JP2000266558A - 車載用マルチメディアシステム - Google Patents

車載用マルチメディアシステム

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JP2000266558A
JP2000266558A JP7044299A JP7044299A JP2000266558A JP 2000266558 A JP2000266558 A JP 2000266558A JP 7044299 A JP7044299 A JP 7044299A JP 7044299 A JP7044299 A JP 7044299A JP 2000266558 A JP2000266558 A JP 2000266558A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ナビ音声の割り込みによってミュートされたオ
ーディオ音声を、ナビ音声の割り込み終了後に出力でき
るようにする。 【解決手段】オーディオ音声が出力されている状況でナ
ビ音声を割り込み出力させる場合、オーディオ音声がC
Dなどの音声記録媒体を再生して出力されている場合
は、その再生装置(CDチェンジャなど)を一時停止さ
せ、ナビ音声の割込出力が終了した後で再生を再開す
る。一方、オーディオ音声がラジオなどのチューナ音声
である場合には、ナビ音声割り込み期間中のチューナ音
声をA録音装置へ録音し、ナビ音声の割込終了後、ブラ
ンクスキップなどを用いて短時間再生する。そのA録音
装置が再生出力している間はB録音装置にチューナ音声
を録音し、A録音装置の再生終了後に短時間再生する。
このように、2台の録音装置で交互に録音及び短時間再
生を繰り返して再生時間が規定時間(以下)に収束した
ら本放送に復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装
置と車載テレビなどのオーディオ装置とを備えた車載用
マルチメディアシステムに関し、特にオーディオ音声と
ナビ音声との調整を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のナビゲーション装置では、運転席
近傍に設けたディスプレイに、道路地図や走行予定経路
等のナビゲーション画像を表示し、且つ、その表示画像
を車両の移動に伴い変化させることにより、運転者に対
して走行案内を行うようにされている。そして、ディス
プレイにナビゲーション画像を表示するだけでなく、そ
の画像変化に対応して(換言すれば車両の移動に対応し
て)、交差点での進路等の走行案内を音声で行ったり、
あるいは、ユーザが目的地や経路設定のための操作を行
う際の操作案内を音声で行うようにしたものもある。こ
のような音声をナビ音声ということとする。
【0003】一方、車載装備として、テレビ・ラジオな
どの放送波を選択受信してその受信した音声(チューナ
音声)を出力する装置や、CD、MDあるいはカセット
テープなどの音声記録媒体を再生する装置(CDチェン
ジャ、MDチェンジャあるいはカセットデッキ)があ
る。このような車載装置からの音声をオーディオ音声と
い称することとする。
【0004】ナビゲーション装置を使用する際、ナビゲ
ーション画像は常時表示されているが、ナビ音声は上述
した案内すべき交差点に近づいたときなどにスポット的
に出力されるものである。したがって、オーディオ音声
を出力する装置を使用しながらナビゲーション装置も使
用することも一般的になされる。この際、スポット的に
出力されるナビ音声をユーザが聞き取りやすくするため
に、一時的にオーディオ音声を消してナビ音声を割り込
ませるミュート機能が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このミュート機能は重
要な機能ではあるが、ナビ音声を出力すべきタイミング
はランダムに割り込んでくるため、例えばラジオのニュ
ースや天気予報などにおいて重要な情報を聞き逃す場合
がある。つまり、このミュート機能において、オーディ
オ音声の発生元(ソース)はナビ音声の割り込みの有無
にかかわらずオーディオ音声を出力しており、スピーカ
出力部の切替スイッチにおいて単純にナビ音声とオーデ
ィオ音声とを切り替えて選択的に出力している。
【0006】そのため、ナビ音声の割り込みが終了して
オーディオ音声に復帰した場合、ユーザはそのミュート
された部分を再度聞くことはできず、不快感を募らせる
原因ともなる。例えば天気予報を聞こうとしてその時間
帯を待っていたところ、自分が必要とする地域の天気予
報が丁度ナビ音声の出力のためミュートされてしまう
と、次に天気予報がなされる時間まで待たなくてはなら
なくなってしまう。
【0007】もちろん、ナビ音声の重要性を考えるとナ
ビ音声を出力する際にオーディオ音声をミュートする機
能は確保した方が好ましい。したがって、オーディオ音
声をミュートしながらもそのミュートされた部分を後で
聞けるような対策を講じることが期待される。
【0008】そこで本発明は、このような問題を解決
し、ナビ音声の割り込みによってミュートされたオーデ
ィオ音声を、ナビ音声の割り込み終了後に出力できるよ
うにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1記載の車載用マルチ
メディアシステムは、ナビゲーション装置とオーディオ
装置とを備えている。ナビゲーション装置は、例えば現
在地から目的地までの最適なルートとして設定された経
路上の所定の分岐点に近接する毎に、その分岐点につい
ての走行案内用の音声(例えば「間もなく右方向に曲が
ります」など)をはじめとし、ナビゲーション機能を実
行する上で利用者に報知すべき内容をナビ音声として出
力することができる。一方、オーディオ装置は、例えば
テレビ・ラジオなどの放送波を受信してその中に含まれ
る音声信号を出力するものや、CDやMDあるいはカセ
ットテープなどの記録媒体に記録された音声信号を再生
して出力するものなどが考えられる。
【0010】そして、本車載用マルチメディアシステム
は、オーディオ装置からのオーディオ音声と、ナビゲー
ション装置からのナビ音声の内のいずれかを選択して出
力することを前提としている。なお、詳しくは、オーデ
ィオ装置からのオーディオ音声及びナビゲーション装置
からのナビ音声は「非可聴的な電気信号」を意味してお
り、最終的に出力される音声が「可聴的な機械(音響)
信号」を意味するが、ここでは電気信号あるいは機械
(音響)信号の区別はせずに共に「オーディオ音声」、
「ナビ音声」と記載し、意味的に区別して解釈すること
とする。したがって、選択的に音声を出力するとは、2
つの音声に関する電気信号の入力の内のいずれを出力す
るかを切り替えるスイッチ的な手段と、スピーカのよう
に電気信号を空気の粗密波である音響信号に変換(電気
音響変換)して出力する手段を併有するものである。
【0011】但し、オーディオ音声が出力されている状
態でナビ音声を出力させる場合には、そのオーディオ音
声の出力を停止してナビ音声を割込出力させ、そのナビ
音声の割込出力が終了するとオーディオ音声を復帰出力
させる。したがってオーディオ音声はナビ音声が出力さ
れている間は出力されないこととなる。
【0012】しかしながら、上述したように、単に音声
出力を切り替えるだけでは、ナビ音声の出力期間中にそ
のナビ音声がなければ出力されるはずであったオーディ
オ音声をユーザが聞くことができない。そこで、本発明
の車載用マルチメディアシステムにおいては、オーディ
オ装置が以下に示す制御を実行することによってこの問
題を解決する。
【0013】(1)まず、オーディオメディアが、C
D、MDあるいはカセットテープなどの音声記録媒体か
ら読み出した音声信号を再生するタイプであり、再生時
に一時停止機能を有する場合には、次のような制御を行
う。すなわち、制御手段は、オーディオ音声に切り替え
てナビ音声を割込出力させる際には、オーディオ音声の
再生自体を一時停止する。そして、オーディオ音声を復
帰出力させる際に一時停止を解除して再生を再開させ
る。これによって、ナビ音声の割込出力が終了した後に
出力されるオーディオ音声は、ナビ音声の割込出力前の
内容の続きから再開することとなり、ナビ音声の割り込
みによってミュートされたオーディオ音声を、ナビ音声
の割り込み終了後にユーザは聞くことができる。
【0014】(2)一方、オーディオメディアが、テレ
ビやラジオなどの放送波をチューナで選択受信し、その
受信したチューナ音声を出力するタイプの場合には、次
のような制御を行う。すなわち、制御手段は、オーディ
オ音声に切り替えてナビ音声を割込出力させる時点から
オーディオ音声を復帰出力させる時点までの割込時チュ
ーナ音声を一時的に第1の録音再生装置に録音してお
く、そして、オーディオ音声を復帰出力させる時点から
割込時チューナ音声を短時間再生にて出力する。この
「短時間再生出力」とは、録音時間に比して再生時間が
短いような出力を意味し、例えば請求項2に示すよう
に、無音区間(ブランク)をスキップすることで再生時
間を全体として短くしてもよいし、請求項3に示すよう
に、再生速度自体を速くすることで再生時間を全体とし
て短くしてもよい。もちろん、無音区間をスキップする
と共に有音区間の再生速度を速くしてもよい。
【0015】また、このように割込時チューナ音声を短
時間再生出力している最中に受信したチューナ音声を一
時的に第2の録音再生装置に録音しておく。そして、第
1の録音再生装置による割込時チューナ音声の短時間再
生が終了した時点から短時間再生にて出力する。
【0016】その後は、相手側の録音再生装置が短時間
再生出力している最中に受信したチューナ音声を一時的
に録音しておき、相手側の録音装置の短時間再生出力が
終了した時点から自分側の録音再生装置による短時間再
生出力を繰り返し行い、録音再生装置による録音が不要
となった時点で、通常通り、チューナ音声をそのまま出
力させる。
【0017】制御手段が2つの録音再生装置による録音
及び短時間再生出力を繰り返し行わせると、録音時間に
対して再生出力時間が短いため、やがて収束する。つま
り、録音せずとも、そのままチューナ音声を出力すれば
出力内容の連続性が確保されるような状態となる。
【0018】これによって、ナビ音声の割込出力が終了
した後に出力されるオーディオ音声は、ナビ音声の割込
出力前の内容の続きから再開することとなり、ナビ音声
の割り込みによってミュートされたオーディオ音声を、
ナビ音声の割り込み終了後にユーザは聞くことができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0020】図1は実施例の車載用マルチメディアシス
テムの全体構成を示すブロック図である。本車載用マル
チメディアシステムは、スピーカ1と、オーディオ装置
2と、ナビゲーション装置7とを基本構成として備えて
おり、オーディオ装置2とナビゲーション装置7との間
は、LANを使用した通信線10で接続されている。
【0021】オーディオ装置2は、オーディオ音声出力
部3と、例えばICなどの録音記録媒体を内蔵した2つ
の録音装置4,5と、オーディオユニット群6とを備え
ている。2つの録音装置4,5については、区別を付け
るためにA録音装置4とB録音装置5というように称
す。なお、録音装置と称しているが、これらA録音装置
4とB録音装置5は録音した内容を再生する機能も有し
ている。
【0022】また、オーディオユニット群6は、図示し
ないテレビチューナ、ラジオチューナ、CDチェンジ
ャ、MDチェンジャ、カセットデッキなどを備えてい
る。テレビチューナやラジオチューナは、該当する周波
数の放送波を受信するものであり、これらチューナから
出力される音声を「チューナ音声」と呼ぶこととする。
一方、CDチェンジャ、MDチェンジャ又はカセットデ
ッキは、音声記録媒体であるCD、MD又はカセットテ
ープに記録された音声を再生して出力する。なお、これ
らはいずれも再生時に一時停止させる機能を有してい
る。
【0023】オーディオ音声出力部3は、オーディオ音
声ラインにてナビゲーション装置7側のスイッチ8と接
続されており、オーディオユニット群6の該当するオー
ディオメディア(テレビ、ラジオ、CD、MD、カセッ
トテープなど)から出力された音声を出力する。なお、
オーディオユニット群6内のCDチェンジャ、MDチェ
ンジャ、カセットデッキに対して再生の開始、終了、一
時停止などの指示も行う。また、オーディオ音声出力部
3は、A録音装置4及びB録音装置5とも接続されてお
り、オーディオユニット群6のオーディオメディアの内
のテレビあるいはラジオから出力されたチューナ音声を
A録音装置4及びB録音装置5に録音させたり、あるい
はその録音したチューナ音声を再生させたりする制御も
行う。
【0024】ナビゲーション装置7は、スイッチ8及び
ナビ音声出力部9を有しており、ナビ音声出力部9から
出力されるナビ音声はスイッチ8を介して選択的にスピ
ーカ1へ出力される。つまり、スピーカ1はナビゲーシ
ョン装置7内のスイッチ8と接続しており、このスイッ
チ8を介して出力されるオーディオ音声出力部3からの
オーディオ音声あるいはナビ音声出力部9からのナビ音
声(これらはいずれも電気信号を意味する)を、空気の
粗密波である音に変換して出力する。
【0025】なお、ナビゲーション装置7は、当然なが
ら上述したスイッチ8及びナビ音声出力部9以外に一般
的なナビゲーション機能を発揮するための構成を有して
いるが、図1においては図示していない。それは、本発
明が、オーディオ装置2からのオーディオ音声とナビゲ
ーション装置7からのナビ音声を切り替えて出力するこ
とを前提とし、主にオーディオ装置2における工夫を特
徴としているからである。そこで、図示はしないが、オ
ーディオ装置2の構成及び機能を文章にて説明してお
く。
【0026】ナビゲーション装置7は、上述のスイッチ
8及びナビ音声出力部9以外にも、位置検出器、地図デ
ータ入力器、操作スイッチ群、これらに接続されたナビ
ECU、ナビECUに接続された外部メモリ、表示装置
などを備えている。なお、ナビECUは通常のコンピュ
ータとして構成されており、内部には、周知のCPU、
ROM、RAM、I/Oおよびこれらの構成を接続する
バスラインが備えられている。
【0027】位置検出器は、いずれも周知のジャイロス
コープ、距離センサ、及び衛星からの電波に基づいて車
両の位置を検出するGPS(Global Positioning Syste
m )のためのGPS受信機を有している。これらのセン
サ等は各々が性質の異なる誤差を持っているため、複数
のセンサにより、各々補間しながら使用するように構成
されている。なお、精度によっては上述した内の一部で
構成してもよく、更に、ステアリングの回転センサ、各
転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
【0028】地図データ入力器は、位置検出の精度向上
のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図デー
タ及び目印データを含む各種データを入力するための装
置である。媒体としては、そのデータ量からCD−RO
MやDVDを用いるのが一般的である。
【0029】また、表示装置の画面には、位置検出器か
ら入力された車両現在位置マークと、地図データ入力器
より入力された地図データと、さらに地図上に表示する
誘導経路や後述する設定地点の目印等の付加データとを
重ねて表示することができる。さらに、上述したナビ音
声出力部9、スイッチ8及びスピーカ1を介し、音声に
て走行案内をドライバーに報知するように構成されてお
り、表示装置による表示とスピーカ1からの音声出力と
の両方で、ドライバーに走行案内することができる。例
えば、右折の場合には、「次の交差点を右折して下さ
い」といった内容を音声にて出力する。音声によりドラ
イバーに報知すれば、ドライバーは視点を移動させるこ
と無く、設定した地点の交通情報を確認できるので、よ
り一層の安全運転を達成できる。
【0030】また、本ナビゲーション装置7は、操作ス
イッチ群により目的地の位置を入力すると、現在位置か
らその目的地までの最適な経路を自動的に選択して誘導
経路を形成し、表示装置に表示すると共にスピーカ1を
介して音声にて案内する、いわゆる経路案内機能を備え
ている。このような自動的に最適な経路を設定する手法
は、ダイクストラ法等の手法が知られている。
【0031】なお、実施例と特許請求の範囲との対応関
係を簡単に説明しておく。特許請求の範囲のオーディオ
装置、ナビゲーション装置としては、実施例のオーディ
オ装置2、ナビゲーション装置7がそれぞれ相当する。
また、オーディオ音声とナビ音声の内のいずれかを選択
して出力するための構成としては、スピーカ1及びスイ
ッチ8が相当する。
【0032】さらに、オーディオ音声が出力されている
状態でナビ音声を出力させる場合に、そのオーディオ音
声の出力を停止してナビ音声を割込出力させ、そのナビ
音声の割込出力が終了するとオーディオ音声を復帰出力
させる主体としては、ナビゲーション装置7のナビEC
Uが相当する。すなわち、ナビECUはナビ音声を出力
する必要がない場合には、スイッチ8をオーディオ音声
側に切り替え、ナビ音声を出力する必要がある場合に限
って、スイッチ8をナビ音声側に切り替える制御も行う
のである。また、この際、ナビゲーション装置7はオー
ディオ装置2に対し、ナビ音声の割込開始及び終了を通
信線10を介して伝達している。
【0033】また、特許請求の範囲の第1の録音再生装
置、第2の録音再生装置としては、実施例のA録音装置
4、B録音装置5がそれぞれ相当する。以上が本システ
ムの構成説明であったが、次に、オーディオ音声出力中
のナビ音声割込時の動作について、図2〜5のタイムチ
ャートを参照して説明する。
【0034】図2は、ナビ音声出力部9からのナビ音声
の出力及びオーディオ音声出力部3からのオーディオ音
声の出力状態を示すタイムチャートであり、図3はナビ
ゲーション装置7側にて実行される処理の概要を示すタ
イムチャートである。上述したように、ナビゲーション
装置7内の図示しないナビECUは、ナビ音声の割り込
み期間以外はスイッチ8をオーディオ音声側に切り替え
ているので、スピーカ1からはオーディオ音声が出力さ
れる。一方、ナビ音声を割り込み出力させる期間中だけ
スイッチ8をナビ音声側に切り替えるので、その期間中
はスピーカ1からナビ音声が出力される。例えば案内交
差点に対するガイド音声として、「まもなく右方向で
す。」などといった内容の音声出力を行う。
【0035】そして、ナビゲーション装置7のナビEC
Uは、ナビ音声を割り込み出力させるための開始タイミ
ングでオーディオ装置2に対して割り込み音声開始コマ
ンドを送信し、終了タイミングでオーディオ装置2に対
して割り込み音声終了コマンドを送信する。
【0036】次に、この割り込み音声の開始及び終了コ
マンドの送信を受けたオーディオ装置2における再生制
御について説明する。この再生制御については、オーデ
ィオユニット群6内に備えられているオーディオメディ
ア種類によって異なる。図4は、オーディオメディア
が、CD、MDあるいはカセットテープなどの音声記録
媒体から読み出した音声信号を再生するタイプの場合の
再生制御を示すタイムチャートである。
【0037】ナビゲーション装置7から割り込み音声開
始コマンドを受信すると、オーディオ音声出力部3は、
現在音声再生を実施している再生装置(CDチェンジ
ャ、MDチェンジャあるいはカセットデッキ)に対して
その再生の一時停止を指示する。そして、割り込み音声
終了コマンドを受信すると、一時停止の解除を指示す
る。これによって、ナビ音声の割込出力が終了した後に
出力されるオーディオ音声は、ナビ音声の割込出力前の
内容の続きから再開することとなり、ナビ音声の割り込
みによってミュートされたオーディオ音声を、ナビ音声
の割り込み終了後にユーザは聞くことができる。
【0038】一方、図5は、オーディオメディアが、テ
レビやラジオなどの放送波をチューナで選択受信し、そ
の受信したチューナ音声を出力するタイプの場合の再生
制御を示すタイムチャートである。ナビゲーション装置
7から割り込み音声開始コマンドを受信すると、オーデ
ィオ音声出力部3は、現在放送波受信を実施しているチ
ューナ(テレビチューナあるいはラジオチューナ)から
の音声をA録音装置4に録音させ、その後、割り込み音
声終了コマンドを受信すると、A録音装置4への録音を
終了させる。ここで録音した音声を「割込時チューナ音
声」ということとする。録音が終了すると直ちに、その
A録音装置4へ録音した内容の再生を指示し、その再生
音声を、オーディオ音声ラインを介してナビゲーション
装置7側へ出力する。ナビゲーション装置7のスイッチ
8は、ナビ音声の割り込み出力が終了するとオーディオ
音声側に切り替えられているため、オーディオ音声出力
部3から出力したオーディオ音声は、スピーカ1から出
力されることとなる。
【0039】そして、この割込時チューナ音声の再生
は、録音音声中のブランク(無音区間)をスキップさせ
ることにより、録音時間(T1)に比して再生時間(T
2)が短くして行う。すなわち、T1>T2である「短
時間再生出力」を行う。また、このA録音装置4に録音
した割込時チューナ音声の再生中にチューナから出力さ
れる音声はB録音装置5に録音させる。そして、録音装
置4からの割込時チューナ音声の再生が終了すると、B
録音装置5へのチューナ音声の録音を終了し、今度は、
そのB録音装置5へ録音した内容の再生を即座に指示す
る。この場合も、ブランクスキップなどによって短時間
再生出力を行う。そして、B録音装置5からの再生音声
が、オーディオ音声ラインを介してナビゲーション装置
7側へ出力される。
【0040】このように、A録音装置4が再生出力して
いる間はB録音装置5がチューナ音声を録音し、そのB
録音装置5が再生出力している間はA録音装置4がチュ
ーナ音声を録音する、というように交互に録音/再生を
繰り返す。具体的には、再生時間が所定の規定時間(以
下)になるまでこの処理を繰り返す。上述したように録
音時間よりも短い時間で再生するため、再生時間は後に
いくほど順次短くなっていき、最終的には再生時間が規
定時間(以下)になるように収束する。そのため、規定
時間になったら本放送に復帰し、チューナから出力され
た音声をそのままナビゲーション装置7のスイッチ8を
介してスピーカ1から出力させる。すなわち、ナビ音声
の割り込み出力が終了した時点から、本放送をそのまま
出力させる状態になるまでに、2台の録音装置4,5を
制御して、ナビ音声の割り込みによって出力できなかっ
たチューナ音声部分をリカバーするのである。
【0041】続いて、これまでに説明したオーディオ音
声出力中のナビ音声割り込み時のオーディオ装置2での
動作内容に関し、オーディオ音声出力部3にて実行され
る制御処理について、図6〜図9のフローチャートを参
照して説明する。図6は、ナビ音声割り込み開始時の処
理を示しており、最初のステップS110では、オーデ
ィオ音声をオーディオ音声ラインを介してナビゲーショ
ン装置7側(のスイッチ8)へ出力中か否かを判断す
る。オーディオ音声出力中でなければ(S110:N
O)、そのまま本処理を終了するが、オーディオ音声出
力中であれば(S110:YES)、S120へ移行し
て、ナビ音声割り込みフラグがONであるかどうかを判
断する。ナビ音声割り込みフラグがOFFであれば(S
120:NO)、そのまま本処理を終了する。つまり、
オーディオ音声の出力がそのまま継続されることとな
る。
【0042】一方、ナビ音声割り込みフラグがONであ
れば(S120:YES)、S130へ移行して、ナビ
ゲーション装置7のスイッチ8へのオーディオ音声の出
力を停止する。そして、続くS140において、オーデ
ィオユニット群6の内で現在選択されている音声種類が
ラジオ又はテレビであるか否かを判断する。そして、ラ
ジオ又はテレビであれば(S140:YES)、その音
声(チューナ音声)をA録音装置4へ録音させる処理を
開始し(S150)、ラジオやテレビではなくCD、M
Dあるいはカセットテープであれば(S140:N
O)、再生装置であるCDチェンジャ、MDチェンジャ
あるいはカセットデッキに対して再生の一時停止を指示
する(S160)。
【0043】図7は、図6のナビ音声割り込み開始時の
処理によってナビ音声割り込みフラグがONと判断され
(S120:YES)、S130〜S160の処理が実
行された後に行う処理を示すフローチャートである。本
処理の最初のステップS220では、ナビ音声割り込み
フラグがOFFであるかどうかを判断する。S220に
て否定判断、すなわちナビ音声割り込みフラグがONで
あれば、そのまま本処理を終了する。つまり、ナビ音声
割り込みフラグがONのままであるため、図6のS15
0で開始の指示されたA録音装置4への録音が続行、あ
るいはS160で指示したCDチェンジャ、MDチェン
ジャあるいはカセットデッキの一時停止状態が続行され
る。
【0044】一方、ナビ音声割り込みフラグがOFFで
あれば(S220:YES)、当該フラグがONからO
FFに切り替わったこと、つまりナビ音声の割り込み出
力が終了したことを意味するため、S230へ移行し
て、オーディオユニット群6の内で現在選択されている
音声種類がラジオ又はテレビであるか否かを判断する。
そして、ラジオ又はテレビであれば(S230:YE
S)、B録音装置5にチューナ音声を録音させる処理を
開始し(S240)、A録音装置4の録音を終了させ
(S250)、さらにそのA録音装置4の再生を開始さ
せる(S260)。また、ラジオやテレビではなくC
D、MDあるいはカセットテープであれば(S230:
NO)、再生装置であるCDチェンジャ、MDチェンジ
ャあるいはカセットデッキに対して一時停止の解除を指
示する(S270)。つまり再生が再開されることとな
る。
【0045】図8は、ナビ音声割り込み終了時の処理で
ある図7のS260にて再生を開始したA録音装置4
が、その再生(上述したように短時間再生である。)を
終了した際に実行する処理を示すフローチャートであ
る。本処理の最初のステップS310では、A装置再生
タイマを停止し、続いて、そのA装置再生タイマが所定
の規定時間Tよりも長いか否かを判断する(S32
0)。
【0046】A装置再生タイマ>規定時間Tであれば
(S320:YES)、再度A録音装置4への録音を開
始する(S330)。そして、B録音装置5の録音を終
了させ(S340)、そのB録音装置5の再生を開始さ
せる(S350)。このB録音装置5の再生を開始させ
た後は、B装置再生タイマをスタートさせ(S36
0)、B録音装置5からの再生音声をオーディオ音声ラ
インを介してナビゲーション装置7側へ出力し、スピー
カ1を介して出力させる(S370)。そして、A装置
再生タイマをクリアする(S380)。
【0047】一方、A装置再生タイマ≦規定時間Tであ
れば(S320:NO)、音声リカバー処理が終了した
ことを意味するため、B録音装置5の録音を終了し(S
390)、オーディオユニット群6内のテレビチューナ
あるいはラジオチューナからのチューナ音声をそのまま
オーディオ音声ラインを介してナビゲーション装置7側
へ出力し、スピーカ1を介して出力させる(S40
0)。
【0048】図9は、図8のS350にて再生を開始し
たB録音装置5が、その再生(上述したように短時間再
生である。)が終了した際に実行する処理を示すフロー
チャートである。この図9の処理内容は、図8の処理に
おけるA録音装置4とB録音装置5を入れ替えたものと
なっている。簡単に説明すると、図8のS360にてス
タートさせたB装置再生タイマを停止し(S410)、
そのB装置再生タイマ>規定時間Tであれば(S42
0:YES)、再度B録音装置5への録音を開始し(S
430)、A録音装置4の録音を終了させ、即座に再生
を開始させる(SS440,S450)。このA録音装
置4の再生開始後、A装置再生タイマをスタートさせ
(S460)、A録音装置4からの再生音声をスピーカ
1を介して出力させる(S470)。そして、B装置再
生タイマをクリアする(S480)。一方、B装置再生
タイマ≦規定時間Tであれば(S420:NO)、A録
音装置4の録音を終了し(S490)、チューナ音声を
そのままスピーカ1を介して出力させる(S500)。
【0049】以上説明したように本実施例の車載用マル
チメディアシステムによれば、オーディオ装置2からの
オーディオ音声がスピーカ1より出力されている状況
で、ナビゲーション装置7がナビ音声を割り込み再生さ
せる際、オーディオ音声がCD,MDあるいはカセット
テープなどの音声記録媒体を再生させることによって出
力されている場合には、その再生装置(CDチェンジ
ャ、MDチェンジャあるいはカセットデッキ)による再
生を一時停止させ、ナビ音声の割込出力が終了した後で
再生を再開する。したがって、ナビ音声の割り込みによ
ってミュートされたオーディオ音声を、ナビ音声の割り
込み終了後にユーザは聞くことができる。
【0050】一方、オーディオ音声がテレビあるいはラ
ジオのチューナ音声である場合には、ナビ音声の割り込
み期間中のチューナ音声をA録音装置4へ録音し、ナビ
音声の割り込みが終了してから短時間再生する。そのA
録音装置4の再生出力が実行されている間はB録音装置
5がチューナ音声を録音し、A録音装置4の再生が終了
してから、そのA録音装置4の再生期間中のチューナ音
声をB録音装置5が短時間再生する。このように、2台
の録音装置4,5で交互に録音及び短時間再生を繰り返
すと、再生時間が規定時間(以下)に収束するため、規
定時間になったら本放送に復帰し、チューナから出力さ
れた音声をそのままスピーカ1から出力させる。つま
り、録音せずとも、そのままチューナ音声を出力すれば
出力内容の連続性が確保されるような状態となる。
【0051】このようなリカバー処理により、ナビ音声
の割り込みによってミュートされたオーディオ音声を、
ナビ音声の割り込み終了後にユーザは聞くことができ
る。 [その他]上記実施例では、A録音装置4あるいはB録
音装置5にてなされる「短時間再生」の一例として、無
音区間をスキップすることを挙げたが、例えば再生速度
自体を速くすることで再生時間を全体として短くしても
よい。もちろん、無音区間をスキップすると共に有音区
間の再生速度を速くしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例としての車載用マルチメディ
アシステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】 実施例のナビ音声出力部からのナビ音声の出
力及びオーディオ音声出力部からのオーディオ音声の出
力状態を示すタイムチャートである。
【図3】 実施例のナビゲーション装置側にて実行され
る処理の概要を示すタイムチャートである。
【図4】 オーディオメディアがCD、MDあるいはカ
セットテープなどの音声記録媒体から読み出した音声信
号を再生するタイプの場合の再生制御を示すタイムチャ
ートである。
【図5】 オーディオメディアがラジオやテレビなどの
放送波をチューナで選択受信し、その受信したチューナ
音声を出力するタイプの場合の再生制御を示すタイムチ
ャートである。
【図6】 実施例のオーディオ音声出力部にて実行され
る、ナビ音声割り込み開始時の処理を示すフローチャー
トである。
【図7】 実施例のオーディオ音声出力部にて実行され
る、ナビ音声割り込み終了時の処理を示すフローチャー
トである。
【図8】 図7のS260にて再生を開始したA録音装
置の再生が終了した際に実行される処理を示すフローチ
ャートである。
【図9】 図8のS350にて再生を開始したB録音装
置の再生が終了した際に実行される処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…スピーカ 2…オーディオ装置 3…オーディオ音声出力部 4…A録音装置 5…B録音装置 6…オーディオユニ
ット群 7…ナビゲーション装置 8…スイッチ 9…ナビ音声出力部 10…通信線
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 31/00 519 G11B 31/00 519A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定された経路上の所定の分岐点に近接す
    る毎に出力される当該分岐点についての走行案内用の音
    声をはじめとし、ナビゲーション機能を実行する上で利
    用者に報知すべき内容をナビ音声として出力可能な車載
    用のナビゲーション装置と、 オーディオメディアに対応したオーディオ音声を出力可
    能な車載用のオーディオ装置とを備え、 前記オーディオ装置からのオーディオ音声と、前記ナビ
    ゲーション装置からのナビ音声の内のいずれかを選択し
    て出力することを前提とし、前記オーディオ音声が出力
    されている状態で前記ナビ音声を出力させる場合には、
    そのオーディオ音声の出力を停止して前記ナビ音声を割
    込出力させ、そのナビ音声の割込出力が終了すると前記
    オーディオ音声を復帰出力させるよう構成された車載用
    マルチメディアシステムであって、 前記オーディオ装置が以下に示す制御を実行可能に構成
    されたことを特徴とする車載用マルチメディアシステ
    ム。 (1)前記オーディオメディアが、音声記録媒体から読
    み出した音声信号を再生するタイプであり、再生時に一
    時停止機能を有する場合には、 記オーディオ音声に切り替えて前記ナビ音声を割込出力
    させる際に前記オーディオ音声の再生自体を一時停止
    し、前記オーディオ音声を復帰出力させる際に前記一時
    停止を解除して再生を再開させる。 (2)前記オーディオメディアが、放送波をチューナで
    選択受信し、その受信したチューナ音声を出力するタイ
    プの場合には、 前記オーディオ音声に切り替えて前記ナビ音声を割込出
    力させる時点から前記オーディオ音声を復帰出力させる
    時点までの割込時チューナ音声を一時的に第1の録音再
    生装置に録音しておき、前記オーディオ音声を復帰出力
    させる時点から当該割込時チューナ音声を短時間再生に
    て出力すると共に、 当該割込時チューナ音声の短時間再生出力中に受信した
    チューナ音声を一時的に第2の録音再生装置に録音して
    おき、前記第1の録音再生装置による割込時チューナ音
    声の短時間再生が終了した時点から短時間再生にて出力
    し、 その後は、相手側の録音再生装置が短時間再生出力して
    いる最中に受信したチューナ音声を一時的に録音してお
    き、相手側の録音装置の短時間再生出力が終了した時点
    から自分側の録音再生装置による短時間再生出力を繰り
    返し行い、録音再生装置による録音が不要となった時点
    で、通常通り、前記チューナ音声をそのまま出力させ
    る。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車載用マルチメディアシス
    テムにおいて、 前記第1あるいは第2の録音再生装置による短時間再生
    出力は、無音区間をスキップすることで再生時間を全体
    として短くすること、 を特徴とする車載用マルチメディアシステム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の車載用マルチメディ
    アシステムにおいて、 前記第1あるいは第2の録音再生装置による短時間再生
    出力は、再生速度自体を速くすることで再生時間を全体
    として短くしていること、 を特徴とする車載用マルチメディアシステム。
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