JP2000253242A - 画像読み取りシステム - Google Patents

画像読み取りシステム

Info

Publication number
JP2000253242A
JP2000253242A JP11052195A JP5219599A JP2000253242A JP 2000253242 A JP2000253242 A JP 2000253242A JP 11052195 A JP11052195 A JP 11052195A JP 5219599 A JP5219599 A JP 5219599A JP 2000253242 A JP2000253242 A JP 2000253242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
reading
image reading
resolution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11052195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Toyomura
祐士 豊村
Tetsuo Tanaka
哲夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11052195A priority Critical patent/JP2000253242A/ja
Publication of JP2000253242A publication Critical patent/JP2000253242A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写を禁止された特定画像を画像読み取りの
時点で検出して、画像データを例えばパーソナルコンピ
ュータなどに取り込むことを禁止する 【解決手段】 カラーイメージセンサ20で読み取った
画像データを一定の解像度に変換する解像度変換手段3
8と、解像度変換後の画像データをブロック単位に切り
出し、切り出したブロック毎に画像の局所的特徴量を抽
出する特徴量抽出部37を有し、読み取った画像データ
と共に、抽出した特徴量をホストコンピュータ2などの
制御装置に転送して、読み取った画像中に特定画像が含
まれるか否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原稿を読み取る画像
読み取り装置と、例えばホストコンピュータなどの画像
読み取り装置を制御する制御装置からなる画像読み取り
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写機やパーソナルコンピ
ュータの入出力機器であるカラースキャナーやカラープ
リンタの飛躍的な性能向上に伴い、高精度のカラー複製
物を手軽に得ることが可能になってきている。
【0003】特にカラー複写機は最も簡便にカラー複写
物を得る手段であることから、特定画像を認識して複写
を禁止または制限する画像認識装置が搭載されてきてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらカラース
キャナやカラープリンタ単体に対しては、潜在的に悪用
される可能性があるのにもかかわらず、未だに有効な方
法は確立されていない。
【0005】更に昨今はインターネットの急速な普及に
より個人レベルで様々な画像に接する機会が増加してお
り、入手した画像データを単に印画するのみならず、あ
る程度の知識があれば、画像データに対して階調補正や
色補正、エッジ補正などの画像処理を行って、より高い
品質の印画が可能になっている。
【0006】もしネットワーク上で本来複製が禁止され
ている画像が公開されてしまうと、画像を取り込んだ上
で、コンピュータで様々な画像処理を施してカラープリ
ンタで出力するといった犯罪を誘発することにもなりか
ねない。
【0007】即ち取り扱う画像から複製が禁止された特
定画像を検出し、特定画像である場合には読み取りを禁
止し、偽造物の生成を未然に防止することが必要となっ
ている。更に、いわゆる出来心による犯罪を防止すると
いう観点に立つと、特定画像は読み取りの時点で検出し
て、画像を例えばパーソナルコンピュータに取り込むこ
とを禁止する必要がある。
【0008】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、特定画像の読み取りを未然に防止できる画像読み取
りシステムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる画像読み
取りシステムは、原稿を読み取り画像データを出力する
画像読み取り装置と、前記画像読み取り装置を制御して
画像データを得る制御装置からなる画像読み取りシステ
ムであって、前記画像読み取り装置は前記制御装置の指
示に従って、読み取った画像データまたは画像の局所的
特徴量の少なくとも一方を出力する。画像読み取り装置
側で高速性が要求される局所的特徴量の抽出処理を行な
うことで、ホストコンピュータなどの制御装置の負担を
軽くし、高速に特定画像を判定できる。
【0010】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
原稿を読み取り画像データを出力する画像読み取り装置
と、前記画像読み取り装置を制御して画像データを得る
制御装置からなる画像読み取りシステムであって、前記
制御装置は前記画像読み取り装置を制御して画像の局所
的特徴量を入手し、前記局所的特徴量に基づいて、入手
した画像データ中に特定画像が存在するか否かを判定す
る。これによりホストコンピュータなどの制御装置の側
で特定画像の有無を判定できるようになる。
【0011】本発明にかかる画像読み取りシステムにお
いて、前記画像読み取り装置は前記制御装置の指示に従
って、全ての画像データの転送が終了するまでに、前記
画像データの転送と前記局所的特徴量の転送を交互に繰
り返す。これにより画像読み取り装置側は少ないメモリ
資源を用いて局所的特徴量の出力が可能になると共に、
ホストコンピュータなどの制御装置側では、局所的特徴
量を分割して受け取ることができるため、入手した画像
データ中に特定画像が存在するか否かの判定時間を実質
的に高速化することができる。
【0012】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
原稿を所定の解像度で粗く読み取るプリスキャンモード
と、前記プリスキャンモードで得られた画像に対して読
み取り領域と、読み取り解像度を指定して読み取る本ス
キャンモードとを有し、前記プリスキャンモードで得た
画像データ中に特定画像が含まれるか否かを判定する。
これにより高い解像度で画像データを読み取る本スキャ
ンの前に特定画像を判定できる。
【0013】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
前記プリスキャンモードで得た画像データ中に特定画像
が含まれると判断した場合は、前記本スキャンモードに
よる読み取りを禁止する。これにより特定画像の画像デ
ータを読み取ることを禁止できる。
【0014】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
前記プリスキャンモードで得た画像データ中に特定画像
が含まれると判断した場合は、前記本スキャンモードに
おいて、前記プリスキャンモードより高い解像度で画像
を読み取ることを禁止する。これにより画像形成に十分
な解像度での画像読み取りを禁止できる。
【0015】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
前記プリスキャンモードで得た画像データ中に特定画像
が含まれると判断した場合は、前記本スキャンモードに
おいて、予め定められた解像度範囲で画像を読み取るこ
とを禁止する。これにより、印画した場合に特定画像を
十分再現可能な解像度範囲の読み取りのみを禁止するこ
とができる。
【0016】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
前記プリスキャンモードで得た画像データ中に特定画像
が含まれると判断した場合は、前記本スキャンモードに
おいて、カラー画像を読み取ることを禁止する。これに
より紙幣などに代表されるカラーの特定画像の読み取り
を禁止することができる。
【0017】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
前記プリスキャンモードで得た画像データ中に特定画像
が含まれると判断した場合は、前記本スキャンモードに
おいて読み取られた画像データに対して所定の画像処理
を行う。これによりプリントしても明確に偽造物である
ことが分かるようにできる。
【0018】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
原稿を所定の解像度で粗く読み取るプリスキャンモード
と、前記プリスキャンモードで得られた画像に対して読
み取り領域と、読み取り解像度を指定して読み取る本ス
キャンモードとを有し、前記本スキャンモードで得た画
像データ中に特定画像が含まれるか否かを判定する。こ
れにより、プリスキャンで非特定画像を読み取らせてお
いて、本スキャンで特定画像を読み取るような悪質な行
為を防止できる。
【0019】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
前記本スキャンモードで得た画像データ中に特定画像が
含まれると判断した場合は、読み取られた画像データに
対して所定の画像処理を行う。これによりプリントして
も明確に偽造物であることが分かるようにできる。
【0020】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
プリスキャンモードを省略し、所定の領域を所定の解像
度で読み取るコピー用スキャンモードを有し、前記コピ
ー用スキャンモードで得た画像データ中に特定画像が含
まれるか否かを判定する。これにより、画像読み取りシ
ステムを用いて読み取った画像データを直接印画する複
写機能を有するシステムにおいて特定画像の複写するこ
とが困難になる。
【0021】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
コピー用スキャンモードで得た画像データ中に特定画像
が含まれると判断した場合は、読み取られた画像データ
に対して所定の画像処理を行う。これにより複写物が偽
造物であることが分かるようにできる。
【0022】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
前記所定の画像処理として画像の変倍処理を行う。これ
により仮に非特定画像を特定画像と誤判定した場合で
も、使用者に対する実害を最小限に食い止めることがで
きる。
【0023】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
前記所定の画像処理として個々の画素の値に対するレベ
ル変換、または再量子化を行う。これらの処理は簡易で
あるため、これにより特定画像と判定された場合の処理
を高速に行うことができる。
【0024】本発明にかかる画像読み取りシステムは、
前記所定の画像処理として読み取った画像に所定のパタ
ーン信号を重畳する。これにより読み取った画像データ
がネットワークなどを用いて配信された場合でも、読み
取りが行なわれた画像読み取り装置を特定することが可
能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の画像読
み取りシステムは、原稿を読み取り画像データを出力す
る画像読み取り装置と、前記画像読み取り装置を制御し
て画像データを得る制御装置からなる画像読み取りシス
テムであって、前記画像読み取り装置は前記制御装置の
指示に従って、読み取った画像データまたは画像の局所
的特徴量の少なくとも一方を出力する。画像読み取り装
置側で高速性が要求される局所的特徴量の抽出処理を行
なうことで、ホストコンピュータなどの制御装置の負担
を軽くし、高速に特定画像を判定できる。
【0026】本発明の請求項2に記載の画像読み取りシ
ステムは、原稿を読み取り画像データを出力する画像読
み取り装置と、前記画像読み取り装置を制御して画像デ
ータを得る制御装置からなる画像読み取りシステムであ
って、前記制御装置は前記画像読み取り装置を制御して
画像の局所的特徴量を入手し、前記局所的特徴量に基づ
いて、入手した画像データ中に特定画像が存在するか否
かを判定する。これによりホストコンピュータなどの制
御装置の側で特定画像の有無を判定できるようになる。
【0027】本発明の請求項3に記載の画像読み取りシ
ステムにおいて、前記画像読み取り装置は前記制御装置
の指示に従って、全ての画像データの転送が終了するま
でに、前記画像データの転送と前記局所的特徴量の転送
を交互に繰り返す。これにより画像読み取り装置側は少
ないメモリ資源を用いて局所的特徴量の出力が可能にな
ると共に、ホストコンピュータなどの制御装置側では、
局所的特徴量を分割して受け取ることができるため、入
手した画像データ中に特定画像が存在するか否かの判定
時間を実質的に高速化することができる。
【0028】本発明の請求項4に記載の画像読み取りシ
ステムは、原稿を所定の解像度で粗く読み取るプリスキ
ャンモードと、前記プリスキャンモードで得られた画像
に対して読み取り領域と、読み取り解像度を指定して読
み取る本スキャンモードとを有し、前記プリスキャンモ
ードで得た画像データ中に特定画像が含まれるか否かを
判定する。これにより高い解像度で画像データを読み取
る本スキャンの前に特定画像を判定できる。
【0029】本発明の請求項5に記載の画像読み取りシ
ステムは、前記プリスキャンモードで得た画像データ中
に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキャ
ンモードによる読み取りを禁止する。これにより特定画
像の画像データを読み取ることを禁止できる。
【0030】本発明の請求項6に記載の画像読み取りシ
ステムは、前記プリスキャンモードで得た画像データ中
に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキャ
ンモードにおいて、前記プリスキャンモードより高い解
像度で画像を読み取ることを禁止する。これにより画像
形成に十分な解像度での画像読み取りを禁止できる。
【0031】本発明の請求項7に記載の画像読み取りシ
ステムは、前記プリスキャンモードで得た画像データ中
に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキャ
ンモードにおいて、予め定められた解像度範囲で画像を
読み取ることを禁止する。これにより、印画した場合に
特定画像を十分再現可能な解像度範囲の読み取りのみを
禁止することができる。
【0032】本発明の請求項8に記載の画像読み取りシ
ステムは、前記プリスキャンモードで得た画像データ中
に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキャ
ンモードにおいて、カラー画像を読み取ることを禁止す
る。これにより紙幣などに代表されるカラーの特定画像
の読み取りを禁止することができる。
【0033】本発明の請求項9に記載の画像読み取りシ
ステムは、前記プリスキャンモードで得た画像データ中
に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキャ
ンモードにおいて読み取られた画像データに対して所定
の画像処理を行う。これによりプリントしても明確に偽
造物であることが分かるようにできる。
【0034】本発明の請求項10に記載の画像読み取り
システムは、原稿を所定の解像度で粗く読み取るプリス
キャンモードと、前記プリスキャンモードで得られた画
像に対して読み取り領域と、読み取り解像度を指定して
読み取る本スキャンモードとを有し、前記本スキャンモ
ードで得た画像データ中に特定画像が含まれるか否かを
判定する。これにより、プリスキャンで非特定画像を読
み取らせておいて、本スキャンで特定画像を読み取るよ
うな悪質な行為を防止できる。
【0035】本発明の請求項11に記載の画像読み取り
システムは、前記本スキャンモードで得た画像データ中
に特定画像が含まれると判断した場合は、読み取られた
画像データに対して所定の画像処理を行う。これにより
プリントしても明確に偽造物であることが分かるように
できる。
【0036】本発明の請求項12に記載の画像読み取り
システムは、前記プリスキャンモードを省略し、所定の
領域を所定の解像度で読み取るコピー用スキャンモード
を有し、前記コピー用スキャンモードで得た画像データ
中に特定画像が含まれるか否かを判定する。これによ
り、画像読み取りシステムを用いて読み取った画像デー
タを直接印画する複写機能を有するシステムにおいて特
定画像の複写することが困難になる。
【0037】本発明の請求項13に記載の画像読み取り
システムは、コピー用スキャンモードで得た画像データ
中に特定画像が含まれると判断した場合は、読み取られ
た画像データに対して所定の画像処理を行う。これによ
り複写物が偽造物であることが分かるようにできる。
【0038】本発明の請求項12に記載の画像読み取り
システムは、前記所定の画像処理として画像の変倍処理
を行う。これにより仮に非特定画像を特定画像と誤判定
した場合でも、使用者に対する実害を最小限に食い止め
ることができる。
【0039】本発明の請求項13に記載の画像読み取り
システムは、前記所定の画像処理として個々の画素の値
に対するレベル変換、または再量子化を行う。これらの
処理は簡易であるため、これにより特定画像と判定され
た場合の処理を高速に行うことができる。
【0040】本発明の請求項14に記載の画像読み取り
システムは、前記所定の画像処理として読み取った画像
に所定のパターン信号を重畳する。これにより読み取っ
た画像データがネットワークなどを用いて配信された場
合でも、読み取りが行なわれた画像読み取り装置を特定
することが可能となる。
【0041】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1について図面を参照しながら説明する。
【0042】(画像読み取りシステムの概要について)
図1は本発明を応用した画像読み取りシステムの全体を
示す図である。
【0043】図1において、1は画像読み取り装置であ
り原稿を読み取ってデジタルカラー画像データや画像の
局所的特徴量を出力する(この局所的特徴量については
後に詳述する)。2はホストコンピュータ、3は例えば
双方向パラレルインタフェースやSCSI(Small
Computer System Interfac
e)などのインタフェースケーブルであり、画像読み取
り装置1はホストコンピュータ2とケーブル3で接続さ
れている。ホストコンピュータ2はインタフェースケー
ブル3を介して画像読み取り装置1に対して複数種類の
コマンドを出力し、画像データや画像の局所的特徴量を
入手する。4はホストコンピュータ2と接続されてたネ
ットワークであり、ホストコンピュータ2はネットワー
ク4を介して画像データを図示しない他のコンピュータ
や図示しない画像形成装置に転送することができる。
【0044】(画像読み取り装置の構成と動作につい
て)図2は上記画像読み取りシステムにおける画像読み
取り装置1の構造を示す図である。
【0045】図2において6は読み取らせる原稿を載置
する原稿ガラスである。7は原稿を走査して読みとるキ
ャリッジである。キャリッジ7は図示しないシャフト、
レール等の支持部材により支持され、移動方向を一方向
に規制されている。8はキャリッジを駆動する駆動源で
ありステッピングモータが採用されている。9は駆動プ
ーリ、10はタイミングベルトであり、駆動源8で発生
した動力は、タイミングベルト10によって駆動プーリ
9に伝達される。11はベルト、12は従動プーリであ
り、ベルト11は駆動プーリ9と従動プーリ12の間に
張られ、駆動プーリ9の回転に伴ってキャリッジ7を方
向d1及びその逆方向に移動させる。13は原稿ガラス
6上に載置された原稿であり、原稿13はキャリッジ7
の移動によりライン単位に読み取られる。14は原稿カ
バーであり、支持部15によって開閉可能に支持されて
いる。16は基準取得位置であり、この位置の原稿ガラ
ス上には白色の基準板が張り付けられている。po1は
キャリッジ7のホームポジションであり、画像読み取り
装置が待機中の場合は、キャリッジ7は必ずホームポジ
ションpo1に位置している。
【0046】次に図3は画像読み取り装置1のキャリッ
ジ7の内部構造を示す図である。
【0047】図3において17は原稿を照射するラン
プ、18は実質的に画像読み取り位置を特定するアパー
チャ、19−1、19−2は原稿からの反射光を反射す
る反射ミラー、20は光学情報を電気信号に変換するイ
メージセンサ、21はイメージセンサ20上にイメージ
を結像させる結像レンズである。イメージセンサ20は
キャリッジ7の内部に固定されており、原稿13から反
射され、反射ミラー19−1、同19−2及び結像レン
ズ21により縮小されて結像した光学情報を、原稿面と
一対一の関係で読み取る。
【0048】以上の様に構成された画像読み取り装置に
ついて、図2及び図3を用いて、以下にその動作を説明
する。
【0049】装置の電源が投入されると、キャリッジ7
は初期位置にかかわらず、ホームポジションpo1に復
帰する。その後、アパーチャ18が基準板の直下となる
基準取得位置16に移動し、ランプ17を点灯して基準
板を実際に読み取り、イメージセンサ20から出力され
るアナログ信号に対する増幅率の決定、及び白黒レベル
の補正(シェーディング補正)等を行なう。その後再度
ホームポジションpo1に復帰し、待機状態となる。
【0050】次に画像読み取り装置1の画像読み取り動
作について、その概要を説明する。
【0051】図1に示すホストコンピーュータ2などに
より、読み取り解像度、読み取り範囲等の設定を行なっ
た後、原稿の読み取り命令が出されると、ランプ17を
点灯すると共に駆動源8を回転し、タイミングベルト1
0、駆動プーリ9、ベルト11及び従動プーリ12を介
して駆動力をキャリッジ7に伝達し、キャリッジ7を方
向d1に移動させる。この方向d1を副走査方向と呼称
する。ホストコンピュータ3から設定された読み取り範
囲に対応した領域の先頭にキャリッジ7が到達する直前
に、ホストコンピュータ3から予め設定された読み取り
解像度に対応した速度に駆動速度を変更し、原稿ガラス
6上に載置された原稿の読み取りを開始する。原稿13
は、原稿ガラス6を通してランプ17により照明され、
原稿からの反射光は反射ミラー19−1、19−2によ
り反射され、結像レンズ21によりイメージセンサ20
上に縮小して結像され、電気信号に変換される。指定さ
れた読み取り範囲に対する読み取り動作が終了すると、
キャリッジ7を方向d1とは逆方向に移動させ、ホーム
ポジションpo1に復帰させる。
【0052】(画像読み取り装置の光学系の詳細説明に
ついて)次に図4は画像読み取り装置1の光学系の詳細
を示す斜視図である。
【0053】図4では図面を見易くするため、反射ミラ
ー19−1、19−2は線で表現されている。図4にお
いて、22RはRedの信号を読み取るラインセンサア
レイRであり、22GはGreenの信号を読み取るラ
インセンサアレイGであり、22BはBlueの信号を
読み取るラインセンサアレイBである。各ラインセンサ
アレイの表面には読み取るべき色に対応したカラーフィ
ルタが装着されている。このように実施の形態1ではい
わゆる3ラインカラーセンサーを用いて画像を読み取っ
ている。なおこのラインセンサアレイの方向を主走査方
向と呼称する。
【0054】また23RはラインセンサアレイRで読み
取られる原稿ガラス6上の位置を示す読み取りラインR
であり、22GはラインセンサアレイGで読み取られる
原稿ガラス6上の位置を示す読み取りラインGであり、
22BはラインセンサアレイBで読み取られる原稿ガラ
ス6上の位置を示す読み取りラインBである。3ライン
カラーセンサーは各色を読み取るラインセンサアレイの
位置が異なっているため、原稿の1つの位置(ライン)
を同時に読み取ることはできない。このため後述するよ
うに、得られた画像データを所定量遅延させる手段が必
要となる。
【0055】(画像読み取り装置のハードウェア構成の
説明について)図5は画像読み取り装置1の画像データ
処理のブロック構成図である。
【0056】図5において20はイメージセンサであ
り、前述してきたように3ラインのセンサアレイで構成
され、アナログ画像情報をR,G,B各色のライン単位
に出力する。24は増幅器及びA/D変換器でありイメ
ージセンサ20から出力されたアナログ画像情報を所定
のゲインにて増幅すると共に、A/D変換器によって増
幅されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。2
5はシェーディング補正部であり、入力されたディジタ
ル画像信号を、予め取得しておいた白と黒のダイナミッ
クレンジに対して正規化する。26はライン補正部であ
り、前述した各色のラインセンサアレイ位置の異なりを
補正し、R,G,Bの各ラインが同一の原稿位置(ライ
ン)を読み取ったのと等価にする。ライン補正部26の
動作については後に詳細に説明する。27は第1解像度
変換部であり、ホストコンピュータ2から指定されたパ
ラメータに基づいて、ライン補正部26から出力される
画像データの解像度を変換する。第1解像度変換部27
の動作についても後に詳細に説明する。28は色処理部
であり、ラインセンサアレイ上のカラーフィルタに存在
する分光スペクトル上の不要吸収帯の影響を減らすこと
で、鮮やかな色再現ができるようにする。29はバッフ
ァであり、上記過程で処理された画像データを一旦格納
する。これは外部との通信速度の差を吸収し、より高速
に画像データを外部装置に出力するための手段である。
30はインタフェース部である。実施の形態1では、画
像読み取り装置1とホストコンピュータ2はSCSI
(Small Computer System In
terface)により接続されており、画像読み取り
装置1はインタフェース部30を経由して画像データや
後述する画像の局所的特徴量をホストコンピュータ2に
対して出力すると共に、ホストコンピュータ2から読み
取り範囲や読み取り解像度などの読み取りパラメータを
入手することができる。
【0057】次に32は画像読み取り装置1の動作シー
ケンスなどを制御するCPUである。33はモータ制御
部であり、画像読み取り装置のキャリッジ7を移動させ
るモータ8に対して駆動信号(より正しくはステッピン
グモータに対する励磁信号)を出力する。34はライン
補正部制御信号であり、CPU32はライン補正部制御
信号34により、ライン補正部26の動作内容を制御す
る。35は第1解像度変換部制御信号であり、CPU3
2は第1解像度変換部制御信号35により、第1解像度
変換部27の動作内容を制御する。36はモータ制御部
制御信号であり、CPU32はモータ制御部制御信号3
6により、モータ制御部33を介してモータ8の回転速
度を制御する。
【0058】37は特徴量抽出部であり、読み取った画
像データを所定のブロックに分割し、各ブロック毎の局
所的特徴量を抽出する。38は第2解像度変換部であ
り、ホストコンピュータ2から指定された読み取り解像
度にかかわらず、読み取った画像データを一定の、例え
ば75dpi(dot per inch)の解像度に
変換する。39は特徴量演算部であり、第2解像度変換
部で一定の解像度に変換された画像データに対して所定
の演算を施すことで、画像の局所的特徴量を算出する。
40はパラメータ設定信号である。パラメータ設定信号
40は、特徴量抽出部37とCPU32の間を結んでお
り、CPU32は特徴量抽出部37に対して、動作上必
要なパラメータを設定する。特徴量抽出部37の構成、
及び動作については後に詳細に説明する。
【0059】特徴量抽出部37によって抽出された、画
像の局所的特徴量はインタフェース部30に送られ、S
CSIを介してホストコンピュータ2に転送される。
【0060】(ライン補正部の詳細な説明について)次
に図6を用いて、画像読み取り装置の光学系について更
に詳細に説明する。
【0061】図6は画像読み取り装置1のキャリッジ7
を側面から見た際の模式図である。説明を簡単にするた
めに、図3で示したランプ17やアパーチャ18は省い
てある。
【0062】イメージセンサ20に配置されたラインセ
ンサアレイR(22R)はRedの画像情報を読み取る
が、原稿ガラス6における読み取りラインの位置はPR
である。またラインセンサアレイG(22G)はGre
enの画像情報を読み取るが、原稿ガラス6における読
み取りラインの位置はPGである。またラインセンサア
レイB(22B)はBlueの画像情報を読み取るが、
原稿ガラス6における読み取りラインの位置はPBであ
る。
【0063】今現在、画像を読み取っていると仮定する
と、キャリッジ7は副走査方向(d1)方向に移動して
おり、原稿13に対して、まずPBの位置が読み取りラ
インとなり、次にPGの位置が、最後にPRの位置が読
み取りラインとなる。つまり原稿の同一位置(ライン)
に基づけば、まずBlueの画像データが得られ、次に
Green、最後にRedの画像データが得られる。最
初に得たBlueの画像データと、次に得たGreen
の画像データを所定のライン数分保持しておき、Red
の画像データが得られた際に、保持しておいたBlue
とGreenの画像データを出力すれば、R、G、Bの
ライン位置を揃えて出力することができる。
【0064】次にイメージセンサ20単体の構成につい
て説明する。図7はイメージセンサ20をラインセンサ
アレイ側から見た図である。各色のラインセンサアレイ
は主走査方向に一列に配置されており、副走査方向にお
いて、各色のラインセンサアレイ間にはそれぞれL1、
L2の間隔が存在する。
【0065】さて図7において’□’はラインセンサア
レイの個々の画素を示しているが、以降簡単のため、’
□’を画像読み取り装置の600dpiにおける1画素
のサイズとする。
【0066】一般的なイメージセンサではL1とL2は
等しく、かつL1とL2はそれぞれ読み取り画素サイズ
の整数倍の値を持っている。例えば実施の形態1では、
L1とL2は600dpiのラインに換算すると8本分
であり、即ち各色のラインセンサアレイは600dpi
/8=75dpiのピッチで配置されている。このよう
な構造のイメージセンサでは同一の位置(ライン)を同
時に読み取ることができないことは既に述べたとおりで
あり、これを補正するのがライン補正部26である。
【0067】次に図8を用いてライン補正部26の動作
について詳細に説明する。図8はライン補正部26の動
作原理を示す図である。図8において50はGreen
の画像データをライン単位に格納するメモリ領域であ
り、51はBlueの画像データをライン単位に格納す
るメモリ領域である。
【0068】実施の形態1における画像読み取り装置
は、原稿の同一ラインに対して、Blue、Gree
n、Redの順に読み取られていく。各ラインセンサア
レイの間隔は600dpiのライン8本分であるから、
600dpiで画像を読み取る場合、Greenの画像
データに関しては8ライン分の画像データを、またBl
ueの画像データに関しては16ライン分の画像データ
を蓄積しておき、Redの画像データを読み取った時
に、Greenの画像データに関しては8ライン前の画
像データを、またBlueの画像データに関しては16
ライン前の画像データを出力すれば、原稿上で同一の位
置に対して読み取りを行ったのと同じことになる。
【0069】このようにすれば副走査方向に関して一旦
600dpiで読み取って、上述のライン補正を行った
後に低い解像度に変換することで、600dpiより低
い解像度であれば、全ての解像度で画像を読み取ること
ができる。しかしこの場合、必ず600dpiで一旦画
像を読み取るという前提があるため、読み取り速度を高
速化することができない。この問題に対しては、キャリ
ッジを副走査方向により高速に移動させながら画像を読
み取り、かつライン補正部26の設定を変えることで対
応が可能である。
【0070】図9は副走査方向に300dpiの解像度
で画像を読み取る場合のライン補正部の動作を示す図で
ある。
【0071】600dpiで原稿を読み取る時のキャリ
ッジの移動速度、即ち副走査方向d1への移動速度をV
とすると、300dpiで原稿を読み取る時のキャリッ
ジの移動速度は2Vに設定される。つまりキャリッジの
移動速度は600dpi読み取り時の2倍に設定するの
である。任意の読み取り解像度におけるキャリッジ移動
速度Vxは、例えば基準の読み取り解像度を600dp
i、600dpiの読み取りにおけるキャリッジ移動速
度をV、実際の読み取り解像度をX[dpi]、とする
と、(数1)のように表わすことができる。
【0072】
【数1】
【0073】さて300dpiで画像を読み取るケース
ではキャリッジの移動速度は600dpiの2倍である
から、単位時間あたりの移動距離も2倍になる。各色の
ラインセンサアレイ間の距離は常に変わらないので、キ
ャリッジの移動速度が2倍になれば、画像読み取り装置
が1ラインの画像データを読み取る際に移動する距離も
2倍になるため、格納しておく画像データのライン数は
1/2でよい。つまり図9に示すように各ラインセンサ
アレイの間隔は600dpiのライン8本分、即ち30
0dpiのライン4本分であるから、300dpiで画
像を読み取る場合、Greenの画像データに関しては
4ライン分の画像データを、またBlueの画像データ
に関しては8ライン分の画像データを蓄積しておき、R
edの画像データを読み取った時に、Greenの画像
データに関しては4ライン前の画像データを、またBl
ueの画像データに関しては8ライン前の画像データを
出力すれば、原稿上で同一の位置に対して読み取りを行
ったのと同じことになる。
【0074】以上を一般化したものを(表1)に示す。
【0075】
【表1】
【0076】即ち実施の形態1においては(表1)に示
すとおり、読み取り解像度は75dpiを基準として整
数倍Nに設定される。このときGreenメモリ50に
格納されたGreen画像データの遅延ライン数はN、
Blueメモリ51に格納されたBlue画像データの
遅延ライン数は2×Nと一般化できる。これらの設定は
図5において、CPU32からライン補正部制御信号3
4によってライン補正部26に対して行なわれる。また
各解像度におけるキャリッジ移動速度Vxは(数1)で
与えられる。この設定は、図5において、CPU32か
らモータ制御部制御信号36によって、モータ制御部3
3に対して行なわれる。
【0077】以上述べてきたようにして、イメージセン
サ20のラインセンサアレイの位置が異なることに起因
する読み取り位置の違いは補正され、ライン補正部26
から出力される画像データは、原稿の同一ラインを読み
取ったのと同等な状態になる。
【0078】(解像度変換部の詳細な説明について)以
上述べてきたようにライン補正部26は、キャリッジ移
動方向、即ち副走査方向に対して、各色の読み取り位置
の違いを補正する。このときの読み取り解像度の指定は
離散的な値をとっているが、実際の画像読み取り装置1
は、ホストコンピュータ2から1dpi単位に読み取り
解像度の指定を受け付け、画像データを求められた解像
度に修正して出力せねばならない。またライン補正部2
6で行う処理は副走査方向に対する位置合わせであり、
主走査方向の画像データに対しては何らの変換もおこな
っていない。
【0079】これらの処理を行うのが第1解像度変換部
27である。以降第1解像度変換部における処理を詳細
に説明する。
【0080】まず図5を用いて説明する。簡単のため画
像読み取り装置1に対して、ホストコンピュータ2から
200dpiの読み取り指定があったと仮定する。20
0dpiによる読み取りが指定されると、CPU32は
モータ制御部33に対して、225dpiの読み取り解
像度に対するキャリッジ移動速度を設定する。これは
(表1)によれば、600dpi時のキャリッジ移動速
度Vに対して2.7倍の速度である。次にCPU32は
ライン補正部26に対して、同様に225dpiの読み
取り解像度に対する設定を行う。即ちGreenメモリ
の遅延量を3ライン分に、Blueメモリの遅延量を6
ライン分に夫々設定する(図8または図9を参照)。
【0081】これらの設定を行って画像を読み取ると、
ライン補正部26からは、副走査方向に関して225d
piの解像度の画像データが出力される。
【0082】ここでは例として200dpiの解像度を
指定された場合には、225dpiの解像度で画像を読
み取るケースについて説明しているが、実施の形態1に
おける画像読み取り装置に対する読み取り解像度の指定
値と、モータ制御部33およびライン補正部26に対す
る設定内容、即ち実際の読み取り解像度の関係を(表
2)に示す。
【0083】
【表2】
【0084】即ちホストコンピュータ2から要求された
副走査方向の解像度が30〜75dpiの場合には75
dpiの読み取り速度(表1を参照すれば、この速度は
600dpiの読み取り速度の8倍であることが分か
る)で、ホストコンピュータ2から要求された副走査方
向の解像度が76〜150dpiの場合には150dp
iの読み取り速度で画像を読み取っていく。
【0085】図10は解像度変換のアルゴリズムを示す
図である。
【0086】まず主走査方向に対する解像度変換アルゴ
リズムについて、図10を用いて詳細に説明する。
【0087】図10において53は600dpiの1画
素を示す。ただし説明を容易にするため、実際の画素サ
イズを無視し600dpiの1画素の中心位置を示して
いる。600dpiの各画素には先頭画素から順に、P
600_0,P600_1,P600_2・・・P60
0_6・・・の番号が付与されており、これらは画素の
位置を示す符号である。以下便宜的に、これらの位置に
対する画素の値を、例えばP600_0の位置に対応す
る画素値を*P600_0のように表わす(C言語にお
けるポインタの概念を緩用した)。
【0088】最初に600dpiの画像情報を200d
piに変換する場合について説明する。変換後の先頭画
素の位置は常に600dpiの先頭画素、即ちP600
_0の位置に揃えるものとする。従って200dpiの
先頭画素位置は、P600_0と同じP200_0とな
る。場所が同じであるから、画素値もP600_0と同
じ値、すなわち*P600_0を採用する。
【0089】次の画素位置はP200_1であるが、こ
の画素値を得るために、P200_1の場所を600d
piの画素位置で表わすことを考える。単純な比例式を
用いて(600/200)×1=3であるから、P20
0_1=P600_3である。従ってP200_1の位
置の画素値は*P200_1=*P600_3となる。
同様にして、*P200_2=*P600_6も求める
ことができる。
【0090】次に600dpiの画像情報を300dp
iに変換する場合について説明する。変換後の先頭画素
の位置は常に600dpiの先頭画素、即ちP600_
0の位置に揃えるものとする。300dpiの先頭画素
位置は、P600_0と同じであるから、画素値もP6
00_0と同じ値、すなわち*P600_0を採用す
る。
【0091】次の画素位置はP300_1であるが、こ
の画素値を得るために、P300_1の場所を600d
piの画素位置で表わすことを考える。単純な比例式を
用いて(600/300)×1=2であるから、P30
0_1=P600_2である。従ってP300_1の位
置の画素値は*P300_1=*P600_2となる。
同様にして、*P300_2=*P600_4、更に*
P300_3=*P600_6と求めることができる。
【0092】次に600dpiの画像情報を400dp
iに変換する場合について説明する。変換後の先頭画素
の位置は常に600dpiの先頭画素、即ちP600_
0の位置に揃えるものとする。400dpiの先頭画素
位置は、P600_0と同じであるから、画素値もP6
00_0と同じ値、すなわち*P600_0を採用す
る。
【0093】次の画素位置はP400_1であるが、こ
の画素値を得るために、P400_1の場所を600d
piの画素位置で表わすことを考える。単純な比例式を
用いて計算すると、(600/400)×1=1.5と
なり、P400_1はP600_1とP600_2の間
に存在することが分かる。そこで1.5という位置情報
を用いてP400_1の画素値は(数2)のように計算
される。
【0094】
【数2】
【0095】これは解像度変換後の画素が存在する位置
を600dpiの画素位置を基準として求め、隣接する
600dpiの画素との距離に基づいて重み付け演算を
行うことで、解像度変換後の画素値を求めていることに
ほかならない。
【0096】P400_2について上記の考え方を適用
すると、(600/400)×2=3となり、P400
_2はP600_3の位置に存在することが分かる。従
って、*P400_2=*P600_3である。
【0097】更にP400_3について上記の考え方を
適用すると、(600/400)×3=4.5となり、
P400_3はP600_4とP600_5の間に存在
することが分かる。そこで4.5という位置情報を用い
てP400_3の画素値は(数3)のように計算され
る。
【0098】
【数3】
【0099】以降の画素についても同様にして画素値を
求めることができる。
【0100】また500dpiへの解像度変換について
も全く同じ考え方で処理することができる。
【0101】さて、上述のごとく主走査方向の解像度変
換処理として、600dpiから他の解像度への変換を
説明してきたが、これは読み取り解像度が600dpi
に限って適用される演算方法ではなく、元の解像度が変
換後の解像度より高い場合は、元の解像度と変換後の解
像度が分かっていれば、あらゆる場合に適用可能な方法
である。
【0102】例えばライン補正によって225dpiの
解像度で出力された副走査方向の画像データについても
全く同様にして例えば200dpiに変換ができる。ま
た実施の形態1では副走査方向の解像度変換にも以上説
明した方法を用いている。
【0103】(特徴量抽出部の概説について)次に図5
と図11を併用して特徴量抽出部37について詳細に説
明する。
【0104】図11は特徴量抽出部37の構造を詳細に
示した図である。
【0105】図11において、38は第2解像度変換部
であり、ホストコンピュータ2から指定された読み取り
解像度にかかわらず、入力された画像データを一定の解
像度に変換する。54はメモリであり、第2解像度変換
部38で一定の解像度に変換された画像データは一旦メ
モリ54に格納される。55は特徴色カウンタであり、
予め定められた複数の特徴色に対して、所定の範囲に含
まれる(=類似した色の)画素の個数をカウントして特
徴ベクトルデータを生成する。56はテンプレート選択
部であり、特徴色カウンタ55で生成された特徴ベクト
ルデータを予め準備した複数のテンプレートと比較し、
最もユークリッド距離が近いテンプレートを選択する。
57はテンプレート格納メモリであり、テンプレート選
択部56で特徴ベクトルとの比較に用いる複数のテンプ
レートが格納されている。なお特徴色カウンタ55にお
いて特徴色としてカウントする範囲、及びテンプレート
格納メモリ57に格納される複数のテンプレートは、C
PU32によってパラメータ設定信号40を介して書き
込まれる。更にCPU32は、テンプレート情報をイン
タフェース部30を介してホストコンピュータ2から入
手している。58はバッファであり、テンプレート選択
部57で選択されたテンプレートの番号、および特徴ベ
クトルデータとテンプレートのユークリッド距離を格納
する。バッファ58に格納されたこれらの特徴量はイン
タフェース部30に送られ、SCSIを介してホストコ
ンピュータ2に送出される。
【0106】60は主・副画素カウンタであり、入力さ
れた画像データの個数を主走査方向と副走査方向にカウ
ントし、所定のカウント数となる毎にCPU32に割り
込み信号63を出力する。更にCPU32はパラメータ
設定信号40を介して第2解像度変換部38に対して制
御パラメータを設定している。
【0107】(第2解像度変換手段について)次に第2
解像度変換部38について図5及び図11を用いて詳細
に説明する。
【0108】第2解像度変換部38の入力は、第1解像
度変換部27の前段から行なわれるが、その理由につい
て以下に説明する。ライン補正部26から出力される画
像データは前述したように、各色のラインセンサアレイ
の位置が異なることに起因する副走査方向のRGBライ
ン間距離を補正している。この時点では主走査方向の解
像度は、イメージセンサが出力したままであり、なんの
処理もなされていない。即ち前述してきた構成ではライ
ン補正部26から主走査方向に関しては600dpiの
解像度を有する画像データが出力されている。
【0109】このようにライン補正部26から出力され
た時点では、主走査方向の解像度は、他の装置31によ
る読み取り解像度の指定にかかわらず、常に600dp
iに固定であるため、これを一定の解像度、例えば75
dpiに変換するのは、ただ一つの、それもパラメータ
不変の処理系で行える。もし第1解像度変換部27の出
力を用いて、一定の解像度、例えば75dpiに変換し
ようとすると、様々な解像度の画像データを取り扱わね
ばならないため、ハードウェアが複雑になってしまう。
【0110】また副走査方向に関しては、ライン補正部
26から出力されるラインデータは(表2)に示すよう
に、75dpi,150dpi,225dpi,300
dpi,375dpi,450dpi,525dpi,
600dpiのいずれかである。最も重要な点は、これ
らは全て75dpiの整数倍となっていることである。
これらのデータを上記所定の解像度、75dpiに変換
するには1/整数の処理を行えばよく、極めて容易に行
える。
【0111】さて、CPU32はインタフェース部30
を介してホストコンピュータ2から転送されてきた画像
読み取り条件を得て、これに基づき画像読み取り装置の
ライン補正部26、第1解像度変換部27、モータ制御
部33を制御することは既に述べたとおりだが、更にC
PU32は第2解像度変換部38に対して、副走査方向
の処理を、より具体的には全ラインに対する間引き率を
指定する。もちろん主走査方向は、読み取り解像度によ
らず一定であるのでライン内の画素間引き率は固定であ
る。(表3)に第2解像度変換部38に対する間引き率
の設定内容を示す。
【0112】
【表3】
【0113】(表3)に示したように、主走査方向は固
定の画素間引き率を2とすることで、600dpiの画
像データは一旦300dpiに変換される。このように
間引き処理を行うことで、以降に処理すべき画像データ
量を大幅に減らすことができる。
【0114】副走査方向は読み取り解像度に応じてライ
ン間引き率を変えている。これにより、(表3)の間引
き率後解像度の欄に示すように、主走査×副走査の解像
度は300dpi×75dpiまたは300dpi×1
50dpiに変換される。
【0115】次に間引き処理によって得られた画像デー
タを平均化処理により、主走査・副走査方向とも常に7
5dpiの一定解像度に変換する。まず間引き処理によ
り主走査方向300dpi×副走査方向75dpiに変
換した場合は、主走査方向の画素を4つと、副走査方向
1ライン分の画素を用いて、4×1画素の値を平均化処
理する。また間引き処理により主走査方向300dpi
×副走査方向150dpiに変換した場合は、主走査方
向の画素を4つと、副走査方向2ライン分の画素を用い
て、4×2画素の値を平均化処理する。
【0116】以上の処理によって、主走査・副走査方向
とも75dpiの一定解像度の画像データを取得する。
【0117】さて、この75dpiという解像度は、本
来画像読み取り装置が持っている光学解像度、例えば実
施の形態1の画像読み取り装置の光学解像度600dp
iと比べて十分小さな値である。このように装置の光学
解像度より十分小さな解像度に変換された画像データを
用いて画像特徴量を抽出することで、ホストコンピュー
タ2から指定された読み取り解像度にかかわらず、同一
の基準で特徴量を抽出することができる。このことは前
述した画像特徴量に基づいて特定画像を認識する際に、
固定的な解像度を実質的になくすことができるから、例
えば高い解像度で特定画像を読み取った後、縮小して複
写禁止画像を印画したり、これとは逆に、低い解像度で
特定画像を読み取った後、拡大して複写禁止画像を印画
したりするような悪質な行為も未然に防止することがで
きる。
【0118】また上述してきた説明では直接触れていな
いが、ホストコンピュータ2から600dpi以上の解
像度を読み取り解像度として指定された場合も、第2解
像度変換部の設定を変えることで、容易に対応できるこ
とは言うまでもない。
【0119】また画像特徴量を抽出するために用いる一
定解像度は75dpiに限定されるものではない。例え
ば画像読み取り装置の光学解像度が2400dpi程度
であれば、300dpiを特徴量抽出用の一定解像度と
して処理を行ってもなんら差し支えない。また画像読み
取り装置の光学解像度が600dpi程度だとしても、
その装置の読み取り解像度範囲が150dpiから設定
されているのなら、特徴量抽出用の解像度は150dp
iとしてもよい。このように特徴量抽出用の解像度は、
画像読み取り装置の読み取り解像度範囲に応じて柔軟に
定めることができるが、我々の行った実験によれば、既
存の、特にフラットベッド型の画像読み取り装置におい
ては、300dpi以下、75dpi以上を画像特徴量
抽出用の一定解像度とすれば、最終的に特定画像を精度
よく認識することができる。
【0120】さて以上述べてきたように、実施の形態1
では、間引き処理と平均化処理によって、ライン補正部
26の出力を所定の解像度に変換するが、少なくとも主
走査方向の画像データについては必ず平均化処理を行っ
ている。実施の形態1では画像読み取り装置から得たR
GB画像データに基づいて特定画像を認識するための画
像特徴量を得るが、画像読み取り装置では、イメージセ
ンサの位置精度やキャリッジの駆動精度などに限界があ
り、特に画像のエッジ部分で色味の情報が正しく反映さ
れない場合がある。間引き処理ではエッジ部で誤った画
像濃度が確率的に発生する虞があるため、実施の形態1
では、一定の解像度に変換する場合に、間引き処理より
も平均化処理を優先させ、少なくとも主走査方向に関し
ては必ず平均化処理を行うようにしている。またこの論
拠に立てば(表2)において副走査方向の実読み取り解
像度が525dpiの場合などは、処理ブロックサイズ
は大きくなるが、間引き処理を行わず平均化処理のみを
行う方法も考えられ、画像読み取り装置の読み取り位置
精度が悪い場合でも誤判定を少なくする有効な手段とな
る。
【0121】(特徴色抽出部の動作について)次に本発
明にかかる画像読み取りシステムにおける特徴色抽出部
の動作について図11を用いて、まず概要を説明する。
【0122】第2解像度変換部38によって、例えば7
5dpiの一定解像度に変換されたRGB画像信号は、
一旦メモリ54に格納される。メモリ54に格納された
RGB画像信号は予め定められたサイズのブロック単位
に切り出され、RGB点順次信号として特徴色カウンタ
55に送られる。上記ブロックのサイズは例えば50×
50画素(2500画素)に設定されている。
【0123】特徴色カウンタ55は入力されたRGB画
像信号に対して、予め特徴色として定めたRGB値の範
囲に入っている画素の数をカウントする。このカウント
範囲はインタフェース部30を介して予めホストコンピ
ュータ2から入手した情報に基づいて、CPU32によ
ってパラメータ設定信号40を介して特徴色カウンタ5
5にセットされるが、認識すべき特定画像が変わらない
前提があれば、画像読み取り装置の何らかの記憶手段に
固定的に格納しておいてもよい。
【0124】さて実施の形態1では特定画像に含まれる
異なる3色を特徴色として定義しており、各ブロックに
対して、特徴色と判断された画素数をカウントする。1
ブロックの特徴色カウントが終了すると、その結果はテ
ンプレート選択部56に転送される。さて、この特徴色
カウンタ55から出力されるのは、50×50画素ブロ
ック内に存在する、複数の特徴色の個数をそれぞれ計数
したものである。特徴色の数が3であるから、これは3
次元の特徴ベクトルを出力していると見なすことができ
る。即ち特徴色カウンタ55は特徴ベクトルの生成を行
っていることになる。
【0125】テンプレート選択部56は特徴色カウンタ
55で生成された特徴ベクトルと、テンプレート格納メ
モリ57に予め格納されている複数のテンプレートを3
次元ユークリッド距離に基づいて比較し、もっとも近い
テンプレートを選択するとともに、テンプレート番号と
3次元ユークリッド距離をバッファ58に格納する。最
近傍テンプレート番号と3次元ユークリッド距離は、入
力された画像データと特定画像の類似度を示す指標とな
る。
【0126】さて特徴色カウンタ55で処理される全画
素数は、主・副画素カウンタ60で計数・管理されてお
り、ここで処理した画素数のカウント結果が所定量に達
すると、主・副画素カウンタ60はCPU32に対して
割り込み信号63を発生する。割り込み信号63を受け
て、CPU32はインタフェース部30を制御し、バッ
ファ58に格納されている最近傍テンプレート番号、3
次元ユークリッド距離をホストコンピュータ2に出力す
る。ホストコンピュータ2との通信内容の詳細は後述す
る。
【0127】(特徴色カウンタについて)次に特徴色カ
ウンタ55について更に詳細に説明する。図12は特徴
色カウンタ55の構成を示す図である。
【0128】図12において70_C0、70_C1、
70_C2はそれぞれ独立した特徴色を検出する特徴色
検出部である。実施例では3つの特徴色を検出している
ため、3つの特徴色検出部を有している。各特徴色検出
部はそれぞれ異なる色を検出する点を除けば構成上の差
異はないため、一色分のみ詳細に示している。
【0129】71は比較器であり、入力されたRGB画
像データを予め定められた値と比較し、画像データが所
定の範囲に入るか否かを検出する。72はANDゲート
であり比較器71の出力に対してAND処理を行い、結
果を出力する。73はカウンタであり、ANDゲートの
出力が1となった回数をカウントする。74はカウント
バッファであり、カウンタ73のカウント結果を累積す
る。
【0130】以上の構成を有する特徴色カウンタ55に
ついて以降詳細に説明する。特徴色カウンタ55は特定
画像に含まれる3つの特定色を検出してそれぞれの個数
を検出する部分であるが、ここでは説明を簡単にするた
めに、1つの特徴色について特徴色検出部70_C0の
動作を詳細に説明する。まず入力されたRGB信号は比
較器71によって指定色信号と比較される。この指定色
信号はCPU32によってパラメータ設定信号40を介
して比較器71のレジスタ群にセットされるものであ
り、より具体的には特徴色のカウント範囲を示してい
る。指定色信号は特定画像に含まれる色を指定するもの
であり、目的とする特定画像に含まれる色を統計処理す
ることによってあらかじめ求めておき、一般には特定画
像の地肌色や絵柄に使用され広い範囲に分布する色、ま
たは、押印の朱色などを用いる。なお、色を指定するに
あたって、指定色に幅を持たせるためにRGBの各上
限、下限の値を例えば、r_ref1(R信号に対する
下限値)、r_ref2(R信号に対する上限値)のよ
うに設定し、これらの範囲に入る画素を特定色画素とし
て扱う。比較器71の出力はANDゲート72によって
まとめられ、入力画像信号が特徴色の範囲内である場
合、比較器からの出力が全て1となってANDゲート7
2の出力が1となる。このように検出された特定色画素
の画素数をカウンタ73によってカウントする。
【0131】さて、このカウントはブロック単位におこ
なっている。ここでブロックとは、読み取り画像を主走
査方向、副走査方向に複数画素単位で分けたもので、こ
こでは第2解像度変換部38によって変換された一定解
像度の画素に対し50画素を単位として、50×50画
素の矩形を1ブロックとする。したがって、カウンタ7
3は50画素の入力毎にカウント結果をカウントバッフ
ァ74に保存しリセットされる。カウントバッファ74
は主走査方向のブロック数分存在し、副走査方向に1ブ
ロック分のデータが記録される。カウンタ73からカウ
ントバッファ74への記録に際しては、常にカウントバ
ッファ74上にすでに書き込まれているデータに対する
加算結果を書き込む、即ちリード・モディファイ・ライ
トの動作を行うことで副走査方向1ブロックの特徴色画
素数が累積される。副走査方向に1ブロック分のデータ
入力が完結すると、カウントバッファ74の内容、即ち
ブロック毎に求められた特徴色の計数結果は、テンプレ
ート選択部56に渡されると共に0にリセットされる。
【0132】上記の動作は特徴色検出部70_C1、特
徴色検出部70_C2でも並列に行なわれており、予め
定められた指定色信号に対して3つの特徴色がカウント
され、それぞれのカウント結果は3次元ベクトル、即ち
特徴ベクトルとしてテンプレート選択部56に渡され
る。
【0133】図13はテンプレート選択部56に渡され
る特徴ベクトルのデータ構造を示す図である。図中、太
実線が各ブロックの区切れを示しており、C0(n)、
C1(n)、C2(n)はそれぞで第nブロックでカウ
ントされた特徴色画素カウントの結果を示し、1つのブ
ロック特徴データを3つの特定色画素数で構成している
ことを表している。
【0134】(テンプレート選択部について)次にテン
プレート選択部56について詳細に説明する。
【0135】図14はテンプレート選択部の動作を示す
フローチャートである。以降の説明では、図11と図1
4を併用する。
【0136】特徴色カウンタ55からテンプレート選択
部56に、3つの特徴色のカウント値で構成される特徴
ベクトルが、ブロック毎に渡されると、特徴ベクトルと
テンプレートの比較が行なわれる。まず、ブロック毎の
特徴ベクトルを取得する(ステップ1)。取得したデー
タは3次元のベクトルデータとして、Cn=(C0
(n),C1(n),C2(n))(但し、nはブロッ
クの番号)として表す。この、Cnの大きさ|Cn|が
一定値以上か否かを判定する(ステップ2)。一定以上
である場合には、テンプレート格納メモリ57に記憶さ
れているテンプレートから、Cnにもっとも近いものを
検索する。テンプレート格納メモリ57のテンプレート
はTm=(TC0(m),TC1(m),TC2
(m))(但し、mは参照データ番号 m=1〜M)の
データ構造を有しており、距離Dnm=|Cn−Tm|
(3次元ベクトルのユークリッド距離)が最も小さくな
る時のDnmを検出し、テンプレート番号mと距離デー
タDminをバッファ58に格納する(ステップ3)。
また、ステップ2において|Cn|が一定値を超えない
場合は、ステップ3のテンプレート検索を行わず、テン
プレートが定義されていないテンプレート番号(例えば
M+1)とDnmの取りうる最大値以上の値Dmaxを
バッファ58に格納する(ステップ4)。このようにし
てバッファ58に格納された距離データと、テンプレー
ト番号mが画像の局所的特徴量である。
【0137】ここで、テンプレート格納メモリ57に収
められているテンプレートについて詳細に説明する。
【0138】テンプレート格納メモリ57はRAMで構
成されており、テンプレート格納メモリ57に格納され
る複数のテンプレートは、CPU32によってパラメー
タ設定信号40を介して書き込まれる。更にCPU32
は、テンプレート情報をインタフェース部30を介して
ホストコンピュータ2から入手している。テンプレート
は、対象とする特定画像よりあらかじめ求め、これらを
ホストコンピュータ2に格納しておく。
【0139】次にテンプレートの作成方法について説明
する。図15はテンプレートと特定画像の関係を示す図
である。テンプレートは図15に示すように、対象とす
る特定画像を水平位置に置いたときを基準(a)とし、
対象とする特定画像を水平位置から微少角度単位で回転
させたとき(b)(c)、また、ブロックと特定画像の
位置関係を、水平及び垂直方向に数画素単位にシフトさ
せたとき(d)の各ブロックに対し、各特徴色に値する
画素数を求めたものをテンプレートとしている。但し、
以上のようにして求められるテンプレートは膨大な数に
なるために、ベクトル量子化などのクラスタリング手法
を用いて代表的なものを抽出している。
【0140】(特徴量の転送について)以上のようにし
て、ブロック単位に分割された画像に対する局所的特徴
量、即ちテンプレート番号と特徴ベクトルとテンプレー
ト間距離は、図11に示すバッファ58に一時的に格納
される。バッファ58への格納が所定量のブロック分終
了した段階で主・副画素カウンタは割り込み信号63を
発生させ、CPU32にバッファ58に有意なデータが
格納されていることを通知する。
【0141】次にバッファ58に格納されたこれらの特
徴量をホストコンピュータ2に出力する過程について、
図16と図11を用いて説明する。
【0142】図16はホストコンピュータ2と画像読み
取り装置1(より厳密に言えば、インタフェース部3
0)間でやり取りされるコマンドや転送されるデータに
関して、その手順を示す図である。図中の実線の矢印は
その方向にコマンドが発生したことを示し、破線の矢印
はその方向にデータが送られることを示している。
【0143】以降の説明では簡単のためにSCSIを例
に説明するが、もちろん他のインタフェースであって
も、ホストコンピュータと画像読み取り装置が双方向に
通信を行える場合は全て同様な手続きを採用することが
できる。
【0144】画像データの読み取りに際して、まずホス
トコンピュータ2は画像読み取り装置1に対してTES
T UNIT READYコマンドを発行する。画像読
み取り装置1はこのコマンドを受信すると、BUSYや
READYといった画像読み取り装置の状態をホストコ
ンピュータ2に返す(ステップ100)。ホストコンピ
ュータ2は返された状態がREADYとなるまで、TE
ST UNIT READYコマンドを定期的に発行す
る。
【0145】TEST UNIT READYコマンド
に対して画像読み取り装置1がREADYを返すと、ホ
ストコンピュータ2は画像読み取り装置1が読み取り可
能な状態であると判断し、MODE SELECTコマ
ンドを発行する。このコマンドでホストコンピュータ2
は画像読み取り装置1に対して制御パラメータを渡す。
この制御パラメータには、これから行うスキャンニング
動作において、画像読み取り装置が出力するデータを選
択するパラメータも含まれる。即ち、原稿を読み取って
画像データを出力するのか、原稿を読み取って局所的特
徴量を出力するのか、その両方を出力するのかを選択す
る(ステップ101)。
【0146】次にホストコンピュータ2は画像読み取り
装置1に対してSET WINDOWコマンドを発行す
る。このコマンドに引続き、ホストコンピュータ2は画
像読み取り装置1に対して画像読み取り条件を渡す。画
像読み取り条件には、画像の読み取り開始位置、読み取
り範囲(画像サイズ)、画像の読み取り解像度などの情
報が含まれる(ステップ102)。このコマンドによっ
て渡された解像度情報に基づいて、画像読み取り装置側
では、第2解像度変換部38(図11を参照)の設定が
なされる。
【0147】ステップ101で、少なくとも画像の局所
的特徴量を出力するよう指定した場合は、ホストコンピ
ュータ2は画像読み取り装置1に対してSENDコマン
ドを発行し、これに引続き前述した特徴色カウント範囲
及びテンプレートを転送する(ステップ103)。
【0148】次にホストコンピュータ2は画像読み取り
装置1に対してSCANコマンドを発行する。これによ
り画像読み取り装置1は駆動源(図2における駆動源
8)の回転などを開始し画像読み取りの準備を行う(ス
テップ104)。
【0149】次にホストコンピュータ2は画像読み取り
装置1に対してGET PIXELNUMBERコマン
ドを発行する。このコマンドを受信した画像読み取り装
置1は、ステップ102で受け取った画像サイズと読み
取り解像度から、実際の1ライン当たりの画素数、デー
タ量などを計算し、その結果をホストコンピュータ2に
返す(ステップ105)。このようにSET WIND
OWコマンドで指定された読み取り条件に対して、読み
取り装置側で実際の設定値を返すことで、例えばホスト
コンピュータの要求した読み取り範囲の指定値が、画像
読み取り装置の扱う精度より高い場合などに装置間の整
合をとることができる(ホストコンピュータは画像読み
取り装置から返された値に従う)。
【0150】次にホストコンピュータ2は画像読み取り
装置1に対してGET DATABUFFER STA
TUSコマンドを発行する。このコマンドを受信した画
像読み取り装置1は、未だ転送されていない画像データ
量及び特徴量の量をホストコンピュータ2に返す(ステ
ップ106)。
【0151】次に、ホストコンピュータ2は、ステップ
101で少なくとも画像データを出力するよう画像読み
取り装置1に指示を出している場合は、READ(1)
コマンドを発行し、所定量の画像データを画像読み取り
装置1から受信する(ステップ107)。
【0152】次に、ホストコンピュータ2は、ステップ
101で少なくとも画像の局所的特徴量を出力するよう
画像読み取り装置1に指示を出している場合は、REA
D(2)コマンドを発行し、所定量の画像の局所的特徴
量を画像読み取り装置1から受信する(ステップ10
8)。
【0153】このステップ106からステップ108の
処理は、ステップ106において、転送すべき残データ
がないと判断するまで繰り返し行なわれる。
【0154】さて、以上述べてきたように、実施の形態
1では、ホストコンピュータ2が画像データと画像の局
所的特徴量の両方を取得する場合には、画像データと画
像の局所的特徴量の取得を交互に繰り返す。例えばLE
TTERサイズの原稿を考えると、画像の局所的特徴量
は600バイト程度であり、もしこれを一括転送する場
合は、画像の読み取りが終了するまで、バッファ58に
格納する必要があるし、原稿サイズが大きくなった場合
には、最大原稿サイズまで拡張せねばならない。しかし
画像データと画像の局所的特徴量を交互に出力すること
で、画像読み取り装置側のバッファ58は約40バイト
程度で済むようになる。これはメモリというよりレジス
タと呼んでも差し支えないほどの容量であり、ハードウ
ェアは簡単に実現できる。更に画像データと画像の局所
的特徴量を交互に取得することで、ホストコンピュータ
2は取得した画像の局所的特徴量を順次処理することが
できるので、画像データの読み取りをスタートしてか
ら、特定画像を判定するまでの所用時間を実質的に短縮
できるという効果もある。
【0155】以上述べてきた手順に従って、画像データ
及び画像の局所的特徴量は画像読み取り装置1からホス
トコンピュータ2へと渡される。
【0156】(ホストコンピュータによる特定画像の認
識について)図17はホストコンピュータ2の全体構成
を示す図である。
【0157】図17において80はインタフェースであ
り画像読み取り装置1に対してコマンドを出力したり、
画像データや画像の局所的特徴量を受信する。なおイン
タフェース80にはキーボードやマウスからの情報を受
け取るシリアルインタフェースも含むがこれらは省略し
ている。81は作業メモリでありRAMで構成されてい
る。82はデータバスであり、ホストコンピュータ2内
部の各モジュール間の通信は全てこのバスを介して行な
われる。83はハードディスク装置などのストレージで
あり、入力されたデータを処理するためのアプリケーシ
ョンプログラムが格納されている。また画像読み取り装
置1で読み取った画像データは一旦作業メモリ81に格
納されたあと、使用者の指示に基づいてストレージ83
に格納することもできる。84はビデオメモリであり表
示用のデータが格納されている。85はCRTなどの表
示装置でありビデオメモリ84に格納されたデータを表
示する。86はCPUであり、ホストコンピュータ2の
全体動作を制御したり、作業メモリ81に格納されてい
るプログラムを実行し入力されたデータを処理する。8
7はROMであり、ホストコンピュータ2の電源を立ち
上げた際に最初に起動されるプログラムが格納されてい
る。
【0158】以降ホストコンピュータ2による特定画像
の認識過程について図17、図18、図19、図20、
図21、図22、図23を用いて説明する。
【0159】以降の説明では、簡単のためホストコンピ
ュータ2は画像の局所的特徴量を全て取得しているとす
る。もちろんこの過程は途中で分断し、次の画像の局所
的特徴量が得られた時点で再開することができる。
【0160】前述した画像の局所的特徴量は、画像読み
取り装置1からホストコンピュータ2のインタフェース
80に渡され、作業メモリ81に格納される。
【0161】図18は、作業メモリ81内のデータ構成
を示した図である。図中、TN(n)はそれぞれ各ブロ
ックに対して求められた特徴ベクトルに最も近いテンプ
レート番号である。またD(n)はそれぞれ各ブロック
に対して求められた、特徴ベクトルとこれに最も近いテ
ンプレートとの距離DminもしくはDmaxである。
図19に実際の特定画像の各ブロックに対して与えられ
るTN(n)とD(n)のイメージを示す。
【0162】図19(a)は特定画像を含んだ画像、同
(b)は各ブロックに対するTN(n)の値を示したも
ので、ここではテンプレートの番号は最大254として
おり、テンプレートとして定義されてない番号は254
+1=255とする。同(c)は各ブロックに対するD
(n)の値を示したものであり、図中の00の部分はD
maxもしくはそれに近い値を示し、特定画像と色味が
全く似ていない画像だということを意味する。また図中
の02はDminであり、特徴ベクトルとテンプレート
間の距離の値が0またはそれに近い値、即ち特定画像に
色味が非常に類似した画像を意味している。また図中の
01部分はその中間の値、即ち曖昧な画像を意味してい
る。
【0163】ホストコンピュータ2は作業メモリ81上
に展開されたTN(n)とD(n)の分布状態と、後述
するフレームマスクとに基き特定画像の有無判定を行
う。
【0164】まず最初にD(n)を用いて行うフレーム
判定処理について説明する。フレーム判定処理では、複
数の隣接ブロックの集まりを1つのフレームとし、フレ
ームは、その中心位置が入力画像左上から水平、垂直方
向に1ブロック単位にシフトするようにしながら処理を
行う。
【0165】次にフレームマスクについて図20を用い
て説明する。図20はフレームマスクの構造を示す図で
ある。フレームマスクとはフレームを構成するブロック
にマスクをかけるもので、図20に示すようにマスク角
度の異なるものを複数用意する。図20において、斜線
付き四角がマスクブロック、白四角が非マスクブロック
を示し、前者を0、後者を1の2値で表したコードを、
プログラムの一部としてホストコンピュータ2のストレ
ージ83に収めておく。
【0166】図21はフレーム処理における、1つのフ
レームに対する処理内容を示すフローチャートである。
【0167】まずフレーム中央のブロックに対して、特
徴ベクトルと選択されたテンプレートとの距離D(n)
を読み込み、閾値Th1と比較し、閾値Th1より大き
い(距離が遠い)場合はこのフレームに対しては特定画
像はなかったものとし、次のフレームに移動する。もし
閾値Th1以下(距離が近い)のときはフレームマスク
の1つを取得する(ステップ201、ステップ20
2)。
【0168】取得したフレームマスクを1ブロック毎に
順次見て行き、マスクブロックに対しては以下の処理を
飛ばし、非マスクブロックに対してはそれに対応するブ
ロックのD(n)を作業用RAM64から取得する(ス
テップ203、ステップ204)。
【0169】取得したD(n)はDsumに逐次加算し
(ステップ205)、また、処理を行ったブロック数を
カウントするカウンタ値Bnumをインクリメントして
いく(ステップ206)。ステップ203からステップ
206までの処理をフレームを構成するブロックが終了
するまで行う(ステップ207)。ブロック数カウンタ
値Bnumと距離の総和Dsumより、平均距離Dme
anを求め(ステップ208)、これを閾値Th2と比
較する。Dmean≦Th2の場合には、画像中に特定
画像が含まれる可能性が高いと判断する(ステップ20
9)。また、Dmean>Th2の場合は特定画像はな
かったと判定し、フレームマスクを変えてステップ20
2〜209を繰り返す(ステップ210)。
【0170】上述したフレーム判定処理で処理している
画像中に特定画像が含まれる可能性が高いと判断された
場合は最終判定を行う。以降最終判定処理について図2
2と図23を用いて説明する。
【0171】図22は最終判定における回転角補正を示
す図である。最終判定には、各画像ブロックの特徴ベク
トルと最も距離が近いテンプレート番号が記述されたT
N(n)を用いる。しかしフレーム判定処理で切り出さ
れた画像には正置配置ではない特定画像が含まれる可能
性もある。
【0172】上述したフレーム判定処理のステップ20
9で、画像中に特定画像が含まれる可能性が高いと判定
された時点で用いられたフレームマスクの種類によっ
て、フレーム判定の段階で特定画像の配置されている角
度の見当をつけることができる。この情報に基づいてT
N(n)そのものを正置位置に配置しなおす。図22は
その状況を示すものであり、図中(a)は回転補正前、
(b)は回転補正後の状況を示している。各々の図で、
○印、□印、△印の位置が対応している。
【0173】次に図23を用いて最終判定処理を説明す
る。図23は最終判定におけるフレームとブロックと認
識処理の関係を示す図であり、前述した回転補正が行な
われた後を想定している。図中にある○印、□印、△印
は図22のものと対応している。図22(b)では正置
配置後のブロックは、一部階段状になっているが、最終
判定では図23に示すように、特定画像が正置配置され
たものとみなして処理を行う。
【0174】図23において、75はフレーム判定で特
定画像の存在する可能性が高いと判断されたフレームに
ついて、更にTN(n)が255(=テンプレート未定
義)以外の値を持つブロックの集合である。76は上記
ブロック集合に含まれるブロックであり、説明を容易に
するため各ブロック毎にテンプレートをヒストグラムと
して記載している。77は最終判定部であり、ニューラ
ルネットワークにて構成されている。78はニュラール
ネットワークの入力層を、79はニュラールネットワー
クの中間層を、80はニュラールネットワークの出力層
をそれぞれ示す。81は比較手段であり、出力層80か
ら出力される2つの出力を比較して大きい方を選択す
る。
【0175】さて回転補正により、正置配置位置に変換
されたブロックは、それぞれテンプレート番号TN
(n)を持っている。テンプレート番号とは実際は、特
定画像に含まれる特徴ベクトルそのものであるから、こ
れらは、図23のブロック76のようにヒストグラムで
示すことができる。このヒストグラムの度数を最終判定
部77の入力層78に入力する。入力層78は一つの入
力ユニットについて、ヒストグララムが有する3次元情
報に対応するため3つのノードを有しており、ヒストグ
ラムの度数はそれぞれのノードに対して入力される。全
てのブロックについて対応したノードに度数入力を行
う。ニューラルネットワークは予め学習しておいた重み
付け演算により中間層79で演算がなされ、出力層80
では特定画像らしい度合いと、特定画像らしくない度合
いを出力する。最後に比較手段81で、より大きな度合
いを出力した方を選択して出力する。従って比較手段8
1の出力は、入力された画像が特定画像であるか否かの
2値出力となる。
【0176】以上の動作により特定画像の検出が可能と
なる。
【0177】(実施の形態1における画像読み取りシス
テムによる画像の読み取り手順について)以上説明して
きた画像読み取りシステムについて、以降画像読み取り
の手順について詳細に説明する。
【0178】まず概要を図17を用いて説明する。以下
の手順はすべてストレージ83に格納されている所定の
プログラムを起動することで、CPU86により実行さ
れる。
【0179】一般に画像読み取り装置1を制御して画像
を読み取る場合、プレスキャンモード(以降プレビュと
呼称する)で原稿全体を粗くスキャンニングしておき、
プレビュで得られた画像データはインタフェース80か
らデータバス82を介して作業メモリ81へ一旦格納さ
れた後、ビデオメモリ84にも転送され、表示装置85
に表示される。この表示された画面に基づき、図示しな
いマウスなどのポインティングデバイスを用いてトリミ
ング範囲を指定し、更にキーボードなどを用いて読み取
り解像度及びその他の読み取り条件を指定した上で、本
スキャンモード(以降単に本スキャンと呼称する)で画
像読み取り装置1を制御して画像データを得る。本スキ
ャンで得られた画像データは、インタフェース80から
データバス82を介して作業メモリ81に転送され、そ
の後作業メモリ81上で所定の画像処理を行って最終的
な画像データが得られる。この画像データはビデオメモ
リ84にも転送され、表示装置85で表示される。こう
して得られた画像データはストレージ83に格納して保
存したり、インタフェース80を介して他の装置に転送
することができる。
【0180】以下に図5、図16、図17及び図24を
用いて、画像読み取りシステムにおける画像の読み取り
手順について詳細に説明する。
【0181】図24は実施の形態1における、画像読み
取り手順を示すフローチャートである。
【0182】まず原稿全体を粗い解像度でプレビュする
(ステップ301)。実施の形態1におけるプレビュ解
像度は30dpiに設定されている。ホストコンピュー
タ2はインタフェース80を介して、MODE SEL
ECTコマンド及びSETWINDOWコマンドを出力
し、フルサイズ領域を30dpiで読み取って、画像デ
ータと画像の局所的特徴量の両方を出力するよう画像読
み取り装置1を制御する(SCSIコマンドに関しては
図16参照)。画像読み取り装置1はこれらのコマンド
を受信すると、原稿を75dpiの解像度で読み取り
(表2)で、30〜75dpiの実読み取り解像度は7
5dpiである旨記載している)、既に説明した第1解
像度変換部27(図5を参照)で30dpiに変換して
ホストコンピュータ2に出力すると共に、これも既に説
明した特徴量抽出手段37(図5を参照)で画像の局所
的特徴量を抽出してホストコンピュータ2に出力する。
【0183】次にホストコンピュータ2は受信した画像
データを表示する(ステップ302)と共に、順次入力
されてくる画像の局所的特徴量に基づき、既に詳細に説
明した手順に従って画像中に特定画像が含まれるか否か
を検出する(ステップ303)。
【0184】もしプレビュ画像中に特定画像が含まれて
いると判断した場合は、特定画像が検出されたことを示
す所定のメッセージを図17の表示装置85に表示して
(ステップ304)処理を終了する。
【0185】一方プレビュ画像中に特定画像が含まれて
いないと判断した場合は、表示されているプレビュ画像
に対して、図示しないポインティングデバイスで矩形の
トリミング範囲を示すことで本スキャンすべき読み取り
エリアを指定し(ステップ305)、図示しないキーボ
ードを用いて(マウスを用いてプルダウンメニューから
選択してもよい)読み取り解像度を指定する(ステップ
306)。更に必要に応じて他の読み取りモードを指定
する(ステップ307)。ステップ307における指定
には、例えば画像をカラーで読み取るかモノクロで読み
取るか指定するカラー/モノクロ指定、一画素あたりの
読み取り精度を何ビットにするか指定するビット精度指
定、トーンカーブの設定、明度やコントラストの設定、
ネガ読み取りを行うかポジ読み取りを行うか指定するネ
ガ/ポジ指定、読み取った画像データを直接プリンタに
転送して複写機のような動作を行わせる場合の倍率指
定、モアレを除去したりエッジを強調するためのフィル
タ種類の指定などが含まれる。
【0186】ステップ305、ステップ306、ステッ
プ307で設定された画像読み取り条件の一部は、MO
DE SELECTコマンドやSET WINDOWコ
マンドとして、ホストコンピュータ2からインタフェー
ス80を介して画像読み取り装置1に転送される。なお
本スキャンでは画像の局所的特徴量の出力はせずに、画
像データのみを出力するようにコマンドが出力される。
【0187】画像読み取り装置1は指定された画像読み
取り条件に従って本スキャンを実行し(ステップ30
8)、画像データを出力する。ホストコンピュータ2で
は転送されてきた画像データに対して、ステップ307
で指定された読み取りモードに従って、例えばトーンカ
ーブに従った画像のレベル変換、明度やコントラストの
調整などの画像処理を行う(ステップ309)。このよ
うに画像読み取り装置1から出力される画像データは、
一部は画像読み取り装置側で処理され、他はホストコン
ピュータ側で処理される。
【0188】一般に高速性が要求される処理(例えば乗
算が必要なフィルタなど)はハードウェアのメリットが
活かせる画像読み取り装置側で、ルックアップテーブル
へのアクセスで可能な簡易な処理(例えばトーンカーブ
に基づく画像のレベル変換など)はホストコンピュータ
側で行う場合が多いが、最終的には画像読み取り装置に
要求される性能や、かけられるコストに応じて各画像処
理を画像読み取り装置側、ホストコンピュータ側のどち
らで行うかが決めらる。
【0189】実施の形態1では、ステップ307で行な
われる読み取りモードの指定のうち、カラー/モノクロ
指定、ビット精度指定に基づく処理、およびフィルタ処
理は画像読み取り装置側で行わせ、トーンカーブ設定、
明度やコントラスト設定、ネガ/ポジ指定、倍率指定に
基づく処理はホストコンピュータ側で行っている。
【0190】これらの画像処理が完了した画像データは
画像表示装置85にて表示され(ステップ310)、一
連の処理が終了する。
【0191】以上述べてきた画像読み取り手順によれ
ば、プレビュの時点で原稿中に特定画像が含まれるか否
かを判断し、もしプレビュ画像に特定画像が含まれる場
合は、本スキャンそのものを禁止するため、本スキャン
で特定画像を読み取ることが困難になる。これによって
偽造行為を防止できる。
【0192】これをホストコンピュータ2上で動作する
プログラムの観点から言えば、ストレージ83に保存し
たり、インタフェース80を介して転送できる画像デー
タを、本スキャンされた画像に限定し、更にプレビュ画
像を他のアプリケーションからアクセスできなくしてお
くことで、特定画像をホストコンピュータ2に取り込む
ことが事実上困難となる。
【0193】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2について図面を参照しながら説明する。
【0194】実施の形態2は、実施の形態1に対して画
像読み取りシステムによる画像読み取り手順が異なるだ
けで、画像読み取りシステムの構成、画像読み取り装置
の構成、画像読み取り装置のハードウェア、画像の局所
的特徴量の抽出過程、ホストコンピュータにおける特定
画像の認識過程などは共通するため、説明を省略する。
【0195】(実施の形態2における画像読み取りシス
テムによる画像の読み取り手順について)実施の形態2
における、画像読み取りの手順について詳細に説明す
る。
【0196】まず概要を図17を用いて説明する。以下
の手順はすべてストレージ83に格納されている所定の
プログラムを起動することで、CPU86により実行さ
れる。
【0197】一般に画像読み取り装置1を制御して画像
を読み取る場合、プレスキャンモード(以降プレビュと
呼称する)で原稿全体を粗くスキャンニングしておき、
プレビュで得られた画像データはインタフェース80か
らデータバス82を介して作業メモリ81へ一旦格納さ
れた後、ビデオメモリ84にも転送され、表示装置85
に表示される。この表示された画面に基づき、図示しな
いマウスなどのポインティングデバイスを用いてトリミ
ング範囲を指定し、更にキーボードなどを用いて読み取
り解像度及びその他の読み取り条件を指定した上で、本
スキャンモード(以降単に本スキャンと呼称する)で画
像読み取り装置1を制御して画像データを得る。本スキ
ャンで得られた画像データは、インタフェース80から
データバス82を介して作業メモリ81に転送され、そ
の後作業メモリ81上で所定の画像処理を行って最終的
な画像データが得られる。この画像データはビデオメモ
リ84にも転送され、表示装置85で表示される。こう
して得られた画像データはストレージ83に格納して保
存したり、インタフェース80を介して他の装置に転送
することができる。
【0198】以下に図5、図16、図17及び図25を
用いて、画像読み取りシステムにおける画像の読み取り
手順について詳細に説明する。
【0199】図25は実施の形態2における、画像読み
取り手順を示すフローチャートである。
【0200】まず原稿全体を粗い解像度でプレビュする
(ステップ401)。実施の形態2におけるプレビュ解
像度は30dpiに設定されている。ホストコンピュー
タ2はインタフェース80を介して、MODE SEL
ECTコマンド及びSETWINDOWコマンドを出力
し、フルサイズ領域を30dpiで読み取って、画像デ
ータと画像の局所的特徴量の両方を出力するよう画像読
み取り装置1を制御する(SCSIコマンドに関しては
図16参照)。画像読み取り装置1はこれらのコマンド
を受信すると、原稿を75dpiの解像度で読み取り
(表2)で、30〜75dpiの実読み取り解像度は7
5dpiである旨記載している)、既に説明した第1解
像度変換部27(図5を参照)で30dpiに変換して
ホストコンピュータ2に出力すると共に、これも既に説
明した特徴量抽出手段37(図5を参照)で画像の局所
的特徴量を抽出してホストコンピュータ2に出力する。
【0201】次にホストコンピュータ2は受信した画像
データを表示する(ステップ402)と共に、順次入力
されてくる画像の局所的特徴量に基づき、既に詳細に説
明した手順に従って画像中に特定画像が含まれるか否か
を検出する。この検出は表示過程と並列に処理される。
【0202】次に表示されているプレビュ画像に対し
て、図示しないポインティングデバイスで矩形のトリミ
ング範囲を示すことで本スキャンすべき読み取りエリア
を指定し(ステップ403)、図示しないキーボードを
用いて(マウスを用いてプルダウンメニューから選択し
てもよい)読み取り解像度を指定する(ステップ40
4)。更に必要に応じて他の読み取りモードを指定する
(ステップ405)。ステップ405における指定に
は、例えば画像をカラーで読み取るかモノクロで読み取
るか指定するカラー/モノクロ指定、一画素あたりの読
み取り精度を何ビットにするか指定するビット精度指
定、トーンカーブの設定、明度やコントラストの設定、
ネガ読み取りを行うかポジ読み取りを行うか指定するネ
ガ/ポジ指定、読み取った画像データを直接プリンタに
転送して複写機のような動作を行わせる場合の倍率指
定、モアレを除去したりエッジを強調するためのフィル
タ種類の指定などが含まれる。
【0203】もしプレビュ画像中に特定画像が含まれて
いると判断した場合は(ステップ406)、ステップ4
04で指定された読み取り解像度がスキャン禁止条件を
満たすかどうかをチェックする(ステップ407)。実
施の形態2では、スキャン禁止条件はプリスキャンにお
ける解像度、即ち30dpiより高い解像度を指定して
いるが、一般的に複写禁止原稿に対して偽造を成立させ
るには、原稿の細部を再現可能な解像度で原稿を読み取
る必要があるため、スキャン禁止条件として特定の解像
度範囲を設定することも可能である。例えば150dp
i以上の解像度で読み取ることを禁止条件とすることも
できる。
【0204】さてステップ406でプレビュした画像デ
ータに特定画像が含まれると判断され、かつステップ4
07で指定された読み取り解像度が、上述したスキャン
禁止条件を満たす場合は、ステップ404に戻る。ここ
では、禁止条件を満たさない読み取り解像度に設定する
ようにユーザに対して注意を促す表示を行うことも可能
である。
【0205】他方ステップ406でプレビュした画像デ
ータに特定画像が含まれないと判定された場合、または
ステップ407で指定された読み取り解像度がスキャン
禁止条件を満たさないと判断された場合は、ステップ4
03、ステップ404、ステップ405で設定された画
像読み取り条件の一部を、MODE SELECTコマ
ンドやSET WINDOWコマンドとして、ホストコ
ンピュータ2からインタフェース80を介して画像読み
取り装置1に転送する。なお本スキャンでは画像の局所
的特徴量の出力はせずに、画像データのみを出力するよ
うにコマンドが出力される。
【0206】画像読み取り装置1は指定された画像読み
取り条件に従って本スキャンを実行し(ステップ40
8)、画像データを出力する。ホストコンピュータ2で
は転送されてきた画像データに対して、ステップ405
で指定された読み取りモードに従って、例えばトーンカ
ーブに従った画像のレベル変換、明度やコントラストの
調整などの画像処理を行う(ステップ409)。このよ
うに画像読み取り装置1から出力される画像データは、
一部は画像読み取り装置側で処理され、他はホストコン
ピュータ側で処理される。
【0207】一般に高速性が要求される処理(例えば乗
算が必要なフィルタなど)はハードウェアのメリットが
活かせる画像読み取り装置側で、ルックアップテーブル
へのアクセスで可能な簡易な処理(例えばトーンカーブ
に基づく画像のレベル変換など)はホストコンピュータ
側で行う場合が多いが、最終的には画像読み取り装置に
要求される性能や、かけられるコストに応じて各画像処
理を画像読み取り装置側、ホストコンピュータ側のどち
らで行うかが決めらる。
【0208】実施の形態2では、ステップ405で行な
われる読み取りモードの指定のうち、カラー/モノクロ
指定、ビット精度指定に基づく処理、およびフィルタ処
理は画像読み取り装置側で行わせ、トーンカーブ設定、
明度やコントラスト設定、ネガ/ポジ指定、倍率指定に
基づく処理はホストコンピュータ側で行っている。
【0209】これらの画像処理が完了した画像データは
画像表示装置85にて表示され(ステップ410)、一
連の処理が終了する。
【0210】以上述べてきた画像読み取り手順によれ
ば、プレビュの時点で原稿中に特定画像が含まれるか否
かを判断し、もしプレビュ画像に特定画像が含まれる場
合は、本スキャンにおける読み取り解像度に制限を加え
るため、本スキャンで偽造に耐える精度を持つ特定画像
を読み取ることが困難になる。これによって偽造行為を
防止できる。
【0211】これをホストコンピュータ2上で動作する
プログラムの観点から言えば、ストレージ83に保存し
たり、インタフェース80を介して転送できる画像デー
タを、本スキャンされた画像に限定し、更にプレビュ画
像を他のアプリケーションからアクセスできなくしてお
くことで、解像度の高い、即ち偽造に用いることが可能
な特定画像データをホストコンピュータ2に取り込むこ
とが事実上困難となる。
【0212】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3について図面を参照しながら説明する。
【0213】実施の形態3は、実施の形態1に対して画
像読み取りシステムによる画像読み取り手順が異なるだ
けで、画像読み取りシステムの構成、画像読み取り装置
の構成、画像読み取り装置のハードウェア、画像の局所
的特徴量の抽出過程、ホストコンピュータにおける特定
画像の認識過程などは共通するため、説明を省略する。
【0214】(実施の形態3における画像読み取りシス
テムによる画像の読み取り手順について)実施の形態3
における、画像読み取りの手順について詳細に説明す
る。
【0215】まず概要を図17を用いて説明する。以下
の手順はすべてストレージ83に格納されている所定の
プログラムを起動することで、CPU86により実行さ
れる。
【0216】一般に画像読み取り装置1を制御して画像
を読み取る場合、プレスキャンモード(以降プレビュと
呼称する)で原稿全体を粗くスキャンニングしておき、
プレビュで得られた画像データはインタフェース80か
らデータバス82を介して作業メモリ81へ一旦格納さ
れた後、ビデオメモリ84にも転送され、表示装置85
に表示される。この表示された画面に基づき、図示しな
いマウスなどのポインティングデバイスを用いてトリミ
ング範囲を指定し、更にキーボードなどを用いて読み取
り解像度及びその他の読み取り条件を指定した上で、本
スキャンモード(以降単に本スキャンと呼称する)で画
像読み取り装置1を制御して画像データを得る。本スキ
ャンで得られた画像データは、インタフェース80から
データバス82を介して作業メモリ81に転送され、そ
の後作業メモリ81上で所定の画像処理を行って最終的
な画像データが得られる。この画像データはビデオメモ
リ84にも転送され、表示装置85で表示される。こう
して得られた画像データはストレージ83に格納して保
存したり、インタフェース80を介して他の装置に転送
することができる。
【0217】以下に図5、図16、図17及び図26を
用いて、画像読み取りシステムにおける画像の読み取り
手順について詳細に説明する。
【0218】図26は実施の形態3における、画像読み
取り手順を示すフローチャートである。
【0219】まず原稿全体を粗い解像度でプレビュする
(ステップ501)。実施の形態3におけるプレビュ解
像度は30dpiに設定されている。ホストコンピュー
タ2はインタフェース80を介して、MODE SEL
ECTコマンド及びSETWINDOWコマンドを出力
し、フルサイズ領域を30dpiで読み取って、画像デ
ータと画像の局所的特徴量の両方を出力するよう画像読
み取り装置1を制御する(SCSIコマンドに関しては
図16参照)。画像読み取り装置1はこれらのコマンド
を受信すると、原稿を75dpiの解像度で読み取り
(表2)で、30〜75dpiの実読み取り解像度は7
5dpiである旨記載している)、既に説明した第1解
像度変換部27(図5を参照)で30dpiに変換して
ホストコンピュータ2に出力すると共に、これも既に説
明した特徴量抽出手段37(図5を参照)で画像の局所
的特徴量を抽出してホストコンピュータ2に出力する。
【0220】次にホストコンピュータ2は受信した画像
データを表示する(ステップ502)と共に、順次入力
されてくる画像の局所的特徴量に基づき、既に詳細に説
明した手順に従って画像中に特定画像が含まれるか否か
を検出する。この検出は表示過程と並列に処理される。
【0221】次に表示されているプレビュ画像に対し
て、図示しないポインティングデバイスで矩形のトリミ
ング範囲を示すことで本スキャンすべき読み取りエリア
を指定し(ステップ503)、図示しないキーボードを
用いて(マウスを用いてプルダウンメニューから選択し
てもよい)読み取り解像度を指定する(ステップ50
4)。更に必要に応じて他の読み取りモードを指定する
(ステップ505)。ステップ505における指定に
は、例えば画像をカラーで読み取るかモノクロで読み取
るか指定するカラー/モノクロ指定、一画素あたりの読
み取り精度を何ビットにするか指定するビット精度指
定、トーンカーブの設定、明度やコントラストの設定、
ネガ読み取りを行うかポジ読み取りを行うか指定するネ
ガ/ポジ指定、読み取った画像データを直接プリンタに
転送して複写機のような動作を行わせる場合の倍率指
定、モアレを除去したりエッジを強調するためのフィル
タ種類の指定などが含まれる。
【0222】もしプレビュ画像中に特定画像が含まれて
いると判断した場合は(ステップ506)、ステップ5
05でなされたカラー/モノクロ指定の指定結果にかか
らわず、強制的に読み取りモードをモノクロ読み取りに
再設定する(ステップ506)。一方プレビュ画像中に
特定画像が含まれていない場合はステップ506はパス
され、ステップ503、ステップ504、ステップ50
5で設定された画像読み取り条件の一部を、MODE
SELECTコマンドやSET WINDOWコマンド
として、ホストコンピュータ2からインタフェース80
を介して画像読み取り装置1に転送する。なお本スキャ
ンでは画像の局所的特徴量の出力はせずに、画像データ
のみを出力するようにコマンドが出力される。
【0223】画像読み取り装置1は指定された画像読み
取り条件に従って本スキャンを実行し(ステップ50
8)、画像データを出力する。
【0224】ホストコンピュータ2では転送されてきた
画像データに対して、ステップ505で指定された読み
取りモードに従って、例えばトーンカーブに従った画像
のレベル変換、明度やコントラストの調整などの画像処
理を行う(ステップ509)。このように画像読み取り
装置1から出力される画像データは、一部は画像読み取
り装置側で処理され、他はホストコンピュータ側で処理
される。実施の形態3では、特定画像が検出された場合
は、モノクロ画像しか読み取ることができないため、そ
の場合はステップ509の処理はモノクロ処理のみに限
定される。
【0225】さて一般に高速性が要求される処理(例え
ば乗算が必要なフィルタなど)はハードウェアのメリッ
トが活かせる画像読み取り装置側で、ルックアップテー
ブルへのアクセスで可能な簡易な処理(例えばトーンカ
ーブに基づく画像のレベル変換など)はホストコンピュ
ータ側で行う場合が多いが、最終的には画像読み取り装
置に要求される性能や、かけられるコストに応じて各画
像処理を画像読み取り装置側、ホストコンピュータ側の
どちらで行うかが決めらる。
【0226】実施の形態3では、ステップ505で行な
われる読み取りモードの指定のうち、カラー/モノクロ
指定、ビット精度指定に基づく処理、およびフィルタ処
理は画像読み取り装置側で行わせ、トーンカーブ設定、
明度やコントラスト設定、ネガ/ポジ指定、倍率指定に
基づく処理はホストコンピュータ側で行っている。
【0227】これらの画像処理が完了した画像データは
画像表示装置85にて表示され(ステップ510)、一
連の処理が終了する。
【0228】以上述べてきた画像読み取り手順によれ
ば、プレビュの時点で原稿中に特定画像が含まれるか否
かを判断し、もしプレビュ画像に特定画像が含まれる場
合は、本スキャンにおいてモノクロ画像しか読み取れな
くなり、実質的に特定画像を読み取ることが困難にな
る。これによって偽造行為を防止できる。
【0229】これをホストコンピュータ2上で動作する
プログラムの観点から言えば、ストレージ83に保存し
たり、インタフェース80を介して転送できる画像デー
タを、本スキャンされた画像に限定し、更にプレビュ画
像を他のアプリケーションからアクセスできなくしてお
くことで、特定画像データをカラーデータとしてホスト
コンピュータ2に取り込むことが事実上困難となる。
【0230】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4について図面を参照しながら説明する。
【0231】実施の形態4は、実施の形態1対して画像
読み取りシステムによる画像読み取り手順、及びホスト
コンピュータ2における本スキャン画像データに対する
処理が異なるだけで、画像読み取りシステムの構成、画
像読み取り装置の構成、画像読み取り装置のハードウェ
ア、画像の局所的特徴量の抽出過程、ホストコンピュー
タにおける特定画像の認識過程などは共通するため、説
明を省略する。
【0232】(実施の形態4における画像読み取りシス
テムによる画像の読み取り手順について)実施の形態4
における、画像読み取りの手順について詳細に説明す
る。
【0233】まず概要を図17を用いて説明する。以下
の手順はすべてストレージ83に格納されている所定の
プログラムを起動することで、CPU86により実行さ
れる。
【0234】一般に画像読み取り装置1を制御して画像
を読み取る場合、プレスキャンモード(以降プレビュと
呼称する)で原稿全体を粗くスキャンニングしておき、
プレビュで得られた画像データはインタフェース80か
らデータバス82を介して作業メモリ81へ一旦格納さ
れた後、ビデオメモリ84にも転送され、表示装置85
に表示される。この表示された画面に基づき、図示しな
いマウスなどのポインティングデバイスを用いてトリミ
ング範囲を指定し、更にキーボードなどを用いて読み取
り解像度及びその他の読み取り条件を指定した上で、本
スキャンモード(以降単に本スキャンと呼称する)で画
像読み取り装置1を制御して画像データを得る。本スキ
ャンで得られた画像データは、インタフェース80から
データバス82を介して作業メモリ81に転送され、そ
の後作業メモリ81上で所定の画像処理を行って最終的
な画像データが得られる。この画像データはビデオメモ
リ84にも転送され、表示装置85で表示される。こう
して得られた画像データはストレージ83に格納して保
存したり、インタフェース80を介して他の装置に転送
することができる。
【0235】以下に図5、図16、図17及び図27を
用いて、画像読み取りシステムにおける画像の読み取り
手順について詳細に説明する。
【0236】図27は実施の形態4における、画像読み
取り手順を示すフローチャートである。
【0237】まず原稿全体を粗い解像度でプレビュする
(ステップ601)。実施の形態4におけるプレビュ解
像度は30dpiに設定されている。ホストコンピュー
タ2はインタフェース80を介して、MODE SEL
ECTコマンド及びSETWINDOWコマンドを出力
し、フルサイズ領域を30dpiで読み取って、画像デ
ータと画像の局所的特徴量の両方を出力するよう画像読
み取り装置1を制御する(SCSIコマンドに関しては
図16参照)。画像読み取り装置1はこれらのコマンド
を受信すると、原稿を75dpiの解像度で読み取り
(表2)で、30〜75dpiの実読み取り解像度は7
5dpiである旨記載している)、既に説明した第1解
像度変換部27(図5を参照)で30dpiに変換して
ホストコンピュータ2に出力すると共に、これも既に説
明した特徴量抽出手段37(図5を参照)で画像の局所
的特徴量を抽出してホストコンピュータ2に出力する。
【0238】次にホストコンピュータ2は受信した画像
データを表示する(ステップ602)と共に、順次入力
されてくる画像の局所的特徴量に基づき、既に詳細に説
明した手順に従って画像中に特定画像が含まれるか否か
を検出する。この検出は表示過程と並列に処理される。
【0239】次に表示されているプレビュ画像に対し
て、図示しないポインティングデバイスで矩形のトリミ
ング範囲を示すことで本スキャンすべき読み取りエリア
を指定し(ステップ603)、図示しないキーボードを
用いて(マウスを用いてプルダウンメニューから選択し
てもよい)読み取り解像度を指定する(ステップ60
4)。更に必要に応じて他の読み取りモードを指定する
(ステップ605)。ステップ605における指定に
は、例えば画像をカラーで読み取るかモノクロで読み取
るか指定するカラー/モノクロ指定、一画素あたりの読
み取り精度を何ビットにするか指定するビット精度指
定、トーンカーブの設定、明度やコントラストの設定、
ネガ読み取りを行うかポジ読み取りを行うか指定するネ
ガ/ポジ指定、読み取った画像データを直接プリンタに
転送して複写機のような動作を行わせる場合の倍率指
定、モアレを除去したりエッジを強調するためのフィル
タ種類の指定などが含まれる。
【0240】次にステップ603、ステップ604、ス
テップ605で設定された画像読み取り条件の一部を、
MODE SELECTコマンドやSET WINDO
Wコマンドとして、ホストコンピュータ2からSCSI
を介して画像読み取り装置1に転送する。なお本スキャ
ンでは画像の局所的特徴量の出力はせずに、画像データ
のみを出力するようにコマンドが出力される。
【0241】画像読み取り装置1は指定された画像読み
取り条件に従って本スキャンを実行し(ステップ60
6)、画像データを出力する。ホストコンピュータ2は
画像データを受信すると、これを作業メモリ81に格納
する。
【0242】もしプレビュ画像中に特定画像が含まれて
いると判断した場合は(ステップ607)、予め定めら
れた特定の偽造防止用の画像処理を行い(ステップ60
8)、一方プレビュ画像中に特定画像が含まれていない
場合は、ステップ605で指定された画像処理を実行す
る(ステップ609)。プレビュ画像中に特定画像が含
まれていない場合は、ホストコンピュータ2では転送さ
れてきた画像データに対して、ステップ605で指定さ
れた読み取りモードに従って、例えばトーンカーブに従
った画像のレベル変換、明度やコントラストの調整など
の画像処理を行う。
【0243】これらの画像処理が完了した画像データは
画像表示装置85にて表示され(ステップ610)、一
連の処理が終了する。
【0244】次にステップ608で行う偽造防止用の画
像処理について詳細に説明する。
【0245】図28は偽造防止用の第1の画像処理内容
を示す図である。
【0246】図28(a)は偽造防止用の画像のレベル
変換内容を示すものである。一般的に複写を禁止されて
いる特定画像は、例えば紙幣における透かし部分のよう
に、明度の高い領域が広い面積を占めている場合が多
い。このような画像に対して高明度部を低明度に変換す
ることで、例えば透かし部分は、非常に黄色味を帯びた
色にすることができる。当然このような画像を印画した
場合は、偽造物であることが一目で分かる。さて実施の
形態4では、偽造防止用の画像処理は輝度系で行ってい
るが、画像データをプリントする際に、濃度変換後の画
像データに対して、低濃度部の濃度を上昇させるように
処理しても同様な効果が得られる。
【0247】更に図28(b)のように、(a)の変換
テーブルをステップ状にすると更に高い偽造防止効果が
得られる。最近はフォトレタッチソフトが容易に入手で
き、一旦レベル変換された画像を、誤差は生じるものの
逆変換することが可能になった。しかし(b)のように
ステップ状に変換すると、データの下位ビットが切り捨
てられるため(即ち再量子化により情報量が失われてい
る)、正常な逆変換を困難にできる。
【0248】以上述べてきた画像読み取り手順によれ
ば、プレビュの時点で原稿中に特定画像が含まれるか否
かを判断し、もしプレビュ画像に特定画像が含まれる場
合は、本スキャンにおいて得られた画像にレベル変換処
理を行う。これによって得られた画像データを印画して
も正常な画像を得ることが困難となり、偽造行為を防止
できる。
【0249】図29は偽造防止用の第2の画像処理内容
を示す図である。
【0250】図29は偽造防止用の画像処理に用いる偽
造防止パターンを示す図である。図29において90は
画像を所定数の画素単位に分割したセルを、91は各セ
ル内に配置される画素を示す。
【0251】実施の形態4では、4×4画素で構成され
る各セル90を定義し、このセル内の画素91を元の画
素値に拘らずイエローに変換している(明度系で言え
ば、R、G、B信号のうちB信号を最小値0に、R、G
は最大値FFにする。以降イエローパターンと呼称す
る)。このように1画素の色が変換されたセルを予め定
められた周期で配置することで、目視では識別困難なパ
ターンを画像中に埋め込むことができる。またイエロー
パターンはセルの配置を変えることで、企業名や製造番
号を埋め込むこともできる。
【0252】このようなイエローパターンが埋め込まれ
た画像をプリントした場合、パターン配置状態から画像
を読み取った装置が追跡できる。
【0253】更に、図29の画素91に対して、画像デ
ータのLSBを0に、その他の画素に対しては画像デー
タのLSBを1にするようなパターン(以降LSBパタ
ーンと呼称する)を埋め込むこともできる。このパター
ンは目視では絶対に検出できず、プリントアウト画像か
らの検出も困難である。しかしLSBパターンは、特定
画像がデジタルデータとして存在する限り検出可能なの
で、ホストコンピュータからインターネットなどを介し
て、特定画像のデータが流出した場合などの経路を特定
できる。もちろんLSBパターンのように単純なもので
なく、暗号化されたコードを埋め込むことも可能であ
る。
【0254】このような特定のパターンを元画像に埋め
込むことで、間接的に偽造行為を抑制することが可能と
なる。
【0255】(実施の形態5)以下、本発明の実施の形
態5について図面を参照しながら説明する。
【0256】実施の形態1対して、実施の形態5は画像
読み取りシステムによる画像読み取り手順が異なるだけ
で、画像読み取りシステムの構成、画像読み取り装置の
構成、画像読み取り装置のハードウェア、画像の局所的
特徴量の抽出過程、ホストコンピュータにおける特定画
像の認識過程などは共通するため、説明を省略する。
【0257】(実施の形態5における画像読み取りシス
テムによる画像の読み取り手順について)実施の形態5
における、画像読み取りの手順について詳細に説明す
る。
【0258】まず概要を図17を用いて説明する。以下
の手順はすべてストレージ83に格納されている所定の
プログラムを起動することで、CPU86により実行さ
れる。
【0259】一般に画像読み取り装置1を制御して画像
を読み取る場合、プレスキャンモード(以降プレビュと
呼称する)で原稿全体を粗くスキャンニングしておき、
プレビュで得られた画像データはインタフェース80か
らデータバス82を介して作業メモリ81へ一旦格納さ
れた後、ビデオメモリ84にも転送され、表示装置85
に表示される。この表示された画面に基づき、図示しな
いマウスなどのポインティングデバイスを用いてトリミ
ング範囲を指定し、更にキーボードなどを用いて読み取
り解像度及びその他の読み取り条件を指定した上で、本
スキャンモード(以降単に本スキャンと呼称する)で画
像読み取り装置1を制御して画像データを得る。本スキ
ャンで得られた画像データは、インタフェース80から
データバス82を介して作業メモリ81に転送され、そ
の後作業メモリ81上で所定の画像処理を行って最終的
な画像データが得られる。この画像データはビデオメモ
リ84にも転送され、表示装置85で表示される。こう
して得られた画像データはストレージ83に格納して保
存したり、インタフェース80を介して他の装置に転送
することができる。
【0260】以下に図5、図16、図17及び図30を
用いて、画像読み取りシステムにおける画像の読み取り
手順について詳細に説明する。
【0261】図30は実施の形態5における、画像読み
取り手順を示すフローチャートである。
【0262】まず原稿全体を粗い解像度でプレビュする
(ステップ701)。実施の形態5におけるプレビュ解
像度は30dpiに設定されている。ホストコンピュー
タ2はインタフェース80を介して、MODE SEL
ECTコマンド及びSETWINDOWコマンドを出力
し、フルサイズ領域を30dpiで読み取って、画像デ
ータのみを出力するよう画像読み取り装置1を制御する
(SCSIコマンドに関しては図16参照)。画像読み
取り装置1はこれらのコマンドを受信すると、原稿を7
5dpiの解像度で読み取り(表2)で、30〜75d
piの実読み取り解像度は75dpiである旨記載して
いる)、既に説明した第1解像度変換部27(図5を参
照)で30dpiに変換してホストコンピュータ2に出
力する。
【0263】次にホストコンピュータ2は受信した画像
データを表示する(ステップ702)。
【0264】次に表示されているプレビュ画像に対し
て、図示しないポインティングデバイスで矩形のトリミ
ング範囲を示すことで本スキャンすべき読み取りエリア
を指定し(ステップ703)、図示しないキーボードを
用いて(マウスを用いてプルダウンメニューから選択し
てもよい)読み取り解像度を指定する(ステップ70
4)。更に必要に応じて他の読み取りモードを指定する
(ステップ705)。ステップ605における指定に
は、例えば画像をカラーで読み取るかモノクロで読み取
るか指定するカラー/モノクロ指定、一画素あたりの読
み取り精度を何ビットにするか指定するビット精度指
定、トーンカーブの設定、明度やコントラストの設定、
ネガ読み取りを行うかポジ読み取りを行うか指定するネ
ガ/ポジ指定、読み取った画像データを直接プリンタに
転送して複写機のような動作を行わせる場合の倍率指
定、モアレを除去したりエッジを強調するためのフィル
タ種類の指定などが含まれる。
【0265】次にステップ703、ステップ704、ス
テップ705で設定された画像読み取り条件の一部を、
MODE SELECTコマンドやSET WINDO
Wコマンドとして、ホストコンピュータ2からインタフ
ェース80を介して画像読み取り装置1に転送する。な
お本スキャンでは画像データと画像の局所的特徴量の両
方を出力するようにコマンドが出力される。
【0266】画像読み取り装置1は指定された画像読み
取り条件に従って本スキャンを実行し(ステップ60
6)、画像データを出力する。また画像読み取り装置1
はホストコンピュータ2からの指示に従って、所定量の
画像データを出力する毎に、画像の局所的特徴量を出力
し、全ての画像データおよび画像の局所的特徴量の出力
が終了するまで、これらのデータ出力を交互に行う。
【0267】ホストコンピュータ2は画像データを受信
すると、これを作業メモリ81に格納すると共に、画像
の局所的特徴量を受信すると、画像データとは異なる領
域に配置された作業メモリ81に格納する。
【0268】作業メモリ81に格納された画像の局所的
特徴量は、入力された順にCPU86によって解釈さ
れ、既に実施の形態1で詳細に述べた手順に従って、入
力される画像データに特定画像が含まれるか否かを検出
する。
【0269】もし本スキャン画像中に特定画像が含まれ
ていると判断した場合は(ステップ707)、予め定め
られた特定の偽造防止用の画像処理を行い(ステップ7
08)、一方本スキャン画像中に特定画像が含まれてい
ない場合は、ステップ705で指定された画像処理を実
行する(ステップ709)。本スキャン画像中に特定画
像が含まれていない場合は、ホストコンピュータ2では
転送されてきた画像データに対して、ステップ705で
指定された読み取りモードに従って、例えばトーンカー
ブに従った画像のレベル変換、明度やコントラストの調
整などの画像処理を行う。
【0270】これらの画像処理が完了した画像データは
画像表示装置85にて表示され(ステップ710)、一
連の処理が終了する。
【0271】ステップ708で行う偽造防止用の画像処
理は実施の形態4で詳細に述べた内容と同等なので説明
は省略するが、本スキャンの時点で原稿中に特定画像が
含まれるか否かを判断し、もし本スキャン画像に特定画
像が含まれる場合は、得られた画像に特定の加工を行
う。これによって得られた画像データを印画しても正常
な画像を得ることが困難となり、偽造行為を防止でき
る。更に特定のパターンを画像データに埋め込むこと
で、間接的に偽造行為を抑制することが可能となる。
【0272】(実施の形態6)以下、本発明の実施の形
態6について図面を参照しながら説明する。
【0273】(画像読み取りシステムの概要について)
図31は実施の形態6において、本発明を応用した画像
読み取りシステムの全体を示す図である。
【0274】図1において、1は画像読み取り装置であ
り原稿を読み取ってデジタルカラー画像データや、画像
中に含まれる特定画像を認識するための画像の局所的特
徴量を出力する。95は画像形成装置であり、例えばカ
ラーレーザビームプリンタなど記録紙に画像を形成する
ための装置である。3は例えば双方向パラレルインタフ
ェースやSCSI(Small Computer S
ystem Interface)などのインタフェー
スケーブルであり、画像読み取り装置1は画像形成装置
95とケーブル3で接続されている。96は画像形成装
置95に内蔵されたコントローラであり、インタフェー
スケーブル3を介して画像読み取り装置1に対して複数
種類のコマンドを出力し、画像データや画像の局所的特
徴量を入手する。
【0275】画像読み取り装置1の構成と動作、画像読
み取り装置1の光学系の詳細、画像読み取り装置1のハ
ードウェア構成、画像読み取り装置1で行なわれる画像
処理や特徴量抽出過程は、実施の形態1で既に詳細に説
明したので、説明を省略する。
【0276】図32はコントローラ96の構成を示す図
である。
【0277】図32において97はスキャナインタフェ
ース部であり、画像読み取り装置1に対するコマンドの
出力や、画像データの受信、画像の局所的特徴量の受信
を行う。98はページメモリであり、スキャナインタフ
ェース97を介して受信した画像データを一時的に格納
する。99は画像処理部であり、ページメモリ98に格
納された画像データを処理してプリント可能な形態にす
る。100はエンジンインタフェースであり、画像処理
が終了したデータを画像形成装置95に出力する。10
1はデータバスであり、コントローラ内の各モジュール
はこのバスを用いてデータを送受信する。102は作業
メモリであり、スキャナインタフェースを介して受信し
た画像の局所的特徴量は、一旦ここに格納される。10
3はCPUでありデータバス101を介して、各モジュ
ールを制御したり、作業メモリ102に格納された画像
の局所的特徴量に基づき、画像データ中に特定画像が含
まれるか否かを検出する。104はROMであり、CP
U103はすべてこのROMに格納されているプログラ
ムによって動作する。
【0278】次に図32を用いて実施の形態6における
コントローラの動作について説明する。
【0279】画像読み取り装置1が出力した、画像の局
所的特徴量は、スキャナインタフェース98を介してコ
ントローラに取り込まれ、次にデータバス101を経由
して作業メモリ102に格納される。データが格納され
る毎にCPU103は特徴量をチェックし、入力画像に
特定画像が含まれるか否かを検出する。この検出過程
は、実施の形態1でホストコンピュータが行っている処
理と同等なので詳細な説明は省略する。
【0280】一方画像読み取り装置1が出力した画像デ
ータは、スキャナインタフェース98を介してコントロ
ーラに取り込まれ、次にデータバス101を経由して一
旦ページメモリ98に格納される。CPU103はペー
ジメモリに少なくとも1ページ分の画像が格納されたこ
とを確認すると、上述した特定画像の検出結果を待つ。
【0281】もし入力された画像に特定画像が含まれて
いない場合は、ページメモリ98上の画像データは画像
処理部99に転送され、所定の画像処理を行った後エン
ジンインタフェース100に転送され、画像読み取り装
置1で読み取られた原稿画像は、画像形成装置95でプ
リントされ出力される。
【0282】一方、入力画像に特定画像が含まれると判
断された場合は、ページメモリ98上の画像データは画
像処理部99に転送され、偽造防止用の画像処理を行っ
た後エンジンインタフェース100に転送され、画像読
み取り装置1で読み取られた原稿画像は、画像形成装置
95でプリントされ出力される。このような構成を持つ
ことで、画像データを一旦ページメモリ98に格納し、
その後画像中に特定画像が含まれるか否かに基づき画像
処理を変更できる。偽造防止用の画像処理については後
に詳細に述べる。
【0283】図33は画像処理部99の処理内容を示す
図である。
【0284】以降図33を用いて、実施の形態6におけ
る、コントローラの画像処理について説明する。
【0285】図33において105は濃度変換部であ
り、ページメモリ98から転送されてきた輝度データ
R、G、Bを対数変換して濃度データDr、Dg、Gb
にする。この変換にはルックアップテーブルが用いられ
る。106はUCR/墨生成部であり、濃度データD
r、Dg、Gbから最小値を求め、最小値に所定率を乗
じた値を各色の濃度データから差し引くUCR(Und
er Color Removal)処理を行い、更に
濃度データDr、Dg、Gbの最小値に所定率を乗じて
墨=K(Black)データを発生する。
【0286】107は色補正部であり、UCR/墨生成
が終了した画像データのうちKを除く彩色成分に対し
て、画像形成装置95の記録色材の不要吸収成分を除去
し、濁りのない鮮やかな色に補正し、プリンタ印字色で
あるC(Cyan)、M(Magenta)、Y(Ye
llow)を出力する。108はセレクタであり、UC
R/墨生成部106から出力されたK(Black)、
色補正部107から出力されたC(Cyan)、M(M
agenta)、Y(Yellow)から一色の信号の
みを選択する。109は倍率変換部であり、CPU10
3からの指定に基づいて画像データを拡大・縮小など変
倍処理する。110はγ補正部でありルックアップテー
ブルを用いて、画像形成装置の作像プロセスに起因する
階調特性の非線形成分を補正する。111は階調処理部
であり、画像データに対して2値化処理などを行う。
【0287】入力された画像に特定画像が含まれない場
合は、上述した画像処理を順次行って、画像形成装置で
プリントを行うが、次に入力された画像に特定画像が含
まれる場合の画像処理部99の処理内容について図32
と図33を用いて説明する。
【0288】CPU103が、入力された画像データ中
に特定画像が含まれると判断した場合、CPU103は
倍率変換部109に対して、既になんらかの設定がなさ
れている場合には設定内容を破棄し、入力画像に対して
90%のサイズに縮小するように設定する。画像を縮小
する際のアルゴリズムは、実施の形態1で画像読み取り
装置の処理を例に挙げて詳細に説明しているので省略す
るが、簡潔に述べると、縮小された画像において画素が
配置されるべき位置を求め、変換後の画素位置に応じて
周囲の画素値に対して重み付け演算を行う。この処理を
主走査方向・副走査方向の両方向に行うことで画像が縮
小される。
【0289】このように特定画像に対して縮小処理を行
うことで、実際に複写される画像は実物より小さくプリ
ントされる。実物に対して90%の変倍が行なわれる
と、一見しただけで偽造物であることが分かる。もちろ
ん縮小率はここに示した値以外でも構わないし、縮小す
るかわりに拡大することも可能である。要は特定画像を
検出した場合に、サイズ的に1:1の複写を禁じること
に意味がある。
【0290】さて、実施の形態1で詳細に述べたよう
に、本発明では、特定画像の認識に色味情報を利用して
いるが、認識手法に拘らず「特定画像に類似した非特定
画像が存在しない」ことの証明は不可能である。つまり
非特定画像を特定画像と判断してしまう誤判定の危険性
が常に存在しており、本来複写しても構わないものを複
写できない、あるいは画像が改変され、本来の目的に使
用できない、といった問題が発生する可能性がある。
【0291】しかし上述してきた、変倍処理を採用する
ことでこの問題を解決することができる。一般にカラー
画像はイメージ全体が大切なのであって、複写サイズが
特に重要となるケースは非常に少ない。正確なサイズが
必要な原稿としては、例えば製図図面などが代表的だ
が、この複写はモノクロコピーで十分事足りる。しかし
紙幣などの特定画像は、この例外に入るものであり、カ
ラーでかつ正確な寸法でなければ偽造物と断定してよい
し、ある程度の変倍率があれば、偽造物は簡単に見分け
ることができる。
【0292】即ち特定画像を認識した場合に、画像を変
倍して複写することで、特定画像に対しては完全に偽造
物であることが分かるようにでき、かつ一般画像を特定
画像と誤判定した場合でもユーザの被害は最小限で食い
止めることができるのである。
【0293】もちろん特定画像を検出した際の画像処理
としては、実施の形態4で詳細に説明した画像のレベル
変換を行ってもよいし、画像の変倍と画像のレベル変換
を組み合わせてもよい。このレベル変換は、γ補正部1
10のルックアップテーブルを用いて簡単に行え、倍率
変換部109の処理内容には一切影響を与えないので、
それぞれ独立して処理することが可能である。
【0294】(画像データ及び特徴量の転送について)
次に図34を用いてSCSIコマンドによるデータの送
受について詳細に説明する。
【0295】図34はコントローラ96と画像読み取り
装置1間でやり取りされるコマンドや転送されるデータ
に関して、その手順を示す図である。図中の実線の矢印
はその方向にコマンドが発生したことを示し、破線の矢
印はその方向にデータが送られることを示している。
【0296】以降の説明では簡単のためにSCSIを例
に説明するが、もちろん他のインタフェースであって
も、ホストコンピュータと画像読み取り装置が双方向に
通信を行える場合は全て同様な手続きを採用することが
できる。
【0297】画像データの読み取りに際して、まずコン
トローラ96は画像読み取り装置1に対してTEST
UNIT READYコマンドを発行する。画像読み取
り装置1はこのコマンドを受信すると、BUSYやRE
ADYといった画像読み取り装置の状態をコントローラ
96に返す(ステップ800)。コントローラ96は返
された状態がREADYとなるまで、TEST UNI
T READYコマンドを定期的に発行する。
【0298】TEST UNIT READYコマンド
に対して画像読み取り装置1がREADYを返すと、コ
ントローラ96は画像読み取り装置1が読み取り可能な
状態であると判断し、MODE SENSEコマンドを
発行する(ステップ801)。画像読み取り装置1はこ
のコマンドを受信すると、図示しない操作パネルの操作
状況、即ち複写開始の指示が発生したかどうか(以降複
写開始キー情報と呼称する)、またはどのような読み取
りモードが選択されているかなどの、ユーザ操作に関す
る情報をコントローラ96に出力する。コントローラ9
6は複写開始キー情報によって複写開始が指示されるま
で、MODE SENSEコマンドを定期的に出力し、
画像読み取り装置1から操作パネルの情報を入手し続け
る。
【0299】さて複写開始キー情報によって複写開始が
指示されたと判断されると、コントローラ96はMOD
E SELECTコマンドを発行する。このコマンドで
コントローラ96は画像読み取り装置1に対して制御パ
ラメータを渡す。この制御パラメータには、これから行
うスキャンニング動作において、画像読み取り装置が出
力するデータを選択するパラメータも含まれる。即ち、
原稿を読み取って画像データを出力するのか、原稿を読
み取って局所的特徴量を出力するのか、その両方を出力
するのかを選択する(ステップ802)。実施の形態6
では、画像データと画像の局所的特徴量の両方を出力す
るように選択する。
【0300】次にコントローラ96は画像読み取り装置
1に対してSET WINDOWコマンドを発行する。
このコマンドに引続き、コントローラ96は画像読み取
り装置1に対して画像読み取り条件を渡す。画像読み取
り条件には、画像の読み取り開始位置、読み取り範囲
(画像サイズ)、画像の読み取り解像度などの情報が含
まれる(ステップ803)。このコマンドによって渡さ
れた解像度情報に基づいて、画像読み取り装置側では、
第2解像度変換部(図11を参照)の設定がなされる。
実施の形態6では、画像読み取り条件として、読み取り
解像度を600dpi、読み取り範囲を読み取り可能位
置の先頭から例えばLETTERサイズ全面分と設定し
ている。
【0301】ステップ802で、少なくとも画像の局所
的特徴量を出力するよう指定した場合は、コントローラ
96は画像読み取り装置1に対してSENDコマンドを
発行し、これに引続き、実施の形態1で詳細に説明した
特徴色カウント範囲、テンプレートを転送する(ステッ
プ804)。
【0302】次にコントローラ96は画像読み取り装置
1に対してSCANコマンドを発行する。これにより画
像読み取り装置1は駆動源(図2における駆動源8)の
回転などを開始し画像読み取りの準備を行う(ステップ
805)。
【0303】次にコントローラ96は画像読み取り装置
1に対してGET PIXEL NUMBERコマンド
を発行する。このコマンドを受信した画像読み取り装置
1は、ステップ803で受け取った画像サイズと読み取
り解像度から、実際の1ライン当たりの画素数、データ
量などを計算し、その結果をコントローラ96に返す
(ステップ806)。このようにSET WINDOW
コマンドで指定された読み取り条件に対して、読み取り
装置側で実際の設定値を返すことで、例えばコントロー
ラ96の要求した読み取り範囲の指定値が、画像読み取
り装置の扱う精度より高い場合などに装置間の整合をと
ることができる(コントローラ96は画像読み取り装置
1から返された値に従う)。
【0304】次にコントローラ96は画像読み取り装置
1に対してGET DATA BUFFER STAT
USコマンドを発行する。このコマンドを受信した画像
読み取り装置1は、未だ転送されていない画像データ量
及び特徴量の量をコントローラ96に返す(ステップ8
07)。
【0305】次に、コントローラ96は、ステップ80
2で少なくとも画像データを出力するよう画像読み取り
装置1に指示を出している場合は、READ(1)コマ
ンドを発行し、所定量の画像データを画像読み取り装置
1から受信する(ステップ808)。
【0306】次に、コントローラ96は、ステップ80
2で少なくとも画像の局所的特徴量を出力するよう画像
読み取り装置1に指示を出している場合は、READ
(2)コマンドを発行し、所定量の画像データを画像読
み取り装置1から受信する(ステップ809)。
【0307】このステップ807からステップ809の
処理は、ステップ807において、転送すべき残データ
がないと判断するまで繰り返し行なわれる。
【0308】さて、以上述べてきたように、実施の形態
6では、画像データと画像の局所的特徴量の取得を交互
に繰り返す。例えばLETTERサイズの原稿を考える
と、画像の局所的特徴量は600バイト程度であり、も
しこれを一括転送する場合は、画像の読み取りが終了す
るまで、画像読み取り装置側のバッファに格納する必要
があるし、原稿サイズが大きくなった場合には、最大原
稿サイズまで拡張せねばならない。しかし画像データと
画像の局所的特徴量を交互に出力することで、画像読み
取り装置側のバッファは約40バイト程度で済むように
なる。これはメモリというよりレジスタと呼んでも差し
支えないほどの容量であり、ハードウェアは簡単に実現
できる。更に画像データと画像の局所的特徴量を交互に
取得することで、コントローラ96は取得した画像の局
所的特徴量を順次処理することができるので、画像デー
タの読み取りをスタートしてから、特定画像を判定する
までの所用時間を実質的に短縮できるという効果もあ
る。
【0309】以上述べてきた手順に従って、画像データ
及び画像の局所的特徴量は画像読み取り装置1からコン
トローラ96へと渡される。
【0310】(実施の形態6における画像読み取りシス
テムによる画像の読み取り手順について)次に実施の形
態6における、画像読み取りの手順について詳細に説明
する。
【0311】まず概要を図32を用いて説明する。以下
の手順はすべてROM104に格納されているプログラ
ムを起動することで、CPU103により実行される。
【0312】実施の形態6では、前述してきたように、
画像読み取り装置1の図示しない操作パネルによって画
像の複写を開始する。このため実施の形態1〜5で用い
たプレスキャンモードは使用せず、直接原稿の全画像領
域を読み取る。
【0313】以下に図5、図32、図34及び図35を
用いて、画像読み取りシステムにおける画像の読み取り
手順について詳細に説明する。
【0314】図35は実施の形態6における、画像読み
取り手順を示すフローチャートである。
【0315】まずコントローラ96はMODE SEN
SEコマンドを画像読み取り装置1に出力して画像読み
取り装置1の操作パネル情報を受信し、複写開始が指示
されるまで待つ(ステップ900)。
【0316】次に例えば画像読み取り装置の読み取り可
能範囲の先頭から、LETTERサイズ分などのよう
に、予め定められた読み取りエリアを指定し(ステップ
901)、読み取り解像度を600dpiと指定する
(ステップ902)。更に画像読み取り装置の図示しな
い操作パネルによって指定された他の読み取りモードを
指定する(ステップ903)。
【0317】ステップ903における指定には、例えば
画像をカラーで読み取るかモノクロで読み取るか指定す
るカラー/モノクロ指定、一画素あたりの読み取り精度
を何ビットにするか指定するビット精度指定、トーンカ
ーブの設定、明度やコントラストの設定、ネガ読み取り
を行うかポジ読み取りを行うか指定するネガ/ポジ指
定、読み取った画像データを直接プリンタに転送して複
写機のような動作を行わせる場合の倍率指定、モアレを
除去したりエッジを強調するためのフィルタ種類の指定
などが含まれる。
【0318】次にステップ901、ステップ902、ス
テップ903で設定された画像読み取り条件の一部を、
MODE SELECTコマンドやSET WINDO
Wコマンドとして、コントローラ96からSCSIを介
して画像読み取り装置1に転送する。
【0319】画像読み取り装置1は指定された画像読み
取り条件に従ってコピー用スキャンを実行し(ステップ
904)画像データを出力する。また画像読み取り装置
1はコントローラ96からの指示に従って、所定量の画
像データを出力する毎に、画像の局所的特徴量を出力
し、全ての画像データおよび画像の局所的特徴量の出力
が終了するまで、これらのデータ出力を交互に行う。
【0320】コントローラ96は画像データを受信する
と、これをページメモリ98に格納すると共に、画像の
局所的特徴量を受信すると、作業メモリ102に格納す
る。
【0321】作業メモリ102に格納された画像の局所
的特徴量は、入力された順にCPU103によって解釈
され、既に実施の形態1で詳細に述べた手順に従って、
入力される画像データに特定画像が含まれるか否かを検
出する。
【0322】もしコピー用スキャンで得られた画像中に
特定画像が含まれていると判断した場合は(ステップ9
05)、予め定められた特定の偽造防止用の画像処理を
行い(ステップ906)、一方コピー用スキャンで得ら
れた画像中に特定画像が含まれていない場合は、ステッ
プ903で指定された画像処理を実行する(ステップ9
07)。コピー用スキャンで得られた画像中に特定画像
が含まれていない場合は、コントローラ96では転送さ
れてきた画像データに対して、ステップ903で指定さ
れた読み取りモードに従って、例えばトーンカーブに従
った画像のレベル変換、明度やコントラストの調整、変
倍などの画像処理を行う。
【0323】これらの画像処理が完了した画像データは
順次エンジンインタフェースを介して画像形成装置95
に転送されプリントを実行する(ステップ908)。
【0324】ステップ906で行う偽造防止用の画像処
理は既に詳細に述べている通りで、コピー用スキャンで
得られた画像中に特定画像が含まれるか否かを判断し、
もし特定画像が含まれる場合は、得られた画像変倍処理
を行う。これによって得られた画像データをプリントし
てもサイズが異なるため、偽造物と一目で判別できるた
め、偽造が成り立たない。
【0325】以上、実施の形態1〜6で説明してきたよ
うに、本画像読み取りシステムでは、複写を禁止された
特定画像の読み取り、あるいは複写を有効に禁止するこ
とができる。なお各実施の形態の説明ではプレビュと本
スキャンに処理を分離して説明したが、プレビュ画像か
ら特定画像を検出する処理と本スキャンで特定画像を検
出する処理を、共に行ってもよい。こうすることで、例
えばプレビュ時に非特定画像を読み取らせ、原稿を特定
画像と入れ換え、大きめの領域を指定して本スキャンを
行うことで、特定画像を読み取らせるような悪質な行為
をも防止することができる。これに加えて本スキャンの
前に必ずプレビュを必要とするように制御すれば、特定
画像の全貌を読み取ることは不可能になる。
【0326】更に本発明は、画像読み取りシステムが組
み込まれるあらゆる環境に適応できる。例えば図36は
本発明の画像読み取りシステムをネットワークに接続し
た場合の構成を示す図である。
【0327】図36に示すように、画像読み取り装置、
画像形成装置、複数のホストコンピュータがネットワー
クで結ばれるような環境であっても、ネットワークを通
じて画像データと画像の局所的特徴量は容易に転送でき
るため、本発明を適用できることはもちろんである。
【0328】また全ての実施の形態ではSCSIによる
データ転送を想定して説明したが、これをネットワーク
に拡張して、TCP/IPプロトコルでコマンドを転送
するようにしても構わない。
【0329】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
画像読み取り装置は制御装置の指示に従って、読み取っ
た画像データまたは画像の局所的特徴量の少なくとも一
方を出力するため、画像読み取り装置側で高速性が要求
される局所的特徴量の抽出処理を行なうことで、画像読
み取り装置側のハードウェァ規模をそれほど増大させる
ことなく、ホストコンピュータやプリンタコントローラ
などの制御装置の負担を軽くし、高速に特定画像を判定
できる。
【0330】また前記制御装置は前記画像読み取り装置
を制御して画像の局所的特徴量を入手し、前記局所的特
徴量に基づいて、入手した画像データ中に特定画像が存
在するか否かを判定するため、特殊な装置を必要とせ
ず、ホストコンピュータなどの制御装置の側で特定画像
の有無を判定できるようになる。
【0331】また前記画像読み取り装置は前記制御装置
の指示に従って、全ての画像データの転送が終了するま
でに、前記画像データの転送と前記局所的特徴量の転送
を交互に繰り返すように制御されるため、画像読み取り
装置側は少ないメモリ資源を用いて局所的特徴量の出力
が可能になると共に、ホストコンピュータなどの制御装
置側では、局所的特徴量を分割して受け取ることができ
るため、入手した画像データ中に特定画像が存在するか
否かの判定時間を実質的に高速化することができる。
【0332】また原稿を所定の解像度で粗く読み取るプ
リスキャンモードと、前記プリスキャンモードで得られ
た画像に対して読み取り領域と、読み取り解像度を指定
して読み取る本スキャンモードとを有し、前記プリスキ
ャンモードで得た画像データ中に特定画像が含まれるか
否かを判定するため、これにより高い解像度で画像デー
タを読み取る本スキャンの前に特定画像を判定できる。
このため偽造を成立させるのに必要な解像度で、特定画
像を読み取ることが困難になる。
【0333】またプリスキャンモードで得た画像データ
中に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキ
ャンモードによる読み取りを禁止する。これにより特定
画像の画像データを高解像度で読み取ることを禁止でき
る。
【0334】また前記プリスキャンモードで得た画像デ
ータ中に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本
スキャンモードにおいて、前記プリスキャンモードより
高い解像度で画像を読み取ることを禁止する。これによ
り画像形成に十分な解像度での画像読み取りを禁止でき
る。
【0335】また前記プリスキャンモードで得た画像デ
ータ中に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本
スキャンモードにおいて、予め定められた解像度範囲で
画像を読み取ることを禁止する。これにより、印画した
場合に特定画像を十分再現可能な解像度範囲の読み取り
のみを禁止することができる。
【0336】また前記プリスキャンモードで得た画像デ
ータ中に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本
スキャンモードにおいて、カラー画像を読み取ることを
禁止する。これにより紙幣などに代表されるカラーの特
定画像の読み取りのみを有効に禁止することができる。
【0337】また前記プリスキャンモードで得た画像デ
ータ中に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本
スキャンモードにおいて読み取られた画像データに対し
て所定の画像処理を行う。これによりプリントしても明
確に偽造物であることが分かるようにできる。
【0338】また原稿を所定の解像度で粗く読み取るプ
リスキャンモードと、前記プリスキャンモードで得られ
た画像に対して読み取り領域と、読み取り解像度を指定
して読み取る本スキャンモードとを有し、前記本スキャ
ンモードで得た画像データ中に特定画像が含まれるか否
かを判定する。これにより、プリスキャンで非特定画像
を読み取らせておいて、本スキャンで特定画像を読み取
るような悪質な行為を防止できる。
【0339】また前記本スキャンモードで得た画像デー
タ中に特定画像が含まれると判断した場合は、読み取ら
れた画像データに対して所定の画像処理を行う。これに
よりプリントしても明確に偽造物であることが分かるよ
うにできる。
【0340】またプリスキャンモードを省略し、所定の
領域を所定の解像度で読み取るコピー用スキャンモード
を有し、前記コピー用スキャンモードで得た画像データ
中に特定画像が含まれるか否かを判定する。これによ
り、画像読み取りシステムを用いて読み取った画像デー
タを直接印画する複写機能を有するシステムにおいて特
定画像の複写することが困難になる。
【0341】またコピー用スキャンモードで得た画像デ
ータ中に特定画像が含まれると判断した場合は、読み取
られた画像データに対して所定の画像処理を行う。これ
により複写物が偽造物であることが分かるようにでき
る。
【0342】また前記所定の画像処理として画像の変倍
処理を行う。これにより複写が禁止された特定画像を複
写しても偽造物と一目で判断できると共に、仮に非特定
画像を特定画像と誤判定した場合でも、使用者に対する
実害を最小限に食い止めることができる。
【0343】また前記所定の画像処理として個々の画素
の値に対するレベル変換、または再量子化を行う。これ
らの処理は簡易であるため、これにより特定画像と判定
された場合の処理を高速に行うことができる。
【0344】また前記所定の画像処理として読み取った
画像に所定のパターン信号を重畳する。これにより読み
取った画像データがネットワークなどを用いて配信され
た場合でも、読み取りが行なわれた画像読み取り装置を
特定することが可能となり、間接的に偽造防止を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用した画像読み取りシステムの全体
を示す図
【図2】画像読み取りシステムにおける画像読み取り装
置の構造を示す図
【図3】画像読み取り装置のキャリッジの内部構造を示
す図
【図4】画像読み取り装置の光学系の詳細を示す斜視図
【図5】画像読み取り装置の画像データ処理のブロック
構成図
【図6】画像読み取り装置のキャリッジを側面から見た
際の模式図
【図7】イメージセンサをラインセンサアレイ側から見
た図
【図8】ライン補正部の動作原理を示す図
【図9】副走査方向に300dpiの解像度で画像を読
み取る場合のライン補正部の動作を示す図
【図10】解像度変換のアルゴリズムを示す図
【図11】特徴量抽出部の構造を詳細に示した図
【図12】特徴色カウンタの構成を示す図
【図13】テンプレート選択部に渡される特徴ベクトル
のデータ構造を示す図
【図14】テンプレート選択部の動作を示すフローチャ
ート
【図15】テンプレートと特定画像の関係を示す図
【図16】ホストコンピュータと画像読み取り装置1間
でやり取りされるコマンドや転送されるデータに関し
て、その手順を示す図
【図17】ホストコンピュータの全体構成を示す図
【図18】作業メモリ内のデータ構成を示した図
【図19】実際の特定画像の各ブロックに対して与えら
れるTN(n)とD(n)のイメージを示す図
【図20】フレームマスクの構造を示す図
【図21】フレーム処理における、1つのフレームに対
する処理内容を示すフローチャート
【図22】最終判定における回転角補正を示す図
【図23】最終判定におけるフレームとブロックと認識
処理の関係を示す図
【図24】実施の形態1における、画像読み取り手順を
示すフローチャート
【図25】実施の形態2における、画像読み取り手順を
示すフローチャート
【図26】実施の形態3における、画像読み取り手順を
示すフローチャート
【図27】実施の形態4における、画像読み取り手順を
示すフローチャート
【図28】偽造防止用の第1の画像処理内容を示す図
【図29】偽造防止用の第2の画像処理内容を示す図
【図30】実施の形態5における、画像読み取り手順を
示すフローチャート
【図31】実施の形態6において、本発明を応用した画
像読み取りシステムの全体を示す図
【図32】コントローラの構成を示す図
【図33】画像処理部の処理内容を示す図
【図34】コントローラと画像読み取り装置間でやり取
りされるコマンドや転送されるデータに関して、その手
順を示す図
【図35】実施の形態6における、画像読み取り手順を
示すフローチャート
【図36】本発明の画像読み取りシステムをネットワー
クに接続した場合の構成を示す図
【符号の説明】
1 画像読み取り装置 2 ホストコンピュータ 4 ネットワーク 7 キャリッジ 6 原稿ガラス 8 駆動源 20 イメージセンサ 26 ライン補正部 27 第1解像度変換部 32 CPU 33 モータ制御部 37 特徴量抽出部 38 第2解像度変換部 39 特徴量演算部 40 パラメータ設定信号 55 特徴色カウンタ 56 テンプレート選択部 57 テンプレート格納メモリ 58 バッファ 60 主・副画素カウンタ 70_C0 特徴色検出部 70_C1 特徴色検出部 70_C2 特徴色検出部 71 比較器 77 最終判定部 80 インタフェース 81 作業メモリ 86 CPU 97 スキャナインタフェース 98 ページメモリ 99 画像処理部 100 エンジンインタフェース 102 作業メモリ 103 CPU 109 倍率変換部 110 γ補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/387 H04N 1/04 Z 5C077 Fターム(参考) 2H027 DB00 FB12 2H034 FA01 5B047 AA01 BC14 CA04 CB10 DC09 5C072 AA05 BA20 RA20 WA04 XA01 5C076 AA21 AA22 BA01 BA02 BA03 BA04 BA05 BA06 5C077 LL14 PP20 PP65 TT02

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を読み取り画像データを出力する画像
    読み取り装置と、前記画像読み取り装置を制御して画像
    データを得る制御装置からなる画像読み取りシステムで
    あって、前記画像読み取り装置は、前記制御装置の指示
    に従って読み取った画像データまたは画像の局所的特徴
    量のうち、少なくとも一方を出力することを特徴とする
    画像読み取りシステム。
  2. 【請求項2】原稿を読み取り画像データを出力する画像
    読み取り装置と、前記画像読み取り装置を制御して画像
    データを得る制御装置からなる画像読み取りシステムで
    あって、前記制御装置は前記画像読み取り装置を制御し
    て画像の局所的特徴量を入手し、前記局所的特徴量に基
    づいて、原稿中に特定画像が存在するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取りシステ
    ム。
  3. 【請求項3】前記画像読み取り装置は前記制御装置の指
    示に従って、全ての画像データの転送が終了するまで
    に、前記画像データの転送と前記局所的特徴量の転送を
    交互に繰り返すことを特徴とする請求項1と請求項2に
    記載の画像読み取りシステム。
  4. 【請求項4】原稿を所定の解像度で粗く読み取るプリス
    キャンモードと、前記プリスキャンモードで得られた画
    像に対して読み取り領域と、読み取り解像度を指定して
    読み取る本スキャンモードとを有し、前記プリスキャン
    モードで得た画像データ中に特定画像が含まれるか否か
    を判定することを特徴とする画像読み取りシステム。
  5. 【請求項5】前記プリスキャンモードで得た画像データ
    中に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキ
    ャンモードによる読み取りを禁止することを特徴とする
    請求項4に記載の画像読み取りシステム。
  6. 【請求項6】前記プリスキャンモードで得た画像データ
    中に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキ
    ャンモードにおいて、前記プリスキャンモードより高い
    解像度で画像を読み取ることを禁止することを特徴とす
    る請求項4に記載の画像読み取りシステム。
  7. 【請求項7】前記プリスキャンモードで得た画像データ
    中に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキ
    ャンモードにおいて、予め定められた解像度範囲で画像
    を読み取ることを禁止することを特徴とする請求項4に
    記載の画像読み取りシステム。
  8. 【請求項8】前記プリスキャンモードで得た画像データ
    中に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキ
    ャンモードにおいて、カラー画像を読み取ることを禁止
    することを特徴とする請求項4に記載の画像読み取りシ
    ステム。
  9. 【請求項9】前記プリスキャンモードで得た画像データ
    中に特定画像が含まれると判断した場合は、前記本スキ
    ャンモードにおいて読み取られた画像データに対して所
    定の画像処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の
    画像読み取りシステム。
  10. 【請求項10】原稿を所定の解像度で粗く読み取るプリ
    スキャンモードと、前記プリスキャンモードで得られた
    画像に対して読み取り領域と、読み取り解像度を指定し
    て読み取る本スキャンモードとを有し、前記本スキャン
    モードで得た画像データ中に特定画像が含まれるか否か
    を判定することを特徴とする画像読み取りシステム。
  11. 【請求項11】前記本スキャンモードで得た画像データ
    中に特定画像が含まれると判断した場合は、読み取られ
    た画像データに対して所定の画像処理を行うことを特徴
    とする請求項10に記載の画像読み取りシステム。
  12. 【請求項12】前記プリスキャンモードを省略し、所定
    の領域を所定の解像度で読み取るコピー用スキャンモー
    ドを有し、前記コピー用スキャンモードで得た画像デー
    タ中に特定画像が含まれるか否かを判定することを特徴
    とする画像読み取りシステム。
  13. 【請求項13】前記コピー用スキャンモードで得た画像
    データ中に特定画像が含まれると判断した場合は、読み
    取られた画像データに対して所定の画像処理を行うこと
    を特徴とする請求項12に記載の画像読み取りシステ
    ム。
  14. 【請求項14】前記所定の画像処理は画像の変倍処理で
    あることを特徴とする請求項13に記載の画像読み取り
    システム。
  15. 【請求項15】前記所定の画像処理は個々の画素の値に
    対するレベル変換、または再量子化であることを特徴と
    する請求項9、請求項11及び請求項13に記載の画像
    読み取りシステム。
  16. 【請求項16】前記所定の画像処理は、読み取った画像
    に所定のパターン信号を重畳するものであることを特徴
    とする請求項9、請求項11及び請求項13に記載の画
    像読み取りシステム。
JP11052195A 1999-03-01 1999-03-01 画像読み取りシステム Withdrawn JP2000253242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11052195A JP2000253242A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 画像読み取りシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11052195A JP2000253242A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 画像読み取りシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000253242A true JP2000253242A (ja) 2000-09-14

Family

ID=12908025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11052195A Withdrawn JP2000253242A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 画像読み取りシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000253242A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008160810A (ja) * 2006-11-29 2008-07-10 Brother Ind Ltd 画像読取装置及び画像読取システム
US7518751B2 (en) 2002-08-29 2009-04-14 Canon Kabushiki Kiasha Image processing system and control method therefor
US7533824B2 (en) 1999-10-04 2009-05-19 Hand Held Products, Inc. Image sensor based optical reader
US7701611B2 (en) 2006-10-23 2010-04-20 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7533824B2 (en) 1999-10-04 2009-05-19 Hand Held Products, Inc. Image sensor based optical reader
US7878403B2 (en) 1999-10-04 2011-02-01 Hand Held Products, Inc. Image sensor based optical reader
US8474722B2 (en) 1999-10-04 2013-07-02 Hand Held Products, Inc. Image sensor based optical reader
US9076054B2 (en) 1999-10-04 2015-07-07 Hand Held Products, Inc. Image sensor based optical reader
US7518751B2 (en) 2002-08-29 2009-04-14 Canon Kabushiki Kiasha Image processing system and control method therefor
US7701611B2 (en) 2006-10-23 2010-04-20 Sharp Kabushiki Kaisha Image processing apparatus
JP2008160810A (ja) * 2006-11-29 2008-07-10 Brother Ind Ltd 画像読取装置及び画像読取システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4469885B2 (ja) 画像照合装置、画像照合方法、画像データ出力処理装置、プログラム、及び記録媒体
US8780372B2 (en) Image processing apparatus and image processing method to read and prevent loss of coded information
US8184344B2 (en) Image processing apparatus and image processing method, computer program and storage medium
US20090190174A1 (en) Apparatus and method for image processing of ground pattern
US7720290B2 (en) Method, program, and apparatus for detecting specific information included in image data of original image, and computer-readable storing medium storing the program
EP1898356A2 (en) Device and method for image color determination
JPH0490258A (ja) 画像処理装置
US20090284800A1 (en) Image processing apparatus handling copy-forgery-inhibited pattern image data
US8077342B2 (en) Image processing apparatus, method of controlling image processing apparatus, program, and storage medium
US20100157350A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP4487003B2 (ja) 画像データ出力処理装置、画像データ出力処理方法、プログラム及び記録媒体
US8189235B2 (en) Apparatus, method and program product that calculates a color blending ratio so security dots reproduced in a monochrome image are substantially undetectable
JP4438834B2 (ja) 画像色判定装置、画像色判定方法、およびプログラム
US7835045B2 (en) Image processing device and image processing method
JP2000253242A (ja) 画像読み取りシステム
JP2000149004A (ja) 画像読み取り装置
JPH10126631A (ja) 原稿種判定方法、カラー画像処理装置および記録媒体
EP1898625A2 (en) Apparatus and method for deciding image color
JP2000333004A (ja) 画像複写システム
US7948662B2 (en) Image processing apparatus and method for performing shade correction on generated image using a shading coefficient
US20100188670A1 (en) Image processing apparatus, image processing method and program executing the image processing method
JP2010171819A (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP2001309183A (ja) 画像処理装置および方法
JP5143638B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
JP2600626Y2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060124

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060214

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070613