JP2000252662A - 放熱装置 - Google Patents

放熱装置

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JP2000252662A
JP2000252662A JP11049606A JP4960699A JP2000252662A JP 2000252662 A JP2000252662 A JP 2000252662A JP 11049606 A JP11049606 A JP 11049606A JP 4960699 A JP4960699 A JP 4960699A JP 2000252662 A JP2000252662 A JP 2000252662A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放熱フィンの形状を工夫することで、配置方向
によって放熱効率が悪くならないようにする。 【解決手段】熱伝導性を有する矩形の板状材料の曲げ加
工により放熱板ベース4,7の両端に一対の放熱フィン
を形成したサイズの異なるコの字形の放熱板1,2を組
み合わせた放熱装置であって、放熱ストレートフィン5
a,5b,8a,8bの先端側を更に曲げ加工して放熱
屈曲フィン6a,6b,9a,9bのように少なくとも
2段階に放熱フィンを屈曲形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチングレギ
ュレータ電源装置等の半導体素子の放熱に使用する放熱
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スイッチングレギュレータ電源装
置等の半導体素子の放熱に使用する放熱装置としては、
例えば図8のものがある。
【0003】図8において、従来の放熱装置は、アルミ
等の熱伝導性のよい板状材料を矩形に切り出し、コの字
形に曲げ加工を行ったサイズの大きな放熱板101とサ
イズの小さな放熱板102を組み合わせたものがある。
【0004】即ち、放熱板101は、放熱板ベース10
4の両端に曲げ加工によって放熱フィン105a,10
5bを形成する。放熱板102は、横幅が小さく、同じ
く放熱板ベース106の両端に曲げ加工によって放熱フ
ィン107a,107bを形成する。そして放熱板10
2の放熱板ベース104の内側に放熱板102の放熱板
ベース104を配置し、放熱板ベース106の反対側に
半導体等の発熱体103を配置してビス等で一体に固定
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の放熱装置の形状にあっては、放熱板101,
102を組み合わせることで放熱板ベース104,10
6に対し略直向する方向に4枚の放熱フィン105a,
105b,107a,107bを張り出して並べた形状
であり、放熱面が特定の方向に向いているため、放熱フ
ィンの放熱空間に対する配置方向によっては、放熱効率
が悪くなるという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、放熱フィンの形状を工夫す
ることで、配置方向によって放熱効率が悪くならないよ
うにした放熱装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、熱伝導性
を有する矩形の板状材料の曲げ加工により放熱板ベース
の両端に一対の放熱フィンを形成したサイズの異なるコ
の字形の放熱板を複数枚組み合わせた放熱装置であっ
て、放熱フィンの先端側を更に曲げ加工してフィンを少
なくとも2段階に屈曲形成したことを特徴とする。
【0008】また本発明の放熱装置は、サイズの大きな
放熱板の放熱板ベースの内側に、サイズの小さな1又は
複数の放熱板の放熱板ベースを重ね合せて配置し、各放
熱板に設けている2段階に屈曲形成した複数枚のフィン
を同一方向に配列する。更に、2段階に屈曲形成した複
数枚のフィンは、フィンの屈曲位置、フィンの屈曲角度
及びフィンの間隔を必要に応じて同一又は異なる値に設
定する。
【0009】このような本発明の放熱装置によれば、放
熱板ベースの両端に曲げ加工で形成された放熱フィン
は、放熱フィンの方向が少なくとも2段階に屈曲されて
異なった方向に放熱面を位置させているため、あらゆる
配置方向で良好な放熱効果を持つことができ、放熱効率
を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による放熱装置の
実施形態の斜視図である。図1において、本発明の放熱
装置は、サイズの大きな放熱板1とサイズの小さな放熱
板2を組み合わせて使用する。放熱板1は、アルミ等の
熱導電性の良い板状材料を横に長い矩形部材として切り
出し、中央を放熱板ベース4とし、放熱板ベース4の両
側を略直角に曲げ加工して放熱ストレートフィン5a,
5bを形成し、更に放熱ストレートフィン5a,5bの
先端を角度θ1,θ4に屈曲して、先端に放熱屈曲フィ
ン6a,6bを形成し、放熱フィンを2段階に屈曲した
形状としている。
【0011】放熱板1の内側に配置するサイズの小さな
放熱板2も、アルミ等の熱伝導性の良い板状材料を横長
の矩形部材に切り出し、中央を放熱板ベース7にすると
共に放熱板ベース7の両側に略直交する方向に放熱スト
レートフィン8a,8bを曲げ加工で形成し、この放熱
ストレートフィン8a,8bの先端を更に角度θ2,θ
3のように屈曲して、放熱屈曲フィン9a,9bをもつ
2段階に屈曲した放熱フィンの形状としている。
【0012】このようにサイズの大きな放熱板1の内側
にサイズの小さな放熱板2を配置し、放熱板ベース4の
背後に配置した半導体等の発熱体3と一体にビス止め等
により固定して印刷配線板に実装する。
【0013】この図1の実施形態にあっては、放熱スト
レートフィン5a,5b,8a,8bに対する先端側の
放熱屈曲フィン6a,6b,9a,9bの屈曲角θ1,
θ2,θ3,θ4は同じ角度としており、これによって
放熱フィンの先端側には放熱屈曲フィン6aと9a、ま
た放熱屈曲フィン6bと9bの間に、同じ隙間d1,d
2が形成される。
【0014】また中央の放熱屈曲フィン9a,9bの間
には、フィンの間隔で決まる隙間d3が形成される。更
に放熱装置全体の奥行き方向の寸法Lも、放熱板1,2
に設けている放熱フィンのそれぞれが2段階に屈曲した
形状を持っているため、それぞれの放熱フィンの実際の
長さに対し奥行き寸法Lは小さくできる。
【0015】図2は、図1の平面図であり、サイズの大
きな放熱板1の内側に配置されたサイズの小さな放熱板
2は、背後に設けた発熱体3に対するビス10のねじ込
みで一体に組み合わされている。
【0016】ここで4つの放熱フィンにおける放熱スト
レートフィン5a,5b,8a,8bに対する先端側の
放熱屈曲フィン6a,6b,9a,9bの屈曲角θ1,
θ2,θ3,θ4は、同一角度としてしいる。この屈曲
角θ1〜θ4としては、例えば120°〜150°程度
が望ましい。
【0017】もちろん、屈曲角θ1〜θ4を150°を
超える屈曲角としても良く、θ1〜θ4=180°であ
れば、図8に示した従来の放熱ストレートフィンとな
る。更にθ〜θ4が180°を超えた場合には、図2の
放熱屈曲フィンの方向即ち左下に対し、逆の右下側に屈
曲することを意味する。
【0018】このような図1,図2に示した本発明の放
熱装置にあっては、スイッチングレギュレータ電源装置
等に使用している印刷配線板上に、発熱体3となる半導
体と共に固定されて放熱空間に位置する。このような放
熱空間に本発明の放熱装置を配置した場合、例えば放熱
板1を例にとると、その放熱面は放熱板ベース4の両
側、放熱板ベース4に直交する方向に位置する放熱スト
レートフィン5a,5bの両側、更に先端方向に斜めに
位置する放熱屈曲フィン6a,6bの両側の少なくとも
周囲6方向に放熱面が位置することとなり、これに内側
に配置した放熱板2の同じく6方向の放熱面と合わせる
と、放熱空間内のあらゆる方向に放熱面が位置すること
となり、放熱のための空気の対流が放熱装置の配置方向
によらずに良好となり、放熱効率のよい放熱装置を実現
することができる。
【0019】また図1,図2の本発明による放熱装置の
配置空間が図8の従来の放熱装置と同一体積であった場
合、本発明の放熱装置の方がより広い放熱面積を得るこ
とができ、この点においても従来装置に比べ放熱効率の
良い放熱装置を実現することができる。
【0020】図3は、本発明の放熱装置の他の実施形態
であり、この実施形態にあっては、サイズの大きな放熱
板の内側にサイズの小さな放熱板を複数枚配置するよう
にしたことを特徴とする。
【0021】図3において、サイズの大きな放熱板1
は、放熱板ベース4の両側を略直交する方向に曲げ加工
して放熱ストレートフィン5a,5bを形成し、その先
端側に斜め方向に曲げ加工した放熱屈曲フィン6a,6
bを構成している。
【0022】このサイズの大きな放熱板1の内側にはサ
イズの小さな放熱板2A,2Bの2枚が配置される。放
熱板2A,2Bは同一形状を持ち、放熱板ベース7の両
端から略直交する方向に放熱ストレートフィン8a,8
bを曲げ加工し、更にその先端を斜め方向に曲げ加工し
て放熱屈曲フィン9a,9bを形成している。
【0023】このようにサイズの大きな放熱板1の内側
に複数枚のサイズの小さな放熱板2A,2Bを配置する
ことで、放熱装置の設置空間における放熱面積を増加さ
せて、より放熱効率の良い放熱装置を実現できる。
【0024】尚、図3の実施形態にあっては、放熱板1
に対する放熱板2A,2Bの固定はスポット溶接や熱伝
導性の良い接着剤等による固着としている。もちろんビ
ス止めによる固着であっても良い。
【0025】図4は本発明の放熱装置の他の実施形態で
あり、この実施形態にあっては一部の放熱フィンをスト
レートフィンとしたことを特徴とする。
【0026】図4において、サイズの大きな放熱板1は
放熱板ベース4の左右に略直交する方向に曲げ加工で放
熱ストレートフィン5a,5bを形成している。このう
ち、放熱ストレートフィン5aの先端側について屈曲角
θ1で放熱屈曲フィン6aを曲げ加工しているが、左側
の放熱ストレートフィン5bについては先端側の曲げ加
工を行わず、そのまま先端までストレートフィンとして
いる。
【0027】放熱板1の内側に配置するサイズの小さな
放熱板2は、図1の実施形態と同様、放熱板ベース4の
両端を略直交する方向に曲げ加工して放熱ストレートフ
ィン8a,8bを形成し、更に屈曲角θ2,θ3で曲げ
加工して先端側に放熱屈曲フィン9a,9bを形成して
いる。
【0028】このように本発明の放熱装置の実施形態に
あっては、複数の放熱フィンの内の一部をストレートフ
ィンとし、残りのフィンを2段階に屈曲した放熱フィン
としてもよい。
【0029】図5は本発明の放熱装置の他の実施形態で
あり、この実施形態にあっては放熱フィンの先端の屈曲
角を異ならせるようにしたことを特徴とする。
【0030】図5において、放熱板1は放熱ストレート
フィン5a,5bの先端側に異なる屈曲角θ1,θ4に
よる曲げ加工で放熱屈曲フィン6a,6bを形成してい
る。またサイズの小さな放熱板2の両端の放熱ストレー
トフィン8a,8bに続いて、異なる屈曲角θ2,θ3
による曲げ加工で先端側に放熱屈曲フィン9a,9bを
形成している。
【0031】このため、放熱板1,2を組み合わせて発
熱体3とビス10によりネジ止め固定した状態で、放熱
ストレートフィン5a,8a,8b,5bに対し先端側
の放熱屈曲フィン6a,9a,9b,6bは、θ1>θ
2>θ3>θ4となる屈曲角θ1〜θ4をもって配列さ
れる。
【0032】この結果、放熱屈曲フィン6a,9a,9
b,6bは、この放熱装置を放熱空間に配置した場合に
それぞれ異なった向きに放熱面を位置させることとな
り、放熱面が放熱空間に対しランダムに位置することで
放熱のための空気の対流が配置方向によらずに良好とな
って、放熱効率の良い放熱装置が実現できる。
【0033】図6は本発明の放熱装置の他の実施形態で
あり、この実施形態にあっては放熱ストレートフィンに
続いて先端側に曲げ加工で形成する放熱屈曲フィンの長
さを異ならせるようにしたことを特徴とする。
【0034】図6において、サイズの大きな放熱板1の
両端に形成した放熱ストレートフィン5a,5bは寸法
が小さく、これに対しサイズの小さな放熱板2の放熱ス
トレートフィン8a,8bは寸法を大きくしており、こ
れら放熱ストレートフィン5a,5b,8a,8bの先
端側に同一角度の屈曲角θ1〜θ4による曲げ加工でそ
れぞれ長さの異なる放熱屈曲フィン6a,6bと9a,
9bを形成している。
【0035】図7は本発明の放熱装置の他の実施形態で
あり、この実施形態にあっては、サイズの大きな放熱板
の内側に設けるサイズの小さな放熱板の放熱フィンの間
隔を狭めるようにしたことを特徴とする。
【0036】図7において、サイズの大きな放熱板1の
内側にはサイズの小さな放熱板2が配置され、放熱板2
は放熱板ベース7の幅を狭め、両端に放熱ストレートフ
ィン8a,8bとこれに続く放熱屈曲フィン9a,9b
を曲げ加工で形成している。
【0037】このような放熱フィンの間隔の狭い放熱板
2を放熱板1の内側に配置することで、発熱体3の近く
に放熱板2による十分な放熱面積の部分を確保すること
ができ、発熱体3からの放熱板2に対する熱伝導距離が
短いことから、その分、放熱効率を高めることができ
る。ここで、幅の狭い放熱板2の放熱フィンの間隔b3
は、少なくとも1mm程度とする。
【0038】尚、上記の実施形態にあっては、放熱装置
におけるサイズの大きな放熱板1の放熱板ベース略中央
に発熱体3を取り付けているが、発熱体3の取付位置は
放熱装置上であれば任意の位置とすることができる。
【0039】また上記の実施形態に使用している放熱板
はフラットな板を使用しているが、放熱板の任意の場所
に必要に応じて穴加工や切欠加工があっても良いことは
もちろんである。
【0040】更に上記の実施形態は放熱フィンをストレ
ートフィンと屈曲フィンの2段階に屈曲する場合を例に
とるものであったが、必要に応じて更に屈曲段数を増加
しても良い。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、複数枚の放熱板の組み合わせで構成される放熱装置
であって、放熱板ベース両端に曲げ加工で形成された放
熱フィンは、放熱フィンの方向が少なくとも2段階に屈
曲されて異なった方向に放熱面を位置させているため、
放熱空間における放熱のための空気の対流が放熱装置の
配置方向によらず良好となり、熱効率の良い放熱装置が
実現できる。
【0042】また、放熱フィンが2段階に屈曲されてい
るため、ストレートフィンを用いた従来の放熱装置と同
一体積であれば、より広い放熱面積を得ることができ、
その結果、放熱効率の良い放熱装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示した斜視図
【図2】図1の平面図
【図3】サイズの大きな放熱板の内側にサイズの小さな
放熱板を2枚配置した実施形態の平面図
【図4】放熱フィンの一部をストレートとした実施形態
の平面図
【図5】放熱フィンの屈曲角度を全て異ならせた実施形
態の平面図
【図6】放熱フィンの屈曲部分の長さを異ならせた実施
形態の平面図
【図7】サイズの大きな放熱板の内側に配置するサイズ
の小さな放熱板のフィンの幅を狭めた実施形態の平面図
【図8】従来の放熱装置の説明図
【符号の説明】
1,2,2A,2B:放熱板 3:発熱体 4,7:放熱板ベース 5a,5b,8a,8b:放熱ストレートフィン 6a,6b,9a,9b:放熱屈曲フィン 10:ビス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱伝導性を有する矩形の板状材料の曲げ加
    工により放熱板ベースの両端に一対の放熱フィンを形成
    したサイズの異なるコの字形の放熱板を複数枚組み合わ
    せた放熱装置に於いて、 前記放熱フィンの先端側を更に曲げ加工してフィンを少
    くとも2段階に屈曲形成したことを特徴とする放熱装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の放熱装置に於いて、サイズ
    の大きな放熱板の放熱板ベースの内側に、サイズの小さ
    な1又は複数の放熱板の放熱板ベースを重ね合せて配置
    し、各放熱板に設けている2段階に屈曲形成した複数枚
    のフィンを同一方向に配列したことを特徴とする放熱装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の放熱装置に於いて、前記2
    段階に屈曲形成した複数枚のフィンは、フィンの屈曲位
    置、フィンの屈曲角度及びフィンの間隔を必要に応じて
    同一又は異なる値に設定したことを特徴とする放熱装
    置。
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