれらを接続する受信
用切り替えスイッチとからなり、上記受信コイルの一端
に上記送信用共振コンデンサの一端が接続されていると
共に、上記受信コイル整合回路が2つの入力端子を有
し、上記受信用切り替えスイッチが、受信時に上記受信
コイルと上記送信用共振コンデンサとの接続点を上記受
信コイル整合回路の一方の入力端子に接続し、送信時に
これを解放するスイッチであり、上記送受信用切り替え
スイッチが、受信時に上記受信コイルの他端を上記受信
コイル整合回路の他方の入力端子に接続し、送信時に上
記受信コイルの他端を上記送信用共振コンデンサの他端
に切り替えて接続するスイッチである、ことを特徴とす
る請求項1または2に記載の送受信回路にある。
【0048】またこの発明は、電磁波により電力および
信号の受信ならびに信号の送信を行う送受信回路であっ
て、受信コイルと、この受信コイルと電磁結合関係を有
する送信コイルと、この送信コイルの両端間に接続され
る受信用共振コンデンサと、上記送信コイルに接続され
た送信コイル整合回路と、受信時に上記受信用共振コン
デンサを送信コイルの両端間に接続すると共に上記送信
コイルを送信コイル整合回路から切り離し、送信時に上
記受信用共振コンデンサと送信コイルの接続を解除する
と共に上記送信コイルを送信コイル整合回路に接続する
切り替え手段と、を備え、上記受信用共振コンデンサが
上記送信コイルが受信時に共振コイルとして機能すると
きに上記受信コイルの共振周波数が受信用の周波数にな
るような容量を有することを特徴とする送受信回路にあ
る。
【0049】またこの発明は、上記第1ないし4のいず
れかの送受信回路と、上記第5の送受信回路からなるこ
とを特徴とする送受信回路システムにある。
【0050】またこの発明は、上記切り替え手段がFE
Tを使用した半導体アナログスイッチを含むことを特徴
とする送受信回路にある。
【0051】またこの発明は、上記切り替え手段がリレ
ースイッチを含むことを特徴とする送受信回路にある。
【0052】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明の各実施の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明
するこの発明の実施の形態において、上述の従来例と同
一もしくは相当部分は同一の記号で示す。
【0053】実施の形態1.図1はこの発明の一実施の
形態による送受信回路を含む送受信回路システムの構成
図である。図において、送信用切り替えスイッチ30
(SW1)と、受信用切り替えスイッチ31(SW2)は、受
信コイル4を送信コイル3の共振コイルに切り替える役
割をする。送信用切り替えスイッチ30は2端子スイッ
チで、受信用切り替えスイッチ31は4端子スイッチで
構成される。送信用共振コンデンサ32(Co)は受信コ
イル4が共振コイルとして機能するときに、送信コイル
3の共振周波数が周波数f1になるように調整されてい
る。受信コイル整合回路7は、受信コイル4が受信コイ
ルとして機能するときに、受信回路10を周波数f2
受信コイル4とインピーダンス整合する。
【0054】次に動作について説明する。常時、発振器
23において、周波数f1の搬送波51が生成される。
リーダライタ送信電力・データ信号52の送信時には、
無線制御装置20からのスイッチ信号60により、送信
用切り替えスイッチ30がオンに、受信用切り替えスイ
ッチ31がオフになる。このとき、受信コイル4は受信
回路10から完全に切り離される。さらに、送信コイル
3は、送信用共振コンデンサ32の調整により送信周波
数f1で、送信回路9とインピーダンス整合がとられて
いる。以下に送信用共振コンデンサ32の調整方法を示
す。
【0055】図12は、送信用切り替えスイッチ30が
オンに、また受信用切り替えスイッチ31がオフになっ
たときの、リーダライタ1の伝送系の等価回路である。
ただし、タグ2が十分遠くにあるとした。このとき、送
信コイル3の端子から見た入力インピーダンスZ111
5は、式(16)のように表せる。
【0056】
【数16】
【0057】リーダライタ送信電力・データ信号52の
周波数f1で、送信コイル3を送信回路9にインピーダ
ンス整合させるには、式(3)を満たせば良いので、送信
用共振コンデンサ32は式(17)のように決定される。
【0058】
【数17】
【0059】この状態で、従来例と同様にリーダライタ
送信電力・データ信号52を、送信コイル3からタグ2
へ送信する。
【0060】受信コイル4は受信回路10から完全に切
り離されるので、送信コイル3と受信コイル4の結合量
s1’97は0となる。送信コイル3は送信回路9とイ
ンピーダンス整合しているので、送信コイル3の端子で
の反射量S11’98も0となる。図12において送信コ
イル整合回路6がないので、理論上、送信コイル3への
入力電力はすべて空中へ放射される。したがって従来例
と比較して、送信出力が増大する。
【0061】タグ2における、リーダライタ送信電力・
データ信号52の受信、およびリーダライタ受信データ
信号58の送信は、従来例と同様である。
【0062】リーダライタ受信データ信号58の受信時
には、無線制御装置20からのスイッチ信号60によ
り、受信用切り替えスイッチ31がオンに、送信用切り
替えスイッチ30がオフになる。さらに、受信コイル4
は、受信コイル整合回路7の調整により受信周波数f2
で、受信回路7とインピーダンス整合されている。送信
コイル3の共振周波数は周波数f1から外れる。以下に
受信コイル整合回路7の調整方法を示す。
【0063】図13は、受信用切り替えスイッチ31が
オンに、送信用切り替えスイッチ30がオフになったと
きの、リーダライタ1の伝送系の等価回路である。ただ
し、タグ2が十分遠くにあるとした。このとき、受信コ
イル整合回路7の端子から見た入力インピーダンスZ3
116は、式(18)のように表せる。
【0064】
【数18】
【0065】リーダライタ受信データ信号58の周波数
2で、受信コイル4を受信回路10にインピーダンス
整合させるには、式(18)が式(4)を満たせば良い。こ
のように、コンデンサCs372、コンデンサCp373を
調整することで、受信コイル4から受信回路10へ供給
される電力が最大になり、受信感度が向上する。
【0066】このとき、送信コイル3の端子から見た入
力インピーダンスZ1115は、式(19)のようにな
る。式(20)のように、周波数f1で送信コイル3が送
信回路9とインピーダンス整合がとれなくなり、反射量
11’98が生じる。
【0067】
【数19】
【0068】送信コイル3と受信コイル4の結合量
31”100は、前述と同様に、式(21)のように表せ
る。
【0069】
【数20】
【0070】式(22)のように、前述の送信コイル3と
受信コイル4の結合量S31”100は、前述の送信コイ
ル3と受信コイル4の結合量S31’97より小さい。
【0071】
【数21】
【0072】このように、受信コイル4で受信するリー
ダライタ受信データ信号58に対するリーダライタ送信
電力・データ信号52の割合が、従来の技術と比べて小
さい。したがってS/N比は従来の技術と比べて大きく
なり、受信感度が向上する。また、従来の構成と比較し
て、受信回路におけるフィルタ15などの削減が可能と
なる。
【0073】このとき、送信コイル3の共振周波数は周
波数f1から外れるので、タグ2でのクロック53、お
よびタグ受信電力54は低下する。これを補うために、
タグ2はクロック保持回路16と、容量の大きなコンデ
ンサCc18を有している。
【0074】以上のように、リーダライタ送信電力・デ
ータ信号52の送信時には、送信出力を増大し、またリ
ーダライタ受信データ信号58の受信時には、受信感度
が向上するので、通信距離の伸長が可能となる。同時
に、送信コイル整合回路6の削減と、受信回路10にお
けるフィルタが削減できる。
【0075】同一の入力電力に対する、従来の技術、お
よび実施の形態1の、リーダライタの送信出力、および
受信感度、ならびにタグ受信電力54と時間の関係を、
それぞれ図8に示す。リーダライタ送信電力・データ信
号52の送信時には、送信出力、およびタグ受信電力5
4は実施の形態1の方が高い。また、リーダライタ受信
データ信号58の受信時には、受信感度は実施の形態1
の方が高い。
【0076】実施の形態2.実施の形態1では、受信コ
イル4および送信用共振コンデンサ32を用いて、送信
コイル3の共振周波数を周波数f1に調整したが、次に
受信コイル4のみを用いて、送信コイル3の共振周波数
を周波数f1に調整する実施の形態2を示す。図2は、
このような場合のこの発明による送受信回路を含む送受
信回路システムの構成図である。実施の形態1に比べ
て、送信用共振コンデンサ32が存在しない。代わり
に、受信コイル4の位置、または形状を調整すること
で、送信コイル3の共振周波数が周波数f1になるよう
に調整されている。以下に調整方法を示す。
【0077】図14は、送信用切り替えスイッチ30が
オンに、また受信用切り替えスイッチ31がオフになっ
たときの、リーダライタ1の伝送系の等価回路である。
ただし、タグ2が十分遠くにあるものとした。前述と同
様に、送信コイル3の端子から見た入力インピーダンス
1’117は式(23)のように表せる。
【0078】
【数22】
【0079】リーダライタ送信電力・データ信号52の
周波数f1で、送信コイル3を送信回路9にインピーダ
ンス整合させるには、式(3)を満たせば良いので、相互
インダクタンスM3179は式(24)のように決定され
る。
【0080】
【数23】
【0081】送信コイル3と受信コイル4の相互インダ
クタンスが式(24)のような量になるように、受信コイ
ル4の位置を、同平面上、ないしは同心軸上に調整、ま
たは受信コイル4のコイル径、巻き数、巻き間隔、コイ
ル線径などの形状を調整する。
【0082】この状態で、従来例と同様にリーダライタ
送信電力・データ信号52を、送信コイル3からタグ2
へ送信する。動作は実施の形態1と同様である。実施の
形態1に加えて、送信用共振コンデンサ32が減る利点
がある。
【0083】実施の形態3.上記の実施の形態1では、
送信時に送信回路9における変調器13により、変調を
行っていたが、次に送信用切り替えスイッチ30、もし
くは受信用切り替えスイッチ31により変調を行う、送
受信回路を以下に示す。図3はこのような場合の、この
発明による送受信回路を含む送受信回路システムの構成
図である。
【0084】次に動作について説明する。常時、発振器
23において、周波数f1の搬送波51が生成される。
無線制御装置20からのリーダライタ送信データ信号5
0がオンのとき、送信用切り替えスイッチ30をオンに
切り替える。また、無線制御装置20からのリーダライ
タ送信データ信号50がオフのとき、送信用切り替えス
イッチ30をオフにする。そして送信用切り替えスイッ
チ30の切り替えにより、送信出力が増減することを利
用して、搬送波51に振幅変調をかける。
【0085】振幅変調がかかる原理を説明する。送信用
切り替えスイッチ30がオンのとき、式(3)のように周
波数f1で送信コイル3は送信回路9にインピーダンス
整合しているので、理論上、送信コイル3への入力電力
はすべて空中へ放射されるので、送信出力が増大する。
送信用切り替えスイッチ30がオフのとき、式(20)の
ように周波数f1で送信コイル3が送信回路9とインピ
ーダンス整合がとれなくなり、反射量S11’98が生じ
る。送信コイル3への入力電力のうち空中へ放射される
量が減少し、送信出力が減少する。リーダライタ受信デ
ータ信号58の受信時の動作は、実施の形態1と同様で
ある。
【0086】この実施の形態3では、変調器13が不要
になるという利点がある。
【0087】実施の形態4.実施の形態1では、受信用
切り替えスイッチ31に4端子スイッチを使用してスイ
ッチ付コイル回路を実現したが、次に受信用切り替えス
イッチに2端子スイッチを使用した場合の実施の形態を
示す。図4はこのような場合の、この発明による送受信
回路を含む送受信回路システムの構成図である。図にお
いて、送受信用切り替えスイッチ33と、受信用切り替
えスイッチ34は、受信コイル4を送信コイル3の共振
コイルに切り替える役割をする。送信用共振コンデンサ
32は受信コイル4が共振コイルとして機能するとき
に、送信コイル3の共振周波数が周波数f1になるよう
に調整されている。受信コイル整合回路7は、受信コイ
ル4が受信コイルとして機能するときに、受信コイル4
を周波数f2でインピーダンス整合する。
【0088】次に動作について説明する。リーダライタ
送信電力・データ信号52の送信時には、無線制御装置
20からのスイッチ信号60により、送受信用切り替え
スイッチ33が端子aに接続し、受信用切り替えスイッ
チ34がオフになる。以下、実施の形態1の動作方法と
同様に、送信コイル3からタグ2へリーダライタ送信電
力・データ信号52を送信し、タグ2はこれを受信し、
リーダライタ受信データ信号58の送信を行う。リーダ
ライタ受信データ信号58の受信時には、無線制御装置
20からのスイッチ信号60により、受信用切り替えス
イッチ34がオンになり、送受信用切り替えスイッチ3
3が端子bに接続する。受信コイル4は受信コイル整合
回路7により、受信周波数f2でインピーダンス整合さ
れている。送信コイル3の共振周波数は周波数f1から
外れる。
【0089】受信用切り替えスイッチが、実施の形態1
では4端子スイッチであったのに対して、2端子スイッ
チで構成されるので、端子数が少なくなり安価になる利
点がある。
【0090】実施の形態5.以上の実施の形態では、送
受信回路をリーダライタ1に適用したが、次に送受信回
路をタグ2に適用した場合を以下に示す。図5はこのよ
うな場合の、この発明による送受信回路を含む送受信回
路システムの構成図である。
【0091】タグ2は、タグ受信コイル40(L2)と、
タグ送信コイル41(L4)の2個のコイルを有する。タ
グ受信コイル40と、タグ送信コイル41は相互インダ
クタンスM42107(図15参照)により結合している。
タグ受信用切り替えスイッチ42(SW4)とタグ送信用
切り替えスイッチ43(SW3)は、タグ送信コイル41
をタグ受信コイル40の共振コイル、および通常の送信
コイルに切り替える役割をする。タグ受信用共振コンデ
ンサ44(Co’)はタグ送信コイル41が共振コイルと
して機能するときに、タグ受信コイル40の共振周波数
が周波数f1になるように調整されている。タグ送信コ
イル整合回路45はタグ送信コイル41が送信コイルと
して機能するときに、周波数f2でタグ送信コイル41
のインピーダンス整合を行う。
【0092】次に動作について説明する。リーダライタ
1におけるリーダライタ送信電力・データ信号52の送
信、およびリーダライタ受信データ信号58の受信の動
作は、従来の技術と同様である。
【0093】タグ2におけるリーダライタ送信電力・デ
ータ信号52の受信時には、制御部21からのタグスイ
ッチ信号61により、タグ受信用切り替えスイッチ42
がオンに、タグ送信用切り替えスイッチ43がオフにな
る。このとき、タグ送信コイル41はタグ送信回路11
から完全に切り離される。さらに、タグ受信コイル40
は、タグ受信用共振コンデンサ44の調整により、リー
ダライタ送信電力・データ信号52の周波数f1で、タ
グ受信回路12と、クロック保持回路16と、整流回路
17と、平滑回路24と、制御部21と、メモリ22の
合成インピーダンスZc2’105と整合がとられてい
る。以下にタグ受信用共振コンデンサ44およびタグ送
信コイル整合回路45の調整方法を示す。
【0094】図15は、タグ受信用切り替えスイッチ4
2がオンに、タグ送信用切り替えスイッチ43がオフに
なったときの、タグ2の伝送系の等価回路である。タグ
送信コイル整合回路45はコンデンサCs4109、コン
デンサCp4110、から構成される。ただし、リーダラ
イタ1が十分遠くにあるものとした。このとき、タグ受
信コイル40の端子から見た入力インピーダンスZ2
11は、式(25)のように表せる。
【0095】
【数24】
【0096】リーダライタ送信電力・データ信号52の
周波数f1で、タグ受信コイル40を合成インピーダン
スZc2’105にインピーダンス整合させるには、式
(25)が式(26)を満たせば良いので、タグ受信用共振
コンデンサ44は式(27)のように決定される。
【0097】
【数25】
【0098】この状態で、従来例と同様にリーダライタ
送信電力・データ信号52を、タグ受信コイル40で受
信する。
【0099】タグ送信コイル41はタグ送信回路11か
ら完全に切り離されるので、タグ受信コイル40とタグ
送信コイル41の結合量S42’108は0となる。タグ
受信コイル40は合成インピーダンスZc2’105とイ
ンピーダンス整合しているので、タグ受信コイル40の
端子での反射量S22’1100も0となり、従来例と比
較して、受信感度が向上する。
【0100】タグ2からリーダライタ1への送信時に
は、制御部21からのタグスイッチ信号61により、タ
グ受信用切り替えスイッチ42がオフに、タグ送信用切
り替えスイッチ43がオンになる。タグ送信コイル41
は、タグ送信コイル整合回路45により、周波数f2
タグ送信回路11とインピーダンス整合されている。タ
グ受信コイル40の共振周波数は周波数f1から外れ
る。以下にタグ送信コイル整合回路45の調整方法を示
す。
【0101】図16は、タグ受信用切り替えスイッチ4
2がオフに、タグ送信用切り替えスイッチ43がオンに
なったときの、タグ2の伝送系の等価回路である。ただ
し、リーダライタ1が十分遠くにあるものとした。この
とき、タグ送信コイル整合回路45の端子から見た入力
インピーダンスZ4113は、式(28)のように表せ
る。
【0102】
【数26】
【0103】リーダライタ受信データ信号58の周波数
2で、タグ送信コイル41をタグ送信回路11にイン
ピーダンス整合させるには、式(28)が式(29)を満た
せば良い。
【0104】
【数27】
【0105】このように、コンデンサCs4109、コン
デンサCp4110を調整することで、タグ送信回路11
からタグ送信コイル41へ供給される電力が最大にな
り、従来方法に比べて、周波数f2における送信出力が
増大する。
【0106】このとき、タグ受信コイル40の端子から
見た入力インピーダンスZ2111は、式(30)のよう
になる。式(25)のように、周波数f1でタグ受信コイ
ル40が合成インピーダンスZc2’105とインピーダ
ンス整合がとれなくなり、反射量S22’1100が生じ
る。
【0107】
【数28】
【0108】タグ受信コイル40とタグ送信コイル41
の結合量S42”114は、前述と同様に、式(32)のよ
うに表せる。
【0109】
【数29】
【0110】式(33)のように、結合量S42’114
は、前述の結合量S42108より小さい。
【0111】
【数30】
【0112】このように、タグ受信コイル40で受信す
るリーダライタ送信電力・データ信号52に対するリー
ダライタ受信データ信号58の割合が、従来の技術と比
べて小さい。したがってS/N比は従来の技術と比べて
大きくなり、受信感度が向上する。
【0113】以上のように、タグにおけるリーダライタ
送信電力・データ信号52の受信時には、タグ受信コイ
ル40はタグ送信コイル41と共振するので、受信感度
が向上する。タグ2におけるリーダライタ受信データ信
号58の送信時には、タグ受信コイル40の共振周波数
は周波数f1から外れるので、タグ送信コイルL441か
らタグ受信コイル40へ回り込むリーダライタ送信電力
・データ信号52が低減し、タグ2の送信出力が増大す
る。リーダライタ1への送信出力が増大し、タグ2の受
信感度が向上するので、通信距離の伸長が可能となる。
【0114】実施の形態6.以上の実施の形態では、ス
イッチ付コイル回路をリーダライタ1、もしくはタグ2
の片方に適用したが、次に送受信回路をリーダライタ1
およびタグ2の双方に適用した場合を以下に示す。図6
はこのような場合の、この発明による送受信回路を含む
送受信回路システムの構成図である。送受信回路の構成
および役割は、リーダライタ1における場合は実施の形
態1と、タグ2における場合は実施の形態5と同様であ
る。
【0115】次に動作について説明する。リーダライタ
1における、リーダライタ送信電力・データ信号52の
送信までの動作は、実施の形態1と同様である。タグ2
における、リーダライタ送信電力・データ信号52の受
信から、リーダライタ受信データ信号58の送信までの
動作は、実施の形態5と同様である。リーダライタ1に
おける、リーダライタ受信データ信号58の受信以降の
動作は、実施の形態1と同様である。
【0116】以上のように、リーダライタ1における、
リーダライタ送信電力・データ信号52の送信時には、
送信コイル3は受信コイル4と共振するので、近傍で発
生する磁界が大きくなり、リーダライタ1からの送信出
力を増大できる。タグ2における、リーダライタ送信電
力・データ信号52の受信時には、タグ受信コイル40
はタグ送信コイル41と共振するので、タグ2の受信感
度が向上する。
【0117】タグ2における、リーダライタ受信データ
信号58の送信時には、タグ受信コイル40の共振周波
数は周波数f1から外れて、タグ送信コイル41からタ
グ受信コイル40へ回り込むリーダライタ受信データ信
号58が低減するので、タグ2からの送信出力を増大で
きる。リーダライタ1における、リーダライタ受信デー
タ信号58の受信時には、送信コイル3の共振周波数は
周波数f1から外れて、送信コイル3から受信コイル4
へ回り込むリーダライタ送信電力・データ信号52が低
減するので、受信感度が向上する。また、図7の従来の
構成と比較して、送信コイル整合回路6、およびタグ用
共振コンデンサ8がないので、送信回路9およびタグ用
受信回路12における損失が小さい。
【0118】リーダライタ1およびタグ2における送信
出力の増大、および受信感度の向上から、通信距離の伸
長が可能となる。同時に、送信コイル整合回路6と、受
信回路10におけるフィルタ15と、タグ用共振コンデ
ンサ8が削減できるといった、リーダライタ1に関して
実施の形態1と、タグ2に関して実施の形態5とを組み
合わせた相乗的な効果が得られる利点がある。
【0119】なお上記実施の形態ではリーダライタ1に
関して実施の形態1のものを採用しているが、これに限
定されるこなく実施の形態2ないし4のいずれかの構成
のものを適用することも可能であり、相当の効果が得ら
れる。
【0120】実施の形態7.この実施の形態では、上記
各実施の形態の送信用切り替えスイッチ30、43受信
用切り替えスイッチ31、42、例えば図17に示すよ
うなFETを用いた半導体アナログスイッチを利用す
る。半導体アナログスイッチは遷移時間が短いので、高
速通信が可能になる利点がある。
【0121】実施の形態8.この実施の形態では、上記
各実施の形態の受信用切り替えスイッチ31および送信
用切り替えスイッチ43に、例えば図18に示すような
コイルを用いたリレースイッチを利用している。リレー
スイッチは高耐圧なので、高出力な送信が可能になる利
点がある。
【0122】
【発明の効果】以上のようにこの発明では、電磁波によ
り電力および信号の送信ならびに信号の受信を行う送受
信回路であって、送信コイルと、この送信コイルと電磁
結合関係を有する受信コイルと、この受信コイルの両端
間に接続される送信用共振コンデンサと、上記受信コイ
ルに接続された受信コイル整合回路と、送信時に上記送
信用共振コンデンサを受信コイルの両端間に接続すると
共に上記受信コイルを受信コイル整合回路から切り離
し、受信時に上記送信用共振コンデンサと受信コイルの
接続を解除すると共に上記受信コイルを受信コイル整合
回路に接続する切り替え手段と、を備え、上記送信用共
振コンデンサが上記受信コイルが送信時に共振コイルと
して機能するときに上記送信コイルの共振周波数が送信
用の周波数になるような容量を有することを特徴とする
送受信回路としたので、送信時には送信出力を増大し、
また受信時には受信感度が向上するので、通信距離の伸
長が可能となり、送信コイル整合回路、受信回路におけ
るフィルタが削減できる。
【0123】また、電磁波により電力および信号の送信
ならびに信号の受信を行う送受信回路であって、送信コ
イルと、この送信コイルと電磁結合関係を有する受信コ
イルと、この受信コイルに接続された受信コイル整合回
路と、送信時に上記受信コイルの両端間を接続すると共
に上記受信コイルを受信コイル整合回路から切り離し、
受信時に上記受信コイルの両端間を切り離しこれらを受
信コイル整合回路に接続する切り替え手段と、を備え、
上記受信コイルが送信時に共振コイルとして機能すると
きに上記送信コイルの共振周波数が送信用の周波数にな
るような位置および形状を有することを特徴とする送受
信回路としたので、さらに送信用共振コンデンサが削減
できる。
【0124】また、上記切り替え手段が、送信時に上記
送信用共振コンデンサを受信コイルの両端間に接続し受
信時に切り離しをする送信用切り替えスイッチと、送信
時に上記受信コイルを受信コイル整合回路から切り離
し、受信時にこれらを接続する受信用切り替えスイッチ
とからなり、さらに送信時に上記送信用切り替えスイッ
チまたは受信用切り替えスイッチの開閉により信号送信
のための変調を行うことを特徴とする送受信回路とした
ので、さらに変調器が削減できる。
【0125】また、上記切り替え手段が、送信時に上記
受信コイルの両端間に上記送信用共振コンデンサを接続
し、受信時にこれを切り離し送信時に上記受信コイルを
受信コイル整合回路に接続する送受信用切り替えスイッ
チと、送信時に上記受信コイルを受信コイル整合回路か
ら切り離し、受信時にこれらを接続する受信用切り替え
スイッチとからなり、上記受信コイルの一端に上記送信
用共振コンデンサの一端が接続されていると共に、上記
受信コイル整合回路が2つの入力端子を有し、上記受信
用切り替えスイッチが、受信時に上記受信コイルと上記
送信用共振コンデンサとの接続点を上記受信コイル整合
回路の一方の入力端子に接続し、送信時にこれを解放す
るスイッチであり、上記送受信用切り替えスイッチが、
受信時に上記受信コイルの他端を上記受信コイル整合回
路の他方の入力端子に接続し、送信時に上記受信コイル
の他端を上記送信用共振コンデンサの他端に切り替えて
接続するスイッチであることを特徴とする送受信回路と
したので、受信用切り替えスイッチの端子数が少なくな
り安価になる利点がある。
【0126】また、電磁波により電力および信号の受信
ならびに信号の送信を行う送受信回路であって、受信コ
イルと、この受信コイルと電磁結合関係を有する送信コ
イルと、この送信コイルの両端間に接続される受信用共
振コンデンサと、上記送信コイルに接続された送信コイ
ル整合回路と、受信時に上記受信用共振コンデンサを送
信コイルの両端間に接続すると共に上記送信コイルを送
信コイル整合回路から切り離し、送信時に上記受信用共
振コンデンサと送信コイルの接続を解除すると共に上記
送信コイルを送信コイル整合回路に接続する切り替え手
段と、を備え、上記受信用共振コンデンサが上記送信コ
イルが受信時に共振コイルとして機能するときに上記受
信コイルの共振周波数が受信用の周波数になるような容
量を有することを特徴とする送受信回路としたので、受
信時には、受信コイルは送信コイルと共振するので受信
感度が向上し、送信時には受信コイルの共振周波数は受
信時の周波数から外れるので、送信コイルから受信コイ
ルへ回り込む電力、データ信号が低減し、送信出力が増
大し、送信出力が増大しかつ受信感度が向上するので通
信距離の伸長が可能となる。
【0127】またこの発明では、上記第1ないし4のい
ずれかの送受信回路と、上記第5の送受信回路からなる
ことを特徴とする送受信回路システムとしたので、双方
の送信出力の増大および受信感度の向上から、通信距離
の伸長が可能となり、同時に送信コイル整合回路、受信
回路におけるフィルタ、タグ用共振コンデンサが削減で
き、相乗的な効果が得られる利点がある。
【0128】また、上記切り替え手段がFETを使用し
た半導体アナログスイッチを含むことを特徴とする送受
信回路としたので、半導体アナログスイッチは遷移時間
が短いので、高速通信が可能になる利点がある。
【0129】また、上記切り替え手段がリレースイッチ
を含むことを特徴とする送受信回路としたので、リレー
スイッチは高耐圧なので、高出力な送信が可能になる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による送受信回路を
含む送受信回路システムの構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による送受信回路を
含む送受信回路システムの構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による送受信回路を
含む送受信回路システムの構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による送受信回路を
含む送受信回路システムの構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による送受信回路を
含む送受信回路システムの構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6による送受信回路を
含む送受信回路システムの構成図である。
【図7】 従来のこの種の送受信回路を含む送受信回路
システムの構成図である。
【図8】 従来およびこの発明の送受信回路を含む送受
信回路システムのタイミングチャート図である
【図9】 従来の送受信回路を含む送受信回路システム
の伝送系の等価回路図である。
【図10】 送信コイルと受信コイルの等価回路を示す
図である。
【図11】 従来の送受信回路を含む送受信回路システ
ムの伝送系においてタグを除外したときの等価回路図で
ある。
【図12】 この発明の実施の形態1による送受信回路
を含む送受信回路システムの伝送系の送信時の等価回路
図である。
【図13】 この発明の実施の形態1による送受信回路
を含む送受信回路システムにおける、コイル、整合回路
およびスイッチからなる伝送系の受信時の等価回路図で
ある。
【図14】 この発明の実施の形態2による送受信回路
を含む送受信回路システムにおける、コイル、整合回路
およびスイッチからなる伝送系の送信時の等価回路図で
ある。
【図15】 この発明の実施の形態5による送受信回路
を含む送受信回路システムにおける、コイル、整合回路
およびスイッチからなる伝送系の受信時の等価回路図で
ある。
【図16】 この発明の実施の形態5による送受信回路
を含む送受信回路システムにおける、コイル、整合回路
およびスイッチからなる伝送系の送信時の等価回路図で
ある。
【図17】 この発明の実施の形態7による送受信回路
を含む送受信回路システムに関わるFETを用いた半導
体アナログスイッチの等価回路図である。
【図18】 この発明の実施の形態8による送受信回路
を含む送受信回路システムに関わるコイルを用いたリレ
ースイッチの等価回路図である。
【符号の説明】
1 リーダライタ、2 タグ、3 送信コイル、4 受
信コイル、5 送受信コイル、7 受信コイル整合回
路、8 タグ用共振コンデンサ、9 送信回路、10
受信回路、11 タグ送信回路、12 タグ受信回路、
13 変調器、14 フィルタ、16 クロック保持回
路、17 整流回路、18 コンデンサ、19 抵抗、
20 無線制御装置、21 制御部、22 メモリ、2
3 発振器、24 平滑回路、25 負荷回路、30
送信用切り替えスイッチ、31 受信用切り替えスイッ
チ、32 送信用共振コンデンサ、50 リーダライタ
送信データ信号、51 搬送波、52 リーダライタ送
信電力・データ信号、53クロック(搬送波)、54 タ
グ受信電力、55 タグ受信データ信号、56 リーダ
ライタ送信データ信号、57 タグ送信データ信号、5
8 リーダライタ受信データ信号、59 タグ送信デー
タ信号、60 スイッチ信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B035 BB09 CA12 CA23 5B058 CA17 KA24 5K012 AA01 AB05 AC06 AC08 AC10 AD05 AE13 BA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波により電力および信号の送信なら
    びに信号の受信を行う送受信回路であって、 送信コイルと、 この送信コイルと電磁結合関係を有する受信コイルと、 この受信コイルの両端間に接続される送信用共振コンデ
    ンサと、 上記受信コイルに接続された受信コイル整合回路と、 送信時に上記送信用共振コンデンサを受信コイルの両端
    間に接続すると共に上記受信コイルを受信コイル整合回
    路から切り離し、受信時に上記送信用共振コンデンサと
    受信コイルの接続を解除すると共に上記受信コイルを受
    信コイル整合回路に接続する切り替え手段と、 を備え、上記送信用共振コンデンサが上記受信コイルが
    送信時に共振コイルとして機能するときに上記送信コイ
    ルの共振周波数が送信用の周波数になるような容量を有
    することを特徴とする送受信回路。
  2. 【請求項2】 電磁波により電力および信号の送信なら
    びに信号の受信を行う送受信回路であって、 送信コイルと、 この送信コイルと電磁結合関係を有する受信コイルと、 この受信コイルに接続された受信コイル整合回路と、 送信時に上記受信コイルの両端間を接続すると共に上記
    受信コイルを受信コイル整合回路から切り離し、受信時
    に上記受信コイルの両端間を切り離しこれらを受信コイ
    ル整合回路に接続する切り替え手段と、 を備え、上記受信コイルが送信時に共振コイルとして機
    能するときに上記送信コイルの共振周波数が送信用の周
    波数になるような位置および形状を有することを特徴と
    する送受信回路。
  3. 【請求項3】 上記切り替え手段が、送信時に上記送信
    用共振コンデンサを受信コイルの両端間に接続し受信時
    に切り離しをする送信用切り替えスイッチと、送信時に
    上記受信コイルを受信コイル整合回路から切り離し、受
    信時にこれらを接続する受信用切り替えスイッチとから
    なり、さらに送信時に上記送信用切り替えスイッチまた
    は受信用切り替えスイッチの開閉により信号送信のため
    の変調を行うことを特徴とする請求項1に記載の送受信
    回路。
  4. 【請求項4】 上記切り替え手段が、送信時に上記受信
    コイルの両端間に上記送信用共振コンデンサを接続し、
    受信時にこれを切り離し送信時に上記受信コイルを受信
    コイル整合回路に接続する送受信用切り替えスイッチ
    と、送信時に上記受信コイルを受信コイル整合回路から
    切り離し、受信時にこれらを接続する受信用切り替えス
    イッチとからなり、 上記受信コイルの一端に上記送信用共振コンデンサの一
    端が接続されていると共に、上記受信コイル整合回路が
    2つの入力端子を有し、 上記受信用切り替えスイッチが、受信時に上記受信コイ
    ルと上記送信用共振コンデンサとの接続点を上記受信コ
    イル整合回路の一方の入力端子に接続し、送信時にこれ
    を解放するスイッチであり、 上記送受信用切り替えスイッチが、受信時に上記受信コ
    イルの他端を上記受信コイル整合回路の他方の入力端子
    に接続し、送信時に上記受信コイルの他端を上記送信用
    共振コンデンサの他端に切り替えて接続するスイッチで
    ある、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の送受信回
    路。
  5. 【請求項5】 電磁波により電力および信号の受信なら
    びに信号の送信を行う送受信回路であって、 受信コイルと、 この受信コイルと電磁結合関係を有する送信コイルと、 この送信コイルの両端間に接続される受信用共振コンデ
    ンサと、 上記送信コイルに接続された送信コイル整合回路と、 受信時に上記受信用共振コンデンサを送信コイルの両端
    間に接続すると共に上記送信コイルを送信コイル整合回
    路から切り離し、送信時に上記受信用共振コンデンサと
    送信コイルの接続を解除すると共に上記送信コイルを送
    信コイル整合回路に接続する切り替え手段と、 を備え、上記受信用共振コンデンサが上記送信コイルが
    受信時に共振コイルとして機能するときに上記受信コイ
    ルの共振周波数が受信用の周波数になるような容量を有
    することを特徴とする送受信回路。
  6. 【請求項6】 上記請求項1ないし4のいずれかの送受
    信回路と、上記請求項5の送受信回路からなることを特
    徴とする送受信回路システム。
  7. 【請求項7】 上記切り替え手段がFETを使用した半
    導体アナログスイッチを含むことを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかに記載の送受信回路。
  8. 【請求項8】 上記切り替え手段がリレースイッチを含
    むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載
    の送受信回路。
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