JP2000252148A - 線材の巻線方法、線材の巻線装置、および線材の巻線機構 - Google Patents
線材の巻線方法、線材の巻線装置、および線材の巻線機構Info
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- JP2000252148A JP2000252148A JP11052858A JP5285899A JP2000252148A JP 2000252148 A JP2000252148 A JP 2000252148A JP 11052858 A JP11052858 A JP 11052858A JP 5285899 A JP5285899 A JP 5285899A JP 2000252148 A JP2000252148 A JP 2000252148A
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Landscapes
- Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、線材をボビンに巻回し、コイルを
製造するための線材の巻線方法、巻線装置、巻線機構に
関し、線材をボビンに確実に整列に巻回することがで
き、製造コストを低減することを目的とする。 【解決手段】 線材の供給側と線材を巻回するボビンと
の間で線材に所定の張力を与え、ボビンを回転させなが
ら、線材の巻回位置をボビンの両フランジ間で往復移動
させ、ボビンの円筒部に線材を螺旋状に巻回し積層させ
る線材の巻線方法において、円筒部への線材の第1層目
の巻回は、ボビンの軸方向に沿って移動し、線材を所定
の巻回位置に案内する案内部材を介して行われ、円筒部
への線材の第2層目以降の巻回は、案内部材を線材に接
触しない位置に待避させ、巻回された下層の線材により
形成される螺旋溝に倣って行われることを特徴とする。
製造するための線材の巻線方法、巻線装置、巻線機構に
関し、線材をボビンに確実に整列に巻回することがで
き、製造コストを低減することを目的とする。 【解決手段】 線材の供給側と線材を巻回するボビンと
の間で線材に所定の張力を与え、ボビンを回転させなが
ら、線材の巻回位置をボビンの両フランジ間で往復移動
させ、ボビンの円筒部に線材を螺旋状に巻回し積層させ
る線材の巻線方法において、円筒部への線材の第1層目
の巻回は、ボビンの軸方向に沿って移動し、線材を所定
の巻回位置に案内する案内部材を介して行われ、円筒部
への線材の第2層目以降の巻回は、案内部材を線材に接
触しない位置に待避させ、巻回された下層の線材により
形成される螺旋溝に倣って行われることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材をボビンに巻
回し、コイルを製造するための線材の巻線方法、線材の
巻線装置、および線材の巻線機構に関する。
回し、コイルを製造するための線材の巻線方法、線材の
巻線装置、および線材の巻線機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、線材のボビンへの巻回は、線材の
供給側と線材を巻回するボビンとの間で線材に所定の張
力を与え、ボビンを回転させて、線材の巻回位置をボビ
ンの両フランジ間で往復移動させることで行っている。
コイル用のボビンは、一般に、樹脂成形されたものが使
用されており、ボビンの両端のフランジは、僅かではあ
るが反りを有している。フランジの反りは、ボビンに巻
回されていく線材がフランジ端まで移動したときに、フ
ランジの外周端に引っ掛かる原因になる。線材は張力を
有しているため、フランジに引っ掛かった場合には、弦
のように振動する。この際、線材の巻回位置がずれる
と、線材の配列に乱れが生じるいわゆる乱巻きが発生す
る。
供給側と線材を巻回するボビンとの間で線材に所定の張
力を与え、ボビンを回転させて、線材の巻回位置をボビ
ンの両フランジ間で往復移動させることで行っている。
コイル用のボビンは、一般に、樹脂成形されたものが使
用されており、ボビンの両端のフランジは、僅かではあ
るが反りを有している。フランジの反りは、ボビンに巻
回されていく線材がフランジ端まで移動したときに、フ
ランジの外周端に引っ掛かる原因になる。線材は張力を
有しているため、フランジに引っ掛かった場合には、弦
のように振動する。この際、線材の巻回位置がずれる
と、線材の配列に乱れが生じるいわゆる乱巻きが発生す
る。
【0003】乱巻きが発生するとボビンの積層表面は凹
凸形状になるため、モールド工程においてボビンを樹脂
によりモールド成形した際に肉厚が不均一となり品質が
低下する。上述した乱巻きを防止・軽減するために、従
来より、線材のボビンへの巻回位置をガイドローラ等で
制御することが一般に行われている。
凸形状になるため、モールド工程においてボビンを樹脂
によりモールド成形した際に肉厚が不均一となり品質が
低下する。上述した乱巻きを防止・軽減するために、従
来より、線材のボビンへの巻回位置をガイドローラ等で
制御することが一般に行われている。
【0004】この種の線材の巻線方法および線材の巻線
装置として、特開平5−258984号公報および特開
平6−181139号公報等に開示されるものが知られ
ている。特開平5−258984号公報等に開示された
巻線方法および巻線装置では、ボビンに巻回される線材
の位置および移動方向をセンサにより検出し、線材の巻
回位置の移動に合わせて線材を案内するガイドローラを
移動する制御を行っている。
装置として、特開平5−258984号公報および特開
平6−181139号公報等に開示されるものが知られ
ている。特開平5−258984号公報等に開示された
巻線方法および巻線装置では、ボビンに巻回される線材
の位置および移動方向をセンサにより検出し、線材の巻
回位置の移動に合わせて線材を案内するガイドローラを
移動する制御を行っている。
【0005】特開平6−181139号公報等に開示さ
れた巻線方法および巻線装置では、回転自在かつボビン
の軸方向に移動自在なプーリーをボビンの軸方向に沿っ
て設け、線材をプーリーに巻き掛けた状態でボビンに巻
回している。また、線材の第1層目の巻回時には、プー
リーをボビンの軸方向に沿って移動する制御を行ってい
る。第1層目の巻回時にプーリーを移動する制御を行っ
ているのは、線材の第1層目の巻回は、ボビンの円筒部
に線材を案内するものがなく難しいためである。 な
お、乱巻きの発生により、コイルに巻回された線材の長
さが変化して抵抗値が僅かに変化するが、この変化はコ
イルの起磁力にはほとんど影響しない。
れた巻線方法および巻線装置では、回転自在かつボビン
の軸方向に移動自在なプーリーをボビンの軸方向に沿っ
て設け、線材をプーリーに巻き掛けた状態でボビンに巻
回している。また、線材の第1層目の巻回時には、プー
リーをボビンの軸方向に沿って移動する制御を行ってい
る。第1層目の巻回時にプーリーを移動する制御を行っ
ているのは、線材の第1層目の巻回は、ボビンの円筒部
に線材を案内するものがなく難しいためである。 な
お、乱巻きの発生により、コイルに巻回された線材の長
さが変化して抵抗値が僅かに変化するが、この変化はコ
イルの起磁力にはほとんど影響しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平5−
258984号公報等に開示された巻線方法および巻線
装置では、線材の巻回時にフランジ端において線材の進
行方向が反転する際に、線材がフランジの外周端に引っ
掛かり、ボビンの円筒部での巻回位置がずれた場合に
は、この巻回位置とガイドローラによる案内位置(線材
の送り出し位置)とが一致しなくなり、かえって乱巻き
が発生しやすくなるという問題があった。この結果、コ
イルの外形不良率が増大して製造歩留が低下し、製造コ
ストが増大するという問題があった。
258984号公報等に開示された巻線方法および巻線
装置では、線材の巻回時にフランジ端において線材の進
行方向が反転する際に、線材がフランジの外周端に引っ
掛かり、ボビンの円筒部での巻回位置がずれた場合に
は、この巻回位置とガイドローラによる案内位置(線材
の送り出し位置)とが一致しなくなり、かえって乱巻き
が発生しやすくなるという問題があった。この結果、コ
イルの外形不良率が増大して製造歩留が低下し、製造コ
ストが増大するという問題があった。
【0007】特開平6−181139号公報に開示され
た巻線方法および巻線装置においても、線材の巻回時に
フランジ端において線材の進行方向が反転する際に、線
材がフランジの外周端に引っ掛かった場合には、プーリ
ーの軸方向への移動がボビンの巻回位置のずれに追従で
きず、ボビンの巻回位置とプーリーからの線材の送り出
し位置とが一致しなくなり、かえって乱巻きが発生する
という問題があった。また、プーリーに巻き掛けられた
線材は、プーリー上で軸方向の位置を規制されておら
ず、かつ、プーリーが回転自在であるため、第1層目の
巻回時にプーリーを軸方向に移動する制御を行っても、
所定の巻回位置に正しく線材を送り出すことはできなか
った。すなわち、プーリーを移動する制御は、線材の第
1層目の巻回を整然と整列させて行うこと(いわゆる整
列巻き)には、有効ではない。
た巻線方法および巻線装置においても、線材の巻回時に
フランジ端において線材の進行方向が反転する際に、線
材がフランジの外周端に引っ掛かった場合には、プーリ
ーの軸方向への移動がボビンの巻回位置のずれに追従で
きず、ボビンの巻回位置とプーリーからの線材の送り出
し位置とが一致しなくなり、かえって乱巻きが発生する
という問題があった。また、プーリーに巻き掛けられた
線材は、プーリー上で軸方向の位置を規制されておら
ず、かつ、プーリーが回転自在であるため、第1層目の
巻回時にプーリーを軸方向に移動する制御を行っても、
所定の巻回位置に正しく線材を送り出すことはできなか
った。すなわち、プーリーを移動する制御は、線材の第
1層目の巻回を整然と整列させて行うこと(いわゆる整
列巻き)には、有効ではない。
【0008】また、一般に、線材のボビンへの巻回は、
1000回巻き、2000回巻きというように、巻数で
制御されている。そして、巻回の開始位置および終了位
置が同じフランジ端側になるようにし、この位置に端子
を形成している。例えば、外径が1mmの線材を使用す
るする場合には、線材を円筒部の長さが50mmのボビ
ンに1000回巻回することでコイルが製造される。こ
のとき、線材はボビンを10往復するため(線材の積層
数は20層)、巻回の開始位置および終了位置は同じフ
ランジ端側になる。
1000回巻き、2000回巻きというように、巻数で
制御されている。そして、巻回の開始位置および終了位
置が同じフランジ端側になるようにし、この位置に端子
を形成している。例えば、外径が1mmの線材を使用す
るする場合には、線材を円筒部の長さが50mmのボビ
ンに1000回巻回することでコイルが製造される。こ
のとき、線材はボビンを10往復するため(線材の積層
数は20層)、巻回の開始位置および終了位置は同じフ
ランジ端側になる。
【0009】しかしながら、巻回中に乱巻きが発生する
と、線材の配列が乱れるため、線材の巻き終わりがボビ
ンのフランジ端にならない場合があり、このようなとき
には、装置を手動操作してフランジ端まで線材を巻回し
なくてはならなかった。この結果、製造工数が増大し、
製造コストが増大するという問題があった。さらに、上
述したように、線材が一方のフランジの外周端に引っ掛
かると、その衝撃により線材がテンショナーとボビンと
を節として振動する。振動は線材の張力により減衰しに
くいため、最悪の場合、線材の巻回位置が他方のフラン
ジ端まで移動したときにも、振動が続いている場合があ
る。このようなときには、振動する線材が他方のフラン
ジの外周端に衝突しやすくなり、新たな乱巻きが発生す
るという問題があった。この結果、コイルの製造歩留ま
りが大幅に低下するという問題があった。
と、線材の配列が乱れるため、線材の巻き終わりがボビ
ンのフランジ端にならない場合があり、このようなとき
には、装置を手動操作してフランジ端まで線材を巻回し
なくてはならなかった。この結果、製造工数が増大し、
製造コストが増大するという問題があった。さらに、上
述したように、線材が一方のフランジの外周端に引っ掛
かると、その衝撃により線材がテンショナーとボビンと
を節として振動する。振動は線材の張力により減衰しに
くいため、最悪の場合、線材の巻回位置が他方のフラン
ジ端まで移動したときにも、振動が続いている場合があ
る。このようなときには、振動する線材が他方のフラン
ジの外周端に衝突しやすくなり、新たな乱巻きが発生す
るという問題があった。この結果、コイルの製造歩留ま
りが大幅に低下するという問題があった。
【0010】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたもので、線材をボビンに確実に整列に巻
回することができ、製造コストを低減することができる
線材の巻線方法、線材の巻線装置、および線材の巻線機
構を提供することを目的とする。
ためになされたもので、線材をボビンに確実に整列に巻
回することができ、製造コストを低減することができる
線材の巻線方法、線材の巻線装置、および線材の巻線機
構を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の線材の巻線方
法は、線材の供給側と該線材を巻回するボビンとの間で
前記線材に所定の張力を与え、前記ボビンを回転させな
がら、前記線材の巻回位置を前記ボビンの両フランジ間
で往復移動させ、前記ボビンの円筒部に前記線材を螺旋
状に巻回し積層させる線材の巻線方法において、前記円
筒部への前記線材の第1層目の巻回は、前記ボビンの軸
方向に沿って移動し、前記線材を所定の巻回位置に案内
する案内部材を介して行われ、前記円筒部への前記線材
の第2層目以降の巻回は、前記案内部材を前記線材に接
触しない位置に待避させ、巻回された下層の線材により
形成される螺旋溝に倣って行われることを特徴とする。
法は、線材の供給側と該線材を巻回するボビンとの間で
前記線材に所定の張力を与え、前記ボビンを回転させな
がら、前記線材の巻回位置を前記ボビンの両フランジ間
で往復移動させ、前記ボビンの円筒部に前記線材を螺旋
状に巻回し積層させる線材の巻線方法において、前記円
筒部への前記線材の第1層目の巻回は、前記ボビンの軸
方向に沿って移動し、前記線材を所定の巻回位置に案内
する案内部材を介して行われ、前記円筒部への前記線材
の第2層目以降の巻回は、前記案内部材を前記線材に接
触しない位置に待避させ、巻回された下層の線材により
形成される螺旋溝に倣って行われることを特徴とする。
【0012】請求項2の線材の巻線方法は、請求項1記
載の線材の巻線方法において、前記円筒部への前記線材
の第1層目の巻回における前記所定の巻回位置は、前記
案内部材により案内される前記線材が、前記円筒部に直
前に巻回された前記線材の巻回進行側の端に重なる位置
であることを特徴とする。請求項3の線材の巻線方法
は、線材の供給側と該線材を巻回するボビンとの間で前
記線材に所定の張力を与え、前記ボビンを回転させなが
ら、前記線材の巻回位置を前記ボビンの両フランジ間で
往復移動させ、前記ボビンの円筒部に前記線材を螺旋状
に巻回し積層させる線材の巻線方法において、前記ボビ
ンの一方のフランジ側に対応する位置に設けられた検出
部により、前記線材が該フランジ側端に移動したことを
検出し、前記線材の巻回の終了は、制御部により、前記
検出部での検出回数を計数し、所定の計数値に達したと
きに該ボビンの回転を停止することで行われることを特
徴とする。
載の線材の巻線方法において、前記円筒部への前記線材
の第1層目の巻回における前記所定の巻回位置は、前記
案内部材により案内される前記線材が、前記円筒部に直
前に巻回された前記線材の巻回進行側の端に重なる位置
であることを特徴とする。請求項3の線材の巻線方法
は、線材の供給側と該線材を巻回するボビンとの間で前
記線材に所定の張力を与え、前記ボビンを回転させなが
ら、前記線材の巻回位置を前記ボビンの両フランジ間で
往復移動させ、前記ボビンの円筒部に前記線材を螺旋状
に巻回し積層させる線材の巻線方法において、前記ボビ
ンの一方のフランジ側に対応する位置に設けられた検出
部により、前記線材が該フランジ側端に移動したことを
検出し、前記線材の巻回の終了は、制御部により、前記
検出部での検出回数を計数し、所定の計数値に達したと
きに該ボビンの回転を停止することで行われることを特
徴とする。
【0013】請求項4の線材の巻線装置は、線材の供給
側と該線材を巻回するボビンとの間で前記線材に所定の
張力を与え、前記ボビンを回転させながら、前記線材の
巻回位置を前記ボビンの両フランジ間で往復移動させ、
前記ボビンの円筒部に前記線材を螺旋状に巻回し積層さ
せる線材の巻線装置において、前記ボビンの前記線材の
供給側に、前記円筒部への前記線材の第1層目の巻回時
に、前記線材に接触しながら前記ボビンの軸方向に沿っ
て移動し、該線材を所定の前記巻回位置に案内し、前記
円筒部への前記線材の2層目以降の巻回時に、前記線材
に接触しない位置に待避される案内部材を設けたことを
特徴とする。
側と該線材を巻回するボビンとの間で前記線材に所定の
張力を与え、前記ボビンを回転させながら、前記線材の
巻回位置を前記ボビンの両フランジ間で往復移動させ、
前記ボビンの円筒部に前記線材を螺旋状に巻回し積層さ
せる線材の巻線装置において、前記ボビンの前記線材の
供給側に、前記円筒部への前記線材の第1層目の巻回時
に、前記線材に接触しながら前記ボビンの軸方向に沿っ
て移動し、該線材を所定の前記巻回位置に案内し、前記
円筒部への前記線材の2層目以降の巻回時に、前記線材
に接触しない位置に待避される案内部材を設けたことを
特徴とする。
【0014】請求項5の線材の巻線装置は、請求項4記
載の線材の巻線装置において、前記第1層目の巻回にお
ける前記所定の巻回位置は、前記案内部材により案内さ
れる前記線材が、前記円筒部に直前に巻回された前記線
材の巻回進行側の端に重なる位置であることを特徴とす
る。請求項6の線材の巻線装置は、請求項5記載の線材
の巻線装置において、前記案内部材は、前記ボビンの軸
方向に向けて延在する軸部と、該軸部における前記巻回
進行側の先端に前記軸部および前記線材の直角方向に延
在して設けられ、前記線材の前記巻回進行側に接触して
該線材を反巻回進行側に付勢する当接部とを、備えたこ
とを特徴とする。
載の線材の巻線装置において、前記第1層目の巻回にお
ける前記所定の巻回位置は、前記案内部材により案内さ
れる前記線材が、前記円筒部に直前に巻回された前記線
材の巻回進行側の端に重なる位置であることを特徴とす
る。請求項6の線材の巻線装置は、請求項5記載の線材
の巻線装置において、前記案内部材は、前記ボビンの軸
方向に向けて延在する軸部と、該軸部における前記巻回
進行側の先端に前記軸部および前記線材の直角方向に延
在して設けられ、前記線材の前記巻回進行側に接触して
該線材を反巻回進行側に付勢する当接部とを、備えたこ
とを特徴とする。
【0015】請求項7の線材の巻線装置は、線材の供給
側と該線材を巻回するボビンとの間で前記線材に所定の
張力を与え、前記ボビンを回転させながら、前記線材の
巻回位置を前記ボビンの両フランジ間で往復移動させ、
前記ボビンの円筒部に前記線材を螺旋状に巻回し積層さ
せる線材の巻線装置において、前記線材の供給側におけ
る前記ボビンの一方のフランジ側に対応する位置に設け
られ、前記線材の該フランジ側端への移動を検出する検
出部と、該検出部による検出回数を計数し、所定の検出
回数に達したときに前記ボビンの回転を停止する制御部
とを、備えたことを特徴とする。
側と該線材を巻回するボビンとの間で前記線材に所定の
張力を与え、前記ボビンを回転させながら、前記線材の
巻回位置を前記ボビンの両フランジ間で往復移動させ、
前記ボビンの円筒部に前記線材を螺旋状に巻回し積層さ
せる線材の巻線装置において、前記線材の供給側におけ
る前記ボビンの一方のフランジ側に対応する位置に設け
られ、前記線材の該フランジ側端への移動を検出する検
出部と、該検出部による検出回数を計数し、所定の検出
回数に達したときに前記ボビンの回転を停止する制御部
とを、備えたことを特徴とする。
【0016】請求項8の線材の巻線機構は、線材の供給
側と該線材を巻回するボビンとの間に設けられ前記線材
に所定の張力を与えるテンショナーと、前記ボビンを回
転させる巻線装置とを備え、前記線材の巻回位置を前記
ボビンの両フランジ間で往復移動させながら、前記ボビ
ンの円筒部に前記線材を螺旋状に巻回し積層させる線材
の巻線機構において、前記テンショナーと前記巻線装置
との間には、前記線材の振動を防止する制振装置が設け
られ、該制振装置は、前記ボビンの軸方向に延在し前記
線材に接触する接触部を有する制振部材と、該制振部材
を前記接触部側に移動自在に支持する弾性部材とを備え
たことを特徴とする。
側と該線材を巻回するボビンとの間に設けられ前記線材
に所定の張力を与えるテンショナーと、前記ボビンを回
転させる巻線装置とを備え、前記線材の巻回位置を前記
ボビンの両フランジ間で往復移動させながら、前記ボビ
ンの円筒部に前記線材を螺旋状に巻回し積層させる線材
の巻線機構において、前記テンショナーと前記巻線装置
との間には、前記線材の振動を防止する制振装置が設け
られ、該制振装置は、前記ボビンの軸方向に延在し前記
線材に接触する接触部を有する制振部材と、該制振部材
を前記接触部側に移動自在に支持する弾性部材とを備え
たことを特徴とする。
【0017】請求項9の線材の巻線機構は、請求項8記
載の線材の巻線機構において、前記接触部は、両端を前
記制振部材に回転自在に支持されたローラーからなるこ
とを特徴とする。請求項10の線材の巻線機構は、請求
項8記載の線材の巻線機構において、前記接触部は、前
記線材側が先鋭化され、該線材と反対側を前記制振部材
に固定されたゴム材からなることを特徴とする。
載の線材の巻線機構において、前記接触部は、両端を前
記制振部材に回転自在に支持されたローラーからなるこ
とを特徴とする。請求項10の線材の巻線機構は、請求
項8記載の線材の巻線機構において、前記接触部は、前
記線材側が先鋭化され、該線材と反対側を前記制振部材
に固定されたゴム材からなることを特徴とする。
【0018】(作用)請求項1の線材の巻線方法および
請求項4の線材の巻き線装置では、ボビンへの線材の第
1層目の巻回時に、案内部材は、ボビンの軸方向に移動
しながら線材を所定の巻回位置に案内する。この案内に
より、線材を案内する溝のないボビンの円筒部にも、線
材が所定の位置に規則正しく巻回される。このため、第
1層目に巻回された線材により、溝の間隔が同一で乱れ
のない螺旋溝が形成される。線材の第2層目以降の巻回
時には、案内部材は線材に接触しない位置に待避され、
線材は外部からの制御を受けることなく、下層に巻回さ
れた線材により形成された螺旋溝に倣って規則正しく行
われる。この結果、線材がボビンに確実に巻回される。
請求項4の線材の巻き線装置では、ボビンへの線材の第
1層目の巻回時に、案内部材は、ボビンの軸方向に移動
しながら線材を所定の巻回位置に案内する。この案内に
より、線材を案内する溝のないボビンの円筒部にも、線
材が所定の位置に規則正しく巻回される。このため、第
1層目に巻回された線材により、溝の間隔が同一で乱れ
のない螺旋溝が形成される。線材の第2層目以降の巻回
時には、案内部材は線材に接触しない位置に待避され、
線材は外部からの制御を受けることなく、下層に巻回さ
れた線材により形成された螺旋溝に倣って規則正しく行
われる。この結果、線材がボビンに確実に巻回される。
【0019】請求項2の線材の巻線方法および請求項5
の線材の巻き線装置では、案内部材は、線材の第1層目
の巻回時にボビンの円筒部に直前に巻回された線材の巻
回進行側の端に重なる位置に線材を案内する。案内され
た線材は、直前に巻回された線材を巻回進行側と反対側
に押圧しながら円筒部に巻回される。このため、線材が
しっかり巻回される。この結果、線材の第1層目の巻回
時に表面に溝の間隔が同一で乱れのない螺旋溝が形成さ
れ、線材の第2層目以降の巻回が確実かつ規則正しく行
われる。
の線材の巻き線装置では、案内部材は、線材の第1層目
の巻回時にボビンの円筒部に直前に巻回された線材の巻
回進行側の端に重なる位置に線材を案内する。案内され
た線材は、直前に巻回された線材を巻回進行側と反対側
に押圧しながら円筒部に巻回される。このため、線材が
しっかり巻回される。この結果、線材の第1層目の巻回
時に表面に溝の間隔が同一で乱れのない螺旋溝が形成さ
れ、線材の第2層目以降の巻回が確実かつ規則正しく行
われる。
【0020】請求項3の線材の巻線方法および請求項7
の線材の巻き線装置では、検出部により、線材がボビン
に巻回され一方のフランジ側端に移動する都度、この移
動が検出される。また、制御部により、検出部での検出
回数が計数され、所定の計数値に達したときにボビンの
回転が停止され、線材の巻回が終了する。すなわち、所
定の巻き線数に達したときに線材の巻回を終了していた
従来とは異なり、線材は常にボビンのフランジ端まで巻
回された時点で線材の巻回が終了する。
の線材の巻き線装置では、検出部により、線材がボビン
に巻回され一方のフランジ側端に移動する都度、この移
動が検出される。また、制御部により、検出部での検出
回数が計数され、所定の計数値に達したときにボビンの
回転が停止され、線材の巻回が終了する。すなわち、所
定の巻き線数に達したときに線材の巻回を終了していた
従来とは異なり、線材は常にボビンのフランジ端まで巻
回された時点で線材の巻回が終了する。
【0021】請求項6の線材の巻線装置では、線材の第
1層目の巻回時に、線材の巻回進行側が、ボビンの軸方
向に直角方向かつ線材に直角方向に延在する棒状の当接
部に接触し、線材が当接部により巻回の反進行側に付勢
される。そして、この付勢により、ボビンに巻き取られ
る線材がボビンの軸線に対して僅かに鋭角になり、ボビ
ンの円筒部に直前に巻回された線材の巻回の進行側の端
に重なる位置に線材が案内される。
1層目の巻回時に、線材の巻回進行側が、ボビンの軸方
向に直角方向かつ線材に直角方向に延在する棒状の当接
部に接触し、線材が当接部により巻回の反進行側に付勢
される。そして、この付勢により、ボビンに巻き取られ
る線材がボビンの軸線に対して僅かに鋭角になり、ボビ
ンの円筒部に直前に巻回された線材の巻回の進行側の端
に重なる位置に線材が案内される。
【0022】線材の巻回位置がフランジ端側まで移動
し、第1層目の巻回が終了する際に、案内部材をさらに
第1層目の巻回進行側に移動することで、当接部による
線材への接触および押圧が容易に解除される。この解除
により、線材の巻回が第1層目から第2層目に移動する
とき(巻回の進行方向の反転時)には、案内部材は、線
材に接触しない位置に待避されている。したがって、巻
回の進行方向の反転時に、線材がフランジの外周端に衝
突した場合にも、案内部材等の外力により線材の巻回位
置がずれて、乱巻きが発生することはない。この結果、
簡易な形状の案内部材により、第1層目の巻回時にのみ
線材を案内して、線材がボビンに確実に巻回される。
し、第1層目の巻回が終了する際に、案内部材をさらに
第1層目の巻回進行側に移動することで、当接部による
線材への接触および押圧が容易に解除される。この解除
により、線材の巻回が第1層目から第2層目に移動する
とき(巻回の進行方向の反転時)には、案内部材は、線
材に接触しない位置に待避されている。したがって、巻
回の進行方向の反転時に、線材がフランジの外周端に衝
突した場合にも、案内部材等の外力により線材の巻回位
置がずれて、乱巻きが発生することはない。この結果、
簡易な形状の案内部材により、第1層目の巻回時にのみ
線材を案内して、線材がボビンに確実に巻回される。
【0023】請求項8の線材の巻線機構では、線材が巻
回中にフランジの外周端等に衝突した際にも、線材に弾
性的に接触している制振部材の接触部により、線材が振
動することが防止される。このため、ボビンへの巻回位
置がずれることがなくなり、乱巻きが発生することが防
止される。また、制振部材が弾性部材により接触部側に
移動自在に支持されるため、線材のボビンへの巻回によ
り積層部分の外径が大きくなった場合にも、線材が接触
部から離れることが防止され、線材が振動することが防
止される。
回中にフランジの外周端等に衝突した際にも、線材に弾
性的に接触している制振部材の接触部により、線材が振
動することが防止される。このため、ボビンへの巻回位
置がずれることがなくなり、乱巻きが発生することが防
止される。また、制振部材が弾性部材により接触部側に
移動自在に支持されるため、線材のボビンへの巻回によ
り積層部分の外径が大きくなった場合にも、線材が接触
部から離れることが防止され、線材が振動することが防
止される。
【0024】請求項9の線材の巻線機構では、ボビンに
巻回される線材は、制振部材に回転自在に支持されたロ
ーラーに接触するため、線材と制振部材との接触抵抗を
最小限にして線材の振動が防止される。このため、線材
と制振部材との接触が線材の巻回に影響することが防止
される。請求項10の線材の巻線機構では、ボビンに巻
回される線材は、線材側が先鋭化されたゴム材により接
触するため、線材と制振部材との接触抵抗を最小限にし
て線材の振動が防止される。このため、線材と制振部材
との接触が線材の巻回に影響することが防止される。
巻回される線材は、制振部材に回転自在に支持されたロ
ーラーに接触するため、線材と制振部材との接触抵抗を
最小限にして線材の振動が防止される。このため、線材
と制振部材との接触が線材の巻回に影響することが防止
される。請求項10の線材の巻線機構では、ボビンに巻
回される線材は、線材側が先鋭化されたゴム材により接
触するため、線材と制振部材との接触抵抗を最小限にし
て線材の振動が防止される。このため、線材と制振部材
との接触が線材の巻回に影響することが防止される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図1は、本発明の線材の巻線方
法の第1の実施形態(請求項1、請求項2に対応す
る)、線材の巻線装置の第1の実施形態(請求項4ない
し請求項6に対応する)、および、線材の巻線機構の第
1の実施形態(請求項8、請求項9に対応する)を示し
ている。
用いて詳細に説明する。図1は、本発明の線材の巻線方
法の第1の実施形態(請求項1、請求項2に対応す
る)、線材の巻線装置の第1の実施形態(請求項4ない
し請求項6に対応する)、および、線材の巻線機構の第
1の実施形態(請求項8、請求項9に対応する)を示し
ている。
【0026】本発明の巻線機構は、巻線装置10、制振
装置12(制振機構に対応する)、テンショナー14、
および図示しない線材16の供給装置(供給側に対応す
る)により構成されている。
装置12(制振機構に対応する)、テンショナー14、
および図示しない線材16の供給装置(供給側に対応す
る)により構成されている。
【0027】巻線装置10は、箱形の本体部18を有し
ており、本体部18には、側面18aから突出してボビ
ン20の取付軸22と、案内棒24(案内部材に対応す
る)とが取り付けられている。本体部18には、取付軸
22を所定の回数だけ回転させ、案内棒24をボビン2
0の軸方向Aに沿って所定の速度で移動させる駆動機構
(図示せず)が内蔵されている。
ており、本体部18には、側面18aから突出してボビ
ン20の取付軸22と、案内棒24(案内部材に対応す
る)とが取り付けられている。本体部18には、取付軸
22を所定の回数だけ回転させ、案内棒24をボビン2
0の軸方向Aに沿って所定の速度で移動させる駆動機構
(図示せず)が内蔵されている。
【0028】案内棒24は、ステンレス等からなる丸棒
の先端を直角に折曲して形成されており、ボビン20の
軸方向Aに延在する軸部24aと、軸方向Aに直角かつ
線材16の供給方向Bに直角な、上方に延在する当接部
24bとを有している。また、図2に示すように、案内
棒24は、取付軸22の制振装置12側に取り付けられ
ており、案内棒24の軸部24aと取付軸22とは、ほ
ぼ同じ高さにされている。当接部24bの先端24c
は、ボビン20のフランジ20a、20bの外周端20
cより上方に突出している。すなわち、当接部24b
は、ボビン20に巻回される線材16の高さ方向の位置
が変化しても、線材16を案内することが可能である。
の先端を直角に折曲して形成されており、ボビン20の
軸方向Aに延在する軸部24aと、軸方向Aに直角かつ
線材16の供給方向Bに直角な、上方に延在する当接部
24bとを有している。また、図2に示すように、案内
棒24は、取付軸22の制振装置12側に取り付けられ
ており、案内棒24の軸部24aと取付軸22とは、ほ
ぼ同じ高さにされている。当接部24bの先端24c
は、ボビン20のフランジ20a、20bの外周端20
cより上方に突出している。すなわち、当接部24b
は、ボビン20に巻回される線材16の高さ方向の位置
が変化しても、線材16を案内することが可能である。
【0029】制振装置12は、図1に示したように、上
側が開いたコ字状の制振ホルダー26(制振部材に対応
する)と、制振ホルダー26に回転自在に両端を支持さ
れたガラス等の硬質材料からなる円柱状のローラー28
(接触部に対応する)と、制振ホルダー26から垂下す
る支持軸30と、支持軸30を摺動自在に挿入する挿入
穴32aを有するスタンド32と、制振ホルダー26と
スタンド32との間に支持軸30を挿通して配置され制
振ホルダー26を弾性的に支持するコイルばね34(弾
性部材に対応する)とにより構成されている。
側が開いたコ字状の制振ホルダー26(制振部材に対応
する)と、制振ホルダー26に回転自在に両端を支持さ
れたガラス等の硬質材料からなる円柱状のローラー28
(接触部に対応する)と、制振ホルダー26から垂下す
る支持軸30と、支持軸30を摺動自在に挿入する挿入
穴32aを有するスタンド32と、制振ホルダー26と
スタンド32との間に支持軸30を挿通して配置され制
振ホルダー26を弾性的に支持するコイルばね34(弾
性部材に対応する)とにより構成されている。
【0030】制振装置12のコイルばね34は、図2に
示したように、ボビン20に巻回される線材16の高さ
方向の位置が変化しても、ローラ28が線材16の動き
に追従して支持できるようにばね定数とばね長が決めら
れている。また、制振装置12は、図3に示すように、
ローラー28の長さL1は、ボビン20の円筒部20d
の長さL2より大きく形成されており、ローラー28の
両端がボビン20の両フランジ20a、20bより外側
に位置するように配置されている。
示したように、ボビン20に巻回される線材16の高さ
方向の位置が変化しても、ローラ28が線材16の動き
に追従して支持できるようにばね定数とばね長が決めら
れている。また、制振装置12は、図3に示すように、
ローラー28の長さL1は、ボビン20の円筒部20d
の長さL2より大きく形成されており、ローラー28の
両端がボビン20の両フランジ20a、20bより外側
に位置するように配置されている。
【0031】テンショナー14には、図1に示したよう
に、磁力制御または摩擦制御される複数のリール14a
が取り付けられており、これ等リール14aに線材16
を巻き掛けることで、線材16に所定の張力が与えられ
ている。上述した巻線機構では、以下示すように、線材
16のボビン20への巻回が行われ、コイルが製造され
る。
に、磁力制御または摩擦制御される複数のリール14a
が取り付けられており、これ等リール14aに線材16
を巻き掛けることで、線材16に所定の張力が与えられ
ている。上述した巻線機構では、以下示すように、線材
16のボビン20への巻回が行われ、コイルが製造され
る。
【0032】図4は、線材16の先端がボビン20の巻
線装置10側のフランジ20a側に巻き掛けられ、巻回
を開始する状態を示している。案内棒24は、当接部2
4bの巻線装置10側が、円筒部20dのフランジ20
a側端に位置するまで巻線装置10内に収納されてい
る。線材16は、制振装置12のローラー28に軽く接
触し支持されている。
線装置10側のフランジ20a側に巻き掛けられ、巻回
を開始する状態を示している。案内棒24は、当接部2
4bの巻線装置10側が、円筒部20dのフランジ20
a側端に位置するまで巻線装置10内に収納されてい
る。線材16は、制振装置12のローラー28に軽く接
触し支持されている。
【0033】そして、巻線装置10のスイッチ(図示せ
ず)がオンされると、図5に示すように、取付軸22は
回転方向Rに回転を開始し、同時に、案内棒24がフラ
ンジ20aからフランジ20bに向かう方向である第1
層目の巻回進行側Cに移動していく。この際、巻線装置
10の駆動機構(図示せず)は、案内棒24を取付軸2
2の1回転に対して線材16の外径分だけ移動する制御
を行う。そして、線材16がフランジ20a端側からボ
ビン20の円筒部20dに巻回されていく。
ず)がオンされると、図5に示すように、取付軸22は
回転方向Rに回転を開始し、同時に、案内棒24がフラ
ンジ20aからフランジ20bに向かう方向である第1
層目の巻回進行側Cに移動していく。この際、巻線装置
10の駆動機構(図示せず)は、案内棒24を取付軸2
2の1回転に対して線材16の外径分だけ移動する制御
を行う。そして、線材16がフランジ20a端側からボ
ビン20の円筒部20dに巻回されていく。
【0034】また、図6に示すように、線材16の巻回
時における案内棒24の当接部24bの位置は、ボビン
20に案内される線材16Aの巻回位置Dが、円筒部2
0dに直前に巻回された線材16Bの巻回進行側Cの端
に重なる位置になるように制御されている。当接部24
bにより案内された線材16Aは、直前に巻回された線
材16Bを巻回進行側Cと反対側に押圧しながら円筒部
20dに巻回されるため、線材16Aは隙間なくしっか
り巻回される。この結果、円筒部20dに巻回された線
材16により、線材16の外表面には、溝の間隔が同一
で乱れのない螺旋溝36が形成される。
時における案内棒24の当接部24bの位置は、ボビン
20に案内される線材16Aの巻回位置Dが、円筒部2
0dに直前に巻回された線材16Bの巻回進行側Cの端
に重なる位置になるように制御されている。当接部24
bにより案内された線材16Aは、直前に巻回された線
材16Bを巻回進行側Cと反対側に押圧しながら円筒部
20dに巻回されるため、線材16Aは隙間なくしっか
り巻回される。この結果、円筒部20dに巻回された線
材16により、線材16の外表面には、溝の間隔が同一
で乱れのない螺旋溝36が形成される。
【0035】この後、図7に示すように、線材16が円
筒部20dのフランジ20b端まで巻回され、第1層目
の巻回が終了する。第1層目の巻回が終了した後、案内
棒24は、制御機構により引き続き制御され、当接部2
4bがフランジ20cの巻回進行側Cに位置するまで移
動される。すなわち、線材16の巻回が第1層目から第
2層目に移動するとき(巻回の進行方向の反転時)に
は、当接部24bが線材16に接触しない位置まで待避
されている。したがって、巻回の進行方向の反転時に、
線材16がフランジ20bの外周端に衝突した場合に
も、案内棒24等の外力により線材16の巻回位置Dが
ずれて、乱巻きが発生することはない。
筒部20dのフランジ20b端まで巻回され、第1層目
の巻回が終了する。第1層目の巻回が終了した後、案内
棒24は、制御機構により引き続き制御され、当接部2
4bがフランジ20cの巻回進行側Cに位置するまで移
動される。すなわち、線材16の巻回が第1層目から第
2層目に移動するとき(巻回の進行方向の反転時)に
は、当接部24bが線材16に接触しない位置まで待避
されている。したがって、巻回の進行方向の反転時に、
線材16がフランジ20bの外周端に衝突した場合に
も、案内棒24等の外力により線材16の巻回位置Dが
ずれて、乱巻きが発生することはない。
【0036】第2層目の線材16の円筒部20dへの巻
回は、図8に示すように、第1層目の線材16により形
成された螺旋溝36に倣うことで確実かつ規則正しく行
われる。線材16の第3層目以降の巻回も、下層の線材
16により形成された螺旋溝36に倣うことで行われ
る。第2層目以降の巻回時は、案内棒24の当接部24
bは、待避された状態を保持している。
回は、図8に示すように、第1層目の線材16により形
成された螺旋溝36に倣うことで確実かつ規則正しく行
われる。線材16の第3層目以降の巻回も、下層の線材
16により形成された螺旋溝36に倣うことで行われ
る。第2層目以降の巻回時は、案内棒24の当接部24
bは、待避された状態を保持している。
【0037】また、図2に示したように、線材16が複
数層にわたり巻回されるに伴って、積層部分の外径が大
きくなり、線材16が上方に移動すると、制振部材12
のローラー28は、コイルばね34の作用により上昇す
る。このため、ローラー28が線材16から離れること
はない。したがって、万一、線材16の円筒部20dへ
の巻回中に、線材16がフランジ20a、20bの外周
端等に衝突した際にも、線材16に弾性的に接触してい
るローラー28により、線材16が振動することが防止
される。このため、線材16のボビン20への巻回位置
がずれることが防止され、乱巻きの発生が防止される。
数層にわたり巻回されるに伴って、積層部分の外径が大
きくなり、線材16が上方に移動すると、制振部材12
のローラー28は、コイルばね34の作用により上昇す
る。このため、ローラー28が線材16から離れること
はない。したがって、万一、線材16の円筒部20dへ
の巻回中に、線材16がフランジ20a、20bの外周
端等に衝突した際にも、線材16に弾性的に接触してい
るローラー28により、線材16が振動することが防止
される。このため、線材16のボビン20への巻回位置
がずれることが防止され、乱巻きの発生が防止される。
【0038】そして、取付軸22が所定の回数だけ回転
した後、制御機構は取付軸22の回転を停止し、ボビン
20への線材16の巻回が完了する。以上のように構成
された線材の巻線方法、線材の巻線装置、および線材の
巻線機構では、線材16の第1層目の巻回を、案内棒2
4をボビン20の軸方向Aに沿って移動して、線材16
を所定の巻回位置Dに案内して行い、線材16の第2層
目以降の巻回を、案内棒24を線材16に接触しない位
置に待避し、巻回された下層の線材16により形成され
た螺旋溝36に倣って行った。このため、線材16の第
1層目の巻回を、案内棒24を用いて規則正しく行うこ
とができ、線材16の第2層目以降の巻回を、案内棒2
4を用いることなく下層に形成された螺旋溝36に倣っ
て規則正しく行うことができる。この結果、線材16を
ボビン20に確実に巻回することができる。
した後、制御機構は取付軸22の回転を停止し、ボビン
20への線材16の巻回が完了する。以上のように構成
された線材の巻線方法、線材の巻線装置、および線材の
巻線機構では、線材16の第1層目の巻回を、案内棒2
4をボビン20の軸方向Aに沿って移動して、線材16
を所定の巻回位置Dに案内して行い、線材16の第2層
目以降の巻回を、案内棒24を線材16に接触しない位
置に待避し、巻回された下層の線材16により形成され
た螺旋溝36に倣って行った。このため、線材16の第
1層目の巻回を、案内棒24を用いて規則正しく行うこ
とができ、線材16の第2層目以降の巻回を、案内棒2
4を用いることなく下層に形成された螺旋溝36に倣っ
て規則正しく行うことができる。この結果、線材16を
ボビン20に確実に巻回することができる。
【0039】また、第1層目の巻回時における案内棒2
4により案内される線材16の巻回位置Dを、円筒部2
0dに直前に巻回された線材16の巻回進行側Cの端に
重なる位置にしたので、線材16の第1層目の巻回時
に、線材16の巻回を規則正しくかつきつく行うことが
でき、第1層目に形成された螺旋溝36に倣うことで、
線材16の第2層目以降の巻回を確実かつ規則正しく行
うことができる。
4により案内される線材16の巻回位置Dを、円筒部2
0dに直前に巻回された線材16の巻回進行側Cの端に
重なる位置にしたので、線材16の第1層目の巻回時
に、線材16の巻回を規則正しくかつきつく行うことが
でき、第1層目に形成された螺旋溝36に倣うことで、
線材16の第2層目以降の巻回を確実かつ規則正しく行
うことができる。
【0040】そして、軸部24aと当接部24bとを有
する案内棒24を、ステンレス等からなる丸棒を折曲す
ることで形成したので、案内棒24を容易に形成するこ
とができる。さらに、案内棒24を相互に直角方向に延
在する軸部24aおよび当接部24だけの簡易な形状に
したので、制御機構により、案内棒24をボビン20の
軸方向Aのみに移動制御するだけで、線材16の第1層
目および第2層目以降の巻回を容易に行うことができ
る。
する案内棒24を、ステンレス等からなる丸棒を折曲す
ることで形成したので、案内棒24を容易に形成するこ
とができる。さらに、案内棒24を相互に直角方向に延
在する軸部24aおよび当接部24だけの簡易な形状に
したので、制御機構により、案内棒24をボビン20の
軸方向Aのみに移動制御するだけで、線材16の第1層
目および第2層目以降の巻回を容易に行うことができ
る。
【0041】また、テンショナー14と巻線装置10と
の間に、線材16に回転自在かつ弾性的に接触するロー
ラー28を有する制振装置12を配置したので、線材1
6が振動することを確実に防止することができ、乱巻き
の発生を防止することができる。そして、ローラー28
を回転自在に支持する制振ホルダー26をローラー28
の移動方向に延在するコイルばね34により支持したの
で、線材16とローラー28との接触抵抗を最小限にす
ることができ、線材16とローラー28との接触が、線
材16の巻回に影響することを防止することができる。
の間に、線材16に回転自在かつ弾性的に接触するロー
ラー28を有する制振装置12を配置したので、線材1
6が振動することを確実に防止することができ、乱巻き
の発生を防止することができる。そして、ローラー28
を回転自在に支持する制振ホルダー26をローラー28
の移動方向に延在するコイルばね34により支持したの
で、線材16とローラー28との接触抵抗を最小限にす
ることができ、線材16とローラー28との接触が、線
材16の巻回に影響することを防止することができる。
【0042】図9は、本発明の線材の巻線方法の第2の
実施形態(請求項1ないし請求項3に対応する)、およ
び、線材の巻線装置の第2の実施形態(請求項4ないし
請求項7に対応する)を示している。この実施形態で
は、巻線装置40は、本体部42の線材16の供給側
に、線材16の移動を検出する検出部44を有してい
る。本体部42は、内蔵する制御機構(図示せず)以
外、第1の実施形態の巻線装置10の本体部18と同一
である。なお、第1の実施形態と同一のものは、同じ符
号で示している。
実施形態(請求項1ないし請求項3に対応する)、およ
び、線材の巻線装置の第2の実施形態(請求項4ないし
請求項7に対応する)を示している。この実施形態で
は、巻線装置40は、本体部42の線材16の供給側
に、線材16の移動を検出する検出部44を有してい
る。本体部42は、内蔵する制御機構(図示せず)以
外、第1の実施形態の巻線装置10の本体部18と同一
である。なお、第1の実施形態と同一のものは、同じ符
号で示している。
【0043】検出部44は、ボビン20の軸方向Aに向
けて上下に対向するアーム46aを有するコ字状のセン
サー46と、センサ46から送出される信号を増幅する
アンプ48とにより構成されている。センサー46の各
アーム46aの先端には、それぞれ一対の光センサー5
0(発光部と受光部)が取り付けられている。光センサ
ー50は、ボビン20の本体部42側に位置するフラン
ジ20aに対応する位置にそれぞれ取り付けられてい
る。
けて上下に対向するアーム46aを有するコ字状のセン
サー46と、センサ46から送出される信号を増幅する
アンプ48とにより構成されている。センサー46の各
アーム46aの先端には、それぞれ一対の光センサー5
0(発光部と受光部)が取り付けられている。光センサ
ー50は、ボビン20の本体部42側に位置するフラン
ジ20aに対応する位置にそれぞれ取り付けられてい
る。
【0044】アンプ48の出力端子は、巻層数カウンタ
ー52(制御部に対応する)の入力端子に接続されてい
る。巻層数カウンター52は、線材16が軸線方向Aに
移動して光センサー50を遮光する都度、その遮光信号
を受けてカウントアップする機能を有しており、測定さ
れたカウント値は、電気信号として本体部42に出力さ
れている。本体部42の制御機構(図示せず)は、カウ
ント値が所定の値になったときに、取付軸22の回転を
停止する機能を有している。
ー52(制御部に対応する)の入力端子に接続されてい
る。巻層数カウンター52は、線材16が軸線方向Aに
移動して光センサー50を遮光する都度、その遮光信号
を受けてカウントアップする機能を有しており、測定さ
れたカウント値は、電気信号として本体部42に出力さ
れている。本体部42の制御機構(図示せず)は、カウ
ント値が所定の値になったときに、取付軸22の回転を
停止する機能を有している。
【0045】上述した巻線装置では、第1の実施形態と
同様にボビン20のフランジ20a側から線材16の巻
回が開始される。そして、線材16の第1層目の巻回
は、案内棒24により線材16を案内して行う。
同様にボビン20のフランジ20a側から線材16の巻
回が開始される。そして、線材16の第1層目の巻回
は、案内棒24により線材16を案内して行う。
【0046】線材16の第2層目の巻回が完了し、線材
16がフランジ20a側まで移動した際に、線材16に
より光センサー50が遮光され、巻層数カウンター52
がカウントアップされる。同様にして、偶数層目の巻回
が完了する都度、光センサー50が遮光され、巻層数カ
ウンター52がカウントアップされる。そして、本体部
42は、巻層数カウンター52のカウント値が所定の値
に達したときに、取付軸22の回転を停止し、線材16
のボビン20への巻回を完了する。このため、線材16
のボビン20への巻回は、常に線材16フランジ20a
側まで行われる。
16がフランジ20a側まで移動した際に、線材16に
より光センサー50が遮光され、巻層数カウンター52
がカウントアップされる。同様にして、偶数層目の巻回
が完了する都度、光センサー50が遮光され、巻層数カ
ウンター52がカウントアップされる。そして、本体部
42は、巻層数カウンター52のカウント値が所定の値
に達したときに、取付軸22の回転を停止し、線材16
のボビン20への巻回を完了する。このため、線材16
のボビン20への巻回は、常に線材16フランジ20a
側まで行われる。
【0047】この実施形態の線材の巻線方法および線材
の巻線装置においても、上述した第1の実施形態と同様
の効果を得ることができるが、この実施形態では、ボビ
ン20の一方のフランジ20a側に対応する位置に光セ
ンサー50を配置して線材16がフランジ側20a端に
移動したことを検知し、線材16の巻回の終了を、光セ
ンサー50での遮光回数を巻層数カウンター52により
カウントし、所定のカウント値に達したときにボビン2
0の回転を停止したので、線材16を常にボビン20の
フランジ20b端まで巻回することができ、線材16が
途中で巻き終わることを防止することができる。
の巻線装置においても、上述した第1の実施形態と同様
の効果を得ることができるが、この実施形態では、ボビ
ン20の一方のフランジ20a側に対応する位置に光セ
ンサー50を配置して線材16がフランジ側20a端に
移動したことを検知し、線材16の巻回の終了を、光セ
ンサー50での遮光回数を巻層数カウンター52により
カウントし、所定のカウント値に達したときにボビン2
0の回転を停止したので、線材16を常にボビン20の
フランジ20b端まで巻回することができ、線材16が
途中で巻き終わることを防止することができる。
【0048】この結果、巻線装置40を手動操作して線
材16をフランジ20a端まで巻回する必要がなくなる
ため、製造工数を低減することができ、製造コストを低
減することができる。図10は、本発明の線材の巻線機
構の第2の実施形態(請求項8、請求項10に対応す
る)を示しており、第1の実施形態と同一のものは、同
じ符号で示している。
材16をフランジ20a端まで巻回する必要がなくなる
ため、製造工数を低減することができ、製造コストを低
減することができる。図10は、本発明の線材の巻線機
構の第2の実施形態(請求項8、請求項10に対応す
る)を示しており、第1の実施形態と同一のものは、同
じ符号で示している。
【0049】この実施形態では、制振装置54の制振ホ
ルダー56には、先端が先鋭化された柔軟性を有する板
ゴム58(接触部に対応する)が取り付けられている。
制振装置52以外の構成は、上述した第1の実施形態と
同一である。板ゴム58の長さL3は、ボビン20の円
筒部20dの長さL2より大きく形成されており、板ゴ
ム58の両端がボビン20の両フランジ20a、20b
より外側に位置するように配置されている。また、巻線
装置10は、第1の実施形態と同一のものが使用されて
いる。
ルダー56には、先端が先鋭化された柔軟性を有する板
ゴム58(接触部に対応する)が取り付けられている。
制振装置52以外の構成は、上述した第1の実施形態と
同一である。板ゴム58の長さL3は、ボビン20の円
筒部20dの長さL2より大きく形成されており、板ゴ
ム58の両端がボビン20の両フランジ20a、20b
より外側に位置するように配置されている。また、巻線
装置10は、第1の実施形態と同一のものが使用されて
いる。
【0050】この実施形態においても、上述した第1の
実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、上述
した線材の巻線方法、線材の巻線装置、線材の巻線機構
の第1の実施形態では、線材16の第1層目の巻回時
に、両フランジ20a、20b間において線材16を案
内棒24により案内した例について述べたが、本発明は
かかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、図
11に示すように、線材16のボビン20の円筒部20
dに対する角度が90度より大きいときのみに(図中の
網掛けの領域)、線材16を案内棒24により案内して
も良い。線材16のボビン20の円筒部20dに対する
角度が90度より小さくなった場合には、案内棒24に
より制御しなくても、巻回される線材16が直前に巻回
された線材16の端に重なる状態で巻回することができ
る。
実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、上述
した線材の巻線方法、線材の巻線装置、線材の巻線機構
の第1の実施形態では、線材16の第1層目の巻回時
に、両フランジ20a、20b間において線材16を案
内棒24により案内した例について述べたが、本発明は
かかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、図
11に示すように、線材16のボビン20の円筒部20
dに対する角度が90度より大きいときのみに(図中の
網掛けの領域)、線材16を案内棒24により案内して
も良い。線材16のボビン20の円筒部20dに対する
角度が90度より小さくなった場合には、案内棒24に
より制御しなくても、巻回される線材16が直前に巻回
された線材16の端に重なる状態で巻回することができ
る。
【0051】
【発明の効果】請求項1の線材の巻線方法および請求項
4の線材の巻き線装置では、線材の第1層目の巻回を、
案内部材を用いて規則正しく行うことができ、線材の第
2層目以降の巻回を、特別な案内部材を用いることなく
下層に形成された螺旋溝に倣って規則正しく行うことが
できる。この結果、線材をボビンに確実に巻回すること
ができる。
4の線材の巻き線装置では、線材の第1層目の巻回を、
案内部材を用いて規則正しく行うことができ、線材の第
2層目以降の巻回を、特別な案内部材を用いることなく
下層に形成された螺旋溝に倣って規則正しく行うことが
できる。この結果、線材をボビンに確実に巻回すること
ができる。
【0052】請求項2の線材の巻線方法および請求項5
の線材の巻き線装置では、線材の第1層目の巻回時に、
線材の巻回をしっかりと行うことができ、第1層目に形
成された螺旋溝に倣うことで、線材の第2層目以降の巻
回を確実かつ規則正しく行うことができる。請求項3の
線材の巻線方法および請求項7の線材の巻き線装置で
は、線材を途中で巻き終わることなく、常にボビンのフ
ランジ端まで巻回することができる。
の線材の巻き線装置では、線材の第1層目の巻回時に、
線材の巻回をしっかりと行うことができ、第1層目に形
成された螺旋溝に倣うことで、線材の第2層目以降の巻
回を確実かつ規則正しく行うことができる。請求項3の
線材の巻線方法および請求項7の線材の巻き線装置で
は、線材を途中で巻き終わることなく、常にボビンのフ
ランジ端まで巻回することができる。
【0053】請求項6の線材の巻線装置では、簡易な形
状の案内部材により、第1層目の巻回時にのみ線材を案
内することができる。請求項8の線材の巻線機構では、
線材に弾性的に接触する制振部材により、線材が振動す
ることを防止して、線材の巻回位置がずれることを防止
することができ、乱巻きの発生を防止することができ
る。請求項9および請求項10の線材の巻線機構では、
線材と制振部材との接触抵抗を最小限にすることがで
き、線材と制振部材との接触が、線材の巻回に影響する
ことを防止することができる。
状の案内部材により、第1層目の巻回時にのみ線材を案
内することができる。請求項8の線材の巻線機構では、
線材に弾性的に接触する制振部材により、線材が振動す
ることを防止して、線材の巻回位置がずれることを防止
することができ、乱巻きの発生を防止することができ
る。請求項9および請求項10の線材の巻線機構では、
線材と制振部材との接触抵抗を最小限にすることがで
き、線材と制振部材との接触が、線材の巻回に影響する
ことを防止することができる。
【図1】本発明の線材の巻線方法の第1の実施形態、線
材の巻線装置の第1の実施形態、および線材の巻線機構
の第1の実施形態を示す斜視図である。
材の巻線装置の第1の実施形態、および線材の巻線機構
の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の要部の側面図である。
【図3】図1の要部の上面図である。
【図4】図1において、線材をボビンに巻回する直前の
状態を示す上面図である。
状態を示す上面図である。
【図5】図1において、線材をボビンに巻回している状
態を示す上面図である。
態を示す上面図である。
【図6】図5の要部を示す上面図である。
【図7】図1において、線材のボビンへの第1層目の巻
回が終了した状態を示す上面図である。
回が終了した状態を示す上面図である。
【図8】図1において、線材のボビンへの第2層目の巻
回を行っている状態を示す上面図である。
回を行っている状態を示す上面図である。
【図9】本発明の線材の巻線方法の第2の実施形態、お
よび線材の巻線装置の第2の実施形態を示す斜視図であ
る。
よび線材の巻線装置の第2の実施形態を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の線材の巻線機構の第2の実施形態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図11】案内棒の別の制御例を示す説明図である。
10 巻線装置 12 制振装置 14 テンショナー 14a リール 16 線材 18 本体部 18a 側面 20ボビン 20a、20b フランジ 20c 外周端 20d 円筒部 22 取付軸 24 案内棒 24a 軸部 24b 当接部 26 制振ホルダー 28 ローラー 30 支持軸 32 スタンド 34 コイルばね 36 螺旋溝 40 巻線装置 42 本体部 46 センサー 46a アーム 48 アンプ 50 光センサー 52 巻層数カウンター 54 制振装置 56 制振ホルダー 58 板ゴム A 軸方向 B 供給方向 C 巻回進行側 D 巻回位置 L1、L2、L3 長さ R 回転方向
Claims (10)
- 【請求項1】 線材の供給側と該線材を巻回するボビン
との間で前記線材に所定の張力を与え、前記ボビンを回
転させながら、前記線材の巻回位置を前記ボビンの両フ
ランジ間で往復移動させ、前記ボビンの円筒部に前記線
材を螺旋状に巻回し積層させる線材の巻線方法におい
て、 前記円筒部への前記線材の第1層目の巻回は、前記ボビ
ンの軸方向に沿って移動し、前記線材を所定の巻回位置
に案内する案内部材を介して行われ、 前記円筒部への前記線材の第2層目以降の巻回は、前記
案内部材を前記線材に接触しない位置に待避させ、巻回
された下層の線材により形成される螺旋溝に倣って行わ
れることを特徴とする線材の巻線方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の線材の巻線方法におい
て、 前記円筒部への前記線材の第1層目の巻回における前記
所定の巻回位置は、前記案内部材により案内される前記
線材が、前記円筒部に直前に巻回された前記線材の巻回
進行側の端に重なる位置であることを特徴とする線材の
巻線方法。 - 【請求項3】 線材の供給側と該線材を巻回するボビン
との間で前記線材に所定の張力を与え、前記ボビンを回
転させながら、前記線材の巻回位置を前記ボビンの両フ
ランジ間で往復移動させ、前記ボビンの円筒部に前記線
材を螺旋状に巻回し積層させる線材の巻線方法におい
て、 前記ボビンの一方のフランジ側に対応する位置に設けら
れた検出部により、前記線材が該フランジ側端に移動し
たことを検出し、 前記線材の巻回の終了は、制御部により、前記検出部で
の検出回数を計数し、所定の計数値に達したときに該ボ
ビンの回転を停止することで行われることを特徴とする
線材の巻回方法。 - 【請求項4】 線材の供給側と該線材を巻回するボビン
との間で前記線材に所定の張力を与え、前記ボビンを回
転させながら、前記線材の巻回位置を前記ボビンの両フ
ランジ間で往復移動させ、前記ボビンの円筒部に前記線
材を螺旋状に巻回し積層させる線材の巻線装置におい
て、 前記ボビンの前記線材の供給側に、 前記円筒部への前記線材の第1層目の巻回時に、前記線
材に接触しながら前記ボビンの軸方向に沿って移動し、
該線材を所定の前記巻回位置に案内し、 前記円筒部への前記線材の2層目以降の巻回時に、前記
線材に接触しない位置に待避される案内部材を設けたこ
とを特徴とする線材の巻線装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の線材の巻線装置におい
て、 前記第1層目の巻回における前記所定の巻回位置は、前
記案内部材により案内される前記線材が、前記円筒部に
直前に巻回された前記線材の巻回進行側の端に重なる位
置であることを特徴とする線材の巻線装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の線材の巻線装置におい
て、 前記案内部材は、 前記ボビンの軸方向に向けて延在する軸部と、 該軸部における前記巻回進行側の先端に前記軸部および
前記線材の直角方向に延在して設けられ、前記線材の前
記巻回進行側に接触して該線材を反巻回進行側に付勢す
る当接部とを、 備えたことを特徴とする線材の巻線装置。 - 【請求項7】 線材の供給側と該線材を巻回するボビン
との間で前記線材に所定の張力を与え、前記ボビンを回
転させながら、前記線材の巻回位置を前記ボビンの両フ
ランジ間で往復移動させ、前記ボビンの円筒部に前記線
材を螺旋状に巻回し積層させる線材の巻線装置におい
て、 前記線材の供給側における前記ボビンの一方のフランジ
側に対応する位置に設けられ、前記線材の該フランジ側
端への移動を検出する検出部と、 該検出部による検出回数を計数し、所定の検出回数に達
したときに前記ボビンの回転を停止する制御部とを、 備えたことを特徴とする線材の巻線装置。 - 【請求項8】 線材の供給側と該線材を巻回するボビン
との間に設けられ前記線材に所定の張力を与えるテンシ
ョナーと、前記ボビンを回転させる巻線装置とを備え、
前記線材の巻回位置を前記ボビンの両フランジ間で往復
移動させながら、前記ボビンの円筒部に前記線材を螺旋
状に巻回し積層させる線材の巻線機構において、 前記テンショナーと前記巻線装置との間には、前記線材
の振動を防止する制振装置が設けられ、 該制振装置は、前記ボビンの軸方向に延在し前記線材に
接触する接触部を有する制振部材と、該制振部材を前記
接触部側に移動自在に支持する弾性部材とを備えたこと
を特徴とする線材の巻線機構。 - 【請求項9】 請求項8記載の線材の巻線機構におい
て、 前記接触部は、両端を前記制振部材に回転自在に支持さ
れたローラーからなることを特徴とする線材の巻線機
構。 - 【請求項10】 請求項8記載の線材の巻線機構におい
て、 前記接触部は、前記線材側が先鋭化され、該線材と反対
側を前記制振部材に固定されたゴム材からなることを特
徴とする線材の巻線機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11052858A JP2000252148A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 線材の巻線方法、線材の巻線装置、および線材の巻線機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11052858A JP2000252148A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 線材の巻線方法、線材の巻線装置、および線材の巻線機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000252148A true JP2000252148A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12926572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11052858A Pending JP2000252148A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 線材の巻線方法、線材の巻線装置、および線材の巻線機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000252148A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106783138A (zh) * | 2017-01-06 | 2017-05-31 | 储德姣 | 一种圆筒式绕组加工设备及包含该圆筒式绕组的变压器 |
-
1999
- 1999-03-01 JP JP11052858A patent/JP2000252148A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106783138A (zh) * | 2017-01-06 | 2017-05-31 | 储德姣 | 一种圆筒式绕组加工设备及包含该圆筒式绕组的变压器 |
| CN106783138B (zh) * | 2017-01-06 | 2018-05-08 | 湖南湘变电气有限责任公司 | 一种用于配电网变电站变压器的圆筒式绕组加工设备 |
| CN108063046A (zh) * | 2017-01-06 | 2018-05-22 | 储德姣 | 一种安全性高的电力电网变压器圆筒式绕组智能加工系统 |
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