JP2000269108A - 半導体製造装置の管理システム - Google Patents
半導体製造装置の管理システムInfo
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- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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- G05B19/02—Program-control systems electric
- G05B19/418—Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
- G05B19/41875—Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by quality surveillance of production
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10P—GENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10P95/00—Generic processes or apparatus for manufacture or treatments not covered by the other groups of this subclass
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- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B2219/00—Program-control systems
- G05B2219/30—Nc systems
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- G05B2219/32182—If state of tool, product deviates from standard, adjust system, feedback
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- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体の製造工程ラインを安定して稼働させ
るとともに、突発的な不良の原因を解明する。 【解決手段】 半導体の製造工程ラインの各製造装置に
センサ1を設け、管理情報を常時収集する。判定器6に
て、収集された管理情報が時系列の測定値パターンとし
て、予め登録されている設定値パターンと比較される。
判定器6での比較の結果、測定値パターンの設定値パタ
ーンからの逸脱が検出された場合、指令発生器8が異常
の発生を提示するとともに、測定値パターンの設定値パ
ターンからの逸脱を解消するように、製造装置のシーケ
ンスの調整を指令する。
るとともに、突発的な不良の原因を解明する。 【解決手段】 半導体の製造工程ラインの各製造装置に
センサ1を設け、管理情報を常時収集する。判定器6に
て、収集された管理情報が時系列の測定値パターンとし
て、予め登録されている設定値パターンと比較される。
判定器6での比較の結果、測定値パターンの設定値パタ
ーンからの逸脱が検出された場合、指令発生器8が異常
の発生を提示するとともに、測定値パターンの設定値パ
ターンからの逸脱を解消するように、製造装置のシーケ
ンスの調整を指令する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶基板等の半導
体を製造する工程ラインにおける半導体製造装置の管理
システムに関するものである。
体を製造する工程ラインにおける半導体製造装置の管理
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶基板等の半導体を製造する工程ライ
ンでは、工程管理および品質管理が良品率を向上させる
上で重要である。そのため、工程ラインで不良が発生し
た時には、原因解明に必要なデータを収集しなければな
らない。
ンでは、工程管理および品質管理が良品率を向上させる
上で重要である。そのため、工程ラインで不良が発生し
た時には、原因解明に必要なデータを収集しなければな
らない。
【0003】従来、半導体の製造工程ラインにおいて
は、複数工程ごとに検査工程を設け、不良を検知した場
合、その検査工程よりも上流にあるすべての工程を調査
解析して、不良を解決していた。具体的には、不良発生
までの工程の履歴である処理時間、処理装置、処理チャ
ンバ、装置警報等の記録、時間的に前後の基板の状況、
品質管理データ、装置管理データ、生産作業員への聞き
取り調査、メンテナンスによる目視確認などにより調査
していた。そして、調査結果に基づいて再現実験を行う
ことにより、不良の発生原因を解析していた。
は、複数工程ごとに検査工程を設け、不良を検知した場
合、その検査工程よりも上流にあるすべての工程を調査
解析して、不良を解決していた。具体的には、不良発生
までの工程の履歴である処理時間、処理装置、処理チャ
ンバ、装置警報等の記録、時間的に前後の基板の状況、
品質管理データ、装置管理データ、生産作業員への聞き
取り調査、メンテナンスによる目視確認などにより調査
していた。そして、調査結果に基づいて再現実験を行う
ことにより、不良の発生原因を解析していた。
【0004】しかし、突発的に発生した不良の原因を解
明することは困難である。なぜならば、突発的な不良に
は再現性がなく、同じ条件で再現実験を行っても、不良
の再現する確率が小さいからである。
明することは困難である。なぜならば、突発的な不良に
は再現性がなく、同じ条件で再現実験を行っても、不良
の再現する確率が小さいからである。
【0005】そこで、従来の半導体の製造工程ラインに
おいては、突発的な不良に備えて、プラズマ目視確認、
信号確認、状況確認、ロボット動作確認、音響確認、イ
ベントリスト確認、処理後基板目視確認(成膜後確認)
などを行うために、技術者が製造装置を常時監視してい
る必要があった。そして、不良が発生した時には、製造
装置を調整するのか、製造装置を停止させて分解・メン
テナンスするのかを、技術者の経験に基づいて判断し、
突発的な不良の発生率を低下させていた。
おいては、突発的な不良に備えて、プラズマ目視確認、
信号確認、状況確認、ロボット動作確認、音響確認、イ
ベントリスト確認、処理後基板目視確認(成膜後確認)
などを行うために、技術者が製造装置を常時監視してい
る必要があった。そして、不良が発生した時には、製造
装置を調整するのか、製造装置を停止させて分解・メン
テナンスするのかを、技術者の経験に基づいて判断し、
突発的な不良の発生率を低下させていた。
【0006】なお、本発明とは属する技術分野が異なる
が、次のような公開特許公報がある。
が、次のような公開特許公報がある。
【0007】公開特許公報「特開平6−89285号公
報(公開日平成6年3月29日)」には、スピンドルモ
ータの製造工程ラインにおいて、検査工程に不良項目に
応じた入力スイッチを設け、コンピュータネットワーク
にてリアルタイムに集計する工程管理システムが記載さ
れている。しかしながら、上記工程管理システムは、不
良項目に分類集計するだけであり、不良の発生原因およ
び発生工程を解明することができない。また、検査工程
まで製造品の不良判定ができないため、リアルタイム処
理には適用できない。
報(公開日平成6年3月29日)」には、スピンドルモ
ータの製造工程ラインにおいて、検査工程に不良項目に
応じた入力スイッチを設け、コンピュータネットワーク
にてリアルタイムに集計する工程管理システムが記載さ
れている。しかしながら、上記工程管理システムは、不
良項目に分類集計するだけであり、不良の発生原因およ
び発生工程を解明することができない。また、検査工程
まで製造品の不良判定ができないため、リアルタイム処
理には適用できない。
【0008】公開特許公報「特開平7−152789号
公報(公開日平成7年6月16日)」には、鉄鋼プラン
トの製造工程ラインにおいて、監視員の技量に頼ること
なく、製造装置の状態を異常時を想定した時系列パター
ンと比較し、時系列パターンが合致した時に設備異常を
報告するプラント解析設備診断システムが記載されてい
る。そして、上記プラント解析設備診断システムは、操
業ダウンに至る危険を予測し、予防保全を行うことがで
きる。しかし、上記プラント解析設備診断システムは、
操業ダウンを防ぐだけであり、正常動作の確認、正常品
質の維持管理、異常発生の原因解明を、監視員の技量お
よび試験運転からのデータに頼っている。
公報(公開日平成7年6月16日)」には、鉄鋼プラン
トの製造工程ラインにおいて、監視員の技量に頼ること
なく、製造装置の状態を異常時を想定した時系列パター
ンと比較し、時系列パターンが合致した時に設備異常を
報告するプラント解析設備診断システムが記載されてい
る。そして、上記プラント解析設備診断システムは、操
業ダウンに至る危険を予測し、予防保全を行うことがで
きる。しかし、上記プラント解析設備診断システムは、
操業ダウンを防ぐだけであり、正常動作の確認、正常品
質の維持管理、異常発生の原因解明を、監視員の技量お
よび試験運転からのデータに頼っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体製造装置の管理方法では、突発的な不良の発
生原因を解明することができないという問題を有してい
た。すなわち、従来、液晶基板等の半導体製造工程ライ
ンにおいては、連続的な制御信号を把握していなかった
ため、突発的な不良の原因を解明できなかった。また、
製造装置にて設定シーケンスと測定シーケンスとのシー
ケンス確認の照合を行っておらず、あるいは照合が不完
全であったため、品質のばらつきや突発不良が発生して
いた。そして、上述のように、技術者の経験に基づい
て、製造装置の調整あるいはメンテナンスにより、突発
的な不良の発生率を低下させていたが、発生率が低下し
た理由についても不明のままであった。
来の半導体製造装置の管理方法では、突発的な不良の発
生原因を解明することができないという問題を有してい
た。すなわち、従来、液晶基板等の半導体製造工程ライ
ンにおいては、連続的な制御信号を把握していなかった
ため、突発的な不良の原因を解明できなかった。また、
製造装置にて設定シーケンスと測定シーケンスとのシー
ケンス確認の照合を行っておらず、あるいは照合が不完
全であったため、品質のばらつきや突発不良が発生して
いた。そして、上述のように、技術者の経験に基づい
て、製造装置の調整あるいはメンテナンスにより、突発
的な不良の発生率を低下させていたが、発生率が低下し
た理由についても不明のままであった。
【0010】従来、この問題に対しては、採用した手法
を用いて結果を調査して、結果論から手法の正当性を論
じてきた。すなわち、類似した過去の異常事象への対応
(経験)から手法を展開し、その結果が芳しくなけれ
ば、試行錯誤によって試験を行うことにより、対応して
いた。
を用いて結果を調査して、結果論から手法の正当性を論
じてきた。すなわち、類似した過去の異常事象への対応
(経験)から手法を展開し、その結果が芳しくなけれ
ば、試行錯誤によって試験を行うことにより、対応して
いた。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、工程ラインを安定して稼
働させるとともに、突発的な不良の原因を解明すること
ができる半導体製造装置の管理システムを提供すること
にある。
なされたもので、その目的は、工程ラインを安定して稼
働させるとともに、突発的な不良の原因を解明すること
ができる半導体製造装置の管理システムを提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体製造装
置の管理システムは、上記の課題を解決するために、半
導体の製造工程ラインに設けられた製造装置から管理情
報を常時収集するセンサと、該センサによって収集され
た管理情報を時系列の測定値パターンとして監視すると
ともに、該測定値パターンと該管理情報に応じて予め登
録されている設定値パターンとを比較する監視手段と、
該監視手段での比較の結果、該測定値パターンの該設定
値パターンからの逸脱が検出された場合、異常の発生を
提示する警報手段とを備えていることを特徴としてい
る。
置の管理システムは、上記の課題を解決するために、半
導体の製造工程ラインに設けられた製造装置から管理情
報を常時収集するセンサと、該センサによって収集され
た管理情報を時系列の測定値パターンとして監視すると
ともに、該測定値パターンと該管理情報に応じて予め登
録されている設定値パターンとを比較する監視手段と、
該監視手段での比較の結果、該測定値パターンの該設定
値パターンからの逸脱が検出された場合、異常の発生を
提示する警報手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0013】上記の構成により、半導体の製造工程ライ
ンにおいて、製造装置および製造状態を確認するため
に、温度、湿度、濃度、圧力、ガス流量、電力、シーケ
ンス電気信号、機械的電気的指示値などの管理情報を検
出するセンサを各製造装置に設けて、各種波形データを
常時計測する。
ンにおいて、製造装置および製造状態を確認するため
に、温度、湿度、濃度、圧力、ガス流量、電力、シーケ
ンス電気信号、機械的電気的指示値などの管理情報を検
出するセンサを各製造装置に設けて、各種波形データを
常時計測する。
【0014】そして、監視手段にて、得られた測定値パ
ターンの波形データと、管理情報に応じて予め登録され
ている設定値パターンの波形データとを比較する。具体
的には、制御開始時点を確認し、測定値パターンと設定
値パターンとを比較して、測定値パターンの設定値パタ
ーンからの逸脱が検出された場合、警報手段が該当する
管理項目を報告する。
ターンの波形データと、管理情報に応じて予め登録され
ている設定値パターンの波形データとを比較する。具体
的には、制御開始時点を確認し、測定値パターンと設定
値パターンとを比較して、測定値パターンの設定値パタ
ーンからの逸脱が検出された場合、警報手段が該当する
管理項目を報告する。
【0015】このように、上記半導体製造装置の管理シ
ステムでは、センサの測定値を時系列の波形データとし
て常時監視することから、突発的な不良に対して、発生
の確認、発生原因、発生時刻、他の要因との関係性、発
生確率、発生条件の分布などをデータに基づいて推測す
ることができる。よって、突発的な不良にも、原因を即
座に解明して対処することができる。
ステムでは、センサの測定値を時系列の波形データとし
て常時監視することから、突発的な不良に対して、発生
の確認、発生原因、発生時刻、他の要因との関係性、発
生確率、発生条件の分布などをデータに基づいて推測す
ることができる。よって、突発的な不良にも、原因を即
座に解明して対処することができる。
【0016】例えば、製造装置に異常が発生した場合、
警報手段の出力に基づいて装置停止信号を製造装置へ出
力して、製造装置を停止することもできる。このとき、
センサデータのグラフとともに、異常の発生原因の候補
を確率の降順に作業員に提示することもできる。あわせ
て、調査方法や確認方法を作業員に提示することもでき
る。
警報手段の出力に基づいて装置停止信号を製造装置へ出
力して、製造装置を停止することもできる。このとき、
センサデータのグラフとともに、異常の発生原因の候補
を確率の降順に作業員に提示することもできる。あわせ
て、調査方法や確認方法を作業員に提示することもでき
る。
【0017】すなわち、上記半導体製造装置の管理シス
テムでは、製造装置を停止・変更するだけでなく、異常
の発生原因として高確率で推測される要因から順に確認
試験を行って、発生原因を解明することができる。ゆえ
に、突発的な不良への対処方法を効率的に選択すること
ができる。
テムでは、製造装置を停止・変更するだけでなく、異常
の発生原因として高確率で推測される要因から順に確認
試験を行って、発生原因を解明することができる。ゆえ
に、突発的な不良への対処方法を効率的に選択すること
ができる。
【0018】したがって、製造装置のセンサデータを用
いて、効率的に低コスト生産への解析手法を提示できる
ため、製造装置に原因を除去する調整・改良を施せば、
製造工程ラインの安定稼働が可能となり、高歩留まりを
達成できる。
いて、効率的に低コスト生産への解析手法を提示できる
ため、製造装置に原因を除去する調整・改良を施せば、
製造工程ラインの安定稼働が可能となり、高歩留まりを
達成できる。
【0019】請求項2の半導体製造装置の管理システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1の構成に加
えて、上記監視手段は、上記の測定値パターンと設定値
パターンとを、上記製造装置のある定常状態から次の定
常状態へ遷移する期間について比較することを特徴とし
ている。
は、上記の課題を解決するために、請求項1の構成に加
えて、上記監視手段は、上記の測定値パターンと設定値
パターンとを、上記製造装置のある定常状態から次の定
常状態へ遷移する期間について比較することを特徴とし
ている。
【0020】上記の構成により、請求項1の構成による
作用に加えて、製造装置のセンサ信号の測定値パターン
を、製造装置のある定常状態から次の定常状態へ遷移す
る期間(信号波形の立ち上げあるいは立ち下げの期間)
について比較する。
作用に加えて、製造装置のセンサ信号の測定値パターン
を、製造装置のある定常状態から次の定常状態へ遷移す
る期間(信号波形の立ち上げあるいは立ち下げの期間)
について比較する。
【0021】これにより、同時刻に変化すべき二つの管
理項目が、実際には前後して変化している等の制御シー
ケンスのばらつきを捕らえることができる。
理項目が、実際には前後して変化している等の制御シー
ケンスのばらつきを捕らえることができる。
【0022】請求項3の半導体製造装置の管理システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1または2の
構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づいて、不
良の生じた製造不良品を上記製造工程ライン上で特定す
る製造不良品特定手段を備えていることを特徴としてい
る。
は、上記の課題を解決するために、請求項1または2の
構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づいて、不
良の生じた製造不良品を上記製造工程ライン上で特定す
る製造不良品特定手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0023】上記の構成により、請求項1または2の構
成による作用に加えて、監視手段の比較結果に基づい
て、製造不良品特定手段によって製造工程ライン上にあ
る製造不良品をリアルタイムで特定し、除去することが
できる。
成による作用に加えて、監視手段の比較結果に基づい
て、製造不良品特定手段によって製造工程ライン上にあ
る製造不良品をリアルタイムで特定し、除去することが
できる。
【0024】よって、上記半導体製造装置の管理システ
ムは製造不良品を下流の工程に流さないため、従来のよ
うに、検査工程までは製造不良品にも通常の製造処理が
施されて、洗浄水、薬液、ガス、電力、圧縮空気などの
資源を浪費することを防止でき、生産コストを低減する
ことが可能となる。
ムは製造不良品を下流の工程に流さないため、従来のよ
うに、検査工程までは製造不良品にも通常の製造処理が
施されて、洗浄水、薬液、ガス、電力、圧縮空気などの
資源を浪費することを防止でき、生産コストを低減する
ことが可能となる。
【0025】なお、このように、上記半導体製造装置の
管理システムでは、製造工程ライン上にある基板の枚葉
管理が行えるため、工場管理システムで枚葉ごとの品質
管理、装置管理、メンテナンス管理、不良解析管理等が
行える。
管理システムでは、製造工程ライン上にある基板の枚葉
管理が行えるため、工場管理システムで枚葉ごとの品質
管理、装置管理、メンテナンス管理、不良解析管理等が
行える。
【0026】請求項4の半導体製造装置の管理システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1から3の何
れかの構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づい
て、上記測定値パターンの上記設定値パターンからの逸
脱を解消するように、上記製造装置のシーケンスの調整
を指令する指令発生手段を備えていることを特徴として
いる。
は、上記の課題を解決するために、請求項1から3の何
れかの構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づい
て、上記測定値パターンの上記設定値パターンからの逸
脱を解消するように、上記製造装置のシーケンスの調整
を指令する指令発生手段を備えていることを特徴として
いる。
【0027】上記の構成により、請求項1から3の何れ
かの構成による作用に加えて、監視手段の比較結果に基
づき、品質の安定を確保した上で、生産量を最大にする
ようにシーケンスタイミングを設定することができる。
そして、指令発生手段の指令に基づいて、製造装置のシ
ーケンスを最適な設定値に変更することにより、製造装
置によるばらつきを抑え、製品品質を向上させることが
できる。
かの構成による作用に加えて、監視手段の比較結果に基
づき、品質の安定を確保した上で、生産量を最大にする
ようにシーケンスタイミングを設定することができる。
そして、指令発生手段の指令に基づいて、製造装置のシ
ーケンスを最適な設定値に変更することにより、製造装
置によるばらつきを抑え、製品品質を向上させることが
できる。
【0028】特に、信号波形の立ち上げから立ち下げま
でを管理してシーケンス設定を行うことにより、製造装
置の不安定要因であるシーケンスのばらつきを容易に検
出することができる。
でを管理してシーケンス設定を行うことにより、製造装
置の不安定要因であるシーケンスのばらつきを容易に検
出することができる。
【0029】請求項5の半導体製造装置の管理システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1から4の何
れかの構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づい
て、上記設定値パターンの不安定を検出するとともに、
不安定要因の候補を提示する不安定要因提示手段を備え
ていることを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、請求項1から4の何
れかの構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づい
て、上記設定値パターンの不安定を検出するとともに、
不安定要因の候補を提示する不安定要因提示手段を備え
ていることを特徴としている。
【0030】上記の構成により、請求項1から4の何れ
かの構成による作用に加えて、監視手段において、測定
値パターンと設定値パターンとを時系列のデータとして
比較した結果に基づき、不安定要因提示手段で製造条件
が設定値通りに安定しているのか、変動しているのかを
判定する。すなわち、不安定要因提示手段では、製造装
置の安定要因ならびに不安定要因を検出して、検出結果
から、異常の発生を予測をする。
かの構成による作用に加えて、監視手段において、測定
値パターンと設定値パターンとを時系列のデータとして
比較した結果に基づき、不安定要因提示手段で製造条件
が設定値通りに安定しているのか、変動しているのかを
判定する。すなわち、不安定要因提示手段では、製造装
置の安定要因ならびに不安定要因を検出して、検出結果
から、異常の発生を予測をする。
【0031】上記半導体製造装置の管理システムでは、
常時データを取り続けることで、製造装置の安定度、変
動度がデータにより確認できる。すなわち、どの要因が
安定で、どの要因が不安定なのかを識別して、不安定要
因を絞り込み、製造装置の調整、改造を行うことによっ
て、製造装置の安定した稼動を維持することが可能とな
る。
常時データを取り続けることで、製造装置の安定度、変
動度がデータにより確認できる。すなわち、どの要因が
安定で、どの要因が不安定なのかを識別して、不安定要
因を絞り込み、製造装置の調整、改造を行うことによっ
て、製造装置の安定した稼動を維持することが可能とな
る。
【0032】なお、製造装置の制御状態が安定している
にもかかわらず、製品品質がばらつく場合には、センサ
を追加してモニタする要素を増やすことができる。
にもかかわらず、製品品質がばらつく場合には、センサ
を追加してモニタする要素を増やすことができる。
【0033】請求項6の半導体製造装置の管理システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1から5の何
れかの構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づい
て、上記測定値パターンの経時変化を検出して、上記製
造装置の劣化を予測し、該製造装置のメンテナンスの警
報を提示するメンテナンス警報提示手段を備えているこ
とを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、請求項1から5の何
れかの構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づい
て、上記測定値パターンの経時変化を検出して、上記製
造装置の劣化を予測し、該製造装置のメンテナンスの警
報を提示するメンテナンス警報提示手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0034】上記の構成により、請求項1から5の何れ
かの構成による作用に加えて、製造装置のセンサデータ
を監視して、製造前後ならびに製造中のプロセス状態を
監視し、メンテナンス警報提示手段にて製造装置および
部品の最適メンテナンス時期を予測することにより、メ
ンテナンス費用を低減して、低コスト化を図ることがで
きる。
かの構成による作用に加えて、製造装置のセンサデータ
を監視して、製造前後ならびに製造中のプロセス状態を
監視し、メンテナンス警報提示手段にて製造装置および
部品の最適メンテナンス時期を予測することにより、メ
ンテナンス費用を低減して、低コスト化を図ることがで
きる。
【0035】すなわち、上記半導体製造装置の管理シス
テムでは、効率的に常時センサデータを取り続け、比較
することにより、製造装置の経時変化による測定値の変
動を把握し、報告することができる。経時変化データに
基づいて、傾向変動、循環変動を確認することにより、
製造装置の部材の劣化を発見して、メンテナンス箇所や
時期を確定し、最適効率の周期でメンテナンスを行うよ
うに警告を発することができる。
テムでは、効率的に常時センサデータを取り続け、比較
することにより、製造装置の経時変化による測定値の変
動を把握し、報告することができる。経時変化データに
基づいて、傾向変動、循環変動を確認することにより、
製造装置の部材の劣化を発見して、メンテナンス箇所や
時期を確定し、最適効率の周期でメンテナンスを行うよ
うに警告を発することができる。
【0036】さらに、製造装置において自己試験を行
い、報告させることもできる。すなわち、所定の時点
(ある決められた時間、あるいは、決められた期間に決
められた回数分)に、製造装置の自己試験を行い、測定
データと経時変化データとを報告させて、メンテナンス
時期を予測して、警告することもできる。
い、報告させることもできる。すなわち、所定の時点
(ある決められた時間、あるいは、決められた期間に決
められた回数分)に、製造装置の自己試験を行い、測定
データと経時変化データとを報告させて、メンテナンス
時期を予測して、警告することもできる。
【0037】請求項7の半導体製造装置の管理システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1から6の何
れかの構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づい
て、上記製造装置を含む上記製造工程ラインを制御する
製造工程ライン管理手段を備えていることを特徴として
いる。
は、上記の課題を解決するために、請求項1から6の何
れかの構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づい
て、上記製造装置を含む上記製造工程ラインを制御する
製造工程ライン管理手段を備えていることを特徴として
いる。
【0038】上記の構成により、請求項1から6の何れ
かの構成による作用に加えて、製造工程ライン管理手段
により、製造工程ラインに設けられた製造装置のセンサ
からのデータを管理し、製造工程ラインのプロセス状態
を監視し、不良発生時に、異常が発生した製造装置の停
止や他の製造装置との調整等を行って、製造工程ライン
の安定稼働を維持するように管理することができる。
かの構成による作用に加えて、製造工程ライン管理手段
により、製造工程ラインに設けられた製造装置のセンサ
からのデータを管理し、製造工程ラインのプロセス状態
を監視し、不良発生時に、異常が発生した製造装置の停
止や他の製造装置との調整等を行って、製造工程ライン
の安定稼働を維持するように管理することができる。
【0039】請求項8の半導体製造装置の管理システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1から7の何
れかの構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づい
て、状態が安定してから次のシーケンスまでのシーケン
ス待ち時間を算出し、上記製造装置のシーケンスの調整
を指令する第2指令発生手段を備えていることを特徴と
している。
は、上記の課題を解決するために、請求項1から7の何
れかの構成に加えて、上記監視手段の比較結果に基づい
て、状態が安定してから次のシーケンスまでのシーケン
ス待ち時間を算出し、上記製造装置のシーケンスの調整
を指令する第2指令発生手段を備えていることを特徴と
している。
【0040】上記の構成により、請求項1から7の何れ
かの構成による作用に加えて、第2指令発生手段によっ
て、監視手段で監視しているプロセス状態が安定してか
ら次のシーケンスまでの時間を冗長時間として測定し、
冗長時間を短縮するようにシーケンスを変更する指令を
発する。これにより、シーケンス間の冗長時間を短縮す
ることができる。ゆえに、上記半導体製造装置の管理シ
ステムでは、製造工程ラインの安定稼働を保証した上
で、高効率的な生産シーケンスに到達することが可能と
なるため、生産効率を向上させることができる。
かの構成による作用に加えて、第2指令発生手段によっ
て、監視手段で監視しているプロセス状態が安定してか
ら次のシーケンスまでの時間を冗長時間として測定し、
冗長時間を短縮するようにシーケンスを変更する指令を
発する。これにより、シーケンス間の冗長時間を短縮す
ることができる。ゆえに、上記半導体製造装置の管理シ
ステムでは、製造工程ラインの安定稼働を保証した上
で、高効率的な生産シーケンスに到達することが可能と
なるため、生産効率を向上させることができる。
【0041】この点、従来は、理論的シーケンス短縮に
ついて検討を行い、実験データにより生産性向上を確認
しなければならなかった。これに対して、上記半導体製
造装置の管理システムでは、上記第2指令発生手段を備
えることにより、常時データを取り、安定状態のデータ
からシーケンス時間短縮の裏付けが得られることから、
生産性の向上に即座に対応することが可能となる。
ついて検討を行い、実験データにより生産性向上を確認
しなければならなかった。これに対して、上記半導体製
造装置の管理システムでは、上記第2指令発生手段を備
えることにより、常時データを取り、安定状態のデータ
からシーケンス時間短縮の裏付けが得られることから、
生産性の向上に即座に対応することが可能となる。
【0042】請求項9の半導体製造装置の管理システム
は、上記の課題を解決するために、請求項1から8の何
れかの構成に加えて、上記製造装置は、液晶基板製造工
程ラインにおける化学的気相成長法成膜装置であり、上
記センサとして高周波電力進行波センサと、ガス流量セ
ンサと、成膜室圧力センサとが設けられていることを特
徴としている。
は、上記の課題を解決するために、請求項1から8の何
れかの構成に加えて、上記製造装置は、液晶基板製造工
程ラインにおける化学的気相成長法成膜装置であり、上
記センサとして高周波電力進行波センサと、ガス流量セ
ンサと、成膜室圧力センサとが設けられていることを特
徴としている。
【0043】上記の構成により、請求項1から8の何れ
かの構成による作用に加えて、液晶基板製造工程ライン
における化学的気相成長法成膜装置を電気的制御波形信
号によってモニタする場合、立ち下げ時の波形データを
監視するには、センサとして高周波RF電力進行波セン
サ、ガス流量センサ、成膜室圧力センサを設けるだけで
十分である。
かの構成による作用に加えて、液晶基板製造工程ライン
における化学的気相成長法成膜装置を電気的制御波形信
号によってモニタする場合、立ち下げ時の波形データを
監視するには、センサとして高周波RF電力進行波セン
サ、ガス流量センサ、成膜室圧力センサを設けるだけで
十分である。
【0044】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の一実施
の形態について図1から図9に基づいて説明すれば、以
下のとおりである。
の形態について図1から図9に基づいて説明すれば、以
下のとおりである。
【0045】本実施の形態に係る半導体製造装置の管理
システムは、複数のセンサデータを単数もしくは複数の
モニタ装置にてデータを連続的に捕らえるモニタシステ
ムである。なお、以下では、複数の処理設備を接続して
一貫した処理を可能にしたインラインシステムである、
液晶基板の製造装置の管理システムを例として説明する
が、本発明は他の手法のシステムであっても適用可能で
ある。
システムは、複数のセンサデータを単数もしくは複数の
モニタ装置にてデータを連続的に捕らえるモニタシステ
ムである。なお、以下では、複数の処理設備を接続して
一貫した処理を可能にしたインラインシステムである、
液晶基板の製造装置の管理システムを例として説明する
が、本発明は他の手法のシステムであっても適用可能で
ある。
【0046】本実施の形態に係る半導体製造装置の管理
システムで行われる管理方法は、特に、製造装置等のセ
ンサデータを用いて、インラインモニタ技術から効率的
に低コスト生産への解析手法を提示する製造方法であ
り、品質管理・工程ライン運用・メンテナンス運用・装
置管理等のためのプロセス状態モニタ方法である。そし
て、上記半導体製造装置の管理システムで行われる管理
方法の概略は、以下のとおりである。
システムで行われる管理方法は、特に、製造装置等のセ
ンサデータを用いて、インラインモニタ技術から効率的
に低コスト生産への解析手法を提示する製造方法であ
り、品質管理・工程ライン運用・メンテナンス運用・装
置管理等のためのプロセス状態モニタ方法である。そし
て、上記半導体製造装置の管理システムで行われる管理
方法の概略は、以下のとおりである。
【0047】製造装置にセンサを配設し、常時データ
を取り続ける。理論的には製造条件が同じであれば、同
じ品質の製品が製造されるはずである。そこで、不良の
発生原因である製造条件のばらつきが、製造装置の制御
のばらつきによるものであると推測して、製造装置およ
び製造条件を常時監視する。 時系列のデータを比較する。製造条件が安定している
のか、変動しているのかを調査する。また、変動がラン
ダムか正規分布か、あるいは変動の特徴は何かを調査す
る。そして、調査結果から、異常の発生の予測をする。 突発的な不良が発生した時、発生時の状況を調査して
変動した要素を検出する。 製造装置の制御状態が安定しているにもかかわらず、
製品品質がばらつく時はセンサを追加してモニタする要
素を増やす。 不良の発生原因が制御状態ではなく、製造装置内部
(例えば、成膜室内)の環境状態が変化したと考えられ
る場合、反応室内の状況をモニタする手法に切り替え
る。
を取り続ける。理論的には製造条件が同じであれば、同
じ品質の製品が製造されるはずである。そこで、不良の
発生原因である製造条件のばらつきが、製造装置の制御
のばらつきによるものであると推測して、製造装置およ
び製造条件を常時監視する。 時系列のデータを比較する。製造条件が安定している
のか、変動しているのかを調査する。また、変動がラン
ダムか正規分布か、あるいは変動の特徴は何かを調査す
る。そして、調査結果から、異常の発生の予測をする。 突発的な不良が発生した時、発生時の状況を調査して
変動した要素を検出する。 製造装置の制御状態が安定しているにもかかわらず、
製品品質がばらつく時はセンサを追加してモニタする要
素を増やす。 不良の発生原因が制御状態ではなく、製造装置内部
(例えば、成膜室内)の環境状態が変化したと考えられ
る場合、反応室内の状況をモニタする手法に切り替え
る。
【0048】1.システム形態 図4に示すように、本実施の形態に係る半導体製造装置
の管理システムは、製造工程データを管理するために、
ネットワークとして構成されている。
の管理システムは、製造工程データを管理するために、
ネットワークとして構成されている。
【0049】上記半導体製造装置の管理システムは、製
造装置9と、モニタ装置10と、通信切替機12と、管
理計算機(製造工程ライン管理手段)13と、データ記
録機15と、管理計算予備機14と、データ記録予備機
16と、表示端末17とが、ネットワークケーブル11
によって、ネットワーク接続されている。
造装置9と、モニタ装置10と、通信切替機12と、管
理計算機(製造工程ライン管理手段)13と、データ記
録機15と、管理計算予備機14と、データ記録予備機
16と、表示端末17とが、ネットワークケーブル11
によって、ネットワーク接続されている。
【0050】なお、管理計算予備機14およびデータ記
録予備機16は、管理計算機13およびデータ記録機1
5の予備であり、管理システムの安定稼働のために設置
することが望ましい。
録予備機16は、管理計算機13およびデータ記録機1
5の予備であり、管理システムの安定稼働のために設置
することが望ましい。
【0051】液晶基板の製造工程ラインに配される上記
製造装置9には、洗浄装置、スパッタ装置、CVD(ch
emical vapor deposition )装置、露光装置、ウェット
エッチング装置、ドライエッチング装置、電解メッキ装
置、陽極酸化装置、イオン注入装置、アニール装置、真
空蒸着装置などがある。
製造装置9には、洗浄装置、スパッタ装置、CVD(ch
emical vapor deposition )装置、露光装置、ウェット
エッチング装置、ドライエッチング装置、電解メッキ装
置、陽極酸化装置、イオン注入装置、アニール装置、真
空蒸着装置などがある。
【0052】ここで、製造装置群TGcの製造装置9は
集中管理方式の端末であり、各製造装置9が管理計算機
13に直接ネットワーク接続されている。これに対し
て、製造装置群TGdの製造装置9は分散管理方式の端
末であり、各製造装置9はそれぞれモニタ装置10に接
続され、モニタ装置10を介して管理計算機13にネッ
トワーク接続されている。
集中管理方式の端末であり、各製造装置9が管理計算機
13に直接ネットワーク接続されている。これに対し
て、製造装置群TGdの製造装置9は分散管理方式の端
末であり、各製造装置9はそれぞれモニタ装置10に接
続され、モニタ装置10を介して管理計算機13にネッ
トワーク接続されている。
【0053】このように、上記半導体製造装置の管理シ
ステムは、管轄下の製造装置9の製造工程データを、上
記管理計算機13によって集中管理方式あるいは分散管
理方式により管理している。
ステムは、管轄下の製造装置9の製造工程データを、上
記管理計算機13によって集中管理方式あるいは分散管
理方式により管理している。
【0054】まず、集中管理方式について説明する。上
記の製造装置群TGcの製造装置9は、常時監視の管理
能力を持たない製造装置9の全データを管理計算機13
に転送して、管理計算機13において良品判定が管理さ
れる。そして、管理計算機13が、データの保管、良品
判定結果の保管および判断を行い、現状表示、警告表
示、装置停止命令などを行う。
記の製造装置群TGcの製造装置9は、常時監視の管理
能力を持たない製造装置9の全データを管理計算機13
に転送して、管理計算機13において良品判定が管理さ
れる。そして、管理計算機13が、データの保管、良品
判定結果の保管および判断を行い、現状表示、警告表
示、装置停止命令などを行う。
【0055】すなわち、集中管理方式では、各製造装置
9のデータが、工場全体の製造工程を管理する集中管理
システム、あるいは工場内の複数ある工程の中の一つを
管理する集中管理システムヘ転送される。そして、集中
管理システム(管理計算機13)では、データの整合性
を解析し、良品不良品の判断を行う。このように、集中
管理方式では、各製造装置9での良品判定を、製造装置
9を管理している工場システムにおいてリアルタイムに
管理することができる。
9のデータが、工場全体の製造工程を管理する集中管理
システム、あるいは工場内の複数ある工程の中の一つを
管理する集中管理システムヘ転送される。そして、集中
管理システム(管理計算機13)では、データの整合性
を解析し、良品不良品の判断を行う。このように、集中
管理方式では、各製造装置9での良品判定を、製造装置
9を管理している工場システムにおいてリアルタイムに
管理することができる。
【0056】これに対して、上記の製造装置群TGdの
製造装置9は、各製造装置9にそれぞれモニタ装置10
を接続して、常時監視の管理能力を持たせることによ
り、各モニタ装置10がそれぞれ製造装置9の良品判定
を行うとともに、現状表示、警告表示を行い、良品判定
の結果もしくは全データを管理計算機13に転送する。
このとき、良品判定の結果だけを管理計算機13へ転送
するのであれば、転送データの量が非常に少ないため、
管理システムは通信による負荷を低減できる。
製造装置9は、各製造装置9にそれぞれモニタ装置10
を接続して、常時監視の管理能力を持たせることによ
り、各モニタ装置10がそれぞれ製造装置9の良品判定
を行うとともに、現状表示、警告表示を行い、良品判定
の結果もしくは全データを管理計算機13に転送する。
このとき、良品判定の結果だけを管理計算機13へ転送
するのであれば、転送データの量が非常に少ないため、
管理システムは通信による負荷を低減できる。
【0057】すなわち、分散管理方式では、良品不良品
の管理を分散的に処理し、判定結果を工場システムへ転
送する方式である。なお、工場システムの代わりに、生
産中のデータを管理モニタするシステムへ転送すること
もできる。
の管理を分散的に処理し、判定結果を工場システムへ転
送する方式である。なお、工場システムの代わりに、生
産中のデータを管理モニタするシステムへ転送すること
もできる。
【0058】このように、上記半導体製造装置の管理シ
ステムは、製造中のデータを常時集中管理もしくは常時
分散管理することによって、不良の発生した基板を特定
することができる。
ステムは、製造中のデータを常時集中管理もしくは常時
分散管理することによって、不良の発生した基板を特定
することができる。
【0059】つづいて、上記モニタ装置10の詳細な構
成について、図1から図3を用いて説明する。
成について、図1から図3を用いて説明する。
【0060】図1に示すように、本実施の形態に係る半
導体製造装置の管理システムは、モニタ装置10A(モ
ニタ装置10)は、製造装置9に設けられたセンサ1と
インターフェイスケーブル2を介して接続されている。
上記モニタ装置10Aは、A/D変換器(アナログ/デ
ィジタル変換器)3と、表示器4と、記録器5とを備え
て構成されている。なお、上記モニタ装置10Aは、簡
易型のモニタシステムである。
導体製造装置の管理システムは、モニタ装置10A(モ
ニタ装置10)は、製造装置9に設けられたセンサ1と
インターフェイスケーブル2を介して接続されている。
上記モニタ装置10Aは、A/D変換器(アナログ/デ
ィジタル変換器)3と、表示器4と、記録器5とを備え
て構成されている。なお、上記モニタ装置10Aは、簡
易型のモニタシステムである。
【0061】上記A/D変換器3は、センサ1からイン
ターフェイスケーブル2を介して入力されるデータ信号
であるアナログ信号をディジタル信号に変換する。上記
表示器4は、A/D変換器3からのディジタル信号を波
形データに変換して表示するための、紙プロッタ、TV
モニタ、液晶モニタ等である。上記記録器5は、A/D
変換器3からのディジタル信号を記録するための、メモ
リ、ハードディスク、紙プロッタ等である。
ターフェイスケーブル2を介して入力されるデータ信号
であるアナログ信号をディジタル信号に変換する。上記
表示器4は、A/D変換器3からのディジタル信号を波
形データに変換して表示するための、紙プロッタ、TV
モニタ、液晶モニタ等である。上記記録器5は、A/D
変換器3からのディジタル信号を記録するための、メモ
リ、ハードディスク、紙プロッタ等である。
【0062】図2に示すように、本実施の形態に係る半
導体製造装置の管理システムは、上記のモニタ装置10
Aの代わりに、モニタ装置10Bを用いることもでき
る。なお、上記モニタ装置10Bは、分散処理のため波
形比較に基づく判断機能を追加するとともに、ネットワ
ーク化のため通信機能を追加したモニタシステムであ
る。
導体製造装置の管理システムは、上記のモニタ装置10
Aの代わりに、モニタ装置10Bを用いることもでき
る。なお、上記モニタ装置10Bは、分散処理のため波
形比較に基づく判断機能を追加するとともに、ネットワ
ーク化のため通信機能を追加したモニタシステムであ
る。
【0063】上記モニタ装置10Bは、上記モニタ装置
10Aの構成に加えて、波形比較のための判定器(監視
手段)6および情報転送のための転送・通信器7を具備
している。ここで、製造装置9に設けられたセンサ1に
よって常時収集され、インターフェイスケーブル2を介
してモニタ装置10Bに入力された管理情報のデータ
は、A/D変換器3によりディジタル信号に変換され
る。このディジタル信号は、表示器4で表示され、記録
器5で記録されるとともに、時系列の測定値パターンと
して判定器6で設定値パターンと比較される。そして、
判定器6での比較の結果は、転送・通信器7から外部の
工場管理システムである管理計算機13へ転送される。
つまり、管理計算機13は、転送・通信器7から転送さ
れるセンサ1の測定データ(記録器5に記録されていた
測定データ)および判定器6での比較結果に基づいて、
製造装置9および製造工程ラインを管理・制御してい
る。
10Aの構成に加えて、波形比較のための判定器(監視
手段)6および情報転送のための転送・通信器7を具備
している。ここで、製造装置9に設けられたセンサ1に
よって常時収集され、インターフェイスケーブル2を介
してモニタ装置10Bに入力された管理情報のデータ
は、A/D変換器3によりディジタル信号に変換され
る。このディジタル信号は、表示器4で表示され、記録
器5で記録されるとともに、時系列の測定値パターンと
して判定器6で設定値パターンと比較される。そして、
判定器6での比較の結果は、転送・通信器7から外部の
工場管理システムである管理計算機13へ転送される。
つまり、管理計算機13は、転送・通信器7から転送さ
れるセンサ1の測定データ(記録器5に記録されていた
測定データ)および判定器6での比較結果に基づいて、
製造装置9および製造工程ラインを管理・制御してい
る。
【0064】図3に示すように、本実施の形態に係る半
導体製造装置の管理システムは、上記のモニタ装置10
Aあるいはモニタ装置10Bの代わりに、モニタ装置1
0Cを用いることもできる。モニタ装置10Cは、上記
モニタ装置10Bの構成に加えて、製造装置9の停止を
指令する装置停止信号、あるいは製造装置9の検査を指
令する装置検査信号などを発生する指令発生器(警報手
段,製造不良品特定手段,指令発生手段,不安定要因提
示手段,メンテナンス警報提示手段,第2指令発生手
段)8を具備している。上記判定器6での比較の結果
は、転送・通信器7に加えて、指令発生器8へ転送され
る。そして、上記指令発生器8は、判定器6での比較結
果に基づいて、装置停止信号や装置検査信号を発生し
て、製造装置9へ出力する。
導体製造装置の管理システムは、上記のモニタ装置10
Aあるいはモニタ装置10Bの代わりに、モニタ装置1
0Cを用いることもできる。モニタ装置10Cは、上記
モニタ装置10Bの構成に加えて、製造装置9の停止を
指令する装置停止信号、あるいは製造装置9の検査を指
令する装置検査信号などを発生する指令発生器(警報手
段,製造不良品特定手段,指令発生手段,不安定要因提
示手段,メンテナンス警報提示手段,第2指令発生手
段)8を具備している。上記判定器6での比較の結果
は、転送・通信器7に加えて、指令発生器8へ転送され
る。そして、上記指令発生器8は、判定器6での比較結
果に基づいて、装置停止信号や装置検査信号を発生し
て、製造装置9へ出力する。
【0065】なお、上記モニタ装置10Cは、指令発生
器8から検査要求を発生することにより、製造装置9に
自己検査を行わせることができるモニタシステムであ
る。また、指令発生器8は、モニタ装置10Cの通信機
能(転送・通信器7)によって代用することもできる。
さらに、集中管理方式の製造装置9(製造装置群TG
c)では、モニタ装置10Cの機能が、管理計算機13
に具備されている。
器8から検査要求を発生することにより、製造装置9に
自己検査を行わせることができるモニタシステムであ
る。また、指令発生器8は、モニタ装置10Cの通信機
能(転送・通信器7)によって代用することもできる。
さらに、集中管理方式の製造装置9(製造装置群TG
c)では、モニタ装置10Cの機能が、管理計算機13
に具備されている。
【0066】なお、以下では、モニタ装置10A,10
B,10Cを、モニタ装置10と総称する。
B,10Cを、モニタ装置10と総称する。
【0067】2.データ確認方法つぎに、本実施の形態
に係る半導体製造装置の管理システムによるデータ確認
方法について説明する。
に係る半導体製造装置の管理システムによるデータ確認
方法について説明する。
【0068】上記のモニタ装置10では、データをグラ
フ化して重ねあわせることにより、波形のシーケンス、
安定性、経時変化のトレンドなどを確認することができ
る。すなわち、製造装置9はレシピ(処理手順・生産手
順)に基づいて制御されているが、波形のシーケンスが
レシピに合致した様子を示しているかを確認することが
できる。
フ化して重ねあわせることにより、波形のシーケンス、
安定性、経時変化のトレンドなどを確認することができ
る。すなわち、製造装置9はレシピ(処理手順・生産手
順)に基づいて制御されているが、波形のシーケンスが
レシピに合致した様子を示しているかを確認することが
できる。
【0069】図5は、製造装置9のシーケンス制御を説
明するグラフである。図5に示すレシピの内容は、「第
0秒から工程が始まり、第10秒にN2 ガスの流入を開
始して、第20秒までに圧力を成膜圧力に安定させ、成
膜温度の安定を確認し、第30秒に成膜ガスを流入し、
第35秒にRF(高周波)放電にてプラズマを発生さ
せ、成膜を開始する。」である。
明するグラフである。図5に示すレシピの内容は、「第
0秒から工程が始まり、第10秒にN2 ガスの流入を開
始して、第20秒までに圧力を成膜圧力に安定させ、成
膜温度の安定を確認し、第30秒に成膜ガスを流入し、
第35秒にRF(高周波)放電にてプラズマを発生さ
せ、成膜を開始する。」である。
【0070】このとき、図5のグラフから、第10秒に
N2 ガスの導入が開始されているか否か、第20秒まで
に圧力が安定しているか否かを確認できる。具体的な判
断は、時間と順序とに基づいて行うことができる。
N2 ガスの導入が開始されているか否か、第20秒まで
に圧力が安定しているか否かを確認できる。具体的な判
断は、時間と順序とに基づいて行うことができる。
【0071】また、波形の安定性とは、成膜工程(プラ
ズマ発生中)において、圧力(Sp)、N2 ガス流量
(Sn)、成膜ガス流量(Sf)、RF電力(Se)、
成膜温度(St)の各デー夕が安定した値を維持してい
るか否かを意味している。
ズマ発生中)において、圧力(Sp)、N2 ガス流量
(Sn)、成膜ガス流量(Sf)、RF電力(Se)、
成膜温度(St)の各デー夕が安定した値を維持してい
るか否かを意味している。
【0072】3.管理情報の報告方法 つぎに、本実施の形態に係る半導体製造装置の管理シス
テムによる管理情報の報告方法について説明する。
テムによる管理情報の報告方法について説明する。
【0073】管理情報は多様な目的に利用することがで
きる。したがって、管理情報の利用目的に応じて、報告
の内容および方法を選択することができる。
きる。したがって、管理情報の利用目的に応じて、報告
の内容および方法を選択することができる。
【0074】〔1〕測定値が許容範囲を超えた場合に警
報を発する 最も簡易な方法として、設定された許容範囲を超えた測
定値が観測された場合に警報を発することができる(図
6)。具体的には、管理要素を常時監視しておき、測定
値が許容範囲を超えたときに、発生時間、発生項目、測
定値などを報告する。ただし、測定値が許容範囲を超え
た原因を特定することはできない。
報を発する 最も簡易な方法として、設定された許容範囲を超えた測
定値が観測された場合に警報を発することができる(図
6)。具体的には、管理要素を常時監視しておき、測定
値が許容範囲を超えたときに、発生時間、発生項目、測
定値などを報告する。ただし、測定値が許容範囲を超え
た原因を特定することはできない。
【0075】なお、この方法は、従来より現場では最も
多用されている。ただし、従来の方法においては、測定
値を上限値・下限値の設定値と比較することにより、図
16に示すような管理図を作成して報告していた。
多用されている。ただし、従来の方法においては、測定
値を上限値・下限値の設定値と比較することにより、図
16に示すような管理図を作成して報告していた。
【0076】〔2〕理論的シーケンスの波形と比較し
て、逸脱項目を検出する 理論的シーケンス波形を登録しておき、測定値の波形と
比較することができる。具体的には、制御開始時点を確
認し、理論的シーケンス波形と測定波形とを比較するこ
とにより、理論的シーケンス波形から逸脱する測定波
形、すなわち逸脱する項目を検出して報告する。
て、逸脱項目を検出する 理論的シーケンス波形を登録しておき、測定値の波形と
比較することができる。具体的には、制御開始時点を確
認し、理論的シーケンス波形と測定波形とを比較するこ
とにより、理論的シーケンス波形から逸脱する測定波
形、すなわち逸脱する項目を検出して報告する。
【0077】例えば、ガス流入開始時間がゲートバルブ
開閉より30秒後に設定されているにもかかわらず(図
7(a))、ガス流入がゲートバルブ開閉より40秒後
に開始したのであれば(図7(b))、ガス流量の波形
の逸脱を検出して報告することができる。同様に、ガス
流量を100sccm(standard cc/min )に設定した
にもかかわらず(図8(a))、ガスが1秒間だけ12
0sccm流入したのであれば(図8(b))、ガス流
量の波形の逸脱を検出して報告することができる。な
お、大気圧(1013hPa)、0℃(あるいは25
℃)の一定温度で、1ccの体積を1分間に流れる流量
を1sccmとする。
開閉より30秒後に設定されているにもかかわらず(図
7(a))、ガス流入がゲートバルブ開閉より40秒後
に開始したのであれば(図7(b))、ガス流量の波形
の逸脱を検出して報告することができる。同様に、ガス
流量を100sccm(standard cc/min )に設定した
にもかかわらず(図8(a))、ガスが1秒間だけ12
0sccm流入したのであれば(図8(b))、ガス流
量の波形の逸脱を検出して報告することができる。な
お、大気圧(1013hPa)、0℃(あるいは25
℃)の一定温度で、1ccの体積を1分間に流れる流量
を1sccmとする。
【0078】〔3〕データの比較により経時変化を検出
する 製造工程の状況は経時的に変化している。よって、その
変化を見つけ、メンテナンス時期を早期に割り出すた
め、現場では装置稼動状態での状況判断を重要視してい
る。
する 製造工程の状況は経時的に変化している。よって、その
変化を見つけ、メンテナンス時期を早期に割り出すた
め、現場では装置稼動状態での状況判断を重要視してい
る。
【0079】そこで、従来の製造工程においては、ポン
プの排気音、排気速度、冷却水の色、プロペラファンの
回転状態、ガス供給圧力、排気部圧力、モータの駆動
音、振動状態、プラズマの発光状態などを人間の五感に
よって管理している。すなわち、メンテナンス時の成膜
室内部の反応生成物付着や部品の劣化状況、排気管内部
の生成物付着などを目視することにより、装置の状況を
推測して部品交換を行ってきた。もちろん、数値管理で
きる項目に関しては、生産要員による管理が行われてい
た。
プの排気音、排気速度、冷却水の色、プロペラファンの
回転状態、ガス供給圧力、排気部圧力、モータの駆動
音、振動状態、プラズマの発光状態などを人間の五感に
よって管理している。すなわち、メンテナンス時の成膜
室内部の反応生成物付着や部品の劣化状況、排気管内部
の生成物付着などを目視することにより、装置の状況を
推測して部品交換を行ってきた。もちろん、数値管理で
きる項目に関しては、生産要員による管理が行われてい
た。
【0080】しかし、これらのデータだけでは、均一な
面内分布で、決められた膜質および膜厚に成膜すること
は困難である。なぜならば、薄膜成長速度が変化するか
らである。なお、薄膜成長速度が変化する理由は不明で
ある。
面内分布で、決められた膜質および膜厚に成膜すること
は困難である。なぜならば、薄膜成長速度が変化するか
らである。なお、薄膜成長速度が変化する理由は不明で
ある。
【0081】この点、従来は、薄膜成長速度を測定して
製造装置にフィードバックし、反応時間を制御すること
で、膜厚を制御していた。そして、面内膜厚分布の変動
は重大な品質問題を引き起こすため、面内膜厚分布の変
動の前後についてデータを比較して、変動要因を推測
し、メンテナンス作業を繰り返すことが現実的な対応策
であった。
製造装置にフィードバックし、反応時間を制御すること
で、膜厚を制御していた。そして、面内膜厚分布の変動
は重大な品質問題を引き起こすため、面内膜厚分布の変
動の前後についてデータを比較して、変動要因を推測
し、メンテナンス作業を繰り返すことが現実的な対応策
であった。
【0082】そこで、上記の半導体製造装置の管理シス
テムでは、センサデータを比較することにより製造装置
9の経時変化による測定値の変動を把握し、報告するこ
とができる。例えば、RF電力が1000Wに設定され
ているにもかかわらず(図9(a))、1週間ごとの測
定データが1000W、1005W、1010W、10
15W、1020Wと変化した場合には(図9
(b))、データの経時変化が検出されるため、電力制
御器の異常、電力損失を発生している部品の発生、反応
室の状況変化などを異常原因として報告することができ
る。
テムでは、センサデータを比較することにより製造装置
9の経時変化による測定値の変動を把握し、報告するこ
とができる。例えば、RF電力が1000Wに設定され
ているにもかかわらず(図9(a))、1週間ごとの測
定データが1000W、1005W、1010W、10
15W、1020Wと変化した場合には(図9
(b))、データの経時変化が検出されるため、電力制
御器の異常、電力損失を発生している部品の発生、反応
室の状況変化などを異常原因として報告することができ
る。
【0083】〔4〕製造装置において自己試験を行い、
報告させる 上記〔3〕において説明した経時的変化の確認方法を発
展させることにより、製造装置9において自己試験を行
い、報告させることができる。具体的には、所定の時点
(ある決められた時間、あるいは、決められた期間に決
められた回数分)に、製造装置9の自己試験を行い、測
定データと経時変化データとを報告させて、メンテナン
ス時期を警告することができる。
報告させる 上記〔3〕において説明した経時的変化の確認方法を発
展させることにより、製造装置9において自己試験を行
い、報告させることができる。具体的には、所定の時点
(ある決められた時間、あるいは、決められた期間に決
められた回数分)に、製造装置9の自己試験を行い、測
定データと経時変化データとを報告させて、メンテナン
ス時期を警告することができる。
【0084】例えば、毎日10時に、あるいは毎日0時
から8時の間に1回、製造装置9において自己試験を行
う。自己試験の対象は、到達真空度、排気速度、ガス放
出速度、ガス流量などである。そして、自己試験により
蓄積された時系列のデータに基づいて、製造装置9の経
時変化を検出することにより、製造装置9の診断を行
い、測定データの変動要因を確定する。すなわち、排気
速度が低下したならば、リーク箇所の発生、もしくはポ
ンプ排気能力の低下が原因として考えられるため、メン
テナンス箇所や時期を確定して、メンテナンスを行うよ
うに警告を発することができる。
から8時の間に1回、製造装置9において自己試験を行
う。自己試験の対象は、到達真空度、排気速度、ガス放
出速度、ガス流量などである。そして、自己試験により
蓄積された時系列のデータに基づいて、製造装置9の経
時変化を検出することにより、製造装置9の診断を行
い、測定データの変動要因を確定する。すなわち、排気
速度が低下したならば、リーク箇所の発生、もしくはポ
ンプ排気能力の低下が原因として考えられるため、メン
テナンス箇所や時期を確定して、メンテナンスを行うよ
うに警告を発することができる。
【0085】4.管理情報から生産管理への運用方法 つぎに、本実施の形態に係る半導体製造装置の管理シス
テムによる管理情報から生産管理への運用方法について
説明する。
テムによる管理情報から生産管理への運用方法について
説明する。
【0086】上述のように得られた管理情報から、次の
5種類の生産管理を行うことができる。
5種類の生産管理を行うことができる。
【0087】〔1〕不良品の管理を行う 製造工程データの異常を検出することによって、製造不
良品を管理することができる。すなわち、上述したよう
に、上記半導体製造装置の管理システムは、製造中のデ
ータを常時集中管理(製造装置群TGc)もしくは常時
分散管理(製造装置群TGd)できるように構成されて
いる(図4)。これにより、不良の発生した基板を特定
することができる。
良品を管理することができる。すなわち、上述したよう
に、上記半導体製造装置の管理システムは、製造中のデ
ータを常時集中管理(製造装置群TGc)もしくは常時
分散管理(製造装置群TGd)できるように構成されて
いる(図4)。これにより、不良の発生した基板を特定
することができる。
【0088】〔2〕突発的な不良の発生原因を解明する 製造装置9を常時監視することから、突発的な不良に対
して、発生の確認、発生原因、発生時刻、他の要因との
関係性、発生確率、発生条件の分布などをデータに基づ
いて推測することができる。ゆえに、突発的な不良の発
生原因として高確率で推測される要因から順に確認試験
を行って、発生原因を解明することができる。よって、
突発的な不良への対処方法を効率的に選択することがで
きる。
して、発生の確認、発生原因、発生時刻、他の要因との
関係性、発生確率、発生条件の分布などをデータに基づ
いて推測することができる。ゆえに、突発的な不良の発
生原因として高確率で推測される要因から順に確認試験
を行って、発生原因を解明することができる。よって、
突発的な不良への対処方法を効率的に選択することがで
きる。
【0089】〔3〕メンテナンス時期を予測する 製造装置9を常時監視を続け、得られたデータに基づい
て、製造装置9の状態の経時的変化を管理計算機13に
追跡させることにより、工場内の製造装置9のメンテナ
ンス時期を予測することができる。
て、製造装置9の状態の経時的変化を管理計算機13に
追跡させることにより、工場内の製造装置9のメンテナ
ンス時期を予測することができる。
【0090】〔4〕不良発生が連続もしくは多発する場
合、製造装置を停止・変更する 製造装置9を常時監視を続けて得られたデータに基づい
て、不良発生が連続もしくは多発していると判断された
場合、不良による損失を抑えるために、管理計算機13
から製造装置9へ装置停止信号を出力して、製造装置9
を停止することができる。このとき、データグラフとと
もに不良発生原因の候補を確率の降順に作業員に提示す
ることができる。あわせて、調査方法や確認方法を作業
員に提示することもできる。
合、製造装置を停止・変更する 製造装置9を常時監視を続けて得られたデータに基づい
て、不良発生が連続もしくは多発していると判断された
場合、不良による損失を抑えるために、管理計算機13
から製造装置9へ装置停止信号を出力して、製造装置9
を停止することができる。このとき、データグラフとと
もに不良発生原因の候補を確率の降順に作業員に提示す
ることができる。あわせて、調査方法や確認方法を作業
員に提示することもできる。
【0091】このように、製造装置9を停止・変更する
だけでなく、確率により、不良発生原因を絞り込み、対
処方法とともに作業員に提示することができる。
だけでなく、確率により、不良発生原因を絞り込み、対
処方法とともに作業員に提示することができる。
【0092】〔5〕冗長時間を短縮する 生産中のデータに基づいて、プロセス状態が安定してか
ら次のシーケンスまでの時間を冗長時間として測定し、
製造装置9のシーケンス変更して冗長時間を短縮するよ
うに指令を発することによって、冗長時間を短縮するこ
とができる。よって、生産効率を向上させることが可能
となる。
ら次のシーケンスまでの時間を冗長時間として測定し、
製造装置9のシーケンス変更して冗長時間を短縮するよ
うに指令を発することによって、冗長時間を短縮するこ
とができる。よって、生産効率を向上させることが可能
となる。
【0093】ここで、図15を用いて、冗長時間の短縮
について、具体的に説明する。成膜室圧力はN2 ガスの
流入から最大8.8秒後に安定状態に達している。その
後、SiH4 ガス流入までの約10秒間は成膜室圧力が
安定状態を維持するため、この約10秒間は冗長時間と
して短縮することができる。また、成膜室圧力はSiH
4 ガスの流入から最大2秒後に安定状態に達している。
その後、RFパワー開始までの約25秒間は成膜室圧力
が安定状態を維持するため、この約25秒間は冗長時間
として短縮することができる。すなわち、図15に示す
シーケンスは、N2 ガスの流入から8.8秒後にSiH
4 ガスの流入を行い、その2秒後にRFパワー開始を行
うことで、約28秒間の冗長時間を短縮することができ
る。
について、具体的に説明する。成膜室圧力はN2 ガスの
流入から最大8.8秒後に安定状態に達している。その
後、SiH4 ガス流入までの約10秒間は成膜室圧力が
安定状態を維持するため、この約10秒間は冗長時間と
して短縮することができる。また、成膜室圧力はSiH
4 ガスの流入から最大2秒後に安定状態に達している。
その後、RFパワー開始までの約25秒間は成膜室圧力
が安定状態を維持するため、この約25秒間は冗長時間
として短縮することができる。すなわち、図15に示す
シーケンスは、N2 ガスの流入から8.8秒後にSiH
4 ガスの流入を行い、その2秒後にRFパワー開始を行
うことで、約28秒間の冗長時間を短縮することができ
る。
【0094】5.データから原因追求への推測方法と確
認方法 つぎに、本実施の形態に係る半導体製造装置の管理シス
テムによる管理情報のデータから原因を追求する推測方
法および確認方法について説明する。
認方法 つぎに、本実施の形態に係る半導体製造装置の管理シス
テムによる管理情報のデータから原因を追求する推測方
法および確認方法について説明する。
【0095】〔1〕突発的に変化した要因を追求する方
法 管理情報のデータから、設定されている制御量に対して
変化した量と、制御項目とが確認できる。例えば、圧力
1.2Torrに設定した状態で、3秒間圧力が0.9
Torrに減圧した場合には、特性変化の原因を0.9
Torr状態の性質を持つ反応物が生成されたためであ
ると推測できる。
法 管理情報のデータから、設定されている制御量に対して
変化した量と、制御項目とが確認できる。例えば、圧力
1.2Torrに設定した状態で、3秒間圧力が0.9
Torrに減圧した場合には、特性変化の原因を0.9
Torr状態の性質を持つ反応物が生成されたためであ
ると推測できる。
【0096】〔2〕経時変化から要因を追求する方法 経時変化データに基づいて、傾向変動、循環変動を確認
することにより、使用部材の劣化を発見できる。例え
ば、電力変動からは、電力損失を起こす部品の劣化が推
測できる。
することにより、使用部材の劣化を発見できる。例え
ば、電力変動からは、電力損失を起こす部品の劣化が推
測できる。
【0097】〔3〕時間的順序のシーケンスを管理する
方法 例えば、N2 ガスを流し始め、100sccmにて安定
した後、RF電力を印加するよう設定されているにもか
かわらず、RF電力の印加開始時間が制御できず、N2
ガスが流量安定へ向かう途中の50sccmにてRF電
力印加を行えば、N2 ガス流量が50sccmから10
0sccmの不安定状態で不良品を製造することにな
る。この原因は、制御する要因の時間的順序が重要とな
るため、突発的な不良より確認が困難であり、常時デー
タを蓄積しておく必要がある。
方法 例えば、N2 ガスを流し始め、100sccmにて安定
した後、RF電力を印加するよう設定されているにもか
かわらず、RF電力の印加開始時間が制御できず、N2
ガスが流量安定へ向かう途中の50sccmにてRF電
力印加を行えば、N2 ガス流量が50sccmから10
0sccmの不安定状態で不良品を製造することにな
る。この原因は、制御する要因の時間的順序が重要とな
るため、突発的な不良より確認が困難であり、常時デー
タを蓄積しておく必要がある。
【0098】以上より、本実施の形態に係る半導体製造
装置の管理システムでは、以下の点が可能となる。
装置の管理システムでは、以下の点が可能となる。
【0099】〔1〕製造装置が安定稼動しているか否か
が確認できる 常時データを取り続けることで、製造装置9の安定度、
変動度がデータにより確認できる。すなわち、どの要因
が安定で、どの要因が不安定なのか識別し、不安定要因
の絞り込みとプロセス変更から装置改造を行い、製造工
程の安定稼動を維持することができる。
が確認できる 常時データを取り続けることで、製造装置9の安定度、
変動度がデータにより確認できる。すなわち、どの要因
が安定で、どの要因が不安定なのか識別し、不安定要因
の絞り込みとプロセス変更から装置改造を行い、製造工
程の安定稼動を維持することができる。
【0100】〔2〕突発的な不良の原因を解明できる 従来、突発的な不良の原因を十分に解明できず、生産優
先で生産工程に復帰させていた。理由は突発的な不良の
発生がランダムであり、また不良原因のデータが無い
か、有ってもイベント記録としてしか残っていないため
である。
先で生産工程に復帰させていた。理由は突発的な不良の
発生がランダムであり、また不良原因のデータが無い
か、有ってもイベント記録としてしか残っていないため
である。
【0101】これに対して、上記の半導体製造装置の管
理システムでは、波形データとして常時記録しておくこ
とにより、突発的な不良の原因も即座に解明して対処で
きる。よって、製造装置9に原因を除去した調整・改良
を施せば、高歩留まりを達成できる。
理システムでは、波形データとして常時記録しておくこ
とにより、突発的な不良の原因も即座に解明して対処で
きる。よって、製造装置9に原因を除去した調整・改良
を施せば、高歩留まりを達成できる。
【0102】〔3〕生産コストを低下できる 従来、良品と不良品との識別は、検査工程において行っ
ていた。すなわち、検査工程までは良品と不良品とが混
在した状態で製造工程が処理される。当然、その間に、
洗浄水、薬液、ガスが使用され、製造装置9を動作させ
るために、電力、圧縮空気が使用される。つまり、不良
品に対して、それらの資源を無駄に使用していた。
ていた。すなわち、検査工程までは良品と不良品とが混
在した状態で製造工程が処理される。当然、その間に、
洗浄水、薬液、ガスが使用され、製造装置9を動作させ
るために、電力、圧縮空気が使用される。つまり、不良
品に対して、それらの資源を無駄に使用していた。
【0103】これに対して、上記の半導体製造装置の管
理システムでは、リアルタイムで不良が発生した基板を
特定し、除去することによって、不良品を次の工程に流
さないため、生産コストを低下できる。
理システムでは、リアルタイムで不良が発生した基板を
特定し、除去することによって、不良品を次の工程に流
さないため、生産コストを低下できる。
【0104】〔4〕経時変化データからメンテナンス時
間を割り出し、最適効率の周期でメンテナンスを実施で
きる 生産性を向上させ、コストダウンするためには、製造装
置9が直接生産に関与している時間を、稼働可能な合計
時間に近づける必要がある。
間を割り出し、最適効率の周期でメンテナンスを実施で
きる 生産性を向上させ、コストダウンするためには、製造装
置9が直接生産に関与している時間を、稼働可能な合計
時間に近づける必要がある。
【0105】製造装置9が稼働可能な合計時間は次式で
表せる。 合計時間=生産時間+待ち時間+品質管理時間+メンテ
ナンス時間+トラブル対応時間 例えば、24時間稼動であれば、合計時間は次のように
なる。 合計時間=1440分
表せる。 合計時間=生産時間+待ち時間+品質管理時間+メンテ
ナンス時間+トラブル対応時間 例えば、24時間稼動であれば、合計時間は次のように
なる。 合計時間=1440分
【0106】ここで、上記メンテナンス時間は、平均し
て1日に必要とする定期メンテナンス時間である。例え
ば、1週間に1回のメンテナンスを必要とし、1回につ
き12時間必要とするのであれば、メンテナンス時間は
次のようになる。 メンテナンス時間=12×60÷7=103分
て1日に必要とする定期メンテナンス時間である。例え
ば、1週間に1回のメンテナンスを必要とし、1回につ
き12時間必要とするのであれば、メンテナンス時間は
次のようになる。 メンテナンス時間=12×60÷7=103分
【0107】上記トラブル対応時間は、品質の問題や製
造装置9の誤動作が発生した場合に、トラブルに対応す
るためのメンテナンスもしくは確認試験に費やされる時
間である。ここでは、トラブル対応時間を仮に次のよう
にする。 トラブル対応時間=210分
造装置9の誤動作が発生した場合に、トラブルに対応す
るためのメンテナンスもしくは確認試験に費やされる時
間である。ここでは、トラブル対応時間を仮に次のよう
にする。 トラブル対応時間=210分
【0108】上記品質管理時間は製品の品質を管理する
ため、試験を行い、測定データに基づいて品質の管理の
ために費やされる時間である。例えば、3日に1回の頻
度で、3時間必要であれば、品質管理時間は次のように
なる。 品質管理時間=3×60÷3=60分
ため、試験を行い、測定データに基づいて品質の管理の
ために費やされる時間である。例えば、3日に1回の頻
度で、3時間必要であれば、品質管理時間は次のように
なる。 品質管理時間=3×60÷3=60分
【0109】上記待ち時間は、平均的な搬送ロス時間、
および非効率的な処理手順から発生する時間である。つ
まり、搬送ロス時間は生産する物が無い状態、搬入搬出
に時間を費やした状態、輸送する場所に空きが無いため
輸送できない状態の時間を意味し、搬送ロス時間の間は
製造装置9が待ち状態になる。また、処理時間に応じて
設定された計画的な部材の配送が、前工程のトラブル発
生によって狂った場合(生産品の流れをランダムにした
場合)にも発生する。例えば、1時間に1生産品を処理
する工程で、前工程がトラブル発生のため3時間停止し
た場合、それより下流の工程は3時間の待ち状態にな
る。また、3生産品が同時に搬入されても、2つの生産
品は待ち状態に入るため、生産効率が悪化する。ここで
は、待ち時間を仮に次のようにする。 待ち時間=60分
および非効率的な処理手順から発生する時間である。つ
まり、搬送ロス時間は生産する物が無い状態、搬入搬出
に時間を費やした状態、輸送する場所に空きが無いため
輸送できない状態の時間を意味し、搬送ロス時間の間は
製造装置9が待ち状態になる。また、処理時間に応じて
設定された計画的な部材の配送が、前工程のトラブル発
生によって狂った場合(生産品の流れをランダムにした
場合)にも発生する。例えば、1時間に1生産品を処理
する工程で、前工程がトラブル発生のため3時間停止し
た場合、それより下流の工程は3時間の待ち状態にな
る。また、3生産品が同時に搬入されても、2つの生産
品は待ち状態に入るため、生産効率が悪化する。ここで
は、待ち時間を仮に次のようにする。 待ち時間=60分
【0110】以上より、製造装置9が直接生産に関与し
ている生産時間は、次のようになる。 生産時間 =合計時間−待ち時間−品質管理時間 −メンテナンス時間−トラブル対応時間 =1440分−60分−60分−103分−210分 =1007分
ている生産時間は、次のようになる。 生産時間 =合計時間−待ち時間−品質管理時間 −メンテナンス時間−トラブル対応時間 =1440分−60分−60分−103分−210分 =1007分
【0111】すなわち、この1007分が製造装置9が
生産に直接寄与できる時間である。そして、生産時間の
1007分を合計時間の1440分に近づけることが、
生産性向上となり、コストダウンになる。
生産に直接寄与できる時間である。そして、生産時間の
1007分を合計時間の1440分に近づけることが、
生産性向上となり、コストダウンになる。
【0112】ここで、上記待ち時間は、搬送問題および
工場運用システムの問題を解決することによって短縮で
きる。
工場運用システムの問題を解決することによって短縮で
きる。
【0113】上記品質管理時間は、現状では必要である
が、別の手法を用いたモニタシステムによれば解決でき
ることがわかっている。例えば、各工程後に検査工程を
入れ、全数枚棄検査を実施することが、最も簡単な解決
方法である。
が、別の手法を用いたモニタシステムによれば解決でき
ることがわかっている。例えば、各工程後に検査工程を
入れ、全数枚棄検査を実施することが、最も簡単な解決
方法である。
【0114】上記メンテナンス時間は、製造装置9の改
良により短縮することができるが、メンテナンス自体は
必要である。現状では、試験運転もしくは生産運転にて
データを比較し、処理枚数、処理日数、処理電力等に基
づいて設定されている。この点、上記の半導体製造装置
の管理システムでは、効率的に常時データを取り続け、
最適なメンテナンス時期を状況に応じて、設定すること
により運用費用を低下させることができる。
良により短縮することができるが、メンテナンス自体は
必要である。現状では、試験運転もしくは生産運転にて
データを比較し、処理枚数、処理日数、処理電力等に基
づいて設定されている。この点、上記の半導体製造装置
の管理システムでは、効率的に常時データを取り続け、
最適なメンテナンス時期を状況に応じて、設定すること
により運用費用を低下させることができる。
【0115】上記トラブル対応時間は、解消が最も困難
であり、従来、非効率的な手法で解決しているため、生
産計画に重大な影響を与えている。その理由はトラブル
発生時の連続的なデータが無いためである。従来、再現
試験を行い、異常が発生しない場合は製造を再開してい
た。また、再現試験にて、異常が発生するが各センサデ
ータに異常を発見できない場合は、メンテナンスを繰り
返し行い、製造装置の動作が安定しており、品質検査の
結果に問題がなければ、製造を再開していた。すなわ
ち、従来は、トラブルの原因を解明しないまま、製造を
継続していた。この点、上記の半導体製造装置の管理シ
ステムでは、経時変化データからメンテナンス時間を割
り出し、最適効率の周期でメンテナンスを行うことがで
きる。
であり、従来、非効率的な手法で解決しているため、生
産計画に重大な影響を与えている。その理由はトラブル
発生時の連続的なデータが無いためである。従来、再現
試験を行い、異常が発生しない場合は製造を再開してい
た。また、再現試験にて、異常が発生するが各センサデ
ータに異常を発見できない場合は、メンテナンスを繰り
返し行い、製造装置の動作が安定しており、品質検査の
結果に問題がなければ、製造を再開していた。すなわ
ち、従来は、トラブルの原因を解明しないまま、製造を
継続していた。この点、上記の半導体製造装置の管理シ
ステムでは、経時変化データからメンテナンス時間を割
り出し、最適効率の周期でメンテナンスを行うことがで
きる。
【0116】以上より、上記の半導体製造装置の管理シ
ステムでは、第一に、突発的な不良と劣化による不良と
の識別が可能となる。第二に、不良原因が解明できる。
第三に、トラブル対応時間が短縮できるため、生産効率
が向上する。
ステムでは、第一に、突発的な不良と劣化による不良と
の識別が可能となる。第二に、不良原因が解明できる。
第三に、トラブル対応時間が短縮できるため、生産効率
が向上する。
【0117】〔5〕生産中の枚葉管理が行える 上記の半導体製造装置の管理システムでは、生産中の枚
葉管理が行えるため、工場管理システムで枚葉ごとの品
質管理、装置管理、メンテナンス管理、不良解析管理が
行える。
葉管理が行えるため、工場管理システムで枚葉ごとの品
質管理、装置管理、メンテナンス管理、不良解析管理が
行える。
【0118】
【実施例】本発明に係る実施例として、本発明の半導体
製造装置の管理システムを液晶基板製造工程に適用した
例について、図10から図15に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。
製造装置の管理システムを液晶基板製造工程に適用した
例について、図10から図15に基づいて説明すれば、
以下のとおりである。
【0119】〔1〕管理システムの概要 液晶基板製造工程における製造装置9および製造状況
を確認するために、温度、湿度、濃度、圧力、ガス流
量、電力、シーケンス電気信号、機械的電気的指示値な
どを検出するセンサを各製造装置9(図4)に設けて、
各種波形データを常時計測する。
を確認するために、温度、湿度、濃度、圧力、ガス流
量、電力、シーケンス電気信号、機械的電気的指示値な
どを検出するセンサを各製造装置9(図4)に設けて、
各種波形データを常時計測する。
【0120】具体的には、成膜室圧力測定用2個、ガス
流量測定用5個、RF電力測定用3個(進行波設定値、
進行波、反射波)、バルブ開閉検知用1個、合計11個
のセンサを製造装置9に設けて観測を行った。
流量測定用5個、RF電力測定用3個(進行波設定値、
進行波、反射波)、バルブ開閉検知用1個、合計11個
のセンサを製造装置9に設けて観測を行った。
【0121】電気信号から波形データへの変換装置を
用いて、分解能12bit、周期0.1秒でサンプリン
グを行った。なお、サンプリングの分解能は12bit
〜16bitで行えるが、12bit処理が能力的価格
的に最適である。
用いて、分解能12bit、周期0.1秒でサンプリン
グを行った。なお、サンプリングの分解能は12bit
〜16bitで行えるが、12bit処理が能力的価格
的に最適である。
【0122】そして、データ処理の都合上、12bit
のデータを16bit(2byte)のレコードとして
扱うとすると、サンプリング周期0.1秒、データ数1
6である場合、1日のデータ量は、次のようになる。 1日のデータ量 =2byte×16データ/0.1秒×60秒×60分×24時間 =27MB
のデータを16bit(2byte)のレコードとして
扱うとすると、サンプリング周期0.1秒、データ数1
6である場合、1日のデータ量は、次のようになる。 1日のデータ量 =2byte×16データ/0.1秒×60秒×60分×24時間 =27MB
【0123】さらに、データの保存期間が2〜3ヶ月で
ある場合、記憶装置に必要な容量は、次のようになる。 27MB×60日〜27MB×90日=1.62GB〜
2.43GB
ある場合、記憶装置に必要な容量は、次のようになる。 27MB×60日〜27MB×90日=1.62GB〜
2.43GB
【0124】したがって、データ量は多ければ多いほど
よいが、実際上は、2GBのデータ量を保存できる記憶
装置で十分である。
よいが、実際上は、2GBのデータ量を保存できる記憶
装置で十分である。
【0125】計測された各種波形データに基づいて、
波形データ同士の相互関係を調査し、総合管理を行う。
第1に、時間軸から見て、波形の前後関係(シーケン
ス)を検討する。第2に、数値軸から見て、波形の安定
値(変動値)を検討する。第3に、製造の繰り返しによ
る再現性を検討する。
波形データ同士の相互関係を調査し、総合管理を行う。
第1に、時間軸から見て、波形の前後関係(シーケン
ス)を検討する。第2に、数値軸から見て、波形の安定
値(変動値)を検討する。第3に、製造の繰り返しによ
る再現性を検討する。
【0126】よって、波形データの相互比較から最適な
設定値を選択できる。ここで、最適な設定値とは、シー
ケンスタイミングを品質が安定するように確保した上
で、生産量を最大にする設定値である。
設定値を選択できる。ここで、最適な設定値とは、シー
ケンスタイミングを品質が安定するように確保した上
で、生産量を最大にする設定値である。
【0127】〔2〕センサ信号波形のモニタ方法および
製造装置の管理方法 TFT(thin film transistor) 液晶基板製造工程にお
いて、真空系成膜装置(製造装置9)に配設したセンサ
1のセンサ信号を常時監視するために、電気信号を検出
し、電圧信号を監視量(成膜圧力、RF電力、ガス流量
等)に変換して、センサ信号波形にグラフ化した。そし
て、得られたセンサ信号波形をモニタし、信号波形の立
ち上げから立ち下げまでを管理する。
製造装置の管理方法 TFT(thin film transistor) 液晶基板製造工程にお
いて、真空系成膜装置(製造装置9)に配設したセンサ
1のセンサ信号を常時監視するために、電気信号を検出
し、電圧信号を監視量(成膜圧力、RF電力、ガス流量
等)に変換して、センサ信号波形にグラフ化した。そし
て、得られたセンサ信号波形をモニタし、信号波形の立
ち上げから立ち下げまでを管理する。
【0128】図10および図11に示すように、絶縁膜
および半導体膜の成膜過程を監視して、絶縁膜成膜過程
終了時点での制御シーケンスのばらつきを捕らえた。こ
こで、図10および図11における制御シーケンスのば
らつきとは、RF電力およびガス流量が同時刻に変化す
るように設定されているにもかかわらず、製造装置9の
制御系統が同時刻に変化するべき立ち下がり箇所におい
て、ガス流量の立ち下がり変化がRF電力の立ち下がり
変化より早く生じていることをいう。
および半導体膜の成膜過程を監視して、絶縁膜成膜過程
終了時点での制御シーケンスのばらつきを捕らえた。こ
こで、図10および図11における制御シーケンスのば
らつきとは、RF電力およびガス流量が同時刻に変化す
るように設定されているにもかかわらず、製造装置9の
制御系統が同時刻に変化するべき立ち下がり箇所におい
て、ガス流量の立ち下がり変化がRF電力の立ち下がり
変化より早く生じていることをいう。
【0129】ここで、図10では、RF電力が立ち下が
る時、ガス流量は完全に立ち下がっておらず、ガスが流
れている。これに対して、図11では、RF電力が立ち
下がる時、ガス流量は完全に立ち下がっており、ガスが
ほとんど流れていない。よって、図11では、図10と
はガス流量、ガスの混合比が異なった状態で成膜される
ため、膜の上層に膜質の異なる膜が成膜されていること
がわかる。
る時、ガス流量は完全に立ち下がっておらず、ガスが流
れている。これに対して、図11では、RF電力が立ち
下がる時、ガス流量は完全に立ち下がっており、ガスが
ほとんど流れていない。よって、図11では、図10と
はガス流量、ガスの混合比が異なった状態で成膜される
ため、膜の上層に膜質の異なる膜が成膜されていること
がわかる。
【0130】そして、図10および図11に示されるよ
うな制御シーケンスのばらつきを解消するために、例え
ば、図10の場合、RF電力の立ち下がり時間と、ガス
流量の立ち下がり時間のばらつきのデータとから、次の
ようにシーケンス設定時間を求めることができる。
うな制御シーケンスのばらつきを解消するために、例え
ば、図10の場合、RF電力の立ち下がり時間と、ガス
流量の立ち下がり時間のばらつきのデータとから、次の
ようにシーケンス設定時間を求めることができる。
【0131】すなわち、RF電力を遮断してから1.4
秒以上経過後に、ガス流量を遮断するシーケンスを組み
込めばよい。この点、生産タクトから考えれば、シーケ
ンスは最小の1.4秒に設定することになる。なお、シ
ーケンス設定の秒数は各製造装置9に固有であるため、
製造装置9ごとに測定を行い、決定する。
秒以上経過後に、ガス流量を遮断するシーケンスを組み
込めばよい。この点、生産タクトから考えれば、シーケ
ンスは最小の1.4秒に設定することになる。なお、シ
ーケンス設定の秒数は各製造装置9に固有であるため、
製造装置9ごとに測定を行い、決定する。
【0132】図12は、上記のシーケンス変更を行う前
のRF電力とガス流量との関係を示すグラフであり、ガ
ス流量の立ち下がりとRF電力の立ち下がりとがばらつ
いていることが確認できる。
のRF電力とガス流量との関係を示すグラフであり、ガ
ス流量の立ち下がりとRF電力の立ち下がりとがばらつ
いていることが確認できる。
【0133】これに対して、図13は、上記のシーケン
ス変更を行った後のRF電力とガス流量との関係を示す
グラフであり、シーケンス変更によってRF電力とガス
流量との関係が安定していることが確認できる。すなわ
ち、シーケンス変更によって製造装置9によるばらつき
を抑え、製品品質を向上させることができた。
ス変更を行った後のRF電力とガス流量との関係を示す
グラフであり、シーケンス変更によってRF電力とガス
流量との関係が安定していることが確認できる。すなわ
ち、シーケンス変更によって製造装置9によるばらつき
を抑え、製品品質を向上させることができた。
【0134】このように、製造装置9のセンサ信号波形
をモニタし、信号波形の立ち上げから立ち下げまでを管
理してシーケンス設定を行うことにより、製造工程の不
安定要因であるシーケンスのばらつきを解消することが
できた。
をモニタし、信号波形の立ち上げから立ち下げまでを管
理してシーケンス設定を行うことにより、製造工程の不
安定要因であるシーケンスのばらつきを解消することが
できた。
【0135】〔3〕CVD装置には、RF電力進行波セ
ンサ、ガス流量センサ、成膜室圧力センサを配設する液
晶基板製造工程において、CVD(chemical vapor dep
osition )装置を電気的制御波形信号によって監視する
場合、立ち下げ時の波形データを監視するには、RF電
力進行波センサ、ガス流量センサ、成膜室圧力センサを
設けるだけでよい。
ンサ、ガス流量センサ、成膜室圧力センサを配設する液
晶基板製造工程において、CVD(chemical vapor dep
osition )装置を電気的制御波形信号によって監視する
場合、立ち下げ時の波形データを監視するには、RF電
力進行波センサ、ガス流量センサ、成膜室圧力センサを
設けるだけでよい。
【0136】これにより、CVD装置のセンサ信号をモ
ニタし、信号の波形データの立ち下がり時を確認した。
そして、RF電力、ガス流量、成膜圧力に基づいて、絶
縁膜成膜の立ち下がり時のシーケンスのばらつきが確認
できた。
ニタし、信号の波形データの立ち下がり時を確認した。
そして、RF電力、ガス流量、成膜圧力に基づいて、絶
縁膜成膜の立ち下がり時のシーケンスのばらつきが確認
できた。
【0137】上述したように、シーケンス変更を行う前
には、ガス流量の立ち下がりとRF電力の立ち下がりと
がばらついていることが確認された(図12)。これに
対して、シーケンス変更を行った後には、RF電力とガ
ス流量との関係が安定していることが確認された(図1
3)。すなわち、シーケンス変更によって製造装置9に
よるばらつきを抑え、製品品質を向上させることができ
た。
には、ガス流量の立ち下がりとRF電力の立ち下がりと
がばらついていることが確認された(図12)。これに
対して、シーケンス変更を行った後には、RF電力とガ
ス流量との関係が安定していることが確認された(図1
3)。すなわち、シーケンス変更によって製造装置9に
よるばらつきを抑え、製品品質を向上させることができ
た。
【0138】このように、液晶基板製造工程において、
CVD装置を電気的制御波形信号によって監視する場
合、立ち下げ時の波形データを監視するには、RF電力
進行波センサ、ガス流量センサ、成膜室圧力センサを設
けるだけで十分であり、製造装置9のセンサ信号波形を
モニタし、信号波形の立ち上げから立ち下げまでを管理
してシーケンス設定を行うことにより、製造工程の不安
定要因であるシーケンスのばらつきを解消することがで
きた。
CVD装置を電気的制御波形信号によって監視する場
合、立ち下げ時の波形データを監視するには、RF電力
進行波センサ、ガス流量センサ、成膜室圧力センサを設
けるだけで十分であり、製造装置9のセンサ信号波形を
モニタし、信号波形の立ち上げから立ち下げまでを管理
してシーケンス設定を行うことにより、製造工程の不安
定要因であるシーケンスのばらつきを解消することがで
きた。
【0139】〔4〕プロセス状態モニタリング CVD装置プロセス状態モニタリング状況 本発明の半導体製造装置の管理システムは、CVD装置
におけるゲート絶縁層(GI(gate insulator)層)お
よび真性半導体層(i層;intrinsic semiconductor )
の成膜室のプロセス状態モニタとして好適である。すな
わち、膜質等に影響を与えるRF電力、成膜圧力、各ガ
ス流量の過渡的変化、定常時の安定性・制御タイミング
ばらつき等を継続してデータ蓄積し、プロセス制御状態
の安定性を確認しながら制御タイミングを最適化する解
析ツールとして有効である。なお、ゲート絶縁層とは、
ゲートを絶縁するために形成される層である。また、真
性半導体層とは、キャリアにより、電流のON/OFF
制御に使われる半導体層である。
におけるゲート絶縁層(GI(gate insulator)層)お
よび真性半導体層(i層;intrinsic semiconductor )
の成膜室のプロセス状態モニタとして好適である。すな
わち、膜質等に影響を与えるRF電力、成膜圧力、各ガ
ス流量の過渡的変化、定常時の安定性・制御タイミング
ばらつき等を継続してデータ蓄積し、プロセス制御状態
の安定性を確認しながら制御タイミングを最適化する解
析ツールとして有効である。なお、ゲート絶縁層とは、
ゲートを絶縁するために形成される層である。また、真
性半導体層とは、キャリアにより、電流のON/OFF
制御に使われる半導体層である。
【0140】図14に、ゲート絶縁層・真性半導体層成
膜時のRF電力、成膜圧力、SiH4 ガス流量変化モニ
タの例を示す。
膜時のRF電力、成膜圧力、SiH4 ガス流量変化モニ
タの例を示す。
【0141】ゲート絶縁層・真性半導体層成膜開始時
のN2 ガス導入から、RF電力ONまでの安定性解析 図15に示すように、N2 ガスが供給されてから設定圧
力に安定するまでの時間、すなわち、N2 ガス供給によ
り成膜室圧力が急激に変動した時間および自動圧力制御
(APC)により設定圧力に安定するまでの時間の合計
は7.5秒であった。なお、この時間の最大値は8.8
秒であった。
のN2 ガス導入から、RF電力ONまでの安定性解析 図15に示すように、N2 ガスが供給されてから設定圧
力に安定するまでの時間、すなわち、N2 ガス供給によ
り成膜室圧力が急激に変動した時間および自動圧力制御
(APC)により設定圧力に安定するまでの時間の合計
は7.5秒であった。なお、この時間の最大値は8.8
秒であった。
【0142】また、SiH4 ガスが流れ始めた時点で生
じた成膜室圧力の変動が安定状態に復帰するまでの時間
は1.8秒であった。なお、この時間の最大値は2秒で
あった。
じた成膜室圧力の変動が安定状態に復帰するまでの時間
は1.8秒であった。なお、この時間の最大値は2秒で
あった。
【0143】ここで、本実施例では、上記の各シーケン
スの状態安定までの時間の最大値(最大時間)を、16
個のデータに基づいて決定した。しかし、上記最大時間
の決定方法はこれに限定されず、適宜選択することがで
きる。例えば、分析するデータの個数を16個の他、5
0個、100個、あるいは1日のデータ数、数カ月間の
データ数とすることができる。
スの状態安定までの時間の最大値(最大時間)を、16
個のデータに基づいて決定した。しかし、上記最大時間
の決定方法はこれに限定されず、適宜選択することがで
きる。例えば、分析するデータの個数を16個の他、5
0個、100個、あるいは1日のデータ数、数カ月間の
データ数とすることができる。
【0144】そして、上記の測定結果に基づいて過渡応
答を検討する。すなわち、安定性や時間短縮の観点か
ら、制御方法や応答関数を検討して、例えば、フィード
バックの関数の次数や係数を調整することができる。こ
れにより、過渡応答においても生産時間を短縮すること
ができるため、生産効率をより向上させることが可能と
なる。
答を検討する。すなわち、安定性や時間短縮の観点か
ら、制御方法や応答関数を検討して、例えば、フィード
バックの関数の次数や係数を調整することができる。こ
れにより、過渡応答においても生産時間を短縮すること
ができるため、生産効率をより向上させることが可能と
なる。
【0145】図15に示すとおり、CVD装置につい
て、成膜開始時のプロセスガス供給量安定化のタイミン
グとRF電力ONのタイミングとを解析すると、実際の
SiH4 ガス導入後の安定化時間を成膜室圧力の変動時
間とみなせば、ゲート絶縁層・真性半導体層成膜時のN
2 ・SiH4 ガス供給安定後、RF電力をONできてい
ることが確認できた。
て、成膜開始時のプロセスガス供給量安定化のタイミン
グとRF電力ONのタイミングとを解析すると、実際の
SiH4 ガス導入後の安定化時間を成膜室圧力の変動時
間とみなせば、ゲート絶縁層・真性半導体層成膜時のN
2 ・SiH4 ガス供給安定後、RF電力をONできてい
ることが確認できた。
【0146】ゲート絶縁層・真性半導体層成膜時のプ
ロセス状態モニタデータ ゲート絶縁層・真性半導体層成膜開始時のRF電力、S
iH4 ガス流量OFFの制御タイミングのばらつきが確
認されたため、RF電力OFF後、SiH4 ガスを安定
して停止させるシーケンスによる効果を確認できた。
ロセス状態モニタデータ ゲート絶縁層・真性半導体層成膜開始時のRF電力、S
iH4 ガス流量OFFの制御タイミングのばらつきが確
認されたため、RF電力OFF後、SiH4 ガスを安定
して停止させるシーケンスによる効果を確認できた。
【0147】なお、上記の実施の形態および実施例は、
本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の範囲内
で種々の変更が可能である。
本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の範囲内
で種々の変更が可能である。
【0148】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体製造装置
の管理システムは、上記の課題を解決するために、半導
体の製造工程ラインに設けられた製造装置から管理情報
を常時収集するセンサと、該センサによって収集された
管理情報を時系列の測定値パターンとして監視するとと
もに、該測定値パターンと該管理情報に応じて予め登録
されている設定値パターンとを比較する監視手段と、該
監視手段での比較の結果、該測定値パターンの該設定値
パターンからの逸脱が検出された場合、異常の発生を提
示する警報手段とを備えている構成である。
の管理システムは、上記の課題を解決するために、半導
体の製造工程ラインに設けられた製造装置から管理情報
を常時収集するセンサと、該センサによって収集された
管理情報を時系列の測定値パターンとして監視するとと
もに、該測定値パターンと該管理情報に応じて予め登録
されている設定値パターンとを比較する監視手段と、該
監視手段での比較の結果、該測定値パターンの該設定値
パターンからの逸脱が検出された場合、異常の発生を提
示する警報手段とを備えている構成である。
【0149】それゆえ、上記半導体製造装置の管理シス
テムでは、センサの測定値を時系列の波形データとして
常時監視することから、突発的な不良に対して、発生の
確認、発生原因、発生時刻、他の要因との関係性、発生
確率、発生条件の分布などをデータに基づいて推測する
ことができる。よって、突発的な不良にも、原因を即座
に解明して対処することができる。
テムでは、センサの測定値を時系列の波形データとして
常時監視することから、突発的な不良に対して、発生の
確認、発生原因、発生時刻、他の要因との関係性、発生
確率、発生条件の分布などをデータに基づいて推測する
ことができる。よって、突発的な不良にも、原因を即座
に解明して対処することができる。
【0150】したがって、製造装置のセンサデータを用
いて、効率的に低コスト生産への解析手法を提示するこ
とができる。よって、製造装置に原因を除去する調整・
改良を施せば、製造工程ラインの安定稼働が可能とな
り、高歩留まりを達成できるという効果を奏する。
いて、効率的に低コスト生産への解析手法を提示するこ
とができる。よって、製造装置に原因を除去する調整・
改良を施せば、製造工程ラインの安定稼働が可能とな
り、高歩留まりを達成できるという効果を奏する。
【0151】すなわち、本発明の半導体製造装置の管理
システムによれば、製造工程ラインがインラインモニタ
技術を用いてプロセス状態データに基づき管理されるた
め、製造される半導体デバイスの品質管理として、突発
的に生じた不良ならびにその発生原因を解明することが
できるという効果を奏する。
システムによれば、製造工程ラインがインラインモニタ
技術を用いてプロセス状態データに基づき管理されるた
め、製造される半導体デバイスの品質管理として、突発
的に生じた不良ならびにその発生原因を解明することが
できるという効果を奏する。
【図1】図4に示す半導体製造装置の管理システムに設
けられるモニタ装置の構成の概略を示すブロック図であ
る。
けられるモニタ装置の構成の概略を示すブロック図であ
る。
【図2】図4に示す半導体製造装置の管理システムに設
けられる他のモニタ装置の構成の概略を示すブロック図
である。
けられる他のモニタ装置の構成の概略を示すブロック図
である。
【図3】図4に示す半導体製造装置の管理システムに設
けられるさらに他のモニタ装置の構成の概略を示すブロ
ック図である。
けられるさらに他のモニタ装置の構成の概略を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る半導体製造装置の
管理システムの構成の概略を示すブロック図である。
管理システムの構成の概略を示すブロック図である。
【図5】図4に示す半導体製造装置の管理システムで行
われるシーケンス制御の説明図である。
われるシーケンス制御の説明図である。
【図6】図4に示す半導体製造装置の管理システムで行
われる常時監視の上限下限設定値による管理の説明図で
ある。
われる常時監視の上限下限設定値による管理の説明図で
ある。
【図7】図4に示す半導体製造装置の管理システムで行
われるシーケンス管理の説明図であって、図7(a)は
理論的シーケンス波形であり、図7(b)は測定値波形
である。
われるシーケンス管理の説明図であって、図7(a)は
理論的シーケンス波形であり、図7(b)は測定値波形
である。
【図8】図4に示す半導体製造装置の管理システムで行
われるシーケンス管理の説明図であって、図8(a)は
理論的シーケンス波形であり、図8(b)は測定値波形
である。
われるシーケンス管理の説明図であって、図8(a)は
理論的シーケンス波形であり、図8(b)は測定値波形
である。
【図9】図4に示す半導体製造装置の管理システムで行
われる経時変化データに基づく管理の説明図であって、
図9(a)は設定値であり、図9(b)は測定値であ
る。
われる経時変化データに基づく管理の説明図であって、
図9(a)は設定値であり、図9(b)は測定値であ
る。
【図10】図4に示す半導体製造装置の管理システムを
液晶基板の製造工程ラインに適用した一実施例の説明図
であって、真空系成膜装置における絶縁膜および半導体
膜の成膜過程の測定値を示すグラフである。
液晶基板の製造工程ラインに適用した一実施例の説明図
であって、真空系成膜装置における絶縁膜および半導体
膜の成膜過程の測定値を示すグラフである。
【図11】図4に示す半導体製造装置の管理システムを
液晶基板の製造工程ラインに適用した一実施例の説明図
であって、真空系成膜装置における絶縁膜および半導体
膜の成膜過程の測定値を示すグラフである。
液晶基板の製造工程ラインに適用した一実施例の説明図
であって、真空系成膜装置における絶縁膜および半導体
膜の成膜過程の測定値を示すグラフである。
【図12】図4に示す半導体製造装置の管理システムを
液晶基板の製造工程ラインに適用した一実施例の説明図
であり、真空系成膜装置における絶縁膜および半導体膜
の成膜過程のシーケンス変更前のRF電流とガス流量と
の関係を示すグラフである。
液晶基板の製造工程ラインに適用した一実施例の説明図
であり、真空系成膜装置における絶縁膜および半導体膜
の成膜過程のシーケンス変更前のRF電流とガス流量と
の関係を示すグラフである。
【図13】図4に示す半導体製造装置の管理システムを
液晶基板の製造工程ラインに適用した一実施例の説明図
であって、真空系成膜装置における絶縁膜および半導体
膜の成膜過程のシーケンス変更後のRF電流とガス流量
との関係を示すグラフである。
液晶基板の製造工程ラインに適用した一実施例の説明図
であって、真空系成膜装置における絶縁膜および半導体
膜の成膜過程のシーケンス変更後のRF電流とガス流量
との関係を示すグラフである。
【図14】図4に示す半導体製造装置の管理システムを
液晶基板の製造工程ラインに適用した他の実施例の説明
図であって、CVD装置によるゲート絶縁層・真性半導
体層成膜時のRF電力・圧力・SiH4 ガス流量の測定
値を示すグラフである。
液晶基板の製造工程ラインに適用した他の実施例の説明
図であって、CVD装置によるゲート絶縁層・真性半導
体層成膜時のRF電力・圧力・SiH4 ガス流量の測定
値を示すグラフである。
【図15】図4に示す半導体製造装置の管理システムを
液晶基板の製造工程ラインに適用した他の実施例の説明
図であって、CVD装置によるゲート絶縁層・真性半導
体層成膜開始時のN2 ガス導入からRF電力ONまでの
安定性解析を示すグラフである。
液晶基板の製造工程ラインに適用した他の実施例の説明
図であって、CVD装置によるゲート絶縁層・真性半導
体層成膜開始時のN2 ガス導入からRF電力ONまでの
安定性解析を示すグラフである。
【図16】従来の技術に係る半導体製造装置の管理シス
テムで行われる上限下限設定値による管理の説明図であ
る。
テムで行われる上限下限設定値による管理の説明図であ
る。
1 センサ 6 判定器(監視手段) 8 指令発生器(警報手段,製造不良品特定手段,指
令発生手段,不安定要因提示手段,メンテナンス警報提
示手段,第2指令発生手段) 9 製造装置 13 管理計算機(製造工程ライン管理手段)
令発生手段,不安定要因提示手段,メンテナンス警報提
示手段,第2指令発生手段) 9 製造装置 13 管理計算機(製造工程ライン管理手段)
Claims (9)
- 【請求項1】半導体の製造工程ラインに設けられた製造
装置から管理情報を常時収集するセンサと、 該センサによって収集された管理情報を時系列の測定値
パターンとして監視するとともに、該測定値パターンと
該管理情報に応じて予め登録されている設定値パターン
とを比較する監視手段と、 該監視手段での比較の結果、該測定値パターンの該設定
値パターンからの逸脱が検出された場合、異常の発生を
提示する警報手段とを備えていることを特徴とする半導
体製造装置の管理システム。 - 【請求項2】上記監視手段は、上記の測定値パターンと
設定値パターンとを、上記製造装置のある定常状態から
次の定常状態へ遷移する期間について比較することを特
徴とする請求項1記載の半導体製造装置の管理システ
ム。 - 【請求項3】上記監視手段の比較結果に基づいて、不良
の生じた製造不良品を上記製造工程ライン上で特定する
製造不良品特定手段を備えていることを特徴とする請求
項1または2記載の半導体製造装置の管理システム。 - 【請求項4】上記監視手段の比較結果に基づいて、上記
測定値パターンの上記設定値パターンからの逸脱を解消
するように、上記製造装置のシーケンスの調整を指令す
る指令発生手段を備えていることを特徴とする請求項1
から3の何れかに記載の半導体製造装置の管理システ
ム。 - 【請求項5】上記監視手段の比較結果に基づいて、上記
設定値パターンの不安定を検出するとともに、不安定要
因の候補を提示する不安定要因提示手段を備えているこ
とを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の半導体
製造装置の管理システム。 - 【請求項6】上記監視手段の比較結果に基づいて、上記
測定値パターンの経時変化を検出して、上記製造装置の
劣化を予測し、該製造装置のメンテナンスの警報を提示
するメンテナンス警報提示手段を備えていることを特徴
とする請求項1から5の何れかに記載の半導体製造装置
の管理システム。 - 【請求項7】上記監視手段の比較結果に基づいて、上記
製造装置を含む上記製造工程ラインを制御する製造工程
ライン管理手段を備えていることを特徴とする請求項1
から6の何れかに記載の半導体製造装置の管理システ
ム。 - 【請求項8】上記監視手段の比較結果に基づいて、状態
が安定してから次のシーケンスまでのシーケンス待ち時
間を算出し、上記製造装置のシーケンスの調整を指令す
る第2指令発生手段を備えていることを特徴とする請求
項1から7の何れかに記載の半導体製造装置の管理シス
テム。 - 【請求項9】上記製造装置は、液晶基板製造工程ライン
における化学的気相成長法成膜装置であり、上記センサ
として高周波電力進行波センサと、ガス流量センサと、
成膜室圧力センサとが設けられていることを特徴とする
請求項1から8の何れかに記載の半導体製造装置の管理
システム。
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