JP2000263266A - レーザ溶接機におけるレーザ照射点検出装置及びシーム位置検出装置 - Google Patents
レーザ溶接機におけるレーザ照射点検出装置及びシーム位置検出装置Info
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Abstract
ザ照射点位置(すなわち溶融池位置)及びシーム位置を
検出可能な装置を提供する。 【解決手段】 投光器6からの光は溶接部(レーザ光照
射部の近傍)に照射されている。撮像装置7は、鋼板1
によって反射されるこの照射光と、プラズマからの光を
撮像する。レーザ照射位置検出手段8では、撮像装置7
によって撮像されたプラズマ光からレーザ照射位置を検
出する。プラズマ光はレーザが照射され材料の溶けた位
置から発生し、周囲の鋼板1からの反射光と比べて輝度
が高いため、周囲の鋼板からの反射光が抽出されないよ
うに高い閾値を設定し、2値化を行うとプラズマ光のみ
が抽出される。この2値画像の重心位置を求めることで
ブラズマ光すなわちレーザ照射位置を求めることができ
る。
Description
(シーム部)を、レーザ光を熱源として溶接するレーザ
溶接機において、レーザ照射位置及びシーム位置を検出
する装置に関するものである。
て、熱延鋼板などをパイプ形状に曲げ、その突き合わせ
部(以下シーム部という)をレーザ光を熱源として溶接
するレーザ溶接法が用いられている。このような溶接方
法では、レーザの照射位置が正確にシーム部に当たるよ
う、常に正確な位置合わせが必要となる。しかもシーム
位置とレーザ照射位置は、溶接途中においても製造ライ
ンの条件や入熱の条件等により変動する。そのため、レ
ーザ溶接部におけるレーザの照射位置とシーム部の位置
を監視し、両者が一致するように位置制御を行うことが
行われてきた。
公昭55−18439号公報(電子ピームまたはレーザ
ビーム溶接方法及びその装置)に示されるように、レー
ザ溶接部をテレビカメラで直接観察し、溶接線(シーム
位置)、溶融池中心位置を検出する方法が知られてい
る。この方式においては、溶接部を外部照明で照明し、
観察した場合、シーム部は暗く、溶融池は明るく観察さ
れることを前提として、画面上の水平方向(溶接鋼管の
走行方向と直角な方向)に、シーム検出用と、溶接池検
出用に各々1ラインの位置を決めて、その水平ラインの
輝度パターンを2値化して、シーム部及び溶融池の位置
を検出している。
レーザ溶接管製造時の溶接部画像等は、溶接材突き合わ
せ部のエッジ形状の変動やエッジ部の汚れ等により、必
ずしも溶接線センタを中心として左右対称にはなってお
らず、かつ、母材の表面性状により反射率も異なるの
で、単純に2値化しただけでは、安定したシーム位置の
検出は困難である。また、溶融池の形状についても同様
に溶融池センタを中心とした左右対称形状にはなってい
ないため、十分な信頼性が得られない。すなわち、溶接
線、及び溶融池の中心位置を、各々1ラインのデータか
ら輝度を2値化して求めただけでは、十分な信頼性と測
定精度が得られないという問題があった。
ものであり、実際の溶接条件の下においても、正確にレ
ーザ照射点位置(すなわち溶融池位置)及びシーム位置
を検出可能な装置を提供することを課題とする。
の第1の手段は、溶接材の突合せ部(シーム部)をレー
ザ光を熱源として溶接するレーザ溶接機におけるレーザ
照射点を検出する装置であって、溶接部を撮像する撮像
装置と、撮像された画像を2値化する手段と、2値化さ
れた高輝度部の重心位置を算出しレーザ照射点として検
出する手段とを有してなることを特徴とするレーザ溶接
機におけるレーザ照射点検出装置(請求項1)である。
ズマが発生するので、撮像装置においては、この部分に
対応する画素の輝度が他の部分に比べて高くなってい
る。よって、高いレベルの閾値を設けて、撮像装置の画
素を2値化し、高輝度に対応する画素(2次元)の重心
位置を求め、この位置をレーザ照射点の中心とすること
により、レーザ照射点を正確に検出できる。なお、レー
ザ照射点には溶融池が形成されるので、レーザ照射点を
求めることは、溶融池の位置を求めることと等価であ
る。
溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ光を熱源として
溶接するレーザ溶接機におけるレーザ照射点を検出する
装置であって、レーザ溶接機におけるレーザ照射点を検
出する装置であって、溶接部を撮像する撮像装置と、一
定時間内に撮像された画像の各々の画素の輝度のうち最
小のものの輝度を抽出する最小輝度抽出手段と、抽出さ
れた最小輝度を有する画素によって構成される画像に基
づいて、レーザ照射点を検出する手段とを有してなるこ
とを特徴とするレーザ溶接機におけるレーザ照射点検出
装置(請求項2)である。
溶接機においては、プラズマ光の形状、大きさは時間と
共に変化している。よって、ある一瞬のプラズマ光の画
像を使ってプラズマ光の位置を求めると、炎の形によっ
て位置計測の誤差を生じる。
た画像の各々の画素の輝度のうち、最小のものの輝度を
抽出し、抽出された輝度を各々の画素の輝度とする画像
を得て、この画像に基づいてレーザ照射点を検出してい
る。これにより、正確な位置検出ができる。適用される
レーザ照射点の検出方法は、公知のものでもよく、本明
細書に記載される発明でもよい。
前記第2の手段であって、レーザ照射点を検出する手段
が、前記最小輝度を有する画素によって構成される画像
を2値化する手段と、2値化された高輝度部の重心位置
を算出しレーザ照射点として検出する手段とを有してな
ることを特徴とするもの(請求項3)である。
組み合わせたものであり、両者の作用を併せて有するの
で、正確なレーザ照射点位置検出が可能となる。
溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ光を熱源として
溶接するレーザ溶接機における溶接前のシームの位置を
検出する装置であって、溶接部を照明する照明装置と、
溶接部を撮像する撮像装置と、一定時間内に撮像された
画像の各々の画素の輝度のうち最小のものの輝度を抽出
する最小輝度抽出手段と、抽出された最小輝度を有する
画素によって構成される画像に基づいて、溶接前のシー
ム位置を検出する手段を有してなることを特徴とするレ
ーザ溶接機におけるシーム位置検出装置(請求項4)で
ある。
り溶接部を照明し、撮像装置により溶接部を撮像して、
シーム部は反射光がないので暗く映り、溶接材部は反射
光により明るく映ることを利用して行われる。しかしな
がら、溶接中はレーザによって溶かされた材料が飛ぶス
パッタという現象を生じることがある。溶けた材料が飛
ぶため、その飛散位置がシーム部と一致すると、暗いは
ずのシーム部が明るく撮像され、シーム位置を計測する
場合にノイズとなることがある。また、シーム部につい
ても材科の汚れ、プラズマ光の輝度変化に起因して輝度
変化等が生じることがある。
た画像の各々の画素の輝度のうち、最小のものの輝度を
抽出し、抽出された輝度を各々の画素の輝度とする画像
を得て、この画像に基づいてシーム位置を決定してい
る。従って、前記スパッターの影響を除去することがで
きると共に、シーム部を最も暗い状態で画像として認識
することができるので、シーム部が強調されて、正確な
位置判定が可能である。適用されるシーム部位置判定の
方法は、公知のものでも、本明細書に記載される発明で
もよい。
溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ光を熱源として
溶接するレーザ溶接機における溶接前のシームの位置を
検出する装置であって、溶接部を照明する照明装置と、
溶接部を撮像する撮像装置と、撮像された画像の画素の
うち、溶接材の走行方向に直角な方向の1ラインの各々
の画素の輝度の、一定時間内の積分値を計算する手段
と、算出された積分値に基づいて溶接前のシーム位置を
検出する手段を有してなることを特徴とするレーザ溶接
機におけるシーム位置検出装置(請求項5)である。
光がないので溶接材に比して輝度が低くなる。これを利
用してシーム部の検出を行うが、シーム部の輝度、溶接
材の輝度は時間と共に変化しているので、1ライン分の
測定データに基づいて測定を行うと正確な位置測定がで
きない場合がある。
角な方向の1ラインの各々の画素の輝度の、一定時間内
の積分値を計算し、算出された積分値に基づいて溶接前
のシーム位置を検出するようにしている。これは、溶接
鋼管の走行方向に直角な方向の複数ライン分の平均値に
基づいてシーム位置を検出していることに相当し、各ラ
イン(時間)ごとのばらつきが抑えられるので、正確な
シーム位置の検出ができる。適用されるシーム部位置判
定の方法は、公知のものでも、本明細書に記載される発
明でもよい。
溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ光を熱源として
溶接するレーザ溶接機における溶接前のシームの位置を
検出する装置であって、溶接部を照明する照明装置と、
溶接部を撮像する撮像装置と、撮像された画像の画素の
うち、溶接材の走行方向に直角な方向の1ラインの各々
の画素の輝度の、時間的な移動平均値を計算する手段
と、算出された移動平均値に基づいて溶接前のシーム位
置を検出する手段を有してなることを特徴とするレーザ
溶接機におけるシーム位置検出装置(請求項6)であ
る。
値の代わりに、時間的な移動平均を使用している。よっ
て、前記第5の手段と異なり、連続的にシーム位置の検
出が可能であり、かつ正確にシーム位置を検出すること
ができる。
溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ光を熱源として
溶接するレーザ溶接機における溶接前のシームの位置を
検出する装置であって、溶接部を照明する照明装置と、
溶接部を撮像する撮像装置と、撮像された画像の画素の
輝度を、所定範囲に亘って、溶接材の走行方向に平行な
方向に積算する手段と、算出された積算値に基づいて溶
接前のシーム位置を検出する手段を有してなることを特
徴とするレーザ溶接機におけるシーム位置検出装置(請
求項7)である。
方向をx座標で表し、各画素を(x i,yj)で示し、各
画素の輝度をB(xi,yj)とする。本手段において
は、a≦j≦bの範囲において、B(xi,yj)をjに
ついて積算し、積算値SB(xi)を求める。そして、こ
のSB(xi)に基づいて溶接前のシーム位置を検出す
る。よって、前記第5の手段、第6の手段と同様に、溶
接鋼管の走行方向に直角な方向の複数ライン分の平均値
に基づいてシーム位置を検出することができるので、ば
らつきが抑えられて正確なシーム位置の検出が可能とな
る。
B(xi)を、前記第5の手段又は第6の手段における
「溶接材の走行方向に直角な方向の1ラインの各々の画
素の輝度」の代わりに使って、一定時間内の積分値ない
し時間的な移動平均を求め、これらに基づいて溶接前の
シーム位置を検出してもよく、このようなものも、本手
段の範囲に含まれるものである。
溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ光を熱源として
溶接するレーザ溶接機における溶接前のシームの位置を
検出する装置であって、レーザ照射点検出装置を併せて
有し、このレーザ照射点検出装置によって求まったレー
ザ照射点を基準にして、レーザ照射点から一定範囲内に
限ってシーム位置の探索を行う機能を有することを特徴
とするレーザ溶接機におけるシーム位置検出装置(請求
項8)である。
レーザの照射点と溶接前のシーム位置は一致するように
制御されているので、両者の位置があまりずれることが
ない。よって、レーザの照射点を検出し、それを基準と
した一定範囲内にシーム位置があるものとしてシームの
探索を行うようにすることで、ノイズの影響を除いてシ
ーム位置の決定を行うことができる。とくに、シーム位
置検出装置が、溶接部を照明装置で照明し、溶接部から
の反射光を撮像装置で検出することによってシームの検
出を行うものである場合には、照明光の当たり具合によ
ってシーム部以外の部分が暗く映ることがあり、また、
溶接鋼管の場合には、シーム部と共に撮像装置の視野の
周辺部が暗く映って、シーム部検出のノイズとなること
がある。本手段においては、このような場合でも、ノイ
ズの影響を受けずにシーム位置を検出することができ
る。
前記第8の手段であって、溶接部を照明する照明装置
と、溶接部を撮像する撮像装置と、撮像された画像の画
素のうち、溶接材の走行方向に直角な方向の1ライン又
は複数ラインについて、前記レーザ照射点から一定範囲
内において輝度が最小となる画素を求める手段と、当該
画素を中心として両側に、前記レーザ照射点から一定範
囲内において輝度が最大となる画素を別々に求める手段
と、求められた2つの画素の輝度のうち低い方の輝度を
閾値として画像を2値化し、輝度が閾値以下である画素
について、その重心位置を求め、この重心位置をシーム
中心位置と判定する手段とを有してなることを特徴とす
るレーザ溶接機におけるシーム位置検出装置(請求項
8)である。
めに画像を2値化する閾値を自動的に決定するようにし
ている。溶接部を照明した反射光を受光した場合、多く
の場合においては、溶接材部からの反射光はシーム部の
直近で輝度が極大値を持つ傾向にある。そこで、後に詳
しく説明するように、レーザ照射点から一定範囲内にお
いて輝度が最小となる画素を求め、当該画素を中心とし
て両側に、前記レーザ照射点から一定範囲内において輝
度が最大となる画素を別々に求め、求められた2つの画
素の輝度のうち低い方の輝度を閾値として画像を2値化
し、輝度が閾値以下である画素について、その重心位置
を求め、この重心位置をシーム中心位置と判定すること
により、反射光量の変化にかかわらず、シーム中心位置
を正確に求めることができる。
照射点から一定範囲内において輝度が最小となる画素を
求める」というのは、前記第7の手段で述べたように複
数のラインについてSB(xi)を算出し、前記レーザ照
射点から一定範囲内においてSB(xi)が最小となるi
を求めることに相当する。また、SB(xi)を求める代
わりに、前記第5の手段で述べた一定時間内の積分値、
第6の手段で述べた時間的な移動平均値を使用してもよ
い。
は、前記第8の手段または第9の手段のいずれかであっ
て、レーザ照射点検出装置が、前記第1の手段から第3
の手段のいずれかであることを特徴とするものである。
3の手段のいずれかをレーザ照射点検出装置として用い
ているので、レーザ照射点が正確に求まり、これに伴な
ってシーム位置も正確に求まることになる。
は、前記第5の手段から第10の手段のいずれかであっ
て、一定時間内に撮像装置により撮像された画像の各々
の画素の輝度のうち最小のものの輝度を抽出する最小輝
度抽出手段を有し、撮像された画像をそのままその後の
信号処理に使用する代わりに、抽出された最小輝度を有
する画像をその後の信号処理に使用することを特徴とす
るもの(請求項11)である。
有する画像に基づいて、その後の信号処理を行っている
ので、第4の手段で述べたように、前記スパッターの影
響を除去することができると共に、シーム部を最も暗い
状態で画像として認識することができ、シーム部が強調
されて、正確な位置判定が可能である。
ついて図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形
態の1例である装置の構成を示す概要図である。図1に
おいて1は溶接材料である鋼板、2はレーザ、3はレー
ザ光、4は溶接前のシーム部、5は溶接ビード、6は投
光器、7は撮像装置、8はレーザ照射位置検出手段、9
はシーム位置検出手段、10は自動閾値設定手段であ
る。
合わせ部(シーム部)にレーザ2からレーザ光3が照射
される。これにより、レーザ光の照射部においてはシー
ム部3の温度が上昇し、鋼板が溶解すると共にプラズマ
が発生する。シーム部3が溶解して溶接され、溶接ビー
ド5が形成されて、溶接鋼管が製造される。溶接鋼管は
図の右側に走行し、溶接は連続的に行われる。
部の近傍)に照射されている。撮像装置7は、鋼板1に
よって反射されるこの照射光と、プラズマからの光を撮
像する。プラズマからの光は、鋼板1からの反射光に比
して非常に強いため、撮像装置の感度を、プラズマから
の光により撮像素子が飽和しないような感度とすると、
鋼板1からの反射光が十分に観察できなくなる。
し、撮像装置7の前に紫外線透過フィルタを設けて、そ
こでレーザ光と、高温で溶けた材料から出るプラズマ光
の可視及び赤外光の光量を低減させる。これにより、照
射を行っているレーザそのものは見えなくなるが、溶け
た材料から出るプラズマ光は減光されて検出することが
できる。このプラズマ光の位置はレーザを照射し溶けた
材料の位置で発生するため、プラズマ光の位置を検出す
ることでレーザ照射位置及び溶融池の位置を検出したこ
とと等価になる。
7によって撮像されたプラズマ光からレーザ照射位置を
検出する。前述のように、プラズマ光はレーザが照射さ
れ材料の溶けた位置から発生し、周囲の鋼板1からの反
射光と比べて輝度が高いため、周囲の鋼板からの反射光
が抽出されないように高い閾値を設定し、2値化を行う
とプラズマ光のみが抽出される。この2値画像の重心位
置を求めることでプラズマ光すなわちレーザ照射位置を
求めることができる。
において、前出の図において示された要素と同じ要素に
は同じ符号を付してその説明を省略する。図2におい
て、12はプラズマ光、13は2値化画像である。図2
(a)は、撮像された画像の例を示し、溶接前のシーム部
4が最も暗く、次いで鋼板1面と溶接ビード5が薄明る
く、プラズマ光12が最も明るく写っている。この画像
を2値化することによって、2値化後の画像は図2(b)
に示されるようになり、プラズマ光12に対応する部分
のみが2値化画像13として抽出される。レーザ照射位
置検出手段8は、2値化画像13の重心を算出して、そ
れをレーザ照射位置とする。
ような光であり、その大きさや形状、明るさが刻々変化
している。よって、単に前述のように撮像画像を2値化
し、その重心位置を求めるだけでは、レーザ照射位置を
誤検出してしまうことがある。このような問題点の発生
を防止する本発明の実施の形態の概要図を図3に示す。
図3に示す実施の形態においては、撮像装置7の後に最
小輝度画像演算手段11が設けられている点が図1に示
す実施の形態と異なっている。
画像の各画素について、一定時間の間で最小であった輝
度を求め、それをその画素の最小輝度とする。すなわ
ち、座標が(i,j)である画素の、撮像タイミングtにお
ける輝度をAt(i,j)とし、前記一定時間を10撮像タイミ
ングとすると、最小輝度画像演算手段11は、A1(i,j)
〜A10(i,j)のうち最小のものを、各画素毎に選択す
る。そして、これをAmin(i,j)とし、Amin(i,j)によっ
て形成される画像を形成する。そして、この動作を、10
撮像タイミング毎に繰り返す。なお、10撮像タイミング
毎に最小値を求める変わりに、最初はA1(i,j)〜A
10(i,j)のうち最小のものを、次の撮像タイミングでは
A2(i,j)〜A11(i,j)のうち最小のものを…、というよ
うに、最小値を求める対象をひとつずつずらせて、毎撮
像タイミング毎に最小値を求めるようにしてもよい。
れる画像は、レーザ照射位置検出手段8に与えられ、レ
ーザ照射位置検出手段8は、図1に示した実施の形態に
おける場合と同じように、画像を2値化してその2値化
画像の重心を求めることにより、レーザ照射位置を検出
する。この方法によれば、プラズマ光12の大きさや形
状、明るさが刻々変化しても、安定してレーザ照射位置
を検出することができる。
〜(c)は実際の撮像画像であり、(a)はプラズマ光12が
小さい場合、(b)はプラズマ光が大きく、炎のように流
れている場合、(c)はプラズマ光は大きいがほぼ円形を
している場合を示している。(d)は最小輝度画像演算手
段11の出力画像であり、プラズマ光12が最小のもの
となり、(b)のように流れた画像が消去されているのが
わかる。このような理由により、最小輝度画像演算手段
11を設ければ、安定してレーザ照射位置を検出するこ
とができる。なお、最小輝度画像演算装置11を通った
後の画像を、別の方法で処理してレーザ照射位置を求め
る場合でも、この効果は同様に得られる。
を検出すると同時にシーム4の位置を検出し位置関係を
制御する必要がある。溶接前のシーム部4は、溶接する
材料を付き合わせ、多少隙間があいた状態になってお
り、光を当ててもシーム4位置からは光が反射しにく
い。この性質を利用して、図1、図3の投光器6によっ
てシーム4位置周辺の材料に光を当て、撮像装置7でそ
の照射面を撮像し、シーム位置検出手段9により、シー
ム位置を、撮像画面において、周辺より暗い場所として
検出する。
いて、プラズマ光12が撮像される位置から離れた、溶
接鋼管の方向とは直角な方向の1ライン分の画素の輝度
を入力する。この様子を図5に示す。図5において(a)
は撮像された画像を示すものである。図においては画面
の下方向に溶接鋼管が進行しており、プラズマ光12の
受光面より少し離れた位置にある、鋼管進行方向と直角
な方向(図においては水平方向)の1ライン14分の輝
度がシーム位置検出装置9に入力される。
これらの図において横軸は水平方向位置であり、縦軸
は、各々の位置に対応する画素の輝度を示す。これらの
図においてシーム4の位置で輝度が大きく低下している
ので、この位置を検出することでシーム4の位置を検出
することができる。しかしながら、(b)と(c)とを比較す
ると分かるように、シーム部4での輝度の低下の割合は
時間によって変化し、かつ、図では明らかでないが、鋼
板1部の輝度も変化する。よって、1ラインだけの情報
でシーム4の位置を検出すると誤検出につながる場合が
ある。
ライン分の各画素の輝度を、各画素毎に一定時間積分す
る。これにより、図5(d)に示すような積分値が得られ
る。図5(a)でみると、鋼管が下方に進行しているの
で、シーム部の所定長さの範囲の輝度が積分されること
になる。これにより、短時間のノイズや細かな変動が除
去される。図示はしないが、積分の変わりに、時間的な
移動平均をとっても同じ結果が得られる。また、1ライ
ン分の各画素の輝度を各画素毎に一定時間積分したり、
移動平均をとる代わりに、図5(a)において輝度積算範
囲と記載されている部分の画素の輝度を、溶接鋼管の長
さ方向(図5(a)の縦方向)について積算しても同じ効
果が得られる。
理することにより、シーム4の位置を検出する。その例
を図6に示す。図6(a)においては、輝度が最低となる
点をシーム位置(シーム中心)と判定している。図6
(b)においては、閾値を設け、それにより2値化を行
い、輝度が閾値以下となっている部分Aの重心の位置を
シーム位置(シーム中心)と判定する。
(a)に示すように画像の周辺部の輝度が低下して撮像さ
れる。このような場合の、シーム検出用の1ラインの画
素の時間積分値は、図7(b)のようになり、閾値を下回
る部分が、シーム部と両端に発生し、場合によっては両
端の輝度の方がシーム部の輝度よりも低くなることがあ
る。よって、このような場合に図6の(a)、(b)のような
演算をすると、誤検出となる恐れがある。
装置9が、レーザ照射点(プラズマ光位置と同一)を基
準にして、レーザ照射点から一定範囲内に限ってシーム
位置の探索を行う機能を有するようにする。この機能を
図8により説明する。図8は、図7(b)に対応するもの
であり、横軸は画像の水平方向の位置、縦軸は、検出さ
れている1ライン分の各画素毎の輝度の、一定時間内の
積分値を示す。プラズマ光位置は、たとえば前述の方法
により検出されている。
対象となるデータは、このプラズマ光位置を中心として
左右に一定の距離以内にあるデータに限られる。定常の
溶接状態においては、レーザ光の照射位置とシーム位置
とはあまりずれないので、このようにデータ処理の対象
となる範囲を限定することにより、周辺の輝度が低下す
る点をシーム部検出の処理データから除外することがで
き、図7に示すような状況においても、シーム位置を正
確に検出することができる。シーム位置検出方法として
は、たとえば、処理の対象とされたデータについての
み、図6に示したような処理を行えばよい。
お、シーム部の検出が不安定になることがある。その様
子を図9に示す。図9(a)、(b)、(c)は、図5(d)に対応
するもので、検出されている1ライン分の各画素毎の輝
度の、一定時間内の積分値を示す。このように、鋼板1
部から反射される反射光量の輝度、シーム部の輝度が、
場合によって大きく変化し、図6(b)に示した閾値によ
る2値化が使用できなくなったり、輝度の最低点がシー
ム中心を示すのかどうかがはっきりしなくなったりする
ことがある。
に、自動閾値決定手段10を設け、その出力をシーム位
置検出装置9に与える。自動閾値決定手段10の動作
を、図10を用いて説明する。図10では、ブラズマ光
検出位置を基準にして、図8に示した手法により決定し
たシーム位置検出処理対象範囲内(P−P’間)で輝度
が最小となる位置Sを求める。次にSからP、P’の方
向にそれぞれ輝度を見て行き、最初に最高輝度となる位
置A、A’を求める。次にA、A’のそれぞれの輝度の
内小さい方の輝度を閾値と決定してシーム位置検出手段
9に与える。その後は、シーム位置検出手段9が、図6
(b)に示した手法と同じように、閾値以下のシーム部領
域Bの重心位置Cを求めることでシーム位置が求まる。
これにより、材科表面の輝度変化・表面性状変化、プラ
ズマ光の強度変化があったとしても、レーザ照射位置と
シーム位置を正確にかつ安定して計測することが可能に
なる。
が飛ぶスパッタという現象を生じることがある。スパッ
タによって溶けた材料がシーム位置を飛ぶと、輝度の低
いシーム位置を計測する場合にノイズとなることがあ
る。また、シーム部についても材科の汚れ、プラズマ光
の輝度変化に起因して輝度変化等が生じる。これらの影
響を除去するために、図3に示すように、シーム位置検
出装置9の入力信号として、レーザ照射点検出装置にお
いて使用した最小輝度画像演算手段11を通過した信号
を用いることが好ましい。
ーム部4の輝度が場所によって変化している場合でもあ
っても、最小輝度画像演算手段11を通過した信号は
(d)に示すように最も輝度の低い信号が選択されている
ので、シーム部の暗さが強調されることになる。また、
スパッターにより溶けた材料がシーム4の上を横切るこ
とがあっても、その影響は最小輝度画像演算手段11に
消去される。よって、シーム4の位置を正確に測定する
ことができる。
項1に係るものにおいては、高いレベルの閾値を設け
て、撮像装置の画素を2値化し、高輝度に対応する画素
(2次元)の重心位置を求め、この位置をレーザ照射点
の中心とすることにより、レーザ照射点を正確に検出で
きる。
内に撮像された画像の各々の画素の輝度のうち、最小の
ものの輝度を抽出し、抽出された輝度を各々の画素の輝
度とする画像を得て、この画像に基づいてレーザ照射点
を検出しているので、正確なレーザ照射点の位置検出が
できる。
に係る発明と請求項2に係る発明を組み合わせているの
で、正確なレーザ照射点位置検出が可能となる。
内に撮像された画像の各々の画素の輝度のうち、最小の
ものの輝度を抽出し、抽出された輝度を各々の画素の輝
度とする画像を得て、この画像に基づいてシーム位置を
決定しているので、スパッターの影響を除去することが
できると共に、シーム部が強調されて、正確な位置判定
が可能である。
走行方向に直角な方向の1ラインの各々の画素の輝度
の、一定時間内の積分値を計算し、算出された積分値に
基づいて溶接前のシーム位置を検出するようにしている
ので、正確なシーム位置の検出ができる。
移動平均を使用しているので、連続的にシーム位置の検
出が可能であり、かつ正確にシーム位置を検出すること
ができる。
た画像の画素の輝度を、所定範囲に亘って、溶接材の走
行方向に平行な方向に積算し、算出された積算値に基づ
いて溶接前のシーム位置を検出しているので、請求項6
に係る発明と同等の効果が得られる。
照射点を検出し、それを基準とした一定範囲内にシーム
位置があるものとしてシームの探索を行うようにするこ
とで、ノイズの影響を除いてシーム位置の決定を行うこ
とができる。
閾値を自動的に決定しているので、反射光量の変化にか
かわらず、シーム中心位置を正確に求めることができ
る。
1から請求項3に係るレーザ照射点検出装置として用い
ているので、レーザ照射点が正確に求まり、これに伴な
ってシーム位置も正確に求まることになる。
れた画像をそのままその後の信号処理に使用する代わり
に、抽出された最小輝度を有する画像をその後の信号処
理に使用しているので、スパッターの影響を除去するこ
とができると共に、シーム部を最も暗い状態で画像とし
て認識することができ、シーム部が強調されて、正確な
位置判定が可能である。
示す概要図である。
する図である。
を示す概要図である。
図である。
値の分布を示す図である。
明する図である。
の変化の様子を示す図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ
光を熱源として溶接するレーザ溶接機におけるレーザ照
射点を検出する装置であって、溶接部を撮像する撮像装
置と、撮像された画像を2値化する手段と、2値化され
た高輝度部の重心位置を算出しレーザ照射点として検出
する手段とを有してなることを特徴とするレーザ溶接機
におけるレーザ照射点検出装置。 - 【請求項2】 溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ
光を熱源として溶接するレーザ溶接機におけるレーザ照
射点を検出する装置であって、溶接部を撮像する撮像装
置と、一定時間内に撮像された画像の各々の画素の輝度
のうち最小のものの輝度を抽出する最小輝度抽出手段
と、抽出された最小輝度を有する画素によって構成され
る画像に基づいて、レーザ照射点を検出する手段とを有
してなることを特徴とするレーザ溶接機におけるレーザ
照射点検出装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のレーザ照射点検出装置
であって、レーザ照射点を検出する手段が、前記最小輝
度を有する画素によって構成される画像を2値化する手
段と、2値化された高輝度部の重心位置を算出しレーザ
照射点として検出する手段とを有してなることを特徴と
するレーザ溶接機におけるレーザ照射点検出装置。 - 【請求項4】 溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ
光を熱源として溶接するレーザ溶接機における溶接前の
シームの位置を検出する装置であって、溶接部を照明す
る照明装置と、溶接部を撮像する撮像装置と、一定時間
内に撮像された画像の各々の画素の輝度のうち最小のも
のの輝度を抽出する最小輝度抽出手段と、抽出された最
小輝度を有する画素によって構成される画像に基づい
て、溶接前のシーム位置を検出する手段を有してなるこ
とを特徴とするレーザ溶接機におけるシーム位置検出装
置。 - 【請求項5】 溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ
光を熱源として溶接するレーザ溶接機における溶接前の
シームの位置を検出する装置であって、溶接部を照明す
る照明装置と、溶接部を撮像する撮像装置と、撮像され
た画像の画素のうち、溶接材の走行方向に直角な方向の
1ラインの各々の画素の輝度の、一定時間内の積分値を
計算する手段と、算出された積分値に基づいて溶接前の
シーム位置を検出する手段を有してなることを特徴とす
るレーザ溶接機におけるシーム位置検出装置。 - 【請求項6】 溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ
光を熱源として溶接するレーザ溶接機における溶接前の
シームの位置を検出する装置であって、溶接部を照明す
る照明装置と、溶接部を撮像する撮像装置と、撮像され
た画像の画素のうち、溶接材の走行方向に直角な方向の
1ラインの各々の画素の輝度の、時間的な移動平均値を
計算する手段と、算出された移動平均値に基づいて溶接
前のシーム位置を検出する手段を有してなることを特徴
とするレーザ溶接機におけるシーム位置検出装置。 - 【請求項7】 溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ
光を熱源として溶接するレーザ溶接機における溶接前の
シームの位置を検出する装置であって、溶接部を照明す
る照明装置と、溶接部を撮像する撮像装置と、撮像され
た画像の画素の輝度を、所定範囲に亘って、溶接材の走
行方向に平行な方向に積算する手段と、算出された積算
値に基づいて溶接前のシーム位置を検出する手段を有し
てなることを特徴とするレーザ溶接機におけるシーム位
置検出装置。 - 【請求項8】 溶接材の突合せ部(シーム部)をレーザ
光を熱源として溶接するレーザ溶接機における溶接前の
シームの位置を検出する装置であって、レーザ照射点検
出装置を併せて有し、このレーザ照射点検出装置によっ
て求まったレーザ照射点を基準にして、レーザ照射点か
ら一定範囲内に限ってシーム位置の探索を行う機能を有
することを特徴とするレーザ溶接機におけるシーム位置
検出装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載のレーザ溶接機における
シーム位置検出装置であって、溶接部を照明する照明装
置と、溶接部を撮像する撮像装置と、撮像された画像の
画素のうち、溶接材の走行方向に直角な方向の1ライン
又は複数ラインについて、前記レーザ照射点から一定範
囲内において輝度が最小となる画素を求める手段と、当
該画素を中心として両側に、前記レーザ照射点から一定
範囲内において輝度が最大となる画素を別々に求める手
段と、求められた2つの画素の輝度のうち低い方の輝度
を閾値として画像を2値化し、輝度が閾値以下である画
素について、その重心位置を求め、この重心位置をシー
ム中心位置と判定する手段とを有してなることを特徴と
するレーザ溶接機におけるシーム位置検出装置。 - 【請求項10】 請求項8又は請求項9に記載のレーザ
溶接機におけるシーム位置検出装置であって、レーザ照
射点検出装置が、請求項1から請求項3のうちいずれか
1項に記載のものであることを特徴とするレーザ溶接機
におけるシーム位置検出装置。 - 【請求項11】 請求項5から請求項10のうちいずれ
か1項に記載のレーザ溶接機におけるシーム位置検出装
置であって、一定時間内に撮像装置により撮像された画
像の各々の画素の輝度のうち最小のものの輝度を抽出す
る最小輝度抽出手段を有し、撮像された画像をそのまま
その後の信号処理に使用する代わりに、抽出された最小
輝度を有する画像をその後の信号処理に使用することを
特徴とするレーザ溶接機におけるシーム位置検出装置。
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