JP2000260461A - 流体流通型電池用セル - Google Patents

流体流通型電池用セル

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JP2000260461A JP11058514A JP5851499A JP2000260461A JP 2000260461 A JP2000260461 A JP 2000260461A JP 11058514 A JP11058514 A JP 11058514A JP 5851499 A JP5851499 A JP 5851499A JP 2000260461 A JP2000260461 A JP 2000260461A
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洋成 出口
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信幸 徳田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極全体にわたって電池反応を生起させ、か
つ通液抵抗の小さい電極を備えた流体流通型電池セルを
提供する。 【解決手段】 隔膜と、隔膜を間に挟む一対の双極板
と、隔膜と双極板との間に配置された電極と、を備えた
流体流通型電池用セルであって、上記電極1は、流体が
通過する一方の端に開口部を有する第1の切りこみ2
と、その一方の端と対向する他方の端に開口部を有する
第2の切りこみ3と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体流通型電池用セ
ル、とくにレドックスフロー型2次電池用セルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電力コストの低減等を目的とし
て、燃料電池、レドックスフロー型2次電池等の流体流
通型電池の需要が増大する傾向にある。大規模な電力貯
蔵技術が実現すれば、ベース電源である安価な原子力発
電や火力発電を定格出力で運転しながら、オフピーク時
に余剰となる電力を蓄え、ピーク時にこれを放電して効
率的なロードレベリングを達成することが可能となる。
この結果、電力のピーク需要に合わせて発電設備を保有
したうえで、オフピーク時にはこれらの一部を休止また
は減速運転する必要がなくなる。
【0003】さらに、上記大規模電力貯蔵技術が実現す
れば、需要家である工場、オフィスビル等に近接して適
正規模の上記貯蔵設備を設置し、安価な夜間電力を貯蔵
して昼間に使用できるので、電気料金面でのメリットが
得られる。その上、病院、ホテル、ショッピングセンタ
向けに、瞬停防止機能等を付加して非常用電源として使
用することもできる。
【0004】上記の流体流通型電池のうち、レドックス
フロー型2次電池は従来の電池の概念を超える大規模な
電力貯蔵技術として期待され実用化が推進されつつある
技術である。
【0005】図9は、単一電池セルが積層されたレドッ
クスフロー型2次電池セルスタックのうちの1個の単一
電池セルに着目して、その構成を示す図である。正極電
極1aおよび負極電極1bは、それぞれ隔膜4と双極板
5との間に形成される正極室および負極室に配置され
る。正極液タンクおよび負極液タンクに蓄えられた正極
液10aおよび負極液10bは、それぞれ正極室および
負極室に送液循環され、それぞれ正極電極1aおよび負
極電極1bに浸透しておよその流通方向15aおよび1
5bに沿って流通する。正負の電解液は、それぞれ正負
極の電極に接触しながら通過中に、後記する電気化学反
応を経過し充電または放電がなされ、その電解液中の金
属イオンの価数を変化させる。充電または放電を経過し
た価数の相違する金属イオンを含む電解液は、正極液お
よび負極液ごとにそれぞれの全体の電解液タンクのなか
に蓄積される。すなわち、正極液タンクおよび負極液タ
ンクの各電解液の中に含まれる相違する価数の金属イオ
ンの比率と総量とが、充電または放電の効果を保持す
る。
【0006】通常、正極液10aおよび負極液10bに
は、バナジウム等の金属イオンを溶解させた酸性水溶液
が用いられる。各電極で充電時に起きる電気化学反応
は、正極電極では、V4+→V5++ e- (酸化反応)、負
極電極では、V3++ e- →V2+(還元反応)である。ま
た、放電時には、正極電極では、V5++ e- →V4+(還
元反応)、負極電極では、V2+→V3++ e- (酸化反
応)の電気化学反応が進行する。
【0007】上記の正極電極1aおよび負極電極1bに
は、炭素質繊維等の多孔質の一定厚さを有する材料が用
いられ,上記の正極液10aおよび負極液10bは、そ
れぞれ加圧されて上記の多孔質からなる各電極の中を流
通し、上記の電気化学反応を進行させる。なお、図9に
おいては、充電時と放電時とで、各電解液の送液方向を
反転させない装置の場合を記載したが、充電時と放電時
とで送液方向を反転させる装置の場合もある。大型のレ
ドックスフロー型2次電池の場合には、充電時と放電時
とで送液方向を反転させず、同じ方向に送液する場合が
多い。本発明は、充電時と放電時とで、送液方向が同じ
装置の場合および反転する装置の場合の両方の場合を含
む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すように、
多孔質からなる電極101を用いて送液循環する場合、
電解液が流通する方向115の長さxに比例する通液圧
力損失が発生する。これを補うためにポンプの稼動を強
化すると、エネルギ損失が大きくなり、その電力分だけ
上記のレドックスフロー型2次電池の発電効率が低下す
る。
【0009】このような通液圧力損失を低減するため
に、図11(a)に示すような溝210を設けた炭素質
繊維の不織布を電極201として用いることが提案され
た(特開平8−287923号公報)。この溝付き電極
201を用いることにより、通液圧力損失は一定範囲で
は減少するところとなった。しかしながら、次の諸課題
が残った。 (1) 通液圧力損失の低減がまだ不充分である。これは、
溝210による電解液のバイパス効果が不充分であるこ
とに起因する。 (2) 電池の特性が劣化する。これは、図11(b)に示
す溝の方向225に沿って流通する溝を流通路とする電
解液が、電気化学反応に寄与しないで素通りしてしま
い、十分な充電および放電が行われないことに起因す
る。 (3) 電池セルの設計が困難である。(イ)上記の電極の
溝210の形状を精度良く製造することが難しく、常に
良い結果が得られるとは限らない。(ロ)電池性能を低
下させずに通液圧力損失を十分低下させる良好な電極の
形状は、電池セル全体の寸法や形状への依存性が強く、
一旦、全体設計をしてしまうと有効な部分的設計変更を
することが難しくなる。 (4) 電気化学反応が溝部に集中する。流速の速い溝部で
は拡散抵抗が低くなり、電気化学反応を十分経ていない
反応余力のある電解液が集中する。その結果、その部分
だけ劣化が早くなる。
【0010】そこで、本発明の目的は、電極を大面積化
しても電極全体にわたって電池反応を生起させ、かつ、
通液抵抗の小さい電極を備えた電池効率の高い流体流通
型電池セルを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の流体流通型電池
用セルは、イオンの通過を許容する隔膜と、隔膜を間に
挟む一対の双極板と、隔膜と双極板との間を流通する流
体が接触し通過してゆく電極と、を備えた流体流通型電
池用セルであって、電極は、流体が通過する一方の端に
開口部を有する第1の切りこみと、その一方の端に対向
する他方の端に開口部を有する第2の切りこみと、を備
える。
【0012】上記のように、対向する端にそれぞれ開口
を有する切りこみを、設けることにより、両方の切りこ
みを隔てる電極からなる間隔に通液抵抗は比例するよう
になる。その結果、通液抵抗を増大させずに電極の長さ
を長くして大面積化することが可能となる。
【0013】上記の流体流通型電池用セルの電極は、第
1の切りこみと前記第2の切りこみとが、流体のおよそ
の流通方向とほぼ平行な端部が位置する前記電極の側方
から見て、重複していることが望ましい。
【0014】上記のように、両方の切りこみの間に重複
部を設けることにより、通液抵抗を低下させたまま電極
全体にわたって電気化学反応を進行させることができ
る。その結果、低い通液抵抗と合わせて、電池効率を向
上させることが可能となる。
【0015】上記の本発明の流体流通型電池用セルの電
極は、第1の切りこみと第2の切りこみとが、流体のお
よその流通方向に沿って形成されていることが望まし
い。
【0016】両方の種類の切りこみともに流体のおよそ
の流通方向に沿って形成することにより、流体の流通を
スムースにすることができる。その結果、そのセルの全
通液抵抗の大部分を上記の切りこみの間隔に帰すること
ができ、電極の切りこみパターンの設計等が容易に行え
るようになる。また、セルの全通液抵抗の低下も確実に
生じる。
【0017】上記の本発明の流体流通型電池用セルの電
極は、第1の切りこみと第2の切りこみとが、合わせて
3つ以上あり、第1の切りこみと第2の切りこみとが交
互に隣接する配置を有することが望ましい。
【0018】上記の2つの対向する端に開口部を有する
2種類の切りこみを、合わせて3つ以上隣接して交互に
配置することにより、隣接する両者の切りこみの間に電
解液を容易に通過させることが可能となる。この結果、
通液抵抗を低くしたうえで電極全体を有効に電気化学反
応の生起サイトとすることが可能となる。すなわち、同
じ種類の切りこみが隣接する場合、その間の電極を通過
する電解液はほとんど無く、その間の領域は無駄な領域
となるのに対して、両者を交互に配置すればそのような
無駄な領域を排除しやすくなる。
【0019】上記の本発明の流体流通型電池用セルの電
極は、電極の第1の切りこみを先へと位置的に延長させ
た位置にある他方の端の部分、および第2の切りこみを
先へと位置的に延長させた位置にある一方の端の部分、
の両方の部分に、切りこみの先端部とその先に位置する
端の部分との間の流体の局所的な流通量増大を防止する
流量制御手段をさらに備えることが望ましい。
【0020】上記の流量制御手段を備えることにより、
切りこみ先端部からその先の他端の部分への局所的な流
通をさえぎったり、抵抗を増したりすることができる。
この結果、電解液は電極全体にわたって浸透して通過す
ることができ、高い電池効率を確保することが可能とな
る。
【0021】また、上記の流体流通型電池用セルの双極
板は、電極の切りこみの領域に当たる双極板の領域が、
流体から電気的に絶縁されていることが望ましい。
【0022】上記のように、双極板の電極と接触しない
切りこみ部に当たる部分を電気的に絶縁することによ
り、双極板から電解液に流れる副反応を防止することが
できる。その結果、高い電池効率を確保することが可能
となる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、図を用いて本発明の実施の
形態について説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の流体流通型電池用セルの電極を示す図である。
この電極1は、図1において、下端側に開口を有し、電
解液のおよその流通方向15に沿った一定幅の切りこみ
2と、上端部に開口を有し上記方向15に沿った一定幅
の切りこみ3とを備えている。上記の切りこみ2と切り
こみ3とは、互いに長さLの重複部を有する。隣接する
切りこみの間の重複部は、隣接する2種類の切りこみの
各位置で一定長さでなくてもよい。電極1の材質は、カ
ーボンクロス、カーボンフェルト、多孔質カーボン等を
用いるのがよい。切りこみは刃物やはさみで切り取って
形成するのが簡便であるが、他の方法で形成してもかま
わない。
【0025】上記の電極1を用いた場合であって、下端
部から上端部に向かう方向15に電解液が流れるときの
電解液の電極における流通経路を図2に示す。下端側の
電解液の大部分は、流通抵抗の小さい切りこみ2に沿っ
て進もうとするが、先端部の行き止まりの抵抗を受け、
幅yを隔てて設けられた上端部に開口を有する切りこみ
3へと電極材の多孔質の部分を浸透して進み、切りこみ
3に流れ込む。
【0026】一定量の流体は、切りこみ3の先に位置す
る他方の端の部分から、電極に浸透して進み、切りこみ
3に流れ込む。この経路を経る流体の流通をあまり多く
すると、電極全体の利用を図ることが不可能になるの
で、後記する流量制御手段の配置や電極の幅等に配慮す
る必要がある。
【0027】このような流通経路によれば、電極の長さ
xが増大しても、流通抵抗は、電極の長さxには比例せ
ず、切りこみ2と切りこみ3との間の電極部の幅yに比
例する。したがって、いかに電極の長さxが長くなり大
面積化しても、上記の2種類の切りこみ2および3の間
隔yを適切にとれば、通液抵抗を低く抑えることが可能
となる。しかも、電解液は電極全体を厚さ方向にも比較
的均一に通過するので、電極全体で電気化学反応が進行
し、高い電池効率を確保することが可能となる。切りこ
みの幅を大きくとれば、電極面積全体の減少は避けられ
ないが、適切な範囲に留めれば、電極面積の減少を許容
範囲に収めたうえで、上記の効果を確保するこが可能と
なる。
【0028】(実施の形態2)図3に、本発明の他の実
施の形態を示す。図3に示す電極21においては、切り
こみ22および23の幅が、開口部から行き止まりにか
けて狭くなっている。両方の切りこみは、長さLの重複
する部分を有する。図3に示す電極の場合にも、電解液
は開口から切りこみに沿って流れながら長さxに比較し
て狭い間隔yを隔てて存在する相手方の切りこみへと電
極に浸透して進み、切りこみ23に流れ込む。その間の
電極部を厚さ方向に均一に進み、電気化学反応を進行さ
せる。間隔yは電解液の流れる方向に沿って一定でなく
てもよい。
【0029】この結果、通液抵抗は、電極の長さxに比
例せず、2種類の切りこみの間隔yに比例する。すなわ
ち、図3に示す実施の形態2の電極においても、実施の
形態1の電極と同様な効果が得られる。
【0030】(実施の形態3)図4に本発明のさらに別
の実施の形態における電極を示す。本実施の形態におけ
る電極は、通液抵抗を低下させることを重視する場合に
主として用いられる。本実施の形態のように、電極の切
りこみパターンが樹枝状の場合には、電解液の流通する
場所は、電極全体にわたって至るところに遍在するとい
うよりは、小さな範囲の流通する個所が分散する。樹枝
の枝の間隔が小さくなると、上記の流通個所の分散する
密度が高くなる。したがって、樹枝の間隔を適切にする
ことにより、通液抵抗の低下を重視しながら、比較的高
い電池効率を確保することが可能となる。
【0031】(実施の形態4)実施の形態4は、上記し
た実施の形態よりもさらに電池効率を高める場合に用い
ることが望ましい。図5に、実施の形態4における流体
流通型電池用セルの電極を示す。この電極61には、お
よその流通方向75に沿った切りこみ62および63が
設けられている点では、上記の実施の形態1等と同じで
あるが、流量制御手段65を切りこみの先に位置する端
の部分に備えている点で上記実施の形態と相違してい
る。流量制御手段65は、流体の流通を遮断する板状の
物でもよいし、単に流通の抵抗を増す孔のあいた板状の
物でもよい。また、多孔質の材料の孔を封じる化学処理
を施した結果物であってもよい。流通を遮断する板状の
物の場合、電極の厚さとほぼ同じ厚さを有し、電極に浸
透し通液してきた電解液に対して、電極の端部でその通
過を完全に阻止する。
【0032】図6(b)に示すように、流量制御手段6
5を切りこみ62の先の端の部分に備えない場合、下端
から切りこみ62に流れ込んだ電解液は行き止まり部分
から電極に浸透し、電極部分を横方向に迂回せずに突き
ぬけに近い流通経路をとる傾向が強い。その結果、電解
液の比較的多くが、切りこみの行き止まり先端部からそ
の先の端の部分にかけて流通する。
【0033】これに対して、図6(a)に示すように流
量制御手段65を切りこみ62の先の端の部分に備える
場合には、流量制御手段65の働きにより突きぬけに近
い流通経路を経る流れが阻止されるので、電解液は均一
に切りこみ63に流れこむ経路をとることになる。
【0034】この結果、図7(b)に示すように、流量
制御手段65を備えない場合には、切りこみ62の行き
止まりからその先の端の部分にかけて、電極材の劣化部
位Zが広い範囲となり、かつ電極劣化が使用開始から短
い期間に発生していた。これに対して、流量制御手段6
5を切りこみ62の先の端の部分に備えると、電解液の
流れが均一化されるので、図7(a)に示すように、わ
ずかの個所にしか劣化部位Zは発生しないし、使用開始
から劣化発生までの期間が長期間となる。
【0035】上記の流体流通型電池用セルを用いること
により、高い電池効率のまま長期間にわたり同一の電極
を使用することが可能となる。
【0036】上記は、切りこみ62の先端部から他端部
への局所的な流通増大を防止する場合について説明し
た。しかし、切りこみ63の先端部への他端側からの流
入についても局所的な流通増大の可能性があるので、図
5に示すように他端側の切りこみ63の先端の先の位置
にも流量制御手段を設けることが望ましい。
【0037】(実施の形態5)上記したような切りこみ
を有する電極を用いた場合、双極板に対して電極が接触
せずに電解液のみが接触する部位が生じる。このような
部位では、電極と接触して電流を集めることが正常な動
作である双極板の面において、双極板から電解液に電流
が流れて副反応が生じる場合がある。このような電流の
逆流は電池効率を損なうので、避けなければならない。
【0038】図8に、実施の形態5における流体流通型
電池用セルの双極板85を示す。双極板は、通常、例え
ば、導電性のプラスチックカーボンで形成されている。
図8の部位88は電極と接触する部分であり、導電性を
有する。これに対して、部位87は電極と接触せず電解
液と接触する領域であり、電極の上記切りこみ部に当た
る領域である。この領域には電気絶縁化処理が施されて
いる。電気絶縁化処理としては、絶縁性プラスチックシ
ートの接着または融着をすることが望ましい。その他、
電気絶縁部位を印刷し電気絶縁性の印刷塗料によって電
気絶縁化してもよい。
【0039】上記の双極板85を用いることにより、電
極の切りこみ部に当たる双極板の領域から電解液への副
反応を防止することができ、その結果、高い電池効率を
確保することが可能となる。
【0040】上記において本発明の実施の形態について
説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態
はあくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の
実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲
は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許
請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべて
の変更を含むことが意図されている。
【0041】
【発明の効果】本発明により、電極を大型化しても、低
い通液抵抗を有しながら電極全体を均一に利用し高い電
池効率を確保できる流体流通型電池用セルを提供するこ
とが可能となる。この効果は、切りこみの先に位置する
端の部分に流量制御手段を備えることにより一層高める
ことができる。さらに、電極の切りこみ部に当たる双極
板の領域を電気的に絶縁することにより、副反応を防止
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の流体流通型電池用セルの電極を
示す図である。
【図2】図1の電極における電解液の流通経路を示す図
である。
【図3】実施の形態2の流体流通型電池用セルの電極を
示す図である。
【図4】実施の形態3の流体流通型電池用セルの電極を
示す図である。
【図5】実施の形態4の流体流通型電池用セルの電極を
示す図である。
【図6】実施の形態4における電解液の流れを示す図で
ある。
【図7】実施の形態4において電極劣化部位を示す図で
ある。
【図8】実施の形態5の流体流通型電池セルの双極板を
示す図である。
【図9】レドックスフロー型2次電池の一般的な電池セ
ルの構造を示す図である。
【図10】流体流通型電池セルの従来の電極を示す図で
ある。
【図11】流体流通型電池用セルの電極を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、21、41、61 電極 2、22、42、62 下端側切りこみ 3、23、43、63 上端側切りこみ 4 イオン交換膜 5 双極板 6 正極液マニホールド 7 負極液マニホールド 8 スリット 10a 正極液 11a 負極液 15、15a、15b、35、55、75 電解液のお
よその流通方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 信幸 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 Fターム(参考) 5H018 AA08 AS07 CC01 5H026 AA10 CC03 RR01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオンの通過を許容する隔膜と、 前記隔膜を間に挟む一対の双極板と、 前記隔膜と前記双極板との間を流通する流体が接触し通
    過してゆく電極と、を備えた流体流通型電池用セルであ
    って、 前記電極は、前記流体が通過する一方の端に開口部を有
    する第1の切りこみと、前記一方の端に対向する他方の
    端に開口部を有する第2の切りこみと、を備える流体流
    通型電池用セル。
  2. 【請求項2】 前記第1の切りこみと前記第2の切りこ
    みとが、前記流体のおよその流通方向とほぼ平行な端部
    が位置する前記電極の側方から見て、重複している、請
    求項1に記載の流体流通型電池用セル。
  3. 【請求項3】 前記第1の切りこみと前記第2の切りこ
    みとが、前記流体のおよその流通方向に沿って形成され
    ている、請求項1または2に記載の流体流通型電池用セ
    ル。
  4. 【請求項4】 前記第1の切りこみと前記第2の切りこ
    みとが、合わせて3つ以上あり、前記第1の切りこみと
    前記第2の切りこみとが交互に隣接する配置を有する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の流体流通型電池用セ
    ル。
  5. 【請求項5】 前記電極の第1の切りこみを先へと位置
    的に延長させた位置にある前記他方の端の部分、および
    前記第2の切りこみを先へと位置的に延長させた位置に
    ある前記一方の端の部分、の両方の部分に、前記切りこ
    みの先端部とその先に位置する端の部分との間の前記流
    体の局所的な流通量増大を防止する流量制御手段をさら
    に備えた、請求項1〜4のいずれかに記載の流体流通型
    電池用セル。
  6. 【請求項6】 前記電極に設けられた切りこみの領域に
    当たる双極板の領域が、前記流体から電気的に絶縁され
    ている、請求項1〜5のいずれかに記載の流体流通型電
    池用セル。
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