JP2000253608A - ブラシレスモータ - Google Patents
ブラシレスモータInfo
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- JP2000253608A JP2000253608A JP11056082A JP5608299A JP2000253608A JP 2000253608 A JP2000253608 A JP 2000253608A JP 11056082 A JP11056082 A JP 11056082A JP 5608299 A JP5608299 A JP 5608299A JP 2000253608 A JP2000253608 A JP 2000253608A
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- Japan
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- rotor
- axis
- permanent magnet
- torque
- brushless motor
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- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フレミングトルクのピークとリラクタンスト
ルクのピークとのズレを無くし、総合的なトルクの向上
を図ることができるブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 第一の永久磁石3とスリット1aとを含
んだ回転子1と、回転子1の外周部に配置され、上記回
転子1に駆動力を供給するためのティース8にステータ
巻線7が巻回された固定子6とを有する。回転子1は、
高透磁率の材料からなり、該回転子1の回転中心と外周
面とを結ぶ直線をq軸とし、上記回転中心を通り上記q
軸に電気的に直交する直線をd軸としたときに、該回転
子1における上記q軸上の磁気抵抗とd軸上の磁気抵抗
とが異なるように設定されると共に、該回転子1の外周
面のq軸とd軸とで囲まれた領域に第一の永久磁石3の
センターが配置されている。
ルクのピークとのズレを無くし、総合的なトルクの向上
を図ることができるブラシレスモータを提供する。 【解決手段】 第一の永久磁石3とスリット1aとを含
んだ回転子1と、回転子1の外周部に配置され、上記回
転子1に駆動力を供給するためのティース8にステータ
巻線7が巻回された固定子6とを有する。回転子1は、
高透磁率の材料からなり、該回転子1の回転中心と外周
面とを結ぶ直線をq軸とし、上記回転中心を通り上記q
軸に電気的に直交する直線をd軸としたときに、該回転
子1における上記q軸上の磁気抵抗とd軸上の磁気抵抗
とが異なるように設定されると共に、該回転子1の外周
面のq軸とd軸とで囲まれた領域に第一の永久磁石3の
センターが配置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、永久磁石をロータ
内部に埋め込むことで、マグネットトルクであるフレミ
ングトルクに加えてリラクタンストルクをも利用するブ
ラシレスモータに関するものである。
内部に埋め込むことで、マグネットトルクであるフレミ
ングトルクに加えてリラクタンストルクをも利用するブ
ラシレスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題が社会的話題となり省エ
ネルギー化が重要な関心となっている。特にモータ分野
において省エネルギーの観点から小型・高効率・高出力
のモータが切望されている。そのような状況の中、モー
タ構造に関して従来とは異なる構造のモータ(ブラシレ
スモータ)が登場してきている。
ネルギー化が重要な関心となっている。特にモータ分野
において省エネルギーの観点から小型・高効率・高出力
のモータが切望されている。そのような状況の中、モー
タ構造に関して従来とは異なる構造のモータ(ブラシレ
スモータ)が登場してきている。
【0003】このようなモータとして、例えばSPM
(Surface Permanent Magne
t)モータが挙げられる。
(Surface Permanent Magne
t)モータが挙げられる。
【0004】上記SPMモータは、例えば図14に示す
ように、積層鋼板で形成された回転子121と、この回
転子121の外周部表面に配置された永久磁石122
と、回転中の永久磁石122の飛散防止用に該永久磁石
122の外周部表面に配置された非磁性のSUS管12
3と、SUS管123の外周面に近接するように配置さ
れた固定子125とで構成されている。
ように、積層鋼板で形成された回転子121と、この回
転子121の外周部表面に配置された永久磁石122
と、回転中の永久磁石122の飛散防止用に該永久磁石
122の外周部表面に配置された非磁性のSUS管12
3と、SUS管123の外周面に近接するように配置さ
れた固定子125とで構成されている。
【0005】上記構成のSPMモータでは、上記永久磁
石122の磁界と固定子125に設けられたコイル12
6に流れる電流とによるフレミング法則に従ったフレミ
ングトルクを利用して、この駆動力が回転子121の中
心軸である回転軸124から外部に伝達されるようにな
っている。
石122の磁界と固定子125に設けられたコイル12
6に流れる電流とによるフレミング法則に従ったフレミ
ングトルクを利用して、この駆動力が回転子121の中
心軸である回転軸124から外部に伝達されるようにな
っている。
【0006】また、他のモータとして、シンクロナスリ
ラクタンスモータが挙げられる。このシンクロナスリラ
クタンスモータは、積層鋼板で構成された回転子と、該
回転子に駆動力を伝達するための固定子とからなる。上
記回転子内部に中央部が回転軸に凸状となるような複数
のスリットが設けられている。
ラクタンスモータが挙げられる。このシンクロナスリラ
クタンスモータは、積層鋼板で構成された回転子と、該
回転子に駆動力を伝達するための固定子とからなる。上
記回転子内部に中央部が回転軸に凸状となるような複数
のスリットが設けられている。
【0007】上記構成のシンクロナスリラクタンスモー
タは、回転子外周点と中心点とを結ぶ領域での磁気抵抗
差により発生するリラクタンストルクを利用したモータ
である。
タは、回転子外周点と中心点とを結ぶ領域での磁気抵抗
差により発生するリラクタンストルクを利用したモータ
である。
【0008】したがって、上記シンクロナスリラクタン
スモータは、磁石を使用しないため磁石磁束による鉄損
が発生しないことと、固定子コイルに誘起電圧が発生し
ないことから高効率で高速回転に適している。
スモータは、磁石を使用しないため磁石磁束による鉄損
が発生しないことと、固定子コイルに誘起電圧が発生し
ないことから高効率で高速回転に適している。
【0009】ところで、上述したSPMモータは、量産
性の点で優れているが、効率化の点で改良の余地があ
る。そこで、永久磁石を回転子内部に埋め込んで、フレ
ミングトルクに加えてリラクタンストルクを利用するI
PM(Interior Permanent Mag
net)モータが提案されている。
性の点で優れているが、効率化の点で改良の余地があ
る。そこで、永久磁石を回転子内部に埋め込んで、フレ
ミングトルクに加えてリラクタンストルクを利用するI
PM(Interior Permanent Mag
net)モータが提案されている。
【0010】上記IPMモータは、例えば図15に示す
ように、高透磁率材の鉄芯或いは積層珪素鋼板で構成さ
れている回転子131の内部に、永久磁石132を埋め
込み、この回転子131の外周面に近接するように固定
子135を配置した構成となっている。なお、図15で
は、IPMモータの半分の構成を示しており、残りの半
分の構成については省略している。
ように、高透磁率材の鉄芯或いは積層珪素鋼板で構成さ
れている回転子131の内部に、永久磁石132を埋め
込み、この回転子131の外周面に近接するように固定
子135を配置した構成となっている。なお、図15で
は、IPMモータの半分の構成を示しており、残りの半
分の構成については省略している。
【0011】上記の構成のIPMモータは、4極モータ
であって、4個(図では2個)の永久磁石132が円周
方向に沿ってNとS極が交互になるように回転子131
表面に配設されている。
であって、4個(図では2個)の永久磁石132が円周
方向に沿ってNとS極が交互になるように回転子131
表面に配設されている。
【0012】このような構成にすることにより、永久磁
石132の中心と回転子131中心を結ぶ方向であるd
軸方向のインダクタンスLdと、d軸に対して電気角で
90°回転した方向であるq軸方向のインダクタンスL
qとの間に差が生じ、永久磁石132によるフレミング
トルクに加えてリラクタンストルクも発生するようにな
る。
石132の中心と回転子131中心を結ぶ方向であるd
軸方向のインダクタンスLdと、d軸に対して電気角で
90°回転した方向であるq軸方向のインダクタンスL
qとの間に差が生じ、永久磁石132によるフレミング
トルクに加えてリラクタンストルクも発生するようにな
る。
【0013】これらの関係について、参考文献(リラク
タンストルクを利用した回転機(松井信行 他、T.E
E Japan,Vol.114−D,No.9,’9
4))によれば、以下の(1)式となる。
タンストルクを利用した回転機(松井信行 他、T.E
E Japan,Vol.114−D,No.9,’9
4))によれば、以下の(1)式となる。
【0014】
【数1】
【0015】ここで、Pn:極対数 ψa:鎖交磁束 Ld:d軸インダクタンス Lq:q軸インダクタンス id:d軸電流 iq:q軸電流 とする。
【0016】ところで、図14に示すSPMモータで
は、永久磁石122の透磁率が空気の透磁率と略等しい
ため、上記(1)式の両インダクタンスLd,Lqは略
等しい値となり、上記(1)式における第2項で示され
るリラクタンストルクは発生しない。
は、永久磁石122の透磁率が空気の透磁率と略等しい
ため、上記(1)式の両インダクタンスLd,Lqは略
等しい値となり、上記(1)式における第2項で示され
るリラクタンストルクは発生しない。
【0017】ところが、図15に示すIPMモータで
は、d軸方向のインダクタンスLdは永久磁石132の
磁束が発生する方向であり、d軸方向の磁束の流れは透
磁率が空気とほぼ同じ永久磁石132を通るため磁気抵
抗が大きくなるので、d軸方向のインダクタンスLdは
小さくなる。一方、q軸方向のインダクタンスLqは回
転子の鉄芯部を通過するため、磁気抵抗が小さくなり、
q軸方向のインダクタンスLqは大きくなる。このた
め、d軸方向のインダクタンスLdとq軸方向のインダ
クタンスLqとの間で差が生じ、d軸電流idを流すこ
とにより上記(1)式の第2項のリラクタンストルクが
発生する。
は、d軸方向のインダクタンスLdは永久磁石132の
磁束が発生する方向であり、d軸方向の磁束の流れは透
磁率が空気とほぼ同じ永久磁石132を通るため磁気抵
抗が大きくなるので、d軸方向のインダクタンスLdは
小さくなる。一方、q軸方向のインダクタンスLqは回
転子の鉄芯部を通過するため、磁気抵抗が小さくなり、
q軸方向のインダクタンスLqは大きくなる。このた
め、d軸方向のインダクタンスLdとq軸方向のインダ
クタンスLqとの間で差が生じ、d軸電流idを流すこ
とにより上記(1)式の第2項のリラクタンストルクが
発生する。
【0018】この関係を磁束ベクトルの観点からみる
と、フレミングトルクTmは磁束ψaに電気的に直角な
方向の電流iqを掛け合わせることで発生し、同様にリ
ラクタンストルクTrはインダクタンスと電流とにより
発生する磁束Ld・id,Lq・iqに各々電気的に直
角な電流id,iqを掛け合わせることで発生する。こ
れら2つのトルクを足し合せたのが総合トルクTtとな
る。
と、フレミングトルクTmは磁束ψaに電気的に直角な
方向の電流iqを掛け合わせることで発生し、同様にリ
ラクタンストルクTrはインダクタンスと電流とにより
発生する磁束Ld・id,Lq・iqに各々電気的に直
角な電流id,iqを掛け合わせることで発生する。こ
れら2つのトルクを足し合せたのが総合トルクTtとな
る。
【0019】ところで、この総合トルクTtは、入力す
る電流位相により変化する。上記の(1)式に対してこ
のことを考慮した式が、以下の(2)式である。
る電流位相により変化する。上記の(1)式に対してこ
のことを考慮した式が、以下の(2)式である。
【0020】
【数2】
【0021】ここで、Pn:極対数 ψa:鎖交磁束 Ld:d軸インダクタンス Lq:q軸インダクタンス id:d軸電流 iq:q軸電流 β:電流位相 ia:電流ベクトルの大きさ とする。
【0022】図16は、電流位相βを変化させた場合の
フレミングトルクTmとリラクタンストルクTr及び両
者を足し合わせた総合トルクTtとの関係を示すグラフ
である。
フレミングトルクTmとリラクタンストルクTr及び両
者を足し合わせた総合トルクTtとの関係を示すグラフ
である。
【0023】図16に示すグラフから、フレミングトル
クTmは、電流位相90°で最大値を示し、電流位相を
すすめてゆくと小さくなり180°で0となっているこ
とが分かる。そして、リラクタンストルクTrが電流位
相135°で最大値を示していることから、両者を足し
合せた総合トルクTtは、それぞれのトルク比により変
わるが、電流位相が115°付近に最大値が存在してい
ることが分かる。
クTmは、電流位相90°で最大値を示し、電流位相を
すすめてゆくと小さくなり180°で0となっているこ
とが分かる。そして、リラクタンストルクTrが電流位
相135°で最大値を示していることから、両者を足し
合せた総合トルクTtは、それぞれのトルク比により変
わるが、電流位相が115°付近に最大値が存在してい
ることが分かる。
【0024】従って、リラクタンストルクTrを有効に
利用するIPMモータは、フレミングトルクTmのみを
利用するSPMモータよりも、同一電流において高トル
クの出力が可能となることが分かる。
利用するIPMモータは、フレミングトルクTmのみを
利用するSPMモータよりも、同一電流において高トル
クの出力が可能となることが分かる。
【0025】しかしながら、さらなる高効率化を考えた
場合、電流位相を変えることにより総合トルクTtを向
上させることが可能であるが、それぞれのトルク単独で
みた場合必ずしも最大値ではない。即ち、図16に示す
グラフでは、総合トルクTtが最大となる電流位相のポ
イントにおいて、フレミングトルクTmのピークとリラ
クタンストルクTrのピークとが重なっていない。
場合、電流位相を変えることにより総合トルクTtを向
上させることが可能であるが、それぞれのトルク単独で
みた場合必ずしも最大値ではない。即ち、図16に示す
グラフでは、総合トルクTtが最大となる電流位相のポ
イントにおいて、フレミングトルクTmのピークとリラ
クタンストルクTrのピークとが重なっていない。
【0026】そこで、この点を考慮した技術が特開平9
−23598号公報、特開平7−143694号公報に
開示されている。
−23598号公報、特開平7−143694号公報に
開示されている。
【0027】例えば、特開平9−23598号公報に
は、回転子円筒部表面近傍に回転子鉄芯に比べ磁束透磁
率が小さい第一の永久磁石を配置することにより、d軸
インダクタンスLdとq軸インダクタンスLqの差が同
じでもd軸インダクタンスLdを小さくすることにより
磁束と電流の直交性が良くなりモータの効率向上を図る
点、および回転子の回転方向の逆側部分に空隙、切り欠
き、あるいは磁石に対して大きい磁石挿入穴のうち少な
くとも1つを設けることにより負のトルクを低減してモ
ータの効率向上を図る点が開示されている。
は、回転子円筒部表面近傍に回転子鉄芯に比べ磁束透磁
率が小さい第一の永久磁石を配置することにより、d軸
インダクタンスLdとq軸インダクタンスLqの差が同
じでもd軸インダクタンスLdを小さくすることにより
磁束と電流の直交性が良くなりモータの効率向上を図る
点、および回転子の回転方向の逆側部分に空隙、切り欠
き、あるいは磁石に対して大きい磁石挿入穴のうち少な
くとも1つを設けることにより負のトルクを低減してモ
ータの効率向上を図る点が開示されている。
【0028】また、特開平7−143694号公報に
は、IPMモータではないが磁束と電流の直交性に着目
し、回転子外周に配置した複数個の永久磁石の間に透磁
率の高い材料からなる突起状の突極を備えた回転機で、
該磁石の位置を突起状の突極に対して45°以上90°
未満の角度だけ回転方向にずらすことによりフレミング
トルクとリラクタンストルクのピークを一致させる技術
が開示されている。
は、IPMモータではないが磁束と電流の直交性に着目
し、回転子外周に配置した複数個の永久磁石の間に透磁
率の高い材料からなる突起状の突極を備えた回転機で、
該磁石の位置を突起状の突極に対して45°以上90°
未満の角度だけ回転方向にずらすことによりフレミング
トルクとリラクタンストルクのピークを一致させる技術
が開示されている。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したシ
ンクロナスリラクタンスモータは、磁石を使用しないた
め磁石磁束により鉄損が発生しないことと、固定子コイ
ルに誘起電圧が発生しないことから高効率で高速回転に
適している反面、通常の永久磁石を使用したモータと比
較すると、発生トルクが小さく低速での効率が悪いとい
う問題を有している。
ンクロナスリラクタンスモータは、磁石を使用しないた
め磁石磁束により鉄損が発生しないことと、固定子コイ
ルに誘起電圧が発生しないことから高効率で高速回転に
適している反面、通常の永久磁石を使用したモータと比
較すると、発生トルクが小さく低速での効率が悪いとい
う問題を有している。
【0030】また、上記の各公報においても、次のよう
な問題点を有している。
な問題点を有している。
【0031】特開平9−23598号公報では、回転子
の回転方向の逆側部分に空隙、切り欠きあるいは磁石に
対して大きい磁石挿入穴のうち少なくとも1つを設ける
ことにより、負のトルクを発生させる部分で磁石の磁束
を低減させ、トータルとして正のトルクを発生させるの
に寄与する磁束を増大させ、正のトルクを増大させてい
るが、フレミングトルクのピークとリラクタンストルク
のピークとのズレは解決されていない。
の回転方向の逆側部分に空隙、切り欠きあるいは磁石に
対して大きい磁石挿入穴のうち少なくとも1つを設ける
ことにより、負のトルクを発生させる部分で磁石の磁束
を低減させ、トータルとして正のトルクを発生させるの
に寄与する磁束を増大させ、正のトルクを増大させてい
るが、フレミングトルクのピークとリラクタンストルク
のピークとのズレは解決されていない。
【0032】また、モータ構造により電流と磁束の直交
性を改善することが開示されているが、d軸インダクタ
ンスLd=0においても各々のトルクピークのズレが生
じている。また、Ld=0となる具体的な構造が明示さ
れていない。
性を改善することが開示されているが、d軸インダクタ
ンスLd=0においても各々のトルクピークのズレが生
じている。また、Ld=0となる具体的な構造が明示さ
れていない。
【0033】特開平7−143694号公報では、ロー
タの突起状の突極位置と磁石配置によりフレミングトル
クとリラクタンストルクのピークズレをなくすことが開
示されている。しかしながら、ロータ構造が突起状の突
極を有している場合は有効であるが、突起状の突極を有
していない他のロータ構造については磁石位置が限定さ
れない。
タの突起状の突極位置と磁石配置によりフレミングトル
クとリラクタンストルクのピークズレをなくすことが開
示されている。しかしながら、ロータ構造が突起状の突
極を有している場合は有効であるが、突起状の突極を有
していない他のロータ構造については磁石位置が限定さ
れない。
【0034】また、上記特開平7−143694号公報
のモータ構造では、磁石の保持について明記されていな
い。
のモータ構造では、磁石の保持について明記されていな
い。
【0035】通常、磁石を回転子の表面に配置する場
合、飛散防止のため透磁率の低いSUS管を用いる。こ
の飛散防止のSUS管等によりロータ、ステータ間のエ
アギャップが広がりモータ性能の劣化の一因となってい
る。さらに、モータの回転数が上昇するにしたがってS
US管部分で発生する鉄損(渦電流損)が大きくなり効
率ダウンとなる。
合、飛散防止のため透磁率の低いSUS管を用いる。こ
の飛散防止のSUS管等によりロータ、ステータ間のエ
アギャップが広がりモータ性能の劣化の一因となってい
る。さらに、モータの回転数が上昇するにしたがってS
US管部分で発生する鉄損(渦電流損)が大きくなり効
率ダウンとなる。
【0036】本発明は、上記の各問題点を解決するため
になされたもので、その目的は、フレミングトルクのピ
ークとリラクタンストルクのピークとのズレを無くし、
総合的なトルクの向上を図ることができるブラシレスモ
ータを提供することにある。
になされたもので、その目的は、フレミングトルクのピ
ークとリラクタンストルクのピークとのズレを無くし、
総合的なトルクの向上を図ることができるブラシレスモ
ータを提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】請求項1のブラシレスモ
ータは、上記の課題を解決するために、回転子と、上記
回転子の外周面に近接して配置され、上記回転子に駆動
力を供給するための固定子鉄心に捲線が巻回された固定
子とを有し、上記回転子は、該回転子の回転軸と外周面
とを結ぶ直線を第1軸とし、上記回転軸を通り上記第1
軸に電気的に直交する直線を第2軸としたときに、該回
転子における上記第1軸が通過する第1領域の磁気抵抗
と第2軸が通過する第2領域の磁気抵抗とが異なるよう
に形成されると共に、上記第1軸と第2軸とで囲まれた
鋭角側の該回転子の外周面近傍に永久磁石センターが配
置されていることを特徴としている。
ータは、上記の課題を解決するために、回転子と、上記
回転子の外周面に近接して配置され、上記回転子に駆動
力を供給するための固定子鉄心に捲線が巻回された固定
子とを有し、上記回転子は、該回転子の回転軸と外周面
とを結ぶ直線を第1軸とし、上記回転軸を通り上記第1
軸に電気的に直交する直線を第2軸としたときに、該回
転子における上記第1軸が通過する第1領域の磁気抵抗
と第2軸が通過する第2領域の磁気抵抗とが異なるよう
に形成されると共に、上記第1軸と第2軸とで囲まれた
鋭角側の該回転子の外周面近傍に永久磁石センターが配
置されていることを特徴としている。
【0038】上記の構成によれば、回転子における第1
軸を基準軸(q軸)とし、第2軸をq軸に直交するd軸
とした場合、それぞれの軸が通る回転子の領域(第1領
域および第2領域)における磁気抵抗が異なっているの
で、磁気抵抗に関連するq軸方向のインダクタンスとd
軸方向のインダクタンスとの大きさが異なることにな
る。
軸を基準軸(q軸)とし、第2軸をq軸に直交するd軸
とした場合、それぞれの軸が通る回転子の領域(第1領
域および第2領域)における磁気抵抗が異なっているの
で、磁気抵抗に関連するq軸方向のインダクタンスとd
軸方向のインダクタンスとの大きさが異なることにな
る。
【0039】これにより、回転子に配置された永久磁石
によるフレミングトルクに加えて、リラクタンストルク
が発生するようになり、総合トルクはフレミングトルク
とリラクタンストルクとを加えたものになる。
によるフレミングトルクに加えて、リラクタンストルク
が発生するようになり、総合トルクはフレミングトルク
とリラクタンストルクとを加えたものになる。
【0040】また、上記の永久磁石は、回転子の外周面
の第1軸と第2軸とで囲まれた領域に配置されている。
つまり、永久磁石は、第1軸を基準とした場合、電気角
で0°〜90°の範囲に配置されることになる。
の第1軸と第2軸とで囲まれた領域に配置されている。
つまり、永久磁石は、第1軸を基準とした場合、電気角
で0°〜90°の範囲に配置されることになる。
【0041】そして、電気角で0°〜90°の範囲に永
久磁石センターを配置することで、該永久磁石に起因す
るフレミングトルクのピーク位置と、磁気抵抗の差に起
因するリラクタンストルクのピーク位置とのズレを小さ
くすることができ、この結果、総合トルクを向上させる
ことができる。
久磁石センターを配置することで、該永久磁石に起因す
るフレミングトルクのピーク位置と、磁気抵抗の差に起
因するリラクタンストルクのピーク位置とのズレを小さ
くすることができ、この結果、総合トルクを向上させる
ことができる。
【0042】つまり、上記永久磁石を、上記の電気角の
範囲内で、且つ永久磁石センターを電気角で45°付近
に配置することにより、フレミングトルクのピーク位置
とリラクタンストルクのピーク位置とをほぼ一致させる
ことができるので、総合トルクを大幅に向上させること
ができる。
範囲内で、且つ永久磁石センターを電気角で45°付近
に配置することにより、フレミングトルクのピーク位置
とリラクタンストルクのピーク位置とをほぼ一致させる
ことができるので、総合トルクを大幅に向上させること
ができる。
【0043】請求項2のブラシレスモータは、上記の課
題を解決するために、請求項1の構成に加えて、回転子
には、該回転子の回転軸に平行で、且つ中央部近傍が該
回転軸に向かって略凸状で、両端部が該回転子の表面近
傍にまで延びた形状の空隙部が上記回転軸の周りに複数
個形成され、上記空隙部は、上記第1領域に含まれず、
且つ第2領域に含まれることを特徴としている。
題を解決するために、請求項1の構成に加えて、回転子
には、該回転子の回転軸に平行で、且つ中央部近傍が該
回転軸に向かって略凸状で、両端部が該回転子の表面近
傍にまで延びた形状の空隙部が上記回転軸の周りに複数
個形成され、上記空隙部は、上記第1領域に含まれず、
且つ第2領域に含まれることを特徴としている。
【0044】上記の構成によれば、請求項1の作用に加
えて、空隙部の透磁率は、空気と同じ透磁率と考えて良
く、この結果、空隙部を通る第2軸の磁気抵抗が空隙部
を通らない第1軸の磁気抵抗よりも大きくなる。このよ
うに、回転子内部に空隙部を設けるだけで、簡単に磁気
抵抗の差を生じさせることができる。
えて、空隙部の透磁率は、空気と同じ透磁率と考えて良
く、この結果、空隙部を通る第2軸の磁気抵抗が空隙部
を通らない第1軸の磁気抵抗よりも大きくなる。このよ
うに、回転子内部に空隙部を設けるだけで、簡単に磁気
抵抗の差を生じさせることができる。
【0045】しかも、空隙部の中央部が回転子の回転軸
側に凸状で、且つ該空隙部の両端部が回転子の表面近傍
まで延びていることにより、第1軸のインダクタンスと
第2軸のインダクタンスとの差をさらに大きくすること
ができるので、リラクタンストルクを大きくすることが
できる。
側に凸状で、且つ該空隙部の両端部が回転子の表面近傍
まで延びていることにより、第1軸のインダクタンスと
第2軸のインダクタンスとの差をさらに大きくすること
ができるので、リラクタンストルクを大きくすることが
できる。
【0046】請求項3のブラシレスモータは、上記の課
題を解決するために、請求項2の構成に加えて、空隙部
に永久磁石がはめ込まれていることを特徴としている。
題を解決するために、請求項2の構成に加えて、空隙部
に永久磁石がはめ込まれていることを特徴としている。
【0047】上記の構成によれば、請求項2の作用に加
えて、空隙部に永久磁石がはめ込まれていることによ
り、回転子内部に永久磁石が配置されることになる。こ
れにより、回転子における等価磁石表面積が大きくな
り、フレミングトルクを増大させることができ、この結
果、総合トルクの増大が図れる。
えて、空隙部に永久磁石がはめ込まれていることによ
り、回転子内部に永久磁石が配置されることになる。こ
れにより、回転子における等価磁石表面積が大きくな
り、フレミングトルクを増大させることができ、この結
果、総合トルクの増大が図れる。
【0048】請求項4のブラシレスモータは、上記の課
題を解決するために、請求項1ないし3の何れかの構成
に加えて、回転子の外周面近傍の永久磁石は、表面が上
記固定子の固定子鉄心に巻回された捲線側面に対向する
ように配置されていることを特徴としている。
題を解決するために、請求項1ないし3の何れかの構成
に加えて、回転子の外周面近傍の永久磁石は、表面が上
記固定子の固定子鉄心に巻回された捲線側面に対向する
ように配置されていることを特徴としている。
【0049】上記の構成によれば、請求項1ないし3の
何れかの作用に加えて、回転子の外周面近傍の永久磁石
は、表面が上記固定子の固定子鉄心に巻回された捲線側
面に対向するように配置されていることで、磁石磁束
を、所望の領域に集中させることにより、フレミングト
ルクとリラクタンストルクのピークを略一致させること
が可能となる。
何れかの作用に加えて、回転子の外周面近傍の永久磁石
は、表面が上記固定子の固定子鉄心に巻回された捲線側
面に対向するように配置されていることで、磁石磁束
を、所望の領域に集中させることにより、フレミングト
ルクとリラクタンストルクのピークを略一致させること
が可能となる。
【0050】したがって、等価エアギャップの低減、漏
れ磁束の低減が図れるので、高トルク・高効率化が図れ
るブラシレスモータを提供することができる。
れ磁束の低減が図れるので、高トルク・高効率化が図れ
るブラシレスモータを提供することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】本発明の各実施の形態について、
以下に説明する。なお、各実施の形態では、ブラシレス
モータとして、4極のDCブラシレスモータについて説
明する。また、説明の便宜上、モータの全体構造を図示
せずに、半分の構造のみを図示している。
以下に説明する。なお、各実施の形態では、ブラシレス
モータとして、4極のDCブラシレスモータについて説
明する。また、説明の便宜上、モータの全体構造を図示
せずに、半分の構造のみを図示している。
【0052】〔実施の形態1〕本実施の形態に係るDC
ブラシレスモータは、図1に示すように、円筒形状の回
転子1と、この回転子1の外周面に近接して配置され、
該回転子1に駆動力を供給する固定子6とで構成されて
いる。
ブラシレスモータは、図1に示すように、円筒形状の回
転子1と、この回転子1の外周面に近接して配置され、
該回転子1に駆動力を供給する固定子6とで構成されて
いる。
【0053】上記回転子1は、高透磁率材の薄板積層体
を円形に打ち抜いて円筒状に形成されたものであり、回
転子1の回転軸4の軸方向に延設された空隙部であるス
リット1aが該回転軸4の周囲に複数個形成されると共
に、該回転子1の外周面の所定の位置に切り欠き部1b
が上記スリット1aに対応して形成されている。
を円形に打ち抜いて円筒状に形成されたものであり、回
転子1の回転軸4の軸方向に延設された空隙部であるス
リット1aが該回転軸4の周囲に複数個形成されると共
に、該回転子1の外周面の所定の位置に切り欠き部1b
が上記スリット1aに対応して形成されている。
【0054】上記切り欠き部1bには、第一の永久磁石
3がはめ込まれている。この第一の永久磁石3は、本実
施の形態では4個配置されており、1個当たりの第一の
永久磁石3の極性は図1に示すように着磁され、90°
対では極性が反転するように配置されている。図1で
は、隣接する第一の永久磁石3同士の極性が反転してい
る。
3がはめ込まれている。この第一の永久磁石3は、本実
施の形態では4個配置されており、1個当たりの第一の
永久磁石3の極性は図1に示すように着磁され、90°
対では極性が反転するように配置されている。図1で
は、隣接する第一の永久磁石3同士の極性が反転してい
る。
【0055】上記構成の回転子1の回転力は、該回転子
1の中心に設けられた回転軸4により外部に伝達され
る。
1の中心に設けられた回転軸4により外部に伝達され
る。
【0056】上記回転子1の内部に形成されたスリット
1aは、断面略円弧状に形成されており、中央が回転子
1の回転軸4に向かって凸状に形成されると共に、各々
の両端部1a’・1a’は回転子1の外周面に近接する
位置まで延びた形状となっている。このスリット1a
は、内部に空気が入り込むようになるので、回転子1の
他の部分に比べて低透磁率となっている。すなわち、ス
リット1aは、回転子1の他の部分よりも磁気抵抗が高
くなっている。
1aは、断面略円弧状に形成されており、中央が回転子
1の回転軸4に向かって凸状に形成されると共に、各々
の両端部1a’・1a’は回転子1の外周面に近接する
位置まで延びた形状となっている。このスリット1a
は、内部に空気が入り込むようになるので、回転子1の
他の部分に比べて低透磁率となっている。すなわち、ス
リット1aは、回転子1の他の部分よりも磁気抵抗が高
くなっている。
【0057】上記回転子1の外周面に形成された切り欠
き部1bは、該回転子1の回転中心と外周面とを結ぶ直
線(第1軸)5を基準軸(q軸)とし、上記回転中心を
通り上記q軸に電気的に直交する直線(第2軸)9をd
軸としたとき、このq軸とd軸との鋭角側の範囲(電気
角で0°〜90°)内に形成されている。このとき、切
り欠き部1bのセンターは、電気角で45°(機械角で
22.5°)付近を通るようになっている。すなわち、
切り欠き部1bにはめ込まれる第一の永久磁石3のセン
ター(永久磁石センター)も電気角45°付近を通るよ
うになっている。
き部1bは、該回転子1の回転中心と外周面とを結ぶ直
線(第1軸)5を基準軸(q軸)とし、上記回転中心を
通り上記q軸に電気的に直交する直線(第2軸)9をd
軸としたとき、このq軸とd軸との鋭角側の範囲(電気
角で0°〜90°)内に形成されている。このとき、切
り欠き部1bのセンターは、電気角で45°(機械角で
22.5°)付近を通るようになっている。すなわち、
切り欠き部1bにはめ込まれる第一の永久磁石3のセン
ター(永久磁石センター)も電気角45°付近を通るよ
うになっている。
【0058】つまり、切り欠き部1bは、q軸を基準
に、切り欠き部1bのセンターが電気角で45°付近で
はめ込まれる第一の永久磁石3の外周部が一部露出して
配置されるように形成されている。
に、切り欠き部1bのセンターが電気角で45°付近で
はめ込まれる第一の永久磁石3の外周部が一部露出して
配置されるように形成されている。
【0059】上記q軸は、回転子1におけるスリット1
aを通らず透磁率の変化のない領域(第1領域)を通る
ように設定されると共に、上記d軸は、回転子1におけ
るスリット1aのセンターを通る領域、すなわち透磁率
が変化する領域(第2領域)を通るように設定される。
aを通らず透磁率の変化のない領域(第1領域)を通る
ように設定されると共に、上記d軸は、回転子1におけ
るスリット1aのセンターを通る領域、すなわち透磁率
が変化する領域(第2領域)を通るように設定される。
【0060】ここで、基準軸について、図2を参照しな
がら以下に説明する。なお、図2において、a点は回転
子1外周部でq軸との交点、b点は同様にd軸との交
点、O点は回転軸4の中心点を示している。
がら以下に説明する。なお、図2において、a点は回転
子1外周部でq軸との交点、b点は同様にd軸との交
点、O点は回転軸4の中心点を示している。
【0061】この時、回転子1外周部と該回転子1中心
との間の磁気抵抗を考えると、以下のようになる。
との間の磁気抵抗を考えると、以下のようになる。
【0062】a−O間は高透磁率材の薄板積層体からな
る回転子1と回転軸4とで構成されており、磁気抵抗は
小さくなる。一方、b−O間は高透磁率材の薄板積層体
からなる回転子1と、上記の回転子1に比べて透磁率が
低いスリット1aの空気層とで構成されており、磁気抵
抗は大きくなる。
る回転子1と回転軸4とで構成されており、磁気抵抗は
小さくなる。一方、b−O間は高透磁率材の薄板積層体
からなる回転子1と、上記の回転子1に比べて透磁率が
低いスリット1aの空気層とで構成されており、磁気抵
抗は大きくなる。
【0063】この回転子1外周部と該回転子1中心との
間の磁気抵抗を回転子1全周に適用すると、磁気抵抗が
最小となるのはa−O間となる。この磁気抵抗の一番小
さな点を含む軸を基準軸とする。但し、正確にはa点近
傍の磁気抵抗は同等であるが、形状の対称性を考慮し磁
石間の中心に位置するa点を含む軸を基準軸とする。ま
た、基準軸であるq軸から電気角で90°位相を回転さ
せた軸をd軸とする。
間の磁気抵抗を回転子1全周に適用すると、磁気抵抗が
最小となるのはa−O間となる。この磁気抵抗の一番小
さな点を含む軸を基準軸とする。但し、正確にはa点近
傍の磁気抵抗は同等であるが、形状の対称性を考慮し磁
石間の中心に位置するa点を含む軸を基準軸とする。ま
た、基準軸であるq軸から電気角で90°位相を回転さ
せた軸をd軸とする。
【0064】本実施の形態では、以上のように基準軸、
q軸、d軸を定義する。なお、本実施の形態では、d軸
は、q軸に対して機械角で45°(電気角90°)位相
を回転させたものとして図示している。
q軸、d軸を定義する。なお、本実施の形態では、d軸
は、q軸に対して機械角で45°(電気角90°)位相
を回転させたものとして図示している。
【0065】続いて、上記回転子1に駆動力を供給する
ための固定子6について説明する。
ための固定子6について説明する。
【0066】固定子6は、所定本数の固定子鉄心である
ティース8を備え、各ティース8間には捲線であるステ
ータ巻線7が巻回されている構成となっている。このス
テータ巻線7の巻回状態については省略する。そして、
このステータ巻線7に交流電流が与えられることで回転
磁束が発生し、この発生した回転磁束により回転子1に
フレミングトルクとリラクタンストルクとが作用し、回
転子1は回転駆動される。この回転力は、回転軸4によ
って外部に伝達される。
ティース8を備え、各ティース8間には捲線であるステ
ータ巻線7が巻回されている構成となっている。このス
テータ巻線7の巻回状態については省略する。そして、
このステータ巻線7に交流電流が与えられることで回転
磁束が発生し、この発生した回転磁束により回転子1に
フレミングトルクとリラクタンストルクとが作用し、回
転子1は回転駆動される。この回転力は、回転軸4によ
って外部に伝達される。
【0067】以上のように構成したDCブラシレスモー
タの効果について原理的な説明を行う。
タの効果について原理的な説明を行う。
【0068】まず、図1に示すように、第一の永久磁石
3のセンターを基準軸であるq軸から電気角で0°から
45°までの間に配置させることにより磁石磁束分布の
センターも0°から移動してゆく。この磁束の移動量を
磁束シフト量θ(deg)とすると、従来技術の欄で示
した(2)式から、次の(3)式が導かれる。
3のセンターを基準軸であるq軸から電気角で0°から
45°までの間に配置させることにより磁石磁束分布の
センターも0°から移動してゆく。この磁束の移動量を
磁束シフト量θ(deg)とすると、従来技術の欄で示
した(2)式から、次の(3)式が導かれる。
【0069】
【数3】
【0070】一方、θ=0(従来方式)では、電流位相
βが以下の(4)(5)式の時、トルクは最大トルク値
Tmaxを示す。
βが以下の(4)(5)式の時、トルクは最大トルク値
Tmaxを示す。
【0071】
【数4】
【0072】
【数5】
【0073】さらに、磁束シフト量θ(deg)を適当
に変化させた時の、最大トルク値Tmaxとそのトルク
値を実現する最適な電流位相βとの関係を示したのが図
3に示すグラフである。
に変化させた時の、最大トルク値Tmaxとそのトルク
値を実現する最適な電流位相βとの関係を示したのが図
3に示すグラフである。
【0074】ここで、磁束シフト量とは、磁石配置によ
り変化する磁束の移動量を示している。また、最大トル
ク値とは、フレミングトルクとリラクタンストルクの合
成の最大値を示している。そして、電流位相とは、固定
子コイルに通電するタイミングを示している。なお、こ
のタイミングによりトルク差が生じる。
り変化する磁束の移動量を示している。また、最大トル
ク値とは、フレミングトルクとリラクタンストルクの合
成の最大値を示している。そして、電流位相とは、固定
子コイルに通電するタイミングを示している。なお、こ
のタイミングによりトルク差が生じる。
【0075】このグラフより、磁束シフト量θ(de
g)が電気角で45°(機械角で22.5°)に近くな
るほど最大トルク値Tmaxは大きくなることがわか
る。
g)が電気角で45°(機械角で22.5°)に近くな
るほど最大トルク値Tmaxは大きくなることがわか
る。
【0076】次に、磁石磁束分布のピーク値について、
参考文献(フェライト磁石回転機の設計(大川光吉、T
DK))のパーミアンス係数を用いて説明する。
参考文献(フェライト磁石回転機の設計(大川光吉、T
DK))のパーミアンス係数を用いて説明する。
【0077】まず、パーミアンス係数Pは、磁石の動作
点を決定するもので以下の(6)式で表される。
点を決定するもので以下の(6)式で表される。
【0078】
【数6】
【0079】ここで、Lm:磁石厚み Ag:エアギャップ断面積 kf:起磁力損失係数 Lg:エアギャップ長 Am:磁石断面積 kr:漏れ係数 とする。
【0080】上記(6)式において、基本的なモータパ
ラメータ(エアギャップ長Lg、エアギャップ断面積A
g、起磁力損失係数kf、漏れ係数kr)が同じであれ
ば、パーミアンス係数Pは磁石厚みLmに比例し磁石断
面積Amに反比例する。このパーミアンス係数Pが大き
いほど、高い磁石動作点となり使用磁石の高い磁束密度
を得ることができる。
ラメータ(エアギャップ長Lg、エアギャップ断面積A
g、起磁力損失係数kf、漏れ係数kr)が同じであれ
ば、パーミアンス係数Pは磁石厚みLmに比例し磁石断
面積Amに反比例する。このパーミアンス係数Pが大き
いほど、高い磁石動作点となり使用磁石の高い磁束密度
を得ることができる。
【0081】従って、望ましい形態として、配置する第
一の永久磁石3の周方向長さを短く設定することにより
同一磁石体積であれば磁石厚みを厚くすることができ、
一層パーミアンス係数Pを大きくすることができる。
一の永久磁石3の周方向長さを短く設定することにより
同一磁石体積であれば磁石厚みを厚くすることができ、
一層パーミアンス係数Pを大きくすることができる。
【0082】以上のように、回転子1のスリット1a・
1a間の中心と回転子1中心を結んだ線であるq軸を基
準に、第一の永久磁石3を、そのセンターが電気角で4
5°付近になるように、且つ外周面近傍に配置させるこ
とにより、リラクタンストルクTrとフレミングトルク
Tmのピーク位置のズレを解消し、最適な電流位相にお
いて高トルク・高効率化を実現できる。しかも、パーミ
アンス係数Pを大きくすることができるので、磁石能力
を有効に活用でき、一層の高トルク化を実現できる。
1a間の中心と回転子1中心を結んだ線であるq軸を基
準に、第一の永久磁石3を、そのセンターが電気角で4
5°付近になるように、且つ外周面近傍に配置させるこ
とにより、リラクタンストルクTrとフレミングトルク
Tmのピーク位置のズレを解消し、最適な電流位相にお
いて高トルク・高効率化を実現できる。しかも、パーミ
アンス係数Pを大きくすることができるので、磁石能力
を有効に活用でき、一層の高トルク化を実現できる。
【0083】上述したように、第一の永久磁石3を外周
表面で固定子6に対面する配置構成にすることで、磁石
磁束を、所望の領域に集中させることにより、フレミン
グトルクとリラクタンストルクのピークを略一致させる
ことが可能となると共に、等価エアギャップの低減、漏
れ磁束低減等、高トルク・高効率化を図ることが可能と
なる。
表面で固定子6に対面する配置構成にすることで、磁石
磁束を、所望の領域に集中させることにより、フレミン
グトルクとリラクタンストルクのピークを略一致させる
ことが可能となると共に、等価エアギャップの低減、漏
れ磁束低減等、高トルク・高効率化を図ることが可能と
なる。
【0084】上記第一の永久磁石3の表面配置と該磁石
保持方法について図4ないし図6に基づき詳述する。
保持方法について図4ないし図6に基づき詳述する。
【0085】例えば図4に示すように、第一の永久磁石
83を、表面が固定子6のティース8に巻回されたステ
ータ巻線7側に対向するように配置する場合、図1に示
すDCブラシレスモータと同じように、切り欠き部81
bの中心と回転子81中心を結んだ線を基準に、該第一
の永久磁石83のセンターが電気角で45°(機械角2
2.5°)付近で外周表面に露出するように配置し、且
つ該第一の永久磁石83の両端部83a,83bは楔状
の形状をなすように形成する方法が考えられる。
83を、表面が固定子6のティース8に巻回されたステ
ータ巻線7側に対向するように配置する場合、図1に示
すDCブラシレスモータと同じように、切り欠き部81
bの中心と回転子81中心を結んだ線を基準に、該第一
の永久磁石83のセンターが電気角で45°(機械角2
2.5°)付近で外周表面に露出するように配置し、且
つ該第一の永久磁石83の両端部83a,83bは楔状
の形状をなすように形成する方法が考えられる。
【0086】この場合、上記第一の永久磁石83に対応
する回転子81の切り欠き部81bも該第一の永久磁石
83両端部83a,83bの楔状の形状と逆の楔状の形
状をなしており、該第一の永久磁石83を回転子81の
上面から回転軸に沿って挿入可能にし、該回転子81の
回転時の第一の永久磁石83の飛散防止を可能にしてい
る。
する回転子81の切り欠き部81bも該第一の永久磁石
83両端部83a,83bの楔状の形状と逆の楔状の形
状をなしており、該第一の永久磁石83を回転子81の
上面から回転軸に沿って挿入可能にし、該回転子81の
回転時の第一の永久磁石83の飛散防止を可能にしてい
る。
【0087】また、図5に示すように、望ましくは第一
の永久磁石93の両端部93a,93bを段形状にして
もよい。これに対応する回転子91の切り欠き部91b
の形状も該第一の永久磁石93両端部93a,93bと
対応するような段形状をなしており、該第一の永久磁石
93を回転子91の上面から中心軸に沿って挿入可能に
し、回転子91の回転時の第一の永久磁石93の飛散防
止を可能にしている。
の永久磁石93の両端部93a,93bを段形状にして
もよい。これに対応する回転子91の切り欠き部91b
の形状も該第一の永久磁石93両端部93a,93bと
対応するような段形状をなしており、該第一の永久磁石
93を回転子91の上面から中心軸に沿って挿入可能に
し、回転子91の回転時の第一の永久磁石93の飛散防
止を可能にしている。
【0088】さらに、図6に示すように、望ましくは第
一の永久磁石103の両端部103a,103bはスト
レートであるが、該第一の永久磁石103上部に非磁性
材料109を、それに対応する回転子101の外周面の
切り欠き部101bに圧入することにより、該第一の永
久磁石103を回転子101の上面から中心軸に沿って
挿入可能にし、回転子101の回転時の第一の永久磁石
103の飛散防止を可能にしている。
一の永久磁石103の両端部103a,103bはスト
レートであるが、該第一の永久磁石103上部に非磁性
材料109を、それに対応する回転子101の外周面の
切り欠き部101bに圧入することにより、該第一の永
久磁石103を回転子101の上面から中心軸に沿って
挿入可能にし、回転子101の回転時の第一の永久磁石
103の飛散防止を可能にしている。
【0089】本実施の形態では、回転子1に形成された
スリット1aには空気以外は挿入されていない状態での
DCブラシレスモータについて説明したが、以下の実施
の形態2では、上記スリット1aに永久磁石を挿入した
例について説明する。
スリット1aには空気以外は挿入されていない状態での
DCブラシレスモータについて説明したが、以下の実施
の形態2では、上記スリット1aに永久磁石を挿入した
例について説明する。
【0090】〔実施の形態2〕本実施の形態に係るDC
ブラシレスモータは、図7に示すように、前記実施の形
態1で説明した図1に示すDCブラシレスモータにおい
て、回転子1のスリット1aに第二の永久磁石2が挿入
された構成となっている。
ブラシレスモータは、図7に示すように、前記実施の形
態1で説明した図1に示すDCブラシレスモータにおい
て、回転子1のスリット1aに第二の永久磁石2が挿入
された構成となっている。
【0091】上記第二の永久磁石2は、第一の永久磁石
3と同様に4個配置され、極性についても第一の永久磁
石3と同じように着磁されている。
3と同様に4個配置され、極性についても第一の永久磁
石3と同じように着磁されている。
【0092】上記構成のDCブラシレスモータでは、第
二の永久磁石2が回転子1内部に配置されているため等
価磁石表面積が大きくなりフレミングトルクTmの増大
が可能になると共に、その形状がスリット1aと同じ
く、回転子1中心側に凸状となる断面略円弧形状に形成
され、その両端部が回転子1外周面に近接する位置まで
延びていることにより、従来技術の欄で示した(1)式
のインダクタンスの差(Ld−Lq)が大きくなるの
で、リラクタンストルクTrの増大も可能になってい
る。
二の永久磁石2が回転子1内部に配置されているため等
価磁石表面積が大きくなりフレミングトルクTmの増大
が可能になると共に、その形状がスリット1aと同じ
く、回転子1中心側に凸状となる断面略円弧形状に形成
され、その両端部が回転子1外周面に近接する位置まで
延びていることにより、従来技術の欄で示した(1)式
のインダクタンスの差(Ld−Lq)が大きくなるの
で、リラクタンストルクTrの増大も可能になってい
る。
【0093】したがって、上記構成のDCブラシレスモ
ータは、前記実施の形態1のDCブラシレスモータに比
べて、回転子1内に第二の永久磁石2が配置されている
分、総合トルクが向上し、高回転はもとより低回転にお
いても適したモータとなる。
ータは、前記実施の形態1のDCブラシレスモータに比
べて、回転子1内に第二の永久磁石2が配置されている
分、総合トルクが向上し、高回転はもとより低回転にお
いても適したモータとなる。
【0094】なお、上記の実施の形態1および2におい
て、回転子1の空隙部であるスリット1aの形状は、中
心部分が回転軸4側に凸状となる断面略円弧状とし、該
第二の永久磁石2の形状も上記スリット1aの形状に合
わせている。しかしながら、本願発明は、これに限定す
るものではなく、他の形状のスリットおよび第二の永久
磁石であってもよい。このような他の形状の例につい
て、以下に説明する。ここでは、便宜上、図1に示すD
Cブラシレスモータと構成の異なる部材のみについて説
明し、同じ部材については、同一の符号を付記し、その
説明は省略する。
て、回転子1の空隙部であるスリット1aの形状は、中
心部分が回転軸4側に凸状となる断面略円弧状とし、該
第二の永久磁石2の形状も上記スリット1aの形状に合
わせている。しかしながら、本願発明は、これに限定す
るものではなく、他の形状のスリットおよび第二の永久
磁石であってもよい。このような他の形状の例につい
て、以下に説明する。ここでは、便宜上、図1に示すD
Cブラシレスモータと構成の異なる部材のみについて説
明し、同じ部材については、同一の符号を付記し、その
説明は省略する。
【0095】〔実施の形態3〕本実施の形態に係るDC
ブラシレスモータは、例えば図8に示すように、図1に
示す回転子1に代えて回転子21を備えている。
ブラシレスモータは、例えば図8に示すように、図1に
示す回転子1に代えて回転子21を備えている。
【0096】上記回転子21は、図1に示す回転子1と
同一の形状であるが、該回転子21のスリット21aの
中心部近傍の形状が断面略長方形状をなし、スリット2
1aの回転子21外周面に近接する部分では、中央部か
ら所定の距離を置いて折曲されている。これに合わせ
て、スリット21aに挿入される第二の永久磁石22の
形状も略長方形状になっている。なお、スリット21a
の両端部側の折曲部分には磁石が挿入されないようにな
っているが、挿入されていてもよい。
同一の形状であるが、該回転子21のスリット21aの
中心部近傍の形状が断面略長方形状をなし、スリット2
1aの回転子21外周面に近接する部分では、中央部か
ら所定の距離を置いて折曲されている。これに合わせ
て、スリット21aに挿入される第二の永久磁石22の
形状も略長方形状になっている。なお、スリット21a
の両端部側の折曲部分には磁石が挿入されないようにな
っているが、挿入されていてもよい。
【0097】また、上記の第二の永久磁石22は、図1
と同様に、4個配置されており、1個当たりの永久磁石
の極性は図8に示すように着磁され、90°対では極性
が反転するように配置されている。
と同様に、4個配置されており、1個当たりの永久磁石
の極性は図8に示すように着磁され、90°対では極性
が反転するように配置されている。
【0098】上記構成のDCブラシレスモータによれ
ば、第二の永久磁石22の形状が断面略長方形状である
ことから、該第二の永久磁石22は直方体状となってい
るので、該第二の永久磁石22の製造が容易となり、D
Cブラシレスモータの製作・加工が容易で量産性を向上
させることができる。
ば、第二の永久磁石22の形状が断面略長方形状である
ことから、該第二の永久磁石22は直方体状となってい
るので、該第二の永久磁石22の製造が容易となり、D
Cブラシレスモータの製作・加工が容易で量産性を向上
させることができる。
【0099】〔実施の形態4〕本実施の形態に係るDC
ブラシレスモータは、例えば図9に示すように、図1に
示す回転子1に代えて、回転子31を備えている。
ブラシレスモータは、例えば図9に示すように、図1に
示す回転子1に代えて、回転子31を備えている。
【0100】上記回転子31が図1に示す回転子1と異
なるのは、スリット31aおよび第二の永久磁石32の
形状である。スリット31aの形状は、中央部が回転軸
4側に凸状となるように、d軸を中心に2つに折曲さ
れ、それぞれの領域は断面略長方形状となっている。こ
のスリット31aの2つの領域それぞれに、スリット3
1aの形状に沿った直方体状の第二の永久磁石32がは
め込まれている。この場合、第二の永久磁石32は、回
転子31内に8個配置されることになり、1個当たりの
第二の永久磁石32の極性は図9に示すように着磁さ
れ、90°対では極性が反転するように配置されてい
る。
なるのは、スリット31aおよび第二の永久磁石32の
形状である。スリット31aの形状は、中央部が回転軸
4側に凸状となるように、d軸を中心に2つに折曲さ
れ、それぞれの領域は断面略長方形状となっている。こ
のスリット31aの2つの領域それぞれに、スリット3
1aの形状に沿った直方体状の第二の永久磁石32がは
め込まれている。この場合、第二の永久磁石32は、回
転子31内に8個配置されることになり、1個当たりの
第二の永久磁石32の極性は図9に示すように着磁さ
れ、90°対では極性が反転するように配置されてい
る。
【0101】上記構成のDCブラシレスモータによれ
ば、回転子31にはめ込む第二の永久磁石32の形状が
直方体となり製作・加工が容易で量産性に優れている。
さらに、リラクタンストルクの増加とともに等価磁石表
面積の増加によりフレミングトルクが増大する。
ば、回転子31にはめ込む第二の永久磁石32の形状が
直方体となり製作・加工が容易で量産性に優れている。
さらに、リラクタンストルクの増加とともに等価磁石表
面積の増加によりフレミングトルクが増大する。
【0102】〔実施の形態5〕本実施の形態に係るDC
ブラシレスモータは、例えば図10に示すように、図1
に示す回転子1に代えて、回転子41を備えている。
ブラシレスモータは、例えば図10に示すように、図1
に示す回転子1に代えて、回転子41を備えている。
【0103】上記回転子41は、図10に示すように、
各極毎に3個のスリット41aが形成されている。スリ
ット41aの形状は、図1に示すスリット1aと同様
に、中央部が回転軸4側に向かって凸状となる断面略円
弧形状である。
各極毎に3個のスリット41aが形成されている。スリ
ット41aの形状は、図1に示すスリット1aと同様
に、中央部が回転軸4側に向かって凸状となる断面略円
弧形状である。
【0104】そして、各スリット41aの端部41a’
は、回転子41の表面に近接するように形成されてい
る。
は、回転子41の表面に近接するように形成されてい
る。
【0105】そして、上記の各スリット41aには、そ
れぞれの形状に合致した第二の永久磁石42がはめ込ま
れている。
れぞれの形状に合致した第二の永久磁石42がはめ込ま
れている。
【0106】上記構成のDCブラシレスモータによれ
ば、一つの極内において第二の永久磁石42を増加させ
ているので、等価磁石表面積が増大し、フレミングトル
クを増大させることができる。また一つの極内において
スリット41aも増加しているので、リラクタンストル
クも増加する。
ば、一つの極内において第二の永久磁石42を増加させ
ているので、等価磁石表面積が増大し、フレミングトル
クを増大させることができる。また一つの極内において
スリット41aも増加しているので、リラクタンストル
クも増加する。
【0107】これにより、上記構成のDCブラシレスモ
ータは、図1に示したDCブラシレスモータと比較した
場合、総合トルクが向上している。したがって、図10
に示すDCブラシレスモータによれば、高トルク化を実
現できる。
ータは、図1に示したDCブラシレスモータと比較した
場合、総合トルクが向上している。したがって、図10
に示すDCブラシレスモータによれば、高トルク化を実
現できる。
【0108】なお、回転子41の1極におけるスリット
41aの配置数は3個に限定されるものではなく、これ
以上配置されてもよく、その場合には、さらにフレミン
グトルクの向上が図れる。
41aの配置数は3個に限定されるものではなく、これ
以上配置されてもよく、その場合には、さらにフレミン
グトルクの向上が図れる。
【0109】〔実施の形態6〕本実施の形態に係るDC
ブラシレスモータは、図11に示すように、図10に示
すスリット41aと同じ形状のスリット51aを各極に
3個ずつ配置した回転子51を有し、上記回転子51で
は、各極において、3個のスリット51aのうち回転軸
4に一番近い側のスリット51aにのみ第二の永久磁石
52がはめ込まれた構成となっている。
ブラシレスモータは、図11に示すように、図10に示
すスリット41aと同じ形状のスリット51aを各極に
3個ずつ配置した回転子51を有し、上記回転子51で
は、各極において、3個のスリット51aのうち回転軸
4に一番近い側のスリット51aにのみ第二の永久磁石
52がはめ込まれた構成となっている。
【0110】上記構成のDCブラシレスモータによれ
ば、回転子51における各極にはスリット51aが複数
設けられていることで、リラクタンストルクを増加させ
ることができる。
ば、回転子51における各極にはスリット51aが複数
設けられていることで、リラクタンストルクを増加させ
ることができる。
【0111】ところで、第二の永久磁石52は、各極の
3個のスリット51aのうち一つだけにはめ込まれてい
るので、図1に示したDCブラシレスモータに比べてフ
レミングトルクが低減している。しかしながら、このフ
レミングトルクの低減分を上記のリラクタンストルクの
増加分で補うことで、実質的に総合トルクを増加させる
ことができる。
3個のスリット51aのうち一つだけにはめ込まれてい
るので、図1に示したDCブラシレスモータに比べてフ
レミングトルクが低減している。しかしながら、このフ
レミングトルクの低減分を上記のリラクタンストルクの
増加分で補うことで、実質的に総合トルクを増加させる
ことができる。
【0112】さらに、図10に示すDCブラシレスモー
タに比べて、磁石量が少ない分、第二の永久磁石52に
よる誘起電圧を低減させることができる。これにより、
DCブラシレスモータの高速回転化を容易にでき、第二
の永久磁石52の体積を減少させることにより、コスト
ダウンを図ることができる。
タに比べて、磁石量が少ない分、第二の永久磁石52に
よる誘起電圧を低減させることができる。これにより、
DCブラシレスモータの高速回転化を容易にでき、第二
の永久磁石52の体積を減少させることにより、コスト
ダウンを図ることができる。
【0113】したがって、図11に示すDCブラシレス
モータは、高速回転に適したモータとなる。
モータは、高速回転に適したモータとなる。
【0114】また、3個のスリット51aのうち、2個
に第一の永久磁石52をはめ込めば、フレミングトルク
を向上させることができ、この結果、総合トルクをさら
に向上させることができる。このように、回転子51の
1極において、複数のスリット51aを形成することに
より、DCブラシレスモータの設計の自由度が増し、ユ
ーザが望む仕様にて容易にDCブラシレスモータを設計
できる。
に第一の永久磁石52をはめ込めば、フレミングトルク
を向上させることができ、この結果、総合トルクをさら
に向上させることができる。このように、回転子51の
1極において、複数のスリット51aを形成することに
より、DCブラシレスモータの設計の自由度が増し、ユ
ーザが望む仕様にて容易にDCブラシレスモータを設計
できる。
【0115】〔実施の形態7〕本実施の形態に係るDC
ブラシレスモータは、例えば図12に示すように、図1
に示した回転子1とほぼ同じ構成の回転子61を備えて
いる。
ブラシレスモータは、例えば図12に示すように、図1
に示した回転子1とほぼ同じ構成の回転子61を備えて
いる。
【0116】上記回転子61では、図1に示す回転子1
におけるスリット1aとほぼ同じ形状のスリット61a
が形成されている。このスリット61aには、d軸を中
心に半分の領域に第二の永久磁石62がはめ込まれてい
る。また、第一の永久磁石3は、図1に示す回転子1と
同じように、回転子61の表面の所定の位置に配置され
ている。
におけるスリット1aとほぼ同じ形状のスリット61a
が形成されている。このスリット61aには、d軸を中
心に半分の領域に第二の永久磁石62がはめ込まれてい
る。また、第一の永久磁石3は、図1に示す回転子1と
同じように、回転子61の表面の所定の位置に配置され
ている。
【0117】上記第二の永久磁石62は、第一の永久磁
石3に近い側のスリット61aの領域にはめ込まれてい
ると共に、極性が図12に示すように着磁され、90°
対では極性が反転するように配置されている。
石3に近い側のスリット61aの領域にはめ込まれてい
ると共に、極性が図12に示すように着磁され、90°
対では極性が反転するように配置されている。
【0118】上記構成のDCブラシレスモータによれ
ば、第二の永久磁石62の表面積が図1に示すDCブラ
シレスモータに比べて磁石表面積が小さくなるので、フ
レミングトルクは低減するが、磁石による誘起電圧が少
なく、高速回転化が可能となるとともに、磁石体積を減
少することによりコストダウンを実現できる。
ば、第二の永久磁石62の表面積が図1に示すDCブラ
シレスモータに比べて磁石表面積が小さくなるので、フ
レミングトルクは低減するが、磁石による誘起電圧が少
なく、高速回転化が可能となるとともに、磁石体積を減
少することによりコストダウンを実現できる。
【0119】〔実施の形態8〕本実施の形態に係るDC
ブラシレスモータは、例えば図13に示すように、図1
0に示す回転子41とほぼ同じ構成の回転子71を備え
ている。
ブラシレスモータは、例えば図13に示すように、図1
0に示す回転子41とほぼ同じ構成の回転子71を備え
ている。
【0120】上記回転子71では、前記実施の形態1と
同様に、表面の所定位置において第一の永久磁石3が配
置されているが、各スリット71aには第二の永久磁石
がはめ込まれていない構成となっている。
同様に、表面の所定位置において第一の永久磁石3が配
置されているが、各スリット71aには第二の永久磁石
がはめ込まれていない構成となっている。
【0121】したがって、上記構成のDCブラシレスモ
ータでは、フレミングトルクは低減するが、磁石による
誘起電圧が少なく、高速回転が可能となるとともに、所
望部分への磁束の集中が増し磁束の有効活用が図られる
とともに磁石体積を減少することによりコストダウンを
実現できる。
ータでは、フレミングトルクは低減するが、磁石による
誘起電圧が少なく、高速回転が可能となるとともに、所
望部分への磁束の集中が増し磁束の有効活用が図られる
とともに磁石体積を減少することによりコストダウンを
実現できる。
【0122】上述した実施の形態1〜8では、DCブラ
シレスモータについて本願発明を適用した例について説
明したが、ACブラシレスモータについもて本願発明を
適用することができる。
シレスモータについて本願発明を適用した例について説
明したが、ACブラシレスモータについもて本願発明を
適用することができる。
【0123】
【発明の効果】請求項1の発明のブラシレスモータは、
以上のように、回転子と、上記回転子の外周面に近接し
て配置され、上記回転子に駆動力を供給するための固定
子鉄心に捲線が巻回された固定子とを有し、上記回転子
は、該回転子の回転軸と外周面とを結ぶ直線を第1軸と
し、上記回転軸を通り上記第1軸に電気的に直交する直
線を第2軸としたときに、該回転子における上記第1軸
が通過する第1領域の磁気抵抗と第2軸が通過する第2
領域の磁気抵抗とが異なるように形成されると共に、上
記第1軸と第2軸とで囲まれた鋭角側の該回転子の外周
面近傍に永久磁石センターが配置されている構成であ
る。
以上のように、回転子と、上記回転子の外周面に近接し
て配置され、上記回転子に駆動力を供給するための固定
子鉄心に捲線が巻回された固定子とを有し、上記回転子
は、該回転子の回転軸と外周面とを結ぶ直線を第1軸と
し、上記回転軸を通り上記第1軸に電気的に直交する直
線を第2軸としたときに、該回転子における上記第1軸
が通過する第1領域の磁気抵抗と第2軸が通過する第2
領域の磁気抵抗とが異なるように形成されると共に、上
記第1軸と第2軸とで囲まれた鋭角側の該回転子の外周
面近傍に永久磁石センターが配置されている構成であ
る。
【0124】それゆえ、フレミングトルクのピークとリ
ラクタンストルクのピークとのズレを小さくすることが
でき、この結果、モータの総合的なトルクを向上させる
ことができるという効果を奏する。
ラクタンストルクのピークとのズレを小さくすることが
でき、この結果、モータの総合的なトルクを向上させる
ことができるという効果を奏する。
【0125】請求項2の発明のブラシレスモータは、以
上のように、請求項1の構成に加えて、回転子には、該
回転子の回転軸に平行で、且つ中央部近傍が該回転軸に
向かって略凸状で、両端部が該回転子の表面近傍にまで
延びた形状の空隙部が上記回転軸の周りに複数個形成さ
れ、上記空隙部は、上記第1領域に含まれず、且つ第2
領域に含まれる構成である。
上のように、請求項1の構成に加えて、回転子には、該
回転子の回転軸に平行で、且つ中央部近傍が該回転軸に
向かって略凸状で、両端部が該回転子の表面近傍にまで
延びた形状の空隙部が上記回転軸の周りに複数個形成さ
れ、上記空隙部は、上記第1領域に含まれず、且つ第2
領域に含まれる構成である。
【0126】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、空隙部の透磁率は、空気と同じ透磁率と考えて良
く、この結果、空隙部を通る第2軸の磁気抵抗が空隙部
を通らない第1軸の磁気抵抗よりも大きくなる。このよ
うに、回転子内部に空隙部を設けるだけで、簡単に磁気
抵抗の差を生じさせることができる。
えて、空隙部の透磁率は、空気と同じ透磁率と考えて良
く、この結果、空隙部を通る第2軸の磁気抵抗が空隙部
を通らない第1軸の磁気抵抗よりも大きくなる。このよ
うに、回転子内部に空隙部を設けるだけで、簡単に磁気
抵抗の差を生じさせることができる。
【0127】しかも、空隙部の中央部が回転子の回転軸
側に凸状で、且つ該空隙部の両端部が回転子の表面近傍
まで延びていることにより、第1軸のインダクタンスと
第2軸のインダクタンスとの差をさらに大きくすること
ができるので、リラクタンストルクを大きくすることが
できるという効果を奏する。
側に凸状で、且つ該空隙部の両端部が回転子の表面近傍
まで延びていることにより、第1軸のインダクタンスと
第2軸のインダクタンスとの差をさらに大きくすること
ができるので、リラクタンストルクを大きくすることが
できるという効果を奏する。
【0128】請求項3の発明のブラシレスモータは、以
上のように、請求項2の構成に加えて、空隙部に永久磁
石がはめ込まれている構成である。
上のように、請求項2の構成に加えて、空隙部に永久磁
石がはめ込まれている構成である。
【0129】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、空隙部に永久磁石がはめ込まれていることによ
り、回転子内部に永久磁石が配置されることになる。こ
れにより、回転子における等価磁石表面積が大きくな
り、フレミングトルクを増大させることができ、この結
果、総合トルクの増大を図ることができるという効果を
奏する。
えて、空隙部に永久磁石がはめ込まれていることによ
り、回転子内部に永久磁石が配置されることになる。こ
れにより、回転子における等価磁石表面積が大きくな
り、フレミングトルクを増大させることができ、この結
果、総合トルクの増大を図ることができるという効果を
奏する。
【0130】請求項4の発明のブラシレスモータは、以
上のように、請求項1ないし3の何れかの構成に加え
て、回転子の外周面近傍の永久磁石は、表面が上記固定
子の固定子鉄心に巻回された捲線側面に対向するように
配置されている構成である。
上のように、請求項1ないし3の何れかの構成に加え
て、回転子の外周面近傍の永久磁石は、表面が上記固定
子の固定子鉄心に巻回された捲線側面に対向するように
配置されている構成である。
【0131】それゆえ、請求項1ないし3の何れかの構
成による効果に加えて、永久磁石は、表面が上記固定子
と対向するように配置されていることで、磁石磁束を、
所望の領域に集中させることにより、フレミングトルク
とリラクタンストルクのピークを略一致させることが可
能となる。したがって、等価エアギャップの低減、漏れ
磁束の低減が図れるので、高トルク・高効率化が図れる
ブラシレスモータを提供することができるという効果を
奏する。
成による効果に加えて、永久磁石は、表面が上記固定子
と対向するように配置されていることで、磁石磁束を、
所望の領域に集中させることにより、フレミングトルク
とリラクタンストルクのピークを略一致させることが可
能となる。したがって、等価エアギャップの低減、漏れ
磁束の低減が図れるので、高トルク・高効率化が図れる
ブラシレスモータを提供することができるという効果を
奏する。
【図1】本発明のDCブラシレスモータの一例を示す概
略構成図である。
略構成図である。
【図2】図1に示すDCブラシレスモータのq軸とd軸
との関係を示す説明図である。
との関係を示す説明図である。
【図3】図1に示すDCブラシレスモータにおける磁束
シフトとトルク比との関係を示すグラフである。
シフトとトルク比との関係を示すグラフである。
【図4】本発明のDCブラシレスモータにおける第一の
永久磁石と回転子との関係の一例を示す説明図である。
永久磁石と回転子との関係の一例を示す説明図である。
【図5】本発明のDCブラシレスモータにおける第一の
永久磁石と回転子との関係の他の例を示す説明図であ
る。
永久磁石と回転子との関係の他の例を示す説明図であ
る。
【図6】本発明のDCブラシレスモータにおける第一の
永久磁石と回転子との関係のさらに他の例を示す説明図
である。
永久磁石と回転子との関係のさらに他の例を示す説明図
である。
【図7】本発明のDCブラシレスモータの他の例を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図8】本発明のDCブラシレスモータのさらに他の例
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
【図9】本発明のDCブラシレスモータのさらに他の例
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
【図10】本発明のDCブラシレスモータのさらに他の
例を示す概略構成図である。
例を示す概略構成図である。
【図11】本発明のDCブラシレスモータのさらに他の
例を示す概略構成図である。
例を示す概略構成図である。
【図12】本発明のDCブラシレスモータのさらに他の
例を示す概略構成図である。
例を示す概略構成図である。
【図13】本発明のDCブラシレスモータのさらに他の
例を示す概略構成図である。
例を示す概略構成図である。
【図14】従来のブラシレスモータの概略構成図であ
る。
る。
【図15】従来のブラシレスモータの概略構成図であ
る。
る。
【図16】図15に示すブラシレスモータにおけるフレ
ミングトルク、リラクタンストルク、総合トルクの関係
を示すグラフである。
ミングトルク、リラクタンストルク、総合トルクの関係
を示すグラフである。
1 回転子 1a スリット(空隙部) 1b 切り欠き部 2 第二の永久磁石 3 第一の永久磁石 4 回転軸 5 直線(第1軸) 6 固定子 7 ステータ巻線(捲線) 8 ティース(固定子鉄心) 9 直線(第2軸) 21 回転子 21a スリット(空隙部) 22 第二の永久磁石 31 回転子 31a スリット(空隙部) 32 第二の永久磁石 41 回転子 41a スリット(空隙部) 42 第二の永久磁石 51 回転子 51a スリット(空隙部) 52 第二の永久磁石 61 回転子 61a スリット(空隙部) 62 第二の永久磁石 71 回転子 71a スリット(空隙部) 81 回転子 81b 切り欠き部 83 第一の永久磁石 91 回転子 91b 切り欠き部 93 第一の永久磁石 101 回転子 101b 切り欠き部 103 第一の永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H002 AA09 AB07 AD04 AE08 5H619 AA01 BB01 BB06 BB13 BB15 BB24 PP02 PP06 PP08 5H622 AA03 CA02 CA05 CA10 CB04 CB05 PP03 PP10 PP11 QB02 QB05
Claims (4)
- 【請求項1】回転子と、 上記回転子の外周面に近接して配置され、上記回転子に
駆動力を供給するための固定子鉄心に捲線が巻回された
固定子とを有し、 上記回転子は、該回転子の回転軸と外周面とを結ぶ直線
を第1軸とし、上記回転軸を通り上記第1軸に電気的に
直交する直線を第2軸としたときに、該回転子における
上記第1軸が通過する第1領域の磁気抵抗と第2軸が通
過する第2領域の磁気抵抗とが異なるように形成される
と共に、上記第1軸と第2軸とで囲まれた鋭角側の該回
転子の外周面近傍に永久磁石センターが配置されている
ことを特徴とするブラシレスモータ。 - 【請求項2】上記回転子には、該回転子の回転軸に平行
で、且つ中央部近傍が該回転軸に向かって略凸状で、両
端部が該回転子の表面近傍にまで延びた形状の空隙部が
上記回転軸の周りに複数個形成され、 上記空隙部は、上記第1領域に含まれず、且つ第2領域
に含まれることを特徴とする請求項1記載のブラシレス
モータ。 - 【請求項3】上記空隙部に、上記回転子の外周面近傍に
配置された永久磁石とは別体の永久磁石がはめ込まれて
いることを特徴とする請求項2記載のブラシレスモー
タ。 - 【請求項4】上記回転子の外周面近傍の永久磁石は、表
面が上記固定子の固定子鉄心に巻回された捲線側面に対
向するように配置されていることを特徴とする請求項1
ないし3の何れかに記載のブラシレスモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056082A JP2000253608A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11056082A JP2000253608A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | ブラシレスモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000253608A true JP2000253608A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=13017176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11056082A Pending JP2000253608A (ja) | 1999-03-03 | 1999-03-03 | ブラシレスモータ |
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-
1999
- 1999-03-03 JP JP11056082A patent/JP2000253608A/ja active Pending
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