JP2000268147A - 光記録媒体及び光記録媒体再生装置 - Google Patents

光記録媒体及び光記録媒体再生装置

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JP2000268147A
JP2000268147A JP11068010A JP6801099A JP2000268147A JP 2000268147 A JP2000268147 A JP 2000268147A JP 11068010 A JP11068010 A JP 11068010A JP 6801099 A JP6801099 A JP 6801099A JP 2000268147 A JP2000268147 A JP 2000268147A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チケットの確認、セキュリティ性を向上さ
せ、入場者の管理を容易にする。 【解決手段】 チケット媒体1としてCGH4を所定の
位置に成型した光記録媒体を用い、このCGH4に単色
光発光部21からの光を照射して、受光素子22に回折
光による再生映像を投影して、それを認識することによ
って、チケット媒体の真贋判定をできるようにした。ま
た半券を切断回収することで、入場者の管理をできるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CGH(Comp
utor Generated Hologram)と
呼ばれるホログラムにより情報を記録した光記録媒体と
その再生装置に係り、特に、記録媒体の認証、偽造変造
防止等に有効な光記録媒体とその再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、アミューズメントパーク、コ
ンサート会場やイベント会場等では、通常主催者が発行
したチケットを提示したり、渡すことによって入場が許
可される。そして、これらの入場券は紙等でできてお
り、紙面を目で確認し、場合によっては半券をもぎるこ
とで入場を許可している。ところが、大量の人が短時間
に入場するので、チケットの記録内容を目で確認してそ
の全てを完全にチェックすることは困難であり、精巧に
偽造されたチケットを使用されても、すぐには分からな
いという問題が生じる。
【0003】また、特開平10−153702号公報に
は、金券や有価証券に回折格子の角度を変えたホログラ
ム等を設けることにより、コピーを困難にして偽造を防
ぐ手段が開示されている。しかしながら、近年のカラー
コピー技術の向上などにより、ある程度のコピーは可能
である。また、この特開平10−153702号公報で
開示されているホログラムは、白色光の干渉による単一
ホログラムパターンであり、製造者マーク等の簡単な映
像を目視可能な状態にしか記録することができず、チケ
ット内容等の複雑な情報は、別の領域に通常印刷された
文字やマークなどの情報を目視することでしか得ること
ができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の欄で説明
したような紙製のチケットは、容易にコピーされたりし
て偽造が可能であり、また、例えば白色光の干渉による
単一ホログラムパターンのホログラムを貼付した場合で
も、そのホログラムは面積が大きいので、貼付位置や記
録されている情報(映像)も見ただけで容易に判明して
しまう。これは、偽造等への手がかりをも与えるもので
あり、また白色光の干渉による単一ホログラムパターン
のホログラムは、比較的容易に疑似の像を製造すること
ができるので、偽造品の製造を完全に防止することは不
可能であった。
【0005】そこで本発明は、不法なチケットであるか
否かを容易に判断でき、かつ偽造が極めて困難で会場へ
の入場管理を容易にすることができる光記録媒体とこの
光記録媒体に記録されている情報を再生することのでき
る光記録媒体再生装置とを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回折光により所定のパターンを投影する
よう構成されたホログラムパターンを光記録媒体の所定
の複数の場所に設けておき、単色のコヒーレントな光を
照射したときに生じる回折光が示す所定の再生映像パタ
ーンを受光素子により認識して画像処理することによ
り、真贋の判定を可能したものである。これによって、
チケットが真正であるかの認証や入場者の管理を機械的
に短時間で行うことができる。
【0007】そして、本発明は、このような目的を達成
するための手段として、以下に示す光記録媒体及び光記
録媒体再生装置を提供しようとするものである。
【0008】1.単色光が照射されたときに所定画像を
示す回折光を出力するホログラムパターンを有する第1
及び第2の情報記録部を備え、前記第1の情報記録部と
前記第2の情報記録部との間で分割可能な構成にしたこ
とを特徴とする光記録媒体。
【0009】2.前記ホログラムパターンは、前記ホロ
グラムパターンから出力される回折光により示される画
像情報が、光記録媒体の著作権者、発行番号、製造者、
チケット情報、光記録媒体自体に関する情報のうち、少
なくとも1つを示す情報となるように構成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
【0010】3.前記第1及び第2の情報記録部は、い
くつかのホログラムパターンが所定の規則性を持って破
壊された複数のホログラムパターンを有し、この前記第
1の情報記録部または第2の情報記録部に単色光を照射
したときの回折光により示される情報は光記録媒体を特
定可能な情報であることを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の光記録媒体。
【0011】4.それぞれにホログラムパターンを有す
る複数の情報記録部を備えた光記録媒体から情報を再生
する光記録媒体再生装置であって、前記光記録媒体の前
記情報記録部に単色光を照射する単色光照射手段と、前
記情報記録部から出力される回折光を受光してその回折
光が示す画像情報を認識する認識手段と、前記複数の情
報記録部の間で前記光記録媒体を分割する分割手段と、
この分割手段により分割された前記光記録媒体のうち、
少なくとも一方を排出する排出手段とを備えたことを特
徴とする光記録媒体再生装置。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、各図面を参照しながら本発
明の好ましいいくつかの実施の形態について説明する。
図1は本発明の光記録媒体の一実施の形態を示す平面図
である。同図に示す光記録媒体1,(10)はカード状
の媒体であり、切り込み線5を境にして向かって左側の
主カード1aと右側の副カード1bに分割可能となって
いる。そして、主カード1aと副カード1bのそれぞれ
には、成型時に一体に設けた複数のホログラム(CG
H)4からなる情報記録部2,3が形成されており、第
1の情報記録部2と第2の情報記録部3には同一の情報
が記録されている。
【0013】このような光記録媒体1に記録されている
情報を再生する原理について図2及び図3を用いて説明
する。図2(A)は透過型の光記録媒体1の一実施の形
態を示す斜視図であり、図2(B)は、図2(A)に示
した透過型の光記録媒体1のA−A断面図である。そし
て、図2(B)に示すように透過型の光記録媒体1は、
基板となる部材6にホログラム4を形成し、その上に異
屈折の材料からなる透明な保護膜7をコーティングして
いる。さらに、部材6の反対面にも透明な保護膜8をコ
ーティングしても良い。そして、図2(A)に示すよう
に、光記録媒体1上の情報記録部2,3に単色光発光部
(単色光照射手段)21から出力される単色光を照射す
ると、ホログラム4で透過回折された回折光により、光
記録媒体1の後ろ側にホログラム再生パターン(画像)
11を得ることができる。
【0014】同様に反射型の光記録媒体10の一実施の
形態の斜視図を図3(A)に示し、そのB−B断面図を
図3(B)に示す。図3(B)に示すように反射型の光
記録媒体10は、基板となる部材6にホログラム4を形
成し、その上に反射膜9(例えばアルミニウム)をスパ
ッタしている。そして、UV硬化樹脂等の材料からなる
保護膜7をその上にコーティングしている。さらに、部
材6の反対面にも透明な保護膜8をコーティングしても
良い。そして、図3(A)に示すように、光記録媒体1
0上の情報記録部2,3に単色光発光部(単色光照射手
段)21から出力される単色光を照射すると、ホログラ
ム4と反射膜9の作用で反射回折された回折光により、
光記録媒体1の単色光発光部21のある側にホログラム
再生パターン(画像)11を得ることができる。
【0015】図5は光記録媒体(カード)1に透過型の
CGH4aとCGH4bを成型したものである。CGH
4aは前述したCGH4と同様の構造を持つCGHであ
り、図4(A)に示すように2値の凹凸の段差を持つも
のである。CGH4bは図4(B)に示すような4値も
しくはそれ以上の凹凸の段差を持つCGHであり、例え
ばカード会社のロゴ、マークまたは使用者の指紋、似顔
絵等の複雑なパターンが記録されている。そして、これ
らのCGH4a,4bに単色光発光部21から出力され
る単色光を照射すると、透過された回折光によるそれぞ
れの再生映像パターンを得ることができる。なお、CG
H4bを使用する場合でも反射膜を形成することによ
り、反射型の光記録媒体10とすることができ、この場
合は、単色光を照射することにより得られる反射回折光
により、単色光発光部21側に再生映像パターンを得る
ことができる。
【0016】ここで、ホログラムパターンは回折格子の
一態様であり、平行な回折格子であれば1次元的な回折
光が発生する。本発明では、平行な回折格子を1つでな
く、回折格子を含む平面内で回転させた他の回折格子を
組み合わせることによって2次元的に明点を配置させる
ことを可能にしている。そして、この回折光が2次元的
に配置される様に、コンピュータを用いて演算を行い、
この回折させるパターンであるホログラム、すなわち、
CGH(Computor Generated Ho
logram)を生成している。このようなホログラム
(CGH)としては、例えば、月刊誌「OプラスE」
(株式会社 新技術コミュニケーションズ発行;No.
204;1996年11月号)に開示されているものを
応用することができる。
【0017】図4(A)に示すCGH4aの断面図と図
4(B)に示すCGH4bの断面図を参照しながら、簡
単に説明すると、これらCGH4a,4bの材質は透明
な光透過性樹脂であり、入射光に位相差を生じさせ、光
の回折現象を発生させるために、位相差に対応する階段
状段差が設けてある。最も単純な位相型CGHの場合
は、図4(A)に示す2値のCGH4aであり、入射光
の波長の1周期(2π)を2分割するので、1値分の位
相差はπとなり、階段は0πを含めて2段となる。ま
た、図4(B)に示す4値のCGH4bの場合は、1周
期を4分割して1値分の位相差を1/2πとし、階段は
0π(位相変化が行われない部分)を含めて4段とな
る。さらに、4値以上の場合も波長の1周期(2π)を
等分割して各段に割当てることにより、多値のCGHを
製造することができる。なお、値数が多くなるほど回折
効率が増す一方、製造工程は複雑になる。
【0018】このような構造の2値のCGH4aで再生
される映像パターン11aは、0次光(DC光)に対称
なパターンを投影する。このうちの1つを図示したもの
が図5のCGH4aの再生パターン11aであり、例と
して”A”のパターンが明点で表示されている。また4
値のCGH4bで再生される映像パターン11bは、単
色光発光部21から出力されるコヒーレントな光(レー
ザ光)が4値のCGH4bに照射されることにより生じ
る透過回折光により、CGH4bの再生パターン11b
として表示される。この映像パターン11bは0次光の
点対称ではないパターンとして形成される。図5の例で
は車影のパターンが明点で表示されている。そして、こ
れらの再生パターン11a,11bは明点の集合であ
り、この再生パターン(光情報)11a,11bを用い
ることにより、認証を行うことが可能となる。なお、自
由度が要求されるロゴ等のデザイン等では複雑な映像を
表示することのできる4値のCGH4bを使用すること
が望ましいが、上述したように、大きな多値のCGHの
製造はICプロセスが複雑となる欠点がある。したがっ
て、どのようなCGHを使用するかは、表示したい映像
の種類やコスト等を考慮して最適なものを選択すること
になる。
【0019】また、このようなCGHを設けた光記録媒
体の具体的な製造方法などは、本出願人が先に出願した
特開平10−143929号「光記録媒体原盤の製造方
法、光記録媒体への情報記録方法及び光記録媒体の製造
装置並びに製造方法」に開示しているので、ここでは、
その詳細は省略する。そして、以降の実施の形態では、
チケットカード等に使用する際に最適な光記録媒体と、
この光記録媒体を再生するのに最適な光記録媒体再生装
置について説明する。
【0020】図6及び図7は図1に示したような光記録
媒体(カード)1を発行する際に、個々のカード1に固
有の情報(カードを1枚1枚特定することができる情
報)をCGH4の列に記録する方法の例を説明するため
の図である。ここで、CGH4の列に情報を記録すると
いう意味は、CGH4の列に含まれるCGH4のうちの
所定数を破壊して、その破壊したCGH4の位置(また
は破壊されていないCGH4の位置)によって異なる意
味を持たせるということである。このCGH4の破壊は
図6に示す様にレーザを照射することによってCGH4
を溶融破壊するか、図示しないインパクト形式のもので
CGH4を物理的に潰しても良い。
【0021】具体的にどの位置のCGH4を破壊するか
は、コンビネーションにより決定する。コンビネーショ
ン破壊は、例えば10個のCGH4のうち、必ず5個を
破壊するようにした場合には、図7に示す様に、105
=252通りの意味を持つことができる。そして、この
場合には、どの組み合わせにおいても破壊したCGH4
の数と非破壊のCGH4の数は共に必ず5個となるの
で、偽造するためにこの組み合わせを書き変えようとし
て他のCGH4も破壊した場合には、非破壊のCGH4
の数が5個よりも少なくなり、CGH4の示すデータは
意味を持たなくなる。このように、CGH4は不可逆性
なメモリであり、また、破壊されたCGH4を再現する
ことは不可能なので、一度CGHに情報を記録した後
は、書き換えを行うことはできない。仮に同じCGH4
の情報を再現しようとする場合には、何らかの方法でC
GH4のレプリカをとったり、内容を解析しなければな
らず、その方法は複雑である。したがって、このCGH
4の列に情報を記録することは、偽造などに対し、極め
て有効な手段となる。
【0022】そして、例えばCGH4が30個並んだ列
(図6に示すように複数列にしてもかまわない)の場
合、3015=約1.5億通りの表現を行うことができ、
日本の人口分の異なる情報を持つカード1を発行するこ
とが可能となる。さらに、50個のCGH4を配置した
場合には、5025=約126兆通りの表現が可能であ
り、全世界の人口以上の数のカード1にユニークな番号
を付与することが十分可能となる。また、このようなレ
ーザを用いてカード1のCGH4へデータを記録するこ
とは、カード1の発行時(製造時)に行うので、記録装
置そのものは工場、またはカード発行所に設置しておけ
ば良い。したがって、実際にカード1の認証を行なうア
ミューズメント施設やコンサート会場の入場ゲートなど
に設置する装置は、CGH4を読み取るだけで記録手段
を持たない光記録媒体再生装置で良い。
【0023】図8は本発明の光記録媒体再生装置の一実
施の形態の概略構成図であり、その動作フローチャート
を図9に示す。図8に示す光記録媒体再生装置20は、
レーザ光等の単色光を各CGH4に向けて分割出力する
単色光発光部21と、CGH4aからの回折光による再
生パターンを受光するCCD、MOS等の受光素子22
と、この受光素子22で受光した再生パターンを解析し
て得られた情報もしくは認証結果を表示する媒体情報表
示部23と、CGH4bからの回折光による再生パター
ンを表示する画像表示部24とを有し、さらに、図示し
ていないが、光記録媒体1をこの光記録媒体再生装置2
0内に取り込み・排出する移送機構(排出手段)と、ホ
スト30とデータの送受信を行うための通信手段と、ホ
スト30に照会しなくても分かる範囲(例えば破壊され
ていないCGH4aの数や主カード1aと副カード1b
とに記録されている情報同士の照合など)で認証を行う
認証手段と、図10に示すような分割手段25を有する
ものである。なお、再生する光記録媒体1がCGH4b
を持たない場合には、CGH4bに単色光を照射する単
色光発光部21と画像表示部24とを省略することがで
きる。また、再生装置20内の認証手段だけで認証を行
ない、ホスト30への通信を必要としない場合には、そ
の通信手段も不要である。
【0024】そして、媒体情報表示部23は、主カード
1aの第1の情報記録部2のCGH4aに記録されてい
る情報及び副カード1bの第2の情報記録部3のCGH
4aに記録されている情報を再生した画像から得たデー
タ、もしくは、認証手段による認証結果(またはホスト
30への照会結果)を表示する液晶などからなる表示部
である。そして、受光素子22で得られた画像パターン
を認識し、その認識結果に応じて、その内容(またはそ
の一部)を示す電気信号を生成し、この電気信号に応答
して内容(またはその一部)を表示することができる。
この表示内容の例としては、カード1に記録した入場有
効期限や、シリアル番号、イベント内容等を表示するこ
とができる。また、カード1に画像情報を記録したCG
H4bも合わせて形成した場合には、そのCGH4bか
らの回折光により再生される情報をそのまま表示する画
像表示部24に表示される。そして、画像表示部24
は、例えばCGH4bから出力される回折光により再生
された映像が投影されて表示されるようなスクリーン
や、CGH4bから再生された画像をCCD等で画像を
認識してその情報を電気信号に変換し、その電気信号に
よって画像を表示する表示手段等が用いられる。
【0025】このような光記録媒体再生装置20の動作
について、図9に示すフローチャートを参照しながら説
明する。まず、カード1を挿入口から挿入すると図示し
ない駆動装置によって再生装置20の内部にカード1を
搬送する(ステップ31)。この搬送を行いながら同時
に副カード1b、主カード1aの順に、その情報記録部
2,3に記録されている複数個のCGH4a列に、単色
発光部21から出力される単色光を分割(この例では3
分割)して照射し、CGH4aから出力される回折光を
受光素子22で受光することにより、再生される映像パ
ターンを検出して記録されている情報を順次読み出して
いく(ステップ32)。カード1が所定位置まで挿入さ
れると搬送は停止し、カード1にCGH4bが設けられ
ている場合は、その停止位置でCGH4bに単色光が照
射されて画像が再生され、画像表示部24にCGH4b
の情報が表示される。ここで目視によって、カードの真
贋を容易に判定することができる(ステップ33)。
【0026】次に、主カード1aと副カード1bの情報
記録部2,3に記録されている情報らを認証手段で照合
し(ステップ34)、一致すればそのデータの一部もし
くは認証結果を表示して、さらに必要な使用形態におい
ては、ホストセンタ30と通信により照合を行い(ステ
ップ35→Y→36)、真性なカード1と判断されれば
入場を許可される(ステップ37)。しかし、例えば使
用済みの副カードを再度貼り付けた等の変造が行われた
場合には、認証手段での照合で情報記録部2,3に記録
されている情報が一致しないので(ステップ35→N→
40)、この場合や、ホストセンタ30との通信による
照合結果が真性なカード1でないと判断した場合には、
NGとしてカードの使用が中止され、所定の不正カード
処理を行うと共に(ステップ40)、カードを回収し
(ステップ41)、ホストセンタ30にもこのカード1
の情報を送信する。
【0027】カード1が真性のチケットである場合に
は、入場を許可すると同時にチケットとしての使用が終
了するので、入場を許可したあとは、副カード1bと主
カード1aとを切り込み線5で切断して、副カード1b
を再生装置20内に回収し(ステップ38)、主カード
1aのみをカード1の使用者に返却する(ステップ3
9)。
【0028】ここで、ステップ38における主カード1
aと副カード1bの切り込み線5での切断は、図10に
示すような構造の切断手段25を使用する。すなわち、
チケットカード1を真正なものと判断して入場を許可し
た後に、主カード1aを主カード保持手段26により所
定圧力をかけて保持しておき、主カード1aに切断時の
衝撃が及ばないように固定しておく。続いて切断手段2
5を両カード1a,1bの間に形成されている切り込み
線5に当てて、副カード1bを切り落とす。そして、切
り落とした後は主カード保持手段26を離間解除して主
カード1aを図示せぬ排出手段により排出する。
【0029】このとき、主カード1a及び副カード1b
の情報記録部2,3に記録されているCGH4a,4b
を図示せぬインパクト手段等により破壊して再使用され
ない様にしてから、排出・回収するようにしても良い。
【0030】以上説明した光記録媒体再生装置20は、
透過型のCGHを設けたチケットカード1に記録されて
いる情報を再生する再生装置20であるが、反射型のC
GHを設けたチケットカード10に記録されている情報
を再生する再生装置であっても、例えば図11に示すよ
うに単色光発光部21と受光素子22(画像表示部24
を設ける場合にはこれも含めて)を同じ側に配置するだ
けで、他の構成は同様にして構成することができる。
【0031】このように、本発明の光記録媒体及び記録
再生装置は、書き換えのできない不可逆性のCGHが所
定の位置に形成されているので、有効な偽造変造対策と
なる。そして、このようなチケットの不正品を製造しよ
うとするものは、予め定められたマーク等を投影するよ
う構成されたCGHをかなり大掛かりな描画装置及び成
型装置を用いて製造しなければならず、相当の設備投資
を余儀なくされるので、不正による金銭的メリットが無
くなり、実質的に偽造不可能なチケットとなる。
【0032】そして、光記録媒体1と再生装置20は、
2種のCGH4a,4bを設けた場合について説明して
いるが、どちらか一方のCGHだけを設けた場合でも、
従来の紙によるチケットよりも遙かにセキュリティが高
いことは明らかである。
【0033】また、このチケットカードは使用後でもC
GHに記録された情報は残るので、カード型の記念品と
しての価値を含ませることができる。さらに、このCG
Hを付加したカードはチケットとしてでなく、磁気スト
ライプや、ICをさらに設けた大容量記録媒体として、
他の用途に使用しても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明の光記録媒体は、回折光により所
定のパターンを投影するように記録されたホログラムパ
ターンを分割可能な複数の場所に形成したので、これら
のホログラムパターンを再生することにより、光記録媒
体の認証を簡単に行うことができる。
【0035】また、本発明の光記録媒体再生装置は、チ
ケットが真正であるかの認証や入場者の管理を機械的に
短時間で行うことができ、効率的で確実な入場処理を行
うことができる。さらに、認証後は光記録媒体を分割し
て少なくとも一方を排出するので、排出された媒体を記
念カードとして保存しておくことも可能となるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光記録媒体の一実施の形態を示す平面
図である。
【図2】本発明の透過型の光記録媒体の一実施の形態を
示す斜視図及び断面図である。
【図3】本発明の反射型の光記録媒体の一実施の形態を
示す斜視図及び断面図である。
【図4】光記録媒体のCGHの凹凸断面を説明するため
の図である。
【図5】本発明の透過型の光記録媒体の他の実施の形態
を示す斜視図である。
【図6】光記録媒体へのCGHデータの記録方法を説明
するための図である。
【図7】CGH列のデータの記録の例を説明するための
図である。
【図8】本発明の光記録媒体再生装置の一実施の形態を
示す概略構成図である。
【図9】本発明の光記録媒体再生装置の一実施の形態の
動作を説明するためのフローチャート図である。
【図10】光記録媒体再生装置の分割手段を説明するた
めの概略図である。
【図11】反射型光記録媒体を再生する光記録媒体再生
装置の構成例を説明するための概略図である。
【符号の説明】
1,10 光記録媒体(カード) 1a 主カード 1b 副カード 2,3 情報記録部 4,4a,4b ホログラム(CGH) 5 切り込み線 20 光記録媒体再生装置 21 単色光発光部(単色光照射手段) 22 受光素子 23 媒体情報表示部 24 画像表示部 25 分割手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E027 BA02 BA09 5B035 AA15 BA06 BB05 BB11 BC00 5B058 CA33 KA06 KA32 YA20 5B072 BB00 CC35 DD02 DD03 GG02 GG07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単色光が照射されたときに所定画像を示す
    回折光を出力するホログラムパターンを有する第1及び
    第2の情報記録部を備え、前記第1の情報記録部と前記
    第2の情報記録部との間で分割可能な構成にしたことを
    特徴とする光記録媒体。
  2. 【請求項2】前記ホログラムパターンは、前記ホログラ
    ムパターンから出力される回折光により示される画像情
    報が、光記録媒体の著作権者、発行番号、製造者、チケ
    ット情報、光記録媒体自体に関する情報のうち、少なく
    とも1つを示す情報となるように構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の光記録媒体。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の情報記録部は、いくつ
    かのホログラムパターンが所定の規則性を持って破壊さ
    れた複数のホログラムパターンを有し、この前記第1の
    情報記録部または第2の情報記録部に単色光を照射した
    ときの回折光により示される情報は光記録媒体を特定可
    能な情報であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の光記録媒体。
  4. 【請求項4】それぞれにホログラムパターンを有する複
    数の情報記録部を備えた光記録媒体から情報を再生する
    光記録媒体再生装置であって、 前記光記録媒体の前記情報記録部に単色光を照射する単
    色光照射手段と、 前記情報記録部から出力される回折光を受光してその回
    折光が示す画像情報を認識する認識手段と、 前記複数の情報記録部の間で前記光記録媒体を分割する
    分割手段と、 この分割手段により分割された前記光記録媒体のうち、
    少なくとも一方を排出する排出手段とを備えたことを特
    徴とする光記録媒体再生装置。
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