JP2000258489A - 相互コンダクタンスの測定装置及び測定方法 - Google Patents
相互コンダクタンスの測定装置及び測定方法Info
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- JP2000258489A JP2000258489A JP11063672A JP6367299A JP2000258489A JP 2000258489 A JP2000258489 A JP 2000258489A JP 11063672 A JP11063672 A JP 11063672A JP 6367299 A JP6367299 A JP 6367299A JP 2000258489 A JP2000258489 A JP 2000258489A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゲート電圧のステップを細かくすることな
く、特に、相互コンダクタンスの高次な歪み成分を算出
する。 【解決手段】 電界効果トランジスタの相互コンダクタ
ンスの測定装置において、正弦波を発生し前記電界効果
トランジスタのゲート端子にゲート電圧として入力する
信号源と、前記正弦波の振幅成分を検出する振幅検出手
段と、前記正弦波に直流電圧を重畳するバイアス用電源
と、前記電界効果トランジスタのドレイン端子から出力
されるドレイン電流を電圧信号に変換する電流/電圧変
換手段と、変換された前記電圧信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器と、前記ディジタル信号から基本
波成分及び各高次歪み成分を検出する成分検出手段と、
前記基本波成分及び前記各高次歪み成分を前記正弦波の
振幅成分で除す除算手段とを備える。
く、特に、相互コンダクタンスの高次な歪み成分を算出
する。 【解決手段】 電界効果トランジスタの相互コンダクタ
ンスの測定装置において、正弦波を発生し前記電界効果
トランジスタのゲート端子にゲート電圧として入力する
信号源と、前記正弦波の振幅成分を検出する振幅検出手
段と、前記正弦波に直流電圧を重畳するバイアス用電源
と、前記電界効果トランジスタのドレイン端子から出力
されるドレイン電流を電圧信号に変換する電流/電圧変
換手段と、変換された前記電圧信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器と、前記ディジタル信号から基本
波成分及び各高次歪み成分を検出する成分検出手段と、
前記基本波成分及び前記各高次歪み成分を前記正弦波の
振幅成分で除す除算手段とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】電界効果トランジスタの相互
コンダクタンスの測定装置及び測定方法に関し、特に、
高速フーリエ変換によって高次歪み成分を検出する電界
効果トランジスタの相互コンダクタンスの測定装置及び
測定方法に関する。
コンダクタンスの測定装置及び測定方法に関し、特に、
高速フーリエ変換によって高次歪み成分を検出する電界
効果トランジスタの相互コンダクタンスの測定装置及び
測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電界効果トランジスタ(以下、F
ETと称する。)の相互コンダクタンスを測定すること
により、FETの静特性などを調べていた。相互コンダ
クタンスとは、入力する電圧信号と出力される電流信号
との関係を示す係数である。相互コンダクタンスに高次
歪み成分が多く含まれていれば、そのFETを適用した
増幅器の出力信号にも高次の歪み成分が多く含まれるこ
とになる。
ETと称する。)の相互コンダクタンスを測定すること
により、FETの静特性などを調べていた。相互コンダ
クタンスとは、入力する電圧信号と出力される電流信号
との関係を示す係数である。相互コンダクタンスに高次
歪み成分が多く含まれていれば、そのFETを適用した
増幅器の出力信号にも高次の歪み成分が多く含まれるこ
とになる。
【0003】したがって、厳しい歪み特性を要求される
装置などに、FETを使用する際には、FETの相互コ
ンダクタンス及びその高次歪み成分を調べる必要があ
る。
装置などに、FETを使用する際には、FETの相互コ
ンダクタンス及びその高次歪み成分を調べる必要があ
る。
【0004】そのため、従来の技術では、FETのゲー
ト端子に入力するゲート電圧を、単調に、かつステップ
状に増加させ、そのときにドレイン端子から出力される
ドレイン電流を、各電圧ステップごとに採取して、ゲー
ト電圧の変化量とドレイン電流の変化量との比をとるこ
とにより相互コンダクタンスを測定している。
ト端子に入力するゲート電圧を、単調に、かつステップ
状に増加させ、そのときにドレイン端子から出力される
ドレイン電流を、各電圧ステップごとに採取して、ゲー
ト電圧の変化量とドレイン電流の変化量との比をとるこ
とにより相互コンダクタンスを測定している。
【0005】すなわち、ゲート電圧の変化量をΔVGS、
ドレイン電流の変化量をΔIDとすると、相互コンダク
タンスgmは、 gm=△ID/△VGS とあらわすことができる。相互コンダクタンスgmを測
定するには、専用の測定器によって実現されている。
ドレイン電流の変化量をΔIDとすると、相互コンダク
タンスgmは、 gm=△ID/△VGS とあらわすことができる。相互コンダクタンスgmを測
定するには、専用の測定器によって実現されている。
【0006】図8は、従来、一般に用いられている測定
器を示す図である。この測定器によって、相互コンダク
タンスgmを測定するには、たとえばVR2を加減してV
DSを一定に保持しながらVR1を変えて、VGSを通常等
しい電圧間隔でステップ状に変化させたときのIDを読
みとる。このようにして、図9(a)に示すように、F
ETのゲート−ソース間電圧V GS−ID特性を得てい
た。また、図9(a)において、各VGSのステップ毎
に、対応するIDの差分を取り、VGSのステップ電圧と
の比をプロットすると、図9(b)に示すように、VGS
−gm特性を示す図が得られる。そして、従来の方法で
相互コンダクタンスの歪み成分を求めるためには、図9
(b)において、各V GSのステップ毎に、対応するgm
の差分を取り、VGSのステップ電圧との比を算出してい
た。より高次の歪み成分を算出するためには、さらに各
VGSのステップ毎に差分を取ることを繰り返していけば
よい。
器を示す図である。この測定器によって、相互コンダク
タンスgmを測定するには、たとえばVR2を加減してV
DSを一定に保持しながらVR1を変えて、VGSを通常等
しい電圧間隔でステップ状に変化させたときのIDを読
みとる。このようにして、図9(a)に示すように、F
ETのゲート−ソース間電圧V GS−ID特性を得てい
た。また、図9(a)において、各VGSのステップ毎
に、対応するIDの差分を取り、VGSのステップ電圧と
の比をプロットすると、図9(b)に示すように、VGS
−gm特性を示す図が得られる。そして、従来の方法で
相互コンダクタンスの歪み成分を求めるためには、図9
(b)において、各V GSのステップ毎に、対応するgm
の差分を取り、VGSのステップ電圧との比を算出してい
た。より高次の歪み成分を算出するためには、さらに各
VGSのステップ毎に差分を取ることを繰り返していけば
よい。
【0007】そして、より高次の歪み成分を求める場合
には、相互コンダクタンスの変化を細かく測定する必要
があるため、ゲート電圧のステップの変化量も細かく変
化させる必要がある。つまり、ゲート電圧のステップを
小さくする必要がある。
には、相互コンダクタンスの変化を細かく測定する必要
があるため、ゲート電圧のステップの変化量も細かく変
化させる必要がある。つまり、ゲート電圧のステップを
小さくする必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、ゲート電圧のステップを非常に細かくすると、測定
誤差などが多く生じることになる。そのため、ゲート電
圧のステップを非常に細かくしても、相互コンダクタン
スの高次の歪み成分の測定精度を向上させることは困難
であった。
は、ゲート電圧のステップを非常に細かくすると、測定
誤差などが多く生じることになる。そのため、ゲート電
圧のステップを非常に細かくしても、相互コンダクタン
スの高次の歪み成分の測定精度を向上させることは困難
であった。
【0009】そこで、本発明は、上記のような問題点を
解決するために、ゲート電圧のステップを細かくするこ
となく、特に、相互コンダクタンスの高次な歪み成分を
算出することを課題とする。
解決するために、ゲート電圧のステップを細かくするこ
となく、特に、相互コンダクタンスの高次な歪み成分を
算出することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電界効果トランジスタの相互コンダクタ
ンスの測定装置において、正弦波を発生し前記電界効果
トランジスタのゲート端子にゲート電圧として入力する
信号源と、前記正弦波の振幅成分を検出する振幅検出手
段と、前記正弦波に直流電圧を重畳するバイアス用電源
と、前記電界効果トランジスタのドレイン端子から出力
されるドレイン電流を電圧信号に変換する電流/電圧変
換手段と、変換された前記電圧信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器と、前記ディジタル信号から基本
波成分及び各高次歪み成分を検出する成分検出手段と、
前記基本波成分及び前記各高次歪み成分を前記正弦波の
振幅成分で除す除算手段とを備える。
に、本発明は、電界効果トランジスタの相互コンダクタ
ンスの測定装置において、正弦波を発生し前記電界効果
トランジスタのゲート端子にゲート電圧として入力する
信号源と、前記正弦波の振幅成分を検出する振幅検出手
段と、前記正弦波に直流電圧を重畳するバイアス用電源
と、前記電界効果トランジスタのドレイン端子から出力
されるドレイン電流を電圧信号に変換する電流/電圧変
換手段と、変換された前記電圧信号をディジタル信号に
変換するA/D変換器と、前記ディジタル信号から基本
波成分及び各高次歪み成分を検出する成分検出手段と、
前記基本波成分及び前記各高次歪み成分を前記正弦波の
振幅成分で除す除算手段とを備える。
【0011】また、本発明は、電界効果トランジスタの
相互コンダクタンスの測定方法において、正弦波を発生
し前記電界効果トランジスタのゲート端子にゲート電圧
として入力し、前記正弦波の振幅成分を検出し、前記正
弦波に直流電圧を重畳し、前記電界効果トランジスタの
ドレイン端子から出力されるドレイン電流を電圧信号に
変換し、変換された前記電圧信号をディジタル信号に変
換し、前記ディジタル信号から基本波成分及び高次歪み
成分を検出し、前記基本波成分及び前記各高次歪み成分
を前記正弦波の振幅成分で除す。
相互コンダクタンスの測定方法において、正弦波を発生
し前記電界効果トランジスタのゲート端子にゲート電圧
として入力し、前記正弦波の振幅成分を検出し、前記正
弦波に直流電圧を重畳し、前記電界効果トランジスタの
ドレイン端子から出力されるドレイン電流を電圧信号に
変換し、変換された前記電圧信号をディジタル信号に変
換し、前記ディジタル信号から基本波成分及び高次歪み
成分を検出し、前記基本波成分及び前記各高次歪み成分
を前記正弦波の振幅成分で除す。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。
実施形態について説明する。
【0013】(実施形態1)図1は、本実施形態の歪み
成分を含んだ相互コンダクタンスgmを測定する測定装
置を示す図である。図1を用いて、実施形態1について
説明する。
成分を含んだ相互コンダクタンスgmを測定する測定装
置を示す図である。図1を用いて、実施形態1について
説明する。
【0014】図1に示すように、FET1のゲート端子
は、コンデンサ2を通して、正弦波を発生し出力する信
号源3と接続されている。コンデンサ2は、信号源3か
ら出力される正弦波のDC成分をカットするものであ
る。また、FET1のゲート端子には、正弦波に直流電
圧を重畳するバイアス用電源4が接続されている。
は、コンデンサ2を通して、正弦波を発生し出力する信
号源3と接続されている。コンデンサ2は、信号源3か
ら出力される正弦波のDC成分をカットするものであ
る。また、FET1のゲート端子には、正弦波に直流電
圧を重畳するバイアス用電源4が接続されている。
【0015】FET1のドレイン端子には、ドレイン電
流IDを増幅する電流増幅器5が接続されている。電流
増幅器5の出力側には、ドレイン電流IDを電圧信号に
変換する電流/電圧変換器6が接続されている。電流/
電圧変換器6の出力側には、A/D変換器7によって変
換できる振幅レベルの電圧に調整するレベル調整器8が
接続されている。
流IDを増幅する電流増幅器5が接続されている。電流
増幅器5の出力側には、ドレイン電流IDを電圧信号に
変換する電流/電圧変換器6が接続されている。電流/
電圧変換器6の出力側には、A/D変換器7によって変
換できる振幅レベルの電圧に調整するレベル調整器8が
接続されている。
【0016】A/D変換器7の出力側には、ディジタル
信号を高速フーリエ変換(FFT)するパソコン9が接
続されている。また、信号源3からFET1へ入力され
る正弦波は、正弦波の振幅レベルを検出するレベル検出
器10を通して、パソコン9へ入力されている。なお、
パソコン9では、単にフーリエ変換することによって、
高次歪み成分を算出してもよい。
信号を高速フーリエ変換(FFT)するパソコン9が接
続されている。また、信号源3からFET1へ入力され
る正弦波は、正弦波の振幅レベルを検出するレベル検出
器10を通して、パソコン9へ入力されている。なお、
パソコン9では、単にフーリエ変換することによって、
高次歪み成分を算出してもよい。
【0017】つづいて、図1に示す測定装置の動作につ
いて説明する。
いて説明する。
【0018】信号源3から出力された正弦波は、コンデ
ンサ2を通じ、ゲート端子からFET1にゲート電圧V
Gとして入力される。ゲート電圧VGは、微少に振幅して
いるものである。正弦波には、外部のバイアス用電源4
により直流電圧が重畳されている。したがって、ゲート
電圧VGは、直流電圧を中心に振幅していることにな
る。
ンサ2を通じ、ゲート端子からFET1にゲート電圧V
Gとして入力される。ゲート電圧VGは、微少に振幅して
いるものである。正弦波には、外部のバイアス用電源4
により直流電圧が重畳されている。したがって、ゲート
電圧VGは、直流電圧を中心に振幅していることにな
る。
【0019】ゲート電圧VGを入力すると、FET1の
ドレイン端子からドレイン電流IDが出力される。ドレ
イン電流IDは、電流増幅器5によって増幅される。そ
して、電流/電圧変換器6により電圧信号に変換され、
レベル調整器8によって電圧信号のレベルが調整され
る。レベル調整器8は、上述のように、A/D変換器7
の入力電圧範囲に電圧信号の電圧レベルを合わせるもの
である。その後、レベル調整された電圧信号は、A/D
変換器7へ入力される。
ドレイン端子からドレイン電流IDが出力される。ドレ
イン電流IDは、電流増幅器5によって増幅される。そ
して、電流/電圧変換器6により電圧信号に変換され、
レベル調整器8によって電圧信号のレベルが調整され
る。レベル調整器8は、上述のように、A/D変換器7
の入力電圧範囲に電圧信号の電圧レベルを合わせるもの
である。その後、レベル調整された電圧信号は、A/D
変換器7へ入力される。
【0020】A/D変換器7に入力された電圧信号は、
任意のサンプリング周期でサンプリングされ、ディジタ
ル信号に変換される。ここで、サンプリング周期は、た
とえば入力する電圧信号の周波数、すなわち、FET1
のゲート端子に入力された正弦波の周波数に対してそれ
を2N(Nは整数、ここではN>7が望ましい)分割す
るような周期とする。また、サンプリング周期を細かく
することによって、相互コンダクタンスgmのより高次
な歪み成分を求めることもできる。
任意のサンプリング周期でサンプリングされ、ディジタ
ル信号に変換される。ここで、サンプリング周期は、た
とえば入力する電圧信号の周波数、すなわち、FET1
のゲート端子に入力された正弦波の周波数に対してそれ
を2N(Nは整数、ここではN>7が望ましい)分割す
るような周期とする。また、サンプリング周期を細かく
することによって、相互コンダクタンスgmのより高次
な歪み成分を求めることもできる。
【0021】ディジタル信号は、パソコン9に入力さ
れ、高速フーリエ変換(以下、FFTと称する。)解析
される。その結果、A/D変換器7に入力された電圧信
号は、それの基本波成分だけでなく、高次歪み成分も検
出することができる。
れ、高速フーリエ変換(以下、FFTと称する。)解析
される。その結果、A/D変換器7に入力された電圧信
号は、それの基本波成分だけでなく、高次歪み成分も検
出することができる。
【0022】ここで、パソコン9におけるFFT解析に
ついて、例えばAlGaAs/InGaAs系のヘテロ接合FETを
FET1として用い、その相互コンダクタンスを測定す
る場合を例に説明する。
ついて、例えばAlGaAs/InGaAs系のヘテロ接合FETを
FET1として用い、その相互コンダクタンスを測定す
る場合を例に説明する。
【0023】ゲート幅100ミクロンのFET1のゲート
端子に、入力振幅100mVの正弦波信号を加える。正弦波
の周波数は、10kHzとする。また、FET1のゲート端
子に印加する外部バイアス電圧として、-0.5Vを加えて
いる。
端子に、入力振幅100mVの正弦波信号を加える。正弦波
の周波数は、10kHzとする。また、FET1のゲート端
子に印加する外部バイアス電圧として、-0.5Vを加えて
いる。
【0024】ゲート端子に入力された正弦波により、F
ET1のドレイン電流として、図2に示すような電流波
形が得られる。このドレイン電流を、電流増幅器5、電
流/電圧変換器6、レベル調整器8を通してA/D変換
器7に入力して得られるディジタル信号を図3に示す。
このときA/D変換器7のサンプリング周波数は5.12MH
z、すなわち入力信号である10kHzを512分割する周波
数としている。また、A/D変換器7は、10ビットの
分解能を有するものを用いる。
ET1のドレイン電流として、図2に示すような電流波
形が得られる。このドレイン電流を、電流増幅器5、電
流/電圧変換器6、レベル調整器8を通してA/D変換
器7に入力して得られるディジタル信号を図3に示す。
このときA/D変換器7のサンプリング周波数は5.12MH
z、すなわち入力信号である10kHzを512分割する周波
数としている。また、A/D変換器7は、10ビットの
分解能を有するものを用いる。
【0025】電流増幅器5、電流/電圧変換器6、レベ
ル調整器8により、A/D変換器7の入力電圧範囲を超
えないように、電圧信号の電圧レベルを調整すれば、得
られるディジタル信号は、図3の縦軸に示すように、0
〜1023の整数となる。
ル調整器8により、A/D変換器7の入力電圧範囲を超
えないように、電圧信号の電圧レベルを調整すれば、得
られるディジタル信号は、図3の縦軸に示すように、0
〜1023の整数となる。
【0026】パソコン9では、入力された正弦波の1周
期分に相当するディジタル信号(分割数に相当する51
2個のデータ)を取り込んで、FFT解析を行う。
期分に相当するディジタル信号(分割数に相当する51
2個のデータ)を取り込んで、FFT解析を行う。
【0027】FFT解析によって求めた電圧信号の種々
の成分うち、DC成分を除くすべての成分は、ドレイン
端子から出力されたドレイン電流が、電流増幅器5、電
流/電圧変換器6及びレベル調整器8を通して変換され
たものである。
の成分うち、DC成分を除くすべての成分は、ドレイン
端子から出力されたドレイン電流が、電流増幅器5、電
流/電圧変換器6及びレベル調整器8を通して変換され
たものである。
【0028】一方、FET1に入力されたゲート電圧の
大きさをレベル検出器10により検出し、この値をパソ
コン9に入力する。また、パソコン9では、FFT解析
から得られた電圧信号に電流増幅器5、電流/電圧変換
器6及びレベル調整器8に設定されている各々の係数な
どの逆数をかけてドレイン電流を取得する。
大きさをレベル検出器10により検出し、この値をパソ
コン9に入力する。また、パソコン9では、FFT解析
から得られた電圧信号に電流増幅器5、電流/電圧変換
器6及びレベル調整器8に設定されている各々の係数な
どの逆数をかけてドレイン電流を取得する。
【0029】ここで、ドレイン電流IDをゲート電圧VG
で除すことによって、FET1の相互コンダクタンスを
算出する。すなわち、FET1の相互コンダクタンスg
mは、ゲート端子から入力されるゲート電圧VGの変化量
と、それに応じて出力されるドレイン電流IDの変化量
との比である。
で除すことによって、FET1の相互コンダクタンスを
算出する。すなわち、FET1の相互コンダクタンスg
mは、ゲート端子から入力されるゲート電圧VGの変化量
と、それに応じて出力されるドレイン電流IDの変化量
との比である。
【0030】したがって、ゲート電圧の変化量をΔ
VG、ドレイン電流の変化量をΔIDとすると、相互コン
ダクタンスgmは、 gm=△ID/△VG と表すことができる。
VG、ドレイン電流の変化量をΔIDとすると、相互コン
ダクタンスgmは、 gm=△ID/△VG と表すことができる。
【0031】さらに、本実施形態では、パソコン9にお
いてFFT解析することにより、ドレイン電圧の各高次
歪み成分が得られるため、ドレイン電流IDの大きさと
各高次歪み成分の大きさとの比を求めることにより、相
互コンダクタンスgmの歪み成分を求めることができ
る。この結果を図4に示す。
いてFFT解析することにより、ドレイン電圧の各高次
歪み成分が得られるため、ドレイン電流IDの大きさと
各高次歪み成分の大きさとの比を求めることにより、相
互コンダクタンスgmの歪み成分を求めることができ
る。この結果を図4に示す。
【0032】以上、一つのゲート電圧における相互コン
ダクタンスgmを求める場合についての説明をしたが、
バイアス用電源4によって正弦波に重畳する直流電圧の
大きさを可変することによって、ゲート電圧VGの大き
さを可変して、上記方法を繰り返すことにより、それぞ
れのゲート電圧VGにおける相互コンダクタンスgmを測
定することができる。
ダクタンスgmを求める場合についての説明をしたが、
バイアス用電源4によって正弦波に重畳する直流電圧の
大きさを可変することによって、ゲート電圧VGの大き
さを可変して、上記方法を繰り返すことにより、それぞ
れのゲート電圧VGにおける相互コンダクタンスgmを測
定することができる。
【0033】こうすることにより、FET1を増幅器と
して使用する場合には、その歪み特性が良好となるよう
に、ゲート電圧、ドレイン電圧などのバイアス条件を前
もって予測できる。
して使用する場合には、その歪み特性が良好となるよう
に、ゲート電圧、ドレイン電圧などのバイアス条件を前
もって予測できる。
【0034】図5は、それぞれのゲート電圧VGに対す
るFET1のドレイン電圧−ドレイン電流特性を示す図
である。図5において、●印は、相互コンダクタンスg
mを測定する測定点を示している。
るFET1のドレイン電圧−ドレイン電流特性を示す図
である。図5において、●印は、相互コンダクタンスg
mを測定する測定点を示している。
【0035】図5に示すように本実施形態では、FET
1の電圧−電流特性、いわゆるID−VDSカーブ上で、
ドレイン−ソース間電圧VDSが一定のときに、ドレイン
電流IDの大きさを可変させて、それぞれのゲート電圧
VGにおける歪み成分を含む相互コンダクタンスgmを測
定している。
1の電圧−電流特性、いわゆるID−VDSカーブ上で、
ドレイン−ソース間電圧VDSが一定のときに、ドレイン
電流IDの大きさを可変させて、それぞれのゲート電圧
VGにおける歪み成分を含む相互コンダクタンスgmを測
定している。
【0036】(実施形態2)図6は、本実施形態の歪み
成分を含む相互コンダクタンスの測定装置を示す図であ
る。図6を用いて、実施形態2について説明する。
成分を含む相互コンダクタンスの測定装置を示す図であ
る。図6を用いて、実施形態2について説明する。
【0037】図6において、11はFET1のドレイン
端子に接続する負荷抵抗、12は負荷抵抗11に接続す
る電源端子、13は負荷抵抗11によって変換されるド
レイン電圧を増幅する電圧増幅器である。なお、実施形
態1と同様の部材には、同一の符号を付している。
端子に接続する負荷抵抗、12は負荷抵抗11に接続す
る電源端子、13は負荷抵抗11によって変換されるド
レイン電圧を増幅する電圧増幅器である。なお、実施形
態1と同様の部材には、同一の符号を付している。
【0038】つぎに、図6に示す測定装置の動作につい
て説明をする。なお、実施形態1と同様の動作について
は簡略して説明する。まず、実施形態1と同様に、外部
のバイアス用電源4により直流電圧を重畳したゲート電
圧を、FET1のゲート端子へ入力し、FET1のドレ
イン端子からドレイン電流IDを出力させる。
て説明をする。なお、実施形態1と同様の動作について
は簡略して説明する。まず、実施形態1と同様に、外部
のバイアス用電源4により直流電圧を重畳したゲート電
圧を、FET1のゲート端子へ入力し、FET1のドレ
イン端子からドレイン電流IDを出力させる。
【0039】ドレイン電流IDは、ドレイン端子に接続
している負荷抵抗11及び電源電圧12により、ドレイ
ン端子と負荷抵抗11との接続点でドレイン電圧に変換
される。ドレイン電圧は、電圧増幅器13によって増幅
される。そして、レベル調整器8によって電圧信号のレ
ベルが調整され、A/D変換器7へ入力される。
している負荷抵抗11及び電源電圧12により、ドレイ
ン端子と負荷抵抗11との接続点でドレイン電圧に変換
される。ドレイン電圧は、電圧増幅器13によって増幅
される。そして、レベル調整器8によって電圧信号のレ
ベルが調整され、A/D変換器7へ入力される。
【0040】A/D変換器7に入力された電圧信号は、
任意のサンプリング周期でサンプリングされ、ディジタ
ル信号に変換される。ディジタル信号は、パソコン9に
入力され、FFT解析される。その結果、A/D変換器
7に入力された電圧信号は、それの基本波だけでなく、
各高次歪み成分も求めることができる。
任意のサンプリング周期でサンプリングされ、ディジタ
ル信号に変換される。ディジタル信号は、パソコン9に
入力され、FFT解析される。その結果、A/D変換器
7に入力された電圧信号は、それの基本波だけでなく、
各高次歪み成分も求めることができる。
【0041】本実施形態と実施形態1との相違点は、歪
み成分を含む相互コンダクタンスg mを測定の仕方であ
る。実施形態1では、FET1のドレイン−ソース間電
圧VD Sを一定にして、FET1のゲート電圧VGの大き
さを変化することによって、ドレイン電流IDの大きさ
を変化させて、歪み成分を含む相互コンダクタンスgm
を測定する。
み成分を含む相互コンダクタンスg mを測定の仕方であ
る。実施形態1では、FET1のドレイン−ソース間電
圧VD Sを一定にして、FET1のゲート電圧VGの大き
さを変化することによって、ドレイン電流IDの大きさ
を変化させて、歪み成分を含む相互コンダクタンスgm
を測定する。
【0042】一方、本実施形態では、ゲート電圧VGの
大きさを変化することによって、ドレイン電流IDの大
きさを変化させて、負荷抵抗11による電圧降下によっ
てFET1のドレイン−ソース間電圧VDSの大きさも変
化させ、歪み成分を含む相互コンダクタンスgmを測定
する。
大きさを変化することによって、ドレイン電流IDの大
きさを変化させて、負荷抵抗11による電圧降下によっ
てFET1のドレイン−ソース間電圧VDSの大きさも変
化させ、歪み成分を含む相互コンダクタンスgmを測定
する。
【0043】以上、一つのゲート電圧VGにおける相互
コンダクタンスgmを求める場合についての説明をした
が、バイアス用電源4によって正弦波に重畳する直流電
圧の大きさを可変することによって、ゲート電圧VGの
大きさを可変して、上記方法を繰り返すことにより、そ
れぞれのゲート電圧における相互コンダクタンスgmを
測定することができる。
コンダクタンスgmを求める場合についての説明をした
が、バイアス用電源4によって正弦波に重畳する直流電
圧の大きさを可変することによって、ゲート電圧VGの
大きさを可変して、上記方法を繰り返すことにより、そ
れぞれのゲート電圧における相互コンダクタンスgmを
測定することができる。
【0044】こうすることにより、FET1を増幅器と
して使用する場合には、その歪み特性が良好となるゲー
ト電圧、ドレイン電圧などのバイアス条件を前もって予
測できる。
して使用する場合には、その歪み特性が良好となるゲー
ト電圧、ドレイン電圧などのバイアス条件を前もって予
測できる。
【0045】図7は、それぞれのゲート電圧VGに対す
るFET1のドレイン電圧−ドレイン電流特性を示す図
である。図7において、●印は、相互コンダクタンスg
mを測定する測定点を示している。ゲート電圧VGを増加
することによってドレイン電流IDが増加される場合に
は、負荷抵抗11による電圧降下によりドレイン電圧は
小さくなる。一方、ゲート電圧VGを減少することによ
ってドレイン電流IDが減少される場合には、負荷抵抗
11による電圧降下によりドレイン電圧は大きくなる。
るFET1のドレイン電圧−ドレイン電流特性を示す図
である。図7において、●印は、相互コンダクタンスg
mを測定する測定点を示している。ゲート電圧VGを増加
することによってドレイン電流IDが増加される場合に
は、負荷抵抗11による電圧降下によりドレイン電圧は
小さくなる。一方、ゲート電圧VGを減少することによ
ってドレイン電流IDが減少される場合には、負荷抵抗
11による電圧降下によりドレイン電圧は大きくなる。
【0046】そのため、いわゆる負荷線上でバイアス条
件がほぼ直線上に変化することになり、FET1を増幅
器として用いる場合には、実際の動作条件に近い状態
で、それぞれのゲート電圧VGにおける歪み成分を含む
相互コンダクタンスを測定している。
件がほぼ直線上に変化することになり、FET1を増幅
器として用いる場合には、実際の動作条件に近い状態
で、それぞれのゲート電圧VGにおける歪み成分を含む
相互コンダクタンスを測定している。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
電界効果トランジスタに直流電圧を重畳した正弦波をゲ
ート電圧として入力し、それによって出力されるドレイ
ン電流を電圧信号に変換し、変換された電圧信号をディ
ジタル信号に変換し、ディジタル信号からドレイン電流
の基本波成分を含み各高次歪み成分を検出する。
電界効果トランジスタに直流電圧を重畳した正弦波をゲ
ート電圧として入力し、それによって出力されるドレイ
ン電流を電圧信号に変換し、変換された電圧信号をディ
ジタル信号に変換し、ディジタル信号からドレイン電流
の基本波成分を含み各高次歪み成分を検出する。
【0048】したがって、FETの相互コンダクタンス
の歪み特性を予め求めておくことができるため、FET
を増幅器として使用する前に、それが良好なデバイスで
あるか否かを判断することができる。
の歪み特性を予め求めておくことができるため、FET
を増幅器として使用する前に、それが良好なデバイスで
あるか否かを判断することができる。
【図1】本発明の実施形態1の歪み成分を含む相互コン
ダクタンスの測定装置を示す図である。
ダクタンスの測定装置を示す図である。
【図2】図1の測定装置によって得られるドレイン電流
波形を示す図である。
波形を示す図である。
【図3】図1の測定装置によって得られるA/D変換後
の特性を示す図である。
の特性を示す図である。
【図4】図1の測定装置によって得られる相互コンダク
タンス特性を示す図である。
タンス特性を示す図である。
【図5】図1の測定装置によって得られるドレイン電流
ID−ドレイン電圧VDS特性を示す図である。
ID−ドレイン電圧VDS特性を示す図である。
【図6】本発明の実施形態2の歪み成分を含む相互コン
ダクタンスの測定装置を示す図である。
ダクタンスの測定装置を示す図である。
【図7】図3の測定装置によって得られるドレイン電流
ID−ドレイン電圧VDS特性を示す図である。
ID−ドレイン電圧VDS特性を示す図である。
【図8】従来技術の相互コンダクタンスの測定装置を示
す図である。
す図である。
【図9】図8の測定装置によって得られるドレイン電流
ID−ゲート電圧VG特性及び相互コンダクタンスgm−
ゲート電圧VG特性を示す図である。
ID−ゲート電圧VG特性及び相互コンダクタンスgm−
ゲート電圧VG特性を示す図である。
1 FET 2 コンデンサ 3 信号源 4 バイアス用電源 5 電流増幅器 6 電流/電圧変換器 7 A/D変換器 8 レベル調整器 9 パソコン 10 検出器 11 負荷抵抗 12 電源電圧 13 電圧増幅器
Claims (8)
- 【請求項1】 電界効果トランジスタの相互コンダクタ
ンスの測定装置において、 正弦波を発生し前記電界効果トランジスタのゲート端子
にゲート電圧として入力する信号源と、 前記正弦波の振幅成分を検出する振幅検出手段と、 前記正弦波に直流電圧を重畳するバイアス用電源と、 前記電界効果トランジスタのドレイン端子から出力され
るドレイン電流を電圧信号に変換する電流/電圧変換手
段と、 変換された前記電圧信号をディジタル信号に変換するA
/D変換器と、 前記ディジタル信号に含まれる基本波成分及び各高次歪
み成分を検出する成分検出手段と、 検出された前記基本波成分及び前記各高次歪み成分を、
検出された前記正弦波の振幅成分で除す除算手段とを備
えることを特徴とする電界効果トランジスタの相互コン
ダクタンスの測定装置。 - 【請求項2】 前記電流/電圧変換手段は、負荷抵抗で
あることを特徴とする請求項1に記載の電界効果トラン
ジスタの相互コンダクタンスの測定装置。 - 【請求項3】 前記成分検出手段は、フーリエ変換解析
を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の電界効
果トランジスタの相互コンダクタンスの測定装置。 - 【請求項4】 前記ゲート電圧は、可変できることを特
徴とする請求項1または2に記載の電界効果トランジス
タの相互コンダクタンスの測定装置。 - 【請求項5】 電界効果トランジスタの相互コンダクタ
ンスの測定方法において、 正弦波を発生し前記電界効果トランジスタのゲート端子
にゲート電圧として入力し、 前記正弦波の振幅成分を検出し、 前記正弦波に直流電圧を重畳し、 前記電界効果トランジスタのドレイン端子から出力され
るドレイン電流を電圧信号に変換し、 変換された前記電圧信号をディジタル信号に変換し、 前記ディジタル信号から基本波成分及び各高次歪み成分
を検出し、 前記基本波成分及び前記各高次歪み成分を前記正弦波の
振幅成分で除すことを特徴とする電界効果トランジスタ
の相互コンダクタンスの測定方法。 - 【請求項6】 前記ドレイン電流は、負荷抵抗によって
前記電圧信号に変換することを特徴とする請求項5に記
載の電界効果トランジスタの相互コンダクタンスの測定
方法。 - 【請求項7】 前記基本波成分及び前記各高次歪み成分
は、フーリエ変換解析を行うことによって検出すること
を特徴とする請求項5又は6に記載の電界効果トランジ
スタの相互コンダクタンスの測定方法。 - 【請求項8】 前記ゲート電圧は、可変できることを特
徴とする請求項5又は6に記載の電界効果トランジスタ
の相互コンダクタンスの測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11063672A JP2000258489A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 相互コンダクタンスの測定装置及び測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11063672A JP2000258489A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 相互コンダクタンスの測定装置及び測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000258489A true JP2000258489A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13236094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11063672A Pending JP2000258489A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 相互コンダクタンスの測定装置及び測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000258489A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109188074A (zh) * | 2018-10-11 | 2019-01-11 | 钜泉光电科技(上海)股份有限公司 | 一种双基准互检电路、方法和电能计量芯片 |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP11063672A patent/JP2000258489A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109188074A (zh) * | 2018-10-11 | 2019-01-11 | 钜泉光电科技(上海)股份有限公司 | 一种双基准互检电路、方法和电能计量芯片 |
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