JP2000253618A - 電動アクチュエータ - Google Patents

電動アクチュエータ

Info

Publication number
JP2000253618A
JP2000253618A JP11056626A JP5662699A JP2000253618A JP 2000253618 A JP2000253618 A JP 2000253618A JP 11056626 A JP11056626 A JP 11056626A JP 5662699 A JP5662699 A JP 5662699A JP 2000253618 A JP2000253618 A JP 2000253618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bush
screw shaft
motion
peripheral surface
clutch mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11056626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3646018B2 (ja
Inventor
Kotaro Oyama
弘太郎 尾山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Electric Co Ltd filed Critical Aichi Electric Co Ltd
Priority to JP05662699A priority Critical patent/JP3646018B2/ja
Publication of JP2000253618A publication Critical patent/JP2000253618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3646018B2 publication Critical patent/JP3646018B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多大な時間と労力を必要とすることなく、容
易に出力手段を操作することができるようにする。 【解決手段】 減速手段3及び駆動力制御手段16との
間にまたがった状態でねじ軸9の外周面に嵌着した中空
円筒状のブッシュ23と、前記ねじ軸9の支持部9b基
端内側に穿孔・形成した中空部25と、前記中空部25
の内,外を連通する連通孔25bと、前記中空部25内
に圧縮バネ27を介して摺動可能に嵌挿される操作杆2
6と、前記連通孔25b内に移動可能に嵌合され、か
つ、前記ブッシュ23内周面に形成した係合溝23aと
係脱可能に係合する鋼球29とを備えてクラッチ機構3
0を構成し、前記操作杆26を操作手段31の操作レバ
ー34にて押動することにより、前記操作杆26の第1
の膨出部26b上に位置してブッシュ23の係合溝23
aと係合している鋼球29を、凹陥部26dに移動させ
て前記係合溝23aとの係合を解除し、これにより、ね
じ軸9と前記ブッシュ23に取付けた減速手段3及び駆
動力制御手段16との連結を解除して、出力手段として
の駆動ロッド11を容易に操作できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、医療機関
等で使用するベットや治療用の椅子等を昇降あるいは起
倒駆動させるための駆動源として使用する電動アクチュ
エータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、駆動ロッドを直線往復駆
動させる装置としては、一般的に油圧シリンダとかエア
シリンダが使用されてきた。前者の油圧シリンダはその
使用に際して大掛かりな油圧ユニットを必要とし、ま
た、後者のエアシリンダはエア配管を必要とすることは
もとより、排気音が大きく、騒音の発生源となることが
ある等、前記2つのシリンダを例えば、医療機関等で使
用するベットや治療用の椅子等を昇降あるいは起倒駆動
させるための駆動源として使用するには、設置スペース
をはじめ圧力油の漏れや騒音等の問題を考慮すると使用
が困難であった。
【0003】このため、近年、電動機の回転運動を直線
往復運動に変換して、操作対象物と連結する駆動ロッド
を直線往復駆動させる電動アクチュエータが使用される
ようになってきた。前記電動アクチュエータは駆動源が
電動機であるため、小形化が可能となり、狭隘な場所で
も使用することができるので大変利便である。そして、
前記電動アクチュエータは、電動機及び減速手段からな
る駆動手段と、前記駆動手段と駆動可能に連結したねじ
軸と、前記ねじ軸にナットを介して螺合した駆動ロッド
とを備え、前記駆動手段の減速回転運動をねじ軸に伝達
し、前記ねじ軸を右または左方向に回転させることによ
り、前記駆動ロッドをナットのねじ作用を利用して直線
往復駆動させ、操作対象物(ベッドの背部等)を動作さ
せるように構成されている。
【0004】また、前記電動アクチュエータは、例え
ば、これを医療機関等で使用するベッドにおいて、前記
ベッドの背部を起倒させたり、ベッド自体を昇降させた
りする駆動源として使用するような場合、停電事故等が
発生することにより、電動アクチュエータを駆動するこ
とができなくなったときでも、ベッドを使用している患
者が何らかの発作等を起こした場合に、医師が迅速に処
置を行えるよう、人手により駆動ロッドを後退させて、
背部の傾倒操作及びベッド自体の下降操作が行えるよう
に構成されているのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記電動アク
チュエータを停電事故等発生時に人手により操作する場
合、駆動手段と連結したねじ軸を、操作ハンドル等を連
結して操作することにより回動すればよいが、前記ねじ
軸を人手により回動させるには、前記駆動手段を構成す
る減速手段を介して電動機をも回動させなければなら
ず、前記のように、ねじ軸側から電動機を回動させるに
は回転効率が非常に悪いため、多大な時間と労力が必要
となり、迅速・容易に操作を行うことが難しかった。
【0006】また、駆動手段を構成する減速手段とし
て、ウォーム及びウォームホイールを使用した場合、前
記ウォーム及びウォームホイールの特徴として、ウォー
ム側からはウォームホイールを回転させることができる
ものの、ウォームホイール側からウォームを回転させる
ことができないという、所謂セルフロック現象が知られ
ており、前記のように、ねじ軸側(ウォームホイール)
から電動機(ウォーム)を回転させるには、前記セルフ
ロック現象が発生しないようにウォーム及びウォームホ
イールの進み角等を特別に調節する必要があり、この結
果、ウォーム及びウォームホイールは特殊加工したもの
を使用しなければならないという問題があった。
【0007】本発明は、前記種々の問題に鑑み、停電事
故時等において、多大な時間と労力を必要とすることな
く、簡易に操作可能な電動アクチュエータを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、回転運動を発生する電動機及び前記電
動機の回転運動を所定の速度に減速する減速手段からな
る駆動手段と、前記減速手段に嵌着されて駆動手段によ
る回転運動を直線運動に変換する運動変換手段と、前記
運動変換手段により変換された直線運動を出力する出力
手段と、前記運動変換手段の途中に設けた駆動力変換手
段とを備えた電動アクチュエータにおいて、前記運動変
換手段の出力手段と反対側に位置する基端側に、運動変
換手段と駆動手段及び駆動力制御手段との連結を維持・
解除するクラッチ機構と、前記運動変換手段の基端部を
収容するカバー体に取付けられて前記クラッチ機構を操
作する操作手段とを具備して構成したことを特徴とす
る。
【0009】また、前記クラッチ機構は、運動変換手段
の外周面に減速手段と駆動力制御手段との間にまたがっ
た状態で嵌着した中空円筒状のブッシュと、運動変換手
段の出力手段と反対側に位置する基端部に穿孔・形成し
た中空部と、前記中空部と連通可能に穿孔した複数の連
通孔と、前記中空部内に圧縮バネを介して摺動可能に収
容される操作杆と、前記連通孔に移動可能に嵌合し、か
つ、前記ブッシュの内周面に形成した係合溝に係脱可能
に係合する鋼球とを備えて構成したことを特徴とする。
【0010】更に、前記運動変換手段には、ブッシュの
内周面と対応する部位において複数箇所に凹溝を凹設
し、かつ、前記各凹溝にはゴム製のOリングを嵌合する
ことにより、クラッチ機構の動作時、前記ブッシュとの
間で所定の制動力を発生させる補助制動手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0011】また、前記クラッチ機構と操作手段との間
には、運動変換手段の基端部を収容するカバー体の内周
面にシール部材を介して嵌着したシールブッシュと、前
記シールブッシュの内周面にシール部材を介して摺動可
能に嵌挿したシールピンと、前記シールピンを所定方向
に押圧・付勢する圧縮バネとにより構成したシール手段
を介在させたことを特徴とする
【0012】本発明によれば、運動変換手段の基端側に
簡素な構成のクラッチ機構を備え、前記クラッチ機構を
操作手段にて操作することにより、迅速・容易に運動変
換手段と駆動手段及び駆動力制御手段との連結を解除
し、運動変換手段(ねじ軸)のみを回動させて出力手段
(駆動ロッド)を後退させることがができるので、大変
利便である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図11によって説明する。図1は本発明の電動ア
クチュエータAの縦断側面図を示すもので、図1におい
て、1は前記電動アクチュエータAの駆動手段であり、
駆動源として回転運動を発生する電動機2と、前記電動
機2の下側(図1の下方)において、電動機2の回転出
力を、例えば、縦方向から横方向に変換して減速出力す
る減速手段3とを備えて構成されている。前記減速手段
3は、例えば、図4で示すように、電動機2の回転子軸
2a先端部に形成したウォーム4と、このウォーム4と
噛合するウォームホイール5とからなり、前記電動機2
の回転を所定の速度に減速させる。
【0014】6は中空筒状のケーシングで、内部には減
速手段3及び運動変換手段7を水平方向に直線状に配置
して収納するとともに、開口部6a(図1の右側)に
は、中空円筒状の固定筒8の基端部が取外し可能に螺着
されている。また、前記開口部6aと反対側に位置する
開口端6b(図1の左側)上には、電動機2が直立状態
で取付けられている。
【0015】次に、前記運動変換手段7の構成について
説明する。前記運動変換手段7は、図1に示すように、
先端側に同一リードの台形ねじを螺設することによりね
じ部9aを形成し、かつ、基端側に前記ねじ部9aより
小径な支持部9bを形成して構成したねじ軸9と、前記
ねじ軸9のねじ部9aに螺合するナット10を介して、
前記ねじ軸9と駆動結合した中空円筒状の駆動ロッド1
1(出力手段)とによって概略構成されている。前記駆
動ロッド11は、駆動手段1によりねじ軸9を所定方向
に回転させると、前記ナット10のねじ作用によって直
線方向(図1の左右方向)に進退し、駆動ロッド11の
先端部に連結した操作対象物を動作させる。
【0016】前記ねじ軸9の支持部9bには、図1,5
で示すように、その右端側において、ねじ部9aとの間
にカラー12を介在させた状態でスラスト軸受13が取
付けられており、また、そのほぼ中央にはラジアル軸受
14が、ケーシング6内に嵌着した軸受筐15に挿入・
固定した状態で支持されており、更に、前記スラスト軸
受13と軸受筐15との間には、駆動力制御手段16が
配置されている。なお、図1において、17は前記軸受
筐15がケーシング6内から抜脱するのを阻止するため
の止輪等からなる固定部材である。また、18は前記ケ
ーシング6の開口端6b(図1の左側)に被着したカバ
ー体18で、前記ねじ軸9の支持部9bは、前記カバー
体18に設けた軸受部18aとラジアル軸受14とによ
って回転自在に支持される。
【0017】次に、前記駆動力制御手段16について説
明する。前記駆動力制御手段16は、図1,5で示すよ
うに、軸受筐15とスラスト軸受13との間に取付けた
ホルダー19と、前記ホルダー19に圧入・固定したワ
ンウェイクラッチ20と、前記ホルダー19の左端部に
止着したブレーキシュー21と、前記軸受筐15の右端
側に前記ブレーキシュー21と常時摺接する状態で取付
けた金属製のブレーキディスク22とを備えて構成され
ている。なお、前記ブレーキディスク22は、図5で示
すように、その外周の一部に突設形成した係合突起22
aを、ケーシング6内周面の前記係合突起22aと対応
する位置に形成した係合溝6cに係合させることによ
り、回動不能となして取付けられている。
【0018】そして、前記ワンウェイクラッチ20は、
回転する対象物(本例ではねじ軸9)に対して、一方向
は対象物と一体となって回転し、他方向は対象物を自由
に回転させるように構成されているので、本例ではワン
ウェイクラッチ20を図1に示すねじ軸9に取付ける場
合は、駆動ロッド11の進出方向にねじ軸9を回転させ
ようとするときはこれを自由に回転させ、逆に、ねじ軸
9を駆動ロッド11の後退方向に回転させようとすると
きはねじ軸9と一体となって回転するように取付けられ
ている。
【0019】従って、駆動ロッド11を後退させる方向
にねじ軸9を駆動手段1の電動機2により回動させると
きは、前記ワンウェイクラッチ20を固定したホルダー
19をねじ軸9と一体的に回動させることにより、前記
ホルダー19に止着したブレーキシュー21とブレーキ
ディスク22との間に制動力を発生させながらねじ軸9
の回動を行うもので、この場合、ねじ軸9には所定の制
動力が付与されるため、その回動が大きく抑制されるこ
とになる。
【0020】次に、図5において、23は前記ねじ軸9
の支持部9bに嵌着した金属製の中空円筒状のブッシュ
で、駆動力制御手段16のワンウェイクラッチ20と、
減速手段3のウォームホイール5との間にまたがって配
置されており、前記ウォームホイール5,ワンウェイク
ラッチ20及びラジアル軸受14はブッシュ23を介し
てねじ軸9の支持部9bに取付けられている。なお、前
記ブッシュ23の左端(図5の左端)内周面には、後述
する鋼球29が係合する係合溝23aが、図8で示すよ
うに、所定の角度間隔及び長さ寸法で、例えば、3ヶ所
に形成されている。24は前記ウォームホイール5を複
数箇所においてブッシュ23に締着・固定するための止
ねじである(図5には1ヶ所のみ図示)。
【0021】図5,7において、25は前記ねじ軸9の
支持部9b基端(図5の左側)内部に、所定の深さ寸法
で穿孔・形成した中空部で、その深さ方向(図5の右方
向)の中央付近には段部25aが設けられている(図7
参照)。また、前記中空部25の段部25aと先端部
(図5の右端)との中間位置には、前記中空部25の
内,外を連通する連通孔25bが、図7で示すように所
定の角度間隔で例えば、3ヶ所に穿孔されている。
【0022】図5,6において、26は前記中空部25
内に摺動可能に挿通される操作杆で、その長さ方向のほ
ぼ中央には鍔部26aが形成されている。前記鍔部26
aの右側(図5の右方向)には、第1,第2の膨出部2
6b,26c及び凹陥部26dが形成されており、前記
第1の膨出部26bと凹陥部26dとは、図5,6で示
すように、所定の傾斜角度を有する斜面26eによって
連結されている。26fは前記鍔部26aの左側(図5
の左方向)に形成した操作ピンである。
【0023】27は前記中空部25に設けた段部25a
と操作杆26の鍔部26aとの間に介挿した圧縮バネ
で、図5で示すように、操作杆26の第1の膨出部26
bとねじ軸9の連通孔25bとを合致させた状態で前記
操作杆26を、中空部25の開口端(図5の左端)に嵌
着した止輪等からなる固定部材28側に、常時押圧・付
勢している。29は前記ねじ軸9の連通孔25bに嵌合
した鋼球で、ブッシュ23内周面に形成した係合溝23
aと係脱可能に係合することにより、ねじ軸9と前記ブ
ッシュ23に取付けた駆動手段1(ウォームホイール
5)及び駆動力制御手段16とを連結する。
【0024】そして、図5で示すように、操作杆26を
圧縮バネ27を介して中空部25内に挿通するととも
に、前記中空部25の内,外を連通する連通孔25bに
鋼球29を嵌合し、前記鋼球29をブッシュ23の内周
面に形成した係合溝23aと係脱可能に係合させること
により、ねじ軸9と駆動手段1及び駆動力制御手段16
とを連結したり、前記連結を解除したりするクラッチ機
構30を構成する。
【0025】31は前記クラッチ機構30を操作するた
めの操作手段で、図1,2,5で示すように、ケーシン
グ6の開口端6b(図5の左端)に止着したカバー体1
8の筒状部18bに、ねじ等の締付部材を用いて締着・
固定した支持枠体32と、前記支持枠体32に枢支軸3
3を介して回動可能に取付けた操作レバー34と、前記
操作レバー34の下端部に取付けた引張ワイヤー35と
を備えて構成されており、前記引張ワイヤー35は、電
動アクチュエータAを駆動源として使用する機器(例え
ば、ベッド等)の所定位置まで引出される。
【0026】前記操作レバー34は、図1,5で示すよ
うに、常時クラッチ機構30を構成する操作杆26の操
作ピン26fに当接した状態となっており、前記操作杆
26を必要に応じて操作レバー34によって操作するこ
とにより、クラッチ機構30を動作させ、ねじ軸9と駆
動手段1及び駆動力制御手段16とを連結したり、前記
連結を解除したりすることができる。
【0027】次に、36はねじ軸9の支持部9bのブッ
シュ23内周面と対応する部位に設けた補助制動手段
で、図5,7で示すように、前記ブッシュ23の内周面
と対応するねじ軸9の支持部9bの外周面に凹溝37を
複数箇所(図5,7においては4ヶ所)周設し、この複
数の凹溝37にそれぞれゴム製のOリング38を嵌着す
ることにより構成されており、クラッチ機構30を動作
させ、駆動手段1及び駆動力制御手段16との連結を解
除してねじ軸9を回転させる際、前記Oリング38がブ
ッシュ23内周面と摺接しながら回転することにより、
ねじ軸9に制動力を付与する。
【0028】なお、図2において、39,39はケーシ
ング6の軸方向と直交する方向に、前記ケーシング6と
一体的に形成して突設した電動アクチュエータAの枢支
軸で、中心部には電動アクチュエータAを枢支するため
のねじ孔等の取付孔40,40が穿設されている。ま
た、図1において、41は駆動ロッド11の先端に設け
た取付孔である。
【0029】次に、電動アクチュエータAの動作につい
て説明する。図11に電動アクチュエータAの使用可能
な適用例を示す。電動アクチュエータAは使用に際し
て、そのケーシング6に設けた枢支軸39を所定の固定
場所に設けた支持座42に当接し、この支持座42から
枢支軸39の取付孔40に枢支ピン43を挿着して、電
動アクチュエータAを支持座42に回動自在に枢支す
る。また、電動アクチュエータAの駆動ロッド11の先
端部は、操作対象物(例えば、ベッドの背部等)Bの連
結金具44に、駆動ロッド11先端の取付孔41を利用
して枢軸45を挿入することにより駆動可能に連結す
る。
【0030】つづいて、前記操作対象物Bを電動アクチ
ュエータAを駆動することにより、図11に実線で示す
倒伏状態(水平状態)から、枢支部46を中心として、
2点鎖線で示すように所定角度傾斜させる場合について
説明する。前記電動アクチュエータAの駆動手段1を構
成する電動機2を起動すると、前記電動機2の回転は減
速手段3にて所定の速度に減速された状態で、前記減速
手段3のウォームホイール5を嵌着したねじ軸9に伝達
され、前記ねじ軸9を駆動ロッド11が進出する方向に
回動させる。
【0031】このとき、ねじ軸9と駆動手段1及び駆動
力制御手段16とを連結するクラッチ機構30は、図5
及び図9(a)で示すように、ねじ軸9の連通孔25b
と合致する位置に操作杆26の第1の膨出部26bが存
在しており、前記連通孔25bに嵌合する鋼球29の頂
部が連通孔25bから突出し、ブッシュ23内周面に形
成した係合溝23aと係合して、ねじ軸9と前記ブッシ
ュ23に取付けた駆動手段1及び駆動力制御手段16と
の連結状態を維持しているので、前記駆動手段1の減速
回転はねじ軸9に良好に伝達され、前記ねじ軸9を回動
させることができる。
【0032】前記ねじ軸9の回動により、ねじ軸9と螺
合するナット10は、ねじ作用により図3で示すよう
に、ねじ軸11の先端側に移動して、前記ナット10に
取付けた駆動ロッド11を固定筒8から徐々に進出さ
せ、その先端部に連結した操作対象物Bの連結金具44
を図11の左方向に押動し、前記操作対象物Bを枢支部
46を中心として、図11に実線で示す倒伏(水平)状
態から、図11に2点鎖線で示すように所定角度傾斜さ
せる。
【0033】なお、前記のように、ねじ軸9を回動して
駆動ロッド11を進出させる場合、前記ねじ軸9は、ワ
ンウェイクラッチ20の機能により制動力を受けないよ
うに設定されているので、前記ねじ軸9は円滑に回動さ
せることができる。また、駆動ロッド11の進出を途中
で停止したとき(駆動手段1を停止させたとき)、駆動
ロッド11は操作対象物Bに加わる荷重により、ねじ軸
9を逆方向に回動させようとするが、駆動力制御手段1
6を構成するブレーキシュー21がブレーキディスク2
2に、前記荷重により押圧された状態で摺接して制動力
が発生するので、駆動ロッド11は前記制動力を受けて
逆行することなく停止する。
【0034】次に、操作対象物Bを図11に2点鎖線で
示す傾斜状態から、図11に実線で示すように水平な状
態に倒伏させる場合について説明する。この場合、電動
アクチュエータAの駆動手段1を構成する電動機2を先
程とは逆方向に起動(回転)させればよく、前記電動機
2を起動し、その回転を減速手段3により所定の速度に
減速させた状態でねじ軸9に伝達して、前記ねじ軸9を
駆動ロッド11を後退させる方向に回動させると、ねじ
軸9に螺合するナット10は、ねじ作用により図1で示
すように、ねじ軸9の基端側に移動して、前記ナット1
0に取付けた駆動ロッド11を徐々に後退させ、その先
端部に連結した操作対象物Bの連結金具44を図11の
右方向に引動し、前記操作対象物Bをその枢支部46を
中心として図11に2点鎖線で示す傾斜状態から、図1
1に実線で示すように水平な状態に倒伏させる。
【0035】前記操作対象物Bを、駆動ロッド11を後
退させることにより、図11に実線で示すように倒伏さ
せる際、前記駆動ロッド11には操作対象物Bの全荷重
が加わってこれを急速に後退させようとする。しかし、
駆動ロッド11に加わる荷重はナット10を介してねじ
軸9に伝達され、前記ねじ軸9を図1において左方向に
押動し、ブレーキシュー21をブレーキディスク22側
に強固に押圧するとともに、ねじ軸9に付設したワンウ
ェイクラッチ20はホルダー19をねじ軸9と一体的に
回動させ、前記ホルダー19に止着したブレーキシュー
21とブレーキディスク22との間に制動力を発生させ
るので、駆動ロッド11は操作対象物Bの全荷重を受け
ても急速に後退せず、制動力が加えられた状態で後退し
て、操作対象物Bを円滑・安全に倒伏させることができ
る。
【0036】なお、このとき、ねじ軸9と駆動手段1及
び駆動力制御手段16とを連結するクラッチ機構30
は、図5及び図9(a)で示すように、ねじ軸9の連通
孔25bと合致する位置に操作杆26の第1の膨出部2
6bが存在しており、前記連通孔25bに嵌合する鋼球
29の頂部が連通孔25bから突出し、ブッシュ23内
周面に形成した係合溝23aと係合して、ねじ軸9と前
記ブッシュ23に取付けた駆動手段1及び駆動力制御手
段16との連結状態を維持しているので、前記駆動手段
1の減速回転はねじ軸9に良好に伝達され、前記ねじ軸
9を回動させることができるとともに、駆動力制御手段
16も、ねじ軸9と一体的に回動して制動力を発生させ
るので、操作対象物Bを安全に倒伏させることができ
る。
【0037】次に、停電事故等が発生したとき等に、操
作対象物Bを手動により、図11に2点鎖線で示すよう
に所定角度で傾斜させた状態から、実線で示すように水
平な状態に倒伏させる場合について説明する。この場
合、操作手段31を介してクラッチ機構30を操作する
ことにより、容易に駆動ロッド11を後退させることが
可能となる。
【0038】即ち、図5において、操作手段31の引張
ワイヤー35を図の右方向に引動することにより、操作
レバー34を枢支軸33を中心として反時計方向に回動
させ、前記操作レバー34に当接する操作杆26の操作
ピン26fを図の右方向に押動する。この結果、前記操
作杆26は、圧縮バネ27の弾性力に抗して、図10で
示すように、その凹陥部26dがねじ軸9の連通孔25
bと合致する位置まで移動する。
【0039】前記のように操作杆26が押動され、前記
操作杆26の凹陥部26dとねじ軸9の連通孔25bと
が合致すると、前記連通孔25bに嵌合されている鋼球
29は、操作杆26の第1の膨出部26bによる支持か
ら解放されて凹陥部26dに移動し、ブッシュ23に形
成した係合溝23aとの係合が解除される(図9(b)
及び図10参照。ただし、ねじ軸9の下部側に穿孔した
連通孔25bに嵌合する鋼球29は、凹陥部26dと係
合溝23aとの高さ位置の関係から、凹陥部26d側へ
移動可能な状態で係合溝23aと係合している)。
【0040】この結果、前記ねじ軸9は、ブッシュ23
との係合が解除される、即ち、前記ブッシュ23に取付
けた駆動手段1の減速手段3を構成するウォームホイー
ル5及びねじ軸9の後退時に制動力を発生する駆動力制
御手段16との連結が解除されることとなり、ねじ軸9
のみを容易に回動させることができる。
【0041】前記のように、ねじ軸9とウォームホイー
ル5及び駆動力制御手段16との連結が解除されると、
前記ねじ軸9は、駆動ロッド11→ナット10を介して
伝達される操作対象物Bの荷重によって徐々に回動を開
始する(図9(b)における時計方向)。このとき、図
9(b)で示すように、ねじ軸9下部側の連通孔25b
に嵌合する鋼球29は、操作杆26の凹陥部26dとブ
ッシュ23に形成した係合溝23aとの高さ位置の関係
から、係合溝23aに係合しているものの、操作杆26
の第1の膨出部26bによる支持からは解放された状態
であり、ねじ軸9が回動を開始すると、図9(c)で示
すように、係合溝23aとの係合が解除され、かつ、ブ
ッシュ23の内周面に押圧されて凹陥部26d側に移動
するので、ねじ軸9の回動には何等支障をきたすことな
く、良好にねじ軸9を回動させることができる。
【0042】また、前記ねじ軸9は、駆動力制御手段1
6との連結が解除されていることにより、操作対象物B
の荷重が加わると、急速に回動しようとするが、前記ね
じ軸9の支持部9bのブッシュ23内周面と対応する部
位に、補助制動手段36が設けてあるので、前記補助制
動手段36のゴム製のOリング38が前記ブッシュ23
内周面と摺接し、ブッシュ23との間に摩擦力を発生す
ることにより、所定の制動力を受けながら回動させるこ
とができる。
【0043】前記ねじ軸9が回動を開始すると、ねじ軸
9と螺合するナット10は、ねじ作用によりねじ軸9の
基端側に移動して、前記ナット10に取付けた駆動ロッ
ド11を徐々に後退させ、その先端部に連結金具44を
介して連結した操作対象物Bを、枢支部46を中心とし
て図11に2点鎖線で示す傾斜状態から、図11に実線
で示すように水平な状態に倒伏させる。
【0044】前記のように、本発明においては、停電事
故等が発生することにより電動アクチュエータAを駆動
することができなくなった場合でも、操作手段31を介
して電動アクチュエータAのクラッチ機構30を操作す
ることにより、容易にねじ軸9と駆動手段1及び駆動力
制御手段16との連結を解除して、ねじ軸9を回動させ
ることが可能となり、この結果、操作対象物Bに加わる
荷重を利用してねじ軸9を回動させることにより駆動ロ
ッド11を後退させ、操作対象物Bを図11に2点鎖線
で示す所定角度傾斜した状態から、実線で示すように水
平な状態に倒伏させることができる。
【0045】しかも、ねじ軸9と駆動手段1及び駆動力
制御手段16との連結を解除した状態で、ねじ軸9を回
動させて駆動ロッド11を後退させる場合、前記ねじ軸
9は急速に回動することなく、補助制動手段36により
所定の制動力を受けながら回動して、駆動ロッド11を
後退させることができるので、その先端部に連結した操
作対象物Bを安全に倒伏動作させることができる。
【0046】次に、前記ねじ軸9と駆動手段1及び駆動
力制御手段16との連結を復帰させる場合は、図10に
おいて、引張ワイヤー35の引動を解除することによ
り、操作レバー34による操作杆26の操作ピン26f
の押圧を解除する。
【0047】これにより、前記操作杆26は圧縮バネ2
7の弾性力により図10の左方向に押圧・付勢されて原
位置に復帰する。このとき、操作杆26の凹陥部26d
に位置している鋼球29は、前記凹陥部26dと第1の
膨出部26bとを連結する斜面26eを利用することに
より、容易に第1の膨出部26b上に移動して連通孔2
5bから突出し、図5で示すように、ブッシュ23に形
成した係合溝23aと係合して、ねじ軸9と前記ブッシ
ュ23に取付けた駆動手段1及び駆動力制御手段16と
を連結する。
【0048】前記のように、凹陥部26dに存在してい
る鋼球29は、操作杆26が原位置に復帰する際、前記
凹陥部26dと第1の膨出部26bとを連結する斜面2
6eを利用することにより、凹陥部26dと第1の膨出
部26bとの段差の影響を受けることなく、前記第1の
膨出部26b上にスムーズに移動して連通孔25bから
突出し、容易にブッシュ23内周面の係合溝23aと係
合させることができる。
【0049】なお、ねじ軸9と駆動手段1及び駆動力制
御手段16との連結を復帰させる際、前記ねじ軸9の連
通孔25bとブッシュ23内周面の係合溝23aとが合
致していない場合は、操作レバー34による操作杆26
の押圧を解除した状態で、駆動手段1の電動機2を起動
して減速手段3を取付けたブッシュ23を回動させるこ
とにより、前記ブッシュ23内周面の係合溝23aと連
通孔25bとを合致させればよく、この結果、前記連通
孔25bに嵌合している鋼球29は、連通孔25bから
突出してブッシュ23内周面の係合溝23aと係合し、
ねじ軸9と駆動手段1及び駆動力制御手段16との連結
を復帰させる。
【0050】次に、図12により、本発明の第2実施例
について説明する。なお、図12で示す第2実施例にお
いて、図5,10で示す第1実施例と同一部材は同一符
号により説明する。第1実施例と第2実施例との相違点
は、操作手段31とクラッチ機構30との間にシール手
段50を介在させた点にある。
【0051】図12において、51は前記シール手段5
0の一方を構成するシールブッシュで、ケーシング6の
開口端6b(図12の左側)に被着したカバー体18の
筒状部18b内に、前記筒状部18bの内周面との間に
Oリング等からなるシール部材52を介挿した状態で嵌
着されている。前記シールブッシュ51は、前記カバー
体18の筒状部18b内に突出するねじ軸9の支持部9
b基端を収容する収容部51aと、後述するシールピン
53が嵌合する嵌合部51bとを備えて構成されてい
る。
【0052】53は前記シール手段50の他方を構成す
るシールピンで、シールブッシュ51の嵌合部51b
に、前記嵌合部51bの内周面との間にOリング等から
なるシール部材54を介挿した状態で摺動可能に嵌挿さ
れている。前記シールピン53の一方端(図12の左
端)には、操作手段31の操作レバー34と当接する押
圧ピン53aが突設されており、また、他方端側(図1
2の右側)には、操作杆26の操作ピン26fを押圧す
る押圧部53bが突出形成されている。
【0053】55はシールブッシュ51の嵌合部51b
と、シールピン53の他方端側に凹設した凹部53cと
の間に介挿した圧縮バネで、前記シールピン53は、こ
の圧縮バネ55の弾性力により、その一部(図12の左
側)を嵌合部51bに嵌合させた状態で、カバー体18
の筒状部18b開口端側(図12の左側)に止着した止
輪等からなる固定部材56側にワッシャ57を介して押
圧・付勢される。
【0054】次に、第2実施例の動作について説明す
る。図12(a)で示す状態において、引張ワイヤー3
5を図の右方向に引動し、操作レバー34を枢支軸33
を中心として反時計方向に回動させると、前記操作レバ
ー34と押圧ピン53aを介して当接しているシールピ
ン53が、圧縮バネ55の弾性力に抗して図の右方向に
移動する。
【0055】前記シールピン53の移動により、シール
ピン53の他方端側に突出形成した押圧部53bは、シ
ールブッシュ51の嵌合部51b内に突出する操作杆2
6の操作ピン26fと当接してこれを押圧し、圧縮バネ
27の弾性力に抗して操作杆26を、図12(a)の右
方向に移動させる。
【0056】そして、図12(b)で示すように、前記
操作杆26が、その凹陥部26dとねじ軸9の連通孔2
5bとが合致する位置まで移動すると、前記連通孔25
bに嵌合している鋼球29が凹陥部26dに移動し、ブ
ッシュ23に形成した係合溝23aとの係合が解除され
る。この結果、前記ねじ軸9は、ブッシュ23に取付け
た駆動手段1及び駆動力制御手段16との連結が解除さ
れ、自由に回動させることが可能となり、停電事故が発
生した場合等においても、電動アクチュエータAを駆動
源としている機器を、容易に動作させることができる。
【0057】また、前記ねじ軸9と駆動手段1及び駆動
力制御手段16との連結を復帰させる場合は、図12
(b)において、引張ワイヤー35の引動を解除するこ
とにより、操作レバー34によるシールピン53の押圧
を解除する。
【0058】これにより、前記シールピン53は圧縮バ
ネ55の弾性力により図12(b)の左方向に押圧・付
勢されて原位置に復帰する。また、これに伴って、操作
杆26も圧縮バネ27の弾性力により図12(b)の左
方向に移動する。このとき、操作杆26の凹陥部26d
に位置している鋼球29は、前記凹陥部26dと第1の
膨出部26bとを連結する斜面26eを利用することに
より、容易に第1の膨出部26b上に移動して連通孔2
5bから突出し、図12(a)で示すように、ブッシュ
23に形成した係合溝23aと係合して、ねじ軸9と前
記ブッシュ23に取付けた駆動手段1及び駆動力制御手
段16とを連結する。
【0059】前記のように、第2実施例においては、ね
じ軸9の支持部9b基端が突出するカバー体18の筒状
部18b内に、シールブッシュ51及びシールピン53
からなるシール手段50を設けるとともに、操作レバー
34により前記シールピン53を介して操作杆26を操
作することにより、前記カバー体18の筒状部18b内
の気密性を保った状態で、良好にねじ軸9と駆動手段1
及び駆動力制御手段16との連結の解除及び復帰を行う
ことができる。
【0060】また、前記カバー体18の筒状部18b内
は、前記シール手段50によって、良好に気密性を保つ
ことが可能となり、この結果、例えば、電動アクチュエ
ータAを備えたベッド等の機器を洗浄するような場合に
おいても、前記電動アクチュエータAをベッド等から取
外すことなく、水分のケーシング6内への浸入を防いだ
状態で洗浄することができるとともに、塵埃等の侵入も
合わせて防ぐことができる。
【0061】なお、本発明の電動アクチュエータAは、
操作対象物Bを水平な状態から所定の角度傾斜させた
り、傾斜した状態から水平な状態に戻したりする場合に
使用する例により説明したが、これに限定されるもので
はなく、例えば、操作対象物Bを昇降させる場合等にも
使用することができることはいうまでもない。また、本
発明において、駆動手段1を構成する電動機2は、ケー
シング6の開口端6b上に直立状態で取付けるようにし
た例により説明したが、これに限定することなく、例え
ば、電動機をケーシングの上側において、前記ケーシン
グと平行に配置し、前記電動機の回転をウォーム及びウ
ォームホイールからなる減速手段と、この減速手段の出
力側に設けた一対の傘歯車等を介してねじ軸に伝達し、
前記ねじ軸を回転させるようにしてもよい。
【0062】更に、操作手段31を構成する引張ワイヤ
ー35の途中に、前記引張ワイヤー35の引動操作を維
持するための係止手段を設け、一旦引動操作を行った後
は引張ワイヤー35から手を離しても、ねじ軸9と駆動
手段1及び駆動力制御手段16との連結解除状態を維持
できるようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、運動変
換手段を構成するねじ軸の支持部基端側に、前記ねじ軸
と駆動手段及び駆動力制御手段との連結を維持・解除す
るクラッチ機構と、前記クラッチ機構を操作する操作手
段を設けたので、前記クラッチ機構及び操作手段は、電
動アクチュエータのデッドスペースを有効利用して設け
ることが可能となり、この結果、電動アクチュエータを
大形化することなく構成することができる。
【0064】また、前記クラッチ機構は、ねじ軸の外周
面に減速手段と駆動力制御手段との間にまたがった状態
で嵌着したブッシュと、前記ねじ軸の基端に穿孔・形成
した中空部と、前記中空部に摺動可能に嵌挿される操作
杆と、前記中空部の内,外を連通する連通孔と、前記連
通孔に移動可能に嵌合し、かつ、前記ブッシュ内周面に
形成した係合溝と係脱可能に係合する鋼球とによって簡
素に構成されており、操作手段の操作レバーに取付けた
引張ワイヤーにより前記操作レバーを操作して、操作杆
を動作させることにより、連通孔に嵌合した鋼球とブッ
シュ内周面の係合溝との係合を解除させ、ねじ軸と前記
ブッシュに取付けた駆動手段及び駆動力制御手段との連
結を解除することができるので、従来のように、多大な
時間と労力を必要とすることなく、容易にねじ軸を回動
させて駆動ロッドを後退させることができる。
【0065】更に、操作杆の第1の膨出部と凹陥部と
は、所定の傾斜角度を有する斜面によって連結されてい
るので、ねじ軸と駆動手段及び駆動力制御手段との連結
を復帰させる場合は、前記操作杆が圧縮バネの弾性力に
より原位置に復帰する際に、ねじ軸の連通孔に嵌合し、
かつ、前記凹陥部の位置にある鋼球を、前記斜面を利用
することにより、前記操作杆の第1の膨出部と凹陥部と
の段差の影響を受けることなく、スムーズに第1の膨出
部上に移動させて前記連通孔から突出させ、ブッシュ内
周面に形成した係合溝に係合させることが可能となり、
この結果、ねじ軸と駆動手段及び駆動力制御手段とを円
滑、かつ、確実に連結させることができる。
【0066】また、ねじ軸のブッシュ内周面と対応する
部位には、凹溝と該凹溝に嵌合したOリングからなる補
助制動手段を設けたので、クラッチ機構を動作させて、
ねじ軸と駆動手段及び駆動力制御手段との連結を解除し
た状態で駆動ロッドを後退させる場合、前記駆動ロッド
がその先端部に連結した操作対象物に加わる荷重により
急速に後退しようとしても、前記Oリングとブッシュと
を摺接させて所定の制動力を発生させた状態でねじ軸を
回動させることができるので、前記駆動ロッドをの先端
部に連結した操作対象物を、安全に動作させることが可
能となる。
【0067】更に、クラッチ機構と操作手段との間に、
シール手段を介在させたことにより、ケーシング内への
塵埃の侵入を確実に防ぐことができるとともに、例え
ば、電動アクチュエータを駆動源として備えたベッド等
の機器を洗浄するような場合でも、前記電動アクチュエ
ータをベッド等から取外すことなく、水分がケーシング
内に浸入するのを良好に防いだ状態で洗浄することがで
きるため、利便である。しかも、前記クラッチ機構は、
操作手段を操作することにより、シール手段のシールピ
ンを介して気密性を保った状態で良好に操作することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動アクチュエータにおいて、駆動ロ
ッドを後退させた状態を示す縦断側面図である。
【図2】電動アクチュエータの平面図である。
【図3】本発明の電動アクチュエータにおいて、駆動ロ
ッドを進出させた状態を示す縦断側面図である。
【図4】駆動手段の要部を切り欠いて示す断面図であ
る。
【図5】クラッチ機構の要部を切り欠いて示す断面図で
ある。
【図6】操作杆の斜視図である。
【図7】ねじ軸の要部を切り欠いて示す斜視図である。
【図8】ブッシュの斜視図である。
【図9】クラッチ機構の動作を説明するための要部切欠
断面図である。
【図10】クラッチ機構を操作した状態を示す要部切欠
断面図である。
【図11】電動アクチュエータの適用例を示す説明図で
ある。
【図12】本発明の第2実施例を示す要部切欠断面図で
ある。
【符号の説明】
1 駆動手段 9 ねじ軸 11 駆動ロッド 16 駆動力制御手段 30 クラッチ機構 31 操作手段 36 補助制動手段 50 シール手段 A 電動アクチュエータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転運動を発生する電動機及び前記電動
    機の回転運動を所定の速度に減速する減速手段からなる
    駆動手段と、前記減速手段に嵌着されて駆動手段による
    回転運動を直線運動に変換する運動変換手段と、前記運
    動変換手段により変換された直線運動を出力する出力手
    段と、前記運動変換手段の途中に設けた駆動力変換手段
    とを備えた電動アクチュエータにおいて、前記運動変換
    手段の出力手段と反対側に位置する基端側に、運動変換
    手段と駆動手段及び駆動力制御手段との連結を維持・解
    除するクラッチ機構と、前記運動変換手段の基端部を収
    容するカバー体に取付けられて前記クラッチ機構を操作
    する操作手段とを具備して構成したことを特徴とする電
    動アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記クラッチ機構は、運動変換手段の外
    周面に減速手段と駆動力制御手段との間にまたがった状
    態で嵌着した中空円筒状のブッシュと、運動変換手段の
    出力手段と反対側に位置する基端部に穿孔・形成した中
    空部と、前記中空部と連通可能に穿孔した複数の連通孔
    と、前記中空部内に圧縮バネを介して摺動可能に収容さ
    れる操作杆と、前記連通孔に移動可能に嵌合し、かつ、
    前記ブッシュの内周面に形成した係合溝に係脱可能に係
    合する鋼球とを備えて構成したことを特徴とする請求項
    1記載の電動アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記運動変換手段には、ブッシュの内周
    面と対応する部位において複数箇所に凹溝を凹設し、か
    つ、前記各凹溝にはゴム製のOリングを嵌合することに
    より、クラッチ機構の動作時、前記ブッシュとの間で所
    定の制動力を発生させる補助制動手段を設けたことを特
    徴とする請求項2記載の電動アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記クラッチ機構と操作手段との間に
    は、運動変換手段の基端部を収容するカバー体の内周面
    にシール部材を介して嵌着したシールブッシュと、前記
    シールブッシュの内周面にシール部材を介して摺動可能
    に嵌挿したシールピンと、前記シールピンを所定方向に
    押圧・付勢する圧縮バネとにより構成したシール手段を
    介在させたことを特徴とする請求項1記載の電動アクチ
    ュエータ。
JP05662699A 1999-03-04 1999-03-04 電動アクチュエータ Expired - Lifetime JP3646018B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05662699A JP3646018B2 (ja) 1999-03-04 1999-03-04 電動アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05662699A JP3646018B2 (ja) 1999-03-04 1999-03-04 電動アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000253618A true JP2000253618A (ja) 2000-09-14
JP3646018B2 JP3646018B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=13032520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05662699A Expired - Lifetime JP3646018B2 (ja) 1999-03-04 1999-03-04 電動アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3646018B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006518439A (ja) * 2003-02-13 2006-08-10 デヴェルト アントリープス− ウント ジステームテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電動モータ式のリニア駆動装置
JP2007032772A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Asmo Co Ltd リニアアクチュエータ
WO2007037214A1 (ja) * 2005-09-28 2007-04-05 Mitsuba Corporation リニアアクチュエータ
JP2008232176A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Thk Co Ltd アクチュエータ、及びこのアクチュエータを用いる画像投影装置
US8402854B2 (en) 2007-03-30 2013-03-26 Mitsuba Corporation Linear actuator
JP2013099175A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Nabtesco Corp 電動アクチュエータ、電動アクチュエータ動力切断方法、及び電動アクチュエータ動力切断装置
WO2014013870A1 (ja) 2012-07-18 2014-01-23 株式会社ミツバ リニアアクチュエータ
JP2015155759A (ja) * 2015-06-01 2015-08-27 Thk株式会社 リニアアクチュエータ
CN107314090A (zh) * 2017-07-04 2017-11-03 浙江捷昌线性驱动科技股份有限公司 一种可双向自锁的电动推杆
CN109330249A (zh) * 2018-11-25 2019-02-15 倪旭涛 电动自锁式座椅升降机构
CN117013751A (zh) * 2023-08-15 2023-11-07 江苏艾瑞自控科技发展有限公司 一种直行程线性式执行器及其使用方法

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006518439A (ja) * 2003-02-13 2006-08-10 デヴェルト アントリープス− ウント ジステームテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電動モータ式のリニア駆動装置
JP2007032772A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Asmo Co Ltd リニアアクチュエータ
WO2007037214A1 (ja) * 2005-09-28 2007-04-05 Mitsuba Corporation リニアアクチュエータ
US8024987B2 (en) 2005-09-28 2011-09-27 Mitsuba Corporation Linear actuator
JP5097551B2 (ja) * 2005-09-28 2012-12-12 株式会社ミツバ リニアアクチュエータ
JP2008232176A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Thk Co Ltd アクチュエータ、及びこのアクチュエータを用いる画像投影装置
US8402854B2 (en) 2007-03-30 2013-03-26 Mitsuba Corporation Linear actuator
JP2013099175A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Nabtesco Corp 電動アクチュエータ、電動アクチュエータ動力切断方法、及び電動アクチュエータ動力切断装置
WO2014013870A1 (ja) 2012-07-18 2014-01-23 株式会社ミツバ リニアアクチュエータ
US9653964B2 (en) 2012-07-18 2017-05-16 Mitsuba Corporation Linear actuator
JP2015155759A (ja) * 2015-06-01 2015-08-27 Thk株式会社 リニアアクチュエータ
CN107314090A (zh) * 2017-07-04 2017-11-03 浙江捷昌线性驱动科技股份有限公司 一种可双向自锁的电动推杆
CN109330249A (zh) * 2018-11-25 2019-02-15 倪旭涛 电动自锁式座椅升降机构
CN117013751A (zh) * 2023-08-15 2023-11-07 江苏艾瑞自控科技发展有限公司 一种直行程线性式执行器及其使用方法
CN117013751B (zh) * 2023-08-15 2024-05-10 江苏艾瑞自控科技发展有限公司 一种直行程线性式执行器及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3646018B2 (ja) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000253618A (ja) 電動アクチュエータ
US7533591B2 (en) Fast-releasing controlling device of actuator for electric sickbed
US7594450B2 (en) Quick-releasing linear actuator
US8402854B2 (en) Linear actuator
US8024987B2 (en) Linear actuator
JP4633355B2 (ja) リニアアクチュエータ
JP2022543003A5 (ja)
US8186236B2 (en) Actuator
JPH06508419A (ja) 小型の線形アクチュエータ
KR101250830B1 (ko) 전동식 주차 브레이크 장치
JPH09191611A (ja) 電動アクチュエータの手動操作装置
CN112847426A (zh) 一种自锁被动机械臂
JP2005111182A (ja) 電動車いすの駆動装置に使用されるギヤドモータ
JP2003184988A (ja) リニアアクチュエータ及びこれを用いた介護用ベッド
JP2000217304A (ja) 電動アクチュエ―タ
JPH09191606A (ja) 電動アクチュエータ
CN118205006A (zh) 一种可旋转自锁的机械关节
JP3483427B2 (ja) 手動操作機構
JP3455623B2 (ja) 電動アクチュエータの駆動位置検出装置
JP2004218720A (ja) アクチュエータ
JP3406142B2 (ja) 電動アクチュエータ
JP3608295B2 (ja) モータシャフトのギア取付方法及びギア取付用治具
JPH10328916A (ja) コアドリル
JP2007205400A (ja) ディスクブレーキ
JP4480998B2 (ja) リニアアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term