JP2000263088A - 循環水系の洗浄方法 - Google Patents
循環水系の洗浄方法Info
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Abstract
ルを循環水系の水循環を停止しないで簡便に除去する、
より経済的な循環水系の洗浄方法を提供することを課題
とする。 【解決手段】 循環水に脂肪族のジカルボン酸、ヒドロ
キシモノ、ジもしくはトリカルボン酸またはそのアルカ
リ金属塩の少なくとも1種(A)と、脂肪族ポリアミノ
カルボン酸またはそのアルカリ金属塩の少なくとも1種
(B)とを循環水量に対して0.5〜100g/lの割
合で添加し、pHを5〜10に維持して系内に付着した
スケールを除去するのに十分な時間、系内の水を循環さ
せることを特徴とする循環水系の洗浄方法により、上記
の課題を解決する。
Description
水系などの工業用の循環水系の洗浄方法に関する。さら
に詳しくは、本発明は、配管などにスケールが付着して
洗浄が必要になった装置や機器類を、運転を中断するこ
となく該スケールを洗浄除去する循環水系の洗浄方法に
関する。
ボイラ水系においては、循環水中の硬度成分や溶存塩類
に起因して、炭酸カルシウムのようなカルシウム塩、リ
ン酸亜鉛のような亜鉛塩や酸化鉄のような腐食生成物が
スケールとして系内(例えば、熱交換器のチューブ)に
付着する。スケールの付着は循環水系の伝熱効率を低下
させるため、スケールの発生を防止あるいはできるだけ
抑制する必要がある。
環水を再利用する頻度がますます高まってきており、循
環水中の硬度成分や溶存塩類は濃縮化されて高濃度とな
る傾向にある。このような状況においては、スケールの
発生頻度はますます高くなる。
循環水に添加してスケールの発生を防止あるいは抑制す
る薬剤、いわゆるスケール防止剤が用いられてきた。こ
れらの薬剤としては、例えば、ポリアクリル酸系重合体
類、有機ホスホン酸類および有機キレート剤などが挙げ
られる。
添加しても、完全にスケールの付着を防止あるいは抑制
することができず、経時的にスケールの付着量が増加し
て、熱交換器などの伝熱効率が低下する傾向にあった。
このような傾向は、循環水を再利用する循環水系、およ
び熱交換効率の向上のために伝熱部の伝熱量を増大させ
た循環水系において特に顕著であった。
加に加えて、一般に半年から2〜3年周期で循環水系の
水循環を完全に停止し、付着したスケールの除去作業を
行っている。この除去方法としては、高圧スプレー、ブ
ラッシングおよびピグ洗浄などの機械(物理)洗浄と、
付着したスケール成分を溶解除去する薬剤による化学洗
浄に大別される。
アミン四酢酸)およびNTA(ニトリロ三酢酸)などの
ポリアミノカルボン酸型キレート化剤またはそれらのア
ルカリ金属塩;クエン酸、グルコン酸およびヒドロキシ
酢酸などのヒドロキシカルボン酸型キレート化剤または
それらのアルカリ金属塩;塩酸およびスルファミン酸な
どの無機酸または有機酸;水酸化ナトリウム、過酸化水
素などの薬剤等が用いられている。
は、ヒドロキシカルボン酸、アミノカルボン酸および界
面活性剤を含有する酸性洗浄剤組成物が開示されてい
る。また、特公平7−23600号公報には、ケイ酸ア
ルミニウムおよびグルコン酸ソーダを含有するpH10
以上のアルカリ性水溶液を洗浄液として用いる、紙パル
プ製造工程におけるスケールの洗浄方法が開示されてい
る。
定期的に循環水系の水循環を停止しなければならなかっ
たり、作業自体が煩雑であったり、あるいは高価な機械
や高濃度の洗浄剤を使用したりするため、満足できるも
のではなかった。特に、化学洗浄の場合には、洗浄作業
中のガスの発生、発泡現象、洗浄廃液の処理および鉄系
配管の腐食などの問題に留意する必要があった。よっ
て、熱交換器などの伝熱効率が低下した場合に、循環水
系の水循環を停止しないで該水系の配管などに付着した
スケールを除去する簡便な方法が望まれていた。
な酸性洗浄剤やアルカリ性洗浄剤をスケール防止剤とし
て運転中の循環水系に添加することがまず考えられる。
しかしながら、循環水のpHが5未満では、循環水系の
鉄系配管が腐食し、循環水系の寿命を短くする恐れがあ
るので、通常運転時に酸性洗浄剤を用いることはできな
い。また、循環水のpHが10を超えると炭酸カルシウ
ムを主成分とするスケールが再析出し易くなるので、通
常運転時にアルカリ性洗浄剤を用いることもできない。
ルカリ金属塩単独の酸性洗浄剤を用いた場合、pH2以
下では洗浄効果があるが、pH5以上ではほとんど洗浄
効果がない。また、アミノカルボン酸またはそのアルカ
リ金属塩単独の洗浄剤を用いた場合、洗浄効果を得るた
めには多くの添加量を必要とし、特に腐食生成物に対す
る洗浄効果が不十分であった。
水系の配管などに付着したスケールを循環水系の水循環
を停止しないで簡便に除去する、より経済的な循環水系
の洗浄方法を提供することを課題とする。
を解決すべく鋭意研究を行った結果、スケールの洗浄剤
として公知の脂肪族のジカルボン酸、ヒドロキシモノ、
ジもしくはトリカルボン酸またはそのアルカリ金属塩の
少なくとも1種と、脂肪族ポリアミノカルボン酸または
そのアルカリ金属塩の少なくとも1種とを有効成分とす
る洗浄剤をpH5〜10で使用すると効果的であること
を見出し、本発明を完成するに到った。
族のジカルボン酸、ヒドロキシモノ、ジもしくはトリカ
ルボン酸またはそのアルカリ金属塩の少なくとも1種
(A)と、脂肪族ポリアミノカルボン酸またはそのアル
カリ金属塩の少なくとも1種(B)とを循環水量に対し
て0.5〜100g/lの割合で添加し、pHを5〜1
0に維持して系内に付着したスケールを除去するのに十
分な時間、系内の水を循環させることを特徴とする循環
水系の洗浄方法が提供される。
は工業用の循環水、例えば、冷却対象を熱交換器や電磁
コイルなどを介して冷却する間接冷却水系の冷却水およ
びボイラ水などが挙げられる。このような冷却水を用い
る具体的な例としては、火力発電所および原子力発電所
の発電ボイラの復水器の冷却、石油化学工場の製品の冷
却および製鉄所の炉体冷却などが挙げられる。
着したスケール」としては、炭酸カルシウムおよびリン
酸カルシウムなどのカルシウム塩、リン酸亜鉛などの亜
鉛塩ならびに酸化鉄(主に、三酸化二鉄)および水酸化
鉄などの金属の腐食生成物が挙げられる。
脂肪族のジカルボン酸、ヒドロキシモノ、ジもしくはト
リカルボン酸またはそのアルカリ金属塩の少なくとも1
種(A)と、脂肪族ポリアミノカルボン酸またはそのア
ルカリ金属塩の少なくとも1種(B)とからなる。
は、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸および
アジピン酸などの脂肪族飽和ジカルボン酸、マレイン酸
およびフマル酸などの脂肪族不飽和ジカルボン酸などが
挙げられる。また、A成分の「脂肪族ヒドロキシモノ、
ジもしくはトリカルボン酸」としては、グリコール酸、
乳酸およびグルコン酸などの脂肪族ヒドロキシモノカル
ボン酸、酒石酸およびリンゴ酸などの脂肪族ヒドロキシ
ジカルボン酸、ならびにクエン酸などの脂肪族ヒドロキ
シトリカルボン酸などが挙げられる。
ドロキシモノ、ジもしくはトリカルボン酸」のアルカリ
金属塩としては、ナトリウム塩やカリウム塩などが挙げ
られる。本発明の洗浄剤のA成分は上記の化合物群から
選択される少なくとも1種であり、中でもグルコン酸、
リンゴ酸およびクエン酸が特に好ましい。
ン酸」としては、脂肪族ポリアミノ酢酸が好ましく、具
体的には、ニトリロ三酢酸(略称:NTA)、エチレン
ジアミン四酢酸(略称:EDTA)、ジエチレントリア
ミン五酢酸(略称:DTPA)、グリコールエーテルジ
アミン四酢酸(略称:GEDTA)および1,2−シク
ロヘキサンジアミン四酢酸(trans-シクロヘキサン−
1,2−ジアミン四酢酸、略称:Cy−DTA)などの
が挙げられる。
リ金属塩としては、ナトリウム塩やカリウム塩などが挙
げられる。具体的には、ニトリロ三酢酸三ナトリウム塩
(以下、「NTA・3Na」と略称する)、エチレンジ
アミン四酢酸二ナトリウム塩(以下、「EDTA・2N
a」と略称する)、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウ
ム塩(以下、「EDTA・4Na」と略称する)、ジエ
チレントリアミン五酢酸五ナトリウム塩(以下、「DT
PA・5Na」と略称する)、グリコールエーテルジア
ミン四酢酸四ナトリウム塩(以下、「GEDTA・4N
a」と略称する)および1,2−シクロヘキサンジアミ
ン四酢酸四ナトリウム塩(以下、「Cy−DTA・4N
a」と略称する)などが挙げられる。本発明の洗浄剤の
B成分は上記の化合物群から選択される少なくとも1種
であり、中でもDTPAおよびDTPA・5Naが特に
好ましい。
の併用割合は、重量比で10:1〜1:40、好ましく
は4:1〜1:30、より好ましくは2:1〜1:15
である。この範囲の併用割合であれば、十分にスケール
を溶解除去することができる。
剤を添加し、循環水を所定のpHに維持して、系内に付
着したスケールを除去するのに十分な時間、系内の水を
循環させる。
循環水量に対して0.5〜100g/l、好ましくは1
〜50g/l、より好ましくは10〜40g/lの割合
で添加する。洗浄剤の添加量が0.5g/l未満の場合
には、スケール成分を十分に溶解することができず、ス
ケールを除去することができないので好ましくない。ま
た、100g/lを超える量の洗浄剤を添加してもスケ
ールの溶解除去効果のさらなる向上は期待できず、経済
的に好ましくない。
または少量を連続的に添加してもよい。しかし、良好な
スケール溶解除去効果を得るためには、洗浄剤を一度に
添加して速やかに有効濃度にするのが、経済的にも作業
効率の点からも好ましい。
停止しないでスケールを除去することができるが、該水
系の排水(ブロー水)量をゼロにするか、あるいは通常
より少なくすることにより、該水系中の洗浄剤の有効濃
度の低下を抑えて、スケールの溶解除去効果を維持させ
ることができる。
浄剤を添加し、循環水のpHを5〜10、好ましくは
7.5〜8.5に維持する。この範囲外のpH域では、
十分なスケールの溶解除去効果が得られないばかりか、
前記のような問題が発生する。すなわち、pHが5未満
の場合には、循環水系の鉄系配管が腐食し易くなり、装
置の寿命を縮めてしまうので好ましくない。また、pH
が10を超える場合には、炭酸カルシウムを主成分とす
るスケールが再析出し易くなるので好ましくない。
H調整剤を添加して、上記の範囲に維持する。具体的に
は、循環水系内にpH調整剤の添加点とpH測定点を設
け、pHの測定結果に応じて、pH調整剤を添加すれば
よく、公知の装置および方法を用いることができる。
ケール溶解除去効果を阻害しないものであれば、特に限
定されない。酸としては、例えば、塩酸、硫酸および硝
酸などの無機酸が挙げられ、アルカリとしては、水酸化
ナトリウムおよび水酸化カリウムなどのアルカリ金属水
酸化物などが挙げられる。
十分な時間」は、洗浄剤の組成や添加量、循環水の水温
やpH、循環水中の溶存イオン、スケール成分の種類や
量により変動するが、通常、12〜72時間、好ましく
は12〜48時間である。この範囲の時間であれば、十
分にスケールを溶解除去することができる。
に付着したスケールを除去するのに十分な時間」に達し
たことを知るためには、循環水の水質を経時的に測定
し、その数値の連続線が飽和に達する点を見極めればよ
い。水質の測定項目としては、カルシウム硬度、全硬
度、鉄イオン濃度、濁度および電気伝導度などが挙げら
れる。これらの測定項目は適用場面によって適宜選択す
ることができ、2項目以上を併用してもよい。
排水量を通常より増加して、洗浄剤および溶出したスケ
ール成分を該水系から排出するのが好ましい。該水系に
洗浄剤および溶出したスケール成分が残留すると、スケ
ール成分が部分的に濃縮され、再度スケールとして析出
する場合があるので好ましくない。
ルボン酸、ヒドロキシモノ、ジもしくはトリカルボン酸
またはそのアルカリ金属塩の少なくとも1種と、脂肪族
ポリアミノカルボン酸またはそのアルカリ金属塩の少な
くとも1種とを有効成分とする洗浄剤をpH5〜10で
使用することを特徴とし、工業用循環水系の配管などに
付着したスケールを循環水系の水循環を停止しないで除
去することができるので、極めて簡便であり、経済的で
もある。前記のように、脂肪族のジカルボン酸、ヒドロ
キシカルボン酸およびアミノカルボン酸は、いずれも単
独ではスケール除去効果が劣るのに、これらの洗浄剤を
本発明の条件下で使用すると、以下の試験で示されるよ
うな優れた効果が得られる。このような本発明のスケー
ルの溶解除去効果は意外な事実である。
説明するが、これらの製剤例および試験例によりこの発
明が限定されるものではない。
道水500mlを入れ、製剤例の洗浄剤1〜8および比
較製剤例の比較洗浄剤1〜2をそれぞれ所定量添加し、
これに塩酸または水酸化ナトリウムを添加して試験水を
所定のpHに調整した。
0mg CaCO3/lになるように、試験水に炭酸カルシウ
ム試薬を添加し、スターラーで24時間撹拌した。攪拌
後、試験水のカルシウム硬度を測定した。得られた結果
を、用いた洗浄剤とその添加量および試験水のpHとと
もに表1に示す。
道水500mlを入れ、脂肪族ヒドロキシモノ、ジもし
くはトリカルボン酸と脂肪族ポリアミノカルボン酸のナ
トリウム塩とを所定の割合で合計2.0g/l添加し、
さらに塩酸または水酸化ナトリウムを添加して試験水を
pH7に調整した。
食させておいた鉄のテストピース(材質:SS−41、
寸法:50×30×1.0mm)を入れ、試験水をスタ
ーラーで撹拌しながら24時間放置した。放置後、テス
トピースの外観および試験水に溶解した鉄錆(腐食生成
物)の重量を測定した。得られた結果を、用いた洗浄剤
の構成成分とその併用割合とともに表2に示す。
価した。 ◎:鉄錆がすべて溶解する。テストピース表面の鉄錆が
すべて除去される。 ○:鉄錆の大部分が溶解する。テストピース表面に鉄錆
が一部残るが、表面を擦ると除去される。 △:鉄錆の一部が溶解する。テストピース表面に鉄錆が
残り、擦っても除去されない。 ×:テストピース表面に変化がなく、鉄錆がほとんど溶
解していない。
道水500mlを入れ、DTPA・5Naとクエン酸と
を所定の割合で合計3.0g/l添加し、さらに塩酸ま
たは水酸化ナトリウムを添加して試験水をpH7に調整
した。
0mg CaCO3/lになるように、試験水に炭酸カルシウ
ム試薬を添加し、スターラーで24時間撹拌した。攪拌
後、試験水のカルシウム硬度を測定した。得られた結果
を、用いた洗浄剤の構成成分とその併用割合とともに表
3に示す。
試験) 某化学会社の循環開放冷却水系において、熱交換器チュ
ーブに炭酸カルシウムを主体とし酸化鉄を含有するスケ
ールが付着し、熱交換効率が低下したため、本発明の方
法により水系を洗浄した。
しながら、冷却水系に並設された冷却水ピットに製剤例
の洗浄剤1を水系の保有水量(=循環水量、約20
m3 )に対して30g/lの割合で添加した。次いで、
水系の排水を停止し(ブロー水なし)、洗浄剤を含む系
内の水を2日間循環させた。その後、ブロー水量を通常
運転の3倍に増加させ、本発明の方法による洗浄を終了
した。洗浄中の循環水のpHは7.5〜7.9であっ
た。
(2日後)に、前記水系の冷却水ピットで循環水を約5
00ml採取し、それらの水質を分析した。得られた結
果を表4に示す。
を形成する炭酸カルシウムおよび酸化鉄が水中に溶出し
た。すなわち,熱交換器チューブに付着していた固形分
のスケールが除去された。水質分析の結果によれば、水
中のカルシウム硬度は112mg CaCO3/l、鉄イオンは
31.85mg Fe /lそれぞれ増加している。これらの
数値に保有水量(20m3 )を乗すると、カルシウムス
ケールが炭酸カルシウムとして2.24kg、腐食生成物
がFeとして0.64kg、Fe2 O3 として0.91kg
となり、これらに相当するスケールが除去できたことに
なる。
に鉄のテストピース(材質:SS−41、寸法:50×
30×1.0mm)を浸漬しておいたが、テストピース
は腐食しなかった。
酸カルシウムを主体とするスケールが付着し、熱伝導率
が低下したため、本発明の方法により水系を洗浄した。
転しながら、冷却水系に並設された冷却水ピットに製剤
例の洗浄剤1を水系の保有水量(=循環水量、33
m3 )に対して13.3g/lの割合で添加した。次い
で、水系の排水を停止し(ブロー水なし)、洗浄剤を含
む系内の水を26時間循環させた。その後、ブロー水量
を通常運転の3倍に増加させ、本発明の方法による洗浄
を終了した。洗浄中の循環水のpHは7.8〜8.6で
あった。洗浄前および洗浄後に、前記水系の冷却水ピッ
トで循環水を約500ml採取し、試験例4と同様にそ
れらの水質を分析した。
たことから、電磁コイルに付着していた固形分のスケー
ルが除去されたことがわかる。水質分析の結果によれ
ば、水中のカルシウム硬度は250mg CaCO3/l増加し
た。この数値に保有水量(33m3 )を乗すると、カル
シウムスケールが炭酸カルシウムとして、約8.3kgと
なり、これに相当するスケールが除去できたことにな
る。
に鉄のテストピース(材質:SS−41、寸法:50×
30×1.0mm)を浸漬しておいたが、テストピース
は腐食しなかった。
管、特に熱交換器等のチューブに付着(沈積)したスケ
ールを、熱交換器等の装置や機器類を停止することな
く、簡便な操作で、より経済的に洗浄・除去することが
でき、熱交換器等の伝熱効果の低減を速やかに解消する
ことができる。しかも、鉄系金属への腐食を伴わないた
め、循環水系の寿命を延ばすことができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 循環水に脂肪族のジカルボン酸、ヒドロ
キシモノ、ジもしくはトリカルボン酸またはそのアルカ
リ金属塩の少なくとも1種(A)と、脂肪族ポリアミノ
カルボン酸またはそのアルカリ金属塩の少なくとも1種
(B)とを循環水量に対して0.5〜100g/lの割
合で添加し、pHを5〜10に維持して系内に付着した
スケールを除去するのに十分な時間、系内の水を循環さ
せることを特徴とする循環水系の洗浄方法。 - 【請求項2】 A成分とB成分との併用割合が重量比で
10:1〜1:40である請求項1に記載の洗浄方法。 - 【請求項3】 脂肪族ジカルボン酸がシュウ酸、マロン
酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸ま
たはフマル酸であり、脂肪族ヒドロキシモノ、ジもしく
はトリカルボン酸がグリコール酸、乳酸、グルコン酸、
リンゴ酸、酒石酸またはクエン酸である請求項1または
2に記載の洗浄方法。 - 【請求項4】 脂肪族ポリアミノカルボン酸がニトリロ
三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸、グルコールエーテルジアミン四酢酸または
1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸である請求項1
〜3のいずれか1つに記載の洗浄方法。 - 【請求項5】 スケールを除去するのに十分な時間が、
12〜72時間である請求項1〜4のいずれか1つに記
載の洗浄方法。 - 【請求項6】 循環水が、工業用の循環水である請求項
1〜5のいずれか1つに記載の洗浄方法。
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