JP2000255625A - インクジェット記録用インクカートリッジの包装方法 - Google Patents

インクジェット記録用インクカートリッジの包装方法

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JP2000255625A
JP2000255625A JP6193199A JP6193199A JP2000255625A JP 2000255625 A JP2000255625 A JP 2000255625A JP 6193199 A JP6193199 A JP 6193199A JP 6193199 A JP6193199 A JP 6193199A JP 2000255625 A JP2000255625 A JP 2000255625A
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ink cartridge
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Kazuaki Masuda
和明 益田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジは、機能上1つまたは2
つの開口部を備えており、これら開口部はインク漏れが
無いようにシールされ、ユーザーが記録ヘッドに接続す
る際にシール部分が開放される。この開放の際に、大気
連通口とインク供給口との2つの開口部を有するインク
カートリッジにおいては、大気連通口を先に開放してイ
ンクカートリッジ内を大気圧とした後に、インク供給口
を開放して記録ヘッドと接続しなければならず、このた
めに特別な手段を設けるなどの問題が見られる。 【解決手段】 インク供給用開口部と大気連通用開口部
を有するインクジェット記録装置用インクカートリッジ
を、前記2つの開口部を一体のシール部材でシールし、
前記シール部材が前記インクカートリッジ全体を覆って
包装する包装部材を兼ねている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置、特に、インクジェット記録ヘッドに接続して供給
されるインクを貯蔵した交換型インクジェット記録用イ
ンクカートリッジのパッケージを形成するための、イン
クジェット記録用インクカートリッジの包装方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、交換型インクジェット記録用イン
クカートリッジは、機能上1つまたは2つの開口部を備
えている。このようなインクカートリッジにおいて、開
口部が2つのタイプのものは大気連通口と、記録ヘッド
側へインクを供給するインク供給口の2つの開口部を有
するものであり、また、開口部が1つのタイプのもの
は、通常、袋等にインクが収容されていて、インクの使
用と共に袋が変形、追従していくために、大気連通口は
必要なく、インク供給口のみを有するものである。いず
れのタイプのものも物流時には、これらの開口部はイン
ク漏れが無いようにシールされ、ユーザーが記録ヘッド
に接続する際にシール部分が開放される。この開放の際
に、大気連通口とインク供給口との2つの開口部を有す
るインクカートリッジにおいては、大気連通口を先に開
放してインクカートリッジ内を大気圧とした後に、イン
ク供給口を開放して記録ヘッドと接続するのが好まし
い。
【0003】その理由としては、例えば、インクジェッ
ト記録装置を気圧の低い高地などで使用する場合に、以
下に示されるような不都合が生じる可能性がある。つま
り、インクカートリッジの開封前のカートリッジ内の内
圧が例えば1気圧であり、開封場所が、仮に標高300
0mの高地(約0.7気圧)であるとすれば、もし、イ
ンク供給口から開放した場合に、インクカートリッジの
中からインクが気圧差によって噴き出し、手や指や衣服
などを汚すことが考えられる。反対に、インクカートリ
ッジ内の内圧が0.9気圧(例えば気温が下がった場合
など)で、開封場所が1気圧であったとすれば、インク
供給口から開放した場合に、今度は逆に大気がインクカ
ートリッジ内に入り込み、インク供給口付近のインクが
希薄な状態になってしまい、記録ヘッドに装着して使用
する際に、インク切れを発生する恐れがある。
【0004】従って、このような不都合を発生させない
ために、言い換えれば、大気連通口がインク供給口より
も必ず先に開封されるようにして、インクカートリッジ
内の内圧が大気圧になった後に、インク供給口が開放さ
れるのが好適であり、このために既に幾つかの提案がな
されている。
【0005】例えば、特開平6−328712号公報や
特開平7−76367号公報には、ピロー包装形態のパ
ッケージにおける大気連通口およびインク供給口のシー
ル方法や、その開封方法が記載されている。
【0006】また、特開平9−136425号公報に
は、2つの開口部のシールの剥離力や、剥離方向による
剥離力に差をつけるなどして、大気連通口を先に開封す
るのを更に確実にすることが示されている。
【0007】さらにまた、特開平9−94982号公報
には、2ヶ所のシール部材をパッケージの外部へ引き出
し、シール部材を引き抜いて除去することによって大気
連通口、インク供給口を開放し、その後にパッケージか
らインクカートリッジを取り出す構成のものが示されて
いる。
【0008】また、特開平5−162326号公報に
は、2つのパッケージ部材の内の一方で、直接インクカ
ートリッジの2ヶ所の開口部をシールし、パッケージ部
材を開封時に取り除く際に、前記開口部のシールが同時
に外れる構成が示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパッケージの場合には、ユーザーがインクカ
ートリッジのパッケージに記載されている注意書や手順
通りに、開封すれば問題はないが、全く注意書を読まず
に、ユーザー自身が独自の開け方をしたり、或いは力ま
かせに無理矢理開けてしまったりした場合には、前述し
たような不具合が発生する可能性がある。また、シール
部材とパッケージ部材は別々であり、組立工程が多く、
コスト的にも問題がある。
【0010】さらに、前述した特開平5−162326
号公報記載のものは、開封操作によって、自動的に連通
口が開放され、次いでインク供給口が開放される構成に
なっているが、2ヶ所の開口部をシールする機能と、パ
ッケージ自体を密閉する機能との2つの機能を、1つの
部材のパッケージ部材で行う構成であるために、高精度
のパッケージ部材が必要であり、かつ組立てがし難く、
実用的でない。
【0011】従って、本発明の目的は、このような従来
における課題を解決するために、2つの開口部を有する
インクジェット記録装置用インクカートリッジのパッケ
ージの開封時において、前述したような不具合、すなわ
ちインクのインクの噴き出しや垂れによって手や指や衣
類を汚したり、或いは記録ヘッドに装着した後に、イン
ク切れを起こして不吐出になったり、といった不具合が
なく、かつ信頼性が高く、組立てが容易で量産性にも優
れた低コストのパッケージを形成するための、インクジ
ェット記録用インクカートリッジの包装方法を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明のインクジェット記録用インクカートリッ
ジの包装方法は、インク供給用開口部と大気連通用開口
部を有するインクジェット記録用インクカートリッジ
を、前記2つの開口部を一体のシール部材でシールし、
前記シール部材が前記インクカートリッジ全体を覆って
包装する包装部材を兼ねていることを特徴とする。
【0013】また、本発明のインクジェット記録用イン
クカートリッジの包装方法は、前記包装部材を開封する
際に、前記大気連通用開口部が前記インク供給用開口部
よりも先に開封されるように前記インクカートリッジが
包装されていることを特徴とする。
【0014】さらに、本発明のインクジェット記録用イ
ンクカートリッジの包装方法は、前記インク供給用開口
部を先にシールし、前記大気連通用開口部をその後にシ
ールすることを特徴とする。
【0015】さらにまた、本発明のインクジェット記録
用インクカートリッジの包装方法は、前記包装部材が、
インクカートリッジを覆う本体部分と、本体部分の一側
から延出する細長い帯状部とを有することを特徴とす
る。
【0016】本発明のインクジェット記録用インクカー
トリッジの包装方法は、前記包装部材の帯状部が前記イ
ンクカートリッジのインク供給用開口部と大気連通用開
口部とをシールすることを特徴とする。
【0017】また、本発明のインクジェット記録用イン
クカートリッジの包装方法は、前記包装部材が樹脂フィ
ルムをベースとした材料であることを特徴とする。
【0018】さらに、本発明のインクジェット記録用イ
ンクカートリッジの包装方法は、前記包装部材が袋状に
形成されてインクカートリッジを収容するようになって
いることを特徴とする。
【0019】さらにまた、本発明のインクジェット記録
用インクカートリッジの包装方法は、インク供給用開口
部と大気連通用開口部を有するインクジェット記録用イ
ンクカートリッジを包装するために、包装部材の一側か
ら延出する細長い帯状部の先端に前記インクカートリッ
ジのインク供給用開口部が位置するよう前記インクカー
トリッジを配置して前記インク供給用開口部をシール
し、前記帯状部を前記インクカートリッジの周りに巻回
して前記大気連通用開口部をシールし、続いて前記包装
部材によって前記インクカートリッジの本体全体を覆っ
て包装することを特徴とする。
【0020】本発明のインクジェット記録用インクカー
トリッジの包装方法は、前記インクカートリッジのイン
ク供給用開口部と大気連通用開口部に前記包装部材の帯
状部が熱溶着されることを特徴とする。
【0021】また、本発明のインクカートリッジの包装
方法は、前記包装部材がロール状に巻かれたフィルムか
ら成り、ロールから引き出された包装部材の先端部分に
帯状部が形成されることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】上記のように構成された本発明の
インクジェット記録用インクカートリッジの包装方法に
よれば、インク供給用開口部と大気連通用開口部を有す
るインクジェット記録用インクカートリッジの、前記イ
ンク供給用開口部と大気連通用開口部の2つの開口部を
一体のシール部材でシールし、前記シール部材が前記イ
ンクカートリッジ全体を覆う包装部材を兼ねており、前
記包装部材を開封する際に、前記大気連通用開口部が前
記インク供給用開口部よりも先に開封されるように包装
されており、従って、前記インク供給用開口部が先にシ
ールされ、次いで、前記大気連通用開口部がその後にシ
ールされ、前記包装部材は、インクカートリッジを覆う
本体部分と、本体部分の一側から延出する細長い帯状部
とを有し、前記包装部材の帯状部が前記インクカートリ
ッジのインク供給用開口部と大気連通用開口部とをシー
ルし、前記包装部材が樹脂フィルムをベースとした材料
から成り、必要に応じて袋状に形成されてインクカート
リッジを収容するようになっているので、インク供給用
および大気連通用開口部を確実にシールし、インクカー
トリッジを連続して好適に包装することができる。
【0023】本発明のその他の目的と特徴および利点は
以下の添付図面に沿っての詳細な説明から明らかになろ
う。
【0024】以下に、図面を参照して本発明のインクジ
ェット記録用インクカートリッジの包装方法に就いて具
体的に詳細に説明する。
【0025】先ず、図1は本発明が適用されるインクジ
ェット記録用インクカートリッジの構成を示す斜視図
で、図2は図1のインクジェット記録用インクカートリ
ッジを反対方向の向きにして示す斜視図、図3乃至図1
6は本発明のインクジェット記録用インクカートリッジ
の包装方法の第1の実施例を順に示す図で、図17は本
発明のインクジェット記録用インクカートリッジの包装
方法の第2の実施例を示す図である。
【0026】図1および図2に示されるように、本発明
のインクジェット記録用カートリッジの包装方法が適用
されるインクジェット記録用インクカートリッジは、適
宜な合成樹脂材料から成形して作られたインクカートリ
ッジ本体1から成り、インクカートリッジ本体1内にイ
ンクが充填されていて、インクを記録ヘッドに供給する
ための開口部であるインク供給口2と、インクカートリ
ッジ内の内圧を調整するための開口部である大気連通口
3とが設けられている。また、インクカートリッジ1の
本体は種々な材料を使用することが可能であり、本実施
例においては例えばポリプロピレンを使用することがで
きる。
【0027】さらに、インクカートリッジ1の本体全体
を包装する包装部材としては、量産性を考慮すると、ポ
リエチレンのような熱可塑性樹脂材料を溶着層とし、ベ
ースフィルムとして例えばPET(ポリエチレンテレフ
タレート)フィルムの積層構造となったものなどを用い
るのが好適である。
【0028】このような包装部材4を用いてインクカー
トリッジを包装する本発明における包装方法に就いて以
下に詳細に説明する。
【0029】(実施例1)本発明のインクジェット記録
用カートリッジの包装方法において、先ず、インクカー
トリッジ本体1は、インク供給口2と大気連通口3がシ
ール材である包装部材4によってシールされると共に、
インクカートリッジ本体1全体が包装部材4によって包
装される。
【0030】図3に示されるように、包装部材4は、イ
ンクカートリッジ本体1の全体を包装することができる
ように十分な大きさの本体4a部分と、本体4a部分か
ら延出している細長い帯状部4bとから成り、本体4a
部分と帯状部4bとを接続する部分に、十分な強度を有
するように三角形状に形成された接続部4cが設けられ
ている。このような包装部材4の帯状部4bには、イン
ク供給口2をシールするための溶着部5と、大気連通口
3をシールするための溶着部6とが設けられている。ま
た、包装部材4の全体の形状としては、図示のような形
状をなしているが、このような形状に何等限定されるも
のではなく、他の適宜な形状に作ることができるのは勿
論である。また、包装部材4はロール状に巻回された形
態をなしており、ロールから引き出された包装部材4は
図示されるように、先端部分が幅の細いテープ状または
帯状となった帯状部4bを有していて、この帯状部4b
が、徐々に幅が広くなる三角形状の接続部4cを経て最
後にロール幅になるような形状に切り落とされている。
【0031】包装部材4のこのような切り落としには、
プレス打ち抜きなどの周知の方法を用いて行うことがで
きるものであるが、さらにまた、他の適宜なカッティン
グ手段を用いて切り落とすことができるものでもある。
【0032】そして、先ず、インクカートリッジ本体1
は、図3に示されるように、インクカートリッジ本体1
のインク供給口2が包装部材4の帯状部4bの先端部分
に位置するように配置されて、インク供給口2が包装部
材4の帯状部4bの先端部分の溶着部5の予定部分に合
わせられ、そこで、インク供給口2と、包装部材4の帯
状部4bの先端部分の溶着部5とが熱溶着によって固着
されてインク供給口2がシールされて密閉される(図
4)。これによって、インク供給口2部分の包装部材4
の帯状部4bによるシールが先ず完了される。
【0033】次に、インクカートリッジ本体1の大気連
通口3をシールするために、図4において、インクカー
トリッジ本体1が矢印で示されるように包装部材4の本
体4a部分に向かって回転され、続いて、図5に示され
るように、さらに90°回転された後に、さらにまた9
0゜回転されて図6に示される状態に、包装部材4の帯
状部4bがインクカートリッジ本体1の周りに巻回され
る。この状態で、大気連通口3は下方の、インクカート
リッジ本体1の底面側に位置されており、包装部材4の
帯状部4bに合わせられて覆われており、次いで、この
状態において、大気連通口3と、その下に位置する包装
部材4の帯状部4bの大気連通口シール予定部分とを熱
溶着して溶着部6が設けられる。ここまでの工程で、イ
ンクカートリッジ本体1のインク供給口2と大気連通口
3とのシールが完了され、インクカートリッジ本体1の
2ヶ所の開口部であるインク供給口2と大気連通口3と
が夫々シールされて密閉されることになる。
【0034】次に、インクカートリッジ本体1全体を包
装するために、さらにインクカートリッジ本体1が矢印
の方向に回転されて、図6の状態から90゜回転されて
図7に示される状態に回転されて、包装部材4の帯状部
4bがインクカートリッジ本体1の回りに巻き付けられ
るようになる。
【0035】続いて、このような図7の状態からインク
カートリッジ本体1はさらに90゜回転されると共に、
包装部材4が単純にインクカートリッジ本体1に巻き付
けられるのではなく、包装部材4が上方に引き上げられ
た動作が同時に加えられるように行われ、これによっ
て、余裕をもって包装部材4が余るような状態にインク
カートリッジ本体1が包装部材4に対して配置される
(図8)。
【0036】この図8の状態から、さらにインクカート
リッジ本体1が包装部材4と一緒に90゜回転されて包
装部材4が折り曲げ部分に沿って折曲されて図9の状態
に配置される。そして、この図9の状態から、インクカ
ートリッジ本体1が包装部材4の本体4a部分の中央に
位置するように、さらに90゜回転されて包装部材4が
折り曲げ部分4eに沿って折曲されて図10のような状
態に置かれ、この図10の状態から、さらに続いて90
゜回転されて包装部材4が折り曲げ部分4eに沿って折
曲されると、図11の状態になる。この図11の状態に
おいて、インクカートリッジ本体1全体は包装部材4に
よって覆われる状態になり、インクカートリッジ本体1
が包装部材4の中央に余裕をもって位置されて包装部材
4が二重に重なった状態に位置され、インクカートリッ
ジ本体1がこれら二重に重なった包装部材4、4の間に
配置されるようになる。
【0037】このような図11に示される状態におい
て、包装部材4は周辺部分の溶着部7において熱溶着さ
れ、これによって包装部材4自体の重なり部分が互いに
固着されて密閉された袋状態にされる。なお、この熱溶
着は包装部材4の長手方向の周辺部分だけでなく、幅方
向にも必要に応じて適宜に行うことができるものであ
る。さらに、この熱溶着と同時に、或いはまたこの熱溶
着の後で、包装部材4のロールとの連続部分がプレス打
ち抜きされることによって、図12に示されるような単
独のパッケージ9の完成品として形成されることができ
る。この時に、開封時の作業性を良好にするために、指
で掴んで保持し易いように、把手部8が設けられるよう
な打ち抜きが行われるのがより好適である。また、打ち
抜きはプレス打ち抜きだけに限られるものではなく、刃
物などを用いた他のカッティングなども好適に利用する
ことができるものである。さらに、把手部8には店頭展
示用に、吊り下げに好適なように孔を設けることもでき
る。
【0038】以上のようにして本発明のインクジェット
記録用インクカートリッジのパッケージが形成される
が、このように形成されたパッケージの開封に就いて次
に説明する。
【0039】上述したように、本発明のインクジェット
記録用カートリッジの包装方法によって包装されたパッ
ケージ9においては、インクカートリッジ本体1のイン
ク供給口2のシール、大気連通口3のシール、そしてイ
ンクカートリッジ本体1全体の包装の順序で、インクカ
ートリッジ本体1に対して包装部材4を巻き付けてい
き、所要部分を熱溶着することによってパッケージ9が
完成されるために、開封の手順はまったくその逆の操作
を行うことになる。
【0040】図13乃至図16は、インクカートリッジ
本体1の包装されたパッケージ9を開封する手順を示す
もので、図13は、図12に示されるように包装された
パッケージ9の包装部材4の把手部8をもって開封する
ために、包装部材4の剥離を開始した状態を示すもので
あり、二重に重なるように合わせられた2つの包装部材
4の本体4aが互いに離れるように剥されて、図示の時
点でインクカートリッジ本体1が表われて露呈される。
次いで、開封が進められて、図14に示されるように、
インクカートリッジ本体1が包装部材4の本体4aから
剥離されて起立され、図示のように開封される。なお、
開封作業は、インクカートリッジ本体1を固定しておい
て包装部材4を巻き戻すように剥離していっても良い
し、図13乃至16に示されるように、図13の状態ま
で剥離した後は、インクカートリッジ本体1を掴んでイ
ンクカートリッジ本体1を回転させながら包装部材4を
剥離していっても良い。
【0041】さらに、図14の状態は、インク供給口2
は勿論、大気連通口3も未だシールされている状態であ
るが、次の図15の工程で、先ず、大気連通口3のシー
ルが剥離されて大気連通口3が大気に対して開放され
て、インクカートリッジ本体1の内圧が大気圧と同じ圧
力にされる。そして、さらに、インクカートリッジ本体
1を回転させながら包装部材4の、特に包装部材4の帯
状部4bの剥離が続けられて行っていくと、最後にイン
ク供給口2のシールが外されてインクカートリッジ本体
1の完全な開封が完了される。この状態が図16に示さ
れており、インク供給口2と大気連通口3が開放されて
いる。従って、ユーザーは何等手や指や衣類を汚すこと
無く、最初に大気連通口3を開放し、続いてインク供給
口2を開放するようインクカートリッジ本体1の包装を
解いて開封することができる。
【0042】以上に説明したように、本例はロール状の
包装部材から出発する例を示したが、勿論最初に一定の
袋状態のものを作成しておいて、その袋状部分にインク
カートリッジを収容した後に、インク供給口と大気連通
口とを溶着、固定しても構わないものであり、このよう
な袋状の概略が図17に示されている。
【0043】(実施例2)図17には本発明のインクジ
ェット記録用インクカートリッジの包装方法の第2の実
施例が示されている。図示されるように、本例において
は、二重に重ねられる包装部材4の、一方の包装部材
4、すなわち把手部8の無い方の包装部材4、に袋状部
分が形成されて、インクカートリッジ本体1が包装部材
4のこの袋状部分に先ず挿入される。こうして、包装部
材4の袋状部分にインクカートリッジ本体1が挿入され
たならば、インクカートリッジ本体1のインク供給口2
が包装部材4の袋状部分の端縁のベロー状部分のインク
供給口用の溶着部5と熱溶着され、同様に大気連通口3
が包装部材4の大気連通口用の溶着部6と熱溶着されて
夫々シールされる。この後に、把出部8を有する側の包
装部材4の熱溶着部10が、溶着部7と重ねて再度熱溶
着されることによってパッケージが完成されて、インク
カートリッジ本体1を好適に、かつ完全に包装すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、上記のように構成
された本発明の、請求項1記載のインクジェット記録用
インクカートリッジの包装方法は、インク供給用開口部
と大気連通用開口部を有するインクジェット記録用イン
クカートリッジを、前記2つの開口部を一体のシール部
材でシールし、前記シール部材が前記インクカートリッ
ジ全体を覆って包装する包装部材を兼ねているので、イ
ンクカートリッジ全体を包装部材を兼ねるシール部材に
よって良好に包装できると共に、インク供給口としての
インク供給用開口部と大気連通口としての大気連通用開
口部とを好適にシールすることができる。
【0045】本発明の請求項2記載のインクジェット記
録用インクカートリッジの包装方法は、前記包装部材を
開封する際に前記大気連通用開口部が前記インク供給用
開口部よりも先に開封されるように前記インクカートリ
ッジが包装されているので、開封時にインクカートリッ
ジ内に大気が入ることがなく、大気によるインク切れの
恐れがない。
【0046】本発明の請求項3記載のインクジェット記
録用インクカートリッジの包装方法は、前記インク供給
用開口部を先にシールし、前記大気連通用開口部をその
後にシールするので、インクカートリッジを良好に包装
でき、インク供給用開口部と大気連通用開口部を好適に
シールすることができる。
【0047】本発明の請求項4記載のインクジェット記
録用インクカートリッジの包装方法は、前記包装部材
が、インクカートリッジを覆う本体部分と、本体部分の
一側から延出する細長い帯状部とを有するので、帯状部
によりインク供給用開口部と大気連通用開口部とをシー
ルし、本体部分によりインクカートリッジ全体を良好に
包装でき、インク供給用開口部と大気連通用開口部を有
するインクカートリッジを完全に、かつ好適に包装する
ことができる。
【0048】本発明の請求項5記載のインクジェット記
録用インクカートリッジの包装方法は、前記包装部材の
帯状部が前記インクカートリッジのインク供給用開口部
と大気連通用開口部とをシールするので、熱溶着を利用
して好適にシールして包装することができる。
【0049】本発明の請求項6記載のインクジェット記
録用インクカートリッジの包装方法は、前記包装部材が
樹脂フィルムをベースとした材料であるので、簡単かつ
安価に包装することができる。
【0050】本発明の請求項7記載のインクジェット記
録用インクカートリッジの包装方法は、前記包装部材が
袋状に形成されてインクカートリッジを収容するように
なっているので、包装部材によってインクカートリッジ
を簡単かつ好適に包装することができる。
【0051】本発明の請求項8記載のインクジェット記
録用インクカートリッジの包装方法は、インク供給用開
口部と大気連通用開口部を有するインクジェット記録用
インクカートリッジを包装するために、包装部材の一側
から延出する細長い帯状部の先端に前記インクカートリ
ッジのインク供給用開口部が位置するよう前記インクカ
ートリッジを配置して前記インク供給用開口部をシール
し、前記帯状部を前記インクカートリッジの周りに巻回
して前記大気連通用開口部をシールし、続いて前記包装
部材によって前記インクカートリッジの本体全体を覆っ
て包装するので、2つの開口部を確実にシールし、かつ
インクカートリッジ全体を好適に包装することができ
る。
【0052】本発明の請求項9記載のインクジェット記
録用インクカートリッジの包装方法は、前記インクカー
トリッジのインク供給口と大気連通口に前記包装部材の
帯状部が熱溶着されるので、簡単な手段でインクカート
リッジのインク供給用開口部と大気連通用開口部を良好
にシールすることができる。
【0053】本発明の請求項10記載のインクカートリ
ッジの包装方法は、前記包装部材がロール状に巻かれた
フィルムから成り、ロールから引き出された包装部材の
先端部分に帯状部が形成されるので、連続してインクカ
ートリッジを包装することができると共に、包装部材を
好適に、便宜に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用するインクカートリッジの外観を
示す斜視図である。
【図2】図1のインクカートリッジを反対方向から見た
斜視図である。
【図3】本発明のインクジェット記録用インクカートリ
ッジの包装方法によるパッケージの組立工程を順に示す
説明図で、インクカートリッジのインク供給口が包装部
材の帯状部の先端に位置するよう併せられる図である。
【図4】図3に続いてインクカートリッジのインク供給
口が包装部材の帯状部の先端に併せられた図である。
【図5】図4に続いてインクカートリッジを90゜回転
させてインクカートリッジの一側面部分を包装部材の帯
状部の上に併せた図である。
【図6】さらにインクカートリッジを90゜回転させて
インクカートリッジに包装部材の帯状部を半分巻回させ
た図である。
【図7】インクカートリッジを図6の状態からさらに9
0゜回転させて包装部材の帯状部を巻回させた図であ
る。
【図8】インクカートリッジをさらに90゜回転させ
て、包装部材をインクカートリッジに巻き付けるだけで
はなく、かつ包装部材を上方に引き上げるようにして、
余裕をもって包装部材を余らせるような状態に配置した
図である。
【図9】さらにインクカートリッジを90゜回転させて
インクカートリッジが包装部材の中央に余裕をもって位
置された図である。
【図10】インクカートリッジが包装部材の中央に位置
された状態でインクカートリッジと共に包装部材を90
゜回転させた図である。
【図11】インクカートリッジが包装部材の中央に位置
された状態で、さらにインクカートリッジと共に包装部
材を90゜回転させて包装部材が二重に併せられた図で
ある。
【図12】インクカートリッジが中央に位置されて包装
部材が二重に併せられた状態で周辺部分を熱溶着し、包
装部材を切断して所要の形状のパッケージに形成した図
である。
【図13】本発明により包装されたインクカートリッジ
の包装を開封する手順を示す図で、包装部材の把手部を
もって剥離をし始めた状態を示す図である。
【図14】図13の状態からインクカートリッジを90
゜回転してインクカートリッジを起こした状態の図であ
る。
【図15】図14の状態からさらにインクカートリッジ
を回転して包装部材の帯状部からインクカートリッジを
剥した状態の図である。
【図16】図15の状態からさらにインクカートリッジ
を回転して包装部材から完全にインクカートリッジを剥
して自由にした状態の図である。
【図17】本発明のインクジェット記録用インクカート
リッジの別の実施例の概略を示す外観斜視図である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ本体 2 インク供給口 3 大気連通口 4 包装部材 4a 本体 4b 帯状部 4c 接続部 5 溶着部 6 溶着部 7 溶着部 8 把出部 9 パッケージ 10 熱溶着部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク供給用開口部と大気連通用開口部
    を有するインクジェット記録用インクカートリッジを、
    前記2つの開口部を一体のシール部材でシールし、前記
    シール部材が前記インクカートリッジ全体を覆って包装
    する包装部材を兼ねていることを特徴とするインクジェ
    ット記録用インクカートリッジの包装方法。
  2. 【請求項2】 前記包装部材を開封する際に、前記大気
    連通用開口部が前記インク供給用開口部よりも先に開封
    されるように前記インクカートリッジが包装されている
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録用
    インクカートリッジの包装方法。
  3. 【請求項3】 前記インク供給用開口部を先にシール
    し、前記大気連通用開口部をその後にシールすることを
    特徴とする請求項1または2記載のインクジェット記録
    用インクカートリッジの包装方法。
  4. 【請求項4】 前記包装部材は、インクカートリッジを
    覆う本体部分と、本体部分の一側から延出する細長い帯
    状部とを有することを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェット記録用インクカートリッジの包装方法。
  5. 【請求項5】 前記包装部材の帯状部が前記インクカー
    トリッジのインク供給用開口部と大気連通用開口部とを
    シールすることを特徴とする請求項4記載のインクジェ
    ット記録用インクカートリッジの包装方法。
  6. 【請求項6】 前記包装部材が樹脂フィルムをベースと
    した材料であることを特徴とする請求項1記載のインク
    ジェット記録用インクカートリッジの包装方法。
  7. 【請求項7】 前記包装部材が袋状に形成されてインク
    カートリッジを収容するようになっていることを特徴と
    する請求項4または5記載のインクジェット記録用イン
    クカートリッジの包装方法。
  8. 【請求項8】 インク供給用開口部と大気連通用開口部
    を有するインクジェット記録用インクカートリッジを包
    装するために、包装部材の一側から延出する細長い帯状
    部の先端に前記インクカートリッジのインク供給用開口
    部が位置するよう前記インクカートリッジを配置して前
    記インク供給用開口部をシールし、前記帯状部を前記イ
    ンクカートリッジの周りに巻回して前記大気連通用開口
    部をシールし、続いて前記包装部材によって前記インク
    カートリッジの本体全体を覆って包装することを特徴と
    するインクジェット記録用インクカートリッジの包装方
    法。
  9. 【請求項9】 前記インクカートリッジのインク供給用
    開口部と大気連通用開口部に前記包装部材の帯状部が熱
    溶着されることを特徴とする請求項8記載のインクジェ
    ット記録用インクカートリッジの包装方法。
  10. 【請求項10】 前記包装部材はロール状に巻かれたフ
    ィルムから成り、ロールから引き出された包装部材の先
    端部分に細長い帯状部が形成されることを特徴とする請
    求項9記載のインクジェット記録用インクカートリッジ
    の包装方法。
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