JP2000256729A - Rh脱ガス槽の付着物落下検知方法 - Google Patents

Rh脱ガス槽の付着物落下検知方法

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JP2000256729A
JP2000256729A JP11061873A JP6187399A JP2000256729A JP 2000256729 A JP2000256729 A JP 2000256729A JP 11061873 A JP11061873 A JP 11061873A JP 6187399 A JP6187399 A JP 6187399A JP 2000256729 A JP2000256729 A JP 2000256729A
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aluminum
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molten steel
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Yushi Tomita
祐志 富田
Masahiro Isobe
昌浩 礒部
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のセンサーによるRH脱ガス槽の地金や
スラグ等の落下を検出するには、監視モニタを用いて常
時オペレータが観察しなければならず、オペレータのチ
ェック漏れによりスラグ・コイルの品質チェックあるい
は出荷検査の段階で異常が判明することがあった。 【解決手段】 本発明によるRH脱ガス槽の付着物落下
検知方法は、炭素含有量が0.01重量%以上であるア
ルミキルド鋼をRH脱ガス槽で処理する際に、前記RH
脱ガス槽内で溶鋼に脱酸用アルミを投入した後、所定時
間経過後の排気中の排ガスに含まれるCO濃度を検出
し、このCO濃度変化により付着物の落下を検知する方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RH脱ガス槽の付
着物落下検知方法に関し、特に、溶鋼をRH脱ガス装置
で精錬する際に、RH脱ガス槽の炉壁等に付着した付着
物が剥離落下して溶鋼中に侵入したことを排ガス中のC
O濃度変化により検出するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用の熱延・冷延鋼板は薄
い鋼板による深絞り性、張り出し成形性等の加工性の向
上のため、鋼中の炭素濃度を極力低減させる必要があ
る。このニーズに対し転炉では吹止炭素の低減、二次精
錬工程での減圧下での脱炭処理によって対処している。
この減圧下での脱炭過程を利用したRH真空脱ガス装置
を用いたプロセスでは、これまでの脱炭速度の向上の目
的で種々の技術の改良が行われてきている。即ち、槽内
シールの強化、排気能力の向上等による槽内真空度の向
上または還流ガス量増加、還流管の直径拡大による還流
量の増加等が図られてきた。しかしながら、脱炭速度の
向上のため還流量を増加させることによって、新たにス
プラッシュに起因する槽内付着地金が増加し、地金除去
のため操業上、生産性の低下および歩留まり低下や地金
溶出・落下による溶鋼の汚染等が問題となってきた。そ
こで、地金の付着量を少なくする方法が開発されたり、
あるいは地金の落下を検出方法としては、特開平7−1
50223号公報に開示されているように、センサーで
検出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の地金の付着を少
なくする方法や、付着した地金等を積極的に溶解させて
除去する方法では、除去が不十分であったり、操業中に
生成した地金の脱落による溶鋼の汚染は免れない。ま
た、槽内に付着した地金等の付着物は酸素を含んでお
り、鋳造に悪影響を及ぼしていた。また、RH脱ガス槽
内に付着した地金やスラグの落下を検出するには、セン
サーとして監視モニタを用いて観察、落下時に発生する
落下音等によるオペレータが認識する方法等であるた
め、設備に多大のコストがかかっていた。また、前述し
たような落下の認識では、オペレータのチェック漏れ、
溶鋼成分変動がバラツキの範囲内など見逃されるケース
が多々有り、スラブ・コイルの品質チェック、あるいは
出荷検査の段階で異常を検出することになり、後工程に
なればなるほど、コスト高となり、さらに重大なユーザ
ークレームに繋がる恐れがあった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、付着物が溶鋼中に侵入した
際、排ガス中のCO濃度変化を捉えて地金等の付着物の
落下を検出する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるRH脱ガス
槽の付着物落下検知方法は、炭素含有量が0.01重量
%以上であるアルミキルド鋼をRH脱ガス槽で処理する
際に、前記RH脱ガス槽内で溶鋼に脱酸用アルミを投入
した後、所定時間経過後の排気中の排ガスに含まれるC
O濃度をCOセンサーにて検出し、CO濃度変化により
前記RH脱ガス槽の付着物落下を検知する方法であり、
また、前記CO濃度変化が3%/20sec以上上昇の
場合を付着物が落下したとして警報を発する方法であ
り、また、前記アルミ投入後に経過する時間経過が前記
RH脱ガス槽の均一混合時間以上である方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるRH脱ガス槽
の付着物落下検知方法の好適な実施の形態について説明
する。まず、本発明において処理する対象鋼を炭素含有
量が0.01重量%以上を含有するアルミキルド鋼とし
たのは、炭素含有量が0.01重量%未満では酸素源で
ある槽内付着地金及び又は付着スラグが溶鋼中に落下し
ても、Cと反応するよりもAlと反応しCO濃度の変化
が検知不可能であるという知見から決定した。また、C
O濃度の検知には周知の赤外線分析吸光計と質量分析計
のいずれでも可能であるが、常時濃度をモニタリングし
ていることが条件である。
【0007】図示していないが、過去の実操業記録によ
ると、槽内付着物の落下がない場合、脱酸用アルミを投
入し均一混合時間が経過した後、異常がない場合は、C
O濃度は絶対値で0%以上3%未満の範囲の値である。
槽内の付着物の落下が発生した場合のCO濃度変化を調
査し、前記異常のない場合と比較し、付着物が落下した
タイミングでCO濃度が上昇していることを確認した。
この結果、溶鋼の炭素濃度や付着物の落下量によりCO
濃度上昇度合は種々異なったが、何れの場合も少なくと
も3%以上の上昇が存在した。このことより、CO濃度
の上昇が3%/20sec以上となった場合、付着物の
落下があったと認識する。
【0008】また、脱酸用アルミ投入後の経過時間に関
しては、RHガス槽の均一混合時間(1分に設定)以上
としたのは、この均一混合時間以内では溶鋼中の自由酸
素が十分に脱酸されておらず、かつCOガスの発生が不
安定であるために、CO濃度変化を付着物落下検知とし
て使用するには不適切である。
【0009】次に、本発明のRH脱ガス槽の付着物落下
検知方法による脱ガス槽に付着した地金及び又はスラグ
の脱落を検知する検知方法を図1のフロー図と共に説明
する。図1において、第1ステップ100として溶鋼へ
アルミを添加する。第2ステップ101ではアルミで溶
鋼を脱酸中であり、COが安定する時間としてアルミ投
入後1分以上経過したかを検知する。1分以上経過した
ならば、第3ステップ102として、10秒毎にCO濃
度を測定し、ある時点から20秒後のCO濃度が3%以
上上昇すれば第4ステップ103としてアラームを発す
る。この後、10秒毎にCO濃度測定を繰り返し、真空
脱ガス処理が終わるまでこの測定動作を繰り返す。な
お、本フローにおけるサンプリング周期は特に限定する
ものではなく、CO濃度変化が3/20=0.15(%
/sec)以上上昇することを判断して警報出力すれば
よい。
【0010】
【実施例】以下に、185T/heatでかつ均一混合
時間が1分のRH脱ガス槽にて実験した結果を示す。こ
の実験では模擬の付着物として、焼結鉱を使用した。投
入量は1Kg/t、5Kg/t、10Kg/t、20K
g/t、とし、脱酸用アルミを投入してから2分後に投
入した。また溶鋼は炭素濃度を0.005重量%、0.
009重量%、0.01重量%、0.05重量%、0.
1重量%に調整し、及びsol.Al=0.04重量%
となるように脱酸用アルミを投入して実験に供した。各
条件は次の表1の第1表にまとめられている。
【0011】
【表1】
【0012】前述の第1表の条件で試験した場合の、排
ガスCO濃度の経時変化を図2に示す。なお、CO濃度
はRH排気設備側に取り付けてある質量分析計にて測定
したものである。図2から明らかなように、炭素濃度
0.01重量%未満の場合は、焼結鉱添加量にかかわら
ず、CO濃度は0〜2%の範囲で一定値を取っていた。
一方、0.01重量%以上の場合には焼結鉱の添加量と
炭素濃度により変化はするものの、CO濃度は3%/2
0sec以上上昇することが確認された。
【0013】この実験で製造されたスラブの品質を調査
した結果、発生率の差はあれ、介在物起因の品質不良が
発見され、製品として使用することができないものがあ
った。
【0014】
【発明の効果】本発明によるRH脱ガス槽の付着物落下
検知方法は、以上のように構成されているため、次のよ
うな効果を得ることができる。すなわち、RH脱ガス処
理の途中でRH脱ガス槽に付着した付着物の落下をCO
濃度変化により素早く検出することができるので、還流
時間延長による介在物浮上促進のアクションが取れ、品
質異常トラブルを未然に防止できる。更に、万一、アク
ションが取れない場合であっても、トラブル段階での検
査、あるいは製品の抜き取り検査等により、ノーアクシ
ョンで下工程に流れることがなくなりユーザークレーム
をなくすことができる。また、最終工程での異常を発見
してスクラップダウンとならないので、最終工程までの
処理費を掛けなくて済む。また、品質トラブルの抑制と
コストアップの抑制が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるRH脱ガス槽の付着物落下検知方
法におけるCO濃度検知システムのフロー図である。
【図2】本発明によるRH脱ガス槽の付着物落下検知方
法における各条件のCO濃度の経時変化を示す特性図で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素含有量が0.01重量%以上である
    アルミキルド鋼をRH脱ガス槽で処理する際に、前記R
    H脱ガス槽内で溶鋼に脱酸用アルミを投入した後、所定
    時間経過後の排気中の排ガスに含まれるCO濃度をCO
    センサーにて検出し、CO濃度変化により前記RH脱ガ
    ス槽の付着物落下を検知することを特徴とするRH脱ガ
    ス槽の付着物落下検知方法。
  2. 【請求項2】 前記CO濃度変化が3%/20sec以
    上上昇の場合を付着物が落下したとして警報を発するこ
    とを特徴とする請求項1記載のRH脱ガス槽の付着物落
    下検知方法。
  3. 【請求項3】 前記アルミ投入後に経過する時間経過が
    前記RH脱ガス槽の均一混合時間以上であることを特徴
    とする請求項1記載のRH脱ガス槽の付着物落下検知方
    法。
JP11061873A 1999-03-09 1999-03-09 Rh脱ガス槽の付着物落下検知方法 Withdrawn JP2000256729A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017155301A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 新日鐵住金株式会社 Rh脱ガス槽の付着物落下検知方法
CN116949247A (zh) * 2023-08-09 2023-10-27 中天钢铁集团有限公司 一种控制rh残存冷钢稳定钢水洁净度的方法

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