JP2000269736A - 多周波数帯用アンテナ - Google Patents

多周波数帯用アンテナ

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JP2000269736A JP7406599A JP7406599A JP2000269736A JP 2000269736 A JP2000269736 A JP 2000269736A JP 7406599 A JP7406599 A JP 7406599A JP 7406599 A JP7406599 A JP 7406599A JP 2000269736 A JP2000269736 A JP 2000269736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型な多周波数帯用のアンテナを提供する。 【解決手段】 VHF帯用のダイポールアンテナ2がほ
ぼ直線状に配置された1対の棒状エレメント2a、2bを有
する。UHF帯用の八木型アンテナ8、10は、棒状エレ
メント2a、2bに、放射器8a、10a 及び導波器8b、10b を
取り付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる複数の周波
数帯の電波を受信可能な多周波数帯用アンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両等に搭載されるアンテナ、
例えば車両等に搭載されるテレビジョン放送受信用のア
ンテナには、無指向性のアンテナを使用することがあ
る。この無指向性アンテナとしては、例えばアルホード
ループアンテナや、クローバリーフアンテナ等がある。
このようなアンテナを利用して、例えばVHF帯とUH
F帯それぞれの電波を受信する場合、各周波数帯用にこ
れらのアンテナをそれぞれ準備する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アルホードループアン
テナやクローバーリーフアンテナは、いずれも大型であ
り、VHF帯用及びUHF帯用にこれらアンテナをそれ
ぞれ準備した場合、部品数が多くなり、製造が面倒であ
る上に、大型になる。さらに、無指向性のアンテナは、
不要な電波を受信しやすく、テレビジョン放送の受信用
に使用した場合、ゴーストを起こしやすかった。
【0004】本発明は、小型な多周波数帯用のアンテナ
を提供することを目的とする。また、不要電波を受けに
くく無指向性に近い範囲で電波を受信可能なアンテナを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明による多周波数帯用アンテナの1態様は、
ほぼ直線状に配置された1対の棒状エレメントを有する
第1の周波数帯用のダイポールアンテナと、前記棒状エ
レメントの少なくとも一方に放射器が設けられた、第1
の周波数帯よりも高い第2の周波数帯用の八木型アンテ
ナとを、具備している。第1の周波数帯として、例えば
VHF帯があり、第2の周波数帯として、例えばUHF
帯がある。第2の周波数帯用の八木型アンテナは、放射
器の他に、導波器または反射器または導波器と反射器の
双方を備えたものとすることができる。第2の周波数帯
用の放射器は、1対の棒状エレメントに、所定の角度、
例えば90度をなすように取り付けることができる。前
記放射器は、折り返しダイポールアンテナとすることが
できる。この折り返しダイポールアンテナは、その長さ
方向の中央部が、棒状エレメント上に位置するように配
置することが望ましい。第2の周波数帯用の放射器は、
平板型とすることもできる。
【0006】この態様では、第1の周波数帯用のダイポ
ールアンテナに、第2の周波数帯用の放射器が設けられ
ているので、第1及び第2の周波数帯用に個別にアンテ
ナを製造する必要がなく、小型な多周波数帯用アンテナ
とすることができる。しかも、第1の周波数帯用のダイ
ポールアンテナに、第2の周波数帯用の放射器を設けて
いるので、この放射器が、第1の周波数帯用のダイポー
ルアンテナに対して容量素子として機能する。従って、
第1の周波数帯用のダイポールアンテナの長さを、本来
必要な長さよりも短くすることができ、更に小型な多周
波数帯用アンテナとすることができる。また、第2の周
波数帯用の放射器として、折り返しダイポールアンテナ
を使用した場合、この折り返しダイポールアンテナは、
その中央部に導電性の棒状部材、例えば棒状エレメント
を通しても、第2の周波数帯用のアンテナの特性には影
響が余りない。
【0007】第1の周波数帯用のダイポールアンテナを
複数設けることができる。この場合、異なる第1の周波
数帯用のダイポールアンテナの棒状エレメントが同一の
中心から放射状に配置される。第2の周波数帯用の八木
型アンテナも複数設けられ、これらの八木型アンテナの
各放射器が、複数の第1の周波数帯用のダイポールアン
テナの棒状エレメントに形成されている。この放射器
は、少なくとも1つの第1の周波数帯用ダイポールアン
テナの棒状エレメントそれぞれに設けられる場合もある
し、異なる第1の周波数帯用の八木型アンテナそれぞれ
に設けられる場合もある。第1の周波数帯用のダイポー
ルアンテナの出力を選択すると共に、第2の周波数帯用
のアンテナの出力を選択する選択手段が、設けられてい
る。この選択は、1つのアンテナ出力を選択する場合
も、あるいは複数のアンテナ出力を同時に選択する場合
もある。
【0008】このように構成すると、各第1の周波数帯
用のアンテナはそれぞれ異なる指向性を有しているの
で、選択手段によって第1の周波数帯用のアンテナを選
択することによって、いずれの方向から到来する第1の
周波数帯の電波でも受信することができ、テレビジョン
放送の受信に用いた場合でも、無指向性アンテナを用い
た場合よりもゴーストを少なくすることができる。同様
に、第2の周波数帯用のアンテナも、それぞれ異なる指
向性を有しているので、選択手段によって第2の周波数
帯用のアンテナを選択することによって、いずれの方向
から到来する第2の周波数帯の電波でも受信することが
でき、テレビジョン放送の受信に用いた場合でも、無指
向性アンテナを用いた場合よりもゴーストを少なくする
ことができる。従って、小型である上に、2つの周波数
帯においていずれの方向から到来する電波をも受信する
ことができ、テレビジョン放送の受信に用いた場合、ゴ
ーストが生じにくい多周波数帯用アンテナを実現でき
る。
【0009】本発明による多周波数帯切換アンテナの他
の態様は、少なくとも1つの導波器を有する第1の周波
数帯用の八木型アンテナを備えている。さらに、第1の
周波数帯よりも高い第2の周波数帯用の複数の八木型ア
ンテナを、具備している。これら八木型アンテナは、導
波器に複数の放射器を設けている。第1の周波数帯用の
八木型アンテナは、導波器を複数設けることもできる。
第2の周波数帯用の複数の放射器は、1つの導波器に設
けることもできるし、異なる導波器にそれぞれ設けるこ
ともできる。第1の周波数帯用の八木型アンテナは、放
射器を備えている。さらに、このアンテナは、反射器を
備えることもできる。
【0010】この態様でも、第1の周波数帯用の八木型
アンテナの導波器に、第2の周波数帯用の複数の八木型
アンテナの放射器を設けているので、小型の多周波数帯
用アンテナを実現できる。しかも、第2の周波数帯用の
八木型アンテナの放射器が、第1の周波数帯用の八木型
アンテナの導波器に対して容量素子として機能するの
で、第1の周波数帯用の八木型アンテナの導波器を短く
することができ、さらに、小型化を図ることができる。
また、複数の第2の周波数帯用の八木型アンテナを備え
ているので、これらを利用して、ダイバーシティ受信を
行うことも可能である。
【0011】本発明の多周波数帯用アンテナの別の態様
は、アームに取り付けられた1対の棒状エレメントを有
する第1の周波数帯用のアンテナと、前記1対の棒状エ
レメントにほぼ平行となるように、前記アームに取り付
けられた、第1の周波数帯用のアンテナの導波器として
使用可能な、第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯
用の放射器を有する第2の周波数帯用のアンテナとを、
具備している。
【0012】この態様によれば、第2の周波数帯用のア
ンテナの放射器と1対の棒状エレメントとが、第1の周
波数帯用のアンテナのアームに設けられているので、小
型な多周波数帯用アンテナを実現することができる。し
かも、第2の周波数帯用の放射器が、第1の周波数帯用
のアンテナの1対の棒状エレメントに平行に設けられ、
かつ第1の周波数帯用のアンテナの導波器として機能す
るので、第1の周波数帯用のアンテナの指向性を良好に
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の態様の多周
波数帯用アンテナは、図1及び図2に示すように、第1
の周波数帯受信用、例えばVHF帯受信用のアンテナ2
を有している。このアンテナ2は、ほぼ同一直線上に配
置された1対の棒状エレメント2a、2bからなるダイ
ポールアンテナである。棒状エレメント2a、2bは、
導電性材料からなり、例えば金属製である。これら棒状
エレメント2a、2bそれぞれの長さは、VHF帯の受
信周波数帯の中心波長λの1/4よりも短く選択されて
いる。このVHF帯受信用アンテナ2は、棒状エレメン
ト2a、2bの長さ方向に対して垂直な方向からの電波
を主に受信する指向性を有している。これら棒状エレメ
ント2a、2bの内方端部が給電部とされ、この給電部
は、バラン4を介して同軸ケーブル6に接続されてい
る。
【0014】棒状エレメント2a、2bの上面には、第
2の周波数帯受信用、例えばUHF帯受信用の八木型受
信アンテナ8、10が取り付けられている。これら八木
型受信アンテナ8、10は、放射器8a、10aを有
し、これらは、棒状エレメント2a、2bの上面の外方
端部側に偏った位置に取り付けられている。これら放射
器8a、10aは、平板状の折り返しダイポールアンテ
ナによって構成されている。この放射器8a、10a
は、長さ寸法がL(このLはUHF帯の受信周波数帯の
中心波長λの1/2の長さに形成されている。)であ
り、棒状エレメント2a、2bに対して直交するように
配置されている。この配置において、放射器8a、10
aの中央部が、棒状エレメント2a、2bに接してい
る。
【0015】また、各棒状エレメント2a、2bの外方
端部の上面には、UHF帯用の導波器8b、10bが取
り付けられている。導波器8b、10bは、受信周波数
との関係で定まる長さを有している。
【0016】これら放射器8aと導波器8bとによって
1つの八木型アンテナ8が形成され、放射器8bと導波
器10aとによって、もう一つの八木型アンテナ10が
形成されている。なお、これらUHF帯用の導波器8
b、10bと放射器8a、10aとの間隔は、通常の八
木型アンテナと同様にして決定されている。八木型アン
テナ8は、導波器8bよりも外方、すなわち、図1及び
図2における左方からの電波を主に受信し、八木型アン
テナ10は、導波器10bの外方、すなわち、図1及び
図2における右方からの電波を主に受信する指向性をそ
れぞれ有している。
【0017】放射器8aは、その折り返し側の内方端部
が給電部とされ、これはバラン16を介して同軸ケーブ
ル18に接続されている。放射器10aにおいても、同
様に折り返し側の内方端部が給電部とされ、図には示し
ていないが、バランを介して同軸ケーブルに接続されて
いる。なお、放射器8a、10aを挟んで、導波器8
b、10bと反対側に反射器を設けることもできるし、
導波器の数を増加させることもできる。
【0018】このように構成された多周波数帯用アンテ
ナでは、VHF帯受信用アンテナ2の棒状エレメント2
a、2bを、UHF帯受信用アンテナ8、10のアーム
の代わりに使用している。このとき、UHF帯受信用ア
ンテナ8、10が、VHF帯受信用アンテナ2の影響を
余り受けないようにするために、UHF帯受信用アンテ
ナ8、10の放射器8a、10aに折り返しダイポール
アンテナを使用している。これは、折り返しダイポール
アンテナであると、その中央部にVHF帯受信用アンテ
ナ2の棒状エレメント2a、2bである金属棒が通って
いてもUHF帯受信用アンテナ8、10には影響が余り
及ばないことと、給電部が棒状エレメント2a、2bの
両側に位置し、容易に給電可能であるからである。
【0019】また、UHF帯受信用アンテナ8、10の
放射器8a、10a、導波器8b、10bが、VHF帯
受信用アンテナ2の棒状エレメント2a、2bの先端側
に直接に接触して設けられているので、これらが容量素
子として機能する。そのため、棒状エレメント2a、2
bの長さを本来必要な長さよりも短くすることができ、
VHF帯受信用アンテナ2を小型にすることができる。
これに加えて、上述したように、UHF帯受信用アンテ
ナ8、10の放射器8a、10a、導波器8b、10b
がVHF帯受信用アンテナ2の棒状エレメント2a、2
bの上に配置されているので、放射器8a、10a、導
波器8b、10bを支持するアームが不要で、UHF帯
受信用アンテナを小型化することができる。その上、放
射器8a、10aが平板状に形成されているので、更に
UHF帯受信用アンテナ8、10の小型化を図ることが
できる。このようにUHF帯受信用アンテナ8、10、
VHF帯受信用アンテナ2それぞれが小型化されている
ので、全体に小型の多周波数帯用アンテナを得ることが
できる。
【0020】本発明の第2の実施の形態の多周波数帯用
アンテナを図3乃至図5に示す。図3に示すように、こ
の多周波数帯用アンテナは、複数、例えば2本のVHF
帯受信用アンテナ20、22を有している。VHF帯受
信用アンテナ20は、ほぼ一直線上に配置された導電性
の棒状エレメント20a、20bを有している。同様
に、VHF帯受信用アンテナ22では、VHF帯受信用
アンテナ20の棒状エレメント20a、20bと交差、
例えば直交するように、ほぼ一直線状に棒状エレメント
22a、22bが配置されている。すなわち、各棒状エ
レメント20a、20b、22a、22bは、それぞれ
の内方端部から所定の角度、例えば90度間隔で放射状
に外方に向かって配置されている。この2本のダイポー
ルアンテナ20、22は、いわゆるクロスダイポールア
ンテナを構成している。なお、図示していないが、これ
ら各ダイポールアンテナ20、22は、内方端部にバラ
ンを介してそれぞれ個別に同軸ケーブルによって給電さ
れている。
【0021】各棒状エレメント20a、20b、22
a、22bに、合計4つのUHF帯受信用アンテナ2
4、26、28、30が取り付けられている。これらU
HF帯受信用アンテナ24、26、28、30は、各棒
状エレメント20a、20b、22a、22bの外方端
部に、導波器24a、26a、28a、30aを有して
いる。
【0022】これら導波器24a、26a、28a、3
0aよりも若干内側に、放射器24b、26b、28
b、30bが棒状エレメント20a、20b、22a、
22bに接触した状態で取り付けられている。これら放
射器24b、26b、28b、30bは、第1の実施の
形態の放射器と同様な理由により折り返しダイポールが
使用されており、かつ平板状のものである。
【0023】また、各放射器24b、26b、28b、
30bよりも内側の位置に、それぞれ反射器24c、2
6c、28c、30cが取り付けられている。これら反
射器24c、26c、28c、30cそれぞれの端部
は、隣接する反射器24c、26c、28c、30cと
接触している。これらが互いに接触しているので、これ
らは棒状エレメント20a、20b、22a、22bと
絶縁体23によって絶縁されている。放射器24c、2
6c、28c、30cが互いに接触していない場合、絶
縁体23は不要である。なお、反射器24c、26c、
28c、30cは、場合によっては除去できる。
【0024】図示していないが、各UHF帯受信用アン
テナ24、26、28、30の放射器24b、26b、
28b、30bは、第1の実施の形態の放射器と同様
に、バランを介してそれぞれ同軸ケーブルに接続され、
給電されている。このように各UHF帯受信用アンテナ
24、26,28、30が、VHF帯受信用アンテナ2
0、22の棒状エレメントの上に設けられているので、
小型化することができる上に、UHF帯受信用アンテナ
24、26,28、30が容量素子として機能するの
で、棒状エレメントの長さを本来必要な長さよりも短く
することができ、更に小型化を図ることができる。
【0025】図4(a)に矢印a、bで示す方向からの
電波をVHF帯受信用アンテナ20は主に受信する。同
様に、矢印c、dで示す方向からの電波をVHF帯受信
用アンテナ22は主に受信する。また、これら両VHF
帯受信用アンテナ20、22の出力信号を合成し、位相
を調整することによって、矢印e、f、g、hで示す方
向からの電波を主に受信することができる。
【0026】図4(b)に矢印Aで示す方向からの電波
をUHF帯受信用アンテナ24は主に受信する。同様
に、矢印Bで示す方向からの電波をUHF帯受信用アン
テナ26は主に受信する。またUHF帯受信用アンテナ
28は、矢印C方向からの電波を主に受信する。UHF
帯受信用アンテナ30は矢印D方向からの電波を主に受
信する。
【0027】UHF帯受信用アンテナ24と28との出
力を合成し、位相調整することによって、矢印Eの方向
からの電波を主に受信することができ、UHF帯受信用
アンテナ26と30との出力を合成し、位相調整するこ
とによって、矢印F方向からの電波を主に受信すること
ができ、UHF帯受信用アンテナ24と30との出力を
合成し、位相調整することによって、矢印H方向からの
電波を主に受信することができ、UHF帯受信用アンテ
ナ26、28の出力を合成し、位相調整することによっ
て、主に矢印G方向からの電波を主に受信することがで
きる。
【0028】このように、VHF帯であれ、UHF帯で
あれ、各アンテナの出力を適切に合成し、位相調整する
ことによって、いずれの方向からの電波であっても受信
することができ、指向性アンテナを使用しているにも拘
わらず、無指向性に近い指向性とすることができ、テレ
ビジョン放送の受信用に使用した場合でも、無指向性ア
ンテナを用いた場合と比較してゴーストの影響を受ける
ことが少なくなる。
【0029】そのため、図5に示すように、VHF帯受
信用アンテナ20、22の受信出力は、増幅器32、3
4によって増幅され、合成器36によって合成される。
同様に、各UHF帯受信用アンテナ24、26、28、
30の受信出力は、増幅器38、40、42、44によ
って増幅され、合成器46によって合成される。合成器
36,46の各合成出力は、混合器48によって混合さ
れた後、増幅器50によって増幅され、直流阻止コンデ
ンサ52、出力端子54を介して屋内または移動体内に
設けられた入力端子56に供給され、これから直流阻止
コンデンサ58を介して図示していないテレビジョン受
像機に供給される。
【0030】屋内または移動体内には、屋外に設けられ
ている前記の増幅器32、34、38、40、42、4
4、50等への動作電圧を供給するための直流電源60
が設けられている。この直流電源60からの直流電圧
は、高周波阻止コイル62、入力端子56を介して出力
端子54に供給され、図示していない高周波阻止コイル
を介して各増幅器32,34、38、40、42、4
4、50に供給される。
【0031】また、屋内または移動体内には、選択手
段、例えば指向性制御用パルス発生器64も設けられて
おり、これが発生する指向性制御用パルスは、高周波阻
止コイル62、入力端子56、出力端子54及び高周波
阻止コイル66を介してスイッチングコントロール回路
68に供給される。
【0032】指向性制御用パルス発生器64は、図示し
ていないがVHF帯の指向性切換スイッチとUHF帯の
指向性切換スイッチとを有している。UHF帯の指向性
切換スイッチは、図4(b)に示したA乃至Hの各方向
に対応する切換接点と、これら接点のうち1つに任意に
接触可能な接触子を有し、接触子が接触した切換接点位
置に対応するパルス信号を生成する。
【0033】このパルス信号がスイッチングコントロー
ル回路68に供給されると、スイッチングコントロール
回路68は、供給されたパルス信号が指示する方向から
の電波が受信されるように、増幅器38、40、42、
44の出力のうち1つまたは2つのもののを選択し、合
成器46に供給する。また、VHF帯の指向性切換スイ
ッチも同様に構成されている。
【0034】図6及び図7に、この多周波数帯用アンテ
ナにおける約47MHzから68MHzにおけるVHF
帯アンテナの周波数対利得特性を示す。ただし、図6
は、1つのVHF帯受信用アンテナのもので、図7は、
2つのVHF帯アンテナの出力を合成したものである。
図8及び図9は、約47MHzから68MHzの任意の
周波数におけるVHF帯受信用アンテナの指向特性図
で、図8は1つのアンテナのもの、図9は、2つのアン
テナの出力を合成したものである。この合成によって指
向特性が変化していることが明からである。
【0035】図10及び図11に約75MHzから10
8MHzにおけるVHF帯アンテナの周波数対利得特性
を示す。ただし、図10は、1つのVHF帯受信用アン
テナのもので、図11は、2つのVHF帯アンテナの出
力を合成したものである。図12、図13は、約75M
Hzから108MHzの任意の周波数におけるVHF帯
受信用アンテナの指向特性図で、図12は1つのアンテ
ナのもの、図13は、2つのアンテナの出力を合成した
ものである。この合成によって指向特性が変化している
ことが明からである。
【0036】図14及び図15に、約170MHzから
230MHzにおけるVHF帯アンテナの周波数対利得
特性を示す。ただし、図14は、1つのVHF帯受信用
アンテナのもので、図15は、2つのVHF帯アンテナ
の出力を合成したものである。図16及び図17は、約
170MHzから230MHzの任意の周波数における
VHF帯受信用アンテナの指向特性図で、図16は1つ
のアンテナのもの、図17は、2つのアンテナの出力を
合成したものである。この合成によって指向特性が変化
していることが明からである。
【0037】図18に約470MHzから890MHz
におけるUHF帯アンテナの周波数対利得特性を示す。
ただし、1つのUHF帯受信用アンテナのものである。
図19は、約470MHzから890MHzの任意の周
波数におけるUHF帯受信用アンテナの指向特性図であ
る。ただし、1つのUHF帯受信用アンテナのものであ
る。
【0038】本発明の第3の実施の形態の多周波数帯用
アンテナを図20に示す。第2の実施の形態では、VH
F帯用受信アンテナに直交させた2本のダイポールアン
テナを使用したので、これらの棒状エレメントに設ける
ことができるUHF帯受信用アンテナも4本に制限され
ていた。そのため、各UHF帯受信用アンテナは、比較
的指向性が広いものを使用しなければならず、利得の向
上が望めない可能性があった。
【0039】そこで、第3の実施の形態の多周波数帯用
アンテナでは、複数のVHF帯受信用のダイポールアン
テナ70を、それぞれの棒状エレメント70a、70a
・・・が隣接するVHF帯受信用のダイポールアンテナ
の棒状エレメントと90度よりも小さい角度をなすよう
に、放射状に配置してある。これら各棒状エレメント7
0a、70a・・・・の外方端部側に、UHF帯受信用
の八木型アンテナ72、72・・・がそれぞれ形成され
ている。これらUHF帯受信用の八木型アンテナ72、
72・・・は、上述した第2の実施の形態と同様に導波
器72a、放射器72b、反射器72cをそれぞれ備え
ている。むろん、放射器72bは、平板状の折り返しダ
イポールアンテナである。
【0040】なお、複数の導波器72aを設けることに
より、指向性が狭く、かつ利得が高くなるように構成さ
れている。図示していないが、第2の実施の形態と同様
に、スイッチングコントロール回路と、指向性制御用パ
ルス発生器とが設けられ、指向性の切換が行われてい
る。反射器72cは、場合によっては除去することがで
きる。この場合も、第2の実施の形態の多周波数帯用ア
ンテナと同様に、小型化を図ることができる。
【0041】本発明の第4の実施の形態の多周波数帯用
アンテナを図21に示す。この多周波数帯用アンテナで
は、VHF帯受信用の八木型アンテナ80が設けられて
いる。この八木型アンテナ80は、アーム82上に、複
数、例えば3本の導波器84と、1本の放射器86と、
1本の反射器88とを設けた通常のものである。なお、
アーム82は、支柱90によって支持されている。
【0042】これら3本の導波器84それぞれの上に、
2本の合計6本のUHF帯受信用の八木型アンテナ92
が配置されている。これら八木型アンテナ92は、いず
れも外方側に導波器92aを有し、これの内側に平板状
の折り返しダイポールからなる放射器92bを有し、さ
らに、これの内側に反射器92cを有するものである。
放射器92bは、電気的に導波器84と絶縁されてい
る。
【0043】この多周波数帯用アンテナでは、UHF帯
受信用の八木型アンテナ92が、アーム82に沿って一
定の間隔に配置され、かつアーム82の両側にそれぞれ
矢印で示すように指向性を有しているので、ダイバーシ
ティ受信用のアンテナとして、UHF帯受信用の八木型
アンテナ92を使用できる。VHF帯受信用のアンテナ
80は、アーム82に沿った方向で導波器84側から到
来する電波を受信するのに使用される。むろん、この多
周波数帯用アンテナも、第1乃至第3の実施の形態の多
周波数帯用アンテナと同様に、小型化を図ることができ
る。
【0044】本発明の第5の実施の形態の多周波数帯用
アンテナを図22に示す。第4の実施の形態では、UH
F帯受信用アンテナを、VHF帯受信用アンテナの導波
器に設けていたので、指向性は、VHF帯受信用アンテ
ナとほぼ直角な方向となっていた。第5の実施の形態の
多周波数帯用アンテナは、VHF帯とUHF帯とで指向
性をほぼ同一方向としたものである。
【0045】この実施の形態の多周波数帯用アンテナ
は、VHF帯受信用アンテナ100を有している。この
アンテナ100は、アーム102上に放射器104を取
り付けたものである。放射器104は、ほぼ同一直線上
に位置するように配置された棒状エレメントからなるこ
のアーム102の先端側にUHF帯受信用アンテナ10
6が取り付けられている。このUHF帯受信用アンテナ
106の導波器108がアーム102の先端部にVHF
帯受信用アンテナ100の放射器104と平行に取り付
けられている。これよりも内側の位置に放射器110が
取り付けられている。この放射器110も、他の実施の
形態の多周波数帯用アンテナと同様に、平板状の折り返
しダイポールであり、VHF帯の放射器104とほぼ平
行に、かつその中央部がアーム102に接触するよう
に、配置されている。この放射器110よりも内側であ
って、VHF帯の放射器104よりも外側の位置に、U
HF帯用の反射器112が、VHF帯の放射器104と
平行に設けられている。これらUHF帯用の導波器10
8、放射器110、反射器112は、VHF帯のアンテ
ナ100の導波器として使用することが可能なように、
寸法及び配置位置が決定されている。
【0046】これによって、UHF帯とVHF帯の電波
が同一方向から到来する場合、いずれの電波も良好に受
信できる上に、UHF帯のアンテナが、VHF帯のアン
テナの導波器として機能するので、VHF帯の利得を向
上させることができる。なお、導波器108、反射器1
12は場合によっては除去することができる。逆に、導
波器108の数を増加させることもできる。この場合
も、アーム102がVHF帯とUHF帯のアンテナに共
通に使用できるので、小型化を図ることができる。
【0047】上記の第1乃至第4の実施の形態では、U
HF帯の放射器をVHF帯の棒状エレメントに直接に接
触させて取り付けている。これは、棒状エレメントの長
さを短かくするためであるが、棒状エレメントの長さを
本来必要な長さとする場合には、UHF帯の放射器を絶
縁体を介して棒状エレメントに接触させればよい。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、小型な
多周波数帯用アンテナを実現することができる。さら
に、複数のアンテナを切り換えることによって無指向性
に近い指向特性を与えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の多周波数帯用アン
テナの平面図である。
【図2】図1の多周波数帯用アンテナの側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の多周波数帯用アン
テナの平面図である。
【図4】図3の多周波数帯用アンテナの各VHF帯及び
UHF帯におけるアンテナの指向性を示す図である。
【図5】図3の多周波数帯用アンテナのブロック図であ
る。
【図6】図3の多周波数帯用アンテナの約47MHzか
ら68MHzにおけるVHF帯アンテナの1つの周波数
対利得特性を示す図である。
【図7】図3の多周波数帯用アンテナの約47MHzか
ら68MHzにおけるVHF帯アンテナの2つの合成周
波数対利得特性を示す図である。
【図8】図3の多周波数帯用アンテナの約47MHzか
ら68MHzの任意の周波数における1つのVHF帯受
信用アンテナの指向特性図である。
【図9】図3の多周波数帯用アンテナの約47MHzか
ら68MHzの任意の周波数における2つのVHF帯受
信用アンテナの合成指向特性図である。
【図10】図3の多周波数帯用アンテナの約75MHz
から108MHzにおける1つのVHF帯アンテナの周
波数対利得特性を示す図である。
【図11】図3の多周波数帯用アンテナの約75MHz
から108MHzにおける2つのVHF帯アンテナの周
波数対利得特性を示す図である。
【図12】図3の多周波数帯用アンテナの約75MHz
から108MHzの任意の周波数における1つのVHF
帯受信用アンテナの指向特性図である。
【図13】図3の多周波数帯用アンテナの約75MHz
から108MHzの任意の周波数における2つのVHF
帯受信用アンテナの指向特性図である。
【図14】図3の多周波数帯用アンテナの約170MH
zから230MHzにおける1つのVHF帯アンテナの
周波数対利得特性を示す図である。
【図15】図3の多周波数帯用アンテナの約170MH
zから230MHzにおける2つのVHF帯アンテナの
周波数対利得特性を示す図である。
【図16】図3の多周波数帯用アンテナの約170MH
zから230MHzの任意の周波数における1つのVH
F帯受信用アンテナの指向特性を示す図である。
【図17】図3の多周波数帯用アンテナの約170MH
zから230MHzの任意の周波数における2つのVH
F帯受信用アンテナの指向特性を示す図である。
【図18】図3の多周波数帯用アンテナの約470MH
zから890MHzにおける1つのUHF帯アンテナの
周波数対利得特性を示す図である。
【図19】図3の多周波数帯用アンテナの約470MH
zから890MHzの任意の周波数における1つのUH
F帯受信用アンテナの指向特性図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態の多周波数帯用ア
ンテナの平面図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態の多周波数帯用ア
ンテナの平面図である。
【図22】本発明の第5の実施の形態の多周波数帯用ア
ンテナの平面図である。
【符号の説明】
2 VHF帯用アンテナ(第1の周波数帯用アンテナ) 2a 2b 棒状エレメント 8 10 UHF帯用アンテナ(第2の周波数帯用アン
テナ) 8a 10a 放射器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ直線状に配置された1対の棒状エレ
    メントを有する第1の周波数帯用のダイポールアンテナ
    と、 前記棒状エレメントの少なくとも一方に放射器が設けら
    れた、第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯用の八
    木型アンテナとを、具備する多周波数帯用アンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の多周波数帯用アンテナに
    おいて、前記放射器が、折り返しダイポールアンテナで
    ある多周波数帯用アンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の多周波数帯用アンテナに
    おいて、複数の第1の周波数帯用のダイポールアンテナ
    は、それらの各棒状エレメントが同一の中心から放射状
    に配置され、複数の第2の周波数帯用の八木型アンテナ
    の各放射器が、複数の第1の周波数帯用のダイポールア
    ンテナの棒状エレメントに形成され、 第1の周波数帯用のダイポールアンテナの出力を選択す
    ると共に、第2の周波数帯用のアンテナの出力を選択す
    る選択手段が、設けられている多周波数帯用アンテナ。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの導波器を有する第1の
    周波数帯用の八木型アンテナと、 前記導波器に放射器を設けた、第1の周波数帯よりも高
    い第2の周波数帯用の複数の八木型アンテナとを、具備
    する多周波数帯用アンテナ。
  5. 【請求項5】 アームに取り付けられた1対の棒状エレ
    メントを有する第1の周波数帯用のアンテナと、 前記1対の棒状エレメントにほぼ平行となるように、前
    記アームに取り付けられた、第1の周波数帯用のアンテ
    ナの導波器として使用可能な、第1の周波数帯よりも高
    い第2の周波数帯用の放射器を有する第2の周波数帯用
    のアンテナとを、具備する多周波数帯用アンテナ。
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