JP2000268452A - 磁気記録再生装置およびその回転磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気記録再生装置およびその回転磁気ヘッド装置

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JP2000268452A
JP2000268452A JP11070441A JP7044199A JP2000268452A JP 2000268452 A JP2000268452 A JP 2000268452A JP 11070441 A JP11070441 A JP 11070441A JP 7044199 A JP7044199 A JP 7044199A JP 2000268452 A JP2000268452 A JP 2000268452A
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magnetic head
drum
head
tape
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Shinji Okada
晋二 岡田
Kenkichi Inada
健吉 稲田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】剛性の高い磁気テープに対しても磁気ヘッドが
十分接触して良好な記録再生を実現すると共に経時変化
を少なくする。 【解決手段】回転ドラム入り口の磁気テープ5の張力T
i(gf)をTi≧0.4×D×W/12.7とし、し
かも、張力Tiを30(gf)以上とし、磁気ヘッド2
の最大突出部11mが磁気ギャップ2gに対してドラム
回転方向後側のコア2iとなるように設定し、且つ磁気
ヘッド表面の回転方向のR形状の曲率半径を8(mm)
〜13(mm)に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリカルスキャン
方式の回転磁気ヘッド装置を備えたビデオテープレコー
ダ(VTR)と称されている磁気記録再生装置およびそ
の回転磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転磁気ヘッド装置に関しては、特公平
1−53958号公報に記載されているように、多倍速
再生のために磁気ヘッドの配置やトラック幅についの工
夫が提案されている。しかしながら、従来の回転ヘッド
装置は、磁気ヘッドと各種磁気テープとの接触部につい
ての配慮が不足しており、回転磁気ヘッドの磁気テープ
接触始め部で接触が不完全になり易かった。特に、剛性
の高い磁気テープで接触不良になり易く、また、長期間
のテープ走行で接触不良が進行する問題がある。
【0003】以下、従来のヘリカルスキャン方式の回転
磁気ヘッド装置を使用する磁気記録再生装置について説
明する。先ず、ヘリカルスキャン方式のVTRの回転磁
気ヘッド装置に関する一般的な基本構成を図2〜図4を
用いて説明する。
【0004】図2は、回転磁気ヘッド装置の平面図であ
る。回転ドラム1は、映像用第1磁気ヘッド2aおよび
映像用第2磁気ヘッド2bを互いに180度離れて対向
する位置に備え、この第1磁気ヘッド2aと第2磁気ヘ
ッド2bに近接させて、それぞれ映像用第3磁気ヘッド
4bと映像用第4磁気ヘッド4aを設置している。ここ
で、近接した第1磁気ヘッド2aと第3磁気ヘッド4b
の組みはダブルアジマスヘッド200であり、近接した
第2磁気ヘッド2bと第4磁気ヘッド4aの組みはダブ
ルアジマスヘッド100である。
【0005】回転ドラム1は、更に、互いに180度離
れて対向する位置に、前記第1〜第4の磁気ヘッドとは
異なるアジマス角の音声用磁気ヘッド3aと音声用磁気
ヘッド3bを備える。Tiは、回転磁気ヘッドの磁気テ
ープ接触始め部、すなわち回転ドラム入り口における磁
気テープの張力を示し、Toは、回転磁気ヘッドへの磁
気テープ接触終り部、すなわち回転ドラム出口における
磁気テープの張力を示している。
【0006】図3は、この回転磁気ヘッド装置の正面図
である。磁気テープ5は、ガイドローラ9a,9bと固
定ポスト10a,10bにより規制されて回転ドラム1
と固定ドラム8に螺旋状に斜めに巻き付き、固定ドラム
8の外周に設けられている磁気テープ下端案内段8aに
沿って矢印7の方向に走行し、磁気ヘッド2a,4b
(2b,4a,3a,3b)によって斜めにスキャンし
て磁気記録再生される。
【0007】図4は、磁気ヘッド2a,2bから出力さ
れる再生出力信号のエンベロープ波形図であり、2フィ
ールド(回転ドラム1回転分)の期間を示している。
【0008】磁気ヘッド2a,2bは、磁気テープ接触
始め部の位置14において磁気テープ5に接触し始める
が、この部分は磁気テープ5が回転ドラム1に巻き付き
始める部分でテープ張力Tiが弱いために、磁気ヘッド
2a,2bと磁気テープ5の接触圧力Pが弱く、信号再
生作用が弱くなり易い。特に、剛性の高い磁気テープ5
では、接触不良になり易かった。この現象をFM落ちと
言い、その評価方法は、再生出力信号のエンベロープ波
形13の平坦部の出力レベル15を3.0とし、磁気テ
ープ接触始め部の位置14の入り側FM落ち出力レベル
16をSとし、3.0:Sで表している。そして、3.
0:2.0以上あれば実用上の問題はない。
【0009】また、長期間のテープ走行でFM落ちが進
行する問題がある。しかし、回転ドラム入り口の磁気テ
ープ5の張力TiとFM落ちの経時変化の関係について
は、究明されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、磁気テープに対して磁気ヘッドを十分に接触させて
FM落ちの少ない磁気記録再生を行うことができ、且
つ、経時変化の少ない信頼性の高い磁気ヘッド装置およ
び磁気記録再生装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、剛性の高い磁気テー
プに対しても磁気ヘッドを十分に接触させてFM落ちが
少ない磁気記録再生を行うことができる磁気ヘッド装置
および磁気記録再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転ドラムの
入り口における磁気テープの張力Tiと回転ドラムから
突出する磁気ヘッドのコアの傾きおよび磁気ヘッドの表
面の曲率半径を最適化することにより、磁気テープに対
して磁気ヘッド表面を十分に接触させてFM落ちが少な
い磁気記録再生を行うことができ、且つ、経時変化の少
ない信頼性の高い磁気ヘッド装置とするものである。
【0013】具体的には、直径値が略等しい回転ドラム
と固定ドラムとを同心円状に上下に配置し、前記回転ド
ラムの下端部には複数の磁気ヘッドを搭載し、前記固定
ドラムの外周面には磁気テープの基準縁に対する案内部
を設け、これらのドラムの外周面の一部に巻回した状態
の磁気テープに前記磁気ヘッドを用いて磁気記録再生を
行うヘリカルスキャン方式の回転磁気ヘッド装置を備え
た磁気記録再生装置において、磁気テープの幅をW(m
m)とし、回転ドラムの直径値をD(mm)とするとき
の回転ドラム入り口の磁気テープの張力Ti(gf)を
Ti≧0.4×D×W/12.7とし、25(gf)以
上が好ましい。
【0014】または、直径値が略等しい回転ドラムと固
定ドラムとを同心円状に上下に配置し、前記回転ドラム
の下端部には複数の磁気ヘッドを搭載し、前記固定ドラ
ムの外周面には磁気テープの基準縁に対する案内部を設
け、これらのドラムの外周面の一部に巻回した状態の磁
気テープに前記磁気ヘッドを用いて磁気記録再生を行う
ヘリカルスキャン方式の回転磁気ヘッド装置において、
前記複数の磁気ヘッドは、これらの磁気ヘッドの回転ド
ラムに対する最大突出部が該磁気ヘッドの磁気ギャップ
に対してドラム回転方向後側のコアとなるようにし、前
記複数の磁気ヘッドは、ヘッド台板に固着した状態で該
ヘッド台板を回転ドラムに取り付けることにより各磁気
ヘッドが回転ドラムの表面から突出するように設け、こ
れらの磁気ヘッドの姿勢をドラム回転方向に傾けるよう
にすることにより回転ドラムに対する磁気ヘッドの最大
突出部がこれらの磁気ヘッドの磁気ギャップに対してド
ラム回転方向後側のコアとなるようにし、前記磁気ヘッ
ドの磁気テープとの接触表面の回転方向のR形状を曲率
半径8(mm)〜13(mm)とし、または、直径値が
62(mm)の回転ドラムと固定ドラムとを同心円状に
上下に配置し、この回転ドラムの下端部には複数の磁気
ヘッドを搭載し、この固定ドラムには外周面に磁気テー
プの基準縁に対する案内部を設け、これらのドラムの外
周面の一部に巻回した状態の12.7(mm)幅の磁気
テープに対して磁気ヘッドを用いて磁気記録再生を行う
ヘリカルスキャン方式の回転磁気ヘッド装置を備えた磁
気記録再生装置において、回転ドラム入り口の磁気テー
プの張力を30(gf)以上とし、回転ドラムの表面に
対する磁気ヘッドの最大突出部が該磁気ヘッドの磁気ギ
ャップに対してドラム回転方向後側のコアになるように
設定し、磁気ヘッドの表面の回転方向のR形状を曲率半
径8(mm)〜13(mm)とする。
【0015】
【発明の実施の形態】ヘリカルスキャン方式の回転磁気
ヘッド装置における回転ドラム入り口の磁気テープ5の
張力Tiは、一般的に、弱く設定されている。これは、
磁気テープ5に強い張力を与えると、長期間の繰り返し
走行において、磁気テープ摩耗および磁気ヘッド摩耗の
問題を発生させるからである。また、固定ドラム8の外
周面での走行摩擦抵抗により回転ドラム出口の磁気テー
プ5の張力Toは増加する。従って、回転ドラム出口の
テープ張力Toを一定値以下に抑制するようにすると、
回転ドラム入り口における磁気テープ5の張力Tiは弱
く設定する必要があることから、FM落ちが大きくなり
易くなる。
【0016】そこで、発明者らは、ヘリカルスキャン方
式の回転磁気ヘッド装置における磁気テープの張力Tに
関して、磁気ヘッドと磁気テープの接触についての実験
を行って図5に示す第1のデータを得た。図5は、横軸
に回転ドラム入り口における磁気テープの張力Ti(g
f)を取り、縦軸に入り側FM落ち出力レベルを取り、
その実測値を白点で表している。実験条件は、回転ドラ
ムの直径が62mm、磁気テープの幅が12.7mmで
ある。このデータによれば、磁気テープの張力Tiは、
25gf以上あれば良好なエンベロープ波形が得られる
ことが分かる。このような磁気テープの張力Tiは、テ
ープ供給リール台に巻き付いてカセットから引き出され
る磁気テープにバックテンションを与えるテンションバ
ンドを制御する力(テンションアームのばね力)を調整
することによって設定することができる。
【0017】以上の第1のデータを考察すると、以下の
式が成り立つ。
【0018】磁気ヘッドに加えられる磁気テープの接触
圧力Pは、磁気テープの張力T(Ti,To)に比例
し、回転ドラムの直径D(mm)と磁気テープの幅W
(mm)に反比例するので、P=k×T/(D×W)が
成り立つ(kは係数である)。磁気ヘッドに加える必要
接触圧力をPnとすると、実験の結果から、Pn=k×
T/(D×W)=k×25/(62×12.7)とな
り、必要な磁気テープの張力をTnとすると、Tn=
(25×D×W)/(62×12.7)となる。これよ
り、回転ドラム入り口において磁気テープに必要な張力
の範囲は、Ti≧0.4×D×W/12.7となる。
【0019】図6は、磁気ヘッドが磁気テープに接触し
始める部分の拡大シミュレーション図である。図6は、
従来のダブルアジマスヘッド200部の拡大図で、磁気
ヘッド2と磁気ヘッド4が回転ドラム1に一体的に設置
されている。ダブルアジマスヘッド200の各々のヘッ
ドのコアは、形状がアルファベットのiとcとに似てい
ることから、iコアおよびcコアと呼ばれている。
【0020】ビデオヘッド2のコアは、ヘッドiコア2
iとヘッドcコア2cによって構成し、ビデオヘッド4
のコアは、ヘッドiコア4iとヘッドcコア4cによっ
て構成している。2gは、ビデオヘッド2の磁気ギャッ
プ、4gは、ビデオヘッド4の磁気ギャップである。
【0021】図6において、適正なテープ張力時の磁気
テープ5の形状は、参照符号5aで示すようになり、弱
いテープ張力時は磁気テープ5の剛性により、参照符号
5bで示すような形状になる。特に剛性の高い磁気テー
プ5においてFM落ちが大きくなることからも、このよ
うなテープ形状になることは明らかである。また、弱い
テープ張力で長期間のテープ走行を行なうと、ヘッドi
コア2iとヘッドiコア4iの摩耗が速く進み、磁気ヘ
ッドの先端部分の曲率半径Rが大きくなる。これは局所
的に摩耗した偏摩耗であり、仮説ではあるが、FM落ち
を大きくする原因となる。
【0022】発明者らは、次に、磁気ヘッドの磁気テー
プ接触面の形状、特にヘッド頂点位置に着眼し、FM落
ちについての実験を行って、図8に示すような第2のデ
ータを得た。これは、磁気ヘッド頂点位置(L)と入り
側FM落ち出力レベル(3.0:S)との相関データで
ある。
【0023】図8のデータを説明する前に、図7に示し
た従来のダブルアジマスヘッド200と磁気テープ5の
接触状態を説明する。図7(a)は、従来のダブルアジ
マスヘッド200の拡大図であり、磁気ヘッド2と磁気
ヘッド4は、ヘッド台板200b上に固着され、各々磁
気ヘッド2,4の回転ドラム1の外周面からのヘッド突
出量2pとヘッド突出量4pが略等しく、且つ所定の突
出量となるように、回転ドラム1に一体的に設置されて
いる。
【0024】図7(b)は、(a)のA矢視図(磁気ヘ
ッド表面の拡大図)であり、磁気ヘッド2,4の磁気ギ
ャップ2g,4gの部分を真正面から干渉顕微鏡で観察
したときの図である。磁気ヘッド2については、ヘッド
表面の凹凸を干渉縞12で表現している。この干渉縞1
2の中心が最も凸になっており、ヘッド頂点11pであ
る。
【0025】図7(b)において、ヘッド頂点11pの
位置は、ヘッドcコア2c上にあることを示している。
ここで、ヘッド磁気ギャップ2gからヘッド頂点11p
までの寸法をLとし、磁気ギャップ2gを基準として、
cコア側をプラスとし、iコア側をマイナスとすると、
ダブルアジマスヘッドは、ヘッドコアをヘッド台板20
0b上に固着した後に最終仕上げ研磨するので、R形状
は一体的になり、通常、Lの値の平均値はマイナス側に
なる。しかし、ヘッド突出量2pとヘッド突出量4pが
略等しいので、ヘッド台板200bの取り付け精度の誤
差により、Lの値はプラス側にも分布することになる。
【0026】図8は、磁気テープの張力Ti(gf)が
弱く且つ剛性の高い磁気テープを用いて記録再生して実
測したもので、ヘッド頂点位置(L)と入り側FM落ち
出力レベル(3.0:S)との相関データである。横軸
にヘッド頂点位置を取り、縦軸に入り側FM落ち出力レ
ベルを取り、実測値を黒点17で表している。このデー
タから、剛性の高い磁気テープに対して、入り側FM落
ち出力レベル(3.0:S)の低いものがあることがわ
かる。このデータを考察すると、ヘッド頂点位置(L)
がマイナス側であれば、入り側FM落ち出力レベル
(3.0:S)が高くなって良好な特性が得られること
が分かる。
【0027】一方、ヘッド頂点位置(L)がプラス側で
あると、入り側FM落ち出力レベル(3.0:S)が低
い。この事実は、前述した現象(ヘッドiコアのみの偏
摩耗)によってヘッド頂点位置(L)が移動し、経時的
にFM落ちが増加する恐れがあることを意味する。
【0028】発明者らは、更に、磁気ヘッド表面の磁気
テープ接触面の湾曲形状(表面R=曲率半径)に着眼
し、FM落ちについての実験を行うことにより、図9に
示したような第3のデータを得た。図9は、横軸に磁気
ヘッド表面Rを取り、縦軸に入り側FM落ち出力レベル
を取り、実測値を黒点18で表している。実験条件は、
回転ドラムの直径が62mm、磁気テープの幅は12.
7mmである。このデータを考察すると、磁気ヘッド表
面Rは、13mm以下が良いことが分かる(入り側FM
落ち出力レベルは3.0:2.0以上あれば実用上の問
題はない)。磁気ヘッド表面Rが14mm以上でFM落
ちする事実は、前述した現象(ヘッド先端のみ曲率Rが
大きくなる偏摩耗によるFM落ち)にも一致し、FM落
ちの原因となることを裏付ける。
【0029】発明者らは、更に、回転ドラム入り口の磁
気テープの張力TiとFM落ちの経時変化の実験を行な
った。その結果を図10に示す。回転ドラム入り口の磁
気テープの張力が30(gf)以上であれば、FM落ち
の経時変化が非常に少ないことが分かる。また、磁気テ
ープの張力Tiが弱いとFM落ちの経時変化が大きく、
前述した弱いテープ張力でのテープ走行により偏摩耗が
発生するとした仮説が正しいことを確認することができ
る。因に、回転ドラム入り口の磁気テープの張力Tiの
上限は、磁気テープの伸びを問題を避けるためには、4
5(gf)以下が好ましい。
【0030】このように回転ドラム入り口の磁気テープ
の張力とFM落ちの経時変化の関係を究明したことによ
り、本発明の目的を達成するためには、次のような構成
とすることが望ましい。
【0031】(1)直径値が略等しい回転ドラムと固定
ドラムとを同心円状に上下に配置し、前記回転ドラムの
下端部に複数の磁気ヘッドを搭載し、前記固定ドラムの
外周面に磁気テープの基準縁に対する案内部を設け、こ
れらのドラムの外周面の一部に巻回した状態の磁気テー
プに前記磁気ヘッドを用いて磁気記録再生を行うヘリカ
ルスキャン方式の回転磁気ヘッド装置を備えた磁気記録
再生装置において、一般的に、磁気テープの幅をW(m
m)とし、回転ドラムの直径値をD(mm)とするとき
の回転ドラム入り口の磁気テープの張力Ti(gf)を
Ti≧0.4×D×W/12.7 に設定する。25
(gf)〜45(gf)が望ましい。
【0032】(2)前記回転磁気ヘッド装置において、
好ましくは、複数の磁気ヘッドは、その最大突出部が該
磁気ヘッドの磁気ギャップに対してドラム回転方向後側
のコアとなるように設定する。
【0033】(3)前記回転磁気ヘッド装置において、
好ましくは、複数の磁気ヘッドは、これらの磁気ヘッド
の姿勢をドラム回転方向に傾けることにより回転ドラム
に対する磁気ヘッドの最大突出部がこれらの磁気ヘッド
の磁気ギャップに対してドラム回転方向後側のコアとな
るように設定する。
【0034】(4)前記磁気ヘッドの磁気テープとの接
触表面の回転方向のR形状を曲率半径8(mm)〜13
(mm)とする。
【0035】(5)前記回転磁気ヘッド装置において、
直径値が62(mm)のドラムに12.7(mm)幅の
磁気テープを巻き付けて磁気ヘッドを用いて磁気記録再
生を行うヘリカルスキャン方式の回転磁気ヘッド装置を
備えた磁気記録再生装置において、回転ドラム入り口の
磁気テープの張力を30(gf)以上とし、回転ドラム
の表面に対する磁気ヘッドの最大突出部が該磁気ヘッド
の磁気ギャップに対してドラム回転方向後側のコアにな
るように設定し、磁気ヘッドの表面の回転方向のR形状
を8(mm)〜13(mm)に設定する。
【0036】図1は、このような配慮のもとに構成した
本発明の回転磁気ヘッド装置の具体的な一実施形態を示
している。図1の(a)はこの実施形態におけるダブル
アジマスヘッド部拡大図であり、(b)は(a)のB矢
視図(ヘッド表面の拡大図)である。
【0037】図1(a)は、回転ドラム入り口の磁気テ
ープ5の張力Tiが30(gf)以上となるようにバッ
クテンション機構を設定し、近接した2個の磁気ヘッド
2,4を同一のヘッド台板200aに並設し、このヘッ
ド台板200aをθ度傾けて回転ドラム1に取り付ける
ことにより、2個の磁気ヘッド2,4の姿勢が全体的に
ドラム回転方向にθ度傾くようにしたものである。
【0038】このようにすることにより、磁気ヘッド2
の最大突出部が該磁気ヘッド2の磁気ギャップ2gに対
してドラム回転方向後側のコア2iとなるようになり、
図1(b)に示したように、ヘッド頂点11mはマイナ
ス側になる。そして、磁気ヘッド2,4の表面の回転方
向のR形状は、曲率半径を8(mm)〜13(mm)に
設定した。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0040】(1)磁気テープの幅をW(mm)とし、
回転ドラムの直径値をD(mm)としたときの回転ドラ
ム入り口の磁気テープの張力Ti(gf)をTi≧0.
4×D×W/12.7 好ましくは、25(gf)〜
45(gf)となるように設定することにより、通常の
磁気テープに対して磁気ヘッドが十分接触して良好な磁
気記録再生を実現することができる。
【0041】(2)磁気ヘッドの姿勢をドラム回転方向
に傾けて回転ドラム上に配置することにより、磁気ヘッ
ドの最大突出部が該磁気ヘッドの磁気ギャップに対して
ドラム回転方向後側のコアになるように設定したので、
剛性の高い磁気テープに対しても磁気ヘッドが十分接触
して良好な磁気記録再生を実現することができる。
【0042】(3)回転ドラム入り口の磁気テープの張
力Tiを30(gf)以上とし、磁気ヘッドの最大突出
部が該磁気ヘッドの磁気ギャップに対してドラム回転方
向後側のコアになるように設定し、且つ磁気ヘッド表面
の回転方向のR形状の曲率半径を8(mm)〜13(m
m)に設定することにより、剛性の高い磁気テープに対
しても磁気ヘッドが十分接触して良好な磁気記録再生を
実現し、且つ経時変化を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる回転磁気ヘッド装置の一実施形態
を示すもので、(a)はダブルアジマスヘッド部拡大
図、(b)は(a)のB矢視図(ヘッド表面の拡大図)
である。
【図2】ヘリカルスキャン方式の回転磁気ヘッド装置の
一般的な基本構成の回転ドラム上のヘッドの位置関係を
示す平面図である。
【図3】図2に示した回転磁気ヘッド装置の正面図であ
る。
【図4】ビデオヘッドからの再生出力信号のエンベロー
プ波形図である。
【図5】ヘリカルスキャン方式の回転磁気ヘッド装置に
おける磁気テープの張力Tに関して、磁気ヘッドと磁気
テープの接触について行った実験により得た第1のデー
タ(磁気テープの張力Tiに対する入り側FM落ち出力
レベル)である。
【図6】磁気ヘッドが磁気テープに接触始める部分の拡
大シミュレーション図である。
【図7】従来のダブルアジマスヘッドと磁気テープとの
接触状態を示す図であり、(a)はダブルアジマスヘッ
ド200部の拡大図、(b)は(a)のA矢視図(ヘッ
ド表面の拡大図)である。
【図8】ヘッド頂点位置(L)と入り側FM落ち出力レ
ベル(3.0:S)との相関関係を示す実験データであ
る。
【図9】磁気ヘッドの表面Rと入り側FM落ち出力レベ
ルとの相関関係を示す実験データである。
【図10】回転ドラム入り口の磁気テープの張力とFM
落ちの経時変化の関係を示す実験データである。
【符号の説明】
1…回転ドラム、2…磁気ヘッド、2a…第1磁気ヘッ
ド、2b…第2磁気ヘッド、2c…ヘッドcコア、2p
…ヘッド突出量、2g…ヘッド磁気ギャップ、2i…ヘ
ッドiコア、3a,3b…音声用磁気ヘッド、4…磁気
ヘッド、4a…第4磁気ヘッド、4b…第3磁気ヘッ
ド、4c…ヘッドcコア、4g…ヘッド磁気ギャップ、
4i…ヘッドiコア、4p…ヘッド突出量、5…磁気テ
ープ、5a…適正テープ張力時の磁気テープ形状、5b
…弱テープ張力時の磁気テープ形状、6…ヘッド移動方
向、7…磁気テープ移動方向、Ti…回転ドラム入り口
のテープ張力、8…固定ドラム、8a…磁気テープ下端
案内段、9a,9b…ガイドローラ、10a,10b…
固定ポスト、11p…ヘッド頂点、11m…ヘッド頂
点、12…干渉縞、13…再生出力信号エンベロープ波
形、14…磁気テープ接触始め部位置、15…平坦部出
力レベル、16…入り側FM落ち出力レベル、100…
ダブルアジマスヘッド、200…ダブルアジマスヘッ
ド、200a,200b…ヘッド台板。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直径値が略等しい回転ドラムと固定ドラム
    とを同心円状に上下に配置し、前記回転ドラムの下端部
    には複数の磁気ヘッドを搭載し、前記固定ドラムの外周
    面には磁気テープの基準縁に対する案内部を設け、これ
    らのドラムの外周面の一部に巻回した状態の磁気テープ
    に前記磁気ヘッドを用いて磁気記録再生を行うヘリカル
    スキャン方式の回転磁気ヘッド装置を備えた磁気記録再
    生装置において、 磁気テープの幅をW(mm)とし、回転ドラムの直径値
    をD(mm)とするときの回転ドラム入り口の磁気テー
    プの張力Ti(gf)を Ti≧0.4×D×W/12.7 としたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、回転ドラム入り口の磁
    気テープの張力Tiを25(gf)以上としたことを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】直径値が略等しい回転ドラムと固定ドラム
    とを同心円状に上下に配置し、前記回転ドラムの下端部
    には複数の磁気ヘッドを搭載し、前記固定ドラムの外周
    面には磁気テープの基準縁に対する案内部を設け、これ
    らのドラムの外周面の一部に巻回した状態の磁気テープ
    に前記磁気ヘッドを用いて磁気記録再生を行うヘリカル
    スキャン方式の回転磁気ヘッド装置において、 前記複数の磁気ヘッドは、これらの磁気ヘッドの回転ド
    ラムに対する最大突出部が該磁気ヘッドの磁気ギャップ
    に対してドラム回転方向後側のコアとなるようにしたこ
    とを特徴とする回転磁気ヘッド装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、複数の磁気ヘッドはヘ
    ッド台板に固着した状態で該ヘッド台板を回転ドラムに
    取り付けることにより各磁気ヘッドが回転ドラムの表面
    から突出するように設け、これらの磁気ヘッドの姿勢を
    ドラム回転方向に傾けるようにすることにより回転ドラ
    ムに対する磁気ヘッドの最大突出部がこれらの磁気ヘッ
    ドの磁気ギャップに対してドラム回転方向後側のコアと
    なるようにしたことを特徴とする回転磁気ヘッド装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4において、前記磁気ヘッ
    ドの磁気テープとの接触表面の回転方向のR形状を曲率
    半径8(mm)〜13(mm)とした回転磁気ヘッド装
    置。
  6. 【請求項6】直径値が62(mm)の回転ドラムと固定
    ドラムとを同心円状に上下に配置し、この回転ドラムの
    下端部には複数の磁気ヘッドを搭載し、この固定ドラム
    には外周面に磁気テープの基準縁に対する案内部を設
    け、これらのドラムの外周面の一部に巻回した状態の1
    2.7(mm)幅の磁気テープに対して磁気ヘッドを用
    いて磁気記録再生を行うヘリカルスキャン方式の回転磁
    気ヘッド装置を備えた磁気記録再生装置において、 回転ドラム入り口の磁気テープの張力を30(gf)以
    上とし、回転ドラムの表面に対する磁気ヘッドの最大突
    出部が該磁気ヘッドの磁気ギャップに対してドラム回転
    方向後側のコアになるように設定し、磁気ヘッドの表面
    の回転方向のR形状を曲率半径8(mm)〜13(m
    m)とした回転磁気ヘッド装置を備えたことを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
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