JP2000263994A - ホログラムを有する転写フィルム及びその製造方法 - Google Patents
ホログラムを有する転写フィルム及びその製造方法Info
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Landscapes
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- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 着色されたホログラムで図柄を印刷すること
のできる転写フィルムの提供を課題とする。 【解決手段】 ベースフィルム11上の離型層12及び
光透過性に優れた表面保護層13の上に所望の色彩を有
する透明のインキ層14と不透明のインキ層15とを設
け、その上に金属薄膜層16を積層して図柄層17とし
たのち、該金属薄膜層16をその反ベースフィルム11
側からエンボス加工して該層16全体を凹凸に形成する
ことにより、少なくとも、該層16と透明インキ層14
及び表面保護層13との境界面を凹凸に形成する。しか
るのちに、図柄層17を接着層18でカバーする。図柄
の転写後、金属薄膜層16と透明インキ層14との積層
部分は、該透明インキ層14で着色され、且つ金属薄膜
層16の凹凸で光り輝く金属光沢を呈する着色ホログラ
ム部分となる。
のできる転写フィルムの提供を課題とする。 【解決手段】 ベースフィルム11上の離型層12及び
光透過性に優れた表面保護層13の上に所望の色彩を有
する透明のインキ層14と不透明のインキ層15とを設
け、その上に金属薄膜層16を積層して図柄層17とし
たのち、該金属薄膜層16をその反ベースフィルム11
側からエンボス加工して該層16全体を凹凸に形成する
ことにより、少なくとも、該層16と透明インキ層14
及び表面保護層13との境界面を凹凸に形成する。しか
るのちに、図柄層17を接着層18でカバーする。図柄
の転写後、金属薄膜層16と透明インキ層14との積層
部分は、該透明インキ層14で着色され、且つ金属薄膜
層16の凹凸で光り輝く金属光沢を呈する着色ホログラ
ム部分となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品表面の図柄印
刷に用いられる転写フィルムとその製造方法、詳しく
は、虹色に光り輝く金属光沢を呈するホログラムで図柄
を印刷することのできる転写フィルムとその製造方法に
関し、印刷技術の分野に属する。
刷に用いられる転写フィルムとその製造方法、詳しく
は、虹色に光り輝く金属光沢を呈するホログラムで図柄
を印刷することのできる転写フィルムとその製造方法に
関し、印刷技術の分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば家庭用電化製品のプラスチックパ
ーツ等の各種物品に、文字、数字、ロゴマーク等の図柄
を印刷するのに用いられる転写フィルムは、例えばポリ
エチレンテレフタレート等でなるベースフィルムの片面
に、印刷すべき所定の図柄を構成する図柄層が設けられ
たものであって、例えばホットスタンプ法でベースフィ
ルムの裏側からシリコーンパッド等により加熱、加圧す
ることによって該図柄層が物品表面に転移して図柄が印
刷される。
ーツ等の各種物品に、文字、数字、ロゴマーク等の図柄
を印刷するのに用いられる転写フィルムは、例えばポリ
エチレンテレフタレート等でなるベースフィルムの片面
に、印刷すべき所定の図柄を構成する図柄層が設けられ
たものであって、例えばホットスタンプ法でベースフィ
ルムの裏側からシリコーンパッド等により加熱、加圧す
ることによって該図柄層が物品表面に転移して図柄が印
刷される。
【0003】従来より、上記図柄は、例えばグラビヤ印
刷法やスクリーン印刷法により、いろいろな色彩の印刷
インキで描かれていたが、近年では、例えば特開平7−
246692号公報、特開平7−246693号公報又
は特開平9−234824号公報に開示されるように、
虹色光輝性金属光沢を呈するホログラムを用いて表わす
ことも行われており、そのようなホログラムを用いて図
柄を印刷することのできる転写フィルムを製造すること
が知られている。
刷法やスクリーン印刷法により、いろいろな色彩の印刷
インキで描かれていたが、近年では、例えば特開平7−
246692号公報、特開平7−246693号公報又
は特開平9−234824号公報に開示されるように、
虹色光輝性金属光沢を呈するホログラムを用いて表わす
ことも行われており、そのようなホログラムを用いて図
柄を印刷することのできる転写フィルムを製造すること
が知られている。
【0004】かかるホログラムを有する転写フィルム
は、一般に、次のようにして製造される。すなわち、ベ
ースフィルム上に離型層及び透明樹脂層を設け、この透
明樹脂層の表面にエンボス加工で微細な凹凸を形成し、
ここに真空蒸着法等によりアルミニウム等の金属薄膜層
を該表面の凹凸に沿って形成するのである。そして、最
後にこの上から接着層が塗布される。これをベースフィ
ルム側、つまり印刷後における図柄の表面側から観察す
れば、透明樹脂層を介して虹色に光り輝く金属光沢を呈
するホログラムが得られる。その場合に、ホログラムを
実現させるための上記の微細な凹凸をエンボス加工で形
成する技術や装置は特殊専門的であるから、該凹凸だけ
がすでに形成された未蒸着の透明フィルムが市場で流通
するようにもなっている。
は、一般に、次のようにして製造される。すなわち、ベ
ースフィルム上に離型層及び透明樹脂層を設け、この透
明樹脂層の表面にエンボス加工で微細な凹凸を形成し、
ここに真空蒸着法等によりアルミニウム等の金属薄膜層
を該表面の凹凸に沿って形成するのである。そして、最
後にこの上から接着層が塗布される。これをベースフィ
ルム側、つまり印刷後における図柄の表面側から観察す
れば、透明樹脂層を介して虹色に光り輝く金属光沢を呈
するホログラムが得られる。その場合に、ホログラムを
実現させるための上記の微細な凹凸をエンボス加工で形
成する技術や装置は特殊専門的であるから、該凹凸だけ
がすでに形成された未蒸着の透明フィルムが市場で流通
するようにもなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな未蒸着フィルムを使用するような上記の従来のホロ
グラムフィルムの製造方法では、次のような解決すべき
課題がある。
うな未蒸着フィルムを使用するような上記の従来のホロ
グラムフィルムの製造方法では、次のような解決すべき
課題がある。
【0006】すなわち、まず第一に、この予め凹凸だけ
が形成された未蒸着フィルムでは、単なる金属色のみの
ホログラムではない、所望の色彩に着色されたホログラ
ムを得ることはできないのである。つまり、ホログラム
を着色するためには、フィルム上において、有色インキ
層の上に、換言すれば、該インキ層の反ベースフィルム
側の面の上に、金属薄膜層が積層されていなければなら
ない。これが反対に金属薄膜層の上に有色インキ層が積
層されていると、そのインキ層の色彩が金属層で隠蔽さ
れてしまって、結局、通常の金属色のみのホログラムし
か得られないからである。
が形成された未蒸着フィルムでは、単なる金属色のみの
ホログラムではない、所望の色彩に着色されたホログラ
ムを得ることはできないのである。つまり、ホログラム
を着色するためには、フィルム上において、有色インキ
層の上に、換言すれば、該インキ層の反ベースフィルム
側の面の上に、金属薄膜層が積層されていなければなら
ない。これが反対に金属薄膜層の上に有色インキ層が積
層されていると、そのインキ層の色彩が金属層で隠蔽さ
れてしまって、結局、通常の金属色のみのホログラムし
か得られないからである。
【0007】したがって、着色されたホログラムを有す
る転写フィルムを作成するためには、まず先に、上記未
蒸着フィルムに有色の透明インキを塗布することになる
のであるが、このとき、フィルムの凹凸が該インキによ
って埋まってしまい、ホログラムの効果が消失しまうの
である。その結果、金属薄膜層をその有色インキ層の上
に積層させても、ホログラムが得られず、着色された金
属の質感がただ得られるだけとなる。
る転写フィルムを作成するためには、まず先に、上記未
蒸着フィルムに有色の透明インキを塗布することになる
のであるが、このとき、フィルムの凹凸が該インキによ
って埋まってしまい、ホログラムの効果が消失しまうの
である。その結果、金属薄膜層をその有色インキ層の上
に積層させても、ホログラムが得られず、着色された金
属の質感がただ得られるだけとなる。
【0008】もちろん、着色されたホログラムで図柄を
物品上に表わす方策としては、まず通常のホログラムフ
ィルムで図柄を転写し、その上から別の転写フィルムで
透明インキ層を重ね合わせればよいのであるが、印刷工
程が二回に及び、生産性が低下すると共に、図柄同士の
位置合わせが困難で、位置ズレを起こした不良品が出易
いという問題がある。
物品上に表わす方策としては、まず通常のホログラムフ
ィルムで図柄を転写し、その上から別の転写フィルムで
透明インキ層を重ね合わせればよいのであるが、印刷工
程が二回に及び、生産性が低下すると共に、図柄同士の
位置合わせが困難で、位置ズレを起こした不良品が出易
いという問題がある。
【0009】また第二に、この予め凹凸だけが形成され
た未蒸着フィルムでは、該フィルムからホログラムを有
する転写フィルムを製造する側において、その要求に充
分に合致した転写フィルムを製造することができないの
である。つまり、この未蒸着フィルムは、ホログラムを
実現するための上記凹凸を含め、そのベースフィルムの
厚さや素材、透明樹脂層の耐薬品性や耐摩耗性等の物理
的、化学的性質もまたすでに決定されて調製されている
ものであるから、これらの特性を後で転写フィルムの製
造者側で変更することはできない。
た未蒸着フィルムでは、該フィルムからホログラムを有
する転写フィルムを製造する側において、その要求に充
分に合致した転写フィルムを製造することができないの
である。つまり、この未蒸着フィルムは、ホログラムを
実現するための上記凹凸を含め、そのベースフィルムの
厚さや素材、透明樹脂層の耐薬品性や耐摩耗性等の物理
的、化学的性質もまたすでに決定されて調製されている
ものであるから、これらの特性を後で転写フィルムの製
造者側で変更することはできない。
【0010】したがって、例えば、型内で樹脂成形する
と同時に印刷を施すインモールド用の転写フィルムを製
造するために、未蒸着フィルムのベースフィルムの厚さ
をより大きくしたり、合成皮革製品用の転写フィルムを
製造するため、未蒸着フィルムの透明樹脂層をより柔軟
性のあるものにしたりすることができず、限られた用
途、目的の転写フィルムしか製造できないのである。
と同時に印刷を施すインモールド用の転写フィルムを製
造するために、未蒸着フィルムのベースフィルムの厚さ
をより大きくしたり、合成皮革製品用の転写フィルムを
製造するため、未蒸着フィルムの透明樹脂層をより柔軟
性のあるものにしたりすることができず、限られた用
途、目的の転写フィルムしか製造できないのである。
【0011】本発明者は、このような現状に鑑み、着色
されたホログラムで図柄を印刷することのできる転写フ
ィルムの開発を目的として、鋭意研究、検討を重ねた結
果、金属薄膜層を後からエンボス加工してもホログラム
効果が得られることを見出して、本発明を完成するに至
ったものである。
されたホログラムで図柄を印刷することのできる転写フ
ィルムの開発を目的として、鋭意研究、検討を重ねた結
果、金属薄膜層を後からエンボス加工してもホログラム
効果が得られることを見出して、本発明を完成するに至
ったものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の特許請
求の範囲における請求項1に記載の発明は、ベースフィ
ルム上に所定の図柄を構成する図柄層が設けられた転写
フィルムであって、上記図柄層が、所定の色彩の透明イ
ンキ層を有すると共に、該インキ層の反ベースフィルム
側の面に金属薄膜層が設けられ、該金属薄膜層がその反
ベースフィルム側の面からエンボス加工されて、該金属
薄膜層と上記透明インキ層との境界面が凹凸に形成され
ていることを特徴とする。
求の範囲における請求項1に記載の発明は、ベースフィ
ルム上に所定の図柄を構成する図柄層が設けられた転写
フィルムであって、上記図柄層が、所定の色彩の透明イ
ンキ層を有すると共に、該インキ層の反ベースフィルム
側の面に金属薄膜層が設けられ、該金属薄膜層がその反
ベースフィルム側の面からエンボス加工されて、該金属
薄膜層と上記透明インキ層との境界面が凹凸に形成され
ていることを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、同じくベ
ースフィルム上に所定の図柄を構成する図柄層が設けら
れた転写フィルムであって、上記図柄層が、ベースフィ
ルム上に設けられた表面保護層上に設けられ、且つ、所
定の色彩の透明インキ層と、所定の色彩の不透明インキ
層とを有すると共に、少なくとも上記透明インキ層の反
ベースフィルム側の面と、上記表面保護層の反ベースフ
ィルム側の面とに金属薄膜層が設けられ、該金属薄膜層
がその反ベースフィルム側の面からエンボス加工され
て、該金属薄膜層と上記透明インキ層との境界面、及び
該金属薄膜層と表面保護層との境界面が凹凸に形成され
ていることを特徴とする。
ースフィルム上に所定の図柄を構成する図柄層が設けら
れた転写フィルムであって、上記図柄層が、ベースフィ
ルム上に設けられた表面保護層上に設けられ、且つ、所
定の色彩の透明インキ層と、所定の色彩の不透明インキ
層とを有すると共に、少なくとも上記透明インキ層の反
ベースフィルム側の面と、上記表面保護層の反ベースフ
ィルム側の面とに金属薄膜層が設けられ、該金属薄膜層
がその反ベースフィルム側の面からエンボス加工され
て、該金属薄膜層と上記透明インキ層との境界面、及び
該金属薄膜層と表面保護層との境界面が凹凸に形成され
ていることを特徴とする。
【0014】一方、請求項3に記載の発明は、ベースフ
ィルム上に所定の図柄を構成する図柄層が設けられた転
写フィルムの製造方法であって、ベースフィルム上に表
面保護層を設け、該表面保護層上に所定の色彩の透明イ
ンキ層を設けたのち、該インキ層上に金属薄膜層を設
け、次いで、該金属薄膜層をその反ベースフィルム側の
面からエンボス加工し、しかるのちに、接着層を付与す
ることを特徴とする。
ィルム上に所定の図柄を構成する図柄層が設けられた転
写フィルムの製造方法であって、ベースフィルム上に表
面保護層を設け、該表面保護層上に所定の色彩の透明イ
ンキ層を設けたのち、該インキ層上に金属薄膜層を設
け、次いで、該金属薄膜層をその反ベースフィルム側の
面からエンボス加工し、しかるのちに、接着層を付与す
ることを特徴とする。
【0015】そして、請求項4に記載の発明は、同じく
ベースフィルム上に所定の図柄を構成する図柄層が設け
られた転写フィルムの製造方法であって、ベースフィル
ム上に表面保護層を設け、該表面保護層上に所定の色彩
の透明インキ層、所定の色彩の不透明インキ層及び水溶
性樹脂層を部分的に設けたのち、これらの透明インキ
層、不透明インキ層、水溶性樹脂層及び上記表面保護層
上に金属薄膜層を設け、これを水洗いして上記水溶性樹
脂層を該樹脂層上の金属薄膜層と共に除去し、次いで、
残存した金属薄膜層をその反ベースフィルム側の面から
エンボス加工し、しかるのちに、接着層を付与すること
を特徴とする。
ベースフィルム上に所定の図柄を構成する図柄層が設け
られた転写フィルムの製造方法であって、ベースフィル
ム上に表面保護層を設け、該表面保護層上に所定の色彩
の透明インキ層、所定の色彩の不透明インキ層及び水溶
性樹脂層を部分的に設けたのち、これらの透明インキ
層、不透明インキ層、水溶性樹脂層及び上記表面保護層
上に金属薄膜層を設け、これを水洗いして上記水溶性樹
脂層を該樹脂層上の金属薄膜層と共に除去し、次いで、
残存した金属薄膜層をその反ベースフィルム側の面から
エンボス加工し、しかるのちに、接着層を付与すること
を特徴とする。
【0016】本発明に係るホログラムを有する転写フィ
ルムにあっては、ベースフィルム上で図柄を構成する図
柄層が、少なくとも、所定の色彩を有する透明のインキ
層と、この透明インキ層の反ベースフィルム側の面に設
けられた金属薄膜層とを含んでいる。つまり、透明イン
キ層の方がベースフィルムに近い側に、金属薄膜層の方
がベースフィルムから遠い側に配置された状態で、これ
ら両層が相互に重なり合っているのである。そして、そ
のうえで、上記金属薄膜層がその反ベースフィルム側の
面からエンボス加工されて、該金属薄膜層と上記透明イ
ンキ層との境界面が凹凸に形成されている。
ルムにあっては、ベースフィルム上で図柄を構成する図
柄層が、少なくとも、所定の色彩を有する透明のインキ
層と、この透明インキ層の反ベースフィルム側の面に設
けられた金属薄膜層とを含んでいる。つまり、透明イン
キ層の方がベースフィルムに近い側に、金属薄膜層の方
がベースフィルムから遠い側に配置された状態で、これ
ら両層が相互に重なり合っているのである。そして、そ
のうえで、上記金属薄膜層がその反ベースフィルム側の
面からエンボス加工されて、該金属薄膜層と上記透明イ
ンキ層との境界面が凹凸に形成されている。
【0017】転写フィルムで印刷された後の物品表面上
での図柄の層構成は、印刷される前のベースフィルム上
での層構成と天地が逆転する。したがって、この本発明
に係る転写フィルムにおいては、金属薄膜層の上に透明
インキ層が積層した構成の図柄が印刷される。そして、
該金属薄膜層が、反ベースフィルム側の面、つまり印刷
後においては物品表面上で下側の面からエンボス加工さ
れている。これにより、該金属薄膜層の下面だけでな
く、該金属薄膜層全体が凹凸となり、その結果、該金属
薄膜層と透明インキ層との境界面が凹凸となる。したが
って、この印刷後の図柄を外部から観察したときには、
透明インキ層を介して虹色に光り輝く金属光沢を呈する
ホログラムが得られる。
での図柄の層構成は、印刷される前のベースフィルム上
での層構成と天地が逆転する。したがって、この本発明
に係る転写フィルムにおいては、金属薄膜層の上に透明
インキ層が積層した構成の図柄が印刷される。そして、
該金属薄膜層が、反ベースフィルム側の面、つまり印刷
後においては物品表面上で下側の面からエンボス加工さ
れている。これにより、該金属薄膜層の下面だけでな
く、該金属薄膜層全体が凹凸となり、その結果、該金属
薄膜層と透明インキ層との境界面が凹凸となる。したが
って、この印刷後の図柄を外部から観察したときには、
透明インキ層を介して虹色に光り輝く金属光沢を呈する
ホログラムが得られる。
【0018】そして、その場合に、金属薄膜層の上の透
明インキ層が色彩を有するものであるから、上記ホログ
ラムは該インキ層の色彩によって着色され、単なる金属
色ではなく、所望の色彩に着色されたホログラムが得ら
れる。このように着色されたホログラムで印刷された図
柄は、従来の印刷インキだけでは実現困難な高級感のあ
る光輝性金属光沢と、従来の金属色のみのホログラムだ
けでは実現困難なバリエーションのある美麗さとを備
え、従来にない見栄えに優れたものとなり、よって、該
図柄が印刷された製品のグレードアップ、他の従来製品
からの差別化、個性化に寄与することができる。
明インキ層が色彩を有するものであるから、上記ホログ
ラムは該インキ層の色彩によって着色され、単なる金属
色ではなく、所望の色彩に着色されたホログラムが得ら
れる。このように着色されたホログラムで印刷された図
柄は、従来の印刷インキだけでは実現困難な高級感のあ
る光輝性金属光沢と、従来の金属色のみのホログラムだ
けでは実現困難なバリエーションのある美麗さとを備
え、従来にない見栄えに優れたものとなり、よって、該
図柄が印刷された製品のグレードアップ、他の従来製品
からの差別化、個性化に寄与することができる。
【0019】また、このような着色ホログラムで表わさ
れた図柄を一回の印刷工程で印刷することができ、印刷
時に、金属薄膜層とインキ層とが位置ズレすることがな
い。
れた図柄を一回の印刷工程で印刷することができ、印刷
時に、金属薄膜層とインキ層とが位置ズレすることがな
い。
【0020】一方、本発明に係るホログラムを有する転
写フィルムの製造方法にあっては、ベースフィルム上
に、先に、表面保護層、有色透明インキ層、金属薄膜層
をこの順に設けた後、最後に、上記金属薄膜層をその反
ベースフィルム側の面からエンボス加工する。
写フィルムの製造方法にあっては、ベースフィルム上
に、先に、表面保護層、有色透明インキ層、金属薄膜層
をこの順に設けた後、最後に、上記金属薄膜層をその反
ベースフィルム側の面からエンボス加工する。
【0021】この本発明に係る製造方法によれば、ま
ず、ホログラムを実現するための凹凸をインキ層を設け
るよりも先に形成しないから、該凹凸がインキ層で埋ま
ってホログラムの効果が消失するというようなことがな
い。
ず、ホログラムを実現するための凹凸をインキ層を設け
るよりも先に形成しないから、該凹凸がインキ層で埋ま
ってホログラムの効果が消失するというようなことがな
い。
【0022】そして、ベースフィルム上に、表面保護層
や有色透明インキ層、あるいは金属薄膜層といった主要
な層を全て積層した後に、最後に、該金属薄膜層にエン
ボス加工を施すから、予め凹凸だけが形成された従来の
未蒸着フィルムのようなものを使用しなくて済む。その
結果、転写フィルムを製造する側において、ベースフィ
ルム及び上記各層の構成素材を全て自由に選択したもの
を先に作成しておき、そして、これを例えばホログラム
用エンボス加工の専門業者等に外注に出すようなことが
可能となる。よって、用途、目的に合致した特性を備え
たホログラム転写フィルムを自在に製造することがで
き、また、積層工程だけを集中的に行えるから、転写フ
ィルム全体の生産性の向上も図ることができる。
や有色透明インキ層、あるいは金属薄膜層といった主要
な層を全て積層した後に、最後に、該金属薄膜層にエン
ボス加工を施すから、予め凹凸だけが形成された従来の
未蒸着フィルムのようなものを使用しなくて済む。その
結果、転写フィルムを製造する側において、ベースフィ
ルム及び上記各層の構成素材を全て自由に選択したもの
を先に作成しておき、そして、これを例えばホログラム
用エンボス加工の専門業者等に外注に出すようなことが
可能となる。よって、用途、目的に合致した特性を備え
たホログラム転写フィルムを自在に製造することがで
き、また、積層工程だけを集中的に行えるから、転写フ
ィルム全体の生産性の向上も図ることができる。
【0023】ここで、金属薄膜層をその反ベースフィル
ム側の面から、つまりベースフィルム上の積層構造体に
おいて一番外側に配置された金属薄膜層をその表面側か
らエンボス加工するのであるが、この面は、印刷後の図
柄を外部観察することのできる面とは反対側の面であ
る。しかし、前述したように、金属薄膜層は、エンボス
加工することによって、その加工面だけでなく、該金属
薄膜層全体が凹凸となり、その結果、該金属薄膜層と、
隣接する有色透明インキ層との境界面が凹凸となって、
該有色透明インキ層を介し、着色されたホログラムが観
察されることになる。
ム側の面から、つまりベースフィルム上の積層構造体に
おいて一番外側に配置された金属薄膜層をその表面側か
らエンボス加工するのであるが、この面は、印刷後の図
柄を外部観察することのできる面とは反対側の面であ
る。しかし、前述したように、金属薄膜層は、エンボス
加工することによって、その加工面だけでなく、該金属
薄膜層全体が凹凸となり、その結果、該金属薄膜層と、
隣接する有色透明インキ層との境界面が凹凸となって、
該有色透明インキ層を介し、着色されたホログラムが観
察されることになる。
【0024】なお、本発明にあっては、ベースフィルム
上にまず離型層を設け、この離型層上に表面保護層を設
けるようにしてもよい。
上にまず離型層を設け、この離型層上に表面保護層を設
けるようにしてもよい。
【0025】また、透明インキ層だけでなく、所定の色
彩を有する不透明のインキ層を併せて表面保護層上に設
けてもよい。不透明で光が透過しないから、たとえ後で
金属薄膜層がこの上に設けられ、エンボス加工が施され
ても、ホログラムが現れず、インキの色彩をそのまま保
持させておくことができる。
彩を有する不透明のインキ層を併せて表面保護層上に設
けてもよい。不透明で光が透過しないから、たとえ後で
金属薄膜層がこの上に設けられ、エンボス加工が施され
ても、ホログラムが現れず、インキの色彩をそのまま保
持させておくことができる。
【0026】さらに、これらの透明インキ層及び不透明
インキ層を表面保護層上に部分的に設けて、金属薄膜層
が表面保護層上に直接設けられる領域を形成してもよ
い。インキ層を介さないから、金属薄膜層が後でエンボ
ス加工されたときに、該金属薄膜層と上記表面保護層と
の境界面が凹凸に形成されることになり、その領域は、
着色されない通常の金属色のみのホログラム部分とな
る。
インキ層を表面保護層上に部分的に設けて、金属薄膜層
が表面保護層上に直接設けられる領域を形成してもよ
い。インキ層を介さないから、金属薄膜層が後でエンボ
ス加工されたときに、該金属薄膜層と上記表面保護層と
の境界面が凹凸に形成されることになり、その領域は、
着色されない通常の金属色のみのホログラム部分とな
る。
【0027】さらに、これらの透明インキ層及び不透明
インキ層だけでなく、水溶性樹脂層を併せて表面保護層
上に設けてもよい。水溶性であるから、たとえ後で金属
薄膜層がこの上に設けられても、水洗いすることによっ
て、該水溶性樹脂層とその上に積層した金属薄膜層とが
共に除去され、インキ層による着色も、金属薄膜層によ
るホログラムも生成しない空白の領域が得られる。
インキ層だけでなく、水溶性樹脂層を併せて表面保護層
上に設けてもよい。水溶性であるから、たとえ後で金属
薄膜層がこの上に設けられても、水洗いすることによっ
て、該水溶性樹脂層とその上に積層した金属薄膜層とが
共に除去され、インキ層による着色も、金属薄膜層によ
るホログラムも生成しない空白の領域が得られる。
【0028】したがって、これらの領域を組み合わせる
ことにより、透明インキ層によって着色されたホログラ
ム部分と、不透明インキ層によって着色された彩色部分
と、着色されない金属色のみのホログラム部分と、これ
らのインキ層による着色も金属薄膜層によるホログラム
も生成しない空白部分という、相互に異質な外観を有す
る複数の部分で構成された図柄が得られることになり、
各部分独自の特徴的な視覚効果が相乗的により強調さ
れ、該図柄の見栄えが変化に富み、該図柄がなお一層見
栄えに優れたものとなる。
ことにより、透明インキ層によって着色されたホログラ
ム部分と、不透明インキ層によって着色された彩色部分
と、着色されない金属色のみのホログラム部分と、これ
らのインキ層による着色も金属薄膜層によるホログラム
も生成しない空白部分という、相互に異質な外観を有す
る複数の部分で構成された図柄が得られることになり、
各部分独自の特徴的な視覚効果が相乗的により強調さ
れ、該図柄の見栄えが変化に富み、該図柄がなお一層見
栄えに優れたものとなる。
【0029】以下、発明の実施の形態を通じて本発明を
さらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
さらに詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るホログラム
を有する転写フィルム1の好ましい層構成の一例を示す
ものであって、ベースフィルム11の片面上に、離型層
12、及び透明度の高い表面保護層13がこの順に積層
されている。表面保護層13の上には、所望の色彩(例
えば青色)の透明インキ層14と、所望の色彩(例えば
赤色)の不透明インキ層15とが部分的に設けられてい
る。そして、これらのインキ層14,15の上と、該イ
ンキ層14,15の間の領域の表面保護層13の上とに
渡って金属薄膜層16が積層され、これらの層14,1
5,16により図柄層17が形成されている。
を有する転写フィルム1の好ましい層構成の一例を示す
ものであって、ベースフィルム11の片面上に、離型層
12、及び透明度の高い表面保護層13がこの順に積層
されている。表面保護層13の上には、所望の色彩(例
えば青色)の透明インキ層14と、所望の色彩(例えば
赤色)の不透明インキ層15とが部分的に設けられてい
る。そして、これらのインキ層14,15の上と、該イ
ンキ層14,15の間の領域の表面保護層13の上とに
渡って金属薄膜層16が積層され、これらの層14,1
5,16により図柄層17が形成されている。
【0031】ここで、金属薄膜層16が、その反ベース
フィルム11側の面から、つまり図面上、上方からエン
ボス加工されている。これにより、該金属薄膜層16
が、その上面だけでなく、全体が凹凸となり、該金属薄
膜層16と透明インキ層14との境界面、不透明インキ
層15との境界面、及び表面保護層13との境界面が凹
凸となっている。ただし、不透明インキ層15が塗布さ
れた部分においては、該インキ層15が光を透過しない
から、金属薄膜層16との境界面が凹凸に形成されてい
ても、ホログラムの効果が隠蔽され、該インキ層15の
色彩がそのまま現れる。そして、この図柄層17及び表
面保護層13を覆うように接着層18が塗布されてい
る。
フィルム11側の面から、つまり図面上、上方からエン
ボス加工されている。これにより、該金属薄膜層16
が、その上面だけでなく、全体が凹凸となり、該金属薄
膜層16と透明インキ層14との境界面、不透明インキ
層15との境界面、及び表面保護層13との境界面が凹
凸となっている。ただし、不透明インキ層15が塗布さ
れた部分においては、該インキ層15が光を透過しない
から、金属薄膜層16との境界面が凹凸に形成されてい
ても、ホログラムの効果が隠蔽され、該インキ層15の
色彩がそのまま現れる。そして、この図柄層17及び表
面保護層13を覆うように接着層18が塗布されてい
る。
【0032】これにより、透明インキ層14と金属薄膜
層16との積層部分では、青色に着色された金属光沢の
ホログラムが観察され、不透明インキ層15と金属薄膜
層16との積層部分では、赤色に着色された彩色のみが
観察され、これらの間の金属薄膜層16のみの部分で
は、着色されない金属色のみのホログラムが観察され、
そして、これら以外の部分は、着色もホログラムも観察
されない空白領域となる。したがって、この転写フィル
ム1で印刷される図柄は、部分部分で変化に富んだ外観
を有し、これらが相まって従来にない見栄えに優れたも
のとなる。
層16との積層部分では、青色に着色された金属光沢の
ホログラムが観察され、不透明インキ層15と金属薄膜
層16との積層部分では、赤色に着色された彩色のみが
観察され、これらの間の金属薄膜層16のみの部分で
は、着色されない金属色のみのホログラムが観察され、
そして、これら以外の部分は、着色もホログラムも観察
されない空白領域となる。したがって、この転写フィル
ム1で印刷される図柄は、部分部分で変化に富んだ外観
を有し、これらが相まって従来にない見栄えに優れたも
のとなる。
【0033】次に、この転写フィルム1の製造方法を説
明する。まず、図2に示すように、ベースフィルム11
の片面に樹脂溶液をコーティングすることにより離型層
12を設ける。ここで、ベースフィルム11としては、
物品への転写時における耐熱性及び耐圧性の観点からポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムが好まし
く、その厚さは9〜25μmが好適である。特に、厚さ
が25μmより大きいと、例えばゴルフボール等のよう
に物品表面が湾曲している場合に図柄の密着性が低下す
るので好ましくない。
明する。まず、図2に示すように、ベースフィルム11
の片面に樹脂溶液をコーティングすることにより離型層
12を設ける。ここで、ベースフィルム11としては、
物品への転写時における耐熱性及び耐圧性の観点からポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムが好まし
く、その厚さは9〜25μmが好適である。特に、厚さ
が25μmより大きいと、例えばゴルフボール等のよう
に物品表面が湾曲している場合に図柄の密着性が低下す
るので好ましくない。
【0034】また、離型層12を設けるための樹脂とし
ては特に限定されず、従来この種の転写フィルムの製造
に一般に用いられる離型性を有するものが種々好適に使
用可能である。
ては特に限定されず、従来この種の転写フィルムの製造
に一般に用いられる離型性を有するものが種々好適に使
用可能である。
【0035】次いで、同じく図2に示すように、この離
型層12の表面に、透明性、耐熱性、耐薬品性、耐摩耗
性等に優れる樹脂溶液をコーティングして表面保護層1
3を設ける。このときの樹脂溶液としては上記性質を有
するものであれば特に限定されず、例えばアクリル−ウ
レタン系の樹脂溶液等が好ましく使用可能である。
型層12の表面に、透明性、耐熱性、耐薬品性、耐摩耗
性等に優れる樹脂溶液をコーティングして表面保護層1
3を設ける。このときの樹脂溶液としては上記性質を有
するものであれば特に限定されず、例えばアクリル−ウ
レタン系の樹脂溶液等が好ましく使用可能である。
【0036】この表面保護層13は、基本的には、物品
に転写される図柄の表面を保護するためのものである。
しかし、特にゴルフボール等のように湾曲する物品表面
への転写時においては、後述するように、接着層18と
共に、図柄を構成するインキ層14,15や金属薄膜層
16、すなわち図柄層17にクラック(割れ)が発生す
るのを防止したり、金属薄膜層16がヤケて退色や変色
したりするのを防止する機能を併せもつ。これにより、
着色ホログラム部分及び無着色ホログラム部分の美しく
光り輝く金属光沢が長期間表現可能となる。
に転写される図柄の表面を保護するためのものである。
しかし、特にゴルフボール等のように湾曲する物品表面
への転写時においては、後述するように、接着層18と
共に、図柄を構成するインキ層14,15や金属薄膜層
16、すなわち図柄層17にクラック(割れ)が発生す
るのを防止したり、金属薄膜層16がヤケて退色や変色
したりするのを防止する機能を併せもつ。これにより、
着色ホログラム部分及び無着色ホログラム部分の美しく
光り輝く金属光沢が長期間表現可能となる。
【0037】次いで、図3に示すように、この表面保護
層13の表面に、グラビヤ印刷法やスクリーン印刷法を
用いて、例えば青色で透明の印刷インキ及び赤色で不透
明の印刷インキを塗布することにより、それぞれ透明イ
ンキ層14及び不透明インキ層15を設ける。このとき
の印刷インキとしては特に限定されず、従来この種の転
写フィルムの製造に一般に使用される各種の色彩を有す
るものが種々使用可能である。
層13の表面に、グラビヤ印刷法やスクリーン印刷法を
用いて、例えば青色で透明の印刷インキ及び赤色で不透
明の印刷インキを塗布することにより、それぞれ透明イ
ンキ層14及び不透明インキ層15を設ける。このとき
の印刷インキとしては特に限定されず、従来この種の転
写フィルムの製造に一般に使用される各種の色彩を有す
るものが種々使用可能である。
【0038】次いで、図4に示すように、同じく表面保
護層13の表面に、グラビヤ印刷法やスクリーン印刷法
を用いて、水溶性樹脂溶液を塗布することにより、水溶
性樹脂層19を設ける(パスター印刷)。このときの樹
脂溶液としては例えば水酸化ナトリウム水溶液等による
水洗いで除去可能なものであれば特に限定されず、例え
ばポリビニルアルコールの樹脂溶液等が好ましく使用可
能である。
護層13の表面に、グラビヤ印刷法やスクリーン印刷法
を用いて、水溶性樹脂溶液を塗布することにより、水溶
性樹脂層19を設ける(パスター印刷)。このときの樹
脂溶液としては例えば水酸化ナトリウム水溶液等による
水洗いで除去可能なものであれば特に限定されず、例え
ばポリビニルアルコールの樹脂溶液等が好ましく使用可
能である。
【0039】次いで、図5に示すように、これらの透明
インキ層14、不透明インキ層15、水溶性樹脂層1
9、ないし、図示されないが表面保護層13の上に金属
薄膜層16を設ける。この金属薄膜層16の金属として
は、例えば真空蒸着法等を用いて該薄膜層16を形成す
ることが可能なものであれば特に限定されず、例えばア
ルミニウム等が好ましく使用可能である。また、金属薄
膜層16の形成方法としても、上記真空蒸着法の他、ス
パッタリング法等の公知の方法が種々利用可能である。
インキ層14、不透明インキ層15、水溶性樹脂層1
9、ないし、図示されないが表面保護層13の上に金属
薄膜層16を設ける。この金属薄膜層16の金属として
は、例えば真空蒸着法等を用いて該薄膜層16を形成す
ることが可能なものであれば特に限定されず、例えばア
ルミニウム等が好ましく使用可能である。また、金属薄
膜層16の形成方法としても、上記真空蒸着法の他、ス
パッタリング法等の公知の方法が種々利用可能である。
【0040】特に、金属薄膜層16をアルミニウムで構
成した場合、その層厚は、好ましくは200〜600
Å、より好ましくは300〜550Å、さらに好ましく
は350〜450Åである。これは、後で行なう水洗工
程で、上記水溶性樹脂層19をこの金属薄膜層16と共
に容易に除去することを図るためである。
成した場合、その層厚は、好ましくは200〜600
Å、より好ましくは300〜550Å、さらに好ましく
は350〜450Åである。これは、後で行なう水洗工
程で、上記水溶性樹脂層19をこの金属薄膜層16と共
に容易に除去することを図るためである。
【0041】次いで、これを例えば水酸化ナトリウム水
溶液等を用いて水洗いする。これにより、上記水溶性樹
脂層19が溶解し、図6に示すように、該水溶性樹脂層
19と、その上に設けられた金属薄膜層16とが一緒に
除去される。その結果、透明インキ層14と金属薄膜層
16との積層部分、不透明インキ層15と金属薄膜層1
6との積層部分、及び金属薄膜層16のみの部分が表面
保護層13上に残存する。
溶液等を用いて水洗いする。これにより、上記水溶性樹
脂層19が溶解し、図6に示すように、該水溶性樹脂層
19と、その上に設けられた金属薄膜層16とが一緒に
除去される。その結果、透明インキ層14と金属薄膜層
16との積層部分、不透明インキ層15と金属薄膜層1
6との積層部分、及び金属薄膜層16のみの部分が表面
保護層13上に残存する。
【0042】次いで、この残存した金属薄膜層16にそ
の表面側からエンボス加工を施す。これにより、図7に
拡大して示すように、該金属薄膜層16の表面のみなら
ず、該金属薄膜層16全体が凹凸に形成され、その結
果、該金属薄膜層16と透明インキ層14との境界面、
該金属薄膜層16と不透明インキ層15との境界面、及
び該金属薄膜層16と表面保護層13との境界面が凹凸
に形成される。ここにおいて、青色に着色された金属光
沢のホログラム部分と、赤色に着色された彩色部分と、
着色されない金属色のみのホログラム部分との組合せで
構成される図柄層17がベースフィルム11上に生成す
る。
の表面側からエンボス加工を施す。これにより、図7に
拡大して示すように、該金属薄膜層16の表面のみなら
ず、該金属薄膜層16全体が凹凸に形成され、その結
果、該金属薄膜層16と透明インキ層14との境界面、
該金属薄膜層16と不透明インキ層15との境界面、及
び該金属薄膜層16と表面保護層13との境界面が凹凸
に形成される。ここにおいて、青色に着色された金属光
沢のホログラム部分と、赤色に着色された彩色部分と、
着色されない金属色のみのホログラム部分との組合せで
構成される図柄層17がベースフィルム11上に生成す
る。
【0043】なお、上記エンボス加工で形成する凹凸
は、従来一般に転写用ホログラムフィルムを製造する際
に金属薄膜表面に形成される凹凸と同様の態様で形成
し、例えば、凹凸の高さは0.5〜1μm、凹凸の間隔
周期は0.5〜3μm等である。
は、従来一般に転写用ホログラムフィルムを製造する際
に金属薄膜表面に形成される凹凸と同様の態様で形成
し、例えば、凹凸の高さは0.5〜1μm、凹凸の間隔
周期は0.5〜3μm等である。
【0044】また、不透明インキ層15の上の金属薄膜
層16をエンボス加工しても、ホログラムは生成され
ず、該インキ層15の色彩がそのまま維持されるから、
エンボス加工を金属薄膜層16の全面に渡って施すこと
ができ、該エンボス加工を実施することが容易となる。
層16をエンボス加工しても、ホログラムは生成され
ず、該インキ層15の色彩がそのまま維持されるから、
エンボス加工を金属薄膜層16の全面に渡って施すこと
ができ、該エンボス加工を実施することが容易となる。
【0045】次いで、この図柄層17及び表面保護層1
3を熱可塑性樹脂でコーティングすることにより接着層
18を設ける。これで、図1に例示した層構成を有する
本発明に係る転写フィルム1が得られる。
3を熱可塑性樹脂でコーティングすることにより接着層
18を設ける。これで、図1に例示した層構成を有する
本発明に係る転写フィルム1が得られる。
【0046】ここで、接着層18を形成する熱可塑性樹
脂としては特に限定されるものではなく、加熱、加圧し
た際の物品への接着性が良好なものが種々使用可能であ
る。好ましい例としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹
脂とアクリル樹脂との混合物、ポリエステル系樹脂と塩
化ビニル−酢酸ビニル系樹脂とアクリル樹脂との混合
物、エチレン酢酸ビニル系樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系樹脂とアクリル樹脂との混合物等が挙げられる。
脂としては特に限定されるものではなく、加熱、加圧し
た際の物品への接着性が良好なものが種々使用可能であ
る。好ましい例としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹
脂とアクリル樹脂との混合物、ポリエステル系樹脂と塩
化ビニル−酢酸ビニル系樹脂とアクリル樹脂との混合
物、エチレン酢酸ビニル系樹脂と塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系樹脂とアクリル樹脂との混合物等が挙げられる。
【0047】なお、このとき、図柄の転写時において表
面保護層13と接着層18との間に挟まれた図柄層17
にクラックが発生するのを防止する観点から、接着層1
8は表面保護層13と同等の熱収縮率、耐熱性、硬さ等
を有するものであることが好ましい。また、両層13,
18の厚さのバランスについては、表面保護層13が
0.8〜1.5μmで、接着層18が1〜2μmである
ことが好ましい。
面保護層13と接着層18との間に挟まれた図柄層17
にクラックが発生するのを防止する観点から、接着層1
8は表面保護層13と同等の熱収縮率、耐熱性、硬さ等
を有するものであることが好ましい。また、両層13,
18の厚さのバランスについては、表面保護層13が
0.8〜1.5μmで、接着層18が1〜2μmである
ことが好ましい。
【0048】本発明に係るホログラムを有する転写フィ
ルム1を用いて、ホットスタンプ法やインモールド法等
により物品に図柄を転写することができる。例えばホッ
トスタンプ法では、転写フィルム1の接着層18側を物
品の表面と接触させた状態で、ベースフィルム11側か
らシリコーンラバー製のパッド等により転写フィルム1
を物品に押し付けて加熱及び加圧する。このときの転写
条件は、接着層18の種類等に依存し、従来一般の顔料
インキ、印刷インキを用いて製造された転写フィルムの
場合と同様の転写条件であってよいが、例えば転写温度
としては120〜150℃が好ましい。転写温度が15
0℃を越えると物品表面に熱的損傷が発生する場合があ
るからである。
ルム1を用いて、ホットスタンプ法やインモールド法等
により物品に図柄を転写することができる。例えばホッ
トスタンプ法では、転写フィルム1の接着層18側を物
品の表面と接触させた状態で、ベースフィルム11側か
らシリコーンラバー製のパッド等により転写フィルム1
を物品に押し付けて加熱及び加圧する。このときの転写
条件は、接着層18の種類等に依存し、従来一般の顔料
インキ、印刷インキを用いて製造された転写フィルムの
場合と同様の転写条件であってよいが、例えば転写温度
としては120〜150℃が好ましい。転写温度が15
0℃を越えると物品表面に熱的損傷が発生する場合があ
るからである。
【0049】そして、ベースフィルム11を剥離するこ
とにより、物品に対して変形等の熱的損傷を与えること
なく、また物品表面が湾曲していたり凹凸があったりし
ても、その表面に、ホログラム、特に、所望の色彩に着
色されたホログラムを有する図柄を、ただ一回の印刷工
程で、クラック等を生じさせることなく、良好に転写、
印刷することができ、物品の多様化、個性化に応えるこ
とができる。
とにより、物品に対して変形等の熱的損傷を与えること
なく、また物品表面が湾曲していたり凹凸があったりし
ても、その表面に、ホログラム、特に、所望の色彩に着
色されたホログラムを有する図柄を、ただ一回の印刷工
程で、クラック等を生じさせることなく、良好に転写、
印刷することができ、物品の多様化、個性化に応えるこ
とができる。
【0050】なお、本発明に係るホログラムを有する転
写フィルム1で図柄印刷できる製品としては、転写温
度、転写時間等の転写条件等に合致するものであれば特
に限定されず、例えば一般家電製品等の樹脂部品をはじ
め、携帯電話、合成皮革、ゴルフボールやゴルフクラブ
等が挙げられる。この場合、図柄の転写を行ったあと
で、製品の表面全体に、透明性を有するトップコート層
をさらに付与してもよい。
写フィルム1で図柄印刷できる製品としては、転写温
度、転写時間等の転写条件等に合致するものであれば特
に限定されず、例えば一般家電製品等の樹脂部品をはじ
め、携帯電話、合成皮革、ゴルフボールやゴルフクラブ
等が挙げられる。この場合、図柄の転写を行ったあと
で、製品の表面全体に、透明性を有するトップコート層
をさらに付与してもよい。
【0051】その場合に、例えば、ポリカーボネート等
の相対的に硬度が大きいプラスチック製品、あるいは塩
化ビニル等の相対的に柔軟性に富んだ合成皮革製品等、
図柄印刷する製品の種類に応じて、上記表面保護層やイ
ンキ層あるいは接着層等を構成する樹脂素材の性質を種
々変更することができる。例えば、硬度の大きいプラス
チック製品用としては、上記表面保護層等をアクリル系
樹脂で構成し、一方、柔軟性のある合成皮革製品用とし
ては、ウレタン系樹脂で構成する。
の相対的に硬度が大きいプラスチック製品、あるいは塩
化ビニル等の相対的に柔軟性に富んだ合成皮革製品等、
図柄印刷する製品の種類に応じて、上記表面保護層やイ
ンキ層あるいは接着層等を構成する樹脂素材の性質を種
々変更することができる。例えば、硬度の大きいプラス
チック製品用としては、上記表面保護層等をアクリル系
樹脂で構成し、一方、柔軟性のある合成皮革製品用とし
ては、ウレタン系樹脂で構成する。
【0052】また、製品の用途や使用される環境条件等
に応じて、表面保護層の物理的特性を、耐熱性、耐薬品
性、耐摩耗性等の中から種々選択することもできる。
に応じて、表面保護層の物理的特性を、耐熱性、耐薬品
性、耐摩耗性等の中から種々選択することもできる。
【0053】以下、実施例を通じて本発明をさらに詳し
く説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
く説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0054】
【実施例】厚さ25μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムの片面に、アクリル樹脂を用いてグラビア印刷
法により離型層を形成し、さらに、この離型層上にアク
リル−ウレタン系樹脂を用いて同じくグラビア印刷法に
より厚さ1.5μmの表面保護層を形成した。
フィルムの片面に、アクリル樹脂を用いてグラビア印刷
法により離型層を形成し、さらに、この離型層上にアク
リル−ウレタン系樹脂を用いて同じくグラビア印刷法に
より厚さ1.5μmの表面保護層を形成した。
【0055】次いで、この表面保護層上に、黒色の不透
明性印刷インキ、黄色の不透明性印刷インキ、及び緑色
の透明性印刷インキを用いて、スクリーン印刷法によ
り、それぞれ半径3cm、角度90°の三つの扇形を相
隣接して印刷した。
明性印刷インキ、黄色の不透明性印刷インキ、及び緑色
の透明性印刷インキを用いて、スクリーン印刷法によ
り、それぞれ半径3cm、角度90°の三つの扇形を相
隣接して印刷した。
【0056】次いで、酸化珪素を添加したポリビニルア
ルコール樹脂を用いて、スクリーン印刷法により、中が
直径6cmの円形に繰り抜かれた水溶性樹脂層を上記三
つの扇形の周囲に形成した。
ルコール樹脂を用いて、スクリーン印刷法により、中が
直径6cmの円形に繰り抜かれた水溶性樹脂層を上記三
つの扇形の周囲に形成した。
【0057】次いで、これらのインキ層、水溶性樹脂
層、及び該樹脂層内の表面保護層に渡って、アルミニウ
ムを用いて真空蒸着法により厚さ450Åの金属薄膜層
を形成した。
層、及び該樹脂層内の表面保護層に渡って、アルミニウ
ムを用いて真空蒸着法により厚さ450Åの金属薄膜層
を形成した。
【0058】次いで、水酸化ナトリウム水溶液を用いて
フィルム全体を水洗いした。これにより、水溶性樹脂層
が溶解し、該水溶性樹脂層と該樹脂層上に形成された金
属薄膜層とが共に除去されて、黒色不透明インキ層と金
属薄膜層との重なり合いでなる扇形と、黄色不透明イン
キ層と金属薄膜層との重なり合いでなる扇形と、緑色透
明インキ層と金属薄膜層との重なり合いでなる扇形と、
金属薄膜層のみでなる扇形とで構成された円形が表面保
護層上に残存した。
フィルム全体を水洗いした。これにより、水溶性樹脂層
が溶解し、該水溶性樹脂層と該樹脂層上に形成された金
属薄膜層とが共に除去されて、黒色不透明インキ層と金
属薄膜層との重なり合いでなる扇形と、黄色不透明イン
キ層と金属薄膜層との重なり合いでなる扇形と、緑色透
明インキ層と金属薄膜層との重なり合いでなる扇形と、
金属薄膜層のみでなる扇形とで構成された円形が表面保
護層上に残存した。
【0059】次いで、この円全体に渡って設けられた金
属薄膜層を表面側からエンボス加工することにより、該
金属薄膜層を凹凸に形成した。
属薄膜層を表面側からエンボス加工することにより、該
金属薄膜層を凹凸に形成した。
【0060】そして、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂と
アクリル樹脂とをブレンドしたものを用いてグラビア印
刷法により厚さ2μmの接着層を上記円形の図柄の上か
ら塗布することにより、黒色に着色された扇形と、黄色
に着色された扇形と、緑色に着色されたホログラムの扇
形と、金属色のみのホログラムの扇形との組合せでなる
円形図柄を有する転写フィルムが得られた。
アクリル樹脂とをブレンドしたものを用いてグラビア印
刷法により厚さ2μmの接着層を上記円形の図柄の上か
ら塗布することにより、黒色に着色された扇形と、黄色
に着色された扇形と、緑色に着色されたホログラムの扇
形と、金属色のみのホログラムの扇形との組合せでなる
円形図柄を有する転写フィルムが得られた。
【0061】この転写フィルムを用いて、転写温度12
0℃、転写時間1秒の条件で、ホットスタンプ法によ
り、白色のポリカーボネート製のプラスチックパーツの
表面に上記円形図柄を印刷したところ、図8に示すよう
に、プラスチックパーツXの表面によく沿って上記円形
図柄Pが良好に転写された。該円形図柄Pは、黒色に着
色された扇形C1と、黄色に着色された扇形C2と、緑
色に着色され且つ見る角度によって色相が虹色に変化す
る金属性光沢を呈するホログラムの扇形H1と、金属色
のみのホログラムの扇形H2とが組み合わされたもので
あり、これらの相互に異質の視覚的効果が相乗的に相ま
って、著しく個性化され、見栄えに優れるプラスチック
パーツXが作製できた。
0℃、転写時間1秒の条件で、ホットスタンプ法によ
り、白色のポリカーボネート製のプラスチックパーツの
表面に上記円形図柄を印刷したところ、図8に示すよう
に、プラスチックパーツXの表面によく沿って上記円形
図柄Pが良好に転写された。該円形図柄Pは、黒色に着
色された扇形C1と、黄色に着色された扇形C2と、緑
色に着色され且つ見る角度によって色相が虹色に変化す
る金属性光沢を呈するホログラムの扇形H1と、金属色
のみのホログラムの扇形H2とが組み合わされたもので
あり、これらの相互に異質の視覚的効果が相乗的に相ま
って、著しく個性化され、見栄えに優れるプラスチック
パーツXが作製できた。
【0062】
【発明の効果】このように本発明によれば、まず、従来
より知られた単なる金属色のみを呈する光輝性のホログ
ラムではなく、所望の色彩に着色され、該色彩を基調と
する光輝性のホログラムで図柄を印刷することができる
から、従来の印刷インキでは実現困難な高級感のある光
輝性の金属光沢と、従来のホログラムでは実現困難なバ
リエーションのある美麗さとを備え、従来にない見栄え
を有する製品を提供することができる。
より知られた単なる金属色のみを呈する光輝性のホログ
ラムではなく、所望の色彩に着色され、該色彩を基調と
する光輝性のホログラムで図柄を印刷することができる
から、従来の印刷インキでは実現困難な高級感のある光
輝性の金属光沢と、従来のホログラムでは実現困難なバ
リエーションのある美麗さとを備え、従来にない見栄え
を有する製品を提供することができる。
【0063】また、そのような着色されたホログラム部
分と、通常のホログラム部分と、インキ独自の色彩部分
とが組み合わされた図柄を印刷することもできるから、
各部分独自の特徴的な視覚効果が相乗的により強調さ
れ、図柄印刷された製品のなお一層の個性化を図ること
ができる。
分と、通常のホログラム部分と、インキ独自の色彩部分
とが組み合わされた図柄を印刷することもできるから、
各部分独自の特徴的な視覚効果が相乗的により強調さ
れ、図柄印刷された製品のなお一層の個性化を図ること
ができる。
【0064】そして、そのような着色ホログラム部分を
有する転写フィルムの製造において、ホログラムを実現
するエンボス加工が最終段階で行われるから、生産性及
び各層の樹脂素材の選択性が向上する。つまり、この種
のホログラムを実現するためのエンボス加工は特殊な技
法を要するため、該エンボス加工だけを外注する場合も
あるが、それまでに転写フィルムの重要な構成要素であ
る表面保護層やインキ層、あるいは金属薄膜層等の殆ど
の層を作製しておくことができるから、生産性がよくな
ると共に、前述したように、図柄印刷する製品の種類や
用途に応じて、各層の厚みや、物理的、化学的性質を種
々自在に選択することができることになる。
有する転写フィルムの製造において、ホログラムを実現
するエンボス加工が最終段階で行われるから、生産性及
び各層の樹脂素材の選択性が向上する。つまり、この種
のホログラムを実現するためのエンボス加工は特殊な技
法を要するため、該エンボス加工だけを外注する場合も
あるが、それまでに転写フィルムの重要な構成要素であ
る表面保護層やインキ層、あるいは金属薄膜層等の殆ど
の層を作製しておくことができるから、生産性がよくな
ると共に、前述したように、図柄印刷する製品の種類や
用途に応じて、各層の厚みや、物理的、化学的性質を種
々自在に選択することができることになる。
【図1】 本発明に係るホログラムを有する転写フィル
ムの好ましい層構成を例示する断面図である。
ムの好ましい層構成を例示する断面図である。
【図2】 同転写フィルムの製造過程において離型層と
表面保護層とを形成した段階の層構成を示す断面図であ
る。
表面保護層とを形成した段階の層構成を示す断面図であ
る。
【図3】 同じくインキ層を形成した段階の層構成を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】 同じく水溶性樹脂層を形成した段階の層構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図5】 同じく金属薄膜層を形成した段階の層構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】 同じく水溶性樹脂層を除去した段階の層構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図7】 同じく金属薄膜層の側からエンボス加工を施
して該金属薄膜層とインキ層及び表面保護層との境界面
を凹凸に形成した段階の層構成を示す拡大断面図であ
る。
して該金属薄膜層とインキ層及び表面保護層との境界面
を凹凸に形成した段階の層構成を示す拡大断面図であ
る。
【図8】 本発明に係るホログラムを有する転写フィル
ムで印刷した図柄の外観を示す平面図である。
ムで印刷した図柄の外観を示す平面図である。
1 転写フィルム 11 ベースフィルム 12 離型層 13 表面保護層 14 透明インキ層 15 不透明インキ層 16 金属薄膜層 17 図柄層 18 接着層 19 水溶性樹脂層 C1,C2 彩色インキ部分 H1 着色ホログラム部分 H2 無着色ホログラム部分 P 図柄 X 物品
フロントページの続き Fターム(参考) 2K008 AA00 EE04 FF12 FF13 FF14 GG05 3B005 EA06 EA12 EB01 FB03 FB22 FB42 FB53 FB57 FB58 FC08Y FC09Y FG02Z FG04Z FG08Z 4F100 AB01C AK42A AK51B AR00E AT00A AT00D BA05 BA07 BA10A BA10E CC00B EG001 EH461 EH462 EH661 EJ301 EJ401 EJ851 GB90 HB00 HB00B JL11E JM02C JN01B JN02B JN21
Claims (4)
- 【請求項1】 ベースフィルム上に所定の図柄を構成す
る図柄層が設けられた転写フィルムであって、上記図柄
層が、所定の色彩の透明インキ層を有すると共に、該イ
ンキ層の反ベースフィルム側の面に金属薄膜層が設けら
れ、該金属薄膜層がその反ベースフィルム側の面からエ
ンボス加工されて、該金属薄膜層と上記透明インキ層と
の境界面が凹凸に形成されていることを特徴とするホロ
グラムを有する転写フィルム。 - 【請求項2】 ベースフィルム上に所定の図柄を構成す
る図柄層が設けられた転写フィルムであって、上記図柄
層が、ベースフィルム上に設けられた表面保護層上に設
けられ、且つ、所定の色彩の透明インキ層と、所定の色
彩の不透明インキ層とを有すると共に、少なくとも上記
透明インキ層の反ベースフィルム側の面と、上記表面保
護層の反ベースフィルム側の面とに金属薄膜層が設けら
れ、該金属薄膜層がその反ベースフィルム側の面からエ
ンボス加工されて、該金属薄膜層と上記透明インキ層と
の境界面、及び該金属薄膜層と表面保護層との境界面が
凹凸に形成されていることを特徴とするホログラムを有
する転写フィルム。 - 【請求項3】 ベースフィルム上に所定の図柄を構成す
る図柄層が設けられた転写フィルムの製造方法であっ
て、ベースフィルム上に表面保護層を設け、該表面保護
層上に所定の色彩の透明インキ層を設けたのち、該イン
キ層上に金属薄膜層を設け、次いで、該金属薄膜層をそ
の反ベースフィルム側の面からエンボス加工し、しかる
のちに、接着層を付与することを特徴とするホログラム
を有する転写フィルムの製造方法。 - 【請求項4】 ベースフィルム上に所定の図柄を構成す
る図柄層が設けられた転写フィルムの製造方法であっ
て、ベースフィルム上に表面保護層を設け、該表面保護
層上に所定の色彩の透明インキ層、所定の色彩の不透明
インキ層及び水溶性樹脂層を部分的に設けたのち、これ
らの透明インキ層、不透明インキ層、水溶性樹脂層及び
上記表面保護層上に金属薄膜層を設け、これを水洗いし
て上記水溶性樹脂層を該樹脂層上の金属薄膜層と共に除
去し、次いで、残存した金属薄膜層をその反ベースフィ
ルム側の面からエンボス加工し、しかるのちに、接着層
を付与することを特徴とするホログラムを有する転写フ
ィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11068198A JP2000263994A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ホログラムを有する転写フィルム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11068198A JP2000263994A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ホログラムを有する転写フィルム及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000263994A true JP2000263994A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13366869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11068198A Pending JP2000263994A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | ホログラムを有する転写フィルム及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000263994A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100380691B1 (ko) * | 2000-11-20 | 2003-04-26 | 소망코퍼레이션 주식회사 | 엠보싱용 다 착색 홀로그램 제조공정 |
| KR100638978B1 (ko) | 2004-08-17 | 2006-10-25 | 한국조폐공사 | 디지털 잠상을 이용한 위조방지용 홀로그램 박막필름 및그 제조방법 |
| JP2009276564A (ja) * | 2008-05-14 | 2009-11-26 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラムラベル及びその製造方法 |
| JP2010105386A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-05-13 | Key Tranding Co Ltd | 加飾成形品の製法およびそれによって得られる加飾成形品 |
| WO2014192314A1 (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-04 | 凸版印刷株式会社 | 転写用積層媒体および印刷物 |
| JP2015123609A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 凸版印刷株式会社 | 転写用積層媒体および印刷物 |
| JP2015182791A (ja) * | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 株式会社カナオカ | 食品用包装袋 |
| KR101995215B1 (ko) * | 2018-03-16 | 2019-07-02 | 주식회사 미래기술연구소 | 홀로그래픽 핫 스탬핑 포일의 제작방법 |
-
1999
- 1999-03-15 JP JP11068198A patent/JP2000263994A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR100380691B1 (ko) * | 2000-11-20 | 2003-04-26 | 소망코퍼레이션 주식회사 | 엠보싱용 다 착색 홀로그램 제조공정 |
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| CN105246705A (zh) * | 2013-05-31 | 2016-01-13 | 凸版印刷株式会社 | 转印用层叠介质及印刷物 |
| JPWO2014192314A1 (ja) * | 2013-05-31 | 2017-02-23 | 凸版印刷株式会社 | 転写用積層媒体および印刷物 |
| US10059086B2 (en) | 2013-05-31 | 2018-08-28 | Toppan Printing Co., Ltd. | Laminated transfer medium and printed matter |
| CN111675978A (zh) * | 2013-05-31 | 2020-09-18 | 凸版印刷株式会社 | 转印用层叠介质及印刷物 |
| JP2015123609A (ja) * | 2013-12-25 | 2015-07-06 | 凸版印刷株式会社 | 転写用積層媒体および印刷物 |
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| KR101995215B1 (ko) * | 2018-03-16 | 2019-07-02 | 주식회사 미래기술연구소 | 홀로그래픽 핫 스탬핑 포일의 제작방법 |
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