JP2000266567A - ロータリエンコーダ - Google Patents

ロータリエンコーダ

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JP2000266567A
JP2000266567A JP11071496A JP7149699A JP2000266567A JP 2000266567 A JP2000266567 A JP 2000266567A JP 11071496 A JP11071496 A JP 11071496A JP 7149699 A JP7149699 A JP 7149699A JP 2000266567 A JP2000266567 A JP 2000266567A
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light
rotating disk
rotary
rotary encoder
rotation
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JP11071496A
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Hidejiro Kadowaki
秀次郎 門脇
Akira Ishizuka
公 石塚
Yasushi Kaneda
泰 金田
Shigeki Kato
成樹 加藤
Takayuki Kadoshima
孝幸 門島
Sakae Horyu
榮 法隆
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 被検回転物体の回転状態を測定する際に、回
転機構のがたや倒れがあっても、回転物体に関する原点
位置信号を高精度にしかも効率的に検出することを可能
とする。 【解決手段】 レーザーダイオード光源11からの光束
は、コリメータレンズ12で平行光束I1となり、ハー
フミラー13によりこの光束I1の一部が反射され、原
点検出光束I2として回転軸14aを中心に回転する回
転ディスク14の原点検出部分Zに入射する。回転ディ
スク14が回転して原点検出用の直線回折格子14cが
原点検出部分Zの位置にきて、原点検出光束I2がこの
回折格子14cに入射したときに、1次の回折光束I3
が出射されて、集光レンズ15の焦点位置で原点検出光
学系の光軸Oから所定距離の円周上に集光する。受光素
子16a、16bの出力信号の差動信号を検出すること
により、回転ディスク14の軸ずれや軸倒れに影響され
ることなく、高精度に原点検出ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転物体の回転状
態を光学的に測定するロータリエンコーダに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、μm以下の変位を測定可能な
測定器としては、レーザー光等の可干渉性光束を使用し
て、移動物体に設けた回転回折格子からの回折光により
干渉縞を形成し、この干渉縞の明暗変化をモニタするリ
ニアエンコーダやロータリエンコーダが知られている。
このロータリエンコーダの内のインクリメンタル方式の
エンコーダは、スケールの回転に伴って発生するパルス
数を計数して、被検出物体の回転量を検出しており、被
検出物体の絶対回転位置は原点回転位置からのずれ量と
方向から求めている。
【0003】一般にインクリメンタル方式のロータリエ
ンコーダには、1回転中に1回だけ原点位置を示す原点
信号を発生するパターンが設けられており、このときの
原点信号は光や磁気等を利用したパターン検出系を使用
して、パターンの有無又は遠近を検知して信号を発生し
ている。
【0004】本出願人は特公平7―119625号公報
において、回転ディスクの直径が20mm、1回転当り
のパルス数(正弦波周波数)が81000程度のロータ
リエンコーダを提案している。このロータリエンコーダ
は1パルス当りの回転ディスク周上の長さは0.78μ
mで、一般的に原点位置検出装置の繰り返し再現性精度
もこの程度必要である。
【0005】(1) 図10は第1の従来例の原点位置検出
装置の斜視図を示し、レーザーダイオード光源1からの
光束は、コリメータレンズ2により平行光とされ、ハー
フミラー3により一部が反射され、シリンドリカルレン
ズ4により矩形状又は長楕円状断面を有する光束が回転
ディスク5上に照射される。回転ディスク5上には矩形
状の反射スリット6が形成されており、この反射スリッ
ト6に反射した光束は、シリンドリカルレンズ4を再透
過してビーム断面形状が略元通りに戻され、ハーフミラ
ー3を透過し、検出タイミングが異なるように位置をず
らして配置した2個の受光素子7a、7bに受光され
る。この両受光素子7a、7bからの出力信号を比較す
ることによって、原理的に矩形状反射スリット6の幅よ
りも高い分解能で原点位置を求めることができる。即
ち、数μm幅の矩形状反射スリット6を使用して、16
角度秒程度の原点位置再現性を得ている。
【0006】2個の受光素子7a、7bの信号出力の比
較精度は、その信号のS/N比により決定するが、その
ゆらぎが原点信号検出系そのものの繰返し再現精度に相
当する。しかし、電気信号の高いS/N比によってμm
以下の繰返し再現精度が得られても、回転ディスク5の
回転中の平行軸ずれや軸の倒れがあると、検出タイミン
グがずれて原点信号検出に誤差が生ずる。
【0007】例えば、回転ディスク5がX−X’軸方向
に0.5μm横ずれして破線の位置になったとすると、
回転ディスク5上の矩形反射スリット6による反射光束
の検出タイミングは、受光素子7aの出力をA、受光素
子7bの出力をBとすると図11に示すようになる。即
ち、出力A、Bの交点のタイミングt1がt1’にずれ
てくる。これは原点信号が周上で0.5μmずれたこと
に相当するから、誤差は直径20mmの回転ディスク5
で、{tan-1(0.5/10000)×3600}=
10角度秒になる。
【0008】また、図12に示すように回転ディスク5
の倒れに関しても、回転軸5aが倒れると受光素子7
a、7b上の反射光束の照射位置がずれて、出力A、B
のタイミングがずれてくる。例えば、焦点距離5mmの
シリンドリカルレンズ4を用いた場合には、回転軸5a
の倒れ20角度秒に対して、誤差はtan-1{5×ta
n(1/60×2)/10}×60=20角度秒にな
る。
【0009】一般に、小型のベアリング等を用いた回転
機構で、0.5μm以下の軸ずれや10角度秒以下の軸
の倒れを抑制することは極めて難しい。このような回転
ディスク5の回転中の平行軸ずれや軸の倒れに対して、
本出願人は原点検出パターンを回転中心に対称な2点に
配置し、原点信号に影響を与える平行軸ずれや軸の倒れ
の方向に対して、検出信号が相殺される方式を提案して
いる。
【0010】(2) また、図13は第2の従来例の原点位
置検出装置の斜視図を示し、レーザーダイオ−ド光源1
からの光束はコリメータ2により平行光とされ、ハーフ
ミラー3によって一部の光束が反射して取り出され、シ
リンドリカルレンズ4によってスケール8の移動方向T
に対してビーム断面形状を縮めて線状とし、スケール8
上の原点位置検出用の線状パターン9の通過予定地点P
に、この線状ビームが照射される。そして、通過予定地
点Pに反射体である線状パターン9が侵入すると、図1
4に示すように線状ビームが線状パターン9により反射
されて反射光が発生し、矢印方向Tへのパターン9の移
動に伴って、この反射光の進行領域が連続的に変化す
る。
【0011】この反射光はシリンドリカルレンズ4を再
透過してビーム断面形状がほぼ元通りに戻り、更にハー
フミラー3を透過してから2個の受光素子7a、7bに
入射する。この受光素子7a、7bのそれぞれに入射す
る光量のバランスは、線状パターン9の移動に伴って連
続的に変化し、2個の受光素子7a、7bの出力レベル
が一致したところで、スケール8の原点位置を示す信号
を発生している。
【0012】しかし、図15に示すようなスケール8上
にシリンドリカルレンズ4の焦点を設定して、ビームウ
エストを線状パターン9が通過するようにすると、ビー
ムウエストでの光束はスケール8に垂直に入射し、回折
による反射光束は入射光束の逆を進むので、2個の受光
素子7a、7bがほぼ同じ光量となって、原点位置検出
ができなくなる。従って、シリンドリカルレンズ4の焦
点位置を図14に示すようにずらして、ビームの照射領
域であるビームスポットの線幅dBと、零点検出用の線
状パターン9の線幅dpの関係が、2dp≧dB≧dp
を満たすように設定している。
【0013】この結果、シリンドリカルレンズ4からス
ケール8までの距離の変動は敏感になり、スケール8の
変位を測定する読取りヘッドとスケール8そのものとを
分離して、それぞれを被検物体に組み込んで使用する際
に、取付調整が極めて難しくなる。
【0014】本出願人は予め2個のビームを用意してお
き、それぞれのビームをスケール8上の互いにずらした
位置に照射する装置を提案している。例えば、互いに回
転方向に僅かにずらした矩形状反射スリットを回転ディ
スク上に設け、2個のビームをシリンドリカルレンズ4
により矩形状又は長楕円状断面を有する光束として回転
ディスク上に照射し、矩形状反射スリットからの反射光
束を2個の受光素子7a、7bにより検知している。そ
して、両受光素子7a、7bからの出力信号を比較する
ことによって、原理的にこの矩形状反射スリットの幅よ
りも高分解能で原点位置を求めて、矩形状反射スリット
の位置でビームウエストを使用することができ、取付調
整が容易なロータリエンコーダを提案している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例(1) の原点検出パターンを回転中心に対して対称
な2点に配置して、平行軸ずれや軸の倒れを相殺する方
式では、離れた2点に光学系を正確に配置することが極
めて難しいという問題点がある。
【0016】また、上述の従来例(2) のロータリエンコ
ーダにおいては、矩形状スリットを使用しているために
塵埃や傷の影響を受け易く、またスリットの幅を小さく
すると光の回折散乱が多くなって、光量の低下や焦点深
度が浅くなるという問題点が生ずる。
【0017】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
回転ディスクの回転に関する原点位置信号を高精度かつ
効率的に検出できる簡素な構成のロータリエンコーダを
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るロータリエンコーダは、回転物体に連結
した回転ディスクの所定面上に入射する光束の透過光を
利用して、前記回転物体の回転状態を測定する際に、前
記回転ディスクの一部に入射光束を回折出射する直線回
折格子パターンを設け、該直線回折格子パターンからの
回折出射光を集光光学系により受光センサ上に集光し、
該受光センサの集光位置を検出して、前記回転ディスク
の回転に関する原点位置信号を発生することを特徴とす
る。
【0019】また、本発明に係るロータリエンコーダ
は、回転物体に連結した回転ディスクの所定面上に透過
又は反射回折格子を形成し、該透過又は反射回折格子に
入射する光束の透過又は反射回折光を利用して、前記回
転物体の原点位置を検出する際に、前記透過又は反射回
折格子は、透過又は反射回折光を少なくとも前記回転デ
ィスクの半径に対して垂直方向に集光する格子形状を有
し、前記透過又は反射回折光の集光位置に配置した受光
センサにより、前記回転ディスクの回転に伴って移動す
る透過又は反射回折光を検出して、前記回転ディスクの
回転に関する原点位置信号を発生することを特徴とす
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図9に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の原
点検出装置の斜視図、図2は図1の線Y−Y’に沿った
断面図である。レーザーダイオード光源11の出射光路
には、光源11からの光束を平行光束I1とするコリメ
ータレンズ12、この光束I1の一部を反射して原点検
出光束I2とするハーフミラー13、また、回転軸14
aを中心に回転する回転ディスク14、集光レンズ1
5、間隙gを隔てて設けられた2個の受光素子16a、
16bから成る2分割センサ16が配置されている。
【0021】回転ディスク14の周辺部には、円周に沿
って放射状に回折格子14bが設けられ、その内側の一
部には原点検出用の1次の回折光束I3を射出する直線
回折格子14cが、その向きを回転軸14aからの放射
線方向に対して垂直となるようにして形成されている。
また、2分割センサ16の2個の受光素子16a、16
bの間隔gは1次の回折光束I3の集光径よりも小さく
されており、この間隙gが回転軸14aの中心と原点検
出系の光軸Oを結ぶ線上で、かつ1次の回折光束I3の
焦点となる円周上を移動するように、2分割センサ16
は配置されている。
【0022】レーザーダイオード光源11からの光束
は、コリメータレンズ12で平行光束I1となり、ハー
フミラー13によりこの光束I1の一部が反射され、原
点検出光束I2として回転軸14aを中心に回転する回
転ディスク14の原点検出部分Zに入射する。回転ディ
スク14が回転して原点検出用の直線回折格子14cが
原点検出部分Zの位置にきて、原点検出光束I2がこの
回折格子14cに入射したときに、1次の回折光束I3
は図2に示すようにsinθ=λ/pなる関係で出射さ
れ、集光レンズ15の焦点位置で、原点検出光学系の光
軸Oからr=f×tanθなる距離の円周上に集光す
る。ここで、θは1次回折角、λはレーザーダイオード
光源11の波長、pは回折格子14cの格子ピッチ、f
は集光レンズ15の焦点距離である。そして、回転ディ
スク14の回転に伴って回折格子14cが原点検出部分
Zを通過すると、回折光束I3は間隙gを横切るように
して各受光素子16a、16bに受光される。
【0023】図3は回折格子14cが原点検出部分Zを
通過したときに2個の受光素子16a、16bから得ら
れる出力信号Va、Vbを示している。受光素子16a
は回折格子14cが原点検出光束I2内に入る時刻t1
から検出が始まり、回折格子14cの全体に原点検出光
束I2が入った時t2で最大となる。次に、回折光束I
3の収束光が受光素子16aを外れ、受光素子16aと
受光素子16bの間隙gに入る時点t3で急速に減少し
始め、同時或いは前後して受光素子16bの検出が始ま
る。そして、受光素子16bの検出は受光素子16aの
逆を辿る。これによって、受光素子16a、16bの出
力信号Va、Vbの差動信号Vdef は、原点検出部分Z
で急峻となり、出力信号Va、Vbの交点でゼロクロス
し、この時刻tzが原点位置に相当する。
【0024】ここで、回折格子14c全体に原点検出光
束I2が入射して、原点検出をしているときに軸ずれや
軸倒れが起きた場合に、横ずれに対しては1次の回折光
束I3の出射方向は変わらないので、原点検出には影響
を与えない。また、X方向の軸倒れに対しては、図1の
X−X’に沿った断面図である図4に示すように、回転
ディスク14の傾きによって1次の回折光束I3は平行
に移動するが、集光レンズ15により回転ディスク14
の傾きが無いときの集光点と同じ位置に集光するので、
原点検出には影響を与えない。
【0025】更に、Y方向の軸倒れに対しては、図1の
Y−Y’に沿った断面図である図5に示すように、回転
ディスク14の傾きによって1次の回折光束I3の出射
方向の集光点が変化するが、変化の方向がY軸方向なの
で、受光素子16a、16bの間隙gをY方向に配置す
ることによって、Y方向の軸倒れに対して不感とするこ
とができるので、原点検出には影響を与えることはな
い。また、光源11の波長λの変化に対しても、これは
Y軸方向の回折角の変化なので、Y方向の軸倒れに対し
てと同様に、原点検出には影響を与えない。
【0026】また、本実施例においては、原点検出用に
二次元の広がりを有する直線回折格子14cを使用して
いるので、回転ディスク14上の塵埃や傷等に対する影
響を軽減することができる。このようにして、軸ずれや
軸倒れ及び光源の波長変化に対して安定で、更に回転デ
ィスク14上の塵埃や傷等に対して影響の少ない原点検
出を実施することができる。
【0027】図6は第2の実施例の断面図であり、図1
と同符号は同じ部材を示している。図1の集光レンズ1
5の代りに、1次の回折光束I3の中心にその光軸を一
致させた集光レンズ15’が配置され、その軸上の焦点
位置に2分割センサ16が配置されている。第1の実施
例と同様に、回折格子14cから出射した回折光束I3
は、集光レンズ15’の焦点位置でr=f×tanθ半
径の円周上に集光し、回転ディスク14の回転に伴って
移動し、2分割センサ16の受光素子16a、16bを
横切る。このようにして、軸ずれや軸の倒れ及び光源の
波長変化に対して安定で、更に回転ディスク14上の塵
埃や傷等に対して影響の少ない原点検出を実施すること
ができる。
【0028】第1、第2の実施例においては、集光レン
ズ15、15’に球面レンズを使用したが、代りにX軸
方向のみに集光するシリンドリカルレンズを使用し、原
点位置検出時には受光素子16a、16bの間隙gと同
じ方向に線状に集光する構成とすることができる。この
ように線状に集光することによって、2分割センサ16
a、16b上の塵埃や傷等の悪影響を軽減することもで
きる。
【0029】なお、原点検出用の直線回折格子14cの
格子の方向は適宜でよく、この格子の方向に合わせて2
分割センサ16の配置位置を設定すればよい。
【0030】図7は第3の実施例の原点検出装置の斜視
図、図8は図7の線X−X’に沿った断面図である。本
実施例では集光レンズ15は使用されず、原点検出用の
直線回折格子14cの代りに、双曲線回折格子14dが
回転ディスク14の一部に形成されている。その他の構
成は図1と同様であり、同符号は同機能の部材を表して
いる。
【0031】本実施例での双曲線回折格子14dは、双
曲線の主軸が回転ディスク14のX軸半径上で、y=
{(λx/p)2‐h2}1/2 なる双曲線を主軸方向にピッチ
pの間隙で配置した形状の格子から形成されている。ま
た、2分割センサ16は2個の受光素子16a、16b
から成り、この受光素子16a、16bの間の間隙g
が、回転ディスク14の半径方向で1次の回折光束I3
の線状集光点が移動する円S上にくるように、2分割セ
ンサ16が配置されている。
【0032】レーザーダイオード光源11からの光束
は、コリメータレンズ12により平行光束I1となり、
ハーフミラー13により一部の光束が反射されて原点検
出光束I2となる。原点検出光束I2は回転ディスク1
4の双曲線回折格子14dに入射し、回転ディスク14
の回転軸14aに対して外側に回折する+1次の回折光
束I3が、sinθ=λ/pなる関係で出射して、回転
ディスク14から距離hの位置で線状に集光する。そし
て、この集光点は回転ディスク14の回転に伴って、回
転ディスク14の回転軸14aを中心とする円S上を移
動し、2分割センサ16を横切る。ここで、θは1次回
折角、λはレーザーダイオード光源11の波長、pは回
折格子14dの主軸方向の格子ピッチ、hは線状集光距
離である。
【0033】図9は第4の実施例の断面図を示し、透過
型双曲線回折格子14dを反射型双曲線回折格子14
d’とし、1次の回折光束I3の線状集光光束を受光す
る2分割センサ16は、回転ディスク14に対しレーザ
ーダイオード光源11と同じ側に配置されてある。
【0034】図7及び図8においては双曲線回折格子1
4d、14d’を使用したが、例えば円弧状回折格子で
もよく、更に回転ディスク14の半径方向にピッチが徐
々に密となる双曲線或いは円弧回折格子によって、回折
光束I3を回転ディスク14の半径方向にも集光するよ
うにしてもよい。
【0035】なお、2分割受光センサ16の代りに、他
のセンサ例えば細い1ラインのセンサ、或いはスリット
と受光センサとを組み合わせたもの等を使用することも
可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るロータ
リエンコーダは、回転ディスクの一部に設けた直線回折
格子パターンに光束を入射し、回折出射光を集光光学系
により集光して受光センサで検出し、回転ディスクの原
点検出信号を発生することにより、回転ディスクの回転
機構の軸ずれや軸の倒れが生じても原点位置検出の誤差
が発生せず、また回転ディスク上の塵埃や傷等に対する
影響を軽減して、高分解能を有する高精度の組み込みが
可能となる。
【0037】また、本発明に係るロータリエンコーダ
は、回転ディスクの一部に設けた透過又は反射回折格子
に光束を入射し、その透過又は反射回折光を回転ディス
クの半径に対し垂直方向に集光して受光センサで検出
し、回転ディスクの原点検出信号を発生することによ
り、入射平行光束を十分に集光でき、また回転ディスク
上の塵埃や傷等に対する影響を軽減し、高分解能を有す
る高精度の組み込みを可能とし、更に、レンズとの光学
素子を使用しないので、アライメント等の調整が少なく
簡易化構造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の斜視図である。
【図2】図1の線Y−Y’に沿った断面図である。
【図3】受光素子の出力信号のグラフ図である。
【図4】図1の線X−X’に沿った軸倒れの断面図であ
る。
【図5】図1の線Y−Y’に沿った軸倒れの断面図であ
る。
【図6】第2の実施例の断面図である。
【図7】第3の実施例の斜視図である。
【図8】図7の線X−X’に沿った断面図である。
【図9】第4の実施例の断面図である。
【図10】第1の従来例の斜視図である。
【図11】受光素子の出力信号のグラフ図である。
【図12】軸倒れの説明図である。
【図13】第2の従来例の斜視図である。
【図14】断面図である。
【図15】検出不能時の説明図である。
【符号の説明】 11 レーザーダイオード光源 12 コリメータレンズ 13 ハーフミラー 15、15’ 集光レンズ 16 2分割受光センサ 16a、16b 受光素子 14g 間隙部 14 回転ディスク 14a 回転軸 14b 放射状回折格子 14c 直線回折格子 14d、14d’ 双曲線回折格子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金田 泰 東京都大田区下丸子三丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 加藤 成樹 東京都大田区下丸子三丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 門島 孝幸 東京都大田区下丸子三丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 法隆 榮 東京都大田区下丸子三丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA09 BB03 BB28 DD03 DD13 FF15 FF17 GG06 JJ03 KK01 LL04 MM04 MM16 MM26 QQ38 RR05 TT06 UU08 2F103 BA05 BA37 CA02 DA04 EA07 EA12 EA21 EB02 EB11 EB33 EB35 EC01 ED06 ED18 FA15 GA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転物体に連結した回転ディスクの所定
    面上に入射する光束の透過光を利用して、前記回転物体
    の回転状態を測定する際に、前記回転ディスクの一部に
    入射光束を回折出射する直線回折格子パターンを設け、
    該直線回折格子パターンからの回折出射光を集光光学系
    により受光センサ上に集光し、該受光センサの集光位置
    を検出して、前記回転ディスクの回転に関する原点位置
    信号を発生することを特徴とするロータリエンコーダ。
  2. 【請求項2】 前記受光センサは前記回転ディスクの回
    転に伴って移動する前記回折出射光の集光点の移動方向
    の動きに対して高感度を有する位置に配設した請求項1
    に記載のロータリエンコーダ。
  3. 【請求項3】 前記受光センサは2分割された2個の受
    光素子から成り、これらの受光素子間の間隙の方向を、
    前記回転ディスクの回転に伴って移動する前記回折出射
    光の集光点の移動方向に対して垂直に配設した請求項1
    又は2に記載のロータリエンコーダ。
  4. 【請求項4】 前記受光センサは細い1ラインのセン
    サ、又はスリットと受光センサとを組み合わせたセンサ
    から成り、前記受光センサを前記回転ディスクの回転に
    伴って移動する前記回折出射光の集光点の移動方向に対
    して垂直に配設した請求項1又は2に記載のロータリエ
    ンコーダ。
  5. 【請求項5】 回転物体に連結した回転ディスクの所定
    面上に透過又は反射回折格子を形成し、該透過又は反射
    回折格子に入射する光束の透過又は反射回折光を利用し
    て、前記回転物体の原点位置を検出する際に、前記透過
    又は反射回折格子は、透過又は反射回折光を少なくとも
    前記回転ディスクの半径に対して垂直方向に集光する格
    子形状を有し、前記透過又は反射回折光の集光位置に配
    置した受光センサにより、前記回転ディスクの回転に伴
    って移動する透過又は反射回折光を検出して、前記回転
    ディスクの回転に関する原点位置信号を発生することを
    特徴とするロータリエンコーダ。
  6. 【請求項6】 前記受光センサは2分割された2個の受
    光素子から成り、これらの受光素子間の間隙の方向を、
    前記回転ディスクの回転に伴って移動する前記透過又は
    反射回折光の集光点の移動方向に対して垂直に配設した
    請求項5に記載のロータリエンコーダ。
  7. 【請求項7】 前記受光センサは細い1ラインのセン
    サ、又はスリットと受光センサとを組み合わせたセンサ
    から成り、前記受光センサを前記回転ディスクの回転に
    伴って移動する前記透過又は反射回折光の集光点の移動
    方向に対して垂直に配設した請求項5に記載のロータリ
    エンコーダ。
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