JP2000263268A - レーザ加工装置及びその装置を用いて加工する方法 - Google Patents
レーザ加工装置及びその装置を用いて加工する方法Info
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- JP2000263268A JP2000263268A JP11070206A JP7020699A JP2000263268A JP 2000263268 A JP2000263268 A JP 2000263268A JP 11070206 A JP11070206 A JP 11070206A JP 7020699 A JP7020699 A JP 7020699A JP 2000263268 A JP2000263268 A JP 2000263268A
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- laser
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- laser beam
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 高い処理速度及び高い精度にて、効率よくレ
ーザ加工することができるレーザ加工装置、並びにその
レーザ加工装置を用いてレーザ加工する方法を提供す
る。 【解決手段】 レーザービームを分岐させる手段71,
28、特にマスク72に設けられているアパーチャ6
5,Apの寸法及び形状によって、被加工物である基板
上に溝及び電極を正しい寸法にて形成する。
ーザ加工することができるレーザ加工装置、並びにその
レーザ加工装置を用いてレーザ加工する方法を提供す
る。 【解決手段】 レーザービームを分岐させる手段71,
28、特にマスク72に設けられているアパーチャ6
5,Apの寸法及び形状によって、被加工物である基板
上に溝及び電極を正しい寸法にて形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物に所定の
パターンでレーザ処理加工を施すためのレーザ加工装
置、及びレーザ加工処理方法に関する。
パターンでレーザ処理加工を施すためのレーザ加工装
置、及びレーザ加工処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日において、加工精度及び処理速度を
向上させることができることから、レーザ加工装置を用
いてレーザービームによる加工が種々の被加工物に対し
て行われている。
向上させることができることから、レーザ加工装置を用
いてレーザービームによる加工が種々の被加工物に対し
て行われている。
【0003】例えば、薄膜精密加工の分野においては、
液晶表示装置に用いられるカラーフィルタ又は基板若し
くはディスプレイ装置の透明電極等のトリミング加工を
する工程において、レーザ加工装置、特にYAGレーザ
加工装置が用いられており、それによって加工精度の向
上のみならず、製造工程の簡略化及び設備コストの低減
等の効果が得られている。
液晶表示装置に用いられるカラーフィルタ又は基板若し
くはディスプレイ装置の透明電極等のトリミング加工を
する工程において、レーザ加工装置、特にYAGレーザ
加工装置が用いられており、それによって加工精度の向
上のみならず、製造工程の簡略化及び設備コストの低減
等の効果が得られている。
【0004】例えば、YAGレーザを用いて精密加工を
行う加工装置は特開平9−141481号に記載されて
おり、その構造を一般的に説明すると、図1に示すよう
に、レーザービームを発するYAGレーザ発振器5、レ
ーザ発振器5からのレーザービームが必要なビーム形状
及びエネルギ密度を有するように整形するマスク及び整
形したレーザービームを集光させる結像レンズを有する
照射ユニット18を含んでなる光学系6、レーザービー
ムの光軸に対して垂直な面内で被加工物50を移動させ
るワークテーブル1、ワークテーブル1を載置するベー
ス定盤3を有している。
行う加工装置は特開平9−141481号に記載されて
おり、その構造を一般的に説明すると、図1に示すよう
に、レーザービームを発するYAGレーザ発振器5、レ
ーザ発振器5からのレーザービームが必要なビーム形状
及びエネルギ密度を有するように整形するマスク及び整
形したレーザービームを集光させる結像レンズを有する
照射ユニット18を含んでなる光学系6、レーザービー
ムの光軸に対して垂直な面内で被加工物50を移動させ
るワークテーブル1、ワークテーブル1を載置するベー
ス定盤3を有している。
【0005】レーザービームは、この光学系6におい
て、例えば図3に示すように処理されて加工用のビーム
とされる。具体的には、レーザ発振器5から発せられた
レーザービームは、スイッチング素子である音響光学素
子(AOM)23を通過し、反射ミラー24で反射さ
れ、位相差板25及び拡散防止レンズ26を経て反射ミ
ラー27で反射された後、第1のビームスプリッタ28
によって2方向へ向かう直線偏光に分割される。第1の
ビームスプリッタ28から出射された2本の分割ビーム
はそれぞれ、反射ミラー29・32によって反射され、
光ファイバ43・44を通過し、位相差板30・33を
通過し、レンズ31・34を経て長円形に拡大された
後、第2のビームスプリッタ35・35によってそれぞ
れのビームが更に2方向に向かう直線偏向に分割され
る。
て、例えば図3に示すように処理されて加工用のビーム
とされる。具体的には、レーザ発振器5から発せられた
レーザービームは、スイッチング素子である音響光学素
子(AOM)23を通過し、反射ミラー24で反射さ
れ、位相差板25及び拡散防止レンズ26を経て反射ミ
ラー27で反射された後、第1のビームスプリッタ28
によって2方向へ向かう直線偏光に分割される。第1の
ビームスプリッタ28から出射された2本の分割ビーム
はそれぞれ、反射ミラー29・32によって反射され、
光ファイバ43・44を通過し、位相差板30・33を
通過し、レンズ31・34を経て長円形に拡大された
後、第2のビームスプリッタ35・35によってそれぞ
れのビームが更に2方向に向かう直線偏向に分割され
る。
【0006】その結果、レーザービームは所望のビーム
形状及びエネルギ密度を有するように処理された4本の
ビームに分割される。これらの分割されたビームは、ア
パーチャを有するマスク36を通過し、収束レンズ37
及び/又は結像レンズ38等を通過した後、対物レンズ
39から加工面Aに向けて、ビームがスポット状に焦点
を結ぶように照射され、その結果、照射された部分をレ
ーザ加工することができる。
形状及びエネルギ密度を有するように処理された4本の
ビームに分割される。これらの分割されたビームは、ア
パーチャを有するマスク36を通過し、収束レンズ37
及び/又は結像レンズ38等を通過した後、対物レンズ
39から加工面Aに向けて、ビームがスポット状に焦点
を結ぶように照射され、その結果、照射された部分をレ
ーザ加工することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなレーザ加
工装置を用いて、プラズマ・ディスプレイ装置の透明電
極をトリミング加工する場合を例に挙げると、まず、図
5(a)に示すように、ほぼ四角形の平面形状を有する
平板状のガラス基板等からなる透明基板50の片面側
に、スパッタリング等の方法によって透明電極材料であ
るITO(インジウム−錫−酸化物)の薄膜51を、透
明基板50の外周側部分を除く内側部分に所定の形状
(例えば、透明基板と相似状の四角形の形状)で付着さ
せる。次に、図5(b)に示すように、ITO薄膜51
のY軸方向(以下、本発明において、図面を参照して、
基板についてX−Y軸方向という場合、図面の紙面につ
いての横方向をX軸方向といい、従って図面の紙面につ
いての縦方向をY軸方向という。)について所定のピッ
チ間隔をおいて加工開始位置を設定し、各加工開始位置
に照射したレーザービームをITO薄膜51のX軸方向
に走査させ、照射部位に存在するITO薄膜をレーザー
ビームの照射熱によって除去する。その結果、上記のよ
うに、透明基板と相似状の四角形の形状で付着させたI
TO薄膜51に、透明基板50のY軸方向については所
定の短い幅を有し、かつ透明基板50のX軸方向に延び
る細長い四角形状の平面形状を有する複数の溝55が形
成される。従って、ITO薄膜51について残された部
分が透明電極52となり、透明電極52は透明基板50
上にY軸方向について所定のピッチ間隔をおいて隣接す
る複数の平行な直線状に配されると表現することができ
る。このようなパターニング処理によって形成される透
明電極52は、図5(b)に示すように、透明基板50
の外周側部分を除く内側部分において複数のほぼ平行な
直線状に分布する形態となっている。
工装置を用いて、プラズマ・ディスプレイ装置の透明電
極をトリミング加工する場合を例に挙げると、まず、図
5(a)に示すように、ほぼ四角形の平面形状を有する
平板状のガラス基板等からなる透明基板50の片面側
に、スパッタリング等の方法によって透明電極材料であ
るITO(インジウム−錫−酸化物)の薄膜51を、透
明基板50の外周側部分を除く内側部分に所定の形状
(例えば、透明基板と相似状の四角形の形状)で付着さ
せる。次に、図5(b)に示すように、ITO薄膜51
のY軸方向(以下、本発明において、図面を参照して、
基板についてX−Y軸方向という場合、図面の紙面につ
いての横方向をX軸方向といい、従って図面の紙面につ
いての縦方向をY軸方向という。)について所定のピッ
チ間隔をおいて加工開始位置を設定し、各加工開始位置
に照射したレーザービームをITO薄膜51のX軸方向
に走査させ、照射部位に存在するITO薄膜をレーザー
ビームの照射熱によって除去する。その結果、上記のよ
うに、透明基板と相似状の四角形の形状で付着させたI
TO薄膜51に、透明基板50のY軸方向については所
定の短い幅を有し、かつ透明基板50のX軸方向に延び
る細長い四角形状の平面形状を有する複数の溝55が形
成される。従って、ITO薄膜51について残された部
分が透明電極52となり、透明電極52は透明基板50
上にY軸方向について所定のピッチ間隔をおいて隣接す
る複数の平行な直線状に配されると表現することができ
る。このようなパターニング処理によって形成される透
明電極52は、図5(b)に示すように、透明基板50
の外周側部分を除く内側部分において複数のほぼ平行な
直線状に分布する形態となっている。
【0008】このようなレーザ加工においては、レーザ
ービームのエネルギーを効率良く利用するため、光学系
6の出口部分(以下、説明の便宜上、この出口部分を照
射ユニットとも称する。)において、図2に示すような
複数のレンズを組み合わせてなる結像レンズ73等の結
合光学系を用いてレーザービームを集光させており、焦
点に集まり結像するレーザービームの様子は図4におい
て符号Sで示す部分として摸式的に示している。この場
合のレーザービームの焦点距離W及び焦点深度は、結合
光学系として用いるレンズの組合せによって決まる。従
って、特定の結合光学系によって決定される焦点深度内
であれば、アパーチャ65により整形されたレーザービ
ーム形状を正確に転写して、理想的なパターニング処理
を行うことができる。
ービームのエネルギーを効率良く利用するため、光学系
6の出口部分(以下、説明の便宜上、この出口部分を照
射ユニットとも称する。)において、図2に示すような
複数のレンズを組み合わせてなる結像レンズ73等の結
合光学系を用いてレーザービームを集光させており、焦
点に集まり結像するレーザービームの様子は図4におい
て符号Sで示す部分として摸式的に示している。この場
合のレーザービームの焦点距離W及び焦点深度は、結合
光学系として用いるレンズの組合せによって決まる。従
って、特定の結合光学系によって決定される焦点深度内
であれば、アパーチャ65により整形されたレーザービ
ーム形状を正確に転写して、理想的なパターニング処理
を行うことができる。
【0009】ところで、プラズマ・ディスプレイ装置の
透明基板において、溝55及び透明電極52は、厳密に
は、同じ幅及び/又は間隔にて形成されるのではなく、
例えば図9に示すように、溝55及び透明電極52は、
Y軸方向についてそれぞれ所定の幅を有するように形成
する必要がある。1つの例において、溝及び電極の幅
は、Y軸方向について上から順に、1本目の溝G1は8
0μmの幅、1本目の電極E1は370μmの幅、2本
目の溝G2は260μmの幅、2本目の電極E2は37
0μmの幅となるように形成する必要がある。尚、3本
目以降の溝及び電極の幅は、これのパターンの繰り返し
となる。即ち、電極の幅はいずれも370μmであって
も、溝の幅は80μmの部分と260μmの部分とが存
在している。
透明基板において、溝55及び透明電極52は、厳密に
は、同じ幅及び/又は間隔にて形成されるのではなく、
例えば図9に示すように、溝55及び透明電極52は、
Y軸方向についてそれぞれ所定の幅を有するように形成
する必要がある。1つの例において、溝及び電極の幅
は、Y軸方向について上から順に、1本目の溝G1は8
0μmの幅、1本目の電極E1は370μmの幅、2本
目の溝G2は260μmの幅、2本目の電極E2は37
0μmの幅となるように形成する必要がある。尚、3本
目以降の溝及び電極の幅は、これのパターンの繰り返し
となる。即ち、電極の幅はいずれも370μmであって
も、溝の幅は80μmの部分と260μmの部分とが存
在している。
【0010】このような電極をレーザ加工によって行う
場合に、従来は、図8に示すように、光学系の中を導か
れた1本のレーザービームを分岐プリズム71によって
2本のビームに分岐させ、それぞれのビームに結像マス
クユニット72に設けられているアパーチャAp1・A
p2の中を通過させた後、結像レンズ73によって基板
50上において焦点を結ばせるという形態を採用してい
た。
場合に、従来は、図8に示すように、光学系の中を導か
れた1本のレーザービームを分岐プリズム71によって
2本のビームに分岐させ、それぞれのビームに結像マス
クユニット72に設けられているアパーチャAp1・A
p2の中を通過させた後、結像レンズ73によって基板
50上において焦点を結ばせるという形態を採用してい
た。
【0011】この場合、結像マスクユニット72に設け
られるアパーチャAp1・Ap2は、図8の場合には、
アパーチャを通るビームは結像レンズによって上下関係
が逆転するので、上側のアパーチャAp1は基板上に2
60μmの幅の溝G2を形成し、下側のアパーチャAp
2は基板上に80μmの幅の溝G1を形成することがで
きるような寸法及び形状を有するものとなっている。ま
た、アパーチャAp1及びAp2の間隔は、基板上にお
いて370μmの間隔を確保することができるように設
けられている。
られるアパーチャAp1・Ap2は、図8の場合には、
アパーチャを通るビームは結像レンズによって上下関係
が逆転するので、上側のアパーチャAp1は基板上に2
60μmの幅の溝G2を形成し、下側のアパーチャAp
2は基板上に80μmの幅の溝G1を形成することがで
きるような寸法及び形状を有するものとなっている。ま
た、アパーチャAp1及びAp2の間隔は、基板上にお
いて370μmの間隔を確保することができるように設
けられている。
【0012】そして、一般的には、レーザービームを照
射しながらワークテーブル1をX軸方向に移動させる
と、基板上に、それぞれ上記のような幅を有する溝及び
電極が形成される。この操作を、本明細書において、1
回のX軸方向についての加工と称する。
射しながらワークテーブル1をX軸方向に移動させる
と、基板上に、それぞれ上記のような幅を有する溝及び
電極が形成される。この操作を、本明細書において、1
回のX軸方向についての加工と称する。
【0013】1回のX軸方向についての加工が終了する
と、ワークテーブル1を照射ユニットに対して所定の距
離だけY軸方向に移動させ、次の回のX軸方向について
の加工を行う。このような操作を順次繰り返して、基板
全体の加工を行う。図8において示す例では、このよう
にワークテーブル1を照射ユニットに対してY軸方向に
移動させる距離が、370μmという電極の幅に対応し
ており、この電極の幅は常に正確に確保する必要があ
る。
と、ワークテーブル1を照射ユニットに対して所定の距
離だけY軸方向に移動させ、次の回のX軸方向について
の加工を行う。このような操作を順次繰り返して、基板
全体の加工を行う。図8において示す例では、このよう
にワークテーブル1を照射ユニットに対してY軸方向に
移動させる距離が、370μmという電極の幅に対応し
ており、この電極の幅は常に正確に確保する必要があ
る。
【0014】このような操作において、1回目のX軸方
向について加工から2回目の加工へ移る場合には、一般
には、レーザービームの照射ユニットとワークテーブル
1とを相対的に移動させて、2回目の加工によって溝を
形成すべき部分にレーザービームの照射点を位置合わせ
し、2回目の加工を行っている。このような移動は、一
般には、照射ユニットとワークテーブルのうち、一方を
固定して、他方を移動させることによって行われるが、
いずれを動かす場合であっても、機械的駆動手段による
ものである点は共通している。
向について加工から2回目の加工へ移る場合には、一般
には、レーザービームの照射ユニットとワークテーブル
1とを相対的に移動させて、2回目の加工によって溝を
形成すべき部分にレーザービームの照射点を位置合わせ
し、2回目の加工を行っている。このような移動は、一
般には、照射ユニットとワークテーブルのうち、一方を
固定して、他方を移動させることによって行われるが、
いずれを動かす場合であっても、機械的駆動手段による
ものである点は共通している。
【0015】しかしながら、このように機械的駆動手段
によって、このような電極の幅を常に正確に確保するこ
とは容易ではない。
によって、このような電極の幅を常に正確に確保するこ
とは容易ではない。
【0016】従って、本発明は、精密なレーザ加工にお
いて、上述のような問題点を解決し、所望する間隔を精
度よく確保して加工することができる装置を提供するこ
とを1つの目的としている。
いて、上述のような問題点を解決し、所望する間隔を精
度よく確保して加工することができる装置を提供するこ
とを1つの目的としている。
【0017】また、本発明は、精密な加工を行うレーザ
加工装置において、所望する間隔を精度よく確保して加
工することができる方法を提供することを1つの目的と
している。
加工装置において、所望する間隔を精度よく確保して加
工することができる方法を提供することを1つの目的と
している。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は1つの要旨にお
いて、レーザ発振器、レーザービームにより加工すべき
被加工物を載置するワークテーブル、被加工物に対して
レーザービームを発射する照射ユニット、レーザ発振器
から照射ユニットへレーザービームを導く光学系、並び
に照射ユニット及び/又はワークテーブルを水平面内で
移動させる駆動手段を備えているレーザ加工装置であっ
て、レーザービームを少なくとも3本に分岐させる手段
を光学系内に更に有しており、レーザービームを分岐さ
せる手段によって、被加工物上のレーザービームの加工
軌跡の間隔を制御することを特徴とするレーザ加工装置
を提供する。
いて、レーザ発振器、レーザービームにより加工すべき
被加工物を載置するワークテーブル、被加工物に対して
レーザービームを発射する照射ユニット、レーザ発振器
から照射ユニットへレーザービームを導く光学系、並び
に照射ユニット及び/又はワークテーブルを水平面内で
移動させる駆動手段を備えているレーザ加工装置であっ
て、レーザービームを少なくとも3本に分岐させる手段
を光学系内に更に有しており、レーザービームを分岐さ
せる手段によって、被加工物上のレーザービームの加工
軌跡の間隔を制御することを特徴とするレーザ加工装置
を提供する。
【0019】本発明は、もう1つの要旨において、光学
系からレーザービームをn本(n≧3)に分岐させて出
射して被加工物表面をレーザ加工する方法であって、分
岐させたレーザービームの数と同数の加工軌跡を被加工
部表面に1回の走査で形成すること、及び次回の走査の
際には、分岐させたレーザービームの1番目のビームに
よって形成する加工軌跡が、直前の走査において形成し
た加工軌跡のn番目の加工軌跡と少なくとも一部重なる
ように位置合わせして、n−1本の新たな加工軌跡を形
成することを特徴とするレーザ加工方法を提供する。
系からレーザービームをn本(n≧3)に分岐させて出
射して被加工物表面をレーザ加工する方法であって、分
岐させたレーザービームの数と同数の加工軌跡を被加工
部表面に1回の走査で形成すること、及び次回の走査の
際には、分岐させたレーザービームの1番目のビームに
よって形成する加工軌跡が、直前の走査において形成し
た加工軌跡のn番目の加工軌跡と少なくとも一部重なる
ように位置合わせして、n−1本の新たな加工軌跡を形
成することを特徴とするレーザ加工方法を提供する。
【0020】本発明において、走査とは、照射ユニット
から被加工部表面に照射されるレーザービームの照射点
が、被加工部上において所定の図形パターンを描く(ト
レースする)ように移動する形態を意味する。本発明に
おいて、このように照射点が被加工部上を移動した跡を
加工軌跡とも称する。
から被加工部表面に照射されるレーザービームの照射点
が、被加工部上において所定の図形パターンを描く(ト
レースする)ように移動する形態を意味する。本発明に
おいて、このように照射点が被加工部上を移動した跡を
加工軌跡とも称する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。尚、図面における各
部材の寸法は、本発明を説明する都合上、摸式的に示す
ものである。
明の実施の形態について説明する。尚、図面における各
部材の寸法は、本発明を説明する都合上、摸式的に示す
ものである。
【0022】実施の形態 まず、本発明の1つの要旨に係るレーザ加工装置につい
て説明する。本発明に係るレーザ加工装置の基本的構成
は、従来の技術の欄に説明したような常套のレーザ加工
装置とほぼ同様のものであり、例えば図1に示すよう
に、定盤3の上にX軸ガイド11及びX軸駆動部12が
配設されて、これらの上面側にX軸テーブル14が取り
付けられており、更に、X軸テーブル14の上面側には
Y軸ガイド9及びY軸駆動部10が配設されて、これら
の上面側にワークテーブル1が取り付けられている。ワ
ークテーブル1の上面側には透明基板50が載置され
る。ワークテーブル1の表面には、透明基板50近傍の
温度を測定するための温度センサ16が埋め込まれてい
ることが多い。
て説明する。本発明に係るレーザ加工装置の基本的構成
は、従来の技術の欄に説明したような常套のレーザ加工
装置とほぼ同様のものであり、例えば図1に示すよう
に、定盤3の上にX軸ガイド11及びX軸駆動部12が
配設されて、これらの上面側にX軸テーブル14が取り
付けられており、更に、X軸テーブル14の上面側には
Y軸ガイド9及びY軸駆動部10が配設されて、これら
の上面側にワークテーブル1が取り付けられている。ワ
ークテーブル1の上面側には透明基板50が載置され
る。ワークテーブル1の表面には、透明基板50近傍の
温度を測定するための温度センサ16が埋め込まれてい
ることが多い。
【0023】定盤3の上面側には、ワークテーブル1を
跨ぐような形態で門型のコラム2が設置されている。コ
ラム2の上面側には4基のレーザ発振器5が取り付けら
れており、各レーザ発振器5には光学系6が配設されて
おり、光学系6の出口部分には照射ユニット18が設け
られている。レーザ発振器5から発せられたレーザービ
ームは照射ユニット18へ案内され、その間に集光及び
整形され、照射ユニット18から照射される。照射ユニ
ット18は、ワークテーブル1上に水平に載置される透
明基板50の上面に対して垂直にレーザービームを照射
するように配されている。光学系6を通過する間に、レ
ーザービームは従来技術の欄において説明したのと同様
に処理される。
跨ぐような形態で門型のコラム2が設置されている。コ
ラム2の上面側には4基のレーザ発振器5が取り付けら
れており、各レーザ発振器5には光学系6が配設されて
おり、光学系6の出口部分には照射ユニット18が設け
られている。レーザ発振器5から発せられたレーザービ
ームは照射ユニット18へ案内され、その間に集光及び
整形され、照射ユニット18から照射される。照射ユニ
ット18は、ワークテーブル1上に水平に載置される透
明基板50の上面に対して垂直にレーザービームを照射
するように配されている。光学系6を通過する間に、レ
ーザービームは従来技術の欄において説明したのと同様
に処理される。
【0024】光学系6の出口部分においてレーザービー
ム67は、図2に示すように、可変エクスパンダ60に
よって適当なビーム径に調節された後、マスク61によ
ってビームの不要な部分がカッ卜される。続いて、レー
ザービーム67は、分岐プリズム71によって、同等の
エネルギーを有する3本のレーザービームに分割され
る。3分割されたレーザービームは、アパーチャによっ
てレーザ加工に必要な形状に成形された後、結像レンズ
73によって縮小投影され、透明基板50の表面に膜付
けされたITO等の薄膜51に照射され、透明電極52
を形成する。
ム67は、図2に示すように、可変エクスパンダ60に
よって適当なビーム径に調節された後、マスク61によ
ってビームの不要な部分がカッ卜される。続いて、レー
ザービーム67は、分岐プリズム71によって、同等の
エネルギーを有する3本のレーザービームに分割され
る。3分割されたレーザービームは、アパーチャによっ
てレーザ加工に必要な形状に成形された後、結像レンズ
73によって縮小投影され、透明基板50の表面に膜付
けされたITO等の薄膜51に照射され、透明電極52
を形成する。
【0025】従って、この例では、1台のレーザ発振器
5から出射されたレーザービーム67は、透明基板50
上に配置されるITO薄膜51に対して、3本の分割ビ
ームとなって加工面に照射されることになる。また、こ
の例では、1台のレーザ加工装置に4台のレーザ発振器
5が配設されているので、合計12本のレーザービーム
を用いて、12箇所を同時に加工することができる。尤
も、使用するレーザ発振器の台数及び分割するレーザー
ビームの数は、所望に応じて種々の数値に設定すること
ができる。
5から出射されたレーザービーム67は、透明基板50
上に配置されるITO薄膜51に対して、3本の分割ビ
ームとなって加工面に照射されることになる。また、こ
の例では、1台のレーザ加工装置に4台のレーザ発振器
5が配設されているので、合計12本のレーザービーム
を用いて、12箇所を同時に加工することができる。尤
も、使用するレーザ発振器の台数及び分割するレーザー
ビームの数は、所望に応じて種々の数値に設定すること
ができる。
【0026】また、照射ユニット18を含む光学系6の
出口部分には、レーザービームの焦点距離を調節するた
めの手段が設けられている。この手段は、アパーチャ6
5を有するマスク36をレーザービームの光軸方向に移
動させるための駆動手段及び/又は結像レンズ73の調
節手段から構成されている。
出口部分には、レーザービームの焦点距離を調節するた
めの手段が設けられている。この手段は、アパーチャ6
5を有するマスク36をレーザービームの光軸方向に移
動させるための駆動手段及び/又は結像レンズ73の調
節手段から構成されている。
【0027】マスクを駆動する手段は、マスク36をレ
ーザービームの光軸方向に移動(昇降)させることによ
って、マスクと結像レンズとの距離を変動させ、従って
レーザービームの焦点距離を調節することができる。図
2に示す例では、駆動部はモータ63及びボールネジ6
4の組合せにより形成されているが、その他、リニアモ
ータ、ラック・アンド・ピニオン等、物体を1つの軸方
向に駆動することができる手段であれば種々の手段を採
用することができる。尤も、この駆動手段としては、マ
スク36の側を固定し、結像レンズ73の系をレーザー
ビームの光軸方向に移動させるような構成とすることも
できるし、或いは、マスク36及び結像レンズ73の系
の両者を移動させるような構成とすることもできる。
ーザービームの光軸方向に移動(昇降)させることによ
って、マスクと結像レンズとの距離を変動させ、従って
レーザービームの焦点距離を調節することができる。図
2に示す例では、駆動部はモータ63及びボールネジ6
4の組合せにより形成されているが、その他、リニアモ
ータ、ラック・アンド・ピニオン等、物体を1つの軸方
向に駆動することができる手段であれば種々の手段を採
用することができる。尤も、この駆動手段としては、マ
スク36の側を固定し、結像レンズ73の系をレーザー
ビームの光軸方向に移動させるような構成とすることも
できるし、或いは、マスク36及び結像レンズ73の系
の両者を移動させるような構成とすることもできる。
【0028】また、特に図に示してはいないが、結像レ
ンズ73の調節手段は、レンズ40と対物レンズ39と
の間隔、レンズ40とマスク36との間隔又は対物レン
ズ39と被加工部表面との間隔を調節してレンズ系の位
置関係を調節することによって、レーザービームの焦点
距離を調節することもできる。
ンズ73の調節手段は、レンズ40と対物レンズ39と
の間隔、レンズ40とマスク36との間隔又は対物レン
ズ39と被加工部表面との間隔を調節してレンズ系の位
置関係を調節することによって、レーザービームの焦点
距離を調節することもできる。
【0029】従って、レーザービームの焦点距離の調節
は、上述したようなマスクの駆動手段又は結像レンズ7
3の調節手段の少なくとも一方によって、又はマスクの
駆動手段及び結像レンズ73の調節手段の組合せによっ
て行うことができる。
は、上述したようなマスクの駆動手段又は結像レンズ7
3の調節手段の少なくとも一方によって、又はマスクの
駆動手段及び結像レンズ73の調節手段の組合せによっ
て行うことができる。
【0030】次に、図1を参照して、透明基板50の送
り動作について説明する。定盤3の上面側には、定盤3
の1つの側面に沿う方向(この例では、便宜的にこの方
向をX軸方向と称する)に延びるX軸ガイド11及びX
軸駆動部12が設けられており、その上面側にはX軸テ
ーブル14が配設されている。X軸テーブル14は、X
軸ガイド11に係合して取り付けられているため、X軸
ガイド11に沿う方向にのみ移動できるようになってお
り、X軸駆動部12がX軸テーブル14のX軸方向の移
動を行わせる。
り動作について説明する。定盤3の上面側には、定盤3
の1つの側面に沿う方向(この例では、便宜的にこの方
向をX軸方向と称する)に延びるX軸ガイド11及びX
軸駆動部12が設けられており、その上面側にはX軸テ
ーブル14が配設されている。X軸テーブル14は、X
軸ガイド11に係合して取り付けられているため、X軸
ガイド11に沿う方向にのみ移動できるようになってお
り、X軸駆動部12がX軸テーブル14のX軸方向の移
動を行わせる。
【0031】X軸テーブル14の上面側には、Y軸ガイ
ド9及びY軸駆動部10がX軸ガイド11と直交する方
向に設けられており、その上面側にはワークテーブル1
が配設されている。ワークテーブル1は、Y軸ガイド9
に係合して取り付けられているため、Y軸ガイド9に沿
う方向にのみ移動できるようになっており、ワークテー
ブル1のY軸方向への移動はY軸駆動部10によって行
う。
ド9及びY軸駆動部10がX軸ガイド11と直交する方
向に設けられており、その上面側にはワークテーブル1
が配設されている。ワークテーブル1は、Y軸ガイド9
に係合して取り付けられているため、Y軸ガイド9に沿
う方向にのみ移動できるようになっており、ワークテー
ブル1のY軸方向への移動はY軸駆動部10によって行
う。
【0032】ワークテーブル1の上面側には、被加工物
である透明基板50が載置される。例えば、図示しない
コンピュータ等の制御手段によって制御しながら、ワー
クテーブル1をX軸駆動部12及びY軸駆動部10によ
って移動させることにより、上方の照射ユニット18か
ら照射されるレーザービームが透明基板50の表面のX
−Y平面上において任意の位置に当たるように制御する
ことができる。尚、この例では、X軸駆動部12及びY
軸駆動部10として、リニアモータを使用しているが、
その他、ラック・アンド・ピニオン又は回転モータ及び
ボールネジの組合せ等、物体を1つの軸方向に駆動する
ことができる手段を採用することができる。
である透明基板50が載置される。例えば、図示しない
コンピュータ等の制御手段によって制御しながら、ワー
クテーブル1をX軸駆動部12及びY軸駆動部10によ
って移動させることにより、上方の照射ユニット18か
ら照射されるレーザービームが透明基板50の表面のX
−Y平面上において任意の位置に当たるように制御する
ことができる。尚、この例では、X軸駆動部12及びY
軸駆動部10として、リニアモータを使用しているが、
その他、ラック・アンド・ピニオン又は回転モータ及び
ボールネジの組合せ等、物体を1つの軸方向に駆動する
ことができる手段を採用することができる。
【0033】このようなレーザ加工装置を用いて、プラ
ズマ・ディスプレイ・パネルの透明電極をトリミング加
工する場合、既に説明したように、図5(a)に示すよ
うな、片面側にITO薄膜51が着膜されている透明基
板50をワークテーブル1の所定の位置に設置し、照射
ユニット18からレーザービームを照射しながらワーク
テーブル1をX軸方向に駆動させる。この場合の相対的
な動きを透明基板50側から観察すれば、照射ユニット
18が透明基板50上をX軸方向に走査すると表現する
ことができる。
ズマ・ディスプレイ・パネルの透明電極をトリミング加
工する場合、既に説明したように、図5(a)に示すよ
うな、片面側にITO薄膜51が着膜されている透明基
板50をワークテーブル1の所定の位置に設置し、照射
ユニット18からレーザービームを照射しながらワーク
テーブル1をX軸方向に駆動させる。この場合の相対的
な動きを透明基板50側から観察すれば、照射ユニット
18が透明基板50上をX軸方向に走査すると表現する
ことができる。
【0034】実際にレーザ加工する場合、例えば、1台
のレーザ発振器5から発せられるレーザービームを光学
系において3本に分割する場合における照射ユニット1
8及び加工される被加工物の様子を図6に示している
が、プリズム71によって3本に分割されたレーザービ
ームはそれぞれ、マスク72に設けられているアパーチ
ャAp1・Ap2・Ap3を通過した後、結像レンズ7
3によって縮小されて基板50の表面に照射される。そ
して、結像レンズ73を通過した各ビームB1・B2・
B3は、基板50の表面に付着している透明電極51上
に焦点を結んで、溝G3・G2・G1を形成する。
のレーザ発振器5から発せられるレーザービームを光学
系において3本に分割する場合における照射ユニット1
8及び加工される被加工物の様子を図6に示している
が、プリズム71によって3本に分割されたレーザービ
ームはそれぞれ、マスク72に設けられているアパーチ
ャAp1・Ap2・Ap3を通過した後、結像レンズ7
3によって縮小されて基板50の表面に照射される。そ
して、結像レンズ73を通過した各ビームB1・B2・
B3は、基板50の表面に付着している透明電極51上
に焦点を結んで、溝G3・G2・G1を形成する。
【0035】この場合、アパーチャAp1・Ap2・A
p3の寸法及び形状はそれぞれ、ビームB1・B2・B
3が透明電極51上に照射される結果として形成される
溝G3・G2・G1の寸法及び形状に対応するように設
定されている。また、図7には、このような3本に分割
したレーザービームB1・B2・B3によって加工され
た被加工部表面の様子を示している。
p3の寸法及び形状はそれぞれ、ビームB1・B2・B
3が透明電極51上に照射される結果として形成される
溝G3・G2・G1の寸法及び形状に対応するように設
定されている。また、図7には、このような3本に分割
したレーザービームB1・B2・B3によって加工され
た被加工部表面の様子を示している。
【0036】以上説明したように、本発明のレーザ加工
装置において、1台の発振器から発せられるレーザービ
ームを分岐プリズム71によって3本のレーザービーム
に分割し、この分割したレーザービームを、マスク72
に設けられているアパーチャによって所望する形状に成
形し、これを結像レンズ73によって縮小投影して、被
加工物である透明基板50に照射している。従って、本
発明において、レーザービームを分岐させる手段とは、
これら分岐プリズム71−マスク72(アパーチャ)−
結像レンズ73から構成される部分を意味している。
装置において、1台の発振器から発せられるレーザービ
ームを分岐プリズム71によって3本のレーザービーム
に分割し、この分割したレーザービームを、マスク72
に設けられているアパーチャによって所望する形状に成
形し、これを結像レンズ73によって縮小投影して、被
加工物である透明基板50に照射している。従って、本
発明において、レーザービームを分岐させる手段とは、
これら分岐プリズム71−マスク72(アパーチャ)−
結像レンズ73から構成される部分を意味している。
【0037】既に説明したように、プラズマ・ディスプ
レイ・パネルの透明電極を形成する場合には、透明基板
と同様の四角形の平面形状を有して透明基板50上に付
着させてあるITO薄膜51の表面において、Y軸方向
について上から順に、1本目の溝G1は140μmの幅
を有し、2本目の溝G2は80μmの幅を有し、3本目
の溝G3は140μmの幅を有しており、更に1本目の
溝G1と2本目の溝G2との間隔、従ってここに残され
るITO薄膜51によって構成される(即ち、ここに形
成される)1本目の電極E1は370μmの幅を有し、
同様に、2本目の溝G2と3本目の溝G3との間隔、従
ってここに形成される2本目の電極E2も370μmの
幅を有するように、レーザービームを照射して加工す
る。
レイ・パネルの透明電極を形成する場合には、透明基板
と同様の四角形の平面形状を有して透明基板50上に付
着させてあるITO薄膜51の表面において、Y軸方向
について上から順に、1本目の溝G1は140μmの幅
を有し、2本目の溝G2は80μmの幅を有し、3本目
の溝G3は140μmの幅を有しており、更に1本目の
溝G1と2本目の溝G2との間隔、従ってここに残され
るITO薄膜51によって構成される(即ち、ここに形
成される)1本目の電極E1は370μmの幅を有し、
同様に、2本目の溝G2と3本目の溝G3との間隔、従
ってここに形成される2本目の電極E2も370μmの
幅を有するように、レーザービームを照射して加工す
る。
【0038】例えば、適当な手段によって、被加工部の
加工開始位置に形成されている基準マークを、レーザ加
工装置において照射ヘッドの側面等の適当な位置に設け
られている検出器によって検出し、加工開始点を決める
ことができる。そのようにして溝G1・G2・G3の加
工開始位置を決定し、レーザービームB1・B2・B3
を照射しながら、基板に対してX軸方向に照射ユニット
18を走査させることにより、1組目の溝G1・G2・
G3及び電極E1・E2の組合せが透明基板50上に形
成する1回目のX軸方向についての加工を終了する。
加工開始位置に形成されている基準マークを、レーザ加
工装置において照射ヘッドの側面等の適当な位置に設け
られている検出器によって検出し、加工開始点を決める
ことができる。そのようにして溝G1・G2・G3の加
工開始位置を決定し、レーザービームB1・B2・B3
を照射しながら、基板に対してX軸方向に照射ユニット
18を走査させることにより、1組目の溝G1・G2・
G3及び電極E1・E2の組合せが透明基板50上に形
成する1回目のX軸方向についての加工を終了する。
【0039】次いで、ワークテーブル1及び/又は照射
ユニット18を相対的に動かすことによって、透明基板
50をY軸方向上向き(図7において上向き)に送り、
レーザービームの照射点と、次に形成すべき各溝G4・
G5・G6の位置とを対応させる。
ユニット18を相対的に動かすことによって、透明基板
50をY軸方向上向き(図7において上向き)に送り、
レーザービームの照射点と、次に形成すべき各溝G4・
G5・G6の位置とを対応させる。
【0040】レーザービームの照射点と、各溝G4・G
5・G6の形成位置とが対応したら、各溝G4・G5・
G6を加工するためのレーザービームを照射する。この
ビームもプリズム71によって3本に分割され、アパー
チャAp1・Ap2・Ap3及び結像レンズ73を通過
してビームB1’・B2’・B3’となって、透明電極
51上に焦点を結ぶ。
5・G6の形成位置とが対応したら、各溝G4・G5・
G6を加工するためのレーザービームを照射する。この
ビームもプリズム71によって3本に分割され、アパー
チャAp1・Ap2・Ap3及び結像レンズ73を通過
してビームB1’・B2’・B3’となって、透明電極
51上に焦点を結ぶ。
【0041】この場合、G4の上端部を、先に形成した
G3の下端部とある程度オーバーラップさせる。このオ
ーバーラップさせる値は20μmに設定する。そして、
溝G1〜G3の場合と同様に、レーザービームB1’・
B2’・B3’を照射しながら、基板に対してX軸方向
に照射ユニット18を走査させると、2組目の溝G4・
G5・G6及び電極E3・E4の組合せが透明基板50
上に形成される。
G3の下端部とある程度オーバーラップさせる。このオ
ーバーラップさせる値は20μmに設定する。そして、
溝G1〜G3の場合と同様に、レーザービームB1’・
B2’・B3’を照射しながら、基板に対してX軸方向
に照射ユニット18を走査させると、2組目の溝G4・
G5・G6及び電極E3・E4の組合せが透明基板50
上に形成される。
【0042】ここで、G3とG4とを所定の値にてオー
バーラップさせることにより、この部分に、260μm
の幅を有する1本の幅の広い溝を形成することができ
る。更に、溝G3+G4の下側には、順に、370μm
の幅を有する電極E3、80μmの幅を有する溝G5、
370μmの幅を有する電極E4、及び140μmの幅
を有する溝G6が同時に形成される。
バーラップさせることにより、この部分に、260μm
の幅を有する1本の幅の広い溝を形成することができ
る。更に、溝G3+G4の下側には、順に、370μm
の幅を有する電極E3、80μmの幅を有する溝G5、
370μmの幅を有する電極E4、及び140μmの幅
を有する溝G6が同時に形成される。
【0043】このような操作を繰り返すことによって、
最終的に、幅80μmの溝、幅370μmの電極、幅2
60μmの溝及び幅370μmの電極からなる溝と電極
との組合せを透明基板50の全面にわたって形成するこ
とができる。
最終的に、幅80μmの溝、幅370μmの電極、幅2
60μmの溝及び幅370μmの電極からなる溝と電極
との組合せを透明基板50の全面にわたって形成するこ
とができる。
【0044】尚、上に説明したような、適当な手段によ
って形成する基準マークとは、被加工部の加工開始位置
に形成する、レーザービームを照射するための1種の目
印である。この基準マークは、加工にかかる時間を短縮
し、操作コストを低減させるためには、基準マークに対
して照射するレーザービームによって消去することがで
きるように設けることが好ましい。そうしない場合に
は、基準マークを消去するために別の工程を設ける必要
があるが、時間及び/又は操作コストを特に重視しなく
ともよい場合には、別の工程を設けて他の手段によって
基準マークを消去することもできる。尤も、基準マーク
を必ずしも消去しなくともよいこともある。
って形成する基準マークとは、被加工部の加工開始位置
に形成する、レーザービームを照射するための1種の目
印である。この基準マークは、加工にかかる時間を短縮
し、操作コストを低減させるためには、基準マークに対
して照射するレーザービームによって消去することがで
きるように設けることが好ましい。そうしない場合に
は、基準マークを消去するために別の工程を設ける必要
があるが、時間及び/又は操作コストを特に重視しなく
ともよい場合には、別の工程を設けて他の手段によって
基準マークを消去することもできる。尤も、基準マーク
を必ずしも消去しなくともよいこともある。
【0045】照射するレーザービームによって基準マー
クを消去するようにする場合には、例えば、常温におい
て膨張していない状態にある被加工部表面に対して、レ
ーザービームを所定のピッチ間隔にてスポット状に照射
し、その照射した後を基準マークとすることができる。
被加工物がガラス基板である場合には、常温において膨
張していない状態において、被加工部表面となる透明電
極上に、Y軸方向について所望する所定のピッチ間隔に
てレーザービームをスポット状に照射し、その照射跡を
基準マークとすることができる。
クを消去するようにする場合には、例えば、常温におい
て膨張していない状態にある被加工部表面に対して、レ
ーザービームを所定のピッチ間隔にてスポット状に照射
し、その照射した後を基準マークとすることができる。
被加工物がガラス基板である場合には、常温において膨
張していない状態において、被加工部表面となる透明電
極上に、Y軸方向について所望する所定のピッチ間隔に
てレーザービームをスポット状に照射し、その照射跡を
基準マークとすることができる。
【0046】この場合、基準マークを形成するために用
いるレーザービームの条件、例えば出力又はビーム径等
のファクターは、通常のレーザ加工を行うビームの場合
と同じであってもよいが、基準マークが加工開始位置を
示すための単なる目印であること及び同じ位置に再度、
加工のためのビームを照射すれば、基準マークを付した
部分のみが過剰にレーザービームを照射することになる
こと等を考慮して、レーザ加工の際に照射するレーザー
ビームと比べて、弱い出力及び/又は小さいビーム径と
することもできる。
いるレーザービームの条件、例えば出力又はビーム径等
のファクターは、通常のレーザ加工を行うビームの場合
と同じであってもよいが、基準マークが加工開始位置を
示すための単なる目印であること及び同じ位置に再度、
加工のためのビームを照射すれば、基準マークを付した
部分のみが過剰にレーザービームを照射することになる
こと等を考慮して、レーザ加工の際に照射するレーザー
ビームと比べて、弱い出力及び/又は小さいビーム径と
することもできる。
【0047】加工の際には、レーザ加工装置において照
射ヘッドの側面に設けられている検出器によって基準マ
ークを検出し、加工開始点を決めることができる。検出
器は、形成する基準マークに対応させて、基準マークの
位置を検出することができる機構のものであればよい。
例えば、基準マークを光学的に観察することができるよ
うな形態で形成する場合には、検出器としては、光学レ
ンズ系の組合せ、例えば顕微鏡等を用いることができ、
基準マークを磁気的手段によって形成する場合には、検
出器としては、磁気を検出することができる機構のもの
を用いることができ、これ以外の場合であっても、検出
器としては、被加工部表面に付した基準マークを検出す
ることができるような基準マークの形態に対応した機構
のものを用いる。
射ヘッドの側面に設けられている検出器によって基準マ
ークを検出し、加工開始点を決めることができる。検出
器は、形成する基準マークに対応させて、基準マークの
位置を検出することができる機構のものであればよい。
例えば、基準マークを光学的に観察することができるよ
うな形態で形成する場合には、検出器としては、光学レ
ンズ系の組合せ、例えば顕微鏡等を用いることができ、
基準マークを磁気的手段によって形成する場合には、検
出器としては、磁気を検出することができる機構のもの
を用いることができ、これ以外の場合であっても、検出
器としては、被加工部表面に付した基準マークを検出す
ることができるような基準マークの形態に対応した機構
のものを用いる。
【0048】また、検出器を設ける位置は、レーザ加工
装置において、例えば照射ユニットの側面等とすること
もできるが、これに限らず、検出器とワークテーブル上
の被加工物との相対的な位置関係が把握できていれば、
レーザ加工装置のその他の位置に設けることもできる。
装置において、例えば照射ユニットの側面等とすること
もできるが、これに限らず、検出器とワークテーブル上
の被加工物との相対的な位置関係が把握できていれば、
レーザ加工装置のその他の位置に設けることもできる。
【0049】加工の際、被加工物が熱膨張すると、基準
マークどうしの間隔も拡大することにもなり得るが、そ
の後常温に戻って収縮すると、基準マークどうしの間隔
は最初に設定した所定のピッチ間隔に戻るので、膨張に
よって変形した状態の被加工部表面の基準マークを加工
開始点としてレーザービームを照射することによって、
レーザ加工後において、所望の通りの正しいピッチ間隔
でレーザービームの走査経路を形成することができる。
マークどうしの間隔も拡大することにもなり得るが、そ
の後常温に戻って収縮すると、基準マークどうしの間隔
は最初に設定した所定のピッチ間隔に戻るので、膨張に
よって変形した状態の被加工部表面の基準マークを加工
開始点としてレーザービームを照射することによって、
レーザ加工後において、所望の通りの正しいピッチ間隔
でレーザービームの走査経路を形成することができる。
【0050】上述したような放電現象を利用するプラズ
マ・ディスプレイ・パネルを加工する場合において注意
すべき重要な事項としては、(i)透明基板50上に形成
する各電極の幅について370μmの値を確保するこ
と、(ii)電極間に形成する溝の幅について80μm及び
260μmの細い溝と太い溝の2種類を設けること、及
び(iii)例えば図7に示す場合では、幅の細い溝と太い
溝とがY軸方向について交互に配されるようにすること
である。
マ・ディスプレイ・パネルを加工する場合において注意
すべき重要な事項としては、(i)透明基板50上に形成
する各電極の幅について370μmの値を確保するこ
と、(ii)電極間に形成する溝の幅について80μm及び
260μmの細い溝と太い溝の2種類を設けること、及
び(iii)例えば図7に示す場合では、幅の細い溝と太い
溝とがY軸方向について交互に配されるようにすること
である。
【0051】ここで、(i)及び(ii)の事項、特に80μ
mの溝の幅を厳密に確保することは、ディスプレイ装置
として使用する上で、放電中のバラツキを抑制するため
に重要な事項である。また、(iii)の事項は、プラズマ
・ディスプレイ装置について重要な事項である。
mの溝の幅を厳密に確保することは、ディスプレイ装置
として使用する上で、放電中のバラツキを抑制するため
に重要な事項である。また、(iii)の事項は、プラズマ
・ディスプレイ装置について重要な事項である。
【0052】尚、本発明に関して特定の要素の寸法を厳
密に確保すると称しているが、これはその他の要素の寸
法に関しては精度を必要としないという意味ではなく、
その他の要素の寸法に比べて相対的に厳密に確保すると
いう意味である。従って、その他の要素の寸法は通常の
加工精度の範囲内に収まればよい。
密に確保すると称しているが、これはその他の要素の寸
法に関しては精度を必要としないという意味ではなく、
その他の要素の寸法に比べて相対的に厳密に確保すると
いう意味である。従って、その他の要素の寸法は通常の
加工精度の範囲内に収まればよい。
【0053】また、このようなレーザ加工によって形成
する電極及び溝は、アパーチャの寸法及び形状、並びに
使用するレーザービームの出力(又は強度)を適宜選択
することによって任意の寸法及び形状に設定することが
できる。尤も、レーザ加工によって形成する電極及び溝
の寸法及び形状は、主としてアパーチャの寸法及び形状
によって調節することができる。
する電極及び溝は、アパーチャの寸法及び形状、並びに
使用するレーザービームの出力(又は強度)を適宜選択
することによって任意の寸法及び形状に設定することが
できる。尤も、レーザ加工によって形成する電極及び溝
の寸法及び形状は、主としてアパーチャの寸法及び形状
によって調節することができる。
【0054】例えば、本発明のレーザービームを分岐さ
せる手段において、レーザービームは、結像レンズ73
に入る前に比べて、結像レンズ73から出た後では、ビ
ーム径が縮小されている。本発明の例では、ビーム径は
1/5に縮小されている。従って、被加工物である透明
基板50上に形成すべき溝の間隔は、透明基板50上に
おけるビームの照射点の間隔に等しくなり、透明基板5
0上で370μmの間隔(溝どうしの幅であって、実際
には電極の幅となる)を確保するためには、マスク72
におけるアパーチャどうしの間隔を1.85mmに設定
すればよい。
せる手段において、レーザービームは、結像レンズ73
に入る前に比べて、結像レンズ73から出た後では、ビ
ーム径が縮小されている。本発明の例では、ビーム径は
1/5に縮小されている。従って、被加工物である透明
基板50上に形成すべき溝の間隔は、透明基板50上に
おけるビームの照射点の間隔に等しくなり、透明基板5
0上で370μmの間隔(溝どうしの幅であって、実際
には電極の幅となる)を確保するためには、マスク72
におけるアパーチャどうしの間隔を1.85mmに設定
すればよい。
【0055】これは、マスク72にアパーチャを形成す
る段階で確保すればよい間隔であり、また、このような
精密な加工においては十分に大きな寸法であるので精度
を確保しやすい。従って、基板にレーザービームを照射
しつつ機械的駆動手段を駆動させて370μmという寸
法でレーザービームの照射点、従って照射ユニットを移
動させるという操作を、高速での処理が要求される工程
の中で各走査のたびに確保していた従来技術の操作方法
に比べて、遙かに容易かつ正確にレーザ加工を行うこと
ができる。
る段階で確保すればよい間隔であり、また、このような
精密な加工においては十分に大きな寸法であるので精度
を確保しやすい。従って、基板にレーザービームを照射
しつつ機械的駆動手段を駆動させて370μmという寸
法でレーザービームの照射点、従って照射ユニットを移
動させるという操作を、高速での処理が要求される工程
の中で各走査のたびに確保していた従来技術の操作方法
に比べて、遙かに容易かつ正確にレーザ加工を行うこと
ができる。
【0056】上記のように、2本の電極の幅の寸法を交
互に異ならせて配するプラズマ・ディスプレイ装置は、
本発明を適用し得る1つの態様例に過ぎない。従って、
本発明は、隣接する電極の幅の寸法が同じである場合に
も、3本又はそれ以上にわたって特定の寸法の幅を有す
る複数の電極を繰り返し単位とする場合にも同様に適用
することができる。
互に異ならせて配するプラズマ・ディスプレイ装置は、
本発明を適用し得る1つの態様例に過ぎない。従って、
本発明は、隣接する電極の幅の寸法が同じである場合に
も、3本又はそれ以上にわたって特定の寸法の幅を有す
る複数の電極を繰り返し単位とする場合にも同様に適用
することができる。
【0057】尚、複数のレーザ発振器5を有するレーザ
加工装置の場合は、既に説明したような照射ユニットを
Y軸方向に必要とされる間隔にて配設することができ、
1回のX軸方向についての加工によって、レーザ発振器
5及び/又は照射ユニットの数の組合せの溝及び電極を
形成することができる。
加工装置の場合は、既に説明したような照射ユニットを
Y軸方向に必要とされる間隔にて配設することができ、
1回のX軸方向についての加工によって、レーザ発振器
5及び/又は照射ユニットの数の組合せの溝及び電極を
形成することができる。
【0058】また、この例の場合には、照射ユニットが
被加工部の上を移動する走査経路は、図5(b)に示すよ
うな複数の直線が平行に隣接する形態の経路(パター
ン)であり、同時に12本のレーザービームがITO薄
膜51に当たって、所定のピッチ間隔をおいて11本又
は12本の平行に隣接する直線状の透明電極52を形成
することができる。
被加工部の上を移動する走査経路は、図5(b)に示すよ
うな複数の直線が平行に隣接する形態の経路(パター
ン)であり、同時に12本のレーザービームがITO薄
膜51に当たって、所定のピッチ間隔をおいて11本又
は12本の平行に隣接する直線状の透明電極52を形成
することができる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、レーザービームを分岐
させる手段によって被加工物上のレーザービームの加工
軌跡の間隔を制御する(請求項1の特徴)ので、寸法を
厳密に確保する必要がある溝及び電極を形成する場合
に、レーザービームを分岐させる手段、特にマスク72
に設けられているアパーチャの寸法及び形状によって、
被加工物である基板上に溝及び電極を所望する寸法にて
形成することができる。これは、分岐プリズム71−マ
スク72(アパーチャ)−結像レンズ73から構成され
るレーザービームを分岐させる手段において各要素の寸
法及び形状並びに間隔を一度所望の値に決めることによ
って、被加工物である基板上に形成される特定の溝及び
電極の寸法及び形状を固定することができ、後は、レー
ザービームを分岐させる手段を備えている照射ユニット
18と被加工物を載置しているワークテーブル1とを相
対的に動かすことによってレーザービームでの加工を同
じパターンを用いて行うことができるということに基づ
いている。
させる手段によって被加工物上のレーザービームの加工
軌跡の間隔を制御する(請求項1の特徴)ので、寸法を
厳密に確保する必要がある溝及び電極を形成する場合
に、レーザービームを分岐させる手段、特にマスク72
に設けられているアパーチャの寸法及び形状によって、
被加工物である基板上に溝及び電極を所望する寸法にて
形成することができる。これは、分岐プリズム71−マ
スク72(アパーチャ)−結像レンズ73から構成され
るレーザービームを分岐させる手段において各要素の寸
法及び形状並びに間隔を一度所望の値に決めることによ
って、被加工物である基板上に形成される特定の溝及び
電極の寸法及び形状を固定することができ、後は、レー
ザービームを分岐させる手段を備えている照射ユニット
18と被加工物を載置しているワークテーブル1とを相
対的に動かすことによってレーザービームでの加工を同
じパターンを用いて行うことができるということに基づ
いている。
【0060】従って、従来技術の場合のように、動作す
る要素、従ってレーザービームを照射する照射ユニット
を移動させる機械的駆動手段の移動量又は距離によって
溝及び電極の寸法を確保する機構に比べて、極めて正確
にレーザ加工を行うことができる。
る要素、従ってレーザービームを照射する照射ユニット
を移動させる機械的駆動手段の移動量又は距離によって
溝及び電極の寸法を確保する機構に比べて、極めて正確
にレーザ加工を行うことができる。
【0061】尚、被加工物上に加工するパターン及び被
加工物の材質並びに被加工物の用途等応じて、種々のマ
スクを予め形成しておくか又は必要に応じて形成すれ
ば、本発明のレーザ加工装置を種々の加工パターンに対
応させることができる。
加工物の材質並びに被加工物の用途等応じて、種々のマ
スクを予め形成しておくか又は必要に応じて形成すれ
ば、本発明のレーザ加工装置を種々の加工パターンに対
応させることができる。
【0062】また、分岐させたレーザービームの数と同
数の加工軌跡を被加工部表面に1回の走査で形成し、及
び次回の走査の際には、分岐させたレーザービームの1
番目のビームによって形成する加工軌跡が、直前の走査
において形成した加工軌跡のn番目の加工軌跡と少なく
とも一部重なるように位置合わせして、n−1本の新た
な加工軌跡を形成することによって、形成する溝どうし
の間隔をすべて同じ値とすることができる。この溝どう
しの間隔も、動作する要素の移動量によって確保するの
ではなく、レーザービームを分岐させる手段において各
要素の寸法及び形状並びに間隔を一度所望する値に決め
ることによって固定することができので、正確な寸法に
てレーザ加工を行うことができる。
数の加工軌跡を被加工部表面に1回の走査で形成し、及
び次回の走査の際には、分岐させたレーザービームの1
番目のビームによって形成する加工軌跡が、直前の走査
において形成した加工軌跡のn番目の加工軌跡と少なく
とも一部重なるように位置合わせして、n−1本の新た
な加工軌跡を形成することによって、形成する溝どうし
の間隔をすべて同じ値とすることができる。この溝どう
しの間隔も、動作する要素の移動量によって確保するの
ではなく、レーザービームを分岐させる手段において各
要素の寸法及び形状並びに間隔を一度所望する値に決め
ることによって固定することができので、正確な寸法に
てレーザ加工を行うことができる。
【図1】 1つの形態における本発明のレーザ加工装置
の全体的構成を示す斜視図である。
の全体的構成を示す斜視図である。
【図2】 レーザ加工装置の光学系の出口部分を模式的
に示す断面図である。
に示す断面図である。
【図3】 レーザ加工装置におけるレーザービームの処
理経路を示す模式図である。
理経路を示す模式図である。
【図4】 レーザ加工の際の、被加工物に照射されるレ
ーザービームの状態を説明する模式図である。
ーザービームの状態を説明する模式図である。
【図5】 透明電極のトリミング加工を行う場合の工程
を説明する模式図である。
を説明する模式図である。
【図6】 本発明に係るレーザ加工を行う状態を摸式的
に示す部分断面図である。
に示す部分断面図である。
【図7】 本発明に係るレーザ加工によって形成される
被加工物(透明基板)を摸式的に示す平面図である。
被加工物(透明基板)を摸式的に示す平面図である。
【図8】 従来技術におけるレーザ加工を行う状態を摸
式的に示す部分断面図である。
式的に示す部分断面図である。
【図9】 従来技術におけるレーザ加工によって形成さ
れる被加工物(透明基板)を摸式的に示す平面図であ
る。
れる被加工物(透明基板)を摸式的に示す平面図であ
る。
1 ワークテーブル、 2 コラム、 3
ベース定盤、5 レーザ発振器、 6 光学系、
9 Y軸ガイド、10 Y軸駆動部、 1
1 X軸ガイド、 12 X軸駆動部、14 X軸テ
ーブル、 16 温度センサ、 18 照射ユニッ
ト、23 音響光学素子、 24 反射ミラー、
25 位相差板、26 拡散防止レンズ、 27 反射
ミラー、 28 ビームスプリッタ、29 反射ミラ
ー、 30 位相差板、 31 レンズ、32
反射ミラー、 33 位相差板、 34 レ
ンズ、35 ビームスプリッタ、
36 マスク、37 収束レンズ、 38 結像
レンズ、 39 対物レンズ、40 レンズ、
43・44 光ファイバ、50 被加工物、
51 ITO薄膜、 52 透明電極、55 溝、
60 可変エクスバンダ、61 マス
ク、 62 3分割プリズム、63 モータ、
64 ボールネジ、 65 アパーチャ、
67 レーザービーム、 71 分岐プリズム、 72
マスク、73 結像レンズ、Ap1・Ap2・Ap3
アパーチャ、B1・B2・B3・B1’・B2’・B
3’ レーザービーム、E1・E2・E3・E4 電
極、G1・G2・G3・G4・G5・G6 溝、W 焦
点距離。
ベース定盤、5 レーザ発振器、 6 光学系、
9 Y軸ガイド、10 Y軸駆動部、 1
1 X軸ガイド、 12 X軸駆動部、14 X軸テ
ーブル、 16 温度センサ、 18 照射ユニッ
ト、23 音響光学素子、 24 反射ミラー、
25 位相差板、26 拡散防止レンズ、 27 反射
ミラー、 28 ビームスプリッタ、29 反射ミラ
ー、 30 位相差板、 31 レンズ、32
反射ミラー、 33 位相差板、 34 レ
ンズ、35 ビームスプリッタ、
36 マスク、37 収束レンズ、 38 結像
レンズ、 39 対物レンズ、40 レンズ、
43・44 光ファイバ、50 被加工物、
51 ITO薄膜、 52 透明電極、55 溝、
60 可変エクスバンダ、61 マス
ク、 62 3分割プリズム、63 モータ、
64 ボールネジ、 65 アパーチャ、
67 レーザービーム、 71 分岐プリズム、 72
マスク、73 結像レンズ、Ap1・Ap2・Ap3
アパーチャ、B1・B2・B3・B1’・B2’・B
3’ レーザービーム、E1・E2・E3・E4 電
極、G1・G2・G3・G4・G5・G6 溝、W 焦
点距離。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B23K 101:36 (72)発明者 岡田 敏幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 窪田 愛幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4E068 AC01 CA09 CA14 CB05 CD04 CD10 CE02 CE04 DA09
Claims (4)
- 【請求項1】 レーザ発振器、レーザービームにより加
工すべき被加工物を載置するワークテーブル、 被加工物に対してレーザービームを発射する照射ユニッ
ト、 レーザ発振器から照射ユニットへレーザービームを導く
光学系、並びに照射ユニット及び/又はワークテーブル
を水平面内で移動させる駆動手段を備えているレーザ加
工装置であって、 レーザービームを少なくとも2本に分岐させる手段を光
学系内に更に有しており、 レーザービームを分岐させる手段によって、被加工物上
のレーザービームの加工軌跡の間隔を制御することを特
徴とするプラズマ・ディスプレイ用透明基板の加工装
置。 - 【請求項2】 光学系からレーザービームをn本(n≧
2)に分岐させて出射して被加工物表面をレーザ加工す
る方法であって、 分岐させたレーザービームの数と同数の加工軌跡を被加
工部表面に1回の走査で形成すること、及び次回の走査
の際には、分岐させたレーザービームの1番目のビーム
によって形成する加工軌跡が、直前の走査において形成
した加工軌跡のn番目の加工軌跡と少なくとも一部重な
るように位置合わせして、n−1本の新たな加工軌跡を
形成することを特徴とするプラズマ・ディスプレイ用透
明基板の加工方法。 - 【請求項3】 レーザ発振器、 レーザービームにより加工すべき被加工物を載置するワ
ークテーブル、 被加工物に対してレーザービームを発射する照射ユニッ
ト、 レーザ発振器から照射ユニットへレーザービームを導く
光学系、並びに照射ユニット及び/又はワークテーブル
を水平面内で移動させる駆動手段を備えているレーザ加
工装置であって、 レーザービームを少なくとも2本に分岐させる手段を光
学系内に更に有しており、 レーザービームを分岐させる手段によって、被加工物上
のレーザービームの加工軌跡の間隔を制御することを特
徴とするレーザ加工装置。 - 【請求項4】 光学系からレーザービームをn本(n≧
2)に分岐させて出射して被加工物表面をレーザ加工す
る方法であって、 分岐させたレーザービームの数と同数の加工軌跡を被加
工部表面に1回の走査で形成すること、及び次回の走査
の際には、分岐させたレーザービームの1番目のビーム
によって形成する加工軌跡が、直前の走査において形成
した加工軌跡のn番目の加工軌跡と少なくとも一部重な
るように位置合わせして、n−1本の新たな加工軌跡を
形成することを特徴とするレーザ加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11070206A JP2000263268A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | レーザ加工装置及びその装置を用いて加工する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11070206A JP2000263268A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | レーザ加工装置及びその装置を用いて加工する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000263268A true JP2000263268A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13424830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11070206A Pending JP2000263268A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | レーザ加工装置及びその装置を用いて加工する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000263268A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009248181A (ja) * | 2008-04-10 | 2009-10-29 | Ulvac Japan Ltd | レーザー加工装置、レーザービームのピッチ可変法、及びレーザー加工方法 |
| JP2013121603A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-06-20 | Toshiba Mach Co Ltd | パルスレーザ加工装置およびパルスレーザ加工方法 |
| JP5306374B2 (ja) * | 2008-12-17 | 2013-10-02 | 三菱電機株式会社 | レーザ加工装置、レーザ加工方法、および光起電力装置の製造方法 |
| CN107504898A (zh) * | 2017-09-25 | 2017-12-22 | 成都光博创科技有限公司 | 一种激光扫描仪 |
| JP2023553870A (ja) * | 2020-12-02 | 2023-12-26 | ヘグラ ボライデント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コー. カーゲー | ガラスシートのレーザ誘起マーキングを消去する方法、ならびにガラスシート、特に基礎ガラスシート、好ましくはフロートガラスシートのマーキング及びマーキング除去のための方法及び装置 |
| CN120516227A (zh) * | 2025-05-28 | 2025-08-22 | 浙江求是半导体设备有限公司 | 一种切割方法和切割装置 |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP11070206A patent/JP2000263268A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009248181A (ja) * | 2008-04-10 | 2009-10-29 | Ulvac Japan Ltd | レーザー加工装置、レーザービームのピッチ可変法、及びレーザー加工方法 |
| JP5306374B2 (ja) * | 2008-12-17 | 2013-10-02 | 三菱電機株式会社 | レーザ加工装置、レーザ加工方法、および光起電力装置の製造方法 |
| JP2013121603A (ja) * | 2011-11-10 | 2013-06-20 | Toshiba Mach Co Ltd | パルスレーザ加工装置およびパルスレーザ加工方法 |
| CN107504898A (zh) * | 2017-09-25 | 2017-12-22 | 成都光博创科技有限公司 | 一种激光扫描仪 |
| JP2023553870A (ja) * | 2020-12-02 | 2023-12-26 | ヘグラ ボライデント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コー. カーゲー | ガラスシートのレーザ誘起マーキングを消去する方法、ならびにガラスシート、特に基礎ガラスシート、好ましくはフロートガラスシートのマーキング及びマーキング除去のための方法及び装置 |
| CN120516227A (zh) * | 2025-05-28 | 2025-08-22 | 浙江求是半导体设备有限公司 | 一种切割方法和切割装置 |
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