JP2000255437A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置Info
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- JP2000255437A JP2000255437A JP11065139A JP6513999A JP2000255437A JP 2000255437 A JP2000255437 A JP 2000255437A JP 11065139 A JP11065139 A JP 11065139A JP 6513999 A JP6513999 A JP 6513999A JP 2000255437 A JP2000255437 A JP 2000255437A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H25/00—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
- F16H25/18—Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
- F16H25/20—Screw mechanisms
- F16H25/24—Elements essential to such mechanisms, e.g. screws, nuts
- F16H2025/2481—Special features for facilitating the manufacturing of spindles, nuts, or sleeves of screw devices
Landscapes
- Power Steering Mechanism (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 径方向のコンパクト化、負荷容量増加、工数
削減、コストダウン、耐久性向上、緩み防止、信頼性向
上等を図る。 【解決手段】 電動パワーステアリング装置に組込まれ
るボールねじ機構23を、ボールねじ軸10と、回転ナ
ット11と、両者間に形成されるボール転動路12に配
置された複数のトルク伝達用ボール13とで構成し、該
トルク伝達用ボール13を循環させるために、貫通穴1
5を前記回転ナット11に形成すると共に、該回転ナッ
ト11の両端に装着され、前記トルク伝達用ボール13
を回転ナット11の貫通穴15へ反転させる反転路17
a、17bを有するエンドキャップ14a、14bを焼
結合金によって形成した。
削減、コストダウン、耐久性向上、緩み防止、信頼性向
上等を図る。 【解決手段】 電動パワーステアリング装置に組込まれ
るボールねじ機構23を、ボールねじ軸10と、回転ナ
ット11と、両者間に形成されるボール転動路12に配
置された複数のトルク伝達用ボール13とで構成し、該
トルク伝達用ボール13を循環させるために、貫通穴1
5を前記回転ナット11に形成すると共に、該回転ナッ
ト11の両端に装着され、前記トルク伝達用ボール13
を回転ナット11の貫通穴15へ反転させる反転路17
a、17bを有するエンドキャップ14a、14bを焼
結合金によって形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の電動パワー
ステアリング装置に関し、特にボールねじを介して電動
モータの出力を同軸上のラック部に伝達するようにした
ラックピニオン式電動パワーステアリング装置に関す
る。
ステアリング装置に関し、特にボールねじを介して電動
モータの出力を同軸上のラック部に伝達するようにした
ラックピニオン式電動パワーステアリング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のハンドル操舵力をアシストする
動力を、電動モータから得る電動パワーステアリング装
置には種々な形式のものがあるが、ラックピニオン式電
動パワーステアリング装置としては、例えば、特開昭5
9−50864号公報(基本的構成)、特開平9−14
2315号公報(コマ循環方式のボールねじ機構採
用)、特開昭54−47236号公報(チューブ循環
(サーキュレーター)方式のボールねじ機構採用)、特
開平6−201013号公報(樹脂製エンドキャップ方
式及び樹脂製循環パイプ方式採用)等がある。また、電
動モータの出力をラック部に伝達するボールねじにおい
ても種々な形式がある。
動力を、電動モータから得る電動パワーステアリング装
置には種々な形式のものがあるが、ラックピニオン式電
動パワーステアリング装置としては、例えば、特開昭5
9−50864号公報(基本的構成)、特開平9−14
2315号公報(コマ循環方式のボールねじ機構採
用)、特開昭54−47236号公報(チューブ循環
(サーキュレーター)方式のボールねじ機構採用)、特
開平6−201013号公報(樹脂製エンドキャップ方
式及び樹脂製循環パイプ方式採用)等がある。また、電
動モータの出力をラック部に伝達するボールねじにおい
ても種々な形式がある。
【0003】特開平9−142315号公報のものは、
図7の(A)に示すように、外ねじ溝104aが形成さ
れた軸104の周りにボールスクリューナット110が
設けられ、ボールスクリューナット110の内周に形成
された内ねじ溝110bは、外ねじ溝104aと対向し
て、介在するボール112の転動路を形成している。ボ
ールスクリューナット110には、隣接する内ねじ溝1
10b同士を連結する通路であるコマ110dが配置さ
れている。ここでボールスクリューナット110は軸1
04に対して相対的に回転すると、ねじ溝からの反力に
より軸104はボールスクリューナット110に対して
軸方向に移動する。ボール112は、ボールスクリュー
ナット110の回転と軸104の移動に伴い、ねじ溝に
沿って転進して転動路から出てしまうため、回転量に応
じてボールを新たに補充してやる必要がある。そこでコ
マ110dを設けることにより、ねじ溝に沿って転進し
てきたボール112を、コマ110dを介してねじ溝に
戻してやることができる。
図7の(A)に示すように、外ねじ溝104aが形成さ
れた軸104の周りにボールスクリューナット110が
設けられ、ボールスクリューナット110の内周に形成
された内ねじ溝110bは、外ねじ溝104aと対向し
て、介在するボール112の転動路を形成している。ボ
ールスクリューナット110には、隣接する内ねじ溝1
10b同士を連結する通路であるコマ110dが配置さ
れている。ここでボールスクリューナット110は軸1
04に対して相対的に回転すると、ねじ溝からの反力に
より軸104はボールスクリューナット110に対して
軸方向に移動する。ボール112は、ボールスクリュー
ナット110の回転と軸104の移動に伴い、ねじ溝に
沿って転進して転動路から出てしまうため、回転量に応
じてボールを新たに補充してやる必要がある。そこでコ
マ110dを設けることにより、ねじ溝に沿って転進し
てきたボール112を、コマ110dを介してねじ溝に
戻してやることができる。
【0004】一方、特開昭54−47236号公報のも
のは、図7の(B)(C)に示すように、ボールナット
2の軸方向長さLAまたはLBの範囲のボール群、すな
わち2列のボール群の内、何れか一方のボール群が、ボ
ールねじ溝の間に介在する軸方向長さに対応する範囲で
ボールねじ軸1に形成されるねじ溝を転動する。ボール
ナット2に設けた2列のサーキュレーター6A、6Bに
それぞれ案内されて循環する2列のボール3A、3B群
を、ボールナット2のねじ溝2aと、ボールねじ軸1の
ねじ溝1a、1bとの間に介装し、その何れか一方のボ
ール群3Aの各ボールの直径を他のボールの直径より適
度に大径に形成して、自動車の直進走行時に大径のボー
ル群がボールナット2のねじ溝2aと、ボールねじ軸1
の大径部d1 のねじ溝1aとの間で転接し、小径のボー
ル群3Bがボールナット2のねじ溝2aと、ボールねじ
軸1の小径部d2 のねじ溝1bとの間に転接するように
設定されている。したがって、サーキュレーター6Aに
案内される大径のボール群3Aが、ボールナット2のね
じ溝2aと、ボールねじ軸1の大径部d1 のねじ溝1a
との間に、すきまゼロの状態で介在している。そして自
動車の操向操作により、ハンドルを右または左に回動し
てボールねじ軸1を回転させると、各ねじ溝とボール群
3A、3Bを介してボールナット2が右または左に移動
する。
のは、図7の(B)(C)に示すように、ボールナット
2の軸方向長さLAまたはLBの範囲のボール群、すな
わち2列のボール群の内、何れか一方のボール群が、ボ
ールねじ溝の間に介在する軸方向長さに対応する範囲で
ボールねじ軸1に形成されるねじ溝を転動する。ボール
ナット2に設けた2列のサーキュレーター6A、6Bに
それぞれ案内されて循環する2列のボール3A、3B群
を、ボールナット2のねじ溝2aと、ボールねじ軸1の
ねじ溝1a、1bとの間に介装し、その何れか一方のボ
ール群3Aの各ボールの直径を他のボールの直径より適
度に大径に形成して、自動車の直進走行時に大径のボー
ル群がボールナット2のねじ溝2aと、ボールねじ軸1
の大径部d1 のねじ溝1aとの間で転接し、小径のボー
ル群3Bがボールナット2のねじ溝2aと、ボールねじ
軸1の小径部d2 のねじ溝1bとの間に転接するように
設定されている。したがって、サーキュレーター6Aに
案内される大径のボール群3Aが、ボールナット2のね
じ溝2aと、ボールねじ軸1の大径部d1 のねじ溝1a
との間に、すきまゼロの状態で介在している。そして自
動車の操向操作により、ハンドルを右または左に回動し
てボールねじ軸1を回転させると、各ねじ溝とボール群
3A、3Bを介してボールナット2が右または左に移動
する。
【0005】また、特開平6−201013号公報に
は、ナットの両端にエンドキャップを装着してボールを
循環パイプに戻す点並びにエンドキャップ及び循環パイ
プを樹脂製とする点が開示されている。
は、ナットの両端にエンドキャップを装着してボールを
循環パイプに戻す点並びにエンドキャップ及び循環パイ
プを樹脂製とする点が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記コマ循環方式のボ
ールねじ機構を採用するものは、ボールねじナットの外
径を小さくできる利点はあるが、別体のコマをナットの
外径切除部に嵌合装着しているため、構成部品の点数が
多く、また、ナット外径に循環部品であるコマが配され
るため、ボールねじナット外径にモータや軸受等を嵌合
させることが困難である。また、上記コマ循環方式は、
ナット外径が制限されているボールねじに適用する場
合、次のような制約がある。即ち、ナット外径を小さく
し、かつ小さい断面高さで高負荷容量を得るには、小さ
なサイズのボールを数多く収容する必要がある。この場
合、負荷容量を大きくできる多条ねじを採用することが
有利であるが、多条ねじの場合、ボールリターン用のコ
マ110dを、隣りの転走溝を跨いで配置しなければな
らないので、多条ねじを採用することは不可能である。
ールねじ機構を採用するものは、ボールねじナットの外
径を小さくできる利点はあるが、別体のコマをナットの
外径切除部に嵌合装着しているため、構成部品の点数が
多く、また、ナット外径に循環部品であるコマが配され
るため、ボールねじナット外径にモータや軸受等を嵌合
させることが困難である。また、上記コマ循環方式は、
ナット外径が制限されているボールねじに適用する場
合、次のような制約がある。即ち、ナット外径を小さく
し、かつ小さい断面高さで高負荷容量を得るには、小さ
なサイズのボールを数多く収容する必要がある。この場
合、負荷容量を大きくできる多条ねじを採用することが
有利であるが、多条ねじの場合、ボールリターン用のコ
マ110dを、隣りの転走溝を跨いで配置しなければな
らないので、多条ねじを採用することは不可能である。
【0007】一方、チューブ循環(サーキュレーター)
方式のボールねじ機構を採用するものは、ボールねじ内
部を循環するボールの径が同じ場合、ボールねじナット
の外径が大きくなり、自動車等のステアリング装置にお
いては装置全体のスペースが拡大するという課題が残
る。
方式のボールねじ機構を採用するものは、ボールねじ内
部を循環するボールの径が同じ場合、ボールねじナット
の外径が大きくなり、自動車等のステアリング装置にお
いては装置全体のスペースが拡大するという課題が残
る。
【0008】また、特開平6−201013号公報のも
のは、循環パイプをナットとは別に樹脂成形しているた
め、部品点数及び組立工数が増加する問題があり、しか
も、エンドキャップ及び循環パイプを樹脂製としている
ため、摩耗等の耐久性や、熱伸縮による寸法変化等によ
ってボールの循環動作が不円滑となる問題があり、その
上、エンドキャップをナットに固定するためのボルトの
締付けトルク管理も難しい。
のは、循環パイプをナットとは別に樹脂成形しているた
め、部品点数及び組立工数が増加する問題があり、しか
も、エンドキャップ及び循環パイプを樹脂製としている
ため、摩耗等の耐久性や、熱伸縮による寸法変化等によ
ってボールの循環動作が不円滑となる問題があり、その
上、エンドキャップをナットに固定するためのボルトの
締付けトルク管理も難しい。
【0009】また、従来では、エンドキャップをナット
に、ボルトを螺合することで固着させていたが、振動等
によりボルトが緩み、エンドキャップにガタが発生する
恐れがあった。エンドキャップのガタは、ボールのスム
ーズな循環を阻害し、ボールねじの機能が低下する問題
があった。
に、ボルトを螺合することで固着させていたが、振動等
によりボルトが緩み、エンドキャップにガタが発生する
恐れがあった。エンドキャップのガタは、ボールのスム
ーズな循環を阻害し、ボールねじの機能が低下する問題
があった。
【0010】本発明は、上記のような従来の電動パワー
ステアリング装置の問題点を解消することを目的とし、
径方向のコンパクト化、負荷容量増加、工数削減、コス
トダウン、耐久性向上、緩み防止、信頼性向上等を実現
し得る電動パワーステアリング装置を提供する。
ステアリング装置の問題点を解消することを目的とし、
径方向のコンパクト化、負荷容量増加、工数削減、コス
トダウン、耐久性向上、緩み防止、信頼性向上等を実現
し得る電動パワーステアリング装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の電動パワーステアリング装置は、ハウジングと、車輪
を操舵する操舵機構に連結された操舵軸と、ハンドルか
らの回転力を、該操舵軸を長手方向に移動させるための
力に変換する変換機構と、前記操舵軸に一体に設けられ
たボールねじ機構と、該ボールねじ機構の回転ナットに
嵌合された電動モータとからなる電動パワーステアリン
グ装置において、前記ボールねじ機構が、外径面に螺旋
状のボール転走面を有するボールねじ軸と、内径面に該
ボールねじ軸に対向して螺旋状のボール転走面を有する
回転ナットと、上記両ボール転走面間に形成されるボー
ル転動路に連なって配置され、該回転ナットと前記操舵
軸との間で力を伝達するための複数のトルク伝達用ボー
ルとからなり、該トルク伝達用ボールを循環させるため
に、貫通穴を前記回転ナットに形成すると共に、該回転
ナットの両端に装着され、前記トルク伝達用ボールを回
転ナットの貫通穴へ反転させるエンドキャップを焼結合
金によって形成したことを特徴とする。請求項1の構成
によれば、貫通穴を回転ナットの肉厚内に形成して、回
転ナットの外径部にボール循環機構が突出しないように
することができるため、ボールねじ機構の回転ナットの
外径を小さくでき、しかも、エンドキャップによってト
ルク伝達用ボールを回転ナットの貫通穴へ反転させるよ
うにしたことによって、トルク伝達用ボールの循環を円
滑化でき、さらに、循環用チューブや循環用パイプのよ
うな別部品を使用するものではないため、部品点数の減
少、組立工数の削減、コストダウン等が図れる。また、
エンドキャップを焼結合金によって形成したことによっ
て、ボール転動路を多条ねじ形状とする場合でも、エン
ドキャップの反転部を金型への射出成形によって精度良
く安価に量産することができ、混合する金属粉末材料の
組合せを選択することによって、強度をアップして耐久
性向上も図れる。
の電動パワーステアリング装置は、ハウジングと、車輪
を操舵する操舵機構に連結された操舵軸と、ハンドルか
らの回転力を、該操舵軸を長手方向に移動させるための
力に変換する変換機構と、前記操舵軸に一体に設けられ
たボールねじ機構と、該ボールねじ機構の回転ナットに
嵌合された電動モータとからなる電動パワーステアリン
グ装置において、前記ボールねじ機構が、外径面に螺旋
状のボール転走面を有するボールねじ軸と、内径面に該
ボールねじ軸に対向して螺旋状のボール転走面を有する
回転ナットと、上記両ボール転走面間に形成されるボー
ル転動路に連なって配置され、該回転ナットと前記操舵
軸との間で力を伝達するための複数のトルク伝達用ボー
ルとからなり、該トルク伝達用ボールを循環させるため
に、貫通穴を前記回転ナットに形成すると共に、該回転
ナットの両端に装着され、前記トルク伝達用ボールを回
転ナットの貫通穴へ反転させるエンドキャップを焼結合
金によって形成したことを特徴とする。請求項1の構成
によれば、貫通穴を回転ナットの肉厚内に形成して、回
転ナットの外径部にボール循環機構が突出しないように
することができるため、ボールねじ機構の回転ナットの
外径を小さくでき、しかも、エンドキャップによってト
ルク伝達用ボールを回転ナットの貫通穴へ反転させるよ
うにしたことによって、トルク伝達用ボールの循環を円
滑化でき、さらに、循環用チューブや循環用パイプのよ
うな別部品を使用するものではないため、部品点数の減
少、組立工数の削減、コストダウン等が図れる。また、
エンドキャップを焼結合金によって形成したことによっ
て、ボール転動路を多条ねじ形状とする場合でも、エン
ドキャップの反転部を金型への射出成形によって精度良
く安価に量産することができ、混合する金属粉末材料の
組合せを選択することによって、強度をアップして耐久
性向上も図れる。
【0012】本発明の請求項2に記載の電動パワーステ
アリング装置は、前記回転ナットを焼結合金によって形
成したことを特徴とする。請求項2の構成によれば、回
転ナットを金属粉末材料の金型への射出成形と焼結によ
って精度良く安価に量産することができ、混合する金属
粉末材料の組合せを選択することによって、必要な強度
や耐久性を維持させることができる。
アリング装置は、前記回転ナットを焼結合金によって形
成したことを特徴とする。請求項2の構成によれば、回
転ナットを金属粉末材料の金型への射出成形と焼結によ
って精度良く安価に量産することができ、混合する金属
粉末材料の組合せを選択することによって、必要な強度
や耐久性を維持させることができる。
【0013】本発明の請求項3に記載の電動パワーステ
アリング装置は、前記エンドキャップの座ぐり部を加締
めて、前記回転ナットに固着する固定用ボルトの廻り止
めをしたことを特徴とする。請求項3の構成によれば、
エンドキャップを回転ナットに固定する固定用ボルトを
螺合緊締した後、座ぐり部を加締工具で加締加工するこ
とによって、廻り止めを行うことができ、螺合後の固定
用ボルトの振動による緩み防止を簡単な構成で達成して
信頼性の向上が図れる。
アリング装置は、前記エンドキャップの座ぐり部を加締
めて、前記回転ナットに固着する固定用ボルトの廻り止
めをしたことを特徴とする。請求項3の構成によれば、
エンドキャップを回転ナットに固定する固定用ボルトを
螺合緊締した後、座ぐり部を加締工具で加締加工するこ
とによって、廻り止めを行うことができ、螺合後の固定
用ボルトの振動による緩み防止を簡単な構成で達成して
信頼性の向上が図れる。
【0014】本発明の請求項4に記載の電動パワーステ
アリング装置は、前記ボールねじ機構のボール転動路が
多条ねじ形状であることを特徴とする。請求項4の構成
によれば、トルク伝達用ボールの径を小さくして多数の
トルク伝達用ボールを配列することが可能となり、径方
向寸法を縮少してコンパクト化を図りつつ負荷容量を増
加させることができる。
アリング装置は、前記ボールねじ機構のボール転動路が
多条ねじ形状であることを特徴とする。請求項4の構成
によれば、トルク伝達用ボールの径を小さくして多数の
トルク伝達用ボールを配列することが可能となり、径方
向寸法を縮少してコンパクト化を図りつつ負荷容量を増
加させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図5の(A)は本発明を適用した
電動パワーステアリング装置の概略断面図を示す。この
装置は、ハンドル(図示省略)からの回転力を、操舵軸
21を長手方向に移動させるための力に変換する変換機
構22と、ボールねじ軸10、回転ナット11、トルク
伝達用ボール13等からなるボールねじ機構23と、回
転ナット11を回転させる電動モータ24とからなる。
図5の(A)では省略したが、操舵軸21にはラックが
形成され、該ラックとそれに噛合するピニオンとによっ
て変換機構22は構成されている。また、ボールねじ機
構23は、ボールねじ軸10と回転ナット11間に複数
のトルク伝達用ボール13を介装し、回転ナット11の
外径には電動モータ24のロータ部24a、回転ナット
11をハウジング25に対して回転自在に支持する転が
り軸受26aが嵌合されている。他方の転がり軸受26
bは、回転ナット11に固着されたスリーブ27に嵌合
されている。電動モータ24のステータ部24bは、ロ
ータ部24aと対応してハウジング25に固着されてい
る。操舵軸21の両端部は、ハウジング25と一体化さ
れた支持部材28、29に長手方向へ移動可能に支持さ
れている。
電動パワーステアリング装置の概略断面図を示す。この
装置は、ハンドル(図示省略)からの回転力を、操舵軸
21を長手方向に移動させるための力に変換する変換機
構22と、ボールねじ軸10、回転ナット11、トルク
伝達用ボール13等からなるボールねじ機構23と、回
転ナット11を回転させる電動モータ24とからなる。
図5の(A)では省略したが、操舵軸21にはラックが
形成され、該ラックとそれに噛合するピニオンとによっ
て変換機構22は構成されている。また、ボールねじ機
構23は、ボールねじ軸10と回転ナット11間に複数
のトルク伝達用ボール13を介装し、回転ナット11の
外径には電動モータ24のロータ部24a、回転ナット
11をハウジング25に対して回転自在に支持する転が
り軸受26aが嵌合されている。他方の転がり軸受26
bは、回転ナット11に固着されたスリーブ27に嵌合
されている。電動モータ24のステータ部24bは、ロ
ータ部24aと対応してハウジング25に固着されてい
る。操舵軸21の両端部は、ハウジング25と一体化さ
れた支持部材28、29に長手方向へ移動可能に支持さ
れている。
【0016】図1は、本発明に係るボールねじ機構の概
略断面図である。図1において、本発明に係るボールね
じ機構23は、外径面10aに多条ねじ(図1は2条ね
じの場合を例示)形状で形成された螺旋状のボール転走
面10bを有するボールねじ軸10と、これに対応し
て、内径面11aに多条ねじ形状で形成された螺旋状の
ボール転走面11bを有する回転ナット11と、これら
のボール転走面10b、11b間に形成されるボール転
動路12に連なって配置された複数のトルク伝達用ボー
ル13とで構成される。そして、トルク伝達用ボール1
3は、例えば、図1において、回転ナット11の左端に
おいて、エンドキャップ14aに形成された反転路17
aで反転され、回転ナット11に形成された軸方向に延
びる貫通穴15を同図右方向に転動し、右端のエンドキ
ャップ14bに至り、このエンドキャップ14bに形成
された反転路17bを経由してボールねじ軸10と回転
ナット11間に形成されるボール転動路12に順次戻さ
れて循環する。上記貫通穴15は、多条ねじ数に対応し
た個数だけ、回転ナット11の周方向等配位置の肉厚内
に形成される。このように、本発明では、ボール転動路
12の両端を連通するボール循環用通路となる反転路1
7a、17bと貫通穴15とを前記回転ナット11と、
この回転ナット11の両端に装着したエンドキャップ1
4a、14bとで形成している。
略断面図である。図1において、本発明に係るボールね
じ機構23は、外径面10aに多条ねじ(図1は2条ね
じの場合を例示)形状で形成された螺旋状のボール転走
面10bを有するボールねじ軸10と、これに対応し
て、内径面11aに多条ねじ形状で形成された螺旋状の
ボール転走面11bを有する回転ナット11と、これら
のボール転走面10b、11b間に形成されるボール転
動路12に連なって配置された複数のトルク伝達用ボー
ル13とで構成される。そして、トルク伝達用ボール1
3は、例えば、図1において、回転ナット11の左端に
おいて、エンドキャップ14aに形成された反転路17
aで反転され、回転ナット11に形成された軸方向に延
びる貫通穴15を同図右方向に転動し、右端のエンドキ
ャップ14bに至り、このエンドキャップ14bに形成
された反転路17bを経由してボールねじ軸10と回転
ナット11間に形成されるボール転動路12に順次戻さ
れて循環する。上記貫通穴15は、多条ねじ数に対応し
た個数だけ、回転ナット11の周方向等配位置の肉厚内
に形成される。このように、本発明では、ボール転動路
12の両端を連通するボール循環用通路となる反転路1
7a、17bと貫通穴15とを前記回転ナット11と、
この回転ナット11の両端に装着したエンドキャップ1
4a、14bとで形成している。
【0017】上記エンドキャップ14a、14bは、図
2の(A)に示すように、回転ナット11の両端に装着
され、六角穴付きボルト等の固定用ボルト16で固着さ
れる。エンドキャップ14a、14bの固定用ボルト1
6の装着部は、図2の(B)及び図3の(A)(B)に
示すように、座ぐり部19が形成され、該固定用ボルト
16の頭部がエンドキャップ14a、14bの端面から
突出しないように沈下させてあり、かつ、座ぐり部19
の周辺に凸部19aを適宜数(図3の(A)は2個の場
合を例示)形成し、固定用ボルト16の螺合後、該凸部
19aを適宜の加締工具(図示省略)で加締めて塑性変
形させ、図3の(C)に示すように、廻り止め部19
a’を形成するようにしている。
2の(A)に示すように、回転ナット11の両端に装着
され、六角穴付きボルト等の固定用ボルト16で固着さ
れる。エンドキャップ14a、14bの固定用ボルト1
6の装着部は、図2の(B)及び図3の(A)(B)に
示すように、座ぐり部19が形成され、該固定用ボルト
16の頭部がエンドキャップ14a、14bの端面から
突出しないように沈下させてあり、かつ、座ぐり部19
の周辺に凸部19aを適宜数(図3の(A)は2個の場
合を例示)形成し、固定用ボルト16の螺合後、該凸部
19aを適宜の加締工具(図示省略)で加締めて塑性変
形させ、図3の(C)に示すように、廻り止め部19
a’を形成するようにしている。
【0018】また、エンドキャップ14a、14bに形
成する反転路17a、17bは、図4の(A)(B)に
示すように、端面に向けて開放させて形成する。この反
転路17a、17bは、回転ナット11の貫通穴15の
設置位置及び設置数(図4の(A)は2個の場合を例
示)と対応し、それぞれの貫通穴15の端部とボール転
動路12とを円滑に連通させるように、ボールねじ軸1
0の回りに、ボール転動路12の螺旋方向に沿って円弧
状乃至接線状に形成されている。
成する反転路17a、17bは、図4の(A)(B)に
示すように、端面に向けて開放させて形成する。この反
転路17a、17bは、回転ナット11の貫通穴15の
設置位置及び設置数(図4の(A)は2個の場合を例
示)と対応し、それぞれの貫通穴15の端部とボール転
動路12とを円滑に連通させるように、ボールねじ軸1
0の回りに、ボール転動路12の螺旋方向に沿って円弧
状乃至接線状に形成されている。
【0019】さらに、両側のエンドキャップ14a、1
4bに形成する反転路17a、17bは、図4の(A)
(B)に示すように、ボール13の外径より僅かに大き
い内径の断面略半円弧溝状に形成され、その溝深さが、
貫通穴15との連通部では最も深く、ボール転動路12
との連通部では最も浅くなるように、例えば、溝深さを
連続的に変化させて傾斜溝状に形成されている。
4bに形成する反転路17a、17bは、図4の(A)
(B)に示すように、ボール13の外径より僅かに大き
い内径の断面略半円弧溝状に形成され、その溝深さが、
貫通穴15との連通部では最も深く、ボール転動路12
との連通部では最も浅くなるように、例えば、溝深さを
連続的に変化させて傾斜溝状に形成されている。
【0020】反転路17a、17bは、図4の(C)
(D)に示すように、回転ナット11の端面にも貫通穴
15と連通させて形成しておいてもよい。なお、反転路
17a、17bは、図4の(A)(B)及び図4の
(C)(D)では、回転ナット11の端面とエンドキャ
ップ14a、14bとに跨って形成した場合を示してい
るが、いずれか一方にのみ形成してもよい。
(D)に示すように、回転ナット11の端面にも貫通穴
15と連通させて形成しておいてもよい。なお、反転路
17a、17bは、図4の(A)(B)及び図4の
(C)(D)では、回転ナット11の端面とエンドキャ
ップ14a、14bとに跨って形成した場合を示してい
るが、いずれか一方にのみ形成してもよい。
【0021】貫通穴15とエンドキャップ14a、14
bに形成された反転路17a、17bとの位置合せのた
めに、図4の(A)(B)及び図4の(C)(D)に示
すように、貫通穴15の位置において、環状の位置決め
突部18aとこれに嵌合する位置決め凹部18bとを形
成して、これらを嵌合させることにより、位置決めさせ
るのが好ましい。
bに形成された反転路17a、17bとの位置合せのた
めに、図4の(A)(B)及び図4の(C)(D)に示
すように、貫通穴15の位置において、環状の位置決め
突部18aとこれに嵌合する位置決め凹部18bとを形
成して、これらを嵌合させることにより、位置決めさせ
るのが好ましい。
【0022】回転ナット11の外径面には、図5の
(A)のハウジング25に対し、回転ナット11を回転
自在に支持する転がり軸受26aが嵌合する面11c
(図2の(A)参照)と、電動モータ24のロータ部2
4aが嵌合する面11d(図2の(A)参照)が夫々形
成されている。嵌合面11cには、図2の(A)に示す
ように、位置決め用の肩部を構成するフランジ11eが
突設され、一方、嵌合面11dは、前記ロータ部24a
の回転クリープを防止するために、平目状のローレット
が形成されている。上記フランジ11eには、前記電動
モータ24のロータ部24aに取付けるための取付け孔
11f(図2の(A)(B)参照)が形成されている。
上記フランジ11eは、リング状とすることもできる
が、軽量化及びコンパクト化するために、図2の(B)
に示すように、左右を回転ナット11の外径面と同程度
まで平行に切除して平坦な側面とし、また、上下を取付
け孔11fに影響しない程度まで平行に切除して平坦な
上下面とするのが望ましい。
(A)のハウジング25に対し、回転ナット11を回転
自在に支持する転がり軸受26aが嵌合する面11c
(図2の(A)参照)と、電動モータ24のロータ部2
4aが嵌合する面11d(図2の(A)参照)が夫々形
成されている。嵌合面11cには、図2の(A)に示す
ように、位置決め用の肩部を構成するフランジ11eが
突設され、一方、嵌合面11dは、前記ロータ部24a
の回転クリープを防止するために、平目状のローレット
が形成されている。上記フランジ11eには、前記電動
モータ24のロータ部24aに取付けるための取付け孔
11f(図2の(A)(B)参照)が形成されている。
上記フランジ11eは、リング状とすることもできる
が、軽量化及びコンパクト化するために、図2の(B)
に示すように、左右を回転ナット11の外径面と同程度
まで平行に切除して平坦な側面とし、また、上下を取付
け孔11fに影響しない程度まで平行に切除して平坦な
上下面とするのが望ましい。
【0023】ボールねじ軸10に形成するボール転走面
10bは転造にて、また、エンドキャップ14a、14
bと回転ナット11はMIM(メタル・インジェクショ
ン・モールド)にて形成する。
10bは転造にて、また、エンドキャップ14a、14
bと回転ナット11はMIM(メタル・インジェクショ
ン・モールド)にて形成する。
【0024】上記MIMは、金属粉末を可塑状に調整
し、射出成形機で成形することにより製品を製造するも
のである。この射出成形による製造方法は、先ず、金属
粉末とプラスチック及びワックスからなるバインダーと
を混練機で混練し、その混練物をペレット状に造粒す
る。上記金属粉末としては、後に浸炭焼入れが可能な材
質が好ましく、例えば、炭素(C)が0.3%、ニッケ
ル(Ni)が1〜2%、残りが鉄(Fe)からなるもの
とする。
し、射出成形機で成形することにより製品を製造するも
のである。この射出成形による製造方法は、先ず、金属
粉末とプラスチック及びワックスからなるバインダーと
を混練機で混練し、その混練物をペレット状に造粒す
る。上記金属粉末としては、後に浸炭焼入れが可能な材
質が好ましく、例えば、炭素(C)が0.3%、ニッケ
ル(Ni)が1〜2%、残りが鉄(Fe)からなるもの
とする。
【0025】上記のように造粒したペレットは、図5の
(B)に示す射出成形機31のホッパー32に供給し、
金型33内に加熱溶融状態で押込むことにより成形す
る。射出成形機31は、ノズル34aを先端に有するシ
リンダ34内に、油圧シリンダ35及び油圧モータ36
で駆動されるスクリュー37を設け、外部に加熱溶融用
のヒーター38を設けたものである。
(B)に示す射出成形機31のホッパー32に供給し、
金型33内に加熱溶融状態で押込むことにより成形す
る。射出成形機31は、ノズル34aを先端に有するシ
リンダ34内に、油圧シリンダ35及び油圧モータ36
で駆動されるスクリュー37を設け、外部に加熱溶融用
のヒーター38を設けたものである。
【0026】回転ナット11を射出成形する金型33
は、図6の(A)に示すように、固定型33aと可動型
33bと、軸状のコア39とからなり、これらの間に回
転ナット11を成形するキャビティ40が形成されてい
る。上記コア39の先端には、多条ねじ形状の螺旋状の
ボール転走面11bを同時に成形させるための螺旋状突
条39aが形成してあり、回転ナット11の射出成型
後、上記コア39は回転させながら抜き出される。図6
の(A)において、41はゲート、42はランナーであ
る。
は、図6の(A)に示すように、固定型33aと可動型
33bと、軸状のコア39とからなり、これらの間に回
転ナット11を成形するキャビティ40が形成されてい
る。上記コア39の先端には、多条ねじ形状の螺旋状の
ボール転走面11bを同時に成形させるための螺旋状突
条39aが形成してあり、回転ナット11の射出成型
後、上記コア39は回転させながら抜き出される。図6
の(A)において、41はゲート、42はランナーであ
る。
【0027】図6の(B)は、一方のエンドキャップ1
4aを射出成形するための金型43を概略例示するもの
で、固定型43aと可動型43bとからなり、これらの
間にエンドキャップ14aを形成するためのキャビティ
45が形成されている。この金型43には、エンドキャ
ップ14aの反転路17a及び座ぐり部19(図示省
略)並びに加締用の凸部19a(図示省略)を形成する
ための凸部や凹部が金型43のキャビティ45を形成す
る内面の所定位置に形成されている。図6の(B)にお
いて、46はゲート、47はランナーである。他方のエ
ンドキャップ14bも同様な金型で射出成形されるが、
両側で対称形状となる場合には、共用することも可能で
ある。
4aを射出成形するための金型43を概略例示するもの
で、固定型43aと可動型43bとからなり、これらの
間にエンドキャップ14aを形成するためのキャビティ
45が形成されている。この金型43には、エンドキャ
ップ14aの反転路17a及び座ぐり部19(図示省
略)並びに加締用の凸部19a(図示省略)を形成する
ための凸部や凹部が金型43のキャビティ45を形成す
る内面の所定位置に形成されている。図6の(B)にお
いて、46はゲート、47はランナーである。他方のエ
ンドキャップ14bも同様な金型で射出成形されるが、
両側で対称形状となる場合には、共用することも可能で
ある。
【0028】上記金型33で射出成形された回転ナット
11及び金型43で射出成形されたエンドキャップ14
aは、それぞれ金型33、43から取り出されて焼結炉
(図示省略)に送られ、焼結される。焼結後、回転ナッ
ト11には、貫通穴15とボルト孔16a(図4の
(C)参照)が穴明け加工で明けられ、エンドキャップ
14aの座ぐり部19にはボルト穴16b(図4の
(A)参照)が明けられる。この後、必要に応じて、浸
炭焼入れが行われる。なお、図4の(A)(B)及び図
4の(C)(D)に示した環状の位置決め突部18aと
これに嵌合する位置決め凹部18bとを射出成形で形成
するのが好ましい。また、回転ナット11のボルト孔1
6aは、回転ナット11の全長に亘って貫通形成させる
よりも盲穴とする方が好ましい。
11及び金型43で射出成形されたエンドキャップ14
aは、それぞれ金型33、43から取り出されて焼結炉
(図示省略)に送られ、焼結される。焼結後、回転ナッ
ト11には、貫通穴15とボルト孔16a(図4の
(C)参照)が穴明け加工で明けられ、エンドキャップ
14aの座ぐり部19にはボルト穴16b(図4の
(A)参照)が明けられる。この後、必要に応じて、浸
炭焼入れが行われる。なお、図4の(A)(B)及び図
4の(C)(D)に示した環状の位置決め突部18aと
これに嵌合する位置決め凹部18bとを射出成形で形成
するのが好ましい。また、回転ナット11のボルト孔1
6aは、回転ナット11の全長に亘って貫通形成させる
よりも盲穴とする方が好ましい。
【0029】以上説明したように、本発明は、エンドキ
ャップ14a、14b及び回転ナット11の少なくとも
エンドキャップ14a、14bをMIMで製造すること
を提案するもので、その理由は次の通りである。即ち、
エンドキャップ方式(トルク伝達用ボール13をエンド
キャップ14a、14bに形成した反転路17a、17
bで反転させて循環させる方式)は、回転ナット11の
外径部から突起物をなくして構造を簡素化し、径方向の
コンパクト化が図れるため、電動パワーステアリング装
置全体をコンパクト化することができる。一方、上記エ
ンドキャップ方式は、構造が簡単な反面、トルク伝達用
ボール13の反転方向が、略直角となるため、トルク伝
達用ボール13の滑らかな循環動作を得るには、エンド
キャップ14a、14bに形成する反転路17a、17
bの形状・寸法の精度を良くする必要がある。また、ボ
ール転動路12を多条ねじ形状で構成する場合、エンド
キャップ14a、14bの反転路17a、17b形状が
複雑になり、機械加工では工数がかかり、量産には不適
となる。回転ナット11のボール転走面11bについて
も、多条ねじ形状とする場合には、同様な問題がある。
ャップ14a、14b及び回転ナット11の少なくとも
エンドキャップ14a、14bをMIMで製造すること
を提案するもので、その理由は次の通りである。即ち、
エンドキャップ方式(トルク伝達用ボール13をエンド
キャップ14a、14bに形成した反転路17a、17
bで反転させて循環させる方式)は、回転ナット11の
外径部から突起物をなくして構造を簡素化し、径方向の
コンパクト化が図れるため、電動パワーステアリング装
置全体をコンパクト化することができる。一方、上記エ
ンドキャップ方式は、構造が簡単な反面、トルク伝達用
ボール13の反転方向が、略直角となるため、トルク伝
達用ボール13の滑らかな循環動作を得るには、エンド
キャップ14a、14bに形成する反転路17a、17
bの形状・寸法の精度を良くする必要がある。また、ボ
ール転動路12を多条ねじ形状で構成する場合、エンド
キャップ14a、14bの反転路17a、17b形状が
複雑になり、機械加工では工数がかかり、量産には不適
となる。回転ナット11のボール転走面11bについて
も、多条ねじ形状とする場合には、同様な問題がある。
【0030】一方、樹脂製も考えられるが、摩耗等の耐
久性や、熱伸縮による寸法変化でトルク伝達用ボール1
3の循環動作が不円滑となる恐れがあり、その上、固定
用ボルトの締付けトルク管理も難しい。本発明は、これ
ら両者の利点を兼ね備えたMIMを採用することによ
り、自動車電動パワーステアリング装置に使用するボー
ルねじ機構のエンドキャップ14a、14b及び回転ナ
ット11を精度良く安価に製造可能とし、回転ナット1
1の外径部を簡素化して、電動モータ24のロータ部2
4aおよび軸受26aを嵌合することができるため、径
方向のコンパクト化と負荷容量の増加を達成することが
できるものである。
久性や、熱伸縮による寸法変化でトルク伝達用ボール1
3の循環動作が不円滑となる恐れがあり、その上、固定
用ボルトの締付けトルク管理も難しい。本発明は、これ
ら両者の利点を兼ね備えたMIMを採用することによ
り、自動車電動パワーステアリング装置に使用するボー
ルねじ機構のエンドキャップ14a、14b及び回転ナ
ット11を精度良く安価に製造可能とし、回転ナット1
1の外径部を簡素化して、電動モータ24のロータ部2
4aおよび軸受26aを嵌合することができるため、径
方向のコンパクト化と負荷容量の増加を達成することが
できるものである。
【0031】また、エンドキャップ14a、14bを回
転ナット11の両端に固定用ボルト16で螺合固着した
だけでは、自動車電動パワーステアリング装置に使用し
た場合、振動等により固定用ボルト16が緩み、エンド
キャップ14a、14bにガタが発生する恐れがある
が、本発明では、エンドキャップ14a、14bの座ぐ
り部19の周辺に凸部19aを形成し、固定用ボルト1
6の螺合後、該凸部19aを適当な加締工具により加締
めて、廻り止め部19a’を形成したから、固定用ボル
ト16が緩むのを簡単な構成で防止することができ、ト
ルク伝達用ボール13のスムーズな循環を維持し、ボー
ルねじ機構23の機能及び信頼性を向上させることがで
きる。
転ナット11の両端に固定用ボルト16で螺合固着した
だけでは、自動車電動パワーステアリング装置に使用し
た場合、振動等により固定用ボルト16が緩み、エンド
キャップ14a、14bにガタが発生する恐れがある
が、本発明では、エンドキャップ14a、14bの座ぐ
り部19の周辺に凸部19aを形成し、固定用ボルト1
6の螺合後、該凸部19aを適当な加締工具により加締
めて、廻り止め部19a’を形成したから、固定用ボル
ト16が緩むのを簡単な構成で防止することができ、ト
ルク伝達用ボール13のスムーズな循環を維持し、ボー
ルねじ機構23の機能及び信頼性を向上させることがで
きる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ボールねじ機
構の回転ナットの外径を小さくしてコンパクト化が図
れ、しかも、エンドキャップによってトルク伝達用ボー
ルを回転ナットの貫通穴へ円滑に反転させて循環させる
ことができ、さらに、部品点数の減少、組立工数の削
減、量産化等によるコストダウン等が図れる。また、エ
ンドキャップを焼結合金によって形成したことによっ
て、ボール転動路を多条ねじ形状とする場合でも、反転
部等を含めてエンドキャップ全体を精度良く安価に量産
することができ、必要な強度や耐久性を容易に維持させ
ることができる。
構の回転ナットの外径を小さくしてコンパクト化が図
れ、しかも、エンドキャップによってトルク伝達用ボー
ルを回転ナットの貫通穴へ円滑に反転させて循環させる
ことができ、さらに、部品点数の減少、組立工数の削
減、量産化等によるコストダウン等が図れる。また、エ
ンドキャップを焼結合金によって形成したことによっ
て、ボール転動路を多条ねじ形状とする場合でも、反転
部等を含めてエンドキャップ全体を精度良く安価に量産
することができ、必要な強度や耐久性を容易に維持させ
ることができる。
【0033】請求項2の発明によれば、回転ナットを精
度良く安価に量産することができ、必要な強度や耐久性
を容易に維持させることができる。
度良く安価に量産することができ、必要な強度や耐久性
を容易に維持させることができる。
【0034】請求項3の発明によれば、エンドキャップ
を回転ナットに固着する固定用ボルトの螺合後の振動に
よる緩み防止を簡単な構成で達成して信頼性の向上が図
れる。
を回転ナットに固着する固定用ボルトの螺合後の振動に
よる緩み防止を簡単な構成で達成して信頼性の向上が図
れる。
【0035】請求項4の発明によれば、トルク伝達用ボ
ールの径を小さくして多数のトルク伝達用ボールを配列
することが可能となり、径方向寸法を縮少してコンパク
ト化を図りつつ負荷容量を増加させることができる。
ールの径を小さくして多数のトルク伝達用ボールを配列
することが可能となり、径方向寸法を縮少してコンパク
ト化を図りつつ負荷容量を増加させることができる。
【図1】本発明に係るボールねじ機構の概略断面図。
【図2】(A)は本発明に係るボールねじ機構の側面
図、(B)は本発明に係るボールねじ機構の正面図。
図、(B)は本発明に係るボールねじ機構の正面図。
【図3】(A)はエンドキャップの座ぐり部の部分拡大
正面図、(B)と(C)はボルト螺合後における凸部の
加締前と後の状態を示す座ぐり部の半断面図。
正面図、(B)と(C)はボルト螺合後における凸部の
加締前と後の状態を示す座ぐり部の半断面図。
【図4】(A)はエンドキャップの内側から見た端面
図、(B)はその反転路部分の拡大断面図、(C)は貫
通穴と連通して形成した反転路部分を示す回転ナットの
端面図、(D)は回転ナットに形成した貫通穴の端部と
反転路との連通状態を示す拡大断面図。
図、(B)はその反転路部分の拡大断面図、(C)は貫
通穴と連通して形成した反転路部分を示す回転ナットの
端面図、(D)は回転ナットに形成した貫通穴の端部と
反転路との連通状態を示す拡大断面図。
【図5】(A)は本発明を適用した電動パワーステアリ
ング装置の実施例を示す概略断面図、(B)は本発明で
適用する射出成形機の概略説明図。
ング装置の実施例を示す概略断面図、(B)は本発明で
適用する射出成形機の概略説明図。
【図6】(A)は本発明において、回転ナットの射出成
形に適用する金型の概略断面図、(B)は本発明におい
て、エンドキャップの射出成形に適用する金型の概略断
面図。
形に適用する金型の概略断面図、(B)は本発明におい
て、エンドキャップの射出成形に適用する金型の概略断
面図。
【図7】(A)は従来のコマ循環方式のボールねじ機構
の概略断面図、(B)は従来のチューブ循環方式のボー
ルねじ機構の概略平面図、(C)はその概略断面図。
の概略断面図、(B)は従来のチューブ循環方式のボー
ルねじ機構の概略平面図、(C)はその概略断面図。
10 ボールねじ軸 10a 外径面 10b ボール転走面 11 回転ナット 11a 内径面 11b ボール転走面 11c 軸受嵌合面 11d 電動モータのロータ部嵌合面(ローレット形成
面) 11e フランジ 12 ボール転動路 13 トルク伝達用ボール 14a、14b エンドキャップ 15 貫通穴 16 固定用ボルト 17a、17b 反転路 19 座ぐり部 19a 凸部 19a’廻り止め部 21 操舵軸 22 変換機構 23 ボールねじ機構 24 電動モータ 24a ロータ部 24b ステータ部 25 ハウジング 26a、26b 軸受 33 回転ナットの射出成形用の金型 43 エンドキャップの射出成形用の金型
面) 11e フランジ 12 ボール転動路 13 トルク伝達用ボール 14a、14b エンドキャップ 15 貫通穴 16 固定用ボルト 17a、17b 反転路 19 座ぐり部 19a 凸部 19a’廻り止め部 21 操舵軸 22 変換機構 23 ボールねじ機構 24 電動モータ 24a ロータ部 24b ステータ部 25 ハウジング 26a、26b 軸受 33 回転ナットの射出成形用の金型 43 エンドキャップの射出成形用の金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 守久 静岡県磐田市東貝塚1578番地 エヌティエ ヌ株式会社内 Fターム(参考) 3D033 CA04 CA05
Claims (4)
- 【請求項1】 ハウジングと、車輪を操舵する操舵機構
に連結された操舵軸と、ハンドルからの回転力を、該操
舵軸を長手方向に移動させるための力に変換する変換機
構と、前記操舵軸に一体に設けられたボールねじ機構
と、該ボールねじ機構の回転ナットに嵌合された電動モ
ータとからなる電動パワーステアリング装置において、
前記ボールねじ機構が、外径面に螺旋状のボール転走面
を有するボールねじ軸と、内径面に該ボールねじ軸に対
向して螺旋状のボール転走面を有する回転ナットと、上
記両ボール転走面間に形成されるボール転動路に連なっ
て配置され、該回転ナットと前記操舵軸との間で力を伝
達するための複数のトルク伝達用ボールとからなり、該
トルク伝達用ボールを循環させるために、貫通穴を前記
回転ナットに形成すると共に、該回転ナットの両端に装
着され、前記トルク伝達用ボールを回転ナットの貫通穴
へ反転させるエンドキャップを焼結合金によって形成し
たことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 【請求項2】 前記回転ナットを焼結合金によって形成
したことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステ
アリング装置。 - 【請求項3】 前記エンドキャップの座ぐり部を加締
て、前記回転ナットに固着する固定用ボルトの廻り止め
をしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パ
ワーステアリング装置。 - 【請求項4】 前記ボールねじ機構のボール転動路が多
条ねじ形状であることを特徴とする請求項1乃至3の何
れかに記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11065139A JP2000255437A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 電動パワーステアリング装置 |
| DE60007190T DE60007190T2 (de) | 1999-02-04 | 2000-01-28 | Elektrisch angetriebene Lenkeinrichtung |
| EP00101784A EP1026067B1 (en) | 1999-02-04 | 2000-01-28 | Electrically powered steering device |
| US09/493,072 US6464034B1 (en) | 1999-02-04 | 2000-01-28 | Electrically powered steering device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11065139A JP2000255437A (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000255437A true JP2000255437A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13278266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11065139A Withdrawn JP2000255437A (ja) | 1999-02-04 | 1999-03-11 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000255437A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006224945A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-31 | Nsk Ltd | 電動式パワーステアリング装置 |
| US7413051B2 (en) | 2004-03-22 | 2008-08-19 | Nsk Ltd. | Electric power steering apparatus |
-
1999
- 1999-03-11 JP JP11065139A patent/JP2000255437A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7413051B2 (en) | 2004-03-22 | 2008-08-19 | Nsk Ltd. | Electric power steering apparatus |
| JP2006224945A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-31 | Nsk Ltd | 電動式パワーステアリング装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |