JP2000265576A - 躯体継手装置 - Google Patents

躯体継手装置

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JP2000265576A
JP2000265576A JP11076186A JP7618699A JP2000265576A JP 2000265576 A JP2000265576 A JP 2000265576A JP 11076186 A JP11076186 A JP 11076186A JP 7618699 A JP7618699 A JP 7618699A JP 2000265576 A JP2000265576 A JP 2000265576A
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葵 鈴木
Hideki Danbara
秀樹 檀原
Katsuhiro Kawabe
克宏 河邉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する躯体A,Bが相対的にZ方向に大き
く変動しても、これに無理なく追随してかかる躯体変動
を吸収できる躯体継手装置を提供する。 【解決手段】 躯体Bに台座部材4及び水平付勢部材5
を固定し、当該台座部材5にホルダー材3の一側を上下
方向回動可能に取付け、このホルダー材5にカバー材2
を重ねてこれらが一体的に回動動作し得るように連結
し、更にホルダー材5のスライド係合受部7に前記水平
付勢部材5の掛止腕部分12をスライド可能に係合させ
てホルダー材3及びカバー材4を水平付勢させた。ホル
ダー材3とカバー材4とは一体的に回動動作するから両
者の連結部分が広がることがなく、しかも水平方向に付
勢してあるから往復変動にも追随可能である。スライド
可能に係合させてあるから水平付勢部材の係合によって
回動動作が妨げられることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間隙を介して隣接
する建造物(躯体)間を連結する躯体継手装置であっ
て、特に地震などによる躯体変動を吸収するエキスパン
ンションジョイント機能を備えた躯体継手装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の躯体継手装置としては従来から
各種のものが開発されている。例えば図10に示すよう
に、間隙を充分に被覆し得るカバー材51と、当該カバ
ー材51を下側から支持するホルダー材52と、当該ホ
ルダー材52を躯体Bに対して垂直上下方向(以下「Z
方向」という。)回動可能に軸着する台座部材53と、
ホルダー材52を下向付勢させるト−ションバネ部材5
4とからなり、前記カバー材51とホルダー材52とを
躯体間隙C上において連結部材55で連結した躯体継手
装置50が使用されている。
【0003】この躯体継手装置50は、隣接する躯体
A,Bが相対的にZ方向に変動しても、躯体間隙奥行方
向、言い換えれば躯体壁面に沿った方向(以下「Y方
向」という。)に変動しても、また躯体間隙幅(短手)
方向、言い換えれば隣接する躯体壁面が対面する方向
(以下「X方向」という。)に変動しても追随してかか
る躯体変動を吸収することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の躯体継手装置50は、図10に2点鎖線で示す
ように、特に大きな間隙Cを隔てて隣接する躯体A,B
間に設置した場合において、大地震によって躯体がZ方
向に大きく変動したとすると、カバー材51とホルダー
材52との連結部分が大きく広がって連結部材55では
これを吸収できなくなり、カバー材51乃至ホルダー材
52が変形したり、ホルダー材52の軸着部が破壊した
り、或いはカバー材51が落下するおそれすらあった。
【0005】そこで本発明は、かかる従来の課題を解決
すべく、隣接する躯体が例えばZ方向に大きく変動した
としても、無理なく追随してこれを吸収することができ
る躯体継手装置を提供せんとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、間隙を介して隣接する躯体間を連結する
躯体継手装置であって、間隙を被閉するカバー材と、ス
ライド係合受部を備え、カバー材を下側から支持するホ
ルダー材と、台座部材と、固定部分と弾性掛止腕部分と
を備えた水平付勢部材とを有してなり、一方の躯体に台
座部材及び水平付勢部材の固定部分を固定し、当該台座
部材にホルダー材の一側を回動可能に取付け、当該ホル
ダー材にカバー材を重ねてカバー材とホルダー材とが一
体的に回動動作し得るように連結すると共に、ホルダー
材のスライド係合受部に前記水平付勢部材の掛止腕部分
をスライド可能に係合してホルダー材及びカバー材を水
平付勢させてなる躯体継手装置を構成することとした。
【0007】本発明の躯体継手装置によれば、ホルダー
材とカバー材とが一体的に回動動作するから、隣接する
躯体が相対的にZ方向、若しくは隣接躯体の上面、壁間
に設置する場合にY方向に大きく変動したとしても、従
来のようにホルダー材とカバー材との連結部分が広がる
ことがなく、無理なく追随してかかる躯体変動を吸収で
きる。しかも水平付勢部材によってこれらホルダー材及
びカバー材は水平方向に付勢されるから、たとえ躯体が
上下に往復変動したとしてもこれに追随することができ
る。また、ホルダー材にスライド係合受部を形成してこ
こに水平付勢部材の掛止腕部分をスライド可能に係合さ
せるようにしてあるから、水平付勢部材の係合によって
ホルダー材及びカバー材の動作が妨げられることもな
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0009】躯体継手装置1は、図1に示すように、長
尺な間隙Cを介して隣接する躯体A,Bの上面D,E間
を連結する継手装置であって、上面D,Eを跨いで躯体
間隙Cを被閉するカバー材2と、このカバー材2を下側
から支持するホルダー材3と、これらカバー材2及びホ
ルダー材3をZ方向若しくはY方向回動可能に支持する
台座部材4と、カバー材2及びホルダー材3を水平付勢
状態とする水平付勢部材5とから構成してある。
【0010】カバー材2は、躯体間隙Cの短手幅よりも
長い短手幅と間隙Cに沿って長尺な長手幅とを有する上
面部2aの短手方向両側縁に沿って側面部2b、2bを
垂下し、これら側面部2b、2bの下端縁部の下側には
ゴムなどの弾性部材からなるガスケット6,6を添設し
てある。
【0011】ホルダー材3は、図2に示すように、躯体
間隙Cの短手幅よりは長くかつカバー材2の短手幅より
は短い長手幅と適宜長さの短手幅とを有する短冊矩形状
の上面部3aの長手方向中央部付近に短手幅全幅に渡っ
て断面凹状に陥没してなるスライド係合受部7を形成
し、上面部3aの基端部分を一段下げて適宜幅の脱落防
止部材固着面部8を形成し、この脱落防止部材固着面部
8に孔8a、8aを穿孔し、脱落防止部材固着面部8の
基端部すなわちホルダー材3の基端部を下側に折り返し
て断面コ字状の軸受部9を形成し、上面部3aの先端部
付近に脚部10を下方突設して形成してある。
【0012】水平付勢部材5は、図3に示すように、金
属製棒材又は線材を折り曲げて形成してあり、平面視コ
字状に折曲形成した掛止腕部12の両側基端部にコイル
状に巻いたバネ部13,13を形成し、このバネ部1
3,13の基端側に連続して水平直線状に伸びた適宜長
さの固定腕部14,14を形成し、この固定腕部14,
14の基端を若干立ち上げてその上端部をそれぞれ内側
すなわち互いに接近する方向に折曲して軸腕部15、1
5を形成して構成してある。この水平付勢部材5は、固
定腕部14,14を水平に固定すると、掛止腕部12は
水平状態を回復する方向へ弾性を発揮するように適宜な
角度(水平を維持しようとするテンション)をもって張
り出すようになっている。
【0013】台座部材4は、図3に示すように、矩形状
の固着板面16の左右両側部分に前後両側端部に渡っ
て、半円状に膨出し左右両側端縁部に沿って長尺な支持
受部17、17を形成すると共に、固着板面16の中央
部にはボルト孔18を穿孔して形成してある。
【0014】しかして、躯体継手装置1は、ボルト孔1
8にアンカーボルト19を打ち込んで台座部材4の固着
板面16を上面Eの間隙側縁に沿って固着させ、この時
同時に支持受部17、17と上面Eとの間にできるトン
ネル状の挿通固定部18内に固定腕部14、14を挿通
させて水平付勢部材5も上面Eに固定し、掛止腕部12
を当該挿通固定部18の一側端から間隙C上に水平を保
つ適宜な角度に張り出させる。
【0015】次いで、ホルダー材3の軸受部9内に上記
軸腕部15、15を装入すると共に、スライド係合受部
7内に水平付勢部材5の掛止腕部12を係合させ、孔8
a,8aにネジなどの杆固定部材20、20を螺入して
その杆下端部を軸受部9の下面9aに当接させて軸受部
9から軸腕部15、15が外れないようにする一方、ホ
ルダー3の脚部10を躯体Aの上面D上にフリーの状態
(固定しない状態)に載置し、ホルダー材3を台座部材
4に対してZ方向若しくはY方向回動可能に取付ける。
このとき、ホルダー材3は、水平付勢部材5によって水
平状態を回復する方向に力を受け水平付勢された状態と
なっている。
【0016】そして、図1に示すように、ホルダー材3
の基端部付近にカバー材2の基端部を位置させてホルダ
ー材3にカバー材2を重ねて、前後適宜箇所をビス止め
等の固定手段によって一体に連結し、ホルダー材3とカ
バー材2とがZ方向若しくはY方向に同軸的に回動する
ように設置すれば、組み立てることができる。
【0017】上記構成からなる躯体継手装置1は、カバ
ー材2及びホルダー材3を一体的にZ方向若しくはY方
向へ回動可能とすると共に、常に水平状態を回復する方
向に力を作用させる構成としてあるから、図4(A)に
示すように、躯体Bに対して躯体Aが大きく下降した場
合或いは躯体Bが大きく上昇した場合であっても、ホル
ダー材3及びカバー材2は水平状態に保持され、また、
図4(B)に示すように、躯体Bに対して躯体Aが大き
く上昇した場合或いは躯体Bが大きく下降した場合であ
っても、従来の如くホルダー材3とカバー材2とが離反
することがなく、この躯体変動に追随して一体的に回動
する。更に、ホルダー材3は水平付勢されているから、
例えば躯体A,Bが上下に繰り返し変動するような場合
であってもこの変動に追随して変動することができる。
しかも、ホルダー材3の回動時に水平付勢部材5の掛止
腕部12はスライド係合受部7内をX方向にスライドす
るように構成してあるから、水平付勢部材5がホルダー
材3及びカバー材2の回動動作を妨げることもない。
【0018】更に、図5(A)(B)に示すように、躯
体A,Bが互いに水平方向のいずれの方向に移動したと
しても、ホルダー材3及びカバー材2の先端側(躯体
A)は躯体Aに対してフリーの状態としてあるから、か
かる躯体変動においてもホルダー材3及びカバー材2は
変形・破壊することなくかかる躯体変動を吸収すること
ができる。
【0019】このように上記構成からなる躯体継手装置
1によれば、隣接する躯体がいずれの方向に変動したと
しても、無理なく追随することができる。また、躯体継
手装置1における水平付勢部材5は、一本の棒材若しく
は線材を加工して水平付勢部材と回転軸とを一体に形成
するものであるから生産コストの軽減を図ることができ
る。ただし、上述の如く水平付勢部材5に軸腕部15、
15を一体に形成する代わりに、図6に示すように、台
座部材4の固着板面16上に適宜間隔をおいて壁部2
5、25を立設し、これら壁部25,25に回転軸26
を回転自在に軸止する構成とすることもできる。
【0020】次に、図7〜図9は、上記躯体継手装置1
の変形例としての躯体継手装置30を示したものであ
る。
【0021】この躯体継手装置30は、間隙Cを介して
隣接する躯体Fの上面Hと,躯体Gにおける壁面Iとを
連結する継手装置であって、躯体継手装置1と同様、図
1に示すように、カバー材32と、ホルダー材33と、
台座部材4と、水平付勢部材35とから構成してある。
【0022】カバー材32及びホルダー材33は、上記
カバー材2及びホルダー材3の基端部分すなわち本例で
言えば躯体G側寄り部分を壁面Iに沿って垂直に折曲形
成してあり、水平付勢部材35は、上記水平付勢部材5
におけるバネ部13,13と固定腕部14,14との間
をやはり壁面Iに沿って略垂直に折曲して、固定腕部1
4,14を壁面Iに固定すると掛止腕部12が間隙C上
に水平に張り出すように形成してある。その他の点はい
ずれの部材も躯体継手装置1とほぼ同様に形成してあ
る。
【0023】そして、この躯体継手装置30において
も、台座部材4を壁面Iの所定の高さに固着し、水平付
勢部材35の固定腕部14,14を固定して掛止腕部1
2を間隙C上に水平に張り出させるほかは、上記躯体継
手装置1と同様に設置することにより、図8及び図9に
示すように躯体継手装置1と同様に動作し同様の効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての躯体継手装置の一例
を示した側面図である。
【図2】図1で示した躯体継手装置をカバー材を取り除
いて上から見た状態の斜視図である。
【図3】図1で示した台座部材及び水平付勢部材を示し
た斜視図である。
【図4】図1で示した躯体継手装置の動作を説明した図
であり、(A)(B)いずれも躯体が上下方向に変動し
た場合の動作を示した側面図である。
【図5】図1で示した躯体継手装置の動作を説明した図
であり、(A)(B)いずれも躯体が水平方向に遠近し
た場合の動作を示した側面図である。
【図6】図3で示した台座部材及び水平付勢部材の変形
例を示した斜視図である。
【図7】図1で示した躯体継手装置の変形例を示した側
面図である。
【図8】図7で示した躯体継手装置の動作を説明した図
であり、(A)(B)いずれも躯体が上下方向に変動し
た場合の動作を示した側面図である。
【図9】図7で示した躯体継手装置の動作を説明した図
であり、(A)(B)いずれも躯体が水平方向に遠近し
た場合の動作を示した側面図である。
【図10】従来の躯体継手装置の構成例及びその動作を
示した側面図である。
【符号の説明】
1 躯体継手装置 2 カバー材 3 ホルダー材 4 台座部材 5 水平付勢部材 6 ガスケット 7 スライド係合受部 8 脱落防止部材固着面部 9 軸受部 10 脚部 12 掛止腕部 13 バネ部 14 固定腕部 15 軸腕部 16 固着板面 17 支持受部 19 アンカーボルト 20 杆固定部材 25 壁部 26 回転軸 30 躯体継手装置 32 カバー材 33 ホルダー材 35 水平付勢部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河邉 克宏 東京都千代田区永田町二丁目12番14号 株 式会社エービーシー商会内 Fターム(参考) 2E001 DG02 FA24 HB01 HE01 PA04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隙を介して隣接する躯体間を連結する
    躯体継手装置であって、間隙を被閉するカバー材と、ス
    ライド係合受部を備え、カバー材を下側から支持するホ
    ルダー材と、台座部材と、固定部分と弾性掛止腕部分と
    を備えた水平付勢部材とを有してなり、 一方の躯体に台座部材及び水平付勢部材の固定部分を固
    定し、当該台座部材にホルダー材の一側を回動可能に取
    付け、当該ホルダー材にカバー材を重ねてカバー材とホ
    ルダー材とが一体的に回動動作し得るように連結すると
    共に、ホルダー材のスライド係合受部に前記水平付勢部
    材の掛止腕部分をスライド可能に係合してホルダー材及
    びカバー材を水平付勢させてなる構成を有する躯体継手
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097422A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Nippon Alum Co Ltd 伸縮継手装置

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JPS563904U (ja) * 1979-06-21 1981-01-14
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JPS61137943A (ja) * 1984-12-06 1986-06-25 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
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