JP2000258986A - 画像形成装置及び現像装置 - Google Patents

画像形成装置及び現像装置

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JP2000258986A
JP2000258986A JP6223899A JP6223899A JP2000258986A JP 2000258986 A JP2000258986 A JP 2000258986A JP 6223899 A JP6223899 A JP 6223899A JP 6223899 A JP6223899 A JP 6223899A JP 2000258986 A JP2000258986 A JP 2000258986A
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light
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Shogo Sato
正吾 佐藤
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非磁性1成分現像剤の残量検出を安定して行
うことのできる画像形成装置及びこの画像形成装置に用
いられる現像装置を提供すること。 【解決手段】 現像装置50のトナー収容室52を形成
するケース51の側壁のうち、回転軸55の軸方向にお
ける両側の側壁に、光透過窓56b(及び56a(図2
には図示せず))を設け、ケース51の外側には、これ
らの光透過窓56bに対向するように図示しない発光素
子と受光素子を備える。また、トナー収容室52のトナ
ーはアジテータ53の回転により開口部Aを介して現像
室57に搬送し、現像室57のトナーは供給ローラ58
によりシリコーンゴムで形成された現像ローラ59に担
持させる。担持させたトナーは層厚規制部材64の接触
部64bと現像ローラ59との間に挟持させるが、この
接触部64bはシリコーンゴムで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤室内の現像
剤の残量を光学的に検出する方式の現像剤残量検出手段
を備えた画像形成装置及びこの画像形成装置に用いられ
る現像装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置においては、現像装
置内の現像剤の残量を検出して、当該残量が所定値以下
になった場合に現像剤の補給を促すように構成されたも
のが一般的である。現像剤の残量を検出する方式には多
種多様なものが存在するが、一例として、現像装置にお
ける現像剤室に一対の光透過窓を対向配置すると共に、
現像装置の外部において当該光透過窓と対向するように
発光素子と受光素子を配設し、発光素子から照射して光
透過窓を透過した略平行な光軸の光を受光素子にて受光
して、この受光状態に応じて現像剤室内における現像剤
残量の検出を行う方式が挙げられる。
【0003】このような方式を採用した現像装置におい
ては、現像剤室の光透過窓に現像剤が付着すると、正確
な現像剤の残量検出を行うことができなくなるため、光
透過窓を清掃する清掃部材を現像剤室内に備えている。
また、現像剤室には、現像剤室内の現像剤を回転しなが
ら攪拌及び搬送するための現像剤攪拌搬送部材が備えら
れており、前記清掃部材は、この現像剤攪拌搬送部材と
一体に形成され、回転しながら光透過窓に摺接し清掃を
行うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな清掃部材を備えた場合でも、上述のような方式では
現像剤室内の現像剤残量を正確に検出することは困難で
あった。
【0005】例えば、従来は、特開平7−56431号
公報あるいは特開平9−34238号公報に記載されて
いるように、光透過窓を清掃部材で清掃した後、現像剤
攪拌搬送部材から現像剤が落下して光路を遮るまでの時
間を測定する方式が一般的であったが、このような方式
では、特開平7−56431号公報にも記載されている
ように、環境条件や使用期間の違いによって、現像剤の
流動性が変化するため、現像剤攪拌搬送部材から現像剤
が落下するタイミングが変化して、安定した現像剤の残
量検出を行うことができなかった。
【0006】特に、非磁性1成分現像剤を用いる現像方
式においては、現像剤を均一に帯電させるため、層厚規
制部材と現像ローラの間で現像剤を摺擦する必要があ
る。そのため、流動性付与の目的で現像剤に添加されて
いる外添剤が、長期間の使用において現像剤の母粒子に
埋まり込んでしまい、現像剤の流動性が次第に低下す
る。そして、このように流動性の低下した現像剤が、現
像剤の循環経路を辿って、現像ローラの配置された現像
室側から現像剤室側へと戻される。その結果、現像剤室
内において流動性の低下した現像剤が増加すると、上述
のように現像剤が現像剤攪拌搬送部材から落下する時間
が変動し、安定した現像剤の残量検出ができなくなると
いう問題があった。
【0007】そこで、本発明は、このような問題を解決
し、非磁性1成分現像剤を用いる場合でも、安定して現
像剤の残量検出を行うことのできる画像形成装置及びこ
の画像形成装置に用いられる現像装置を提供することを
課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、前記課題を解決するために、非磁性1成分現像
剤を収容する現像剤室と、前記現像剤室と開口部を介し
て連通する現像室と、前記現像室に設けられ現像剤を担
持搬送する現像剤担持体と、前記現像剤室に設けられた
光透過窓と、発光素子と受光素子とを備え当該発光素子
から照射され前記光透過窓を透過する光の当該受光素子
における受光状態に基づいて前記現像剤室内の現像剤残
量を検出する現像剤残量検出手段と、前記現像剤担持体
に押圧されるゴム部材で形成された押圧部材を有し、前
記現像剤担持体上に現像剤の薄層を形成する層厚規制部
材とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項1記載の画像形成装置によれば、現
像剤室から開口部を介して現像室に供給された非磁性1
成分現像剤は、現像剤担持体によって担持され、層厚規
制部材と現像剤担持体との押圧部に搬送される。押圧部
においては、層厚規制部材の押圧部材が現像剤担持体に
押圧されており、現像剤は、この押圧部材と現像剤担持
体との間に挟持されながら搬送される。現像剤は、現像
剤室から現像室への搬送過程、あるいは現像室における
現像剤担持体への担持過程、更には当該押圧部における
前記押圧部材及び現像剤担持体との接触により、摩擦帯
電電荷を付与される。そして、前記押圧部を通過した現
像剤の一部は現像に供されて消費され、残りは現像室、
あるいは現像剤室へ戻され、再び現像に供される。一
方、非磁性1成分現像剤は一般にトナー母粒子に外添剤
が外添されており、前記押圧部においては、トナー母粒
子に外添剤が外添された状態で、層厚規制部材の押圧部
材からの押圧を受けることになる。しかし、押圧部材
は、ゴム部材で形成されているため、トナー母粒子から
僅かに突出した外添剤の形状に対応してゴム弾性を有す
る押圧部材が変形し、外添剤に対する押圧部材からの圧
力は低減されることになる。従って、外添剤のトナー母
粒子に対する埋まり込みは、著しく低減され、前記押圧
部を通過した現像剤は流動性を低下させることなく、上
述のように循環する。このように、現像剤室内における
現像剤は、流動性が低下しないので、現像剤室内で片寄
りを生じることなく、且つ、現像剤室内で現像室への搬
送動作に伴って攪拌された場合でも、安定した状態に戻
るまでの時間が略一定に保たれる。その結果、現像剤残
量検出手段により、発光素子から照射され光透過窓を透
過する光の受光素子における受光状態に基づいて行われ
る現像剤室内の現像剤残量の検出は、画像形成装置の使
用期間の長短に依ることなく、正確に且つ安定して行わ
れる。
【0010】請求項2記載の画像形成装置は、前記課題
を解決するために、請求項1記載の画像形成装置におい
て、前記現像剤担持体は、導電性のゴム部材で形成され
ていることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
層厚規制部材と現像剤担持体との押圧部に搬送された現
像剤は、当該押圧部において、層厚規制部材の押圧部材
と現像剤担持体から押圧を受けることになるが、押圧部
材がゴム部材で形成されていると共に、現像剤担持体に
ついてもゴム部材で形成されているため、トナー母粒子
から僅かに突出した外添剤の形状にゴム弾性を有する押
圧部材及び現像剤担持体が変形し、外添剤に対する押圧
部材からの圧力はより一層低減されることになる。従っ
て、外添剤のトナー母粒子に対する埋まり込みは、著し
く低減され、前記押圧部を通過した現像剤は流動性を低
下させることなく、上述のように循環して現像剤室に戻
される。その結果、現像剤室内における現像剤の流動性
は低下せず、現像剤室内の現像剤残量の検出は、画像形
成装置の使用期間の長短に依ることなく、より一層正確
に且つ安定して行われる。
【0012】請求項3記載の画像形成装置は、前記課題
を解決するために、請求項1または2記載の画像形成装
置において、前記現像剤室の内部で回転自在に設けら
れ、前記現像室内の現像剤を攪拌すると共に前記開口部
を介して前記現像室へ搬送する現像剤攪拌搬送部材を更
に備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の画像形成装置によれば、現
像剤室の内部で現像剤攪拌搬送部材が回転すると、現像
剤室に収容された現像剤が攪拌され、一部の現像剤は開
口部を介して現像剤室から現像室へと搬送され、残りの
現像剤は現像剤攪拌搬送部材から落下して元の位置に戻
る。また、現像室に搬送された現像剤の一部は、上述の
ように循環して現像剤室に戻される。従って、現像剤攪
拌搬送部材によって攪拌・搬送される現像剤には、層厚
規制部材と現像剤担持体との押圧部にて押圧を受けた現
像剤も含まれるが、これらの現像剤の流動性は当該押圧
後においても低下していないため、現像剤攪拌搬送部材
から落下して元の位置に戻るまでの時間は、画像形成装
置の使用期間の長期に亘る場合でも変動しない。また、
現像剤室内で現像剤の片寄りを生じさせない。その結
果、現像剤室内の現像剤残量の検出は、画像形成装置の
使用期間長短に依ることなく、正確に且つ安定して行わ
れる。
【0014】請求項4記載の画像形成装置は、前記課題
を解決するために、請求項1ないし3のいずれか1記載
の画像形成装置において、前記現像剤には、粒径の異な
る少なくとも2種類の外添剤が外添されていることを特
徴とする。
【0015】請求項4記載の画像形成装置によれば、粒
径の大きな外添剤は、粒径の小さな外添剤に対するスペ
ーサとして機能し、粒径の小さな外添剤のトナー母粒子
への埋まり込みがより一層確実に防止される。従って、
現像剤の流動性の低下はより一層確実に防止され、現像
剤室内の現像剤残量の検出が、画像形成装置の使用期間
長短に依ることなく、正確に且つ安定して行われる。
【0016】請求項5記載の画像形成装置は、前記課題
を解決するために、請求項1ないし3のいずれか1記載
の画像形成装置において、前記現像剤には、最小粒径の
外添剤だけを外添した現像剤よりも、最小粒径の外添剤
と他の外添剤とを併用して外添した現像剤の方が流動性
が低くなるように組み合わせられた少なくとも2種類の
外添剤が外添されていることを特徴する。
【0017】請求項5記載の画像形成装置によれば、少
なくとも2種類の外添剤のうち、最小粒径の外添剤は、
現像剤の流動性を良好に保ち、最小粒径の外添剤との併
用によって現像剤の流動性を低下させる他の外添剤は、
粒径が大きく、最小粒径の外添剤がトナーに埋まり込む
ことを防止するスペーサ効果を発揮する。その結果、画
像形成装置が長期間に亘って使用された場合でも、層厚
規制部材と現像剤担持体の押圧部におけるトナーに対す
る外添剤の埋まり込みは低減し、現像剤の流動性は良好
に保たれる。従って、現像剤室内における現像剤の片寄
りが防止され、且つ、現像剤室内で現像室への搬送動作
に伴って移動した場合でも、安定した状態に戻るまでの
時間が略一定に保たれる。その結果、現像剤残量検出手
段による現像剤室内の現像剤残量の検出は、画像形成装
置の使用期間の長短に依ることなく、正確に且つ安定し
て行われる。
【0018】請求項6記載の画像形成装置は、前記課題
を解決するために、請求項1ないし5のいずれか1記載
の画像形成装置において、前記層厚規制部材は、少なく
とも前記押圧部材がシリコーンゴムで形成されているこ
とを特徴とする。
【0019】請求項6記載の画像形成装置によれば、層
厚規制部材と現像剤担持体との押圧部においては、現像
剤が層厚規制部材の押圧部材及び現像剤担持体との接触
により、摩擦帯電電荷を付与される。この際の帯電特性
は、押圧部材及び現像剤担持体の材質によって異なる
が、中でもシリコーンゴムは特に現像剤に対する帯電特
性が良好である。従って、押圧部材をシリコーンゴムで
形成した場合には、他のゴム部材で形成した場合よりも
低い押圧力で、現像剤に対して十分な摩擦帯電電荷を付
与する。そして、このように押圧部材から現像剤に対す
る押圧力が低減されると、トナー母粒子に対する外添剤
の埋まり込みがより一層確実に防止されることになり、
現像剤の流動性の低下がより一層確実に防止される。そ
の結果、現像剤残量検出手段による現像剤室内の現像剤
残量の検出は、画像形成装置の使用期間の長短に依るこ
となく、正確に且つ安定して行われる。
【0020】請求項7に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項1ないし6のいずれか1記
載の画像形成装置において、前記現像剤は、重合法によ
り作製された重合トナーであることを特徴とする。
【0021】請求項7に記載の画像形成装置によれば、
現像剤として、重合法により作製された重合トナーを用
いることにより、極めて高い流動性を得ることができ、
現像剤残量検出手段による現像剤室内の現像剤残量の検
出は、より一層正確に且つ安定して行われる。重合トナ
ーは、一般に機械的強度が低く、外添剤の埋まり込みが
生じ易いが、本発明によれば上述のように層厚規制部材
と現像剤担持体との押圧部においてトナー母粒子に対す
る外添剤の埋まり込みが確実に防止されるので、重合ト
ナーの極めて高い流動性を保つことができる。
【0022】請求項8に記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、発光素子と受光素子とを備え当該発光
素子から照射される光の当該受光素子における受光状態
に基づいて現像剤残量を検出する現像剤残量検出手段と
を備えた画像形成装置に装着される現像装置であって、
非磁性1成分現像剤を収容する現像剤室と、前記現像剤
室と開口部を介して連通する現像室と、前記現像室に設
けられ現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、前記現像
剤室に設けられ、前記発光素子から照射され前記受光素
子に受光される光を透過させる光透過窓と、前記現像剤
担持体に押圧されるゴム部材で形成された押圧部材を有
し、前記現像剤担持体上に現像剤の薄層を形成する層厚
規制部材とを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項8に記載の現像装置によれば、現像
剤室から開口部を介して現像室に供給された非磁性1成
分現像剤は、現像剤担持体によって担持され、層厚規制
部材と現像剤担持体との押圧部に搬送される。押圧部に
おいては、層厚規制部材の押圧部材が現像剤担持体に押
圧されており、現像剤は、この押圧部材と現像剤担持体
との間に挟持されながら搬送される。現像剤は、現像剤
室から現像室への搬送過程、あるいは現像室における現
像剤担持体への担持過程、更には当該押圧部における前
記押圧部材及び現像剤担持体との接触により、摩擦帯電
電荷を付与される。そして、前記押圧部を通過した現像
剤の一部は現像に供されて消費され、残りは現像室、あ
るいは現像剤室へ戻され、再び現像に供される。一方、
非磁性1成分現像剤は一般にトナー母粒子に外添剤が外
添されており、前記押圧部においては、トナー母粒子に
外添剤が外添された状態で、層厚規制部材の押圧部材か
らの押圧を受けることになる。しかし、押圧部材は、ゴ
ム部材で形成されているため、トナー母粒子から僅かに
突出した外添剤の形状に対応してゴム弾性を有する押圧
部材が変形し、外添剤に対する押圧部材からの圧力は低
減されることになる。従って、外添剤のトナー母粒子に
対する埋まり込みは、著しく低減され、前記押圧部を通
過した現像剤は流動性を低下させることなく、上述のよ
うに循環する。このように、現像剤室内における現像剤
は、流動性が低下しないので、現像剤室内で片寄りを生
じることなく、且つ、現像剤室内で現像室への搬送動作
に伴って攪拌された場合でも、安定した状態に戻るまで
の時間が略一定に保たれる。その結果、画像形成装置に
備えられた現像剤残量検出手段により、発光素子から照
射され光透過窓を透過する光の受光素子における受光状
態に基づいて行われる現像剤室内の現像剤残量の検出
を、現像装置の使用期間の長短に依ることなく、正確に
且つ安定して行わせる。
【0024】請求項9に記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項8記載の現像装置において、前
記現像剤担持体は、導電性のゴム部材で形成されている
ことを特徴とする。
【0025】請求項9記載の現像装置によれば、層厚規
制部材と現像剤担持体との押圧部に搬送された現像剤
は、当該押圧部において、層厚規制部材の押圧部材と現
像剤担持体から押圧を受けることになるが、押圧部材が
ゴム部材で形成されていると共に、現像剤担持体につい
ても対応してゴム部材で形成されているため、トナー母
粒子から僅かに突出した外添剤の形状にゴム弾性を有す
る押圧部材及び現像剤担持体が変形し、外添剤に対する
押圧部材からの圧力はより一層低減されることになる。
従って、外添剤のトナー母粒子に対する埋まり込みは、
著しく低減され、前記押圧部を通過した現像剤は流動性
を低下させることなく、上述のように循環し現像剤室に
戻される。その結果、現像剤室内における現像剤の流動
性は低下することなく、現像剤室内の現像剤残量の検出
を、現像装置の使用期間の長短に依ることなく、より一
層正確に且つ安定して行わせる。
【0026】請求項10記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項8または9記載の現像装置にお
いて、前記現像剤室の内部で回転自在に設けられ、前記
現像室内の現像剤を攪拌すると共に前記開口部を介して
前記現像室へ搬送する現像剤攪拌搬送部材を更に備えた
ことを特徴とする。
【0027】請求項10記載の現像装置によれば、現像
剤室の内部で現像剤攪拌搬送部材が回転すると、現像剤
室に収容された現像剤が攪拌され、一部の現像剤は開口
部を介して現像剤室から現像室へと搬送され、残りの現
像剤は現像剤攪拌搬送部材から落下して元の位置に戻
る。また、現像室に搬送された現像剤の一部は、上述の
ように循環して現像剤室に戻される。従って、現像剤攪
拌搬送部材によって攪拌・搬送される現像剤には、層厚
規制部材と現像剤担持体との押圧部にて押圧を受けた現
像剤も含まれるが、これらの現像剤の流動性は当該押圧
後においても低下していないため、現像剤攪拌搬送部材
から落下して元の位置に戻るまでの時間は、現像装置の
使用期間の長期に亘る場合でも変動しない。また、現像
剤室内で現像剤の片寄りを生じさせない。その結果、現
像剤室内の現像剤残量の検出を、現像装置の使用期間長
短に依ることなく、正確に且つ安定して行わせる。
【0028】請求項11記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項8ないし10のいずれか1記載
の現像装置前記現像剤には、粒径の異なる少なくとも2
種類の外添剤が外添されていることを特徴とする。
【0029】請求項11記載の現像装置によれば、粒径
の大きな外添剤は、粒径の小さな外添剤に対するスペー
サとして機能し、粒径の小さな外添剤のトナー母粒子へ
の埋まり込みがより一層確実に防止される。従って、現
像剤の流動性の低下はより一層確実に防止され、現像剤
室内の現像剤残量の検出が、現像装置の使用期間長短に
依ることなく、正確に且つ安定して行わせる。
【0030】請求項12記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項8ないし10のいずれか1記載
の現像装置において、前記現像剤には、最小粒径の外添
剤だけを外添した現像剤よりも、最小粒径の外添剤と他
の外添剤とを併用して外添した現像剤の方が流動性が低
くなるように組み合わせられた少なくとも2種類の外添
剤が外添されていることを特徴する。
【0031】請求項12記載の現像装置によれば、少な
くとも2種類の外添剤のうち、最小粒径の外添剤は、現
像剤の流動性を良好に保ち、最小粒径の外添剤との併用
によって現像剤の流動性を低下させる他の外添剤は、粒
径が大きく、最小粒径の外添剤がトナーに埋まり込むこ
とを防止するスペーサ効果を発揮する。その結果、画像
形成装置が長期間に亘って使用された場合でも、層厚規
制部材と現像剤担持体の押圧部におけるトナーに対する
外添剤の埋まり込みは低減し、現像剤の流動性は良好に
保たれる。従って、現像剤室内における現像剤の片寄り
が防止され、且つ、現像剤室内で現像室への搬送動作に
伴って移動した場合でも、安定した状態に戻るまでの時
間が略一定に保たれる。その結果、現像剤残量検出手段
による現像剤室内の現像剤残量の検出を、現像装置の使
用期間の長短に依ることなく、正確に且つ安定して行わ
せる。
【0032】請求項13記載の現像装置は、前記課題を
解決するために、請求項8ないし12のいずれか1記載
の現像装置において、前記層厚規制部材は、少なくとも
前記押圧部材がシリコーンゴムで形成されていることを
特徴とする。
【0033】請求項13に記載の現像装置によれば、層
厚規制部材と現像剤担持体との押圧部においては、現像
剤が層厚規制部材の押圧部材及び現像剤担持体との接触
により、摩擦帯電電荷を付与される。この際の帯電特性
は、押圧部材及び現像剤担持体の材質によって異なる
が、中でもシリコーンゴムは特に現像剤に対する帯電特
性が良好である。従って、押圧部材をシリコーンゴムで
形成した場合には、他のゴム部材で形成した場合よりも
低い押圧力で、現像剤に対して十分な摩擦帯電電荷を付
与する。そして、このように押圧部材から現像剤に対す
る押圧力が低減されると、トナー母粒子に対する外添剤
の埋まり込みがより一層確実に防止されることになり、
現像剤の流動性の低下がより一層確実に防止される。そ
の結果、現像剤残量検出手段による現像剤室内の現像剤
残量の検出を、現像装置の使用期間の長短に依ることな
く、正確に且つ安定して行わせる。
【0034】請求項14に記載の現像装置は、前記課題
を解決するために、請求項8乃至請求項13の何れか一
項に記載の現像装置において、前記現像剤は、重合法に
より作製された重合トナーであることを特徴とする。
【0035】請求項14記載の現像装置によれば、現像
剤として、重合法により作製された重合トナーを用いる
ことにより、極めて高い流動性を得ることができ、現像
剤残量検出手段による現像剤室内の現像剤残量の検出
を、より一層正確に且つ安定して行わせる。重合トナー
は、一般に機械的強度が低く、外添剤の埋まり込みが生
じ易いが、本発明によれば上述のように層厚規制部材と
現像剤担持体との押圧部においてトナー母粒子に対する
外添剤の埋まり込みが確実に防止されるので、重合トナ
ーの極めて高い流動性を保つことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について、添付図面を参照して説明する。まず、本実施
形態における画像形成装置全体の概要について説明す
る。
【0037】(画像形成装置全体の概要)図1は、本発
明の画像形成装置の一実施形態としてのレーザビームプ
リンタ1の概略構成を示す断面図である。図1におい
て、レーザビームプリンタ1は、本体ケース2の底部
に、図示しない用紙を給紙するフィーダユニットを備え
ている。フィーダユニットは、図示しないバネによって
押圧される用紙押圧板10と、給紙ローラ11と、摩擦
分離部材14とを備え、用紙押圧板10により用紙を給
紙ローラ11に押圧し、給紙ローラ11の回転により給
紙ローラ11と摩擦分離部材14との間で最上位の用紙
を分離して所定のタイミングで用紙の供給を行う。
【0038】図1の矢印方向に回転する前記給紙ローラ
11の回転による用紙搬送方向の下流側には、1対のレ
ジストローラ12及び13が回転可能に枢支され、後述
する感光ドラム20と転写ローラ21によって形成され
る転写位置へ所定のタイミングで用紙を搬送する。
【0039】感光ドラム20は、正帯電性の材料、例え
ば、正帯電性のポリカーボネイトを主成分とする有機感
光体からなる。具体的には、感光ドラム20は、例え
ば、円筒状でアルミ製の円筒スリーブを本体として、そ
の外周部に、ポリカーボネートに光導電性樹脂を分散さ
せた所定厚さ(例えば、約20μm)の光導電層を形成
した中空状のドラムから構成され、円筒スリーブを接地
した状態で、本体ケース2に回転自在に枢支される。更
に、感光ドラム20は、図示しない駆動手段により矢印
方向に回転駆動される。
【0040】帯電器30は、例えば、タングステンなど
からなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯
電用のスコロトロン型の帯電器から構成される。
【0041】レーザスキャナユニット40は、感光ドラ
ム20上に静電潜像を形成する為のレーザ光Lを発生す
るレーザ発生器(図示せず)、回転駆動されるポリゴン
ミラー(5面体ミラー)41、一対のレンズ42及び4
5、並びに反射ミラー43,44及び46を含んで構成
されている。
【0042】現像装置50は、ケース51内に現像剤室
としてのトナー収容室52が形成され、トナー収容室5
2内には、攪拌搬送部材としてのアジテータ53と、清
掃部材54が回転軸55の周りに回転自在に設けられて
いる。なお、このトナー収容室52内には、電気絶縁性
を有する正帯電性の非磁性1成分現像剤としてのトナー
が収容される。また、トナー収容室52の前記回転軸5
5の両端側に位置する側壁には光透過窓56が設けられ
ている。また、トナー収容室52の感光ドラム20側に
は、開口部Aによってトナー収容室52と連通し現像を
行う現像室57が形成され、供給ローラ58と現像ロー
ラ59が回転可能に枢支される。現像ローラ59上のト
ナーは、薄い板状の弾性を有する層厚規制ブレード64
により所定の層厚に規制され、現像に供される。
【0043】転写ローラ21は、回転自在に枢支され、
シリコーンゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有
する発泡弾性体から構成される。転写ローラ21は、印
加される電圧により、感光ドラム20上のトナー画像を
用紙に確実に転写するように構成されている。
【0044】定着ユニット70は、レジストローラ12
及び13から感光ドラム20と転写ローラ21との圧接
部に至る用紙の搬送方向の更に下流側に設けられ、加熱
用ローラ71と押圧ローラ72を備える。用紙に転写さ
れたトナー画像は加熱用ローラ71と押圧ローラ72と
によって搬送される間に加熱されつつ押圧されて用紙に
定着される。
【0045】用紙搬送用の1対の搬送ローラ73及び排
紙ローラ74は、定着ユニット70の搬送方向下流側に
夫々設けられており、排紙ローラ74の下流側には排紙
トレイ75が設けられている。
【0046】なお、上述した感光ドラム20、転写ロー
ラ21、帯電器30、及び現像装置50は、ドラムカー
トリッジ2a内に収容されており、該ドラムカートリッ
ジ2aはレーザビームプリンタ1に対して着脱自在に設
けられている。更に、現像装置50は、現像器カートリ
ッジとしてドラムカートリッジ2aに対して着脱自在に
設けられている。
【0047】以上のような本実施形態のレーザビームプ
リンタ1において、感光ドラム20の表面が帯電器30
により一様に帯電され、レーザスキャナユニット40か
ら画像情報に従って変調されたレーザ光Lが照射される
と、感光ドラム20の表面には静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置50によってトナーで可視像
化され、感光ドラム20上に形成された可視像は感光ド
ラム20によって転写位置へと搬送される。転写位置に
おいては、給紙ローラ11及びレジストローラ12及び
13を介して用紙が供給され、前記可視像は転写ローラ
21によって印加される転写バイアスにより、用紙に転
写される。なお、転写後に感光ドラム20上に残ったト
ナーは、現像ローラ59によって現像室57に回収され
る。
【0048】次に、用紙は定着ユニット70に搬送さ
れ、定着ユニット70の加熱用ローラ71と押圧ローラ
72によって挟持搬送され、用紙上の可視像は加圧及び
加熱され、用紙上に定着される。そして、用紙は一対の
搬送ローラ73及び排紙ローラ74によりレーザビーム
プリンタ1上部の排紙トレイ75に排出され、画像形成
動作が終了する。
【0049】(現像装置及び現像剤残量検出手段の構
成)本実施形態のレーザビームプリンタ1によれば、こ
のように画像形成動作に伴ってトナー収容室52内のト
ナーが消費されるので、トナー不足による画質低下を防
ぐためには、適宜のタイミングでトナー残量の低下を検
出し、随時トナーの補給を行う必要がある。そこで、本
実施形態においては、現像装置50を以下のように構成
すると共に、以下のような現像剤残量検出手段を備えて
いる。以下、本実施形態における現像装置50と現像剤
残量検出手段の詳細な構成を図2乃至図7に基づいて説
明する。
【0050】図2は本実施形態における現像装置50の
図3に示すY−Y’線の断面を示す図、図3及び図4は
本実施形態における現像装置50の図2のX−X’線の
断面を示す図である。但し、図3は、アジテータ53と
清掃部材54が、図2に二点鎖線で示される位置にある
時の図である。また、図3においては、フレーム2b、
発光手段60、受光手段61、及び基板60b,61b
が断面として描かれているが、これらは図2におけるZ
−Z’線における断面である。
【0051】本実施形態における現像装置50は、上述
したように現像器カートリッジとして図2に示すように
ケース51内にその他の各構成要素を備えた状態で図3
及び図4に示すドラムカートリッジ2aから取り外さ
れ、またはドラムカートリッジ2aに装着される。従っ
て、ケース51は、トナー収容室52と現像室57を形
成すると共に、各構成要素を支持する枠体としても機能
している。
【0052】次に、ケース51以外の各構成要素につい
て説明する。まず、現像剤担持体としての現像ローラ5
9は、ステンレス鋼等で形成された芯金59a上に、導
電性を有するカーボンの微粒子を含む導電性のシリコー
ンゴムで形成された円筒状の基材59bが設けられてお
り、更にこの基材59b上には、フッ素を含有した樹脂
またはゴム材のコート層59cが形成されている。な
お、現像ローラ59は、必ずしも基材を導電性のシリコ
ーンゴムで構成しなくてもよく、導電性のウレタンゴム
で構成しても良い。また、現像ローラ59には図示しな
い電源により所定の電圧が印加されており、感光ドラム
20との間に所定の電位差を有するように構成されてい
る。
【0053】層厚規制部材としての層厚規制ブレード6
4は、ステンレス鋼等で形成され、基端が現像装置50
のケース51に固定された支持部64aと、その支持部
64aの先端に設けられ、絶縁性あるいは導電性のシリ
コーンゴムで形成された押圧部材としての接触部64b
とを備えている。接触部64bは支持部64aの弾性力
により現像ローラ59に圧接される。本実施形態では接
触部64bを、図2に示すように断面が略半月状の凸形
状となるように形成しているが、板状に形成しても良
い。
【0054】供給ローラ58は、ステンレス鋼等で形成
された芯金58a上に導電性のスポンジで形成された円
筒状の基材58bが形成されたローラであり、現像ロー
ラ59に対してスポンジの弾性力によって押圧接触する
ように配置されている。なお、供給ローラ58として
は、この他にも、導電性シリコーンゴムあるいはウレタ
ンゴム等の適宜の部材を使用することができる。
【0055】なお、前記トナー収容室52に収容される
トナーは、正帯電性の非磁性1成分現像剤であり、懸濁
重合法によって球状に形成したスチレン−アクリル系樹
脂に、カーボンブラック等の周知の着色剤、及びニグロ
シン、トリフェニルメタン、4級アンモニウム塩等の荷
電制御剤を添加してなる粒径6μm〜10μm、平均粒
径8μmのトナー母粒子を有している。そして、トナー
は、そのトナー母粒子の表面にシリカを外添剤として添
加して構成されている。また、前記外添剤としてのシリ
カには、シランカップリング剤等による周知の疎水化処
理が施され、BET値が150のものをトナー母粒子の
1.0重量(wt)%添加し、BET値が50のものを
トナー母粒子の0.5重量(wt)%添加した。
【0056】ここで、BET値とは、窒素を吸着させて
測定した比表面積のことで、単位重量当たりの面積(単
位:m2/g)で表される。従って、BET値が大きい
程粒径が小さく、BET値が小さい程粒径が大きくな
る。本実施形態では、通常のBET測定法でBET値を
測定し、島津製作所製比表面積測定装置FlowSor
b2−2300を使用した。
【0057】このように、トナーは極めて球状に近い懸
濁重合トナーであり、しかも、BET値が150の疎水
性処理したシリカを1.0重量%、外添剤として添加し
ているため、極めて流動性に優れている。そのため、摩
擦帯電により十分な帯電量が得られるので、転写効率が
良く極めて高画質な画像が形成できる。また、BET値
50のシリカは、BET値150のシリカに比べてトナ
ーの流動性を低下させるが、BET値150のシリカの
長期間の使用におけるトナー母粒子に対しての埋まり込
みを防止するため、長期間に亘って転写効率が良く極め
て高画質な画像が形成できることになる。
【0058】攪拌搬送部材としてアジテータ53は、A
BS(アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン)樹脂
等の樹脂で形成された支持部材53aの先端部に、PE
T(ポリエチレンテレフタラート)で形成されたシート
状の摺接部53bが取り付けられている。支持部材53
aは、図3及び図4に示すように、ケース51の両側壁
51a,51bに軸支された回転軸55と一体に成形さ
れており、該回転軸55の軸端にはギア63が取り付け
られている。また、摺接部53bは、図2に示すように
少なくともトナー収容室52の円筒形状の底面部52a
に摺接する際には、撓みを有して摺接するような幅(回
転半径方向の長さ)を有している。従って、図示しない
モータからの回転駆動力がギア63に伝達されると、支
持部材53a及び摺接部53bからなるアジテータ53
は図2に示す矢印方向に回転し、摺接部53bは撓んだ
状態でトナー収容室52の底面部52aと摺接し、図4
に示す幅W1の搬送面によってトナーを開口部Aに押し
上げる。また、摺接部53bだけでなく、支持部材53
aの面もトナーを押し上げることになる。なお、支持部
材53aには、図3及び図4に示すように開口部53c
が形成されており、支持部材53aの面が回転時にトナ
ーから受ける抵抗を減少させるように構成されている。
また、支持部材53a及び摺接部53bの長手方向長さ
は、ケース51の長手方向長さよりも短くなるように設
定されており、図3に示すように、支持部材53a及び
摺接部53bの側部は、両側の光透過窓56a,56b
に接触しないように間隔W2を有するように配置されて
いる。
【0059】清掃部材54は、前記アジテータ53の支
持部材53aと一体に成形された支持部材54aと、図
4に示すように該支持部材54aの先端部の両端に取り
付けられたワイパー54bとから構成される。ワイパー
54bは、ウレタンゴムから形成されており、支持部材
54aの回転に伴って光透過窓56の表面に摺接して当
該表面のトナーを拭き取り可能な位置に取り付けられて
いる。また、清掃部材54の支持部材54aは、一例と
して、アジテータ53の支持部材53aと逆向きで平行
になるように、即ち、アジテータ53の支持部材53a
との位相角が180゜になるように設定される。
【0060】光透過窓56は、アクリル、ポリカーボネ
ート、またはポリプロピレン等で形成された透明もしく
は半透明な部材であり、図3及び図4に示すようにケー
ス51の発光手段60側の側壁51aに取り付けられた
光透過窓56aと、受光手段61側の側壁51bに取り
付けられた光透過窓56bとから構成されている。ま
た、これらの光透過窓56a,56bは、トナー収容室
52の内部側に突出するように設けられており、前記清
掃部材54のワイパー54bが確実に光透過窓56a,
56bの表面を拭き取り可能なように構成されている。
また、光透過窓56b(56a)は、図2に示すよう
に、アジテータ53と清掃部材54の回転中心線を含む
平面であって鉛直方向に延びる平面(以下、鉛直面とす
る)Gよりも開口部A側の位置に設けられている。更
に、ドラムカートリッジ2aの光透過窓56a,56b
に対応する位置には、図3及び図4に示すように開口部
62a,62bが形成されており、開口部62aは光透
過窓56aへの光の入射を可能とし、開口部62bは光
透過窓56bからの光の出射を可能にしている。
【0061】以上のような光透過窓56a,56bが設
けられた位置に対応して、現像装置50の両側には、図
3及び図4に示すように、現像剤残量検出手段としての
発光手段60及び受光手段61が設けられている。
【0062】発光手段60は、フレーム2bに取り付け
られるホルダ60aと、該ホルダ60aに支持される基
板60bと、該基板60b上に設けられた発光素子60
cとから構成されている。また、ホルダ60aはプラス
チックから形成されており、ホルダ60aの光透過窓5
6aに対向する側には、一体成形によりプラスチックレ
ンズ60dが形成されている。なお、発光素子60cに
は一例として発光ダイオードを用いている。
【0063】また、受光手段61も同様に、フレームに
取り付けられるホルダ61aと、該ホルダ61aに支持
される基板61bと、該基板61b上に設けられた受光
素子61cとから構成されている。また、ホルダ61a
はプラスチックから形成されており、ホルダ61aの光
透過窓56bに対向する側には、一体成形によりプラス
チックレンズ61dが形成されている。なお、受光素子
には一例としてフォトトランジスタを用いている。
【0064】上述した発光素子60c、プラスチックレ
ンズ60d、ドラムカートリッジ2aの開口部62a、
光透過窓56a、光透過窓56b、ドラムカートリッジ
2aの開口部62b、プラスチックレンズ61d、及び
受光素子61cは、図3及び図4に示すように、ほぼ一
直線上に並ぶように設定されており、発光素子60cか
ら照射された光は、プラスチックレンズ60dによって
略平行光化され、開口部62aを通って光透過窓56a
に入射する。従って、光透過窓56aと光透過窓56b
の間にトナーが存在しない状態においては、前記光透過
窓56aを透過した光は、反対側の光透過窓56bに入
射し、この光透過窓56bを透過して開口部62bを通
ってプラスチックレンズ61dに入射する。そして、入
射した光はこのプラスチックレンズ61dによって集光
され、受光素子61cにて受光される。
【0065】受光素子61cは、図5に示すように、受
光した光量に応じて出力電圧値が変化する素子であり、
本実施形態では受光量が最小の際には電圧値がほぼ5V
に近い値をとり、受光量が最大の際には電圧値がほぼ0
Vに近い値となる。そして、この範囲で受光量に応じて
電圧値が変化する。本実施形態では、このような受光素
子61cの出力をマイクロプロセッサ等からなる図示し
ない制御部によって読み取り、所定の電圧値をしきい値
として設定し、しきい値よりも高い出力電圧値について
はハイレベルと判定し、しきい値よりも低い出力電圧値
をローレベルと判定すると共に、このローレベルとなる
期間(以下、ローレベル期間とする)T1の測定単位期
間T2内における合計が、当該測定単位期間T2に占め
る割合を算出することにより、トナー残量の検出を行っ
ている。
【0066】(動作例)以下、本実施形態における現像
装置50の動作例を詳細に説明する。
【0067】まず、トナーの最上位の面(以下、トナー
面とする)が、図6に点線で示すように光透過窓56
a,56bの位置よりも遙かに高く、トナー収容室52
内に十分な量のトナーが収容されている場合について説
明する。この場合にはアジテータ53の回転により摺接
部53bがトナー収容室52の壁面と摺接しながらトナ
ー収容室52内のトナーを攪拌し、且つアジテータ53
の摺接部53bが図2に示すように開口部Aに到達し更
に開口部Aを通過する動きに伴って、トナー収容室52
内のトナーは現像室57に搬送される。一方、清掃部材
54のワイパー54bは光透過窓56a,56bの表面
を拭き取る動作を行うが、光透過窓56aと光透過窓5
6bの間には十分なトナーが収容されているため、ワイ
パー54bによって拭き取られた光透過窓56a,56
bの表面は、直ちに再び周囲のトナーによって覆われ
る。従って、発光素子60cから照射された光はトナー
収容室52内を透過せず、受光素子61cの出力に変動
はない。
【0068】次に、トナーの残量が減少し、トナー面が
図6に実線で示すように光透過窓56a,56bの位置
に近接する場合について説明する。このような場合に
は、光透過窓56a,56bは前記ワイパー54bによ
る拭き取り直後にトナーに覆われることは無くなるが、
ワイパー54bが図6に示す位置から図7に示す位置へ
と回転すると、これに伴ってアジテータ53の摺接部5
3bも撓んだ状態でトナー収容室52の底面部52aと
摺接しながら回転するため、トナーは、摺接部53bの
搬送面によって図7に示す矢印Bの方向に押し出され光
透過窓56a,56bを覆うようになる。このようにし
て摺接部53bによって押し出されるトナーによって光
透過窓56a,56bが覆われる時間は、トナー量に依
存する。つまり、トナー量が多い程、長い時間に亘って
光透過窓56a,56bは遮られ、トナー量が少なくな
る程光透過窓56a,56bを遮る時間は短くなる。従
って、トナー量が多い程、図5に示す受光素子61cの
出力のローレベル期間T1が短くなり、トナー量が少な
い程、図5に示す受光素子61の出力のローレベル期間
T1が長くなる。そこで、本実施形態では、図示しない
制御部により、所定のサンプリング周期で受光素子61
cの出力電圧の値をサンプリングして記憶し、所定の測
定単位期間T2内における、ローレベル期間T1の合計
の割合が、所定の割合を超えた時にトナーエンプティー
状態であると判断するように構成した。
【0069】一方、前記開口部Aを超えてトナー収容室
52から現像室57に供給されたトナーは、供給ローラ
58と現像ローラ59との押圧部において、ある程度の
摩擦帯電電荷を付与されて、静電気力により現像ローラ
59に担持され、現像ローラ59の回転により、現像ロ
ーラ59と層厚規制ブレード64の接触部64bとの押
圧部に搬送される。そして、外添剤が外添されたトナー
は、この押圧部において、層厚規制ブレード64の接触
部64b及び現像ローラ59に接触して摩擦帯電電荷を
付与されることになると共に、前記外添剤が接触部64
b及び現像ローラ59から圧力を受けることになる。し
かし、層厚規制ブレード64の接触部64bはゴム弾性
を有する部材で形成されているため、前記押圧部に外添
剤が外添されたトナーが搬送されてくると、当該接触部
64bはトナー母粒子から僅かに突出した外添剤の形状
に合わせて変形する。また、同様に、現像ローラ59も
ゴム弾性を有する部材で形成されているため、外添剤の
形状に合わせて変形する。その結果、外添剤に対する圧
力は低減され、外添剤のトナー母粒子に対する埋まり込
みは低減される。
【0070】そして、前記層厚規制ブレード64と現像
ローラ59の押圧部において十分に摩擦帯電電荷を付与
されたトナーは、前記押圧部を通過して感光ドラム20
と対向する現像領域に至る。現像領域に搬送されたトナ
ーの一部は、感光ドラム20の表面に形成された静電潜
像に従って選択的に感光ドラム20の表面に付着し、残
りは、現像ローラ59の回転に伴って現像室57へ戻さ
れる。現像室57に戻されたトナーの一部は、現像ロー
ラ59の回転及び供給ローラ58の回転よって形成され
ている図6に点線の矢印で示すようなトナーの循環経路
を辿って、開口部Aを介して現像室57からトナー収容
室52へと戻される。
【0071】このようにしてトナー収容室52へ戻され
るトナーは、上述のように層厚規制ブレード64と現像
ローラ59との押圧部において、外添剤の埋まり込みが
防止されている。従って、長期間の使用においても、ト
ナー収容室52内におけるトナーの流動性は低下するこ
とがない。トナー収容室52内においては、上述のよう
にアジテータ53によって押し出されたトナーは、所定
の時間後に再びにトナー収容室52の底部に安定するこ
とになるが、トナーの流動性が低下しないので、この安
定するまでの時間は、使用開始当初からトナーエンプテ
ィと判定される段階に至るまで、トナーの流動性の変化
による影響を受けることがない。その結果、本実施形態
の現像装置50においては、正確且つ安定したトナー残
量検出が行われる。
【0072】特に、本実施形態においては、層厚規制ブ
レード64の接触部64bをシリコーンゴムで形成した
ために、トナーに対する摩擦帯電特性が極めて良好であ
り、接触部64bを他のゴム部材で形成する場合に比べ
て、層厚規制ブレード64の現像ローラ59に対する押
圧力を低減することができ、外添剤のトナー母粒子に対
する埋まり込みの防止をより一層確実に防止することが
できる。
【0073】なお、本発明は、このような構成に限定さ
れるものではなく、層厚規制ブレード64の接触部64
bを、フッ素含有ゴムまたはウレタンゴムで形成するよ
うにしても良い。フッ素含有ゴムまたはウレタンゴムを
用いた場合には、トナーに対する摩擦帯電特性が低下す
るため、シリコーンゴムを用いた場合よりも層厚規制ブ
レード64の現像ローラ59に対する押圧力を高くする
必要がある。しかし、このように押圧力を高くした場合
でも、前記接触部64bはゴム弾性力により外添剤の形
状に合わせて変形するため、ステンレス鋼等の金属によ
り接触部を構成した場合に比べて、外添剤のトナー母粒
子に対する埋まり込みは遙かに少なく実用上十分な程度
に低く抑えることができ、安定してトナー残量の検出を
行うことができる。
【0074】また、トナーの流動性の低下が低減するこ
とにより、アジテータ53をトナー収容室52内で回転
させるだけで、トナー収容室52内のトナーの片寄りを
速やかに解消することができる。従って、レーザビーム
プリンタ1本体を移動させたり、現像器カートリッジを
レーザビームプリンタ1に対して抜き差しするような場
合でも、トナー収容室52内のトナーに片寄りを発生さ
せることがなく、常に正確なトナー残量検出を行うこと
ができる。
【0075】また、トナー収容室52と現像室57とを
連通させる開口部の幅が、現像室57の幅よりも狭い場
合、あるいは幅の狭い封筒や葉書等を連続して多量に印
字する場合には、トナーは片寄る傾向にあるが、上述の
ように本実施形態によればトナーの流動性の低下を抑え
ることができるので、トナーの片寄りがなく、常に正確
なトナー残量検出を行うことができる。
【0076】また、本実施形態においては、外添剤とし
てBET値150の粒径の小さなシリカを外添している
ので、トナーの流動性をより一層高くすることができ、
トナーの片寄りをより一層確実に防止することができ
る。しかも、粒径の小さな外添剤だけでは、トナーエン
プティ近くまで長期間に亘って使用した場合には、外添
剤がトナー母粒子に埋まり込むようになり、トナーの流
動性を低下させることがあるが、本実施形態において
は、BET値150の粒径の小さなシリカのみを外添す
るのではなく、BET値150の粒径の小さなシリカと
BET値50の粒径の大きなシリカの2種類のシリカを
外添しているので、BET値50の粒径の大きなシリカ
のスペーサ効果によってBET値150の粒径の小さな
シリカのトナー母粒子に対する埋まり込みを確実に防止
し、トナーエンプティと判定されるまでトナーの流動性
を良好に保つことができる。つまり、BET値50の粒
径の大きなシリカを外添することによって、BET値1
50の粒径の小さなシリカのみを外添した場合に比べて
初期的にはトナーの流動性を低下させることになるが、
長期的に見ればBET値150の粒径の小さなシリカの
トナー母粒子への埋まり込みを防止して、トナーの流動
性を常に良好に保つ。その結果、上述したようなアジテ
ータ53の摺接部53bによって押し出されるトナー
が、トナー収容室52の底部に安定するまでの時間を常
に一定に保ち、またトナー収容室52内のトナーの片寄
りを確実に防止することができるので、使用開始当初か
らトナーエンプティと判定されるに至るまで、安定して
正確なトナー残量検出が行われることになる。
【0077】これに対し、従来の装置では、層厚規制ブ
レードはコストの低減等の理由から一般にステンレス鋼
等が用いられており、層厚規制ブレードと現像ローラの
当接部において、外添剤に対して大きな圧力が加わり、
外添剤のトナー母粒子に対する埋まり込みが発生し、ト
ナーの流動性の低下を招いていた。そして、このように
流動性の低下したトナーが現像室とトナー収容室との間
のトナーの循環により現像室からトナー収容室に戻され
ると、この流動性が低下したトナーがアジテータによっ
て攪拌されてからトナー収容室の底部に安定する間での
時間が、使用期間の長短によって変動し、安定したトナ
ー残量の検出を行うことができなかった。また、流動性
の低下したトナーがトナー収容室内で増加すると、トナ
ー収容室内におけるトナーの片寄りが発生し、正確なト
ナー残量検出を行うことができなかった。
【0078】従って、本実施形態によれば、従来に比べ
て極めて正確かつ安定したトナー残量検出を行うことの
できる優れた画像形成装置を提供することができる。
【0079】(実験例)次に、本実施形態の装置を用い
て外添剤とトナーの流動性との関係、及びこの流動性と
トナー残量検出の精度との関係について調べた実験例に
ついて説明する。
【0080】実験には、正帯電性の非磁性1成分トナー
であり、懸濁重合法によって球状に形成したスチレン−
アクリル系樹脂に、カーボンブラック及びワックスを含
有し、ニグロシンの荷電制御剤を添加してなる粒径6μ
m〜10μm、平均粒径8μmのトナー母粒子を有する
トナーを用いた。そして、このトナーに、BET値15
0のシリカのみをトナー母粒子の1.0重量(wt)%
添加したもの、BET値150のシリカとBET値50
のシリカをそれぞれトナー母粒子の1.0重量(wt)
%添加したもの、BET値50のシリカのみをトナー母
粒子の1.0重量(wt)%添加したもの、BET値1
50のシリカとBET値100のシリカをそれぞれトナ
ー母粒子の1.0重量(wt)%添加したもののそれぞ
れについて、トナーの流動性を測定した。
【0081】測定には、ホソカワミクロン株式会社製の
パウダーテスターPTN型を使用し、149μm、74
μm、44μmの3種類の篩を3段重ねとし、トナー量
4gで15秒振動させた際に、3つの篩に残ったトナー
の残留%の合計を凝集度とし、100−凝集度を流動性
の指標とした。
【0082】また、それぞれのトナーを用いて、トナー
エンプティと判定されるまで連続的に印字させた場合の
トナー収容室52内のトナーの残量の状態を調べた。な
お、実験に用いた現像装置においては、新しいトナーを
トナー収容室52内に70g収納した時には、受光素子
61cの出力のローレベル期間は、測定単位期間である
6秒間内において、合計で2.22秒、即ち37%とな
る。そこで、実験においては、測定単位期間である6秒
間毎に、前記ローレベル期間の合計を算出し、この合計
の6秒間に対する割合が37%に達した時にトナーエン
プティーと判定するように設定した。従って、トナーの
流動性が低下しなければ、トナーエンプティと判定され
た場合のトナー収容室52内のトナー残量は70gにな
る。図8に実験結果を示す。
【0083】図8から、BET値150の外添剤のみを
外添させた場合には流動性の指標は89であり、BET
値50の外添剤のみを外添させた場合の流動性の指標で
ある66よりも極めて高くなっており、BET値100
以上の外添剤を外添することにより、トナーの流動性は
極めて高くできることが判る。
【0084】また、BET値150の外添剤とBET値
50の外添剤を併用した場合には流動性の指標は80で
あり、BET値150の外添剤のみを外添した場合に比
べて流動性が若干低下する。つまり、BET値100以
上の外添剤とBET値100より小さい外添剤を用いた
場合には、BET値100以上の外添剤のみを用いた場
合よりも流動性が低下することが判る。これは、トナー
同士が擦れる時にBET値100より小さい外添剤が引
っ掛かりとなるためであると思われる。
【0085】これに対し、BET値150の外添剤とB
ET値100の外添剤を併用した場合には流動性の指標
は90であり、BET値150の外添剤のみを外添した
場合に比べて流動性が若干高くなることが判る。これ
は、BET値100の外添剤は、トナー同士が擦れる時
に引っ掛かりが少なくなる程大きくない為、BET値1
50の外添剤の流動性が損なわれることなく十分に発揮
されるためであると思われる。
【0086】次に、それぞれのトナーを用いて連続的な
印字を行った際のトナーの片寄りとトナーエンプティ時
のトナー残量を調べた結果について説明する。
【0087】まず、流動性の高いBET値150の外添
剤のみを外添したトナーを用いた場合には、トナーエン
プティと判定された際のトナー残量は60gであった。
これは、印字当初においてはトナーの流動性が高くトナ
ーの片寄りは少なかったものの、トナーエンプティに近
づくにつれて、粒径の小さな外添剤がトナー母粒子に埋
め込まれ、トナーの流動性が低下し、トナーの片寄りが
発生し、許容範囲ではあるもののトナー残量検出の精度
が多少低下したものと考えられる。
【0088】次に、BET値150の外添剤とBET値
50の外添剤の2種類の外添剤を外添したトナーを用い
た場合には、トナーエンプティと判定された際のトナー
残量は70gであった。また、印字当初からトナーエン
プティに至るまで、トナーの片寄りが生じないことが確
認された。BET値50の外添剤を外添することによっ
て、BET値150の外添剤のみを用いた場合よりもト
ナーの流動性は低下するが、粒径の大きなBET値50
の外添剤により良好なスペーサー効果を発揮させること
ができ、粒径の最も小さなBET値150の外添剤のト
ナー母粒子に対する埋まり込みを確実に防止することが
でき、トナーの流動性が長期間に亘って低下しなかった
ものと考えられる。
【0089】次に、流動性の最も低いBET値50の外
添剤のみを外添したトナーを用いた場合には、トナーの
流動性が低下し、トナーエンプティと判定された際のト
ナー残量は50gであった。また、トナー収容室52の
内部を観察したところ、最もトナーの片寄りが大きかっ
た。
【0090】次に、流動性の最も高いBET値150の
外添剤とBET値100の外添剤の2種類の外添剤を外
添したトナーを用いた場合には、トナーエンプティと判
定された際のトナー残量は65gであった。2種類の外
添剤を用いた場合には、2種類の外添剤のうちで粒径の
最も小さな外添剤のトナー母粒子に対する埋まり込み
が、粒径の大きな外添剤によって若干は抑えるものの、
BET値100程度の粒径の小さな外添剤ではスペーサ
ー効果が低く、外添剤のトナー母粒子への埋まり込みが
若干発生してしまい、トナーエンプティに近づくにつれ
て、トナーの流動性が若干低下し、トナー残量検出の精
度が若干低下したものと考えられる。
【0091】以上のような実験の結果から、層厚規制ブ
レード64の接触部64bをシリコーンゴムで形成する
と共に、現像ローラ59をシリコーンゴムで形成し、平
均粒径8μmの重合トナーを用いる構成においては、外
添剤として、BET値150の外添剤とBET値50の
外添剤の2種類の外添剤を外添したトナーを用いること
により、長期間に亘ってトナーの流動性を良好に保ち、
常に正確なトナー残量検出を行うことができることが判
った。
【0092】ステンレス鋼を折り曲げ、その角部を接触
部としたブレードを用いた場合には、片寄り、残量は図
8の何れの場合よりも悪く、精度の高い残量検出は困難
である。
【0093】但し、本発明は、このような外添剤の組み
合わせに限定されるものではなく、また、組み合わせる
外添剤の種類は2種類に限定されるものではなく、それ
以上の多くの種類を組み合わせても良い。
【0094】なお、前記の実験は、外添剤の組み合わせ
による効果の違いを説明したものであって、本発明がこ
れらの外添剤の組み合わせに限定されるものではない。
【0095】以上、実施形態に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、
発光素子から照射され光透過窓を透過する光の受光素子
における受光状態に基づいて現像剤室内の現像剤残量を
検出する現像剤残量検出手段と、現像剤担持体に押圧さ
れるゴム部材で形成された押圧部材を有し、現像剤担持
体上に現像剤の薄層を形成する層厚規制部材とを備えた
ので、外添剤のトナー母粒子に対する埋まり込みを著し
く低減することができ、現像剤室内に戻される現像剤の
流動性の低下を確実に防ぐことができる。その結果、現
像剤室内での片寄りの発生を確実に防止することがで
き、且つ、現像剤室内で現像室への搬送動作に伴って移
動した場合でも、安定した状態に戻るまでの時間が略一
定に保つことができるので、現像剤残量検出手段によ
り、発光素子から照射され光透過窓を透過する光の受光
素子における受光状態に基づいて行われる現像剤室内の
現像剤残量の検出を、画像形成装置の使用期間の長短に
依ることなく、正確に且つ安定して行うことができる。
【0097】請求項2記載の画像形成装置によれば、現
像剤担持体を、導電性のゴム部材で形成したので、外添
剤に対する押圧部材からの圧力をより一層低減すること
ができる。従って、外添剤のトナー母粒子に対する埋ま
り込みをより一層著しく低減することができ、現像剤室
内における現像剤の流動性の低下をより一層確実に防止
することができる。その結果、現像剤室内の現像剤残量
の検出を、画像形成装置の使用期間の長短に依ることな
く、より一層正確に且つ安定して行うことができる。
【0098】請求項3記載の画像形成装置によれば、現
像剤攪拌搬送部材を、現像剤室の内部で回転自在に設
け、前記現像室内の現像剤を攪拌すると共に前記開口部
を介して前記現像室へ搬送するようにしたが、上述のよ
うに現像剤の流動性の低下は確実に防止されているの
で、現像剤攪拌搬送部材から落下して元の位置に戻るま
での時間の変動を、画像形成装置の使用期間が長期に亘
る場合においても確実に防止することができる。また、
現像剤室内で現像剤の片寄りの発生を確実に防止するこ
とができる。その結果、現像剤室内の現像剤残量の検出
を、画像形成装置の使用期間長短に依ることなく、正確
に且つ安定して行うことができる。
【0099】請求項4記載の画像形成装置によれば、前
記現像剤に、粒径の異なる少なくとも2種類の外添剤を
外添したので、粒径の大きな外添剤を、粒径の小さな外
添剤に対するスペーサとして機能させ、粒径の小さな外
添剤のトナー母粒子への埋まり込みをより一層確実に防
止することができる。従って、現像剤の流動性の低下を
より一層確実に防止することができ、現像剤室内の現像
剤残量の検出を、画像形成装置の使用期間長短に依るこ
となく、正確に且つ安定して行うことができる。
【0100】請求項5記載の画像形成装置によれば、前
記現像剤に、最小粒径の外添剤だけを外添した現像剤よ
りも、最小粒径の外添剤と他の外添剤とを併用して外添
した現像剤の方が流動性が低くなるように組み合わせら
れた少なくとも2種類の外添剤を外添したので、最小粒
径の外添剤により、現像剤の流動性を良好に保つと共
に、流動性を低下させる傾向にある粒径が大きい外添剤
によって、最小粒径の外添剤の現像剤に埋まり込むこと
を防止することができる。その結果、画像形成装置が長
期間に亘って使用された場合でも、層厚規制部材と現像
剤担持体の押圧部におけるトナーに対する外添剤の埋ま
り込みを低減させることができ、現像剤の流動性を良好
に保つことができる。従って、現像剤室内における現像
剤の片寄りを防止することができ、且つ、現像剤室内で
現像室への搬送動作に伴って移動した場合でも、安定し
た状態に戻るまでの時間が略一定に保つことができるの
で、現像剤残量検出手段による現像剤室内の現像剤残量
の検出を、画像形成装置の使用期間の長短に依ることな
く、正確に且つ安定して行うことができる。
【0101】請求項6記載の画像形成装置によれば、層
厚規制部材の少なくとも押圧部材をシリコーンゴムで形
成したので、他のゴム部材で形成した場合よりも低い押
圧力で、現像剤に対して十分な摩擦帯電電荷を付与する
ことができ、押圧部材からの現像剤に対する押圧力の低
減により、トナー母粒子に対する外添剤の埋まり込みを
より一層確実に防止することができ、現像剤の流動性の
低下をより一層確実に防止することができる。その結
果、現像剤残量検出手段による現像剤室内の現像剤残量
の検出を、画像形成装置の使用期間の長短に依ることな
く、正確に且つ安定して行うことができる。
【0102】請求項7記載の画像形成装置によれば、現
像剤として、重合法により作製された重合トナーを用い
た場合でも、トナー母粒子に対する外添剤の埋まり込み
を確実に防止することができるので、重合トナーの極め
て高い流動性を維持することができ、現像剤残量検出手
段による現像剤室内の現像剤残量の検出を、より一層正
確に且つ安定して行うことができる。
【0103】請求項8記載の現像装置によれば、現像剤
担持体に押圧されるゴム部材で形成された押圧部材を有
し、現像剤担持体上に現像剤の薄層を形成する層厚規制
部材とを備えたので、外添剤のトナー母粒子に対する埋
まり込みを著しく低減することができ、現像剤室内に戻
される現像剤の流動性の低下を確実に防ぐことができ
る。その結果、現像剤室内での片寄りの発生を確実に防
止することができ、且つ、現像剤室内で現像室への搬送
動作に伴って移動した場合でも、安定した状態に戻るま
での時間が略一定に保つことができるので、画像形成装
置に備えられた現像剤残量検出手段により、発光素子か
ら照射され光透過窓を透過する光の受光素子における受
光状態に基づいて行われる現像剤室内の現像剤残量の検
出を、現像装置の使用期間の長短に依ることなく、正確
に且つ安定して行わせることができる。
【0104】請求項9記載の現像装置によれば、現像剤
担持体を、導電性のゴム部材で形成したので、外添剤に
対する押圧部材からの圧力をより一層低減することがで
きる。従って、外添剤のトナー母粒子に対する埋まり込
みをより一層著しく低減することができ、現像剤室内に
おける現像剤の流動性の低下をより一層確実に防止する
ことができる。その結果、現像剤室内の現像剤残量の検
出を、現像装置の使用期間の長短に依ることなく、より
一層正確に且つ安定して行わせることができる。
【0105】請求項10記載の現像装置によれば、現像
剤攪拌搬送部材を、現像剤室の内部で回転自在に設け、
前記現像室内の現像剤を攪拌すると共に前記開口部を介
して前記現像室へ搬送するようにしたが、上述のように
現像剤の流動性の低下は確実に防止されているので、現
像剤攪拌搬送部材から落下して元の位置に戻るまでの時
間の変動を、現像装置の使用期間が長期に亘る場合にお
いても確実に防止することができる。また、現像剤室内
で現像剤の片寄りの発生を確実に防止することができ
る。その結果、現像剤室内の現像剤残量の検出を、現像
装置の使用期間長短に依ることなく、正確に且つ安定し
て行わせることができる。
【0106】請求項11記載の現像装置によれば、前記
現像剤に、粒径の異なる少なくとも2種類の外添剤を外
添したので、粒径の大きな外添剤を、粒径の小さな外添
剤に対するスペーサとして機能させ、粒径の小さな外添
剤のトナー母粒子への埋まり込みをより一層確実に防止
することができる。従って、現像剤の流動性の低下をよ
り一層確実に防止することができ、現像剤室内の現像剤
残量の検出を、現像装置の使用期間長短に依ることな
く、正確に且つ安定して行わせることができる。
【0107】請求項12記載の現像装置によれば、前記
現像剤に、最小粒径の外添剤だけを外添した現像剤より
も、最小粒径の外添剤と他の外添剤とを併用して外添し
た現像剤の方が流動性が低くなるように組み合わせられ
た少なくとも2種類の外添剤を外添したので、最小粒径
の外添剤により、現像剤の流動性を良好に保つと共に、
流動性を低下させる傾向にある粒径が大きい外添剤によ
って、最小粒径の外添剤の現像剤に埋まり込むことを防
止することができる。その結果、現像装置が長期間に亘
って使用された場合でも、層厚規制部材と現像剤担持体
の押圧部におけるトナーに対する外添剤の埋まり込みを
低減させることができ、現像剤の流動性を良好に保つこ
とができる。従って、現像剤室内における現像剤の片寄
りを防止することができ、且つ、現像剤室内で現像室へ
の搬送動作に伴って移動した場合でも、安定した状態に
戻るまでの時間が略一定に保つことができるので、画像
形成装置に備えられた現像剤残量検出手段による現像剤
室内の現像剤残量の検出を、現像装置の使用期間の長短
に依ることなく、正確に且つ安定して行わせることがで
きる。
【0108】請求項13記載の現像装置によれば、層厚
規制部材の少なくとも押圧部材をシリコーンゴムで形成
したので、他のゴム部材で形成した場合よりも低い押圧
力で、現像剤に対して十分な摩擦帯電電荷を付与するこ
とができ、押圧部材からの現像剤に対する押圧力の低減
により、トナー母粒子に対する外添剤の埋まり込みをよ
り一層確実に防止することができ、現像剤の流動性の低
下をより一層確実に防止することができる。その結果、
画像形成装置に備えられた現像剤残量検出手段による現
像剤室内の現像剤残量の検出を、現像装置の使用期間の
長短に依ることなく、正確に且つ安定して行わせること
ができる。
【0109】請求項14記載の現像装置によれば、現像
剤として、重合法により作製された重合トナーを用いた
場合でも、トナー母粒子に対する外添剤の埋まり込みを
確実に防止することができるので、重合トナーの極めて
高い流動性を維持することができ、画像形成装置に備え
られた現像剤残量検出手段による現像剤室内の現像剤残
量の検出を、より一層正確に且つ安定して行わせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置における現像装置の概略構
成を示す断面図である。
【図3】図2におけるX−X‘線断面を示す図である。
【図4】図2におけるX−X‘線断面を示す図であり、
アジテータと清掃部材が図3に示す位置から180度回
転した状態を示す図である。
【図5】図1の画像形成装置における受光素子の出力電
圧波形と現像剤残量検出の方法を説明するための図であ
る。
【図6】図1の画像形成装置における現像装置のアジテ
ータ及び清掃部材の動作と現像剤残量検出動作を説明す
るための図である(その1)。
【図7】図1の画像形成装置における現像装置のアジテ
ータ及び清掃部材の動作と現像剤残量検出動作を説明す
るための図である(その2)。
【図8】実験例の結果を示す図である。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ 50 現像装置 51a,51b 側壁 52 トナー収容室 53 アジテータ 56 光透過窓 57 現像室 59 現像ローラ 60 発光手段 61 受光手段 64 層厚規制ブレード 64b 接触部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性1成分現像剤を収容する現像剤室
    と、 前記現像剤室と開口部を介して連通する現像室と、 前記現像室に設けられ現像剤を担持搬送する現像剤担持
    体と、 前記現像剤室に設けられた光透過窓と、 発光素子と受光素子とを備え当該発光素子から照射され
    前記光透過窓を透過する光の当該受光素子における受光
    状態に基づいて前記現像剤室内の現像剤残量を検出する
    現像剤残量検出手段と、 前記現像剤担持体に押圧されるゴム部材で形成された押
    圧部材を有し、前記現像剤担持体上に現像剤の薄層を形
    成する層厚規制部材と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像剤担持体は、導電性のゴム部材
    で形成されていることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記現像剤室の内部で回転自在に設けら
    れ、前記現像室内の現像剤を攪拌すると共に前記開口部
    を介して前記現像室へ搬送する現像剤攪拌搬送部材を更
    に備えたことを特徴とする請求項1または2記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像剤には、粒径の異なる少なくと
    も2種類の外添剤が外添されていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤には、最小粒径の外添剤だけ
    を外添した現像剤よりも、最小粒径の外添剤と他の外添
    剤とを併用して外添した現像剤の方が流動性が低くなる
    ように組み合わせられた少なくとも2種類の外添剤が外
    添されていることを特徴する請求項1ないし3のいずれ
    か1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記層厚規制部材は、少なくとも前記押
    圧部材がシリコーンゴムで形成されていることを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれか1記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記現像剤は、重合法により作製された
    重合トナーであることを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれか1記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 発光素子と受光素子とを備え当該発光素
    子から照射される光の当該受光素子における受光状態に
    基づいて現像剤残量を検出する現像剤残量検出手段とを
    備えた画像形成装置に装着される現像装置であって、 非磁性1成分現像剤を収容する現像剤室と、 前記現像剤室と開口部を介して連通する現像室と、 前記現像室に設けられ現像剤を担持搬送する現像剤担持
    体と、 前記現像剤室に設けられ、前記発光素子から照射され前
    記受光素子に受光される光を透過させる光透過窓と、 前記現像剤担持体に押圧されるゴム部材で形成された押
    圧部材を有し、前記現像剤担持体上に現像剤の薄層を形
    成する層厚規制部材と、 を備えたことを特徴とする現像装置。
  9. 【請求項9】 前記現像剤担持体は、導電性のゴム部材
    で形成されていることを特徴とする請求項8記載の現像
    装置。
  10. 【請求項10】 前記現像剤室の内部で回転自在に設け
    られ、前記現像室内の現像剤を攪拌すると共に前記開口
    部を介して前記現像室へ搬送する現像剤攪拌搬送部材を
    更に備えたことを特徴とする請求項8または9記載の現
    像装置。
  11. 【請求項11】 前記現像剤には、粒径の異なる少なく
    とも2種類の外添剤が外添されていることを特徴とする
    請求項8ないし10のいずれか1記載の現像装置。
  12. 【請求項12】 前記現像剤には、最小粒径の外添剤だ
    けを外添した現像剤よりも、最小粒径の外添剤と他の外
    添剤とを併用して外添した現像剤の方が流動性が低くな
    るように組み合わせられた少なくとも2種類の外添剤が
    外添されていることを特徴する請求項8ないし10のい
    ずれか1記載の現像装置。
  13. 【請求項13】 前記層厚規制部材は、少なくとも前記
    押圧部材がシリコーンゴムで形成されていることを特徴
    とする請求項8ないし12のいずれか1記載の現像装
    置。
  14. 【請求項14】 前記現像剤は、重合法により作製され
    た重合トナーであることを特徴とする請求項8ないし1
    3のいずれか1記載の現像装置。
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