JP2000251531A - 固体電解質膜用の親水化された支持体材料 - Google Patents
固体電解質膜用の親水化された支持体材料Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 固体電解質膜の機械強度を損なうことなく、
その電気抵抗を低減することを可能とする支持体、及び
その製造方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 ペルフルオロカーボン重合体糸からなる
支持体材料を、コロナ放電あるいはプラズマ照射等によ
り、その表面水接触角を0〜90°になるように表面処
理をほどこす。
その電気抵抗を低減することを可能とする支持体、及び
その製造方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 ペルフルオロカーボン重合体糸からなる
支持体材料を、コロナ放電あるいはプラズマ照射等によ
り、その表面水接触角を0〜90°になるように表面処
理をほどこす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低電圧で作動し、且
つ良好な機械強度を持ち、固体高分子型燃料電池、水電
気分解、食塩電気分解、各種センサー等の用途に有用で
ある固体電解質膜の支持体に関するものである。
つ良好な機械強度を持ち、固体高分子型燃料電池、水電
気分解、食塩電気分解、各種センサー等の用途に有用で
ある固体電解質膜の支持体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、高分子型固体電解質膜としてペル
フルオロカーボンスルホン酸膜が使用され比較的良好な
性能を発揮している。この固体電解質膜には、例えば、
燃料電池においては、水素が解離して生じたプロトンを
酸素側に移動させるというようなイオン伝導体としての
機能が求められている。一般に、電解質膜の膜厚が薄い
ほど膜による電気抵抗が小さくなり、イオン伝導体とし
て好ましく、実際に膜厚50μm程度の膜が作られてい
る。しかし、薄膜化に伴い、膜の機械強度が低下すると
いう問題が有り、低電気抵抗値を保ちつつ、膜の強度を
向上させることが大きな課題の一つとなっている。
フルオロカーボンスルホン酸膜が使用され比較的良好な
性能を発揮している。この固体電解質膜には、例えば、
燃料電池においては、水素が解離して生じたプロトンを
酸素側に移動させるというようなイオン伝導体としての
機能が求められている。一般に、電解質膜の膜厚が薄い
ほど膜による電気抵抗が小さくなり、イオン伝導体とし
て好ましく、実際に膜厚50μm程度の膜が作られてい
る。しかし、薄膜化に伴い、膜の機械強度が低下すると
いう問題が有り、低電気抵抗値を保ちつつ、膜の強度を
向上させることが大きな課題の一つとなっている。
【0003】このような積層膜の機械強度低下を補う手
法として、たとえばポリテトラフルオロエチレン(PT
FE)などの含フッ素重合体からなる織布などの多孔性
基材を膜中に挿入する(特開昭53−56192、特開
昭58−37186、特開昭58−37187、特公平
1−42292など)方法が提案されているが、一般的
に膜の電気抵抗を増大させるという難点が十分に克服さ
れていない。また、PTFE糸に含フッ素重合体の溶液
を含浸させた後、乾燥させたものを織布として用いる方
法(特開昭63−295767)、補強材として官能基
を有する含フッ素重合体繊維かなる織布を用いる方法
(特公昭60−40459)などによって膜の電気抵抗
を低減させることが提案されているが、この場合、強度
向上の効果が充分でない。膜の電気抵抗を増大させるこ
となく、機械的強度を向上させる方法としてPTFEの
フィブリル化繊維をスルホン酸基またはカルボン酸基を
有する含フッ素陽イオン交換樹脂に混合する手段(特開
昭53−149881、特開昭54−1283、特開昭
54−157777、特開昭58−204189など)
が提案されているが、その効果は充分とは言えず、強度
向上と合わせて固体電解質膜の電気抵抗の低減を達成す
る手段が渇望されている。
法として、たとえばポリテトラフルオロエチレン(PT
FE)などの含フッ素重合体からなる織布などの多孔性
基材を膜中に挿入する(特開昭53−56192、特開
昭58−37186、特開昭58−37187、特公平
1−42292など)方法が提案されているが、一般的
に膜の電気抵抗を増大させるという難点が十分に克服さ
れていない。また、PTFE糸に含フッ素重合体の溶液
を含浸させた後、乾燥させたものを織布として用いる方
法(特開昭63−295767)、補強材として官能基
を有する含フッ素重合体繊維かなる織布を用いる方法
(特公昭60−40459)などによって膜の電気抵抗
を低減させることが提案されているが、この場合、強度
向上の効果が充分でない。膜の電気抵抗を増大させるこ
となく、機械的強度を向上させる方法としてPTFEの
フィブリル化繊維をスルホン酸基またはカルボン酸基を
有する含フッ素陽イオン交換樹脂に混合する手段(特開
昭53−149881、特開昭54−1283、特開昭
54−157777、特開昭58−204189など)
が提案されているが、その効果は充分とは言えず、強度
向上と合わせて固体電解質膜の電気抵抗の低減を達成す
る手段が渇望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は膜の機械強度
を損なうことなく、固体電解質膜の電気抵抗を低減する
ことを可能とする支持体、及びその製造方法を提供する
ことを課題とする。
を損なうことなく、固体電解質膜の電気抵抗を低減する
ことを可能とする支持体、及びその製造方法を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の問題点
を解決するために鋭意研究の結果、支持体表面の親水性
を向上させることが、上記課題解決のために著しく寄与
する事を見いだし、本発明をなすに至った。即ち、本発
明は以下の通りである。 1)ペルフルオロカーボン重合体糸からなり、表面水接
触角を0〜90°になるように表面処理をほどこした固
体電解質膜の支持体材料。 2)表面処理がコロナ放電あるいはプラズマ照射である
上記1)に記載の固体電解質膜の支持体材料。
を解決するために鋭意研究の結果、支持体表面の親水性
を向上させることが、上記課題解決のために著しく寄与
する事を見いだし、本発明をなすに至った。即ち、本発
明は以下の通りである。 1)ペルフルオロカーボン重合体糸からなり、表面水接
触角を0〜90°になるように表面処理をほどこした固
体電解質膜の支持体材料。 2)表面処理がコロナ放電あるいはプラズマ照射である
上記1)に記載の固体電解質膜の支持体材料。
【0006】以下、本発明につき詳述する。本発明の固
体電解質膜は、官能基を有する含フッ素重合体からなる
積層膜で、隣接する層が互いに接着接触している少なく
とも2層の重合体膜と、その層間に埋め込まれた水接触
角の小さい支持体材料のウエッブからなる膜である。本
発明における官能基を有する含フッ素重合体は、その組
成、分子構造等の化学的特性に、特に限定はなく、フッ
素分子を持つ各種の重合体から選ぶことができるが、フ
ッ素化物はその大きな電気陰性度と小さな原子径による
優れた耐熱性、耐溶剤性のために好ましい。特にペルフ
ルオロカーボンは耐熱性、耐溶剤性が優れているので好
ましい。
体電解質膜は、官能基を有する含フッ素重合体からなる
積層膜で、隣接する層が互いに接着接触している少なく
とも2層の重合体膜と、その層間に埋め込まれた水接触
角の小さい支持体材料のウエッブからなる膜である。本
発明における官能基を有する含フッ素重合体は、その組
成、分子構造等の化学的特性に、特に限定はなく、フッ
素分子を持つ各種の重合体から選ぶことができるが、フ
ッ素化物はその大きな電気陰性度と小さな原子径による
優れた耐熱性、耐溶剤性のために好ましい。特にペルフ
ルオロカーボンは耐熱性、耐溶剤性が優れているので好
ましい。
【0007】支持体材料としては一般に織布または不織
布が使われる。いずれの場合も、主として強化部材から
なり、必要に応じて一時的補強部材と共に、構成され
る。織布の場合、通常のバスケット織り及びレノ織りの
ような織り方が適当である。強化用糸及び一時的補強糸
はいずれも単フィラメントであってもまたマルチストラ
ンドであってもよい。
布が使われる。いずれの場合も、主として強化部材から
なり、必要に応じて一時的補強部材と共に、構成され
る。織布の場合、通常のバスケット織り及びレノ織りの
ような織り方が適当である。強化用糸及び一時的補強糸
はいずれも単フィラメントであってもまたマルチストラ
ンドであってもよい。
【0008】強化部材はペルフルオロカーボン重合体が
その大きな強度および大きな化学的不活性さから適して
いる。典型的には、そのような重合体にはテトラフルオ
ロエチレンから作られる単独重合体及びテトラフルオロ
エチレンとヘキサフルオロプロピレン及び/またはアル
キル基炭素原子数が1〜10個のペルフルオロ(アルキ
ルビニルエーテル)、例えばペルフルオロ(プロピルビ
ニルエーテル)との共重合体が包含される。最も好適な
強化用材料の例はポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)である。PTFEには分子量、結晶化度等各種種類
が存在するが、膜に埋め込み複合化した形で必要な強度
を発現する物であれば特に制限はない。
その大きな強度および大きな化学的不活性さから適して
いる。典型的には、そのような重合体にはテトラフルオ
ロエチレンから作られる単独重合体及びテトラフルオロ
エチレンとヘキサフルオロプロピレン及び/またはアル
キル基炭素原子数が1〜10個のペルフルオロ(アルキ
ルビニルエーテル)、例えばペルフルオロ(プロピルビ
ニルエーテル)との共重合体が包含される。最も好適な
強化用材料の例はポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)である。PTFEには分子量、結晶化度等各種種類
が存在するが、膜に埋め込み複合化した形で必要な強度
を発現する物であれば特に制限はない。
【0009】織布の一時的補強部材は、広範な天然又は
合成繊維の中から、選ばれる。例えば、綿、リンネル、
絹、レーヨン、6ー6ナイロン、ポリエチレンテレフタ
レート、及びポリアクリロニトリルが包含される。一時
的補強繊維の主な必要条件は、重合体マトリックスに悪
影響を及ぼさずに除去できることである。一時的補強材
の除去の方法は、その除去処理により、電解質膜のイオ
ン交換容量が低減しない限りにおいていずれの手法を用
いてもよい。セルロース性物質、例えばレーヨンの一時
的補強材の除去には次亜塩素酸ナトリウムを用いた加水
分解反応で行うことができる。このようにして、一時的
補強繊維は、膜内に空隙を残したまま膜から除去され
る。
合成繊維の中から、選ばれる。例えば、綿、リンネル、
絹、レーヨン、6ー6ナイロン、ポリエチレンテレフタ
レート、及びポリアクリロニトリルが包含される。一時
的補強繊維の主な必要条件は、重合体マトリックスに悪
影響を及ぼさずに除去できることである。一時的補強材
の除去の方法は、その除去処理により、電解質膜のイオ
ン交換容量が低減しない限りにおいていずれの手法を用
いてもよい。セルロース性物質、例えばレーヨンの一時
的補強材の除去には次亜塩素酸ナトリウムを用いた加水
分解反応で行うことができる。このようにして、一時的
補強繊維は、膜内に空隙を残したまま膜から除去され
る。
【0010】不織布の場合、適当な成分繊維の薄いシー
トが使用できる。強化用支持体材料のウエッブの水接触
角は0〜90°である。これは支持体材料のウエッブを
表面処理により親水化することで達成される。該表面処
理の好ましい例としては、研磨処理、化学的処理、フレ
ーム処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、光照射等が
ある。逆に、PTFE繊維に対する、放射線グラフト重
合は、繊維内深部にまで分子構造変化をもたらすことか
ら、必然的に補強支持体に必須である機械強度の大幅な
低下につながり、実用的見地から好ましくない。
トが使用できる。強化用支持体材料のウエッブの水接触
角は0〜90°である。これは支持体材料のウエッブを
表面処理により親水化することで達成される。該表面処
理の好ましい例としては、研磨処理、化学的処理、フレ
ーム処理、コロナ放電処理、プラズマ処理、光照射等が
ある。逆に、PTFE繊維に対する、放射線グラフト重
合は、繊維内深部にまで分子構造変化をもたらすことか
ら、必然的に補強支持体に必須である機械強度の大幅な
低下につながり、実用的見地から好ましくない。
【0011】上記、表面処理の好適な例の中でも、コロ
ナ放電処理やプラズマ処理が処理表面の均一性が高いこ
とやドライプロセスで溶剤を用いないことから特に好ま
しい。本願発明の強化用支持体材料は、その繊維のごく
表層部分にのみ、コロナ放電、又はプラズマ表面処理を
施したものであり、これにより、支持体材料部材の本来
持っている強度をほぼ維持したままで、水接触角を0〜
90°にしたものである。
ナ放電処理やプラズマ処理が処理表面の均一性が高いこ
とやドライプロセスで溶剤を用いないことから特に好ま
しい。本願発明の強化用支持体材料は、その繊維のごく
表層部分にのみ、コロナ放電、又はプラズマ表面処理を
施したものであり、これにより、支持体材料部材の本来
持っている強度をほぼ維持したままで、水接触角を0〜
90°にしたものである。
【0012】例えば、プラズマ処理は、アルゴン、ヘリ
ウム、酸素、空気、水蒸気、酸化窒素、窒素、アンモニ
ア、水素、四フッ化炭素、六フッ化イオウ等の0.1〜
数Torrの気体中で1〜30MHzのラジオ波を5〜
100ワットの電力で印加することで生じた低温プラズ
マと接触させることで達成できる。これにより、支持体
材料部材の表層から深さ数十nmにラジカルが生成し、
ラジカルと反応する極性基、例えば酸素や空気雰囲気下
で実施した場合の酸素、アンモニア雰囲気下の場合のア
ンモニア、が反応し、残存ラジカルは表面処理後にサン
プルを空気中に取り出した際に空気中の酸素と反応し極
性基を生じる。このような極性基を表面に作ることによ
り、水接触角を0〜90°とすることができる。
ウム、酸素、空気、水蒸気、酸化窒素、窒素、アンモニ
ア、水素、四フッ化炭素、六フッ化イオウ等の0.1〜
数Torrの気体中で1〜30MHzのラジオ波を5〜
100ワットの電力で印加することで生じた低温プラズ
マと接触させることで達成できる。これにより、支持体
材料部材の表層から深さ数十nmにラジカルが生成し、
ラジカルと反応する極性基、例えば酸素や空気雰囲気下
で実施した場合の酸素、アンモニア雰囲気下の場合のア
ンモニア、が反応し、残存ラジカルは表面処理後にサン
プルを空気中に取り出した際に空気中の酸素と反応し極
性基を生じる。このような極性基を表面に作ることによ
り、水接触角を0〜90°とすることができる。
【0013】以上のように、本発明の膜では、ごく表層
だけの改質により水接触角の小さい、親水性の支持体材
料を形成しているために、スルホン酸又はカルボン酸基
を有する膜構成成分層と支持体材料の接着が強固にな
り、膜の機械的強度を保持する。それと共に、支持体部
材の表面が電解質に濡れやすく、さらにイオン交換基を
有することから、従来プロトンやNaイオンの伝導にと
って障害であった支持体部材の表面領域がイオン伝導の
障害で無くなることより、従来の電解質膜より以上にプ
ロトンやNaイオンの伝導性が高められ、膜の電気抵抗
の低減を達成する事ができる。
だけの改質により水接触角の小さい、親水性の支持体材
料を形成しているために、スルホン酸又はカルボン酸基
を有する膜構成成分層と支持体材料の接着が強固にな
り、膜の機械的強度を保持する。それと共に、支持体部
材の表面が電解質に濡れやすく、さらにイオン交換基を
有することから、従来プロトンやNaイオンの伝導にと
って障害であった支持体部材の表面領域がイオン伝導の
障害で無くなることより、従来の電解質膜より以上にプ
ロトンやNaイオンの伝導性が高められ、膜の電気抵抗
の低減を達成する事ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施例、比較例を挙げさら
に具体的に説明する。
に具体的に説明する。
【0015】
【実施例1】カルボン酸メチルエステル基を有するペル
フルオロカーボンモノマーとテトラフルオロエチレンの
共重合体(旭化成工業製)で交換容量0.85ミリ当量
/g、膜厚20μmの膜とスルホニルフルオライド基を
有するペルフルオロカーボンモノマーとテトラフルオロ
エチレンの共重合体(旭化成工業製)で交換容量0.9
7ミリ当量/g、膜厚75μmの膜とを積層したフイル
ム(A)を作成した。一方、スルホニルフルオライド基
を有するペルフルオロカーボンモノマーとテトラフルオ
ロエチレンの共重合体(旭化成工業製)で交換容量1.
05ミリ当量/g、膜厚25μmのフイルム(B)を作
成した。
フルオロカーボンモノマーとテトラフルオロエチレンの
共重合体(旭化成工業製)で交換容量0.85ミリ当量
/g、膜厚20μmの膜とスルホニルフルオライド基を
有するペルフルオロカーボンモノマーとテトラフルオロ
エチレンの共重合体(旭化成工業製)で交換容量0.9
7ミリ当量/g、膜厚75μmの膜とを積層したフイル
ム(A)を作成した。一方、スルホニルフルオライド基
を有するペルフルオロカーボンモノマーとテトラフルオ
ロエチレンの共重合体(旭化成工業製)で交換容量1.
05ミリ当量/g、膜厚25μmのフイルム(B)を作
成した。
【0016】一時的補強部材にポリエチレンテレフタレ
ート繊維(35デニル、太さ23μm)、強化部材にポ
リテトラフルオロエチレン(150デニル、太さ110
μm)を用い、平織り方式で支持体材料のウエッブを作
成した。該織布の縦糸及び横糸の各々において一時補強
糸対強化部材糸の比は4:1である。この支持体材料の
ウエッブをガラス製真空ラインに接続した電極付きの2
Lのガラス容器に入れ、真空ポンプにより0.1Tor
r以下に減圧した。その後、アルゴンボンベからアルゴ
ンガスを導入し、0.3Torrで封入した。室温下、
14MHzのラジオ波を30ワットで5分間印加し、プ
ラズマ処理を行った。その後、真空ラインを使って空気
を導入し、大気中に解放した。
ート繊維(35デニル、太さ23μm)、強化部材にポ
リテトラフルオロエチレン(150デニル、太さ110
μm)を用い、平織り方式で支持体材料のウエッブを作
成した。該織布の縦糸及び横糸の各々において一時補強
糸対強化部材糸の比は4:1である。この支持体材料の
ウエッブをガラス製真空ラインに接続した電極付きの2
Lのガラス容器に入れ、真空ポンプにより0.1Tor
r以下に減圧した。その後、アルゴンボンベからアルゴ
ンガスを導入し、0.3Torrで封入した。室温下、
14MHzのラジオ波を30ワットで5分間印加し、プ
ラズマ処理を行った。その後、真空ラインを使って空気
を導入し、大気中に解放した。
【0017】得られたプラズマ処理支持体部材ウエッブ
の水接触角を接触角測定装置(協和界面科学製、CA−
X150)を用いて測定したところ、85°であった。
吸引・加熱できるホットプレート上に、剥離紙(日本製
紙製)、フィルムB、プラズマ処理支持体ウエッブ、フ
ィルムAの順番で置き、吸引しながらフィルム間の空気
が無くなったのを目視で確認し、220℃で4分間積層
化処理した。
の水接触角を接触角測定装置(協和界面科学製、CA−
X150)を用いて測定したところ、85°であった。
吸引・加熱できるホットプレート上に、剥離紙(日本製
紙製)、フィルムB、プラズマ処理支持体ウエッブ、フ
ィルムAの順番で置き、吸引しながらフィルム間の空気
が無くなったのを目視で確認し、220℃で4分間積層
化処理した。
【0018】得られた積層膜を、水酸化カリウム(和光
純薬株式会社製特級)16.8gとジメチルスルホキシ
ド(和光純薬株式会社製一級)30g及び純水70gの
混合溶解液に漬け、90℃、1時間反応させた。これに
より、スルホニルフルオライド型の官能基がスルホン酸
カリウム型に変換した。充分純水で洗浄した後、0.5
NNaOH水溶液に漬け85℃、30分保持し、スルホ
ン酸ナトリウム型とした。その後、直流抵抗を測定し
た。測定条件は陽極液に3.5NNaCl水溶液、陰極
液に33%NaOH水溶液を用い、50℃の液温度であ
る。その結果、抵抗値は22.4mΩ/cm2 であっ
た。引っ張り強伸度測定(縦及び横の支持体部材糸に対
して45°方向)における破断強度は1.2kg/cm
であった。
純薬株式会社製特級)16.8gとジメチルスルホキシ
ド(和光純薬株式会社製一級)30g及び純水70gの
混合溶解液に漬け、90℃、1時間反応させた。これに
より、スルホニルフルオライド型の官能基がスルホン酸
カリウム型に変換した。充分純水で洗浄した後、0.5
NNaOH水溶液に漬け85℃、30分保持し、スルホ
ン酸ナトリウム型とした。その後、直流抵抗を測定し
た。測定条件は陽極液に3.5NNaCl水溶液、陰極
液に33%NaOH水溶液を用い、50℃の液温度であ
る。その結果、抵抗値は22.4mΩ/cm2 であっ
た。引っ張り強伸度測定(縦及び横の支持体部材糸に対
して45°方向)における破断強度は1.2kg/cm
であった。
【0019】
【比較例1】実施例1で作成したプラズマ処理しない支
持体部材ウエッブの水接触角は133°であった。この
支持体部材ウエッブと実施例1で作成したフィルムA、
Bを用い、実施例1と同じ操作で積層膜を作成した。こ
の積層膜の直流抵抗は27.2mΩ/cm2 であり、破
断強度は1.2kg/cmであった。
持体部材ウエッブの水接触角は133°であった。この
支持体部材ウエッブと実施例1で作成したフィルムA、
Bを用い、実施例1と同じ操作で積層膜を作成した。こ
の積層膜の直流抵抗は27.2mΩ/cm2 であり、破
断強度は1.2kg/cmであった。
【0020】
【発明の効果】本発明の固体電解質膜の支持体材料は水
接触角が0〜90°と親水性であり、この支持体部材ウ
エッブで補強されたイオン交換基を有する積層膜は、従
来からの課題であった、機械強度を持たせると同時に抵
抗を大幅に低減することが可能となった。
接触角が0〜90°と親水性であり、この支持体部材ウ
エッブで補強されたイオン交換基を有する積層膜は、従
来からの課題であった、機械強度を持たせると同時に抵
抗を大幅に低減することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G004 ZA00 4J100 AC26P AC27Q AE09Q BB18Q CA01 CA04 CA31 HE29 JA43 5G301 CA30 CD01 CD10 CE10 5H026 AA03 AA06 BB03 BB10 CX03 CX04 EE19
Claims (3)
- 【請求項1】 ペルフルオロカーボン重合体糸からな
り、表面の水接触角が0〜90°である固体電解質膜の
支持体材料。 - 【請求項2】 表面処理により、表面の水接触角を0〜
90°にする請求項1に記載の支持体材料製造方法。 - 【請求項3】 表面処理がコロナ放電あるいはプラズマ
照射である特許請求項2に記載の固体電解質膜の支持体
材料製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11046714A JP2000251531A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 固体電解質膜用の親水化された支持体材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11046714A JP2000251531A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 固体電解質膜用の親水化された支持体材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000251531A true JP2000251531A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12755028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11046714A Pending JP2000251531A (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | 固体電解質膜用の親水化された支持体材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000251531A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002237315A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-23 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 膜−電極接合体用高分子膜及びそれからなる膜−電極接合体並びに燃料電池。 |
| JP2004185882A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 固体高分子電解質膜およびそれを利用した燃料電池。 |
-
1999
- 1999-02-24 JP JP11046714A patent/JP2000251531A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002237315A (ja) * | 2001-02-07 | 2002-08-23 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 膜−電極接合体用高分子膜及びそれからなる膜−電極接合体並びに燃料電池。 |
| JP2004185882A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 固体高分子電解質膜およびそれを利用した燃料電池。 |
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