JP2000269356A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2000269356A
JP2000269356A JP11068058A JP6805899A JP2000269356A JP 2000269356 A JP2000269356 A JP 2000269356A JP 11068058 A JP11068058 A JP 11068058A JP 6805899 A JP6805899 A JP 6805899A JP 2000269356 A JP2000269356 A JP 2000269356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
potential
circuit
transistor
insulated gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11068058A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Yamazaki
英治 山崎
Takeshi Sakata
健 阪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi ULSI Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11068058A priority Critical patent/JP2000269356A/ja
Publication of JP2000269356A publication Critical patent/JP2000269356A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 グランド電位より低い基板電位あるいは供給
電位よりも高いウェル電位を印加する回路では,電源投
入時にしきい電圧が低く、貫通電流が流れる。このこと
は、半導体装置の動作電圧の低電圧化と高速動作の要求
を両立し難くする。 【解決手段】 被電源供給回路と電源との間にしきい電
圧が基板あるいはウエル電位の変動の影響を受けないあ
るいは小さい接続手段を用い、その接続手段を少なくと
も電源立ち上がり時に遮断することにより貫通電流を遮
断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は低電圧駆動且つ高
速動作を実現せんとする半導体装置に関するものであ
る。より具体的には、半導体装置の電源電圧投入時の電
源回路の立ち上がり前の貫通電流防止に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体記憶装置、例えばダイナミ
ック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)では、
アレー部のウェルにチップ内部で発生した電圧を印加し
ている。それは次の理由に寄る。第1はメモリセルへの
電子の注入を防ぐため、第2はメモリセルから信号が読
み出されるビット線に接続された拡散層容量を軽減する
ため、さらに第3にはメモリセルトランジスタの基板バ
イアス効果によるしきい値電圧の影響を軽減するためで
ある。
【0003】図1にその基本構成の断面図を示す。尚、
図1は回路を構成する主要部分のみを並置して示す概略
図である。より具体的な詳細は省略されている。P型半
導体基板101内に、N型ウエル 105が形成されて
いる。そしてN型ウエル105およびP型領域102内
にMIS型トランジスタを構成すべくP型不純物領域1
03およびN型不純物領域104が形成されている。符
号106がPチャネルMOS型トランジスタのゲート、
符号107がNチャネルMOS型トランジスタのゲート
である。勿論この下部にゲート絶縁膜が設けられている
ことは言うまでもない。符号109はN型ウエルへのウ
エル電位供給線である。そして、前記した通り、通例、
半導体基板101にバイアスが印加される。こうした構
成の半導体記憶装置の具体例は、例えば特開平8―18
1292に見られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の半導体基板にバ
イアスを印加する構成を取る半導体装置では、ゲート絶
縁型( MIS型)電界効果型半導体装置のしきい値電
圧が、半導体基板に印加される基板電圧に依存する。よ
り具体的には、例えば、前述の図1の例において、不純
物領域104、107を有して構成されるNチャネルM
OS型トランジスタのしきい電圧はP型基板101に印
加される基板電圧に依存する。この為、特に電源投入時
に基板電圧発生回路が十分立ち上がるまでは同トランジ
スタのしきい電圧は低く、電源の立ち上がった定常的な
状態と比べ大きな電流が流れる。電源電圧が高い場合に
は、定常状態でのしきい電圧の設定値が十分高いため、
電源投入時に、定常状態と比較してしきい電圧が低くな
っても許容範囲である。
【0005】しかしながら近年、半導体装置の耐圧の面
から動作電圧の低電圧化が進む一方で、プロセッサの高
速化に伴いより高速動作が要求されてきている。
【0006】素子動作のより高速化を図る為には、定常
状態でのしきい電圧を低く設定することで対応が可能で
ある。しかし、電源投入時のしきい電圧低下に伴う貫通
電流の増加が問題となる。すなわち、電源投入時に半導
体内部の基板電圧発生装置が立ち上がるまで、しきい電
圧が低い状態となる。この為、電源が十分立ち上がった
状態では遮断できる状態の素子にも貫通電流が流れ、基
板に流れ込みラッチアップ等を起こす恐れがある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明の目的は、以上
に述べたような動作電圧の低電圧化と高速動作の要求に
伴って発生する問題を解決した半導体装置を実現するこ
とにある。
【0008】本願発明は、上述の課題に対応する為、グ
ランド電位より低い基板電位あるいは供給電位よりも高
いウェル電位を印加する素子を有する半導体装置の電源
電圧投入時の電源回路の立ち上がり前の貫通電流を防止
するものである。
【0009】更には、本願発明は、上述の課題に対応す
る為、電源電圧を投入した直後において基板電圧発生回
路、ウエル電圧発生回路が十分立ち上がる前に、これら
の両電圧が印加されるべき絶縁ゲート型電界効果型トラ
ンジスタ(代表例はMOS型トランジスタである)のし
きい電圧が低い状態で貫通電流が流れることを防止する
ことにある。
【0010】即ち、本願発明は、被電源供給回路と電源
との間にしきい電圧が基板あるいはウエル電位の変動の
影響を受けないあるいは小さい接続手段を用い、その接
続手段を少なくとも電源立ち上がり時に遮断することに
より貫通電流を遮断する。ここで、前記被電源供給回
路、即ち、貫通電流を阻止せんとする具体的な回路とし
て、実施の形態の欄では、インバータ回路、半導体記憶
装置のセンスアンプ、差動増幅器等の具体的例を示す
が、本願発明は、基板バイアスの影響を受ける半導体装
置、更に具体的にはグランド電位より低い基板電位ある
いは供給電位よりも高いウェル電位を印加する素子を有
する半導体装置、あるいはこれらを有する論理回路等広
く適用出来るものである。
【0011】以下に本願発明の主要な形態を列挙する。
【0012】(1)本願発明の第1の形態は、被電源供
給回路と、前記被電源供給回路は半導体基板内の不純物
領域内あり且つ第1の電位が供給される第1の絶縁ゲー
ト型電界効果型トランジスタと、第2の電位が供給され
る第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタとを少な
くとも有し、前記不純物領域は他の半導体基板内の領域
とは電気的に分離された不純物領域とされ、第3の絶縁
ゲート型電界効果型トランジスタを少なくとも介して前
記第1もしくは第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジ
スタあるいはその両者に前記第1の電位もしくは第2の
電位が供給され、且つ前記第3の絶縁ゲート型電界効果
型トランジスタは前記第1および第2の絶縁ゲート型電
界効果型トランジスタに比較し前記第1もしくは第2の
電圧に対してのしきい電圧の依存性が小さいことを特徴
とする半導体装置である。尚、前記他の半導体基板内の
領域とは電気的に分離された不純物領域は通例ウエルを
称される。
【0013】前記の第3の絶縁ゲート型電界効果型トラ
ンジスタを有する回路領域は電流制限手段を構成する。
この電流制限手段は、被電源供給回路の有する第1の電
位が供給される第1の絶縁ゲート型電界効果型トランジ
スタと、第2の電位が供給される第2の絶縁ゲート型電
界効果型トランジスタのいずれか一方、あるいはその両
者に対して設けることが出来る。その設け方の実際は後
述の実施の形態の欄で説明される。
【0014】(2)本願発明の第2の形態は、前記第3
の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタの一対の不純物
領域の一方と当該トランジスタの基板側電位とが接続さ
れている前記項目(1)の半導体装置である。
【0015】本例は電流制限手段の代表例を示すもの
で、極めて簡便で有用である。この形態をより具体的な
例を述べれば、電界効果型トランジスタのソースとウエ
ル電位を接続する、あるいはソースと基板電位を接続す
るものである。従って、トランジスタのしきい電圧は定
常状態と同じ電圧に設定され、当該半導体装置への電源
投入時の段階でも電流が制限、遮断される。勿論、この
絶縁ゲート型電界効果型トランジスタが定常状態でスイ
ッチとして電流制限、遮断できる素子としてしておくこ
とは言うまでもない。
【0016】(3)本願発明の第3の形態は、上記第1
の電圧を当該半導体装置の内部で発生する内部電圧発生
回路を有する前記項目(1)もしくは(2)の半導体装
置である。
【0017】(4)本願発明の第4の形態は、上記第2
の電圧を当該半導体装置の内部で発生する内部電圧発生
回路を有することを特徴とする前記項目(1)より
(3)の半導体装置である。当然、前記第1および第2
の電圧を発生する内部電圧発生回路の両者を該半導体装
置の内部に有することが有用である。これら(3)およ
び(4)の形態の利点等については実施の形態の欄で説
明される。
【0018】(5)本願発明の第5の形態は、上記第1
の電圧及び上記第2の電圧が、内部電圧発生回路を用い
ず外部から供給されることを特徴とする前記項目(1)
より(2)の半導体装置である。
【0019】(6)本願発明の第6の形態は、前記第3
の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタは半導体基板内
の不純物領域内に設けられ、且つこの不純物領域は他の
半導体基板内の領域とは電気的に分離されており、且つ
前記不純物領域には前記第1の電圧が供給されているこ
とを特徴とする前記項目(1)より(5)の半導体装置
である。この不純物領域は通例ウェルと称されている。
勿論、ウエルを用いない構成も可能である。
【0020】(7)本願発明の第7の形態は、第1の電
圧と第2の電圧を動作電圧とする回路ブロックと、上記
第1の電圧が供給される第1の電圧端子と上記回路ブロ
ックとの間の電流経路に設けられた電流制限手段を有す
る半導体装置において、上記電流制限手段は、電源投入
時に、上記回路ブロックを通じて流れる電流を十分小さ
く制限することを特徴とする半導体装置である。
【0021】(8)本願発明の第8の形態は、上記電流
制限手段が、上記回路ブロックが非活性状態である時
に、上記回路ブロックを通じて流れる電流を十分小さく
制限することを特徴とする前記項目(7)の半導体装置
である。
【0022】(9)本願発明の第9の形態は、上記諸半
導体装置において、メモリ領域を含むことを特徴とする
半導体装置である。
【0023】この半導体装置において、上記メモリは、
1個のMOS型トランジスタと1個のキャパシタで構成さ
れた複数のダイナミック型メモリセルを含むことのが多
用形態であるとする。
【0024】(10)本願発明の第10の形態は、上記
回路ブロックは、上記メモリセルから読み出された信号
を増幅するセンスアンプを含むことを特徴とする半導体
装置である。
【0025】センスアンプに本願発明を適用することに
よって、半導体記憶装置の低電圧駆動且つ高速動作を簡
便に可能とする。
【0026】(11)本願発明の第11の形態は、上記
諸半導体装置において、上記回路ブロックは、差動アン
プを含むことを特徴とする半導体装置である。
【0027】(12)本願発明の第11の形態は、第1
の電源線と第2の電源線とNチャネルMOS型トランジ
スタと第1のPチャネルMOS型トランジスタと第2の
PチャネルMOS型トランジスタで構成され、第1の電
源線は第一のPチャネルMOS型トランジスタのソース
に接続され、第1のPチャネルMOS型トランジスタの
ドレインは単数あるいは複数の第2のPチャネルMOS
型トランジスタのソースに接続され、第2のPチャネル
MOS型トランジスタのドレインは単数あるいは複数の
NチャネルMOS型トランジスタのドレインに接続さ
れ、NチャネルMOS型トランジスタのソースは第2の
電源線に接続され、第1のPチャネルMOS型トランジ
スタと第2のPチャネルMOS型トランジスタのウエル
は接続され、第1の電源線の電位は第2の電源線の電位
よりも高く、電源投入時に第1のPチャネルMOS型ト
ランジスタに遮断する信号を供給する回路を有する半導
体装置である。
【0028】尚、前記項目(2)の上記内部電圧発生回
路は昇圧回路が好適である。又、上記第1の電圧を発生
する内部電圧発生回路は降圧回路が好適である。
【0029】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>実施の形態1
は、半導体装置の電源投入時の貫通電流を抑制する具体
的例である。その回路例を図2に、その基本要素の要部
の断面構造を図3に示す。図3においては、回路の基本
要素の構造のみを示すもので、具体的回路装置の正確な
断面図ではないことをことわっておく。尚、この例を基
本として本願発明の原理を合わせて説明する。
【0030】図2を参酌すれば、回路構成は次の通りで
ある。回路ブロック7が本願発明を適用せんとする被電
源供給回路で、Pチャネル電界効果型トランジスタ5
0、Nチャネル電界効果型トランジスタ51を有し、入
力端52、出力端53とするインバータ回路を構成して
いる。 Pチャネル電界効果型トランジスタ50にはウ
エル電圧供給線2が、 Nチャネル電界効果型トランジ
スタ51には基板電圧供給線4が供され、各々バックバ
イアスされている。ウエル電圧供給線2にはウエル電圧
発生回路10が、基板電圧供給線4には基板電圧発生回
路11が供され、各電圧発生回路はスイッチ5、6に接
続されている。
【0031】このスイッチ5、6が本願発明に直接関与
するスイッチである。スイッチ5は具体例は絶縁ゲート
型トランジスタであり、ブロック7に電源電圧を供給す
るスイッチである。スイッチ6の具体例は絶縁ゲート型
トランジスタであり、グランドに電流を引き抜くための
スイッチである。第1の電源線1はウエル電圧発生回路
10に供される。又、グランド線3は基板電圧発生回路
11に供される。
【0032】スイッチ5はそのソースとウエル電位を第
1の電源線1に接続、スイッチ6はソースと基板電位を
グランド線3に接続している。この為、各スイッチは電
圧に対してのしきい電圧の依存性が小さいものとなって
いる。スイッチ5は、そのゲートに接続された第1の信
号線8によって、制御、駆動信号が供される。又、スイ
ッチ5の基板側は前記第1の電源線1に接続されてい
る。スイッチ6は、そのゲートに接続された第2の信号
線9によって、制御、駆動信号が供される。又、スイッ
チ6の基板側は前記グランド線3に接続されている。こ
のようなインバータ回路7は、通例、電源投入後、電源
電圧が十分立ち上がってから、回路が正常動作を行なう
ように設計されている。
【0033】前述の如き回路を構成する具体的な半導体
装置構造の例を図3に例示する。勿論具体的構造として
は他の構造も取り得る。
【0034】基本的な考え方は、次の通りである。図3
においてTr2(回路図、図2における50)、Tr3
(図2における51)で構成される通例のCMOS型イ
ンバータに対して本願発明に係るスイッチTr1(図2
における5)およびTr4(図2における6)を追加し
た状態を示している。
【0035】P型シリコン基板101にN型ウエル10
5が形成され、この内部にNチャネルトランジスタTr
2(50)が形成されている。また、Tr3はPチャネ
ルトランジスタTr3(51)が形成されている。図3
において、103はP型拡散領域、104はN型拡散領
域、106はPチャネルMOS型トランジスタのゲー
ト、107はNチャネルMOS型トランジスタのゲー
ト、108はPチャネルMOSトランジスタの第1の不
純物領域からNチャネルMOSトランジスタの第2の不
純物領域を接続する結線である。そして、N型ウエル1
05はウエル給電線109を通してウエル電位が供給さ
れる。尚、ここでNシリコン基板101と称したが、具
体的には結晶成長用半導体基板120上にP型エピタキ
シャル層121を成長させ、これをデバイス形成用の半
導体基板101として用いている。又、ある場合には、
結晶成長用の半導体基板120にバッファ層121を形
成し、この上にデバイスを組み込む為のエピタキシャル
層を成長させる場合等もある。本願明細書ではこうした
デバイス形成用として準備された半導体基体を「半導体
基板」、「シリコン基板」あるいは「基板」と称する。
【0036】さて、本願発明の係るスイッチTr1は通
例のN型ウエル125を持いたPチャネルMOS型トラ
ンジスタである。126はP型拡散領域、127はPチ
ャネルMOS型トランジスタのゲート、124はTr2
への接続用の結線である。PチャネルトランジスタTr
1では第2の不純物領域がウエル125に接続され、こ
れが前記第1の電源線に接続されている。
【0037】Tr4は、半導体基板101に深いN型ウ
エル112、113を形成し、この中にP型ウエル11
5を形成する。このP型ウエル115の中にN型絶縁ゲ
ート型電界効果型トランジスタを形成する。本例では、
通常のCMOS型インバータに対して、深いウェル中の
N型MOS型トランジスタTr4と、ウエルが分離され
たPチャネルMOS型トランジスタTr1を追加してい
ることとなる。符号114はN型拡散領域、117はN
チャネルMOS型トランジスタのゲートである。符号1
18はNチャネルMOS型トランジスタへ接続する電源
線である。尚、これらの半導体装置の各部の製造法は周
知の方法を適用すれば良いので詳細は省略する。
【0038】次に、電源投入時の動作を、図4、図5お
よび図6を用いて説明する。図4は第1の電源線1、ウ
エル電源線2、グランド線3、および基板電圧線4での
電源投入後の電圧の変化を示す図、図5は絶縁ゲ−ト型
電界効果型トランジスタの基板電圧としきい電圧の関係
の例を示す図、図6は当該トランジスタの各種電圧、電
流の電源投入後の変化を示す図である。尚、図におい
て、t0は電源投入開始時点、t1は電源が立ち上がっ
ている時点、t2は電源の立ち上がりが完了した時点、
Vccは電源線1の電源の立ち上がりが完了した時点で
の電圧、Vddはウエル電圧の電源の立ち上がりが完了
した時点での電圧、Vssはグランド線の電圧、Vbb
は基板電圧の電源立ち上がりが完了した時点での電圧で
ある。
【0039】図4に従えば、時刻t0で電源が投入され
ると、ウェル電源線2の電位は電源線1の電位と同じよ
うに上昇する。また、グランド線3の電位は一定に保た
れる。一方、基板電圧線4の電位は基板電圧発生回路1
1からの電圧により下降する。その下降はゆっくりであ
る。それは、基板電圧発生回路11が、チャージポンプ
などにより構成され、基板は大きな容量を持つためであ
る。時刻t1で電源電圧が、電源線1の定常状態での電
位Vccに達すると、それ以後は電源線1の電位がVc
cに保たれる。一方、ウエル電位発生回路10によりウ
ェル電源線2の電位は定常状態の電位Vddとなるまで
上昇を続ける。時刻t2で基板電圧はVbbにウエル電
位はVddに到達し定常状態となる。
【0040】電源投入後の図2の回路における、諸点に
おける電位変化を考察する。電源投入後、第1の信号線
8の電位は第1の電源線1の電位と同じように上昇す
る。また、第2の信号線9の電位はグランド線3の電位
と同じようにVSSと一定である。この状態では、電源
投入期間では、第1の電源線1とウェル電圧供給線2と
の電位差及びグランド線3と基板電圧供給線4の電位差
は、定常状態よりも小さくなっている。従って、Pチャ
ネルおよびNチャネルの電界効果型トランジスタのしき
い電圧は定常状態よりも小さくなっている。
【0041】次にこの電源投入時での貫通電流について
説明する。たとえばNチャネルMOS型トランジスタの
しきい電圧Vtは Vt=Vto+K(sqrt(|VBB|+2P)―sqat(2P))…(1 ) で表される。尚、上記式(1)で「sqrt」は平方根
を表すものとする。
【0042】又、Vtoはソースに対する基板電圧ある
いはウエル電圧0Vの場合のしきい電圧に相当する、V
BBは基板電圧あるいはウエル電圧に対するソースの電
位であり、Kは半導体装置に固有の係数、Pは半導体と
シリコンの仕事関数差である。Kおよび2Pは製造プロ
セスに依存して決められる。各値の符号はともに正であ
る。
【0043】上記の式(1)から理解される様に、基板
電圧あるいはウエル電圧がソースに対して低くなるほど
しきい電圧は大きくなる。
【0044】しきい電圧は特に低電源電圧の回路では高
速化のため電流を流すため低く設定されている。基板電
圧あるいはウエルの電圧が十分印加されない状態ではし
きい電圧Vtが負となりVgsが0でも電流が流れる。
したがって回路ブロック7の内部の絶縁ゲート型電界効
果型半導体装置のしきい電圧も定常状態よりも低くなっ
ておりインピーダンスが低くなっている。
【0045】一方、第1の信号線8および第2の信号線
9は前記電界効果型半導体装置のソースと基板あるいは
ウエル電圧端を接続しているので、定常状態と同じしき
い電圧である。これらの電界効果型半導体装置は定常状
態でスイッチとして電流遮断できる素子として設計する
ので、電源投入時の段階でも電流を遮断できる。また、
第1の信号線8および第2の信号線9が接続されるスイ
ッチ5およびスイッチ6のゲートの電位は、ソースと同
一であるので同様の遮断機能がある。したがって回路ブ
ロック7の内部の素子のインピーダンスが低下していて
もスイッチ5、6が遮断することにより、回路ブロック
7での貫通電流を抑制できる。
【0046】ここでは説明を簡単にするために、前記第
1の電源線1およびグランド線3をグランド線とした
が、ここで用いた電圧の供給は、当該回路構成の外部か
ら供給される電源でも、当該被電源供給回路の内部に所
望の電圧発生回路を設け、これに寄って変換された電位
を用いても、同様な議論が成り立つ。例えば、ウェル電
源線2に外部電源電圧を供給し、チップ内部で降圧する
ことにより発生した内部電圧を電源線1に供給する構成
がある。この場合、ウェル電圧の発生に昇圧回路を用い
ずに済み、昇圧回路の効率による損失が防がれる。また
第1の電源線1に外部電源電圧を供給し、チップ内部で
昇圧することにより発生した内部電圧を、ウェル電源線
2に供給する構成が有りうる。この場合、比較的低電圧
での動作が可能である。尚、内部電源を用いた構成例は
図7を用いて後述する。
【0047】次に、図4では基板電圧の降下が電源電圧
の上昇と共に開始される例を、原理説明として説明し
た。しかし、基板電圧の降下を電源電圧の上昇の開始よ
り遅らせた例もある。図6に示す動作例はこの例であ
る。
【0048】図5は、この例に用いたNチャネルMOC
トランジスタの基板電圧としきい電圧の関係の例を示す
もので、基板電位の約1Vの変化に対してしきい電圧は
−0.05Vから0.05Vの変化が見られる。基板電
圧が十分立ち上がった定常状態でのしきい電圧に比べ、
立ち上がり時のしきい電圧は低い。ゲート電圧が0Vで
もしきい電圧が負であれば電流が流れる。たとえ、しき
い電圧が正であってもい0V近傍ではサブスレッショル
ド電流が流れる。
【0049】図6は、前記のNチャネルMOCトランジ
スタにおける、K=0.2、Vto=―0.05Vの例
でのVtのVBB依存性を示す図である。図において、
91は基板電位、92はしきい電圧、93は基板電圧、
94は貫通電流の特性を示す曲線である。図6では基板
電位が正常に上昇すると仮定した場合の貫通電流と電圧
の時間変化を示している。基板電位が十分立ち上がって
いない場合、しきい電圧が低く貫通電流が流れる。そし
て、基板電流の上昇と共にこの貫通電流が減少する。つ
まり、トランジスタの初期のデプレッション状態からエ
ンハンスメント状態に変化することに対応している。し
かし、この事例では回路が正常に動作するとしたが、貫
通電流が大きすぎると実際には、基板電圧が立ち上がら
ず回路が正常に動作できないという問題が生ずる。尚、
上記図6での電流値は最大値を1とした時の相対値であ
る。
【0050】具体的技術の側面からは、本願発明は、こ
の電流投入時の電源回路の立ち上がり前の貫通電流(図
6の電流94)を防止せんとするものである。
【0051】これまで電位のレベルで説明してきたが、
ここで、本願発明の実施に用いるスイッチのゲートを制
御する回路の具体例を例示する。勿論、スイッチノゲ−
トを制御する回路の具体的構成としてはその他の例も用
い得ることは言うまでもない。又、こうした回路が本願
の実施の諸形態に適用できることも言うまでもない。図
12はこうした回路例、図13はこの動作時の各ノード
での電位関係を示すものである。尚、電源電圧は205
で示される。本例は、電源を投入した時に、ハイ(Hi
gh)を出力し、しばらくしてロー(Low)になる信
号を出力する回路である。ノード200は電源が投入さ
れた後、抵抗を通して容量に充電され、インバータ20
3の論理しきい電圧を越えたところでノード201はロ
ーとなる。ここでノード202は反転信号となる。この
ノード201での信号を本願発明の回路のPMOS側の
スイッチのゲートに入力し、一方、ノード202の信号
を本願発明の回路のNMOS側のスイッチのゲートに入
力すれば良い。
【0052】[各種変形構成について]さて、前述の回
路ブロック7は、この例は入力端52出力端53を持つ
インバータ回路で構成しているが、論理回路を含むいか
なる回路でもよい。2個以上の論理回路やその他の回路
を接続した方が、面積増加を小さくできる。スイッチは
回路ブロック7の両側についている場合を述べたが、勿
論いずれかの片側でも良い。例えばしきい電圧がNチャ
ネルMOS型トランジスタ、PチャネルMOS型トラン
ジスタともに同じ程度であれば、NチャネルMOS型ト
ランジスタはサブスレッシュホルド領域の電流遮断特性
が良いのでPチャネルMOS型トランジスタ側のみに入
れれば良く、その方が面積の増加が小さくできる。ま
た、素子の構造として3重ウエル構成では無い場合、P
チャネルMOS型トランジスタはバルク−ソース間を接
続する場合が多いのでNチャネルMOS型トランジスタ
側だけに該当の電流遮断用の回路素子が必要となる。
【0053】本例では、ウェルを分離したMOS型トラ
ンジスタを用いているが、ブロック7で使われている素
子の基板電圧あるいはウエル電圧依存性よりも小さい依
存性を持つ素子で構成すれば、ウェルを分離しない構成
も可能である。
【0054】図7は電源電圧として、内部発生電圧を用
いた具体例を示すものである。本願発明に係るスイッチ
が、半導体装置の電源投入時の貫通電流を抑制する旨は
実施の形態1と全く同じである。尚、本例に示す外部電
源を用いる方法は、以下に述べる各実施の形態において
も用いることが出来ることは言うまでもない。
【0055】前述の外部電源部分を異にする以外、回路
構成は実施の形態1と同様である。即ち、回路ブロック
7が本願発明の適用をせんとする被電源電圧供給回路
で、Pチャネル電界効果型トランジスタ50、Nチャネ
ル電界効果型トランジスタ51を有し、入力端52、出
力端53とするインバータ回路を構成している。
【0056】これに対して、スイッチ5、およびスイッ
チ6を設けて、これらのスイッチはそのソ−スとウエル
電位を第1の電源線1に接続、スイッチ6はソ−スと基
板電位をグランド線3に接続している。こうして、これ
らのスイッチのしきい電圧の基板電圧あるいはウエル電
圧に対して依存性が小さいものとされている。
【0057】さて、外部電源線60は内部供給電圧発生
回路62およびウエル電位発生回路110に供される。
同様に外部グランド線61は内部グランド電圧発生回路
63および基板電圧発生回路11に供される。
【0058】スイッチ5は、そのゲートに接続された第
1の信号線8によって、制御、駆動信号が供される。
又、スイッチ5の基板側は前記第1の電源線1に接続さ
れる。スイッチ6は、そのゲートに接続された第2の信
号線9によって、制御、駆動信号が供される。又、スイ
ッチ6の基板側は前記グランド線3に接続される。こう
して、こうしたインバータ回路7は、通例、電源投入
後、電源電圧が十分立ち上がってから、回路が正常動作
を行なうように設計されている。尚、動作の基本は前述
の例と同様である。
【0059】<実施の形態2>実施の形態2は電源投入
時の貫通電流を抑制するスイッチに、待機時のリーク電
流を抑制する機能を持たせたものに、本願発明を適用し
た例である。このリーク電流抑制機能を実現する構成自
体は、例えば特開平5―210976に開示されている
ものである。
【0060】図8に、待機時のリーク電流を低減する回
路の電源線と接続するスイッチに基板電圧依存性の小さ
なMOS型トランジスタを適用した回路構成を示す。P
チャネルMOS型トランジスタ31、NチャネルMOS
型トランジスタ32とがインバータを構成する。第1の
電源線1とPチャネルMOS型トランジスタ31のソー
スをスイッチ27を介して接続する。又、PチャネルM
OS型トランジスタ29とNチャネルMOS型トランジ
スタ30とはインバータを構成する。グランド線3とN
チャネルMOS型トランジスタ30のソースをスイッチ
37を介して接続する。第1の信号線36はスイッチ2
7のゲートに入る。第2の信号線はスイッチ28のゲー
トに入る。
【0061】前述の回路の動作は次の通りである。電源
投入時、信号線36は第1の電源線1と同電位で上昇す
る。第2の信号線37はグランド線3と同電位のままで
あり、スイッチ28は遮断しており貫通電流は流れな
い。このスイッチ28は電源が十分立ち上がった状態で
もPチャネルMOS型トランジスタ29とNチャネルM
OS型トランジスタ30で構成されるインバータおよび
PチャネルMOS型トランジスタ31とNチャネルMO
S型トランジスタ32とで構成されるインバータが非活
性状態のときには電源投入時と同様に、遮断状態とな
る。それは、第1の信号線36は第1の電源線1と同電
位、第2の信号線37は第2の電源線3と同電位になっ
ている為である。尚、非活性状態とは、インバータへの
入力信号線33の電位がロー(low)、結線34がハ
イ(high)の状態である。尚、結線34とは前述の
インバータ1の出力端と前述のインバータ2の入力端と
を結ぶ結線である。
【0062】この構成例の特長は、(1)半導体装置の
面積を小さくなし得ること、(2)駆動能力の低下を防
ぎながら電源投入時の貫通電流を抑制できる、ことであ
る。即ち、新たに電源投入時のみに遮断するスイッチを
設ける必要がないので、面積を小さくすることが出来
る。さらに、前述の貫通電流対策の効果は、MOS型ト
ランジスタを直列に接続するということは、即ち駆動能
力が小さくなる為である。
【0063】実施の形態1では電源線側およびグランド
線側の両方にスイッチが入っている例であった。しか
し、電源投入時の状態、すなわち待機時の状態に合わ
せ、本例のように、各インバータに対してその電源線側
およびグランド線側のどちらか一方にスイッチが入って
入れば良い。また、本願発明に係る回路として、インバ
ータ回路の場合に本技術を適用したが、待機時の状態が
決まっていればどのような回路であっても本願の技術が
適用出来る。
【0064】<実施の形態3>実施の形態3はダイナミ
ックランダムアクセスメモリ(DRAM)のセンスアン
プに本願発明を適用した例である。即ち、本例は電源投
入時の貫通電流を抑制するスイッチにダイナミックラン
ダムアクセスメモリのセンスアンプを駆動する機能を持
たせたものと言うことが出来る。
【0065】図9に、ダイナミックランダムアクセスメ
モリのセンスアンプの駆動MOS型トランジスタに基板
電圧依存性の小さなMOS型トランジスタを適用した回
路構成例を示す。
【0066】図10は本例の半導体記憶装置の記憶部の
基本回路構成の例を示す図である。半導体記憶装置で
は、多数のメモリセル部250が搭載され、これらが、
例えば図8のように、ワード線251によってワード線
ドライバ252、およびビット線253によってセンス
アンプ254に接続されている。本例はこうしたDRA
Mのセンスアンプに本願発明の回路を用いるものであ
る。
【0067】当該センスアンプは、通例の通り2つの増
幅回路が差動に接続されている。即ち、PチャネルMO
S型トランジスタ40、NチャネルMOS型トランジス
タ42で構成される第1の増幅器と、PチャネルMOS
型トランジスタ41、NチャネルMOS型トランジスタ
43で構成される第2の増幅器の2つの増幅器が入出力
端を互いに接続され、且つ、それぞれのPチャネルMO
S型トランジスタのソースをPチャネル駆動MOS型ト
ランジスタ44のソースに接続し、NチャネルMOS型
トランジスタのソースをNチャネル駆動MOS型トラン
ジスタ45のソースに接続されている。尚、前記の第1
の増幅器では、入力端47、出力端46であり、一方、
前記第2の増幅器では入力端46、出力端47である。
実施の形態1の回路ブッロクが前記センスアンプである
以外、その他の回路構成は、実施の形態1と同様であ
る。第1の電源線1とセンスアンプのPチャネル絶縁ゲ
ート型電界効果型トランジスタのソースを接続するのが
スイッチ38、第2の電源線3とセンスアンプのNチャ
ネルトランジスタのソースを接続するのがスイッチ39
である。各スイッチ38、39はおのおの第1の信号線
44、第2の信号線45で制御される。尚、図10にお
いて、符号10はウエル電位発生回路、符号11は基板
電圧発生回路、符号2はウエル電源線、符号4は基板電
圧線である。
【0068】本例の回路の動作は次の通りである。本例
は実施の形態1の回路ブロックを異にするのみであるの
で、動作の基本はこれに準ずる。当該回路に電源投入
時、第1の信号線44は第1の電源電圧線1と同一の電
圧で上昇する。一方第2の信号線45はグランド線3と
同一の電圧の状態である。このスイッチは基板効果が無
いので遮断され電流は流れない。
【0069】他方、電源が立ち上がった状態では、端子
46、端子47に信号が読み出された時、第1の信号線
44はグランド、第2の信号線45はVccになり増幅
回路を活性化する。
【0070】この構成例では、新たに電源投入用のスイ
ッチを設ける必要が無く、素子面積を小さくでき効率が
上がる。ダイナミックランダムアクセスメモリに使われ
るこの増幅回路は、一つの半導体装置に必要な個数も多
く、従って素子面積上の効率が上がる。
【0071】本例の特長は、従来の駆動スイッチに電源
投入時の遮断スイッチを兼ね備えさせることにより、ウ
エル分離の領域の増加分だけで抑えることができことで
ある。従って、素子数を増加させずに電源投入時の貫通
電流を抑制できる。
【0072】<実施の形態4>実施の形態4は電源投入
時の貫通電流を抑制するスイッチにアナログ回路である
差動アンプを駆動する機能を持たせたものである。
【0073】図11に、差動アンプの駆動MOS型トラ
ンジスタに基板電圧依存性の小さなMOS型トランジス
タを適用した回路構成を示す。即ち、本例は駆動用の絶
縁ゲート型電界効果型トランジスタ56を、本願発明に
係る基板電圧依存性の小さなトランジスタとなしたもの
である。
【0074】本願発明に係る回路ブロックは差動アンプ
であって、これは、電流を供給する負荷MOSとしての
Pチャネル絶縁ゲート型(MOS型)トランジスタ57
およびPチャネルMOS型トランジスタ58、ゲートの
差動線が入り、信号を受ける第1のMOS型トランジス
タ59、ゲートの差動線が入り、第2のMOS型トラン
ジスタ60、更に駆動MOSとして絶縁ゲート型トラン
ジスタ56によって構成される。このうち駆動MOS5
6のソースと基板を接続し、負荷MOS57および58
はウエル電位発生端に、信号を受けるMOS59および
60は基板電圧発生回路端に接続する。尚、図11にお
いて、符号10はウエル電位発生回路、符号11は基板
電圧発生回路、符号2はウエル電源線、符号4は基板電
圧線である。
【0075】本例の回路の動作は次の通りである。本例
は実施の形態1の回路ブロックを差動アンプとし且つそ
の駆動MOSに貫通電流阻止の機能を持たせるものであ
る。当該回路に電源投入時に駆動MOS型トランジスタ
56の入力信号線62の電圧を第2の電源線3と等しく
してMOS型トランジスタ56は遮断する。作動アンプ
としての動作をさせる所望の期間では、入力信号線62
の電圧を上げ駆動MOS型トランジスタ56を導通させ
る。
【0076】本例の特長は、駆動MOS型トランジスタ
に電源投入時の貫通電流抑制機能を持たせることによっ
て、新たにスイッチを追加する必要がないことである。
素子構造上、ウエル分離することによる面積の増加はあ
るが、素子数増加による面積の増加は抑えてかつ電源投
入時の貫通電流を抑制できる。
【0077】
【発明の効果】本願発明は低電圧駆動且つ高速動作なる
半導体装置を提供することが出来る。より技術的には、
半導体装置の電源電圧投入時の電源回路の立ち上がり前
の貫通電流防止することが出来る。
【0078】しきい値電圧が低いMOS型トランジスタ
で構成された論理回路の、電源投入時の貫通電流を抑制
することができる。その結果、電源立ち上げ時にはラッ
チアップも起こさず正常に立ち上がり、十分立ち上がっ
た後では高速に動作し、且つ低電圧駆動の為、消費電力
が小さい半導体装置が実現される。
【0079】本願発明の別異の形態によれば、低電圧駆
動且つ高速動作なる半導体記憶装置を提供できる。
【0080】更に、本願発明の別異な形態によれば、低
電圧駆動且つ高速動作なる差動増幅器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来の基板バイアス効果を有する半導体
記憶装置の要部断面図である。
【図2】図2は本願発明の原理を説明する回路図であ
る。
【図3】図3は本願発明を実現する為の半導体装置の基
本構造の例を示す断面図である。
【図4】図4の回路の動作を説明するためのタイミング
図である。
【図5】図5は本願発明の係わるトランジスタの各電位
と貫通電流の時間的変化を示す図である。
【図6】図6は絶縁ゲート型電界効果型トランジスタの
しきい電圧の基板電位依存性を示す図である。
【図7】図7は外部電源回路を用いた実施の形態を示す
回路図である。
【図8】図8は待機時にリーク電流を低減する回路に適
用した実施の形態を示す回路図である。
【図9】図9はDRAMのセンスアンプに適用した実施
の形態を示す回路図である。
【図10】図10はDRAMのメモリ部の基本構成を示
す図である。
【図11】図11は差動増幅器に適用した実施の形態を
示す図である。
【図12】図12はスイッチのゲ−トを制御する回路の
例を示す図である。
【図13】図13は図12の回路の諸ノ−ドでの電位の
変化を示す図である。
【符号の説明】
1…電源線、2…ウエル電圧供給線、3…グランド線、
4…基板電圧線、10…ウエル電圧発生回路、11…基
板電圧発生回路、5…スイッチ素子、6…スイッチ素
子、7…電源電圧が十分立ち上がった時に動作するよう
に設計された回路、8…第1の信号線、9…第2の信号
線、50…PチャネルMOS型トランジスタ、51…N
チャネルMOS型トランジスタ、27…スイッチ素子、
37…スイッチ素子、29…PチャネルMOS型トラン
ジスタ、30…NチャネルMOS型トランジスタ、31
…PチャネルMOS型トランジスタ、30…Nチャネル
MOS型トランジスタ、33…インバータの入力信号
線、34…第1のインバータの出力端と第2のインバー
タの入力端を結ぶ結線、35…第1のインバータの出力
線、38…スイッチ素子、39…スイッチ素子、44…
信号線、45…信号線、40…PチャネルMOS型トラ
ンジスタ、42…NチャネルMOS型トランジスタ、4
1…PチャネルMOS型トランジスタ、43…Nチャネ
ルMOS型トランジスタ、57…負荷MOS型トランジ
スタ、58…負荷MOS型トランジスタ、59…MOS
型トランジスタ、60…MOS型トランジスタ、61…
差動信号1入力端、62…差動信号2入力端、62…差
動増幅回路の駆動MOS型トランジスタ、101…P型
基板、102…N型ウエル、103…P型拡散層、10
4…N型拡散層、105…P型ウエル、106…Pチャ
ネルMOS型トランジスタのゲート、107…Nチャネ
ルMOS型トランジスタのゲート、108…結線、10
9…n型ウエル給電層、112…N型ウエル、113…
N型ウエル給電層、114…N型拡散層、115…P型
ウエル、117…NチャネルMOS型トランジスタのゲ
ート、118…NチャネルMOS型トランジスタへ接続
される電源線、119…PチャネルMOS型トランジス
タへ接続される電源線、124…結線、125…N型ウ
エル、126…P型拡散層、127…PチャネルMOS
型トランジスタのゲートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8242 H03K 19/094 // H03F 3/45 (72)発明者 阪田 健 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5F038 BG05 BG09 BH07 BH15 BH18 DF05 DF12 EZ01 EZ13 EZ20 5F048 AA03 AA07 AB01 AB03 AC02 AC03 AC10 BA01 BB15 BE02 BE03 BE05 BE09 CC13 CC14 CC19 5F083 GA09 GA14 HA03 KA01 LA03 LA08 LA16 LA17 PR46 PR56 ZA08 5J056 AA00 BB19 CC00 DD13 DD29 EE04 EE11 FF07 FF08 KK00 KK02 5J066 AA12 CA56 HA10 KA02 QA02 TA01 TA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被電源供給回路と、前記被電源供給回路
    は半導体基板内の不純物領域内あり且つ第1の電位が供
    給される第1の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタ
    と、第2の電位が供給される第2の絶縁ゲート型電界効
    果型トランジスタとを少なくとも有し、前記不純物領域
    は他の半導体基板内の領域とは電気的に分離された不純
    物領域とされ、第3の絶縁ゲート型電界効果型トランジ
    スタを少なくとも介して前記第1もしくは第2の絶縁ゲ
    ート型電界効果型トランジスタあるいはその両者に前記
    第1の電位もしくは第2の電位が供給され、且つ前記第
    3の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタは前記第1お
    よび第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタに比較
    し前記第1もしくは第2の電圧に対してのしきい電圧の
    依存性が小さいことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の絶縁ゲート型電界効果型トラ
    ンジスタの一対の不純物領域の一方と当該トランジスタ
    の基板側電位とが接続されていることを特徴とする請求
    項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の電圧を当該半導体装置の内部
    で発生する内部電圧発生回路を有することを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記第2の電圧を当該半導体装置の内部
    で発生する内部電圧発生回路を有することを特徴とする
    請求項1より請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 上記第1の電圧及び上記第2の電圧が、
    当該被電源供給回路の外部から供給されることを特徴と
    する請求項1より請求項2のいずれかに記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第3の絶縁ゲート型電界効果型トラ
    ンジスタは半導体基板内の不純物領域内に設けられ、且
    つこの不純物領域は他の半導体基板内の領域とは電気的
    に分離されており、且つ前記不純物領域には前記第1の
    電圧が供給されていることを特徴とする請求項1より請
    求項5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 被電源供給回路と、前記被電源供給回路
    は半導体基板内の不純物領域内あり且つ第1の電位が供
    給される第1の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタ
    と、第2の電位が供給される第2の絶縁ゲート型電界効
    果型トランジスタとを少なくとも有する半導体記憶装置
    であって、前記不純物領域は他の半導体基板内の領域と
    は電気的に分離された不純物領域とされ、第3の絶縁ゲ
    ート型電界効果型トランジスタを少なくとも介して前記
    第1もしくは第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジス
    タあるいはその両者に前記第1の電位もしくは第2の電
    位が供給され、且つ前記第3の絶縁ゲート型電界効果型
    トランジスタは前記第1および第2の絶縁ゲート型電界
    効果型トランジスタに比較し前記第1もしくは第2の電
    圧に対してのしきい電圧の依存性が小さいこと半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 差動増幅器回路と、前記差動増幅器回路
    は半導体基板内の不純物領域内あり且つ第1の電位が供
    給される第1の絶縁ゲート型電界効果型トランジスタ
    と、第2の電位が供給される第2の絶縁ゲート型電界効
    果型トランジスタとを少なくとも有する半導体記憶装置
    であって、前記不純物領域は他の半導体基板内の領域と
    は電気的に分離された不純物領域とされ、第3の絶縁ゲ
    ート型電界効果型トランジスタを少なくとも介して前記
    第1もしくは第2の絶縁ゲート型電界効果型トランジス
    タあるいはその両者に前記第1の電位もしくは第2の電
    位が供給され、且つ前記第3の絶縁ゲート型電界効果型
    トランジスタは前記第1および第2の絶縁ゲート型電界
    効果型トランジスタに比較し前記第1もしくは第2の電
    圧に対してのしきい電圧の依存性が小さいこと半導体装
    置。
  9. 【請求項9】第1の電源線と第2の電源線とNチャネル
    MOS型トランジスタと第1のPチャネルMOS型トラ
    ンジスタと第2のPチャネルMOS型トランジスタで構
    成され、第1の電源線は第一のPチャネルMOS型トラ
    ンジスタのソースに接続され、第1のPチャネルMOS
    型トランジスタのドレインは単数あるいは複数の第2の
    PチャネルMOS型トランジスタのソースに接続され、
    第2のPチャネルMOS型トランジスタのドレインは単
    数あるいは複数のNチャネルMOS型トランジスタのド
    レインに接続され、NチャネルMOS型トランジスタの
    ソースは第2の電源線に接続され、第1のPチャネルM
    OS型トランジスタと第2のPチャネルMOS型トラン
    ジスタのウエルは接続され、第1の電源線の電位は第2
    の電源線の電位よりも高く、電源投入時に第1のPチャ
    ネルMOS型トランジスタに遮断する信号を供給する回
    路を有する半導体装置。
JP11068058A 1999-03-15 1999-03-15 半導体装置 Withdrawn JP2000269356A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11068058A JP2000269356A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11068058A JP2000269356A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000269356A true JP2000269356A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13362816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11068058A Withdrawn JP2000269356A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000269356A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007243179A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Altera Corp ラッチアップ防止を有する調整可能なボディバイアス生成回路網

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007243179A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Altera Corp ラッチアップ防止を有する調整可能なボディバイアス生成回路網

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7355455B2 (en) Low power consumption MIS semiconductor device
US6373321B1 (en) CMOS semiconductor device
JP2939086B2 (ja) 半導体装置
US6741098B2 (en) High speed semiconductor circuit having low power consumption
JP3552068B2 (ja) Cmos論理回路
JPH1173769A (ja) 半導体装置
KR100471737B1 (ko) 출력회로,누설전류를감소시키기위한회로,트랜지스터를선택적으로스위치하기위한방법및반도체메모리
JPH08272467A (ja) 基板電位発生回路
US6621327B2 (en) Substrate voltage selection circuit
US6100563A (en) Semiconductor device formed on SOI substrate
US6175263B1 (en) Back bias generator having transfer transistor with well bias
JP3105512B2 (ja) Mos型半導体集積回路
US20030039149A1 (en) Circuit for generating power-up signal
JP2000269356A (ja) 半導体装置
JPH09214316A (ja) 出力回路、リーク電流を減少させるための回路、トランジスタを選択的にスイッチするための方法および半導体メモリ
JPH0554673A (ja) 基準電位発生回路
KR100605591B1 (ko) 반도체 소자의 승압전압 발생기
JP3586985B2 (ja) 半導体装置の出力回路
JP3055505B2 (ja) レベル変換回路
JPH1028045A (ja) Mosトランジスタ回路
JP2000339981A (ja) 半導体集積回路
JP3216642B2 (ja) 半導体装置
KR100311039B1 (ko) 스위칭 스큐를 최소화 할 수 있는 버퍼 회로
JP3144825B2 (ja) 出力バッファ回路
KR0117405Y1 (ko) 커플링 효과를 이용한 내부전원전압 발생회로

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060606