JP2000265996A - 送風機用羽根車 - Google Patents
送風機用羽根車Info
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Abstract
かつ適切に吸収させることによって十分な圧力変動吸収
作用を実現し、騒音を低減する。 【解決手段】 翼本体40の負圧面側を、多数の空胴部
45a,45a・・・を有するハニカム構造体45に形
成した。該構成によると、上記ハニカム構造体45の多
数の空胴部45a,45a・・・内の空気層が十分な弾
力性のあるダンピング手段として機能として、翼面流れ
の乱れによる圧力変動を局所的に有効に吸収緩和するこ
とになり、翼面との干渉による音の発生を十分に有効に
低減することができるようになる。
Description
羽根車の翼部の構造に関するものである。
機用室外機1では、その送風機として、一般に図示のよ
うなプロペラファン等の軸流型の羽根車3の回転により
熱交換器を介した風を空気吹出グリル2から外部に吹き
出すようになっている。
4,4と該複数枚の翼4,4,4を一体化し、ファンモ
ータの駆動軸に固定するハブ5とから構成されている。
は、一般に回転することによって相当の空力騒音を発生
する問題がある。そこで、該空力騒音を低減する方法と
して、これまでに様々な翼形状の改良が施されてきてい
る。そして、それによって翼面流れの乱れを低減した
り、出口部で放出される渦を抑制するようにしている。
そのようにする場合、一般に翼4,4,4を形成する材
料には、主として硬質の合成樹脂材や、金属材が用いら
れていた。
な送風機用羽根車の吸い込む気流の状態が安定してお
り、またその吹出し方向前方に流れの分布に影響を与え
るような構造物が存在しない場合には、上述のような硬
質性よりなる翼の形状の改良のみによっても翼面流れを
安定させ、かなりのレベルまで空力騒音を低減させるこ
とが可能である。
流している場合には、翼形状の改良のみでは十分に空力
騒音を低減することができなかった。つまり、気流の乱
れの発生や増大を抑制することはできるが、すでに存在
する乱れそのものを減少させたり、消滅させることは困
難であり、この時の気流の乱れと翼面との干渉音をなく
すことはできなかった。
ば図11のように、翼本体40の負圧面側に凹部44を
形成し、該凹部44内に合成樹脂製の発泡材を充填して
弾力性のある多孔質層6を形成することにより、気流の
乱れによる圧力変動を吸収緩和して干渉音の発生を低減
することが考えられている(例えば特開平4−2724
99号公報参照)。
部、40Bは同後縁部をそれぞれ示している。
構成の場合、気流と翼面との間の干渉による圧力変動の
ダンピング作用が不十分で、必ずしも当該圧力変動を有
効に吸収することができず、また長時間運転すると、気
流中の塵埃が多孔質層6表面の開口部を塞ぎ、上記圧力
変動の吸収緩和効果がなくなる。そして、塵埃の付着に
よって翼面が荒れた状態になると、逆に空力騒音を上昇
させる原因となるなどの問題が生ずる。
するためになされたもので、多数の空胴部の各空気層の
十分な弾力性を活用して負圧面各領域の局所的な圧力変
動を有効かつ適切に吸収させることによって十分な圧力
変動吸収作用を実現する一方、塵埃による多孔質層開口
面の閉塞や荒れを生じさせることないようにすることに
よって、翼面流れの乱れによる圧力変動の局所的な吸収
緩和作用を長く維持させ、翼面との干渉による空力騒音
の発生を長期に亘って有効かつ十分に低減できるように
した送風機用羽根車を提供することを目的とするもので
ある。
の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備
えて構成されている。
を、多数の空胴部45a,45a・・・を有するハニカ
ム構造体45に形成したことを特徴としている。
の多数の空胴部45a,45a・・・内の空気層が十分
な弾力性のあるダンピング手段として機能して、翼面流
れの乱れによる圧力変動を局所的に有効に吸収緩和する
ことになり、翼面との干渉による音の発生を十分に有効
に低減することができるようになる。
の構成において、上記各空胴部45a,45a・・・
が、それぞれ小孔45b,45b・・・を介して負圧面
側に開放されていることを特徴としている。
b,45b・・・によって空胴部45a,45a・・・
内への塵埃等の侵入が防止されるようになるとともに、
より効果的に局所的な圧力変動を吸収できるようにな
り、長期間に亘って翼面流れの乱れによる局所的な圧力
変動を特に有効に吸収緩和して、翼面との干渉による音
の発生を、さらに有効に低減することができるようにな
る。
の構成において、上記各空胴部45a,45a・・・
が、それぞれ弾力性のある薄膜46を介して負圧面と接
していることを特徴としている。
よって確実に上記各空胴部45a,45a・・・内への
塵埃等の侵入が防止されるようになるとともに、より効
果的に局所的な圧力変動を吸収できるようになり、長期
間に亘って翼面流れの乱れによる局所的な圧力変動を特
に有効に吸収緩和して、翼面との干渉による音の発生
を、さらに有効に低減することができるようになる。
記載の発明の構成において、上記空胴部45a,45a
・・・は、それぞれ相互に異なる所望の断面形状に形成
されていることを特徴としている。
圧面側の相互に異なる所望の断面形状の空胴部45a,
45a・・・内の空気層によって効果的に局所的な圧力
変動が吸収されるようになる。
は4記載の発明の構成において、上記翼本体40の負圧
面側に形成されるハニカム構造体45が、合成樹脂材に
より上記翼本体40と一体に成形されていることを特徴
としている。
圧面側に合成樹脂材によりハニカム構造体45を一体成
形することにより、翼本体40の負圧面側に容易に多数
の空胴部45a,45a・・・を有するハニカム構造体
45を形成することができる。
は4記載の発明の構成において、上記翼本体40の負圧
面側に形成されるハニカム構造体45が、合成樹脂材に
より翼本体40と別体に成形され、翼本体40の凹部4
4内に嵌合して一体化されていることを特徴としてい
る。
材によりハニカム構造体45を翼本体40とは別体に成
形し、その後、翼本体40の負圧面側に形成した凹部4
4内に嵌合して一体に取付けることにより、翼本体40
の負圧面側に容易に多数の空胴部45a,45a・・・
を有するハニカム構造体45を形成することができる。
羽根車によると、局所的な圧力変動吸収効果が高く、し
かも運転時間の経過に関係なく、長期に亘って有効な空
力騒音低減作用を有する送風機用の羽根車を提供するこ
とができる。
図2は、この出願の発明の実施の形態1に係る送風機用
羽根車の翼部の構造を示している。
ペラファン等の軸流型送風機の羽根車に使用される翼で
あり、該翼4は例えば図示のようにファンモータ側の駆
動軸に嵌合固定されるハブ5と合成樹脂材により一体成
形して構成されている。
厚く、後縁部40B側で薄いエアホイル構造となってお
り、その負圧面側の前縁部40A側端部と後縁部40B
領域を除く流れの乱れが発生しやすい領域には、所定の
深さに亘って、例えば正圧面側から負圧面方向に平行に
延びる多数の空胴部45a,45a・・・を有する合成
樹脂製のハニカム構造体45が、例えば翼本体40と一
体成形により形成されて設けられている。
面形状の多数の空胴部45a,45a・・・の翼負圧面
側開口部には、同じく合成樹脂製の薄板42が全面に亘
って溶着一体化されており、該薄板42の上記各空胴部
45a,45a・・・に対応する同軸部分には図示のよ
うに所定開口径の小孔45b,45b・・・がそれぞれ
設けられている。そして、上記各空胴部45a,45a
・・・は、当該小孔45b,45b・・・部を介して負
圧面側外部に開放され、負圧面側に生じる局所的な圧力
変動を吸収するようになっているとともに同時に塵埃等
が付着侵入しないようにカバーされている。
用羽根車の翼部において、吸い込む気流の状態が安定し
ており、またその吹出し方向前方に流れの分布に影響を
与えるような構造物が存在しない場合には、翼形状の改
良のみによっても翼面の流れを安定させ、かなりのレベ
ルまで空力騒音を低減させることが可能である。しか
し、吸込み気流に乱れがあったり、偏流している場合に
は、翼形状の改良のみでは十分に空力騒音を低減するこ
とができない。つまり、気流の乱れの発生や増大を抑制
することはできるが、すでに存在する乱れそのものを減
少させたり、消滅させることは困難であり、この時の気
流の乱れと翼面との干渉音をなくすことはできない。
法として、前述の図11の構成のように、翼本体40の
負圧面側に凹部44を形成し、該凹部44内に合成樹脂
製の発泡材を充填して弾力性のある多孔質層6を形成す
ることにより、気流の乱れによる圧力変動を局所的に吸
収して干渉音の発生を低減することが考えられる。
圧力変動のダンピング作用が不十分であり、しかも多孔
質層6の孔部の深さが浅く、その外面の各開口面部が翼
負圧面側にそのまま同じ状態で開放されているために、
送風機を長時間運転すると、運転時間の経過に従って気
流中の塵埃が付着侵入して当該多孔質層6外面の孔部の
開口部を塞ぎ、上記のような圧力変動吸収効果がなくな
るばかりか、塵埃の付着によって翼面が荒れた状態にな
って、逆に空力騒音を上昇させる原因となる。
翼構成では、先ず翼本体40の負圧面側所定領域の所定
深さ部分に同程度に深い多数の空胴部45a,45a・
・・を有するハニカム構造体45を形成し、その各空胴
部45a,45a・・・の負圧面側開口面部を小孔42
a,42a・・・を有する薄板42を介してカバーしな
がら負圧面側に開放している。
2の小孔42a,42a・・・が、上記各空胴部45
a,45a・・・内部への塵埃等の侵入を防ぐととも
に、上記深さの深い各空胴部45a,45a・・・を負
圧面側に開放するから、長期間に亘って有効に翼面流れ
の乱れによる圧力変動を局所的に吸収緩和し、翼面との
干渉による音の発生を有効に低減することができるよう
になる。
期に亘って有効な空力騒音低減作用を維持することがで
きる送風機用羽根車を提供することができる。
ニカム構造体45は、上述のように翼本体40側に一体
成形した後に薄板42を溶着するのではなく、例えば図
4に示すように、始めから薄板42を有する状態で別体
に成形して置き、これを翼本体40の負圧面側に形成し
た所定の深さの凹部44内に嵌合して溶着一体化するよ
うにすることもできる。
ては、上記のように翼本体40の負圧面側に形成される
多数の空胴部45a,45a・・・を有するハニカム構
造体45は、当該ハニカム構造体45内の上記各空胴部
45a,45a・・・の断面形状が各々同一のものとし
たが、圧力変動の発生状態は場所によって異なる。従っ
て、同各空胴部45a,45a・・・の断面形状は、例
えば図5の変形例2のように各々径φおよび深さVをそ
れぞれ相互に変えるか、又は図6の変形例3のように、
径φおよび深さVに加えて、さらに底部Bの形状をも相
互に変えるようにすることができる。
出願の発明の実施の形態2に係る送風機用羽根車の翼部
の構成を示している。
同様の多数の空胴部45a,45a・・・を有するハニ
カム構造体45を、図7および図8に示すように翼本体
40の負圧面側に一体成形し、その負圧面側等径の開口
部47,47・・・を弾力性のある薄膜46によって閉
塞し、該薄膜46部分の上記空胴部45a,45a・・
・内への負圧面側に生じる圧力変動に応じた弾性変形に
よって当該負圧面側に生じる圧力変動を局所的に効果的
に吸収緩和させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
5a,45a・・・が上記薄膜46を介して十分な圧力
変動吸収作用を実現するとともに、上記薄膜46が上記
各空胴部45a,45a・・・内への塵埃等の侵入を確
実に防ぎ、上記各空胴部45a,45a・・・による干
渉音吸収作用には影響を与えることなく、長期間に亘っ
て翼面流れの乱れによる圧力変動を局所的に吸収緩和
し、翼面との干渉による音の発生を有効に低減すること
ができるようになる。
期に亘って有効な空力騒音低減作用を維持することがで
きる送風機用羽根車を提供することができる。
羽根車の翼部の断面図(図2のA−A)である。
羽根車の翼部の断面図(図7のA−A)である。
る。
翼部の従来例の構造を示す断面図である。
造体、45aは空胴部、46は薄膜、47は開口部であ
る。
羽根車の翼部の構造に関するものである。
機用室外機1では、その送風機として、一般に図示のよ
うなプロペラファン等の軸流型の羽根車3の回転により
熱交換器を介した風を空気吹出グリル2から外部に吹き
出すようになっている。
4,4と該複数枚の翼4,4,4を一体化し、ファンモ
ータの駆動軸に固定するハブ5とから構成されている。
は、一般に回転することによって相当の空力騒音を発生
する問題がある。そこで、該空力騒音を低減する方法と
して、これまでに様々な翼形状の改良が施されてきてい
る。そして、それによって翼面流れの乱れを低減した
り、出口部で放出される渦を抑制するようにしている。
そのようにする場合、一般に翼4,4,4を形成する材
料には、主として硬質の合成樹脂材や、金属材が用いら
れていた。
な送風機用羽根車の吸い込む気流の状態が安定してお
り、またその吹出し方向前方に流れの分布に影響を与え
るような構造物が存在しない場合には、上述のような硬
質性よりなる翼の形状の改良のみによっても翼面流れを
安定させ、かなりのレベルまで空力騒音を低減させるこ
とが可能である。
流している場合には、翼形状の改良のみでは十分に空力
騒音を低減することができなかった。つまり、気流の乱
れの発生や増大を抑制することはできるが、すでに存在
する乱れそのものを減少させたり、消滅させることは困
難であり、この時の気流の乱れと翼面との干渉音をなく
すことはできなかった。
ば図11のように、翼本体40の負圧面側に凹部44を
形成し、該凹部44内に合成樹脂製の発泡材を充填して
弾力性のある多孔質層6を形成することにより、気流の
乱れによる圧力変動を吸収緩和して干渉音の発生を低減
することが考えられている(例えば特開平4−2724
99号公報参照)。
部、40Bは同後縁部をそれぞれ示している。
構成の場合、気流と翼面との間の干渉による圧力変動の
ダンピング作用が不十分で、必ずしも当該圧力変動を有
効に吸収することができず、また長時間運転すると、気
流中の塵埃が多孔質層6表面の開口部を塞ぎ、上記圧力
変動の吸収緩和効果がなくなる。そして、塵埃の付着に
よって翼面が荒れた状態になると、逆に空力騒音を上昇
させる原因となるなどの問題が生ずる。
するためになされたもので、多数の空胴部の各空気層の
十分な弾力性を活用して負圧面各領域の局所的な圧力変
動を有効かつ適切に吸収させることによって十分な圧力
変動吸収作用を実現する一方、塵埃による多孔質層開口
面の閉塞や荒れを生じさせることないようにすることに
よって、翼面流れの乱れによる圧力変動の局所的な吸収
緩和作用を長く維持させ、翼面との干渉による空力騒音
の発生を長期に亘って有効かつ十分に低減できるように
した送風機用羽根車を提供することを目的とするもので
ある。
の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備
えて構成されている。
を、多数の空胴部45a,45a・・・を有するハニカ
ム構造体45に形成し、上記各空胴部45a,45a・
・・の負圧面側開口面部を、小孔42a,42a・・・
を有する薄板42を介して負圧面側に開放したことを特
徴としている。
の多数の空胴部45a,45a・・・が、当該空胴部4
5a,45a・・・をカバーする薄板42の小孔42
a,42a・・・を介して負圧面側に開放されているか
ら、上記薄板42の小孔42a,42a・・・が、上記
各空胴部45a,45a・・・内部への塵埃等の侵入を
防ぐとともに、上記各空胴部45a,45a・・・内の
空気層が十分な弾力性のあるダンピング手段として機能
して、負圧面側における翼面流れの乱れによる圧力変動
を長期間に亘り局所的に有効に吸収緩和することにな
り、翼面との干渉による音の発生を長期に亘って十分に
有効に低減することができるようになる。
を、多数の空胴部45a,45a・・・を有するハニカ
ム構造体45に形成し、上記各空胴部45a,45a・
・・を、弾力性のある薄膜46を介して負圧面に接する
ようにしたことを特徴としている。
造体45の多数の空胴部45a,45a・・・が、当該
空胴部45a,45a・・・をカバーする上記弾力性の
ある薄膜46を介して負圧面と接しているから、同弾力
性のある薄膜46によって確実に上記各空胴部45a,
45a・・・内への塵埃等の侵入が防止されるようにな
るとともに、より効果的な十分な弾力性のあるダンピン
グ手段としての機能が発揮されて、負圧面側における翼
面流れの乱れによる圧力変動を長期間に亘り局所的に有
効に吸収緩和することになり、翼面との干渉による音の
発生を長期に亘って十分に有効に低減することができる
ようになる。
を、多数の空胴部45a,45a・・・を有するハニカ
ム構造体45に形成し、上記各空胴部45a,45a・
・・を、それぞれ相互に異なる所望の断面形状に形成し
たことを特徴としている。
45よりなる翼本体40の負圧面側の相互に異なる所望
の断面形状の空胴部45a,45a・・・内の空気層に
よって、効果的に局所的な圧力変動が吸収されるように
なる。
の発明の構成において、上記空胴部45a,45a・・
・が、それぞれ相互に異なる所望の断面形状に形成され
ていることを特徴としている。
45を形成する上記請求項1又は2の発明の翼本体40
の負圧面側の相互に異なる所望の断面形状の各空胴部4
5a,45a・・・内の空気層によって、より一層効果
的に局所的な圧力変動が吸収されるようになる。
は4記載の発明の構成において、上記翼本体40の負圧
面側に形成されるハニカム構造体45が、合成樹脂材に
より上記翼本体40と一体に成形されていることを特徴
としている。
圧面側に合成樹脂材によりハニカム構造体45を一体成
形することにより、翼本体40の負圧面側に容易に多数
の空胴部45a,45a・・・を有するハニカム構造体
45を形成することができる。
は4記載の発明の構成において、上記翼本体40の負圧
面側に形成されるハニカム構造体45が、合成樹脂材に
より翼本体40と別体に成形され、翼本体40の凹部4
4内に嵌合して一体化されていることを特徴としてい
る。
材によりハニカム構造体45を翼本体40とは別体に成
形し、その後、翼本体40の負圧面側に形成した凹部4
4内に嵌合して一体に取付けることにより、翼本体40
の負圧面側に容易に多数の空胴部45a,45a・・・
を有するハニカム構造体45を形成することができる。
羽根車によると、局所的な圧力変動吸収効果が高く、し
かも運転時間の経過に関係なく、長期に亘って有効な空
力騒音低減作用を有する送風機用の羽根車を提供するこ
とができる。
図2は、この出願の発明の実施の形態1に係る送風機用
羽根車の翼部の構造を示している。
ペラファン等の軸流型送風機の羽根車に使用される翼で
あり、該翼4は例えば図示のようにファンモータ側の駆
動軸に嵌合固定されるハブ5と合成樹脂材により一体成
形して構成されている。
厚く、後縁部40B側で薄いエアホイル構造となってお
り、その負圧面側の前縁部40A側端部と後縁部40B
領域を除く流れの乱れが発生しやすい領域には、所定の
深さに亘って、例えば正圧面側から負圧面方向に平行に
延びる多数の空胴部45a,45a・・・を有する合成
樹脂製のハニカム構造体45が、例えば翼本体40と一
体成形により形成されて設けられている。
面形状の多数の空胴部45a,45a・・・の翼負圧面
側開口部には、同じく合成樹脂製の薄板42が全面に亘
って溶着一体化されており、該薄板42の上記各空胴部
45a,45a・・・に対応する同軸部分には図示のよ
うに所定開口径の小孔42a,42a・・・がそれぞれ
設けられている。そして、上記各空胴部45a,45a
・・・は、当該小孔42a,42a・・・部を介して負
圧面側外部に開放され、負圧面側に生じる局所的な圧力
変動を吸収するようになっているとともに同時に塵埃等
が付着侵入しないようにカバーされている。
用羽根車の翼部において、吸い込む気流の状態が安定し
ており、またその吹出し方向前方に流れの分布に影響を
与えるような構造物が存在しない場合には、翼形状の改
良のみによっても翼面の流れを安定させ、かなりのレベ
ルまで空力騒音を低減させることが可能である。しか
し、吸込み気流に乱れがあったり、偏流している場合に
は、翼形状の改良のみでは十分に空力騒音を低減するこ
とができない。つまり、気流の乱れの発生や増大を抑制
することはできるが、すでに存在する乱れそのものを減
少させたり、消滅させることは困難であり、この時の気
流の乱れと翼面との干渉音をなくすことはできない。
法として、前述の図11の構成のように、翼本体40の
負圧面側に凹部44を形成し、該凹部44内に合成樹脂
製の発泡材を充填して弾力性のある多孔質層6を形成す
ることにより、気流の乱れによる圧力変動を局所的に吸
収して干渉音の発生を低減することが考えられる。
圧力変動のダンピング作用が不十分であり、しかも多孔
質層6の孔部の深さが浅く、その外面の各開口面部が翼
負圧面側にそのまま同じ状態で開放されているために、
送風機を長時間運転すると、運転時間の経過に従って気
流中の塵埃が付着侵入して当該多孔質層6外面の孔部の
開口部を塞ぎ、上記のような圧力変動吸収効果がなくな
るばかりか、塵埃の付着によって翼面が荒れた状態にな
って、逆に空力騒音を上昇させる原因となる。
翼構成では、先ず翼本体40の負圧面側所定領域の所定
深さ部分に同程度に深い多数の空胴部45a,45a・
・・を有するハニカム構造体45を形成し、その各空胴
部45a,45a・・・の負圧面側開口面部を小孔42
a,42a・・・を有する薄板42を介してカバーしな
がら負圧面側に開放している。
2の小孔42a,42a・・・が、上記各空胴部45
a,45a・・・内部への塵埃等の侵入を防ぐととも
に、上記深さの深い各空胴部45a,45a・・・を負
圧面側に開放するから、長期間に亘って有効に翼面流れ
の乱れによる圧力変動を局所的に吸収緩和し、翼面との
干渉による音の発生を有効に低減することができるよう
になる。
期に亘って有効な空力騒音低減作用を維持することがで
きる送風機用羽根車を提供することができる。
ニカム構造体45は、上述のように翼本体40側に一体
成形した後に薄板42を溶着するのではなく、例えば図
4に示すように、始めから薄板42を有する状態で別体
に成形して置き、これを翼本体40の負圧面側に形成し
た所定の深さの凹部44内に嵌合して溶着一体化するよ
うにすることもできる。
ては、上記のように翼本体40の負圧面側に形成される
多数の空胴部45a,45a・・・を有するハニカム構
造体45は、当該ハニカム構造体45内の上記各空胴部
45a,45a・・・の断面形状が各々同一のものとし
たが、圧力変動の発生状態は場所によって異なる。従っ
て、同各空胴部45a,45a・・・の断面形状は、例
えば図5の変形例2のように各々径φおよび深さVをそ
れぞれ相互に変えるか、又は図6の変形例3のように、
径φおよび深さVに加えて、さらに底部Bの形状をも相
互に変えるようにすることができる。
出願の発明の実施の形態2に係る送風機用羽根車の翼部
の構成を示している。
同様の多数の空胴部45a,45a・・・を有するハニ
カム構造体45を、図7および図8に示すように翼本体
40の負圧面側に一体成形し、その負圧面側等径の開口
部47,47・・・を弾力性のある薄膜46によって閉
塞し、該薄膜46部分の上記空胴部45a,45a・・
・内への負圧面側に生じる圧力変動に応じた弾性変形に
よって当該負圧面側に生じる圧力変動を局所的に効果的
に吸収緩和させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
5a,45a・・・が上記薄膜46を介して十分な圧力
変動吸収作用を実現するとともに、上記薄膜46が上記
各空胴部45a,45a・・・内への塵埃等の侵入を確
実に防ぎ、上記各空胴部45a,45a・・・による干
渉音吸収作用には影響を与えることなく、長期間に亘っ
て翼面流れの乱れによる圧力変動を局所的に吸収緩和
し、翼面との干渉による音の発生を有効に低減すること
ができるようになる。
期に亘って有効な空力騒音低減作用を維持することがで
きる送風機用羽根車を提供することができる。
羽根車の翼部の断面図(図2のA−A)である。
羽根車の翼部の断面図(図7のA−A)である。
る。
翼部の従来例の構造を示す断面図である。
4は凹部、45はハニカム構造体、45aは空胴部、4
6は薄膜、47は開口部である。
Claims (6)
- 【請求項1】 翼本体(40)の負圧面側を、多数の空
胴部(45a),(45a)・・・を有するハニカム構
造体(45)に形成したことを特徴とする送風機用羽根
車。 - 【請求項2】 各空胴部(45a),(45a)・・・
は、小孔(45b),(45b)・・・を介して負圧面
側に開放されていることを特徴とする請求項1記載の送
風機用羽根車。 - 【請求項3】 各空胴部(45a),(45a)・・・
は、弾力性のある薄膜(46)を介して負圧面に接して
いることを特徴とする請求項1記載の送風機用羽根車。 - 【請求項4】 各空胴部(45a),(45a)・・・
は、それぞれ相互に異なる所望の断面形状に形成されて
いることを特徴とする請求項1,2又は3記載の送風機
用羽根車。 - 【請求項5】 ハニカム構造体(45)は、合成樹脂材
により翼本体(40)と一体に成形されていることを特
徴とする請求項1,2,3又は4記載の送風機用羽根
車。 - 【請求項6】 ハニカム構造体(45)は、合成樹脂材
により翼本体(40)と別体に成形され、翼本体(4
0)の凹部(44)内に嵌合して一体化されていること
を特徴とする請求項1,2,3又は4記載の送風機用羽
根車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11073419A JP3107079B2 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 送風機用羽根車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11073419A JP3107079B2 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 送風機用羽根車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000265996A true JP2000265996A (ja) | 2000-09-26 |
| JP3107079B2 JP3107079B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=13517687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11073419A Expired - Fee Related JP3107079B2 (ja) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | 送風機用羽根車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3107079B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008223760A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-09-25 | Daikin Ind Ltd | 送風機の羽根車 |
| CN102032212A (zh) * | 2010-12-23 | 2011-04-27 | 西北工业大学 | 一种轴流式风机叶片 |
| WO2017110613A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | シール装置及び回転機械 |
| CN116989003A (zh) * | 2022-04-26 | 2023-11-03 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 扇叶和离心风扇 |
| CN121229446A (zh) * | 2025-10-23 | 2025-12-30 | 北京高孚动力科技有限公司 | 蜂巢式流道的磁悬浮离心压缩机叶轮及冷水机组 |
-
1999
- 1999-03-18 JP JP11073419A patent/JP3107079B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2008223760A (ja) * | 2007-02-13 | 2008-09-25 | Daikin Ind Ltd | 送風機の羽根車 |
| CN102032212A (zh) * | 2010-12-23 | 2011-04-27 | 西北工业大学 | 一种轴流式风机叶片 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3107079B2 (ja) | 2000-11-06 |
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