JP2000262926A - 非磁性金属選別装置及び方法 - Google Patents

非磁性金属選別装置及び方法

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JP2000262926A
JP2000262926A JP11073096A JP7309699A JP2000262926A JP 2000262926 A JP2000262926 A JP 2000262926A JP 11073096 A JP11073096 A JP 11073096A JP 7309699 A JP7309699 A JP 7309699A JP 2000262926 A JP2000262926 A JP 2000262926A
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Nobuhisa Takezawa
伸久 竹澤
Kimichika Fukushima
公親 福島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 さまざまな形状と大きさを持つ非磁性金属を
電気伝導度と密度の比の異なる物質別に選別可能にする
非磁性金属選別装置及び方法を提供する。 【解決手段】 傾斜板は、帯状配列の一対の磁極間隔が
最小の被選別物の大きさ以下になるように配列された複
数個の磁石により傾斜板表面に不均一磁界を発生させ
る。被選別物投入口から投入された被選別物は傾斜板の
表面に沿って落下し、傾斜板表面で発生した不均一磁界
により非金属と非磁性貴金属とを選別すると共に、さら
に非磁性金属を電気伝導度と密度の比別に選別する。選
別された非金属は非金属排出口で回収され、非磁性金属
は電気伝導度と密度の比別に非磁性金属排出口で回収さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非磁性金属を電気
伝導度と密度の比の異なる物質別に選別可能にする非磁
性金属選別装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】さまざまな形状と大きさを持つ非磁性金
属を電気伝導度と密度の比の異なる物質別に選別する非
磁性金属選別装置としては、渦電流選別方式を用いたも
のがある。これは、非磁性金属でできた物体と不均一磁
界とを相対的に運動させると物体の内部に渦電流が生
じ、この電流と不均一磁界との相互作用により、物体に
電磁力を生じるという原理に基づいて、非磁性金属を選
別回収するものである。渦電流選別方式には、磁気制動
力を利用する方式と進行磁界推力を利用する方式とがあ
る。
【0003】磁気制動力を利用する方式の非磁性金属選
別装置の従来例(ResourceRecovery
and Conservation,Vol.1,19
75,p.151−165)を図12及び図13を参照
して説明する。図12はその非磁性金属選別装置の正面
図、図13は側面図である。
【0004】図12において、長い傾斜板2には、その
表面近くに約45°の角度で表方向の磁極の異なる磁石
1が交互に配列されている。磁石1としては永久磁石も
しくは電磁石もしくは超電導磁石が用いられる。非磁性
金属と非金属の混合物からなる被選別物は傾斜板2上部
の片側に取り付けられた被選別物投入口3から供給され
る。そうすると、図13に示すように傾斜板2は傾斜し
ているので、被選別物は傾斜板2の表面に沿って落下す
る。
【0005】このとき非金属は磁界の作用を受けずその
まま真っ直ぐに落下する。それに対し、非磁性金属は落
下に伴って流れる渦電流と磁界との相互作用で磁石1の
列と直角方向に制動力(渦電流力)を受け、図12に示
すように軌道が曲げられる。したがって、傾斜板2の下
部を仕切り板4で区切って非金属排出口5及び非磁性金
属排出口6を形成しておくと、非金属排出口5から非金
属を選別回収でき、非磁性金属排出口6から非磁性金属
を選別回収できる。
【0006】次に、進行磁界推力を利用する方式の非磁
性金属選別装置の従来例(静電気学会誌,Vol.3,
No.1,1979,p.33−39)を図14に示
す。図14において、回転ドラム11の内周面に周方向
の極性が異なる磁石1を交互に配列している。この磁石
1としては永久磁石もしくは電磁石もしくは超電導磁石
が使用される。非磁性金属と非金属との混合物からなる
被選別物は、被選別物投入口3から矢印の方向に回転す
る回転ドラム11の直上に投入される。
【0007】被選別物のうちの非金属は磁界の作用を受
けず、回転ドラム11の先端部直下にある非金属排出口
5内に自由落下する。それに対し、非磁性金属は進行磁
界によって生じた渦電流と磁界との相互作用で接線方向
を主成分とする推力(渦電流力)を受けて飛ばされ、図
14に示すように仕切り板4を飛越えて非磁性金属排出
口6内に落下する。したがって、非金属排出口5から非
金属を、非磁性金属排出口6から非磁性金属を選別回収
できる。なお、この従来例では、進行磁界を回転ドラム
11の内周面に周方向の磁極が異なる磁石1を交互に配
列して回転することによって作っているが、リニアモー
タによって作る場合もある。
【0008】これらの従来の非磁性金属選別装置では、
非金属は内部に渦電流を生じないのに対し、非磁性金属
は内部に渦電流を生じるという絶対的な差異があるの
で、被選別物がさまざまな形状と大きさを持っていて
も、非金属と非磁性金属との選別は比較的容易に行え
る。そのため、非金属と非磁性金属の選別によく用いら
れてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非磁性
金属の渦電流力による横方向変位は物質固有の電気伝導
度と密度だけでなく、被選別物の大きさと形状にも依存
するので、さまざまな形状と大きさを持つ非磁性金属の
種類別の選別まで行うのは困難であった。そのため、非
磁性金属の種類別の選別には用いられなかった。
【0010】このように、従来の非磁性金属選別装置に
おいては、さまざまな形状と大きさを持つ非磁性金属を
種類別に選別することが困難であった。
【0011】本発明の目的は、さまざまな形状と大きさ
を持つ非磁性金属を電気伝導度と密度の比の異なる物質
別に選別可能にする非磁性金属選別装置及び方法を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
非磁性金属選別装置は、さまざまな形状と大きさを持つ
被選別物を磁界中で相対的に移動させることによって前
記被選別物から非磁性金属を選別する非磁性金属選別装
置において、被選別物を投入する被選別物投入口と、前
記被選別物投入口から投入された前記被選別物をその表
面に沿って落下させる傾斜板と、前記傾斜板表面の磁極
が交互に異なるように帯状に配列されると共にその帯状
配列の一対の磁極間隔が最小の被選別物の大きさ以下に
なるように配列され前記傾斜板表面に磁界を発生させる
複数個の磁石と、前記傾斜板表面で発生した磁界により
選別された前記被選別物のうちの非金属を回収する非金
属排出口と、前記傾斜板表面で発生した磁界により電気
伝導度と密度の比別に選別された前記被選別物のうちの
非磁性金属を回収する非磁性金属排出口とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】請求項1の発明に係わる非磁性金属選別装
置では、傾斜板は、帯状配列の一対の磁極間隔が最小の
被選別物の大きさ以下になるように配列された複数個の
磁石により傾斜板表面に磁界を発生させる。被選別物投
入口から投入された被選別物は傾斜板の表面に沿って落
下し、傾斜板表面で発生した磁界により非金属と非磁性
貴金属とを選別すると共に、さらに非磁性金属を電気伝
導度と密度の比別に選別する。選別された非金属は非金
属排出口で回収され、非磁性金属は電気伝導度と密度の
比別に非磁性金属排出口で回収される。
【0014】請求項2の発明に係わる非磁性金属選別装
置は、さまざまな形状と大きさを持つ被選別物を磁界中
で相対的に移動させることによって前記被選別物から非
磁性金属を選別する非磁性金属選別装置において、被選
別物を投入する被選別物投入口と、前記被選別物投入口
から投入された前記被選別物を円筒表面に沿って落下さ
せる回転ドラムと、前記回転ドラム内周面に周方向の磁
極が交互に異なるように帯状に配列されると共にその帯
状配列の一対の磁極間隔が最小の被選別物の大きさ以下
になるように配列され前記回転ドラムの円筒表面に磁界
を発生させる複数個の磁石と、前記回転ドラムの先端部
直下に設けられ前記回転ドラムの円筒表面に発生した磁
界により選別された前記被選別物のうちの非金属を回収
する非金属排出口と、前記回転ドラム下部に設けられ前
記回転ドラムの円筒表面で発生した磁界により電気伝導
度と密度の比別に選別された前記被選別物のうちの非磁
性金属を回収する非磁性金属排出口とを備えたことを特
徴とする。
【0015】請求項2の発明に係わる非磁性金属選別装
置では、回転ドラムは、帯状配列の一対の磁極間隔が最
小の被選別物の大きさ以下になるように配列された複数
個の磁石により回転ドラムの円筒表面に磁界を発生させ
る。被選別物投入口から投入された被選別物は回転ドラ
ムの円筒表面に沿って落下し、回転ドラムの円筒表面で
発生した磁界により非金属と非磁性貴金属とを選別する
と共に、さらに非磁性金属を電気伝導度と密度の比別に
選別する。選別された非金属は非金属排出口で回収さ
れ、非磁性金属は電気伝導度と密度の比別に非磁性金属
排出口で回収される。
【0016】請求項3の発明に係わる非磁性金属選別装
置は、さまざまな形状と大きさを持つ被選別物を磁界中
で相対的に移動させることによって前記被選別物から非
磁性金属を選別する非磁性金属選別装置において、被選
別物を投入する被選別物投入口と、前記被選別物投入口
から投入された前記被選別物を輸送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトを駆動する搬送ベルト駆動ドラムと、前
記搬送ベルトで輸送された前記被選別物を円筒表面に沿
って落下させる回転ドラムと、前記回転ドラム内周面に
周方向の磁極が交互に異なるように帯状に配列されると
共にその帯状配列の一対の磁極間隔が最小の被選別物の
大きさ以下になるように配列され前記回転ドラムの円筒
表面に磁界を発生させる複数個の磁石と、前記回転ドラ
ムの先端部直下に設けられ前記回転ドラムの円筒表面に
発生した磁界により選別された前記被選別物のうちの非
金属を回収する非金属排出口と、前記回転ドラム下部に
設けられ前記回転ドラムの円筒表面で発生した磁界によ
り電気伝導度と密度の比別に選別された前記被選別物の
うちの非磁性金属を回収する非磁性金属排出口とを備え
たことを特徴とする。
【0017】請求項3の発明に係わる非磁性金属選別装
置では、回転ドラムは、帯状配列の一対の磁極間隔が最
小の被選別物の大きさ以下になるように配列された複数
個の磁石により回転ドラムの円筒表面に磁界を発生させ
る。搬送ベルト駆動ドラムで駆動された搬送ベルトは回
転ドラムを回転させ、被選別物は回転ドラムの円筒表面
に沿って落下する。そして、回転ドラムの円筒表面で発
生した磁界により非金属と非磁性貴金属とを選別すると
共に、さらに非磁性金属を電気伝導度と密度の比別に選
別する。選別された非金属は非金属排出口で回収され、
非磁性金属は電気伝導度と密度の比別に非磁性金属排出
口で回収される。
【0018】請求項4の発明に係わる非磁性金属選別装
置は、請求項3の発明において、前記被選別物投入口
は、前記回転ドラムの直上部または前記搬送ベルトの上
部に設置されたことを特徴とする。
【0019】請求項4の発明に係わる非磁性金属選別装
置では、請求項3の発明の作用に加え、回転ドラムの直
上部に被選別物投入口が設置されているときは、被選別
物は直接的に回転ドラムの円筒表面に落下し、搬送ベル
トの上部に被選別物投入口が設置されているときは搬送
ベルトで搬送されて回転ドラムの円筒表面に落下する。
【0020】請求項5の発明に係わる非磁性金属選別装
置は、さまざまな形状と大きさを持つ被選別物を磁界中
で相対的に移動させることによって前記被選別物から非
磁性金属を選別する非磁性金属選別装置において、被選
別物を投入する被選別物投入口と、前記被選別物投入口
から投入された前記被選別物を輸送する搬送ベルトと、
前記搬送ベルトを駆動する搬送ベルト駆動ドラムと、前
記搬送ベルトで輸送された前記被選別物を円筒表面に沿
って落下させる回転ドラムと、前記搬送ベルトの下に設
置され前記搬送ベルトの表面に発生する磁界の周期が最
小の被選別物の大きさ以下であり前記搬送ベルトの移動
方向に一致するように進行磁界を発生させるリニアモー
タと、前記回転ドラムの先端部直下に設けられ前記搬送
ベルトの表面に発生した磁界により選別された前記被選
別物のうちの非金属を回収する非金属排出口と、前記回
転ドラム下部に設けられ前記搬送ベルトの表面に発生し
た磁界により電気伝導度と密度の比別に選別された前記
被選別物のうちの非磁性金属を回収する非磁性金属排出
口とを備えたことを特徴とする。
【0021】請求項5の発明に係わる非磁性金属選別装
置では、搬送ベルト駆動ドラムで駆動された搬送ベルト
は回転ドラムを回転させると共に、被選別物投入口から
投入された被選別物を回転ドラムに搬送する。リニアモ
ータは、搬送ベルトの表面に発生する磁界の周期が最小
の被選別物の大きさ以下であり搬送ベルトの移動方向に
一致するように進行磁界を発生させる。搬送ベルトで搬
送される被選別物は、搬送ベルトの表面に発生した搬送
ベルトの移動方向に一致する磁界により非金属と非磁性
金属に選別されると共に、さらに非磁性金属に選別さ
れ、回転ドラムの円筒表面に沿って落下する。選別され
た非金属は非金属排出口で回収され、非磁性金属は電気
伝導度と密度の比別に非磁性金属排出口で回収される。
【0022】請求項6の発明に係わる非磁性金属選別装
置は、請求項5の発明において、前記リニアモータは、
前記搬送ベルトの移動方向に一致した進行磁界に代え
て、前記搬送ベルトの移動方向と垂直方向の進行磁界を
発生させるようにしたことを特徴とする。
【0023】請求項6の発明に係わる非磁性金属選別装
置では、請求項5の発明の作用に加え、搬送ベルトで搬
送される被選別物は、搬送ベルトの表面に発生した搬送
ベルトの移動方向に垂直な磁界により非金属と非磁性金
属に選別され、さらに非磁性金属に選別される。そし
て、回転ドラムの円筒表面に沿って垂直方向成分の力を
受けて落下する。
【0024】請求項7の発明に係わる非磁性金属選別装
置は、請求項5の発明において、前記非金属排出口は前
記回転ドラムの先端部直下に代えて前記搬送ベルト駆動
ドラムの先端部直下に設け、前記搬送ベルトは前記被選
別物を前記回転ドラムから遠ざかる方向に輸送し、前記
リニアモータは進行磁界の方向が前記搬送ベルトの移動
方向と逆方向になるように進行磁界を発生させ、前記非
金属は前記搬送ベルトで搬送して前記非金属排出口に回
収し、前記非磁性金属は進行磁界の方向に飛ばして前記
非磁性金属排出口で回収するようにしたことを特徴とす
る。
【0025】請求項7の発明に係わる非磁性金属選別装
置は、請求項5の発明の作用に代えて、リニアモータは
進行磁界の方向が搬送ベルトの移動方向と逆方向になる
ように進行磁界を発生させる。非金属はリニアモータの
発生する進行磁界の影響を受けないので搬送ベルトで搬
送されて搬送ベルト駆動ドラム先端部直下に設けられた
非金属排出口に回収される。一方、電気伝導度と密度の
比別に選別された非磁性金属は、リニアモータの発生す
る進行磁界の方向に力を受けて回転ドラム下部に設けら
れた非磁性金属排出口で回収される。
【0026】請求項8の発明に係わる非磁性金属選別方
法は、さまざまな形状と大きさを持つ被選別物を磁界中
で相対的に移動させることによって前記被選別物から非
磁性金属を選別する非磁性金属選別方法において、前記
磁界の周期が最小の被選別物の大きさ以下であり前記被
選別物に接する面の磁極が交互に異なるように前記磁界
を発生させ、発生した前記磁界中で前記被選別物を相対
的に移動させ、前記被選別物から非磁性金属を電気伝導
度と密度の比ごとに選別することを特徴とする。
【0027】請求項8の発明に係わる非磁性金属選別方
法では、磁界の周期が最小の被選別物の大きさ以下で、
被選別物に接する面の磁極が交互に異なるように磁界を
発生させる。そして、発生した磁界中で被選別物を相対
的に移動させる。被選別物のうちの非金属は磁界の影響
を受けず、非磁性金属は電気伝導度と密度の比で影響を
受ける。これにより、非金属と非磁性金属を選別し、さ
らに非磁性金属を選別する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる非磁性
金属選別装置の正面図である。
【0029】図1において、傾斜板2には磁石1が配列
されており、傾斜板表面の表方向の磁極が交互に異なる
ように約45°の角度で配列されている。磁石1として
は永久磁石もしくは電磁石もしくは超電導磁石が用いら
れる。磁石1の配列は、一対の磁石(N極とS極)の間
隔Lが最小の被選別物の大きさの約1倍以下になるよう
に配列されている。1倍以下の間隔Lとしたのは、後述
するように非磁性金属の選別を可能とするためである。
【0030】そして、傾斜板2の上部には、非磁性金属
と非金属の混合物からなる被選別物が投入される被選別
物投入口3が設けられ、傾斜板2の下部には、仕切り板
4で区切られた非金属排出口5、非磁性金属a排出口
7、非磁性金属b排出口8および非磁性金属c排出口9
が設けられている。
【0031】いま、被選別物投入口3から図2(a)に
示すような直径Rの円板21と図2(b)に示すような
幅Rの細長い板22とを投入する場合を考える。磁石1
の配列の間隔をL、それが発生する磁界分布を正弦波状
として、座標のx軸とy軸とを図1のようにとると、円
板21の渦電流力による横方向変位ydおよび細長い板
22の渦電流力による横方向変位ysは下記の(1)、
(2)式のように表される。(J.Appl.Phy
s.,Vol.46,No.11,p.5012−50
21,1975)
【0032】
【数1】
【0033】ここで、各パラメータは以下の通りであ
る。 σ:非磁性金属の電気伝導度 ρ:非磁性金属の密度 g:重力加速度 B1:不均一磁界の振幅 x:落下距離
【0034】また、J0は0次のベッセル関数、J1は1
次のベッセル関数である。この(1)、(2)式から、
代表例としてアルミニウムAl(σ/ρ=14.0)、
銅Cu(σ/ρ=6.7)、亜鉛Zn(σ/ρ=2.
4)の3種類のσ/ρの異なる物質について、不均一磁
界の周期Lを0.1R、0.5R、Rと変化させたとき
の円板21と細長い板22との横方向変位を計算した結
果は図3のようになった。図3では、円板21の横方向
変位ydを実線、細長い板の横方向変位ysを破線で示
し、不均一磁界の振幅は0.05Tにとっている。
【0035】図3から分かるように、落下距離x=2m
のとき、Alの横方向変位は2.2m≦y≦3.6m、
Cuの横方向変位は1m≦y≦1.7m、Znの横方向
変位は0.4m≦y≦0.6mになった。L<0.1R
の場合の横方向変位は図示しないが、L=0.1Rの場
合とほとんど変わらなかった。したがって、L≦Rの場
合、非磁性金属の横方向変位の範囲はAl、Cu、Zn
と3種類のσ/ρの異なる物質ごとに分かれ、落下距離
x=2mで、1.7m≦y≦2.2mと0.6m≦y≦
1mに位置に仕切り板4を置けば選別できる。
【0036】さらに、L=2Rの場合に、Al、Cu、
Znの円板21と細長い板22との横方向変位を計算し
た結果は図4のようになった。円板21の横方向変位y
dを実線、細長い板の横方向変位ysを破線で示し、不均
一磁界の振幅は0.05Tにとっている。比較のため、
0.1R≦L≦Rの場合のAl、Cu、Znの横方向変
位の最小値(L=Rの円板)と最大値(L=0.1Rの
細長い板)も図示している。
【0037】図4から分かるように、0.1R≦L≦2
Rの場合、落下距離x=2mにおいて、Alの横方向変
位は0.9m≦y≦3.6m、Cuの横方向変位は0.
4m≦y≦1.8m、Znの横方向変位は0.2m≦y
≦0.6mになり、Al、Cu、Znの横方向変位の範
囲が互いに重なり合ってしまう。L≦Rの場合にL=2
Rの場合を含めると、Al、Cu、Znの横方向変位の
範囲はL≦Rの場合のようにσ/ρの異なる物質別に分
離できなくなることが分かる。したがって、L≦2Rの
場合には、Al、Cu、Znと3種類のσ/ρの異なる
物質別に選別できなくなる。
【0038】以上の検討結果は、被選別物に接する面の
磁極が交互に異なるように設定され、発生する不均一磁
界の間隔(周期)Lが最小の被選別物の大きさの約1倍
以下になるように設定された磁界発生装置を有すれば、
被選別物中の非磁性金属を電気伝導度と密度の比の異な
る物質別に選別できることを示している。同じことは進
行磁界推力を利用する方式の場合においても言える。
【0039】そこで、本発明の第1の実施の形態では、
傾斜板2に取り付ける磁石1について、被選別物に接す
る面の磁極を交互に異なるように設定し、発生する不均
一磁界の間隔(周期)Lが最小の被選別物の大きさの約
1倍以下になるように設定する。そして、さまざまな形
状と大きさを持つ電気伝導度と密度の比とが異なる非磁
性金属aと非磁性金属bと非磁性金属cと非金属の混合
物とからなる被選別物を傾斜板2上部の片側に取り付け
られた被選別物投入口3から供給し、傾斜板2に沿って
落下させる。
【0040】このとき、非金属は磁界の作用を受けずそ
のまま真っ直ぐに落下する。それに対し、非磁性金属a
と非磁性金属bと非磁性金属cは、落下に伴って流れる
渦電流と磁界との相互作用で磁石1の列と直角方向に制
動力(渦電流力)を受け、図1に示すように軌道が曲げ
られ、その軌道は上述で検討したように3つに分離され
る。したがって、3枚の仕切り板4で区切っておくと、
非金属排出口5から非金属を、非磁性金属a排出口7か
ら非磁性金属aを、非磁性金属b排出口8から非磁性金
属bを、非磁性金属c排出口9から非磁性金属cを選別
回収できる。
【0041】この第1の実施の形態においては、3個の
非磁性金属排出口、すなわち非磁性金属a排出口7、非
磁性金属b排出口8および非磁性金属c排出口9を設置
して、電気伝導度と密度の比の異なる3種類の非磁性金
属aと非磁性金属bと非磁性金属cとを選別する場合に
ついて記述したが、非磁性金属排出口を1個以上、被選
別物中の電気伝導度と密度の比の異なる非磁性金属の種
類の数の以下設置して、電気伝導度と密度の比の異なる
1種類以上の非磁性金属の物質別の選別に適用すること
ができる。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図5は本発明の第2の実施の形態に係わる非磁性金
属選別装置の説明図である。この第2の実施の形態は、
図1に示す第1の実施の形態に対し、傾斜板2に代えて
回転ドラム11を設けたものである。
【0043】図5において、非金属や非磁性金属を含む
被選別物は被選別物投入口3から投入され、被選別物投
入口3から投入された被選別物は、回転ドラム11の円
筒表面に沿って落下する。回転ドラム内周面には回転ド
ラム11の円筒表面に磁界を発生させるための複数個の
磁石1が設けられている。すなわち、回転ドラム11の
周方向の磁極が交互に異なるように磁石11が帯状に配
列され、また、その帯状配列の一対の磁極間隔Lが最小
の被選別物の大きさ以下になるように配列されている。
【0044】また、回転ドラム11の先端部直下には、
回転ドラム11の円筒表面に発生した磁界により選別さ
れた被選別物のうちの非金属を回収する非金属排出口5
が設けられ、その前方の回転ドラム下部に仕切り板4で
区切られた非磁性金属a排出口7、非磁性金属b排出口
8、非磁性金属c排出口9が設けられている。非磁性金
属a排出口7、非磁性金属b排出口8、非磁性金属c排
出口9は、回転ドラム11の円筒表面で発生した磁界に
より電気伝導度と密度の比別に選別された被選別物のう
ちの非磁性金属a、非磁性金属b、非磁性金属cをそれ
ぞれ回収する。
【0045】さまざまな形状と大きさを持つ電気伝導度
と密度の比の異なる非磁性金属aと非磁性金属bと非磁
性金属cと非金属の混合物からなる被選別物は、被選別
物投入口3から矢印の方向に回転する回転ドラム11の
直上に投入される。非金属は磁界の作用を受けず、回転
ドラム11の先端部直下にある非金属排出口5内に自由
落下する。
【0046】それに対し、非磁性金属aと非磁性金属b
と非磁性金属cは、回転ドラム11での進行磁界によっ
て生じた渦電流と磁界との相互作用で接線方向を主成分
とする推力(渦電流力)を受けて飛ばされ、図5に示す
ように方向変位が異なり、その軌道は前述の検討で示し
たように3つに分離して落下する。したがって、3枚の
仕切り板4で区切っておくと、非金属排出口5から非金
属を、非磁性金属a排出口7から非磁性金属aを、非磁
性金属b排出口8から非磁性金属bを、非磁性金属c排
出口9から非磁性金属cを選別回収できる。
【0047】この第2の実施の形態においては、3個の
非磁性金属排出口、すなわち非磁性金属a排出口7およ
び非磁性金属b排出口8および非磁性金属c排出口9を
設置して、電気伝導度と密度の比の異なる3種類の非磁
性金属aと非磁性金属bと非磁性金属cとを選別する場
合について説明したが、非磁性金属排出口を1個以上、
被選別物中の電気伝導度と密度の比の異なる非磁性金属
の種類の数以下設置して、電気伝導度と密度の比の異な
る1種類以上の非磁性金属の物質別の選別に適用するこ
とができる。
【0048】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図6は本発明の第3の実施の形態に係わる非磁性金
属選別装置の側面図である。この第3の実施の形態は、
図5に示した第2の実施の形態に対し、搬送ベルト12
を駆動する搬送ベルト駆動ドラム13を設け、搬送ベル
ト12により回転ドラム11と搬送ベルト駆動ドラム1
3とを連結したものである。
【0049】図6において、回転ドラム11は、帯状配
列の一対の磁極間隔Lが最小の被選別物の大きさ以下に
なるように配列された複数個の磁石1により回転ドラム
11の円筒表面に磁界を発生させる。搬送ベルト駆動ド
ラム13で駆動された搬送ベルト12は回転ドラム11
を回転させる。被選別物は回転ドラム11の上部に設置
された被選別物投入口3から投入され、回転ドラム11
の円筒表面に沿って落下する。
【0050】そして、回転ドラム11の円筒表面で発生
した磁界により非金属と非磁性貴金属とを選別すると共
に、さらに非磁性金属を電気伝導度と密度の比別に選別
する。選別された非金属は非金属排出口5で回収され、
非磁性金属a、非磁性金属b、非磁性金属cは、電気伝
導度と密度の比別にそれぞれ仕切板4で区切られた非磁
性金属a排出口7、非磁性金属b排出口8、非磁性金属
c排出口9で回収される。
【0051】すなわち、さまざまな形状と大きさを持つ
電気伝導度と密度の比の異なる非磁性金属aと非磁性金
属bと非磁性金属cと非金属の混合物からなる被選別物
は、被選別物投入口3から矢印の方向に回転する回転ド
ラム11の直上に投入される。非金属は磁界の作用を受
けず、回転ドラム11の先端部直下にある非金属排出口
5内に自由落下する。
【0052】それに対し、非磁性金属aと非磁性金属b
と非磁性金属cは、回転ドラム11での進行磁界によっ
て生じた渦電流と磁界との相互作用で接線方向を主成分
とする推力(渦電流力)を受けて搬送ベルト12の進行
方向に飛ばされる。その場合、図6のように方向変位が
異なるので、その軌道は3つに分離して落下する。した
がって、非磁性金属排出口を3枚の仕切り板4で区切っ
ておくと、非金属排出口5から非金属を、非磁性金属a
排出口7から非磁性金属aを、非磁性金属b排出口8か
ら非磁性金属bを、非磁性金属c排出口9から非磁性金
属cを選別回収できる。
【0053】この第3の実施の形態においては、3個の
非磁性金属排出口、すなわち非磁性金属a排出口7およ
び非磁性金属b排出口8および非磁性金属c排出口9を
設置して、電気伝導度と密度の比の異なる3種類の非磁
性金属aと非磁性金属bと非磁性金属cを選別する場合
について記述したが、非磁性金属排出口を1個以上で、
被選別物中の電気伝導度と密度の比の異なる非磁性金属
の種類の数以下設置して、電気伝導度と密度の比の異な
る1種類以上の非磁性金属の物質別の選別に適用するこ
とができる。
【0054】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図7は本発明の第4の実施の形態に係わる非磁性金
属選別装置の側面図である。この第4の実施の形態は、
図6に示した第3の実施の形態に対し、被選別物投入口
3を搬送ベルト12の上部(搬送ベルト駆動ドラム13
近傍の搬送ベルト12の上部)に設置したものである。
【0055】図7において、回転ドラム11は、帯状配
列の一対の磁極間隔Lが最小の被選別物の大きさ以下に
なるように配列された複数個の磁石1により回転ドラム
11の円筒表面に磁界を発生させる。搬送ベルト駆動ド
ラム13で駆動された搬送ベルト12は回転ドラム11
を回転させる。被選別物は搬送ベルト駆動ドラム13近
傍の搬送ベルト12の上部に設置された被選別物投入口
3から投入され、搬送ベルト12で回転ドラム11に向
かって搬送される。搬送ベルト12で搬送された被選別
物は、回転ドラム11の円筒表面に沿って落下する。
【0056】そして、回転ドラム11の円筒表面で発生
した磁界により非金属と非磁性貴金属とを選別すると共
に、さらに非磁性金属を電気伝導度と密度の比別に選別
する。選別された非金属は非金属排出口5で回収され、
非磁性金属a、非磁性金属b、非磁性金属cは、電気伝
導度と密度の比別にそれぞれ仕切板4で区切られた非磁
性金属a排出口7、非磁性金属b排出口8、非磁性金属
c排出口9で回収される。
【0057】すなわち、被選別物を被選別物投入口3か
ら搬送ベルト12の上に投入し、搬送ベルト12により
回転ドラム11に搬送する。回転ドラム11は矢印の方
向に回転しているので、回転ドラム11において進行磁
界が発生している。
【0058】被選別物のうちの非金属はその進行磁界の
作用を受けず、回転ドラム11の先端部直下にある非金
属排出口5内に自由落下する。それに対し、非磁性金属
aと非磁性金属bと非磁性金属cは進行磁界によって生
じた渦電流と磁界との相互作用で接線方向を主成分とす
る推力(渦電流力)を受けて搬送ベルト12の進行方向
に飛ばされ、図7のように方向変位が異なり、その軌道
は3つに分離して落下する。
【0059】したがって、排出口を3枚の仕切り板4で
区切っておくと、非金属排出口5から非金属を、非磁性
金属a排出口7から非磁性金属aを、非磁性金属b排出
口8から非磁性金属bを、非磁性金属c排出口9から非
磁性金属cを選別回収できる。
【0060】この第4の実施の形態においては、3個の
非磁性金属排出口、すなわち非磁性金属a排出口7およ
び非磁性金属b排出口8および非磁性金属c排出口9を
設置して、電気伝導度と密度の比の異なる3種類の非磁
性金属である非磁性金属aと非磁性金属bと非磁性金属
cを選別する場合について記述したが、非磁性金属排出
口を1個以上被選別物中の電気伝導度と密度の比の異な
る非磁性金属の種類の数以下設置して、電気伝導度と密
度の比の異なる1種類以上の非磁性金属の物質別の選別
に適用することができる。
【0061】次に、本発明の第5の実施の形態を説明す
る。図8は本発明の第5の実施の形態に係わる非磁性金
属選別装置の側面図である。この第5の実施の形態は、
図7に示す第4の実施の形態に対し、回転ドラム11に
設けられた磁石1に代えて、搬送ベルト12の下にリニ
アモータ14を設けたものであり、このリニアモータ1
4により、搬送ベルト12の表面に発生する磁界の周期
が最小の被選別物の大きさ以下であり搬送ベルト12の
移動方向に一致するように進行磁界を発生させるように
したものである。
【0062】図8において、搬送ベルト12の下に設置
されたリニアモータ14は、不均一磁界の周期が最小の
被選別物の大きさの約1倍以下になり、方向が搬送ベル
ト12の移動方向に一致するような進行磁界を発生させ
る。搬送ベルト駆動ドラム13で駆動された搬送ベルト
12は回転ドラム11を回転させる。被選別物は搬送ベ
ルト駆動ドラム13近傍の搬送ベルト12の上部に設置
された被選別物投入口3から投入され、搬送ベルト12
で回転ドラム11に向かって搬送される。搬送ベルト1
2で搬送された被選別物は、回転ドラム11の円筒表面
に沿って落下する。
【0063】そして、リニアモータ14により発生した
磁界により非金属と非磁性貴金属とを選別すると共に、
さらに非磁性金属を電気伝導度と密度の比別に選別す
る。選別された非金属は非金属排出口5で回収され、非
磁性金属a、非磁性金属b、非磁性金属cは、電気伝導
度と密度の比別にそれぞれ仕切板4で区切られた非磁性
金属a排出口7、非磁性金属b排出口8、非磁性金属c
排出口9で回収される。
【0064】すなわち、被選別物は被選別物投入口3か
ら搬送ベルト12の上に投入され、搬送ベルト12によ
ってリニアモータ14上に輸送される。このリニアモー
タ14によって、被選別物の下に搬送ベルト12の進行
方向に進行磁界を発生させている。被選別物のうちの非
金属は磁界の作用を受けず、回転ドラム11の先端部直
下にある非金属排出口5内に自由落下する。それに対
し、非磁性金属aと非磁性金属bと非磁性金属cは、進
行磁界によって生じた渦電流と磁界との相互作用で接線
方向を主成分とする推力(渦電流力)を受けて搬送ベル
ト12の進行方向に飛ばされ、図8のように方向変位が
異なり、その軌道は3つに分離して落下する。
【0065】したがって、排出口を3枚の仕切り板4で
区切っておくと、非金属排出口5から非金属を、非磁性
金属a排出口7から非磁性金属aを、非磁性金属b排出
口8から非磁性金属bを、非磁性金属c排出口9から非
磁性金属cを選別回収できる。
【0066】この第5の実施の形態においては、3個の
非磁性金属排出口、すなわち非磁性金属a排出口7およ
び非磁性金属b排出口8および非磁性金属c排出口9を
設置して、電気伝導度と密度の比の異なる3種類の非磁
性金属である非磁性金属aと非磁性金属bと非磁性金属
cを選別する場合について記述したが、非磁性金属排出
口を1個以上被選別物中の電気伝導度と密度の比の異な
る非磁性金属の種類の数以下設置して、電気伝導度と密
度の比の異なる1種類以上の非磁性金属の物質別の選別
に適用することができる。
【0067】次に、本発明の第6の実施の形態を説明す
る。図9は本発明の第6の実施の形態に係わる非磁性金
属選別装置の側面図であり、図10はその正面図であ
る。この第6の実施の形態は、図8に示した第5の実施
の形態に対し、リニアモータ14は、搬送ベルト12の
移動方向に一致した進行磁界に代えて、搬送ベルト12
の移動方向と垂直方向の進行磁界を発生させるようにし
たものである。
【0068】図9において、被選別物は被選別物投入口
3から搬送ベルト12の上に投入され、搬送ベルト12
によってリニアモータ14の上に輸送される。このリニ
アモータ14によって、被選別物の下に搬送ベルト12
の進行方向と垂直に進行磁界を発生させている。非金属
は磁界の作用を受けず、回転ドラム11の先端部直下に
ある非金属排出口5内に自由落下する。
【0069】それに対し、非磁性金属aと非磁性金属b
と非磁性金属cは進行磁界によって生じた渦電流と磁界
との相互作用で接線方向を主成分とする推力(渦電流
力)を受けて搬送ベルト12の進行方向と垂直方向に飛
ばされ、図10のように横方向変位が異なり、その軌道
は3つに分離して落下する。したがって、2枚の仕切り
板4で区切っておくと、非金属排出口5から非金属を、
非磁性金属a排出口7から非磁性金属aを、非磁性金属
b排出口8から非磁性金属bを、非磁性金属c排出口9
から非磁性金属cを選別回収できる。
【0070】この第6の実施の形態においては、3個の
非磁性金属排出口、すなわち非磁性金属a排出口7およ
び非磁性金属b排出口8および非磁性金属c排出口9を
設置して、電気伝導度と密度の比の異なる3種類の非磁
性金属である非磁性金属aと非磁性金属bと非磁性金属
cを選別する場合について記述したが、非磁性金属排出
口を1個以上被選別物中の電気伝導度と密度の比の異な
る非磁性金属の種類の数以下設置して、電気伝導度と密
度の比の異なる1種類以上の非磁性金属の物質別の選別
に適用することができる。
【0071】次に、本発明の第7の実施の形態を説明す
る。図11は本発明の第7の実施の形態に係わる非磁性
金属選別装置の側面図である。この第7の実施の形態
は、図9に示した第6の実施の形態に対し、非金属排出
口5は回転ドラム11の先端部直下に代えて搬送ベルト
駆動ドラム13の先端部直下に設け、搬送ベルト12は
被選別物を回転ドラム11から遠ざかる方向に輸送し、
リニアモータ14は進行磁界の方向が搬送ベルト12の
移動方向と逆方向になるように進行磁界を発生させるよ
うにしたものである。そして、非金属は搬送ベルト12
で搬送して非金属排出口5に回収し、非磁性金属は進行
磁界の方向に飛ばしてそれぞれの非磁性金属排出口7、
8、9で回収する。
【0072】図11において、被選別物は被選別物投入
口3から搬送ベルト12の上に投入され、搬送ベルト1
2によってリニアモータ14の上に輸送される。このリ
ニアモータ14によって、被選別物の下に搬送ベルト1
2の進行方向と垂直に進行磁界を発生させている。非金
属は磁界の作用を受けず、搬送ベルト駆動ドラム13の
先端部直下にある非金属排出口5内に自由落下する。そ
れに対し、非磁性金属aと非磁性金属bと非磁性金属c
は、進行磁界によって生じた渦電流と磁界との相互作用
で接線方向を主成分とする推力(渦電流力)を受けて進
行磁界の方向が搬送ベルトの移動方向と逆方向に飛ばさ
れ、図11に示すように方向変位が異なり、その軌道は
3つに分離して落下する。
【0073】したがって、非金属排出口5から非金属を
回収できる。また、非磁性金属排出口を2枚の仕切り板
4で区切っておくと、非磁性金属a排出口7から非磁性
金属aを、非磁性金属b排出口8から非磁性金属bを、
非磁性金属c排出口9から非磁性金属cを選別回収でき
る。
【0074】この第7の実施の形態においては、3個の
非磁性金属排出口、すなわち非磁性金属a排出口7およ
び非磁性金属b排出口8および非磁性金属c排出口9を
設置して、電気伝導度と密度の比の異なる3種類の非磁
性金属である非磁性金属aと非磁性金属bと非磁性金属
cを選別する場合について記述したが、非磁性金属排出
口を1個以上被選別物中の電気伝導度と密度の比の異な
る非磁性金属の種類の数以下設置して、電気伝導度と密
度の比の異なる1種類以上の非磁性金属の物質別の選別
に適用することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被選別物に接する面の磁極が交互に異なるように設定さ
れ、発生する不均一磁界の周期が最小の被選別物の大き
さの約1倍以下になるように設定されているので、さま
ざまな形状と大きさを持つ非磁性金属を電気伝導度と密
度の比の異なる物質別に選別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる非磁性金属
選別装置の正面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態において検討した被
選別物の形状の説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態において検討した被
選別物の形状及び大きさを変化させた場合の横方向変位
yの特性図(その1)。
【図4】本発明の第1の実施の形態において検討した被
選別物の形状及び大きさを変化させた場合の横方向変位
yの特性図(その2)。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わる非磁性金属
選別装置の側面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係わる非磁性金属
選別装置の側面図。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係わる非磁性金属
選別装置の側面図。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係わる非磁性金属
選別装置の側面図。
【図9】本発明の第6の実施の形態に係わる非磁性金属
選別装置の側面図。
【図10】本発明の第6の実施の形態に係わる非磁性金
属選別装置の正面図。
【図11】本発明の第7の実施の形態に係わる非磁性金
属選別装置の側面図。
【図12】従来の磁気制動力を利用する方式の非磁性金
属選別装置の正面図。
【図13】従来の磁気制動力を利用する方式の非磁性金
属選別装置の側面図。
【図14】従来の進行磁界推力を利用する方式の非磁性
金属選別装置の側面図。
【符号の説明】
1 磁石 2 傾斜板 3 被選別物投入口 4 仕切り板 5 非金属排出口 6 非磁性金属排出口 7 非磁性金属a排出口 8 非磁性金属b排出口 9 非磁性金属c排出口 11 回転ドラム 12 搬送ベルト 13 搬送ベルト駆動ドラム 14 リニアモータ 21 円板 22 細長い板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 さまざまな形状と大きさを持つ被選別物
    を磁界中で相対的に移動させることによって前記被選別
    物から非磁性金属を選別する非磁性金属選別装置におい
    て、被選別物を投入する被選別物投入口と、前記被選別
    物投入口から投入された前記被選別物をその表面に沿っ
    て落下させる傾斜板と、前記傾斜板表面の磁極が交互に
    異なるように帯状に配列されると共にその帯状配列の一
    対の磁極間隔が最小の被選別物の大きさ以下になるよう
    に配列され前記傾斜板表面に磁界を発生させる複数個の
    磁石と、前記傾斜板表面で発生した磁界により選別され
    た前記被選別物のうちの非金属を回収する非金属排出口
    と、前記傾斜板表面で発生した磁界により電気伝導度と
    密度の比別に選別された前記被選別物のうちの非磁性金
    属を回収する非磁性金属排出口とを備えたことを特徴と
    する非磁性金属選別装置。
  2. 【請求項2】 さまざまな形状と大きさを持つ被選別物
    を磁界中で相対的に移動させることによって前記被選別
    物から非磁性金属を選別する非磁性金属選別装置におい
    て、被選別物を投入する被選別物投入口と、前記被選別
    物投入口から投入された前記被選別物を円筒表面に沿っ
    て落下させる回転ドラムと、前記回転ドラム内周面に周
    方向の磁極が交互に異なるように帯状に配列されると共
    にその帯状配列の一対の磁極間隔が最小の被選別物の大
    きさ以下になるように配列され前記回転ドラムの円筒表
    面に磁界を発生させる複数個の磁石と、前記回転ドラム
    の先端部直下に設けられ前記回転ドラムの円筒表面に発
    生した磁界により選別された前記被選別物のうちの非金
    属を回収する非金属排出口と、前記回転ドラム下部に設
    けられ前記回転ドラムの円筒表面で発生した磁界により
    電気伝導度と密度の比別に選別された前記被選別物のう
    ちの非磁性金属を回収する非磁性金属排出口とを備えた
    ことを特徴とする非磁性金属選別装置。
  3. 【請求項3】 さまざまな形状と大きさを持つ被選別物
    を磁界中で相対的に移動させることによって前記被選別
    物から非磁性金属を選別する非磁性金属選別装置におい
    て、被選別物を投入する被選別物投入口と、前記被選別
    物投入口から投入された前記被選別物を輸送する搬送ベ
    ルトと、前記搬送ベルトを駆動する搬送ベルト駆動ドラ
    ムと、前記搬送ベルトで輸送された前記被選別物を円筒
    表面に沿って落下させる回転ドラムと、前記回転ドラム
    内周面に周方向の磁極が交互に異なるように帯状に配列
    されると共にその帯状配列の一対の磁極間隔が最小の被
    選別物の大きさ以下になるように配列され前記回転ドラ
    ムの円筒表面に磁界を発生させる複数個の磁石と、前記
    回転ドラムの先端部直下に設けられ前記回転ドラムの円
    筒表面に発生した磁界により選別された前記被選別物の
    うちの非金属を回収する非金属排出口と、前記回転ドラ
    ム下部に設けられ前記回転ドラムの円筒表面で発生した
    磁界により電気伝導度と密度の比別に選別された前記被
    選別物のうちの非磁性金属を回収する非磁性金属排出口
    とを備えたことを特徴とする非磁性金属選別装置。
  4. 【請求項4】 前記被選別物投入口は、前記回転ドラム
    の直上部または前記搬送ベルトの上部に設置されたこと
    を特徴とする請求項3に記載の非磁性金属選別装置。
  5. 【請求項5】 さまざまな形状と大きさを持つ被選別物
    を磁界中で相対的に移動させることによって前記被選別
    物から非磁性金属を選別する非磁性金属選別装置におい
    て、被選別物を投入する被選別物投入口と、前記被選別
    物投入口から投入された前記被選別物を輸送する搬送ベ
    ルトと、前記搬送ベルトを駆動する搬送ベルト駆動ドラ
    ムと、前記搬送ベルトで輸送された前記被選別物を円筒
    表面に沿って落下させる回転ドラムと、前記搬送ベルト
    の下に設置され前記搬送ベルトの表面に発生する磁界の
    周期が最小の被選別物の大きさ以下であり前記搬送ベル
    トの移動方向に一致するように進行磁界を発生させるリ
    ニアモータと、前記回転ドラムの先端部直下に設けられ
    前記搬送ベルトの表面に発生した磁界により選別された
    前記被選別物のうちの非金属を回収する非金属排出口
    と、前記回転ドラム下部に設けられ前記搬送ベルトの表
    面に発生した磁界により電気伝導度と密度の比別に選別
    された前記被選別物のうちの非磁性金属を回収する非磁
    性金属排出口とを備えたことを特徴とする非磁性金属選
    別装置。
  6. 【請求項6】 前記リニアモータは、前記搬送ベルトの
    移動方向に一致した進行磁界に代えて、前記搬送ベルト
    の移動方向と垂直方向の進行磁界を発生させるようにし
    たことを特徴とする請求項5に記載の非磁性金属選別装
    置。
  7. 【請求項7】 前記非金属排出口は前記回転ドラムの先
    端部直下に代えて前記搬送ベルト駆動ドラムの先端部直
    下に設け、前記搬送ベルトは前記被選別物を前記回転ド
    ラムから遠ざかる方向に輸送し、前記リニアモータは進
    行磁界の方向が前記搬送ベルトの移動方向と逆方向にな
    るように進行磁界を発生させ、前記非金属は前記搬送ベ
    ルトで搬送して前記非金属排出口に回収し、前記非磁性
    金属は進行磁界の方向に飛ばして前記非磁性金属排出口
    で回収するようにしたことを特徴とする請求項5に記載
    の非磁性金属選別装置。
  8. 【請求項8】 さまざまな形状と大きさを持つ被選別物
    を磁界中で相対的に移動させることによって前記被選別
    物から非磁性金属を選別する非磁性金属選別方法におい
    て、前記磁界の周期が最小の被選別物の大きさ以下であ
    り前記被選別物に接する面の磁極が交互に異なるように
    前記磁界を発生させ、発生した前記磁界中で前記被選別
    物を相対的に移動させ、前記被選別物から非磁性金属を
    電気伝導度と密度の比ごとに選別することを特徴とする
    非磁性金属選別方法。
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