JP2000253512A - 電気自動車およびハイブリッド自動車 - Google Patents

電気自動車およびハイブリッド自動車

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JP2000253512A JP11343798A JP34379899A JP2000253512A JP 2000253512 A JP2000253512 A JP 2000253512A JP 11343798 A JP11343798 A JP 11343798A JP 34379899 A JP34379899 A JP 34379899A JP 2000253512 A JP2000253512 A JP 2000253512A
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動輪の少なくとも一つを原動機により駆動
し、他の駆動輪を電動機により駆動する車両において、
前記電動機による駆動を必要としないときに、当該電動
機が発電機として機能する、または発電機として機能し
ないようにするために消費されるエネルギを低減する。 【解決手段】 車両の前輪を駆動する前輪側電動機14
と後輪を駆動する後輪側電動機22には、それぞれイン
バータ32,34を介してバッテリ30より電力が供給
される。後輪側電動機22は、前輪側の原動機では駆動
力が不足する場合や、路面の摩擦係数が低い場合に駆動
制御される。それ以外のときには、リレー36を開放
し、後輪側電動機22が発電機となることを防止する。
リレー36の後輪側電動機22側にはリップル電流を補
給および吸収する第1のコンデンサ38を、バッテリ3
0側には電源電圧を平滑にする第2のコンデンサ40を
配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の駆動輪を別
個の原動機により駆動する車両であって、少なくとも一
つの原動機が電動機である電気自動車およびハイブリッ
ド自動車の前記電動機の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】前輪と後輪を別個の原動機で駆動する車
両が公知である。例えば、特開平9−175203号公
報においては、前輪を内燃機関と電動機のハイブリッド
原動機により駆動し、後輪を永久磁石を用いた電動機で
駆動する車両が開示されている。この車両は、通常の走
行時には、前輪のみの駆動力により走行し、より大きな
駆動力が必要な場合や、路面の摩擦係数が低い場合など
に後輪を併せて駆動して走行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載された
車両などにおいて、前輪のみによる走行中は、後輪と共
に回転する永久磁石電動機が発電機となり、前輪側の原
動機の駆動力の一部を消費してしまい効率が悪くなると
いう問題があった。また、後輪の電動機が発電機として
作用しないようにするためには、電動機のコイルに電流
を流す制御が必要であり、このため効率が悪くなるとい
う問題があった。
【0004】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであり、使用しない電動機に消費される電力が
低減される電気自動車およびハイブリッド自動車を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明にかかる電気自動車またはハイブリッド自動
車は、駆動輪の少なくとも一つを原動機により駆動し、
他の駆動輪を電動機により駆動する電気自動車またはハ
イブリッド自動車であって、前記電動機により駆動され
る駆動輪を非駆動状態に制御する際に、電動機と、これ
に電力を供給する電源とを電気的に遮断する。電源と電
動機を電気的に遮断することにより、回路が遮断され、
電動機が発電機として作用することがなくなり、効率が
改善される。
【0006】さらに、前記電動機は、電源からの直流電
力をインバータにより変換された交流電力により駆動さ
れる交流電動機とすることができ、前記インバータと並
列に配置された第1のコンデンサと、前記インバータと
並列に、かつ前記第1のコンデンサより電源側に配置さ
れた第2のコンデンサと、前記第1および第2のコンデ
ンサの間に設けられ、前記電動機と電源を遮断可能な遮
断手段と、を有するものとすることができる。このと
き、前記第1のコンデンサは前記第2のコンデンサより
高い耐電圧性を有し、前記第2のコンデンサは前記第1
のコンデンサより大きな容量を有する。
【0007】さらに、前記第1のコンデンサをセラミッ
ク製コンデンサとし、前記第2のコンデンサを電解コン
デンサとすることができる。
【0008】遮断手段よりインバータ側に配置される第
1のコンデンサは、インバータの制御トランジスタのオ
ンオフに伴い発生するリップル電流の補給、吸収を行
う。また、インバータに近接配置されるために小型で高
い耐電圧が要求されるため、セラミック製コンデンサが
使用される。遮断手段より電源側に配置される第2のコ
ンデンサは、電源電圧の平滑化を行う。また、電圧平滑
用として使用されるために容量の大きな電解コンデンサ
が使用される。
【0009】また、電動機の回転速度が所定値以上とな
ったときには、前記の電動機と電源を遮断する制御を禁
止することもできる。特に、電源としてのバッテリの直
流電力を電動機に供給する交流電力へと変換するインバ
ータを有する電気自動車等であって、インバータをシャ
ットダウンすることにより前記の遮断制御を行っている
場合は、電動機の回転速度が所定位置以上になったとき
に、前記の遮断制御を禁止することもできる。前記の遮
断制御を禁止する回転速度は、電動機の逆起電圧がイン
バータの耐電圧を超えるような速度域を含むものとする
ことができる。また、この禁止領域では、インバータを
保護するために逆起電圧を減少させるための弱め界磁制
御が行われる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)を、図面に従って説明する。図1に
は、本実施形態のハイブリッド自動車の駆動機構の概略
図が示されている。前輪側原動機10は、内燃機関12
と前輪側電動機14が組み合わせられたハイブリッド原
動機である。原動機10の出力は、変速機または減速機
16およびドライブシャフト18を介して前輪20に伝
達される。後輪側原動機22は、電動機である。以下、
これを後輪側電動機22と記す。後輪側電動機22の出
力は減速機24およびドライブシャフト26を介して後
輪28に伝達される。前輪側および後輪側電動機14,
22は、電動機の回転子に永久磁石が用いられた、いわ
ゆる永久磁石電動機であり、バッテリ30からの直流電
力をインバータ(図2参照)により交流に変換して電動
機14,22に供給している。
【0011】内燃機関12と前輪側および後輪側電動機
14,22の出力分担は、車両の走行状態等に基づきあ
らかじめ定められたプログラムによって決定され、運転
者の要求に応じた出力を発生する。後輪側電動機22
は、特に高出力を得たいときや、路面の摩擦係数が低く
前輪のみでは効率よく駆動力を路面に伝えられないとき
に駆動制御される。これ以外の状況では、後輪側電動機
22は、ほとんど駆動制御されない。したがって、前輪
のみで走行しているときに、後輪側電動機22は、後輪
から回転子が回転駆動されることによって逆起電圧を発
生する。これに対し何ら対策を行わなければ、逆起電圧
がバッテリ30の端子電圧を超えると、後輪側電動機2
2は、バッテリ30へ充電を行う発電機として機能す
る。すなわち、前輪側原動機10にとって後輪側電動機
22は負荷となる。発電された電力をバッテリ30に充
電するにしても、発電効率、充電効率が1ではないの
で、車両全体としての効率が悪化する。また、逆起電圧
を低下させるために、後輪側電動機22の固定子に逆起
電圧を打ち消す界磁を発生させると、この界磁を発生さ
せるための電力が必要となり、やはり車両全体の効率が
低下する。この効率低下を回避するために、本実施形態
では、以下に説明する構成を有している。
【0012】図2には、本実施形態の前輪側および後輪
側電動機14,22へ電力を供給する回路が示されてい
る。前輪側電動機14には、バッテリ30から前輪側イ
ンバータ32を介して電力が供給される。一方、後輪側
電動機22には、バッテリ30から後輪側インバータ3
4を介して電力が供給される。前述のように、後輪側電
動機22は、前輪側原動機10を補助するかたちで制御
され、発生トルクがゼロに制御される期間がかなり存在
する。発生トルクをゼロにするために本実施形態の回路
においては、電源であるバッテリ30と後輪側電動機2
2を電気的に遮断する遮断手段として、リレー36が設
けられている。リレー36を開放することにより、後輪
側電動機22が発電機として作用することがなくなり、
車両全体の効率が向上する。言い換えれば、後輪側電動
機22を発電機として作用しないように制御するための
電力消費を抑えることができ、車両全体の効率が向上す
る。
【0013】さらに、リレー36を挟んで二つのコンデ
ンサ38,40が、後輪側インバータ34および電源3
0(バッテリ30)に並列に配置されている。リレー3
6より後輪側インバータ34側に配置された第1のコン
デンサ38は、後輪側インバータ34のトランジスタが
オンオフするときに生じるリップル電流を補償してい
る。すなわち、トランジスタがオンとなったときに電流
を補給し、電流の速やかな立ち上がりを確保し、オフと
なったときには余剰の電流を吸収する。第1のコンデン
サ38には、リレー36を開放したときにも、後輪側電
動機22の逆起電圧が作用するため、この逆起電圧に耐
える必要がある。そのため、本実施形態においては、小
型でも高い耐電圧を有するセラミック製コンデンサが用
いられている。
【0014】リレー36よりバッテリ30側に配置され
た第2のコンデンサ40は、電源より供給される電圧を
平滑化している。第2のコンデンサ40は、十分な容量
を確保するために、本実施形態においては電解コンデン
サが用いられている。また、リレー36を開放すれば後
輪側電動機22の逆起電圧は作用しないので耐電圧性は
さほど要求されず電解コンデンサを用いることができ
る。
【0015】なお、リップル電流用の第1のコンデンサ
38は、後輪側インバータ34の直近に配置する必要が
あり、リレー36を介して配置される第2のコンデンサ
40により代用することはできない。また、セラミック
製コンデンサである第1のコンデンサ38の容量を大き
くするためには、体格が大型となり、後輪側インバータ
34の近傍に配置することが困難となる。そこで、本実
施形態においては、入力側のコンデンサを機能ごとに二
つに分離し、それぞれの機能を達成するのに適した仕様
として、入力側のコンデンサの体格を総合的に小型化し
ている。
【0016】また、リレー36を遮断する条件は、後輪
の駆動が不要と判断されている場合の他に、車両の走行
速度が所定速度以上となったときとすることも可能であ
る。例えば、ある車両速度以上では4輪駆動走行を行わ
ない車両においては、逆起電圧がバッテリ端子電圧を超
える車両速度のときに、リレー36の遮断を行うように
することができる。
【0017】図3には、本発明にかかる、電動機に電力
を供給する回路の概略構成の一例が示されている。バッ
テリ50からの電力は、インバータ52を介して後輪側
電動機54に供給される。インバータ52は、電動機5
4の三相に、一相当たり2個ずつ設けられたトランジス
タと、これらの各々に並列に配置される計6個のダイオ
ードを含む。各トランジスタは、ECU(電子制御装
置)56の指令により動作するゲート制御回路58によ
りオンオフの制御が行われる。
【0018】本回路においては、インバータ52をシャ
ットダウン制御した場合、すなわち6つのトランジスタ
の信号を全てオフした場合、バッテリ50と電動機54
が電気的に遮断状態となる。シャットダウン制御は、前
述のリレーを有する回路の場合と同様に電動機54によ
る駆動が不要と判断された場合に実行される。インバー
タ52のシャットダウン制御により電気的遮断が実行さ
れるので、前述の回路のようにリレーを設ける必要がな
い。
【0019】しかし、電動機54の逆起電圧が高くな
り、バッテリ50の端子電圧を超えるようになると、イ
ンバータ52のダイオードを通って電流が流れる、すな
わち電動機54が発電をしている状態となる。電動機5
4の逆起電圧は回転速度に比例して増加するので、前記
の発電状態となる回転速度が一つ存在し、それ以上の回
転速度では常に発電状態となる。このように、電動機5
4が発電を行うと、これが走行抵抗となり、効率を低下
させることは前にも述べた。そこで、逆起電圧がバッテ
リの端子電圧を超える電動機回転速度以上では、インバ
ータ52のシャットダウン制御を行わず、逆起電圧を打
ち消すような制御、すなわち弱め界磁制御を行う。
【0020】インバータのシャットダウン制御と弱め界
磁制御の境界となる回転速度ω1は、
【数1】ω1=VB/(√2・Ke) Ke:電動機の逆起定数 VB:バッテリ端子電圧 である。この回転速度以上であると、電動機54の逆起
電圧がバッテリ端子電圧を上回り、発電状態となるの
で、これを防止するために弱め界磁制御が実行される。
【0021】前述の実施形態においては、主の原動機を
内燃機関と電動機からなるハイブリッド原動機とした
が、他の組合せの原動機であっても、単一の種類の原動
機であってもかまわない。また、主の原動機が前輪を、
補助の原動機が後輪を駆動する場合について説明した
が、これを逆とすることも可能であるし、左右一方の車
輪を主、他方を補助とすることもできる。さらに、4輪
車の総輪を駆動する場合について説明したが、さらに多
数の車輪を有する車両に適用することもできる。例え
ば、大型車など後輪を2軸有する車両の場合、一方の軸
の車輪を本実施形態の前輪に相当する主駆動輪とし、他
方を本実施形態の後輪に相当する補助駆動輪とすること
ができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、電動機により駆動され
る駆動輪を非駆動状態に制御する際に、電動機とこれに
電力を供給する電源とを電気的に遮断することにより、
前記電動機が発電機として作用すること、または発電機
として作用しないように制御電流を印加する必要がなく
なり、効率の低下を防止することができる。
【0023】さらに、電動機と発電機の前記の遮断を行
う遮断手段の電動機側、電源側にそれぞれコンデンサを
配置し、その特性を別個のものとした。すなわち、電動
機側の第1のコンデンサは、発電機の逆起電圧に耐えら
れるように、かつインバータのトランジスタの直近に配
置できるように、小型であっても耐電圧の高い種類のも
のを採用した。一方、電源側の第2のコンデンサは、小
型であっても容量の大きなものを採用した。
【0024】また、インバータをシャットダウン制御す
ることによりバッテリと電動機とを電気的に遮断する場
合には、リレーなどの遮断用の追加の構成部品が不要で
ある。しかし、この場合には逆起電圧がバッテリ端子電
圧を超える場合があるので、そのときにはシャットダウ
ン制御を禁止し、発電状態とならないように制御する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の車両の駆動機構の概略構成図で
ある。
【図2】 本実施形態の電動機に電力を供給する回路構
成を示す図である。
【図3】 電動機に電力を供給する回路の他の構成例を
示す図である。
【符号の説明】
10 前輪側原動機、12 内燃機関、14 前輪側電
動機、22 後輪側原動機(後輪側電動機)、30 バ
ッテリ、36 リレー、38 第1のコンデンサ、40
第2のコンデンサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動輪の少なくとも一つを原動機により
    駆動し、他の駆動輪を電動機により駆動する電気自動車
    またはハイブリッド自動車であって、 前記電動機により駆動される駆動輪を非駆動状態に制御
    する際に、電動機と、これに電力を供給する電源とを電
    気的に遮断する、電気自動車またはハイブリッド自動
    車。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気自動車またはハイ
    ブリッド自動車であって、前記電動機は、電源からの直
    流電力をインバータにより変換された交流電力により駆
    動される交流電動機であって、 前記インバータと並列に配置された第1のコンデンサ
    と、 前記インバータと並列に、かつ前記第1のコンデンサよ
    り電源側に配置された第2のコンデンサと、 前記第1および第2のコンデンサの間に設けられ、前記
    電動機と電源を遮断可能な遮断手段と、を有し、 前記第1のコンデンサは前記第2のコンデンサより高い
    耐電圧性を有し、前記第2のコンデンサは前記第1のコ
    ンデンサより大きな容量を有する、電気自動車またはハ
    イブリッド自動車。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気自動車またはハイ
    ブリッド自動車であって、 前記第1のコンデンサはセラミック製コンデンサであっ
    て、リップル電流を補給、吸収し、 前記第2のコンデンサは電解コンデンサであって、電圧
    を平滑とする、電気自動車またはハイブリッド自動車。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電気自動車またはハイ
    ブリッド自動車であって、 前記電動機の回転速度が所定値以上の場合には、前記電
    動機と前記電源とを電気的に遮断する制御を禁止する、
    電気自動車またはハイブリッド自動車。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電気自動車またはハイ
    ブリッド自動車であって、 前記電動機は交流電動機であり、前記電源はバッテリで
    あり、これら電動機と電源を電気的に遮断する手段は、
    電源の直流電力を電動機に供給する交流電力に変換する
    インバータを、シャットダウン制御する手段である、電
    気自動車またはハイブリッド自動車。
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