JP2000264408A - 倉庫管理システム - Google Patents

倉庫管理システム

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JP2000264408A
JP2000264408A JP6809899A JP6809899A JP2000264408A JP 2000264408 A JP2000264408 A JP 2000264408A JP 6809899 A JP6809899 A JP 6809899A JP 6809899 A JP6809899 A JP 6809899A JP 2000264408 A JP2000264408 A JP 2000264408A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ロケーションサーチパタンは、商品マス
タ6Aの属性データで、商品の移動元リストと、移動先
リストとを、予め設定した所定の順にリストアップした
ものである。管理端末1に商品の移動要求を入力する
と、制御部5が、ロケーションサーチパタンを参照し
て、手順書15を生成する。その手順は、移動元リスト
の先頭にリストアップした移動元に保管された該当する
物品を、移動先リストの先頭にリストアップした移動先
に保管し、移動元リストの先頭にリストアップした移動
元に保管された該当する物品が無くなったときには、移
動元リストの次にリストアップした移動元に保管された
該当する物品を、順に移動先リスト28の先頭にリスト
アップした移動先に保管するといった内容となる。 【効果】 商品ごとに予め所定のロケーションサーチパ
タンを用意しておけば、商品の移動手順を自動的に最適
化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、倉庫に物品を入庫
したり、倉庫から物品を出庫する場合に、各物品の移動
をコンピュータを用いて管理する倉庫管理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、全国的にチェーン店を持つ大型
量販店の物流センター等では、倉庫に多種多様な商品が
保管され、頻繁に、商品の入庫、出庫、移動、等が行わ
れる。このような倉庫内部の商品の移動管理には、商品
に関するデータを取り扱うコンピュータが利用される。
例えば、本願出願人による特願平8−208834号や
特願平8−340506号には、コンピュータを用い
た、倉庫における商品の移動や検品管理についての発明
が紹介されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。倉庫には一般に多数の棚があり、商品を入庫したと
きは、指定された棚を見つけてその棚まで商品を運搬し
て保管する。このような商品保管作業を行う作業者に
は、トラック等から下ろされた各商品をどの棚まで運搬
するかという手順書が発行される。しかしながら、同一
の商品であっても、その商品の出庫先や属性や保管目的
が異なれば保管されるべき棚が異なる。このとき、例え
ば、最短距離で能率よく各商品を順番に棚に保管するこ
とができるような手順書の発行が望まれる。
【0004】また、同種の商品を保管することができる
棚が数段ある場合、どの段にどの商品を保管するべきか
という具体的な手順が示されないと、商品が雑然と棚に
並べられるおそれがある。これでは、商品の保管作業も
ピックアップ作業も能率が悪くなる。複数の棚に分散し
て保管された同一の商品を複数の棚に移動するような場
合には、さらに手順が複雑になる。従って、各棚への商
品の配置や移動を合理的に指定した、作業者に対する、
より具体的な内容の手順書を発行することが望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉倉庫内の物品保管場所の物理的な位置を示す
物理的ロケーションを示すデータ及び、保管される物品
の任意の属性データに基づいて各保管場所をグループ化
した論理的ロケーションを示すデータを使用して、倉庫
内部の各物品の移動元と移動先とを示す移動手順を生成
する制御部と、生成された移動手順を表示出力する出力
部を備えたことを特徴とする倉庫管理システム。
【0006】〈構成2〉物品の移動要求を入力する入力
部と、上記物品の移動元リストと、移動先リストとを、
予め設定した所定の順にリストアップしたロケーション
サーチパタンを記憶する記憶部と、この記憶部を参照し
て、上記ロケーションサーチパタンの移動元リストの先
頭にリストアップした移動元に保管された該当する物品
を、移動先リストの先頭にリストアップした移動先に保
管する処理と、上記移動元リストの先頭にリストアップ
した移動元に保管された該当する物品が無くなったと
き、上記移動元リストに続いてリストアップした別の移
動元を順番に選択して、その移動元に保管された該当す
る物品を、移動先リストの先頭にリストアップした移動
先に保管する処理と、上記移動先リストの先頭にリスト
アップした移動先がいっぱいになったとき、上記移動先
リストに続いてリストアップした別の移動先を順番に選
択して、その移動先に上記物品を保管する処理を実行す
るように、物品の移動手順を生成する制御部と、生成さ
れた移動手順を表示出力する出力部を備えたことを特徴
とする倉庫管理システム。
【0007】〈構成3〉構成2に記載の倉庫管理システ
ムにおいて、上記ロケーションサーチパタンは物品毎に
設定され、各物品の属性データに含めて、上記記憶部に
保管されることを特徴とする倉庫管理システム。
【0008】〈構成4〉構成2に記載の倉庫管理システ
ムにおいて、上記ロケーションサーチパタンには、保管
される物品の任意の属性データに基づいて各保管場所を
グループ化した論理的ロケーションのリストが、移動元
リストもしくは移動先リストとしてリストアップされる
ことを特徴とする倉庫管理システム。
【0009】〈構成5〉構成1または2に記載の倉庫管
理システムにおいて、上記制御部は、物品が移動先に移
動された後、その移動先の属性データによって、上記メ
モリ中の物品の属性データを更新することを特徴とする
倉庫管理システム。
【0010】〈構成6〉構成1または2に記載の倉庫管
理システムにおいて、上記制御部は、物品が移動先に移
動された後、その物品の属性データによって、上記メモ
リ中の移動先の属性データを更新することを特徴とする
倉庫管理システム。
【0011】〈構成7〉物品の移動要求を入力したと
き、上記物品の移動元リストと、移動先リストとを、予
め設定した所定の順にリストアップしたロケーションサ
ーチパタンを参照して、上記ロケーションサーチパタン
の移動元リストの先頭にリストアップした移動元に保管
された該当する物品を、移動先リストの先頭にリストア
ップした移動先に保管する処理と、上記移動元リストの
先頭にリストアップした移動元に保管された該当する物
品が無くなったとき、上記移動元リストに続いてリスト
アップした別の移動元を順番に選択して、その移動元に
保管された該当する物品を、移動先リストの先頭にリス
トアップした移動先に保管する処理と、上記移動先リス
トの先頭にリストアップした移動先がいっぱいになった
とき、上記移動先リストに続いてリストアップした別の
移動先を順番に選択して、その移動先に上記物品を保管
する処理を実行するように、物品の移動手順を生成し、
生成された移動手順を表示出力するように制御する、コ
ンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。なお、本発明は、任意の物品を倉
庫に保管して入庫管理や出庫管理を行う場合に利用され
る。以下の説明では、多種の商品を1つの倉庫に保管し
て管理する例を説明する。
【0013】図1は、本発明の実施に適する倉庫管理シ
ステムの概略図である。このシステムは、例えばパーソ
ナルコンピュータやワークステーション等による管理端
末1によって管理される。管理端末1は、キーボード
2、マウス3、ディスプレイ4、制御部5等を備える。
制御部5は、この倉庫管理システムを制御するプログラ
ムを実行するプログラム等を内蔵する。ディスプレイ4
には、商品の入庫、出庫等の指示を入力する画面が表示
される。図示しないオペレータは、キーボード2やマウ
ス3を使用して、商品の移動指示を入力する。記憶部6
には、商品マスタ6Aと倉庫マスタ6Bとが記憶されて
いる。
【0014】このシステムは、例えばトラックから下ろ
された商品をどのような手順で倉庫のどの棚に保管する
かの手順を示す手順書を作成する。この例では、手順書
は管理端末1から離れた場所に無線で送信されて印刷さ
れる。このために、管理端末1には、送信機7とアンテ
ナ8が設けられている。作業者9のいる場所には、出力
部10が設けられている。この出力部10は、作業者9
の図示しない控室に配置された端末装置や、作業者の運
転する商品運搬用のフォークリフトに取り付けられた端
末装置から成る。
【0015】出力部10は、受信アンテナ11と受信機
12とプリンタ13とを備える。制御部5により生成さ
れた手順書15のイメージは、プリンタ13によって印
刷される。作業者9は、この手順書15を見ながら、図
示しない商品を棚に運搬する。
【0016】記憶部6に記憶された商品マスタ6Aは、
商品に関する情報を記憶したデータベースである。同様
に、記憶部6に記憶された倉庫マスタ6Bは、倉庫内部
の在庫情報を記憶したデータベースである。商品マスタ
6Aは、取り扱われる全ての商品名やその属性データ
(プロパティ)を含むデータである。属性データには、
個々の商品についてのあらゆる情報、例えば、商品コー
ドや商品名称、規格、重量、商品の保管場所等を示す情
報が含まれる。また、例えば食品の場合には、冷凍品か
どうか、入庫時の取扱い方等の情報も含まれる。
【0017】このような商品の属性データのうち、商品
の保管場所を示すものをロケーション名と呼ぶ。商品を
保管する倉庫には多数の棚が設けられており、各棚には
それぞれ、端の方から順番に数字や記号を用いたロケー
ション名が付けられる。このような棚の配置された場所
からみた商品の保管場所マップを、物理的なロケーショ
ンと呼ぶ。倉庫マスタ6Bは、物理的なロケーションを
示す情報のほか、各棚に保管される商品の種類とか用途
等の情報を属性データとして含むデータである。
【0018】ところで、オペレータが上記のような管理
端末1を用いて商品の移動を指示する場合、具体的に、
特定の棚の上の商品を別の特定の棚に移動するといった
物理的なロケーションを指定した指示を入力することが
できる。この指示の内容は直接手順書15に印刷されて
作業者に利用される。しかしながら、いくつかの棚に分
散して保管された商品を別のいくつかの棚に一定の規則
に従って移動させるといった指示を入力するのは、容易
でない。そこで、本発明では、物理的なロケーションを
指定するだけでなく、論理的なロケーションを指定する
ことを可能にする。論理的なロケーションとは、保管さ
れる商品のある属性データの共通性に基づいて、各保管
場所をグループ化したものである。即ち、物理的なロケ
ーションを商品の属性データをキーにして再配列しグル
ープ化する。
【0019】図2の(a)は、物理的ロケーションの説
明図、(b)は論理的ロケーションの説明図である。図
は、物理的なロケーションに基づいて倉庫20内の棚を
グループ分けした例を示す。この倉庫20には、多数の
棚が設けられている。これらの棚にそれぞれR11〜R
13,R21〜R24,R31〜R34,R41〜R4
4,R91,R92というように符号を付した。商品を
保管する場合には、このロケーション名を使用する。
【0020】破線の枠で囲んだゾーンZ1〜Z5は、そ
れぞれ棚の配置から見て、各棚をグループ化したもので
ある。これらのゾーンは、例えば、棚の形状や配置、棚
の機能等を基準にして付けられたものである。例えば、
グループZ2は移動棚グループ、グループZ5は平置き
棚グループといった要領である。作業者は、倉庫内で各
棚を見渡したとき、この物理的ロケーションに従って棚
を指定されると、直観的にその棚を探しあてることがで
きる。従って、作業者に渡す手順書の内容は、このよう
な物理的ロケーションに基づくのが最もよい。
【0021】図(b)は、論理的なロケーションに基づ
いて倉庫内の棚をグループ分けした例を示す。破線の枠
で囲んだロジカルゾーンRZ1〜RZ6は、それぞれ棚
に保管される商品のある属性データから見て、各棚をグ
ループ化したものである。商品管理上は、商品の物理的
な保管場所がどこにあるかを認識することなく、商品の
種類や性質、用途等を考慮して商品の移動を指示するこ
とが便利な場合が多い。従って、作業者に指示を出すオ
ペレータにとって、この論理的ロケーションを用いるこ
とが有効になる。
【0022】図3は、論理的ロケーションの活用方法説
明図である。(a)に示す4台の棚は、1段目がピッキ
ング用、2段目〜4段目は補充用の商品を保管する棚に
指定されている。従来は、図1に示す管理端末1を用い
て、例えば「3段目に保管された補充用の商品を1段目
のピッキング用の棚に移動する。」という指示を入力
し、「棚R2からR4への商品の移動」といった手順書
を作成していた。
【0023】従って、2段目〜4段目に同一種類の商品
が保管されてるときは、各棚に何個の商品が保管されて
いるかを調べ、それぞれの棚から何個ずつ1段目の棚へ
移動するといった手順を直接指定しなければならなかっ
た。このために、オペレータは、管理端末1のディスプ
レイ4に、倉庫マスタ6B中の在庫情報、即ち各棚にど
のような種類の商品が何個保管されているかを示す情報
を表示させながら、具体的な手順を検討してその結果を
入力する作業を必要としていた。
【0024】一方、上記のような論理的ロケーションを
利用すれば、2段目〜4段目の棚を一括して、同一の商
品を保管したロジカルゾーンRZ1とし、「RZ1から
RZ2への商品の移動」という指定を行えばよいことに
なる。コンピュータは、ロジカルゾーンを用いて商品の
移動が指定されると、そのロジカルゾーンに保管された
商品を予め定めた一定の順番で取り出し、それらの商品
を移動先に移動するための手順書を自動的に作成する。
最終的に作業者に提示される手順書の内容は同一である
が、管理端末1を操作するオペレータの負担はこれによ
って大幅に軽減される。なお、このようなプログラムに
よる手順書の具体的な作成動作は、後で詳細に説明す
る。
【0025】(b)には、倉庫内に、所定数のDPS
(ディジタルピッキングシステム)と、ケース棚と、平
置き棚とが設けられた例を示す。なお、DPSとは、ピ
ッキング(移動)するべき商品を付属のディスプレイ等
にデジタル表示して指示を出す棚のことである。各棚に
は、それぞれ、その倉庫内の位置に従って、物理的なロ
ケーションを示す記号R1〜R10が付けられている。
さらに、この例では、各棚の種類に基づいて論理的ロケ
ーションを設定する。即ち、4つのDPSと4つのケー
ス棚と2つの平置き棚が、それぞれ別々のロジカルゾー
ンに含まれることにする。この場合には、「ケース棚か
らDPSへ」、「平置き棚からケース棚へ」といった指
示を管理端末から入力することにより、商品の移動や補
充のための適切な手順書が作成される。
【0026】また、例えばケース棚には、一定数の商品
を箱に詰めたケース物を保管し、平置き棚には単品の商
品即ちピース物の商品を保管するものとする。この場合
に、ピースものの商品が入庫した場合には、平置き棚の
ロジカルゾーンを指定して商品を保管し、ケース物の商
品が入荷した場合にはケース棚のロジカルゾーンを指定
して商品を保管するといった指示を管理端末に入力すれ
ばよい。棚卸し手順等についても、こうしたロジカルゾ
ーンを用いて商品を区別することができる。
【0027】(c)は、同一の形状の4つの棚に、それ
ぞれ部分的に一定の共通性を持つ保管場所を設定した例
を示す。これらをまとめてロジカルゾーンRZ1に指定
する。こうして、これらのロジカルゾーンに保管された
商品を一括して移動させたり管理することが可能にな
る。
【0028】図4は、本発明によるロケーションサーチ
パタンの説明図である。続いて、上記のような論理的ロ
ケーションを利用した具体的な倉庫管理方法を説明す
る。ここで、この例では、倉庫の補充用棚からピッキン
グ棚への商品の補充指示22が行われる場合を説明す
る。このとき、オペレータは、図1に示した管理端末1
のキーボード2やマウス3を用いて、補充用棚をグルー
プ化したロジカルゾーンの商品を、ピッキング棚をグル
ープ化したロジカルゾーンRZ2に移動するといった指
示を入力する。例えば補充用棚が倉庫内にいくつあって
もどのように分散配置されていても構わない。ピッキン
グ棚についても同様である。もちろん、補充用棚とピッ
キング棚のいずれか一方が単数であっても構わない。
【0029】図1に示す制御部5は、この指示が入力さ
れると、図4に示す商品マスタ23を参照する。商品マ
スタ23には、商品24毎に、その属性データ25が記
憶されている。この商品は、補充用棚をグループ化した
ロジカルゾーンに保管されている商品である。この商品
をピッキング棚をグループ化したロジカルゾーンに移動
する場合に、その具体的な手順を自動作成するために、
ロケーションサーチパタンを用意する。このロケーショ
ンサーチパタンは、商品の移動元と移動先とをパラメー
タにして、商品毎に倉庫内での物の流れをパタン化して
おく情報である。
【0030】具体的には、図4の下方にその構成を示
す。ロケーション移動元の移動元リスト27には、移動
元のロジカルゾーンに含まれる補充用棚を、所定の順に
リストアップしている。この例では、補充用ケース棚1
番、2番、3番、平置き棚1番が、補充用棚をグループ
化したロジカルゾーンに含まれる。また、この移動元リ
スト27には、その商品の荷姿に関する情報も含められ
ている。一方、ロケーション移動先の移動先リスト28
には、移動先のロジカルゾーンに含まれるをピッキング
棚を、所定の順にリストアップしている。この例では、
DPSの間口01番、DPSの間口25番、出荷用小物
棚1番、出荷用ケース棚1番、2番、3番が、ピッキン
グ棚をグループ化したロジカルゾーンに含まれる。移動
先リスト28には、移動元リストと同様に荷姿について
の情報も含められている。
【0031】例えば補充用棚の商品を移動元に指定する
指示が入力したときには、該当する商品であって補充用
棚に保管されているという属性データを持つものを、商
品マスタ23を検索することにより抽出し、それらの商
品が保管されている全ての補充用棚をリストアップする
ことにより、上記移動元リストが作成される。また、ピ
ッキング棚を移動先に指定する指示が入力したときに
は、該当する商品であって既にピッキング棚に保管され
ているという属性データを持つものを、商品マスタ23
を検索することにより抽出し、それらの商品が保管され
ている全てのピッキング棚をリストアップすることによ
り、上記移動先リストが作成できる。しかしながら、こ
うしたリストは、例えば商品ごとに固有であって、頻繁
に変動するものではない。また、後述するように、商品
を効率よくピッキングして移動するためには、リストア
ップする順番を最適化することが好ましい。そこで、本
発明では、このロケーションサーチパタンを、発生する
作業の種類の分だけ予め作成しておき、商品の属性デー
タとして保存しておく。
【0032】このロケーションサーチパタンを使用する
と、論理的ロケーションを用いて商品の移動指示を入力
すると、これから物理的ロケーションを考慮した具体的
な商品の移動手順を作成することができる。その手順に
よれば、まず、ロケーションサーチパタンの移動元リス
トの先頭にリストアップした移動元に保管された商品
を、移動先リストの先頭にリストアップした移動先に保
管する作業から開始する。移動元リストの先頭にリスト
アップした移動元に保管された商品が無くなったときに
は、移動元リストに続いてリストアップした別の移動元
を順番に選択して、その移動元に保管された商品を、移
動先リストの先頭にリストアップした移動先に保管す
る。即ち、図の例では、まず補充用ケース1番から商品
を取り出して、DPSの間口01番にその商品を移動す
るという作業から始めて、補充用ケース1番の商品が無
くなると、補充用ケース2番の商品をDPSの間口01
番に移動する作業に移る。
【0033】次に、移動先リストの先頭にリストアップ
した移動先がいっぱいになったとき、移動先リストに続
いてリストアップした別の移動先を順番に選択して、そ
の移動先に商品を保管する。即ち、図の例では、補充用
ケース2番から商品を取り出して、DPSの間口01番
にその商品を移動する作業中に、DPSの間口01番が
移動した商品でいっぱいになると、補充用ケース2番の
商品をDPSの間口25番に移動する作業に移る。こう
した具体的な手順を決定して、それを図1に示す手順書
15に出力する。従って、例えば商品をフォークリフト
で運搬する場合の経路や、商品を順番に積み上げていく
場合の床からの高さや、その他様々な条件を考慮して、
最も作業効率がよくなるようにリストアップする順番を
決めておくと、手順の最適化が可能になる。
【0034】図5は、ロケーションサーチパタン選択動
作の説明図である。以下に、具体的に例えば、図1に示
す管理端末1に「商品Wの補充」という指示が入力され
た場合に、ロケーションサーチパタンを利用して手順書
を作成し、その手順書に従って商品の移動をする動作を
説明する。
【0035】例えば、ロケーションサーチパタンは、1
つの商品に対し、その移動内容に応じて最大6種類用意
することができるようにしておく。これは、商品の属性
データを記憶する商品マスタの記憶領域の広さにより便
宜的に決めればよい。例えば入庫指示用のパタン、補充
指示用のパタン、ピッキング用のパタン等が用意され
る。従って、入庫指示があった場合には自動的に入庫指
示用のパタンが選択され、ピッキング指示があった場合
には自動的にピッキング用のパタンが選択される。しか
しながら、オペレータが特に希望するパタンを任意に指
定することも可能である。従って、商品の補充指示に対
しピッキング用のパタンを利用することもできる。
【0036】図の例では、商品Wの移動のために補充指
示用のロケーションサーチパタン26が選択されてい
る。その移動元リスト27には、3種類のロジカルゾー
ン、LZ1、LZ3、LZ5が順番に表示されている。
また、移動先リスト28には、物理的ロケーションに基
づくロケーションA−1〜A−3と、論理的なロケーシ
ョンに基づくロジカルゾーンLZ8、LZ9とが表示さ
れている。なお、図4に示した例では、移動元リスト2
7や移動先リスト28に商品の荷姿についての情報も含
まれていた。この例の場合は、移動元の商品の荷姿と移
動先の商品の荷姿が同一であるものとし、その説明を省
略する。
【0037】以上のように、管理端末1から「商品Wの
補充」という指示が入力すると、制御部5は、商品マス
タ6Aの属性データ中から、該当する商品の該当するロ
ケーションサーチパタンを検索して、手順書作成用とし
て利用する。ロケーションサーチパタン26は「商品W
の補充」パタンを、論理的ロケーションと物理的ロケー
ションとを用いて表現している。これにより、同一の指
示に対しては、常に一定の内容の手順書を作成すること
が可能になる。
【0038】図6は、手順書に印刷された具体的な商品
の移動方法説明図である。上記のロケーションサーチパ
タン26を利用すると、手順書の内容はこの図に示すよ
うに作成される。まず移動元の最初には、ロジカルゾー
ンLZ1に属する棚X−1とX−2とを表示する。商品
Wの補充作業は、これらの棚からの商品取り出しから開
始される。各棚の右側に示す数字は、各棚に保管された
商品の個数を表す。棚X−1には800個の商品が保管
されている。棚X−2には700個の商品が保管されて
いる。図5に示した移動先リスト28の先頭には、棚A
−1が表示されている。棚A−1の商品収容最大個数
は、図5の移動先リスト28の1番目のロケーションリ
ストの右側部分に示されている。棚A−1には、最大1
000個の商品が保管できる。図6に示すように、最初
は棚A−1には商品は全く保管されていない。従って、
棚X−1から棚A−1に800個の商品を全部移動する
(ステップS1)。
【0039】次に、商品をピックアップする棚を、棚X
−1から棚X−2に切り換える。棚X−2から200個
の商品を棚A−1に移動すると、棚A−1がいっぱいに
なる(ステップS2)。今度は、移動先リスト28に表
示された棚A−2を移動先に切り換える。ここへ棚X−
2から残りの500個の商品が移動される(ステップS
3)。棚A−2には、予め100個の商品が保管されて
おり、棚X−2から500個の商品が移動されると合計
が600個になる。棚A−2は、最大保管個数が100
0個だから、まだ400個の商品が保管可能である。従
って、移動元リスト27の次のロジカルゾーンLZ3に
属する棚X−5から400個の商品を移動する(ステッ
プS4)。
【0040】棚X−5の残りの200個の商品は、移動
先リスト28の次のロケーションとしてリストアップさ
れた棚A−3に移動する(ステップS5)。次に移動元
が棚X−6に切り換えられる。棚X−6から棚A−3に
800個の商品を移動すると、棚A−3はいっぱいにな
る(ステップS6)。残りの100個は移動先リスト2
8のロジカルゾーンLZ8に属する棚B−2へ移動す
る。ロジカルゾーンLZ8の棚B−1には、商品が既に
1000個保管されており、満杯である。従って、商品
の次の移動先として棚B−2が選択される。棚X−6か
ら棚B−2に100個の商品が移動される(ステップS
7)。
【0041】次に、ロジカルゾーンLZ5の棚X−9の
商品の棚B−2への移動が開始される。この場合、70
0個の商品が棚B−2に移動され、棚B−2はいっぱい
になる(ステップS8)。その後は、ロジカルゾーンL
Z5からロジカルゾーンLZ9への商品の移動が行われ
る(ステップS9、S10、S11)。この場合にも、
これまで説明したのと同様の手順で、ロジカルゾーンに
順番にリストアップされた棚から、それぞれ順番に商品
の移動が行われる。従って、ロジカルゾーンLZ9の棚
C−1から順番に商品がいっぱいになるまで商品の補充
作業が進められる。
【0042】以上のように商品を移動元からピッキング
して移動先へ保管する作業は、制御部5(図1)のプロ
グラムが、ロケーションサーチパタン26を利用するこ
とにより容易にシミュレーションできる。そのシミュレ
ーションの結果を図6に示すように印刷すると、作業者
はこの手順書を見ながら機械的に商品の補充作業ができ
る。
【0043】図6に示したような移動元の棚と、移動先
の棚と、商品の移動個数を具体的に詳細に示す手順書に
よれば、作業者は、この順番に誤りなく商品の補充作業
を実行できる。このような作業が手順上最も効率よくな
るように定められたものであれば、最短時間で補充処理
が完了する。しかも、手順の内容が極めて具体的なた
め、作業者が迷うことがなく、また誤りも防止できる。
また、各棚の保管容量を考慮して、最大の効率で商品を
保管することが可能になる。また、例えば作業者が商品
運搬のために運転するフォークリフトに搭載されたディ
スプレイに上記手順書を表示する。
【0044】上記の手順書をリアルタイムに更新するこ
ともできる。例えば、作業者は、ある移動元の棚から移
動先の棚に商品を移動させて、一区切りの作業が終了す
るたびに、その状態を管理端末1に通知する。管理端末
は、報告を受ける度に各棚に保管された商品の数量を更
新して、そのつど上記シミュレーションを実行して、そ
の後に行われるべき作業の手順書を生成する。また、あ
るいは、最初に表示した手順書の中の終了した作業の部
分を消去したり色を変えて区別できるようにする。その
内容がディスプレイに表示されると、作業者は次にすべ
き作業を間違いなく選択できる。
【0045】例えば、商品のピッキング作業には、ダイ
レクトピッキング、ウェーブピッキング、ステージピッ
キングといった種類のものがある。ダイレクトピッキン
グは、棚から商品をピッキングする際に、出荷先単位に
仕分けしながらピッキングをする方式である。この場
合、移動先に出荷先ごとの棚をリストアップしたロケー
ションサーチパタンを使用する。ウェーブピッキング
は、トータルピッキングともいい、複数の棚から出荷先
の必要とする数量の商品をピッキングする方式である。
この場合、移動元の棚をリストアップしたロケーション
サーチパタンを使用する。また、ステージピッキング
は、ピッキングされた商品をステージエリアとよばれる
場所へ運び、出荷先単位にピッキングしながら仕分けを
する方式である。こうした場合にも、移動元あるいは移
動先をステージとして、ダイレクトピッキングやウェー
ブピッキングを組み合わせたロケーションサーチパタン
を使用する。
【0046】本発明のシステムによれば、いずれの場合
においても、効率のよい作業指示のための手順書を作成
することが可能になる。
【0047】図7は、商品の属性データ更新動作の説明
図である。図1に示した倉庫マスタ6Bの在庫情報中に
は、倉庫の各棚の物理的なロケーションに関する情報も
含められる。下記の発明では、商品の移動等の作業中
に、自動的に商品マスタ6Aと倉庫マスタ6Bとの連携
を行う。図7の(a)は、例えばフォークリフト31が
パレット32に乗せた商品33をA01と表示した棚に
保管する作業を図示したものである。入庫指示によって
このような保管作業を行ったとき、A01と表示した棚
に「新店」という在庫状態情報を設定しておく。在庫状
態情報も、倉庫マスタ中の棚の属性データの一種であ
る。
【0048】ここで、入庫指示によって商品33を棚に
保管し、その旨が作業者から管理端末に通知されると、
その商品の属性データが自動的に新店用に書き換えられ
る。作業者から管理端末への通知は、口頭によるもの、
作業者の持つ携帯端末のキーボード操作によるもの、バ
ーコードスキャナによるもの等、様々な態様が可能であ
る。また、商品を棚に乗せた場合に、商品の属性に合わ
せて棚の在庫情報を更新することも可能である。具体的
には、ロケーションの「在庫状態」が「不良品」とある
場合、その棚に商品を乗せると、その商品の属性が自動
的に「不良品」に書き換えられる。また、商品の属性が
「不良品」の場合に、その商品をいずれかの棚に乗せる
と、棚の在庫情報が「不良品」に書き換えられる。
【0049】例えば、図7に示すフォークリフト31
に、図6に示したような内容の手順書を表示するディス
プレイが設けられているとする。この場合、作業者が移
動元のある棚から移動先のある棚に商品を移動し、その
移動を完了した旨を管理端末に通知すると、同時に、そ
の商品の属性データが、例えば図7(a)の例では、
「新店用」に更新される。
【0050】また、(b)の例では、ロケーションの在
庫状態が「不良品」のため、商品を保管すると同時に、
その商品の属性データが「不良品」という内容に更新さ
れる。これが、図7(a)に示すフォークリフト31の
ディスプレイ等に表示され、作業者はその内容を確認し
ながら、次の作業に移る。即ち、商品の移動手順書に従
って商品を移動すれば、自動的に、その移動に伴う商品
の属性データの更新等が行われ、効率のよい商品管理が
可能になる。なお、以上の説明では、倉庫内部に保管さ
れる商品の管理について説明をしたが、本発明は、各種
の物品を1または2以上の倉庫に保管してその移動を管
理するようなシステムに広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の倉庫管理システムの概略図である。
【図2】(a)は、物理的ロケーションの説明図、
(b)は論理的ロケーションの説明図である。
【図3】論理的ロケーションの活用方法説明図である。
【図4】本発明によるロケーションサーチパタンの説明
図である。
【図5】ロケーションサーチパタン選択動作の説明図で
ある。
【図6】具体的な商品の移動方法説明図である。
【図7】商品の属性データ更新動作の説明図である。
【符号の説明】
1 管理端末 2 キーボード 3 マウス 4 ディスプレイ 5 制御部 6 記憶部 6A 商品マスタ 6B 倉庫マスタ 10 出力部10 11 受信アンテナ 12 受信機 13 プリンタ 15 手順書

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 倉庫内の物品保管場所の物理的な位置を
    示す物理的ロケーションを示すデータ及び、保管される
    物品の任意の属性データに基づいて各保管場所をグルー
    プ化した論理的ロケーションを示すデータを使用して、
    倉庫内部の各物品の移動元と移動先とを示す移動手順を
    生成する制御部と、生成された移動手順を表示出力する
    出力部を備えたことを特徴とする倉庫管理システム。
  2. 【請求項2】 物品の移動要求を入力する入力部と、 前記物品の移動元リストと、移動先リストとを、予め設
    定した所定の順にリストアップしたロケーションサーチ
    パタンを記憶する記憶部と、 この記憶部を参照して、前記ロケーションサーチパタン
    の移動元リストの先頭にリストアップした移動元に保管
    された該当する物品を、移動先リストの先頭にリストア
    ップした移動先に保管する処理と、前記移動元リストの
    先頭にリストアップした移動元に保管された該当する物
    品が無くなったとき、前記移動元リストに続いてリスト
    アップした別の移動元を順番に選択して、その移動元に
    保管された該当する物品を、移動先リストの先頭にリス
    トアップした移動先に保管する処理と、前記移動先リス
    トの先頭にリストアップした移動先がいっぱいになった
    とき、前記移動先リストに続いてリストアップした別の
    移動先を順番に選択して、その移動先に前記物品を保管
    する処理を実行するように、物品の移動手順を生成する
    制御部と、 生成された移動手順を表示出力する出力部を備えたこと
    を特徴とする倉庫管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の倉庫管理システムにお
    いて、 前記ロケーションサーチパタンは物品毎に設定され、各
    物品の属性データに含めて、前記記憶部に保管されるこ
    とを特徴とする倉庫管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の倉庫管理システムにお
    いて、 前記ロケーションサーチパタンには、保管される物品の
    任意の属性データに基づいて各保管場所をグループ化し
    た論理的ロケーションのリストが、移動元リストもしく
    は移動先リストとしてリストアップされることを特徴と
    する倉庫管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の倉庫管理シス
    テムにおいて、 前記制御部は、物品が移動先に移動された後、その移動
    先の属性データによって、前記メモリ中の物品の属性デ
    ータを更新することを特徴とする倉庫管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の倉庫管理シス
    テムにおいて、 前記制御部は、物品が移動先に移動された後、その物品
    の属性データによって、前記メモリ中の移動先の属性デ
    ータを更新することを特徴とする倉庫管理システム。
  7. 【請求項7】 物品の移動要求を入力したとき、 前記物品の移動元リストと、移動先リストとを、予め設
    定した所定の順にリストアップしたロケーションサーチ
    パタンを参照して、 前記ロケーションサーチパタンの移動元リストの先頭に
    リストアップした移動元に保管された該当する物品を、
    移動先リストの先頭にリストアップした移動先に保管す
    る処理と、前記移動元リストの先頭にリストアップした
    移動元に保管された該当する物品が無くなったとき、前
    記移動元リストに続いてリストアップした別の移動元を
    順番に選択して、その移動元に保管された該当する物品
    を、移動先リストの先頭にリストアップした移動先に保
    管する処理と、前記移動先リストの先頭にリストアップ
    した移動先がいっぱいになったとき、前記移動先リスト
    に続いてリストアップした別の移動先を順番に選択し
    て、その移動先に前記物品を保管する処理を実行するよ
    うに、物品の移動手順を生成し、 生成された移動手順を表示出力するように制御する、 コンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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