JP2000255331A - 車載用ビーコンヘッドのケース - Google Patents

車載用ビーコンヘッドのケース

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JP2000255331A
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雅幸 加藤
Shigeki Iwashita
隆樹 岩下
Takayoshi Ichiki
隆義 市木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜面に対応できる水平載置仕様の車載用ビ
ーコンヘッドのケースの載置高さの抑制とコストの低減
化を図ることにある。 【解決手段】 ロワーケース2の受光方向に直交する側
縁の一方に台座20として一枚の平板を回動自在、か
つ、取り外し可能に一本のボルト17で取り付け、回動
範囲途中で、そのボルト17でケース10に固定可能と
する。傾斜面52’に載置する場合は、ケース10が水
平になるように角度付けして載置する。平板20の取り
付け位置がケース10の側面における底辺側の「かど」
に位置するので、ケース上面の傾斜面からの高さが略ケ
ース10の高さだけになり、従来の小構造物のような台
座をケース底面幅方向中央に取り付けた場合に比べて傾
斜面52’からの高さが抑制される。台座20を一枚の
平板と一本のボルト17で構成したので、材料費、製作
上の手間とも低価格となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車載用ビーコンヘ
ッドに係り、特に、光で送受信を行う光ビーコンヘッド
について、そのケースの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記光ビーコンヘッドはアンテナに替わ
る素子として光学素子を用い、道路上の送信機から発せ
られた光信号を受光素子で受けるとともに、発光素子に
よって車から道路上の受信機に光信号を送る路車間の双
方向通信システムの一種である。
【0003】その車載機は、通常、図4に示すように、
ウィンドシールドガラス51に面する車内のインストゥ
ルメントパネル52の上面に設置されるが、そのこと
は、運転者の視界を妨げることになるので、ケース50
はできるだけ低くなるように設計される。
【0004】例えば、光ビーコンヘッドが最大伝送効率
を得るには、送信用の発光素子は、その光軸を最適指向
方向(我が国の規格では水平面に対して約47°の方
向)に向けなければならないが、そのためには、それが
搭載される実装基板は傾けて配設しなければならず、そ
うなると、底面に平行に配設した場合に比べて、その傾
きの分、ケース50の高さが高くなる。
【0005】そこで、それを解消するために、図6に示
すように、基板3はケース50の底面に平行に配設し
て、発光素子4のLED(発光ダイオード)について
は、その支軸を傾けることによって光軸を最適指向方向
に向け、ケース50の上面はできるだけLED4の上縁
に近い位置に置き、かつ、底面に平行にしている。この
ようにすれば、基板3を傾けた際の頂上部の高さ分、ケ
ース50の高さを低くすることができる。なお、受信用
素子のPD(フォトダイオード)は指向性が大きいの
で、この場合は受光面を傾けたりする必要はない。
【0006】また、同じケース50内に搭載される電波
ビーコン用のアンテナ(図1の符号6’参照)も、ケー
ス50を平面載置した際に最大伝送効率が得られるよう
になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インストゥ
ルメントパネル52は、車内のインテリアを考慮して、
通常は曲面を成しており、ウィンドシールドガラス51
に面する上面部も必ずしも水平ではなく、傾斜を成して
いるのが一般的で、その傾斜の程度も車種によってまち
まちである。
【0008】従って、そのような傾斜面に上記のような
平面載置の際に最大伝送効率が得られる仕様の車載機を
そのまま載置すると、LED4の光軸が最適指向方向を
向かないので、最大伝送効率が得られないということに
なる。
【0009】そこで、傾斜面に載置しても最大伝送効率
が得られるように、図5に示すような形態の台座30を
ケースの底面に設けて対応するようにしている。
【0010】この台座30は、底板31に軸受32が立
設されており、その軸受32の一方に挿通されたピン3
3と他方に挿通されたボルト34によって矩形の台座3
5が回動可能に支えられており、ケースはこの台座35
の四隅に設けられた突起36に係合して、その台座35
上に固定される。
【0011】このような台座30によって、傾斜面に対
しては、図6のように、台座30の底板31を傾斜面5
2’に沿わせ、ケース50は、台座35を軸受32の回
りに回動させることによって、底面が水平になるように
するのである。なお、水平面に載置する際は、台座35
を外してケース50を直に載置する。
【0012】こうして、上記のような台座30により、
傾斜面52’に載置する場合も水平面に載置する場合と
同等の効果が得られるようにしているのであるが、この
ような台座30を設けることは、その台座30の高さ
分、ケース50の高さが高くなることであり、それは、
前記した運転者の視界を妨げる要因となる。従って、こ
の台座30を取り付けることにより、新たにケース50
の高さを抑制する工夫が必要となってくる。
【0013】そこで、この発明の課題は、傾斜面と水平
面の両方に対応できる台座を有した車載用ビーコンヘッ
ドについて、そのケースの載置面からの高さの抑制を図
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、前記台座として、前記ケースの底面に
沿う平板を、前記ケースの底面の側縁の回りに回動可能
に、かつ、その回動範囲の任意の位置で固定可能に取り
付けたものとし、その回動と固定によって上記操作を行
うようにしたのである。
【0015】このようなケースを傾斜面に載置する場合
は、ケース底面に対して平板を回動させて、ケース底面
と平板が傾斜角を成す位置で固定する。そうすれば、そ
の平板を傾斜面に沿わせて載置すると、ケースの部分は
水平となり、水平面に載置したのと同等の効果を得るこ
とができる。
【0016】その状態を後述の実施形態の図3(b)、
(c)に示す側面図で見ると、台座20たる前記平板
は、その一端がケース10の底面側の「かど」に位置し
ていて、その「かど」から傾斜面52’に沿って延伸し
た形になっている。その「かど」の位置で傾斜面52’
から真上に昇ったケース上面の位置は殆どケース10の
高さだけの寸法になっている。
【0017】しかるに、従来例のケースの場合は、先述
の図6(a)、(b)の側面図に見られるように、その
台座30がケース50底面の中央に取り付けられている
ので、傾斜面52からケース50上面までの高さがケー
ス50の高さだけではなく、軸受32の分(Ha、H
b)が加わったものになって、本願発明のものに比べて
高くなる。
【0018】また、台座そのものの形態を比較しても、
本発明のものは一枚の平板20(図2の符号20参照)
で形成されており、従来例のものは二枚の板金(図5の
符号31と35参照)で形成されていて、その形状も複
雑であるので、材料費、製作費ともコスト高となる。
【0019】上記発明において、前記台座たる平板を前
記ケース底面の両側縁に取り付け、取り外し可能となっ
た構成とすることができ、そのようにすれば、向きの反
対となった傾斜面に対応できる。
【0020】また、コストを厭わなければ、二枚の平板
を用いて、それを初めからケースの両側縁に取り付けて
おけば、取り換えの手間なしに向きの反対となった傾斜
面に即座に対応できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態を説明する。図1に示すこの実施形態の光ビ
ーコンヘッドのケース10は全体が扁平矩形体を成し、
アッパーケース1とロワーケース2の上下二つ割りにな
っており、アッパーケース1は光透過性の樹脂板で形成
されている。上下のケース1、2は当接部が嵌め殺し仕
様になっていて、組み立て自在となっている。ロワーケ
ース2の方に送信用と受信用の素子4、5、並びに、そ
れらを制御する素子6と電波ビーコン用のアンテナ6’
が搭載された基板3が底面に平行に配設されている。
【0022】送信用の素子4はLEDであり、ケース1
0を平面上に載置した際に光軸が最適指向方向を向くよ
う、基板3上に設けられた傾斜面を成すスペーサ7上に
ケース10の長手方向(光軸に直交する方向)に沿って
複数並列されている。
【0023】受信用の素子5は矩形板状のPDである
が、これはLED4に比べて指向性が大きいので、それ
自身を傾けたりする必要もなく、基板3上に面着して搭
載されている。その高さはLED4より圧倒的に低い。
【0024】また、他の制御素子6も、その高さがLE
D4より高いものはないので、ケース10の高さを決定
しているのはLED4であり、そのLED4の最上面よ
り僅かに上の位置に、ロワーケース2の底面に平行とな
ったアッパーケース1の天板が位置するようになってい
る。こうして、ケース10全体が扁平な矩形体を成し、
高さの低い構造になっている。
【0025】さて、この発明では、前記したように、傾
斜面に載置する際に、水平面に載置する場合と同じ効果
が得られるようにするための台座20が取りつけられ
る。
【0026】図2(a)は、そのケース10と台座20
を、それぞれケース10の底面側において示したもので
ある。この台座20は、図に示すように、概ね台形状を
成し、その長手側縁はロワーケース2の長手方向(LE
D4の光軸に直交する方向)の側縁にほぼ等しい寸法の
一枚の平板である。その側縁の両端において取付け片1
1、12が台座20の面に垂直に延設されている。一方
の取付け片11には、バーリング加工のボルト穴11a
が内向きに形成されており、もう一方の取付け片12に
は、そのボルト穴11aの中心を通り、前記側縁に平行
な直線上に中心を置くばか穴12aが設けられている。
なお、21は台座20を載置面に固定する際の両面テー
プである。
【0027】他方、その台座20が取りつけられる前記
ロワーケース2には、長手方向に直交する両側面のそれ
ぞれに、側縁に平行な線上に貫通穴13、14が設けら
れており、一方の貫通穴13は側面の表面に設けられた
段差の部分15に空けられており、他方の貫通穴14
は、側面から外側に突出した筒穴である。底面のその筒
穴14の隣の部分には切り欠き16が設けられている。
【0028】以上のような台座20をロワーケース2に
取り付ける際には、バーリング加工が施された側の取り
付け片11を切り欠き16に挿入するとともに、もう一
方の取り付け片12は厚み方向において側面の段差15
に嵌入させ、その状態で、図2(b)に示すように、取
り付け片11側においてケース側面の筒穴14からボル
ト17を挿入してケース側面を挟む形で取り付け片11
のボルト穴11aに螺合させる。他方の取り付け片12
は厚み方向において側面の段差15に嵌入するので、大
きな力でも掛けない限りずれることがない。
【0029】こうして、台座20はロワーケース2の側
縁の一方に回動自在に、かつ、取り外し可能に取り付け
られる。また、その回動範囲の途中の任意の位置におい
て、前記ボルト17を強く締めることにより、ケース1
0(ロワーケース2)に固定することができる。なお、
ロワーケース2に設けられた側面の穴13、14や底面
の切り欠き16は両対向側縁において、底面の中心を対
称中心とする点対称の位置に設けられているが、このこ
との意味は、次のケース10の取り扱いの説明の際に述
べる。以下、そのケース10の取り扱いを説明する。
【0030】先ず、インストゥルメントパネル52のケ
ース10を載置する部分が水平である場合には、図3
(a)に示すように、台座20を取り外してケース10
を直に載置するが、台座20を取り付けたままにして
も、その場合は、それを折り畳んで載置するので、載置
面52からのケース10の高さは、直置きの場合にせい
ぜい平板20の厚みを加えただけのものになる。
【0031】次に、インストゥルメントパネル52のケ
ース10を載置する部分が車の前方から後方にかけて
(フロントガラス側から運転者側に向かって)下がって
くる向きに傾斜面52’を成す場合、台座20は、図3
(b)に示すように、その取り付け側縁をケース10の
LED4側の側縁の方に取りつけて、台座20を傾斜面
52’に載置した場合にケース10が水平になるような
角度をつけて載置するようにする。ケース10と台座2
0との角度付けの固定は取り付け用のボルト17を強く
締めて行うことができる。
【0032】最後に、傾斜の方向が上記と反対の場合、
すなわち、車の後方から前方にかけて下がっていくよう
な場合、台座20は、図3(c)に示すように、その取
り付け側縁をケース10のLED4側とは反対側の側縁
の方に取りつける。台座20は、この場合も前記の向き
の傾斜面52’の場合も、回転軸がロワーケース2の側
縁に取りつけられ、その対向縁がロワーケース2底面の
内側に位置するような形の角度付けをするので、取り付
け片11のボルト穴11aは前記の場合と点対称の位置
にくる。これが前述したケース10の切り欠き16の位
置を点対称に設けている理由である。
【0033】こうして、この実施形態では、載置面が傾
斜を成す場合には、ケース10の底面に対して、台座た
る平板20が傾斜角を成すように固定して、また、載置
面が水平面52の場合には、台座20を折り畳むか、取
り外して載置するようにして、常にケース10を水平方
向に向けて載置することができる。
【0034】以上のように、この実施形態のケース10
は、台座たる平板20の取り付け位置がケース10の側
面における底辺側の「かど」に位置しているので、傾斜
面52’に載置した場合、ケース10上面の傾斜面5
2’からの高さが略ケース10の高さだけになり、従来
の小構造物のような台座30をケース50の底面幅方向
中央に取り付けた場合に比べて傾斜面52’からの高さ
が抑制される。
【0035】また、台座が一枚の平板20と一本のボル
ト17で構成されているので、従来例のような台座30
を備えたケース50に比べてその材料費、製作上の手間
とも、低価格で実現できる。
【0036】なお、この実施形態では、本発明を光ビー
コンヘッドのケースに適用したが、光ビーコンに限ら
ず、電波ビーコンにも適用できることは言うまでもな
い。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明のケー
スは、傾斜面に載置するための台座として、ケース底面
に沿う一枚の平板をケースの側縁の回りに回動可能に、
かつ、その回動範囲の任意の位置で固定可能に取り付
け、傾斜面に載置する際には、その平板とケース底面の
間に角度付けをして載置するようにしたので、小構造物
のような軸受を有し、ケース底面の中央に取り付けられ
る台座を有した従来のケースに比べてその高さを低くす
ることができ、運転者の視界の妨げになる程度を小さく
できる。
【0038】また、台座の主たる構成が一枚の平板で済
むので、材料費、製作費とも従来のものに比べて格段に
低くて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す分解斜視図
【図2】(a)に実施形態の台座とケースをケースの底
面側から見た斜視図を示し、(b)に台座をケースに取
りつけた状態を底面側から見た斜視図を示したものであ
【図3】(a)、(b)、(c)のそれぞれに実施形態
の使用状態を側面図で示したものである
【図4】光ビーコンヘッドの一般的な使用状態を示す斜
視図
【図5】従来例のケースに取りつける台座を示す斜視図
【図6】(a)、(b)それぞれに従来例の使用状態を
側面図で示したものである
【符号の説明】
1 アッパーケース 2 ロワーケース 3 基板 4 送信用素子(LED) 5 受信用素子(PD) 10、50 ケース 20 台座(平板) 30 従来例のケースの台座 52 載置面(水平面) 52’ 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市木 隆義 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 Fターム(参考) 3D020 BA13 BC03 BD02 BD13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座を介して車内のインストゥルメント
    パネルの上面に載置され、その上面の傾きに応じて、前
    記台座を操作して、内部の光学素子が最適指向方向を向
    くように調整可能となっている車載用ビーコンヘッドの
    ケースにおいて、 前記台座として、前記ケースの底面に沿う平板を前記ケ
    ースの底面の側縁の回りに回動可能に、かつ、その回動
    範囲の任意の位置で固定可能に取り付けたものとし、そ
    の回動と固定によって上記操作を行うようにしたことを
    特徴とする車載用ビーコンヘッドのケース。
  2. 【請求項2】 前記平板を前記底面の両側縁のそれぞれ
    で取り付け、取り外し可能としたことを特徴とする請求
    項1に記載の車載用ビーコンヘッドのケース。
  3. 【請求項3】 前記平板を二枚設け、それぞれを前記底
    面の両側縁に取り付けたことを特徴とする請求項1に記
    載の車載用ビーコンヘッドのケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017123417A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 住友電装株式会社 光ビーコン車載機
JP2018188005A (ja) * 2017-05-02 2018-11-29 株式会社ユピテル

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