JP2000259111A - 半導体表示装置およびその駆動回路 - Google Patents

半導体表示装置およびその駆動回路

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JP2000259111A
JP2000259111A JP11366541A JP36654199A JP2000259111A JP 2000259111 A JP2000259111 A JP 2000259111A JP 11366541 A JP11366541 A JP 11366541A JP 36654199 A JP36654199 A JP 36654199A JP 2000259111 A JP2000259111 A JP 2000259111A
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Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
Jun Koyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力で、電磁ノイズ、不要輻射の小さ
い半導体表示装置を提供する。 【解決手段】 周辺駆動回路において、レベルシフタ回
路によって電圧レベルが上げられたクロック信号を、シ
フトレジスタ回路に入力する。そしてシフトレジスタ回
路からのタイミング信号をレベルシフタ回路に入力し、
2段階で電圧レベルを上げてやる。これによって、駆動
回路の消費電力を小さくし、電磁ノイズを抑え、不要輻
射を小さくすることを実現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、半導体表示装置
に関する。中でもマトリクス状に配置された画素TFT
を駆動することによって画像の表示を行なう半導体表示
装置および半導体表示装置の駆動回路に関する。また、
これらの半導体表示装置を用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、安価なガラス基板上に半導体薄膜
を形成した半導体表示装置、例えば薄膜トランジスタ
(TFT)を作製する技術が急速に発達してきている。
その理由は、アクティブマトリクス型液晶表示装置の需
要が高まってきたことによる。
【0003】アクティブマトリクス型液晶表示装置に
は、マトリクス状に配置された数十〜数百万個もの画素
領域にそれぞれTFTが配置されている。画素領域に配
置されているTFTのスイッチング機能により、各画素
電極に出入りする電荷を制御している。
【0004】図18に従来のアクティブマトリクス型液
晶表示装置の構成を示す。ソース信号線側駆動回路18
01とゲート信号線側駆動回路1802は、一般に駆動
回路と総称されている。近年この駆動回路は、アクティ
ブマトリクス回路でなる画素マトリクス部と同一基板上
に一体形成されている。
【0005】また、画素マトリクス部1808では、ソ
ース信号線側駆動回路1801に接続されたソース信号
線1803と、ゲート信号線側駆動回路1802に接続
されたゲート信号線1804が交差している。そのソー
ス信号線1803とゲート信号線1804に囲まれた領
域に、画素の薄膜トランジスタ(画素TFT)1805
と、対向電極と画素電極の間に液晶を挟んだ液晶セル1
806と、保持容量1807が設けられている。
【0006】ソース信号線1803に入力された画像信
号は、画素TFT1805により選択され、所定の画素
電極に書き込まれる。
【0007】ソース信号線側駆動回路1801から出力
されたタイミング信号によりサンプリングされた、画像
信号がソース信号線1803に供給される。
【0008】画素TFT1805は、ゲート信号線側駆
動回路1802からゲート信号線1804を介して入力
される選択信号により動作する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】〔従来技術A〕図19
(A)に、従来のソース信号線側駆動回路1801の一
例をブロック図で示す。
【0010】ソース信号線側駆動回路の外部から入力さ
れた入力信号、この場合はクロック信号(CLK)(例
えば3V)がソース信号線側駆動回路に入力される。入
力されたクロック信号は、レベルシフタ回路によって、
その電圧振幅レベルが上げられる(例えば3V→16
V)。
【0011】ここで本明細書において電圧振幅レベルと
は信号の最も高い電位と最も低い電位の差(電位差)の
絶対値を意味しており、電圧振幅レベルが高くなる(上
げられる)とは電位差が大きくなることを意味し、電圧
振幅レベルが低くなるとは電位差が小さくなることを意
味する。
【0012】そして、電圧振幅レベルが上げられたクロ
ック信号は、シフトレジスタ回路に入力される。入力さ
れたクロック信号および同じ時にシフトレジスタ回路に
入力したスタートパルス信号によってシフトレジスタ回
路が動作し、画像信号のサンプリングのためのタイミン
グ信号を順に生成する。このタイミング信号はサンプリ
ング回路に入力され、入力されたタイミング信号に基づ
いてサンプリング回路が画像信号をサンプリングする動
作をする。
【0013】図19(A)の具体的な回路構成の一例を
図21に示す。レベルシフタ回路11、シフトレジスタ
回路12、サンプリング回路13、画像信号線14が図
に示すように配置されている。
【0014】クロック信号(CLK)および反転したク
ロック信号(CLKb)はレベルシフタ回路11に入力
され、スタートパルス信号(SP)、駆動方向切り替え
信号(SL/R)は図に示されている配線からシフトレ
ジスタ回路に入力される。
【0015】ソース信号線側駆動回路の外部からクロッ
ク信号(CLK)(例えば3V)がレベルシフタ回路1
1に入力される。このクロック信号の電圧振幅レベル
は、レベルシフタ回路が動作可能な電圧振幅レベルであ
ることが必要である。
【0016】またクロック信号によるセット上の問題と
して不要輻射がある。不要輻射とは非常に立上りの鋭い
矩形波列を用いるデジタル回路の高周波成分の発生によ
るものである。不要輻射は信号の周波数が高ければ高い
ほど大きくなるが、信号の電圧振幅レベルを低くすると
ある程度抑えることができる。
【0017】不要輻射は国際無線障害特別委員会、通称
CISPR(International Speci
al Committee on Radio Int
erference)、で定められた規格に適合する範
囲よりも小さく抑えることが必要である。また、CIS
PRの他にも、米国連邦委員会(FCCI)、情報処理
装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)、西独電気
技術協会規格(VDE)等の国内外で定められた規格に
適合する範囲であることが必要である。例えばFCCI
に定められた規格だと、工業用機器の場合、周波数が
0.45〜1.6MHzだと1000μV、周波数が
1.6〜30MHzだと3000μVが許容値となって
いる。ソース信号線側駆動回路の外部から入力されるク
ロック信号の電圧振幅レベルは、不要輻射がCISPR
および国内外で定められた規格に適合するような、問題
とならない程度まで低くする必要がある。
【0018】レベルシフタ回路に入力されたクロック信
号は、その電圧振幅レベルが上げられる。レベルシフタ
回路11の等価回路図を図20に示す。Vinは信号が
入力されることを意味し、VinbはVinの反転信号
が入力されることを意味する。また、Vddhはプラス
の電圧、Vssはマイナスの電圧の印加を示している。
レベルシフタ回路11は、Vinに入力された信号を高
電圧化し反転させた信号が、Voutbから出力される
ように設計されている。つまり、VinにHiが入力さ
れるとVoutbからVss相当の信号が、Loが入力
されるとVoutからVddh相当の信号が出力され
る。
【0019】クロック信号の電圧振幅レベルは、図20
に示したようなレベルシフタによって、液晶が飽和状態
に駆動される電圧振幅レベル(液晶の飽和電圧)にある
一定のマージン電圧を設けた電圧振幅レベルまで上げら
れる。また、本願では飽和電圧とは液晶の飽和電圧のこ
とを指し示している。液晶が飽和状態に駆動した状態と
は、液晶に印加される電圧を更に上昇しても液晶の配列
変化に伴う電気光学的特性が変化しなくなる状態(飽和
状態)のことを指す。
【0020】サンプリング回路に入力された画像信号を
サンプリングするための信号がタイミング信号である。
サンプリング回路に入力されたタイミング信号の電圧が
サンプリング回路のアナログスイッチを構成するTFT
のゲート電極に印加さる。それによりアナログスイッチ
を構成するTFTにチャネルが形成され、ソースからド
レインへ電流が流れる。よって画像信号がサンプリング
され、ソース信号線を介して画素TFTのソースに供給
される。
【0021】例えば5V駆動のTN(Twisted
Nematic)液晶の場合、5Vが飽和電圧となる。
液晶は交流駆動するので、結果として−5V〜+5V、
すなわち10Vの電圧振幅レベルが液晶に印加される。
液晶を飽和状態で駆動する場合は、10Vの画像信号
(この場合は画像信号と飽和電圧が等しい)をサンプリ
ングし、画素TFTのソースに供給する必要がある。
【0022】この画像信号をサンプリングするために
は、飽和電圧にある一定のマージン電圧(例えば±3
V)を設けた電圧振幅レベルのタイミング信号をアナロ
グスイッチを構成するTFTのゲートに印加することが
要求される。つまり−5V〜+5Vの電圧、すなわち1
0Vの電圧振幅レベルの画像信号をサンプリングするに
は、タイミング信号の電圧振幅レベルは、−8〜+8V
の差の絶対値、すなわち16Vの電圧振幅レベルである
ことが要求される。
【0023】このマージン電圧は確実に飽和電圧の画像
信号を画素TFTのソースに供給するためのものであ
る。±5Vの電圧振幅レベルの画像信号を、マージンを
設けない同じ±5Vの電圧振幅レベルのタイミング信号
でサンプリングしようとしても、アナログスイッチを構
成するnチャネル型TFTが動作せず、サンプリングさ
れないという問題がある。これはアナログスイッチを構
成するnチャネル型TFTのソースに印加される画像信
号の電圧振幅レベル(5V)と、ゲート電極に印加され
るタイミング信号(5V)の電圧振幅レベルの差が0V
となってしまい、nチャネル型TFTが動作しないから
である。またpチャネル型TFTも同じ理由から動作し
ない。そのため液晶を飽和状態に駆動させるためには、
タイミング信号にマージン電圧を設けることが必要であ
る。マージン電圧の大きさは、飽和電圧の画像信号がタ
イミング信号によってサンプリングされて、確実にソー
ス信号線に供給されるぐらい大きいことが必要である。
【0024】また近年、大画面で高解像度の液晶表示装
置の開発が進められている。同一フレームレートで表示
すると考えると、液晶表示装置の画素数が多くなればな
るほど、シフトレジスタ回路をより高速で動作させるこ
とが必要となり、シフトレジスタの駆動周波数をより高
くすることが要求される。
【0025】シフトレジスタ回路の動作速度は、シフト
レジスタ回路のTFTの移動度およびソースに印加され
るクロック信号の電圧振幅レベルに比例し、チャネル長
の2乗に反比例する。シフトレジスタ回路の動作速度が
チャネル長の2乗に反比例するのはTFTのチャネル長
が短いとオン抵抗が小さくなり、かつゲート容量が小さ
くなるからである。
【0026】シフトレジスタ回路をより高速で動作させ
るには、TFTの移動度の大きさには限界があるため、
シフトレジスタ回路の電源電圧を大きくするか、もしく
はチャネル長をより短くすることが要求される。
【0027】しかし、シフトレジスタ回路の電源電圧を
より高くし、チャネル長をより短くしていくと、短チャ
ネル効果によるパンチスルーや、ホットエレクトロンに
よりTFTが故障しやすい。よって、シフトレジスタ回
路の電源電圧を、TFTの故障が起きない程度に低くす
る必要があった。
【0028】また、ソースに印加されるクロック信号の
電圧振幅レベルを、シフトレジスタ回路のTFTが短チ
ャネル効果によるパンチスルーやホットエレクトロンに
よって故障しない程度まで低くし、TFTのチャネル長
をより短くしようとすると、TFTのチャネル長の短さ
には設計上の限界があるため、TFTが作製できない。
そのため、ある一定の速度以上はシフトレジスタ回路を
高速で動作させることができない。よって、シフトレジ
スタ回路をより高速で動作させるためには、TFTのチ
ャネル長を作成可能な範囲まで長くし、ソースに印加さ
れるクロック信号の電圧振幅レベルを、作製可能なチャ
ネル長のTFTが動作する程度に高くする必要があっ
た。
【0029】つまり、シフトレジスタ回路をより高速で
動作させるためには、シフトレジスタ回路の電源電圧
は、シフトレジスタ回路のTFTが短チャネル効果によ
るパンチスルーやホットエレクトロンによって故障しな
い程度まで低く、作製可能なチャネル長のTFTが動作
する程度に高くする必要があった。
【0030】図21における従来の回路構成において、
シフトレジスタ回路とサンプリング回路との間にレベル
シフタ回路がないため、シフトレジスタ回路のTFTに
入力するクロック信号(CLK,CLKb)は、サンプ
リング回路に入力されるタイミング信号と同じ電圧振幅
レベルとなってしまう。つまりシフトレジスタ回路に入
力するクロック信号の電圧振幅レベルを、シフトレジス
タ回路を構成するTFTが短チャネル効果によるパンチ
スルーやホットエレクトロンによって故障しない程度に
低くすることができなかった。そのため、シフトレジス
タ回路のTFTが故障しやすかった。
【0031】上記問題は、3Vより小さい比較的低い電
圧で駆動可能なLCD材料で構成される液晶表示装置を
用いることで解決の道がある。しかし使用される液晶は
電圧の保持率が低く、電圧を液晶にかけることによって
電流がリークし、液晶が劣化しやすいため信頼性が低
い。3V以上の電圧で駆動可能なLCD材料は、電圧の
保持率が95%以上と比較的高く、3V以上の電圧で駆
動するLCD材料を用いた液晶表示装置は、信頼性が高
い。
【0032】〔従来技術B〕図19(B)に、従来のソ
ース信号線側駆動回路1801の別の例をブロック図で
示す。
【0033】ソース信号線側駆動回路の外部から入力さ
れたクロック信号(CLK)(例えば10V)が直接シ
フトレジスタ回路に入力される。そして、入力されたク
ロック信号および同じ時にシフトレジスタ回路に入力し
たスタートパルス信号とによってシフトレジスタ回路が
動作し、画像のサンプリングのためのタイミング信号を
順に生成する。
【0034】生成されたタイミング信号はレベルシフタ
回路に入力され電圧振幅レベルが上げられる。電圧振幅
レベルが上げられたタイミング信号はサンプリング回路
に入力され、入力されたタイミング信号に基づいてサン
プリング回路が画像信号をサンプリングする動作をす
る。
【0035】図19(B)の具体的な回路構成の一例を
図22に示す。シフトレジスタ回路21、レベルシフタ
回路22、サンプリング回路23、画像信号線24が図
に示すように配置されている。
【0036】クロック信号(CLK)、反転したクロッ
ク信号(CLKb)、スタートパルス信号(SP)およ
び駆動方向切り替え信号(SL/R)は図に示されてい
る配線からシフトレジスタ回路に入力される。
【0037】ソース信号線側駆動回路の外部からクロッ
ク信号(CLK)(例えば10V)がシフトレジスタ回
路21に入力される。このとき入力されるクロック信号
の電圧振幅レベルは、シフトレジスタ回路21が駆動可
能な高さの電圧振幅レベルである。
【0038】入力したクロック信号および同じ時にシフ
トレジスタ回路に入力したスタートパルス信号とによっ
てシフトレジスタ回路21が動作し、画像のサンプリン
グのためのタイミング信号を順に生成する。生成したタ
イミング信号はレベルシフタ回路22に入力される。
【0039】液晶を飽和状態に駆動させるためには、飽
和電圧に、ある一定のマージン電圧を設けた電圧振幅レ
ベルのタイミング信号をサンプリング回路23に入力す
る必要があることは既に述べたとおりである。そのため
サンプリング回路23に入力されるタイミング信号の電
圧振幅レベルが飽和電圧に、ある一定のマージン電圧を
設けた電圧振幅レベルに満たない場合、タイミング信号
の電圧振幅レベルを高くする必要がある。レベルシフタ
回路22に入力されたタイミング信号は、飽和電圧にあ
る一定のマージン電圧を設けた電圧振幅レベル(例えば
16V)にまで高くされて出力される。出力されたタイ
ミング信号はサンプリング回路23へ入力される。
【0040】シフトレジスタ回路を高速で動作させるた
めには、シフトレジスタ回路の電源電圧が、シフトレジ
スタ回路21のTFTを短チャネル効果によるパンチス
ルーやホットエレクトロンによって故障させない程度ま
で低く、作製可能なチャネル長のTFTを動作する程度
に高くする必要があった。しかし、従来技術Bの回路構
成では、ソース信号線側駆動回路の外部から入力される
クロック信号の電圧振幅レベルを、シフトレジスタ回路
が高速で動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化する
と、ソース信号線側駆動回路の外部から入力されるクロ
ック信号の電圧振幅レベルを不要輻射を問題にならない
程度に抑えるのが難しい。またソース信号線側駆動回路
の外部から入力されるクロック信号の電圧振幅レベルが
高ければ高いほど消費電力が大きくなり好ましくない。
【0041】上記問題は、3Vより小さい比較的低い電
圧で駆動可能なLCD材料で構成される液晶表示装置を
用いることで解決の道がある。しかし使用される液晶は
電圧の保持率が低く、電圧を液晶にかけることによって
電流がリークし、液晶が劣化しやすいため信頼性が低
い。3V以上の電圧で駆動可能なLCD材料は、電圧の
保持率が95%以上と比較的高く、3V以上の電圧で駆
動するLCD材料を用いた液晶表示装置は、信頼性が高
い。
【0042】〔従来技術C〕図19(C)に従来のソー
ス信号線側駆動回路1801の別の例をブロック図で示
す。
【0043】ソース信号線側駆動回路の外部からクロッ
ク信号(例えば9V)がソース信号線側駆動回路に入力
される。そして入力したクロック信号をもとに、同じ時
にシフトレジスタ回路に入力したスタートパルス信号と
によって、シフトレジスタ回路が動作し、画像のサンプ
リングのためのタイミング信号を順に生成する。このタ
イミング信号に基づいてサンプリング回路が動作し、画
像信号がサンプリングされる。
【0044】図23に図19(C)に示したブロック図
の具体的な回路構成の一例を示す。シフトレジスタ回路
31、サンプリング回路32、画像信号線33が図に示
すように配置されている。
【0045】クロック信号(CLK)、反転したクロッ
ク信号(CLKb)、スタートパルス信号(SP)およ
び駆動方向切り替え信号(SL/R)は図に示されてい
る配線からシフトレジスタ回路に入力される。
【0046】ソース信号線側駆動回路の外部からクロッ
ク信号(CLK)(例えば9V)がシフトレジスタ回路
31に入力される。
【0047】入力されたクロック信号および同じ時にシ
フトレジスタ回路に入力したスタートパルス信号とによ
ってシフトレジスタ回路31が動作し、画像のサンプリ
ングのためのタイミング信号を順に生成する。生成した
タイミング信号はサンプリング回路32へ入力される。
【0048】従来技術Cは、従来技術Aと従来技術Bの
双方の欠点を有していることは自明である。液晶を飽和
状態に駆動させようとすると、シフトレジスタ回路のT
FTが短チャネル効果によるパンチスルーやホットエレ
クトロンによって故障しやすいために、チャネル長を短
くできず、従って高速動作できないという問題があっ
た。
【0049】またこの従来例の回路構成では、ソース信
号線側駆動回路の外部から入力された時点で、クロック
信号の電圧振幅レベルが飽和電圧にある一定のマージン
電圧を設けた電圧振幅レベルである。そのため不要輻射
および消費電力が問題にならない程度に抑えられなかっ
た。
【0050】上記問題は、3Vより小さい比較的低い電
圧で駆動可能なLCD材料で構成される液晶表示装置を
用いることで解決の道がある。しかし使用される液晶は
電圧の保持率が低く、電圧を液晶にかけることによって
電流がリークし、液晶が劣化しやすいため信頼性が低
い。3V以上の電圧で駆動可能なLCD材料は、電圧の
保持率が95%以上と比較的高く、3V以上の電圧で駆
動するLCD材料を用いた液晶表示装置は、信頼性が高
い。
【0051】〔従来技術D〕図24(A)に従来のゲー
ト信号線側駆動回路の従来例をブロック図で示す。
【0052】ゲート信号線側駆動回路の外部からレベル
シフタ回路にクロック信号(CLK)(例えば3V)が
入力される。このクロック信号の電圧振幅レベルは、レ
ベルシフタ回路が動作可能な電圧振幅レベルであること
を必要とする。
【0053】レベルシフタ回路に入力されたクロック信
号は、その電圧振幅レベルが上げられる(例えば3V→
25V)。
【0054】ゲート信号線に入力される選択信号は、選
択されたゲート信号線に接続されている全ての画素TF
Tを確実に動作可能にする電圧振幅レベルであることが
必要である。選択信号の電圧は、ゲート信号線に接続さ
れた画素TFTのゲート電極に印加されることで、画素
TFTにチャネルが形成される。これによって画素TF
Tのソースからドレインへ電流が流れ画像信号が液晶に
供給され、液晶が駆動する。
【0055】ゲート信号線は配線が長く配線抵抗が大き
いため、ゲート信号線に入力される選択信号は、最も遠
い画素TFTに印加されるときには電圧降下を起こして
いる。電圧降下は大きければ大きいほど、画素TFTの
ゲート電極に印加される電圧が小さくなり、最悪の場
合、画素TFTにチャネルが形成されなくなる。
【0056】全ての画素TFTを確実に動作させ画像信
号を液晶に供給するには、ゲート信号線に入力される選
択信号の電圧振幅レベルを、画像信号の電圧振幅レベル
にある一定のマージン電圧を設けて高くすることが必要
である。またゲート配線の配線抵抗による電圧降下が問
題にならない程度に、選択信号が高い電圧振幅レベルで
あることが要求される。
【0057】このマージン電圧は確実に飽和電圧と同じ
電圧振幅レベルの画像信号が、液晶セルの画素電極に供
給されるためのものである。マージン電圧は、飽和電圧
の画像信号が画素電極に確実に供給される大きさである
こと必要である。
【0058】電圧振幅レベルが上げられたクロック信号
(例えば25V)はシフトレジスタ回路に入力される。
入力したクロック信号および同じ時にシフトレジスタ回
路に入力したスタートパルス信号とによってシフトレジ
スタ回路が動作し、画素TFTを動作させるための選択
信号を順に生成する。生成した選択信号はゲート信号線
に入力され、画素TFTにチャネルが形成され、画像信
号が液晶に供給される。
【0059】ゲート信号線側駆動回路の場合、ソース信
号線側駆動回路ほどシフトレジスタ回路を高速で動作さ
せる必要はない。上述したように、TFTの動作速度は
チャネル長の2乗に反比例する。ソース信号線側駆動回
路よりも動作速度が遅いゲート信号線側駆動回路は、シ
フトレジスタ回路のTFTのチャネル長がソース信号線
側駆動回路の場合に比べて長く、短チャネル効果による
パンチスルーやホットエレクトロンによっての故障が起
きにくい。
【0060】しかし近年、大画面で高解像度の液晶表示
装置の開発が進められているのは、上述したとおりであ
る。同じフレームレートで表示すると考えると、液晶表
示装置の画素数が多くなればなるほど、ゲート信号線側
駆動回路のシフトレジスタ回路もソース信号線側駆動回
路と同じく、より高速で動作させることが必要となって
くる。よってゲート信号線側駆動回路シフトレジスタの
駆動周波数をより高くすることが要求される。
【0061】そして、電圧振幅レベルが上げられたクロ
ック信号は、シフトレジスタ回路に入力される。入力さ
れたクロック信号および同じ時にシフトレジスタ回路に
入力したスタートパルス信号によってシフトレジスタ回
路が動作し、画素TFTを確実に動作させる選択信号を
順に生成する。生成された選択信号はゲート信号線に入
力さる。
【0062】従来技術Dは、従来技術Aと同じ欠点を有
していることは自明である。従来技術Dでは、全ての画
素TFTを確実に動作可能にするために、シフトレジス
タ回路に入力する選択信号の電圧振幅レベルを、短チャ
ネル効果によるパンチスルーやホットエレクトロンによ
ってシフトレジスタ回路のTFTが故障しない程度に低
くすることが難しかった。
【0063】上記問題は、3Vより小さい比較的低い電
圧で駆動可能なLCD材料で構成される液晶表示装置を
用いることで解決の道がある。しかし使用される液晶は
電圧の保持率が低く、電圧を液晶にかけることによって
電流がリークし、液晶が劣化しやすいため信頼性が低
い。3V以上の電圧で駆動可能なLCD材料は、電圧の
保持率が95%以上と比較的高く、3V以上の電圧で駆
動するLCD材料を用いた液晶表示装置は、信頼性が高
い。
【0064】〔従来技術E〕図24(B)に、従来のゲ
ート信号線側駆動回路の別の例をブロック図で示す。
【0065】ゲート信号線側駆動回路の外部から入力さ
れたクロック信号(CLK)(例えば10V)が直接シ
フトレジスタ回路に入力される。この入力されたクロッ
ク信号はシフトレジスタ回路が動作可能な電圧振幅レベ
ルである。そして、入力されたクロック信号および同じ
時にシフトレジスタ回路に入力したスタートパルス信号
とによってシフトレジスタ回路が動作し、画素TFTを
動作させる選択信号を順に生成する。
【0066】生成された選択信号はレベルシフタ回路に
入力されて、その電圧振幅レベルが全ての画素TFTを
確実に動作可能する電圧振幅レベルまで上げられる(例
えば10V→30V)。電圧振幅レベルを高くされた選
択信号は、ゲート信号線に供給される。
【0067】従来技術Eは、従来技術Bと同じ欠点を有
していることは自明である。従来技術Bでは、入力され
るクロック信号をシフトレジスタ回路の高速駆動が可能
な電圧振幅レベルにすると、不要輻射が問題にならない
程度に低くすることが難しく、また上述したように消費
電力も抑えられないという問題もあった。
【0068】上記問題は、3Vより小さい比較的低い電
圧で駆動可能なLCD材料で構成される液晶表示装置を
用いることで解決の道がある。しかし使用される液晶は
電圧の保持率が低く、電圧を液晶にかけることによって
電流がリークし、液晶が劣化しやすいため信頼性が低
い。3V以上の電圧で駆動可能なLCD材料は、電圧の
保持率が95%以上と比較的高く、3V以上の電圧で駆
動するLCD材料を用いた液晶表示装置は、信頼性が高
い。
【0069】〔従来技術F〕図24(C)に従来のゲー
ト信号線側駆動回路の別の例をブロック図で示す。
【0070】ゲート信号線側駆動回路の外部からクロッ
ク信号(例えば20V)がシフトレジスタ回路に入力さ
れる。このとき入力されるクロック信号の電圧振幅レベ
ルは、液晶が飽和状態に駆動するのに必要な選択信号の
電圧振幅レベルである。
【0071】そしてシフトレジスタ回路に入力したクロ
ック信号をもとに、同じ時にシフトレジスタ回路に入力
したスタートパルス信号とによって、シフトレジスタ回
路が動作し、画素TFTを動作させる選択信号を順に生
成する。生成された選択信号はゲート信号線に入力され
る。
【0072】従来技術Fは、従来技術Cと同じ欠点を有
していることは自明である。全ての画素TFTが確実に
動作させようとすると、シフトレジスタ回路のTFTが
短チャネル効果によるパンチスルーやホットエレクトロ
ンによって故障しやすいために、チャネル長を短くでき
ず、従って高速動作できないという問題があった。
【0073】上記問題は、3Vより小さい比較的低い電
圧で駆動可能なLCD材料で構成される液晶表示装置を
用いることで解決の道がある。しかし使用される液晶は
電圧の保持率が低く、電圧を液晶にかけることによって
電流がリークし、液晶が劣化しやすいため信頼性が低
い。3V以上の電圧で駆動可能なLCD材料は、電圧の
保持率が95%以上と比較的高く、3V以上の電圧で駆
動するLCD材料を用いた液晶表示装置は、信頼性が高
い。
【0074】従来技術A〜Fの問題点を以下にまとめ
る。3V以下の比較的低い電圧で駆動可能な液晶表示装
置は、電圧の保持率が低く、電圧を液晶にかけることに
よって電流がリークし、液晶が劣化しやすいため信頼性
が低い。そこで、電圧の保持率が高い、比較的高い電圧
で駆動する液晶表示装置を用いることで、液晶表示装置
の信頼性を高くすることが望まれていた。しかし比較的
高い電圧で駆動する液晶表示装置を用いた場合、従来の
ソース信号線側駆動回路では、液晶を飽和状態に駆動さ
せると、シフトレジスタ回路のTFTが短チャネル効果
によるパンチスルーやホットエレクトロンによって故障
しやすかった。そしてまた近年の液晶パネルの大画面化
に伴いシフトレジスタ回路の高速動作が要求されるよう
になってきている。しかし従来のソース信号線側駆動回
路では消費電力や不要輻射を抑えると、シフトレジスタ
回路の高速動作が難しく、液晶パネルの大画面化に伴う
要求に対応しきれなかった。
【0075】また従来のゲート信号線側駆動回路も同様
に、全ての画素TFTを確実に動作させると、シフトレ
ジスタ回路のTFTが短チャネル効果によるパンチスル
ーやホットエレクトロンによって故障しやすかった。そ
して消費電力や不要輻射を抑えると、シフトレジスタ回
路の高速動作が難しく、液晶パネルの大画面化に伴う要
求に対応しきれなかった。
【0076】このような問題なしに駆動することが可能
な駆動回路、およびその駆動回路を有する信頼性の高い
半導体表示装置を実現することが要求されている。
【0077】
【課題を解決するための手段】そこで本願発明は、シフ
トレジスタ回路に入力するクロック信号の電圧振幅レベ
ルを、シフトレジスタ回路を高速動作させる電圧とチャ
ネル長を得られる駆動回路の実現を目的とする。それに
よって、液晶を飽和状態に駆動、または全ての画素TF
Tを確実に動作させても、シフトレジスタ回路が故障せ
ず、高速動作する駆動回路およびその駆動回路を有する
半導体表示装置を実現することを目的とする。また、駆
動回路の外部から入力されるクロック信号の電圧振幅レ
ベルを、消費電力および不要輻射を問題にならない程度
に抑えても、シフトレジスタ回路の高速動作を可能にす
ることを目的とする。
【0078】本願発明においては、駆動回路の外部から
入力されるクロック信号がレベルシフタ回路によってそ
の電圧振幅レベルが上げられ、シフトレジスタ回路に入
力される。そしてシフトレジスタ回路によって生成され
たタイミング信号を更にレベルシフタ回路に入力し、2
段階で電圧振幅レベルを上げてやる。
【0079】このように本願発明は、レベルシフタ回路
をシフトレジスタ回路の前後に設けてやることで、シフ
トレジスタ回路の電源電圧を、短チャネル効果によるパ
ンチスルーやホットエレクトロンによってシフトレジス
タ回路のTFTが故障しない程度に低くする。またシフ
トレジスタ回路のTFTのチャネル長を作成可能な範囲
まで長くし、該TFTのソースに印加されるクロック信
号の電圧振幅レベルを、該TFTが動作する程度にまで
高くし、シフトレジスタ回路を動作させる。それによっ
て、液晶を飽和状態に駆動、または全ての画素TFTを
確実に動作させても、シフトレジスタ回路が故障せず、
高速動作する駆動回路およびその駆動回路を有する半導
体表示装置を提供する。また、シフトレジスタ回路の高
速動作させても、消費電力および不要輻射を問題になら
ない程度に抑えていることが可能な駆動回路を有する半
導体表示装置を提供するものである。
【0080】以下に、本願発明の構成を説明する。
【0081】本願発明のある実施形態によると、第1の
レベルシフタ回路と、第2のレベルシフタ回路と、シフ
トレジスタ回路と、サンプリング回路とを有するソース
信号線側駆動回路で、前記第1のレベルシフタ回路は、
前記ソース信号線側駆動回路の外部から前記第1のレベ
ルシフタ回路に入力された入力信号を、前記シフトレジ
スタ回路が動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化し
て、前記シフトレジスタ回路に入力し、前記シフトレジ
スタ回路は、入力された前記入力信号をもとに、前記ソ
ース信号線側駆動回路の外部から供給される画像信号を
サンプリングするためのタイミング信号を生成して、生
成した前記タイミング信号を前記第2のレベルシフタ回
路に入力し、前記第2のレベルシフタ回路は、入力され
た前記タイミング信号の電圧振幅レベルを、さらに高電
圧化して前記サンプリング回路に入力し、前記サンプリ
ング回路は、入力された前記タイミング信号により前記
画像信号をサンプリングし、前記ソース信号線側駆動回
路に接続されたソース信号線へ供給することを特徴とす
るソース信号線側駆動回路が提供される。このことによ
って上記目的が達成される。
【0082】また、本願発明のある実施形態によると、
第1のレベルシフタ回路と、第2のレベルシフタ回路
と、シフトレジスタ回路と、サンプリング回路とを有す
るソース信号線側駆動回路で、前記第1のレベルシフタ
回路は、前記ソース信号線側駆動回路の外部から前記第
1のレベルシフタ回路に入力された、前記第1のレベル
シフタ回路が動作可能な電圧振幅レベルのクロック信号
を、前記シフトレジスタ回路が動作可能な電圧振幅レベ
ルまで高電圧化して、前記シフトレジスタ回路に入力
し、前記シフトレジスタ回路は、前記シフトレジスタ回
路に入力された前記クロック信号をもとに、前記ソース
信号線側駆動回路の外部から供給される画像信号をサン
プリングするためのタイミング信号を生成して、生成し
た前記タイミング信号を前記第2のレベルシフタ回路に
入力し、前記第2のレベルシフタ回路は、前記第2のレ
ベルシフタ回路に入力された前記タイミング信号の電圧
振幅レベルを、液晶の飽和電圧にある一定のマージン電
圧を設けた電圧振幅レベルまで高電圧化して前記サンプ
リング回路に入力し、前記サンプリング回路は、前記サ
ンプリング回路に入力された前記タイミング信号により
前記画像信号をサンプリングし、前記ソース信号線側駆
動回路に接続されたソース信号線へ供給することを特徴
とするソース信号線側駆動回路が提供される。このこと
によって、上記目的が達成される。
【0083】また、本願発明のある実施形態によると、
第1のレベルシフタ回路と、第2のレベルシフタ回路
と、シフトレジスタ回路とを有するゲート信号線側駆動
回路で、前記第1のレベルシフタ回路は、前記ゲート信
号線側駆動回路の外部から入力された入力信号を、前記
シフトレジスタ回路が動作可能な電圧振幅レベルまで高
電圧化して、前記シフトレジスタ回路に入力し、前記シ
フトレジスタ回路は、前記シフトレジスタ回路に入力さ
れた前記入力信号をもとに、選択信号を生成して、生成
した前記選択信号を前記第2のレベルシフタ回路に入力
し、前記第2のレベルシフタ回路は、入力された前記選
択信号の電圧振幅レベルを、ゲート信号線に接続されて
いる全ての画素TFTを確実に動作させることが可能な
電圧振幅レベルまで高電圧化し、前記ゲート信号線へ高
電圧化された前記選択信号を直接またはバッファ回路を
介して供給することを特徴とするゲート信号線側駆動回
路が提供される。このことによって上記目的が達成され
る。
【0084】また、本願発明のある実施形態によると、
第1のレベルシフタ回路と、第2のレベルシフタ回路
と、シフトレジスタ回路とを有するゲート信号線側駆動
回路で、前記第1のレベルシフタ回路は、前記ゲート信
号線側駆動回路の外部から前記第1のレベルシフタ回路
に入力された、前記第1のレベルシフタ回路が動作可能
な電圧振幅レベルのクロック信号を、前記シフトレジス
タ回路が動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化して、
前記シフトレジスタ回路に入力し、前記シフトレジスタ
回路は、前記シフトレジスタ回路に入力された前記クロ
ック信号をもとに、ゲート信号線を介してゲート信号線
側駆動回路に接続されている画素TFTを動作させる選
択信号を生成して、生成した前記選択信号を前記第2の
レベルシフタ回路に入力し、前記第2のレベルシフタ回
路は、前記第2のレベルシフタ回路に入力された前記選
択信号の電圧振幅レベルを、前記ゲート信号線に接続さ
れている全ての前記画素TFTを確実に動作させること
が可能な電圧振幅レベルまで高電圧化し、前記ゲート信
号線へ前記第2のレベルシフタ回路によって高電圧化さ
れた前記選択信号を供給することを特徴とするゲート信
号線側駆動回路が提供される。このことによって上記目
的が達成される。
【0085】また、本願発明のある実施形態によると、
複数の画素TFTがマトリクス状に配置されたアクティ
ブマトリクス回路と、前記複数の画素TFTのそれぞれ
のソース電極に接続された複数のソース信号線と、前記
複数の画素TFTのそれぞれのゲート電極に接続された
複数のゲート信号線と、前記複数のソース信号線に接続
されたソース信号線側駆動回路と、前記複数のゲート信
号線に接続されたゲート信号線側駆動回路と有する半導
体表示装置で、前記ソース信号線側駆動回路は、第1の
レベルシフタ回路と、第2のレベルシフタ回路と、シフ
トレジスタ回路と、サンプリング回路とを有しており、
前記第1のレベルシフタ回路は、前記ソース信号線側駆
動回路の外部から前記第1のレベルシフタ回路に入力さ
れた、前記第1のレベルシフタ回路が動作可能な電圧振
幅レベルのクロック信号を、前記シフトレジスタ回路が
動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記シフ
トレジスタ回路に入力し、前記シフトレジスタ回路は、
前記シフトレジスタ回路に入力された前記クロック信号
をもとに、前記ソース信号線側駆動回路の外部から供給
される画像信号をサンプリングするためのタイミング信
号を生成して、生成した前記タイミング信号を前記第2
のレベルシフタ回路に入力し、前記第2のレベルシフタ
回路は、前記第2のレベルシフタ回路に入力された前記
タイミング信号の電圧振幅レベルを、液晶の飽和電圧に
ある一定のマージン電圧を設けた電圧振幅レベルまで高
電圧化して前記サンプリング回路に入力し、前記サンプ
リング回路は、前記サンプリング回路に入力された前記
タイミング信号により前記画像信号をサンプリングし、
前記ソース信号線へ供給することを特徴とする半導体表
示装置が提供される。このことによって上記目的が達成
される。
【0086】前記ソース信号線側駆動回路は前記アクテ
ィブマトリクス回路と同一基板上に形成されるようにし
てもよい。
【0087】また、本願発明のある実施形態によると、
複数の画素TFTがマトリクス状に配置されたアクティ
ブマトリクス回路と、前記複数の画素TFTのそれぞれ
のソース電極に接続された複数のソース信号線と、前記
複数の画素TFTのそれぞれのゲート電極に接続された
複数のゲート信号線と、前記複数のソース信号線に接続
されたソース信号線側駆動回路と、前記複数のゲート信
号線に接続されたゲート信号線側駆動回路と有する半導
体表示装置で、前記ゲート信号線側駆動回路は、第1の
レベルシフタ回路と、第2のレベルシフタ回路と、シフ
トレジスタ回路とを有しており、前記第1のレベルシフ
タ回路は、前記ゲート信号線側駆動回路の外部から前記
第1のレベルシフタ回路に入力された、前記第1のレベ
ルシフタ回路が動作可能な電圧振幅レベルのクロック信
号を、前記シフトレジスタ回路が動作可能な電圧振幅レ
ベルまで高電圧化して、前記シフトレジスタ回路に入力
し、前記シフトレジスタ回路は、前記シフトレジスタ回
路に入力された前記クロック信号をもとに、前記ゲート
信号線を介して前記ゲート信号線側駆動回路に接続され
ている前記画素TFTを動作させる選択信号を生成し
て、生成した選択信号を前記第2のレベルシフタ回路に
入力し、前記第2のレベルシフタ回路は、前記第2のレ
ベルシフタ回路に入力された前記タイミング信号の電圧
振幅レベルを、前記ゲート信号線に接続されている全て
の前記画素TFTを確実に動作させることが可能な電圧
振幅レベルまで高電圧化し、前記ゲート信号線へ前記第
2のレベルシフタ回路によって高電圧化された選択信号
を供給することを特徴とする半導体表示装置が提供され
る。このことによって上記目的が達成される。
【0088】前記ゲート信号線側駆動回路は前記アクテ
ィブマトリクス回路と同一基板上に形成されるようにし
てもよい。
【0089】また、本願発明のある実施形態によると、
複数の画素TFTがマトリクス状に配置されたアクティ
ブマトリクス回路と、前記複数の画素TFTのそれぞれ
のソース電極に接続された複数のソース信号線と、前記
複数の画素TFTのそれぞれのゲート電極に接続された
複数のゲート信号線と、前記複数のソース信号線に接続
されたソース信号線側駆動回路と、前記複数のゲート信
号線に接続されたゲート信号線側駆動回路と有する半導
体表示装置で、前記ソース信号線側駆動回路は第1レベ
ルシフタ回路と、第2レベルシフタ回路と、第1シフト
レジスタ回路と、第1サンプリング回路とを有してお
り、前記第1レベルシフタ回路は、前記ソース信号線側
駆動回路の外部から前記第1レベルシフタ回路に入力さ
れた、前記第1レベルシフタ回路が動作可能な電圧振幅
レベルのクロック信号を、前記第1シフトレジスタ回路
が動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記第
1シフトレジスタ回路に入力し、前記第1シフトレジス
タ回路は、前記第1シフトレジスタ回路に入力された前
記クロック信号をもとに、前記ソース信号線側駆動回路
の外部から供給される画像信号をサンプリングするため
のタイミング信号を生成して、生成したタイミング信号
を前記第2レベルシフタ回路に入力し、前記第2レベル
シフタ回路は、前記第2レベルシフタ回路に入力された
前記タイミング信号の電圧振幅レベルを、液晶の飽和電
圧にある一定のマージン電圧を設けた電圧振幅レベルま
で高電圧化して前記第1サンプリング回路に入力し、前
記第1サンプリング回路は、前記第1サンプリング回路
に入力された前記タイミング信号により前記画像信号を
サンプリングし、前記ソース信号線へ供給し、前記ゲー
ト信号線側駆動回路は第3レベルシフタ回路と、第4レ
ベルシフタ回路と、第2シフトレジスタ回路とを有して
おり、前記第3レベルシフタ回路は、前記ゲート信号線
側駆動回路の外部から前記第3レベルシフタ回路に入力
された、前記第3レベルシフタ回路が動作可能な電圧振
幅レベルのクロック信号を、前記第2シフトレジスタ回
路が動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記
第2シフトレジスタ回路に入力し、前記第2シフトレジ
スタ回路は、前記第2シフトレジスタ回路に入力された
前記クロック信号をもとに、前記ゲート信号線を介して
前記ゲート信号線側駆動回路に接続されている前記画素
TFTを動作させる選択信号を生成して、生成した前記
選択信号を前記第4レベルシフタ回路に入力し、前記第
4のレベルシフタ回路は、前記第4レベルシフタ回路に
入力された前記タイミング信号の電圧振幅レベルを、前
記ゲート信号線に接続されている全ての前記画素TFT
を確実に動作させることが可能な電圧振幅レベルまで高
電圧化し、前記ゲート信号線へ前記第4レベルシフタ回
路によって高電圧化された選択信号を供給することを特
徴とする半導体表示装置が提供される。このことによっ
て上記目的が達成される。
【0090】前記ソース信号線側駆動回路および前記ゲ
ート信号線側駆動回路は前記アクティブマトリクス回路
と同一基板上に形成されるようにしてもよい。
【0091】また、本願発明のある実施形態によると、
第1のレベルシフタ回路と、第2のレベルシフタ回路
と、第3のレベルシフタ回路と、第1のラッチ回路と、
第2のラッチ回路と、シフトレジスタ回路と、D/A変
換回路とを有するデジタル駆動の半導体表示装置の駆動
回路において、前記第1のレベルシフタ回路は、前記駆
動回路の外部から前記第1のレベルシフタ回路に入力さ
れた入力信号を、前記シフトレジスタ回路が動作可能な
電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記シフトレジスタ
回路に入力し、前記シフトレジスタ回路は、入力された
前記入力信号をもとに、前記駆動回路の外部から供給さ
れるデジタル信号を前記第1のラッチ回路に書き込むタ
イミングを決定するタイミング信号を生成して前記第1
のラッチ回路に入力し、前記デジタル信号は前記第3の
レベルシフタ回路に入力され、前記第3のレベルシフタ
回路から出力されたデジタル信号は、タイミング信号に
よって決定されたタイミングで前記第1のラッチ回路に
入力され、前記第1のラッチ回路に入力されたデジタル
信号は、論理演質の後、前記第2のラッチ回路にて演質
を行い出力され、前記出力されたデジタル信号は、前記
第2のレベルシフタ回路を介してD/A変換回路に入力
され、アナログ変換されることを特徴とした半導体表示
装置の駆動回路が提供される。このことによって上記目
的が達成される。
【0092】
【発明の実施の形態】
【0093】本願発明の駆動回路をソース信号線側駆動
回路を例にとって説明する。まずソース信号線側駆動回
路の構成のブロック図を図1に示す。
【0094】ソース信号線側駆動回路の外部からクロッ
ク信号(CLK)がソース信号線側駆動回路に入力され
る。
【0095】入力されたクロック信号は第1のレベルシ
フタ回路に入力されて、その電圧振幅レベルが上げられ
る。そして第1のレベルシフタ回路によって電圧振幅レ
ベルが上げられたクロック信号は、シフトレジスタ回路
に入力される。この入力したクロック信号をもとに、同
じ時にシフトレジスタ回路に入力したスタートパルス信
号によって、シフトレジスタ回路が動作し、画像のサン
プリングのためのタイミング信号が順に生成される。
【0096】このタイミング信号は第2のレベルシフタ
回路に入力されて、再びその電圧振幅レベルが上げられ
る。第2のレベルシフタ回路によって電圧振幅レベルが
上げられたタイミング信号に基づいて、サンプリング回
路が動作し、画像信号がサンプリングされる。サンプリ
ングされた画像信号はソース信号線に供給されて、該ソ
ース信号線に接続された画素TFTのソースに入力され
る。
【0097】図2に、図1に示したブロック図の回路構
成の一例を示す。
【0098】第1のレベルシフタ回路201にソース信
号線側駆動回路の外部からクロック信号(CLK、CL
Kb)が入力される。このクロック信号の電圧振幅レベ
ルは、第1のレベルシフタ回路201が駆動可能な範囲
でできる限り低いことが、不要輻射を問題にならない程
度に抑えるために要求される。また消費電力を抑えるた
めにも必要である。
【0099】第1のレベルシフタ回路201に入力され
たクロック信号は、高電圧化され、出力される。このと
きクロック信号の電圧振幅レベルは、シフトレジスタ回
路202のTFTが短チャネル効果によるパンチスルー
やホットエレクトロンによって故障しない程度で、かつ
作製可能なチャネル長のTFTが動作する程度の電圧振
幅レベルまで高電圧化する必要がある。
【0100】第1のレベルシフタ回路201によって電
圧振幅レベルが上げられたクロック信号はシフトレジス
タ回路202に入力される。またレベルシフタ回路によ
って電圧振幅レベルを上げられたスタートパルス信号
(SP)がシフトレジスタ回路202に入力される。シ
フトレジスタ回路202に入力されたクロック信号をも
とに、同じ時にシフトレジスタ回路202に入力された
スタートパルス信号によってシフトレジスタ回路202
が、ソース信号線(S1、S2)に対応した画素TFT
への画像信号のサンプリングのタイミングを決定するタ
イミング信号を生成する動作を開始する。シフトレジス
タ回路202によって生成されたタイミング信号は第2
のレベルシフタ回路203へ入力される。
【0101】第2のレベルシフタ回路203に入力され
たタイミング信号は、高電圧化される。このときタイミ
ング信号は、液晶が飽和状態に駆動される電圧振幅レベ
ル(飽和電圧)の画像信号をサンプリングするために、
飽和電圧にある一定のマージン電圧を設けた電圧振幅レ
ベルまで高電圧化することが必要である。
【0102】このマージン電圧は確実に飽和電圧の画像
信号を画素TFTのソースに供給するためのものであ
る。マージン電圧の大きさは、飽和電圧の画像信号がタ
イミング信号によってサンプリングされて、確実にソー
ス信号線(S1、S2)に供給されるぐらい大きいこと
が必要である。
【0103】第2のレベルシフタ回路203によって高
電圧化されたタイミング信号は、サンプリング回路20
4に入力される。
【0104】サンプリング回路204は、各ソース線
(S1、S2)に接続されたアナログスイッチの集合体
である。サンプリング回路204にタイミング信号が入
力されると、タイミング信号の電圧が、サンプリング回
路204のアナログスイッチを構成するTFTのゲート
電極に印加さる。それによりアナログスイッチを構成す
るTFTにチャネルが形成され、ソースからドレインへ
電流が流れる。よって画像信号がサンプリングされ、ソ
ース信号線(S1、S2)を介して画素TFTのソース
に供給される。
【0105】本願発明では、レベルシフタ回路をシフト
レジスタ回路の前後に設けることによって、シフトレジ
スタ回路のTFTが短チャネル効果によるパンチスルー
やホットエレクトロンによって故障せず、かつ作製可能
なチャネル長のTFTが動作する程度の電圧振幅レベル
のクロック信号で、シフトレジスタ回路を動作させるこ
とができる。その結果、シフトレジスタ回路が故障する
ことなしに高速動作させることができ、液晶を飽和状態
に駆動させることが可能になる。また、ソース信号線側
駆動回路の外部から入力されるクロック信号の電圧振幅
レベルを、レベルシフタ回路の動作が可能な範囲ででき
る限り低くしても、シフトレジスタ回路の高速動作が可
能になるので、消費電力および不要輻射を問題にならな
い程度に抑えることができる。
【0106】
【実施例】ここで以下の実施例をもって、本願発明の駆
動回路およびその駆動回路を有する半導体表示装置につ
いて、図3〜図17を用いて詳しく説明する。
【0107】(実施例1)本実施例では、レベルシフタ
回路をシフトレジスタ回路の前後に設けることにより、
信号の電圧振幅レベルをシフトレジスタ回路の前後2段
階で上げる本願発明の構成をソース信号線側駆動回路に
用いた例を示す。図3に本実施例の半導体表示装置、特
にアクティブマトリクス型液晶表示装置の構成を示す。
【0108】ソース信号線側駆動回路301とゲート信
号線側駆動回路302は、アクティブマトリクス回路か
らなる画素マトリクス部308と同一基板上に一体形成
されている。
【0109】また、画素マトリクス部308では、ソー
ス信号線側駆動回路301に接続された複数のソース信
号線303と、ゲート信号線側駆動回路302に接続さ
れた複数のゲート信号線304が交差している。そのソ
ース信号線303とゲート信号線304に囲まれた領域
に、ソース信号線303とゲート信号線304に接続さ
れた複数の画素TFT305がそれぞれ1つづつと、対
向電極と画素電極の間に液晶を挟んだ液晶セル306
と、保持容量307が設けられている。
【0110】ソース信号線303に入力された画像信号
は、画素TFT305により選択され、所定の画素電極
に書き込まれる。
【0111】ソース信号線側駆動回路301から出力さ
れたタイミング信号によりサンプリングされた画像信号
が、サンプリング回路によりソース信号線に303に供
給される。
【0112】画素TFT305は、ゲート信号線側駆動
回路302からゲート信号線304を介して入力される
選択信号により動作する。
【0113】次に本実施例のソース信号線側駆動回路の
ブロック図を図4に示す。本実施例では5Vの飽和電圧
の液晶を用いる。ソース信号線側駆動回路の外部から
2.5Vの電圧振幅レベルのクロック信号(CLK)が
ソース信号線側駆動回路の第1のレベルシフタ回路に入
力される。第1のレベルシフタ回路に入力されるクロッ
ク信号の電圧振幅レベルは、第1のレベルシフタ回路が
駆動可能な範囲でできる限り低いことが、不要輻射を問
題にならない程度に抑えるために要求される。また消費
電力を抑えるためにも必要である。
【0114】第1のレベルシフタ回路に入力したクロッ
ク信号は第1のレベルシフタ回路によって、その電圧振
幅レベルが2.5Vから、本実施例では5Vまで上げら
れ(高電圧化され)、シフトレジスタ回路に入力され
る。
【0115】シフトレジスタ回路に入力されるクロック
信号の電圧振幅レベルは、シフトレジスタ回路が動作可
能な範囲の電圧振幅レベルであることが要求される。本
実施例では5Vでシフトレジスタ回路が動作可能であ
る。例えば本実施例において、ソース信号線側駆動回路
の、チャネル長が2μmのTFTで構成されるシフトレ
ジスタ回路を周波数12.5MHz以上で動作させるた
めには、シフトレジスタ回路に入力するクロック信号の
電圧振幅レベルを4V以上にする必要がある。本実施例
では5Vまで電圧振幅レベルを上げたが、本願発明では
電圧振幅レベルはこの値に限られない。シフトレジスタ
回路に入力されるクロック信号の電圧振幅レベルは、シ
フトレジスタ回路が動作可能な範囲であることが、必要
条件である。また、レベルシフタ回路はクロック信号の
みではなく、その他スタートパルス信号に用いてもかま
わない。
【0116】レベルシフタ回路から出力された電圧振幅
レベルが5Vのクロック信号がシフトレジスタ回路に入
力される。このシフトレジスタ回路に入力したクロック
信号をもとに、同じ時にシフトレジスタ回路に入力した
スタートパルス信号によって、シフトレジスタ回路が、
画像信号線から供給された画像信号のサンプリングのた
めのタイミング信号を順に生成する動作をする。生成し
たタイミング信号は、第2のレベルシフタ回路に入力さ
れる。
【0117】第2のレベルシフタ回路により、第2のレ
ベルシフタ回路に入力されたタイミング信号の電圧振幅
レベルが上げられる。このタイミング信号は、飽和電圧
にある一定のマージン電圧を設けた電圧振幅レベルまで
高くすることが必要である。5Vで第2のレベルシフタ
に入力したタイミング信号が12Vまで上げられ、その
12Vのタイミング信号がサンプリング回路に入力され
る。サンプリング回路に入力されたタイミング信号によ
りサンプリング回路が画像信号線から供給される画像信
号をサンプリングする動作を行う。
【0118】サンプリングされた画像信号はソース信号
線に供給され、ソース信号線に接続された画素TFTに
入力されて、液晶が駆動される。
【0119】なお、図5に本実施例のソース信号線側駆
動回路の具体的な回路構成を、また図6に図5に示した
本実施例の具体的な回路の、クロック信号とポイント
A、B1、B2、C1、C2、およびソース信号線S
1、S2におけるタイミングチャートを示す。
【0120】電圧振幅レベルが2.5Vのクロック信号
(CLK)が、第1のレベルシフタ回路501により5
Vに増幅される(ポイントA)。電圧振幅レベルが高く
なったクロック信号がシフトレジスタ回路502に入力
され、また同じ時にレベルシフタ回路によって電圧振幅
レベルを上げられたスタートパルス信号(SP)がシフ
トレジスタ回路502に入力され、タイミング信号が生
成される(ポイントB1、B2)。
【0121】このタイミング信号が第2のレベルシフタ
回路503により更に増幅されて12Vになる(ポイン
トC1、C2)。そしてこのタイミング信号はアナログ
スイッチ505に入力されて、画像信号がサンプリング
され、画像信号が選択されたソース信号線(S1、S
2)に供給される。
【0122】このように、本願発明ではレベルシフタ回
路をシフトレジスタ回路の前後に設けることによって、
シフトレジスタ回路のTFTが短チャネル効果によるパ
ンチスルーやホットエレクトロンによって故障しない程
度に低く、作製可能なチャネル長のTFTが動作する程
度に高い電圧振幅レベルのクロック信号を、シフトレジ
スタ回路に入力することができる。その結果シフトレジ
スタ回路をより高速で動作させることができる。また、
ソース信号線側駆動回路の外部から入力されるクロック
信号の電圧振幅レベルを、レベルシフタ回路の動作が可
能な範囲でできる限り低くしても、シフトレジスタ回路
の高速動作が可能になるので、消費電力および不要輻射
を問題にならない程度に抑えることができる。本実施例
ではソース信号線側駆動回路に本願発明を適用した例に
ついて説明したが、本願発明はこの実施例の形態に限ら
れない。
【0123】(実施例2)本実施例では、レベルシフタ
回路をシフトレジスタ回路の前後に設けることにより、
信号の電圧振幅レベルをシフトレジスタ回路の前後2段
階で上げる本願発明の構成をソース信号線側駆動回路に
用いた別の例を示す。
【0124】次に本実施例のソース信号線側駆動回路の
ブロック図を図7に示す。本実施例では6Vの飽和電圧
の液晶を用いる。ソース信号線側駆動回路の外部から3
Vの電圧振幅レベルのクロック信号(CLK)がソース
信号線側駆動回路の第1のレベルシフタ回路に入力され
る。第1のレベルシフタ回路に入力されるクロック信号
の電圧振幅レベルは、第1のレベルシフタ回路が駆動可
能な範囲でできる限り低いことが、不要輻射を問題にな
らない程度に抑えるために要求される。また消費電力を
抑えるためにも必要である。
【0125】第1のレベルシフタ回路に入力したクロッ
ク信号は第1のレベルシフタ回路によって、その電圧振
幅レベルが3Vから、本実施例では10Vまで上げられ
(高電圧化され)、シフトレジスタ回路に入力される。
【0126】シフトレジスタ回路に入力されるクロック
信号の電圧振幅レベルは、シフトレジスタ回路が動作可
能な範囲の電圧振幅レベルであることが要求される。本
実施例では10Vでシフトレジスタ回路が動作可能であ
る。例えば本実施例において、ソース信号線側駆動回路
の、チャネル長が3μmのTFTで構成されるシフトレ
ジスタ回路を周波数5MHz以上で動作させるために
は、シフトレジスタ回路に入力するクロック信号の電圧
振幅レベルを8V以上にする必要がある。本実施例では
10Vまで電圧振幅レベルを上げたが、本願発明では電
圧振幅レベルはこの値に限られない。シフトレジスタ回
路に入力されるクロック信号の電圧振幅レベルは、シフ
トレジスタ回路が動作可能な範囲であることが、必要条
件である。また、レベルシフタ回路はクロック信号のみ
ではなく、その他スタートパルス信号に用いてもかまわ
ない。
【0127】レベルシフタ回路から出力された電圧振幅
レベルが10Vのクロック信号がシフトレジスタ回路に
入力される。このシフトレジスタ回路に入力したクロッ
ク信号をもとに、同じ時にシフトレジスタ回路に入力し
たスタートパルス信号によって、シフトレジスタ回路
が、画像信号線から供給された画像信号のサンプリング
のためのタイミング信号を順に生成する動作をする。生
成したタイミング信号は、第2のレベルシフタ回路に入
力される。
【0128】第2のレベルシフタ回路により、第2のレ
ベルシフタ回路に入力されたタイミング信号の電圧振幅
レベルが上げられる。このタイミング信号は、飽和電圧
にある一定のマージン電圧を設けた電圧振幅レベルまで
高くすることが必要である。10Vで第2のレベルシフ
タに入力したタイミング信号が15Vまで上げられ、そ
の15Vのタイミング信号がサンプリング回路に入力さ
れる。サンプリング回路に入力されたタイミング信号に
よりサンプリング回路が画像信号線から供給される画像
信号をサンプリングする動作を行なう。
【0129】サンプリングされた画像信号はソース信号
線に供給され、ソース信号線に接続された画素TFTに
入力されて、液晶が駆動される。
【0130】このように、本願発明ではレベルシフタ回
路をシフトレジスタ回路の前後に設けることによって、
シフトレジスタ回路のTFTが短チャネル効果によるパ
ンチスルーやホットエレクトロンによって故障しない程
度に低く、作製可能なチャネル長のTFTが動作する程
度に高い電圧振幅レベルのクロック信号を、シフトレジ
スタ回路に入力することができる。その結果シフトレジ
スタ回路をより高速で動作させることができる。また、
ソース信号線側駆動回路の外部から入力されるクロック
信号の電圧振幅レベルを、レベルシフタ回路の動作が可
能な範囲でできる限り低くしても、シフトレジスタ回路
の高速動作が可能になるので、消費電力および不要輻射
を問題にならない程度に抑えることができる本実施例で
はソース信号線側駆動回路に本願発明を適用した例につ
いて説明したが、本願発明はこの実施例の形態に限られ
ない。
【0131】(実施例3)本実施例では、レベルシフタ
回路をシフトレジスタ回路の前後に設けることにより、
信号の電圧振幅レベルをシフトレジスタ回路の前後2段
階で上げる本願発明の構成をソース信号線側駆動回路に
用いた別の例を示す。
【0132】次に本実施例のソース信号線側駆動回路の
ブロック図を図8に示す。本実施例では7Vの飽和電圧
の液晶を用いる。ソース信号線側駆動回路の外部から5
Vの電圧振幅レベルのクロック信号(CLK)がソース
信号線側駆動回路の第1のレベルシフタ回路に入力され
る。第1のレベルシフタ回路に入力されるクロック信号
の電圧振幅レベルは、第1のレベルシフタ回路が駆動可
能な範囲でできる限り低いことが、不要輻射を問題にな
らない程度に抑えるために要求される。また消費電力を
抑えるためにも必要である。
【0133】第1のレベルシフタ回路に入力したクロッ
ク信号は第1のレベルシフタ回路によって、その電圧振
幅レベルが5Vから、本実施例では12Vまで上げられ
(高電圧化され)、シフトレジスタ回路に入力される。
【0134】シフトレジスタ回路に入力されるクロック
信号の電圧振幅レベルは、シフトレジスタ回路が動作可
能な範囲の電圧振幅レベルであることが要求される。本
実施例では12Vでシフトレジスタ回路が動作可能であ
る。例えば本実施例において、ソース信号線側駆動回路
の、チャネル長が5μmのTFTで構成されるシフトレ
ジスタ回路を周波数3MHz以上で動作させるために
は、シフトレジスタ回路に入力するクロック信号の電圧
振幅レベルを10V以上にする必要がある。本実施例で
は12Vまで電圧振幅レベルを上げたが、本願発明では
電圧振幅レベルはこの値に限られない。シフトレジスタ
回路に入力されるクロック信号の電圧振幅レベルは、シ
フトレジスタ回路が動作可能な範囲であることが、必要
条件である。また、レベルシフタ回路はクロック信号の
みではなく、その他スタートパルス信号に用いてもかま
わない。
【0135】レベルシフタ回路から出力された電圧振幅
レベルが12Vのクロック信号がシフトレジスタ回路に
入力される。このシフトレジスタ回路に入力したクロッ
ク信号をもとに、同じ時にシフトレジスタ回路に入力し
たスタートパルス信号によって、シフトレジスタ回路
が、画像信号線から供給された画像信号のサンプリング
のためのタイミング信号を順に生成する動作をする。生
成したタイミング信号は、第2のレベルシフタ回路に入
力される。
【0136】第2のレベルシフタ回路により、第2のレ
ベルシフタ回路に入力されたタイミング信号の電圧振幅
レベルが上げられる。このタイミング信号は、飽和電圧
にある一定のマージン電圧を設けた電圧振幅レベルまで
高くすることが必要である。12Vで第2のレベルシフ
タ回路に入力したタイミング信号が18Vまで上げら
れ、その18Vのタイミング信号がサンプリング回路に
入力される。サンプリング回路に入力されたタイミング
信号によりサンプリング回路が画像信号線から供給され
る画像信号をサンプリングする動作を行なう。
【0137】サンプリングされた画像信号はソース信号
線に供給され、ソース信号線に接続された画素TFTに
入力されて、液晶が駆動される。
【0138】このように、本願発明ではレベルシフタ回
路をシフトレジスタ回路の前後に設けることによって、
シフトレジスタ回路のTFTが短チャネル効果によるパ
ンチスルーやホットエレクトロンによって故障しない程
度に低く、作製可能なチャネル長のTFTが動作する程
度に高い電圧振幅レベルのクロック信号を、シフトレジ
スタ回路に入力することができる。その結果シフトレジ
スタ回路をより高速で動作させることができる。また、
ソース信号線側駆動回路の外部から入力されるクロック
信号の電圧振幅レベルを、レベルシフタ回路の動作が可
能な範囲でできる限り低くしても、シフトレジスタ回路
の高速動作が可能になるので、消費電力および不要輻射
を問題にならない程度に抑えることができる本実施例で
はソース信号線側駆動回路に本願発明を適用した例につ
いて説明したが、本願発明はこの実施例の形態に限られ
ない。
【0139】(実施例4)本実施例では、本願発明の構
成をゲート信号線側駆動回路に適用した例について説明
をする。
【0140】本実施例のゲート信号線側駆動回路のブロ
ック図を図9に示す。本実施例では15Vの飽和電圧の
液晶を用いる。ゲート信号線側駆動回路の外部から3V
の電圧振幅レベルのクロック信号(CLK)がゲート信
号線側駆動回路の第1のレベルシフタ回路に入力され
る。第1のレベルシフタ回路に入力されるクロック信号
の電圧振幅レベルは、第1のレベルシフタ回路が駆動可
能な範囲でできる限り低いことが、不要輻射を問題にな
らない程度に抑えるために要求される。また消費電力を
抑えるためにも必要である。
【0141】第1のレベルシフタ回路に入力したクロッ
ク信号は、第1のレベルシフタ回路によって、その電圧
振幅レベルが3Vから10Vまで上げられ(高電圧化さ
れ)、シフトレジスタ回路に入力される。
【0142】シフトレジスタ回路に入力されるクロック
信号の電圧振幅レベルは、シフトレジスタ回路が動作可
能な範囲の電圧振幅レベルであることが要求される。本
実施例では10Vまで電圧振幅レベルを上げたが、本願
発明では電圧振幅レベルはこの値に限られない。シフト
レジスタ回路に入力されるクロック信号の電圧振幅レベ
ルは、シフトレジスタ回路が動作可能な範囲であること
が、必要条件である。また、レベルシフタ回路はクロッ
ク信号のみではなく、その他スタートパルス信号に用い
てもかまわない。
【0143】レベルシフタ回路から出力された電圧振幅
レベルが10Vのクロック信号がシフトレジスタ回路に
入力される。このシフトレジスタ回路に入力したクロッ
ク信号をもとに、同じ時にシフトレジスタ回路に入力し
たスタートパルス信号によって、シフトレジスタ回路
が、ゲート信号線に接続された全ての画素TFTを確実
に動作させるための選択信号を順に生成する動作をす
る。生成した選択信号は、第2のレベルシフタ回路に入
力される。
【0144】第2のレベルシフタ回路により、第2のレ
ベルシフタ回路に入力された選択信号の電圧振幅レベル
が上げられる。この選択信号は、全ての画素TFTを確
実に動作させるのに必要な電圧振幅レベルまで高くする
ことが必要である。10Vで第2のレベルシフタに入力
した選択信号が20Vまで上げられ、その20Vの選択
信号がゲート信号線に入力され、画素TFTが、画像信
号を液晶に供給する動作をする。
【0145】図10に、図9に示したブロック図の具体
的な回路構成を示す。
【0146】第1のレベルシフタ回路1001に入力さ
れたクロック信号(CLK)は、高電圧化され、出力さ
れる。このとき、電圧振幅レベルはレベルシフタ回路1
001の動作が可能な電圧振幅レベルであり、画素TF
Tを確実に動作させるのに必要な選択信号の電圧振幅レ
ベルより低いことが好ましい。そのクロック信号がシフ
トレジスタ回路1002に入力される。
【0147】レベルシフタ回路によって電圧振幅レベル
を上げられたスタートパルス信号(SP)がシフトレジ
スタ回路1002に入力される。スタートパルス信号の
入力によりシフトレジスタ回路1002が所定のタイミ
ングで動作を開始する。これによりシフトレジスタ回路
1002に入力されたクロック信号に基づいて、画素T
FTを動作させる選択信号が順に出力されて、第2のレ
ベルシフタ回路1003へ入力される。
【0148】第2のレベルシフタ回路1003に入力さ
れた選択信号は、再び高電圧化され出力される。この高
電圧化された選択信号はゲート信号線(g1、g2、g
3)に入力される。このとき電圧振幅レベルは全ての画
素TFTを確実に動作させるのに必要な選択信号の電圧
振幅レベルまで上げることが必要である。
【0149】このように、レベルシフタ回路をシフトレ
ジスタ回路の前後に設けることによって、シフトレジス
タ回路のTFTが短チャネル効果によるパンチスルーや
ホットエレクトロンによって故障しない程度に低く、か
つ作製可能なチャネル長のTFTが動作する程度に高い
電圧振幅レベルのクロック信号を、シフトレジスタ回路
に入力することができ、消費電力を抑えることができ
る。また、ゲート信号線側駆動回路の外部から入力され
るクロック信号の電圧振幅レベルを、レベルシフタ回路
の動作が可能な範囲でできる限り低くしても、シフトレ
ジスタ回路の高速動作が可能になるので、消費電力およ
び不要輻射を問題にならない程度に抑えることができる
本実施例ではゲート信号線側駆動回路に本願発明を適用
した例について説明したが、本願発明はこの実施例の形
態に限られない。
【0150】なお本実施例で示すゲート信号線側駆動回
路は、実施例1の図3で示したアクティブマトリクス型
液晶表示装置において用いることが可能である。
【0151】(実施例5)本実施例では、本願発明の構
成をゲート信号線側駆動回路に適用した別の例について
説明する。
【0152】本実施例のゲート信号線側駆動回路のブロ
ック図を図11に示す。本実施例では14Vの飽和電圧
の液晶を用いる。ゲート信号線側駆動回路の外部から5
Vの電圧振幅レベルのクロック信号(CLK)がゲート
信号線側駆動回路の第1のレベルシフタ回路に入力され
る。第1のレベルシフタ回路に入力されるクロック信号
の電圧振幅レベルは、第1のレベルシフタ回路が動作可
能な範囲でできる限り低いことが、不要輻射を問題にな
らない程度に抑えるために要求される。また消費電力を
抑えるためにも必要である。
【0153】第1のレベルシフタ回路に入力したクロッ
ク信号は、第1のレベルシフタ回路によって、その電圧
振幅レベルが5Vから12Vまで上げられ(高電圧化さ
れ)、シフトレジスタ回路に入力される。
【0154】シフトレジスタ回路に入力されるクロック
信号の電圧振幅レベルは、シフトレジスタ回路が動作可
能な範囲の電圧振幅レベルであることが要求される。本
実施例では12Vまで電圧振幅レベルを上げたが、本願
発明では電圧振幅レベルはこの値に限られない。シフト
レジスタ回路に入力されるクロック信号の電圧振幅レベ
ルは、シフトレジスタ回路が動作可能な範囲であること
が、必要条件である。また、レベルシフタ回路はクロッ
ク信号のみではなく、その他スタートパルス信号に用い
てもかまわない。
【0155】第1のレベルシフタ回路から出力された電
圧振幅レベルが12Vのクロック信号がシフトレジスタ
回路に入力される。このシフトレジスタ回路に入力した
クロック信号をもとに、同じ時にシフトレジスタ回路に
入力したスタートパルス信号によって、シフトレジスタ
回路が、ゲート信号線に接続された全ての画素TFTを
確実に動作させるための選択信号を順に生成する動作を
する。生成した選択信号は、第2のレベルシフタ回路に
入力される。
【0156】第2のレベルシフタ回路により、第2のレ
ベルシフタ回路に入力された選択信号の電圧振幅レベル
が上げられる。この選択信号は、全ての画素TFTを確
実に動作させるのに必要な電圧振幅レベルまで高くする
ことが必要である。12Vで第2のレベルシフタに入力
した選択信号が25Vまで上げられ、その25Vの選択
信号がゲート信号線に入力され、画素TFTが、画像信
号を液晶に供給する動作をする。これにより液晶ディス
プレイに画像が表示される。
【0157】このように、本願発明ではレベルシフタ回
路をシフトレジスタ回路の前後に設けることによって、
シフトレジスタ回路のTFTが短チャネル効果によるパ
ンチスルーやホットエレクトロンによって故障しない程
度に低く、作製可能なチャネル長のTFTが動作する程
度に高い電圧振幅レベルのクロック信号をシフトレジス
タ回路に入力することができる。その結果、シフトレジ
スタ回路をより高速で動作させることができ、消費電力
を抑えることができる。また、ゲート信号線側駆動回路
の外部から入力されるクロック信号の電圧振幅レベル
を、レベルシフタ回路の動作が可能な範囲でできる限り
低くしても、シフトレジスタ回路の高速動作が可能にな
るので、消費電力および不要輻射を問題にならない程度
に抑えることができる。本実施例ではゲート信号線側駆
動回路に本願発明を適用した例について説明したが、本
願発明はこの実施例の形態に限られない。
【0158】(実施例6)本願発明は、ソース信号線側
駆動回路とゲート信号線側駆動回路の両方に適用しても
良い。この場合、ソース信号線側駆動回路およびゲート
信号線側駆動回路のそれぞれに、第1および第2のレベ
ルシフタ回路が用いられる。例えば上述の実施例を組み
合わせてもよい。
【0159】(実施例7)本実施例では、上述した実施
例1〜6のアクティブマトリクス型液晶表示装置の作製
工程について説明する。
【0160】本実施例では絶縁表面を有する基板上に複
数のトップゲート型のTFTを形成し、画素マトリクス
回路とレベルシフタ回路、シフトレジスタ回路を含む動
作回路とをモノリシックに構成する例を図12〜図15
に示す。なお、本実施例では駆動回路やロジック回路等
の駆動回路の例として、基本回路であるCMOS回路を
示す。なお、本実施例では、Pチャンネル型とNチャン
ネル型とがそれぞれ1つのゲート電極を備えたCMOS
回路について、その作製工程を説明するが、ダブルゲー
ト型のような複数のゲート電極を備えたCMOS回路も
同様に作製することができる。
【0161】図12(A)を参照する。まず、絶縁表面
を有する基板としてガラス基板601を準備する。ガラ
ス基板の代わりに石英基板、熱酸化膜を形成したシリコ
ン基板を用いることもできる。また、石英基板上に一旦
非晶質珪素膜を形成し、それを完全に熱酸化して絶縁膜
とする様な方法をとっても良い。さらに、絶縁膜として
窒化珪素膜を形成した石英基板、セラミックス基板また
はシリコン基板を用いても良い。本実施例では、ガラス
基板601上に酸化シリコン膜602でなる下地膜を2
00nm厚に形成した。下地膜は窒化シリコン膜を積層し
ても良いし、窒化シリコン膜のみであっても良い。
【0162】603は非晶質珪素膜であり、最終的な膜
厚(熱酸化後の膜減りを考慮した膜厚)が10〜75n
m(好ましくは15〜45nm)となる様に調節する。
なお、成膜に際して膜中の不純物濃度の管理を徹底的に
行うことは重要である。
【0163】本実施例の場合、非晶質珪素膜603中に
おいて代表的な不純物であるC(炭素)、N(窒素)、
O(酸素)、S(硫黄)の濃度はいずれも5×1018
toms/cm3未満(好ましくは 1×1018atom
s/cm3以下)となる様に管理している。各不純物濃
度がこれ以上の濃度で存在すると、結晶化の際に悪影響
を及ぼし、結晶化後の膜質を低下させる原因となりう
る。
【0164】なお、非晶質珪素膜603中の水素濃度も
非常に重要なパラメータであり、水素含有量を低く抑え
た方が結晶性の良い膜が得られる様である。そのため、
非晶質珪素膜603の成膜は減圧熱CVD法であること
が好ましい。なお、成膜条件を最適化することでプラズ
マCVD法を用いることも可能である。
【0165】次に、非晶質珪素膜603の結晶化工程を
行う。結晶化の手段としては特開平7−130652号
公報記載の技術を用いる。同公報実施例1および実施例
2のどちらの手段でも良いが、本実施例では、同広報の
実施例2に記載した技術内容(特開平8−78329号
公報に詳しい)を利用するのが好ましい。
【0166】特開平8−78329号公報記載の技術
は、まず触媒元素の添加領域を選択するマスク絶縁膜6
04を形成する。マスク絶縁膜604は触媒元素を添加
するために複数箇所の開口部を有している。この開口部
の位置によって結晶領域の位置を決定することができ
る。
【0167】そして、非晶質珪素膜603の結晶化を助
長する触媒元素としてニッケル(Ni)を含有した溶液
をスピンコート法により塗布し、Ni含有層605を形
成する。なお、触媒元素としてはニッケル以外にも、コ
バルト(Co)、鉄(Fe)、パラジウム(Pd)、白
金(Pt)、銅(Cu)、金(Au)等を用いることが
できる(図12(B))。
【0168】また、上記触媒元素の添加工程は、レジス
トマスクを利用したイオン注入法またはプラズマドーピ
ング法を用いることもできる。この場合、添加領域の占
有面積の低減、横成長領域の成長距離の制御が容易とな
るので、微細化した回路を構成する際に有効な技術とな
る。
【0169】次に、触媒元素の添加工程が終了したら、
450℃で1時間程度の水素出しの後、不活性雰囲気、
水素雰囲気または酸素雰囲気中において 500〜70
0℃(代表的には550〜650℃)の温度で4〜24
時間の加熱処理を加えて非晶質珪素膜603の結晶化を
行う。本実施例では窒素雰囲気で570℃、14時間の
加熱処理を行う。
【0170】この時、非晶質珪素膜603の結晶化はニ
ッケルを添加した領域606および606で発生した核
から優先的に進行し、ガラス基板601の基板面に対し
てほぼ平行に成長した結晶領域607が形成される。こ
の結晶領域607を横成長領域と呼ぶ。横成長領域は比
較的揃った状態で個々の結晶が集合しているため、全体
的な結晶性に優れるという利点がある(図12
(C))。
【0171】なお、上述の特開平7−130652号公
報の実施例1に記載された技術を用いた場合も微視的に
は横成長領域と呼びうる領域が形成されている。しかし
ながら、核発生が面内において不均一に起こるので結晶
粒界の制御性の面で難がある。
【0172】次に膜中のニッケルを除去するために、こ
の状態でリンをドーピングする。すると、ニッケルを添
加した領域606のみにリンがドーピングされる。これ
らの領域をリン添加領域608とする。このとき、ドー
ピングの加速電圧と、酸化膜で成るマスク絶縁膜604
厚さを最適化し、リンがマスク絶縁膜604を実質的に
突き抜けないようにする。(図12(D))
【0173】リンのドーズ量は、1×1014から1×1
15ions/cm2程度が良い。本実施例では5×1
14ions/cm2のドーズを、イオンドーピング装
置を用いて行った。
【0174】なお、イオンドープの際の加速電圧は10
kvとした。10kvの加速電圧であれば、リンは10
00Åの絶縁膜マスクをほとんど通過することができな
い。
【0175】次に、図12(E)を参照する。その後、
600℃の窒素雰囲気にて1〜12時間(本実施例では
12時間)熱アニールし、ニッケル元素のゲッタリング
を行った。加熱によりニッケルがリンに吸い寄せられる
ことになる。600℃の温度のもとでは、リン原子は膜
中をほとんど動かないが、ニッケル原子は数100μm
程度またはそれ以上の距離を移動することができる。こ
のことからリンがニッケルのゲッタリングに最も適した
元素の1つであることが理解できる。
【0176】結晶化のための加熱処理が終了したら、マ
スク絶縁膜604を除去してパターニングを行い、横成
長領域607でなる島状半導体層(活性層)609、6
10、および611を形成する(図13(A))。
【0177】ここで609はCMOS回路を構成するN
型TFTの活性層、610はCMOS回路を構成するP
型TFTの活性層、611は画素マトリクス回路を構成
するN型TFT(画素TFT)の活性層である。
【0178】活性層609、610、および611を形
成したら、その上に珪素を含む絶縁膜でなるゲート絶縁
膜612を成膜する。
【0179】次に、図示しないアルミニウムを主成分と
する金属膜を成膜し、パターニングによって後のゲート
電極の原型を形成する。本実施例では2wt%のスカン
ジウムを含有したアルミニウム膜を用いる。
【0180】次に、特開平7−135318号公報記載
の技術により多孔性の陽極酸化膜613〜620、無孔
性の陽極酸化膜621〜624、およびゲート電極62
5〜628を形成する(図13(B))。
【0181】こうして図13(B)の状態が得られた
ら、次にゲート電極625〜628および多孔性の陽極
酸化膜613〜620をマスクとしてゲート絶縁膜61
2をエッチングする。そして、多孔性の陽極酸化膜61
3〜620を除去して図13(C)の状態を得る。な
お、図13(C)において629〜632で示されるの
は加工後のゲート絶縁膜である。
【0182】図14(A)を参照する。次に、一導電性
を付与する不純物元素の添加工程を行う。不純物元素と
してはNチャネル型ならばP(リン)またはAs(砒
素)、P型ならばB(ボロン)またはGa(ガリウム)
を用いれば良い。本実施例ではNチャネル型およびPチ
ャネル型のTFTを形成するための不純物添加をそれぞ
れ2回の工程に分けて行う。
【0183】最初にNチャネル型のTFTを形成するた
めの不純物添加を行う。まず、1回目の不純物添加(本
実施例ではP(リン)を用いる)を高加速電圧80ke
V程度で行い、n-領域を形成する。 このn-領域は、
Pイオン濃度が1×1018 ions/cm2〜1×10
19ions/cm2このように調節する。
【0184】さらに、2回目の不純物添加を低加速電圧
10keV程度で行い、n+領域を形成する。この時は、
加速電圧が低いので、ゲート絶縁膜がマスクとして機能
する。また、このn+領域は、シート抵抗が500Ω以
下(好ましくは300Ω以下)となるように調節する。
【0185】以上の工程を経て、CMOS回路を構成す
るnチャネル型TFTのソース領域およびドレイン領域
633および634、低濃度不純物領域(LDD領域)
637、チャネル形成領域640が形成される。また、
画素TFTを構成するnチャネル型TFTのソース領域
およびドレイン領域635および636、低濃度不純物
領域(LDD領域)638および639、チャネル形成
領域641および642が確定する(図14(A))。
【0186】なお、図14(A)に示す状態ではCMO
S回路を構成するpチャネル型TFTの活性層は、nチ
ャネル型TFTの活性層と同じ構成となっている。
【0187】次に、図14(B)に示すように、nチャ
ネル型TFTを覆ってレジストマスク643を設け、P
型を付与する不純物イオン(本実施例ではボロンを用い
る)の添加を行う。
【0188】この工程も前述の不純物添加工程と同様に
2回に分けて行うが、Nチャネル型をPチャネル型に反
転させる必要があるため、前述のPイオン添加濃度の数
倍にあたる程度の濃度のB(ボロン)イオンを添加す
る。
【0189】こうしてCMOS回路を構成するpチャネ
ル型TFTのソース領域およびドレイン領域644およ
び645、低濃度不純物領域(LDD領域)646、チ
ャネル形成領域647が形成される(図14(B))。
【0190】本実施例では、2wt%のスカンジウムを
含有したアルミニウム膜を用いてゲート電極を形成した
が、多結晶シリコン膜を用いてゲート電極を形成しても
良い。この場合、LDD領域は、SiO2やSiNなど
のサイドウォールを用いて形成される。
【0191】次にファーネスアニール、レーザーアニー
ル、ランプアニール等の組み合わせによって不純物イオ
ンの活性化を行う。それと同時に添加行程で受けた活性
層の損傷も修復される。
【0192】図14(C)を参照する。次に、第1層間
絶縁膜648として酸化シリコン膜と窒化シリコン膜と
の積層膜を形成し、コンタクトホールを形成した後、ソ
ース電極およびドレイン電極649〜653を形成して
図14(C)に示す状態を得る。なお、第1層間絶縁膜
648として有機性樹脂膜を用いることもできる。
【0193】図14(C)に示す状態が得られたら、有
機性樹脂膜からなる第2層間絶縁膜654を0.5〜3
μmの厚さに形成する(図15(A))。有機性樹脂膜
としては、ポリイミド、アクリル、ポリイミドアミド等
が用いられる。有機性樹脂膜の利点は、成膜方法が簡単
である点、容易に膜厚を厚くできる点、比誘電率が低い
ので寄生容量を低減できる点、平坦性に優れている点な
どが挙げられる。なお、上述した以外の有機性樹脂膜を
用いることもできる。
【0194】次に、第2層間絶縁膜654の一部を除去
し、遮光性を有する膜でなるブラックマトリクス655
を形成する。本実施例では、ブラックマトリクス655
にはチタンを用い、画素TFTのドレイン電極653と
ブラックマトリクス655との間に保持容量658を形
成している。また、ブラックマトリクス655として
は、黒色顔料を含む樹脂膜等を用いることもできる。
【0195】次に、有機性樹脂膜からなる第3層間絶縁
膜656を0.5〜3μmの厚さに形成する。有機性樹
脂膜としては、ポリイミド、アクリル、ポリイミドアミ
ド等が用いられる。なお、上述した以外の有機性樹脂膜
を用いることもできる。
【0196】そして第2層間絶縁膜654および第3層
間絶縁膜656にコンタクトホールを形成し、透明画素
電極657を120nmの厚さに形成する。なお、本実
施例は透過型のアクティブマトリクス液晶表示装置の例
であるため透明画素電極657を構成する導電膜として
ITO等の透明導電膜を用いる。
【0197】次に、基板全体を350℃の水素雰囲気で
1〜2時間加熱し、素子全体の水素化を行うことで膜中
(特に活性層中)のダングリングボンド(不対結合手)
を補償する。以上の工程を経て同一基板上にCMOS回
路および画素マトリクス回路を作製することができる。
【0198】次に、上記の工程によって作製されたアク
ティブマトリクス基板をもとに、アクティブマトリクス
型液晶表示装置を作製する工程を説明する。
【0199】図15(B)の状態のアクティブマトリク
ス基板に配向膜659を形成する。本実施例では、配向
膜659には、ポリイミドを用いた。次に、対向基板を
用意する。対向基板は、ガラス基板660、対向電極6
61、配向膜662とで構成される。
【0200】なお、本実施例では、配向膜662には、
ポリイミド膜を用いた。なお、配向膜形成後、ラビング
処理を施した。なお、本実施例では、比較的小さなプレ
チル角を持つようなポリイミドを用いた。
【0201】次に、上記の工程を経たアクティブマトリ
クス基板と対向基板とを公知のセル組み工程によって、
シール材やスペーサ(共に図示せず)などを介して張り
合わせる。その後、両基板間に液晶663を注入し、封
止剤(図示せず)によって完全に封止する。本実施例で
は、液晶663としてネマティック液晶を用いた。
【0202】よって、図15(C)に示すような透過型
のアクティブマトリクス型液晶表示装置が完成する。
【0203】(実施例8)本実施例では、上述した実施
例1〜6のアクティブマトリクス型液晶表示装置を実施
例7とは別の工程で作製した例について説明する。
【0204】図25を参照する。まず、ガラス基板50
01上に酸化シリコン膜5002でなる下地膜を200
nmの厚さに形成した。下地膜は窒化シリコン膜を積層
しても良いし、窒化シリコン膜のみであっても良い。
【0205】次に、酸化シリコン膜5002上に30n
m厚のアモルファスシリコン膜(非晶質シリコン膜)を
プラズマCVD法により形成し、脱水素処理後、エキシ
マレーザーアニールを行ってポリシリコン膜(結晶質シ
リコン膜または多結晶シリコン膜)を形成した。
【0206】この結晶化工程は公知のレーザー結晶化技
術または熱結晶化技術を用いれば良い。本実施例ではパ
ルス発振型のKrFエキシマレーザーを線状に加工して
アモルファスシリコン膜の結晶化を行った。
【0207】なお、本実施例では初期膜をアモルファス
シリコン膜としてレーザーアニールで結晶化してポリシ
リコン膜を得たが、初期膜として微結晶シリコン膜を用
いても構わないし、直接ポリシリコン膜を成膜しても良
い。勿論、成膜したポリシリコン膜にレーザーアニール
を行っても良い。また、レーザーアニールの代わりにフ
ァーネスアニールを行っても良い。
【0208】こうして形成された結晶質シリコン膜をパ
ターニングして島状のシリコン層からなる活性層500
3、5004を形成した。
【0209】次に、活性層5003、5004を覆って
酸化シリコン膜でなるゲート絶縁膜5005を形成し、
その上にタンタルと窒化タンタルの積層構造でなるゲー
ト配線(ゲート電極を含む)5006、5007を形成
した(図25(A))。
【0210】ゲート絶縁膜5005の膜厚は100nmと
した。勿論、酸化シリコン膜以外に酸化シリコン膜と窒
化シリコン膜との積層構造や酸化窒化シリコン膜を用い
ても構わない。また、ゲート配線5006、5007は
他の金属を用いることもできるが、後の工程においてシ
リコンとのエッチング選択比の高い材料が望ましい。
【0211】こうして図25(A)の状態が得られた
ら、1回目のリンドープ工程(リンの添加工程)を行っ
た。ここではゲート絶縁膜5005を通して添加するた
め、加速電圧は80KeVと高めに設定した。また、こう
して形成された第1不純物領域5008、5009は長
さ(幅)が0.5μm、リン濃度が1×1017atoms/cm3
となるようにドーズ量を調節した。この時のリン濃度を
(n−)で表すことにする。なお、リンの代わりに砒素
を用いても良かった。
【0212】また、第1不純物領域5008、5009
はゲート配線5006、5007をマスクとして自己整
合的に形成された。この時、ゲート配線5006、50
07の直下には真性な結晶質シリコン層が残り、チャネ
ル形成領域5010、5011が形成された。ただし、
実際には多少ゲート配線の内側に回り込んで添加される
分もあるため、ゲート配線5006、5007と第1不
純物領域5008、5009とがオーバーラップするよ
うな構造となった(図25(B))。
【0213】次に、ゲート配線5006、5007を覆
うようにして0.1〜1μm(代表的には0.2〜0.
3μm)の厚さの非晶質シリコン層を形成し、異方性エ
ッチングを行うことによりサイドウォール5012、5
013を形成した。サイドウォール5012、5013
の幅(ゲート配線の側壁からみた厚さ)は0.2μmと
した(図25(C))。
【0214】なお、本実施例では非晶質シリコン層とし
て不純物を何も添加しないものを用いるため、真性なシ
リコン層でなるサイドウォールが形成された。
【0215】図25(C)の状態が得られたら、2回目
のリンドープ工程を行った。この場合も1回目と同様に
加速電圧を80KeVとした。また、今回形成された第2
不純物領域5014、5015にはリンが1×1018at
oms/cm3の濃度で含まれるようにドーズ量を調節した。
この時のリン濃度を(n)で表すことにする。
【0216】なお、図25(D)に示すリンドープ工程
ではサイドウォール5012、5013の真下のみに第
1不純物領域5008、5009が残る。この第1不純
物領域5008および5009は1stLDD領域として
機能することになる。
【0217】また、図25(D)の工程ではサイドウォ
ール5012、5013にもリンが添加された。実際に
は加速電圧が高いためリンの濃度プロファイルのテール
(裾)がサイドウォール内部に及ぶような状態でリンが
分布していた。このリンでサイドウォールの抵抗成分を
調節することもできる反面、リンの濃度分布が極端にば
らつくと第2不純物領域5014に印加されるゲート電
圧が素子毎に変動する要因ともなりかねないのでドーピ
ング時は精密な制御が必要である。
【0218】次に、nチャネル型TFTの一部を覆うレ
ジストマスク5016とpチャネル型TFTの全部を覆
うレジストマスク5017を形成した。そして、この状
態でゲート絶縁膜5005をドライエッチングして加工
されたゲート絶縁膜5018を形成した(図25
(E))。
【0219】この時、ゲート絶縁膜5018がサイドウ
ォール5012よりも外側に突出している部分の長さ
(ゲート絶縁膜5018が第2不純物領域5014に接
している部分の長さ)が、第2不純物領域5014の長
さ(幅)を決定した。従って、レジストマスク5016
のマスク合わせは精度良く行うことが必要であった。
【0220】図25(E)の状態が得られたら、3回目
のリンドープ工程を行った。今回は露出した活性層にリ
ンを添加することになるため、加速電圧を10KeVと低
めに設定した。なお、こうして形成された第3不純物領
域5019にはリンが5×1020atoms/cm3の濃度で含
まれるようにドーズ量を調節した。この時のリン濃度を
(n+)で表すことにする(図26(A))。
【0221】この工程ではレジストマスク5016およ
び5017によって遮蔽された部分にはリンが添加され
ないため、その部分には第2不純物領域5014および
5015がそのまま残る。従って、第2不純物領域50
14が画定した。また同時に、第3不純物領域5019
が画定した。
【0222】この第2不純物領域5014は2ndLDD
領域として機能し、第3不純物領域5019はソース領
域又はドレイン領域として機能することになる。
【0223】次に、レジストマスク5016、5017
を除去し、新たにnチャネル型TFT全部を覆うレジス
トマスク5021を形成した。そして、まずpチャネル
型TFTのサイドウォール5013を除去し、さらにゲ
ート絶縁膜5005をドライエッチングしてゲート配線
5007と同形状のゲート絶縁膜5022を形成した
(図26(B))。
【0224】図26(B)の状態が得られたら、ボロン
ドープ工程(ボロンの添加工程)を行った。ここでは加
速電圧を10KeVとし、形成された第4不純物領域50
23に3×1020atoms/cm3の濃度でボロンが含まれる
ようにドーズ量を調節した。この時のボロン濃度を(p
++)で表すことにする(図26(C))。
【0225】この時、ボロンもゲート配線5007の内
側に回り込んで添加されたため、チャネル形成領域50
11はゲート配線5007の内側に形成された。また、
この工程ではpチャネル型TFT側に形成されていた第
1不純物領域5009及び第2不純物領域5015をボ
ロンで反転させてP型にしている。従って、実際にはも
ともと第1不純物領域だった部分と第2不純物領域だっ
た部分とで抵抗値が変化するが、十分高い濃度でボロン
を添加しているので問題とはならない。
【0226】こうすることで第4不純物領域5023が
画定する。第4不純物領域5023はゲート配線500
7をマスクとして完全に自己整合的に形成され、ソース
領域又はドレイン領域として機能する。本実施例ではp
チャネル型TFTに対してLDD領域もオフセット領域
も形成していないが、pチャネル型TFTはもともと信
頼性が高いので問題はなく、却ってLDD領域等を設け
ない方がオン電流を稼ぐことができるので都合が良い場
合もある。
【0227】こうして最終的には図26(C)に示すよ
うに、nチャネル型TFTの活性層にはチャネル形成領
域、第1不純物領域、第2不純物領域及び第3不純物領
域が形成され、pチャネル型TFTの活性層にはチャネ
ル形成領域及び第4不純物領域のみが形成される。
【0228】そのようにして図26(C)の状態が得ら
れたら、第1層間絶縁膜5024を1μmの厚さに形成
した。第1層間絶縁膜5024としては酸化シリコン
膜、窒化シリコン膜、酸化窒化シリコン膜、有機樹脂膜
またはそれらの積層膜を用いることができる。本実施例
ではアクリル樹脂膜を採用した。
【0229】第1層間絶縁膜5024を形成したら、金
属材料でなるソース配線5025、5026及びドレイ
ン配線5027を形成した。本実施例ではチタンを含む
アルミニウム膜をチタンで挟み込んだ構造の三層配線を
用いた。
【0230】また、第1層間絶縁膜5024としてBC
B(ベンゾシクロブテン)と呼ばれる樹脂膜を用いた場
合、平坦性が高まると同時に、配線材料として銅を用い
ることが可能となる。銅は配線抵抗が低いため、配線材
料として非常に有効である。
【0231】こうしてソース配線及びドレイン配線を形
成したら、パッシベーション膜として50nm厚の窒化シ
リコン膜5028を形成した。さらにその上には保護膜
として第2層間絶縁膜5029を形成した。この第2層
間絶縁膜5029としては前記第1層間絶縁膜5024
と同様の材料を用いることが可能である。本実施例では
50nm厚の酸化シリコン膜上にアクリル樹脂膜を積層し
た構造を採用した。
【0232】以上のような工程を経て、図26(D)に
示すような構造のCMOS回路が完成した。本実施例に
よって形成されたCMOS回路は、nチャネル型TFT
が優れた信頼性を有するため、回路全体として信頼性が
大幅に控向上した。また、本実施例のような構造とする
と、nチャネル型TFTとpチャネル型TFTとの特性
バランス(電気特性のバランス)が優れたものとなっ
た。
【0233】なお、同様にして画素TFTもnチャネル
型TFTによって構成され得る。
【0234】図26(D)の状態が得られたら、コンタ
クトホールを開口し、画素TFTのドレイン電極に接続
した画素電極を形成する。そして、第3層間膜を形成
し、配向膜を形成する。また、必要に応じてブラックマ
トリクスを形成してもよい。
【0235】次に、対向基板を用意する。対向基板は、
ガラス基板、透明導電膜から成る対向電極、配向膜とで
構成される。
【0236】なお、本実施例では、配向膜にはポリイミ
ド膜を用いた。なお、配向膜形成後、ラビング処理を施
した。なお、本実施例では、配向膜に比較的大きなプレ
チル角を持つようなポリイミドを用いた。
【0237】次に、上記の工程を経たアクティブマトリ
クス基板と対向基板とを公知のセル組み工程によって、
シール材やスペーサなどを介して貼り合わせる。その
後、両基板の間に液晶を注入し、封止剤によって完全に
封止する。本実施例では、液晶にネマティック液晶を用
いた。
【0238】よって、透過型のアクティブマトリクス型
液晶表示装置が完成する。
【0239】(実施例9)
【0240】本実施例では、実施例7、8において活性
層となる結晶質半導体膜を、触媒元素を用いた熱結晶化
法により形成する例を示す。触媒元素を用いる場合、本
出願人による特開平7−130652号公報、特開平8
−78329号公報に記載された技術を用いることが好
ましい。
【0241】ここで特開平7−130652号公報の技
術を本願発明に適用する場合の例を図27に示す。まず
シリコン基板6001上に熱酸化法により酸化シリコン
膜6002を設け、その上にアモルファスシリコン膜6
003を形成した。さらに、重量換算で10ppmのニッ
ケルを含む酢酸ニッケル塩溶液を塗布してニッケル含有
層6004を形成した(図27(A))。
【0242】次に、500℃1時間の水素だし工程の
後、500〜650℃で4〜12時間(本実施例では5
50℃8時間)の熱処理を行い、ポリシリコン膜600
5を形成した。こうして得られたポリシリコン膜600
5は非常に優れた結晶性を有した(図27(B))。
【0243】あとはポリシリコン膜6005をパターニ
ングして活性層とし、実施例7、8と同様の工程を経て
TFTを作製した。
【0244】なお、上記二つの技術においては、ニッケ
ル(Ni)以外にも、ゲルマニウム(Ge)、鉄(Fe)、パ
ラジウム(Pd)、錫(Sn)、鉛(Pb)、コバルト(C
o)、白金(Pt)、銅(Cu)、金(Au)といった元素を
用いても良い。
【0245】(実施例10)本実施例においては、上述
の実施例8において説明したアクティブマトリクス型液
晶表示装置とは別の作製方法の例について説明する。
【0246】図28および図29を参照する。まず基板
7001には、例えばコーニング社の1737ガラス基
板に代表される無アルカリガラス基板を用いた。そし
て、基板7001のTFTが形成される表面に、酸化珪
素で成る下地膜7002を200nmの厚さに形成し
た。下地膜7002は、さらに窒化珪素膜を積層させて
も良いし、窒化珪素膜のみであっても良い。
【0247】次に、この下地膜7002の上に50nm
の厚さで、非晶質珪素膜をプラズマCVD法で形成し
た。非晶質珪素膜の含有水素量にもよるが、好ましくは
400〜500℃に加熱して脱水素処理を行い、非晶質
珪素膜の含有水素量を5atm%以下として、結晶化の工
程を行って結晶性珪素膜とした。
【0248】この結晶化の工程は、公知のレーザー結晶
化技術または熱結晶化の技術を用いれば良い。本実施例
では、パルス発振型のKrFエキシマレーザー光を線状
に集光して非晶質珪素膜に照射して、結晶性珪素膜とし
た。なお、本実施例では初期膜をアモルファスシリコン
膜としてレーザーアニールで結晶化してポリシリコン膜
を得たが、初期膜として微結晶シリコン膜を用いても構
わないし、直接ポリシリコン膜を成膜しても良い。勿
論、成膜したポリシリコン膜にレーザーアニールを行っ
ても良い。また、レーザーアニールの代わりにファーネ
スアニールを行っても良い。また上述の実施例9で説明
した方法を用いても良い。
【0249】こうして形成された結晶性珪素膜をパター
ニングして、島状の半導体層7003、7004、70
05を形成した。
【0250】次に、半導体層7003、7004、70
05を覆って、酸化珪素または窒化珪素を主成分とする
ゲート絶縁膜7006を形成した。ここではプラズマC
VD法で窒化酸化珪素膜を100nmの厚さに形成し
た。そして、図28では説明しないが、ゲート絶縁膜7
006の表面に第1のゲート電極を構成する、第1の導
電膜としてタンタル(Ta)を10〜200nm、例え
ば50nmさらに第2の導電膜としてアルミニウム(A
l)を100〜1000nm、例えば200nmの厚さ
でスパッタ法で形成した。そして、公知のパターニング
技術により、第1のゲート電極を構成する第1の導電膜
7007、7008、7009、7010と、第2の導
電膜の7012、7013、7014、7015が形成
された。
【0251】第1のゲート電極を構成する第2の導電膜
として、アルミニウムを用いる場合には、純アルミニウ
ムを用いても良いし、チタン、珪素、スカンジウムから
選ばれた元素が0.1〜5atm%添加されたアルミニウ
ム合金を用いても良い。また銅を用いる場合には、図示
しないが、ゲート絶縁膜7006の表面に窒化珪素膜を
設けておくと好ましい。
【0252】また、図28では画素マトリクス回路を構
成するnチャネル型TFTのドレイン側に付加容量部を
設ける構造となっている。このとき、第1のゲート電極
と同じ材料で付加容量部の配線電極7011、7016
が形成される。
【0253】こうして図28(A)に示す構造が形成さ
れたら、1回目のn型不純物を添加する工程を行った。
結晶性半導体材料に対してn型を付与する不純物元素と
しては、リン(P)、砒素(As)、アンチモン(S
b)などが知られているが、ここでは、リンを用い、フ
ォスフィン(PH3)を用いたイオンドープ法で行っ
た。この工程では、ゲート絶縁膜7006を通してその
下の半導体層にリンを添加するために、加速電圧は80
keVと高めに設定した。また、こうして形成された不
純物領域は、後に示すnチャネル型TFTの第1の不純
物領域7034、7042を形成するもので、LDD領
域として機能するものである。従ってこの領域のリンの
濃度は、1×1016〜1×1019atms/cm3の範囲にする
のが好ましく、ここでは1×1018atms/cm3とした。
【0254】半導体層中に添加された前記不純物元素
は、レーザーアニール法や、熱処理により活性化させる
必要があった。この工程は、ソース・ドレイン領域を形
成する不純物添加の工程のあと実施しても良いが、この
段階でレーザーアニール法により活性化させることは効
果的であった。
【0255】この工程で、第1のゲート電極を構成する
第1の導電膜7007、7008、7009、7010
と第2の導電膜7012、7013、7014、701
5はリンの添加に対してマスクとして機能した。その結
果ゲート絶縁膜を介して存在する半導体層の第1のゲー
ト電極の真下の領域には、まったく、あるいは殆どリン
が添加されなかった。そして、図28(B)に示すよう
に、リンが添加された低濃度不純物領域7017、70
18、7019、7020、7021、7022、70
23が形成された。
【0256】次にフォトレジスト膜をマスクとして、n
チャネル型TFTを形成する領域をレジストマスク70
24、7025で覆って、pチャネル型TFTが形成さ
れる領域のみに、p型を付与する不純物添加の工程を行
った。p型を付与する不純物元素としては、ボロン
(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、が
知られているが、ここではボロンをその不純物元素とし
て、イオンドープ法でジボラン(B26)を用いて添加
した。ここでも加速電圧を80keVとして、2×10
20atms/cm3の濃度にボロンを添加した。そして、図28
(C)に示すようにボロンが高濃度に添加された領域7
026、7027が形成された。この領域は後にpチャ
ネル型TFTのソース・ドレイン領域となる。
【0257】そして、レジストマスク7024、702
5を除去した後、第2のゲート電極を形成する工程を行
った。ここでは、第2のゲート電極の材料にタンタル
(Ta)を用い、100〜1000nm、例えば200
nmの厚さに形成した。そして、公知の技術によりパタ
ーニングを行い、第2のゲート電極7028、702
9、7030、7031が形成された。この時、第2の
ゲート電極の長さは5μmとなるようにパターニングし
た。結果として、第2のゲート電極は、第1のゲート電
極の両側にそれぞれ1.5μmの長さでゲート絶縁膜と
接する領域が形成された。
【0258】また、画素マトリクス回路を構成するnチ
ャネル型TFTのドレイン側に保持容量部が設けられる
が、この保持容量部の電極7028は第2のゲート電極
と同時に形成された。
【0259】そして、第2のゲート電極7025、70
26、7027をマスクとして、2回目のn型を付与す
る不純物元素を添加する工程を行った。ここでは同様
に、フォスフィン(PH3)を用いたイオンドープ法で
行った。この工程でも、ゲート絶縁膜7006を通して
その下の半導体層にリンを添加するために、加速電圧は
80keVと高めに設定した。そして、ここでリンが添
加される領域は、nチャネル型TFTでソース領域70
32、7042、及びドレイン領域7033、7043
として機能させるため、この領域のリンの濃度は、1×
1019〜1×10 21atms/cm3とするのが好ましく、ここ
では1×1020atms/cm3とした。
【0260】また、ここで図示はしないが、ソース領域
7035、7043、及びドレイン領域7036、70
47を覆うゲート絶縁膜を除去して、その領域の半導体
層を露出させ、直接リンを添加しても良い。この工程を
加えると、イオンドープ法の加速電圧を10keVまで
下げることができ、また、効率良くリンを添加すること
ができた。
【0261】また、pチャネル型TFTのソース領域7
039とドレイン領域7040にも同じ濃度でリンが添
加されるが、前の工程でその2倍の濃度でボロンが添加
されているため、導電型は反転せず、pチャネル型TF
Tの動作上何ら問題はなかった。
【0262】それぞれの濃度で添加されたn型またはp
型を付与する不純物元素は、このままでは活性化せず有
効に作用しないので、活性化の工程を行う必要があっ
た。この工程は、電気加熱炉を用いた熱アニール法や、
前述のエキシマレーザーを用いたレーザーアニール法
や、ハロゲンランプを用いたラピットサーマルアニール
法(RTA法)で行うことができた。
【0263】熱アニール法では、窒素雰囲気中において
550℃、2時間の加熱処理をして活性化を行った。本
実施例では、第1のゲート電極を構成する第2の導電膜
にアルミニウムを用いたが、タンタルで形成された第1
の導電膜と大2のゲート電極がアルミニウムを覆って形
成されているため、タンタルがブロッキング層として機
能して、アルミニウム原子が他の領域に拡散することを
防ぐことができた。また、レーザーアニール法では、パ
ルス発振型のKrFエキシマレーザー光を線状に集光し
て照射することにより活性化が行われた。また、レーザ
ーアニール法を実施した後に熱アニール法を実施する
と、さらに良い結果が得られた。またこの工程は、イオ
ンドーピングによって結晶性が破壊された領域をアニー
ルする効果も兼ね備えていて、その領域の結晶性を改善
することもできた。
【0264】以上までの工程で、ゲート電極を第1のゲ
ート電極と、その第1のゲート電極を覆って第2のゲー
ト電極を設けられ、nチャネル型TFTでは、第2のゲ
ート電極の両側にソース領域とドレイン領域が形成され
た。また、ゲート絶縁膜を介して半導体層に設けられた
第1の不純物領域と、第2のゲート電極がゲート絶縁膜
に接している領域とが、重なって設けられた構造が自己
整合的に形成された。一方、pチャネル型TFTでは、
ソース領域とドレイン領域の一部が第2のゲート電極と
オーバーラップして形成されているが、実使用上何ら問
題はなかった。
【0265】図28(D)の状態が得られたら、第1の
層間絶縁膜7049を1000nmの厚さに形成した。
第1の層間絶縁膜7049としては、酸化珪素膜、窒化
珪素膜、酸化窒化珪素膜、有機樹脂膜、およびそれらの
積層膜をもちいることができる。本実施例では、図示し
ないが、最初に窒化珪素膜を50nm形成し、さらに酸
化珪素膜を950nm形成した2層構造とした。
【0266】第1の層間絶縁膜7049はその後、パタ
ーニングでそれぞれのTFTのソース領域と、ドレイン
領域にコンタクトホールが形成された。そして、ソース
電極7050、7052、7053とドレイン電極70
51、7054が形成した。図示していないが、本実施
例ではこの電極を、チタン膜を100nm、チタンを含
むアルミニウム膜300nm、チタン膜150nmをス
パッタ法で連続して形成した3層構造の膜を、パターニ
ングして形成した。
【0267】こうして図28(E)に示すように、基板
7001上にCMOS回路と、アクティブマトリクス回
路が形成された。また、アクティブマトリクス回路のn
チャネル型TFTのドレイン側には、付加容量部が同時
に形成された。以上のようにして、アクティブマトリク
ス基板が作製された。
【0268】次に、図29を用いて、以上の工程によっ
て同一の基板に作製されたCMOS回路と、アクティブ
マトリクス回路をもとに、アクティブマトリクス型液晶
表示装置を作製する工程を説明する。最初に、図28
(E)の状態の基板に対して、ソース電極7050、7
052、7053とドレイン電極7051、7054
と、第1の層間絶縁膜7045を覆ってパッシベーショ
ン膜7055を形成した。パッシベーション膜7055
は、窒化珪素膜で50nmの厚さで形成した。さらに、
有機樹脂からなる第2の層間絶縁膜7056を約100
0nmの厚さに形成した。有機樹脂膜としては、ポリイ
ミド、アクリル、ポリイミドアミド等を使用することが
できる。有機性樹脂膜を用いることの利点は、成膜方法
が簡単である点や、比誘電率が低いので、寄生容量を低
減できる点、平坦性に優れる点などが上げられる。なお
上述した以外の有機性樹脂膜を用いることもできる。こ
こでは、基板に塗布後、熱重合するタイプのポリイミド
を用い、300℃で焼成して形成した。
【0269】次に、第2の層間絶縁膜7056の画素領
域の一部に、遮光層7057を形成した。遮光層705
7は金属膜や顔料を含ませた有機樹脂膜で形成すれば良
いものである。ここでは、チタンをスパッタ法で形成し
た。
【0270】遮光膜7057を形成したら、第3の層間
絶縁膜7058を形成する。この第3の層間絶縁膜70
58は、第2の層間絶縁膜7056と同様に、有機樹脂
膜を用いて形成すると良い。そして、第2の層間絶縁膜
7056と第3の層間絶縁膜7058とにドレイン電極
7054に達するコンタクトホールを形成し、画素電極
7059を形成した。画素電極7059は、透過型液晶
表示装置とする場合には透明導電膜を用い、反射型の液
晶表示装置とする場合には金属膜を用いれば良い。ここ
では透過型の液晶表示装置とするために、酸化インジウ
ム・スズ(ITO)膜を100nmの厚さにスパッタ法
で形成し、画素電極7055を形成した。
【0271】図29(A)の状態が形成されたら、配向
膜7060を形成する。通常液晶表示素子の配向膜には
ポリイミド樹脂が多く用いられている。対向側の基板7
071には、対向電極7072と、配向膜7073とを
形成した。配向膜は形成された後、ラビング処理を施し
て液晶分子がある一定のプレチルト角を持って平行配向
するようにした。
【0272】上記の工程を経て、アクティブマトリクス
回路と、CMOS回路が形成された基板と対向基板と
を、公知のセル組み工程によってシール材やスペーサ
(共に図示せず)などを介して貼りあわせる。その後、
両基板の間に液晶材料(ネマティック液晶)7074を
注入し、封止剤(図示せず)によって完全に封止した。
よって図29(B)に示すアクティブマトリクス型液晶
表示装置が完成した。
【0273】(実施例11)実施例1〜10では、ネマ
ティック液晶を用いたが、強誘電性液晶を用いても良
い。本実施例は液晶材料に限定されることはない。また
本願発明の駆動回路は、電圧によってその光学的パラメ
ーターが変化するような、いかなる材料を用いた半導体
表示装置にも用いることができる。
【0274】(実施例12)実施例7、8では、トップ
ゲート型の薄膜トランジスタについて説明したが、本願
発明はボトムゲート型の薄膜トランジスタを用いてもよ
い。
【0275】(実施例13)実施例7、8ではTFTの
活性層にはSiが用いられたが、本願発明の半導体表示
装置に用いられる薄膜トランジスタは、Ge、Six
1-xを有する半導体膜を用いても良い。
【0276】(実施例14)本願発明によって作製され
た半導体表示装置(代表的には液晶表示装置)を用いた
電子機器には様々な用途がある。本実施例では、本願発
明によって作製された駆動回路を用いた半導体表示装置
を組み込んだ電子機器について説明する。
【0277】このような電子機器には、ビデオカメラ、
スチルカメラ、プロジェクタ、ヘッドマウントディスプ
レイ、カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、
携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話など)
などが挙げられる。それらの一例を図16、図17に示
す。
【0278】図16(A)は携帯電話であり、本体11
01、音声出力部1102、音声入力部1103、半導
体表示装置1104、操作スイッチ1105、アンテナ
1106で構成される。
【0279】図16(B)はビデオカメラであり、本体
1107、半導体表示装置1108、音声入力部110
9、操作スイッチ1110、バッテリー1111、受像
部1112で構成される。
【0280】図16(C)はモバイルコンピュータであ
り、本体1113、カメラ部1114、受像部111
5、操作スイッチ1116、半導体表示装置1117で
構成される。
【0281】図16(D)はヘッドマウントディスプレ
イであり、本体1118、半導体表示装置1119、ミ
ラー1120、バックライト1121で構成される。
【0282】図16(E)はヘッドマウントディスプレ
イであり、半導体表示装置1123、バンド部1124
で構成される。図16(E)に示すヘッドマウントディ
スプレイは、半導体表示装置が一つだけ装備されてい
る。
【0283】図17(A)はリア型プロジェクタであ
り、1201は本体、1202は半導体表示装置、12
03は光源、1204は光学系、1205はスクリーン
である。なお、リア型プロジェクタは、視聴者の見る位
置によって、本体を固定したままスクリーンの角度を変
えることができるのが好ましい。なお、半導体表示装置
1202を3個(R、G、Bの光にそれぞれ対応させ
る)使用することによって、さらに高解像度・高精細の
リア型プロジェクタを実現することができる。
【0284】図17(B)はフロント型プロジェクタで
あり、本体1206、半導体表示装置1207、光源1
208、リフレクター1209、スクリーン1210で
構成される。なお、半導体表示装置1207を3個
(R、G、Bの光にそれぞれ対応させる)使用すること
によって、さらに高解像度・高精細のフロント型プロジ
ェクタを実現することができる。
【0285】(実施例15)本実施例は、本願発明をデ
ジタル駆動方式のアクティブマトリクス型液晶表示装置
のソース信号線側駆動回路に適用した例である。図30
は本実施例のデジタル駆動方式のソース信号線側駆動回
路の一例をブロック図で示したものである。
【0286】本実施例のデジタル駆動方式のソース信号
線側駆動回路は、第1のレベルシフタ回路、第3のレベ
ルシフタ回路、シフトレジスタ回路、ラッチ回路(1)
(第1のラッチ回路)、ラッチ回路(2)(第2のラッ
チ回路)、第2のレベルシフタ回路、D/A変換回路が
図30に示す順番で設けられている。
【0287】図31に図30に示したデジタル駆動方式
のソース信号線側駆動回路の具体的な回路図の一例を示
す。ここでは、4ビットのデジタル駆動方式の場合のア
クティブマトリクス型液晶表示装置を例にとっている。
【0288】第1のレベルシフタ回路3100、シフト
レジスタ回路3101、デジタルデコーダのアドレス線
(a〜d)3102、ラッチ回路(1)(LAT1)3
103、ラッチ回路(2)(LAT2)3104、ラッ
チパルス線3105、D/A変換回路3106、階調電
圧線3107、ソース信号線3108、第2のレベルシ
フタ回路3109、第3のレベルシフタ回路3110が
図31に示すように配置されている。なお、ラッチ回路
(LAT1およびLAT2)は、4個のラッチ回路が便
宜上ひとまとめに示されている。また、クロック信号の
電圧振幅レベルを上げるレベルシフタ回路と、スタート
パルス信号の電圧振幅レベルを上げるレベルシフタ回路
の2つを便宜上ひとまとめにし、第1のレベルシフタ回
路3100として示している。
【0289】第1のレベルシフタ回路3100にソース
信号線側駆動回路の外部からクロック信号(CLK)が
入力される。このクロック信号の電圧振幅レベルは、第
1のレベルシフタ回路3100が駆動可能な範囲ででき
る限り低いことが、不要輻射を問題にならない程度に抑
えるために要求される。また消費電力を抑えるためにも
必要である。
【0290】第1のレベルシフタ回路3100に入力さ
れたクロック信号は、高電圧化され、出力される。この
ときクロック信号の電圧振幅レベルは、シフトレジスタ
回路3101のTFTが短チャネル効果によるパンチス
ルーやホットエレクトロンによって故障しない程度で、
かつ作製可能なチャネル長のTFTが動作する程度の電
圧振幅レベルまで高電圧化する必要がある。
【0291】第1のレベルシフタ回路3100によって
電圧振幅レベルが上げられたクロック信号はシフトレジ
スタ回路3101に入力される。また第1のレベルシフ
タ回路3100によって電圧振幅レベルが上げられたス
タートパルス信号が、図31に示した配線を介してシフ
トレジスタ回路3101に入力される。シフトレジスタ
回路3101に入力されたクロック信号をもとに、シフ
トレジスタ回路3101に入力されたスタートパルス信
号(SP)によってシフトレジスタ回路3101が、デ
ジタル信号をラッチ回路(1)3103に書き込むタイ
ミングを決定するタイミング信号を生成する動作を開始
する。
【0292】デジタルデコーダのアドレス線(a〜d)
3102を介して、デジタル信号(デジタル階調信号)
が、第3のレベルシフタ回路3110に入力される。入
力されたデジタル信号は、高電圧化され、出力される。
このときデジタル信号の電圧振幅レベルは、シフトレジ
スタ回路3101のTFTが短チャネル効果によるパン
チスルーやホットエレクトロンによって故障しない程度
で、かつ作製可能なチャネル長のTFTが動作する程度
の電圧振幅レベルまで高電圧化する必要がある。高電圧
化され出力されたデジタル信号は、シフトレジスタ回路
3101で生成されるタイミング信号によりラッチ回路
(1)3103に順次書き込まれる。デジタルデコーダ
のアドレス線3102aからデジタル信号の最上位ビッ
ト(MSB)が入力され、デジタルデコーダのアドレス
線3102bからデジタル信号の最下位ビット(LS
B)が入力される。
【0293】ラッチ回路(1)3103に対するデジタ
ル信号の書き込みが終了した後、ラッチ回路(1)31
03に書き込まれたデジタル信号は、シフトレジスタ回
路3101の動作タイミングに合わせて、ラッチパルス
線3105にラッチパルスが流れた時にラッチ回路
(2)3104に一斉に送出され、書き込まれる。
【0294】デジタル信号をラッチ回路(2)3104
に送出し終えたラッチ回路(1)3103には、シフト
レジスタ回路3101からの信号により、再びデジタル
デコーダに供給されるデジタル信号の書き込みが順次行
なわれる。
【0295】この2順目の1ライン期間中には、2順目
の1ライン期間の開始に合わせてラッチ回路(2)31
04に送出されたデジタル信号に応じた電圧振幅レベル
のデジタル信号が第2のレベルシフタ回路3104に入
力される。
【0296】第2のレベルシフタ回路3109に入力さ
れたデジタル信号は、高電圧化される。このときデジタ
ル信号は、ある一定のマージン電圧を設けた電圧振幅レ
ベルまで高電圧化することが必要である。
【0297】このマージン電圧はD/A変換回路310
6に入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換する
ためのものである。マージン電圧の大きさは、D/A変
換回路3106から出力される最も大きいアナログ信号
の電圧に依存する。
【0298】第2のレベルシフタ回路3109によって
高電圧化されたデジタル信号は、D/A変換回路310
6に入力されてアナログ信号に変換され、アナログ信号
は1ライン期間の間対応するソース信号線3108に供
給される。ゲート信号線側駆動回路のシフトレジスタ回
路からの選択信号によって対応する画素TFTのスイッ
チングが行われ、液晶分子が駆動される。
【0299】上述した動作を走査線の数だけ繰り返すこ
とによって1画面(1フレーム)が形成される。一般
に、アクティブマトリクス型液晶表示装置装置では、1
秒間に60フレームの画像の書き換えが行われている。
【0300】このように、本願発明ではデジタル駆動方
式のソース信号線側駆動回路において、レベルシフタ回
路をシフトレジスタ回路の前後に設けることによって、
シフトレジスタ回路のTFTが短チャネル効果によるパ
ンチスルーやホットエレクトロンによって故障しない程
度に低く、作製可能なチャネル長のTFTが動作する程
度に高い電圧振幅レベルのクロック信号を、シフトレジ
スタ回路に入力することができる。その結果シフトレジ
スタ回路をより高速で動作させることができる。
【0301】また、デジタル駆動方式のソース信号線側
駆動回路の外部から入力されるクロック信号の電圧振幅
レベルを、レベルシフタ回路の動作が可能な範囲ででき
る限り低くしても、シフトレジスタ回路の高速動作が可
能になるので、消費電力および不要輻射を問題にならな
い程度に抑えることができる。
【0302】また、デジタル信号の周波数は数十MHz
とアナログ式駆動回路の画像信号の周波数よりも大きい
ため不要輻射が問題となっていた。そのためデジタル信
号の電圧を下げることが望まれていたが、階調電圧より
もデジタル信号の電圧レベルが低いと、D/A変換回路
でデジタル信号をアナログ信号に変換することが難しく
なってしまう。本願発明ではデジタル駆動方式のソース
信号線側駆動回路の外部からラッチ回路に入力されるデ
ジタル信号の電圧振幅レベルを、レベルシフタ回路の動
作が可能な範囲でできる限り低くすることが可能にな
る。よってラッチ回路に入力するデジタル信号の電圧を
抑えることができ、不要輻射および消費電力を抑えるこ
とが可能になる。
【0303】本実施例ではデジタル回路のソース信号線
側駆動回路に本願発明を適用した例について説明した
が、本願発明はこの実施例の形態に限られなく、デジタ
ル回路のゲート信号線側駆動回路に用いることも可能で
あり、また、デジタル回路のソース信号線側駆動回路と
ゲート信号線側駆動回路の両方に用いても良い。 (実施例16)
【0304】上述の本願発明の液晶表示装置にはネマチ
ック液晶以外にも様々な液晶を用いることが可能であ
る。例えば、1998, SID, "Characteristics and Drivin
g Scheme of Polymer-Stabilized Monostable FLCD Exh
ibiting Fast Response Time and High Contrast Ratio
with Gray-Scale Capability" by H. Furue et al.
や、1997, SID DIGEST, 841, "A Full-Color Threshold
less Antiferroelectric LCD Exhibiting Wide Viewing
Angle with Fast Response Time" by T. Yoshidaet a
l.や、1996, J. Mater. Chem. 6(4), 671-673, "Thresh
oldless antiferroelectricity in liquid crystals an
d its application to displays" by S. Inui et al.
や、米国特許第5594569 号に開示された液晶を用いるこ
とが可能である。
【0305】等方相−コレステリック相−カイラルスメ
クティックC相転移系列を示す強誘電性液晶(FLC)
を用い、DC電圧を印加しながらコレステリック相−カ
イラルスメクティックC相転移をさせ、かつコーンエッ
ジをほぼラビング方向に一致させた単安定FLCの電気
光学特性を図33に示す。図33に示すような強誘電性
液晶による表示モードは「Half−V字スイッチング
モード」と呼ばれている。図33に示すグラフの縦軸は
透過率(任意単位)、横軸は印加電圧である。「Hal
f−V字スイッチングモード」については、寺田らの”
Half−V字スイッチングモードFLCD”、第46
回応用物理学関係連合講演会講演予稿集、1999年3
月、第1316頁、および吉原らの”強誘電性液晶によ
る時分割フルカラーLCD”、液晶第3巻第3号第19
0頁に詳しい。
【0306】図33に示されるように、このような強誘
電性混合液晶を用いると、低電圧駆動かつ階調表示が可
能となることがわかる。本願発明の液晶表示装置には、
このような電気光学特性を示す強誘電性液晶も用いるこ
とができる。
【0307】また、ある温度域において反強誘電相を示
す液晶を反強誘電性液晶(AFLC)という。反強誘電
性液晶を有する混合液晶には、電場に対して透過率が連
続的に変化する電気光学応答特性を示す、無しきい値反
強誘電性混合液晶と呼ばれるものがある。この無しきい
値反強誘電性混合液晶は、いわゆるV字型の電気光学応
答特性を示すものがあり、その駆動電圧が約±2.5V
程度(セル厚約1μm〜2μm)のものも見出されてい
る。
【0308】また、一般に、無しきい値反強誘電性混合
液晶は自発分極が大きく、液晶自体の誘電率が高い。こ
のため、無しきい値反強誘電性混合液晶を液晶表示装置
に用いる場合には、画素に比較的大きな保持容量が必要
となってくる。よって、自発分極が小さな無しきい値反
強誘電性混合液晶を用いるのが好ましい。
【0309】なお、このような無しきい値反強誘電性混
合液晶を本願発明の液晶表示装置に用いることによって
低電圧駆動が実現されるので、低消費電力化が実現され
る。
【0310】(実施例17)本実施例では、本願発明の
構成を有するEL(エレクトロルミネッセンス)表示装
置を作製した例について説明する。
【0311】図34(A)は本願発明を用いたEL表示
装置の上面図である。図34(A)において、4010
は基板、4011は画素マトリクス部、4012はソー
ス信号線側駆動回路、4013はゲート信号線側駆動回
路であり、それぞれの駆動回路は配線4014〜401
6を経てFPC4017に至り、外部機器へと接続され
る。
【0312】このとき、少なくとも画素マトリクス部、
好ましくは駆動回路及び画素マトリクス部を囲むように
してカバー材6000、シーリング材(ハウジング材と
もいう)7000、密封材(第2のシーリング材)70
01が設けられている。
【0313】また、図34(B)は本実施例のEL表示
装置の断面構造であり、基板4010、下地膜4021
の上に駆動回路用TFT(但し、ここではnチャネル型
TFTとpチャネル型TFTを組み合わせたCMOS回
路を図示している。)4022及び画素マトリクス部用
TFT(画素TFT)4023(但し、ここではEL素
子への電流を制御するTFTだけ図示している。)が形
成されている。これらのTFTは公知の構造(トップゲ
ート構造またはボトムゲート構造)を用いれば良い。
【0314】本願発明は、4012はソース信号線側駆
動回路または4013はゲート信号線側駆動回路に用い
ることができる。
【0315】駆動回路用TFT4022、画素マトリク
ス部用TFT4023を公知の方法で形成したら、樹脂
材料でなる層間絶縁膜(平坦化膜)4026の上に画素
マトリクス部用TFT4023のドレイン領域と電気的
に接続する透明導電膜でなる画素電極4027を形成す
る。透明導電膜としては、酸化インジウムと酸化スズと
の化合物(ITOと呼ばれる)または酸化インジウムと
酸化亜鉛との化合物を用いることができる。そして、画
素電極4027を形成したら、絶縁膜4028を形成
し、画素電極4027上に開口部を形成する。
【0316】次に、EL層4029を形成する。EL層
4029は公知のEL材料(正孔注入層、正孔輸送層、
発光層、電子輸送層または電子注入層)を自由に組み合
わせて積層構造または単層構造とすれば良い。どのよう
な構造とするかは公知の技術を用いれば良い。また、E
L材料には低分子系材料と高分子系(ポリマー系)材料
がある。低分子系材料を用いる場合は蒸着法を用いる
が、高分子系材料を用いる場合には、スピンコート法、
印刷法またはインクジェット法等の簡易な方法を用いる
ことが可能である。
【0317】本実施例では、シャドーマスクを用いて蒸
着法によりEL層を形成する。シャドーマスクを用いて
画素毎に波長の異なる発光が可能な発光層(赤色発光
層、緑色発光層及び青色発光層)を形成することで、カ
ラー表示が可能となる。その他にも、色変換層(CC
M)とカラーフィルターを組み合わせた方式、白色発光
層とカラーフィルターを組み合わせた方式があるがいず
れの方法を用いても良い。勿論、単色発光のEL表示装
置とすることもできる。
【0318】EL層4029を形成したら、その上に陰
極4030を形成する。陰極4030とEL層4029
の界面に存在する水分や酸素は極力排除しておくことが
望ましい。従って、真空中でEL層4029と陰極40
30を連続成膜するか、EL層4029を不活性雰囲気
で形成し、大気解放しないで陰極4030を形成すると
いった工夫が必要である。本実施例ではマルチチャンバ
ー方式(クラスターツール方式)の成膜装置を用いるこ
とで上述のような成膜を可能とする。
【0319】なお、本実施例では陰極4030として、
LiF(フッ化リチウム)膜とAl(アルミニウム)膜
の積層構造を用いる。具体的にはEL層4029上に蒸
着法で1nm厚のLiF(フッ化リチウム)膜を形成
し、その上に300nm厚のアルミニウム膜を形成す
る。勿論、公知の陰極材料であるMgAg電極を用いて
も良い。そして陰極4030は4031で示される領域
において配線4016に接続される。配線4016は陰
極4030に所定の電圧を与えるための電源供給線であ
り、導電性ペースト材料4032を介してFPC401
7に接続される。
【0320】4031に示された領域において陰極40
30と配線4016とを電気的に接続するために、層間
絶縁膜4026及び絶縁膜4028にコンタクトホール
を形成する必要がある。これらは層間絶縁膜4026の
エッチング時(画素電極用コンタクトホールの形成時)
や絶縁膜4028のエッチング時(EL層形成前の開口
部の形成時)に形成しておけば良い。また、絶縁膜40
28をエッチングする際に、層間絶縁膜4026まで一
括でエッチングしても良い。この場合、層間絶縁膜40
26と絶縁膜4028が同じ樹脂材料であれば、コンタ
クトホールの形状を良好なものとすることができる。
【0321】このようにして形成されたEL素子の表面
を覆って、パッシベーション膜6003、充填材600
4、カバー材6000が形成される。
【0322】さらに、EL素子部を囲むようにして、カ
バー材6000と基板4010の内側にシーリング材7
000が設けられ、さらにシーリング材7000の外側
には密封材(第2のシーリング材)7001が形成され
る。
【0323】このとき、この充填材6004は、カバー
材6000を接着するための接着剤としても機能する。
充填材6004としては、PVC(ポリビニルクロライ
ド)、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビ
ニルブチラル)またはEVA(エチレンビニルアセテー
ト)を用いることができる。この充填材6004の内部
に乾燥剤を設けておくと、吸湿効果を保持できるので好
ましい。
【0324】また、充填材6004の中にスペーサーを
含有させてもよい。このとき、スペーサーをBaOなど
からなる粒状物質とし、スペーサー自体に吸湿性をもた
せてもよい。
【0325】スペーサーを設けた場合、パッシベーショ
ン膜6003はスペーサー圧を緩和することができる。
また、パッシベーション膜とは別に、スペーサー圧を緩
和する樹脂膜などを設けてもよい。
【0326】また、カバー材6000としては、ガラス
板、アルミニウム板、ステンレス板、FRP(Fibe
rglass−Reinforced Plastic
s)板、PVF(ポリビニルフルオライド)フィルム、
マイラーフィルム、ポリエステルフィルムまたはアクリ
ルフィルムを用いることができる。なお、充填材600
4としてPVBやEVAを用いる場合、数十μmのアル
ミニウムホイルをPVFフィルムやマイラーフィルムで
挟んだ構造のシートを用いることが好ましい。
【0327】但し、EL素子からの発光方向(光の放射
方向)によっては、カバー材6000が透光性を有する
必要がある。
【0328】また、配線4016はシーリング材700
0および密封材7001と基板4010との隙間を通っ
てFPC4017に電気的に接続される。なお、ここで
は配線4016について説明したが、他の配線401
4、4015も同様にしてシーリング材7000および
密封材7001の下を通ってFPC4017に電気的に
接続される。
【0329】なお本実施例では、充填材6004を設け
てからカバー材6000を接着し、充填材6004の側
面(露呈面)を覆うようにシーリング材7000を取り
付けているが、カバー材6000及びシーリング材70
00を取り付けてから、充填材6004を設けても良
い。この場合、基板4010、カバー材6000及びシ
ーリング材7000で形成されている空隙に通じる充填
材の注入口を設ける。そして前記空隙を真空状態(10
-2Torr以下)にし、充填材の入っている水槽に注入
口を浸してから、空隙の外の気圧を空隙の中の気圧より
も高くして、充填材を空隙の中に充填する。
【0330】(実施例18)本実施例では、本願発明を
用いて実施例17とは異なる形態のEL表示装置を作製
した例について、図35(A)、35(B)を用いて説
明する。図34(A)、34(B)と同じ番号のものは
同じ部分を指しているので説明は省略する。
【0331】図35(A)は本実施例のEL表示装置の
上面図であり、図35(A)をA-A'で切断した断面図
を図35(B)に示す。
【0332】実施例17に従って、EL素子の表面を覆
ってパッシベーション膜6003までを形成する。
【0333】さらに、EL素子を覆うようにして充填材6
004を設ける。この充填材6004は、カバー材60
00を接着するための接着剤としても機能する。充填材
6004としては、PVC(ポリビニルクロライド)、
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビニルブ
チラル)またはEVA(エチレンビニルアセテート)を
用いることができる。この充填材6004の内部に乾燥
剤を設けておくと、吸湿効果を保持できるので好まし
い。
【0334】また、充填材6004の中にスペーサーを
含有させてもよい。このとき、スペーサーをBaOなど
からなる粒状物質とし、スペーサー自体に吸湿性をもた
せてもよい。
【0335】スペーサーを設けた場合、パッシベーショ
ン膜6003はスペーサー圧を緩和することができる。
また、パッシベーション膜とは別に、スペーサー圧を緩
和する樹脂膜などを設けてもよい。
【0336】また、カバー材6000としては、ガラス
板、アルミニウム板、ステンレス板、FRP(Fibe
rglass−Reinforced Plastic
s)板、PVF(ポリビニルフルオライド)フィルム、
マイラーフィルム、ポリエステルフィルムまたはアクリ
ルフィルムを用いることができる。なお、充填材600
4としてPVBやEVAを用いる場合、数十μmのアル
ミニウムホイルをPVFフィルムやマイラーフィルムで
挟んだ構造のシートを用いることが好ましい。
【0337】但し、EL素子からの発光方向(光の放射
方向)によっては、カバー材6000が透光性を有する
必要がある。
【0338】次に、充填材6004を用いてカバー材6
000を接着した後、充填材6004の側面(露呈面)
を覆うようにフレーム材6001を取り付ける。フレー
ム材6001はシーリング材(接着剤として機能する)
6002によって接着される。このとき、シーリング材
6002としては、光硬化性樹脂を用いるのが好ましい
が、EL層の耐熱性が許せば熱硬化性樹脂を用いても良
い。なお、シーリング材6002はできるだけ水分や酸
素を透過しない材料であることが望ましい。また、シー
リング材6002の内部に乾燥剤を添加してあっても良
い。
【0339】また、配線4016はシーリング材600
2と基板4010との隙間を通ってFPC4017に電
気的に接続される。なお、ここでは配線4016につい
て説明したが、他の配線4014、4015も同様にし
てシーリング材6002の下を通ってFPC4017に
電気的に接続される。
【0340】なお本実施例では、充填材6004を設け
てからカバー材6000を接着し、充填材6004の側
面(露呈面)を覆うようにフレーム材6001を取り付
けているが、カバー材6000及びフレーム材6001
を取り付けてから、充填材6004を設けても良い。こ
の場合、基板4010、カバー材6000及びフレーム
材6001で形成されている空隙に通じる充填材の注入
口を設ける。そして前記空隙を真空状態(10-2Tor
r以下)にし、充填材の入っている水槽に注入口を浸し
てから、空隙の外の気圧を空隙の中の気圧よりも高くし
て、充填材を空隙の中に充填する。
【0341】[実施例17]ここでEL表示パネルにお
ける画素部のさらに詳細な断面構造を図35に、上面構
造を図36(A)に、回路図を図36(B)に示す。図
35、図36(A)及び図36(B)では共通の符号を
用いるので互いに参照すれば良い。
【0342】図35において、基板3501上に設けら
れたスイッチング用TFT3502は公知の方法で形成
されたnチャネル型TFTを用いる。本実施例ではダブ
ルゲート構造としているが、構造及び作製プロセスに大
きな違いはないので説明は省略する。但し、ダブルゲー
ト構造とすることで実質的に二つのTFTが直列された
構造となり、オフ電流値を低減することができるという
利点がある。なお、本実施例ではダブルゲート構造とし
ているが、シングルゲート構造でも構わないし、トリプ
ルゲート構造やそれ以上のゲート本数を持つマルチゲー
ト構造でも構わない。また、公知の方法で形成されたp
チャネル型TFTを用いて形成しても構わない。
【0343】また、電流制御用TFT3503は公知の
方法で形成されたnチャネル型TFTを用いる。スイッ
チング用TFT3502のソース配線34はそして、ス
イッチング用TFT3502のドレイン配線35は配線
36によって電流制御用TFTのゲート電極37に電気
的に接続されている。また、38で示される配線は、ス
イッチング用TFT3502のゲート電極39a、39b
を電気的に接続するゲート配線である。
【0344】電流制御用TFT3503はEL素子を流
れる電流量を制御するための素子であるため、多くの電
流が流れ、熱による劣化やホットキャリアによる劣化の
危険性が高い素子でもある。そのため、電流制御用TF
T3503のドレイン側に、ゲート絶縁膜を介してゲー
ト電極に重なるようにLDD領域を設ける構造は極めて
有効である。
【0345】また、本実施例では電流制御用TFT35
03をシングルゲート構造で図示しているが、複数のT
FTを直列につなげたマルチゲート構造としても良い。
さらに、複数のTFTを並列につなげて実質的にチャネ
ル形成領域を複数に分割し、熱の放射を高い効率で行え
るようにした構造としても良い。このような構造は熱に
よる劣化対策として有効である。
【0346】また、図36(A)に示すように、電流制
御用TFT3503のゲート電極37となる配線36は
3504で示される領域で、電流制御用TFT3503
のドレイン配線40と絶縁膜を介して重なる。このと
き、3504で示される領域ではコンデンサが形成され
る。保持容量3503は、電源供給線3506と電気的
に接続された半導体膜3520、ゲート絶縁膜と同一層
の絶縁膜(図示せず)及び配線36との間で形成され
る。また、配線36、第1層間絶縁膜と同一の層(図示
せず)及び電源供給線3506で形成される容量も保持
容量として用いることが可能である。このコンデンサ3
504は電流制御用TFT3503のゲート電極37に
かかる電圧を保持するためのコンデンサとして機能す
る。なお、電流制御用TFTのドレインは電源供給線
(電源線)3506に接続され、常に一定の電圧が加え
られている。
【0347】スイッチング用TFT3502及び電流制
御用TFT3503の上には第1パッシベーション膜4
1が設けられ、その上に樹脂絶縁膜でなる平坦化膜42
が形成される。平坦化膜42を用いてTFTによる段差
を平坦化することは非常に重要である。後に形成される
EL層は非常に薄いため、段差が存在することによって
発光不良を起こす場合がある。従って、EL層をできる
だけ平坦面に形成しうるように画素電極を形成する前に
平坦化しておくことが望ましい。
【0348】また、43は反射性の高い導電膜でなる画
素電極(EL素子の陰極)であり、電流制御用TFT3
503のドレインに電気的に接続される。画素電極43
としてはアルミニウム合金膜、銅合金膜または銀合金膜
など低抵抗な導電膜またはそれらの積層膜を用いること
が好ましい。勿論、他の導電膜との積層構造としても良
い。
【0349】また、絶縁膜(好ましくは樹脂)で形成さ
れたバンク44a、44bにより形成された溝(画素に相
当する)の中に発光層45が形成される。なお図36
(A)では、保持容量3504の位置を明確にするため
に一部バンクを省略しており、バンク44a、44bしか
図示していないが、電源供給線3506とソース配線3
4を一部覆うように電源供給線3506とソース配線3
4の間に設けられている。また、ここでは二画素しか図
示していないが、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色
に対応した発光層を作り分けても良い。発光層とする有
機EL材料としてはπ共役ポリマー系材料を用いる。代
表的なポリマー系材料としては、ポリパラフェニレンビ
ニレン(PPV)系、ポリビニルカルバゾール(PV
K)系、ポリフルオレン系などが挙げられる。
【0350】なお、PPV系有機EL材料としては様々
な型のものがあるが、例えば「H. Shenk,H.Becker,O.Ge
lsen,E.Kluge,W.Kreuder,and H.Spreitzer,“Polymers
forLight Emitting Diodes”,Euro Display,Proceeding
s,1999,p.33-37」や特開平10−92576号公報に記
載されたような材料を用いれば良い。
【0351】具体的な発光層としては、赤色に発光する
発光層にはシアノポリフェニレンビニレン、緑色に発光
する発光層にはポリフェニレンビニレン、青色に発光す
る発光層にはポリフェニレンビニレン若しくはポリアル
キルフェニレンを用いれば良い。膜厚は30〜150n
m(好ましくは40〜100nm)とすれば良い。
【0352】但し、以上の例は発光層として用いること
のできる有機EL材料の一例であって、これに限定する
必要はまったくない。発光層、電荷輸送層または電荷注
入層を自由に組み合わせてEL層(発光及びそのための
キャリアの移動を行わせるための層)を形成すれば良
い。
【0353】例えば、本実施例ではポリマー系材料を発
光層として用いる例を示したが、低分子系有機EL材料
を用いても良い。また、電荷輸送層や電荷注入層として
炭化珪素等の無機材料を用いることも可能である。これ
らの有機EL材料や無機材料は公知の材料を用いること
ができる。
【0354】本実施例では発光層45の上にPEDOT
(ポリチオフェン)またはPAni(ポリアニリン)で
なる正孔注入層46を設けた積層構造のEL層としてい
る。そして、正孔注入層46の上には透明導電膜でなる
陽極47が設けられる。本実施例の場合、発光層45で
生成された光は上面側に向かって(TFTの上方に向か
って)放射されるため、陽極は透光性でなければならな
い。透明導電膜としては酸化インジウムと酸化スズとの
化合物や酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物を用いる
ことができるが、耐熱性の低い発光層や正孔注入層を形
成した後で形成するため、可能な限り低温で成膜できる
ものが好ましい。
【0355】陽極47まで形成された時点でEL素子3
505が完成する。なお、ここでいうEL素子3505
は、画素電極(陰極)43、発光層45、正孔注入層4
6及び陽極47で形成されたコンデンサを指す。図36
(A)に示すように画素電極43は画素の面積にほぼ一
致するため、画素全体がEL素子として機能する。従っ
て、発光の利用効率が非常に高く、明るい画像表示が可
能となる。
【0356】ところで、本実施例では、陽極47の上に
さらに第2パッシベーション膜48を設けている。第2
パッシベーション膜48としては窒化珪素膜または窒化
酸化珪素膜が好ましい。この目的は、外部とEL素子と
を遮断することであり、有機EL材料の酸化による劣化
を防ぐ意味と、有機EL材料からの脱ガスを抑える意味
との両方を併せ持つ。これによりEL表示装置の信頼性
が高められる。
【0357】以上のように本願発明のEL表示パネルは
図35のような構造の画素からなる画素部を有し、オフ
電流値の十分に低いスイッチング用TFTと、ホットキ
ャリア注入に強い電流制御用TFTとを有する。従っ
て、高い信頼性を有し、且つ、良好な画像表示が可能な
EL表示パネルが得られる。
【0358】なお、本実施例の構成は、実施例1〜18
の構成と自由に組み合わせて実施することが可能であ
る。
【0359】(実施例20)本実施例では、実施例19
に示した画素マトリクス部において、EL素子3505
の構造を反転させた構造について説明する。説明には図
38を用いる。なお、図36の構造と異なる点はEL素
子の部分と電流制御用TFTだけであるので、その他の
説明は省略することとする。
【0360】図38において、電流制御用TFT350
3は公知の方法を用いて作製されたpチャネル型TFT
である。作製プロセスは公知の方法を用いることが可能
である。
【0361】本実施例では、画素電極(陽極)50とし
て透明導電膜を用いる。具体的には酸化インジウムと酸
化亜鉛との化合物でなる導電膜を用いる。勿論、酸化イ
ンジウムと酸化スズとの化合物でなる導電膜を用いても
良い。
【0362】そして、絶縁膜でなるバンク51a、51b
が形成された後、溶液塗布によりポリビニルカルバゾー
ルでなる発光層52が形成される。その上にはカリウム
アセチルアセトネート(acacKと表記される)でな
る電子注入層53、アルミニウム合金でなる陰極54が
形成される。この場合、陰極54がパッシベーション膜
としても機能する。こうしてEL素子3701が形成さ
れる。
【0363】本実施例の場合、発光層52で発生した光
は、矢印で示されるようにTFTが形成された基板の方
に向かって放射される。
【0364】なお、本実施例の構成は、実施例1〜18
の構成と自由に組み合わせて実施することが可能であ
る。
【0365】(実施例21)本実施例では、図37
(B)に示した回路図とは異なる構造の画素とした場合
の例について図39(A)〜(C)に示す。なお、本実
施例において、3801はスイッチング用TFT380
2のソース信号線、3803はスイッチング用TFT3
802のゲート信号線、3804は電流制御用TFT、
3805はコンデンサ、3806、3808は電源供給
線、3807はEL素子とする。
【0366】図39(A)は、二つの画素間で電源供給
線3806を共通とした場合の例である。即ち、二つの
画素が電源供給線3806を中心に線対称となるように
形成されている点に特徴がある。この場合、電源供給線
の本数を減らすことができるため、画素マトリクス部を
さらに高精細化することができる。
【0367】また、図39(B)は、電源供給線380
8をゲート信号線3803と平行に設けた場合の例であ
る。なお、図39(B)では電源供給線3808とゲー
ト信号線3803とが重ならないように設けた構造とな
っているが、両者が異なる層に形成される配線であれ
ば、絶縁膜を介して重なるように設けることもできる。
この場合、電源供給線3808とゲート信号線3803
とで専有面積を共有させることができるため、画素マト
リクス部をさらに高精細化することができる。
【0368】また、図39(C)は、図39(B)の構
造と同様に電源供給線3808をゲート信号線3803
と平行に設け、さらに、二つの画素を電源供給線380
8を中心に線対称となるように形成する点に特徴があ
る。また、電源供給線3808をゲート信号線3803
のいずれか一方と重なるように設けることも有効であ
る。この場合、電源供給線の本数を減らすことができる
ため、画素マトリクス部をさらに高精細化することがで
きる。
【0369】なお、本実施例の構成は、実施例1〜18
の構成と自由に組み合わせて実施することが可能であ
る。
【0370】(実施例22)実施例19に示した図37
(A)、37(B)では電流制御用TFT3503のゲ
ート電極にかかる電圧を保持するためにコンデンサ35
04を設ける構造としているが、コンデンサ3504を
省略することも可能である。実施例19の場合、電流制
御用TFT3503としてnチャネル型TFTを用いて
いるため、ゲート絶縁膜を介してゲート電極に重なるよ
うに設けられたLDD領域を有している。この重なり合
った領域には一般的にゲート容量と呼ばれる寄生容量が
形成されるが、本実施例ではこの寄生容量をコンデンサ
3504の代わりとして積極的に用いる点に特徴があ
る。
【0371】この寄生容量のキャパシタンスは、上記ゲ
ート電極とLDD領域とが重なり合った面積によって変
化するため、その重なり合った領域に含まれるLDD領
域の長さによって決まる。
【0372】また、実施例21に示した図39(A),
(B),(C)の構造においても同様に、コンデンサ3
805を省略することは可能である。
【0373】なお、本実施例の構成は、実施例1〜21
の構成と自由に組み合わせて実施することが可能であ
る。
【0374】(実施例23)本願発明によって作製され
た半導体表示装置(アクティブマトリクス型液晶ディス
プレイ、アクティブマトリクス型ELディスプレイ、ア
クティブマトリクス型ECディスプレイ)を用いた半導
体表示装置には様々な用途がある。本実施例では、本願
発明によって作製された駆動回路を用いた半導体表示装
置を組み込んだ電子機器について説明する。
【0375】その様な電子機器としては、ビデオカメ
ラ、デジタルカメラ、プロジェクター(リア型またはフ
ロント型)、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型
ディスプレイ)、ゲーム機、カーナビゲーション、パー
ソナルコンピュータ、携帯情報端末(モバイルコンピュ
ータ、携帯電話または電子書籍等)などが挙げられる。
それらの一例を図32に示す。
【0376】図32(A)はパーソナルコンピュータで
あり、本体7001、映像入力部7002、表示装置7
003、キーボード7004で構成される。本願発明を
映像入力部7002、半導体表示装置7003やその他
の信号制御回路に適用することができる。
【0377】図32(B)はビデオカメラであり、本体
7101、半導体表示装置7102、音声入力部710
3、操作スイッチ7104、バッテリー7105、受像
部7106で構成される。本願発明を半導体表示装置7
102、音声入力部7103やその他の信号制御回路に
適用することができる。
【0378】図32(C)はモバイルコンピュータ(モ
ービルコンピュータ)であり、本体7201、カメラ部
7202、受像部7203、操作スイッチ7204、半
導体表示装置7205で構成される。本願発明は半導体
表示装置7205やその他の信号制御回路に適用でき
る。
【0379】図32(D)はゴーグル型ディスプレイで
あり、本体7301、半導体表示装置7302、アーム
部7303で構成される。本願発明は半導体表示装置7
302やその他の信号制御回路に適用することができ
る。
【0380】図32(E)はプログラムを記録した記録
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体7401、半導体表示装置7402、スピーカ
部7403、記録媒体7404、操作スイッチ7405
で構成される。なお、この装置は記録媒体としてDVD
(Digital Versatile Disc)、
CD等を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインター
ネットを行うことができる。本願発明は半導体表示装置
7402やその他の信号制御回路に適用することができ
る。
【0381】以上の様に、本願発明の適用範囲は極めて
広く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能で
ある。また、本実施例の半導体表示装置は実施例1〜1
3、15〜16のどのような組み合わせからなる構成を
用いても実現することができる。
【0382】
【発明の効果】本願発明は、レベルシフタ回路をシフト
レジスタ回路の前後に設けることによって、シフトレジ
スタ回路のTFTが短チャネル効果によるパンチスルー
やホットエレクトロンによって故障せず、かつ作製可能
なチャネル長のTFTが動作する程度の電圧振幅レベル
のクロック信号で、シフトレジスタ回路を動作させるこ
とができる。その結果、シフトレジスタ回路が故障する
ことなしに高速動作させることができ、液晶を飽和状態
に駆動させることが可能になる。また、ソース信号線側
駆動回路の外部から入力されるクロック信号の電圧振幅
レベルを、レベルシフタ回路の動作が可能な範囲ででき
る限り低くしても、シフトレジスタ回路の高速動作が可
能になるので、消費電力および不要輻射を問題にならな
い程度に抑えることができる。
【0383】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明のソース信号線側駆動回路のブロ
ック図。
【図2】 本願発明のソース信号線側駆動回路の回路
図。
【図3】 アクティブマトリクス表示装置の概略図。
【図4】 本願発明のソース信号線側駆動回路のブロ
ック図。
【図5】 本願発明のソース信号線側駆動回路の回路
図。
【図6】 本願発明のソース信号線側駆動回路のタイ
ミングチャート図。
【図7】 本願発明のソース信号線側駆動回路のブロ
ック図。
【図8】 本願発明のソース信号線側駆動回路のブロ
ック図。
【図9】 本願発明のゲート信号線側駆動回路のブロ
ック図。
【図10】 本願発明のゲート信号線側駆動回路の回路
図。
【図11】 本願発明のゲート信号線側駆動回路のブロ
ック図。
【図12】 TFTの作製工程を示す断面図。
【図13】 TFTの作製工程を示す断面図。
【図14】 TFTの作製工程を示す断面図。
【図15】 TFTの作製工程を示す断面図。
【図16】 本願発明を用いた電子機器の構成図。
【図17】 本願発明を用いた電子機器の構成図。
【図18】 アクティブマトリクス表示装置の概略図。
【図19】 従来例のソース信号線側駆動回路のブロッ
ク図。
【図20】 レベルシフタ回路の等価回路図。
【図21】 従来例のソース信号線側駆動回路の回路
図。
【図22】 従来例のソース信号線側駆動回路の回路
図。
【図23】 従来例のソース信号線側駆動回路の回路
図。
【図24】 従来例のソース信号線側駆動回路のブロッ
ク図。
【図25】 TFTの作製工程を示す断面図。
【図26】 TFTの作製工程を示す断面図。
【図27】 TFTの作製工程を示す断面図。
【図28】 TFTの作製工程を示す断面図。
【図29】 TFTの作製工程を示す断面図。
【図30】 本願発明のデジタル駆動方式のソース信号
線側駆動回路のブロック図。
【図31】 本願発明のデジタル駆動方式のソース信号
線側駆動回路の回路図。
【図32】 本願発明を用いた電子機器の構成図。
【図33】 単安定FLCの電気光学特性を示す図。
【図34】 本願発明を用いたのEL表示装置の上面図
及び断面図。
【図35】 本願発明を用いたのEL表示装置の上面図
及び断面図。
【図36】 本願発明を用いたのEL表示装置の画素マ
トリクス部の断面図。
【図37】 本願発明を用いたのEL表示装置の画素マ
トリクス部の上面図及び回路図。
【図38】 本願発明を用いたのEL表示装置の画素マ
トリクス部の断面図。
【図39】 本願発明を用いたのEL表示装置の画素マ
トリクス部の回路図。
【符号の説明】
201 第1のレベルシフタ回路 202 シフトレジスタ回路 203 第2のレベルシフタ回路 204 サンプリング回路 205 アナログスイッチ 206 画像信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/30 338 G09G 3/36 G09G 3/36 G02F 1/136 500 H01L 29/786 H01L 29/78 612B

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のレベルシフタ回路と、第2のレベル
    シフタ回路と、シフトレジスタ回路と、サンプリング回
    路とを有するソース信号線側駆動回路で、 前記第1のレベルシフタ回路は、前記ソース信号線側駆
    動回路の外部から前記第1のレベルシフタ回路に入力さ
    れた入力信号を、前記シフトレジスタ回路が動作可能な
    電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記シフトレジスタ
    回路に入力し、 前記シフトレジスタ回路は、入力された前記入力信号を
    もとに、前記ソース信号線側駆動回路の外部から供給さ
    れる画像信号をサンプリングするためのタイミング信号
    を生成して、生成した前記タイミング信号を前記第2の
    レベルシフタ回路に入力し、 前記第2のレベルシフタ回路は、入力された前記タイミ
    ング信号の電圧振幅レベルを、さらに高電圧化して前記
    サンプリング回路に入力し、 前記サンプリング回路は、入力された前記タイミング信
    号により前記画像信号をサンプリングし、前記ソース信
    号線側駆動回路に接続されたソース信号線へ供給するこ
    とを特徴とするソース信号線側駆動回路。
  2. 【請求項2】第1のレベルシフタ回路と、第2のレベル
    シフタ回路と、シフトレジスタ回路と、サンプリング回
    路とを有するソース信号線側駆動回路で、 前記第1のレベルシフタ回路は、前記ソース信号線側駆
    動回路の外部から前記第1のレベルシフタ回路に入力さ
    れた、前記第1のレベルシフタ回路が動作可能な電圧振
    幅レベルのクロック信号を、前記シフトレジスタ回路が
    動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記シフ
    トレジスタ回路に入力し、 前記シフトレジスタ回路は、前記シフトレジスタ回路に
    入力された前記クロック信号をもとに、前記ソース信号
    線側駆動回路の外部から供給される画像信号をサンプリ
    ングするためのタイミング信号を生成して、生成した前
    記タイミング信号を前記第2のレベルシフタ回路に入力
    し、 前記第2のレベルシフタ回路は、前記第2のレベルシフ
    タ回路に入力された前記タイミング信号の電圧振幅レベ
    ルを、液晶の飽和電圧にある一定のマージン電圧を設け
    た電圧振幅レベルまで高電圧化して前記サンプリング回
    路に入力し、 前記サンプリング回路は、前記サンプリング回路に入力
    された前記タイミング信号により前記画像信号をサンプ
    リングし、前記ソース信号線側駆動回路に接続されたソ
    ース信号線へ供給することを特徴とするソース信号線側
    駆動回路。
  3. 【請求項3】第1のレベルシフタ回路と、第2のレベル
    シフタ回路と、シフトレジスタ回路とを有するゲート信
    号線側駆動回路で、 前記第1のレベルシフタ回路は、前記ゲート信号線側駆
    動回路の外部から入力された入力信号を、前記シフトレ
    ジスタ回路が動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化し
    て、前記シフトレジスタ回路に入力し、 前記シフトレジスタ回路は、前記シフトレジスタ回路に
    入力された前記入力信号をもとに、選択信号を生成し
    て、生成した前記選択信号を前記第2のレベルシフタ回
    路に入力し、 前記第2のレベルシフタ回路は、入力された前記選択信
    号の電圧振幅レベルを、ゲート信号線に接続されている
    全ての画素TFTを確実に動作させることが可能な電圧
    振幅レベルまで高電圧化し、前記ゲート信号線へ高電圧
    化された前記選択信号を直接またはバッファ回路を介し
    て供給することを特徴とするゲート信号線側駆動回路。
  4. 【請求項4】第1のレベルシフタ回路と、第2のレベル
    シフタ回路と、シフトレジスタ回路とを有するゲート信
    号線側駆動回路で、 前記第1のレベルシフタ回路は、前記ゲート信号線側駆
    動回路の外部から前記第1のレベルシフタ回路に入力さ
    れた、前記第1のレベルシフタ回路が動作可能な電圧振
    幅レベルのクロック信号を、前記シフトレジスタ回路が
    動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記シフ
    トレジスタ回路に入力し、 前記シフトレジスタ回路は、前記シフトレジスタ回路に
    入力された前記クロック信号をもとに、ゲート信号線を
    介してゲート信号線側駆動回路に接続されている画素T
    FTを動作させる選択信号を生成して、生成した前記選
    択信号を前記第2のレベルシフタ回路に入力し、 前記第2のレベルシフタ回路は、前記第2のレベルシフ
    タ回路に入力された前記選択信号の電圧振幅レベルを、
    前記ゲート信号線に接続されている全ての前記画素TF
    Tを確実に動作させることが可能な電圧振幅レベルまで
    高電圧化し、前記ゲート信号線へ前記第2のレベルシフ
    タ回路によって高電圧化された前記選択信号を供給する
    ことを特徴とするゲート信号線側駆動回路。
  5. 【請求項5】複数の画素TFTがマトリクス状に配置さ
    れたアクティブマトリクス回路と、前記複数の画素TF
    Tのそれぞれのソース電極に接続された複数のソース信
    号線と、 前記複数の画素TFTのそれぞれのゲート電極に接続さ
    れた複数のゲート信号線と、 前記複数のソース信号線に接続されたソース信号線側駆
    動回路と、 前記複数のゲート信号線に接続されたゲート信号線側駆
    動回路と有する半導体表示装置で、 前記ソース信号線側駆動回路は、第1のレベルシフタ回
    路と、第2のレベルシフタ回路と、シフトレジスタ回路
    と、サンプリング回路とを有しており、 前記第1のレベルシフタ回路は、前記ソース信号線側駆
    動回路の外部から前記第1のレベルシフタ回路に入力さ
    れた、前記第1のレベルシフタ回路が動作可能な電圧振
    幅レベルのクロック信号を、前記シフトレジスタ回路が
    動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記シフ
    トレジスタ回路に入力し、 前記シフトレジスタ回路は、前記シフトレジスタ回路に
    入力された前記クロック信号をもとに、前記ソース信号
    線側駆動回路の外部から供給される画像信号をサンプリ
    ングするためのタイミング信号を生成して、生成した前
    記タイミング信号を前記第2のレベルシフタ回路に入力
    し、 前記第2のレベルシフタ回路は、前記第2のレベルシフ
    タ回路に入力された前記タイミング信号の電圧振幅レベ
    ルを、液晶の飽和電圧にある一定のマージン電圧を設け
    た電圧振幅レベルまで高電圧化して前記サンプリング回
    路に入力し、 前記サンプリング回路は、前記サンプリング回路に入力
    された前記タイミング信号により前記画像信号をサンプ
    リングし、前記ソース信号線へ供給することを特徴とす
    る半導体表示装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、前記ソース信号線側駆
    動回路は前記アクティブマトリクス回路と同一基板上に
    形成されることを特徴とする半導体表示装置。
  7. 【請求項7】複数の画素TFTがマトリクス状に配置さ
    れたアクティブマトリクス回路と、前記複数の画素TF
    Tのそれぞれのソース電極に接続された複数のソース信
    号線と、 前記複数の画素TFTのそれぞれのゲート電極に接続さ
    れた複数のゲート信号線と、 前記複数のソース信号線に接続されたソース信号線側駆
    動回路と、 前記複数のゲート信号線に接続されたゲート信号線側駆
    動回路と有する半導体表示装置で、 前記ゲート信号線側駆動回路は、第1のレベルシフタ回
    路と、第2のレベルシフタ回路と、シフトレジスタ回路
    とを有しており、 前記第1のレベルシフタ回路は、前記ゲート信号線側駆
    動回路の外部から前記第1のレベルシフタ回路に入力さ
    れた、前記第1のレベルシフタ回路が動作可能な電圧振
    幅レベルのクロック信号を、前記シフトレジスタ回路が
    動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記シフ
    トレジスタ回路に入力し、 前記シフトレジスタ回路は、前記シフトレジスタ回路に
    入力された前記クロック信号をもとに、前記ゲート信号
    線を介して前記ゲート信号線側駆動回路に接続されてい
    る前記画素TFTを動作させる選択信号を生成して、生
    成した選択信号を前記第2のレベルシフタ回路に入力
    し、 前記第2のレベルシフタ回路は、前記第2のレベルシフ
    タ回路に入力された前記タイミング信号の電圧振幅レベ
    ルを、前記ゲート信号線に接続されている全ての前記画
    素TFTを確実に動作させることが可能な電圧振幅レベ
    ルまで高電圧化し、前記ゲート信号線へ前記第2のレベ
    ルシフタ回路によって高電圧化された選択信号を供給す
    ることを特徴とする半導体表示装置。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記ゲート信号線側駆
    動回路は前記アクティブマトリクス回路と同一基板上に
    形成されることを特徴とする半導体表示装置。
  9. 【請求項9】複数の画素TFTがマトリクス状に配置さ
    れたアクティブマトリクス回路と、 前記複数の画素TFTのそれぞれのソース電極に接続さ
    れた複数のソース信号線と、 前記複数の画素TFTのそれぞれのゲート電極に接続さ
    れた複数のゲート信号線と、 前記複数のソース信号線に接続されたソース信号線側駆
    動回路と、 前記複数のゲート信号線に接続されたゲート信号線側駆
    動回路と有する半導体表示装置で、 前記ソース信号線側駆動回路は第1レベルシフタ回路
    と、第2レベルシフタ回路と、第1シフトレジスタ回路
    と、第1サンプリング回路とを有しており、 前記第1レベルシフタ回路は、前記ソース信号線側駆動
    回路の外部から前記第1レベルシフタ回路に入力され
    た、前記第1レベルシフタ回路が動作可能な電圧振幅レ
    ベルのクロック信号を、前記第1シフトレジスタ回路が
    動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記第1
    シフトレジスタ回路に入力し、 前記第1シフトレジスタ回路は、前記第1シフトレジス
    タ回路に入力された前記クロック信号をもとに、前記ソ
    ース信号線側駆動回路の外部から供給される画像信号を
    サンプリングするためのタイミング信号を生成して、生
    成したタイミング信号を前記第2レベルシフタ回路に入
    力し、 前記第2レベルシフタ回路は、前記第2レベルシフタ回
    路に入力された前記タイミング信号の電圧振幅レベル
    を、液晶の飽和電圧にある一定のマージン電圧を設けた
    電圧振幅レベルまで高電圧化して前記第1サンプリング
    回路に入力し、 前記第1サンプリング回路は、前記第1サンプリング回
    路に入力された前記タイミング信号により前記画像信号
    をサンプリングし、前記ソース信号線へ供給し、 前記ゲート信号線側駆動回路は第3レベルシフタ回路
    と、第4レベルシフタ回路と、第2シフトレジスタ回路
    とを有しており、 前記第3レベルシフタ回路は、前記ゲート信号線側駆動
    回路の外部から前記第3レベルシフタ回路に入力され
    た、前記第3レベルシフタ回路が動作可能な電圧振幅レ
    ベルのクロック信号を、前記第2シフトレジスタ回路が
    動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記第2
    シフトレジスタ回路に入力し、 前記第2シフトレジスタ回路は、前記第2シフトレジス
    タ回路に入力された前記クロック信号をもとに、前記ゲ
    ート信号線を介して前記ゲート信号線側駆動回路に接続
    されている前記画素TFTを動作させる選択信号を生成
    して、生成した前記選択信号を前記第4レベルシフタ回
    路に入力し、 前記第4のレベルシフタ回路は、前記第4レベルシフタ
    回路に入力された前記タイミング信号の電圧振幅レベル
    を、前記ゲート信号線に接続されている全ての前記画素
    TFTを確実に動作させることが可能な電圧振幅レベル
    まで高電圧化し、 前記ゲート信号線へ前記第4レベルシフタ回路によって
    高電圧化された選択信号を供給することを特徴とする半
    導体表示装置。
  10. 【請求項10】請求項9において、前記ソース信号線側
    駆動回路および前記ゲート信号線側駆動回路は前記アク
    ティブマトリクス回路と同一基板上に形成されることを
    特徴とする半導体表示装置。
  11. 【請求項11】第1のレベルシフタ回路と、第2のレベ
    ルシフタ回路と、第3のレベルシフタ回路と、第1のラ
    ッチ回路と、第2のラッチ回路と、シフトレジスタ回路
    と、D/A変換回路とを有するデジタル駆動の半導体表
    示装置の駆動回路において、 前記第1のレベルシフタ回路は、前記駆動回路の外部か
    ら前記第1のレベルシフタ回路に入力された入力信号
    を、前記シフトレジスタ回路が動作可能な電圧振幅レベ
    ルまで高電圧化して、前記シフトレジスタ回路に入力
    し、 前記シフトレジスタ回路は、入力された前記入力信号を
    もとに、前記駆動回路の外部から供給されるデジタル信
    号を前記第1のラッチ回路に書き込むタイミングを決定
    するタイミング信号を生成して前記第1のラッチ回路に
    入力し、 前記デジタル信号は前記第3のレベルシフタ回路に入力
    され、前記第3のレベルシフタ回路から出力されたデジ
    タル信号は、タイミング信号によって決定されたタイミ
    ングで前記第1のラッチ回路に入力され、 前記第1のラッチ回路に入力されたデジタル信号は、論
    理演質の後、前記第2のラッチ回路にて演質を行い出力
    され、 前記出力されたデジタル信号は、前記第2のレベルシフ
    タ回路を介してD/A変換回路に入力され、アナログ変
    換されることを特徴とした半導体表示装置の駆動回路。
  12. 【請求項12】基板上に画素マトリクス部と駆動回路が
    あり、 前記駆動回路は、ソース信号線側駆動回路とゲート信号
    線側駆動回路とを有しており、 前記ソース信号線側駆動回路は、第1のレベルシフタ回
    路と、第2のレベルシフタ回路と、シフトレジスタ回路
    と、サンプリング回路とを有しており、 前記第1のレベルシフタ回路は、前記ソース信号線側駆
    動回路の外部から前記第1のレベルシフタ回路に入力さ
    れた入力信号を、前記シフトレジスタ回路が動作可能な
    電圧振幅レベルまで高電圧化して、前記シフトレジスタ
    回路に入力し、 前記シフトレジスタ回路は、入力された前記入力信号を
    もとに、前記ソース信号線側駆動回路の外部から供給さ
    れる画像信号をサンプリングするためのタイミング信号
    を生成して、生成した前記タイミング信号を前記第2の
    レベルシフタ回路に入力し、 前記第2のレベルシフタ回路は、入力された前記タイミ
    ング信号の電圧振幅レベルを、さらに高電圧化して前記
    サンプリング回路に入力し、 前記サンプリング回路は、入力された前記タイミング信
    号により前記画像信号をサンプリングし、前記ソース信
    号線側駆動回路に接続されたソース信号線へ供給してお
    り、 前記画素マトリクス部には、少なくとも電流制御用の第
    一の薄膜トランジスタとスイッチング用の第二の薄膜ト
    ランジスタがあり、 前記第一の薄膜トランジスタには、 前記基板上に島状半導体があり、 前記島状半導体にはチャネル形成領域があり、 前記チャネル形成領域に接して少なくとも第一の不純物
    領域があり、 前記第二の不純物領域に接して少なくとも第二の不純物
    領域があり、 前記第二の不純物領域に接して少なくとも第三の不純物
    領域があり、 前記チャネル形成領域、前記第一の不純物領域、前記第
    二の不純物領域上にはゲイト絶縁膜があり、 前記チャネル形成領域上には、前記ゲイト絶縁膜を挟ん
    で、ゲイト電極があり、 前記第一の不純物領域上には少なくとも一つの導電性の
    サイドウォールがあり、 前記第一の薄膜トランジスタの第三の不純物領域に電気
    的に接続した画素電極があり、 前記画素電極上には発光層があり、 発光層上に電極があることを特徴とする半導体表示装
    置。
  13. 【請求項13】基板上に画素マトリクス部と駆動回路が
    あり、 前記駆動回路は、ソース信号線側駆動回路とゲート信号
    線側駆動回路とを有しており、 前記ゲート信号線側駆動回路は、第1のレベルシフタ回
    路と、第2のレベルシフタ回路と、シフトレジスタ回路
    とを有しており、 前記第1のレベルシフタ回路は、前記ゲート信号線側駆
    動回路の外部から入力された入力信号を、前記シフトレ
    ジスタ回路が動作可能な電圧振幅レベルまで高電圧化し
    て、前記シフトレジスタ回路に入力し、 前記シフトレジスタ回路は、前記シフトレジスタ回路に
    入力された前記入力信号をもとに、選択信号を生成し
    て、生成した前記選択信号を前記第2のレベルシフタ回
    路に入力し、 前記第2のレベルシフタ回路は、入力された前記選択信
    号の電圧振幅レベルを、ゲート信号線に接続されている
    全ての前記画素TFTを確実に動作させることが可能な
    電圧振幅レベルまで高電圧化し、前記ゲート信号線へ高
    電圧化された前記選択信号を直接またはバッファ回路を
    介して供給しており、 前記画素マトリクス部には、少なくとも電流制御用の第
    一の薄膜トランジスタとスイッチング用の第二の薄膜ト
    ランジスタがあり、 前記第一の薄膜トランジスタには、 前記基板上に島状半導体があり、 前記島状半導体にはチャネル形成領域があり、 前記チャネル形成領域に接して少なくとも第一の不純物
    領域があり、 前記第二の不純物領域に接して少なくとも第二の不純物
    領域があり、 前記第二の不純物領域に接して少なくとも第三の不純物
    領域があり、 前記チャネル形成領域、前記第一の不純物領域、前記第
    二の不純物領域上にはゲイト絶縁膜があり、 前記チャネル形成領域上には、前記ゲイト絶縁膜を挟ん
    で、ゲイト電極があり、 前記第一の不純物領域上には少なくとも一つの導電性の
    サイドウォールがあり、 前記第一の薄膜トランジスタの第三の不純物領域に電気
    的に接続した画素電極があり、 前記画素電極上には発光層があり、 発光層上に電極があることを特徴とする半導体表示装
    置。
  14. 【請求項14】請求項12または請求項13において、
    前記発光層はEL層であることを特徴とする半導体表示
    装置。
  15. 【請求項15】請求項12乃至請求項14のいずれか1
    項において、前記第二の薄膜トランジスタのドレイン領
    域は、前記第一の薄膜トランジスタのゲイト電極に接続
    している半導体表示装置。
  16. 【請求項16】請求項12乃至請求項15のいずれか1
    項において、前記第二の薄膜トランジスタはマルチゲー
    ト構造である半導体表示装置。
  17. 【請求項17】請求項12乃至請求項16のいずれか1
    項において、前記画素電極及び前記電極の少なくとも一
    つは透明である半導体表示装置。
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