JP2000252451A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

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JP2000252451A
JP2000252451A JP11052318A JP5231899A JP2000252451A JP 2000252451 A JP2000252451 A JP 2000252451A JP 11052318 A JP11052318 A JP 11052318A JP 5231899 A JP5231899 A JP 5231899A JP 2000252451 A JP2000252451 A JP 2000252451A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗電流の抑制などのために形成される保護膜
からの入射光の反射が抑制された固体撮像装置を提供す
る。 【解決手段】 水素含有気体分子を含む雰囲気中でプラ
ズマ化学気相法により成膜された、シリコン窒化膜5
と、シリコン窒化膜よりも低い屈折率を有するシリコン
窒化酸化膜4,6とが積層された多層膜を、シリコン基
板に水素を供給する保護膜20として形成する。保護膜
20は、好ましくは、膜厚方向において、その屈折率が
連続的に変化するように形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置に関
するものであり、さらに詳しくは、暗電流を抑制する水
素の供給源などとして機能する保護膜が形成された固体
撮像装置とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置には、画素部や回路部の保
護のために、通常、保護膜が形成される。保護膜は、固
体撮像装置特有の問題である暗電流を抑制するための水
素の供給源としても利用される。保護膜に含まれる水素
は、加熱を伴う工程においてシリコン基板へと拡散し、
シリコンのダングリングボンドを終端する。ダングリン
グボンドが終端されると、シリコン基板における界面準
位が低下して暗電流が抑制される。
【0003】保護膜としては、プラズマ化学気相法(プ
ラズマCVD法)により形成されたシリコン窒化膜が多
用されている。このシリコン窒化膜は、成膜ガスに含ま
れるSiH4やNH3に起因する、放出可能な水素を含ん
でいる。シリコン窒化膜は、水素を透過しにくい特性を
有しており、一旦放出された水素をシリコン基板側に閉
じこめる障壁としても作用する。このように、シリコン
窒化膜は、固体撮像装置の保護膜として適した特性を備
えている。
【0004】一方、固体撮像装置の小型化による画素面
積の縮小は、固体撮像装置の感度を改善するための要素
技術の開発を急務としている。感度向上のための有効な
方策の一つは、固体撮像装置への入射光の反射を低減す
ることである。
【0005】例えば、特開平10−256518号公報
には、シリコン窒化膜からなる保護膜と、保護膜の受光
部側に接するように形成された低反射膜とを備えた固体
撮像装置が開示されている。この固体撮像装置では、低
反射膜を形成することにより、シリコン基板からの反射
光が抑制されている。低反射膜として具体的に開示され
ている膜は、減圧CVD法により形成されたシリコン窒
化膜である。
【0006】一般に、屈折率が異なる媒質に入射する光
線の反射は、媒質の屈折率差に応じて大きくなる。特開
平10−256518号公報に記載されているような低
反射膜は、固体撮像装置において、基板上方に形成され
る膜よりも屈折率が高いシリコン基板からの反射を抑制
する効果を奏する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基板上方に
積層される膜の屈折率も一様ではなく、特に保護膜とし
て形成されるシリコン窒化膜の屈折率は、シリコン窒化
膜に隣接して形成される膜の屈折率よりも相対的に高
い。このため、シリコン基板からの反射のみならず、保
護膜からの反射も、固体撮像装置の感度改善には問題と
なる。しかし、保護膜からの反射が問題だからといって
保護膜の形成を省略すると、暗電流が低減できず、素子
の信頼性も維持できない。
【0008】そこで、本発明は、暗電流の抑制などに有
効な保護膜が形成された構成を有しながらも、保護膜か
らの入射光の反射が抑制された固体撮像装置とその製造
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の固体撮像装置は、半導体基板内に形
成された受光部の上方に、水素含有気体分子を含む雰囲
気においてプラズマCVD法により成膜された、シリコ
ン窒化膜と前記シリコン窒化膜よりも屈折率が低い膜と
が積層された多層膜を備えていることを特徴とする。
【0010】また、本発明の第2の固体撮像装置は、半
導体基板内に形成された受光部の上方に、前記半導体基
板に水素を供給するための保護膜として、シリコン窒化
膜と前記シリコン窒化膜よりも低い屈折率を有する膜と
が積層された多層膜が形成されていることを特徴とす
る。
【0011】本発明の固体撮像装置によれば、保護膜か
らの入射光の反射が抑制され、固体撮像装置の感度が向
上する。また、保護膜が形成されているために、暗電流
を抑制し、素子の信頼性を維持することもできる。
【0012】本発明の固体撮像装置では、シリコン窒化
膜よりも低い屈折率を有する膜がシリコン窒化酸化膜で
あることが好ましい。
【0013】また、本発明の固体撮像装置では、保護膜
として、シリコン窒化酸化膜からなる第1層、シリコン
窒化膜からなる第2層およびシリコン窒化酸化膜からな
る第3層が受光部側から順に積層された多層膜が形成さ
れていることがさらに好ましい。この好ましい膜構成に
よれば、反射光を効果的に抑制できる。
【0014】この場合、各層は、第1層および第3層が
それぞれ95nm〜195nmの厚さを有し、第2層が
190nm〜390nmの厚さを有することが好まし
い。このような厚さを備えた多層膜であれば、可視光域
(波長:380nm〜780nm)における反射光をさ
らに低減できる。第1層および第3層の膜厚はさらに好
ましくは120nm〜150nmである。また、第2層
の膜厚はさらに好ましくは250nm〜300nmであ
る。
【0015】また、本発明の固体撮像装置では、シリコ
ン窒化酸化膜における窒素および酸素に対する窒素の含
有率が、膜厚方向において、シリコン窒化膜に近づくに
つれて高くなることが好ましい。シリコン窒化酸化膜
は、シリコン窒化膜と接する面において、シリコン窒化
膜と連続した組成を有するように形成されていることが
好ましい。
【0016】また、本発明の固体撮像装置では、シリコ
ン窒化膜よりも低い屈折率を有する膜における屈折率
が、膜厚方向において、シリコン窒化膜に近づくにつれ
て高くなることが好ましい。この膜における屈折率は、
シリコン窒化膜と接する面において、シリコン窒化膜の
屈折率と連続した屈折率を有するように形成されている
ことが好ましい。
【0017】また、本発明の固体撮像装置では、保護膜
の屈折率が、膜厚方向において、連続的に変化している
ことが好ましい。
【0018】また、本発明の固体撮像装置では 保護膜
が、受光部以外への外部光の入射を遮蔽するための遮
光膜を覆うように形成された絶縁膜、または前記絶縁
膜上に形成された平坦化膜、の上に形成されていること
が好ましい。
【0019】本発明の固体撮像装置の製造方法は、半導
体基板内に形成された受光部の上方に、前記半導体基板
に水素を供給するための保護膜として、シリコン窒化膜
と前記シリコン窒化膜よりも低い屈折率を有する膜と
を、水素含有気体分子を含む同一チャンバー内におい
て、プラズマCVD法により連続して成膜する工程を含
むことを特徴とする。
【0020】本発明の製造方法によれば、保護膜からの
入射光の反射が抑制され、感度が向上した固体撮像装置
を効率良く製造できる。
【0021】本発明の固体撮像装置の製造方法では、チ
ャンバー内に窒素含有気体分子および酸素含有気体分子
を導入して、シリコン窒化膜よりも低い屈折率を有する
膜として、シリコン窒化酸化膜を成膜することが好まし
い。
【0022】本発明の固体撮像装置の製造方法では、チ
ャンバー内における窒素含有気体分子および酸素含有気
体分子の合計量に対する窒素含有気体分子の比率を連続
的に変化させることにより、シリコン窒化酸化膜におけ
る窒素および酸素の合計量に対する窒素の比率を、膜厚
方向において、シリコン窒化膜に近づくにつれて高くす
ることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の固体撮像装置
の一形態の受光部付近を拡大して示す断面図である。
【0024】この固体撮像装置では、n型シリコン基板
15に形成されたp型ウェル層12の表面に、受光部1
3が形成されている。受光部13は、シリコン基板の表
面に縦横に配列される画素ごとに形成される。また、p
型ウェル層12の表面には、受光部13の光電変換機能
により生じた電荷を転送するために、受光部13に隣接
して電荷転送部14が形成されている。シリコン基板の
表面は、ゲート絶縁膜11により覆われている。
【0025】ゲート絶縁膜11上には、ゲート電極10
が所定のパターンを描くように形成されている。ゲート
電極10は第1の絶縁膜9により覆われている。第1の
絶縁膜9上には、受光部13上方が開口部となるよう
に、遮光膜8が形成されている。遮光膜8は、受光部1
3以外の領域に入射しようとする外部からの光線を遮蔽
する。さらに、これらの膜全体を覆うように、第2の絶
縁膜7が形成される。第2の絶縁膜7上には保護膜20
が形成される。保護膜20上には、平坦化膜3、カラー
フィルター層2、オンチップマイクロレンズ1がこの順
に形成される。
【0026】保護膜20以外の各構成部分は、従来から
用いられてきた方法により製造することができる。シリ
コン基板内の受光部13や電荷転送部14は、イオン注
入法により作製される。ゲート絶縁膜11は、シリコン
基板の熱酸化により形成される。ゲート電極10は、成
膜したポリシリコン膜をエッチングすることにより形成
される。第1の絶縁膜9としては、例えば、ゲート電極
を酸化して形成したシリコン酸化膜に、減圧CVD法に
よりTEOS(tetraethylorthosilicate)を熱分解し
て形成したシリコン酸化膜を積層して形成される。遮光
膜8としては、タングステンシリサイド膜、タングステ
ン膜などを用いることができる。第2の絶縁膜7として
は、例えばボロン、リンなどの不純物をドープした、プ
ラズマCVD法によるシリコン酸化膜を用いることがで
きる。
【0027】また、平坦化膜3は、例えばアクリル系樹
脂を用いて形成することができる。カラーフィルタ層2
は、染料や顔料を分散した樹脂材料を用いて形成され
る。オンチップマイクロレンズ1は、例えばフェノール
系の樹脂などを用いて形成される。オンチップマイクロ
レンズ1は、受光部に対応するように分割された樹脂層
を加熱することによりドーム形状へと成形される。
【0028】以下、保護層20について説明する。本実
施形態では、第1の絶縁膜7上に保護膜20が形成され
ている。この保護膜20は、第1の保護膜6、第2の保
護膜5、第3の保護膜4の三層がこの順に積層されて構
成されている。第1の保護膜6および第3の保護層4
は、プラズマCVD法により成膜されたシリコン窒化酸
化膜(以下「p−SiON膜」という)である。第2の
保護膜5はプラズマCVD法により成膜されたシリコン
窒化膜(以下「p−SiN膜」という)である。
【0029】p−SiN膜は、好ましくはSivw(た
だし、0.75≦v/w≦1.25)で表示される組成
を有する。この組成であればSiのダングリングボンド
が存在するアモルファス状態であり、その結果、Siと
水素との結合の形成が容易となって暗電流抑制の効果が
ある。また、この膜の屈折率は、Si/N比により多少
の差異は生じるものの、可視光域では約2.0となる。
一方、p−SiON膜は、好ましくはSixyz(0
≦z/(y+z)≦1、0.75≦x/(y+z)≦
1.5)で表示される組成を有する。これらの膜におい
て、Siの比率が高くなると、Siと水素との結合が増
加するが膜質が硬くなり、Siの比率が低すぎるとSi
と水素との結合が減少するが膜質が柔らかくなる。この
膜の屈折率は、組成により多少の差異は生じるものの、
可視光域で1.47〜2.0程度である。
【0030】図1に示したように、2層のp−SiON
膜によりp−SiN膜を挟持すれば、p−SiN膜の界
面における屈折率の変化は緩和され、保護膜からの反射
は抑制される。また、各層の膜厚を上記に例示した好ま
しい範囲に調整すれば、保護膜からの反射はさらに抑制
される。
【0031】p−SiON膜の組成を、膜厚方向におい
て連続的に変化させれば、保護膜からの反射はさらに効
果的に抑制される。図2に、このようなp−SiON膜
を備えた固体撮像装置における受光部上方の膜構成(図
1におけるA−A’断面)とこの膜構成における屈折率
変化を示す。なお、図2では、保護層以外の各層を、上
記に例示した代表的な材料により構成した場合の屈折率
変化を示している。
【0032】図2に示した形態では、p−SiON膜
4,6は、p−SiN膜5に近づくにつれて屈折率が高
くなるように形成されている。具体的には、p−SiO
N膜4,6では、p−SiN膜5に近づくにつれて、窒
素および酸素の合計量に対する窒素の比率(z/(y+
z))が高くなっている。p−SiON膜4,6は、p
−SiN膜5に接する部分では、実質的に、p−SiN
膜の組成(酸素を実質的に含有しない組成;z/(y+
z)=1)となるように成膜されている。
【0033】一方、p−SiON膜4,6は、p−Si
N膜5から見て反対側の端部において最も低い屈折率を
有する。図2に示した形態では、p−SiON膜6は、
この反対側の端部で、第2の絶縁膜7であるシリコン酸
化膜と接している。この端部において、p−SiON膜
6は、実質的に、シリコン酸化膜の組成(窒素を実質的
に含有しない組成;z/(y+z)=0)となるように
成膜されている。
【0034】また、p−SiON膜4は、p−SiN膜
5から見て反対側の端部で、平坦化膜3であるアクリル
系樹脂膜と接している。この端部においても、p−Si
ON膜4は、実質的に、シリコン酸化膜の組成(窒素を
実質的に含有しない組成;z/(y+z)=0)となる
ように成膜されている。アクリル系樹脂の屈折率はシリ
コン酸化膜の屈折率にほぼ等しいため、図2に示したよ
うに、この端部においても、屈折率はほぼ連続的に変化
している。
【0035】このように、p−SiON膜4,6および
p−SiN膜5からなる保護膜は、保護膜内部のみなら
ず、保護膜と隣接する膜との間にもほぼ連続した屈折率
の分布を有するように構成されている。具体的には、図
2に示したように、シリコン基板側から、屈折率1.4
7のシリコン酸化膜の層11,9,7、屈折率が1.4
7から2.0へと漸増するp−SiON膜6、屈折率が
2.0のp−SiN膜5、屈折率が2.0から1.47
へと漸減するp−SiON膜4、屈折率が1.49程度
の樹脂層がこの順に形成されている。このような屈折率
分布により、この固体撮像装置では、保護膜からの反射
が効果的に抑制されている。
【0036】なお、図1には、保護膜20が絶縁膜7上
に形成された態様を示したが、保護膜20の形成箇所は
特に限定されず、例えば平坦化膜3上に形成してもよ
い。平坦化膜3上に形成する場合には、平坦化膜3上に
配置されるアルミ配線上に形成しても構わない。
【0037】p−SiON膜4,6およびp−SiN5
膜は、SiH4、NH3のような水素含有気体分子を含む
雰囲気中でのプラズマCVD法により成膜される。この
ため、これらの膜は、膜中に水素を含有した膜として成
膜される。水素は、保護膜成膜後に行われる加熱を伴う
工程で放出され、シリコン基板表面上のダングリングボ
ンドを終端する。ダングリングボンドが終端されると、
シリコン基板内の界面順位が低下して暗電流が抑制され
る。p−SiN膜は、放出された水素をシリコン基板側
に閉じこめる障壁としても機能する。また、これらの膜
は、NH3、N2、N2Oのような窒素含有気体分子を含
む雰囲気において成膜される。さらに、p−SiON膜
は、N2Oのような酸素含有気体分子を含む雰囲気にお
いて成膜される。
【0038】次に、プラズマCVD法による保護膜20
の形成方法について説明する。保護膜20のp−SiO
N膜4,6およびp−SiN5膜は、同一チャンバー内
において成膜ガスの流量比を変えながら成膜することが
できる。このように成膜すれば、連続的な屈折率分布を
実現しやすい。
【0039】図3〜図6に、成膜ガスの流量比の制御例
(図3〜図5)および印加電圧(図6)の例を示す。こ
の例では、成膜ガスとして、SiH4、N2O、NH3
2およびHeが用いられている。SiH4はSiとHと
の供給源であり、N2OはNとOとの供給源であり、N
3はNとHとの供給源である。N2およびHeは希釈ガ
スであるが、N2はNの供給源としても作用する。
【0040】図3に示したように、SiH4の流量は保
護膜を成膜する期間でほぼ一定とされる。なお、NH3
およびHeの流量も、図示は省略するが図3に示したよ
うに、ほぼ一定の流量で供給される。
【0041】一方、N2Oは、p−SiN膜の形成時に
は供給されず、p−SiON膜の形成時には所定の割合
で連続的に増加または減少するように供給される。さら
に具体的には、図4に示したように、p−SiON膜6
の成膜時において、N2Oは、p−SiN膜5に近づく
ほど少なくなるように供給され、p−SiN膜側の端部
では供給が停止される。N2Oは唯一のO供給源である
ため、N2Oの供給を停止するとp−SiON膜への酸
素の供給も停止される。一方、p−SiON膜4の成膜
時において、N2Oは、p−SiN膜5から離れるほど
多くなるように供給される。
【0042】図5に示したように、N2は、p−SiN
膜およびp−SiON膜の形成時において、それぞれ所
定の量が供給される。N2の供給量を調整することによ
り、膜中の窒素の含有率が調整される。
【0043】図6に示したように電圧を印加して各膜を
成膜することにより、保護膜20は、成膜ガスの調整の
ための時間を挟みながらも、同一チャンバー内において
連続的に積層される。
【0044】図7〜図9は、成膜時間に代えて保護膜の
厚さを採用したときの各成膜ガスの供給量の変化を示し
た図である。図10は、上記方法により成膜される保護
膜の膜厚方向の屈折率変化を示す図である。
【0045】プラズマCVD法により形成する膜の組成
の調整方法は、上記方法に限られない。例えばSiH4
の流量を変化させて膜中のOとNとの比率を制御するこ
ともできる。ただし、SiH4の流量により膜組成を調
整する場合、SiH4の流量を高くし過ぎると、Siの
含有率が高くなりすぎて膜質が堅くなる。
【0046】上記のように、保護膜は、水素含有気体分
子(SiH4、NH3など)および酸素含有分子(N
2O)を適宜供給しながら実施する、プラズマCVD法
により成膜することが好ましい。
【0047】上記実施形態で説明したような膜構成を有
する固体撮像措置を実際に作製したところ、保護膜とし
てシリコン窒化膜のみを形成した従来の構成と比較し
て、固体撮像装置の感度を約5%改善することができ
た。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固体撮像装置において保護膜を多層化することにより、
暗電流の抑制など保護層の機能を維持しながら、保護層
からの反射を抑制することができる。また、このような
保護層を効率的に成膜することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の固体撮像装置の一形態の断面図であ
る。
【図2】 図1に示した固体撮像装置の膜構成(A−
A’断面)、およびこの膜構成における各膜の屈折率を
示す図である。
【図3】 本発明の固体撮像装置における保護膜をプラ
ズマCVD法で成膜する場合の成膜時間に対するSiH
4の制御例を示す図である。
【図4】 本発明の固体撮像装置における保護膜をプラ
ズマCVD法で成膜する場合の成膜時間に対するN2
の制御例を示す図である。
【図5】 本発明の固体撮像装置における保護膜をプラ
ズマCVD法で成膜する場合の成膜時間に対するN2
制御例を示す図である。
【図6】 本発明の固体撮像装置における保護膜をプラ
ズマCVD法で成膜する場合の成膜時間に対する印加電
圧の制御例を示す図である。
【図7】 本発明の固体撮像装置における保護膜をプラ
ズマCVD法で成膜する場合の保護膜の膜厚に対するS
iH4の制御例を示す図である。
【図8】 本発明の固体撮像装置における保護膜をプラ
ズマCVD法で成膜する場合の保護膜の膜厚に対するN
2Oの制御例を示す図である。
【図9】 本発明の固体撮像装置における保護膜をプラ
ズマCVD法で成膜する場合の保護膜の膜厚に対するN
2の制御例を示す図である。
【図10】 図3〜図9に示した制御例によるプラズマ
CVD法により成膜した保護膜の膜厚方向における屈折
率変化を示す図である。
【符号の説明】
1 オンチップマイクロレンズ 2 フィルタ層 3 平坦化膜 4 第3の保護膜(p−SiON膜) 5 第2の保護膜(p−SiN膜) 6 第1の保護膜(p−SiON膜) 7 第2の絶縁膜 8 遮光膜 9 第1の絶縁膜 10 ゲート電極 11 ゲート絶縁膜 12 p型ウェル層 13 受光部 14 電荷転送部 15 n型シリコン基板 20 保護膜

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板内に形成された受光部の上方
    に、水素含有気体分子を含む雰囲気中でプラズマ化学気
    相法により成膜された、シリコン窒化膜と前記シリコン
    窒化膜よりも低い屈折率を有する膜とが積層された多層
    膜を備えていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板内に形成された受光部の上方
    に、前記半導体基板に水素を供給するための保護膜とし
    て、シリコン窒化膜と前記シリコン窒化膜よりも低い屈
    折率を有する膜とが積層された多層膜が形成されている
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 シリコン窒化膜よりも低い屈折率を有す
    る膜が、シリコン窒化酸化膜である請求項1または2に
    記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 保護膜として、シリコン窒化酸化膜から
    なる第1層、シリコン窒化膜からなる第2層およびシリ
    コン窒化酸化膜からなる第3層が受光部側から順に積層
    された多層膜が形成されている請求項3に記載の固体撮
    像装置。
  5. 【請求項5】 第1層および第3層がそれぞれ95nm
    〜195nmの厚さを有し、第2層が190nm〜39
    0nmの厚さを有する請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 シリコン窒化酸化膜における窒素および
    酸素の合計量に対する窒素の比率が、膜厚方向におい
    て、シリコン窒化膜に近づくにつれて高くなる請求項3
    〜5のいずれかに記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 シリコン窒化膜よりも低い屈折率を有す
    る膜における屈折率が、膜厚方向において、シリコン窒
    化膜に近づくにつれて高くなる請求項1〜6のいずれか
    に記載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 保護膜の屈折率が、膜厚方向において、
    連続的に変化している請求項1〜7のいずれかに記載の
    固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 保護膜が、受光部以外への外部光の入射
    を遮蔽するための遮光膜を覆うように形成された絶縁
    膜、または前記絶縁膜上に形成された平坦化膜、の上に
    形成されている請求項1〜8のいずれかに記載の固体撮
    像装置。
  10. 【請求項10】 半導体基板内に形成された受光部の上
    方に、前記半導体基板に水素を供給するための保護膜と
    して、シリコン窒化膜と前記シリコン窒化膜よりも低い
    屈折率を有する膜とを、水素含有気体分子を含む同一チ
    ャンバー内において、プラズマ化学気相法により連続し
    て成膜する工程を含むことを特徴とする固体撮像装置の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 チャンバー内に窒素含有分気体分子お
    よび酸素含有気体分子を導入して、シリコン窒化膜より
    も低い屈折率を有する膜として、シリコン窒化酸化膜を
    成膜する請求項10に記載の固体撮像装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 チャンバー内における窒素含有気体分
    子および酸素含有気体分子の合計量に対する窒素含有気
    体分子の比率を連続的に変化させることにより、シリコ
    ン窒化酸化膜における窒素および酸素の合計量に対する
    窒素の比率を、膜厚方向において、シリコン窒化膜に近
    づくにつれて高くする請求項11に記載の固体撮像装置
    の製造方法。
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