JP2000260656A - フィルムコンデンサの製造方法およびフィルムコンデンサ - Google Patents
フィルムコンデンサの製造方法およびフィルムコンデンサInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルムコンデンサにおいては,内部電極と
外部電極とが、より広い面積で電気的に接続することが
要求される。電気的接続面積が狭いと、充放電の際に内
部電極の許容電流を越え、内部電極が溶断する。両面金
属化フィルムの幅方向の両側への突出しが0.03mm
以上、0.4mm以下の時が内部電極と外部電極の電気
的接続面積を最も広くすることができる。しかしながら
従来の技術では、蛇行により突出し量を上記の値にする
ことが困難であった。 【解決手段】 広幅の誘電体フィルムの両面に電極を長
手方向に縞状に蒸着により形成し、所定の幅にスリット
した両面金属化フィルムと広幅の誘電体フィルムを両面
金属化フィルムのスリット幅の±0.2mm以内にスリ
ットした後に加熱により幅方向に収縮した誘電体フィル
ムとを誘電体フィルムの幅方向の両側に両面金属化フィ
ルムが0.03mm以上、0.4mm以下突出すように
積層または巻回する。
外部電極とが、より広い面積で電気的に接続することが
要求される。電気的接続面積が狭いと、充放電の際に内
部電極の許容電流を越え、内部電極が溶断する。両面金
属化フィルムの幅方向の両側への突出しが0.03mm
以上、0.4mm以下の時が内部電極と外部電極の電気
的接続面積を最も広くすることができる。しかしながら
従来の技術では、蛇行により突出し量を上記の値にする
ことが困難であった。 【解決手段】 広幅の誘電体フィルムの両面に電極を長
手方向に縞状に蒸着により形成し、所定の幅にスリット
した両面金属化フィルムと広幅の誘電体フィルムを両面
金属化フィルムのスリット幅の±0.2mm以内にスリ
ットした後に加熱により幅方向に収縮した誘電体フィル
ムとを誘電体フィルムの幅方向の両側に両面金属化フィ
ルムが0.03mm以上、0.4mm以下突出すように
積層または巻回する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフィルムコンデンサ
の製造方法およびフィルムコンデンサに関するものであ
る。
の製造方法およびフィルムコンデンサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンデンサの製造方法お
よび構造は、図3、図4に示すようなものである。
よび構造は、図3、図4に示すようなものである。
【0003】図3において、広幅の誘電体フィルムの両
面に長手方向に縞状となるように内部電極となる金属を
蒸着により形成し、両面金属化広幅フィルム1を得る。
これをスリット刃5により所定の幅にスリットし、両面
金属化フィルムを得る。スリットしたものはリール状に
巻き取り搬送可能なリール状両面金属化フィルム3を得
る。また、広幅の誘電体フィルムを両面金属化フィルム
のスリット幅より1mm〜2mm狭くなるようにスリッ
ト刃により同様にスリットし、誘電体フィルムを得る。
スリットしたものはリール状に巻き取り、搬送可能なリ
ール状誘電体フィルムを得る。
面に長手方向に縞状となるように内部電極となる金属を
蒸着により形成し、両面金属化広幅フィルム1を得る。
これをスリット刃5により所定の幅にスリットし、両面
金属化フィルムを得る。スリットしたものはリール状に
巻き取り搬送可能なリール状両面金属化フィルム3を得
る。また、広幅の誘電体フィルムを両面金属化フィルム
のスリット幅より1mm〜2mm狭くなるようにスリッ
ト刃により同様にスリットし、誘電体フィルムを得る。
スリットしたものはリール状に巻き取り、搬送可能なリ
ール状誘電体フィルムを得る。
【0004】次に図4において、リール状両面金属化フ
ィルム3とリール状誘電体フィルム4をリール状からお
のおの巻き出し、十数本のローラーを経由し、誘電体フ
ィルムの幅方向の両側に両面金属化フィルムが突出すよ
うに、所定の長さに積層または巻回し、コンデンサ素体
6を形成する。次に、積層または巻回したコンデンサ素
体に機械的強度を与えるために加熱プレスを施す。次
に、コンデンサ素体の両面金属化フィルムが突出した部
分に、溶融した金属を吹付け、内部電極と電気的に接続
した外部電極を形成し、コンデンサを得るものである。
ィルム3とリール状誘電体フィルム4をリール状からお
のおの巻き出し、十数本のローラーを経由し、誘電体フ
ィルムの幅方向の両側に両面金属化フィルムが突出すよ
うに、所定の長さに積層または巻回し、コンデンサ素体
6を形成する。次に、積層または巻回したコンデンサ素
体に機械的強度を与えるために加熱プレスを施す。次
に、コンデンサ素体の両面金属化フィルムが突出した部
分に、溶融した金属を吹付け、内部電極と電気的に接続
した外部電極を形成し、コンデンサを得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このフィルムコンデン
サの製造方法およびフィルムコンデンサにおいては、蒸
着により形成している内部電極と溶融した金属を吹付け
形成した外部電極とが、より広い面積で電気的に接続す
ることが要求されている。
サの製造方法およびフィルムコンデンサにおいては、蒸
着により形成している内部電極と溶融した金属を吹付け
形成した外部電極とが、より広い面積で電気的に接続す
ることが要求されている。
【0006】電気的な接続の面積が狭いと、コンデンサ
への充電や放電の際に狭い電気的接続部分に電流が集中
し、蒸着により形成した電極の許容できる電流を超え、
電気的接続部の電極が溶断してしまうのである。すなわ
ち、コンデンサの許容パルス電流が小さくなってしまう
のである。両面金属化フィルムの幅方向の両側への突出
しが、0.03mm未満では内部電極と外部電極の電気
的接続面積が極端に狭くなる。また、0.4mmを超え
ると誘電体フィルムを介して隣接する両面金属化フィル
ムの突出しどうしが重なりやすくなり、溶融した金属が
層間に入らないため、内部電極と外部電極の電気的接続
面積が狭くなる。両面金属化フィルムの幅方向の両側へ
の突き出しが0.03mm以上、0.4mm以下のとき
が内部電極と外部電極の電気的接続面積を最も広くする
ことができる。
への充電や放電の際に狭い電気的接続部分に電流が集中
し、蒸着により形成した電極の許容できる電流を超え、
電気的接続部の電極が溶断してしまうのである。すなわ
ち、コンデンサの許容パルス電流が小さくなってしまう
のである。両面金属化フィルムの幅方向の両側への突出
しが、0.03mm未満では内部電極と外部電極の電気
的接続面積が極端に狭くなる。また、0.4mmを超え
ると誘電体フィルムを介して隣接する両面金属化フィル
ムの突出しどうしが重なりやすくなり、溶融した金属が
層間に入らないため、内部電極と外部電極の電気的接続
面積が狭くなる。両面金属化フィルムの幅方向の両側へ
の突き出しが0.03mm以上、0.4mm以下のとき
が内部電極と外部電極の電気的接続面積を最も広くする
ことができる。
【0007】しかしながら、従来の技術では、両面金属
化フィルムと誘電体フィルムをリール状に巻いた状態か
ら巻き出し、十数本のローラーを経由し、積層もしくは
巻回するため、蛇行により両面金属化フィルムの幅方向
への突出し量が不安定となるため、突出し量を0.03
mm以上確保するために、誘電体フィルムの幅を両面金
属化フィルムの幅より1mm〜2mm狭くせざるを得な
い。すなわち、突き出し量は0.5mm以上になってし
まう。結果として内部電極と外部電極の電気的接続面積
が狭く、コンデンサの許容パルス電流の小さなフィルム
コンデンサになっている。そこで、両面金属化フィルム
の幅方向への突出し量を0.03mm以上、0.4mm
以下にしたフィルムコンデンサの製造方法およびフィル
ムコンデンサが要求されている。
化フィルムと誘電体フィルムをリール状に巻いた状態か
ら巻き出し、十数本のローラーを経由し、積層もしくは
巻回するため、蛇行により両面金属化フィルムの幅方向
への突出し量が不安定となるため、突出し量を0.03
mm以上確保するために、誘電体フィルムの幅を両面金
属化フィルムの幅より1mm〜2mm狭くせざるを得な
い。すなわち、突き出し量は0.5mm以上になってし
まう。結果として内部電極と外部電極の電気的接続面積
が狭く、コンデンサの許容パルス電流の小さなフィルム
コンデンサになっている。そこで、両面金属化フィルム
の幅方向への突出し量を0.03mm以上、0.4mm
以下にしたフィルムコンデンサの製造方法およびフィル
ムコンデンサが要求されている。
【0008】本発明は、フィルムコンデンサの製造方法
およびフィルムコンデンサにおいて、両面金属化フィル
ムの幅方向への突出し量を安定に0.03mm以上、
0.4mm以下にし、内部電極と外部電極の電気的接続
面積を広くし、許容パルス電流を大きくしたフィルムコ
ンデンサを得ることを目的とする。
およびフィルムコンデンサにおいて、両面金属化フィル
ムの幅方向への突出し量を安定に0.03mm以上、
0.4mm以下にし、内部電極と外部電極の電気的接続
面積を広くし、許容パルス電流を大きくしたフィルムコ
ンデンサを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のフィルムコンデンサの製造方法およびフィ
ルムコンデンサは、広幅の誘電体フィルムの両面に、電
極を長手方向に縞状に蒸着により形成し、所定の幅にス
リットした両面金属化フィルムと、広幅の誘電体フィル
ムを両面金属化フィルムのスリット幅の±0.2mm以
内にスリットした後に加熱により幅方向に収縮した誘電
体フィルムとを誘電体フィルムの幅方向の両側に両面金
属化フィルムが0.03mm以上、0.4mm以下突出
すように積層または巻回したものである。リール状の両
面金属化フィルムあるいはリール状の誘電体フィルムに
加工することなく、また、スリットした後に十数本のロ
ーラーを経由することなく、両面金属化フィルムと誘電
体フィルムを積層または巻回するため、両面金属化フィ
ルムの幅方向への突出し量を安定に0.03mm以上、
0.4mm以下にでき、内部電極と外部電極の電気的接
続面積を広くでき、許容パルス電流が大きなフィルムコ
ンデンサを得られる。
に、本発明のフィルムコンデンサの製造方法およびフィ
ルムコンデンサは、広幅の誘電体フィルムの両面に、電
極を長手方向に縞状に蒸着により形成し、所定の幅にス
リットした両面金属化フィルムと、広幅の誘電体フィル
ムを両面金属化フィルムのスリット幅の±0.2mm以
内にスリットした後に加熱により幅方向に収縮した誘電
体フィルムとを誘電体フィルムの幅方向の両側に両面金
属化フィルムが0.03mm以上、0.4mm以下突出
すように積層または巻回したものである。リール状の両
面金属化フィルムあるいはリール状の誘電体フィルムに
加工することなく、また、スリットした後に十数本のロ
ーラーを経由することなく、両面金属化フィルムと誘電
体フィルムを積層または巻回するため、両面金属化フィ
ルムの幅方向への突出し量を安定に0.03mm以上、
0.4mm以下にでき、内部電極と外部電極の電気的接
続面積を広くでき、許容パルス電流が大きなフィルムコ
ンデンサを得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、広幅の誘電体フィルムの両面に電極を長手方向に縞
状に蒸着により形成し、所定の幅にスリットした両面金
属化フィルムと、広幅の誘電体フィルムを両面金属化フ
ィルムのスリット幅の±0.2mm以内にスリットした
後に、加熱により幅方向に収縮した誘電体フィルムとを
誘電体フィルムの幅方向の両側に両面金属化フィルムが
0.03mm以上、0.4mm以下突出すように積層ま
たは巻回した構造を備えたものであり、リール状に巻き
取ることなく、また、スリットから十数本のローラーを
経由することなく、両面金属化フィルムと誘電体フィル
ムを積層または巻回するため、両面金属化フィルムの幅
方向への突出し量を安定に0.03mm以上、0.4m
m以下にでき、内部電極と外部電極の電気的接続面積を
広くでき、許容パルス電流を大きくできるという作用を
有している。
は、広幅の誘電体フィルムの両面に電極を長手方向に縞
状に蒸着により形成し、所定の幅にスリットした両面金
属化フィルムと、広幅の誘電体フィルムを両面金属化フ
ィルムのスリット幅の±0.2mm以内にスリットした
後に、加熱により幅方向に収縮した誘電体フィルムとを
誘電体フィルムの幅方向の両側に両面金属化フィルムが
0.03mm以上、0.4mm以下突出すように積層ま
たは巻回した構造を備えたものであり、リール状に巻き
取ることなく、また、スリットから十数本のローラーを
経由することなく、両面金属化フィルムと誘電体フィル
ムを積層または巻回するため、両面金属化フィルムの幅
方向への突出し量を安定に0.03mm以上、0.4m
m以下にでき、内部電極と外部電極の電気的接続面積を
広くでき、許容パルス電流を大きくできるという作用を
有している。
【0011】請求項2に記載の発明は、スリット後の加
熱による誘電体フィルムの収縮がスリット幅に対して
0.2%以上、10%以下としたものであり、両面金属
化フィルムと誘電体フィルムを積層または巻回した場合
に、両面金属化フィルムの幅方向の突出し量を安定に
0.03mm以上、0.4mm以下にでき、内部電極と
外部電極の電気的接続面積を広くでき、許容パルス電流
を大きくできるという作用を有している。
熱による誘電体フィルムの収縮がスリット幅に対して
0.2%以上、10%以下としたものであり、両面金属
化フィルムと誘電体フィルムを積層または巻回した場合
に、両面金属化フィルムの幅方向の突出し量を安定に
0.03mm以上、0.4mm以下にでき、内部電極と
外部電極の電気的接続面積を広くでき、許容パルス電流
を大きくできるという作用を有している。
【0012】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図2を用いて説明する。
から図2を用いて説明する。
【0013】(実施の形態1)図1は、本発明の一実施
形態におけるフィルムコンデンサの製造方法の概略を示
す。
形態におけるフィルムコンデンサの製造方法の概略を示
す。
【0014】図1において1は両面金属化広幅フィルム
であり、誘電体となる広幅の誘電体フィルムの両面に長
手方向に縞状に蒸着により内部電極となる導電層を形成
し、リール状に巻取ったものである。2は広幅の誘電体
フィルムであり、誘電体となるフィルムを広幅でリール
状に巻取ったものである。誘電体となるフィルムとして
は、加熱により収縮するものであれば、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリプロプロピレン、ポリエチレンナフ
タレート、ポリフェニレンサルファイト等限定せず使用
できる。5はスリット刃であり、両面金属化フィルム
1、広幅の誘電体フィルム2を所定の幅にスリットする
ものである。なお、図1においては刃によるスリットを
行っているが、広幅の誘電体フィルムや両面金属化広幅
フィルムを所定の幅にスリットできる方法であれば、液
体、気体、熱、レーザー等限定せずに使用できる。ま
た、図1においては、広幅の誘電体フィルム2と両面蒸
着広幅フィルム1を同一スリット刃5で同時にスリット
しているが、誘電体フィルムの幅を両面金属化フィルム
の幅の±0.2mm以内にスリットできる方法であれ
ば、別々にスリットする等限定するものではない。7は
ホットローラーであり、広幅の誘電体フィルムをスリッ
トして得た誘電体フィルムを加熱し収縮させる作用を行
うもので、両面金属化フィルムの幅方向への突出し量が
0.03mm以上、0.4mm以下となるように誘電体
フィルムを収縮させるのに適した温度に調節してある。
なお、図1においては、ホットローラー7に誘電体フィ
ルムを接触させ誘電体フィルムを加熱しているが、誘電
体フィルムを所定の幅に熱収縮させる方法であれば、輻
射熱を利用した方法、加熱空気を利用した方法等接触、
非接触にかかわらず限定するものではない。誘電体フィ
ルムのスリット幅と両面金属化フィルムのスリット幅の
差が±0.2mm以内を超えると、誘電体となるフィル
ムを所定の幅に熱収縮させるための制御がきわめて難し
くなる。より好ましくは、±0.1mm以内の範囲であ
る。スリット後の加熱による誘電体フィルムの熱による
収縮は、スリット幅に対して0.2%以上、10%以下
の範囲で安定した収縮が得られ、収縮寸法の制御が可能
である。0.2%未満あるいは10%を超えると加熱に
よる収縮量は不安定であり、収縮寸法の制御が困難にな
る。6はコンデンサ素体であり、広幅の誘電体フィルム
2をスリットした後に、加熱により収縮させて得た誘電
体フィルムと両面金属化広幅フィルム1をスリットして
得た両面金属化フィルムとを誘電体フィルムの幅方向の
両側に両面金属化フィルムが0.03mm以上、0.4
mm以下突出すように巻回して得る。スリットしたもの
をリール状に巻取ることなく、また、スリットから十数
本のローラーを経由することなく巻回するため、突出し
量を安定に確保することができる。両面金属化フィルム
の幅方向の両側への突出しが0.03mm未満では内部
電極と外部電極の電気的接続面積が極端に狭くなる。ま
た、0.4mmを超えると誘電体フィルムを介して隣接
する両面金属化フィルムの突出しどうしが重なりやすく
なり、内部電極と外部電極の電気的接続面積が狭くな
る。0.03mm以上、0.4mm以下の範囲において
内部電極と外部電極の電気的接続面積を広くすることが
できる。より好ましくは、0.05mm以上、0.2m
m以下の範囲である。なお、図1においては、巻回し、
コンデンサ素体6を得ているが、積層あるいは巻回した
ものを切断し積層状のコンデンサ素体を形成しても良
い。次に積層または巻回したコンデンサ素体に加熱プレ
スを施し、コンデンサ素体の機械的強度を確保する。次
に、コンデンサ素体の両面金属化フィルムが突出した部
分に溶融した金属を吹付け、内部電極と電気的に接続し
た外部電極を形成しフィルムコンデンサを得る。なお、
外部電極を形成後に切断し、フィルムコンデンサを得て
も良い。なお、加熱プレスは施さなくても良い。
であり、誘電体となる広幅の誘電体フィルムの両面に長
手方向に縞状に蒸着により内部電極となる導電層を形成
し、リール状に巻取ったものである。2は広幅の誘電体
フィルムであり、誘電体となるフィルムを広幅でリール
状に巻取ったものである。誘電体となるフィルムとして
は、加熱により収縮するものであれば、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリプロプロピレン、ポリエチレンナフ
タレート、ポリフェニレンサルファイト等限定せず使用
できる。5はスリット刃であり、両面金属化フィルム
1、広幅の誘電体フィルム2を所定の幅にスリットする
ものである。なお、図1においては刃によるスリットを
行っているが、広幅の誘電体フィルムや両面金属化広幅
フィルムを所定の幅にスリットできる方法であれば、液
体、気体、熱、レーザー等限定せずに使用できる。ま
た、図1においては、広幅の誘電体フィルム2と両面蒸
着広幅フィルム1を同一スリット刃5で同時にスリット
しているが、誘電体フィルムの幅を両面金属化フィルム
の幅の±0.2mm以内にスリットできる方法であれ
ば、別々にスリットする等限定するものではない。7は
ホットローラーであり、広幅の誘電体フィルムをスリッ
トして得た誘電体フィルムを加熱し収縮させる作用を行
うもので、両面金属化フィルムの幅方向への突出し量が
0.03mm以上、0.4mm以下となるように誘電体
フィルムを収縮させるのに適した温度に調節してある。
なお、図1においては、ホットローラー7に誘電体フィ
ルムを接触させ誘電体フィルムを加熱しているが、誘電
体フィルムを所定の幅に熱収縮させる方法であれば、輻
射熱を利用した方法、加熱空気を利用した方法等接触、
非接触にかかわらず限定するものではない。誘電体フィ
ルムのスリット幅と両面金属化フィルムのスリット幅の
差が±0.2mm以内を超えると、誘電体となるフィル
ムを所定の幅に熱収縮させるための制御がきわめて難し
くなる。より好ましくは、±0.1mm以内の範囲であ
る。スリット後の加熱による誘電体フィルムの熱による
収縮は、スリット幅に対して0.2%以上、10%以下
の範囲で安定した収縮が得られ、収縮寸法の制御が可能
である。0.2%未満あるいは10%を超えると加熱に
よる収縮量は不安定であり、収縮寸法の制御が困難にな
る。6はコンデンサ素体であり、広幅の誘電体フィルム
2をスリットした後に、加熱により収縮させて得た誘電
体フィルムと両面金属化広幅フィルム1をスリットして
得た両面金属化フィルムとを誘電体フィルムの幅方向の
両側に両面金属化フィルムが0.03mm以上、0.4
mm以下突出すように巻回して得る。スリットしたもの
をリール状に巻取ることなく、また、スリットから十数
本のローラーを経由することなく巻回するため、突出し
量を安定に確保することができる。両面金属化フィルム
の幅方向の両側への突出しが0.03mm未満では内部
電極と外部電極の電気的接続面積が極端に狭くなる。ま
た、0.4mmを超えると誘電体フィルムを介して隣接
する両面金属化フィルムの突出しどうしが重なりやすく
なり、内部電極と外部電極の電気的接続面積が狭くな
る。0.03mm以上、0.4mm以下の範囲において
内部電極と外部電極の電気的接続面積を広くすることが
できる。より好ましくは、0.05mm以上、0.2m
m以下の範囲である。なお、図1においては、巻回し、
コンデンサ素体6を得ているが、積層あるいは巻回した
ものを切断し積層状のコンデンサ素体を形成しても良
い。次に積層または巻回したコンデンサ素体に加熱プレ
スを施し、コンデンサ素体の機械的強度を確保する。次
に、コンデンサ素体の両面金属化フィルムが突出した部
分に溶融した金属を吹付け、内部電極と電気的に接続し
た外部電極を形成しフィルムコンデンサを得る。なお、
外部電極を形成後に切断し、フィルムコンデンサを得て
も良い。なお、加熱プレスは施さなくても良い。
【0015】図2は本発明の一実施形態におけるフィル
ムコンデンサの断面の概略を示し、図2において8は両
面金属化フィルムである。9は内部電極であり、蒸着に
より得る。10は誘電体フィルムであり、両面金属化フ
ィルムの幅の±0.2mm以内にスリットした後に加熱
により両面金属化フィルムの幅方向への突出し量が0.
03mm以上、0.4mm以下となるように誘電体フィ
ルムを収縮させて得る。11は外部電極であり、溶融し
た金属を吹付けることにより内部電極9と電気的に接続
している。
ムコンデンサの断面の概略を示し、図2において8は両
面金属化フィルムである。9は内部電極であり、蒸着に
より得る。10は誘電体フィルムであり、両面金属化フ
ィルムの幅の±0.2mm以内にスリットした後に加熱
により両面金属化フィルムの幅方向への突出し量が0.
03mm以上、0.4mm以下となるように誘電体フィ
ルムを収縮させて得る。11は外部電極であり、溶融し
た金属を吹付けることにより内部電極9と電気的に接続
している。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フィルム
コンデンサの製造方法およびフィルムコンデンサにおい
て、両面金属化フィルムの幅方向への突き出し量を安定
に0.03mm以上、0.4mm以下にし、内部電極と
外部電極の電気的接続面積を広くし、許容パルス電流を
大きくしたフィルムコンデンサを得られる。
コンデンサの製造方法およびフィルムコンデンサにおい
て、両面金属化フィルムの幅方向への突き出し量を安定
に0.03mm以上、0.4mm以下にし、内部電極と
外部電極の電気的接続面積を広くし、許容パルス電流を
大きくしたフィルムコンデンサを得られる。
【図1】本発明の一実施形態におけるフィルムコンデン
サの製造方法の概略図
サの製造方法の概略図
【図2】本発明の一実施形態におけるフィルムコンデン
サの断面の概略図
サの断面の概略図
【図3】従来のフィルムコンデンサの製造方法の概略図
【図4】従来のフィルムコンデンサの製造方法の概略図
1 両面金属化広幅フィルム 2 広幅の誘電体フィルム 3 リール状両面金属化フィルム 4 リール状誘電体フィルム 5 スリット刃 6 コンデンサ素体 7 ホットローラー 8 両面金属化フィルム 9 内部電極 10 誘電体フィルム 11 外部電極
Claims (2)
- 【請求項1】 広幅の誘電体フィルムの両面に電極を長
手方向に縞状に蒸着により形成し、所定の幅にスリット
した両面金属化フィルムと、広幅の誘電体フィルムを両
面金属化フィルムのスリット幅の±0.2mm以内にス
リットした後に、加熱により幅方向に収縮した誘電体フ
ィルムとを誘電体フィルムの幅方向の両側に両面金属化
フィルムが0.03mm以上、0.4mm以下突出すよ
うに積層または巻回した構造を備えたフィルムコンデン
サの製造方法およびフィルムコンデンサ。 - 【請求項2】 スリット後の加熱による誘電体フィルム
の収縮が、スリット幅に対して0.2%以上、10%以
下である請求項1記載のフィルムコンデンサの製造法方
法およびフィルムコンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11061313A JP2000260656A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | フィルムコンデンサの製造方法およびフィルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11061313A JP2000260656A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | フィルムコンデンサの製造方法およびフィルムコンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000260656A true JP2000260656A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13167559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11061313A Pending JP2000260656A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | フィルムコンデンサの製造方法およびフィルムコンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000260656A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009141293A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-25 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | コンデンサ用フィルムの製造方法及びコンデンサ用フィルム |
| CN119889927A (zh) * | 2024-12-30 | 2025-04-25 | 四川中星电子有限责任公司 | 一种精密薄膜电容器制造加工方法、装置、设备以及介质 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP11061313A patent/JP2000260656A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009141293A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-25 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | コンデンサ用フィルムの製造方法及びコンデンサ用フィルム |
| CN119889927A (zh) * | 2024-12-30 | 2025-04-25 | 四川中星电子有限责任公司 | 一种精密薄膜电容器制造加工方法、装置、设备以及介质 |
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