JP2000259623A - 文書編集システムおよびプログラム記録媒体 - Google Patents

文書編集システムおよびプログラム記録媒体

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JP2000259623A
JP2000259623A JP11066275A JP6627599A JP2000259623A JP 2000259623 A JP2000259623 A JP 2000259623A JP 11066275 A JP11066275 A JP 11066275A JP 6627599 A JP6627599 A JP 6627599A JP 2000259623 A JP2000259623 A JP 2000259623A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な操作を行うことなく自動的に編集制限
範囲の設定を行う。 【解決手段】 編集位置通知部18は、編集位置が更新
されると編集位置情報を作成して通信処理部16を介し
て自他コンピュータ2に通知する。編集範囲管理部17
は、通知された編集位置情報から得たカーソル位置の前
後の改行で挟まれた領域を編集範囲として得、通知コン
ピュータ2の保持編集範囲と一致しない場合には、新た
な編集範囲およびカーソル位置をメモリ6に記憶し、編
集制御部19に通知する。編集制御部19は、他コンピ
ュータ2から通知された新たな編集範囲を編集禁止領域
に指定する。こうして、各コンピュータ2間でカーソル
位置を通知し合うことによって、宣言等の編集処理操作
とは異なる操作を必要とはせず、自動的に他コンピュー
タの編集範囲を自コンピュータの編集禁止領域に設定で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワードプロセッ
サ等の文書編集機能を有する文書編集装置がネットワー
クを介して接続されている文書編集システム、および、
文書編集処理プログラムが記録されたプログラム記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の文書編集装置がネットワー
クで接続されてこのネットワーク上に存在する文書デー
タを共有する文書編集システムの場合には、基本的に、
文書データを排他制御するのが普通である。ここで、上
記「文書データを排他制御する」とは、既に文書データが
ある文書編集装置によって編集されている場合には、他
の文書編集装置によってその文書データを編集できない
ようにする制御のことである。
【0003】しかしながら、新聞や複数の章からなる文
書等、編集形態によっては複数の文書処理装置によって
複数のユーザが同時に編集を行なうことが可能な文書も
存在する。しかしながら、上記文書編集システムでは文
書データを排他制御するために、複数の文書編集装置が
平行して同一文書データに対して編集することはできな
い。そこで、上述のような複数の文書処理装置による平
行編集が可能な編集形態を有する文書データの場合に
は、複数の文書編集装置が平行して編集を行うことがで
きる文書編集システムの出現が要求されている。
【0004】このような要求に対し、一つの文書データ
を各ユーザが担当する部分毎に別々の文書データに分解
し、各ユーザが夫々独自に編集を行う方法が考えられ
る。ところが、各自の編集過程を参照することができな
い。また、最後に、各ユーザの編集結果を一つにまとめ
あげる管理作業を要する等の問題がある。
【0005】これらの問題を解決する技術として、例え
ば特開平5−28138号公報に開示されているような
文書編集システムが提案されている。この文書編集シス
テムにおいては、文書を特定の編集単位で編集すること
を宣言し、その編集単位で同時編集の制御を行うように
している。その場合、文書の同一箇所が同時に更新され
た場合に、文書データが矛盾しないように制御するよう
にしている。そして、文書編集システムを使用している
ユーザに対して、各文書編集単位がどのような状態であ
るかを表示するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の文書編集システムにおいては、ユーザはある編集単
位での編集を行うために、編集単位での編集を開始する
ことを宣言する何らかの操作を必要とする。さらに、ユ
ーザがある編集単位の更新を行うために、当該編集単位
の編集を終了し、更新することを宣言する何らかの操作
を必要とする。これらの宣言は、一般的な編集処理を行
う操作とは明らかに異なる操作であるために、ユーザに
対して操作の煩雑さと戸惑いを与え、文書編集システム
を利用し難いものにしているという問題がある。
【0007】また、上記文書編集システムにおいては、
同時編集の制御を行うための編集単位は文書データの論
理構造であり、章やページ等のある程度の大きさを有す
る単位としている。しかしながら、この編集単位が大き
過ぎると、同時編集時においては問題となる場合もあ
る。すなわち、図15に示すように、ユーザCがユーザ
AおよびユーザBよりも早く更新を終了しても(時点T
1)、実際には他のユーザの更新結果を待たなければユー
ザCは自分の更新を確定できず他のユーザ全員が更新を
終了すると(時点T2)自分の更新が終了する場合があ
る。このような場合に編集単位が大きいと、その編集単
位の更新に掛る時間が長くなり、既に編集中の他のユー
ザによる各編集単位の更新を待つ時間が長くなることに
なる。尚、編集単位が大きいと言うことは、ネットワー
クを介して送る文書更新情報等のサイズも大きくなるこ
とを意味する。
【0008】また、上記文書編集システムにおいては、
ある文書編集装置の画面上で、他文書編集装置で編集中
の編集単位を判別する方法として、色別に表示すること
によって行っている。しかしながら、一般的なワードプ
ロセッサ等は編集機能として文字や背景に色属性を付加
できる機能を有しているため、編集単位を判別するため
に付けられた色と編集機能によって付けられた色との区
別が困難であるという問題が発生する。
【0009】さらに、上述のような文書編集システムに
おいては、ユーザは常に文書データの最新の状態を確認
しつつ文書編集を行う必要がある。そして、そのために
は、文書データが自動的に更新されることに呼応して表
示されている文書内容を更新する必要がある。ところ
で、その際に、編集作業を行っている最中のユーザは、
表示文書上でカーソルの位置を視認している。そのため
に、このカーソル位置が表示文書上で移動しないように
表示されている文書内容を更新する必要がある。ところ
が、上記特開平5−28138号公報には、この表示文
書内容の更新の処理に関しては何ら記述されてはいな
い。
【0010】そこで、この発明の目的は、特殊な操作を
行うことなく自動的に編集制限範囲の設定と文書更新の
通知を行うことができ、編集単位が小さく、編集中の編
集単位を色に因らずに表示でき、カーソル位置を移動さ
せずに表示文書を更新できる文書編集システム、およ
び、文書編集処理プログラムが記録されたプログラム記
録媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、文書編集を行うための複数
の文書編集装置と文書格納手段をネットワークに接続し
てなり,上記文書格納手段に格納された同一文書に対し
て上記各文書編集装置によって同時に編集可能な文書編
集システムであって、上記文書編集装置は、上記ネット
ワークとの接続を制御して,上記ネットワークを介して
他の文書編集装置に対してデータを送受する通信処理手
段と、上記通信処理手段を介して上記文書格納手段から
読み出された文書データを編集する文書編集処理手段
と、上記文書編集処理手段によって編集位置が更新され
た場合に,最新の編集位置に基づいて編集位置情報を作
成し,上記通信処理手段に他の文書編集装置へ通知させ
る編集位置通知手段と、上記通信処理手段を介して通知
された編集位置情報に基づいて,通信元の文書編集装置
による編集位置を含めた編集範囲を生成する編集範囲生
成手段と、上記編集範囲生成手段から受け取った編集範
囲が他の文書編集装置における編集範囲である場合に,
上記受け取った編集範囲を編集禁止領域に指定して,上
記指定内容を上記文書編集処理手段に通知する編集制御
手段を備えたことを特徴としている。
【0012】上記構成によれば、文書編集処理手段によ
る文書編集の結果更新された編集位置に基づいて、編集
位置通知手段によって編集位置情報が生成され、通信処
理手段によって他の文書編集装置に通知される。この編
集位置情報の通知処理は、ユーザによる文書編集の過程
で自動的に行われる。そして、通信処理手段によって他
の文書編集装置から通知された編集位置情報を受信する
と、編集範囲生成手段によって、受信した編集位置情報
に基づいて通信元の文書編集装置による編集範囲が生成
される。そして、編集制御手段によって、この生成され
た編集範囲が編集禁止領域として指定されて上記文書編
集処理手段に通知される。
【0013】こうして、各文書編集装置間で編集位置情
報を送受することによって、総ての文書編集装置の編集
範囲が把握され、自動的に他の文書編集装置の編集範囲
が自文書編集装置の編集禁止領域と設定される。
【0014】また、請求項2に係る発明は、文書編集を
行うための複数の文書編集装置と文書格納手段をネット
ワークに接続してなり,上記文書格納手段に格納された
同一文書に対して上記各文書編集装置によって同時に編
集可能な文書編集システムであって、上記文書編集装置
は、上記ネットワークとの接続を制御して,上記ネット
ワークを介して他の文書編集装置に対してデータを送受
する通信処理手段と、上記通信処理手段を介して上記文
書格納手段から読み出された文書データを編集する文書
編集処理手段と、上記文書編集処理手段によって編集位
置が更新された場合に,最新の編集位置に基づいて編集
位置情報を作成し,上記通信処理手段に他の文書編集装
置へ通知させる編集位置通知手段と、上記通信処理手段
を介して通知された編集位置情報に基づいて通信元の文
書編集装置による編集位置を含めた編集範囲を生成して
保持する編集範囲生成手段と、上記文書編集処理手段に
よって更新された編集位置が直前の編集位置に基づく現
在の編集範囲を越えた場合に,上記文書編集処理手段に
よって更新された文書データに基づいて文書更新情報を
生成し,上記通信処理手段に他の文書編集装置へ通知さ
せる更新通知手段と、上記通信処理手段を介して通知さ
れた文書更新情報が他の文書編集装置の文書更新情報で
ある場合に,当該文書更新情報に基づいて更新文書デー
タを得ると共に,上記保持されている当該文書編集装置
の現在の編集範囲を得,上記得られた現在の編集範囲の
文書データに対する上記得られた更新文書データによる
更新処理を上記文書編集処理手段に指示する文書更新手
段を備えたことを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、文書編集処理手段によ
る編集位置が編集範囲生成手段によって保持されている
現在の編集範囲を越えると、更新通知手段によって文書
更新情報が生成され、通信処理手段によって他の文書編
集装置に通知される。この文書更新情報の通知処理は、
ユーザによる文書編集の過程で自動的に行われる。そし
て、通信処理手段によって他の文書編集装置から通知さ
れた文書更新情報を受信すると、文書更新手段の指示に
従って文書編集処理手段によって、編集範囲生成手段に
よって生成されて保持されている当該文書編集装置の編
集範囲に相当する文書データが、上記受信された文書更
新情報に基づく更新文書データで更新される。
【0016】こうして、各文書編集装置間で文書更新情
報を送受することによって、自動的に他の文書編集装置
による文書データ更新結果が自文書編集装置によって保
持されている文書データに反映される。
【0017】また、請求項3に係る発明は、請求項1あ
るいは請求項2に係る発明の文書編集システムにおい
て、上記編集範囲生成手段は、上記文書データ中から上
記編集位置の前後に位置する改行間の文書データを抽出
して上記編集範囲とする段落抽出手段を備えたことを特
徴としている。
【0018】上記構成によれば、上記編集範囲生成手段
の段落抽出手段によって、通知された編集位置より前後
の改行が検索されて段落間の文書データが抽出され、編
集の単位となる上記編集範囲が生成される。その結果、
章やページを編集範囲とする場合よりも上記文書更新情
報のサイズが小さくなり、ネットワークの負荷が軽減さ
れる。
【0019】また、請求項4に係る発明は、請求項1に
係る発明の文書編集システムにおいて、上記文書編集装
置は、文書を表示する表示手段と、上記表示手段に表示
された文書中における現在の編集位置を求め,全文書デ
ータ中における現在の編集位置が上記編集禁止領域内に
在る場合には,上記表示文書中における現在の編集位置
に上記編集禁止領域であることを示す表示形態でカーソ
ルを表示する一方,上記編集禁止領域内に無い場合には,
上記表示文書中における現在の編集位置に上記編集禁止
領域でないことを示す表示形態でカーソルを表示するカ
ーソル表示手段を備えたことを特徴としている。
【0020】上記構成によれば、カーソル表示手段によ
って、全文書データ中における現在の編集位置が上記編
集禁止領域内に在る場合にはその旨を示す表示形態でカ
ーソルが表示手段に表示される。一方、上記編集禁止領
域内に無い場合にはその旨を示す表示形態でカーソルが
表示される。こうして、編集禁止領域か否かが色によら
ずに識別される。
【0021】また、請求項5に係る発明は、請求項2あ
るいは請求項3の何れか一つに係る発明の文書編集シス
テムにおいて、上記文書編集装置は、文書を表示する表
示手段と、上記通信処理手段を介して通知された文書更
新情報が他の文書編集装置の文書更新情報である場合
に,上記文書編集処理手段による編集の前後における文
書データ長の差を求め,この差の値を用いて,上記表示手
段に現在表示されているカーソルの位置が変動しないよ
うに上記文書データのスクロール位置を補正して,上記
表示手段の表示文書を更新する表示文書更新手段を備え
たことを特徴としている。
【0022】上記構成によれば、上記通信処理手段によ
って他の文書編集装置から通知された文書更新情報を受
信すると、表示文書更新手段によって、編集前後におけ
る文書データ長の差の値を用いて、現在表示されている
カーソルの位置が変動しないように上記文書データのス
クロール位置が補正されて上記表示手段の表示文書が更
新される。こうして、上記表示手段上のカーソル位置が
見掛け上動かないように表示文書が更新される。
【0023】また、請求項6に係る発明は、ネットワー
クに接続された複数の文書編集装置によって同一文書に
対する編集処理を同時に行うコンピュータプログラムが
記憶された記憶媒体において、上記文書編集装置を、最
新の編集位置に基づく編集位置情報を他の文書編集装置
へ通知する編集位置通知手段と、他の文書編集装置から
通知された編集位置情報を受信して,受信した編集位置
情報に基づく編集位置を含めた編集範囲を編集禁止領域
と指定する編集制御手段として機能させる文書編集プロ
グラムが記憶されていることを特徴としている。
【0024】上記構成によれば、請求項1に係る発明の
場合と同様に、各文書編集装置間で編集位置情報が送受
されて、総ての文書編集装置の編集範囲が把握され、自
動的に他の文書編集装置の編集範囲が自文書編集装置の
編集禁止領域と設定される。
【0025】また、請求項7に係る発明は、ネットワー
クに接続された複数の文書編集装置によって同一文書に
対する編集処理を同時に行うコンピュータプログラムが
記憶された記憶媒体において、上記文書編集装置を、編
集位置が直前の編集位置に基づく編集範囲を越えた場合
に,更新文書データに基づく文書更新情報を他の文書編
集装置へ通知する更新通知手段と、他の文書編集装置か
ら通知された文書更新情報を受信して,受信した文書更
新情報に基づく更新文書データを用いて保持している文
書データを更新する文書更新手段として機能させる文書
編集プログラムが記憶されていることを特徴としてい
る。
【0026】上記構成によれば、請求項2に係る発明の
場合と同様に、各文書編集装置間で文書更新情報が送受
されて、自動的に他の文書編集装置による文書データ更
新結果が自文書編集装置によって保持されている文書デ
ータに反映される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図2は、本実施の形態の文書
編集システムにおける構成を示すブロック図である。ま
た、図3は、図2におけるネットワーク1に接続された
一つのコンピュータ2の構成を示すブロック図である。
また、図1は、図3におけるマイクロプロセッサ5の機
能ブロック図である。
【0028】先ず、図2および図3に従って、本実施の
形態における文書編集システムの概要を説明する。本文
書編集システムは、図2に示すように、ネットワーク1
を介して複数のコンピュータ2と共有ディスク4とが接
続されている。そして、各コンピュータ2による編集の
対象となる文書データ3は共有ディスク4に保存されて
おり、各コンピュータ2によって参照可能になってい
る。尚、各コンピュータ2をネットワーク1に接続する
方法に付いては、本実施の形態とは無関係であるので、
ここでは触れない。また、ネットワーク1に接続するコ
ンピュータ2は特に3台に限定するものではない。ま
た、文書データ3を保存している共有ディスク4がネッ
トワーク1上において如何様に管理されているかも本実
施の形態とは無関係であるため、ここでは触れない。
【0029】上記ネットワーク1に接続された一つのコ
ンピュータ2は、図3に示すような構成を有している。
マイクロプロセッサ5は、メモリ6に格納されている文
書編集処理等のプログラムに基づいてメモリ6,ディス
プレイ7,キーボード8およびネットワークコントロー
ラ9を制御して、文書編集処理等を実行する。メモリ6
は、文書データやプログラムおよびマイクロプロセッサ
5が一時的に保持するデータ等を格納する。ディスプレ
イ7には、文書データの内容や編集状態等が表示され
る。キーボード8は、ユーザによって操作されて文字や
編集指示等を入力する。尚、本実施の形態においては入
力手段としてキーボード8を用いているが、この発明は
特にキーボード8に限定されるものではなく、マウス等
のポインティングデバイスも含めて入力手段として用い
ることも可能である。ネットワークコントローラ9は、
ネットワーク1への接続を行い、他コンピュータ2との
データ通信を行う。
【0030】図1は、上記マイクロプロセッサ5の機能
ブロック図である。マイクロプロセッサ5における各機
能部は、各プログラム単位で夫々独立に動作を行うこと
ができ、他機能部からのイベントメッセージ等の指示に
基づいて動作を行うようになっている。
【0031】表示処理部11は、表示制御部12の制御
の下に、文書編集を行うためにユーザが必要とする編集
画面をディスプレイ7に表示する。また、表示制御部1
2からの指示に従って、カーソルの表示やスクロール位
置の文書データの表示等の処理を行う。上記表示制御部
12は、表示処理部11に対して表示内容の更新等の処
理を指示する。また、文書編集処理部13等から上記処
理に必要な情報を取得する。入力処理部14は、キーボ
ード8から入力される文書編集を行うための文字や操作
指示等を処理して文書編集処理部13に渡す。
【0032】上記文書編集処理部13は、上記入力処理
部14からの入力や表示制御部12への出力を処理し、
文書データ保存部15および通信処理部16と連動する
ことによってメモリ6に読み出されたネットワーク1上
の文書データ3を編集する一般的な編集処理を実行す
る。また、編集位置通知部18,編集制御部19,更新通
知部20および文書更新部21と連動することによっ
て、ネットワーク1上の他のコンピュータ2と同一文書
を同時編集する一連の処理を実行する。文書データ保存
部15は、メモリ6を制御して、文書編集処理部13の
指示に従って通信処理部16を介して読み込まれた編集
対象の文書データを保持する。編集範囲管理部17は、
ネットワーク1に接続されている各コンピュータ2の現
在のカーソル位置を受け取り、そのカーソル位置から段
落間の抽出を行って各コンピュータ2の現在の編集範囲
を得、その編集範囲を管理する。
【0033】上記編集位置通知部18は、上記文書編集
処理部13から自コンピュータ2における現在のカーソ
ル位置を受け取り、編集位置情報を生成し、通信処理部
16を介して他コンピュータ2に通知する。編集制御部
19は、編集範囲管理部17から上記他のコンピュータ
2の編集範囲を受け取り、文書編集処理部13を制御す
る。更新通知部20は、文書編集処理部13から現在の
カーソル位置を受け取り、カーソル位置から現在の編集
範囲の編集を終えたことを判断する。そうすると、その
編集範囲の文書更新情報を作成し、通信処理部16を介
して他のコンピュータ2に通知する。文書更新部21
は、通信処理部16を介して他のコンピュータ2の文書
更新情報を取得し、編集範囲管理部17からの情報に従
って他のコンピュータ2の編集範囲の文書データを更新
文書データで置き換える。通信処理部16は、ネットワ
ークコントローラ9を制御することによってネットワー
ク1との接続を制御し、文書編集処理部13等からの指
示に従ってネットワーク1を介して他のコンピュータ2
に対してデータを送受する。
【0034】上記構成の文書編集システムにおいては、
上記文書編集処理部13によって、ネットワーク1上の
文書データ3を通信処理部16を介して読み込み、文書
データ保存部15の制御の下にメモリ6に格納する。ま
た、文書編集処理部13は、キーボード8からユーザに
よって入力された文字や編集操作指示を受け取り、メモ
リメモリ6に格納されている文書データを更新する。さ
らに、文書編集処理部13は、ユーザに対して現在の編
集状態を提示するために、表示制御部12に対して文書
が更新されたことを通知する。そうすると、表示制御部
12は、表示処理部11に対して文書データの表示位置
やカーソルの表示位置を指示する。そして、表示処理部
11は、上記指示に従ってディスプレイ7に文書やカー
ソルを表示する。この一連の編集処理に付いては、これ
まで実現されている通常の文書編集システムによる文書
編集と何ら変わらないため、詳細な説明は省略する。
【0035】以下、特に本実施の形態において特徴的な
編集範囲管理部17,編集位置通知部18および編集制
御部19の動作、および、文書編集処理部13との関連
に付いて、詳細に説明する。
【0036】上記編集範囲管理部17は、後述のごとく
自他コンピュータ2の編集位置通知部18から通知され
た編集位置情報がネットワーク1から取得されたとき
に、通信処理部16からの指示によって動作する。ま
た、メモリ6上に、コンピュータ2の識別子,そのコン
ピュータ2のカーソル位置,そのコンピユータ2の編集
範囲を記憶するテーブルを確保している。図4は、編集
範囲管理部17の処理動作を示すフロチヤートである。
以下、図4に従って、編集範囲管理部17の処理動作に
ついて説明する。
【0037】ステップS1で、取得した編集位置情報か
ら、通知してきたコンピュータ2の識別子と現在のカー
ソル位置が取得される。ステップS2で、上記取得した
カーソル位置を開始点にして前方向に改行が検索され
る。ステップS3で、上記取得したカーソル位置を開始
点にして後方向に改行が検索される。ステップS4で、
検索された前改行位置から後改行位置までが編集範囲と
して確定される。ステップS5で、上記得られた編集範
囲が、上記メモリ6上のテーブルに確保されている該当
コンピュータ2の編集範囲と一致するか否かが判別され
る。その結果、一致していればステップS8に進み、そ
うでなければステップS6に進む。
【0038】ステップS6で、上記得られた編集範囲
が、該当コンピュータ2の最新編集範囲としてメモリ6
に格納される。ステップS7で、編集制御部19に対し
て該当コンピュータ2による編集範囲の更新が通知され
る。ステップS8で、上記ステップS1において取得され
たカーソル位置が、該当コンピュータ2の最新カーソル
位置としてメモリ6に格納される。そうした後、イベン
トが終了される。
【0039】図5は、通知されたカーソル位置と、上記
編集範囲管理部17の動作によって求められた編集範囲
との関係を示している。この例では、図5(a)に示すよ
うに指定されたカーソル31の位置から、図5(b)に示
すように前方向へ改行を検索して改行32を取得する一
方、後方向へ改行を検索して改行33を取得でき、両改
行32,33間の下線領域34が編集範囲として確定さ
れるのである。
【0040】上記編集範囲管理部17は、後述する編集
位置通知部18からの通知を自他コンピュータ2の区別
なく処理する。したがって、編集範囲管理部17によっ
て、同じ文書データを編集している総てのコンピュータ
2に関する現在のカーソル位置および編集範囲が管理さ
れるのである。
【0041】上記編集位置通知部18は、ユーザによっ
て何らかの編集操作が行われたときに、文書編集処理部
13からの指示によって動作する。図6は、編集位置通
知部18の処理動作を示すフロチャートである。以下、
図6に従って編集位置通知部18の処理動作について説
明する。
【0042】ステップS11で、上記文書編集処理部13
から、編集操作後の最新のカーソル位置が取得される。
ステップS12で、取得された最新のカーソル位置は編集
範囲管理部17に格納されている現在のカーソル位置と
は異なるか(つまり更新されたか)否かが判別される。そ
の結果、異なる場合にはステップS13に進み、そうでな
ければイベントが終了される。ステップS13で、最新の
カーソル位置に基づいて編集位置情報が作成される。ス
テップS14で、通信処理部16に対して、ネットワーク
1に接続された総てのコンピュータ2ヘ上記作成された
編集位置情報を通知するように指示される。そうした
後、イベントが終了される。その場合、他コンピュータ
2ヘ通知するカーソル位置は、結果的に自コンピュータ
2に対する通知にもなり、上述したごとく、編集範囲管
理部17によって処理されることになる。
【0043】上記編集制御部19は、上記編集範囲管理
部17の処理動作によって編集範囲が更新された際に、
編集範囲管理部17からの指示で動作する。図7は、編
集制御部19によって行われる処理動作を示すフロチャ
ートである。以下、図7に従って編集処理部19の処理
動作について説明する。
【0044】ステップS21で、上記編集範囲管理部17
から、更新された他コンピュータ2の編集範囲が取得さ
れる。ステップS22で、上記ステップS21において取得
された編集範囲が編集禁止領域として指定され、文書編
集処理部13に通知される。そうした後、イベントが終
了される。尚、任意の範囲を編集禁止にする編集処理
は、既に実例があるのでここでは説明を省略する。
【0045】以上のごとく、上記編集範囲管理部17,
編集位置通知部18および編集制御部19の処理動作に
よって、各コンピュータ2間で現在のカーソル位置を互
いに通知し、編集領域を把握することができる。こうす
ることによって、他のコンピュータ2の編集領域を、宣
言等の特殊な操作を必要とせずに、自動的に自コンピュ
ータの編集禁止領域として処理することができるのであ
る。
【0046】次に、上記更新通知部20および文書更新
部21の処理動作と、文書編集処理部13との関連につ
いて詳細に説明する。
【0047】上記更新通知部20は、ユーザによって何
らかの編集操作が行われたときに、文書編集処理部13
からの指示によって動作する。図8は、更新通知部20
によって行われる処理動作を示すフロチャートである。
以下、図8に従って更新通知部20の処理動作について
説明する。
【0048】ステップS31で、上記文書編集処理部13
から、編集操作後の最新のカーソル位置が取得される。
ステップS32で、上記取得された最新のカーソル位置
が、編集範囲管理部17で管理されている自コンピュー
タ2の現在の編集範囲を越えているか否かが判別され
る。その結果、越えていればステップS33に進み、そう
でなければイベントが終了される。ステップS33で、更
新された文書データから上記現在の編集範囲内の更新デ
ータが文書更新情報として取得される。ステップS34
で、上記得られた文書更新情報をネットワーク1上のコ
ンピュータ2ヘ通知するように、通信処理部16に対し
て指示される。そうした後、イベントが終了される。
【0049】ここで、上記ステップS33における文書の
更新データは、例えば、図5において編集範囲34が示
す領域のデータをそのまま切り出したものとする。この
ように、本実施の形態においては段落間を編集範囲とし
ているため、章やページを編集範囲とする場合よりも文
書更新情報のサイズを小さくすることができ、ネットワ
ーク1の負荷を軽減できるのである。また、ネットワー
ク1上へ転送するデータをさらに小さくするために、変
更された部分のみを抽出して差分情報として作成するこ
とも考えられる。
【0050】尚、この更新通知部20の動作は、上記編
集位置通知部18の動作よりも時間的に先に実行される
必要がある。これは、編集位置通知部18の動作によっ
て編集範囲管理部17の持つ現在の編集範囲が、編集操
作後の最新のカーソル位置で更新されてしまうためであ
る。したがって、上記文書編集処理部13は、ユーザ操
作により文書データの更新を伴った(つまり、現在の編
集範囲を越える)カーソル位置の更新が発生すると、更
新通知部20への通知を行った後に、編集位置通知部1
8への通知を行うことになる。
【0051】上記文書更新部21は、上記更新通知部2
0によって通知された文書更新情報がネットワーク1か
ら取得されたときに、通信処理部16の指示によって動
作する。図9は、文書更新部21の処理動作を示すフロ
チャートである。以下、図9にしたがって文書更新部2
1の処理動作について説明する。
【0052】ステップS41で、取得された文書更新情報
から更新データが取得される。ステップS42で、上記編
集範囲管理部17から、そのコンピュータ2の現在の編
集範囲が得られる。ステップS43で、上記取得した更新
データでその編集範囲部分を置き換えるように、文書編
集処理部13に指示が出される。そうした後、イベント
が終了される。
【0053】上記文書データの置き換えに付いては、上
記更新通知部20の処理動作で説明したように、文書更
新情報によって通知される更新文書データは格納されて
いる文書データと同じ形式であるため、範囲指定のカッ
ト&ペースト処理と全く同等の処理を行うことで実現で
きる。尚、上記カット&ペースト処理は一般的な処理で
あるため、ここでは説明を省略する。
【0054】以上のごとく、上記更新通知部20及び文
書更新部21の処理動作によって、各コンピュータ2間
で文書データの更新データをやり取りして、宣言等の特
殊な操作を必要とせずに、自動的に、他コンピュータ2
による文書の更新を自コンピュータ2の文書データに反
映させることができるのである。
【0055】次に、上記表示制御部12におけるカーソ
ル表示の処理動作について詳細に説明する。表示制御部
12は、図10に示すように、文書データの総長さLa
と、現在ディスプレイ7に表示されている文書データの
位置(すなわち、先頭からのスクロール量Ls)とを、メ
モリ6に格納して保持している。図11に、表示制御部
12がカーソルを表示する処理動作のフロチャートを示
す。以下、図11に従って、表示制御部のカーソル表示
処理動作について説明する。
【0056】ステップS51で、上記編集範囲管理部17
から、自コンピュータ2のカーソル位置(文書先頭から
の行数)が得られる。ステップS52で、上記カーソル位
置に基づいて、カーソルの文書先頭からの距離Lcが求
められる。これは、通常、上記カーソル位置を表す行数
等から求められる。ステップS53で、カーソル位置のデ
ィスプレイ7上における表示位置Ld(=Lc−Ls)が求
められる。ステップS54で、カーソル位置と、編集範囲
管理部17によって管理されている他コンピュータ2の
編集範囲(すなわち、編集禁止範囲)とが比較される。こ
の比較は、編集範囲管理部17によって管理されている
総てのコンピュータ2に係る編集禁止範囲に対して行わ
れる。ステップS35で、上記ステップS54での比較の結
果、少なくとも一つの編集禁止範囲内にカーソル位置が
入っていればステップS56に進み、そうでなければステ
ップS57に進む。ステップS56で、上記ステップS53に
おいて求められたディスプレイ7上のカーソル位置Ld
にカーソルが編集禁止状態で表示される。そうした後、
イベントが終了される。ステップS57で、上記ディスプ
レイ7上のカーソル位置Ldにカーソルが編集可能状態
で表示される。そうした後、イベントが終了される。
【0057】以上のごとく、上記表示制御部12の処理
動作によって、カーソル表示を、例えば図12に示すよ
うに、編集可能状態では黒いブロックで表示する一方、
編集禁止状態では中空のブロックで表示することによっ
て、色表示によらずに編集可能状態と編集禁止状態とを
視覚的に区別できるよう表示することができるのであ
る。
【0058】さらに、上記表示制御部12によって実行
される表示更新の処理動作について説明する。表示制御
部12におけるスクロールは、上述の更新通知部18に
おける処理動作において、文書データが更新されたとき
に、文書編集処理部13の指示によって動作する。表示
制御部12による表示更新の処理動作のフローチャート
を図13に示す。以下、図13に従って表示制御部12
の表示更新処理動作について説明する。
【0059】ステップS61で、上記文書編集処理部13
から、文書データが更新された編集範囲(すなわち、更
新範囲の情報)が受け取られる。ステップS62で、上記
得られた更新範囲が現在のカーソル位置よりも前か否か
が判別される。その結果、前であればステップS63に進
み、そうでなければステップS66に進む。ステップS63
で、表示更新によってスクロールが発生するためにスク
ロール量Lsをそのままにして表示更新を行うと画面上
におけるカーソル表示位置Ldがずれてしまう。そこ
で、本ステップにおいて、更新された文書データの長さ
La'が文書編集処理部13から取得される。ステップS
64で、更新前の文書データの長さLaとの差Ldf(=La'
−La)が求められる。ステップS65で、上記求められた
差の値Ldfがスクロール量Lsに加算され、その加算値
が新たなスクロール量Ls'(=Ls+Ldf)に補正され
る。ステップS66で、表示更新によってスクロールが発
生することはないので、更新範囲の表示が更新される。
そうした後、イベントが終了される。尚、表示更新の方
法については、過去様々な方法が実現されており、本実
施の形態の場合もスクロールが発生しない場合は上記方
法らと何ら変わりがないため、ここでは言及しない。
【0060】図14は、上述の処理動作を、文書データ
の観点から図示したものである。但し、図11(a)は更
新前状態であり、図11(b)は通常の更新処理による更
新後の状態であり、図11(b)は本実施の形態による更
新後の状態である。図11(a)において文書更新領域(斜
線部分)が更新される場合を考える。そうすると、通常
の表示更新処理では、図14(b)に示すように、ディス
プレイ7上のカーソル位置Ld'が、文書更新による差分
Ldfだけずれてしまう。従つて、表示更新は斜線の部分
に止まらず、ディスプレイ7の表示領域総てを更新しな
ければならない。しかしながら、上述の処理動作によっ
てスクロール量Ls'を求め、そのスクロール量Ls'で表
示更新を行えば、ディスプレイ7の表示画面上における
カーソル位置Ld'は、Ld'=Lc'−Ls'=Lc'−Ls−
Ldfである。ところが、文書データ更新後は現在のカー
ソル位置もやはりLdfだけ移動しており、その更新後の
カーソル表示位置Lc'は、Lc'=Lc+Ldfとなる。し
たがって、更新後のカーソル表示位置は、Ld'=Lc'−
Ls'=Lc−Lsとなり、ディスプレイ7の表示画面上の
カーソル位置は、図14(c)に示すように動いていない
ように見えるのである。また、この場合におけるディス
プレイ36上で更新しなければならない領域は、斜線の
部分のみでよいことになる。
【0061】以上のように、上記表示制御部12の表示
更新処理動作によって、自動的に、文書データの更新が
発生する場合でも、ユーザがディスプレイ36上で視認
しているカーソル位置を表示画面上移動することなく行
うことができ、ユーザの思考を中断させることなく編集
を行うことができるのである。
【0062】ところで、上記実施の形態におけるマイク
ロプロセッサ5による上記通信処理手段,文書編集処理
手段,編集位置通知手段,編集範囲生成手段,編集制御手
段,更新通知手段,文書更新手段,カーソル表示手段およ
び表示文書更新手段としての機能は、プログラム記録媒
体に記録された文書編集処理プログラムによって実現さ
れる。上記実施の形態における上記プログラム記録媒体
は、図1におけるメモリ6でなるプログラムメディアで
ある。あるいは、外部補助記憶装置が設けられている場
合には、その外部補助記憶装置に装着されて読み出され
るプログラムメディアであってもよい。尚、何れの場合
においても、上記プログラムメディアから文書編集処理
プログラムを読み出すプログラム読み出し手段は、上記
プログラムメディアに直接アクセスして読み出す構成を
有していてもよいし、メモリ6に設けられたプログラム
記憶エリア(図示せず)にダウンロードし、上記プログラ
ム記憶エリアにアクセスして読み出す構成を有していて
もよい。尚、上記プログラムメディアからメモリ6の上
記プログラム記憶エリアにダウンロードするためのダウ
ンロードプログラムは、予め本体装置に格納されている
ものとする。
【0063】ここで、上記プログラムメディアとは、本
体側と分離可能に構成され、磁気テープやカセットテー
プ等のテープ系、フロッピーディスク,ハードディスク
等の磁気ディスクやCD(コンパクトディスク)−RO
M,MO(光磁気)ディスク,MD(ミニディスク),DVD
(ディジタルビデオディスク)等の光ディスクのディスク
系、IC(集積回路)カードや光カード等のカード系、マ
スクROM,EPROM(紫外線消去型ROM),EEP
ROM(電気的消去型ROM),フラッシュROM等の半
導体メモリ系を含めた、固定的にプログラムを坦持する
媒体である。
【0064】また、上記実施の形態における文書編集シ
ステムは、インターネットを含む通信ネットワークと接
続可能なシステム構成を有している。したがって、上記
プログラムメディアは、通信ネットワークからのダウン
ロード等によって流動的にプログラムを坦持する媒体で
あっても差し支えない。尚、その場合における上記通信
ネットワークからダウンロードするためのダウンロード
プログラムは、予め本体装置に格納されているものとす
る。あるいは、別の記録媒体からインストールされるも
のとする。
【0065】尚、上記記録媒体に記録されるものはプロ
グラムのみに限定されるものではなく、データも記録す
ることが可能である。
【0066】上述のように、本実施の形態においては、
ネットワーク1に接続された複数のコンピュータ2と文
書データ3を保存する共有ディスク4とで構成される文
書編集システムにおける上記コンピュータ2のマイクロ
プロセッサ5は、編集範囲管理部17,編集位置通知部
18および編集制御部19を有している。そして、編集
位置通知部18によって、カーソル位置が移動して編集
位置が更新されると、最新カーソル位置から編集位置情
報を作成して通信処理部16よりネットワーク1を介し
て自他総てのコンピュータ2に通知する。さらに、編集
範囲管理部17によって、自コンピュータ2あるいは他
コンピュータ2から通知された編集位置情報からカーソ
ル位置を得、このカーソル位置の前後の改行で挟まれた
領域を編集範囲として得る。そして、編集位置情報から
得られるコンピュータ識別子に基づく通知コンピュータ
2の保持編集範囲と一致しない場合には、新たな編集範
囲をメモリ6に記憶すると共に、編集制御部19に通知
する。また、最新のカーソル位置をメモリ6に記憶す
る。さらに、編集制御部19によって、編集範囲管理部
17から通知された新たな編集範囲が他コンピュータ2
に係るものである場合には、当該新たな編集範囲を編集
禁止領域に指定するようにしている。
【0067】したがって、上記編集範囲管理部17,編
集位置通知部18および編集制御部19を搭載した各コ
ンピュータ2間で現在のカーソル位置を互いに通知し合
い、全コンピュータ2の編集領域を把握して、自動的に
他コンピュータ2の編集範囲を自コンピュータ2の編集
禁止領域とすることができる。すなわち、本実施の形態
によれば、編集の開始時に宣言等の一般的な編集処理操
作とは異なる操作を必要とはせず、自動的に編集禁止範
囲の設定を行うことができるのである。
【0068】その場合、上記編集範囲管理部17によっ
て設定される編集範囲は新たなカーソル位置の前後の改
行で挟まれた段落間の領域である。したがって、編集単
位を段落単位とすることができ、上記文書更新情報のサ
イズを小さくしてネットワーク1の負荷を軽減できる。
【0069】また、上記マイクロプロセッサ5は、更新
通知部20および文書更新部21を有している。そし
て、更新通知部20によって、最新のカーソル位置が現
在の編集範囲を越えた場合には、現在の編集範囲の文書
データで文書更新情報を作成して通信処理部16よりネ
ットワーク1を介して自他総てのコンピュータ2に通知
する。さらに、文書更新部21によって、上記通知され
た文書更新情報を取得すると、取得した文書更新情報か
ら更新文書データを得る。そして、通知したコンピュー
タ2の現在の編集範囲を上記更新文書データで置き換え
るように、文書編集処理部13に指示ようにしている。
【0070】したがって、上記更新通知部20および文
書更新部21を搭載した各コンピュータ2間で更新文書
データを互いに通知し合い、他コンピュータ2の文書更
新を把握して、自動的に他コンピュータ2の文書更新内
容を自コンピュータ2の文書データに反映させることが
できる。すなわち、本実施の形態によれば、編集領域の
更新時に宣言等の一般的な編集処理操作とは異なる操作
を必要とはせず、自動的に編集範囲の更新を行うことが
できる。
【0071】また、上記マイクロプロセッサ5は表示制
御部12を有している。そして、表示制御部12によっ
て、取得した現在のカーソル位置に基づいてディスプレ
イ7上のカーソル位置と文書データの先頭からのカーソ
ル位置とを求める。そして、上記文書データ上のカーソ
ル位置が編集禁止範囲内にある場合には、上記ディスプ
レイ7上のカーソル位置に中空ブロックのカーソル38
を表示する。一方、上記編集禁止範囲外にある場合には
黒ブロックのカーソル37を表示するようにしている。
【0072】したがって、本実施の形態によれば、色に
よらずに、カーソル位置が編集禁止範囲内であるか否か
を表示することができる。したがって、文書データ中に
色属性が付加されていてもカーソル位置が編集禁止範囲
内に在るか否かを容易にカーソルによって識別すること
ができる。
【0073】また、上記表示制御部12によって、文書
データの更新範囲がカーソル位置よりも前である場合
に、更新前後における文書データの長さの差Ldfを求
め、スクロール量LsをLs'(=Ls+Ldf)に補正するよ
うにしている。
【0074】したがって、文書データの更新によって文
書データの長さがLdfだけ長くなった場合には、カーソ
ル位置もLdfだけ後退する。ところが、スクロール量も
Ldfだけ後退するので、ディスプレイ7上におけるカー
ソル位置を動かすことなくディスプレイ7上の表示内容
を更新できる。
【0075】尚、本実施の形態は、上記ネットワーク1
に接続されたコンピュータ2の具体的な形態については
特に限定するものではなく、ワークステーションであっ
てもワードプロセッサであっても構わない。
【0076】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の文書編集システムは、ネットワークに接続され
て上記ネットワーク1上の同一文書に対して同時に編集
可能な個々の文書編集装置に、最新の編集位置に基づい
て編集位置情報を生成して通信処理手段で他の文書編集
装置に通知させる編集位置通知手段と、他の文書編集装
置から通知された編集位置情報に基づいて通信元の文書
編集装置による編集範囲を生成する編集範囲生成手段
と、この生成された編集範囲を編集禁止領域として指定
して文書編集処理手段に通知する編集制御手段を備えた
ので、複数の文書編集装置によって上記ネットワーク上
の同一の文書を同時に編集する際に、宣言等のユーザに
よる特別な操作を必要とせずに、自動的に、他の文書編
集装置の編集範囲を自文書編集装置の編集禁止領域にす
ることができる。
【0077】また、請求項2に係る発明の文書編集シス
テムは、ネットワークに接続されて上記ネットワーク1
上の同一文書に対して同時に編集可能な個々の文書編集
装置に、文書編集処理手段による編集位置が編集範囲生
成手段で保持されている現在の編集範囲を越えると文書
更新情報を生成して通信処理手段で他の文書編集装置に
通知させる更新通知手段と、他の文書編集装置から通知
された文書更新情報を受信すると、当該文書編集装置の
編集範囲に相当する文書データの上記受信された文書更
新情報に基づく更新文書データによる更新を文書編集処
理手段に指示する文書更新手段を備えたので、複数の文
書編集装置によって上記ネットワーク上の同一の文書を
同時に編集する際に、宣言等のユーザによる特別な操作
を必要とせずに、自動的に、他の文書編集装置による文
書データ更新結果を自文書編集装置が保持している文書
データに反映させることができる。
【0078】また、請求項3に係る発明の文書編集シス
テムにおける上記編集範囲生成手段は、上記文書データ
中から上記編集位置の前後に位置する改行間の文書デー
タをを抽出して上記編集範囲とする段落抽出手段を有す
るので、段落間の文書データを単位として上記編集範囲
を設定できる。したがって、章やページを編集範囲とす
る場合よりも上記文書更新情報のサイズを小さくでき、
ネットワークの負荷を軽減できる。
【0079】また、請求項4に係る発明の文書編集シス
テムにおける上記文書編集装置に、文書を表示する表示
手段と、全文書データ中における現在の編集位置が上記
編集禁止領域内に在る場合にはその旨を示す表示形態で
カーソルを表示手段に表示する一方、上記編集禁止領域
内に無い場合にはその旨を示す表示形態でカーソルを表
示するカーソル表示手段を備えたので、編集しようとす
る領域が編集禁止領域であるか否かを、色によらずにカ
ーソルの表示形態で識別できる。
【0080】したがって、表示手段に表示されている文
書に他の機能によって色属性が付加されていても編集禁
止領域か否かを容易に判別できる。
【0081】また、請求項5に係る発明の文書編集シス
テムにおける上記文書編集装置に、文書を表示する表示
手段と、他の文書編集装置の文書更新情報が通知された
場合に、編集の前後における文書データ長の差の値を用
いて現在表示されているカーソルの位置が変動しないよ
うに上記文書データのスクロール位置を補正して上記表
示手段の表示文書を更新する表示文書更新手段を備えた
ので、上記表示手段上のカーソル位置が見掛け上動かな
いように、上記表示手段上の表示文書を更新できる。
【0082】したがって、複数の文書編集装置によって
上記ネットワーク上の同一の文書を同時に編集する際
に、他の文書編集装置による編集に伴って自文書編集装
置の表示文書が更新された場合に、位置がずれたカーソ
ルを元の位置に戻す煩わしさが無く、ユーザの思考を中
断させることがない。
【0083】また、請求項6に係る発明の記憶媒体は、
ネットワークに接続された文書編集装置を、最新の編集
位置に基づく編集位置情報を他の文書編集装置へ通知す
る編集位置通知手段と、他の文書編集装置から通知され
た編集位置情報を受信して、受信した編集位置情報に基
づく編集位置を含めた編集範囲を編集禁止領域と指定す
る編集制御手段として機能させる文書編集プログラムを
記憶しているので、請求項1に係る発明の場合と同様
に、複数の文書編集装置によって上記ネットワーク上の
同一の文書を同時に編集する際に、宣言等のユーザによ
る特別な操作を必要とせずに、自動的に、他の文書編集
装置の編集範囲を自文書編集装置の編集禁止領域にする
ことができる。
【0084】また、請求項7に係る発明の記憶媒体は、
ネットワークに接続された文書編集装置を、編集位置が
直前の編集位置に基づく編集範囲を越えた場合に更新文
書データに基づく文書更新情報を他の文書編集装置へ通
知する更新通知手段と、他の文書編集装置から通知され
た文書更新情報を受信して、受信した文書更新情報に基
づく更新文書データを用いて保持している文書データを
更新する文書更新手段として機能させる文書編集プログ
ラムを記憶しているので、請求項2に係る発明の場合と
同様に、複数の文書編集装置によって上記ネットワーク
上の同一の文書を同時に編集する際に、宣言等のユーザ
による特別な操作を必要とせずに、自動的に、他の文書
編集装置による文書データ更新結果を自文書編集装置が
保持している文書データに反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の文書編集システムを構成するコン
ピュータにおけるマイクロプロセッサの機能ブロック図
である。
【図2】 この発明の文書編集システムにおける構成を
示すブロック図である。
【図3】 図2におけるネットワークに接続された一つ
のコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図4】 図1における編集範囲管理部の処理動作を示
すフロチヤートである。
【図5】 カーソル位置と求められる編集範囲の関係を
示す図である。
【図6】 図1における文書編集処理部の処理動作を示
すフロチャートである。
【図7】 図1における編集制御部によって行われる処
理動作を示すフロチャートである。
【図8】 図1における更新通知部によって行われる処
理動作を示すフロチャートである。
【図9】 図1における文書更新部の処理動作を示すフ
ロチャートである。
【図10】 文書データの総長さと表示されている文書
データの位置(スクロール量)との関係を示す図である。
【図11】 表示制御部によるカーソル表示処理動作の
フローチャートである。
【図12】 編集可能状態でのカーソル表示例と編集禁
止状態でのカーソル表示例を示す図である。
【図13】 表示制御部による表示更新制御動作のフロ
ーチャートである。
【図14】 更新前と通常の更新処理後と本実施の形態
による更新処理後とのディスプレイと文書データとの状
態を示す図である。
【図15】 従来の文書編集システムにおける文書更新
のタイミングの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク、2…コンピュータ、
4…共有ディスク、5…マイクロプロセッサ、
6…メモリ、7…ディスプレイ、
8…キーボード、9…ネットワークコントロー
ラ、 12…表示制御部、13…文書編集処理部、
15…文書データ保存部、16…通信処理
部、 17…編集範囲管理部、18…
編集位置通知部、 19…編集制御部、2
0…更新通知部、 21…文書更新
部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書編集を行うための複数の文書編集装
    置と文書格納手段をネットワークに接続してなり、上記
    文書格納手段に格納された同一文書に対して上記各文書
    編集装置によって同時に編集可能な文書編集システムで
    あって、 上記文書編集装置は、 上記ネットワークとの接続を制御して、上記ネットワー
    クを介して他の文書編集装置に対してデータを送受する
    通信処理手段と、 上記通信処理手段を介して上記文書格納手段から読み出
    された文書データを編集する文書編集処理手段と、 上記文書編集処理手段によって編集位置が更新された場
    合に、最新の編集位置に基づいて編集位置情報を作成
    し、上記通信処理手段に他の文書編集装置へ通知させる
    編集位置通知手段と、 上記通信処理手段を介して通知された編集位置情報に基
    づいて、通信元の文書編集装置による編集位置を含めた
    編集範囲を生成する編集範囲生成手段と、 上記編集範囲生成手段から受け取った編集範囲が他の文
    書編集装置における編集範囲である場合に、上記受け取
    った編集範囲を編集禁止領域に指定して、上記指定内容
    を上記文書編集処理手段に通知する編集制御手段を備え
    たことを特徴とする文書編集システム。
  2. 【請求項2】 文書編集を行うための複数の文書編集装
    置と文書格納手段をネットワークに接続してなり、上記
    文書格納手段に格納された同一文書に対して上記各文書
    編集装置によって同時に編集可能な文書編集システムで
    あって、 上記文書編集装置は、 上記ネットワークとの接続を制御して、上記ネットワー
    クを介して他の文書編集装置に対してデータを送受する
    通信処理手段と、 上記通信処理手段を介して上記文書格納手段から読み出
    された文書データを編集する文書編集処理手段と、 上記文書編集処理手段によって編集位置が更新された場
    合に、最新の編集位置に基づいて編集位置情報を作成
    し、上記通信処理手段に他の文書編集装置へ通知させる
    編集位置通知手段と、 上記通信処理手段を介して通知された編集位置情報に基
    づいて、通信元の文書編集装置による編集位置を含めた
    編集範囲を生成して保持する編集範囲生成手段と、 上記文書編集処理手段によって更新された編集位置が直
    前の編集位置に基づく現在の編集範囲を越えた場合に、
    上記文書編集処理手段によって更新された文書データに
    基づいて文書更新情報を生成し、上記通信処理手段に他
    の文書編集装置へ通知させる更新通知手段と、 上記通信処理手段を介して通知された文書更新情報が他
    の文書編集装置の文書更新情報である場合に、当該文書
    更新情報に基づいて更新文書データを得ると共に、上記
    保持されている当該文書編集装置の現在の編集範囲を
    得、上記得られた現在の編集範囲の文書データに対する
    上記得られた更新文書データによる更新処理を上記文書
    編集処理手段に指示する文書更新手段を備えたことを特
    徴とする文書編集システム。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の文書
    編集システムにおいて、 上記編集範囲生成手段は、 上記文書データ中から、上記編集位置の前後に位置する
    改行間の文書データを抽出して上記編集範囲とする段落
    抽出手段を備えたことを特徴とする文書編集システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の文書編集システムにお
    いて、 上記文書編集装置は、 文書を表示する表示手段と、 上記表示手段に表示された文書中における現在の編集位
    置を求め、全文書データ中における現在の編集位置が上
    記編集禁止領域内に在る場合には、上記表示文書中にお
    ける現在の編集位置に上記編集禁止領域であることを示
    す表示形態でカーソルを表示する一方、上記編集禁止領
    域内に無い場合には、上記表示文書中における現在の編
    集位置に上記編集禁止領域でないことを示す表示形態で
    カーソルを表示するカーソル表示手段を備えたことを特
    徴とする文書編集システム。
  5. 【請求項5】 請求項2あるいは請求項3の何れか一つ
    に記載の文書編集システムにおいて、 上記文書編集装置は、 文書を表示する表示手段と、 上記通信処理手段を介して通知された文書更新情報が他
    の文書編集装置の文書更新情報である場合に、上記文書
    編集処理手段による編集の前後における文書データ長の
    差を求め、この差の値を用いて、上記表示手段に現在表
    示されているカーソルの位置が変動しないように上記文
    書データのスクロール位置を補正して、上記表示手段の
    表示文書を更新する表示文書更新手段を備えたことを特
    徴とする文書編集システム。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続された複数の文書編
    集装置によって同一文書に対する編集処理を同時に行う
    コンピュータプログラムが記憶された記憶媒体におい
    て、 上記文書編集装置を、 最新の編集位置に基づく編集位置情報を他の文書編集装
    置へ通知する編集位置通知手段と、 他の文書編集装置から通知された編集位置情報を受信し
    て、受信した編集位置情報に基づく編集位置を含めた編
    集範囲を編集禁止領域と指定する編集制御手段として機
    能させる文書編集プログラムが記憶されていることを特
    徴とする記憶媒体。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続された複数の文書編
    集装置によって同一文書に対する編集処理を同時に行う
    コンピュータプログラムが記憶された記憶媒体におい
    て、 上記文書編集装置を、 編集位置が直前の編集位置に基づく編集範囲を越えた場
    合に、更新文書データに基づく文書更新情報を他の文書
    編集装置へ通知する更新通知手段と、 他の文書編集装置から通知された文書更新情報を受信し
    て、受信した文書更新情報に基づく更新文書データを用
    いて保持している文書データを更新する文書更新手段と
    して機能させる文書編集プログラムが記憶されているこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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