JP2000258332A - 原子間力顕微鏡のための垂直力検出用カンチレバー - Google Patents

原子間力顕微鏡のための垂直力検出用カンチレバー

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JP2000258332A
JP2000258332A JP11063354A JP6335499A JP2000258332A JP 2000258332 A JP2000258332 A JP 2000258332A JP 11063354 A JP11063354 A JP 11063354A JP 6335499 A JP6335499 A JP 6335499A JP 2000258332 A JP2000258332 A JP 2000258332A
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JP
Japan
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cantilever
probe
detecting
afm
head
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JP11063354A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Ando
藤 泰 久 安
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AFMのための垂直力検出用カンチレバー
を、曲げ剛性に影響を与えることなくねじり剛性を向上
させ、ねじり変形の影響を受けないで垂直力を検出可能
にする。 【解決手段】 被験試料1の表面に対して平行に向く複
数枚の平行な板ばね3を間隔を置いて対向配置すること
によりカンチレバー本体2を構成する。その基端をAF
Mに取り付けたベース7に固定し、カンチレバー本体2
の先端部分にブロック状をなすヘッド4を設ける。その
ヘッド4の試料1側に向いている面にプローブ5を設
け、カンチレバー本体2の変位または角度を検出可能に
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子間力顕微鏡
(AFM)において、試料表面形状あるいは垂直力測定
のために用いる垂直力検出用カンチレバーに関し、特
に、試料表面形状の高精度測定や、試料に接触するプロ
ーブ先端部分の不変の接触点を実現できるようにした垂
直力検出用カンチレバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のAFMのための垂直力検出用カン
チレバーは、通常、図3に示すように、AFMのベース
部分に取り付けるカンチレバー本体11を単一の板ばね
構造とし、そのカンチレバー本体11の先端にプローブ
12を取り付けている。このような従来のカンチレバー
では、曲げ剛性を減少させて垂直方向の力の検出感度を
向上させようとすると、ねじり剛性も下がるため、図4
に示すようなプローブ12のねじり変位により、試料1
0に対するプローブ先端位置が変化してしまい、正確な
形状の測定が困難になるという問題があった。また、フ
ォーカスカーブを測定しようとするときに、図5の
(A)(B)に示すように、フォーカスカーブの大きさ
によってプローブ12が試料10に接触する位置が変化
してしまい、常に同一条件での測定ができなかった。同
様に、垂直荷重を変化させたときも、プローブの接触位
置が変化してしまい、同一条件での測定ができなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解消するためになされたもので、その技術的課題
は、基本的には、カンチレバー本体の曲げ剛性に影響を
与えることなくねじり剛性を向上させ、ねじり変形の影
響をほとんど受けない状態で垂直力を検出できるように
したAFMのための垂直力検出用カンチレバーを提供す
ることにある。また、本発明の他の技術的課題は、形状
の高精度測定、試料に接触するプローブ先端部分の不変
の接触点を実現できるようにしたAFMのための垂直力
検出用カンチレバーを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のAFMのための垂直力検出用カンチレバー
は、被験試料の表面に対して平行に向く複数枚の互いに
平行な板ばねを、間隔を置いて対向配置し、それらの板
ばねの両端を相互に拘束することによりカンチレバー本
体を構成し、その基端をAFMに取り付けたベースに固
定可能にすると共に、それらのカンチレバー本体の先端
部分にブロック状をなすヘッドを設け、そのヘッドの試
料側に向いている面にプローブを設け、カンチレバー本
体に変位または角度の検出手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0005】上記構成を有するAFMのための垂直力検
出用カンチレバーは、試料がプローブを垂直上方に押す
と、プローブはヘッドと共に角度を変えずに平行に上方
向に変位する。この垂直力検出用カンチレバーが変位検
出方式のAFMに取り付けられている場合には、ヘッド
の上のプローブと反対側の面の上下方向の変位を、レー
ザー光等を用いて検出する変位検出手段を設け、それに
よって上記変位が検出される。垂直力検出用カンチレバ
ーが角度検出方式のAFMに取り付けられている場合に
は、板ばねの中央付近の角度をレーザー光等を用いて検
出する角度検出手段を設け、それによって上記角度が検
出される。さらに、上記構造のカンチレバー本体によ
り、高精度の垂直力の測定、試料に接触するプローブ先
端部分の不変の接触点を実現することもできる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明に係るA
FMのための垂直力検出用カンチレバーの実施例を示し
ている。この実施例の垂直力検出用カンチレバーは、被
験試料1の表面に対して平行に向く2枚の互いに平行な
板ばね3を、適当な間隔を置いて対向配置することによ
りカンチレバー本体2を構成し、それらのカンチレバー
本体2の先端と基端部を相互に拘束して、すなわち、そ
の基端を一体化してAFMに取り付けたベース7に固定
すると共に、その板ばね3からなるカンチレバー本体2
の先端部分をブロック状をなすヘッド4により結合し、
そのヘッド4の試料1側に向いている面にプローブ5を
設けている。
【0007】したがって、図2に示すように、試料1の
表面が垂直上方に変位してプローブ5を押すと、プロー
ブ5がヘッド4と共に角度を変えることなく上方に平行
に変位する。これによって、荷重の大きさに依存しない
プローブ5と試料1の接触状態が保たれる。試料1が水
平方向に移動したときにも、同様にヘッド4が角度を変
化させることはない。
【0008】この垂直力検出用カンチレバーが変位検出
方式のAFMであって、それに取り付けるベース7にカ
ンチレバー本体2が取り付けられている場合には、ヘッ
ド4上のプローブ5と反対側の面を反射面として、その
ヘッド4の上下方向の変位をレーザー光等を用いて検出
する図示しないフォトディテクタ等の変位検出手段を設
け、それによって上記ヘッド4の変位を検出することが
できる。また、垂直力検出用カンチレバーが角度検出方
式のAFMであって、それに取り付けるベース7にカン
チレバー本体7が取り付けられている場合には、板ばね
3の中央付近の角度をレーザー光等を用いて検出するフ
ォトディテクタ等の角度検出手段を設け、それによって
上記角度を検出することができる。
【0009】さらに、上記複数の平行な板ばね3の両端
を結合した構造のカンチレバー本体2により、図4及び
図5に示すようなプローブ12のねじり変位や、試料1
0に対するプローブ12の先端位置の変化が生じないよ
うになるため、高精度の垂直力の測定を実現することが
可能になり、また、フォーカスカーブの測定時や垂直荷
重の変化時にも、試料1に接触するプローブ5の先端部
分の不変の接触点を実現することができ、常に同一条件
での測定を行うことが可能になる。
【0010】上記図1のAFMのための垂直力検出用カ
ンチレバーにおいては、2枚の平行な板ばね3を、適当
な間隔を置いて互いに対向配置することによりカンチレ
バー本体2を構成しているが、上記板ばね3の枚数を3
枚以上としてそれらをブロック状のヘッド4で連結した
ものとすることができる。また、上記ヘッド4の変位や
角度検出の感度を向上させるために、ヘッド4やカンチ
レバー本体2を構成する板ばね3に金属をコーティング
することもできる。
【0011】
【発明の効果】以上に詳述した本発明のAFMのための
垂直力検出用カンチレバーによれば、少なくとも2枚の
平行な板ばねを間隔を置いて対向配置し、その先端と基
部を拘束してカンチレバー本体を構成したので、プロー
ブがヘッドと共に角度を変えずに上下方向に変位し、カ
ンチレバー本体の曲げ剛性に影響を与えることなくねじ
り剛性を向上させ、ねじり変形の影響をほとんど受けな
い状態で垂直力を検出することができる。また、形状の
高精度測定、試料に接触するプローブ先端部分の不変の
接触点を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るAFMのための垂直力検出用カン
チレバーの実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例の使用状態を示す斜視図である。
【図3】従来の垂直力検出用カンチレバーの構成例を示
す斜視図である。
【図4】図3の垂直力検出用カンチレバーの動作例を示
す斜視図である。
【図5】(A)及び(B)は、従来の垂直力検出用カン
チレバーにおける動作例の概要を示す側面図である。
【符号の説明】
1 試料 2 カンチレバー本体 3 板ばね 4 ヘッド 5 プローブ 7 ベース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被験試料の表面に対して平行に向く複数枚
    の互いに平行な板ばねを、間隔を置いて対向配置し、そ
    れらの板ばねの両端を相互に拘束することによりカンチ
    レバー本体を構成し、その基端を原子間力顕微鏡に取り
    付けたベースに固定可能にすると共に、それらのカンチ
    レバー本体の先端部分にブロック状をなすヘッドを設
    け、そのヘッドの試料側に向いている面にプローブを設
    け、カンチレバー本体に変位・角度検出手段を設けた、
    ことを特徴とする原子間力顕微鏡のための垂直力検出用
    カンチレバー。
JP11063354A 1999-03-10 1999-03-10 原子間力顕微鏡のための垂直力検出用カンチレバー Pending JP2000258332A (ja)

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