JP2000255305A - 車両用昇降装置 - Google Patents

車両用昇降装置

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JP2000255305A
JP2000255305A JP11060008A JP6000899A JP2000255305A JP 2000255305 A JP2000255305 A JP 2000255305A JP 11060008 A JP11060008 A JP 11060008A JP 6000899 A JP6000899 A JP 6000899A JP 2000255305 A JP2000255305 A JP 2000255305A
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JP11060008A
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English (en)
Inventor
Yoshiteru Ikehata
淑照 池畑
Takashi Ozaki
孝史 尾崎
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Daifuku Co Ltd
Araco Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地面の凹凸や傾斜の有無にかかわらず、手動に
よる受け止め体の切換え操作の禁止解除を常に適切に行
い得る車両用昇降装置の提供。 【解決手段】被載置体の載置部1を地面近くの下降位置
と車両の床面と略同高さの上昇位置とに略平行姿勢で昇
降操作自在な昇降操作手段と、載置部1に備えられて、
被載置体が載置部1から外方に移動するのを受け止め阻
止する移動阻止姿勢と載置部1から外方に移動するのを
許容する移動許容姿勢とに手動にて切換え操作自在な受
け止め体27とが設けられ、受け止め体27が移動阻止
姿勢から移動許容姿勢に手動操作により切換えられるの
を阻止作用する操作禁止手段37が、載置部1の車両に
対する位置が下降位置に相当する位置になるときに、阻
止作用を解除するように設けられている車両用昇降装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被載置体の載置部
を地面上又はその近くの下降位置と車両の床面と同高さ
又は略同高さの上昇位置とに平行又は略平行姿勢で昇降
操作自在な昇降操作手段と、前記載置部に備えられて、
前記被載置体が載置部から外方に移動するのを受け止め
阻止する移動阻止姿勢と前記被載置体が載置部から外方
に移動するのを許容する移動許容姿勢とに手動にて切換
え操作自在な受け止め体とが設けられた車両用昇降装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】このような車両用昇降装置は、例えば、
被載置体としての車椅子に使用者が座ったままで、その
車椅子を載置部上に載置して、昇降操作手段による載置
部の昇降操作により、車椅子を車両の床面と略同高さの
上昇位置から地面近くの下降位置にまで下降させたり、
逆に、下降位置から上昇位置にまで上昇させて、車両と
地面との間で車椅子を移載するためなどに用いられるも
のである。そして、載置部の昇降中において、載置部か
らの車椅子の落下を防止するために、手動にて切換え操
作する受け止め体が載置部に設けられていて、その受け
止め体を前記移動阻止姿勢に切換えた状態で、載置部を
昇降させるように構成されている。
【0003】しかし、前記受け止め体の姿勢切換え操作
を手動で行うものでは、載置部の昇降途中において、そ
の手動操作部に対する他物の接当などで、移動阻止姿勢
にあった受け止め体が不測に移動許容姿勢に切換えられ
る虞がある。
【0004】そこで、従来、受け止め体の姿勢切換え操
作を禁止する操作禁止部材を設け、載置部が下降位置に
あって、操作禁止部材が地面に接当すると、その地面に
対する接当によって操作禁止部材を作動させて、受け止
め体の姿勢切換え操作の禁止を解除するように構成した
ものが提案された(例えば、特開平10−217830
号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では、操作禁止部材の地面に対する接当によって、そ
の操作禁止部材を作動させるものであるから、つぎのよ
うな不都合があった。例えば、載置部が下降位置近くに
至ったとき、操作禁止部材が接当するべき地面箇所に凸
部があると、その凸部に操作禁止部材が接当して、載置
部が下降位置に至る前に操作禁止部材による操作禁止が
解除されてしまう虞がある。逆に、凹部があると、載置
部が下降位置に至っているにもかかわらず、操作禁止部
材による操作禁止が解除されないという不都合が生じ、
地面が傾斜している場合も同様で、この点に改良の余地
があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の欠点を解
消するもので、その目的は、地面の凹凸や傾斜の有無に
かかわらず、手動による受け止め体の切換え操作の禁止
解除を常に適切に行い得る車両用昇降装置の提供にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、被載置体の載置部
を地面上又はその近くの下降位置と車両の床面と同高さ
又は略同高さの上昇位置とに平行又は略平行姿勢で昇降
操作自在な昇降操作手段と、前記載置部に備えられて、
前記被載置体が載置部から外方に移動するのを受け止め
阻止する移動阻止姿勢と前記被載置体が載置部から外方
に移動するのを許容する移動許容姿勢とに手動にて切換
え操作自在な受け止め体とが設けられた車両用昇降装置
であって、前記受け止め体が前記移動阻止姿勢から前記
移動許容姿勢に手動操作により切換えられるのを阻止作
用する操作禁止手段が、前記載置部の前記車両に対する
位置が前記下降位置に相当する位置になるときに、前記
阻止作用を解除するように設けられている。
【0008】すなわち、地面とは無関係に、載置部の車
両に対する位置が前記下降位置に相当する位置になる
と、受け止め体の移動阻止姿勢から移動許容姿勢への手
動操作による切換えを阻止する操作禁止手段が、その操
作阻止を解除するものであるから、地面の凹凸や傾斜の
有無にかかわらず、常に適切な位置で操作禁止手段によ
る操作阻止を解除することができて安全性が向上する。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、前記操作
禁止手段が、前記阻止作用する阻止部材と、その阻止部
材を阻止作用状態と阻止解除状態とに切換え操作する阻
止部材操作用のアクチュエータと、前記載置部の前記車
両に対する昇降位置が前記下降位置に相当する位置にあ
ることを検出するための昇降位置検出手段と、前記阻止
部材を阻止作用状態から阻止解除状態に切換える解除指
令を指令する解除指令手段と、前記昇降位置検出手段の
検出情報及び前記解除指令手段の指令情報に基づいて、
前記阻止部材操作用のアクチュエータの作動を制御する
制御手段とを備えて構成され、前記制御手段が、前記載
置部の前記車両に対する位置が前記下降位置に相当する
位置にあり、かつ、前記解除指令が指令されると、前記
阻止部材を阻止解除状態に切換えるように前記阻止部材
操作用のアクチュエータを作動させるように構成されて
いる。
【0010】すなわち、載置部の車両に対する位置が前
記下降位置に相当する位置になると、直ちに操作禁止手
段による操作阻止を解除するのではなく、載置部が下降
位置に相当する位置にあり、且つ、前記解除指令手段に
より解除指令を指令して始めて、操作禁止手段による操
作阻止が解除されるので、載置部が下降位置に相当する
位置に至った後、更に安全を確認した上で操作禁止手段
による操作阻止を解除することが可能となり、安全性が
一層向上する。しかも、載置部が下降位置に相当する位
置にあるか否かを昇降位置検出手段が検出しており、そ
の昇降位置検出手段による検出情報と解除指令手段によ
る指令情報とに基づいて、前記制御手段がアクチュエー
タを作動させて操作禁止手段による操作阻止を解除する
ものであるから、載置部が下降位置に相当する位置にあ
るか否かの検出が確実であるとともに、誤操作の発生を
極力防止することができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、前記制御
手段が、前記解除指令手段により前記解除指令が指令さ
れてから設定時間のみ、前記阻止部材を阻止解除状態に
切換えるように前記阻止部材操作用のアクチュエータを
作動させるように構成されている。
【0012】すなわち、受け止め体の姿勢切換えを手動
操作により行うものであるから、例えば、解除指令手段
により解除指令が指令された後、常時、操作禁止手段に
よる操作阻止が解除されると、誤って誤操作する可能性
もあるが、必要なときに、必要な時間のみ、操作禁止手
段による操作阻止が解除されるので、誤操作の可能性も
少なく、この点からも安全性が確保される。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、前記阻止
部材が、前記受け止め体を前記移動許容姿勢から前記移
動阻止姿勢に切換えるに伴って、前記阻止作用を発揮す
る状態に自動復帰するように、前記阻止作用状態側に復
帰付勢されて設けられている。
【0014】すなわち、受け止め体の姿勢切換えを手動
操作で行うので、載置部を上昇させるとき、移動許容姿
勢にある受け止め体を移動阻止姿勢に切換えた後、載置
部を上昇させることができるので、安全性が向上すると
ともに、その移動阻止姿勢への切換えの際、阻止部材が
阻止作用状態側に自動的に復帰して、受け止め体を移動
阻止姿勢に保持するので、受け止め体の移動許容姿勢か
ら移動阻止姿勢への切換え操作を間違いなく確実に行う
ことができる。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、前記阻止
部材が、前記受け止め体に係合して阻止作用する阻止作
用位置に復帰付勢され且つ阻止作用を解除する係合解除
位置に手動にて操作自在な係合作用部材と、その係合作
用部材が前記阻止作用位置から前記係合解除位置に操作
されるのを受け止め阻止する受け止め位置と受け止め解
除位置とに切換え自在な受け止め作用部材とを備えて、
前記受け止め作用部材が受け止め解除位置に切換えられ
たときに前記係合作用部材を係合解除位置に操作するに
伴って、前記阻止解除状態になり、前記阻止作用位置に
位置する係合作用部材を前記受け止め作用部材にて受け
止めることにより、前記阻止作用状態になるように構成
され、前記阻止部材操作用のアクチュエータが、前記受
け止め作用部材を切換えるように構成されている。
【0016】すなわち、阻止部材操作用のアクチュエー
タによって、受け止め体に係合している阻止部材を直接
作動させるのではなく、受け止め体に係合している係合
作用部材の係合解除位置への操作を受け止め阻止する受
け止め作用部材を作動させるものであるから、アクチュ
エータの作動によって受け止め作用部材が作動された
後、更に手動により係合作用部材を操作して、受け止め
体に対する係合を解除する必要があるため、誤操作の可
能性が一層少なくなって安全性が向上する。
【0017】請求項6に記載の発明によれば、前記操作
禁止手段が、前記受け止め体に係合して阻止作用する阻
止作用位置に復帰付勢され且つ阻止作用を解除する係合
解除位置に手動にて操作自在な係合作用部材と、その係
合作用部材が前記阻止作用位置から前記係合解除位置に
操作されるのを受け止め阻止する受け止め位置と受け止
め解除位置とに切換え自在な受け止め作用部材と、その
受け止め作用部材を前記受け止め位置と受け止め解除位
置とに切換え操作するアクチュエータと、前記載置部の
前記車両に対する昇降位置が前記下降位置に相当する位
置にあることを検出するための昇降位置検出手段と、前
記昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、前記アクチ
ュエータの作動を制御する制御手段とを備えて構成さ
れ、前記制御手段が、前記載置部の前記車両に対する位
置が前記下降位置に相当する位置にあると、前記受け止
め作用部材を受け止め解除位置に切換えるように前記ア
クチュエータを作動させるように構成されている。
【0018】すなわち、アクチュエータにより受け止め
体に係合している阻止部材を直接作動させるのではな
く、受け止め体に係合している係合作用部材の係合解除
位置への操作を受け止め阻止する受け止め作用部材を作
動させるものであるから、アクチュエータの作動によっ
て受け止め作用部材が作動された後、更に手動により係
合作用部材を操作して、受け止め体に対する係合を解除
する必要があるため、誤操作の可能性が少なくなって安
全性が向上する。そして、前記載置部の車両に対する位
置が前記下降位置にあると、アクチュエータが作動され
て前記受け止め作用部材を作動させるので、上述したよ
うな解除指令手段による解除指令の必要もなく、また、
載置部が下降位置に相当する位置にあるか否かを昇降位
置検出手段が検出しており、その昇降位置検出手段によ
る検出情報に基づいて、前記制御手段がアクチュエータ
を作動させるものであるから、載置部が下降位置に相当
する位置にあるか否かの検出が確実で、この点からも誤
操作の発生を防止することができる。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、前記受け
止め体が、その基端側を前記載置部の出入り口用縁部に
上下揺動自在に枢着されて、上方側に揺動させた状態に
おいて前記移動阻止姿勢となり、下方側に揺動させた状
態において前記移動許容姿勢となり、且つ、前記移動許
容姿勢において、被載置体を載置部から地面に載置案内
する案内板として機能する板状体にて構成されている。
【0020】したがって、上述したような受け止め体に
加えて、更に載置部と地面との間で被載置体を載置案内
するための案内板を設ける必要がなく、受け止め体によ
る前記案内板の兼用作用により、構造の簡素化を図るこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明による車両用昇降装置の実
施の形態を図面に基づいて説明する。この車両用昇降装
置は、図1および図2に示すように、後部を開閉する開
閉扉Dを備えたワゴン車のような車両Vにおいて、その
後部近くの床面F上に装着され、被載置体の一例である
車椅子Cを載置して昇降する載置部としての昇降台1、
その昇降台1を保持して昇降する昇降枠2、昇降枠2を
下端部に支持する左右一対のアーム3、左右一対のアー
ム3を車両V側に連結する左右一対の平行四節リンク機
構4、その左右の平行四節リンク機構4を駆動して昇降
台1を昇降操作する左右一対の複動式の油圧シリンダ5
などを備え、前記平行四節リンク機構4を支持する基枠
6を介して車両Vの床面Fに固着可能に構成されてい
る。
【0022】つぎに、各装置や部材の詳細について説明
するが、本明細書においては、便宜上、車両Vの前進方
向を前方、後進方向を後方と称し、後方から前方を見た
状態で、左右方向を特定して説明する。また、左右に位
置する部材については、左右の勝手違いはあるものの、
略同じ構成なので、左右いずれか一方のみについて説明
し、左右で構成の異なる部材については、その都度説明
を加える。
【0023】前記基枠6は、図4に示すように、その左
右両端部に上方へ突出する基枠側ブラケット7を備え、
平行四節リンク機構4を構成する上リンク8と下リンク
9の一端部が、それぞれ基枠側ブラケット7に枢支連結
され、その上リンク8と下リンク9の他端部が、前記ア
ーム3の上端に設けられたアーム側ブラケット10に対
してそれぞれ枢支連結されて、これら両リンク8,9と
両ブラケット7,10により平行四節リンク機構4が構
成され、その平行四節リンク機構4が、リンク用カバー
11によって覆われている。前記アーム3の下端には、
図3に示すように、昇降台1を保持する昇降枠2が取付
けられ、その昇降枠2により前記昇降台1が車両Vの前
後方向にスライド可能に保持されるとともに、アーム3
と昇降枠2との取付け部分も保持枠用カバー12により
覆われている。
【0024】前記油圧シリンダ5は、そのシリンダ側
が、前記基枠側ブラケット7に対して下リンク9を枢支
するピン13に対して相対回動可能に枢支連結され、ロ
ッド側が、アーム側ブラケット10に対して上リンク8
を枢支するピンに枢支連結されていて、下リンク9を基
枠側ブラケット7に枢支連結するピン13は、下リンク
9に固着されて下リンク9と一体的に回動するように構
成されている。そして、左右一対の複動式の油圧シリン
ダ5を伸縮することにより、図2および図11〜図13
に示すように、平行四節リンク機構4の作用で、つま
り、左右一対の複動式の油圧シリンダ5や平行四節リン
ク機構4などで構成される昇降操作手段Lによって、昇
降枠2と昇降台1とが、水平姿勢に維持されたままで、
その昇降台1を車両Vの後方から外側へ移動させながら
地面G上に接地させ、又は、地面G近くにまで下降させ
る下降位置A1と、上昇させながら車両V側へ移動させ
て、車両Vの床面Fと略同高さにまで上昇させる上昇位
置A2とにわたって昇降操作可能に構成されている。
【0025】下リンク9を基枠側ブラケット7に枢支連
結するピン13は、リンク用カバー11の外側まで延設
され、その延設端部には、図4に示すように、上限用ド
グ14aと下限用ドグ14bとを備えたドグ板14が取
付けられて、そのドグ板14が、前記ピン13や下リン
ク9と一体的に回動するように構成されている。そし
て、前記基枠6には、上限検知用リミットスイッチLS
3と昇降位置検出手段としての下限検知用リミットスイ
ッチLS4とが設けられ、ドグ板14の上限用ドグ14
aが上限検知用リミットスイッチLS3に接当すると、
油圧シリンダ5による昇降台1の上昇が停止され、下限
用ドグ14bが下限検知用リミットスイッチLS4に接
当すると、設定時間(例えば、2秒)経過後に油圧シリ
ンダ5による昇降台1の下降が停止されるように構成さ
れている。
【0026】前記昇降枠2は、図3および図5に示すよ
うに、後方側から見て上方が開放されたコの字形に形成
されていて、その左右の壁面から内方に向けて横方向へ
の軸心周りに回転する複数のスライド用遊転ローラ15
がそれぞれ突設され、且つ、左側の壁面には、ピニオン
16を備えたスライド用電動モータ17が取付けられ、
右側の壁面には、内方に向けて上下方向への軸心周りに
回転する複数のガイド用遊転ローラ18が突設されてい
る。この昇降枠2に保持される昇降台1は、平面視にお
いて長方形に形成され、その左右の側面には、若干形状
の異なるレール部材19,20が設けられ、かつ、外方
に向けて横方向への軸心周りに回転するスライド用遊転
ローラ21がそれぞれ突設されている。
【0027】前記昇降台1に設けられた左側のレール部
材19には、昇降枠2の左側に設けられたスライド用遊
転ローラ15が内嵌され、右側のレール部材20には、
昇降枠2の右側に設けられたスライド用遊転ローラ15
とガイド用遊転ローラ18とが内嵌されている。そし
て、この昇降枠2に設けられた複数のスライド用遊転ロ
ーラ15によって、前記昇降台1が昇降枠2に対して前
後方向にスライド可能に保持され、且つ、前記ガイド用
遊転ローラ18によって、昇降枠2に対する昇降台1の
横揺れが防止されるように構成されている。
【0028】前記左側のレール部材19には、ラック2
2が内嵌されてレール部材19に固着され、そのラック
22に前記ピニオン16が交合されて、スライド用電動
モータ17の正逆回転駆動により、昇降台1に設けられ
たスライド用遊転ローラ21が車両V側に設けられた左
右一対のレール23上を転動して、前記昇降台1が、昇
降枠2に対して前後方向に往復スライドするように構成
されている。つまり、レール23の最前方に設けられた
振動防止部材24とレール23との間にスライド用遊転
ローラ21が嵌入して、昇降台1の上下方向への振動が
防止される車両V内方への格納位置B1と、車両Vから
外方に突出する突出位置B2とにわたって、昇降台1が
スライド可能に構成されている。
【0029】前記昇降枠2の左側には、昇降枠2に対し
て昇降台1が前方、つまり、車両Vに対する内方側の格
納位置B1にあることを検出する前方検知用リミットス
イッチLS1と、昇降台1が後方、つまり、車両Vに対
する外方側の突出位置B2にあることを検出する後方検
知用リミットスイッチLS2とが設けられている(図1
1〜図13参照)。そして、昇降台1側には、昇降台1
が昇降枠2に対して前方に位置するときに、前方検知用
リミットスイッチLS1に接当する前方用ドグ25a
と、後方に位置するときに、後方検知用リミットスイッ
チLS2に接当する後方用ドグ25bとが設けられてい
る。
【0030】前記昇降枠2の前端部には、板状の前受け
止め板26が回動可能に枢着されていて、ほぼ水平にな
る収納姿勢と、上方へ揺動して車椅子Cの落下を阻止す
る起立姿勢とに切り換え可能に構成されている。また、
昇降台1の後端部には、受け止め体としての後受け止め
板27が回動可能に枢着されて、上方側に揺動させて起
立させた状態において、車椅子Cが昇降台1から移動し
て落下するのを阻止する移動阻止姿勢と、昇降枠2と昇
降台1とが下降位置A1にあって、下方側に揺動させて
倒伏させた状態において、その遊端部が地面G上に接地
して車椅子Cの移動を許容する移動許容姿勢とに切換え
可能に構成され、且つ、昇降台1の左側には、手摺り2
8が設けられている。
【0031】前記後受け止め板27は、車椅子Cの落下
阻止作用と共に、昇降台1と地面Gとの間で車椅子Cを
載置案内する案内板としての機能をも備えており、その
ため、車椅子Cが移動できるように板状体にて構成され
ている。そして、その後受け止め体27は、図6〜図9
に示すように、昇降台1の後端縁、つまり、昇降台1に
対する車椅子Cの出入り口用縁部に固定状態に取付けら
れた横軸29周りに回動可能に枢着され、且つ、その後
受け止め板27の左右には、上突出部30aと下突出部
30b、ならびに、両突出部30a,30bの間に形成
されたロック用切欠き30cとを備えたカム板30が固
着され、各カム板30と昇降台1との間には、後受け止
め板27が、自重によって回動するのを阻止するコイル
スプリング31が介装されている。
【0032】前記昇降台1には、別の横軸32が回転可
能に取付けられ、その横軸32の左右には、左右のカム
板30に対応する状態で、ロック用突起33aを備えた
阻止部材としてのロック板33が固着され、昇降台1と
の間に介装されたコイルスプリング34によって、ロッ
ク用突起33aが、各カム板30に接当するように弾性
付勢されている。前記昇降台1の左側には、前記ロック
板33を操作する阻止部材操作用のアクチュエータとし
ての電磁ソレノイド35が取付けられ、その電磁ソレノ
イド35と左側のロック板33とが、リンク部材36を
介して互いに連動連結されて、前記ロック板33と電磁
ソレノイド35とによって、後受け止め板27が起立し
た移動阻止姿勢から倒伏した移動許容姿勢に切換えられ
るのを阻止作用する操作禁止手段37が構成されてい
る。
【0033】さらに、前記昇降台1の左側には、後受け
止め板27が、起立した移動阻止姿勢にあることを検出
する近接センサLS5と、解除指令手段としての釦スイ
ッチ38とが取付けられ、左側のロック板33には、後
受け止め板27が移動阻止姿勢にあるとき、前記近接セ
ンサLS5に近接して作用する近接作用部材39が固着
されている。そして、前記横軸32の右側に固着のロッ
ク板33には、図10に示すように、緊急操作用のレバ
ー部40が連設され、且つ、昇降台1が格納位置B1に
あるときに、前記レバー部40の回動操作量を規制する
規制枠41が昇降枠2に設けられている。
【0034】このような構成からなる昇降装置は、各種
センサ類からの信号に基づいて、油圧シリンダ5やスラ
イド用電動モータ17などの作動が、全て制御手段とし
ての制御装置Hによって制御されるように構成されてお
り、そのため、図14に示すように、制御装置Hには、
各リミットスイッチLS1,LS2,LS3,LS4や
近接センサLS5、および、釦スイッチ38などからの
信号が全て入力されるように構成され、さらに、ペンダ
ント式操作具42からの信号も入力されるように構成さ
れている。
【0035】つぎに、制御装置Hによる昇降装置の作動
制御について説明する。この昇降装置によって車椅子C
を車両V内から地面G上に移載するには、格納状態にあ
る昇降装置、つまり、図13に示すように、昇降枠2が
上昇位置A2に位置し、且つ、昇降台1が格納位置B1
に位置する状態で、前方に倒伏している後受け止め板2
7を手動操作による人為力で回動させて起立した移動阻
止姿勢に切換える。この後受け止め板27の切換え操作
については、コイルスプリング34の作用によって、ロ
ック板33のロック用突起33aがカム板30に接当す
るように弾性付勢されているので、後受け止め板27の
回動操作に伴ってカム板30が一体的に回動して、カム
板30に設けられたロック用切欠き30cがロック用突
起33aと一致すると、ロック用突起33aがロック用
切欠き30cに嵌入して、後受け止め体27を起立した
移動阻止姿勢に自動的に復帰させるように構成されてい
る。
【0036】そして、昇降台1上に車椅子Cを載置し、
後部の開閉扉Dを開いて、ペンダント式操作具42の下
降ボタンを押して、制御装置Hに突出指令を指令する。
この格納状態においては、上限検知用リミットスイッチ
LS3が、ドグ板14の上限用ドグ14aの接当によっ
て、昇降枠2が上昇位置A2にあることを検出してお
り、それによって、昇降枠2に対する昇降台1のスライ
ド操作が許容される状態となっている。さらに、後受け
止め板27が移動阻止姿勢にあって、ロック板33に固
着の近接作用部材39が近接センサLS5に対して作用
位置にあるため、近接センサLS5が、後受け止め板2
7が移動阻止姿勢にあることを検出しており、それによ
って、昇降枠2に対する昇降台1のスライド操作と、昇
降枠2の昇降操作とが許容される状態となっている。
【0037】ペンダント式操作具42により突出指令が
指令され、且つ、上述のように昇降台1のスライド操作
が許容される状態にあると、スライド用電動モータ17
が回転駆動され、ピニオン16の回転に伴って、このピ
ニオン16とラック22の作用で、昇降台1が昇降枠2
側に引き寄せられるスライド操作が実行される。つま
り、昇降台1に設けられたスライド用遊転ローラ21が
レール23上を転動して昇降枠2側に引き寄せられ、昇
降枠2に設けられたスライド用遊転ローラ15が、昇降
台1の左右のレール部材19,20に内嵌し、且つ、ガ
イド用遊転ローラ18が、右側のレール部材20に内嵌
し、昇降枠2に設けられたスライド用遊転ローラ15を
介して、昇降台1が、図12に示すように、昇降枠2に
保持された突出位置B2に至り、収納姿勢にあった前受
け止め板26が上方に回動して起立姿勢に切換えられ
る。
【0038】昇降台1が突出位置B2に至ると、後方検
知用リミットスイッチLS2が、後方用ドグ25bの接
当によって、昇降台1が突出位置B2にあることを検出
し、その検出に基づいてスライド用電動モータ17が停
止させるとともに、油圧シリンダ5による昇降枠2の昇
降操作が許容される。昇降枠2の昇降操作が許容される
状態にあると、左右の油圧シリンダ5が短縮作動され、
平行四節リンク機構4の作用で、昇降枠2に保持された
昇降台1が、ほぼ水平姿勢のままで後方へ移動しながら
下降する昇降操作が実行される。昇降枠2が地面G近く
にまで下降すると、図11に示すように、ドグ板14の
下限用ドグ14bが下限検知用リミットスイッチLS4
に接当し、その下限検知用リミットスイッチLS4から
の信号に基づいて、昇降枠2と昇降台1とは、ゆっくり
と地面Gに接地される。つまり、下限検知用リミットス
イッチLS4が、昇降台1の車両Vに対する位置が下降
位置A1に相当する位置にあることを検出するのであ
り、下限用ドグ14bが下限検知用リミットスイッチL
S4に接当した時点から設定時間経過後に、油圧シリン
ダ5の短縮作動が停止される。
【0039】つぎに、後受け止め板27を手動操作によ
る人為力で回動させて倒伏した移動許容姿勢に切換える
のであり、この切換え操作を行うには、まず、釦スイッ
チ38を押し操作する。すると、下限用ドグ14bが下
限検知用リミットスイッチLS4に接当し、且つ、釦ス
イッチ38が押し操作されて解除指令が指令されるの
で、釦スイッチ38を押し操作してから設定時間(例え
ば、2秒)の間だけ電磁ソレノイド35が作動されて、
コイルスプリング34の付勢力に抗してロック板33が
回動操作される。このロック板33の回動に伴って、ロ
ック用突起33aがロック用切欠き30cから外れてロ
ックが解除されるので、手動操作による人為力で後受け
止め板27を後方へ回動させ、その遊端部を接地させ
て、後受け止め板27を倒伏した移動許容姿勢に切換
え、介護者が後方へ引張り操作するか、自力によって車
椅子Cを移動させて地面G上に降り、地面Gへの移載が
完了する。なお、昇降台1が下降位置A1にあるときに
は、後述する格納位置B1にあるときとは異なり、後受
け止め板27を前方にも後方にも回動操作することがで
きる。
【0040】車椅子Cを地面G上から車両V内に移載す
るには、まず、車椅子Cを昇降台1上に載置し、倒伏し
た移動許容姿勢にあった後受け止め板27を前方に回動
させる。すると、カム板30も一体的に回動されて、カ
ム板30のロック用切欠き30cがロック用突起33a
の位置にくると、コイルスプリング34の付勢力によっ
てカム板30に接当していたロック用突起33aが、ロ
ック用切欠き30c内に嵌入係合して、後受け止め板2
7が、起立した移動阻止姿勢に自動的に復帰されるので
あり、その後、ペンダント式操作具42の上昇ボタンを
押して、制御装置Hに格納指令を指令する。
【0041】後受け止め板27が移動阻止姿勢にある
と、ロック板33に固着の近接作用部材39が近接セン
サLS5に作用して、近接センサLS5が、後受け止め
板27が移動阻止姿勢にあることを検出しており、それ
によって、昇降枠2の昇降操作と、昇降台1のスライド
操作とが許容される状態となる。しかし、昇降枠2が下
降位置A1にあるため、上限検知用リミットスイッチL
S3は、昇降枠2が上昇位置A2にあることを検出して
おらず、そのため、昇降台1のスライド操作は許容され
ず、昇降枠2の昇降操作のみが許容される状態となる。
【0042】ペンダント式操作具42により格納指令が
指令され、且つ、昇降枠2の昇降操作が許容される状態
にあると、左右の油圧シリンダ5が伸長作動され、平行
四節リンク機構4の作用で、昇降枠2に保持された昇降
台1が、ほぼ水平姿勢のままで前方へ移動しながら上昇
する昇降操作が実行される。昇降枠2が上昇位置A2に
至ると、上限検知用リミットスイッチLS3が、昇降枠
2が上昇位置A2にあることを検出して、昇降枠2に対
する昇降台1のスライド操作が許容される状態となる。
すると、スライド用電動モータ17が、突出指令の場合
と逆の方向に回転駆動され、突出位置B2にあった昇降
台1が、元の格納位置B1にまで移動されるとともに、
起立姿勢にあった前受け止め板26が前方に回動して収
納姿勢に切り換えられ、前方用ドグ25aが前方検知用
リミットスイッチLS1に接当するのに伴って、スライ
ド用電動モータ17の作動が停止され、車両V内への移
載が完了する。
【0043】その後、必要に応じて、後受け止め板27
を回動操作する際には、釦スイッチ38を押し操作す
る。すると、前方用ドグ25aが前方検知用リミットス
イッチLS1に接当し、且つ、釦スイッチ38が押し操
作されて解除指令が指令されるので、釦スイッチ38を
押し操作してから設定時間(例えば、2秒)の間だけ電
磁ソレノイド35が作動されて、コイルスプリング34
の付勢力に抗してロック板33が回動操作され、ロック
用突起33aがロック用切欠き30cから外れて後受け
止め板27の回動操作が可能となる。しかし、昇降台1
が格納位置B1にあるときには、ロック板33と一体的
に回動操作されるレバー部40が、図10の(ロ)に示
すように、可動枠2に設けられた規制枠41に接当し
て、それ以上の回動が阻止される。
【0044】このレバー部40が規制枠41に接当して
いる状態では、横軸29の軸心から先端部までの距離が
異なる上突出部30aと下突出部30bのうち、横軸2
9からの距離が短い上突出部30aはロック用突起33
aへの接当が回避され、距離が長い下突出部30bはロ
ック用突起33aへ接当するように設定されているの
で、昇降台1が格納位置B1にある状態では、後受け止
め板27の後方への回動操作は阻止され、前方への回動
操作のみが許容されて、後受け止め板27を前方へ回動
操作することになる。ただし、昇降台1が格納位置B1
以外の位置にあるときには、図10の(ロ)において仮
想線で示すように、レバー部40の回動が規制されない
ので、後受け止め板27を前方に回動することも後方に
回動することも可能となる。そして、何らかの理由で、
電磁ソレノイド35によるロック板33の回動操作が不
能になったときには、前記レバー部40を手動操作によ
る人為力で下方へ回動操作することにより、ロック板3
3を回動させて、ロック用突起33aを強制的にカム板
30のロック用切欠き30cから外して、後受け止め板
27を回動操作できるように構成されている。
【0045】〔別実施形態〕 (1)先の実施形態では、ロック用突起33aを備えた
ロック板33により阻止部材を構成し、そのロック板3
3と電磁ソレノイド35とによって操作禁止手段37を
構成した例を示したが、この操作禁止手段37について
は、種々の変更が可能であり、その一例を図15に示
す。この別の実施形態による昇降装置を図面に基づいて
説明するに際し、重複説明を避けるため、先の実施形態
と同じ部材や同じ作用を有する部材については、同じ符
号を付すことによってその説明を省略し、主として先の
実施形態と異なる構成や作用についてのみ説明する。
【0046】この別の実施形態においても、後受け止め
板27の左右には、上突出部30aと下突出部30b、
ならびに、ロック用切欠き30cを備えたカム板30が
固着され、昇降台1には、横軸32が回転可能に取付け
られるとともに、昇降台1の左側には、阻止部材操作用
のアクチュエータとしての電磁ソレノイド35、解除指
令手段としての釦スイッチ38、ならびに、近接センサ
LS5なども設けられている。前記横軸32の左右に
は、先の実施形態におけるロック板33に代えて、係合
作用部材として機能するロック部材43が固着され、そ
のロック部材43に左右のカム板30に対応する状態で
ロック用突起43aが設けられ、且つ、前記横軸32の
右側に固着のロック部材43には、先の実施形態におけ
るレバー部40に相当する部材が連設されて、昇降台1
が格納位置B1にあるときに、昇降枠2に設けられた規
制枠41に接当して、ロック部材43の回動操作量を規
制するように構成されている。
【0047】そして、前記ロック部材43と昇降台1と
の間には、ロック用突起43aをカム板30に接当付勢
させるコイルスプリング34が介装されて、左側のロッ
ク部材43には、手動操作用の操作レバー部43bが一
体的に連設されるとともに、被受け止め部43cが一体
的に設けられ、前記操作レバー部43bが近接センサL
S5に対する近接作用部材を兼用している。つまり、こ
の別の実施形態では、操作レバー部43bを手動操作す
ることによって左右のロック部材43が一体的に回動
し、ロック用突起43aがカム板30のロック用切欠き
30cに嵌入係合して、後受け止め板27の回動操作を
阻止する阻止作用位置と、ロック用突起43aがロック
用切欠き30cから外れて、後受け止め板27の回動操
作を許容する係合解除位置とに手動操作可能に構成さ
れ、且つ、先の実施形態と同様に、そのロック用突起4
3aがコイルスプリング34によってカム板30に対し
て接当付勢されている。
【0048】さらに、前記昇降台1の左側には、別の横
軸44が固定状態に取付けられ、その横軸44周りに回
動可能な受け止め作用部材45が設けられて、その受け
止め作用部材45が、コイルスプリング46によってロ
ック用部材43側に回動付勢されてストッパ47に接当
するように構成され、ストッパ47に接当している状態
では、前記ロック部材43の被受け止め部43cが受け
止め作用部材45に接当して、ロック用突起43aがロ
ック用切欠き30cから外れるのを受け止め阻止するよ
うに構成されている。そして、その受け止め作用部材4
5に前記電磁ソレノイド35が連動連結されていて、そ
の電磁ソレノイド35の作動で受け止め作用部材45を
コイルスプリング46に抗して回動操作することによ
り、受け止め作用部材45を受け止め解除位置に切換え
操作して、前記ロック部材43の手動による回動操作を
許容するように構成されている。つまり、この別の実施
形態では、ロック部材43と受け止め作用部材45が阻
止部材に相当し、その阻止部材と電磁ソレノイド35と
で操作禁止手段37が構成されることになる。
【0049】この別の実施形態においても、下限用ドグ
14bが下限検知用リミットスイッチLS4に接当し、
且つ、釦スイッチ38が押し操作されて解除指令が指令
されると、釦スイッチ38を押し操作してから設定時間
(例えば、2秒)の間だけ電磁ソレノイド35が作動さ
れて、コイルスプリング46の付勢力に抗して受け止め
作用部材45が受け止め解除位置に回動操作される。そ
れによって、前記ロック部材43の手動による回動操作
が許容されるので、操作レバー部43bを手動操作する
ことによって、ロック用突起43aをロック用切欠き3
0cから外すことができ、その状態で、起立した移動阻
止姿勢にある後受け止め板27を後方へ回動させること
により、倒伏した移動許容姿勢に切換えることができ
る。
【0050】また、前方用ドグ25aが前方検知用リミ
ットスイッチLS1に接当し、且つ、釦スイッチ38が
押し操作されて解除指令が指令された場合にも、釦スイ
ッチ38を押し操作してから設定時間(例えば、2秒)
の間だけ電磁ソレノイド35が作動されて、ロック部材
43の手動による回動操作が許容される。この場合に
も、後受け止め板27を回動操作することができるが、
先の実施形態と同様に、昇降台1が格納位置B1にある
ときには、ロック部材43の回動操作量が制限されて前
方への回動操作のみが許容される。そして、何らかの理
由で、電磁ソレノイド35による受け止め作用部材45
の回動操作が不能になったときには、前記操作レバー部
43bを手動操作による人為力でロック部材43から遠
ざかる方向へ回動操作することにより、受け止め作用部
材45を受け止め解除位置に強制的に切換え、且つ、ロ
ック用突起43aをカム板30のロック用切欠き30c
から外して、後受け止め板27を回動操作できるように
構成されている。
【0051】(2)これまでの実施形態では、釦スイッ
チ38を押し操作すると、その釦スイッチ38が押し操
作された時点から設定時間の間だけ電磁ソレノイド35
を作動させる構成のものを示したが、釦スイッチ38が
押し操作されると、電磁ソレノイド35を継続して作動
させるように構成することもできる。また、設定時間だ
け作動させる場合には、釦スイッチ38を押し操作し
て、その押し操作を解除した時点から設定時間の間だけ
作動させるように構成することもできる。
【0052】さらに、図15に示した別の実施形態にお
いては、釦スイッチ38を廃止して実施することもでき
る。つまり、この別の実施形態では、電磁ソレノイド3
5の作動によって受け止め作用部材45が受け止め解除
位置に回動操作されても、ロック部材43のロック用突
起43aはロック用切欠き30cに嵌入係合したままで
あり、後受け止め板27は、起立した移動阻止姿勢に確
実に保持されている。したがって、下限用ドグ14bが
下限検知用リミットスイッチLS4に接当すると、その
接当している間中、また、前方用ドグ25aが前方検知
用リミットスイッチLS1に接当すると、その接当して
いる間中、継続して電磁ソレノイド35を作動させて、
コイルスプリング46の付勢力に抗して受け止め作用部
材45を受け止め解除位置に回動操作するように構成す
ることもできる。それによって、自動的にロック部材4
3の手動による回動操作が許容されるので、釦スイッチ
38の押し操作なしに、操作レバー部43bを手動操作
してロック用突起43aをロック用切欠き30cから外
し、起立した移動阻止姿勢にある後受け止め板27を倒
伏した移動許容姿勢に切換えることができる。
【0053】(3)これまでの実施形態では、電磁ソレ
ノイド35によってロック板33や受け止め作用部材4
5を作動させる構成を示したが、電磁ソレノイド35に
代えて電動式のモータなどを使用することもでき、さら
に、電磁ソレノイド35や電動式モータなどを用いるこ
となく、ロック板33や受け止め作用部材45を作動さ
せるように構成することもできる。具体的には、例え
ば、昇降操作手段Lを構成する平行四節リンク機構4と
ロック板33あるいは受け止め作用部材45とをリンク
やワイヤなどで連動連結し、平行四節リンク機構4の作
動によって昇降台1が前記下降位置A1に相当する位置
にくると、そのときの平行四節リンク機構4の作動姿勢
に基づいて、リンクやワイヤを介してロック板33ある
いは受け止め作用部材45を作動させるように構成する
こともできる。
【0054】(4)これまでの実施形態では、後受け止
め板27が、昇降台1と地面Gとの間において、車椅子
Cの移載を可能にする案内板を兼用する構成のものを示
したが、後受止め板27とは別に、車椅子Cの移載を可
能にする専用の案内板を設けて実施することもできる。
【0055】(5)これまでの実施形態では、平行四節
リンク機構4や油圧シリンダ5などによって昇降操作手
段Lを構成し、その平行四節リンク機構4の下リンク9
を枢支するピン13にドグ板14を取付けて、ピン13
の回動に基づいて、前記下降位置A1と上昇位置A2と
を検出するように構成した例を示したが、例えば、平行
四節リンク機構4の上リンク8と下リンク9との相対位
置関係に基づいて、下降位置A1と上昇位置A2とを検
出するように構成することも、また、前記リンク用カバ
ー11の回動に基づいて検出するように構成することも
できる。さらに、昇降操作手段Lについては、例えば、
ねじ棒とナット部材などを用いて構成した従来公知の昇
降操作手段に置き換えることもでき、昇降操作手段Lの
具体的な構成については、種々の変更が可能である。、
また、昇降操作手段Lにより昇降枠2と昇降台1とを上
昇位置A2にまで上昇させ、更に、昇降台1を車両Vの
内方へスライドさせる構成のものを示したが、例えば、
昇降台1を車両Vの外側において車両Vの床面Fと略同
高さで、且つ、床面Fに近接する位置まで上昇させるよ
うに構成して実施することもできる。
【0056】(6)これまでの実施形態では、被載置物
の一例として車椅子Cを示したが、昇降台1に載置する
被載置物としては、車椅子Cに限るものではなく、電化
製品や家具などの各種の重量物であってもよい。
【0057】(7)それまでの実施形態では、車両Vの
一例としてワゴン車を示し、そのワゴン車の後部に昇降
装置を装着した例を示したが、車両Vとしては、ワゴン
車以外にも、普通乗用車、バス、トラックなど、種々の
車両に適用することができ、また、その装着箇所につい
ても、車両Vの後部に限ることなく、車両Vの前後方向
の中間部などに装着して、昇降台1を車両Vの横側方の
外側に下降させるように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用昇降装置の斜視図
【図2】車両用昇降装置の動きを示す側面図
【図3】車両用昇降装置の昇降枠と昇降台の分解斜視図
【図4】昇降枠の昇降位置を検出するリミットスイッチ
の側面図
【図5】昇降枠と昇降台の縦断背面図
【図6】昇降台の要部の平面図
【図7】昇降台の要部の側面図
【図8】昇降台の要部の側面図
【図9】昇降台の要部の側面図
【図10】昇降台の要部の側面図
【図11】昇降枠と昇降台の動きを示す側面図
【図12】昇降枠と昇降台の動きを示す側面図
【図13】昇降枠と昇降台の動きを示す側面図
【図14】制御装置のブロック図
【図15】別の実施形態による昇降台の要部の側面図
【符号の説明】
1 載置部 27 受け止め体 33 阻止部材 35 阻止部材操作用のアクチュエータ 37 操作禁止手段 38 解除指令手段 43 阻止部材を構成する係合作用部材 45 阻止部材を構成する受け止め作用部材 A1 下降位置 A2 上昇位置 C 被載置体 F 車両の床面 G 地面 H 制御手段 L 昇降操作手段 LS4 昇降位置検出手段 V 車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 孝史 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被載置体の載置部を地面上又はその近く
    の下降位置と車両の床面と同高さ又は略同高さの上昇位
    置とに平行又は略平行姿勢で昇降操作自在な昇降操作手
    段と、 前記載置部に備えられて、前記被載置体が載置部から外
    方に移動するのを受け止め阻止する移動阻止姿勢と前記
    被載置体が載置部から外方に移動するのを許容する移動
    許容姿勢とに手動にて切換え操作自在な受け止め体とが
    設けられた車両用昇降装置であって、 前記受け止め体が前記移動阻止姿勢から前記移動許容姿
    勢に手動操作により切換えられるのを阻止作用する操作
    禁止手段が、前記載置部の前記車両に対する位置が前記
    下降位置に相当する位置になるときに、前記阻止作用を
    解除するように設けられている車両用昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記操作禁止手段が、前記阻止作用する
    阻止部材と、その阻止部材を阻止作用状態と阻止解除状
    態とに切換え操作する阻止部材操作用のアクチュエータ
    と、前記載置部の前記車両に対する昇降位置が前記下降
    位置に相当する位置にあることを検出するための昇降位
    置検出手段と、前記阻止部材を阻止作用状態から阻止解
    除状態に切換える解除指令を指令する解除指令手段と、
    前記昇降位置検出手段の検出情報及び前記解除指令手段
    の指令情報に基づいて、前記阻止部材操作用のアクチュ
    エータの作動を制御する制御手段とを備えて構成され、 前記制御手段が、前記載置部の前記車両に対する位置が
    前記下降位置に相当する位置にあり、かつ、前記解除指
    令が指令されると、前記阻止部材を阻止解除状態に切換
    えるように前記阻止部材操作用のアクチュエータを作動
    させるように構成されている請求項1に記載の車両用昇
    降装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記解除指令手段によ
    り前記解除指令が指令されてから設定時間のみ、前記阻
    止部材を阻止解除状態に切換えるように前記阻止部材操
    作用のアクチュエータを作動させるように構成されてい
    る請求項2に記載の車両用昇降装置。
  4. 【請求項4】 前記阻止部材が、前記受け止め体を前記
    移動許容姿勢から前記移動阻止姿勢に切換えるに伴っ
    て、前記阻止作用を発揮する状態に自動復帰するよう
    に、前記阻止作用状態側に復帰付勢されて設けられてい
    る請求項2又は3に記載の車両用昇降装置。
  5. 【請求項5】 前記阻止部材が、前記受け止め体に係合
    して阻止作用する阻止作用位置に復帰付勢され且つ阻止
    作用を解除する係合解除位置に手動にて操作自在な係合
    作用部材と、その係合作用部材が前記阻止作用位置から
    前記係合解除位置に操作されるのを受け止め阻止する受
    け止め位置と受け止め解除位置とに切換え自在な受け止
    め作用部材とを備えて、前記受け止め作用部材が受け止
    め解除位置に切換えられたときに前記係合作用部材を係
    合解除位置に操作するに伴って、前記阻止解除状態にな
    り、前記阻止作用位置に位置する係合作用部材を前記受
    け止め作用部材にて受け止めることにより、前記阻止作
    用状態になるように構成され、 前記阻止部材操作用のアクチュエータが、前記受け止め
    作用部材を切換えるように構成されている請求項2〜4
    のいずれか1項に記載の車両用昇降装置。
  6. 【請求項6】 前記操作禁止手段が、前記受け止め体に
    係合して阻止作用する阻止作用位置に復帰付勢され且つ
    阻止作用を解除する係合解除位置に手動にて操作自在な
    係合作用部材と、その係合作用部材が前記阻止作用位置
    から前記係合解除位置に操作されるのを受け止め阻止す
    る受け止め位置と受け止め解除位置とに切換え自在な受
    け止め作用部材と、その受け止め作用部材を前記受け止
    め位置と受け止め解除位置とに切換え操作するアクチュ
    エータと、前記載置部の前記車両に対する昇降位置が前
    記下降位置に相当する位置にあることを検出するための
    昇降位置検出手段と、前記昇降位置検出手段の検出情報
    に基づいて、前記アクチュエータの作動を制御する制御
    手段とを備えて構成され、 前記制御手段が、前記載置部の前記車両に対する位置が
    前記下降位置に相当する位置にあると、前記受け止め作
    用部材を受け止め解除位置に切換えるように前記アクチ
    ュエータを作動させるように構成されている請求項1に
    記載の車両用昇降装置。
  7. 【請求項7】 前記受け止め体が、その基端側を前記載
    置部の出入り口用縁部に上下揺動自在に枢着されて、上
    方側に揺動させた状態において前記移動阻止姿勢とな
    り、下方側に揺動させた状態において前記移動許容姿勢
    となり、且つ、、前記移動許容姿勢において、被載置体
    を載置部から地面に載置案内する案内板として機能する
    板状体にて構成されている請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の車両用昇降装置。
JP11060008A 1999-03-08 1999-03-08 車両用昇降装置 Pending JP2000255305A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009173115A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Shin Meiwa Ind Co Ltd 荷受台昇降装置
JP2019043450A (ja) * 2017-09-05 2019-03-22 キヤノンプレシジョン株式会社 荷受台用の落下防止ストッパの安全装置
CN112794214A (zh) * 2019-11-13 2021-05-14 株式会社大福 物品升降装置

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