JP2000268178A - 画像位置合わせ方法 - Google Patents
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Abstract
に、これら画像間の変換パラメータを復元し、相関関数
における1に近いピーク相関と高い信号/ノイズ比を達
成し、それらがあいまって位置合わせの正確さを大幅に
向上させる。 【解決手段】 パターン画像rと基準画像pとが、拡大
/縮小係数s、回転係数φおよび並進ベクトル(Δx,
Δy)によって決まる回転−拡大/縮小−並進移動(R
ST)変換によって互いに異なっているときに、フーリ
エ−メリン不変量を用いて、基準画像rとパターン画像
pの間の回転、拡大/縮小および並進移動のパラメータ
を分離し、これら分離されたパラメータを用いて画像位
置合わせを行う。
Description
特に、画像の位置合わせ(レジストレーション)の新規
な方法に関する。
ある画素(ピクセル)が同じ位置に配置されるように、
基準(リファレンス)画像の上にパターン画像を整列さ
せるというプロセスである。このプロセスは、例えば、
テンプレート上への取得画像のアライメント(整列)、
同一場面(シーン)の時系列画像のアライメント、ある
いは合成画像における個々のバンドのアライメント(コ
レジストレーション(coregistration))などにおいて有
用である。このプロセスの実際の適用例を2つ挙げる
と、医療用画像の分野における放射線像のアライメント
と、環境科学の分野における衛星画像のアライメントが
ある。
は、基準画像とパターン画像とが何らかの形で互いに関
係していることが、既知であるかあるいは予想されてい
る。すなわち、基準画像とパターン画像とが、一部の要
素を共有している、あるいは同じ表示対象または場面に
関連していることが、既知であるかあるいは予想されて
いる。このような典型的な画像位置合わせ問題では、2
個の画像間の差の発生源を、以下の4種類のカテゴリに
分けることができる。
ントの差は、一方の画像から他方の画像への空間写像に
よって生じる。典型的な写像では、並進移動、回転、ゆ
がみおよび拡大/縮小(スケーリング)が起こる。無限
連続領域の画像の場合、これらの差は、一方の画像から
他方の画像への空間写像の結果である。例えば画像セン
サの向きまたはパラメータを変えることで、アライメン
トの差がもたらされる。
による差:アライメントの差により有限画像の一部が画
像枠(画像フレーム)から出ていったり有限画像の画像
枠に新たなデータが入ってくる場合、あるいは画像セン
サと画像化対象との間に障害物が来る場合に、視点の妨
害による差が生じる。例えば衛星画像では、雲がしばし
ば地球を妨害し、地表画像における妨害が生じる。
画像センサにおけるサンプリング誤差やバックグラウン
ドノイズによって、さらには画像センサ誤差によっても
たらされる原因不明の無効データから生じ得る。
化される対象物もしくは場面間の実際の差である。衛星
画像では、変化による差の例として、照明、侵食、建設
および森林伐採がある。場合によっては、変化による差
とノイズによる差とを区別できないことがある。
て、特定場面での変化を検出する。したがって、良好に
位置合わせが行われれば、アライメント、妨害およびノ
イズによる差を検出して消去したりあるいは解消しなが
ら、変化による差を保存することができる。位置合わせ
方法では、画像の内容に関して変化は小さいものと仮定
しなければならない。すなわち、アライメント、妨害お
よびノイズによる差を解消した後には、位置合わせされ
る画像は「視覚的に同様」であると仮定される。さら
に、両方の画像で、十分な量の対象物もしくは場面が見
えなければならない。例えば、基準画像の内容の50%
以上が、その基準画像に対して位置合わせされるパター
ン画像にも存在するものと仮定することができる。実際
には、医療用センサおよび衛星センサは、画像の内容の
90%以上を共有するように、十分な精度をもってそれ
らの画像に向けることができるのが普通である。
発明は、ノイズおよびアライメントによる妨害(オクル
ージョン)の存在下で回転−拡大/縮小−並進移動
(「RST:Rotation-Scale-Translation」)変換によ
って互いに異なっている2個の画像を位置合わせ(レジ
ストレーション)するために有効な方法を提供する。R
ST変換は、単一の並進ベクトル、単一の回転係数およ
び単一の拡大/縮小係数(スケール係数)という3種類
の変換パラメータの組み合わせとして表現され、これら
のパラメータはいずれも画像面で作用する。本発明は、
2個の画像からそれら3種類のパラメータを復元するこ
とで、基準画像に関するパターン画像の回転、拡大/縮
小および移動を「取り消す(undo)」ことにより、基準画
像にパターン画像を位置合わせすることができるように
する。本発明は、さらに、回転係数もしくは拡大/縮小
係数を単独で復元する新規な方法を含むものでもあり、
この方法は、基準画像とパターン画像の間のアライメン
トが上記係数の1個のみによって影響を受けることがわ
かっている場合に有用であろう。
p中にマッピング(写像)する画素マッピング関数Mと
して表現される。実際には、これらの関数は有限画像に
作用し、変換中に画像の枠から出て行ったり枠に入って
きたりしなかったデータのみを処理することができる。
2次元無限連続基準画像rとパターン画像pとがRST
変換によって関係してp=M(r)となっている場合、そ
の基準画像rにおける各点r(xr,yr)は、下記の行列
式にしたがって、対応する点p(xp,yp)に写像され
る。
が成り立つ。
ぞれ変換の回転パラメータ、拡大/縮小パラメータおよ
び並進パラメータである。ここで、φは反時計方向の回
転角であり、sは拡大/縮小係数であり、(Δx,Δy)
は並進ベクトルである。有限で離散型の基準画像rおよ
びパターン画像pの場合、rとpは画素面積N(大きさ
N1/2×N1/2)の正方形であると仮定する。有限画像の
RST変換により、若干のデータが画像枠内へまたは画
像枠外へ動くことによって、妨害による差が生じること
に留意する。
変量:フーリエ変換は、RST変換下で、ある特徴を有
することから、位置合わせ問題に有用である。2個の2
次元無限連続画像r,pが上記式(2)で与えられる関係
にしたがうものとする。フーリエシフト、拡大/縮小お
よび回転の定理により、それぞれ画像rおよびpのフー
リエ変換であるFrとFpとの間の関係は、次式によって
与えられる。
あり、それはΔxおよびΔyとは独立であることに留意
する。さらに、Fpの絶対値は、Frを−φだけ回転さ
せ、その大きさを係数sだけ縮小させることで、Frの
絶対値から誘導される。このことは、Fpの絶対値に対
する独立した操作によって回転と拡大/縮小のパラメー
タを回復することを可能にする。
る画像を角度φだけ回転させることが、そのフーリエ変
換の絶対値をφだけ回転させることと等価であることを
示している。画素領域における画像を拡大/縮小係数s
だけ拡大することは、それのフーリエ変換の絶対値の広
がりをsだけ縮小させ、フーリエ変換の絶対値の高さ
(振幅)にs2を乗ずることと等価である。画素領域で
の並進移動は、フーリエ変換の絶対値に影響しない。そ
の不変性から、フーリエ変換の絶対値は、「フーリエ−
メリン不変量(Fourier-Mellin invariant)」と称され、
フーリエ絶対値空間は「フーリエ−メリン領域(Fourier
-Mellin domain)」と称される。画像rおよびpそれぞ
れのフーリエ−メリン変換RおよびPは、R=|Fr|
およびP=|Fp|である。
処理が並進移動不変のフーリエ−メリン空間で行われ、
そうしてから「極−対数」座標に変換することから、回
転および拡大/縮小の効果は、直交するθ軸およびlo
gBρ軸方向の並進移動として現れる。ここでBは大域
定数対数底である。例えば、B. Reddy et al., "An FFT
-Based Technique For Translation, Rotation, And Sc
ale Invariant ImageRegistration," IEEE Transaction
s on Image Processing, Vol. 3, No. 8, pp.1266-1270
(1996年8月); D Lee et al., "Analysis Of Seq
uential Complex Images, Using Feature Extraction A
nd Two-Dimensional Cepstrum Techniques," Journal o
f the Optical Society of America, Vol. 6, No. 6, p
p. 863-871(1989年6月); E. DeCastro et al.,
"Registration Of TranslatedAnd Rotated Images Usi
ng Finite Fourier Transforms," IEEE Transactions o
n Pattern Analysis and Machine Intelligence, Vol.
PAMI-9, No. 5, pp. 700-703 (1987); S. Alliney, "Sp
atial Registration Of Multispectral And Multitempo
ral Digital Imagery Using Fast-Fourier Transform T
echniques," IEEETransactions on Pattern Analysis a
nd Machine Intelligence, Vol. 15, No.5, pp. 499-50
4(1993年5月); Q. -S. Chen et al., "Symmetr
ic Phase-Only Matched Filtering Of Fourier-Mellin
Transforms For Image Registration And Recognitio
n," IEEE Transactions on Pattern Analysis and Mach
ineIntelligence, Vol. 16, No. 12, pp. 1156-1168
(1994年12月)を参照。極−対数空間では、これ
らの軸方向のシフトの関数としてのRおよびPの正規化
相関係数は、座標(−φ,−s)で最大となる。シフトj
での一次元正規化相関係数は下記式によって与えられ
る。
て、有限画像には適用されない。それが有限画像に当て
はまったとしたら、フーリエ−メリン極−対数係数を得
るのにO(N log N)回の演算(すなわち、N lo
g Nのオーダーの回数の演算)が必要であり、係数の
全ての循環シフトについて正規化相関係数を計算するの
に、畳込み定理によって、O(N log N)回の演算が
必要であると考えられる。そこで、回転および拡大/縮
小は、O(N log N)回検出することになると考えら
れる。連続画像ではなく離散画像を用いると、2個の画
像間でのおよび極−対数表示の計算での若干のサンプリ
ング誤差が生じる。
像および画素間補間を用いることで、それらの誤差を最
低限にすることができる。残念ながら、以下の2つの理
由から、この理論は有限画像には適用されない。
像の回転、拡大/縮小または並進移動によって、画素デ
ータの一部が画像枠から出て行くか、あるいはいくらか
の新たな画素データがその枠に入るようになる。
FFT(高速フーリエ変換)は、画像面内においてタイ
ル貼りするようにその画像を無限に反復することで求め
られる。このような反復処理がなされた画像のことをタ
イリング画像と呼ぶ。回転と拡大/縮小は、タイリング
では可換ではない。
大きい背景(バックグラウンド)に対して形を描く場
合、変換中は一様なバックグラウンドの画素のみが画像
枠を出入りすることから、データの損失がない。これ
は、例えばMRI(磁気共鳴イメージング)などのよう
に、検査対象画像が人体外の一様なバックグラウンドと
ともに人体断面を描出するような一部の医療用イメージ
ング作業に当てはまる。図2(a)に示したように背景が
一様でなかったりパディング(padding)が不十分である
画像の場合、変換によって妨害誤差が生じて、相関ピー
クが別の位置にシフトしたり、重大な劣化が生じる場合
がある。
て指摘しているように(H.Stone etal., "A Note On Tr
anslation, Rotation, And Scale-Invariant Image Reg
istration," NEC Research Institute Technical Repor
t, No. 97-115R (1997))、さらにはアリニーらが並進
移動について指摘しているように(Alliney et al.,"Di
gital Registration Using Projections," IEEE Transa
ctions on Pattern Analysis and Machine Intelligenc
e, Vol. PAMI-8, No. 2, pp. 222-233,1986年3
月)、90°の整数倍の回転の場合およびパディングさ
れた画像の短距離の並進移動の場合を除き、タイリング
画像のFFTをとる場合には、タイリング誤差が不可避
である。離散有限画像のフーリエ変換は、高強度の
「+」形状としてフーリエ−メリン空間に現れるタイル
間の境界を有する(図2での列(B)を参照)。このアー
ティファクト(偽像)は、画像内容の残りの部分からの
係数よりも顕著である。ある先行技術の位置合わせ方法
では、回転対称な画像枠を利用して、フーリエ−メリン
空間でそのアーティファクトが見えるのを回避する(上
記のE. DeCastro et al.を参照)。本発明は、以下に説
明し、また未処理の正方形画像を用いるという従来のア
プローチと両方の方法を比較する実験の結果によって確
認されるように、より有効なアプローチを提供するもの
である。
像においてフーリエ−メリンによる手法が良好に機能す
るよう十分に、無限画像の場合および有限画像の場合が
密接に関連づけられる。しかしながら、文献に報告の方
法では、相関関数において、ピーク相関が低く、信号/
ノイズ比が小さい(B.Reddy et al.の上記文献; L.Brow
n, "A Survey Of Image Registration Techniques," AC
M Computing Surveys,Vol.24, No.4, pp.325-376 (199
2)を参照)。
ける1に近いピーク相関と高い信号/ノイズ比を達成
し、それらがあいまって位置合わせの正確さを大幅に向
上させる方法を提供する。
によれば、基準画像にパターン画像を位置合わせする方
法が提供される。パターン画像と基準画像とは、拡大/
縮小係数(スケール係数)s、回転係数φおよび並進ベ
クトル(Δx,Δy)によって規定される回転−拡大/縮
小−移動(Rotation-Scale-Translation:RST)変換
によって互いに異なっている。フーリエ−メリン不変量
を用いて、基準画像rとパターン画像pとの間のRST
変換の回転パラメータ、拡大/縮小変化パラメータおよ
び並進移動パラメータを分離することにより、画像位置
合わせを行う。
発明の方法には、前処理の段階、拡大/縮小の段階、回
転の段階および並進移動の段階が含まれる。
像を、画素領域からフーリエ−メリン領域に変換して、
それぞれ変換基準画像および変換パターン画像を得る。
次に、変換基準画像と変換パターン画像をデカルト座標
(x,y)座標から極−対数(logB (半径),角度)座
標に変換する。ここで、Bは大域定数対数底である。
otential)拡大/縮小係数が復元される。極−対数(l
ogB (半径),角度)基準画像と極−対数(logB
(半径),角度)パターン画像が、それらの角度軸方向に
沿って合計されて、それぞれ基準スケールシグネチュア
(scale signature)およびパターンスケールシグネチュ
アを与える。次に、正規化相関を用いて、基準サイズス
ケールシグネチュアをパターンスケールシグネチュアに
相関させ、相関スケールシグネチュアを得る。スケール
シグネチュアの組を含んでいる相関スケールシグネチュ
アの極大を検出する。最後に、対数底Bを、各スケール
シグネチュアでべき乗し、1以上の可能な拡大/縮小係
数を得る。実際の拡大/縮小係数は、並進の段階におい
てこの1以上の可能な拡大/縮小係数から求められる。
る。極−対数(logB (半径),角度)基準画像および
極−対数(logB (半径),角度)パターン画像がそれ
らのlogB (半径)軸方向に合計されて、それぞれ基準
回転シグネチュアとパターン回転シグネチュアを与え
る。次に、正規化円形相関を用いて、基準回転シグネチ
ュアをパターン回転シグネチュアに相関させて、相関回
転シグネチュアを得る。最後に、回転係数φを含んでい
る相関回転シグネチュアの最大値を得る。
数(スケール係数)sおよび並進ベクトル(Δx,Δy)
が復元される。パターン画像を−φだけ回転して、回転
パターン画像を得る。各可能な拡大/縮小係数につい
て、可能な拡大/縮小係数の逆数によって、回転パター
ンを再び拡大/縮小させて、候補パターンを得る。各候
補パターンについて、可能な並進ベクトルを求める。可
能な並進ベクトルは、候補パターンをその可能な並進ベ
クトルだけ並進移動させた場合に、基準画像と並進後の
候補パターンとの間の最も高い相関を与えるもののこと
である。最後に、基準画像に対して最高の相関を与える
並進後の候補パターンを選択する。可能な拡大/縮小係
数と選択された候補パターンに関連する可能な並進ベク
トルは、それぞれ、実際の拡大/縮小係数sと実際の並
進ベクトル(Δx,Δy)を含む。したがって、各RST
変換パラメータが効果的に復元される。
回転係数φのいずれかが既知である場合に、残りのRS
T変換パラメータを復元するためのものである。
発明の方法において使用できる各種のオプションのフィ
ルタが提供される。
に合致してパターン画像をアライメントすることができ
る画像位置合わせ方法を提供することにある。
ST変換を規定する変換パラメータを復元する画像位置
合わせ方法を提供することにある。
ける高いピーク相関と高い信号/ノイズ比を達成し、こ
れらがあいまって位置合わせの正確さを大いに向上させ
る画像位置合わせ方法を提供することにある。
せた以下の説明を考慮することで、より容易に理解でき
よう。
よびアライメントからの妨害(オクルージョン)の存在
下に、回転−拡大/縮小−移動(「RST;Rotation-S
cale-Translation」)変換によって互いに異なっている
2個の画像を位置合わせする方法を提供する。詳細に
は、フーリエ−メリン(Fourier-Mellin)不変量を用い
て、基準画像rとパターン画像pの間のRST変換の回
転パラメータ、拡大/縮小パラメータおよび並進パラメ
ータを分離することによって、画像位置合わせ(image r
egistration)を行う。本発明の方法の各工程および処理
は、好適にプログラミングされた汎用コンピュータを用
いて行うのが好ましいが、そのような処理は所望に応じ
て、専用のハードウェアその他の特殊装置で行うことも
できることに留意すべきである。そこで、本明細書に記
載のプログラム、アルゴリズム、プロセス、方法など
は、いかなる形でも特定のコンピュータまたは装置に限
定されるものではない。
画像についてのフーリエ−メリン法を説明することが、
本発明に関しての理解を深める上で役立つだろう。
法:この節では、単純なフーリエ−メリン法を用いた場
合、特定の性質を有する人工的な理想化された画像につ
いては、全ての発生源からの上述の累積誤差が小さいも
のとなり得ることを示す。しかしながら、現実に遭遇す
る実際の非理想画像の場合、その誤差は大きいことが示
される。
に与える効果を強調する2種類の実験について説明す
る。図1に示した第1の実験は、フーリエ−メリン空間
における無限画像とかなり類似した挙動を示す種類の理
想画像の一つを調べるものである。図1の列(A)に示し
た、一様な(黒)の背景を有する高コントラストの単純
な画像は、ほぼ円形であって、対比を高める背景上に置
かれたある種の理想画像を代表するものである。図2に
示した第2の実験は、実際の衛星画像類の一つを調べる
ものである。図2の列(A)に示した画像枠にある低コン
トラストで詳細な画像は、衛星画像およびある種の医療
画像の典型的なものであり、誤差が無視できない実際の
非理想画像類の代表するものである。
配置された、(1)64×64画素の理想化された有限離
散基準画像;(2)角度45°だけ回転した基準画像に相
当する回転画像;(3)係数2.00だけ拡大した基準画
像に相当する拡大/縮小画像;(4)(−16,−16)
画素だけ移動した基準画像に相当する並進移動画像の4
個の画像を示してある。離散画像を回転・拡大/縮小す
ることで生じる誤差を最小にするため、回転画像および
拡大/縮小画像についての画素値を計算する際に、線形
補間を用いた。図1の列(B)には、上記4種類の画像の
おのおのについて、フーリエ−メリン係数のうち非ゼロ
である係数の等高線プロットを示してあり、変換(回
転、拡大/縮小、並進移動)の効果を観察することがで
きる。この基準画像の場合、画素領域での角度φの回転
は、フーリエ−メリン領域での−φの回転とほぼ等価で
あることに留意する。画素領域でsだけ拡大するという
ことは、フーリエ−メリン領域でsだけ縮小し、さらに
振幅にs2を乗ずることとほぼ等価である。並進移動に
よる効果はない。調べると、図1におけるフーリエ−メ
リン変換が、無限画像の変換の特性に非常に近い特性を
示して、回転パラメータおよび拡大/縮小パラメータを
復元することが、明らかである。
同じ実験の結果を示してある。図2の列(A)は、図1の
列(A)に示した単純な基準画像と同じ変換(回転、拡大
/縮小、並進移動)を行った64×64画素の衛星画像
(「基準画像」)を示してある。図2の列(B)には、図
2の列(A)に示す画像のフーリエ−メリン変換を示して
ある。「+」形状のアーティファクトによって、回転あ
るいは拡大/縮小された係数の動きが不鮮明になってい
ることに留意する。並進画像のフーリエ−メリン変換が
元の基準画像の変換と同一ではないことから、フーリエ
−メリン領域は、並進移動に対して不変ではない。
および並進移動の組み合わせである場合、フーリエ−メ
リン空間における理想の場合(無限画像の場合)の係数
および実際の(有限画像の場合)係数からの差は累積的
であることから、先行技術のフーリエ−メリン変換に基
づく方法では、十分な性能が得られない。
画像位置合わせ方法は、拡大/縮小係数(スケール係
数)s、回転係数φおよび並進ベクトル(Δx,Δy)と
いうRST変換の3種類の変換パラメータそれぞれにつ
いて1段階の計3段階で機能するものである。図3は、
本発明の方法の全体を示すフローチャートである。本発
明の方法は、前処理段階10、拡大/縮小段階20、回
転段階30および並進移動段階40を有する。前処理段
階10では、基準画像とパターン画像を作成し、これら
を拡大/縮小段階と回転段階で使用するのに適した形に
変換する。拡大/縮小段階20では、1以上の可能な(p
otential)拡大/縮小係数を復元する。後述するよう
に、1またはそれ以上の可能な拡大/縮小係数を復元す
ることができる。可能な拡大/縮小係数が1個のみ復元
された場合、その1個の可能な拡大/縮小係数が実際の
拡大/縮小係数sとなる。本発明の方法はまた回転段階
30を備えているが、そこでは、回転係数φが復元され
る。本発明の方法はさらに並進移動段階40を備えてい
るが、そこでは並進ベクトル(Δx,Δy)が復元され
る。最後に、拡大/縮小段階20で復元される「1以上
の可能な拡大/縮小係数」が複数の可能な拡大/縮小係
数である場合、実際の拡大/縮小係数sは、並進移動段
階40において、その複数の可能な拡大/縮小係数から
求められる。拡大/縮小段階20と回転段階30とは独
立であり、並行して行うことができる。回転係数および
1以上の可能な拡大/縮小係数が分かってからでなけれ
ば、並進移動段階40に進むことはできない。
限の連続画像についての変換パラメータを復元するため
に、フィルタ、変換および相関をどのように用いるかを
説明するものである。一般理論が有限の離散画像には完
全には適用されない理由について説明し、妥当な近似を
行う本発明の方法について説明する。最後に、本発明の
方法が、非常に正確で、高い信号/ノイズ比を有するこ
とを確認する実験結果を示す。
せの拡大/縮小段階:拡大/縮小段階の目的は、式(2)
における拡大/縮小係数s、あるいは実際の拡大/縮小
係数を含む可能な拡大/縮小係数の集合を復元すること
にある。並進移動および回転がある場合にこのパラメー
タを復元するために、画像を並進移動・回転不変空間に
写像する。その新たな空間で、画像についての「スケー
ルシグネチュア(scale signature)」を計算する。スケ
ールシグネチュアは、拡大/縮小に伴って変化し、有限
画像に対する回転や並進移動に対しては不変である。有
限の離散画像の場合、スケールシグネチュアが並進移動
および回転の変化に対して抵抗力を有し、したがって、
スケールシグネチュアを用いて拡大/縮小係数sを効果
的に復元できることが、実験の結果から明らかになって
いる。
リン並進不変性に基づいたものである。フーリエ−メリ
ン領域の極−対数写像では、画素の拡大/縮小操作およ
び回転操作は、直交軸方向に行われる。θ軸方向に積分
し、半径と総画像エネルギーとの積によって除算するこ
とで、画像回転に対して不変の一次元関数Sr(log B
ρ)が得られる。この一次元関数がスケールシグネチュ
アある。無限画像の場合、スケールシグネチュアは、基
準画像を係数sだけ拡大もしくは縮小させることが、S
rを−logB sだけ並進移動させることと等価であ
る、という性質を有する。正規化相関をスケールシグネ
チュアについて実行すると、正規化係数は相関ピークの
位置に影響しないことから、その正規化係数は無関係に
なる。正規化を無視すると、r(x,y)からSr(log
B ρ)への変換は下記式で与えられる。
するのに使用される非線形フィルタである。無限画像の
場合、Gは単位フィルタ(identity filter)である。実
際の画像のフーリエ変換は180°回転対称性を有する
ことから、積分範囲は2のファクタだけ小さくし得るこ
とに留意する。画素領域における任意のRST変換は、
S領域における−logB sだけの並進移動(シフト)
に等価であることから、2個の画像のスケールシグネチ
ュア間の正規化(非円形)一次元相関係数は、−log
B sにおいて1.0となるだろう。これは、単純な一次
元相関を用いて拡大/縮小パラメータを復元できること
を意味している。
数がθに関する極−対数フーリエ−メリン空間における
補間点上の合計を意味する離散関数である(補間によっ
て生じる誤差を最小化するのに使用できるデカルト画像
から極−フーリエ画像への直接変換は公知である。例え
ば、上記のAlliney et al.を参照。)。有限画像の場
合、画像領域での拡大/縮小操作によって生じるS領域
シフトによって、一部の画像画素が、Srの元の範囲か
ら出入りすることがある。拡大/縮小操作によっても一
部の画像画素が元の画像枠から出入りすることがあり、
フーリエ変換の個々の係数とともに、フーリエ変換の全
体的な振幅を変化させる。有限フーリエ変換時における
画像の内在的なタイリングによって生じる不連続は、フ
ーリエ−メリン係数に対して、強度の大きい、拡大/縮
小に対して不変の「+」形状を付与し、この「+」形状
は、画像固有の係数の拡大/縮小に比べて著しく大きく
なり、拡大/縮小変化を観察することを困難にする。
(実際の拡大/縮小係数sを含む)の好ましい復元方法
が、図4、図5のフローチャートに示してある。図4に
は、すくなくとも1つの可能なサイズ変化係数と回転係
数φとの両方を復元する上で一般的な、ある前処理を示
してある。この前処理への入力は、基準画像r(110
r)とパターン画像p(110p)である。各画像は、一
連のステップで処理され、そのうちのいくつかのステッ
プは、基準画像とパターン画像の両方で類似しており、
これらは、図4および図5では、基準画像についての添
字「r」とパターン画像についての添字「p」によって
区別してある。
ら始まり、そこでは、各画像についてウェーブレット分
解112を行うことができる。次に、好ましくは、フィ
ルタ処理ステップ114を各ウェーブレット分解画像に
ついて行い、アーティファクト除去プレフィルタGを用
いてアーティファクト(偽像)を除去する。アーティフ
ァクトは、その操作を行わなければ後のフーリエ−メリ
ン変換時に生じて、実際のデータを不鮮明にする望まし
くない影響を与え、正確な相関を妨害する。次に、各画
像、典型的には最初は画素領域にある各画像について、
ステップ116においてフーリエ−メリン変換を行っ
て、それらの画像をフーリエ−メリン領域に変換する。
フーリエ−メリン変換によって、デカルト座標(x,y)
座標にフーリエ−メリン変換画像が得られ、次にそれを
ステップ118において極−対数(logB (半径),角
度)座標(Bは大域定数対数底)に変換する。Bは任意
の定数であり、それの特定の値はさほど重要ではなく、
何らかの所望の形で選択することができる。例えば、B
についての好適な値は2である。別の有用な値は、B=
(0.425N)(1/N)を用いて計算することができ
る。式中、Nは、(logB (半径),角度)座標系のあ
るコンピュータ表現での離散表現での半径値の数値であ
る。
当業界で公知であって、例えば上述のアリネー(S. Alli
ney)の論文に記載されているように、1回の操作で行わ
れる。後述するように、ステップ110からステップ1
18までを含む前処理は、拡大/縮小段階20において
少なくとも1つの可能な拡大/縮小係数を復元する前
と、回転段階30において回転係数φを復元する前に、
全く同様に行われる。
した後、少なくとも1つの可能な拡大/縮小係数を復元
するための専用の処理を図5に示したように進める。最
初に、ステップ120においで、ステップ118(図
4)で得られた極−対数基準画像および極−対数パター
ン画像をそれぞれ、それらの角度軸方向に合計して、そ
れぞれ一次元基準スケールシグネチュアおよび一次元パ
ターンスケールシグネチュアを得る。次に、所望に応じ
て、オプションのステップ122において、スケールシ
グネチュアを安定させスケールシグネチュアの信号/ノ
イズ比を上昇させるフィルタHを用いてスケールシグネ
チュアについてフィルタ処理を行い、後述するように、
相関の正確さを向上させることができる。次に、ステッ
プ124で、正規化相関を用いて、フィルタ処理された
スケールシグネチュアを相関させる。正規化相関によっ
て、1以上の極大(スケールシグネチュアシフト)を有
する相関スケールシグネチュア得られ、この相関スケー
ルシグネチュアは、ステップ126で検出される。最後
に、ステップ128において、対数底Bを各スケールシ
グネチュアだけべき乗し、少なくとも1つの可能な拡大
/縮小係数130を得る。スケールシグネチュアの相関
によって、複数の可能な拡大/縮小係数が得られる。実
際には、後述するように、最終的な並進移動段階40の
実行中に1〜5個のピークを調べて、実際の拡大/縮小
係数sを同定することが必要である。
ネチュアを調べることでいつも拡大/縮小係数を復元で
きるとは限らないが、実際には、Gを選択して有限変換
によって生じるアーティファクトを最小化すれば、スケ
ールシグネチュアにおいて全体的なシフトを肉眼で見る
ことができる場合が多い。本発明は、ステップ114
(図4)においてこの観察を用い、拡大/縮小パラメー
タの復元を試みるものである。
は、フィルタ処理されたS変換を実行するものである。
Wは計算範囲を縮小するために使用されるウェーブレッ
ト分解である。正規化相関とそれに続くピーク検出によ
って、正規化相関係数が極大となるS領域シフトのリス
トが返される。極−対数写像で使用される対数底Bの逆
数をこれら各シフトでべき乗することで、拡大/縮小係
数の集合が得られる。これらの各拡大/縮小係数は、基
準画像rおよびパターン画像pに関係する拡大/縮小係
数についての可能性の高い値である。実際の拡大/縮小
係数を求めるには、この節で後述するように回転パラメ
ータを復元し、画像上での回転を取り消し、並進移動相
関が最大である拡大/縮小係数を選択する。拡大/縮小
係数について上限または下限が分かっている場合には、
その範囲外の全ての候補を除外して、必要な計算量を減
らすことができる。
れると仮定すると、フーリエ−メリン変換および極−対
数写像にはN log Nの程度の回数の計算が必要であ
る。logB ρ軸への投影(θによる積分)には、さら
にN−N1/2回の加算を必要とする。そこで、スケール
シグネチュアSrおよびSrを得るには、総計算回数はO
(N log N)となる。さらに追加のN1/2 log N
程度の回数の演算を行うことで、一次元正規化相関およ
びピーク検出を行うことができる。基準画像rおよびパ
ターン画像pについてk次のウェーブレット分解を行
い、フーリエ−メリン変換への入力として低−低サブバ
ンドを用いることで、全体の計算を4kのファクタで高
速化することができる。k次ウェーブレット分解の低−
低サブバンドは、実質的に、元の画像が各次元方向にk
のファクタだけ解像度低下したものである(G. Strang
et al., Wavelets And Filter Banks, Wellesley-Cambr
idgePress, pp. 15-35 (1996)参照)。拡大/縮小変換
が解像度とは独立であることから、ウェーブレット分解
を用いても、kが大きすぎて画像における形状の大半が
サンプリング解像度より小さくならない限り、位置合わ
せの結果にはほとんど影響しない。ウェーブレットの使
用を組み入れることで、位置合わせのうち拡大/縮小段
階の総計算回数はO((N log N)/4k)回となる。
回転段階:回転段階の目的は、式(2)における基準画像
rおよびパターン画像pに関係する回転パラメータφを
復元することにある。スケールシグネチュアを用いて回
転および並進移動不変領域での拡大/縮小情報を復元で
きるように、同様のアプローチを回転に用いることがで
きる。Φを変換関数として、Φr=Φ(r)が無限連続基
準画像rの並進移動・拡大/縮小不変回転シグネチュア
であるとする。有限離散型画像の場合、実験から、Φが
元の画像の並進移動および拡大/縮小に対して抵抗力を
有することが明らかになっている。ただし、全体的な絶
対値の大きさの変化は起こり得る。
分することで、並進移動および拡大/縮小に不変である
角度の一次元関数が得られる。Φは総画像エネルギーに
関して正規化されていないが、正規化相関に影響を与え
ない。Φ(r)は下記式によって与えられる。
かっている有限画像の場合に適用される点別の重み関数
である。それ以外の場合、Jは1であると仮定する。
け回転することは、Φ領域で−φだけシフトすることに
相当する。これは、ΦrとΦpの正規化円形相関が−φで
1であることを意味している。フーリエ係数のように、
回転シグネチュアは180°回転対称性を有することに
留意する(Φr(θ)=Φp(θ+απ)(αは整数であ
る))。従って、回転シグネチュアから、モジュロ18
0°での回転パラメータを求めることができる。回転が
±90°より大きいか否かが不明の場合は、1回の画素
レベルの逆回転および画像相関を行って、複数の選択肢
のうちの1個を除外する必要がある。回転対称画像の場
合、回転シグネチュアは一様であり、回転を復元するこ
とはできない。
グネチュアに関する説明は、回転シグネチュアについて
もよく当てはまる。無限連続画像の場合と有限離散画像
の場合の間で認められる最大の不一致点は、有限離散画
像の場合にはフーリエ−メリン係数において「+」形の
アーティファクトであるのが普通であるということであ
る。Gを適切に選択することで、以下に説明するよう
に、そのアーチファクトが低減される。Gによる画素領
域フィルタに加えて、フィルタJを用いて、画像テクス
チャにおけるエッジ部からのフーリエ−メリン係数をよ
り強く重み付けする。スケールシグネチュアの場合とは
異なり、回転シグネチュアの相関によって、しばしば、
実際の回転パラメータの近くに1に近い値を有する狭い
ピークが得られ、高い信号/ノイズ比が示される。その
ため、回転シグネチュアの正規化相関の単一ピークのみ
を用いて、回転パラメータをモジューロ180°で正確
に求めることができる場合が多い。
を図4および図6のフローチャートに示してある。図4
は前処理を示し、図6は回転段階30に固有の好ましい
操作を示している。拡大/縮小段階の場合同様に、基準
画像r(110r)とパターン画像p(110p)につい
て、図4に示しかつ上述した前処理を行う。再度、各画
像を一連のステップで処理する。その際、最初の部分は
両方の画像で同様であり、図4および図6では、基準画
像についての添え字「r」およびパターン画像について
の添え字「p」によって両者を区別してある。ステップ
110〜118の前処理(基準画像とパターン画像の両
方について)は、回転段階30の以前の部分において
は、拡大/縮小段階20の以前に実施される同じステッ
プと同一である。これらの前処理段階は、拡大/縮小段
階と回転段階との各段階について別個に行うことができ
るが、そうではなく、それらの段階をまとめて行い、次
にステップ118の出力を、拡大/縮小段階20におけ
るステップ120および回転段階30におけるステップ
140の両方で用いることが好ましいということは、留
意すべき点である。
を、ステップ140でオプションのフィルタJを用いて
フィルタ処理することで、そこに存在するエッジ部を強
調することができる。その後、ステップ118(図4)
で得られる極−対数(log B (半径)、角度)基準画像
および極−対数(logB (半径),角度)パターン画像
をそれぞれ、ステップ142でそれらのlogB(半径)
軸方向に合計して、それぞれ一次元基準回転シグネチュ
アおよび一次元パターン回転シグネチュアを得る。次に
ステップ144で、正規化円形相関を用いて、回転シグ
ネチュアを相関させる。正規化円形相関によって、単一
の最大値を有する相関回転シグネチュアが得られ、それ
はステップ146で検出される。その最大値を与える角
度シフトが、結果として得られる回転係数φ148であ
る。
メリン変換(「FMT」)は、拡大/縮小段階について
使用されるものと同一であることから、O(N log
N)回の計算は1回だけ行う必要がある。回転について
は、J重み付け係数を用いる場合、さらにN回の乗算が
必要である。ρ軸への投影では、N−N1/2回の加算を
必要とする。従って、回転シグネチュアは、O(N lo
g N)回の演算で得ることができる。一次元円形相関で
は、さらにO(N1/2 log N)回の演算が必要であ
る。拡大/縮小の場合同様、回転は、妥当な画像解像度
で検出できることから、入力画像のk次ウェーブレット
変換によって、O((N log N)/4k)回の演算で回
転パラメータを復元することができる。拡大/縮小段階
と回転段階について同じフィルタ処理フーリエ−メリン
−ウェーブレット変換を用いる場合、回転段階では、拡
大/縮小段階を行った後に、N/4k程度の回数の独立
の演算を行う必要がある。
段階の目的は、回転係数φと1以上の可能な拡大/縮小
係数を与えられて、並進移動パラメータΔxおよびΔy
を求めるとともに、1以上の可能な拡大/縮小係数のど
れが実際の拡大/縮小係数sであるかを決定することに
ある。並進移動段階40(図3)について好ましい処理
を図7のフローチャートに示す。並進移動段階は、パタ
ーン画像を−φだけ回転させて回転パターン画像を得る
ステップ160から開始する。これにより、回転パター
ン画像では回転が「取り消される」ことになる。次に、
各可能な拡大/縮小係数について、その可能な拡大/縮
小係数の逆数だけ回転パターン画像を拡大あるいは縮小
することにより、候補パターンを得る(ステップ16
2)。したがって、各候補パターンは、1個の可能な拡
大/縮小係数と関連し、各候補パターンでは、回転と拡
大/縮小の両方の影響が取り消される。ある候補パター
ンについて取り消される拡大/縮小は、その候補パター
ンと関連する可能な拡大/縮小係数に相当する。次のス
テップ164では、各候補パターンについて、可能な並
進ベクトルを求める。可能な並進ベクトルは、候補パタ
ーンをその可能な並進ベクトルだけ並進移動させた場合
に、基準画像と並進移動後の候補パターンとの間に最も
高い相関を生じる(1999年2月2日発行のShamoon
らによる米国特許5,867,609号およびH. Stone, "Progre
ssive Wavelet Correlation Using Fourier Methods,"
IEEE Transactionson Signal Processing, Vol. 47, N
o. 1, pp. 97-107(1999年1月)参照)。最後に、
ステップ166において、基準画像との最高の相関を生
じる並進移動後の候補パターンを選択する。選択した候
補パターンと関連する可能な拡大/縮小係数と可能な並
進ベクトルはそれぞれ、実際の拡大/縮小係数sおよび
実際の並進ベクトル(Δx,Δy)を含む。
るデータがある場合、基準画像rおよびパターン画像p
についてそれぞれマスクmおよびhを用いることで、追
加の計算を行うことなく、並進移動段階中それらの閉塞
領域を無視することができる。これらのマスクでは、対
応する画像画素が有効である場合には値が“1”であ
り、対応する画素が無効である場合には値が“0”であ
る。これらのマスクでは、補間およびウェーブレット分
解によって得られる小数値をとることができる。以下、
拡大/縮小係数が分かっている場合を誘導し、多くの可
能な拡大/縮小係数がある場合にこの場合をどの程度拡
張できるかを示す。多くの可能な拡大/縮小係数がある
場合が、位置合わせの拡大/縮小段階の実際の出力に合
致する。
連続画像であるとする。画像p’は、回転および拡大/
縮小の影響を取り消した後の画像pであるとする。h’
は、回転および拡大/縮小の影響を取り消した後のマス
クhであるとする。φとsが正確に復元された場合、画
像p’は並進移動シフトのみ基準画像rと異なる。有限
画像の場合、画像p’および基準画像rも、データが画
像枠から出入りする時に生じる妨害(オクルージョン)
だけ異なり得る。これらの妨害は、マスクh’によって
自動的に考慮される。
きさより小さい場合について、バイナリ(二値)有効性
マスクを用いて、フーリエ領域での正規化相関係数を計
算することが知られている(H. Stone, "Progressive W
avelet Correlation Using Fourier Methods," IEEE Tr
ansactions On Signal Processing, Vol.47, No. 1,pp.
97-107(1999年1月)参照)。パターン画像の並
進移動の関数としての正規化相関係数は、画像を適切に
整列するシフト位置で、ほぼ1の値を有する。この方法
を拡張して、画像の低解像度表示のための小数有効性マ
スクが用いられている(M. McGuire et al., "Techniqu
es For Multi-Resolution Image Registration In The
Presence Of Occlusions," Proceedings Of The 1997 I
mage Registration Workshop, pp. 101-122 (1997
年11月)参照)。有効性マスクmおよびh’を有する
画像rおよびp’の全ての並進移動シフトについての正
規化円形相関係数は下記式で表される。
る。畳込み定理により、このプロセスは有限画像におい
てO(N log N)回で実効的に計算することができ
る。
クでの非ゼロの範囲がいずれの方向でも画像マスクの大
きさの1/2より小さいことを仮定していることに、留
意すべきである。この仮定に反すると、円形シフトは並
進移動とはもはや等価ではなくなり、フーリエ領域では
計算を行うことができなくなる。画素領域での相関を計
算するには、O(N2)回の演算が必要である。画像が同
様の大きさである場合に、O(N2)回の演算を行うのを
回避するため、各次元における大きさを2倍にするため
にパディングされた画像およびマスクの版について相関
を計算することができる。このパディングに関し、パデ
ィングされていない画像については、画素法よりフーリ
エ法の方が高速である。
メータφとsを用いてパターンにおける回転と拡大/縮
小を取り消し、画像p’とマスクh’を得るものであ
る。次に、式(8)によって、全ての並進移動についての
正規化相関係数を計算する。そのピークの位置は、基準
画像rとパターン画像pとの間の並進移動差に直接関係
する。ピークが(Dx,Dy)のシフト位置で起こる場合、
式(2)についての並進パラメータは以下のようになる。
とから、p’のわずかな部分のみがrと重複し、誤った
結果を与え得る並進移動を扱う場合には、いくばくかの
注意を払う必要がある。
を取り消すのにO(N)回の演算を行い、正規化相関を実
行するのにO(N log N)回の演算を行う必要があ
る。k次のウェーブレットを用いて並進移動のおおまか
な推算値を求め、位置合わせを行うことが望ましい。k
次ウェーブレット分解によって、各方向に±2k-1画素
の範囲で位置合わせ点を大まかに求めることができる。
その大まかな推算値を考慮して、同じ粗並進移動への写
像を行う4k回の可能な精密並進移動によって、最高の
分解能で、実際の並進移動の正確な値についての詳細な
検索を行うことができる。相関関数がピーク値付近で平
滑であると仮定すると、それは、バイナリ(二値)検索
アルゴリズムによって、たったの2k回の並進移動のみ
の調査に減らすことができる。この特性は画像に依存
し、一般的には、連続性を示す画像に当てはまる。この
手順を用いると、並進移動段階についての総計算回数は
O((Nlog N)/4k+Nk)回である。
る場合を検討したものである。しかしながら、本発明の
方法の拡大/縮小段階では、単一の拡大/縮小係数は得
られない。拡大/縮小段階では、可能性の高い拡大/縮
小係数のリストが得られる。どの拡大/縮小係数が正し
いかを決定するためには、各拡大/縮小係数ごとに並進
移動段階を繰り返して、最も高い並進移動相関ピークを
与える拡大/縮小係数を選択する。高分解能検索を適用
する必要があるのは、粗分解能検索で最も高いピークを
与えた拡大/縮小係数のみに対してのみである。nsが
位置合わせの拡大/縮小段階によって得られる拡大/縮
小係数の数であるとすると、並進移動段階での真の計算
回数はO((nsN log N)/4k+Nk)回である。回
転、拡大/縮小変化および並進移動の各パラメータの復
元における総計算回数は、O((n sN log N)/4k
+Nk)回である。
ーリエ−メリン変換(「FMT」)を計算する場合に、
フィルタGを用いることにより、有限画像の内在的なタ
イリングの影響を小さくすることができる。図8の列
(A)には、同一画像の3種類の版、すなわち(1)フィルタ
処理されていない画像、(2)「ディスク(円板状)」の
フィルタまたはマスクを用いてフィルタ処理した画像、
(3)本発明の「ぼかし」フィルタを用いてフィルタ処理
した画像を示してある。図8の列(B)には、それら画像
のフーリエ−メリン変換の非ゼロ係数を示してある。
際に画像のテクスチャを代表する中央の係数の上に、
「+」形状のアーティファクトが重畳している。このア
ーティファクトは、上記の内在的タイリングによっての
み生じて実際のデータを不鮮明にし、正確な相関を妨害
することから、望ましくない。
ーティファクトを回避することができる(DeCastro et
al.の上記の文献)。簡単な実験によって、それが有効
であることが確認される。図8の列(A)の2番目の画像
は、回転対称画像枠を適用した後の画像である。この場
合、フィルタGはディスク状のマスクであり、所定の半
径の外側の画素がゼロに設定されている。ディスクフィ
ルタで処理された画像のフーリエ−メリン変換は、
「+」形状のアーティファクトを示さない。しかしなが
ら、変換から「+」アーティファクトを除去した後で
も、残りの係数は、元の画像のものとは正確には一致し
ない。フィルタ処理されていない画像とディスクフィル
タで処理された画像を比較すると、ディスクフィルタで
処理された画像は大きい円形エッジ部を有し、画素が約
25%少ない。それに応じて、フィルタ処理されていな
い画像のFMTと比較して、ディスクフィルタで処理さ
れた画像のFMTでは、半径方向に分布したいくばくか
のノイズと、形状の全体的変化とがある。これによって
相関ピークが小さくなり、正確さに影響が出る場合があ
る。ただし、「+」アーティファクトが除去されること
から、ディスクフィルタで処理された画像は、フィルタ
処理されていないものよりも優れている。
理されていない画像やディスクフィルタの使用に対し
て、改良が行われている。詳細には、フィルタG、は好
ましくは、対向する境界に対して画像の境界をぼかす新
規な「ぼかし」フィルタからなる。このフィルタによ
り、変えられる必要がある画素はごくわずかとなる。図
8の列(A)の3番目の画像は、このようなぼかしフィル
タで処理した画像である。ぼかしフィルタによって行わ
れるぼかしを図9に特に示してあり、そこでは、図8の
列(A)の3番目の画像の9枚のコピーを互いにエッジ同
士でタイル状に隣接させて配置してある。好ましくは、
そして図9の中央にある画像に関して示されているよう
に、ぼかしフィルタによって、画像の境界の所定数の画
素内に画素を補間して、画像の右縁部から画像の左縁部
あたりまで(または図9に示したように、元の画像に隣
接している場合には、画像のコピーの左縁部あたりま
で)、そして画像の上縁部から画像の下縁部あたりまで
(または図9に示したように、元の画像に隣接している
場合には、画像のコピーの下縁部当たりまで)、滑らか
な線形遷移(画素値の移り変わり)が形成される。図8
の列(A)に示した大きさの画像では、フィルタは好まし
くは画像境界の8画素の範囲内の画素を補間するもので
あるが、その数字は必須のものではなく、所望に応じて
調節することができる。画素を滑らかにして上記の遷移
を行うフィルタは、所望のぼかし効果を得るのに十分で
ある。
うなフィルタを用いても効果がないことから、大半の画
素が変化しない。ぼかしフィルタで処理された画像のF
MTは、その画像のフーリエ−メリン係数の非ゼロ成分
を示すものである。ディスクフィルタ同様、このぼかし
フィルタは、図8の列(B)に示したように、「+」アー
ティファクトを有効に除去する。しかしながら、ぼかし
フィルタで処理された画像のFMTは、フィルタ処理さ
れていない画像のFMTとほぼ同一であるが、望ましく
ない「+」アーティファクトが除去されている。従っ
て、画像を循環的に取り巻くエッジ部をぼかすフィルタ
Gは、有効なフーリエ−メリン係数をほとんど変えるこ
となく、「+」アーティファクトを除去する上で優れて
おり、それによって全体的な相関の正確さが向上する。
ールシグネチュアの信号/ノイズ比を上昇させるために
使用される。画素が画像枠から外に出て行ったり画像枠
の中に入ってきたりするため、拡大/縮小変換下では、
有限画像の内容が大きく変化する場合がある。そこでフ
ィルタHを用いて、スケールシグネチュアを安定させる
ことができる。移動平均を引くことでスケールシグネチ
ュアから一次の傾向(trend)を除去するフィルタによっ
て、その安定化が得られる。それを得る一つの方途は、
xを画像データを表す長さNのベクトルとするというも
のである。以下のようにする。
Hフィルタで処理された出力となる。
を選択的に重み付けするために、フィルタJが使用され
る。画素領域での拡大はフーリエ−メリン係数を縮小
し、それらの係数は適切には重み付けされないことか
ら、拡大/縮小係数がない場合にフィルタJを適用する
のが最も良い。フーリエ−メリン変換の極表示では、画
像テクスチャのエッジに対応する係数は、θ軸に平行か
つρ軸の中心近くにある。ρが小さい係数は、画像にお
けるDC(直流)オフセットと低周波数成分を符号化す
るものであり、ρが大きい係数は、非常に高い周波数情
報とノイズを表す。DC成分およびノイズ成分を低く抑
えながらエッジ部の係数を強調するガウス重み付けは、
「+」アーティファクト、画像における強度シフトおよ
びノイズの残りのものを抑制しながら、形状のエッジ部
を強調するものである。フィルタJは、特定の種類の画
像に適合するようチューニングして性能を高めたり、あ
るいは任意の拡大/縮小変換のある任意の画像の一般的
な場合については除外することができる。
像対および極端な変換という困難な場合に、良好に機能
する。回転、拡大/縮小および並進移動の検出を分離す
ることで、検索空間の大きさを小さくする。プログレッ
シブなウェーブレット検索の使用とフーリエ領域での相
関の計算により、全ての計算が非常に効率的となる。実
際、本発明をテストする際に、試験用の画像対を得るの
に要する時間は、本発明の方法によりそれらを位置合わ
せするのにかかった時間より長いことが認められた。画
素フィルタとフーリエ−メリンフィルタを導入すること
で、有限離散フーリエ変換によるアーティファクトが低
減され、正確な位置合わせが達成される。G、Hおよび
Jフィルタを特定の分野からの画像に対してチューニン
グすることで、より優れた結果を得ることができる。
画像とパターン画像との間の輝度差が定数または線形で
ある場合に良好に機能すると予想される。それらの輝度
変化は、フーリエ−メリン領域では一定の線形関数であ
ることから、正規化相関関数によって無視される。並進
移動を復元するのに使用される正規化画素相関の値は、
線形および一定の輝度変化に対して不変であることは公
知である。
説明・図示したが、本明細書に添付の特許請求の範囲の
みによって限定される本発明の精神および広義の内容か
ら逸脱しない限りにおいて、変更および修正が可能であ
ることは、当業者には明らかであろう。
とパターン画像との間のRST変換を規定する変換パラ
メータを少ない演算量で正確に復元でき、相関関数にお
ける1に近いピーク相関と高い信号/ノイズ比を達成
し、基準画像とパターン画像との位置合わせの正確さが
大幅に向上するという効果がある。
大/縮小した画像、並進移動させた画像からなる画素領
域における4個の理想化された画像と、これら画像のフ
ーリエ−メリン領域における非ゼロ係数の等高線プロッ
トとを示す図である。
大/縮小した画像、並進移動させた画像からなる画素領
域における4個の実際の画像と、これら画像のフーリエ
−メリン領域における非ゼロ係数の等高線プロットとを
示す図である。
示すフローチャートである。
像とパターン画像の前処理を示すフローチャートであ
る。
の可能な拡大/縮小係数を復元する処理を示すフローチ
ャートである。
φを復元する処理を示すフローチャートである。
クトル(Δx,Δy)および実際の拡大/縮小係数sを復
元する処理を示すフローチャートである。
されていない画像にディスクフィルタ処理した画像およ
びフィルタ処理されていない画像にぼかしフィルタ処理
した画像からなる画素領域の3種類の画像(実線の黒い
境界は画像の一部を含むものではなく、単に各画像の外
側の境界を示すためのものである)と、フーリエ−メリ
ン領域におけるこれら画像の非ゼロ係数に対応する等高
線プロットを示す図である。
画像を9枚、エッジ部同士で隣接するようにタイル状に
配置した状態を示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 パターン画像と基準画像とが拡大/縮小
係数s、回転係数φおよび並進ベクトル(Δx,Δy)に
よって決まる回転−拡大/縮小−並進移動変換によって
互いに異なっているときに、前記基準画像に前記パター
ン画像を位置合わせする方法であって、 (a)前記基準画像と前記パターン画像を前処理する段
階であって、 (a−1)前記基準画像と前記パターン画像を、画素領
域からフーリエ−メリン領域に変換して、それぞれ変換
基準画像および変換パターン画像を得るステップと、 (a−2)前記変換基準画像と前記変換パターン画像を
デカルト(x,y)座標から極−対数(logB (半径),
角度)座標(Bは大域定数対数底である)に変換するス
テップと、を含む段階と; (b)少なくとも1つの可能な拡大/縮小係数を復元す
る段階であって、 (b−1)前記極−対数(logB (半径),角度)座標
での変換基準画像と前記極−対数(logB (半径),角
度)座標での変換パターン画像を、それぞれ、それらの
角度軸方向に合計して、基準スケールシグネチュアとパ
ターンスケールシグネチュアを得るステップと、 (b−2)正規化相関を用いて前記基準スケールシグネ
チュアを前記パターンスケールシグネチュアに相関さ
せ、相関スケールシグネチュアを得るステップと、 (b−3)スケールシグネチュアシフトの集合からな
る、前記相関スケールシグネチュアの極大を検出するス
テップと、 (b−4)対数底Bを前記各スケールシグネチュアシフ
トでべき乗して、少なくとも1つの可能な拡大/縮小係
数を得るステップと、を含む段階と;(c)回転係数φ
を復元する段階であって、 (c−1)前記極−対数(logB (半径),角度)座標
での変換基準画像および前記極−対数(logB (半
径),角度)座標での変換パターン画像を、それぞれ、
それらのlogB (半径)軸方向に合計して、基準回転シ
グネチュアとパターン回転シグネチュアを得るステップ
と、 (c−2)正規化円形相関を用いて前記基準回転シグネ
チュアをパターン回転シグネチュアと相関させ、相関回
転シグネチュアを得るステップと、 (c−3)回転係数φからなる、前記相関回転シグネチ
ュアの最大値を検出するステップと、を含む段階と; (d)実際の拡大/縮小係数sおよび並進ベクトル(Δ
x,Δy)を復元する段階であって、 (d−1)前記パターン画像を−φだけ回転して、回転
パターン画像を得るステップと、 (d−2)前記各可能な拡大/縮小係数ごとに、その可
能な拡大/縮小係数の逆数によって前記回転パターン画
像を再度拡大/縮小させ、候補パターンを得るステップ
と、 (d−3)各候補パターンごとに、可能な並進ベクトル
であって、その候補ベクトルをその可能な並進ベクトル
によって並進移動させたときに前記基準画像と並進移動
後の候補パターンとが最も高い相関を示す可能な並進ベ
クトルを求めるステップと、 (d−4)前記基準画像に対して最高の相関を与える並
進移動後の候補パターンを選択することで、その候補パ
ターンに関連する可能な拡大/縮小係数と可能な並進ベ
クトルとが、それぞれ、実際の拡大/縮小係数sと実際
の並進ベクトル(Δx,Δy)を含むようにするステップ
と、を含む段階と;を有する画像位置合わせ方法。 - 【請求項2】 前記基準画像および前記パターン画像の
前処理の段階(a)が、さらに、前記変換ステップ(a
−1)の前に、前記基準画像と前記パターン画像をウェ
ーブレット分解するステップを有する請求項1記載の画
像位置合わせ方法。 - 【請求項3】 前記基準画像および前記パターン画像の
前処理の段階(a)が、さらに、前記変換ステップ(a
−1)の前に、前記基準画像と前記パターン画像をフィ
ルタ処理して、前記基準画像と前記パターン画像の内在
的タイリングによって生じるアーティファクトを防止す
るステップを有する請求項1記載の画像位置合わせ方
法。 - 【請求項4】 アーティファクトを防止するための前記
フィルタ処理のステップが、ぼかしフィルタによって前
記基準画像および前記パターン画像をフィルタ処理し、
アーティファクトを除去するステップである請求項3に
記載の画像位置合わせ方法。 - 【請求項5】 前記少なくとも1つの可能な拡大/縮小
係数を復元する段階(b)が、さらに、前記合計するス
テップ(b−1)の後であって前記相関させるステップ
(b−2)の前に、前記基準スケールシグネチュアおよ
び前記パターンスケールシグネチュアをフィルタ処理し
て、各スケールシグネチュアの信号/ノイズ比を高くす
るステップを有する、請求項1に記載の画像位置合わせ
方法。 - 【請求項6】 前記回転係数φを復元する段階(c)
が、さらに、合計するステップ(c−1)の前に、前記
極−対数(logB (半径),角度)座標による変換基準
画像および前記極−対数(logB (半径),角度)座標
による前記変換パターン画像をフィルタ処理して、そこ
に存在するエッジ部を強調するステップを有する、請求
項1に記載の画像位置合わせ方法。 - 【請求項7】 パターン画像と基準画像とが拡大/縮小
係数s、回転係数φおよび並進ベクトル(Δx,Δy)に
よって決まる回転−拡大/縮小−並進移動変換によって
互いに異なっており、前記拡大/縮小係数sが既知であ
るときに、前記基準画像に前記パターン画像を位置合わ
せする方法であって、 (a)前記基準画像と前記パターン画像を前処理する段
階であって、 (a−1)前記基準画像と前記パターン画像を、画素領
域からフーリエ−メリン領域に変換して、それぞれ変換
基準画像および変換パターン画像を得るステップと、 (a−2)前記変換基準画像と前記変換パターン画像を
デカルト(x,y)座標から極−対数(logB (半径),
角度)座標(Bは大域定数対数底である)に変換するス
テップと、を含む段階と; (b)回転係数φを復元する段階であって、 (b−1)前記極−対数(logB (半径),角度)座標
での変換基準画像および前記極−対数(logB (半
径),角度)座標での変換パターン画像を、それぞれ、
それらのlogB (半径)軸方向に合計して、基準回転シ
グネチュアとパターン回転シグネチュアを得るステップ
と、 (b−2)正規化円形相関を用いて前記基準回転シグネ
チュアをパターン回転シグネチュアと相関させ、相関回
転シグネチュアを得るステップと、 (b−3)回転係数φからなる、前記相関回転シグネチ
ュアの最大値を検出するステップと、を含む段階と; (c)並進ベクトル(Δx,Δy)を復元する段階であっ
て、 (c−1)前記パターン画像を−φだけ回転して、回転
パターン画像を得るステップと、 (c−2)前記拡大/縮小係数sの逆数によって前記回
転パターン画像を再度拡大/縮小させ、候補パターンを
得るステップと、 (c−3)前記候補パターンを並進ベクトル(Δx,Δ
y)によって並進移動させたときに前記基準画像と並進
移動後の候補パターンとが最も高い相関を示すように、
並進ベクトル(Δx,Δy)を求めるステップと、を含む
段階と;を有する画像位置合わせ方法。 - 【請求項8】 前記基準画像および前記パターン画像の
前処理の段階(a)が、さらに、前記変換ステップ(a
−1)の前に、前記基準画像と前記パターン画像をウェ
ーブレット分解するステップを有する請求項7記載の画
像位置合わせ方法。 - 【請求項9】 前記基準画像および前記パターン画像の
前処理の段階(a)が、さらに、前記変換ステップ(a
−1)の前に、前記基準画像と前記パターン画像をフィ
ルタ処理して、前記基準画像と前記パターン画像の内在
的タイリングによって生じるアーティファクトを防止す
るステップを有する請求項3記載の画像位置合わせ方
法。 - 【請求項10】 アーティファクトを防止するための前
記フィルタ処理のステップが、ぼかしフィルタによって
前記基準画像および前記パターン画像をフィルタ処理
し、アーティファクトを除去するステップである請求項
9に記載の画像位置合わせ方法。 - 【請求項11】 前記回転係数φを復元する段階(b)
が、さらに、合計するステップ(b−1)の前に、前記
極−対数(logB (半径),角度)座標による変換基準
画像および前記極−対数(logB (半径),角度)座標
による前記変換パターン画像をフィルタ処理して、そこ
に存在するエッジ部を強調するステップを有する、請求
項7に記載の画像位置合わせ方法。 - 【請求項12】 パターン画像と基準画像とが拡大/縮
小係数s、回転係数φおよび並進ベクトル(Δx,Δy)
によって決まる回転−拡大/縮小−並進移動変換によっ
て互いに異なっており、前記回転係数φが既知であると
きに、前記基準画像に前記パターン画像を位置合わせす
る方法であって、 (a)前記基準画像と前記パターン画像を前処理する段
階であって、 (a−1)前記基準画像と前記パターン画像を、画素領
域からフーリエ−メリン領域に変換して、それぞれ変換
基準画像および変換パターン画像を得るステップと、 (a−2)前記変換基準画像と前記変換パターン画像を
デカルト(x,y)座標から極−対数(logB (半径),
角度)座標(Bは大域定数対数底である)に変換するス
テップと、を含む段階と; (b)少なくとも1つの可能な拡大/縮小係数を復元す
る段階であって、 (b−1)前記極−対数(logB (半径),角度)座標
での変換基準画像と前記極−対数(logB (半径),角
度)座標での変換パターン画像を、それぞれ、それらの
角度軸方向に合計して、基準スケールシグネチュアとパ
ターンスケールシグネチュアを得るステップと、 (b−2)正規化相関を用いて前記基準スケールシグネ
チュアを前記パターンスケールシグネチュアに相関さ
せ、相関スケールシグネチュアを得るステップと、 (b−3)スケールシグネチュアシフトの集合からな
る、前記相関スケールシグネチュアの極大を検出するス
テップと、 (b−4)対数底Bを前記各スケールシグネチュアシフ
トでべき乗して、少なくとも1つの可能な拡大/縮小係
数を得るステップと、を含む段階と; (c)実際の拡大/縮小係数sおよび並進ベクトル(Δ
x,Δy)を復元する段階であって、 (c−1)前記パターン画像を−φだけ回転して、回転
パターン画像を得るステップと、 (c−2)前記各可能な拡大/縮小係数ごとに、その可
能な拡大/縮小係数の逆数によって前記回転パターン画
像を再度拡大/縮小させ、候補パターンを得るステップ
と、 (c−3)各候補パターンごとに、可能な並進ベクトル
であって、その候補ベクトルをその可能な並進ベクトル
によって並進移動させたときに前記基準画像と並進移動
後の候補パターンとが最も高い相関を示す可能な並進ベ
クトルを求めるステップと、 (c−4)前記基準画像に対して最高の相関を与える並
進移動後の候補パターンを選択することで、その候補パ
ターンに関連する可能な拡大/縮小係数と可能な並進ベ
クトルとが、それぞれ、実際の拡大/縮小係数sと実際
の並進ベクトル(Δx,Δy)を含むようにするステップ
と、を含む段階と;を有する画像位置合わせ方法。 - 【請求項13】 前記基準画像および前記パターン画像
の前処理の段階(a)が、さらに、前記変換ステップ
(a−1)の前に、前記基準画像と前記パターン画像を
ウェーブレット分解するステップを有する請求項12記
載の画像位置合わせ方法。 - 【請求項14】 前記基準画像および前記パターン画像
の前処理の段階(a)が、さらに、前記変換ステップ
(a−1)の前に、前記基準画像と前記パターン画像を
フィルタ処理して、前記基準画像と前記パターン画像の
内在的タイリングによって生じるアーティファクトを防
止するステップを有する請求項12記載の画像位置合わ
せ方法。 - 【請求項15】 アーティファクトを防止するための前
記フィルタ処理のステップが、ぼかしフィルタによって
前記基準画像および前記パターン画像をフィルタ処理
し、アーティファクトを除去するステップである請求項
14に記載の画像位置合わせ方法。 - 【請求項16】 前記少なくとも1つの可能な拡大/縮
小係数を復元する段階(b)が、さらに、前記合計する
ステップ(b−1)の後であって前記相関させるステッ
プ(b−2)の前に、前記基準スケールシグネチュアお
よび前記パターンスケールシグネチュアをフィルタ処理
して、各スケールシグネチュアの信号/ノイズ比を高く
するステップを有する、請求項12に記載の画像位置合
わせ方法。
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