JP2000256592A - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JP2000256592A
JP2000256592A JP6218499A JP6218499A JP2000256592A JP 2000256592 A JP2000256592 A JP 2000256592A JP 6218499 A JP6218499 A JP 6218499A JP 6218499 A JP6218499 A JP 6218499A JP 2000256592 A JP2000256592 A JP 2000256592A
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JP
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ink
weight
water
jet recording
parts
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Application number
JP6218499A
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English (en)
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Junji Suzuki
淳司 鈴木
Kunichi Yamashita
勲一 山下
Takeshi Hashimoto
健 橋本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥性に優れ、にじみのない高画質で高濃度
の画像が得られるインクジェット記録方法を提供する。 【解決手段】 水溶性または水分散性樹脂、色材、水溶
性有機溶媒、及び水を必須成分として含有し、表面張力
が40mN/m以下であり、前記樹脂が下記一般式
(1)で示される単量体を含む重合体を含有するインク
ジェット記録用インクを用い、30ng以下のインク滴
で被記録材上に記録するインクジェット記録装置により
記録を行なうことを特徴とするインクジェット記録方
法。CH2=CHNR1COR2 (1)(式中、R1
は水素原子またはメチル基を示し、R2は水素原子また
は炭素数1〜4のアルキル基を示す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット方
式の記録装置(プリンタ、複写機、ファクシミリ、ワー
ドプロセッサ等)に用いられる、新規なインクジェット
記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式の原理は、ノズ
ル、スリットあるいは多孔質フィルム等から、液体ある
いは溶融固体インクを吐出させ、紙、布、フィルム等の
被記録材に記録を行うものである。インクを吐出する方
法は、静電誘引力を利用してインクを吐出させる、いわ
ゆる電荷制御方式、圧電素子の振動圧力を利用してイン
クを吐出させる方式、熱により気泡を形成、成長させる
ことにより生じる圧力を利用してインクを吐出させる、
いわゆる熱インクジェット方式等、各種の方式が提案さ
れており、これらの記録方式により、極めて高精細の画
像を得ることができる。インクジェット方式の記録装置
は、小型で安価、静寂性等の利点を有することから精力
的に検討が行われている。最近では、レポート用紙、コ
ピー用紙等のいわゆる普通紙上に良好な印字品質が得ら
れる黒色の単色プリンタのみならず、フルカラー記録が
可能なカラープリンタも数多く市販されており、記録装
置の分野で大きな位置を占めるようになっている。
【0003】これらインクジェット記録装置に使用され
るインクジェット記録用インクに関しては、(1)紙上
でにじみ、かぶりのない、高解像度、高濃度で均一な画
像が得られること、(2)ノズル先端でのインク乾燥に
よる目詰まりが発生せず、常に吐出応答性、吐出安定性
が良好であること、(3)紙上においてインクの乾燥性
が良いこと、(4)画像の堅牢性がよいこと、(5)長
期保存安定性がよいこと、などの特性が要求される。特
に、印字速度の高速化に伴い、コピー用紙等の普通紙に
印字してもインクの乾燥が速く、かつ高画質であるイン
クが要求されている。
【0004】上記(1)と(3)を両立させるインクに
関しては、以前より様々な対策が講じられてきた。たと
えば、特開平5−239390号公報には、カルボキシ
ル基を親水基として有する水溶性高分子を含有する動的
表面張力が特定の値以下のインク、特開平6−1363
06号公報には、高分子物質を含み表面張力及び粘度が
特定の範囲の値であるインク、特開平9−157564
号公報には、特定酸価の重合体と界面活性剤を含みイン
クの気泡表面粘度が特定の範囲の値であるインク、特開
平10−17803号公報には、カルボキシル基を有す
る重合体と特定の浸透性化合物を含むインクが提案され
ている。
【0005】また、特開平8−311385号公報に
は、書き味に代表される筆感の向上を目的として、N−
ビニルカルボン酸アミドからなる水溶性(共)重合体1
種以上と水溶液にしたときの流動特性が擬塑性である親
水性ポリマー1種以上を含有するインキ用添加剤が提案
されている。さらに、特許公報第2738273号に
は、流動特性の改善の目的で、架橋型N−ビニルカルボ
ン酸アミド樹脂を含有するインキ組成物が開示されてい
る。しかし、インクジェットインクにおいて普通紙上で
の乾燥性、画質、画像濃度についての検討はされていな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来から
インクの乾燥が速くかつ画像のにじみを改善するインク
及びそれを用いた記録方法が提案されているが、いずれ
のインク及び記録方法によっても、画像の濃度は低く、
にじみを抑制する目的で添加した高分子物質によりノズ
ル目詰まりや保存安定性等の信頼性が低下してしまい、
インクジェットインクに要求される他の特性全てを満足
させる方法は未だ得られていない。したがって、本発明
はインクの乾燥性が良く、にじみがなく高画質で、高濃
度であり、しかもインクジェットインクの要求特性を全
て満たすことができるインクジェット記録方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
の結果、水溶性または水分散性樹脂、色材、水溶性有機
溶媒、及び水を必須とし、表面張力が40mN/m以下
であり、前記樹脂が、下記一般式(1)で示される単量
体を含む重合体を含有するインクジェット記録用インク
を用いて、30ng以下のインク滴で被記録材上に記録
することにより、前記の課題が解決できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、水溶性または水分散
性樹脂、色材、水溶性有機溶媒、及び水を必須成分とし
て含有し、表面張力が40mN/m以下であり、前記樹
脂が下記一般式(1)で示される単量体を含む重合体を
含有するインクジェット記録用インクを用い、30ng
以下のインク滴で被記録材上に記録するインクジェット
記録装置により記録を行なうことを特徴とするインクジ
ェット記録方法; CH2=CHNR1COR2 (1) (式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は
水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を示す);普
通紙上における乾燥時間が、5s以下であることを特徴
とする前記インクジェット記録方法;樹脂が平均分子量
1,000〜1,000,000の水溶性樹脂である前記
インクジェット記録方法;樹脂の含有量が、インクジェ
ット記録用インクに対して、0.01〜5重量%である
前記インクジェット記録方法;樹脂が平均粒子径1μm
以下の水分散性樹脂である前記インクジェット記録方
法;樹脂の含有量が0.1〜10重量%である前記イン
クジェット記録方法;インク液滴量を1〜25ngとし
て画像を形成することを特徴とする前記インクジェット
記録方法;及びインク液滴量を1〜15ngとして画像
を形成することを特徴とする前記インクジェット記録方
法である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のインクジェット記録方法において用いられるイ
ンクジェット記録用インクは、水溶性または水分散性樹
脂、色材、水溶性有機溶媒、及び水を必須成分として含
有する。
【0010】最初に、水溶性または水分散性樹脂につい
て説明する。水溶性または水分散性樹脂は、一般式
(1)で示される単量体を含む重合体を含有することを
特徴とする。 CH2=CHNR1COR2 (1) (式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は
水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を示す)
【0011】R2の炭素数1〜4のアルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i
so−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、
tert−ブチル基等が挙げられる。これらの中でも、
R1が水素原子を示し、R2がメチル基または水素原子
を示すものが好ましく使用される。
【0012】また、一般式(1)で示される1種の単量
体からなる単独重合体の他、一般式(1)で示される2
種以上の共重合可能な単量体からなる共重合体も使用す
ることができる。さらに、前記樹脂は、一般式(1)で
示される単量体の他、それと共重合可能な単量体との共
重合体を使用することもできる。その場合は、一般式
(1)で示される単量体の重合比が少なくとも5モル%
であることが好ましい。組み合わせる単量体の種類によ
り一概には言えないが、5モル%未満の重合比では、本
発明の効果が得られにくい。
【0013】一般式(1)の単量体と共重合重合可能な
単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸エステル、クロトン酸、クロトン酸エス
テル、イタコン酸、イタコン酸エステル、マレイン酸、
マレイン酸エステル、フマル酸、フマル酸エステル、ビ
ニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、スルホン化ビニ
ルナフタレン等の酸基含有モノマーおよびそのアルキ
ル、アリールまたはアルキルアリールエステル類、スチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレ
ン誘導体、ビニルナフタレン等のビニルナフタレン誘導
体、カチオン性の官能基を有するモノマー、例えばN,
N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジ
メチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルア
ミノメタアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノアク
リルアミド、ビニルピリジン、ビニルピロリドン等の他
ポリオキシエチレン基、水酸基を有するモノマー等が挙
げられるが、これらに限定されない。また、上記の樹脂
を、エステル化、加水分解等の方法により変性した樹脂
も使用することができる。
【0014】また、本発明において使用することができ
る水溶性樹脂は、樹脂の平均分子量が1,000〜1,0
00,000であることが好ましく、3,000〜50,
000の範囲が特に好ましい。1,000より小さな分
子量の樹脂では、添加による画質改善の効果が少なく、
1,000,000を超えるものは、吐出性に問題が発生
しやすい。平均分子量の測定方法は各種の方法が知られ
ているが、本発明においてはGPC(ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィ)法で測定される重量平均分子量
として定義する。
【0015】水溶性樹脂の場合のインクジェット記録用
インクにおける含有量は、樹脂の分子量により異なるの
で一概には言えないが、インクジェット記録用インクに
対して、0.01〜5重量%の範囲であることが好まし
い。0.01重量%未満では、効果の発揮しやすい高分
子量の樹脂であっても、画質改善の効果が少なく、5重
量%を超えると低高分子量の樹脂であっても、吐出性に
問題が発生しやすい。
【0016】本発明において使用することができる水分
散性樹脂は、例えば、水系媒体中で重合性モノマー、必
要に応じて界面活性剤及び添加剤等を乳化、懸濁させた
後、水溶性の重合開始剤を添加し熱重合させる乳化重合
法や1分子中に2個以上の不飽和基をもつ化合物ととも
に重合して架橋ポリマーを得る方法等により得られる。
このような重合法により製造された樹脂は、粉砕、分
級、分散、遠心分離、ろ過等の操作を加えて用いてもよ
い。
【0017】水分散性樹脂の場合は、樹脂の平均粒子径
が1μm以下であることが好ましい。樹脂の平均粒子径
が1μmを超えると、印字装置のインク流路内で詰まり
やすく、インクの保管中に沈降しやすくなるといった問
題を発生しやすい。平均粒子径の測定方法は各種の方法
が知られているが、本発明においては、マイクロトラッ
クUPA粒度分析計9340(Leeds & Nort
hrup社製)を用いて測定される数平均粒子径を平均
粒子径と定義した。
【0018】これらの樹脂の好ましい例として、水溶性
樹脂の場合は、ポリ−N−ビニルアセトアミドが挙げら
れ、水分散性樹脂の場合は、ポリ−N−ビニルアセトア
ミドの架橋品が挙げられる。
【0019】次に、本発明のインクジェット記録用イン
クに用いられる色材について説明する。色剤としては、
各種染料、顔料、油溶性染料や顔料で着色したオイルエ
マルション、着色ポリマー/ワックス等を用いることが
できる。
【0020】染料の中では水溶性染料が好ましい。水溶
性染料は、酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応性染
料等のいずれでもよいが、より好ましくは、酸性染料、
直接染料である。例えば、C.I.ダイレクトブラック−
2、−4、−9、−11、−17、−19、−22、−
32、−80、−151、−154、−168、−17
1、−194、C.I.ダイレクトブルー−1、−2、−
6、−8、−22、−34、−70、−71、−76、
−78、−86、−112、−142、−165、−1
99、−200、−201、−202、−203、−2
07、−218、−236、−287、C.I.ダイレク
トレッド−1、−2、−4、−8、−9、−11、−1
3、−15、−20、−28、−31、−33、−3
7、−39、−51、−59、−62、−63、−7
3、−75、−80、−81、−83、−87、−9
0、−94、−95、−99、−101、−110、−
189、−227、C.I.ダイレクトイエロー−1、−
2、−4、−8、−11、−12、−26、−27、−
28、−33、−34、−41、−44、−48、−5
8、−86、−87、−88、−135、−142、−
144、C.I.フードブラック−1、−2、C.I.アシ
ッドブラック−1、−2、−7、−16、−24、−2
6、−28、−31、−48、−52、−63、−10
7、−112、−118、−119、−121、−15
6、−172、−194、−208、C.I.アシッドブ
ルー−1、−7、−9、−15、−22、−23、−2
7、−29、−40、−43、−55、−59、−6
2、−78、−80、−81、−83、−90、−10
2、−104、−111、−185、−249、−25
4、C.I.アシッドレッド−1、−4、−8、−13、
−14、−15、−18−21、−26、−35、−3
7、−52、−110、−144.−180、−24
9、−257、C.I.アシッドイエロー−1、−3、−
4、−7、−11、−12、−13、−14、−18、
−19、−23、−25、−34、−38、−41、−
42、−44、−53、−55、−61、−71、−7
6、−78、−79、−122等が挙げられる。
【0021】また、インクジェット用に市販されている
染料も使用できる。例えば、Projet Fast B
lack 2、Projet Fast Cyan 2、P
rojet Fast Magenta 2、Proje
t Fast Yellow 2(ゼネカ社製)等が挙げ
られる。
【0022】これら染料の含有量は、全インクジェット
記録用インク量に対して、好ましくは0.1〜20重量
%、より好ましくは1〜10重量%、さらに望ましくは
1〜5重量%である。染料含有量が20重量%を超える
と、ノズル先端で水が蒸発した時の目詰まり性が悪化す
る。また逆に含有量が0.1重量%未満となると当然な
がら十分な濃度が得られない。これら染料は、単独でも
使用できるが、2種以上混合したり、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの4原色の外、赤、青、緑など
のカスタムカラーに調色してもよい。
【0023】また、顔料としては、無機、有機顔料いず
れも使用できる。黒色では、ファーネスブラック、ラン
プブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック
等のカーボンブラック顔料が好ましく、例えばRave
n7000、Raven5750、Raven525
0、Raven5000ULTRAII、Raven35
00、Raven2500ULTRA、Raven20
00、Raven1500、Raven1255、Ra
ven1250、Raven1200、Raven11
90ULTRAII、Raven1170、Raven1
080ULTRA、Raven1060ULTRA、R
aven790ULTRA、Raven780ULTR
A、Raven760ULTRA(以上、コロンビアン
・カーボン社製)、Regal400R、Regal3
30R、Regal660R、Mogul L、Mon
arch 700、Monarch 800、Monar
ch880、Monarch 900、Monarch
1000、Monarch1100、Monarch
1300、Monarch 1400(以上、キャボッ
ト社製)、Color Black FW1、Color
Black FW2、Color Black FW2
V、Color Black 18、ColorBlac
k FW200、Color Black S150、C
olor Black S160、Color Blac
k S170、Printex 35、Printex
U、Printex V、Printex 140U、P
rintex 140V、Special Black
6、Special Black 5、Special
Black 4A、Special Black4(以
上、デグッサ社製)、No.25、No.3、No.4
0、No.47、No.52、No.900、No.230
0、MCF−88、MA600、MA7、MA8、MA
100(以上、三菱化学社製)等を使用することができ
る。
【0024】また、マグネタイト、フェライト等の磁性
体微粒子やチタンブラック等を黒色顔料として用いても
よい。
【0025】シアン色としては、C.I.Pigment
Blue−1、C.I.Pigment Blue−2、
C.I.Pigmet Blue−3、C.I.Pigme
ntBlue−15、C.I.Pigment Blue
−15:1、C.I.Pigment Blue−15:
3、C.I.Pigment Blue−15:34、
C.I.Pigment Blue−16、C.I.Pi
gment Blue−22、C.I.Pigment B
lue−60等が挙げられるが、これらに限定されな
い。
【0026】マゼンタ色としては、C.I.Pigme
nt Red 5、C.I.Pigment Red 7、
C.I.Pigment Red 12、C.I.Pigm
entRed 48、C.I.Pigment Red4
8:1、C.I.Pigment Red 57、C.I.
Pigment Red 112、C.I.Pigmen
t Red 122、C.I.Pigment Red 1
23、C.I.Pigment Red 146、C.I.
Pigment Red 168、C.I.Pigmen
t Red 184、C.I.Pigment Red 2
02等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0027】黄色としては、C.I.Pigment Y
ellow−1、C.I.Pigment Yellow
−2、C.I.Pigment Yellow−3、C.
I.Pigment Yellow−12、C.I.Pi
gment Yellow−13、C.I.Pigmen
t Yellow−14、C.I.Pigment Ye
llow−16、C.I.Pigment Yellow
−17、C.I.Pigment Yellow−7
3、C.I.Pigment Yellow−74、C.
I.Pigment Yellow−75、C.I.Pi
gment Yellow−83、C.I.Pigmen
t Yellow−93、C.I.Pigment Ye
llow−95、C.I.Pigment Yellow
−97、C.I.Pigment Yellow−98、
C.I.Pigment Yellow−114、C.
I.Pigment Yellow−128、C.I.P
igment Yellow−129、C.I.Pigm
ent Yellow−151、C.I.Pigment
Yellow−154等が挙げられるが、これらに限
定されない。
【0028】黒色とシアン、マゼンタ、イエローの3原
色顔料のほか、赤、緑、青、茶、白等の特定色顔料や、
金、銀色等の金属光沢顔料、無色の体質顔料、プラスチ
ックピグメント等を使用してもよい。また、本発明のた
めに、新たに合成した顔料でを用いてもよい。
【0029】これらの顔料は分散剤を用いて顔料分散イ
ンクとすることができる。顔料分散剤は一般に使用され
るものでよく、たとえばナフタレンスルホン酸ホルマリ
ン縮合物、メタクリル酸−メタクリル酸エステル共重合
体のほかスチレン−無水マレイン酸共重合体等が挙げら
れる。親水性部を構成するα、β−エチレン性不飽和基
を有する単量体が、アクリル酸、メタクリル酸及び(無
水)マレイン酸から少なくとも1種選ばれ、疎水性部を
構成するα、β−エチレン性不飽和基を有する単量体
が、スチレン、(メタ)アクリル酸のアルキル、アリール
及びアルキルアリールエステルから少なくとも1種選ば
れる共重合体並びにこれらの塩が好ましく使用される。
【0030】また、これらの顔料に対し、親水化処理を
して、顔料の表面に親水性官能基を導入した自己分散可
能な顔料を使用できる。親水化処理の方法は、公知の方
法や新たに発明されたいずれの方法も使用できる。例え
ば、酸化剤例えば硝酸、過マンガン酸塩、重クロム酸
塩、次亜塩素酸塩、過硫酸アンモニウム、過酸化水素、
オゾン等による酸化処理、シラン化合物等のカップリン
グ剤による処理、ポリマーグラフト化処理、プラズマ処
理等の公知の方法の他、新たに開発した方法を使用する
こともでき、これらの方法を組み合わせて用いてもよ
い。
【0031】これらの水に自己分散可能な親水処理顔料
は、本発明のために新たに作製されたものの他、市販の
親水処理顔料を使用することもできる。本発明において
好ましく使用できる市販の水中に自己分散可能な親水処
理顔料としては、例えば、MICROJET(BONJ
ET)BLACK CW−1(オリエント化学工業社
製)、CAB−O−JET200 (キャボット社
製)、CAB−O−JET300(キャボット社製)等
が挙げられる。
【0032】これら顔料の含有量は、全インクジェット
記録用インク量に対して、好ましくは0.1〜20重量
%の範囲、より好ましくは1〜10重量%、特に好まし
くは7重量%である。顔料の含有量が20重量%を超え
ると、ノズル先端で水が蒸発した時の目詰まり性が悪化
する。また逆に含有量が0.1未満となると当然ながら
十分な濃度が得られない。
【0033】これらの色材は、その製造工程で混入した
不純物、例えば残余の酸化剤等の不純物、その他の無機
不純物や有機不純物を除去し、精製することが望まし
い。特に、インク中のカルシウム、鉄、珪素をそれぞれ
10ppm以下、好ましくは5ppm以下にすることが
望ましい。これらの無機不純物の含有量は、例えば高周
波誘導結合プラズマ発光分析法により測定することがで
きる。また、これらの除去は、例えば、水洗浄や、逆浸
透膜、限外ろ過膜、イオン交換法等の方法、活性炭、ゼ
オライト等による吸着の方法を単独または組み合わせて
行うことができる。
【0034】次に、水溶性有機溶媒について説明する。
本発明において、インクジェット記録用インクに用いら
れる水溶性有機溶剤としては、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ブチレングリコール、トリエチレング
リコール、1、5−ペンタンジオール、1、2、6−ヘ
キサントリオール、トリメチロールプロパン、グリセリ
ン、ポリエチレングリコール等の多価アルコール類、エ
タノール、イソプロピルアルコール、1−プロパノール
等の低級アルコール類、ピロリドン、N−メチル−2−
ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、トリエタノー
ルアミン等の含窒素溶媒、あるいは、チオジエタノー
ル、チオジグリセロール、スルホラン、ジメチルスルオ
キシド等の含硫黄溶媒、炭酸プロピレン、炭酸エチレ
ン、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノ
ース、キシロース等の糖類及びその誘導体等や糖アルコ
ール類等を用いることができる。
【0035】これらの水溶性有機溶剤は単独で用いて
も、2種以上を混合して用いてもよい。水溶性有機溶剤
の含有量は、インクジェット記録用インクにおいて、1
〜60重量%とすることが好ましく、5〜40重量%と
することがより好ましい。
【0036】本発明において、インクジェット記録用イ
ンクに用いられる水は、特に不純物が混入することを防
止するため、イオン交換水、超純水、蒸留水、限外濾過
水を使用することが好ましい。
【0037】インクジェット記録用インクの表面張力は
40mN/m以下であることを要件とし、好ましくは2
5〜38mN/mの範囲に調整される。インクの表面張
力が40mN/mを超えると、インクの乾燥時間が長く
なり問題となる。インクの表面張力を調整するために、
界面活性剤、及び/または式: R−O−XnH (2) (式中、Rは、C4−C8のアルキル、アルケニル、ア
ルキニル、フェニル、アルキルフェニル、アルケニルフ
ェニル、およびシクロアルキル基からなる群から選ばれ
る官能基を示し、Xは、オキシエチレンまたはオキシプ
ロピレン基を示し、nは1〜4の整数を示す)で示され
る化合物が使用される。
【0038】本発明において、インクジェット記録用イ
ンクに使用することができる界面活性剤の種類として
は、各種のアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げら
れ、好ましくは、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界
面活性剤が用いられる。
【0039】アニオン性界面活性剤としては、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、
高級脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、高級脂肪酸エス
テルのスルホン酸塩、高級アルコールエーテルの硫酸エ
ステル塩およびスルホン酸塩、高級アルキルスルホコハ
ク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン
酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ア
ルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
リン酸塩等が挙げられ、ドデシルベンゼンスルホン酸
塩、ケリルベンゼンスルホン酸塩、イソプロピルナフタレ
ンスルホン酸塩、モノブチルフェニルフェノールモノス
ルホン酸塩、モノブチルビフェニルスルホン酸塩、モノブ
チルビフェニルスルホン酸塩、ジブチルフェニルフェノ
ールジスルホン酸塩等が好ましく用いられる。
【0040】ノニオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
トール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪
酸アミド、アルキルアルカノールアミド、アセチレング
リコール、アセチレングリコールのオキシエチレン付加
物、ポリエチレングリコールポリプロピレングリコール
ブロックコポリマー等が挙げられ、ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂
肪酸アルキロールアミド、アセチレングリコール、アセチ
レングリコールのオキシエチレン付加物、ポリエチレン
グリコールポリプロピレングリコールブロックコポリマ
ーが好ましく用いられる。これらの中でも、アセチレン
グリコールのオキシエチレン付加物は特に好ましい。
【0041】その他、ポリシロキサンオキシエチレン付
加物等のシリコーン系界面活性剤や、パーフルオロアル
キルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルスルホン酸
塩、オキシエチレンパーフルオロアルキルエーテル等の
フッ素系界面活性剤、スピクリスポール酸やラムノリピ
ド、リゾレシチン等のバイオサーファクタント等も使用
できる。これらの界面活性剤は単独で使用しても2種以
上を混合して使用してもよい。また界面活性剤のHLB
は、溶解安定性等を考慮すると7〜20の範囲であるこ
とが好ましい。これらの界面活性剤のインクジェット記
録用インクにおける含有量は、0.001〜5重量%の
範囲で含有させることができ、0.01〜3重量%とす
ることがより好ましい。含有量が5重量%を超えると、
吐出が不安定になりやすく、また、0.001重量%未
満となると添加効果が得られにくくなる。
【0042】前記式(2)で示される化合物としては、
エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシル
エーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレン
グリコールモノシクロヘキシルエーテル、トリエチレン
グリコールモノフェニルエチルエーテル、ジオキシプロ
ピレンオキシエチレンモノペンチルエーテル等が挙げら
れ、ジエチレングリコールモノブチルエーテルが好まし
く使用される。
【0043】上記式(2)で示される化合物は、インク
ジェット記録用インク中に1〜20重量%の範囲で含有
させることができ、好ましくは2〜10重量%の範囲で
添加される。この化合物の含有量が20重量%を越える
と、逆ににじみが悪化すると同時に吐出が不安定にな
る。一方、1重量%よりも少なくなると、添加効果が得
られない。
【0044】本発明において使用されるインクジェット
記録用インクには、尿素および尿素誘導体を添加するこ
とができる。この尿素および尿素誘導体としては、尿
素、1、1−ジメチル尿素、1、3−ジメチル尿素、
1、1−ジエチル尿素、1、3−ジエチル尿素等が挙げ
られ、好ましくは尿素が用いられる。尿素および尿素誘
導体の含有量は、インクジェット記録用インクに対し
て、1〜10重量%とすることが好ましく、3〜8重量
%とすることがより好ましい。含有量が1重量%未満と
なると、ノズル目詰まりの防止効果が低く、10重量%
を超えると画像滲みが増え、濃度が低下しやすい。
【0045】本発明において使用されるインクジェット
記録用インクのpHは、6.0から11.0であることが
好ましく、より好ましくは7.5から9.0である。pH
が6.0未満となると、目詰まりしやすく、11.0を超
えるとヘッド構成部材を腐食あるいは溶解しやすくな
る。
【0046】本発明において、インクジェット記録用イ
ンクのpHを調整するためにpH調整剤が必要に応じて
用いられるが、塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、クエン酸、シ
ュウ酸、マロン酸、ホウ酸、リン酸、亜リン酸、乳酸等
の酸や、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リ
チウム、水酸化アンモニウム、トリエタノールアミン、
ジエタノールアミン、エタノールアミン、2−アミノ−
2−メチル−1−プロパノール、アンモニア等の塩基、
およびリン酸塩、シュウ酸塩、アミン塩やグッドバッフ
ァー等のpH緩衝剤が好ましい。
【0047】その他、本発明において、インクジェット
記録用インクには、インクの特性制御のために、ポリエ
チレンイミン、ポリアミン類、ポリビニルピロリドン、
ポリエチレングリコール、エチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース等のセルロース誘導体、多糖類及び
その誘導体、その他水溶性ポリマー、アクリル系ポリマ
ーエマルション、ポリウレタン系エマルション等のポリ
マーエマルション、シクロデキストリン、大環状アミン
類、デンドリマー、クラウンエーテル類等を用いること
ができる。
【0048】さらに、インクジェット記録用インクに
は、必要に応じて、酸化防止剤、防カビ剤、粘度調整
剤、導電剤、紫外線吸収剤、及びキレート化剤等の他、
水溶性染料、分散染料、油溶性染料等も添加することが
できる。
【0049】本発明において使用されるインクジェット
記録用インクの粘度は、好ましくは1.5〜5.0mPa
・s、さらに好ましくは1.5〜3.5mPa・sの範囲
に調整される。粘度が1.5mPa・sよりも小さい場
合には、インクの保存安定性が低下する。一方、粘度が
5.0mPa・sより大きい場合には、吐出力が低下
し、目詰まりした場合回復し難い等の問題が生じやす
い。
【0050】本発明において使用されるインクジェット
記録用インクの導電率は、インクに添加される物質によ
り変わるので一概には言えないが、0.05〜0.4S/
mが好ましく、0.07〜0.3S/mがより好ましい。
導電率が0.4S/mを超えると、インクの保存安定性
が劣化しやすい。
【0051】顔料分散インクの場合は、インク中の分散
粒子の数平均粒子径は、15〜100nmが好ましく、
15〜70nmがより好ましく、15〜60nmである
ことがさらに好ましい。数平均粒子径が15nm未満と
なると、インクの粘度が高くなりやすく、目詰まりが発
生しやすくなる。一方、100nmを超えると、インク
の保存安定性が低下しやすい。
【0052】また、体積平均粒子径mvと数平均粒子径
mnの比で表わされる粒度分布mv/mnは、1.1〜
3であることが好ましく、より好ましくは1.1〜2.2
である。粒度分布が広くなると、浸透速度が遅くなった
り、耐さっか性が低下しやすい。なお、本発明において
分散粒子の粒子径は、マイクロトラックUPA粒度分析
計9340(Leeds & Northrup社製)を
用い、上記インクを希釈しないで測定した。なお、測定
時に入力するパラメーターとして、粘度には、被測定イ
ンクの粘度を、分散粒子の密度には、色材の密度入力し
た。
【0053】本発明においては、インクジェット記録用
インクを、普通紙に印字した場合に紙上での乾燥時間が
5秒以下である場合に、画質改善効果が特に大きくな
る。ここでの乾燥時間は印字後、印字画像に対して紙を
重ね画像が転写されなくなるまでの時間を言う。
【0054】本発明において、上記インクジェット記録
用インクは、インク液滴を記録信号に応じてオリフィス
から吐出させて記録を行なうインクジェット記録方法に
使用されるが、吐出した液滴1個(1ドロップ)当たり
のインク量は、30ng以下で画像を記録することを要
件とし、さらに1〜25ng以下で画像を記録すること
が好ましい。特に1〜15ngの範囲で画像を記録する
ことが好ましく、インクの乾燥性を損なわずに高濃度高
画質の画像が得られる。30ngを超えるインク液滴で
印字する場合は、画質の改善効果が得られず、低濃度で
にじみの多い画像となってしまう。
【0055】(作用)上記したように、本発明において、
水溶性または水分散性樹脂、色材、水溶性有機溶媒、及
び水を必須成分として含有し、表面張力が40mN/m
以下であり、前記樹脂が上記一般式(1)で示される単
量体を含む重合体を含有するインクジェット記録用イン
クを用い、30ng以下のインク滴で被記録材上に記録
するインクジェット記録装置により記録を行なうことに
より、高画質かつ高濃度の印字画像が得られる。
【0056】これに対し、一般式(1)で示される単量
体を含む重合体を含まないインクジェット記録用インク
では、インクの表面張力が40mN/m以下のインクで
あっても、インク液滴量が少なくなればドットのにじみ
が見かけ目立たなくなり、いわゆるフェザリングについ
てはやや向上するものの、画像濃度は低くなる。この現
象は、これまで検討されてきたポリマー等を添加した場
合でも同様であった。また、インクの表面張力が40m
N/mを超えるインクでは、一般式(1)で示される単
量体を含む重合体を含んでいても、含まないインクより
かえって画像濃度は低下した。これらのことより、原因
は明確には分からないが、一般式(1)で示される単量
体からなる重合体を含有しているインクにおいて、イン
クが高速で紙繊維内に浸透する際、一般式(1)の単量
体からなる重合体の繰り返し単位は水溶性有機溶媒と水
の両方に親和性を持つことに起因して特異的な作用を発
揮し、高速ではあるが必要以上に浸透しすぎない効果を
もたらし、前記のように、乾燥性に優れかつ高濃度、高
画質の印字画像が得られる。さらに、これらの現象は、
画像を構成するインク滴量が小さい程、インク滴中に含
まれる浸透性の材料との相互作用および比表面積増加に
よる界面での作用力変化等により、特定のインク滴量以
下で特異的に現れるものと推定される。
【0057】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。 (インクジェット記録用インク1)CAB−O−JET
300(キャボット社製)を顔料濃度10重量%に希釈
してた後、8000prmで30分間遠心処理して、顔
料分散液A(顔料濃度8.7重量%)を得た。 上記顔料分散液A 50重量部 ポリ−N−ビニルアセトアミド(分子量1万) 1重量部 ジエチレングリコール 20重量部 サーフィノール465 1重量部 尿素 6重量部 純水 42重量部 上記成分を混合撹拌した後、ポアサイズ2μmのメンブ
レンフィルターで濾過してインクジェット記録用インク
1とした。
【0058】 (インクジェット記録用インク2) 上記顔料分散液A 50重量部 ポリ−N−ビニルアセトアミド(分子量80万) 0.1重量部 ジエチレングリコール 20重量部 サーフィノール465 1重量部 尿素 6重量部 純水 42.9重量部 上記成分を混合撹拌後、ポアサイズ2μmのメンブレン
フィルターで濾過してインク2とした。
【0059】 (インクジェット記録用インク3) GX205 0.5重量部 (ポリ−N−ビニルアセトアミド架橋品、昭和電工社製) ジエチレングリコール 20重量部 サーフィノール465 1重量部 尿素 6重量部 純水 42.5重量部 上記成分を混合撹拌した後、超音波ホモジナイザー(出
力300W)で30分間処理した。処理後の分散粒子径
は0.76μmであった。上記の液を、上記インクジェ
ット記録用インク1において調製した分散液A50重量
部に加え、混合撹拌した後、ポアサイズ2μmのメンブ
レンフィルターで濾過してインクジェット記録用インク
3とした。
【0060】(比較のためのインクジェット記録用イン
ク) (インクジェット記録用インク1−1)インクジェット
記録用インク1のNo.1の重合体を添加せず、純水を
43重量部に変更したこと以外は、インクジェット記録
用インク1と同様にしてインクジェット記録用インク1
−1を調製した。
【0061】(インクジェット記録用インク1−2)イ
ンクジェット記録用インク1のNo.1の重合体に代え
て、ポリビニルアルコール(重合度500)1重量部を
用いたこと以外は、インクジェット記録用インク1と同
様にしてインクジェット記録用インク1−2を調製し
た。
【0062】(インクジェット記録用インク1−3)イ
ンクジェット記録用インク1のNo.1の重合体に代え
て、スチレン−無水マレイン酸(1:1)共重合体(平
均分子量1600)のNa塩を1重量部用いたこと以外
は、インクジェット記録用インク1と同様にしてインク
ジェット記録用インク1−3を調製した。
【0063】(インクジェット記録用インク1−4)イ
ンクジェット記録用インク1において、サーフィノール
465に代えて、ポリオキシエチレンオレイルエーテル
0.03重量部(オキシエチレン=30モル)を用い、純
水を42.97重量部に変更したこと以外は、インクジ
ェット記録用インク1と同様にしてインクジェット記録
用インク1−4を調製した。
【0064】(試験例1)これらの得られたインクジェ
ット記録用インクについて、以下の評価を実施した。 (1)インク表面張力 23℃、55%RHの環境において、ウイルヘルミー型
表面張力形を用いて測定した。 (2)インク粘度 レオマット115(Contraves製)を測定装置
として用いた。その測定は、水性インクジェット記録液
を測定容器に入れ、所定の方法で装置に装着し、測定を
行った。測定温度は23℃で行い、せん断速度は140
0s−1で測定した。 (3)インク導電率 23℃で、導伝率計AOL−40−3302(DKK社
製)を測定装置として用いて測定した。
【0065】(4)インクpH 23℃の環境において、ガラスpH電極を用いて測定し
た。 (5)数平均粒子径および体積平均粒子径/数平均粒子
径 分散粒子の粒子径は、マイクロトラックUPA粒度分析
計9340(Leeds & Northrup社製)を
用い、上記インクを希釈しないで測定した。なお、測定
時に入力するパラメーターとして、粘度には、被測定イ
ンクの粘度を、分散粒子の密度には、色材の密度を使用
した。(1)〜(5)の結果を表1に示す。
【0066】(実施例1)上記で調製したインクジェッ
ト記録用インク1を用い、試作したインクジェット印字
装置1(熱インクジェット方式、印字解像度800dp
i×800dpi)により、以下の(6)〜(10)の
評価を実施した。
【0067】(6)インク液滴量 試作したインクジェット印字装置を用いてインクを吐出
させ、吐出したインクの重量を測定し、1ドロップ当た
りのインク液滴量を計算により求めた。 (7)画質濃度 FX−L紙(富士ゼロックス社製)に対し、上記印字装
置を用いてベタを印字し、光学濃度計X−Rite M
ODEL404(X−Rite社製)を用いて測定し
た。評価は、下記評価基準を用いた。 ○・・・1.3以上 △・・・1.2以上1.3未満 ×・・・1.2未満
【0068】(8)画質評価 FX−L紙(富士ゼロックス社製)及び4024紙(ゼ
ロックス社製)に対し、上記印字装置を用いで印字テス
トを行い、下記評価基準を用い、官能評価を実施した。 ◎・・・滲みなし ○・・・わずかに滲みが認められるが許容範囲 △・・・滲みあり ×・・・多くの部分でヒゲ状の滲みあり
【0069】(9)乾燥性評価 上記の印字テストと同様に、FX−L紙(富士ゼロック
ス社製)に対しベタ印字部を印字して、印字画像の上か
ら別のFX−L紙を重ね、さらに上から100g/cm
2の荷重をかけ、重ねた紙にインクが転写されなくなる
までの時間を測定し、以下の基準で評価した。 ○・・・5s以下 △・・・5sを超え10s未満 ×・・・20s以上
【0070】(10)目詰まり性 試作したインクジェット印字装置を用いて、吐出停止後
キャップしない状態で23℃、55%RHの環境におい
て放置し、吐出を再開した時に画像乱れを生じるまでの
放置時間を測定した。評価は、次の基準で行った。 ○・・・15秒以上 △・・・5秒以上15秒未満 ×・・・5秒未満
【0071】(実施例2〜3)実施例1と同じ評価
(6)〜(10)を、インクジェット記録用インク2お
よび3について行った。
【0072】(比較例1〜4)実施例1と同じ評価
(6)〜(10)を、インクジェット記録用インク1−
1、1−2、1−3および1−4について行った。実施
例1〜3の結果と合わせて表2に示す。
【0073】(実施例4〜6、比較例5〜8)試作した
インクジェット印字装置2(熱インクジェット方式、印
字解像度600dpi×600dpi)を用いたこと以
外は、実施例1〜3及び比較例1〜4と同じインクジェ
ット記録用インクを使用し、実施例1と同じ評価(6)
〜(10)を行った。結果を表3に示す。
【0074】(比較例9〜15)試作したインクジェッ
ト印字装置3(熱インクジェット方式、印字解像度40
0dpi×400dpi) を用いたこと以外は、実施例
1〜3及び比較例1〜4と同じインクジェット記録用イ
ンクを使用し、実施例1と同じ評価(6)〜(10)を
行った。結果を表4に示す。
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】
【表3】
【0078】
【表4】
【0079】表2及び3に示される結果から明らかなよ
うに、実施例1〜6においては、比較例1〜3及び比較
例5〜7(インクジェット記録用インクの表面張力が4
0mN/m以下で、インク液滴量が30ng以下でも、
本発明の重合体を含有しないもの)及び比較例4及び比
較例8(本発明の重合体を含有し、インク液滴量が30
ng以下でも、表面張力が40mN/mを超えるもの)
に比べて、評価(6)〜(10)の結果が非常に優れた
ものとなった。また、表4に示される結果から明らかな
ように、インク液滴量が30ngを超えると、インクジ
ェット記録用インク1−1〜1−4を用いた場合はもち
ろん、インクジェット記録用インク1〜3を用いた場合
であっても、評価(6)〜(10)の結果が劣ったもの
となった。
【0080】(実施例7〜13及び比較例16〜22) インクの調整 (インクジェット記録用インク4)Microjet
Black CW−1(オリエント化学工業社製)を70
00prmで20分間遠心分離処理して顔料分散液(顔
料濃度16.8重量%)を調製した。 上記顔料分散液 30重量部 ポリ−N−ビニルアセトアミド(分子量4万) 0.7重量部 ジエチレングリコール 20重量部 ブチルカルビトール 6重量部 純水 38.8重量部 上記成分を混合撹拌後、ポアサイズ2μmのメンブレン
フィルターで濾過してインクジェット記録用インク4と
した。
【0081】(インクジェット記録用インク5)スチレ
ン/メタクリル酸(67/33(モル%)分子量700
0)重合体Na塩(93%中和相当)の10重量%水溶
液50重量部に、純水170重量部を加え攪拌した後、
カーボンブラック(Monarch 880:キャボット
社製)30重量部を撹拌しながら加え、30分間撹拌し
た後、超音波ホモジナイザー(出力300W)で30分
間処理した。純水を50重量部加え攪拌後、8000r
pmで30分間遠分離処理することにより顔料分散液を
得た。 上記顔料分散液 40重量部 ポリ−N−ビニルホルムアミド(分子量1万) 1重量部 チオジエタノール 10重量部 ジエチレングリコール 5重量部 サーフィノール465 1重量部 尿素 6重量部 純水 38重量部 上記成分を混合撹拌した後、ポアサイズ2μmのメンブ
レンフィルターで濾過してインクジェット記録用インク
5とした。
【0082】 (インクジェット記録用インク6) スチレン/メタクリル酸共重合体Na塩 7.5重量部 銅フタロシアニン顔料 25重量部 (C.I.Pigment Blue−15:3) 超純水 217.5重量部 上記成分を混合し、超音波ホモジナイザー(出力300
W)で40分間処理した。この液を8000rpmで3
0分間遠分離処理することにより、顔料分散液を得た。 上記分散液 37重量部 ポリ−N−ビニルアセトアミド(分子量7000) 1重量部 ジエチレングリコール 20重量部 サーフィノール465 0.8重量部 尿素 6重量部 純水 35.2重量部 上記成分を混合撹拌した後、ポアサイズ2μmのメンブ
レンフィルターで濾過してインクジェット記録用インク
6とした。
【0083】 (インクジェット記録用インク7) C.I.フ−ドブラック2 3重量部 ポリ−N−ビニルアセトアミド(分子量2万) 1重量部 スルホラン 10重量部 グリセリン 10重量部 ブチルカルビトール 5重量部 尿素 6重量部 純水 65重量部 上記成分を混合撹拌した後、ポアサイズ0.45μmの
メンブレンフィルターで濾過してインクジェット記録用
インク7とした。
【0084】 (インクジェット記録用インク8) C.I.ダイレクトイエロー144 3重量部 N−メチル−N−ビニルアセトアミド/アクリル酸共重合体Na塩 (70/30mol、分子量2万) 1重量部 ジエチレングリコール 20重量部 ブチルカルビトール 5重量部 純水 71重量部 上記成分を混合撹拌した後、ポアサイズ0.45μmの
メンブレンフィルターで濾過してインクジェット記録用
インク8とした。
【0085】 (インクジェット記録用インク9) C.I.アシッドレッド52 3重量部 N−ビニルアセトアミド/アクリル酸メチル/アクリル酸共重合体Na塩 (75/5/20mol、分子量3万) 1重量部 エチレングリコール 20重量部 ヘキシルカルビトール 3重量部 純水 73重量部 上記成分を混合撹拌しHた後、ポアサイズ0.45μm
のメンブレンフィルターで濾過してインクジェット記録
用インク9とした。
【0086】 (インクジェット記録用インク10) C.I.アシッドブルー9 2重量部 N−ビニルホルムアミド/アクリル酸メチル/アクリル酸共重合体Na塩 (75/5/20mol、分子量2万) 1重量部 チオジエタノール 20重量部 ブチルカルビトール 4.5重量部 サーフィノール440 0.2重量部 尿素 6重量部 純水 66.3重量部 上記成分を混合撹拌した後、ポアサイズ0.45μmの
メンブレンフィルターで濾過してインクジェット記録用
インク10とした。
【0087】(インクジェット記録用インク11〜2
2)インクジェット記録用インク4〜10において、重
合体を添加せず、相当する分純水の量を増やしたこと以
外は、対応するインクジェット記録用インク製造例と同
様にしてインクジェット記録用インク11〜22を調製
した。
【0088】実施例7〜9は、インクジェット記録用イ
ンク4〜6を用いてインクジェット印字装置2を使用
し、実施例10〜13は、インクジェット記録用インク
7〜10を用いてインクジェット印字装置1を使用し
て、実施例1と同様の評価(6)〜(10)を行った。
また、比較例16〜18は、インクジェット記録用イン
ク11〜13を用いてインクジェット印字装置2を使用
し、比較例19〜22は、インクジェット記録用インク
14〜17を用いてインクジェット印字装置1を使用し
て実施例1と同様の評価(6)〜(10)を行った。結
果を表5に示す。
【0089】
【表5】
【0090】表5に示される結果から明らかなように、
実施例7〜13においては、本発明の重合体を含有しな
いインクジェット記録用インク11〜17を使用した比
較例16〜22に比べて、非常に優れた評価(6)〜
(10)の結果が得られた。
【0091】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録記録法によ
り、画像の乾燥性が速く、画質と濃度の両立が可能とな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 健 神奈川県南足柄市竹松1600番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EC08 EC72 FC01 2H086 BA53 BA59 BA60 4J039 AD02 AD03 AD09 AD10 AD12 AD13 AD22 AD23 BA04 BA35 BC07 BC09 BC31 BC34 BC36 BC50 BC54 BC55 BE01 BE03 BE04 BE05 BE06 BE12 CA03 CA06 EA10 EA15 EA16 EA17 EA19 EA42 EA46 EA47 GA24

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性または水分散性樹脂、色材、水溶
    性有機溶媒、及び水を必須成分として含有し、表面張力
    が40mN/m以下であり、前記樹脂が下記一般式
    (1)で示される単量体を含む重合体を含有するインク
    ジェット記録用インクを用い、30ng以下のインク滴
    で被記録材上に記録するインクジェット記録装置により
    記録を行なうことを特徴とするインクジェット記録方
    法。 CH2=CHNR1COR2 (1) (式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は
    水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を示す)
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