JP2000262903A - 光触媒担持体 - Google Patents

光触媒担持体

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JP2000262903A
JP2000262903A JP11072206A JP7220699A JP2000262903A JP 2000262903 A JP2000262903 A JP 2000262903A JP 11072206 A JP11072206 A JP 11072206A JP 7220699 A JP7220699 A JP 7220699A JP 2000262903 A JP2000262903 A JP 2000262903A
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JP
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photocatalyst carrier
photocatalyst
fiber
metal
substance
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JP11072206A
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English (en)
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Sadao Murasawa
貞夫 村澤
Yoshiaki Yokoyama
義明 横山
Shinji Uda
慎司 右田
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SHIGUNASU ENTERPRISE KK
Seiwa Kogyo KK
Allm Inc
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SHIGUNASU ENTERPRISE KK
Seiwa Kogyo KK
Allm Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒物質を効率よく大量に保持することが
出来、空気を流通させる充分な空隙を有し、光触媒物質
との接触効率を高め得るようにすると共に、劣化後の再
生を簡単に且効率よく行い得る光触媒担持体を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 金属製の基材の表面に光触媒物質が結着
剤によって固定された光触媒担持体であって、金属製の
基材が金属繊維を堆積させて通気性に富んだ立体構造を
有する不織布状の繊維構造体からなることを特徴とし、
好ましくは繊維構造体が、直径50マイクロメータ乃至
250マイクロメータの金属繊維を1平方メートルあた
りの重量が200グラム乃至2000グラムとなるよう
に堆積させたものであることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、光触媒物質を効率的
に保持し、光触媒物質の分解能力を高めると共に、再生
処理を簡単に且効果的に行い得る光触媒担持体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光触媒の酸化力を利用して空気中
の悪臭や有害物質を酸化分解して除去する方法は公知で
あり、空気清浄機、ルームエアコン等に応用されてい
る。これらの機器に組み込まれている光触媒担持体は、
一般的に基材として紙が用いられており、光触媒の微粒
子を漉き込んだ紙をコルゲート状に加工してハニカム構
造としたもの、ハニカム状に形成した紙の表面に接着性
物質により光触媒を固定したフィルターとして提供さ
れ、紫外線を照射しつつ空気を通過させて有害物質や悪
臭を分解、除去している。
【0003】しかしながら、光触媒の微粒子を紙に漉き
込んだ光触媒担持体は、紙の繊維間に光触媒の微粒子を
引っかけて固定しているため、紙中に含有される光触媒
量は紙の体積の10%以下であり、しかも実際に紙の表
面に存在して酸化反応に寄与する光触媒量は、せいぜい
1%程度に止まっており、きわめて効率が悪いという問
題を有している。又、ハニカム構造は、その中を通過す
る空気を整流し層流としてしまうために、空気中に存在
する有害物質等が光触媒粒子と接触する確率がきわめて
低くなっているという問題もある。ハニカム体を10mm
程度の厚みに形成して、接触確率を上げようとする試み
もなされているが、厚みを持たせることによってハニカ
ム体の全面に紫外線光を均一に照射することが困難とな
るため、分解効率の向上は期待できなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、光触媒物
質を効率よく大量に保持することが出来、空気を流通さ
せる充分な空隙を有し、光触媒物質との接触効率を高め
得るようにすると共に、劣化後の再生を簡単に且効率よ
く行い得る光触媒担持体を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、金属製の基材の表面に光触
媒物質が結着剤によって固定された光触媒担持体であっ
て、金属製の基材が金属繊維を堆積させて通気性に富ん
だ立体構造を有する不織布状の繊維構造体からなること
を特徴とし、好ましくは繊維構造体が、直径50マイク
ロメータ乃至250マイクロメータの金属繊維を1平方
メートルあたりの重量が200グラム乃至2000グラ
ムとなるように堆積させたものであることを特徴とす
る。
【0006】金属繊維は、溶融紡糸法によって形成され
るアルミニューム繊維であることを特徴とする。
【0007】繊維構造体は、耐酸化性を有する接着性物
質で表面処理され薄い耐酸化性の膜が形成された金属繊
維で構成されていることを特徴とし、耐酸化性を有する
接着性物質は、珪素化合物を主成分とし、好ましくは有
機珪素化合物の加水分解によって得られたものであるこ
とを特徴とする。
【0008】耐酸化性を有する接着性物質が、シリコー
ン樹脂又はフッ素樹脂或はこれらの混合物であることを
特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態
を、以下に詳細に説明する。この発明は、溶融紡糸法に
よって得られた金属繊維を所望の厚みを有する立体構造
の不織布状の構造体に形成して基材とし、該基材の繊維
の表面に光触媒物質を結着剤で固定した光触媒担持体で
あることを特徴とする。金属繊維を得る溶融紡糸法とし
ては、密閉された容器内に金属を溶湯の状態で保持し、
加圧ガスを密閉容器内に供給し、該ガスが溶湯表面を押
圧することにより溶湯を溶湯供給管に上昇させてノズル
の噴出口から大気中に噴出させ、急冷凝固させることに
よって金属繊維を製造する方法が好適であり、例えば特
公昭63−3971号公報に開示されている。金属繊維
としては、アルミニューム繊維が最適であり、好ましく
は50マイクロメータ乃至250マイクロメータの金属
繊維を1平方メートルの面積あたりの重量が200グラ
ム乃至2000グラムとなるように堆積させて、通気性
に富んだ不織布状の立体構造を有する繊維構造体とす
る。
【0010】溶融紡糸法によるアルミニューム繊維の表
面は、図1の写真にみられるように多溝構造となってお
り、滑らかな表面を持つ繊維に比して単位表面あたりよ
り多くの量の光触媒物質を担持させることが出来る利点
がある。又、該紡糸法では溶融したアルミニュームを多
孔ノズルから加圧によって空気中に連続的に噴出させて
繊維状とするため、連続した長繊維が形成され、乱気流
の中で移動するベルトコンベア上に該繊維を堆積させた
場合、図2の写真に示されるように乱雑にしてほぼ均等
な空隙率を持つ不織布状の立体構造を有した繊維構造体
を製造することが出来る。このようにして製造された繊
維構造体は、通気性に富む上に大きな比表面積を持つた
め、光触媒担持体として最適である。
【0011】金属繊維は、耐酸化性を有する接着性物質
で表面処理して耐酸化性の薄膜を形成し、物理的特性及
び化学的強度を高めるのが望ましい。繊維の表面に形成
された耐酸化性薄膜により、使用中における繊維の切断
による毛羽立ち現象を防止することが出来ると共に、ア
ルミニュームの酸化を防止することが出来る。耐酸化性
を有する接着性物質としては、二酸化珪素又は過酸化珪
素等の珪素化合物を主成分とするもの、或はシリコーン
樹脂、フッ素樹脂又はこれらの混合物が好ましい。珪素
化合物としては、アルコキシシラン系の有機珪素化合物
を加水分解して得られるシリカゾルがきわめて有効であ
る。この繊維構造体の繊維表面に光触媒物質を固定する
方法は、特に限定されるものでなく従来知られている方
法を用いることが出来るが、二酸化チタンの微粒子と若
干量の接着性物質を含有する塗布液を浸漬法或は塗布法
で繊維表面に塗布し、乾燥又は焼付によって固定する方
法が推奨される。塗布液には、適量の吸着剤が混合され
ていても良い。
【0012】アルミニューム繊維を、50マイクロメー
タ乃至250マイクロメータとしたのは、50マイクロ
メータよりも細い繊維は製造がきわめて困難で高価にな
るからであり、250マイクロメータよりも太い繊維は
不織布状の立体構造体に製造するのが困難であるからで
ある。又、1平方メートルあたりの堆積重量を200グ
ラム乃至2000グラムとしたのは、200グラムより
も少ない場合良好な立体構造体を得ることが出来ないか
らであり、2000グラムよりも多い場合には、繊維の
密度が高くなり空気を良好に通過させるに充分な空隙を
有した構造とすることが出来ないからである。金属繊維
は、アルミニュームとするのが最も好ましいが、ステン
レス、ニッケル等を用いても良い。金属繊維の表面に薄
い耐酸化性の膜を形成する物質は、前記した珪素化合
物、シリコーン樹脂、フッ素樹脂等が好適である。光触
媒物質は、二酸化チタンが最も適しているが、酸化亜
鉛、チタン酸ストロンチウム等の光触媒物質であっても
良い。光触媒物質を金属繊維に結合する結着剤は、例え
ば珪素化合物、シリコン樹脂、フッ素樹脂等の接着性物
質が好適である。
【0013】
【実施例】溶融紡糸法により得られた太さ130ミクロ
ンのアルミニューム繊維を、1平方メートルあたり36
0グラムの割合で堆積させて、厚み3mmのマット形態を
有する不織布状の繊維構造体を形成した。アルミニュー
ム繊維の表面には、株式会社常盤電機がFJ803F1
の名称で製造販売している珪素化合物をスプレイ塗布し
て1ミクロン以下の二酸化珪素の薄膜を形成した。光触
媒塗布液は、二酸化チタン30重量部とポリテトラフル
オロエチレン70重量部相当のエマルジョンを混合して
作成し、これを前記繊維構造体にスプレイ塗装して、3
80℃で1時間焼き付けて光触媒担持体を得た。
【0014】この光触媒担持体の分解脱臭性能を確認す
るために、図3,4に示す脱臭性能試験装置にセット
し、市販の光触媒フィルターと比較した。図3,4を参
照して、脱臭性能試験装置は、筐体(1)内に空気吸引フ
ァン(2)と紫外光ランプ(3)が配置されており、紫外光
ランプ(3)の上下にこの発明にかかる光触媒担持体(4)
又は比較対象の光触媒フィルターをセットした。この発
明にかかる光触媒担持体は、2層積層したものを1単位
として使用した。比較例は、石原産業株式会社がP−S
T−H11の名称で市販している厚み15ミリの活性炭
コルゲートタイプのハニカム構造を有する光触媒フィル
ターを用いた。試験装置を5立方メートルの密閉試験室
に設置し、対象ガスを所定量導入して循環通風を行い、
1時間毎のアンモニアガスの残留濃度を測定した。アン
モニア濃度の推移は、表1の通りであり終期速度は、本
発明品の方が分解脱臭性能が高いことを示している。
【0015】
【表1】
【0016】同じ試験方法で行ったアセトアルデヒドの
分解脱臭性能試験結果を表2に示す。本発明品は、比較
例に比べて分解脱臭速度は3倍以上であった。比較例
は、活性炭による初期吸着脱臭効果があるが、その後の
酸化チタンの反応関与が小さいのに対して、本発明品で
は酸化チタンの立体展着構造により分解脱臭効果が大き
いことを示している。
【0017】
【表2】
【0018】
【発明の効果】この発明の光触媒担持体は、通気性に富
むと共に大きな比表面積を有しているため、悪臭や有害
物質を含む空気を層流とすることなく乱流状態で通過さ
せることが出来、繊維の大きな比表面に担持された多量
の光触媒物質と空気との接触を高めることが出来る。
又、不織布状の繊維構造体であるため、構造体の内部へ
の光の透過を良好にし、又、光輝性の金属表面の乱反射
により光触媒担持体の繊維の全表面に紫外線をまんべん
なく照射することが出来る結果、光触媒と接触した悪臭
や有害物質を高い効率で分解することが可能となる。更
に、光触媒担持体は、繊維表面への悪臭物質や有害物質
或は酸化後の物質の付着により劣化し、光触媒物質によ
る酸化分解能が低下してくるが、金属製であることと、
無機系の接着剤を使用しているために水洗が容易であ
り、光触媒担持体を温水で洗浄処理することによって付
着物質を除去することが出来、ほぼ初期の状態まで酸化
分解能を復元することが出来るため、劣化後の再生処理
が容易となる利点を有している。しかも、従来の耐水性
に乏しい紙や不織布、ガラスウールを基材とするものに
比して、繰り返しの水洗によっても形状が崩れたりする
おそれはなく、初期の形状を維持することが出来るた
め、再使用を支障なく行うことが出来る。更に、金属製
であるため、不燃性の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミニューム繊維の拡大写真
【図2】繊維構造体の拡大写真
【図3】試験装置の内部を示す正面図
【図4】試験装置の内部を示す側面図
【符号の説明】
(1)筐体 (2)吸引ファン (3)紫外光ランプ (4)光触媒担持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 127/12 C09J 127/12 183/04 183/04 (72)発明者 横山 義明 福岡県大牟田市四山町80番地の23 株式会 社アルム内 (72)発明者 右田 慎司 福岡県大牟田市四山町80番地の23 株式会 社アルム内 Fターム(参考) 4G069 AA01 AA03 AA09 BA04B BA17 BA48A CA01 CA07 CA10 CA11 CA17 DA06 EA09 EA10 FA02 FC05 4J038 CD091 CD121 DL031 HA216 KA04 KA12 MA10 NA18 PB06 PC02 PC10 4J040 DC091 EK031 EK051 KA14 LA07 LA10 MA02 MB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製の基材の表面に光触媒物質が結着剤
    によって固定された光触媒担持体であって、金属製の基
    材が金属繊維を堆積させて通気性に富んだ立体構造を有
    する不織布状の繊維構造体からなることを特徴とする光
    触媒担持体。
  2. 【請求項2】繊維構造体が、直径50マイクロメータ乃
    至250マイクロメータの金属繊維を1平方メートルあ
    たりの重量が200グラム乃至2000グラムとなるよ
    うに堆積させたものであることを特徴とする請求項1記
    載の光触媒担持体。
  3. 【請求項3】金属繊維が、溶融紡糸法によって形成され
    るアルミニューム繊維であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の光触媒担持体。
  4. 【請求項4】繊維構造体が、耐酸化性を有する接着性物
    質で表面処理され薄い耐酸化性の膜が形成された金属繊
    維で構成されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の光触媒担持体。
  5. 【請求項5】耐酸化性を有する接着性物質が、珪素化合
    物を主成分とするものであることを特徴とする請求項4
    記載の光触媒担持体。
  6. 【請求項6】珪素化合物が、有機珪素化合物の加水分解
    によって得られたものであることを特徴とする請求項5
    記載の光触媒担持体。
  7. 【請求項7】耐酸化性を有する接着性物質が、シリコー
    ン樹脂又はフッ素樹脂或はこれらの混合物であることを
    特徴とする請求項4記載の光触媒担持体。
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